[第1実施例]
図1は、本発明の第1実施例に係る情報処理システム10の外観図である。この情報処理システム10は、情報処理装置20および画像形成装置30を含む。以下の説明では、図1に示される如く情報処理システム10が使用可能に設置された状態を基準として、その上下方向を規定する。そして、図1において手前に向けられている面を情報処理システム10の前面として、その前後方向を規定する。この情報処理システム10の前方側は、当該情報処理システム10を利用する不図示のユーザの立ち位置に当たる。そして、このユーザの立ち位置である情報処理システム10の前方側から見て、当該情報処理システム10の左右方向を規定する。
情報処理装置20は、たとえばMMKである。この情報処理装置20は、チケットの購入や公共料金の支払い、デジタルコンテンツのダウンロードなど、様々なサービスをユーザに提供する機能を備えている。併せて、情報処理装置20は、画像形成装置30と協働して、後述するコピーサービス、プリントサービス、スキャンサービス、ファクスサービスなどの所定のサービスをユーザに提供することもできる。
情報処理装置20は、タッチパネル202付きのディスプレイ204、記録媒体接続部206、紙片用プリンタ208、符号読取部210、近距離通信部212、貨幣処理部214および写真用プリンタ216を含む装置本体218を備える。
タッチパネル202付きのディスプレイ204は、装置本体218の上部に配置される。タッチパネル202は、たとえば静電容量方式のものであり、本発明に係る操作受付手段の一例である。ディスプレイ204は、たとえば液晶ディスプレイ(LCD)であり、本発明に係る表示手段の一例である。そして、このディスプレイ204の矩形状の表示面上に、タッチパネル202が設けられる。なお、タッチパネル202は、静電容量方式のものに限らず、電磁誘導方式、抵抗膜方式、赤外線方式などの任意の方式のものであってもよい。また、ディスプレイ204は、液晶ディスプレイに限らず、有機エレクトロルミネッセンス(EL)ディスプレイなどであってもよい。さらに、タッチパネル202付きのディスプレイ204に代えて、タッチパネル202とディスプレイ204とが一体的に形成されたタッチパネルディスプレイが用いられてもよい。
記録媒体接続部206は、不図示の各種の情報記録媒体を装着するための装着部、たとえばディスクドライブおよびメモリスロットを含む。ここで言う情報記録媒体としては、CD−R(Compact Disc-Recordable)、DVD−R(DVD-Recordable)、BD−R(Blu-ray Disc(登録商標)-Recordable)などの光ディスクがある。これ以外の情報記録媒体として、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)メモリカード、メモリースティック(登録商標)などのフラッシュメモリがある。光ディスクは、ディスクドライブに装着され、フラッシュメモリは、メモリスロットに装着される。
紙片用プリンタ208は、たとえばサーマル(感熱式)プリンタまたはドットインパクトプリンタであり、レシート、ジャーナル、クーポン券などの画像が印刷された不図示の紙片を発行する。具体的には、紙片用プリンタ208は、ロール紙上に各種の文字列、画像、コードパターン(たとえばバーコード)などを印刷し、印刷済の紙片を排紙部208aから排出する。
符号読取部210は、たとえば不図示のレーザスキャナまたはカメラを含み、当該レーザスキャナまたはカメラを用いて不図示の商品、カード、レシートなどに付された符号を読み取ることが可能である。また、符号読取部210は、不図示のスマートフォンなどのユーザ端末(携帯端末)の表示面に表示された符号を読み取ることもできる。この符号読取部210によって読み取ることができる符号として、1次元コード(バーコード)があり、また、QR(Quick Response)コード(登録商標)などの2次元コードがある。
近距離通信部212は、たとえばISO/IEC18092(いわゆるNFC:Near Field Communication)などの無線通信規格に従って、不図示のICカードやユーザ端末などの通信対象との間で無線による非接触のデータ通信を行うものである。この近距離通信部212による通信対象との通信可能距離は、数cm〜数十cm程度である。この近距離通信部212は、通信対象に対して、当該通信対象に記憶されたデータの読み出しを指示する信号を送信し、いわゆる読出し命令を出す。通信対象は、この読出し命令に対する応答として、当該読み出し命令に従うデータを近距離通信部212に送信する。また、近距離通信部212は、通信対象に対して、当該通信対象に特定のデータを書き込むことを指示する信号を送信し、いわゆる書き込み命令を出す。併せて、近距離通信部212は、この書き込み命令に従う特定のデータ、いわゆる書き込みデータを、通信対象に送信する。通信対象は、書き込み命令に従って、当該書き込み命令に従う書き込みデータを自身の記憶部に記憶する。
貨幣処理部214は、貨幣投入部214aおよび硬貨返却口214bを含む。貨幣投入部214aは、硬貨投入口、紙幣投入口および釣銭返却レバーを含み、たとえば近距離通信部212の下方に配置される。硬貨投入口から投入された硬貨および紙幣投入口から投入された紙幣のそれぞれは、その種類(額面)ごとに分類されて不図示の貨幣格納部に収容される。貨幣格納部は、硬貨用の格納部および紙幣用の格納部を含む。この硬貨用の格納部に収容された硬貨の種類および枚数と、紙幣用の格納部に収容された紙幣の種類および枚数とに応じて、投入金額が算出される。情報処理装置20において所定のサービスが実行されると、そのサービスの内容に応じた費用が投入金額から減算され、この減算後の残高が算出される。そして、釣銭返却レバーが操作されると、投入金額の残高に応じて、硬貨または紙幣が返却される。なお、硬貨は、硬貨返却口214bから返却され、紙幣は、紙幣投入口から返却される。硬貨返却口214bは、たとえば貨幣投入部214aの下方に設けられる。
写真用プリンタ216は、たとえば昇華型プリンタまたはインクジェットプリンタであり、不図示の写真用シート上に画像を形成し、つまり印刷する。この写真用プリンタ216による印刷後のシートは、排出部216aに排出される。なお、この写真用プリンタ216によって印刷される画像のデータは、記録媒体接続部206に接続された記録媒体に記憶されている画像データや、不図示の外部コンピュータから送信されてくる画像データなどである。また、写真用シートのサイズとして、L判サイズ、はがきサイズ、2L判サイズなどがある。
図2は、情報処理装置20の電気的な構成を示すブロック図である。この図2に示されるように、情報処理装置20はCPU(Central Processing Unit)220を含む。このCPU220には、バス222を介して前述の記録媒体接続部206、紙片用プリンタ208、符号読取部210、近距離通信部212、貨幣処理部214および写真用プリンタ216が接続される。併せて、CPU220には、バス222を介してタッチパネル制御回路224および表示制御回路226が接続される。そして、タッチパネル制御回路224にタッチパネル202が接続され、表示制御回路226にディスプレイ204が接続される。さらに、CPU220には、バス222を介してRAM(Random Access Memory)228、ROM(Read Only Memory)230および通信回路232が接続される。
CPU220は、情報処理装置20の全体的な制御を司る。RAM228は、CPU220のワーク領域およびバッファ領域として用いられる。ROM230は、後述する情報処理プログラム520を記憶する。また、ROM230には、後述する広告切替期間Taに係る情報などの各種情報のデフォルト値が記憶されている。なお、RAM228およびROM230は、情報処理装置20の主記憶装置である。これ以外にも、フラッシュメモリやEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory:登録商標)などの補助記憶装置が設けられてもよい。
タッチパネル制御回路224は、タッチパネル202に必要な駆動電圧などを付与する。併せて、タッチパネル制御回路224は、タッチパネル202のタッチ有効領域内でのタッチ操作を検出して、そのタッチ位置を表すタッチ座標データを時系列でCPU220に入力する。
表示制御回路226は、GPU(Graphics Processing Unit)およびVRAM(Video RAM)を含む。GPUは、CPU220による指示の下、RAM228に記憶された後述する画像生成データ542を用いてディスプレイ204に種々の画像を表示するための表示画像データをVRAMに生成する。このVRAMに生成された表示画像データは、ディスプレイ204に入力される。
通信回路232は、インターネットなどの不図示のネットワークとの接続を担う回路である。この通信回路232は、有線通信回路または無線通信回路であり、CPU220による指示に従って、ネットワークを介して不図示のサーバなどの外部コンピュータと双方向通信を行う。また、この通信回路232は、画像形成装置30との間で、厳密には当該画像形成装置30側の後述する通信回路320との間で、双方向通信を行うことも可能である。さらに、通信回路232は、前述のユーザ端末との間で、直接的に双方向通信を行うことも可能であり、とりわけ赤外線方式やWi−Fi(登録商標)方式、ブルートゥース(登録商標)方式などの無線方式により当該双方向通信を行うことが可能である。
図1に戻って、画像形成装置30は、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能などを有する複合機である。この画像形成装置30は、画像読取部302、画像形成部304、給紙装置306および排紙トレイ308を含む装置本体310を備える。なお、この画像形成装置30は、情報処理装置20の近傍に設置され、たとえば当該情報処理装置20の右方に隣接して設けられる。
画像読取部302は、不図示のガラスなどの透明材によって形成される原稿載置台を備えており、装置本体310の上部に内蔵される。また、原稿載置台の上方には、ヒンジ等を介して原稿押えカバー302aが開閉自在に取り付けられる。この画像読取部302は、原稿載置台に載置される不図示の原稿の画像を読み取る画像読取処理を担う。そのために、この画像読取部302は、不図示の光源、複数のミラー、結像レンズ、ラインセンサなどを備える。この画像読取部302によれば、原稿の表面が光源によって露光され、当該原稿の表面から反射した反射光が複数のミラーによって結像レンズに導かれる。そして、結像レンズに導かれた反射光は、当該結像レンズによってラインセンサの受光面に結像される。ラインセンサは、その受光面に結像された反射光の光量を検出し、当該ラインセンサの画素ごとの検出値を表す画像データを生成する。なお、ラインセンサとしては、CCD(Charge Coupled Device)やCIS(Contact Image Sensor)などが用いられる。
画像形成部304は、画像読取部302の下方に設けられ、装置本体310に内蔵される。この画像形成部304は、給紙装置306から搬送される不図示の画像記録媒体としてのシート(用紙)上に電子写真方式によって画像を形成する画像形成処理を担う。そのために、画像形成部304は、不図示の感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置、定着装置などを備える。この画像形成部304によって画像が形成された後のシート、つまり印刷後のシートは、排紙トレイ308に排出される。なお、排紙トレイ308は、たとえば画像読取部302と画像形成部304との間に設けられる。この画像形成部304による画像形成処理に供される画像データとしては、画像読取部302によって読み取られた画像データ、情報処理装置20から送信されてくる画像データ、外部コンピュータから送信されてくる画像データなどがある。また、画像記録媒体としてのシートは、普通紙や厚紙などの用紙に限らず、OHPフィルムなどの紙以外のシートである場合もある。画像形成部304は、電子写真方式に限らず、たとえばインクジェット方式によって画像形成処理を行うものであってもよい。
図3は、画像形成装置30の電気的な構成を示すブロック図である。図3に示されるように、画像形成装置30もまたCPU312を含む。このCPU312には、バス314を介して前述の画像読取部302および画像形成部304が接続される。併せて、CPU312には、バス314を介してRAM316、ハードディスクドライブ(HDD)318および通信回路320が接続される。
CPU312は、画像形成装置30の全体的な制御を司る。RAM316は、画像形成装置30の主記憶装置であり、CPU312のワーク領域およびバッファ領域として用いられる。
ハードディスクドライブ318は、画像形成装置30の補助記憶装置であって、CPU312が画像形成装置30の動作を制御するための制御プログラムなどを記憶する。なお、ハードディスクドライブ318に代えて、或いは当該ハードディスクドライブ318に加えて、SSD(Solid State Drive)やフラッシュメモリ、EEPROMなどの補助記憶装置が設けられてもよい。
通信回路320は、情報処理装置20側の通信回路232との間での双方向通信を担う回路である。この画像形成装置30側の通信回路320と情報処理装置20側の通信回路232との間で行われる双方向通信は、有線方式よって行われてもよいし、無線通信によって行われてもよい。
さて前述したように、本第1実施例に係る情報処理システム10は、情報処理装置20および画像形成装置30を含み、このうちの特に情報処理装置20は、たとえばMMKである。MMKは、様々なサービスを提供する機能を備える一方、不特定多数のユーザによって使用される、という性質を有する。このため、MMKにおいては、それがどのような機能を備えているのかの情報を、ユーザに呈示することが、求められる。
そこで、本第1実施例に係る情報処理システム10によれば、その起動後に、図4に示されるようなホーム画面(または「メニュー画面」或いは「ポータル画面」と称されることがある。)100が、ディスプレイ204の表示面に表示される。このホーム画面100は、その上部に位置する横方向に細長い矩形のタイトルバー領域110と、当該タイトルバー領域110の下方に位置する矩形のメイン領域120と、から成る。このうちのタイトルバー領域110には、たとえば「いらっしゃいませ」というホスピタリティ精神を表す文字列が記されたタイトルバー112が表示される。そして、メイン領域120には、ユーザ操作を受付可能な複数の機能対応操作子としてのボタン122,122,…が表示される。各ボタン122,122,…は、情報処理システム10が備える機能に対応している。また、各ボタン122,122,…には、それぞれに対応する機能を表す適宜の文字列が記される。
なお、各ボタン122,122,…は、それぞれに対応する機能に応じた態様で、とりわけ当該機能の使用頻度に応じた態様で、表示される。具体的には、使用頻度が高いことが見込まれる機能に対応するボタン122ほど、目立ち易い態様で表示される。たとえば、前述のコピー機能は、情報処理システム10が備える機能の中で最も高い頻度で使用されることが見込まれる。したがって、このコピー機能に対応する(「コピー」という文字列が付された)ボタン122は、比較的に大きめのサイズで表示されるとともに、メイン領域120のうちの比較的に目立ち易い上部の位置に表示される。これに対してたとえば、前述のスキャン機能は、コピー機能よりも使用頻度が低いものと見込まれる。したがって、このスキャン機能に対応する(「スキャン」という文字列が付された)ボタン122は、コピー機能に対応するボタン122よりも小さめのサイズで表示されるとともに、当該コピー機能に対応するボタン122の下方の位置に表示され、言わば控えめな態様で表示される。
因みに、「その他のサービス」という文字列が記されたボタン122は、たとえばデジタルコンテンツのダウンロードサービスを含む各種コンテンツの提供サービスや、当該デジタルコンテンツのリコメンド情報の提供サービスなどの複数のサービスに係る機能に対応する。この機能は、コピー機能ほどではないものの、比較的に高い頻度で使用されることが見込まれる。したがって、この機能に対応する(「その他のサービス」という文字列が付された)ボタン122については、比較的に大きめのサイズで表示される一方、メイン領域120のうちの比較的に目立ち難い下部の位置に表示される。
これら各ボタン122,122,…は、それぞれのサイズや表示位置に限らず、形状や色彩などの他の態様によって、特徴付けられてもよい。また、これら各ボタン122,122,…は、それぞれに対応する機能の使用頻度に限らず、当該機能の使用に必要な料金などの、言わば当該機能の適宜の属性に応じた態様で、表示されてもよい。
このホーム画面100は、情報処理システム10がどのような機能を備えているのかをユーザに呈示するとともに、ユーザが使用を希望する機能を当該ユーザに選択させるための機能選択画面の一例である。したがって、ユーザは、このホーム画面100から、情報処理システム10がどのような機能を備えているのかを認識することができる。そして、ユーザは、当該ホーム画面100から、使用を希望する機能を任意に選択する。
なお、ホーム画面100は、いわゆる静止画像である。したがって、このホーム画面100が表示されている状態が継続すると、つまりユーザによって情報処理システム10が使用されない状態が継続すると、ディスプレイ204の表示面が焼き付く(厳密には液晶ディスプレイの場合は残像現象が生じる)虞がある。ゆえに、このディスプレイ204の表示面の焼き付きを防止する必要もある。
本第1実施例に係る情報処理システム10によれば、ユーザによって当該情報処理システム10が使用されない状態が継続すると、図5に示されるような待機画面400がディスプレイ204の表示面全体にわたって表示される。たとえば、ホーム画面100が予め定められた待機切替期間Tbにわたって表示され続けたときに、当該ホーム画面100に代えて、待機画面400が表示される。なお、待機切替期間Tbは、数分間〜数十分間が適当であるが、任意に変更することができる。
待機画面400は、矩形状の機能一覧画像410と、矩形状の広告画像420と、から成る。このうちの機能一覧画像410は、本発明に係る第1画像の一例であり、待機画面400が表示された直後は、当該待機画面400の下部に位置する。具体的には、機能一覧画像410の第1対辺としての上側辺および下側辺のそれぞれは、ディスプレイ204の表示面の上側辺および下側辺のそれぞれと平行である。また、当該機能一覧画像410の上側辺および下側辺それぞれの長さ寸法は、ディスプレイ204の表示面の上側辺および下側辺それぞれの長さ寸法と同じである。一方、機能一覧画像410の第2対辺としての左側辺および右側辺のそれぞれは、ディスプレイ204の表示面の左側辺および右側辺のそれぞれと平行である。そして、当該機能一覧画像410の左側辺および右側辺それぞれの長さ寸法は、ディスプレイ204の表示面の左側辺および右側辺それぞれの長さ寸法よりも短く、たとえば当該ディスプレイ204の表示面の左側辺および右側辺それぞれの長さ寸法の1/3程度である。その上で、待機画面400が表示された直後は、機能一覧画像410の下側辺が、ディスプレイ204の表示面の下側辺と重なった状態にある。
これに対して、広告画像420は、本発明に係る第2画像の一例であり、待機画面400のうちの機能一覧画像410以外の領域を占める。したがって、待機画面400が表示された直後は、広告画像420は、機能一覧画像410の上方に位置する。
そして、機能一覧画像410には、情報処理システム10が備える機能の少なくとも一部に関する第1情報、たとえば前述の「その他のサービス」以外のサービスを提供する機能に関する文字列等が、含まれる。一方、広告画像420には、当該「その他のサービス」に関する第2情報、たとえば当該「その他のサービス」として提供される特定のコンテンツに関する動画像や文字列等が、含まれる。
したがって、ユーザは、この待機画面400を成す機能一覧画像410から、つまり当該待機画面400が表示されている状態にあるときであっても、情報処理システム10がどのような機能を備えているのかを認識することができる。併せて、ユーザは、広告画像420から、情報処理システム10が提供可能な特定のコンテンツに関する情報を認識することができる。
さらに、待機画面400が表示されてから予め定められた広告切替期間Taが経過すると、図6に示されるように、(A)→(B)→(C)という順番で、当該待機画面400の表示態様が変化する。すなわち、機能一覧画像410が、時間の経過に応じて徐々に上方へ移動(スライド)する。そして、この機能一覧画像410が移動した後の領域に、つまり当該機能一覧画像410の下方に、別の広告画像420が表示される。たとえば、機能一覧画像410の上方に表示されている広告画像420が第1広告画像420aであるとすると、機能一覧画像410の下方に当該第1広告画像420aとは別の第2広告画像420bが表示される。
なお、このように機能一覧画像410、第1広告画像420aおよび第2広告画像420bという3つの画像がディスプレイ204の表示面に同時に表示される態様は、たとえば当該3つの画像410,420aおよび420bが互いに異なるレイヤに形成されることで実現される。もちろん、これ以外の方法によって、各画像410,420aおよび420bがディスプレイ204の表示面に同時に表示される態様が実現されてもよい。
そして、機能一覧画像410がディスプレイ204の表示面の上側辺に到達すると、厳密には当該機能一覧画像410の上側辺がディスプレイ204の表示面の上側辺と重なると、当該機能一覧画像410の移動が停止する。この結果、図7に示されるように、待機画面400は、その上部に位置する機能一覧画像410と、当該機能一覧画像410の下方に位置する第2広告画像420bと、から成る状態に遷移する。すなわち、機能一覧画像410がディスプレイ204の下部から上部へ移動するとともに、この移動する機能一覧画像410によって第1広告画像420aが第2広告画像420bに塗り替えられるような態様で広告画像420が変更される。
この図7に示される状態は、前述の広告切替期間Taにわたって維持される。そして、当該広告切替期間Taが経過すると、今度は、図8に示されるように、(A)→(B)→(C)という順番で、当該待機画面400の表示態様が変化する。すなわち、機能一覧画像410が、時間の経過に応じて徐々に下方へ移動する。そして、この機能一覧画像410が移動した後の領域に、つまり当該機能一覧画像410の上方に、さらに別の広告画像420が表示され、たとえば第3広告画像420cが表示される。
そして、機能一覧画像410がディスプレイ204の表示面の下側辺に到達すると、厳密には当該機能一覧画像410の下側辺がディスプレイ204の表示面の下側辺と重なると、当該機能一覧画像410の移動が停止する。この結果、図9に示されるように、待機画面400は、その下部に位置する機能一覧画像410と、当該機能一覧画像410の上方に位置する第3広告画像420cと、から成る状態に遷移する。すなわち、機能一覧画像410がディスプレイ204の上部から下部へ移動するとともに、この移動する機能一覧画像410によって第2広告画像420bが第3広告画像420cに塗り替えられるような態様で広告画像420が変更される。これ以降、同様の動作が繰り返される。
すなわち、機能一覧画像410は、ディスプレイ204の表示面の上側辺および下側辺間を当該ディスプレイ204の表示面の左側辺および右側辺に沿って一定の周期で往復移動する。そして、この機能一覧画像410が往復移動することに伴って、広告画像420が順次変更される。要するに、待機画面400として、機能一覧画像410と広告画像420とから成る一種の動画像が表示される。これにより、ディスプレイ204の表示面の焼き付きが防止される。
また、機能一覧画像410は、前述の如くディスプレイ204の表示面内を移動するものの、常に当該ディスプレイ204の表示面に表示される。したがって依然として、ユーザは、当該機能一覧画像410から、つまりディスプレイ204の表示面に待機画面400が表示されている状態にあるときであっても、情報処理システム10がどのような機能を備えているのかを認識することができる。これにより、情報処理システム10の利便性の向上が図られる。さらに、広告画像420もまた、常にディスプレイ204に表示されるが、この広告画像420(の内容)は、時間の経過に応じて順次変更される。つまりは、種々の広告画像420がユーザに呈示される。これにより、情報処理システム10による宣伝広告効果の向上が図られ、ひいては当該情報処理システム10付加価値や収益性などの向上が図られる。
なお、前述の広告切替期間Taは、たとえば数秒間〜数十秒間が適当であるが、適宜に変更することができる。そして、機能一覧画像410がディスプレイ204の表示面の上側辺および下側辺の一方から他方へ移動するのに要する期間、言わば当該機能一覧画像410の移動所要期間は、たとえば数秒間〜数十秒間が適当であるが、これもまた、適宜に変更することができる。
ディスプレイ204の表示面に待機画面400が表示されている状態で、ユーザによって特定の操作が行われると、たとえばタッチパネル202の任意の位置がタッチされると、当該待機画面400に代えて、改めてホーム画面100が表示される。これにより、ユーザは、前述の如く当該ホーム画面100から任意の機能を選択することができる。また、このホーム画面100が表示されている状態が待機切替期間Tbにわたって継続すると、当該ホーム画面100に代えて、改めて待機画面400が表示される。
このような待機画面400の制御を実現するために、情報処理装置20のCPU220は、RAM228に記憶されている情報処理プログラム520に従って、待機画面制御処理を実行する。
ここで、RAM228のメモリマップ50の一例を、図10に示す。この図10に示されるように、RAM228は、プログラム記憶領域52およびデータ記憶領域54を含む。プログラム記憶領域52には、情報処理プログラム520が記憶される。情報処理プログラム520は、操作検出プログラム522、画像生成プログラム524、通信制御プログラム526、近距離通信プログラム528およびコピー制御プログラム530を含む。
操作検出プログラム522は、ユーザによるタッチパネル202の操作状態を検出するためのプログラムである。具体的には、当該操作検出プログラム522は、タッチパネル制御回路224から前述のタッチ座標データを取得し、このタッチ座標データを時系列でデータ記憶領域54に記憶するためのプログラムである。
画像生成プログラム524は、ホーム画面100や待機画面400などの各種画面をディスプレイ204の表示面に表示させるのに必要な表示画像データを生成するためのプログラムである。具体的には、当該画像生成プログラム524が実行されると、CPU220による指示の下、表示制御回路226において、GPUがディスプレイ204の表示面に表示させる画面に対応する表示画像データをVRAMに生成する。このVRAMに生成された表示画像データがディスプレイ204に入力されることで、ディスプレイ204の表示面に当該表示画像データに基づく画面が表示される。
通信制御プログラム526は、通信回路232による双方向通信を実現するためのプログラムである。すなわち、この通信制御プログラム526が実行されると、CPU220による指示の下、通信回路232による双方向通信が実現される。この双方向通信には、上述の如く画像形成装置30側の通信回路320との間での双方向通信が含まれる。
近距離通信プログラム528は、近距離通信部212による通信対象との間でのデータ通信を実現するためのプログラムである。すなわち、この近距離通信プログラム528が実行されると、CPU220による指示の下、近距離通信部212による通信対象との間でのデータ通信が実現される。
コピー制御プログラム530は、画像形成装置30のコピー機能を制御するためのプログラムである。このコピー制御プログラム530に従って、CPU220は、画像形成装置30のコピー機能を制御し、たとえば当該コピー機能に係る各種パラメータの設定を行ったり、画像形成装置30のCPU312にコピー開始の指示を与えたりする。
一方、データ記憶領域54には、画像生成データ542、広告画像データ544、操作データ546、送受信データ548、近距離通信データ550、コピー設定データ552などが記憶される。
画像生成データ542は、ホーム画面100や待機画面400などの各種画面に対応する表示画面データを生成するためのポリゴンデータやテクスチャデータなどのデータである
広告画像データ544は、前述の広告画像420、厳密には複数の広告画像420a,420b,420c,…に対応するデータであり、たとえば図11に示されるように、複数の広告画像データ544a,544a,544a,…を含む。なお、図11は、N(N:2以上の整数)個の広告画像データ544a,544a,544a,…が記憶されている状態を示す。これらの広告画像データ544a,544a,544a,…は、たとえばネットワークを介して供給され、または、更新される。
操作データ546は、操作検出プログラム522に従って取得されたタッチ座標データであり、時系列で記憶される。
送受信データ548は、通信制御プログラム526に従って送受信されるデータである。この送受信データ548には、画像形成装置30に対して送信される画像形成命令や当該画像形成装置30から受信される画像読取データなどの当該画像形成装置30との間で送受信されるデータが含まれる。
近距離通信データ550は、近距離通信プログラム528に従って送受信されるデータである。この近距離通信データ550には、後述する電子マネーによる決済処理に係るデータが含まれる。
コピー設定データ552は、コピー制御プログラム530に従って設定される画像形成装置30のコピー機能に係る各種パラメータのデータである。このコピー設定データ552には、後述するコピーモードや仕上がりシート(出力用紙)の種類などに係るデータが含まれる。
なお、図示は省略するが、データ記憶領域54には、情報処理プログラム520の実行に必要な他の各種データも記憶される。また、データ記憶領域54には、広告切替期間Taや待機切替期間Tbなどをカウントするための各種カウンタ(タイマ)や、各広告画像データ544a,544a,…の順番nなどを表す各種インデックスなどが設けられる。
その上で、情報処理装置20のCPU220は、前述の如く情報処理プログラム520に従って、待機画面制御処理を実行する。この待機画面制御処理の流れについて、図12および図13に示されるフロー図を参照して説明する。なお、CPU220は、ホーム画面100が表示されている状態が待機切替期間Tbにわたって継続したときに、この待機画面制御処理の実行を開始する。
まず、CPU220は、ステップS1において、ディスプレイ204の表示面に待機画面400を表示させ、厳密にはそうなるように表示制御回路226を制御する。このとき、待機画面400を構成する広告画像420としては、n番目の広告画像データ544aに基づく画像が表示される。なお、情報処理システム10の起動時またはRAM228内の各広告画像データ544a,544a,…の更新時においては、当該各広告画像データ544a,544a,…の順番nを表すインデックスの値として、「1」という初期値が設定される。したがってたとえば、情報処理システム10の起動後またはRAM228内の各広告画像データ544a,544a,…の更新後に最初にステップS1が実行される場合には、広告画像420として第1広告画像420aが表示される。すなわち、図5に示される待機画面400が表示される。
ステップ1の実行後、CPU220は、処理をステップS3に進める。そして、このステップS3において、CPU220は、広告切替期間Taのカウントを開始する。さらに、CPU220は、処理をステップS3からステップS5に進めて、当該広告切替期間Taが経過したかどうかを判定する。
ステップS5において、たとえばまだ広告切替期間Taが経過していない場合(S5−NO)、CPU220は、処理をステップS7に進める。一方、ステップS5において、広告切替期間Taが経過した場合(S5−YES)、CPU220は、処理をステップS9に進める。
ステップS7において、CPU220は、タッチパネル202がユーザによるタッチ操作を受け付けたかどうかを、厳密にはタッチパネル制御回路224から当該タッチ操作に応じたタッチ座標データが入力されたかどうかを、判定する。ここでたとえば、タッチ操作が受け付けられていない場合(S7−NO)、CPU220は、処理をステップS5に戻す。一方、当該タッチ操作が受け付けられた場合(S7−YES)、CPU220は、処理をステップS7からステップS11に進める。
ステップS11において、CPU220は、ディスプレイ204の表示面にホーム画面100を表示させ、厳密にはそうなるように表示制御回路226を制御する。このステップS11の実行をもって、CPU220は、待機画面制御処理を終了する。
一方、前述のステップS9において、CPU220は、ディスプレイ204の表示面における機能一覧画像410の上方への移動を開始させ、厳密にはそうなるように表示制御回路226を制御する。そして、CPU220は、処理をステップS13に進める。
ステップS13において、CPU220は、前述の各広告画像データ544a,544a,…の順番nを表すインデックスの値がその最大値Nと一致するかどうかを判定する。ここでたとえば、当該順番nを表すインデックスの値がその最大値Nと一致する場合(S13−YES)、つまり今現在の広告画像420が第N広告画像データ544aに基づく場合、CPU220は、処理をステップS15に進める。一方、当該順番nを表すインデックスの値がその最大値Nと一致しない場合(S13−NO)、つまり今現在の広告画像420が第N広告画像データ544a以外の広告画像データ544aに基づく場合、CPU220は、処理をステップS13からステップS17に進める。
ステップS15において、CPU220は、ディスプレイ204の表示面への第1広告画像データ544aに基づく第1広告画像420(420a)の表示を開始させ、厳密にはそうなるように表示制御回路226を制御する。この第1広告画像420は、機能一覧画像410の下方に表示される。このステップS15の実行後、CPU220は、処理をステップS19に進める。
一方、ステップS17において、CPU220は、ディスプレイ204の表示面への第n+1広告画像データ544aに基づく第n+1広告画像420の表示を開始させ、厳密にはそうなるように表示制御回路226を制御する。この第n+1広告画像420もまた、機能一覧画像410の下方に表示される。このステップS17の実行後、CPU220は、処理をステップS19に進める。
ステップS19において、CPU220は、機能一覧画像410がディスプレイ204の表示面の上側辺に到達したかどうかを判定する。ここでたとえば、機能一覧画像410がまだディスプレイ204の表示面の上側辺に到達していない場合(S19−NO)、CPU220は、処理をステップS21に進める。一方、機能一覧画像410がディスプレイ204の表示面の上側辺に到達した場合(S19−YES)、CPU220は、処理をステップS19からステップS23に進める。
ステップS21において、CPU220は、タッチパネル202がユーザによるタッチ操作を受け付けたかどうかを、つまりタッチパネル制御回路224から当該タッチ操作に応じたタッチ座標データが入力されたかどうかを、判定する。ここでたとえば、タッチ操作が受け付けられていない場合(S21−NO)、CPU220は、処理をステップS19に戻す。一方、当該タッチ操作が受け付けられた場合(S21−YES)、CPU220は、処理をステップS21からステップS11に進める。
また、ステップS23において、CPU220は、ディスプレイ204の表示面における機能一覧画像410の上方への移動を停止させ、厳密にはそうなるように表示制御回路226を制御する。そして、CPU220は、処理をステップS25に進める。
ステップS25において、CPU220は、前述の順番nを表すインデックスの値がその最大値Nと一致するかどうかを判定する。ここでたとえば、当該順番nを表すインデックスの値がその最大値Nと一致する場合(S25−YES)、CPU220は、処理をステップS27に進める。一方、当該順番nを表すインデックスの値がその最大値Nと一致しない場合(S25−NO)、CPU220は、処理をステップS25からステップS29に進める。
ステップS27において、CPU220は、前述の順番nを表すインデックスの値として「1」を設定する。そして、このステップS27の実行後、CPU220は、処理をステップS31に進める。
一方、ステップS29において、CPU220は、前述の順番nを表すインデックスの値をインクリメントし、つまり「1」だけ加算する。このステップS29の実行後、CPU220は、処理をステップS31に進める。
ステップS31において、CPU220は、改めて広告切替期間Taのカウントを開始する。そして、CPU220は、処理をステップS33に進めて、当該広告切替期間Taが経過したかどうかを判定する。
ステップS33において、たとえばまだ広告切替期間Taが経過していない場合(S33−NO)、CPU220は、処理をステップS35に進める。一方、ステップS33において、広告切替期間Taが経過した場合(S33−YES)、CPU220は、処理をステップS37に進める。
ステップS35において、CPU220は、タッチパネル202がユーザによるタッチ操作を受け付けたかどうかを判定する。ここでたとえば、タッチ操作が受け付けられていない場合(S35−NO)、CPU220は、処理をステップS33に戻す。一方、タッチ操作が受け付けられた場合(S35−YES)、CPU220は、処理をステップS35からステップS11に進める。
また、ステップS37において、CPU220は、ディスプレイ204の表示面における機能一覧画像410の下方への移動を開始させ、厳密にはそうなるように表示制御回路226を制御する。そして、CPU220は、処理をステップS39に進める。
ステップS39において、CPU220は、前述の順番nを表すインデックスの値がその最大値Nと一致するかどうかを判定する。ここでたとえば、当該順番nを表すインデックスの値がその最大値Nと一致する場合(S39−YES)、CPU220は、処理をステップS41に進める。一方、当該順番nを表すインデックスの値がその最大値Nと一致しない場合(S39−NO)、CPU220は、処理をステップS39からステップS43に進める。
ステップS41において、CPU220は、ディスプレイ204の表示面への第1広告画像データ544aに基づく第1広告画像420(420a)の表示を開始させ、厳密にはそうなるように表示制御回路226を制御する。この第1広告画像420は、機能一覧画像410の上方に表示される。このステップS41の実行後、CPU220は、処理をステップS45に進める。
一方、ステップS43において、CPU220は、ディスプレイ204の表示面への第n+1広告画像データ544aに基づく第n+1広告画像420の表示を開始させ、厳密にはそうなるように表示制御回路226を制御する。この第n+1広告画像420もまた、機能一覧画像410の上方に表示される。このステップS43の実行後、CPU220は、処理をステップS45に進める。
ステップS45において、CPU220は、機能一覧画像410がディスプレイ204の表示面の下側辺に到達したかどうかを判定する。ここでたとえば、機能一覧画像410がまだディスプレイ204の表示面の下側辺に到達していない場合(S45−NO)、CPU220は、処理をステップS47に進める。一方、機能一覧画像410がディスプレイ204の表示面の下側辺に到達した場合(S45−YES)、CPU220は、処理をステップS45からステップS49に進める。
ステップS47において、CPU220は、タッチパネル202がユーザによるタッチ操作を受け付けたかどうかを判定する。ここでたとえば、タッチ操作が受け付けられていない場合(S47−NO)、CPU220は、処理をステップS45に戻す。一方、当該タッチ操作が受け付けられた場合(S47−YES)、CPU220は、処理をステップS47からステップS11に進める。
また、ステップS49において、CPU220は、ディスプレイ204の表示面における機能一覧画像410の下方への移動を停止させ、厳密にはそうなるように表示制御回路226を制御する。そして、CPU220は、処理をステップS51に進める。
ステップS51において、CPU220は、前述の順番nを表すインデックスの値がその最大値Nと一致するかどうかを判定する。ここでたとえば、当該順番nを表すインデックスの値がその最大値Nと一致する場合(S51−YES)、CPU220は、処理をステップS53に進める。一方、当該順番nを表すインデックスの値がその最大値Nと一致しない場合(S51−NO)、CPU220は、処理をステップS51からステップS55に進める。
ステップS53において、CPU220は、前述の順番nを表すインデックスの値として「1」を設定する。そして、このステップS53の実行後、CPU220は、改めて広告切替期間Taのカウントを開始するべく、処理をステップS3に戻す。
一方、ステップS55において、CPU220は、前述の順番nを表すインデックスの値をインクリメントし、つまり「1」だけ加算する。このステップS55の実行後も、CPU220は、改めて広告切替期間Taのカウントを開始するべく、処理をステップS3に戻す。
この一連の待機画面制御処理を実行するCPU220は、言わば待機制御手段を担う。また、このようなCPU220は、言わば機能選択制御手段でもある。
以上説明したように、本第1実施例に係る情報処理システム10によれば、ユーザによって当該情報処理システム10が使用されない状態が継続すると、一種の動画像である待機画面400がディスプレイ204の表示面全体にわたって表示される。これにより、ディスプレイ204の表示面の焼き付きが防止される。
また、ディスプレイ204の表示面に待機画面400が表示されている状態にあっても、ユーザは、この待機画面400を成す機能一覧画像410から、情報処理システム10がどのような機能を備えているのかを認識することができる。これにより、情報処理システム10の利便性の向上が図られる。併せて、待機画面400を成す広告画像420が時間の経過に応じて順次変更されるので、種々の当該広告画像420がユーザに呈示される。これにより、情報処理システム10による宣伝広告効果の向上が図られ、ひいては当該情報処理システム10の付加価値や収益性などの向上が図られる。
すなわち、本第1実施例に係る情報処理システム10によれば、ディスプレイ204の表示面の焼き付きを防止しつつ、当該情報処理システム10の利便性、付加価値、収益性などの向上が図られる。
ところで前述したように、本第1実施例に係る情報処理システム10によれば、ユーザは、ホーム画面100から任意の機能を選択することができるが、それぞれの機能に係る操作性の向上が図られるよう、種々の工夫が施されている。たとえば、ユーザによってコピー機能が選択される場合について、詳しく説明する。
この場合、図4に示されるホーム画面100において、「コピー」という文字列が記されたボタン122がユーザによって操作(押下)される。すると、ディスプレイ204の表示面に、図14に示されるようなコピー受付画面600が表示される。
この図14に示されるコピー受付画面600は、ホーム画面100と共通のタイトルバー領域110およびメイン領域120から成る。このうちのタイトルバー領域110には、ホーム画面100と同様のタイトルバー112が表示される。一方、メイン領域120の中央には、当該メイン領域120よりも少し(一回りほど)小さい矩形状のかんたんコピーメニュー画面610が表示される。
このかんたんコピーメニュー画面610は、コピー機能に係る大まかなコピーモードを選択するための画面であり、言わば当該コピー機能に係る初期画面である。具体的には、このかんたんコピーメニュー画面610の上部には、横方向に細長い矩形状のサブタイトルバー612が設けられる。そして、このサブタイトルバー612には、かんたんコピーメニュー画面610のタイトルを表す文字列、たとえば「かんたんコピーメニュー」という文字列が、記される。併せて、サブタイトルバー612のたとえば右側端部の近傍に、「とじる」という文字列が記されたボタン、言わばとじるボタン614が、設けられる。
さらに、かんたんコピーメニュー画面610におけるサブタイトルバー612の下方に、複数の、たとえば4つの、ボタン616,616,…が、縦方向に2行、横方向に2列の並びで設けられる。これら各ボタン616,616,…のうちの左側の2つは、白黒コピーモードに対応するとともに、それぞれ片面コピーモードおよび両面コピーモードに対応する。そして、これら左側の2つのボタン616および616、ならびにその上方には、当該左側の2つのボタン616および616に対応するコピーモードを表す適宜の文字列などが記される。一方、右側の2つのボタン616および616は、カラーコピーモードに対応するとともに、それぞれ片面コピーモードおよび両面コピーモードに対応する。そして、これら右側の2つのボタン616および616、およびその上方にも、当該右側の2つのボタン616および616に対応するコピーモードを表す適宜の文字列などが記される。
このかんたんコピーメニュー画面610によれば、ユーザは、白黒コピーモードおよびカラーコピーモードのいずれを希望するのか、また、片面コピーモードおよび両面コピーモードのいずれを希望するのかに応じて、各ボタン616,616,…のいずれかを押下する。なお、コピー機能の選択を中止する場合には、ユーザは、前述のとじるボタン614を押下すればよい。このとじるボタン614が押下されると、ディスプレイ204の表示面に改めてホーム画面100が表示され、言い換えれば当該ホーム画面100が表示される状態に戻る。
このかんたんコピーメニュー画面610において、たとえばカラーコピーモードかつ両面コピーモードに対応する(右下に位置する)ボタン616が押下されると、図15に示されるように、当該押下されたボタン616の表示態様が変わる。なお、図15においては、押下されたボタン616に斜線模様が付されているが、これは、当該押下されたボタン616に適当な色彩が付されていることを表現している。これにより、押下されたボタン616に対応するコピーモードが選択される。この選択されたコピーモードのデータは、コピー機能に係るパラメータの1つとして記憶され、詳しくは前述のコピー設定データ552の1つとして記憶される。そして、この図15に示されるかんたんコピーメニュー画面610の表示態様は、一定期間にわたって、たとえば1秒間以下の比較的に短い期間にわたって、維持される。
その後、図16に示されるように、かんたんコピーメニュー画面610を覆うように、次に説明する用紙選択画面620を含む矩形状の画像620aが、メイン領域120の右側から当該メイン領域120にスライドインされる。この結果、図17に示されるように、コピー受付画面600のメイン領域120の中央に、当該メイン領域120よりも少し(二回りほど)小さい矩形状の用紙選択画面620が表示される。なお、用紙選択画面620を含む画像620aがメイン領域120にスライドインされるのに掛かる時間は、たとえば1秒間以下の比較的に短い時間である。言い換えれば、それくらいの速度で当該画像620aがメイン領域120にスライドインされる。
この用紙選択画面620は、コピー機能に係るパラメータの1つとしての仕上がりシートの種類を選択するための画面であり、言わば当該コピー機能に係る設定画面の1つである。具体的には、この用紙選択画面620には、複数の、たとえば6つの、ボタン622,622,…が、縦方向に3行、横方向に2列の並びで設けられる。これら各ボタン622,622,…は、仕上がりシートの種類に対応し、詳しくはA3サイズの普通紙、A4サイズの普通紙、A4サイズの光沢紙、B4サイズの普通紙、B5サイズの普通紙、およびはがきに、それぞれ対応する。そして、各ボタン622,622,…には、それぞれに対応する仕上がりシートの種類や単価などを表す適宜の文字列および図形が記される。
加えて、用紙選択画面620の右横方に、言わばメイン領域120における右側の余白部分に、次の設定画面である後述する設定確認画面630の一部分が表示され、詳しくは当該設定確認画面630の左側端部が表示される。したがって、ユーザは、この設定確認画面630の左側端部が表示されることから、次の設定画面が存在すること、つまりコピー機能に係る設定操作がまだ続くことを、直観的に認識することができる。
さらに、今現在の設定対象の画面である用紙選択画面620の右側端部と次の設定画面である設定確認画面630の左側端部との間に、「つぎへ」という文字列がその近傍に記されたボタン、言わばつぎへボタン130が、表示される。このつぎへボタン130は、次の設定画面が存在することを表す表示子として機能する。したがって、ユーザは、当該つぎへボタン130が表示されていることからも、次の設定画面が存在すること、つまりコピー機能に係る設定操作がまだ続くことを、直観的に認識することができる。
なお、後で詳しく説明するが、今現在の設定対象画面に係る設定操作がまだ済んでいない場合には、つぎへボタン130は、薄いグレーで表示され、いわゆるグレーアウト表示される。図17においては、つぎへボタン130が破線で記されることで、当該つぎへボタン130がグレーアウト表示されることが表現されている。一方、今現在の設定対象画面に係る設定操作が既に済んでいる場合には、当該つぎへボタン130は、黒色で明瞭に表示される。この場合、つぎへボタン130は、次の設定画面を設定対象画面としてメイン領域120の中央に表示させるための、言わば当該次の設定画面に進むための、ユーザ操作を受付可能な次順操作子として機能する。
併せて、用紙選択画面620の下方に、言わばメイン領域120における下側の余白部分に、進行状況バー140が表示される。この進行状況バー140は、現時点における設定操作の進行状況をグラフィカルに表示する表示子であり、言わば状況表示子である。具体的には、この進行状況バー140は、横方向に直線状に延伸する直線バー部142と、この直線バー部142上に適宜の(ここでは一定の)間隔を置いて配置された複数の、たとえば5つの、段階マーク144,144,…と、を含む。それぞれの段階マーク144は、設定操作の段階に対応する。たとえば、左端ある段階マーク144は、最初(第1)の段階である基本設定段階に対応し、右端にある段階マーク144は、最後(第5)の段階である終了段階に対応する。そして、それぞれの段階マーク144には、対応する段階を表す数値が表示されている。さらに、それぞれの段階マーク144の近傍、たとえば下方には、対応する段階の内容を簡単に表す文字列146が表示されている。
このような進行状況バー140は、現時点における設定操作の進行状況に応じた適宜の修飾を施されることによって、前述の如く当該進行状況をグラフィカルに表示する。図17においては、左端の段階マーク144が、他の各段階マーク144,144,…よりも大きめの態様で表示される。これにより、現時点における設定操作の進行状況が、基本設定段階であることが表現される。また、進行状況バー140における左端の段階マーク144と左端から2番目の段階マーク144との略中間点以前の部分(当該略中間点を含む左側の部分)に、適当な色彩が付される。これによっても、現時点における設定操作の進行状況が、基本設定段階であることが表現される。さらに、左端の段階マーク144の下方にある文字列146が、他の文字列146,146,…よりも大きめの態様で表示される。これによっても、現時点における設定操作の進行状況が、基本設定段階であることが表現される。したがって、ユーザは、この進行状況バー140の表示態様から、現時点における設定操作の進行状況を、直観的に認識することができる。
また、後で詳しく説明するが、進行状況バー140は、設定操作が既に済んでいる任意の設定画面を改めて設定対象画面としてメイン領域120の中央に表示させるための、言わば設定済の当該任意の設定画面にジャンプするための、ユーザ操作を受付可能な操作子としても機能する。この状況表示子としての進行状況バー140の態様は、一例であって、ここで説明したものに限定されない。
さらに、この用紙選択画面620が設定対象画面としてメイン領域120の中央に表示されている状態にあるときのコピー受付画面600のタイトルバー112には、「終了」という文字列が記されたボタン、言わば終了ボタン114が、設けられる。なお、図17においては、タイトルバー112の右側端部の近傍に、この終了ボタン114が設けられているが、当該終了ボタン114は、これ以外の位置に設けられてもよい。この終了ボタン114が押下されると、コピー機能に係る設定操作が中止される。そして、ディスプレイ204の表示面に不図示の適当な終了メッセージが一定期間にわたって表示された上で、当該ディスプレイ204の表示面に改めてホーム画面100が表示される。この終了ボタン114は、次の設定画面である設定確認画面630以降の各設定画面のそれぞれを含むコピー受付画面600のタイトルバー112にも、同様に設けられる。
図17に示される用紙選択画面620において、仕上がりシートの種類を選択するための各ボタン622,622,…のいずれかが押下されると、図18に示されるように、この押下されたボタン622の表示態様が変わる。なお、図18は、A4サイズの普通紙に対応するボタン622が押下された状態を示す。また、図18においては、押下されたボタン622に斜線模様が付されているが、これは、当該押下されたボタン622に適当な色彩が付されていることを表現している。このボタン622の押下により、当該押下されたボタン622に対応する仕上がりシートの種類が選択される。そして、選択された仕上がりシートの種類のデータについても、コピー機能に係るパラメータの1つとして記憶され、詳しくは前述のコピー設定データ552の1つとして記憶される。この図18に示される用紙選択画面620の表示態様は、一定期間にわたって、たとえば1秒間以下の比較的に短い期間にわたって、維持される。
その後、図19に示されるように、メイン領域120の中央に表示されていた用紙選択画面620が、当該メイン領域120の左側に向かってスライドする。併せて、次の設定画面である設定確認画面630が、メイン領域120にスライドインされる。そして、図20に示されるように、メイン領域120の中央に、当該設定確認画面630が設定対象画面として表示される。なお、設定確認画面630の形状および大きさは、用紙選択画面620の形状および大きさと同じである。なお、設定確認画面630がメイン領域120にスライドインされるのに掛かる時間は、1秒間以下の比較的に短い時間である。これ以降も、後述する如くメイン領域120にスライドインされる画面があるが、これらの画面がスライドインされるときも、同様の時間が掛かる。
この設定確認画面630は、コピー機能に係るパラメータの今現在の設定内容を確認するための画面である。この設定確認画面630もまた、コピー機能に係る設定画面の1つである。この設定確認画面630の左側寄りの位置には、コピー機能に係る主なパラメータを表す複数の文字列632,632,…が縦一列に設けられる。そして、それぞれの文字列632の右横方に、当該文字列632に対応するパラメータの設定内容を表す文字列634が設けられる。この文字列634によって表されるパラメータの設定内容は、前述のコピー設定データ552に基づく。なお、これまでの(かんたんコピーメニュー画面610および用紙選択画面620に係る)設定操作により設定されたパラメータ以外のパラメータについては、デフォルトの内容が設定される。さらに、当該文字列634の右横方に、「変更」という文字列が記されたボタン、言わば変更ボタン636が、設けられる。この変更ボタン636は、対応するパラメータの設定内容を変更するための操作子である。詳しい説明は省略するが、この変更ボタン636が押下されると、当該変更ボタン636に対応するパラメータの設定内容を変更するための画面が表示され、たとえば適宜のダイアログボックスが設定確認画面630上にオーバラップ表示される。ユーザは、このダイアログボックスにおいて、パラメータの設定内容を変更することができる。そして、この変更されたパラメータの設定内容に基づいて、前述のコピー設定データ552が更新される。
加えて、設定確認画面630における適当な位置、たとえば各文字列632,632,…の下方の位置に、「その他の設定」という文字列が記されたボタン、言わばその他の設定ボタン638が、設けられる。このその他の設定ボタン638は、前述の文字列632,632,…に対応するパラメータ以外のパラメータ、言わばその他のパラメータ、の内容を確認し、または変更するための操作子である。詳しい説明は省略するが、このその他の設定ボタン638が押下されると、当該その他のパラメータおよびその設定内容に関する情報を含む画面が表示され、たとえば適宜のダイアログボックスが設定確認画面630上にオーバラップ表示される。また、このダイアログボックスには、その他のパラメータそれぞれの設定内容を変更するためのボタンが表示される。ユーザは、このボタンの押下を含む適宜の操作を行うことによって、その他のパラメータそれぞれの設定内容を変更することができる。この場合も、変更されたパラメータの設定内容に基づいて、前述のコピー設定データ552が更新される。
さらに、設定確認画面630における適当な位置、たとえば各変更ボタン636,636,…の下方の位置に、「この設定で印刷」という文字列が記されたボタン、言わば印刷ボタン639が、設けられる。この印刷ボタン639は、コピー機能に係るパラメータの今現在の設定内容に従う条件による印刷の開始を指示するための操作子である。すなわち、この印刷ボタン639が押下されると、コピー機能に係るパラメータの今現在の設定内容に従う条件による印刷の開始を指示するための処理が行われる。ただし、この印刷ボタン639が押下されても、直ちに印刷は開始されない。この印刷ボタン639が押下されると、後述する如く次の設定画面である1枚目原稿読み込み画面640がメイン領域120にスライドインされる。なお、この印刷ボタン639には、適当な修飾が施され、たとえば適当な色彩が付される。図20においては、この印刷ボタン639に斜線模様が付されているが、これは、当該印刷ボタン639に適当な色彩が付されていることを表現している。このように印刷ボタン639に適当な修飾が施されることで、印刷の開始には、当該印刷ボタン639の押下が必要であることが、ユーザに暗示される。
この設定確認画面630を含む図20に示されるコピー受付画面600においても、メイン領域120の右側の余白部分に、次の設定画面である1枚目原稿読み込み画面640の一部が表示され、詳しくは当該1枚目原稿読み込み画面640の左側端部が表示される。したがって、ユーザは、この1枚目原稿読み込み画面640の左側端部が表示されていることから、次の設定画面が存在すること、つまりコピー機能に係る設定操作がまだ続くことを、直観的に認識することができる。
さらに、今現在の設定対象画面である設定確認画面630の右側端部と次の設定画面である1枚目原稿読み込み画面640の左側端部との間に、前述のつぎへボタン130が表示される。したがって、ユーザは、このつぎへボタン130が表示されていることからも、次の設定画面が存在すること、つまりコピー機能に係る設定操作がまだ続くことを、直観的に認識することができる。
加えて、今現在の設定対象画面である設定確認画面630の左横方に、言わばメイン領域120の左側の余白部分に、前の設定画面である用紙選択画面620の一部分が表示され、詳しくは当該用紙選択画面620の右側端部が表示される。したがって、ユーザは、この用紙選択画面620の右側端部が表示されることから、前の設定画面が存在すること、言い換えれば今現在の設定対象画面である設定確認画面630が最初の設定画面でないことを、直観的に認識することができる。なお、この用紙選択画面620の右側端部については、当該用紙選択画面620に係る設定操作が既に済んだ状態にあるので、この設定済であることを表現するべく、適当な修飾が施され、たとえば適当な色彩が付される。図20においては、用紙選択画面620の右側端部に斜線模様が付されているが、これは、当該用紙選択画面620の右側端部に適当な色彩が付されていることを表現している。したがって、ユーザは、この用紙選択画面620の右側端部に適当な色彩が付されていることから、当該用紙選択画面620に係る設定操作が既に済んでいること、言わば当該用紙選択画面620が設定済であることを、直観的に認識することができる。
そして、今現在の設定対象画面である設定確認画面630の左側端部と前の設定画面である用紙選択画面620の右側端部との間に、「もどる」という文字列がその近傍に記されたボタン、言わばもどるボタン150が、表示される。したがって、ユーザは、このもどるボタン150が表示されていることからも、前の設定画面が存在すること、つまり今現在の設定対象画面である設定確認画面630が最初の設定画面でないことを、直観的に認識することができる。
また、もどるボタン150は、前の設定画面を設定対象画面として改めてメイン領域120の中央に表示させるための、言わば当該前の設定画面にもどるための、ユーザ操作を受付可能な前順操作子として機能する。たとえば、図20に示されるコピー受付画面600において、このもどるボタン150が押下されると、前の設定画面である用紙選択画面620が設定対象画面として改めてメイン領域120の中央に表示される。具体的には、それまでメイン領域120の中央に表示されていた設定確認画面630が、当該メイン領域120の右側に向かってスライドする。併せて、前の設定画面である用紙選択画面620が、メイン領域120にスライドインされる。そして、メイン領域120の中央に、当該用紙選択画面620が改めて設定対象画面として表示される。すなわち、コピー受付画面600が図17に示される状態に戻る。このように操作子としても機能するもどるボタン150は、グレーアウト表示ではなく、黒色で明瞭に表示される。
さらに、この図20に示されるコピー受付画面600においても、メイン領域120の下側の余白部分に、前述の進行状況バー140が表示される。ただし、図20における進行状況バー140の表示態様は、たとえば図17における進行状況バー140の表示態様と異なる。すなわち、図20における進行状況バー140においては、中央の段階マーク144が、他の段階マーク144,144,…よりも大きめの態様で表示される。これにより、現時点における設定操作の進行状況が、設定内容の確認段階であることが表現される。また、進行状況バー140における中央の段階マーク144以前の部分(中央の段階マーク144を含む左側部分)に、適当な色彩が付される。これによっても、現時点における設定操作の進行状況が、設定内容の確認段階であることが表現される。そして、中央の段階マーク144の下方にある文字列146が、他の文字列146,146,…よりも大きめの態様で表示される。これによっても、現時点における設定操作の進行状況が、設定内容の確認段階であることが表現される。併せて、中央の文字列146以前の(左側にある3つの)文字列146,146,…が、他の(右側にある2つの)文字列146および146よりも太めの態様で表示される。なお、図19に示されるように、メイン領域120の中央に表示される設定対象画面が用紙選択画面620から設定確認画面630に切り替わるとき、進行状況バー140の表示態様は、図20におけるのと同じ表示態様に変化する。
この図20に示されるコピー受付画面600内の設定確認画面630において、印刷ボタン639が押下されると、図21に示されるように、次の設定画面である1枚目原稿読み込み画面640が、メイン領域120にスライドインされる。そして、図22に示されるように、メイン領域120の中央に、当該1枚目原稿読み込み画面640が設定対象画面として表示される。なお、この1枚目原稿読み込み画面640の形状および大きさもまた、前の設定画面である設定確認画面630の形状および大きさと同じであり、つまり最初の設定画面である用紙選択画面620の形状および大きさと同じである。
この1枚目原稿読み込み画面640は、前述の両面コピーモードに係る1枚目の原稿、つまり仕上がりシートのおもて面に印刷される原稿の、読み込みを行うための画面である。そして、この1枚目原稿読み込み画面640もまた、コピー機能に係る設定画面の1つである。具体的には、この1枚目原稿読み込み画面640の中央よりも少し左側寄りの位置に、矩形状の動画像表示領域642が設けられる。そして、この動画像表示領域642に、1枚目の原稿の読み込み要領を示す動画像642aが表示される。また、この動画像表示領域642の下部に、動画像642aの今現在の再生位置を表す横長の直線状のバー、いわゆるシークバー642bが、表示される。
さらに、1枚目原稿読み込み画面640における適当な位置、たとえば当該1枚目原稿読み込み画面640の右下隅に近い位置に、「読み込み開始」という文字列が記されたボタン、言わば読み込み開始ボタン644が、設けられる。この読み込み開始ボタン644は、1枚目の原稿の読み込みの開始を指示するための操作子である。この読み込み開始ボタン644には、適当な修飾が施され、たとえば適当な色彩が付される。このように読み込み開始ボタン644に適当な修飾が施されることで、1枚目の原稿の読み込みの開始には、当該読み込み開始ボタン644の押下が必要であることが、ユーザに暗示される。
この1枚目原稿読み込み画面640を含む図22に示されるコピー受付画面600においても、メイン領域120の右側の余白部分に、次の設定画面である後述する2枚目原稿読み込み画面650の一部が表示され、詳しくは当該2枚目原稿読み込み画面650の左側端部が表示される。そして、今現在の設定対象画面である1枚目原稿読み込み画面640の右側端部と次の設定画面である2枚目原稿読み込み画面650の左側端部との間に、前述のつぎへボタン130が表示される。
さらに、メイン領域120の左側の余白部分に、前の設定画面である設定確認画面630の一部分が表示され、詳しくは当該設定確認画面630の右側端部が表示される。そして、この設定確認画面630の右側端部については、当該設定確認画面630が設定済であることを表現するべく、適当な修飾が施され、たとえば適当な色彩が付される。加えて、今現在の設定対象画面である1枚目原稿読み込み画面640の左側端部と前の設定画面である設定確認画面630の右側端部との間に、前述のもどるボタン150が表示される。因みに、図22に示されるコピー受付画面600において、このもどるボタン150が押下されると、前の設定画面である設定確認画面630が設定対象画面としてメイン領域120の中央に表示される。この結果、ディスプレイ204の表示面が、図20に示される状態に戻る。
併せて、図22に示されるコピー受付画面600においても、メイン領域120の下側の余白部分に、前述の進行状況バー140が表示される。ただし、この図22における進行状況バー140の表示態様は、たとえば図20における進行状況バー140の表示態様と少し異なる。具体的には、この図22における進行状況バー140においては、中央の段階マーク144が大きめの態様で表示されるとともに、当該中央の段階マーク144の下方にある文字列146が大きめの態様で表示される。この点は、図20における進行状況バー140の表示態様と同じである。ただし、図22における進行状況バー140においては、中央の段階マーク144とその右隣(右端から2番目)の段階マーク144との略中間点以前の部分に、適当な色彩が付されており、この点で、図20における進行状況バー140の表示態様と異なる。なお、図21に示されるように、メイン領域120に表示される設定対象画面が設定確認画面630から1枚目原稿読み込み画面640に切り替わるとき、進行状況バー140の表示態様は、図22におけるのと同じ表示態様に変化する。
この図22に示されるコピー受付画面600内の1枚目原稿読み込み画面640において、前述の画像読取部302の原稿載置台に1枚目の原稿が載置された上で、読み込み開始ボタン644が押下されると、当該画像読取部302による1枚目の原稿の画像を読み取るための画像読取処理が開始される。この画像読取処理によって得られる1枚目の原稿に係る画像読取データは、図10に示される送受信データ548の1つとして記憶される。この画像読取処理が終了すると、図23に示されるように、次の設定画面である2枚目原稿読み込み画面650が、メイン領域120にスライドインされる。そして、図24に示されるように、メイン領域120の中央に、当該2枚目原稿読み込み画面650が設定対象画面として表示される。なお、この2枚目原稿読み込み画面650の形状および大きさもまた、最初の設定画面である用紙選択画面620の形状および大きさと同じである。
この2枚目原稿読み込み画面650は、前述の両面コピーモードに係る2枚目の原稿、つまり仕上がりシートの裏面に印刷される原稿の、読み込みを行うための画面である。そして、この2枚目原稿読み込み画面650もまた、コピー機能に係る設定画面の1つである。具体的には、この2枚目原稿読み込み画面650の中央よりも少し左側寄りの位置に、矩形状の動画像表示領域652が設けられる。そして、この動画像表示領域652に、2枚目の原稿の読み込み要領を示す動画像652aが表示される。また、この動画像表示領域652の下部に、動画像652aの今現在の再生位置を表す横長のシークバー652bが、表示される。
さらに、この2枚目原稿読み込み画面650における適当な位置、たとえば当該2枚目原稿読み込み画面650の右下隅に近い位置に、「2枚目読み込み」という文字列が記されたボタン、言わば2枚目読み込みボタン654が、設けられる。この2枚目読み込みボタン654は、2枚目の原稿の読み込みの開始を指示するための操作子である。この2枚目読み込みボタン654には、適当な修飾が施され、たとえば適当な色彩が付される。このように2枚目読み込みボタン654に適当な修飾が施されることで、2枚目の原稿の読み込みの開始には、当該2枚目読み込みボタン654の押下が必要であることが、ユーザに暗示される。
この2枚目原稿読み込み画面650を含む図24に示されるコピー受付画面600においても、メイン領域120の右側の余白部分に、次の設定画面である後述する最終確認画面660の一部が表示され、詳しくは当該最終確認画面660の左側端部が表示される。併せて、今現在の設定対象画面である2枚目原稿読み込み画面650の右側端部と次の設定画面である最終確認画面660の左側端部との間に、前述のつぎへボタン130が表示される。
また、メイン領域120の左側の余白部分に、前の設定画面である1枚目原稿読み込み画面640の一部分が表示され、詳しくは当該1枚目原稿読み込み画面640の右側端部が表示される。そして、この1枚目原稿読み込み画面640の右側端部については、当該1枚目原稿読み込み画面640が設定済であること、厳密には1枚目の原稿に係る画像読取処理が既に済んでいることを、表現するべく、適当な修飾が施され、たとえば適当な色彩が付される。加えて、今現在の設定対象画面である2枚目原稿読み込み画面650の左側端部と前の設定画面である1枚目原稿読み込み画面640の右側端部との間に、前述のもどるボタン150が表示される。因みに、図24に示されるコピー受付画面600において、このもどるボタン150がユーザによって押下されると、前の設定画面である1枚目原稿読み込み画面640が設定対象画面としてメイン領域120の中央に表示される。この結果、ディスプレイ204の表示面が、図22に示される状態に戻る。
さらに、図24に示されるコピー受付画面600においても、メイン領域120の下側の余白部分に、前述の進行状況バー140が表示される。この図24における進行状況バー140の表示態様は、図22における進行状況バー140の表示態様と同じである。また、図23における進行状況バー140の表示態様も、この図24における進行状況バー140の表示態様と同じである。
この図24に示されるコピー受付画面600内の2枚目原稿読み込み画面650において、前述の画像読取部302の原稿載置台に2枚目の原稿が載置された上で、2枚目読み込みボタン654が押下されると、当該画像読取部302による2枚目の原稿の画像を読み取るための画像読取処理が開始される。この画像読取処理によって得られる2枚目の原稿に係る画像読取データもまた、図10に示される送受信データ548の1つとして記憶される。この2枚目の原稿に係る画像読取処理が終了すると、たとえば図19に示されるのと同様、図25に示されるように、次の設定画面である最終確認画面660が、メイン領域120にスライドインされる。そして、図26に示されるように、メイン領域120の中央に、当該2枚目原稿読み込み画面650が設定対象画面として表示される。なお、この2枚目原稿読み込み画面650の形状および大きさもまた、最初の設定画面である用紙選択画面620の形状および大きさと同じである。
この最終確認画面660は、前述の画像読取処理による1枚目の原稿および2枚目の原稿それぞれの画像の読取結果を確認するための画面である。そして、この最終確認画面660もまた、コピー機能に係る設定画面の1つである。具体的には、この最終確認画面660の中央よりも少し左側寄りの位置に、矩形状の読取画像プレビュー領域662が設けられる。そして、この読取画像プレビュー領域662に、1枚目の原稿および2枚目の原稿それぞれの読取結果を表すプレビュー画像662aが表示される。詳しい図示は省略するが、読取画像プレビュー領域662の下部に設けられている2つのボタン662bおよび662cが押下されることによって、プレビュー画像662aが、その中心を通る垂直な(上下方向に延伸する)仮想の直線を軸として回転する。このプレビュー画像662aから、ユーザは、1枚目の原稿および2枚目の原稿それぞれの読取結果を確認することができる。
さらに、この最終確認画面660における適当な位置、たとえば当該最終確認画面660の右下隅に近い位置に、「コピー開始」という文字列が記されたボタン、言わばコピー開始ボタン664が、設けられる。このコピー開始ボタン664は、印刷の開始を指示するための操作子であり、一見すると、図20に示される設定確認画面630における印刷ボタン639と同様の操作子であるように思われる。このコピー開始ボタン664についても、印刷ボタン639と同様、当該コピー開始ボタン664が押下されても、直ちに印刷は開始されない。このコピー開始ボタン664が押下されると、後述する如く次の設定画面である決済方法選択画面670がメイン領域120にスライドインされる。なお、このコピー開始ボタン664には、適当な修飾が施され、たとえば適当な色彩が付される。このようにコピー開始ボタン664に適当な修飾が施されることで、印刷の開始には、当該コピー開始ボタン664の押下が必要であることが、ユーザに暗示される。
加えて、最終確認画面660における適当な位置、たとえばコピー開始ボタン664の上方に、矩形状の部数表示領域666が設けられる。この部数表示領域666には、コピー機能に係る今現在の一部のパラメータの設定内容に基づく情報が表示され、たとえば印刷部数および印刷に係る料金の合計金額に関する情報が表示される。なお、具体的な説明は省略するが、この部数表示領域666に表示されている情報のうちの印刷部数については、任意に変更することができる。この印刷部数が変更されると、これに応じて印刷に係る料金の合計金額も変更される。そして、これらの変更内容に応じて、前述のコピー設定データ552も変更される。
この最終確認画面660を含む図26に示されるコピー受付画面600においても、メイン領域120の右側の余白部分に、次の設定画面である決済方法選択画面670の一部が表示され、詳しくは当該決済方法選択画面670の左側端部が表示される。併せて、今現在の設定対象画面である最終確認画面660の右側端部と次の設定画面である決済方法選択画面670の左側端部との間に、前述のつぎへボタン130が表示される。
そして、メイン領域120の左側の余白部分に、前の設定画面である2枚目原稿読み込み画面650の一部分が表示され、詳しくは当該2枚目原稿読み込み画面650の右側端部が表示される。この2枚目原稿読み込み画面650の右側端部については、当該2枚目原稿読み込み画面650が設定済であること、厳密には2枚目の原稿に係る画像読取処理が既に済んでいることを、表現するべく、適当な修飾が施され、たとえば適当な色彩が付される。併せて、今現在の設定対象画面である最終確認画面660の左側端部と前の設定画面である2枚目原稿読み込み画面650の右側端部との間に、前述のもどるボタン150が表示される。因みに、図26に示されるコピー受付画面600において、このもどるボタン150がユーザによって押下されると、前の設定画面である2枚目原稿読み込み画面650が設定対象画面としてメイン領域120の中央に表示される。この結果、ディスプレイ204の表示面が、図24に示される状態に戻る。
さらに、図26に示されるコピー受付画面600においても、メイン領域120の下側の余白部分に、前述の進行状況バー140が表示される。この図26における進行状況バー140の表示態様は、図22における進行状況バー140の表示態様と同じである。また、図25における進行状況バー140の表示態様も、この図26における進行状況バー140の表示態様と同じである。
この図26に示されるコピー受付画面600内の最終確認画面660において、コピー開始ボタン664が押下されると、図27に示されるように、次の設定画面である決済方法選択画面670が、メイン領域120にスライドインされる。そして、図28に示されるように、メイン領域120の中央に、当該決済方法選択画面670が設定対象画面として表示される。なお、この決済方法選択画面670の形状および大きさもまた、最初の設定画面である用紙選択画面620の形状および大きさと同じである。
この決済方法選択画面670は、印刷に係る料金の決済方法を選択するための画面である。この決済方法選択画面670もまた、コピー機能に係る設定画面の1つである。この決済方法選択画面670には、複数の、たとえば5つの、ボタン672,672,…が設けられる。これら5つのボタン672,672,…のうちの3つは、決済方法選択画面670における左側寄りの位置に縦1列に並んでいる。そして、残りの2つのボタン672および672は、決済方法選択画面670における右側寄りの位置に縦1列に並んでいる。なお、これら各ボタン672,672,…の配置は、一例であり、図28に示される態様に限定されない。そして、各ボタン672,672,…は、決済方法に対応し、詳しくは現金、電子マネーA、電子マネーB、電子マネーC、および電子マネーDによる決済方法にそれぞれ対応する。これら各ボタン672,672,…には、それぞれに対応する決済方法を表す適宜の文字列および図形が記される。
この決済方法選択画面670を含む図28に示されるコピー受付画面600においても、メイン領域120の右側の余白部分に、次の設定画面である後述する決済処理画面680の一部が表示され、詳しくは当該決済処理画面680の左側端部が表示される。併せて、今現在の設定対象画面である決済方法選択画面670の右側端部と次の設定画面である決済処理画面680の左側端部との間に、前述のつぎへボタン130が表示される。
そして、メイン領域120の左側の余白部分に、前の設定画面である最終確認画面660の一部分が表示され、詳しくは当該最終確認画面660の右側端部が表示される。この最終確認画面660の右側端部については、当該最終確認画面660が設定済であることを表現するべく、適当な修飾が施され、たとえば適当な色彩が付される。併せて、今現在の設定対象画面である決済方法選択画面670の左側端部と前の設定画面である最終確認画面660の右側端部との間に、前述のもどるボタン150が表示される。因みに、図28に示されるコピー受付画面600において、このもどるボタン150がユーザによって押下されると、前の設定画面である最終確認画面660が設定対象画面としてメイン領域120の中央に表示される。この結果、ディスプレイ204の表示面が、図26に示される状態に戻る。
さらに、図28に示されるコピー受付画面600においても、メイン領域120の下側の余白部分に、前述の進行状況バー140が表示される。この図28における進行状況バー140の表示態様は、図22における進行状況バー140の表示態様と同じである。また、図27における進行状況バー140の表示態様も、この図28における進行状況バー140の表示態様と同じである。
この図28に示されるコピー受付画面600内の決済方法選択画面670において、決済方法を選択するための各ボタン672,672,…のいずれかが押下されると、図29に示されるように、当該押下されたボタン672の表示態様が変わる。なお、図29は、電子マネーDによる決済方法に対応するボタン672が押下された状態を示す。また、図29においては、押下されたボタン672に斜線模様が付されているが、これは、当該押下されたボタン672に適当な色彩が付されていることを表現している。このボタン672の押下により、当該押下されたボタン672に対応する決済方法が選択される。この選択された決済方法のデータについても、コピー機能に係るパラメータの1つとして記憶され、詳しくは前述のコピー設定データ552の1つとして記憶される。そして、図29に示される決済方法選択画面670の表示態様は、一定期間にわたって、たとえば1秒間以下の比較的に短い期間にわたって、維持される。
その後、図30に示されるように、次の設定画面である決済処理画面680が、メイン領域120にスライドインされる。そして、図31に示されるように、メイン領域120の中央に、決済処理画面680が設定対象画面として表示される。なお、この決済処理画面680の形状および大きさもまた、最初の設定画面である用紙選択画面620の形状および大きさと同じである。
この決済処理画面680は、印刷に係る料金を、前の設定画面である決済方法選択画面670に係る設定操作で選択された決済方法により決済処理するための画面である。この決済処理画面680もまた、コピー機能に係る設定画面の1つである。この決済処理画面680の中央には、決済処理に用いられるICカードやユーザ端末などの不図示の通信対象がかざされるリーダ/ライタを表すリーダ/ライタ領域682が設けられる。このリーダ/ライタ領域682には、当該通信対象との間で非接触のデータ通信を実現するための不図示の透明アンテナが組み込まれている。また、リーダ/ライタ領域682には、当該リーダ/ライタ領域682がリーダ/ライタとして機能することを表す適宜の図形が記される。
この決済処理画面680を含む図31に示されるコピー受付画面600においては、メイン領域120の右側の余白部分に、後述する印刷中画面690の一部が表示され、詳しくは当該印刷中画面690の左側端部が表示される。なお後述するように、印刷中画面690は、印刷中であることをユーザに呈示するための画面であり、ユーザによる何らかの設定操作を受け付ける設定画面ではない。このことから、決済処理画面680の右側端部と印刷中画面690の左側端部との間には、前述のつぎへボタン130は表示されない。
一方、メイン領域120の左側の余白部分には、前の設定画面である決済方法選択画面670の一部分が表示され、詳しくは当該決済方法選択画面670の右側端部が表示される。この決済方法選択画面670の右側端部については、当該決済方法選択画面670が設定済であることを表現するべく、適当な修飾が施され、たとえば適当な色彩が付される。併せて、今現在の設定対象画面である決済処理画面680の左側端部と前の設定画面である決済方法選択画面670の右側端部との間に、前述のもどるボタン150が表示される。因みに、図31に示されるコピー受付画面600において、このもどるボタン150がユーザによって押下されると、前の設定画面である決済方法選択画面670が設定対象画面としてメイン領域120の中央に表示される。この結果、ディスプレイ204の表示面が、図28に示される状態に戻る。
さらに、図31に示されるコピー受付画面600においても、メイン領域120の下側の余白部分に、前述の進行状況バー140が表示される。この図31における進行状況バー140の表示態様は、図22における進行状況バー140の表示態様と同じである。また、図30における進行状況バー140の表示態様も、この図31における進行状況バー140の表示態様と同じである。
この図31に示されるコピー受付画面600内の決済処理画面680において、先の決済方法選択画面670に係る設定操作で選択された決済方法に合致する通信対象がリーダ/ライタ領域682にかざされると、図32に示されるように、印刷中画面690がメイン領域120にスライドインされる。そして、図33に示されるように、メイン領域120の中央に、当該印刷中画面690が表示される。この印刷中画面690の形状および大きさもまた、最初の設定画面である用紙選択画面620の形状および大きさと同じである。併せて、これまでの設定操作により設定されたパラメータの内容、つまり前述のコピー設定データ552、に従う条件による印刷が開始される。この印刷においては、前述の送受信データ548として記憶されている画像読取データに基づく画像形成部304による画像形成処理が行われる。さらに、前述の決済方法による当該印刷に係る料金の決済処理が行われる。
前述したように、印刷中画面690は、今現在印刷中であることをユーザに呈示するための画面であり、設定画面ではない。この印刷中画面690の適宜の位置、たとえば上部には、今現在印刷中であることを表す適当な文字列692が記される。そして、この文字列692の下方には、適当な動画像694が表示される。この動画像694としては、たとえば図10における広告画像データ544に基づく画像が表示される。このような広告画像データ544に基づく動画像694が表示されることで、宣伝広告効果のさらなる向上が図られる。
この印刷中画面690を含む図33に示されるコピー受付画面600においては、メイン領域120の右側の余白部分に、後述する印刷完了画面700の一部が表示され、詳しくは当該印刷完了画面700の左側端部が表示される。なお後述するように、印刷完了画面700は、印刷が完了したことをユーザに呈示するための画面であり、設定画面ではない。このことから、印刷中画面690の右側端部と印刷完了画面700の左側端部との間には、前述のつぎへボタン130は表示されない。
一方、メイン領域120の左側の余白部分には、前の設定画面である決済処理画面680の一部分が表示され、詳しくは当該決済処理画面680の右側端部が表示される。この決済処理画面680の右側端部については、当該決済処理画面680が設定済であること(厳密には決済処理が既に済んでいること)を表現するべく、適当な修飾が施され、たとえば適当な色彩が付される。なお、今現在印刷中である場合には、前の設定画面である決済処理画面680に戻ることは不適当であるため、印刷中画面690の左側端部と当該決済処理画面680の左側端部との間には、前述のもどるボタン150は表示されない。
さらに、図33に示されるコピー受付画面600においても、メイン領域120の下側の余白部分に、前述の進行状況バー140が表示される。この図33における進行状況バー140においては、右端から2番目の段階マーク144が、他の段階マーク144,144,…よりも大きめの態様で表示される。また、進行状況バー140における当該右端から2番目の段階マーク144以前の部分(右端から2番目の段階マーク144を含む左側部分)に、適当な色彩が付される。さらに、右端から2番目の段階マーク144の下方にある文字列146が、他の文字列146,146,…よりも大きめの態様で表示される。併せて、右端の文字列146以外の各文字列146,146,…が、当該右端の文字列146よりも太めの態様で表示される。この進行状況バー140の表示態様によっても、今現在印刷中であることが表現される。なお、図32に示されるように、メイン領域120の中央に表示される画面が決済処理画面680から印刷中画面690に切り替わるとき、進行状況バー140の表示態様は、図33におけるのと同じ表示態様に変化する。
そして、印刷が完了すると、図34に示されるように、印刷完了画面700がメイン領域120にスライドインされる。そして、図35に示されるように、メイン領域120の中央に、当該印刷完了画面700が表示される。この印刷完了画面700の形状および大きさもまた、最初の設定画面である用紙選択画面620の形状および大きさと同じである。
前述したように、印刷完了画面700は、印刷が完了したことをユーザに呈示するための画面であり、設定画面ではない。この印刷完了画面700には、印刷が完了したことなどを表す適宜の文字列が記される。
また、この印刷完了画面700は、コピー機能に係る一連のプロセスにおいて、最後に表示される画面である。したがって、この印刷完了画面700を含む図35に示されるコピー受付画面600においては、メイン領域120の右側の余白部分には、他の画面の一部分などの特段な画像は表示されない。また、つぎへボタン130も表示されない。
一方、メイン領域120の左側の余白部分には、前の画面である印刷中画面690の一部分が表示され、詳しくは当該印刷中画面690の右側端部が表示される。この印刷中画面690の右側端部については、印刷が完了したことを表現するべく、適当な修飾が施され、たとえば適当な色彩が付される。なお、印刷が完了した後は、前の画面である印刷中画面690に戻ることは不適当であるため、印刷完了画面700の左側端部と当該印刷中画面690の左側端部との間には、もどるボタン150は表示されない。
さらに、図35に示されるコピー受付画面600においても、メイン領域120の下側の余白部分に、前述の進行状況バー140が表示される。この図35における進行状況バー140においては、右端の段階マーク144が、他の段階マーク144,144,…よりも大きめの態様で表示される。また、進行状況バー140の全体に、適当な色彩が付される。さらに、右端の段階マーク144の下方にある文字列146が、他の文字列146,146,…よりも大きめの態様で表示される。併せて、各段階マーク144,144,…の下方にある全ての文字列146,146,…が、太めの態様で表示される。この進行状況バー140の表示態様によっても、印刷が完了したことが表現される。なお、図34に示されるように、メイン領域120の中央に表示される画面が印刷中画面690から印刷完了画面700に切り替わるとき、進行状況バー140の表示態様は、図35におけるのと同じ表示態様に変化する。
この印刷完了画面700は、一定期間にわたって、たとえば数秒間にわたって、表示される。その後、ディスプレイ204の表示面に改めてホーム画面100が表示され、つまり当該ホーム画面100が表示される状態に戻る。
このように本第1実施例に係る情報処理システム10によれば、用紙選択画面620をはじめとする複数の設定画面が、予め定められた順番で1つずつ設定対象画面としてメイン領域120の中央に表示される。そして、任意の設定画面が設定対象画面としてメイン領域120の中央に表示されているときに、次の設定画面がある場合には、当該次の設定画面の左側端部がメイン領域120の右側の余白部分に表示される。一方、前の設定画面がある場合には、当該前の設定画面の右側端部がメイン領域120の左側の余白部分に表示される。なお、ここで言う次の設定画面は、本発明に係る次順画面の一例である。そして、ここで言う前の設定画面は、本発明に係る前順画面の一例である。また、最初の設定画面である用紙選択画面620は、本発明に係る先頭画面の一例であり、最終の設定画面である決済処理画面680は、本発明に係る最終画面の一例である。
さらに、印刷中画面690および印刷完了画面700は、設定画面ではないものの、これら印刷中画面690および印刷完了画面700についても同様に、順次1つずつメイン領域120の中央に表示される。そして、これら印刷中画面690および印刷完了画面700のそれぞれがメイン領域120の中央に表示されているときに、次の画面がある場合には、当該次の画面の左側端部がメイン領域120の右側の余白部分に表示される。併せて、前の画面の右側端部がメイン領域120の左側の余白部分に表示される。
この言わば画面切替制御の仕組について、図36〜図43を参照して説明する。
図36は、最初の設定画面である用紙選択画面620が設定対象画面としてメイン領域120の中央に表示されている状態を概念的に示す図である。この図36に示される状態は、図17に示される状態に対応する。この図36に示されるように、最初の設定画面である用紙選択画面620から最後に表示される印刷完了画面700までの各画面620〜700が、予め定められた順番で横一列に一定の間隔で並んでいる。そして、メイン領域120の中央に用紙選択画面620が設定対象画面として表示されているときに、次の設定画面である設定確認画面630の左側端部が当該メイン領域120の右側の余白部分に表示されるように、各画面620〜700の大きさや間隔などが規定されている。併せて、メイン領域120の右側の余白部分に、つぎへボタン130が表示される。なお、今現在の設定対象画面である用紙選択画面620が未設定である場合には、つぎへボタン130は、グレーアウト表示される。さらに、メイン領域120の下側の余白部分に、進行状況バー140が表示される。この進行状況バー140は、前述の如く現時点における設定操作の進行状況に応じた態様で表示される。
この図36に示される状態において、各画面620〜700の並びが、当該図36における右側から左側に向かってスライドすることによって、次の設定画面である設定確認画面630がメイン領域120にスライドインされる。そして、図37に示されるように、当該設定確認画面630が設定対象画面としてメイン領域120の中央に表示される。この図37に示される状態は、図20に示される状態に対応する。そして、この図37に示される状態にあるときには、メイン領域120の右側の余白部分に、次の設定画面である1枚目原稿読み込み画面640の左側端部が表示される。併せて、メイン領域120の右側の余白部分に、つぎへボタン130が表示される。なお、今現在の設定対象画面である設定確認画面630に係る設定操作がまだ済んでいない場合には、つぎへボタン130は、グレーアウト表示される。さらに、メイン領域120の左側の余白部分に、前の設定画面である用紙選択画面620の右側端部が表示される。この用紙選択画面620の右側端部については、当該用紙選択画面620に係る設定操作が既に済んでいることから、つまり当該用紙選択画面620が設定済であることから、適当な修飾が施される。併せて、メイン領域120の左側の余白部分に、もどるボタン150が表示される。前述したように、このもどるボタン150は、ユーザ操作を受付可能であり、黒色で明瞭に表示される。加えて、メイン領域120の下側の余白部分に、進行状況バー140が表示される。
そして、この図37に示される状態において、各画面620〜700の並びが、当該図37における右側から左側に向かってスライドすることによって、次の設定画面である1枚目原稿読み込み画面640がメイン領域120にスライドインされる。そして、図38に示されるように、当該1枚目原稿読み込み画面640が設定対象画面としてメイン領域120の中央に表示される。この図38に示される状態は、図22に示される状態に対応する。そして、この図38に示される状態にあるときには、メイン領域120の右側の余白部分に、次の設定画面である2枚目原稿読み込み画面650の左側端部が表示される。併せて、メイン領域120の右側の余白部分に、つぎへボタン130が表示される。なお、今現在の設定対象画面である1枚目原稿読み込み画面640に係る設定操作(厳密には画像読取処理)がまだ済んでいない場合には、つぎへボタン130は、グレーアウト表示される。さらに、メイン領域120の左側の余白部分に、前の設定画面である設定確認画面630の右側端部が表示される。この設定確認画面630の右側端部については、当該設定確認画面630が設定済であることから、適当な修飾が施される。併せて、メイン領域120の左側の余白部分に、もどるボタン150が表示される。加えて、メイン領域120の下側の余白部分に、進行状況バー140が表示される。
このようにして各画面620〜700の並びが順次スライドすることによって、最終的に、図39に示される如く印刷完了画面700がメイン領域120の中央に表示される。この図39に示される状態は、図35に示される状態に対応する。そして、この図39に示される状態にあるときには、メイン領域120の右側の余白部分には、他の画面の一部分などの特段な画像は表示されない。また、つぎへボタン130も表示されない。一方、メイン領域120の左側の余白部分には、前の画面である印刷中画面690の右側端部が表示される。この印刷中画面690の右側端部については、適当な修飾が施される。ただし、もどるボタン150は表示されない。そして、メイン領域120の下側の余白部分に、進行状況バー140が表示される。
ここでたとえば、図37に示される状態にあるときに、もどるボタン150が押下される、とする。すると、図40に示されるように、用紙選択画面620が改めて設定対象画面としてメイン領域120の中央に表示される状態に戻る。この図40に示される状態は、一見すると、図36に示される状態と同じであるように思われるが、進行状況バー140およびつぎへボタン130の表示態様が異なる。
すなわち、図37に示される状態から、図40に示される如く用紙選択画面620が改めて設定対象画面とされる状態に戻ったときは、当該用紙選択画面620が設定済の状態にある。言い換えれば、コピー機能に係る設定操作の進行状況としては、図37に示される段階にまで当該設定操作が進んだ状態にある。したがって、図40に示される状態においては、進行状況バー140の表示態様が、図37に示されるのと同じ表示態様になり、言い換えれば当該図37に示されるのと同じ表示態様に維持される。
また、図40に示される状態においては、つぎへボタン130がグレーアウト表示されるのではなく、黒色で明瞭に表示される。これにより、つぎへボタン130は、ユーザによる操作を受付可能となり、言わば有効化される。そして、このつぎへボタン130が押下されると、次の設定画面である設定確認画面630が改めてメイン領域120にスライドインされ、つまり図37に示される状態に遷移する。
なお、図37に示される状態において、進行状況バー140における左端の段階マーク144が押下された場合にも、当該図37に示される状態から、図40に示される状態に遷移する。要するに、進行状況バー140は、設定済の任意の設定画面を改めて設定対象画面としてメイン領域120の中央に表示させるための、言い換えれば当該設定済の任意の設定画面にジャンプするための、操作子として機能する。
因みに、詳しい説明は省略するが、この図40に示される状態においては、仕上がりシートの種類を選択し直すことができる。ただし、仕上がりシートのサイズが変更された場合には、他のパラメータにも影響が生じることがある。したがって、この場合は、これ以降の各設定画面に係る設定操作が改めて行われる。併せて、つぎへボタン130および進行状況バー140の表示態様も適宜に改められる。
さらにたとえば、図38に示される状態において、もどるボタン150が押下されると、図41に示されるように、設定確認画面630が改めて設定対象画面としてメイン領域120の中央に表示される状態に戻る。この図41に示される状態は、一見すると、図37に示される状態と同じであるように思われるが、進行状況バー140およびつぎへボタン130の表示態様が異なる。
すなわち、図38に示される状態から、図41に示される如く設定確認画面630が改めて設定対象画面とされる状態に戻ったときは、当該設定確認画面630が設定済の状態にある。言い換えれば、コピー機能に係る設定操作の進行状況としては、図38に示される段階にまで進んだ状態にある。したがって、図41に示される状態においては、進行状況バー140の表示態様が、図38に示されるのと同じ表示態様になり、言い換えれば当該図38に示されるのと同じ表示態様に維持される。
また、図41に示される状態においては、つぎへボタン130がグレーアウト表示されるのではなく、黒色で明瞭に表示される。これにより、つぎへボタン130は、ユーザによる操作を受付可能となる。そして、このつぎへボタン130が押下されると、次の設定画面である1枚目原稿読み込み画面640が改めてメイン領域120にスライドインされ、つまり図38に示される状態に遷移する。
なお、図38に示される状態において、進行状況バー140における中央の段階マーク144が押下された場合にも、当該図38に示される状態から、図41に示される状態に遷移する。
因みに、詳しい説明は省略するが、この図41に示される状態においては、任意のパラメータを改めて変更することができる。ただし、変更されるパラメータによっては、他のパラメータにも影響が生じる場合がある。したがって、この場合は、これ以降の各設定画面に係る設定操作が再度行われる。併せて、つぎへボタン130および進行状況バー140の表示態様も改められる。
加えて、図41に示される状態において、もどるボタン150が押下されると、図42に示されるように、用紙選択画面620が改めて設定対象画面としてメイン領域120の中央に表示される状態に戻る。この図42に示される状態は、一見すると、図40に示される状態と同じであるように思われるが、次の設定画面である設定確認画面630の表示態様が異なる。
すなわち、図41に示される状態から、図42に示される如く用紙選択画面620が改めて設定対象画面とされる状態に戻ったときは、次の設定画面である設定確認画面630は設定済の状態にある。このことを表現するべく、図42に示される状態においては、メイン領域120の右側の余白部分に表示される次の設定画面である設定確認画面630の左側端部に、適当な修飾が施され、たとえば適当な色彩が付される。図42においては、設定確認画面630の左側端部に斜線模様が付されているが、これは、当該設定確認画面630の左側端部に適当な色彩が付されていることを表現している。したがって、ユーザは、この設定確認画面630の左側端部に適当な色彩が付されていることから、当該設定確認画面630が設定済であることを、直観的に認識することができる。
なお、この図42に示される状態においても、つぎへボタン130は、ユーザ操作を受付可能であり、黒色で明瞭に表示され、つまり有効化される。このつぎへボタン130が押下されると、次の設定画面である設定確認画面630が改めてメイン領域120にスライドインされ、つまり図41に示される状態に遷移する。
また、この図42に示される状態における進行状況バー140の表示態様は、図41に示されるのと同じ表示態様であり、つまり図38に示されるのと同じ表示態様である。因みに、図38に示される状態において、進行状況バー140における左端の段階マーク144が押下された場合も、当該図38に示される状態から、図42に示される状態に遷移し、言わばジャンプする。
そしてたとえば、2枚目原稿読み込み画面640以降の各設定画面のいずれかが設定対象画面としてメイン領域120に表示されている状態で、進行状況バー140における中央の段階マーク144が押下される、とする。この場合も、図43に示されるように、設定確認画面630が改めて設定対象画面としてメイン領域120の中央に表示される状態に戻る。この図43に示される状態は、一見すると、図41に示される状態と同じであるように思われるが、次の設定画面である1枚目原稿読み込み画面640の表示態様が異なる。
すなわち、図43に示される状態においては、次の設定画面である1枚目原稿読み込み画面640が設定済の状態にある。このことを表現するべく、図43に示される状態においては、メイン領域120の右側の余白部分に表示される1枚目原稿読み込み画面640の左側端部に、適当な修飾が施され、たとえば適当な色彩が付される。
なお、この図43に示される状態においても、つぎへボタン130は、ユーザ操作を受付可能であり、黒色で明瞭に表示される。このつぎへボタン130が押下されると、次の設定画面である1枚目原稿読み込み画面640が改めてメイン領域120にスライドインされる。
また、この図43に示される状態における進行状況バー140の表示態様は、当該図43に示される状態に遷移する前の状態、言わばジャンプ元の状態、におけるのと同じ表示態様である。なお、ジャンプ元の状態からもどるボタン130が必要回数にわたって押下されることによっても、図43に示される状態に遷移することができる。
このような画面切替制御を実現するために、情報処理装置20のCPU220は、RAM228に記憶されている情報処理プログラム520に従って、画面切替制御処理を実行する。併せて、CPU220は、当該情報処理プログラム520に従って、進行状況表示処理を実行する。なお、進行状況表示処理は、メイン領域120の右側の余白部分に表示される次の画面の左側端部、つぎへボタン130、メイン領域120の左側の余白部分に表示される前の画面の右側端部、もどるボタン150、および進行状況バー140のそれぞれの表示態様を制御するための処理である。
このうちのまず、画面切替制御処理の流れについて、図44〜図46に示されるフロー図を参照して説明する。なお、CPU220は、図14に示されるかんたんコピーメニュー画面610に係る設定操作によって任意のコピーモードが選択されたときに、厳密にはそのことを表す前述のタッチ座標データがタッチパネル制御回路224から入力されたときに、この画面切替制御処理の実行を開始する。
CPU220は、ステップS101において、用紙選択画面620を含む画像620aをメイン領域120にスライドインさせ、厳密にはそうなるように表示制御回路226を制御する。これにより、図17に示されるように、用紙選択画面620が設定対象画面としてメイン領域120の中央に表示される。このとき、メイン領域120の右側の余白部分に、次の設定画面である設定確認画面630の左側端部が表示される。併せて、メイン領域120の下側の余白部分に、進行状況バー140が表示される。なお、つぎへボタン130については、後述する如く進行状況表示処理の実行によって表示される。また前述したように、図17に示される状態は、前述の如く図36に示される状態に対応する。
このステップS101は、本発明に係る次順画面付加手順の一例である。そして、このステップS101をCPU220が実行することは、本発明に係る次順画面付加ステップの一例である。さらに、このステップS101を実行するCPU220は、本発明に係る次順画面付加手段の一例である。また、このステップS101を実行するCPU220は、本発明に係る状況表示子付加手段の一例でもある。
そして、CPU220は、ステップS103において、メイン領域120の中央に表示されている画面が設定画面であるかどうか、つまり用紙選択画面620〜決済処理画面680の各設定画面のいずれかであるかどうかを、判定する。ここでたとえば、メイン領域120の中央に表示されている画面が設定画面である場合(S103−YES)、CPU220は、処理をステップS105に進める。一方、メイン領域120の中央に表示されている画面が設定画面でない場合(S103−NO)、詳しくは当該メイン領域120の中央に表示されている画面が印刷中画面690である場合、CPU220は、処理をステップS103から後述するステップS137に進める。
ステップS105において、CPU220は、タッチパネル202によってユーザ操作が受け付けられるのを、厳密には当該ユーザ操作に応じたタッチ座標データがタッチパネル制御回路224から入力されるのを、待つ(S105−NO)。そして、タッチパネル202によってユーザ操作が受け付けられると(S105−YES)、CPU220は、処理をステップS105からステップS107に進める。
ステップS107において、CPU220は、前述のステップS105で受け付けられたユーザ操作の内容を判別する。ここでたとえば、当該ユーザ操作が終了ボタン114の押下である場合、CPU220は、処理をステップS109に進める。そして、ユーザ操作が設定操作である場合、CPU220は、処理をステップS107から後述するステップS115に進める。なお、ここで言う設定操作とは、たとえば図17に示される用紙選択画面620が設定対象画面としてメイン領域120の中央に表示されている場合には、各ボタン622,622,…のいずれかが押下される操作のことを言う。またたとえば、図31に示される決済処理画面680が設定対象画面としてメイン領域120の中央に表示されているときの当該設定操作とは、前述の通信対象がリーダ/ライタ領域682にかざされることを言う。
さらに、ステップS107において、ユーザ操作がもどるボタン150の押下である場合、CPU220は、処理を後述するステップS121に進める。このもどるボタン150の押下は、本発明に係る第1指示操作の一例であり、とりわけ第3指示操作の一例である。そして、ユーザ操作がつぎへボタン130の押下である場合、CPU220は、処理をステップS107から後述するステップS125に進める。このつぎへボタン130の押下は、本発明に係る第2指示操作の一例である。また、ユーザ操作が進行状況バー140の押下である場合、厳密にはいずれかの段階マーク144の押下である場合、CPU220は、処理をステップS107から後述するステップS129に進める。この進行状況バー140の押下は、本発明に係る第1指示操作の一例である。そして、ユーザ操作が、これら以外の言わばその他の操作である場合は、CPU220は、処理をステップS107から後述するステップS133に進める。
ステップS109において、CPU220は、ユーザ操作としての前述の終了ボタン114の押下に応答して、この終了ボタン114の表示態様をユーザ操作に応じた態様とし、たとえば実際に押下されたような態様とする。そして、CPU220は、処理をステップS111に進める。
ステップS111において、CPU220は、コピー機能に係る操作を終了する旨を表す適当な終了メッセージを一定期間にわたって、たとえば数秒間にわたって、ディスプレイ204の表示面に表示させる。そして、CPU220は、処理をステップS113に進める。
ステップS113において、CPU220は、ディスプレイ204の表示面にホーム画面100を表示させる。これをもって、CPU220は、画面切替制御処理の実行を終了する。
また、CPU220は、処理をステップS107からステップS115に進めた場合、このステップS115において、前述のユーザ操作としての設定操作に応答して、当該設定操作を受け付けた設定画面、つまり今現在の設定対象画面、の表示態様を、当該設定操作に応じた態様とする。たとえば、今現在の設定対象画面が図17に示される用紙選択画面620である場合には、CPU220は、図18に示される如く押下されたボタン622に適当な色彩を付す。またたとえば、今現在の設定対象画面が図31に示される決済処理画面680である場合には、CPU220は、リーダ/ライタ領域682の表示態様に適当な変化を与える。そして、CPU220は、処理をステップS117に進める。
ステップS117において、CPU220は、今現在の設定対象画面に係る設定操作に応じた所定の処理を行う。たとえば、今現在の設定対象画面が図17に示される用紙選択画面620である場合には、CPU220は、押下されたボタン622に対応する仕上がりシートの種類のデータをコピー設定データ552の1つとして記憶する。またたとえば、今現在の設定対象画面が図31に示される決済処理画面680である場合には、CPU220は、印刷に係る料金の決済処理を行う。そして、CPU220は、処理をステップS119に進める。
ステップS119において、CPU220は、今現在の次の画面をメイン領域120にスライドインさせる。ここで言う次の画面とは、設定確認画面630〜決済処理画面680の各設定画面のいずれか、または印刷中画面690である。これにより、メイン領域120にスライドインされた画面が、当該メイン領域120の中央に表示される。併せて、このメイン領域120の中央に表示された画面についての次の画面がある場合には、当該次の画面の左側端部が、メイン領域120の右側の余白部分に表示される。さらに、メイン領域120の左側の余白部分に、当該メイン領域120の中央に表示された画面についての前の画面の右側端部が表示される。その上で、CPU220は、処理をステップS103に戻す。
なお、このステップS119は、本発明に係る画面切替手順の一例である。また、このステップS119は、本発明に係る次順画面付加手順の一例でもある。そして、このステップS119をCPU220が実行することは、本発明に係る画面切替ステップの一例であるとともに、本発明に係る次順画面付加ステップの一例でもある。さらに、このステップS119を実行するCPU220は、本発明に係る画面切替手段の一例である。また、このステップS119を実行するCPU220は、本発明に係る次順画面付加手段および前順画面付加手段の一例でもある。
また、CPU220は、処理をステップS107からステップS121に進めた場合、このステップS121において、前述のユーザ操作としてのもどるボタン150の押下に応答して、当該もどるボタン150の表示態様をユーザ操作に応じた態様とし、たとえば実際に押下されたような態様とする。そして、CPU220は、処理をステップS123に進める。
ステップS123において、CPU220は、今現在の前の設定画面をメイン領域120にスライドインさせる。ここで言う前の設定画面とは、用紙選択画面620〜決済方法選択画面670の各設定画面のいずれかである。これにより、メイン領域120にスライドインされた設定画面が、設定対象画面として当該メイン領域120の中央に表示される。併せて、メイン領域120の右側の余白部分に、当該設定対象画面についての次の設定画面の左側端部が表示される。さらに、当該設定対象画面についての前の設定画面がある場合には、当該前の設定画面の右側端部が、メイン領域120の左側の余白部分に表示される。その上で、CPU220は、処理をステップS103に戻す。
なお、このステップS123は、本発明に係る第1変更手順の一例である。そして、このステップS123もまた、本発明に係る次順画面付加手順の一例である。さらに、このステップS123をCPU220が実行することは、本発明に係る第1変更ステップの一例である。そして、このステップS123をCPU220が実行することもまた、本発明に係る次順画面付加ステップの一例である。加えて、このステップS123を実行するCPU220は、本発明に係る第1変更手段の一例である。そして、このステップS123を実行するCPU220もまた、本発明に係る次順画面付加手段および前順画面付加手段の一例である。
さらに、CPU220は、処理をステップS107からステップS125に進めた場合、このステップS125において、前述のユーザ操作としてのつぎへボタン130の押下に応答して、当該つぎへボタン130の表示態様をユーザ操作に応じた態様とし、たとえば実際に押下されたような態様とする。そして、CPU220は、処理をステップS127に進める。
ステップS127において、CPU220は、今現在の次の設定画面をメイン領域120にスライドインさせる。ここで言う次の設定画面とは、設定確認画面630〜決済処理画面680の各設定画面のいずれかである。これにより、メイン領域120にスライドインされた設定画面が、設定対象画面として当該メイン領域120の中央に表示される。併せて、この設定対象画面についての次の画面がある場合には、当該次の画面の左側端部が、メイン領域120の右側の余白部分に表示される。さらに、メイン領域120の左側の余白部分に、当該設定対象画面についての前の設定画面の右側端部が表示される。その上で、CPU220は、処理をステップS103に戻す。
なお、このステップS127を実行するCPU220は、本発明に係る第2変更手段の一例である。そして、このステップS127を実行するCPU220もまた、本発明に係る次順画面付加手段および前順画面付加手段の一例である。さらに、このステップS127もまた、本発明に係る次順画面付加手順の一例である。加えて、このステップS127をCPU220が実行することもまた、本発明に係る次順画面付加ステップの一例である。
そして、CPU220は、処理をステップS107からステップS129に進めた場合、このステップS129において、前述のユーザ操作としての進行状況バー140の押下に応答して、当該進行状況バー140の表示態様をユーザ操作に応じた態様とし、たとえば当該進行状況バー140の表示態様に適当な変化を与える。そして、CPU220は、処理をステップS131に進める。
ステップS131において、CPU220は、前述のユーザ操作として押下された進行状況バー140の押下位置に対応する設定画面を、メイン領域120にスライドインさせる。ここで言う押下位置に対応する設定画面とは、用紙選択画面620〜決済処理画面680の各設定画面のいずれかである。これにより、メイン領域120にスライドインされた設定画面が、設定対象画面として当該メイン領域120の中央に表示される。併せて、この設定対象画面についての次の画面がある場合には、当該次の画面の左側端部が、メイン領域120の右側の余白部分に表示される。さらに、当該設定対象画面についての前の設定画面がある場合には、当該前の設定画面の右側端部が、メイン領域120の左側の余白部分に表示される。その上で、CPU220は、処理をステップS103に戻す。
なお、このステップS131もまた、本発明に係る第1変更手順の一例であるとともに、本発明に係る次順画面付加手順の一例である。そして、このステップS131をCPU220が実行することもまた、本発明に係る第1変更ステップの一例であるとともに、本発明に係る次順画面付加ステップの一例である。さらに、このステップS131を実行するCPU220もまた、本発明に係る第1変更手段の一例であるとともに、本発明に係る次順画面付加手段および前順画面付加手段の一例である。
また、CPU220は、処理をステップS7からステップS133に進めた場合、このステップS133において、前述のユーザ操作としてのその他の操作に応答して、今現在の設定対象画面の表示態様に適宜の変化を与える。そして、CPU220は、処理をステップS135に進める。
ステップS135において、CPU220は、前述のその他の処理を行う。ここで言うその他の処理としては、たとえば今現在の設定対象画面が図20に示される設定確認画面である場合には、各変更ボタン636のいずれか、或いはその他の設定ボタン638が押下されたときの処理がある。またたとえば、今現在の設定対象画面が図26に示される最終確認画面である場合には、読取画像プレビュー領域662の各ボタン662bおよび662cいずれかが押下されたときの処理や、部数表示領域666の印刷部数に関する情報が変更されるときの処理がある。そして、CPU220は、処理をステップS103に戻す。
さらに、CPU220は、処理を前述のステップS103からステップS137に進めた場合、このステップS137において、印刷を開始する。厳密にはCPU220は、画像形成装置30のCPU312にコピー開始の指示を与える。そして、CPU220は、処理をステップS139に進める。
なお、このステップS137は、本発明に係る情報処理手順の一例である。そして、このステップS137をCPU220が実行することは、本発明に係る情報処理ステップの一例である。さらに、このステップS137を実行するCPU220は、本発明に係る情報処理手段の一例である。また、このステップS137において、CPU220が画像形成装置30のCPU312にコピー開始の指示を与えることは、本発明に係る所定の情報処理の一例であり、とりわけ画像形成命令処理の一例である。
ステップS139において、CPU220は、前述のステップS137で開始された印刷が終了するのを、厳密には画像形成装置30のCPU312からコピー終了の通知が送られてくるのを、待つ(S139−NO)。この印刷が終了すると(S139−YES)、CPU220は、処理をステップS139からステップS141に進める。
ステップS141において、CPU220は、印刷完了画面700をメイン領域120にスライドインさせる。これにより、印刷完了画面700が設定対象画面としてメイン領域120の中央に表示される。併せて、この印刷完了画面700についての前の画面である印刷中画面690の右側端部が、メイン領域120の左側の余白部分に表示される。その上で、CPU220は、処理をステップS143に進める。
ステップS143において、CPU220は、一定期間(数秒間)が経過するのを待つ(S143−NO)。この一定期間が経過すると(S143−YES)、CPU220は、ディスプレイ204の表示面にホーム画面100を表示させるべく、処理をステップS143からステップS113に進める。
続いて、前述の進行状況表示処理の流れについて、図47に示されるフロー図を参照して説明する。なお、CPU220は、用紙選択画面620〜印刷完了画面700の各画面のいずれかがメイン領域120にスライドインしたときに、この進行状況表示処理の実行を開始する。
まず、CPU220は、ステップS201において、前の画面があるかどうかを判定する。ここでたとえば、前の画面がある場合(S201−YES)、CPU220は、処理をステップS203に進める。一方、前の画面がない場合(S201−NO)、CPU220は、処理をステップS201から後述するステップS209に進める。
ステップS203において、CPU220は、メイン領域120の左側の余白部分に表示されている前の画面の右側端部に適当な修飾を施し、たとえば適当な色彩を付す。そして、CPU220は、処理をステップS205に進める。
ステップS205において、CPU220は、メイン領域120の中央に表示されている画面が設定画面であるかどうか、つまり用紙選択画面620〜決済処理画面680の各設定画面のいずれかであるかどうかを、判定する。ここでたとえば、メイン領域120の中央に表示されている画面が設定画面である場合(S205−YES)、CPU220は、処理をステップS207に進める。一方、メイン領域120の中央に表示されている画面が設定画面でない場合(S205−NO)、つまり当該画面が印刷中画面690または印刷完了画面700である場合、CPU220は、処理をステップS205から後述するステップS209に進める。
ステップS207において、CPU220は、もどるボタン150を表示させ、厳密には当該もどるボタン150を黒色で明瞭に表示させる。そして、CPU220は、処理をステップS209に進める。
ステップS209において、次の画面があるかどうかを判定する。ここでたとえば、次の画面がある場合(S209−YES)、CPU220は、処理をステップS211に進める。一方、次の画面がない場合(S209−NO)、CPU220は、処理をステップS209から後述するステップS219に進める。
ステップS211において、CPU220は、次の画面が設定画面であるかどうか、つまり設定確認画面630〜決済処理画面680の各設定画面のいずれかであるかどうかを、判定する。ここでたとえば、次の画面が設定画面である場合(S211−YES)、CPU220は、処理をステップS213に進める。一方、次の画面が設定画面でない場合(S211−NO)、つまり当該次の画面が印刷中画面690または印刷完了画面700である場合、CPU220は、処理をステップS211から後述するステップS219に進める。
ステップS213において、CPU220は、次の設定画面が操作済であるかどうかを、判定する。この判定は、当該設定操作に従うパラメータが前述のコピー設定データ552として記憶されているかどうかに基づいて行われる。ここでたとえば、次の設定画面が設定済である場合(S213−YES)、CPU220は、処理をステップS215に進める。一方、次の設定画面が未設定である場合(S213−NO)、CPU220は、処理をステップS213から後述するステップS221に進める。
ステップS215において、CPU220は、メイン領域120の右側の余白部分に表示されている次の画面の左側端部に適当な修飾を施し、たとえば適当な色彩を付す。そして、CPU220は、処理をステップ217に進める。
ステップS217において、CPU220は、つぎへボタン130を表示させ、厳密には当該つぎへボタン130を黒色で明瞭に表示させる。そして、CPU220は、処理をステップS219に進める。
ステップS219において、CPU220は、進行状況バー140の表示態様を今現在の設定状況に応じた態様とするべく、当該進行状況バー140の表示態様を更新する。これをもって、CPU220は、進行状況表示処理の実行を終了する。なお厳密に言えば、前述のステップS101のみならず、このステップS219をも実行するCPU220が、本発明に係る状況表示子付加手段の一例に当たる。
また、CPU220は、処理を前述のステップS213からステップS221に進めた場合、このステップS221において、つぎへボタン130をグレーアウト表示させる。その上で、CPU220は、処理をステップS219に進める。
以上説明したように、本第1実施例に係る情報処理システム10によれば、用紙選択画面620をはじめとする複数の設定画面が、予め定められた順番で1つずつ設定対象画面としてメイン領域120の中央に表示される。そして、任意の設定画面が設定対象画面としてメイン領域120の中央に表示されているときに、次の設定画面がある場合には、当該次の設定画面の左側端部がメイン領域120の右側の余白部分に表示される。したがって、ユーザは、次の設定画面の左側端部がメイン領域120の右側の余白部分に表示されているかどうかから、当該次の設定画面が存在するのかどうかを、つまり設定操作がまだ続くのかどうかを、直観的に認識することができる。
また、次の設定画面が設定済である場合には、当該次の設定画面の左側端部に適当な修飾が施される。したがって、ユーザは、次の設定画面の左側端部に当該適用な修飾が施されているかどうかから、当該次の設定画面が設定済であるかどうかを、直観的に認識することができる。
さらに、次の設定画面が存在する場合には、メイン領域120の右側の余白部分に、つぎへボタン130が表示される。そして、このつぎへボタン130は、次の設定画面が設定済である場合には、黒色で明瞭に表示され、当該次の設定画面が未設定である場合には、グレーアウト表示される。したがって、ユーザは、このつぎへボタン130が表示されているかどうかからも、次の設定画面が存在するのかどうかを、つまり設定操作がまだ続くのかどうかを、直観的に認識することができる。併せて、ユーザは、つぎへボタン130の表示態様から、次の設定画面が設定済であるかどうかを、直観的に認識することができる。
加えて、今現在の設定対象画面についての前の設定画面がある場合には、当該前の設定画面の右側端部がメイン領域120の左側の余白部分に表示される。したがって、ユーザは、前の設定画面の右側端部がメイン領域120の左側の余白部分に表示されているかどうかから、当該前の設定画面が存在するのかどうかを、直観的に認識することができる。
また、当該前の設定画面が存在する場合には、メイン領域120の左側の余白部分に、もどるボタン150が表示される。したがって、ユーザは、このもどるボタン150が表示されているかどうかからも、前の設定画面が存在するのかどうかを、直観的に認識することができる。
さらにまた、メイン領域120の下側の余白部分に、進行状況バー140が表示される。この進行状況バー140は、現時点における設定操作の進行状況をグラフィカルに表示する。したがって、ユーザは、この進行状況バー140の表示態様から、現時点における設定操作の進行状況を、直観的に認識することができる。
そして、ユーザは、つぎへボタン130、もどるボタン150、および進行状況バー140を操作することで、設定済の任意の設定画面を設定対象画面として改めてメイン領域120の中央に表示させることができる。これはたとえば、設定済の任意の設定画面に係る当該設定操作の内容を確認したり、当該設定操作の内容を変更したりする場合に、有益である。
このように種々の工夫が施されたコピー受付画面600がコピー機能に係るユーザインターフェース画面として採用されることで、当該コピー機能を含む情報処理システム10の操作性の向上が図られる。このような工夫は、コピー機能に限らず、スキャナ機能やファクシミリ機能、さらにはデジタルコンテンツのダウンロード機能などの当該コピー機能以外の機能にも、同様に施すことができる。
なお、前述の両面コピーモードにおいては、とりわけ2枚目の原稿についての画像の読取結果が、白紙と同様になってしまうことがある。この事象は、たとえば片面にのみ画像が形成された原稿の裏面が、誤って2枚目の原稿の読取面として前述の画像読取部302の原稿載置台に載置される場合に、つまりユーザによるミスによって、起こり得る。この場合、図26に示される最終確認画面660においても、2枚目の原稿についてのプレビュー画像662aが、白紙と同様の真っ白な画像となってしまう。このようなユーザによるミスを改めるべく、たとえば図48に示されるように、最終確認画面660が設定対象画面として表示される際に、当該ユーザに対して確認を促す適当なメッセージ画面668が表示されるようにしてもよい。
このメッセージ画面668は、たとえばダイアログボックスであり、2枚目の原稿についての画像の読取結果が白紙と同様であると見なされる場合に表示される。このメッセージ画面668には、ユーザに対して確認を促す適当なメッセージを表す文字列が記される。併せて、このメッセージ画面668には、「OK」という文字列が記されたボタン、言わばOKボタン668aが、設けられる。
ユーザは、このメッセージ画面668の表示を受けて、2枚目の原稿についての画像の読取結果が白紙と同様であること、つまり当該2枚目の原稿について何らかの不適切な点があることを、直観的に認識することができる。この場合、メッセージ画面668のOKボタン668aが押下されると、当該メッセージ画面668が消える。そして、もどるボタン150が押下されると、前の設定画面である2枚目原稿読み込み画面650が操作対象画面としてメイン領域120に表示される。これにより、2枚目の原稿についての画像の読取処理を改めて行うことが可能となり、当該2枚目の原稿についての不適切な点を是正することができる。なお、1枚目の原稿についても、これと同様の対策を講ずることができる。
また、図28に示される決済方法選択画面670に代えて、図49に示されるような決済方法選択画面800が表示されてもよい。この図49に示される決済方法選択画面800においては、2つのボタン802および802が横並びに設けられる。これら2つのボタン802および802の一方、たとえば左側のボタン802は、現金による決済方法に対応する。そして、右側のボタン802は、電子マネーによる決済方法に対応する。すなわち、図28に示される決済方法選択画面670においては、4種類の電子マネーA〜Dによる決済方法に対応して4つのボタン672,672,…が設けられるが、この図49に示される決済方法選択画面800においては、電子マネーによる決済方法に対応するボタン802が1つのみ設けられる。
この図49に示される決済方法選択画面800において、たとえば右側のボタン802が押下された場合、次の操作対象画面として、図50に示されるような決済処理画面810が表示されてもよい。この図50に示される決済処理画面810においては、4つのリーダ/ライタ領域812,812,…が設けられる。これら4つのリーダ/ライタ領域812,812,…は、それぞれ前述の4種類の電子マネーA〜Dによる決済方法に対応する。そして、これら4つのリーダ/ライタ領域812,812,…には、それぞれの電子マネーA〜Dに対応する不図示の透明アンテナが組み込まれている。なお、これら4つのリーダ/ライタ領域812,812,…は、縦方向に2行、横方向に2列の並びで設けられているが、この並びに限定されない。この図50に示される決済処理画面810によれば、決済処理の際に、当該決済処理に用いられる電子マネーの種類が区別される。
[第2実施例]
次に、本発明の第2実施例について、図51を参照して説明する。なお、本第2実施例は、前述の第1実施例と比較して、つぎへボタン130の表示の有無のみが異なる。したがって、本第2実施例において、第1実施例と同様の部分については、それらの説明を省略する。
図51は、本第2実施例における用紙選択画面620を含むコピー受付画面600の一例である。この図51に示されるコピー受付画面600においては、つぎへボタン130が表示されていない。すなわち、今現在の設定対象画面が未設定である場合には、つまりつぎへボタン130の押下によって次の設定画面に進むことができない場合には、当該つぎへボタン130が非表示とされる。
このような本第2実施例によれば、ユーザは、つぎへボタン130が表示されているかどうかから、今現在の設定対象画面が設定済であるかどうかを、つまりつぎへボタン130の押下によって次の設定画面に進むことができるかどうかを、直観的に認識することができる。そして、本第2実施例によれば、第1実施例と同様、コピー機能を含む情報処理システム10の操作性の向上が図られる。
[第3実施例]
次に、本発明の第3実施例について、図52〜図55を参照して説明する。なお、本第3実施例は、第1実施例と比較して、つぎへボタン130の表示態様のみが異なる。したがって、本第3実施例においても、第1実施例と同様の部分については、それらの説明を省略する。
図52は、本第2実施例における用紙選択画面620を含むコピー受付画面600の一例である。この図52に示されるコピー受付画面600においては、つぎへボタン130の他に、「2つつぎへ」という文字列がその近傍に記されたボタン、言わば2つつぎへボタン130aが、設けられる。この2つつぎへボタン130aは、2つ次の設定画面、つまり図52の状態においては1枚目原稿読み込み画面640に、進む(ジャンプする)ための操作子である。ただし、次の設定画面が設定済である場合のみ、この2つつぎへボタン130aの操作が可能であり、そうでない場合には、当該2つつぎへボタン130はグレーアウト表示され、つまりユーザ操作を受け付けない言わば無効化された状態にある。
なお、図53は、つぎへボタン130については、有効化されているものの、2つつぎへボタン130aについては、無効化されている状態を示す。この図53に示される状態によれば、ユーザは、今現在の設定対象画面である用紙選択画面620については、設定済であるものの、2つ次の設定画面である1枚目原稿読み込み画面640については、未設定であることを、直観的に認識することができる。したがって、ユーザは、つぎへボタン130の押下によって、次の設定画面である1枚目原稿読み込み画面640に進むことはできるが、2つつぎへボタン130aの押下によって、2つ次の設定画面である1枚目原稿読み込み画面640には進むことができない。
また、図54は、つぎへボタン130および2つつぎへボタン130aのいずれについても、有効化されている状態を示す。この図54に示される状態によれば、ユーザは、今現在の設定対象画面である用紙選択画面620については、設定済であり、2つ次の設定画面である1枚目原稿読み込み画面640についても、設定済であることを、直観的に認識することができる。したがって、ユーザは、つぎへボタン130の押下によって、次の設定画面である1枚目原稿読み込み画面640に進むことができる。そして、ユーザは、2つつぎへボタン130aの押下によって、2つ次の設定画面である1枚目原稿読み込み画面640に進むことができる。
この2つつぎへボタン130aと同様に、たとえば図55に示されるように、2つもどるボタン150aが設けられてもよい。この2つもどるボタン150aは、2つ前の設定画面、つまり図55の状態においては用紙選択画面620に、戻る(ジャンプする)ための操作子である。そのために、この2つもどるボタン150aの近傍には、「2つもどる」という文字列が記されている。この2つもどるボタン150aが設けられた図55に示される状態においては、ユーザは、当該2つもどるボタン150aの押下によって、2つ前の設定画面である用紙設定画面620に戻ることができる。そして、ユーザは、もどるボタン150の押下によって、前述と同様、前の設定画面である設定確認画面630に戻ることができる。
このように2つつぎへボタン130aおよび2つもどるボタン150aが設けられる本第3実施例によれば、情報処理システム10の操作性のさらなる向上が図られる。
なお、図示は省略するが、設定確認画面630が設定対象画面である状態においては、2つもどるボタン150aは設けられない。そして、決済方法選択画面670が設定対象画面である状態においては、2つつぎへボタン130aは設けられない。
以上の各実施例は、本発明の具体例であり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。これら各実施例以外の局面にも、本発明を適用することができる。
たとえば、前述の各実施例においては、各設定画面620〜680についての設定操作が進むに連れて、当該各設定画面620〜680が右側から左側へスライドするように構成されたが、これに限らない。たとえば、各設定画面620〜680が左側から右側へスライドするように構成されてもよいし、当該各設定画面620〜680が上下方向にスライドするように構成されてもよい。
また、つぎへボタン130およびもどるボタン150の押下に代えて、たとえばディスプレイ204の表示面に指を置いた状態で当該指を特定の方向に動かす、いわゆるスワイプ操作や、当該指を特定の方向にはらう、いわゆるフリック操作が、採用されてもよい。
加えて、前述の各実施例においては、MMKである情報処理装置20を備える情報処理システム10に本発明が適用される場合を例に挙げて説明したが、これ以外の装置にも、本発明を適用することができる。