JP2019074659A - 保護カバー及び像担持体ユニット - Google Patents

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大 松原
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大 松原
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Abstract

【課題】ユニット本体において外力の影響を受け易い構成要素を効果的に保護できる保護カバー及び像担持体ユニットを提供する。【解決手段】ユニット本体であるカートリッジ7は、感光ドラム6と、感光ドラム6からシートを分離する分離爪16と、感光ドラム6から分離されたシートを案内する拍車18と、を有する。カートリッジ7に着脱自在である保護カバー4は、感光ドラム6を保護する第1保護部41と、分離爪16及び拍車18を保護する第2保護部42と、を有する。【選択図】図10

Description

本発明は、梱包中のユニット本体を保護する保護カバーに関する。
一般に、画像形成部を備え、画像形成装置本体に対して容易に交換可能なカートリッジ(像担持体ユニットのユニット本体)が知られている。カートリッジは、画像を担持する像担持体の一例として感光ドラムを有している。梱包中のカートリッジの運搬時や保管時、開梱時等に外部に露出する感光ドラムの表面に傷が付かないようにするため、カートリッジには、感光ドラムの露出面を保護する保護カバーが取り外し可能に取り付けられている(特許文献1参照)。そして、ユーザやサービスマン等の作業者が画像形成装置本体にカートリッジを装着するときには、不要となる保護カバーをカートリッジから取り外すようにしている。
特開2013−214106号公報
ところで、近年、カートリッジを画像形成装置本体に装着した後の画像形成時に、感光ドラムからシートを分離する分離爪等の分離部材や感光ドラムから分離されたシートを案内する拍車等の回転案内部材がカートリッジに搭載されるようになってきている。例えば、分離爪がカートリッジに搭載される場合、拍車がカートリッジに搭載される場合、あるいは分離爪と拍車の両方がカートリッジに搭載される場合などがある。分離爪や拍車は微小な精密部材であり、外力に対して変形するおそれがある。このため、カートリッジの運搬時や保管時、開梱時等に分離爪や拍車に他部品やユーザが触れると、変形や破損が発生して、その機能が低下するおそれがある。
そこで、本発明は、ユニット本体において外力の影響を受け易い構成要素を効果的に保護することを目的とする。
本発明は、画像を担持する像担持体と、当該像担持体から記録媒体を分離する分離部材と、を有するユニット本体に、着脱自在な保護カバーであって、前記ユニット本体に対する位置決め手段を有し、前記位置決め手段で決められる装着位置で前記像担持体を保護する第1保護部と、前記分離部材を保護する第2保護部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、画像を担持する像担持体と、当該像担持体から分離された記録媒体を案内する回転案内部材と、を有するユニット本体に、着脱自在な保護カバーであって、前記ユニット本体に対する位置決め手段を有し、前記位置決め手段で決められる装着位置で前記像担持体を保護する第1保護部と、前記回転案内部材を保護する第2保護部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ユニット本体において外力の影響を受け易い構成要素を効果的に保護することができる。
実施形態に係る画像形成装置の断面模式図である。 実施形態に係るカートリッジの斜視図である。 (a)は実施形態に係るカートリッジにおけるローラホルダ、帯電ローラ及び清掃ローラの斜視図である。(b)は(a)に示す一対の支持機構のうち一方の支持機構近傍の拡大斜視図である。 実施形態に係るカートリッジの斜視図である。 実施形態に係るカートリッジにおける分離爪及び拍車の部分の拡大斜視図である。 実施形態に係るカートリッジの断面図である。 実施形態に係る像担持体ユニットの一例であるカバー付きカートリッジの斜視図である。 実施形態に係る像担持体ユニットの一例であるカバー付きカートリッジの斜視図である。 (a)は実施形態に係る保護カバーの斜視図、(b)は実施形態に係る保護カバーの側面図である。 (a)及び(b)はカートリッジに保護カバーを着脱する作業を説明するための図である。 (a)は保護カバーの一部分の平面図、(b)はカートリッジの一部分の平面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、本実施形態にて説明する構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1は、実施形態に係る画像形成装置100の断面模式図である。なお、図1中、鉛直上方向を矢印Z方向とする。画像形成装置100は、電子写真方式の複写機である。画像形成装置100は、画像形成装置本体としての装置本体100Aを有する。装置本体100Aの内部には、現像剤としてのトナーを補給するトナー補給容器(トナーボトル)1が取着自在に配置される。
トナー補給容器1から供給されるトナーは、収容手段としてのホッパ24に一旦収容された後、現像手段としての現像装置11へ送り出される。現像装置11に送り出されたトナーにより、像担持体ユニットのユニット本体の一例であるカートリッジ7にてトナー像が形成される。
一方、装置本体100Aの下方に配置される給紙部5から給送された記録媒体の一例であるシートSには、カートリッジ7において形成されたトナー像が転写手段の一例である転写ローラ30により転写される。トナー像が転写されたシートSは、定着手段である定着装置35に搬送される。定着装置35に搬送されたシートSは、定着装置35を通過中に加熱及び加圧される。これにより、トナー像がシートSに定着される。画像が形成されたシートSは、排出トレイ19に排出される。カートリッジ7は、装置本体100Aの内部でトナー補給容器1に重ならないように配置される。操作部50は、立面操作部として装置本体100Aの右側に配置される。また、コントローラ51は、装置本体100Aの内部機器の駆動を制御する。
図2は、実施形態に係るカートリッジ7の斜視図である。カートリッジ7は、装置本体100Aに対して着脱可能である。図2には、説明の便宜上、装置本体100Aに対して装着されている状態のカートリッジ7のみを図示し、装置本体100Aの図示は省略している。図1と同様、図2において、鉛直上方向を矢印Z方向としている。図2に示すカートリッジ7は、装置本体100Aから取り外された状態でもある。カートリッジ7は、像担持体の一例である感光ドラム6と、感光ドラム6に接触して感光ドラム6を帯電する帯電手段の一例である帯電ローラ8と、を有する。更に、カートリッジ7は、帯電ローラ8に隣接して配置され、帯電ローラ8に接触して帯電ローラ8を清掃する清掃手段の一例である清掃ローラ14を有する。隣接部材としての清掃ローラ14は接触部材としての帯電ローラ8に従動して回転することにより帯電ローラ8の表面を清掃する。帯電ローラ8及び清掃ローラ14は、ローラホルダ3に回転可能に保持されている。ローラホルダ3は、フレーム20に固定されている。
図3(a)は、カートリッジ7におけるローラホルダ3、帯電ローラ8及び清掃ローラ14の斜視図である。ローラホルダ3は、長手方向(図3(a)中、矢印X方向)に延びるホルダ本体3Bと、ホルダ本体3Bの矢印X方向の両端に設けられた一対の支持機構3A,3A及び一対の支持機構3C,3Cと、を有する。帯電ローラ8は、一対の支持機構3A,3Aに回転可能に支持されている。各支持機構3Aは、帯電ローラ軸受9を有する。帯電ローラ8の長手方向(図3(a)中、矢印X方向)の両端の軸端部8A,8Aは、それぞれ帯電ローラ軸受9,9に保持されている。清掃ローラ14は、一対の支持機構3C,3Cに回転可能に支持されている。各支持機構3Cは、清掃ローラ軸受12を有する。清掃ローラ14の長手方向(図3(a)中、矢印X方向)の両端の軸端部14A,14Aは、それぞれ清掃ローラ軸受12,12に保持されている。
なお、一対の支持機構3A,3Aは同様の構成であり、一対の支持機構3C,3Cは同様の構成であるため、以下、一方の支持機構3A,3Cについて説明する。図3(b)は、図3(a)に示す一対の支持機構3A、3Aのうち一方の支持機構3A近傍、及び一対の支持機構3C,3Cのうち一方の支持機構3C近傍の拡大斜視図である。帯電ローラ軸受9は、帯電ローラ8が感光ドラム6に接離する方向に移動可能に支持機構3Aに支持されている。清掃ローラ軸受12は、清掃ローラ14が帯電ローラ8に接離する方向に移動可能に支持機構3Cに支持されている。支持機構3Aは、加圧バネ10を有する。支持機構3Cは、加圧バネ13を有する。帯電ローラ軸受9は加圧バネ10により帯電ローラ8が感光ドラム6に接する方向に付勢されている。これにより帯電ローラ8が感光ドラム6に対して所定の押圧力で押圧される。清掃ローラ軸受12は加圧バネ13により清掃ローラ14が帯電ローラ8に接する方向に付勢されている。これにより清掃ローラ14は帯電ローラ8に対して所定の押圧力で押圧される。
図4は、実施形態に係るカートリッジ7の斜視図である。なお、図4には、図2とは異なる方向から見たカートリッジ7を図示している。フレーム20には、分離爪台15が取り付けられている。分離爪台15は、例えば両面テープでフレーム20に取り付けられている。分離爪台15には、各種サイズのシートに対応して、分離部材の一例である分離爪16及び回転案内部材の一例である拍車18がそれぞれ3個ずつ長手方向(矢印X方向)に間隔をあけて配置されている。
図5は、カートリッジ7における分離爪台15の部分拡大斜視図である。分離爪16は、感光ドラム6の表面から画像が転写されたシートを分離する部材であり、分離爪バネ17で付勢され、先端部が感光ドラム6の表面に接触している。感光ドラム6の表面を傷付けることなく分離爪16の先端部を感光ドラム6の表面に接触させる必要があるため、分離爪バネ17の引張力は、例えば1gf程度の小さい力に設定されている。
拍車18は、外周部分に半径方向に延びる先細り形状の複数の突起が周方向に間隔をあけて配置されて構成されている。拍車18は、感光ドラム6の表面から分離したシートを案内する部材であり、分離爪台15に回転可能に支持されており、搬送されるシートと接触した際に従動回転する。
図6は、カートリッジ7の断面図である。図6を用いて電子写真方式の画像形成プロセスについて簡単に説明する。図6に示すように、感光ドラム6に接触している帯電ローラ8は、回転駆動される感光ドラム6に従動して回転し、高圧基板(不図示)により帯電電圧が印加される。帯電ローラ8は、高電圧の帯電電圧が印加された帯電ローラ8の表面に接触している感光ドラム6の表面に、電位を与える。帯電ローラ8に接触している清掃ローラ14は、帯電ローラ8に対して従動回転し、帯電ローラ8の表面を清掃する。
帯電ローラ8の帯電後、感光ドラム6の表面には、レーザスキャナなどの露光装置(不図示)によりレーザ光が照射されて、露光部分のみの電位が下がり静電潜像が形成される。露光後、感光ドラム6と所定の間隔をあけて配置されている現像装置11(図1)の現像スリーブ11Aによりトナーが供給されて静電潜像が現像され、感光ドラム6の表面にトナー像が形成される。
転写ローラ30(図1参照)には所定の転写電圧が印加される。感光ドラム6と転写ローラ30とで形成される転写ニップでは、挟持されるシートS(又は中間転写ベルトなど)にトナー像が転写される。シートSにトナー像が転写された後、感光ドラム6に電気的に貼り付いたシートが分離爪16により分離される。これにより、搬送されるシートSの先端が感光ドラム6に巻き付くのを防止することができる。
その後、シートSは、回転自在の拍車18に接触してシート搬送方向A(図6参照)に案内される。これにより、シートSにおいてトナー像が形成された未定着の画像面が、例えばリブ21等に接触して画像が劣化するのを防止することができる。以上の帯電、露光、現像及び転写のサイクルを繰り返すことで、電子写真方式による画像形成プロセスを実施する。
なお、本実施形態では、カートリッジ7において、帯電ローラ8及び清掃ローラ14が従動回転する構成を例示しているが、これに限定されるものではなく、駆動源や駆動伝達ギアなどにより駆動される構成としても良い。
カートリッジ7は、使用による部品の寿命等によって、ユーザ又はサービスマン等の作業者により定期的に交換する必要があり、装置本体100Aに対して容易に着脱可能となっている。図7及び図8は、実施形態に係る像担持体ユニットの一例である保護カバー付きカートリッジ7Aの斜視図である。なお、図8には、図7とは異なる方向から見た保護カバー付きカートリッジ7Aを図示している。装置本体100Aに装着される前のカートリッジ7には、図7及び図8に示すように、保護装置としての保護カバー4が取り外し可能に取り付けられている。カートリッジ7及び保護カバー4により、像担持体ユニットである保護カバー付きカートリッジ7Aが構成されている。装置本体100Aにカートリッジ7が装着されるときには、作業者によってカートリッジ7から不要となる保護カバー4が取り外される。
感光ドラム6の表面に傷が付くとシートに形成される画像の品質が低下する。また、分離爪16及び拍車18は変形や破損をし易い精密部材である。本実施形態では、保護カバー4は、感光ドラム6を保護する第1保護部41と、分離爪16及び拍車18を保護する第2保護部42とを有する。カートリッジ7に保護カバー4が取り付けられることで、例えばカートリッジ7の梱包時や運搬時、保管時、開梱時等に、第1保護部41により感光ドラム6が保護され、第2保護部42により分離爪16及び拍車18が保護される。これにより、カートリッジ7において外力により変形や破損が発生し易い構成要素である感光ドラム6、分離爪16及び拍車18を効果的に保護することができる。
図9(a)は保護カバー4の斜視図、図9(b)は保護カバー4の側面図である。保護カバー4は、第1保護部41に設けられ、第1保護部41をカートリッジ7に取り付け、装着位置に位置決めするための位置決め手段である取付部44と、第1保護部41と第2保護部42とを連結する連結部43と、を有する。取付部44は、第1保護部41の長手方向(矢印X方向)の両端にそれぞれ設けられている。
保護カバー4の材質は、感光ドラム6、帯電ローラ8及び清掃ローラ軸受12よりも柔らかい樹脂、例えばPP(ポリプロピレン)である。連結部43は、第2保護部42が第1保護部41に対して矢印C1方向、及び矢印C1方向と反対の矢印C2方向へ変位可能(回動可能)に屈曲(撓み変形)する。具体的に説明すると、第2保護部42は連結部43を介して第1保護部41に対して開放状態(図9(b)の状態)の形状で成形されている。また、連結部43は、屈曲可能(撓み変形可能)となる肉厚、即ち第1保護部41,第2保護部42よりも薄肉に形成されている。これにより、簡単な構成で第1保護部41に対して開放状態を保持する第2保護部42を変位(回動)させることができる。
位置決め手段である各取付部44,44は、第1離間部である第1離間爪45と、第2離間部である第2離間爪46とを有する。第1離間爪45は、帯電ローラ8の軸端部8Aにおける芯金部と、感光ドラム6の表面の長手方向(矢印X方向)の端部との間に挿入される。帯電ローラ8を保持する帯電ローラ軸受9は、加圧バネ10で付勢された状態で支持機構3Aに対して移動可能に保持されているので、第1離間爪45は、接触部材としての帯電ローラ8と感光ドラム6とを約0.5mm程度、加圧バネ10の付勢力に抗して離間させることができる。第2離間爪46は、隣接部材としての清掃ローラ14の軸端部14Aを保持する清掃ローラ軸受12と、帯電ローラ8の軸端部8Aにおける芯金部との間に挿入される。清掃ローラ14を保持する清掃ローラ軸受12は、加圧バネ13で付勢された状態で支持機構3Cに対して移動可能に保持されているので、第2離間爪46は、清掃ローラ14と帯電ローラ8とを約1mm程度、加圧バネ13の付勢力に抗して離間させることができる。
位置決め手段である各取付部44,44における第1離間爪45と第2離間爪46をそれぞれ感光ドラム6と帯電ローラ8との間、及び帯電ローラ8と清掃ローラ軸受12との間に挿入することにより、第1保護部41が装着位置を位置決めされてカートリッジ7に固定される。そして、第1保護部41をカートリッジ7に取り付けた時には、第1離間爪45,第2離間爪46により、感光ドラム6と帯電ローラ8、及び帯電ローラ8と清掃ローラ14がそれぞれ離間して非接触状態となる。
第1離間爪45により、カートリッジ7が未使用の梱包状態の場合に感光ドラム6と帯電ローラ8とが同じ位置で長期間に亘って圧接するのを防止することができる。したがって、感光ドラム6及び帯電ローラ8が塑性変形するのを防止することができる。また、第2離間爪46により、カートリッジ7が未使用の梱包状態の場合に帯電ローラ8と清掃ローラ14とが同じ位置で長期間に亘って圧接するのを防止することができる。したがって、帯電ローラ8及び清掃ローラ14が塑性変形するのを防止することができる。
また、第1離間爪45及び第2離間爪46は、感光ドラム6、帯電ローラ8及び清掃ローラ軸受12よりも柔らかい樹脂で形成されているので、カートリッジ7が梱包状態での振動や衝撃により感光ドラム6、帯電ローラ8及び清掃ローラ軸受12に傷が付くのを防止することができる。
図10(a)及び図10(b)は、カートリッジ7に保護カバー4を着脱する作業を説明するための図である。図10(a)には、保護カバー4の第2保護部42が開いた状態を、図10(b)には、保護カバー4の第2保護部42を閉じた状態をそれぞれ図示している。保護カバー4の第1保護部41は、図10(a)中、装着方向である矢印B1方向に直線移動させることにより、カートリッジ7に取り付け可能となっており、また、矢印B1方向と反対の取り外し方向である矢印B2方向に直線移動することにより、カートリッジ7から取り外し可能となっている。
ここで、図4に示すようにカートリッジ7のフレーム20には係合ピン20A,20Bが設けられており、図9(a)に示すように保護カバー4の第2保護部42には係合ピン20A,20Bにそれぞれ係合する係合部である係合孔42A,42Bが設けられている。
第2保護部42は、第1保護部41がカートリッジ7に装着された装着位置に位置する場合、係合孔42A,42Bがカートリッジ7の係合ピン20A,20Bから離間する開位置P1(図10(a))と、係合孔42A,42Bがカートリッジ7の係合ピン20A,20Bに係合する閉位置P2(図10(b))とに、分離爪16及び拍車18とは非接触状態で連結部43を介して回動自在である。
そして、第2保護部42は、作業者の操作力等の外力が加わらなければ、成形状態を保持するので開位置P1(図10(a))に、連結部43を介して保持される。また、第2保護部42は、作業者の操作力などの外力が矢印C1方向に加わると、連結部43が開放維持する力に抗して屈曲することで、閉位置P2(図10(b))に回動する。
即ち、保護カバー4をカートリッジ7に装着する際は、まず、図10(a)に示すように、第1保護部41をカートリッジ7に位置決め固定する。このとき、第2保護部42は、連結部43の開放維持する力により開位置P1に保持されているので、第2保護部42と分離爪16及び拍車18とが接触するのを防止することができる。
次に、第1保護部41がカートリッジ7に位置決め固定された状態で、係合孔42A,42Bがカートリッジ7の係合ピン20A,20Bに係合するまで、第2保護部42を矢印C1方向に回動させる。第2保護部42を閉位置P2に移動させると、図8に示すように各係合ピン20A,20Bが各係合孔42A,42Bに係合(圧入)されることで、第2保護部42がカートリッジ7に取り付けられる。そして、第2保護部42は、係合ピン20A,20Bと係合孔42A,42Bとが係合することで、図10(b)に示す閉位置P2に保持される。これにより、保護カバー4がカートリッジ7に取り付けられ、第2保護部42で分離爪16及び拍車18が覆われる。このとき、第1保護部41がカートリッジ7に位置決めされて固定されているので、第2保護部42の回動支点の位置、即ち連結部43の位置が固定され、第2保護部42を回動させても第2保護部42と分離爪16及び拍車18とが接触するおそれが無い。
カートリッジ7に装着された保護カバー4を取り外す際は、第1保護部41がカートリッジ7に位置決めされて固定された状態で第2保護部42を矢印C2方向に回動させることで、係合ピン20A,20Bと係合孔42A,42Bとの係合を解除させる。図10(a)に示すように第2保護部42の回動支点が固定されているため、分離爪16及び拍車18と接触すること無く第2保護部42が回動して、カートリッジ7から取り外され、第2保護部42が分離爪16及び拍車18から離間して、分離爪16及び拍車18が露出する。連結部43は、係合ピン20A,20Bと係合孔42A,42Bとの係合が解除されたことで、成形形状である開放状態を維持しようとする自身の復元力により、第2保護部42を図10(a)に示す開位置P1に復帰させる。第2保護部42は、連結部43の付勢力(復元力)により、図10(a)に示す開位置P1に保持されるので、第1保護部41をカートリッジ7から取り外す際にも、第2保護部42と分離爪16及び拍車18とが接触するのを防止することができる。
このように、図10(a)の状態でカートリッジ7に対する装着位置を位置決めされて第1保護部41の着脱作業を行うことで、着脱作業時に保護カバー4が分離爪16及び拍車18に誤って接触するのを防止することができる。これにより、保護カバー4の着脱作業時に分離爪16や拍車18が傷付くのを防止することができる。
また、本実施形態では、第1離間爪45は、第2離間爪46よりも装着方向(矢印B1方向)に突出している。この構成により、第1保護部41をカートリッジ7に取り付ける際には、第1離間爪45が帯電ローラ8と感光ドラム6とを離間させた後に、第2離間爪46が清掃ローラ14と帯電ローラ8とを離間させることができる。これにより、保護カバー4をカートリッジ7に装着する際に、画像品位に最も影響を与える感光ドラム6から帯電ローラ8を最初に離間させることができるようになっている。
また、図11(a)は、保護カバー4の一部分の平面図、図11(b)は、カートリッジ7の一部分の平面図である。図11(a)に示すように、位置決め手段としての取付部44を構成する第1離間部としての第1離間爪45の矢印X方向の厚さT1と位置決め手段としての取付部44を構成する第2離間部としての第2離間爪46の矢印X方向の厚さT2との関係は、T1>T2となっている。そして、図11(b)に示すように、保護カバー4の第2離間爪46がカートリッジ7に装着される際に第2離間爪46が通過する切欠3Nがローラホルダ3のホルダ本体3Bに形成されている。切欠3Nの矢印X方向の隙間T0との関係を、T1>T0>T2とすることで、第1離間爪45が第2離間爪46の挿入部位に誤挿入されるのを防止することができる。このときT1とT0の差の大きさで、位置決め手段を構成する第1離間部としての第2離間爪46による長手方向のガタを決定することができる。
なお、本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で多くの変形が可能である。また、実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載されたものに限定されない。
上述の実施形態では、カートリッジ7が分離爪16及び拍車18を有する場合について説明したが、分離爪16又は拍車18の一方を有し、他方を有していない場合であっても本発明は適用可能である。
また、上述の実施形態では、連結部43が屈曲可能に薄肉に形成されている場合について説明したが、これに限定するものではない。連結部の構成が複雑にはなるが、連結部が例えばヒンジ等で構成されていてもよい。
また、上述の実施形態では、画像形成装置100が複写機である場合について説明したが、プリンタ、ファクシミリ、又は複合機等であってもよい。
4…保護カバー、6…感光ドラム(像担持体)、7…カートリッジ(ユニット本体)、7A…カバー付きカートリッジ(像担持体ユニット)、16…分離爪(分離部材)、18…拍車(回転案内部材)、41…第1保護部、42…第2保護部、43…連結部、44…取付部(位置決め手段)、45…第1離間爪(第1離間部)、46…第2離間爪(第2離間部)、100…画像形成装置、100A…装置本体(画像形成装置本体)

Claims (20)

  1. 画像を担持する像担持体と、当該像担持体から記録媒体を分離する分離部材と、を有するユニット本体に、着脱自在な保護カバーであって、
    前記ユニット本体に対する位置決め手段を有し、前記位置決め手段で決められる装着位置で前記像担持体を保護する第1保護部と、
    前記分離部材を保護する第2保護部と、を備えることを特徴とする保護カバー。
  2. 前記第1保護部と前記第2保護部とを連結する連結部を備え、前記位置決め手段で決められる装着位置に位置する前記第1保護部に対して、前記第2保護部は前記連結部を介して回動自在であることを特徴とする請求項1に記載の保護カバー。
  3. 回動自在の前記第2保護部は、前記ユニット本体と係合する係合部を有することを特徴とする請求項2に記載の保護カバー。
  4. 前記第2保護部は、前記係合部が前記ユニット本体から離間する開位置と、前記係合部が前記ユニット本体に係合する閉位置とに、前記分離部材と非接触状態で前記連結部を介して回動自在であることを特徴とする請求項3に記載の保護カバー。
  5. 前記連結部は、前記第2保護部を前記開位置に保持するよう、前記第1保護部と前記第2保護部とを連結することを特徴とする請求項4に記載の保護カバー。
  6. 前記ユニット本体は、前記像担持体に接触して配置される接触部材を備えており、
    前記位置決め手段は、前記像担持体と前記接触部材とを離間させる第1離間部を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の保護カバー。
  7. 前記ユニット本体は、前記接触部材に隣接して配置される隣接部材を備えており、
    前記位置決め手段は、前記接触部材と前記隣接部材とを離間させる第2離間部を有することを特徴とする請求項6に記載の保護カバー。
  8. 前記第1離間部は、前記保護カバーが前記ユニット本体に装着する際の装着方向において、前記第2離間部より突出していることを特徴とする請求項7に記載の保護カバー。
  9. 前記第2保護部は、前記分離部材としての分離爪を保護することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の保護カバー。
  10. 画像を担持する像担持体と、当該像担持体から分離された記録媒体を案内する回転案内部材と、を有するユニット本体に、着脱自在な保護カバーであって、
    前記ユニット本体に対する位置決め手段を有し、前記位置決め手段で決められる装着位置で前記像担持体を保護する第1保護部と、
    前記回転案内部材を保護する第2保護部と、を備えることを特徴とする保護カバー。
  11. 前記第1保護部と前記第2保護部とを連結する連結部を備え、前記位置決め手段で決められる装着位置に位置する前記第1保護部に対して、前記第2保護部は前記連結部を介して回動自在であることを特徴とする請求項10に記載の保護カバー。
  12. 回動自在の前記第2保護部は、前記ユニット本体と係合する係合部を有することを特徴とする請求項11に記載の保護カバー。
  13. 前記第2保護部は、前記係合部が前記ユニット本体から離間する開位置と、前記係合部が前記ユニット本体に係合する閉位置とに、前記回転案内部材と非接触状態で前記連結部を介して回動自在であることを特徴とする請求項12に記載の保護カバー。
  14. 前記連結部は、前記第2保護部を前記開位置に保持するよう、前記第1保護部と前記第2保護部とを連結することを特徴とする請求項13に記載の保護カバー。
  15. 前記ユニット本体は、前記像担持体に接触して配置される接触部材を備えており、
    前記位置決め手段は、前記像担持体と前記接触部材とを離間させる第1離間部を有することを特徴とする請求項10乃至14のいずれか1項に記載の保護カバー。
  16. 前記ユニット本体は、前記接触部材に隣接して配置される隣接部材を備えており、
    前記位置決め手段は、前記接触部材と前記隣接部材とを離間させる第2離間部を有することを特徴とする請求項15に記載の保護カバー。
  17. 前記第1離間部は、前記保護カバーが前記ユニット本体に装着する際の装着方向において、前記第2離間部より突出していることを特徴とする請求項16に記載の保護カバー。
  18. 前記第2保護部は、前記回転案内部材としての拍車を保護することを特徴とする請求項10乃至17のいずれか1項に記載の保護カバー。
  19. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の保護カバーと、
    記録媒体に画像を形成する画像形成装置本体に着脱可能な前記ユニット本体と、を備えたことを特徴とする像担持体ユニット。
  20. 請求項10乃至18のいずれか1項に記載の保護カバーと、
    記録媒体に画像を形成する画像形成装置本体に着脱可能な前記ユニット本体と、を備えたことを特徴とする像担持体ユニット。
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