JP6848635B2 - 情報収集システム、車両、情報収集方法、プログラム、記録媒体 - Google Patents

情報収集システム、車両、情報収集方法、プログラム、記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、情報収集システム等に関する。
車両周辺を撮像するカメラの撮像画像から目印となる物体を抽出し、目印となる物体に基づき、経路案内等に利用する情報を生成するナビゲーション装置が知られている(例えば、特許文献1等参照)。
特開2009−186372号公報
しかしながら、車両周辺が撮像された撮像画像をプローブ情報としてサーバ等で収集する場合、比較的情報量が多い撮像画像が車両からサーバ等に送信される。そのため、例えば、全ての撮像画像を車両からサーバに送信してしまうと、車両からサーバに送信されるデータ量が膨大となり、ネットワークが過負荷状態になったり、通信コストが高騰したりしまう可能性がある。
そこで、上記課題に鑑み、サーバ等により経路案内等に利用可能な撮像画像を車両から収集する場合に、車両からサーバに送信されるデータ量を削減することが可能な情報収集システム等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一実施形態では、
撮像装置を備える車両と、前記撮像装置により撮像される交差点の周辺の撮像画像を前記車両から収集するサーバと、を含む情報収集システムであって、
前記撮像装置により撮像される、対象の交差点の周辺の撮像画像を前記サーバに送信する必要あるか否かの要否判定を行う判定部と、
前記車両に設けられ、前記判定部による要否判定の結果が要である場合に、前記対象の交差点の前記撮像画像を前記サーバに送信する送信部と、を備え、
前記判定部は、前記対象の交差点が四叉路であると共に、前記対象の交差点と前記他の交差点とを結ぶ道路に対して、前記対象の交差点で交差する2つの道路がそれぞれ同じ方向への一方通行であるか否かに基づき、前記要否判定を行う、
情報収集システムが提供される。
また、本発明の他の実施形態では、
撮像装置を備える車両と、前記撮像装置により撮像される交差点の周辺の撮像画像を前記車両から収集するサーバと、を含む情報収集システムであって、
前記撮像装置により撮像される、対象の交差点の周辺の撮像画像を前記サーバに送信する必要があるか否かの要否判定を行う判定部と、
前記車両に設けられ、前記判定部による要否判定の結果が要である場合に、前記対象の交差点の前記撮像画像を前記サーバに送信する送信部と、を備え、
前記判定部は、前記対象の交差点が四叉路であると共に、前記対象の交差点と前記他の交差点を結ぶ道路に対して、前記対象の交差点で交差する2つの道路がそれぞれ同じ一の方向への一方通行であり、且つ、前記他の交差点が四叉路であると共に、前記対象の交差点と前記他の交差点を結ぶ道路に対して、前記他の交差点で交差する2つの道路がそれぞれ同じ前記一の方向の反対方向への一方通行であるか否かに基づき、前記要否判定を行う、
情報収集システムが提供される。
また、本発明の更に他の実施形態では、
撮像装置を備える車両と、前記撮像装置により撮像される交差点の周辺の撮像画像を前記車両から収集するサーバと、を含む情報収集システムであって、
前記撮像装置により撮像される、対象の交差点の周辺の撮像画像を前記サーバに送信する必要があるか否かの要否判定を行う判定部と、
前記車両に設けられ、前記判定部による要否判定の結果が要である場合に、前記対象の交差点の前記撮像画像を前記サーバに送信する送信部と、を備え、
前記判定部は、前記対象の交差点が十字路であると共に、前記対象の交差点と前記他の交差点を結ぶ道路に対して、前記対象の交差点で交差する2つの道路がそれぞれ同じ一の方向への一方通行であり、且つ、前記他の交差点が十字路であると共に、前記対象の交差点と前記他の交差点を結ぶ道路に対して、前記他の交差点で交差する2つの道路がそれぞれ同じ前記一の方向の反対方向への一方通行であるか否かに基づき、前記要否判定を行う、
情報収集システムが提供される。
本実施形態によれば、判定部によって、該対象の交差点と、該対象の交差点に隣接する他の交差点とをユーザが識別するために必要であると判定された対象の交差点の周辺の撮像画像だけがサーバに送信される。そのため、経路案内等に必要な画像の収集を図りつつ、車両からサーバに送信されるデータ量を削減することができる。
また、上述の一実施形態では、判定部は、例えば、他の交差点から見たときに対象の交差点で交差する2つの道路が同じ方向への一方通行であり、対象の交差点での進入可能な方向が限定される場合のように、ユーザによる対象の交差点と他の交差点との識別が比較的容易な場合に該当するか否かに基づき、要否判定を行うことができる。
また、上述の他の実施形態では、判定部は、例えば、他の交差点から見たときに四叉路である対象の交差点で交差する2つの道路が同じ一の方向への一方通行であり、且つ四叉路である他の交差点で交差する2つの道路が同じ一の方向の反対方向への一方通行であり、対象の交差点で進入可能な方向と他の交差点で進入可能な方向とが異なる場合のように、ユーザによる対象の交差点と他の交差点との識別が比較的容易な場合に該当するか否かに基づき、要否判定を行うことができる。
また、上述の更に他の実施形態では、判定部は、例えば、他の交差点から見たときに十字路である対象の交差点で交差する2つの道路が同じ一の方向への一方通行であり、且つ、十字路である他の交差点で交差する2つの道路が同じ一の方向の反対方向への一方通行であり、対象の交差点で進入可能な方向と他の交差点で進入可能な方向とが異なると共に、対象の交差点と他の交差点の双方が十字路で進入禁止の標識を容易に確認できる場合のように、ユーザによる対象の交差点と他の交差点との識別が比較的容易な場合に該当するか否かに基づき、要否判定を行うことができる。

また、上述の実施形態において、
前記判定部による要否判定の結果が要である場合、前記撮像装置に前記対象の交差点の周辺を撮像させる指令部を更に備え、
前記送信部は、前記指令部が前記撮像装置に撮像させた前記対象の交差点の前記撮像画像を前記サーバに送信してもよい。
本実施形態によれば、撮像装置により撮像される対象の交差点の周辺の画像が、該対象の交差点と、該対象の交差点に隣接する他の交差点とをユーザが識別するために必要であると判定された場合に限定して、実際に、撮像装置により対象の交差点の周辺が撮像される。従って、車両側で、不要な撮像画像を保持する処理を行う必要が無く、不要な撮像画像を保持するための記憶領域を設ける必要がないため、車両側の処理負荷が低減されると共に、記憶装置を設けるためのコスト上昇等を抑制することができる。
また、上述の実施形態において、
前記判定部は、前記対象の交差点と前記他の交差点との間の距離に基づき、前記要否判定を行ってもよい。
本実施形態によれば、判定部は、例えば、対象の交差点と他の交差点との距離が近すぎる場合のように、ユーザによる対象の交差点と他の交差点との識別が困難である場合に該当するか否かに基づき、要否判定を行うことができる。
また、上述の実施形態において、
前記判定部は、前記対象の交差点が前記他の交差点から見たときに特定の種類の交差点に該当するか否かに基づき、前記要否判定を行ってもよい。
本実施形態によれば、判定部は、例えば、他の交差点から見て突き当りのT字路等のような特定の種類の交差点が対象の交差点の場合のように、ユーザによる対象の交差点と他の交差点との識別が比較的容易な場合に該当するか否かに基づき、要否判定を行うことができる。
また、本発明の更に他の実施形態は、車両、情報収集方法、プログラム、及び記録媒体として実現可能である。
上述の実施形態によれば、サーバ等により経路案内等に利用可能な撮像画像を車両から収集する場合に、車両からサーバに送信されるデータ量を削減することが可能な情報収集システム等を提供することができる。
情報収集システムの構成の一例を概略的に示す構成図である。 センタサーバによるプローブ情報保存処理の一例を概略的に示すフローチャートである。 センタサーバによる看板情報生成処理の一例を概略的に示すフローチャートである。 第1実施形態に係るナビゲーション装置による処理の一例を概略的に示すフローチャートである。 対象の交差点と他の交差点との関係の一例を示す図である。 第2実施形態に係るナビゲーション装置による処理の一例を概略的に示すフローチャートである。 対象の交差点と他の交差点との関係の他の例を示す図である。 第3実施形態に係るナビゲーション装置による処理の一例を概略的に示すフローチャートである。 対象の交差点と他の交差点との関係の更に他の例を示す図である。 第4実施形態に係るナビゲーション装置による処理の一例を概略的に示すフローチャートである。 対象の交差点と他の交差点との関係の更に他の例を示す図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。
<第1実施形態>
[情報収集システムの構成]
まず、図1〜図3を参照して、本実施形態に係る情報収集システム1の基本的な構成について説明をする。
図1は、情報収集システム1の構成の一例を示すブロック図である。情報収集システム1は、車両2とセンタサーバ100とを含む。
尚、車両2は、センタサーバ100に各種プローブ情報を送信する複数のプローブ車両のうちの任意の1台を代表的に示す。
車両2は、GPS(Global Positioning System)センサ10、カメラ20、DCM(Data Communication Module)30、ナビゲーション装置40等を含む。
GPSセンサ10は、地球軌道上を周回する3以上のGPS衛星から配信されるGPS信号を受信し、該GPS信号に基づき、車両2の位置を検出する、即ち、GPS測位を行う。GPSセンサ10は、1対1の通信線やCAN(Controller Area Network)等の車載ネットワークを通じてナビゲーション装置40と通信可能に接続され、車両2の位置に対応する検出信号は、ナビゲーション装置40に入力される。
尚、GPSセンサ10以外の装置により車両2の位置が検出されてもよい。例えば、ナビゲーション装置40が、GPSセンサ10の検出結果に加えて、車速センサ(不図示)と、車両の加速度及び角速度を検出する加速度センサ及びジャイロセンサ(共に不図示)の検出結果に基づき、GNSS(Global Navigation Satellite System:全地球衛星航法システム)/INS(Inertial Navigation System:慣性航法システム)複合航法等により車両2の位置を検出してもよい。
カメラ20(撮像装置の一例)は、ナビゲーション装置40(後述する撮像処理部42)による制御の下、車両2の前方の所定範囲を撮像する。カメラ20は、例えば、車両2のフロントウィンドウの室内側の上部中央、即ち、車両2の室内のフロントヘッダ付近に配置される。カメラ20は、1対1の通信線やCAN等の車載ネットワークを通じてナビゲーション装置40と通信可能に接続され、撮像される画像(撮影画像データ)は、ナビゲーション装置40に入力され、キャッシュ44に一時的に保存される。この際、キャッシュ44に保存される撮像画像データは、対応するGPSセンサ10の出力と紐づけられる。即ち、キャッシュ44に保存される撮像画像データは、カメラ20により撮像されたときの車両2の位置情報を付加情報として有する。
DCM30は、所定のネットワーク(例えば、基地局を末端とする携帯電話網やインターネット網等)を通じて、センタサーバ100との間で通信を行う通信デバイスである。
ナビゲーション装置40は、車両2のユーザ(運転者や同乗者等)による所定操作に応じて、音声或いはディスプレイ(不図示)に表示される地図画面による目的地までの経路案内等を行う。また、ナビゲーション装置40は、経路案内等に利用可能なカメラ20の撮像画像をセンタサーバ100側で収集するための支援処理を行う。ナビゲーション装置40は、その機能が任意のハードウェア、ソフトウェア、或いはこれらの組み合わせにより実現されてよく、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、I/O(Input-Output interface)、補助記憶装置等を含むマイクロコンピュータを中心に構成される。ナビゲーション装置40は、ROMや補助記憶装置に保存される1以上のプログラムをCPU上で実行することにより実現される機能部として、アップロード処理部41、撮像処理部42、経路案内部43等を含む。また、ナビゲーション装置40は、内部メモリに予め規定される記憶領域内にキャッシュ44、地図情報DB(Data Base)45等を含む。
尚、アップロード処理部41、撮像処理部42、経路案内部43等の機能を実現するプログラムは、車両2の車載ネットワークと有線接続或いは無線接続される外部端末(例えば、故障診断用のダイアグツール)からナビゲーション装置40にインストールされてよい。この場合、外部端末は、当該プログラムを記録する記録媒体から当該プログラムを読み込み、車両2に転送する態様であってもよいし、センタサーバ100或いは他のサーバ等からインターネット網等を経由して当該プログラムをダウンロードし、車両2に転送する態様であってもよい。また、当該プログラムは、センタサーバ100、或いは車両2と通信可能な他のサーバ等から車両2にダウンロードされ、ナビゲーション装置40にインストールされる態様であってもよい。
アップロード処理部41(送信部の一例)は、予め規定される条件に従い、車両2で取得される各種プローブ情報(例えば、GPSセンサ10、カメラ20を含む各種センサの出力等)を、DCM30を介して、センタサーバ100にアップロード(送信)する。アップロード処理部41による処理の詳細は、後述する。
撮像処理部42(判定部、指令部の一例)は、カメラ20を制御し、カメラ20により車両2の前方を撮像させる。具体的には、撮像処理部42は、後述の如く、カメラ20により車両2の前方の交差点周辺の画像を撮像させる。この際、撮像処理部42は、カメラ20により撮像される、対象の交差点(以下、「対象交差点」と称する)の周辺の撮像画像(以下、「交差点撮像画像」と称する)が、対象交差点と、該対象交差点に隣接する他の交差点(本実施形態では、車両2から見て一つ手前の交差点。以下、「隣接交差点」と称する)とをユーザが識別するために必要であるか否かの要否判定を行う。そして、撮像処理部42は、判定結果が要である場合、1対1の通信線やCAN等の車載ネットワークを通じて、カメラ20に撮像指令を出力する。撮像処理部42による処理の詳細は、後述する。
経路案内部43は、車両2のユーザによる所定操作に応じて、設定された目的地までの経路案内を行う。例えば、経路案内部43は、GPSセンサ10により検出される車両2の現在位置と、ユーザにより設定された目的地等を含む経路案内要求を、DCM30を介して、センタサーバ100に送信する。そして、経路案内部43は、地図情報DB45に基づき、車両2の室内のディスプレイ(不図示)に地図画面を表示させると共に、DCM30を介して、センタサーバ100から受信される経路案内情報に基づき、地図画面上で目的地までの経路案内(例えば、目的地までの経路図の表示や左折或いは右折時の交差点の拡大表示等)を行う。
尚、経路案内部43の機能は、例えば、ユーザが所有するスマートフォンやタブレット端末等の携帯端末により実現されてもよい。この場合、地図情報DB45に相当するデータ(地図情報)は、センタサーバ100等からユーザの携帯端末に配信される。また、経路案内部43は、後述するセンタサーバ100(処理装置120)の経路探索部123及び経路案内情報生成部124に相当する機能を有し、自ら経路探索及び経路案内情報を生成する態様であってもよい。この場合、後述する看板情報DB126のデータは、センタサーバ100から車両2に配信される。
センタサーバ100は、車両2を含む複数のプローブ車両からプローブ情報、例えば、経路案内等に利用可能な交差点の周辺の撮像画像を収集する。また、センタサーバ100は、車両2を含む複数の車両のそれぞれ、或いは、該車両のユーザの携帯端末等から送信される経路案内要求に応じて、経路案内情報を生成し、各車両或いは各車両のユーザの携帯端末等に送信する。センタサーバ100は、通信機器110、処理装置120等を含む。
尚、経路案内要求の送信元である車両は、プローブ車両であってもよいし、プローブ車両でなくてもよい。
通信機器110は、車両2(DCM30)と双方向で通信を行うための任意の通信デバイスである。
処理装置120は、センタサーバ100における各種制御処理を行う。処理装置120は、その機能が任意のハードウェア、ソフトウェア、或いはこれらの組み合わせにより実現されてよく、例えば、CPU、RAM、ROM、I/O、補助記憶装置等を含む1又は複数のサーバコンピュータを中心に構成される。処理装置120は、サーバコンピュータのROMや補助記憶装置に保存される1以上のプログラムをCPU上で実行することにより実現される機能部として、保存処理部121、看板情報生成部122、経路探索部123、経路案内情報生成部124等を含む。また、処理装置120は、サーバコンピュータの内部或いはサーバコンピュータに接続される外部の記憶装置に規定される記憶領域内に、プローブ情報DB125、看板情報DB126を含む。
保存処理部121は、車両2を含む複数のプローブ車両から送信され、通信機器110により受信されるプローブ情報をプローブ情報DB125に追加(保存)する。以下、図2を参照して、保存処理部121による処理の一例を説明する。
図2は、保存処理部121によるプローブ情報保存処理の一例を概略的に示すフローチャートである。本フローチャートによる処理は、例えば、処理装置120の稼働中、所定時間間隔で繰り返し実行される。
ステップS202にて、保存処理部121は、通信機器110を介して、車両2から新たなプローブ情報を受信したか否かを判定する。保存処理部121は、新たなプローブ情報を受信した場合、ステップS204に進み、それ以外の場合、今回の処理を終了する。
ステップS204にて、保存処理部121は、受信した新たなプローブ情報をプローブ情報DB125に追加する処理を行い、今回の処理を終了する。
図2に戻り、看板情報生成部122は、車両2から送信されるプローブ情報のうち、カメラ20により撮像された交差点周辺撮像画像の中から経路案内等に利用可能な看板等の目印となる物体の画像(看板画像)を抽出する。そして、看板情報生成部122は、抽出した看板画像を交差点の位置情報や交差点に対応する地図情報(例えば、交差点に対応する道路リンクやノードの識別情報等)と関連付け、看板情報として、看板情報DB126に追加(保存)する。以下、図3を参照して、看板情報生成部122による看板情報生成処理の一例を説明する。
図3は、看板情報生成部122による看板情報生成処理の一例を概略的に示すフローチャートである。本フローチャートによる処理は、例えば、処理装置120の稼働中、所定時間間隔で繰り返し実行される。
ステップS302にて、看板情報生成部122は、プローブ情報DB125に交差点撮像画像を含む新たなプローブ情報が追加されたか否かを判定する。看板情報生成部122は、プローブ情報DB125に交差点画像を含む新たなプローブ情報が追加された場合、ステップS304に進み、それ以外の場合、今回の処理を終了する。
ステップS304にて、看板情報生成部122は、プローブ情報DB125に新たなに追加されたプローブ情報に含まれる交差点画像に対して、看板画像を抽出するための既知の画像認識処理を行う。
ステップS306にて、看板情報生成部122は、経路案内等に利用可能な看板画像が抽出されたか否かを判定する。看板情報生成部122は、経路案内等に利用可能な看板画像が抽出された場合、ステップS308に進み、それ以外の場合、今回の処理を終了する。
ステップS308にて、看板情報生成部122は、看板画像を含む看板情報を生成すると共に、看板情報DB126に追加し、今回の処理を終了する。
尚、経路案内等に利用可能か否かは、例えば、看板の大きさ、看板の向き(通行する車両から見えやすいか)等に基づき、判断されてよい。
図1に戻り、経路探索部123は、通信機器110を介して受信される、車両2からの経路案内要求に応じて、既知の手法により経路案内要求に含まれる車両2の現在位置から目的地までの経路を探索する。
経路案内情報生成部124は、経路探索部123による探索結果(1又は複数の推奨経路)を含む経路案内情報を生成し、通信機器110を介して、経路案内情報を車両2に送信(返信)する。例えば、経路案内情報生成部124は、経路探索部123により出力される推奨経路における分岐位置や道路の右左折位置の交差点に対応する看板情報を看板情報DB126から抽出し、抽出した看板情報を推奨経路上の交差点に対応付ける態様で経路案内情報を生成する。これにより、車両2のナビゲーション装置40や車両2のユーザが所持する携帯端末のディスプレイの地図画面上に、看板情報が付加的に表示されるため、ユーザは、看板情報に対応する看板を目印にして、推奨経路上の分岐や右左折を行うことができ、ユーザの利便性が向上する。
[情報収集システムによる特徴的な処理]
次に、図4、図5を参照して、本実施形態に係る情報収集システム1(ナビゲーション装置40)による特徴的な処理について説明をする。
図4は、本実施形態に係るナビゲーション装置40(アップロード処理部41及び撮像処理部42)による処理の一例を概略的に示すフローチャートである。本フローチャートによる処理は、例えば、車両2におけるアクセサリスイッチのオン(ACC−ON)の後における初期処理の完了からアクセサリスイッチのオフ(ACC−OFF)までの間、所定時間間隔で繰り返し実行される。
ステップS402にて、撮像処理部42は、GPSセンサ10の検出信号と地図情報DB45に基づき、対象交差点に近づいたか否かを判定する。例えば、撮像処理部42は、対象交差点に対して手前方向の所定距離Z以内まで到達したか否かを判定する。対象交差点は、車両2が通過する全ての交差点であってもよいし、予め規定された地域の交差点等であってもよい。撮像処理部42は、対象交差点に近づいたと判定した場合、ステップS404に進み、対象交差点に近づいてないと判定した場合、今回の処理を終了する。
ステップS404にて、撮像処理部42は、カメラ20により撮像される、車両2から見て対象交差点の存在する前方の交差点撮像画像が、対象交差点と隣接交差点(車両2の進行方向に対して、対象交差点の一つ手前の交差点)とをユーザが識別するために必要であるか否かを判定する。具体的には、対象交差点と隣接交差点との間の距離Dが所定距離Xより短いか否かを判定する。
例えば、図5は、対象交差点500と隣接交差点501との関係の一例を示す図である。図5に示すように、対象交差点500と隣接交差点501との距離Dが所定距離Xより短く、近づきすぎているような場合、対象交差点500及び隣接交差点501を結ぶ道路を手前から走行している車両2のユーザは、対象交差点500と隣接交差点501とを識別しにくくなる。そのため、撮像処理部42は、対象交差点と隣接交差点との距離Dが所定距離Xより短い場合、車両2から見て対象交差点の存在する前方の交差点撮像画像が、対象交差点と隣接交差点とをユーザが識別するために必要である旨の判定(要判定)を行い、ステップS406に進み、それ以外の場合、必要でない旨の判定(否判定)を行い、今回の処理を終了する。
ステップS406にて、撮像処理部42は、カメラ20に撮像指令を出力することにより、カメラ20による交差点画像の撮像を開始させる。
ステップS408にて、撮像処理部42は、GPSセンサ10の検出信号と地図情報DB45に基づき、車両2が対象交差点に到達したか否かを判定する。撮像処理部42は、車両2が対象交差点に到達するまで本ステップによる判定処理を繰り返し、車両2が対象交差点に到達した場合、ステップS410に進む。
尚、距離Dは、道路に沿った距離であってもよいし、直線距離であってもよい。
ステップS410にて、0撮像処理部42は、カメラ20に撮像停止指令を出力することにより、カメラ20による交差点画像の撮像を終了させる。
ステップS412にて、アップロード処理部41は、キャッシュ44に一時的の保存される対象交差点の交差点撮像画像のうち、対象交差点の手前の所定区間、例えば、対象交差点から車両2の進行方向の手前方向に所定距離Y(<Z)までの区間に対応する交差点撮像画像を、DCM30を介して、センタサーバ100にアップロード(送信)し、今回の処理を終了する。
このように、本実施形態では、撮像処理部42(判定部)は、カメラ20により撮像される、対象交差点の周辺の撮像画像が、該対象交差点と、該対象交差点に隣接する他の交差点(隣接交差点)とをユーザが識別するために必要であるか否かの要否判定を行う。そして、アップロード処理部41(送信部)は、撮像処理部42による要否判定の結果が要である場合に、対象交差点の撮像画像をセンタサーバ100に送信する。これにより、撮像処理部42によって、対象交差点と隣接交差点とをユーザが識別するために必要であると判定された対象交差点の周辺の撮像画像だけがセンタサーバ100に送信される。そのため、情報収集システム1において、経路案内等に必要な画像の収集を図りつつ、車両2からセンタサーバ100に送信されるデータ量を削減することができる。
また、本実施形態では、撮像処理部42は、上述の要否判定の結果が要である場合に、カメラ20に対象交差点の周辺を撮像させる。そして、アップロード処理部41は、撮像処理部42がカメラ20に撮像させた対象交差点の撮像画像をセンタサーバ100に送信する。これにより、カメラ20により撮像される対象交差点の周辺の画像が、対象交差点と隣接交差点とをユーザが識別するために必要であると判定された場合に限定して、実際に、カメラ20により対象交差点の周辺の画像が撮像される。従って、車両2側で、不要な撮像画像を保持する処理を行う必要が無く、不要な撮像画像を保持するための記憶領域を設ける必要がないため、車両2側の処理負荷が低減されると共に、記憶装置を設けるためのコスト上昇等を抑制することができる。
また、本実施形態では、撮像処理部42は、対象交差点と隣接交差点との間の距離Dに基づき、要否判定を行う。具体的には、対象交差点と隣接交差点との間の距離Dが所定距離Xより短いか否かに基づき、要否判定を行う。これにより、撮像処理部42は、例えば、対象交差点と隣接交差点との距離が比較的近い場合のように、ユーザによる対象交差点と隣接交差点との識別が困難である場合に該当するか否かに基づき、要否判定を行うことができる。
<第2実施形態>
次いで、第2実施形態について説明をする。
本実施形態に係る情報収集システム1は、撮像処理部42による上述の要否判定の手法が変更される点において、第1実施形態と異なる。以下、第1実施形態と異なる点を中心に説明を行う。
[情報収集システムによる特徴的な処理]
図6は、本実施形態に係る情報収集システム1(アップロード処理部41及び撮像処理部42)による処理の一例を概略的に示すフローチャートである。本フローチャートによる処理は、第1実施形態(図4)と同様、例えば、車両2のACC−ON後における初期処理の完了からACC−OFFまでの間、所定時間間隔で繰り返し実行される。
本フローチャートのステップS602、S606〜S612は、第1実施形態(図4)のステップS402、S406〜S412と同じであるため、説明を省略し、異なる部分を中心に説明する。
ステップS602にて、車両2が対象交差点に近づいたと判定された場合、ステップS604、S605にて、撮像処理部42は、カメラ20により撮像される、車両2から見て対象交差点の存在する前方の交差点撮像画像が、対象交差点と隣接交差点とをユーザが識別するために必要であるか否かを判定する。具体的には、撮像処理部42は、対象交差点と隣接交差点との間の距離Dが所定距離Xより短く、且つ、対象交差点が隣接交差点から見て突き当りのT字路以外であるか否かを判定する。
例えば、図7は、対象交差点700と隣接交差点701との関係の他の例を示す図である。図7に示すように、対象交差点700と隣接交差点701との間の距離Dが所定距離Xより短く、近づきすぎている場合であっても、対象交差点がT字路のように、特定の種類の交差点形状を有する場合、対象交差点700と隣接交差点701とを結ぶ道路を手前から走行する車両2のユーザは、対象交差点700と隣接交差点701とを比較的識別し易い。即ち、対象交差点と隣接交差点との間の距離Dが所定距離Xより短い場合であって、対象交差点が隣接交差点から見て突き当りのT字路以外である場合、車両2のユーザは、対象交差点700と隣接交差点701とを比較的識別しにくい。
そのため、まず、ステップS604にて、撮像処理部42は、図4のステップS404と同様、対象交差点と隣接交差点との間の距離Dが所定距離Xより短いか否かを判定する。撮像処理部42は、対象交差点と隣接交差点との間の距離Dが所定距離Xより短い場合、ステップS605に進み、それ以外の場合、対象交差点と隣接交差点とをユーザが識別するために必要でない旨の判定(否判定)を行い、今回の処理を終了する。
そして、ステップS605にて、撮像処理部42は、対象交差点が隣接交差点から見て突き当りのT字路であるか否かを判定する。撮像処理部42は、対象交差点が隣接交差点から見て突き当りのT字路でない場合、車両2から見て対象交差点の存在する前方の交差点撮像画像が、対象交差点と隣接交差点とをユーザが識別するために必要である旨の判定(要判定)を行って、ステップS606に進み、対象交差点が隣接交差点から見て突き当りのT字路である場合、必要でない旨の判定(否判定)を行って、今回の処理を終了する。
尚、本実施形態では、特定の種類の交差点としてT字路であるか否かに基づき、要否判定を行うが、ユーザが認識し易い交差点形状として、T字路に代えて、或いは、加えて、他の種類の交差点(例えば、Y字路)を適用し、同様に、要否判定を行ってもよい。
このように、本実施形態では、撮像処理部42(判定部)は、対象交差点が隣接交差点から見たときに特定の種類の交差点、具体的には、突き当りのT字路に該当するか否かに基づき、上述の要否判定を行う。これにより、撮像処理部42は、例えば、T字路等のような特定の種類の交差点が対象の交差点の場合のように、ユーザによる対象交差点と隣接交差点との識別が比較的容易な場合に該当するか否かに基づき、要否判定を行うことができる。
<第3実施形態>
次いで、第3実施形態について説明する。
本実施形態に係る情報収集システム1は、撮像処理部42による上述の要否判定の手法が変更される点において、第1実施形態及び第2実施形態と異なる。以下、第1実施形態及び第2実施形態と異なる点を中心に説明を行う。
[情報収集システムによる特徴的な処理]
図8は、本実施形態に係る情報収集システム1(アップロード処理部41及び撮像処理部42)による処理の一例を概略的に示すフローチャートである。本フローチャートによる処理は、第1実施形態(図4)及び第2実施形態(図6)と同様、例えば、車両2のACC−ON後における初期処理の完了からACC−OFFまでの間、所定時間間隔で繰り返し実行される。
本フローチャートのステップS802、S806〜S812は、第1実施形態(図4)のステップS402、S406〜S412と同じであるため、説明を省略し、異なる部分を中心に説明する。
ステップS802にて、車両2が対象交差点に近づいたと判定された場合、ステップS804、S805にて、撮像処理部42は、カメラ20により撮像される、車両2から見て対象交差点の存在する前方の交差点撮像画像が、対象交差点と隣接交差点とをユーザが識別するために必要であるか否かを判定する。具体的には、撮像処理部42は、対象交差点と隣接交差点との間の距離Dが所定距離Xより短い場合であって、対象交差点が四叉路であると共に、対象交差点と隣接交差点を結ぶ道路に対して、対象交差点で交差する2つの道路(即ち、左折側及び右折側の2つの道路)が同じ一の方向の一方通行であり、且つ、隣接交差点が四叉路であると共に、対象交差点と隣接交差点を結ぶ道路に対して、隣接交差点で交差する2つの道路(即ち、左折側及び右折側の2つの道路)が同じ一の方向の反対方向の一方通行である場合であるか否かを判定する。
例えば、図9は、対象交差点900と隣接交差点901との関係の更に他の例を示す図である。図9に示すように、対象交差点900と隣接交差点901との間の距離Dが所定距離Xより短く、近づきすぎている場合であっても、対象交差点900と隣接交差点901とを結ぶ道路に対して、対象交差点900で交差する2つの道路が同じ左方向への一方通行で、隣接交差点901で交差する2つの道路が同じ右方向への一方通行であるような場合、手前から走行する車両2のユーザは、侵入禁止の標識を確認する等により、対象交差点900と隣接交差点901とを比較的容易に識別することができる。即ち、対象交差点と隣接交差点との間の距離Dが所定距離Xより短い場合であって、対象交差点と隣接交差点とを結ぶ道路に対して、四叉路である対象交差点で交差する2つの道路が同じ一の方向への一方通行で、且つ、四叉路である隣接交差点で交差する2つの道路が同じ一の方向の反対方向への一方通行であるような状態でない場合、車両2のユーザは、対象交差点と隣接交差点とを識別しにくくなる。
そのため、まず、ステップS804にて、撮像処理部42は、図4のステップS404と同様、対象交差点と隣接交差点との間の距離Dが所定距離Xより短いか否かを判定する。撮像処理部42は、対象交差点と隣接交差点との間の距離Dが所定距離Xより短い場合、ステップS805に進み、それ以外の場合、対象交差点と隣接交差点とをユーザが識別するために必要でない旨の判定(否判定)を行い、今回の処理を終了する。
そして、ステップS805にて、撮像処理部42は、対象交差点が四叉路であると共に、対象交差点と隣接交差点を結ぶ道路に対して、対象交差点で交差する2つの道路が同じ一の方向の一方通行であり、且つ、隣接交差点が四叉路であると共に、対象交差点と隣接交差点を結ぶ道路に対して、隣接交差点で交差する2つの道路が同じ一の方向の反対方向の一方通行であるか否かを判定する。撮像処理部42は、対象交差点及び隣接交差点の少なくとも一方が四叉路でない場合、対象交差点と隣接交差点とを結ぶ道路に対して、四叉路である対象交差点で交差する2つの道路が同じ一の方向への一方通行でない場合、或いは、対象交差点と隣接交差点とを結ぶ道路に対して、四叉路である隣接交差点で交差する2つの道路が同じ一の方向の反対方向への一方通行でない場合、車両2から見て対象交差点の存在する前方の交差点撮像画像が、対象交差点と隣接交差点とをユーザが識別するために必要である旨の判定(要判定)を行い、ステップS806に進む。一方、撮像処理部42は、対象交差点が四叉路であると共に、対象交差点と隣接交差点を結ぶ道路に対して、対象交差点で交差する2つの道路が同じ一の方向の一方通行であり、且つ、隣接交差点が四叉路であると共に、対象交差点と隣接交差点を結ぶ道路に対して、隣接交差点で交差する2つの道路が同じ一の方向の反対方向の一方通行である場合、対象交差点と隣接交差点とをユーザが識別するために必要でない旨の判定(否判定)を行い、今回の処理を終了する。
このように、本実施形態では、撮像処理部42(判定部)は、対象交差点が四叉路であると共に、対象交差点と隣接交差点を結ぶ道路に対して、対象交差点で交差する2つの道路が同じ一の方向の一方通行であり、且つ、隣接交差点が四叉路であると共に、対象交差点と隣接交差点を結ぶ道路に対して、隣接交差点で交差する2つの道路が同じ一の方向の反対方向の一方通行であるか否かに基づき、上述の要否判定を行う。これにより、撮像処理部42は、例えば、隣接交差点から見たときに四叉路である対象の交差点で交差する2つの道路が同じ一の方向への一方通行であり、且つ、四叉路である隣接交差点で交差する2つの道路が同じ一の方向の反対方向への一方通行であり、対象交差点で進入可能な方向と隣接交差点で進入可能な方向とが異なる場合のように、ユーザによる対象の交差点と他の交差点との識別が比較的容易な場合に該当するか否かに基づき、要否判定を行うことができる。
尚、撮像処理部42は、隣接交差点との関係に依らず、簡易的に、対象交差点が四叉路であると共に、対象交差点と隣接交差点とを結ぶ道路に対して、対象交差点で交差する2つの道路がそれぞれ同じ方向への一方通行であるか否かに基づき、要否判定を行ってもよい。隣接交差点から見たときに対象交差点で交差する2つの道路がそれぞれ同じ方向への一方通行であり、対象交差点での進入可能な方向が限定されるだけでも、ユーザによる対象交差点と隣接交差点との識別が比較的容易になり得るからである。
<第4実施形態>
次いで、第4実施形態について説明する。
本実施形態に係る情報収集システム1は、撮像処理部42による上述の要否判定の手法が変更される点において、第1実施形態〜第3実施形態と異なる。以下、第1実施形態〜第3実施形態と異なる点を中心に説明を行う。
[情報収集システムによる特徴的な処理]
図10は、本実施形態に係る情報収集システム1(アップロード処理部41及び撮像処理部42)による処理の一例を概略的に示すフローチャートである。本フローチャートによる処理は、第1実施形態(図4)、第2実施形態(図6)、及び第3実施形態(図8)と同様、例えば、車両2のACC−ON後における初期処理の完了からACC−OFFまでの間、所定時間間隔で繰り返し実行される。
本フローチャートのステップS1002,S1006〜S1012は、第1実施形態(図4)のステップS402,S406〜S412と同じであるため、説明を省略し、異なる部分を中心に説明する。
ステップS1002にて、車両2が対象交差点に近づいたと判定された場合、ステップS804、S805にて、撮像処理部42は、カメラ20により撮像される、車両2から見て対象交差点の存在する前方の交差点撮像画像が、対象交差点と隣接交差点とをユーザが識別するために必要であるか否かを判定する。具体的には、撮像処理部42は、対象交差点と隣接交差点との間の距離Dが所定距離Xより短い場合であって、対象交差点が十字路(即ち、隣接する道路が互いに略直交する四叉路)であると共に、対象交差点と隣接交差点を結ぶ道路に対して、対象交差点で交差する2つの道路(即ち、左折側及び右折側の2つの道路)が同じ一の方向の一方通行であり、且つ、隣接交差点が十字路であると共に、対象交差点と隣接交差点を結ぶ道路に対して、隣接交差点で交差する2つの道路(即ち、左折側及び右折側の2つの道路)が同じ一の方向の反対方向の一方通行である場合であるか否かを判定する。
例えば、図11は、対象交差点1100と隣接交差点1101との関係の更に他の例を示す図である。図11に示すように、対象交差点1100と隣接交差点1101とを結ぶ道路に対して、対象交差点1100で交差する2つの道路が同じ左方向への一方通行で、隣接交差点1101で交差する2つの道路が同じ右方向への一方通行であるような場合であっても、隣接交差点1101が十字路でないような場合、対象交差点1100と隣接交差点1101とを結ぶ道路を手前から走行する車両2のユーザは、隣接交差点1101の左折側の道路との関係が鋭角であるため、当該道路の進入禁止の標識を確認しにくく、結果として、車両2のユーザは、対象交差点1100と隣接交差点1101とを識別しにくくなる。
そのため、まず、ステップS1004にて、撮像処理部42は、図4のステップS404と同様、対象交差点と隣接交差点との間の距離Dが所定距離Xより短いか否かを判定する。撮像処理部42は、対象交差点と隣接交差点との間の距離Dが所定距離Xより短い場合、ステップS1005に進み、それ以外の場合、対象交差点と隣接交差点とをユーザが識別するために必要でない旨の判定(否判定)を行い、今回の処理を終了する。
そして、ステップS1005にて、撮像処理部42は、対象交差点が十字路であると共に、対象交差点と隣接交差点を結ぶ道路に対して、対象交差点で交差する2つの道路が同じ一の方向の一方通行であり、且つ、隣接交差点が十字路であると共に、対象交差点と隣接交差点を結ぶ道路に対して、隣接交差点で交差する2つの道路が同じ一の方向の反対方向の一方通行であるか否かを判定する。撮像処理部42は、対象交差点及び隣接交差点の少なくとも一方が十字路でない場合、対象交差点と隣接交差点とを結ぶ道路に対して、十字路である対象交差点で交差する2つの道路が同じ一の方向への一方通行でない場合、或いは、対象交差点と隣接交差点とを結ぶ道路に対して、十字路である隣接交差点で交差する2つの道路が同じ一の方向の反対方向への一方通行でない場合、車両2から見て対象交差点の存在する前方の交差点撮像画像が、対象交差点と隣接交差点とをユーザが識別するために必要である旨の判定(要判定)を行い、ステップS1006に進む。一方、撮像処理部42は、対象交差点が十字路であると共に、対象交差点と隣接交差点を結ぶ道路に対して、対象交差点で交差する2つの道路が同じ一の方向の一方通行であり、且つ、隣接交差点が十字路であると共に、対象交差点と隣接交差点を結ぶ道路に対して、隣接交差点で交差する2つの道路が同じ一の方向の反対方向の一方通行である場合、対象交差点と隣接交差点とをユーザが識別するために必要でない旨の判定(否判定)を行い、今回の処理を終了する。
このように、本実施形態では、撮像処理部42(判定部)は、対象交差点が十字路であると共に、対象交差点と隣接交差点を結ぶ道路に対して、対象交差点で交差する2つの道路が同じ一の方向の一方通行であり、且つ、隣接交差点が十字路であると共に、対象交差点と隣接交差点を結ぶ道路に対して、隣接交差点で交差する2つの道路が同じ一の方向の反対方向の一方通行であるか否かに基づき、上述の要否判定を行う。これにより、撮像処理部42は、例えば、隣接交差点から見たときに十字路である対象交差点で交差する2つの道路が同じ一の方向への一方通行であり、且つ、十字路である他の交差点で交差する2つの道路が同じ一の方向の反対方向への一方通行であり、対象交差点で進入可能な方向と隣接交差点で進入可能な方向とが異なると共に、対象交差点と隣接交差点の双方が十字路で進入禁止の標識等を容易に確認できる場合のように、ユーザによる対象交差点と隣接交差点との識別が比較的容易な場合に該当するか否かに基づき、要否判定を行うことができる。
以上、本発明を実施するための形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、上述した実施形態において、上述の要否判定の機能は、アップロード処理部41に設けられてもよい。即ち、撮像処理部42は、全ての対象交差点について、カメラ20に交差点撮像画像を撮像させると共に、アップロード処理部41は、撮像された後の全ての対象交差点の交差点撮像画像のそれぞれが、対象交差点と隣接交差点とをユーザが識別するために必要である否かの要否判定を行い、要判定に該当する交差点撮像画像だけを、DCM30を介して、センタサーバ100に送信してもよい。
また、上述した実施形態において、撮像処理部42の機能(上述の要否判定の機能及びカメラ20に撮像させる指令部としての機能等)は、センタサーバ100(処理装置120)に設けられてもよい。この場合、センタサーバ100の処理装置120は、通信機器110を介して、車両2からリアルタイムに車両2の位置情報(GPSセンサ10の検出信号等)を取得すると共に、車両2に撮像指令、撮像停止指令、及びアップロード指令等を送信することにより、上述した図4、図6、図8、図10における撮像処理部42の処理に相当する処理を行うことができる。
また、上述した第2実施形態(図6)の処理と、第3実施形態(図8)或いは第4実施形態(図10)の処理を組み合わせてもよい。例えば、図6のステップS604とステップS605との間、或いは、ステップS605とステップS606との間に、図8のステップS805の処理、或いは、図10のステップS1005の処理を追加してもよい。
1 情報収集システム
2 車両
10 GPSセンサ
20 カメラ(撮像装置)
30 DCM
40 ナビゲーション装置
41 アップロード処理部(送信部)
42 撮像処理部(判定部、指令部)
43 経路案内部
100 センタサーバ
110 通信機器
120 処理装置
121 保存処理部
122 看板情報生成部
123 経路探索部
124 経路案内情報生成部
125 プローブ情報DB
126 看板情報DB

Claims (10)

  1. 撮像装置を備える車両と、前記撮像装置により撮像される交差点の周辺の撮像画像を前記車両から収集するサーバと、を含む情報収集システムであって、
    前記撮像装置により撮像される、対象の交差点の周辺の撮像画像を前記サーバに送信する必要あるか否かの要否判定を行う判定部と、
    前記車両に設けられ、前記判定部による要否判定の結果が要である場合に、前記対象の交差点の前記撮像画像を前記サーバに送信する送信部と、を備え、
    前記判定部は、前記対象の交差点が四叉路であると共に、前記対象の交差点と、前記対象の交差点に隣接する他の交差点とを結ぶ道路に対して、前記対象の交差点で交差する2つの道路がそれぞれ同じ方向への一方通行であるか否かに基づき、前記要否判定を行う、
    情報収集システム。
  2. 撮像装置を備える車両と、前記撮像装置により撮像される交差点の周辺の撮像画像を前記車両から収集するサーバと、を含む情報収集システムであって、
    前記撮像装置により撮像される、対象の交差点の周辺の撮像画像を前記サーバに送信する必要あるか否かの要否判定を行う判定部と、
    前記車両に設けられ、前記判定部による要否判定の結果が要である場合に、前記対象の交差点の前記撮像画像を前記サーバに送信する送信部と、を備え、
    前記判定部は、前記対象の交差点が四叉路であると共に、前記対象の交差点と、前記対象の交差点に隣接する他の交差点とを結ぶ道路に対して、前記対象の交差点で交差する2つの道路がそれぞれ同じ一の方向への一方通行であり、且つ、前記他の交差点が四叉路であると共に、前記対象の交差点と前記他の交差点を結ぶ道路に対して、前記他の交差点で交差する2つの道路がそれぞれ同じ前記一の方向の反対方向への一方通行であるか否かに基づき、前記要否判定を行う、
    情報収集システム。
  3. 撮像装置を備える車両と、前記撮像装置により撮像される交差点の周辺の撮像画像を前記車両から収集するサーバと、を含む情報収集システムであって、
    前記撮像装置により撮像される、対象の交差点の周辺の撮像画像を前記サーバに送信する必要あるか否かの要否判定を行う判定部と、
    前記車両に設けられ、前記判定部による要否判定の結果が要である場合に、前記対象の交差点の前記撮像画像を前記サーバに送信する送信部と、を備え、
    前記判定部は、前記対象の交差点が十字路であると共に、前記対象の交差点と、前記対象の交差点に隣接する他の交差点とを結ぶ道路に対して、前記対象の交差点で交差する2つの道路がそれぞれ同じ一の方向への一方通行であり、且つ、前記他の交差点が十字路であると共に、前記対象の交差点と前記他の交差点を結ぶ道路に対して、前記他の交差点で交差する2つの道路がそれぞれ同じ前記一の方向の反対方向への一方通行であるか否かに基づき、前記要否判定を行う、
    情報収集システム。
  4. 前記判定部による前記要否判定の結果が要である場合、前記撮像装置に前記対象の交差点の周辺を撮像させる指令部を更に備え、
    前記送信部は、前記指令部が前記撮像装置に撮像させた前記対象の交差点の前記撮像画像を前記サーバに送信する、
    請求項1乃至3の何れか一項に記載の情報収集システム。
  5. 前記判定部は、前記対象の交差点と前記他の交差点との間の距離に基づき、前記要否判定を行う、
    請求項1乃至4の何れか一項に記載の情報収集システム。
  6. 前記判定部は、前記対象の交差点が前記他の交差点から見たときに特定の種類の交差点に該当するか否かに基づき、前記要否判定を行う、
    請求項1乃至の何れか一項に記載の情報収集システム。
  7. サーバと通信可能に接続される車両であって、
    対象の交差点の周辺を撮像する撮像装置と、
    前記撮像装置により撮像される、前記対象の交差点の周辺の撮像画像を前記サーバに送信する必要あるか否かの要否判定を行う判定部と、
    前記判定部による要否判定の結果が要である場合に、前記対象の交差点の前記撮像画像を前記サーバに送信する送信部と、を備え、
    前記判定部は、前記対象の交差点が四叉路であると共に、前記対象の交差点と、前記対象の交差点に隣接する他の交差点とを結ぶ道路に対して、前記対象の交差点で交差する2つの道路がそれぞれ同じ方向への一方通行であるか否かに基づき、前記要否判定を行う、
    車両。
  8. 撮像装置を備える車両と、前記撮像装置により撮像される交差点の周辺の撮像画像を前記車両から収集するサーバと、を含む情報収集システムにより実行される情報収集方法であって、
    前記撮像装置により撮像される、対象の交差点の周辺の撮像画像を前記サーバに送信する必要あるか否かの要否判定を行う判定ステップと、
    前記判定ステップによる要否判定の結果が要である場合に、前記対象の交差点の前記撮像画像を前記車両から前記サーバに送信する送信ステップと、を備え、
    前記判定ステップでは、前記対象の交差点が四叉路であると共に、前記対象の交差点と、前記対象の交差点に隣接する他の交差点とを結ぶ道路に対して、前記対象の交差点で交差する2つの道路がそれぞれ同じ方向への一方通行であるか否かに基づき、前記要否判定を行う、
    情報収集方法。
  9. サーバと通信可能に接続される車両に搭載されるコンピュータに、
    前記車両に搭載される撮像装置により撮像される、対象の交差点の周辺の撮像画像を前記サーバに送信する必要あるか否かの要否判定を行う判定ステップと、
    前記判定ステップによる要否判定の結果が要である場合に、前記対象の交差点の前記撮像画像を前記車両から前記サーバに送信する送信ステップと、を実行させ、
    前記判定ステップでは、前記対象の交差点が四叉路であると共に、前記対象の交差点と、前記対象の交差点に隣接する他の交差点とを結ぶ道路に対して、前記対象の交差点で交差する2つの道路がそれぞれ同じ方向への一方通行であるか否かに基づき、前記要否判定を行う、
    プログラム。
  10. 請求項に記載のプログラムを記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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