JP2019074284A - 空気調和機の室外機 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱効率を向上させることができる空気調和機の室外機を提供すること。【解決手段】圧縮機および熱交換器と、室内機の熱交換器と連結される第1配管および第2配管をそれぞれ接続する第1接続部材および第2接続部材と、前記第1接続部材を支持する第1支持部および前記第2接続部材を支持する第2支持部を有する取付部材とを備え、前記取付部材は、前記第1および第2支持部間に断熱部が設けられていることを特徴とする空気調和機の室外機。【選択図】図3

Description

本発明は、空気調和機の室外機に関する。
従来の分離型の空気調和機の室外機として、圧縮機および熱交換器を内部に収納する筐体と、室内機と接続された一端部をそれぞれ有する第1冷媒配管および第2冷媒配管の他端部とそれぞれ接続される二方弁および三方弁と、二方弁および三方弁を筐体に取り付ける金属製の取付板(フレアダイ)とを備え、取付板が筐体の底板に固定されている室外機が提案されている(例えば、特許文献1および2)。
特開平9−159222号公報 特開2016−217668号公報
空気調和機の運転時、冷媒が第1冷媒配管と第2冷媒配管を介して室外機と室内機との間を循環しており、室外機の二方弁および三方弁のうちの一方には高温の冷媒が流れ、他方には低温の冷媒が流れる。そのため、金属製の取付板を介して二方弁と三方弁との間で熱交換が発生し、その熱交換が空気調和機の熱効率を低下させる要因の一つとなっていた。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、熱効率を向上させることができる空気調和機の室外機を提供することを目的とする。
かくして、本発明によれば、圧縮機および熱交換器と、室内機の熱交換器と連結される第1配管および第2配管をそれぞれ接続する第1接続部材および第2接続部材と、前記第1接続部材を支持する第1支持部および前記第2接続部材を支持する第2支持部を有する取付部材とを備え、
前記取付部材は、前記第1および第2支持部間に断熱部が設けられている空気調和機の室外機が提供される。
本発明によれば、次の効果を奏する。
すなわち、空気調和機の運転時において、室外機の第1接続部材および第2接続部材のうちの一方には高温の冷媒が流れ、他方には低温の冷媒が流れるため、第1および第2接続部材間で熱交換が生じてエネルギーロスとなるが、取付部材の第1および第2支持部間に設けられた断熱部によって第1および第2接続部材間の熱伝導が抑制される。この結果、空気調和機の熱効率が向上し、省エネルギー効果が見込まれる。
本発明の空気調和機の室外機の内部構成を説明する分解図である。 本発明の空気調和機の室外機の前パネルを取り外した状態を示す正面図である。 実施形態1の室外機のカバー部材を取り外した状態を示す斜視図である。 実施形態1の室外機における取付部材を示す正面図である。 実施形態1における取付部材、第1および第2接続部材を介して第1および第2配管が接続された状態を示す部分斜視図である。 図5に対応する部分正面図である。 カバー部材を取り付けた実施形態1の室外機の部分斜視図である。 実施形態2の室外機に用いられる蓋部材を示す斜視図である。 (A)は実施形態2の室外機の取付部材に図8の蓋部材を取り付けた状態を示す部分斜視図であり、(B)はさらにカバー部材を室外機の筐体に取り付けた状態を示す部分斜視図である。 実施形態3の室外機に用いられる内側カバー部材を示す斜視図である。 実施形態3の室外機の取付部材および筐体に図10の内側カバー部材およびカバー部材を取り付ける状態を示す説明図である。 (A)は実施形態4の室外機に用いられる取付部材を示す正面図であり、(B)は室外機の筐体に実施形態4の取付部材、第1および第2接続部材を介して第1および第2配管が取り付けられた状態を示す部分側面図である。 実施形態5の室外機に用いられる取付部材を示す正面図である。
(実施形態1)
室内熱交換器を有する室内機と室外熱交換器を有する室外機とからなるセパレート型空気調和機を用いて説明する。
図1は本発明の空気調和機の室外機の内部構成を説明する分解図であり、図2は本発明の空気調和機の室外機の前パネルを取り外した状態を示す正面図であり、図3は実施形態1の室外機のカバー部材を取り外した状態を示す斜視図である。
<室外機の全体構成>
実施形態1の空気調和機の室外機1は、図1〜図3に示すように、直方体形の筐体10と、筐体10内に収納された熱交換器(室外熱交換器)20、送風機30、圧縮機40、配管部50およびケース(電装ボックス)にて覆われた回路基板60と、筐体10の一側面に取付部材70を介して取り付けられた第1接続部材81および第2接続部材82とを主たる構成要素として備える。
筐体10は、底板11、左右の側板12、13、前板14および天板16を有し、これらがビスにて連結して組み立てられる。
筐体10の一側面を構成する右側板13には、取付部材70を取り付ける開口部が設けられると共に、樹脂製のカバー部材(バルブカバー)91が取り付けられる。
前板14には、円形の排気口14aが設けられると共に、排気口14aに円形のグリル14bが取り付けられている。
熱交換器20は、筐体10の左側板12および右側板13の内面に沿うように底板11にて支持されると共に、配管部50と接続されている。
なお、筐体10において、格子状の吸気口を有する後板が設けられてもよい。
また、筐体10内には、送風機30を収納する左側スペースと配管部50を収納する右側スペースとを区画する区画板17が底板11にて支持されるよう設けられている。左側スペースにおける左右の略中間位置にかつ熱交換器20に沿って支柱板18(モータアングル)が底板11にて支持されるよう設けられ、電装ボックス(回路基板60)を水平状に支持する支持板19が支柱板18にて支持されるよう設けられている。
支柱板18は、帯形の金属プレートを型抜きし、かつ折り曲げて所定強度を有するように形成されており、その上端部および下端部が支持板18および底板11に連結されている。
また、支柱板18は、上部および下部に略長方形の通風孔18aを有し、上下の通風孔18aの間の中間部に送風機30が取り付けられている。
送風機30は、支柱板18の中間部に固定されたモータ30aと、モータ30aの出力軸に固定された2枚羽根形のプロペラ30b(プロペラファン30b)とを有し、モータ30aによってプロペラ30bが反時計回りに回転する。
配管部50は、膨張弁またはキャピラリーチューブまたはその両方を有しかつ熱交換器20と第1接続部材81とを接続する液体冷媒配管部と、四方弁を有し第2接続部材82を前記四方弁を介して圧縮機40に接続する気体冷媒配管部とを備える。
なお、第1接続部材81としては二方弁が用いることができ、第2接続部材82としては三方弁を用いることができる。また、第1接続部材81および第2接続部材82は、冷媒を流通させる渡り配管としての第1配管101および第2配管102を介して図外の室内機の熱交換器と接続される。
すなわち、圧縮機、四方弁、室外熱交換器、膨張機構(膨張弁、キャピラリーチューブ)、二方弁、第1配管、室内熱交換器、第2配管、三方弁にて冷凍サイクルが形成されている。
以下、第1接続部材81を二方弁81と称し、第2接続部材82を三方弁82と称する場合がある。
空気調和機の運転時、室外機1においては、圧縮機40の駆動により冷媒が循環して熱サイクル(冷凍サイクル)が運転される。この際、送風機30を駆動することにより、回転するプロペラ30bの吸引力によって外気が吸気口15aおよび熱交換器20を通過して筐体10内に流入する。熱交換器20を通過した外気は熱交換されて排気口14aから外部に吹き出される。
また、冷媒が第1配管101と第2配管102を介して室外機1と図外の室内機との間を循環し、室外機1の二方弁81および三方弁82のうちの一方には高温の冷媒が流れ、他方には低温の冷媒が流れる。具体的には、空気調和機の通常の冷房運転時には、圧縮機から吐出された高温高圧の気体冷媒は、四方弁を介して、室外熱交換器に流入する。室外熱交換器にて放熱し、中温高圧の液冷媒となり、膨張弁にて、低温低圧の液冷媒となる。二方弁81に低温低圧の液冷媒が流れ、第1配管を通って、室内熱交換器に流入する。室内熱交換器にて吸熱し中温(通常、室内熱交換器に流入する液冷媒よりも高温)低圧の気体冷媒となる、気体冷媒は第2配管を通り、三方弁82に中温の気体冷媒が流れる。気体冷媒は四方弁を介して、圧縮機に流入する。すなわち、通常の冷房運転時においては、基本的には二方弁の温度は三方弁の温度よりも低くなる。
通常の暖房運転時には圧縮機から吐出された高温高圧の冷媒は、四方弁を介して、三方弁を通る。すなわち、三方弁には、高温高圧の気体冷媒が流れる。三方弁を通った冷媒は、第2配管を通り、室内熱交換器に流入する。室内熱交換器にて放熱し、中温高圧(通常、室内熱交換器に流入する気体冷媒よりも低温)の液冷媒となり、第1配管を通って、二方弁に流入する。すなわち、二方弁には低温の液体冷媒が流れる。その後、膨張弁にて、低温低圧の液冷媒となり、室外熱交換器に流入する。室外熱交換器にて吸熱し、中温低圧の気体冷媒となり、四方弁を介して、圧縮機に流入する。すなわち、通常の暖房運転時においては、基本的には二方弁の温度は三方弁の温度よりも低くなる。
すなわち、通常の冷房運転時、通常の暖房運転時いずれにおいても、基本的には二方弁を流れる冷媒の温度は、三方弁を流れる冷媒の温度よりも低くなる。
そのため、二方弁81と三方弁82との間で取付部材70を介して熱交換(熱伝導)が生じるが、本発明における取付部材70はこの熱交換を抑制するものとして設けられている。
<取付部材>
図4は実施形態1の室外機における取付部材を示す正面図であり、図5は実施形態1における取付部材、第1および第2接続部材を介して第1および第2配管が接続された状態を示す部分斜視図である。また、図6は図5に対応する部分正面図であり、図7はカバー部材(バルブカバー)を取り付けた実施形態1の室外機の部分斜視図である。
図4〜図7に示すように、取付部材70は、二方弁81を支持する第1支持部71と、三方弁82を支持する第2支持部72と、第1および第2支持部71、72を連結しかつ筐体10の一側面(右側板13)に取り付けるための平板部73と、二方弁および三方弁81、82間の熱交換を抑制するように第1および第2支持部71、72間に設けられた断熱部74とを有する金属製の一体の部材である。
取付部材70において、第1および第2支持部71、72は平板部73の外面よりも外側へ盛り上がる凸形に形成されている。
また、複数の取付用孔部が平板部73、第1および第2支持部71、72に形成されている。具体的には、第1支持部71の中央部に大径孔部71aが配置され、大径孔部71aを挟むように小径の一対のネジ孔部71bが斜め縦方向に並んで配置されている。第2支持部72にも同様に大径孔部72aおよび一対のネジ孔部72bが配置されている。
二方弁81は、筐体10の外部において後方に突出する外部接続部81a(図5、図6においては、外部接続部81aにナットが取付けられた状態である)と、側方に突出するキャップ部81bと、取付部材70の第1支持部71に固定される一対のボルト挿通孔を有する基台部81dとを有すると共に、第1支持部71の大径孔部71aを挿通する図示しない内部接続部を有する。
三方弁82は、筐体10の外部において後方に突出する外部接続部82a(図5、図6においては、外部接続部82aにナットが取付けられた状態である)と側方に突出するキャップ部82bと前方に突出するサービスポート部82cと取付部材70の第2支持部72に固定される一対のボルト挿通孔を有する基台部82dとを有すると共に、第2支持部72の大径孔部72aを挿通する図示しない内部接続部を有する。
なお、冷媒は、冷媒配管としての第1配管101(細管)および第2配管102(太管)に二方弁81および三方弁82をそれぞれ接続した後、三方弁82のサービスポート部82cから配管部50内へ充填される。
筐体10の右側板13の取付部材70を取り付ける部分には下部開口部が設けられると共に、この下部開口部から配管部50の前記液体冷媒配管部の一端部および前記気体冷媒配管部の一端部が外部へ露出しており、これらの一端部は取付部材70を介して二方弁81および三方弁82の各内側接続部と気密に接続されている。この状態で二方弁81の基台部81dが取付部材70の第1支持部71のネジ孔部71bに螺着されたボルト81eにて固定され、かつ三方弁82の基台部82dが取付部材70の第2支持部72のネジ孔部72bに螺着されたボルト82eにて固定される。さらに、この状態で筐体10の下部開口部を塞ぐように取付部材70の外周部がネジ止めされる。
取付部材70において、断熱部74は、第1支持部71と第2支持部72との間に形成されたスリットである。
断熱部74としてのスリットを有する取付部材70は、例えば、スリットおよび大径孔部71a、72a等を形成するよう型抜きした金属プレートをプレス成形して作製することができる。なお、プレス成形後の取付部材70の内面側におけるネジ孔部71b、72bを形成すべき孔の内周面にタップを用いて雌ネジが形成される。
空気調和機の運転時には、前記のように二方弁81および三方弁82のうちの一方に高温の冷媒が流れかつ他方に低温の冷媒が流れているため、金属製の取付部材70を介して二方弁81と三方弁82との間で熱交換が生じる。本実施の形態では、断熱部74として、二方弁81と三方弁82との間にスリットを設けることにより二方弁81と三方弁82との間(第1支持部71と第2支持部72との間)で熱が伝わりにくくなるため、熱交換が抑制される。この結果、この室外機1を備えた空気調和機の熱効率が向上する。
<カバー部材>
図1、図2および図7に示すように、筐体10の右側板13の外面に取り付けられるカバー部材91(バルブカバー)は、右側板13の下部に設けられた取付部材70、二方弁81および三方弁82を覆う膨らみ部91aと、膨らみ部91aと連設されて右側板13の上部を覆う平板状の上部カバー部91bと、第1配管101および第2配管102をそれぞれ個別に通すように膨らみ部91aの後壁91a1に設けられた2つの引出口91cとを有する。
カバー部材91において、2つの引出口91cは、膨らみ部91aの後壁91a1の筐体10と接触する端縁部に左右方向にかつ上下に並んで切欠き形成されてなる。
この2つの引出口91cに第1および第2配管101、102を通すようにしながら筐体10の右側板13に前記構成のカバー部材91を取り付けることにより、取付部材70のスリット(断熱部74)から室外機1内部への雨や家屋外壁の洗浄時の散水といった水の侵入を阻止することができる。また、カバー部材91は、筐体10の右側板の上部に設けられて室外機と室内機とを電気的に接続する接続部分である電装部を覆う、高温または低温となる二方弁81および三方弁82に人が触れないように覆う、二方弁81および三方弁82に外力が加わって破損しないように保護するといった役割も担う。
(実施形態2)
図8は実施形態2の室外機に用いられる蓋部材を示す斜視図である。また、図9(A)は実施形態2の室外機の取付部材に図8の蓋部材を取り付けた状態を示す部分斜視図であり、(B)はさらにカバー部材を室外機の筐体に取り付けた状態を示す部分斜視図である。なお、図9(A)および(B)において、図5中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
実施形態2の室外機は、実施形態1の室外機に設けられていたカバー部材91とは構成が異なるカバー部材191を備えると共に、図8で示した蓋部材192をさらに備えている。なお、実施形態2におけるその他の構成は実施形態1と同様である。
以下、実施形態2における実施形態1とは異なる点を主に説明する。
実施形態2におけるカバー部材191は、実施形態1におけるカバー部材91と同様の膨らみ部191aおよび上部カバー部191bを有すると共に、膨らみ部191aの後部全体が開口して第1配管101および第2配管102を通す開口部191cを有する(図11参照)。
蓋部材192は、第1配管101および第2配管102をそれぞれ個別に通す2つの引出口を有し、第1配管101および第2配管102を2つの引出口192a1に通しながらカバー部材191の開口部191cを塞ぐように取付部材70に取り付けられる。
さらに詳しく説明すると、蓋部材192は、2つの引出口192a1を有する蓋部192aと、取付部材70に取り付け可能なように蓋部192aに連設されたプレート部192bとを有する。
プレート部192bは、蓋部192aの内面に垂直にかつ2つの引出口192a1の間に連設されている。
実施形態2の前記構成によれば、第1および第2配管101、102を蓋部材192の蓋部192aの2つの引出口192a1に通しながらプレート部192bを取付部材70のスリット(断熱部74)に差し込んで取り付けることができると共に、蓋部材192に干渉することなくカバー部材191を筐体10の右側板13に取り付けることができる。
これにより、実施形態1と同様に、蓋部材192の蓋部192aによってカバー部材191内への水の侵入が阻止され、さらに、取付部材70のスリット(断熱部74)が蓋部材192のプレート部192bによって塞がれるため、室外機1の内部への水の侵入がより一層防止される。なお、取付部材70のスリット(断熱部74)によって取付部材70を媒介とした二方弁81および三方弁82の間の熱交換も抑制されることは言うまでもない。
蓋部材192は金属製よりも断熱効果が高い樹脂製であることが好ましい。蓋部材192が金属製であっても、プレート部192bとスリット(断熱部74)との間に多少の隙間ができるため断熱効果があるが、金属は樹脂に比べると熱伝導性が高いため、蓋部材192は樹脂製であることが好ましい。
(実施形態3)
図10は実施形態3の室外機に用いられる内側カバー部材を示す斜視図であり、図11は実施形態3の室外機の取付部材および筐体に図10の内側カバー部材およびカバー部材を取り付ける状態を示す説明図である。なお、図11において、図5中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
実施形態3の室外機は、実施形態2の室外機に設けられていた蓋部材192の代わりに図10で示した内側カバー部材292を用いること以外は、実施形態2の室外機と同様である。
以下、実施形態3における実施形態2とは異なる点を主に説明する。
実施形態3の室外機は、取付部材70、二方弁81および三方弁82を覆う内側カバー部材292と、内側カバー部材292を覆うように筐体10の右側板13に取り付けられるカバー部材191(バルブカバー)とを備え、カバー部材191は実施形態2のものと同じである。
内側カバー部材292は、取付部材70、二方弁81および三方弁82を覆うカバー部292aと、取付部材70のスリット(断熱部74)に取り付け可能なようにカバー部292aに連設されたプレート部292bとを有する。
カバー部292aは、プレート部292bを挟んで上下に二方弁81および三方弁82を収納する上部スペース292a1および下部スペース292a2を有すると共に、上部および下部スペース292a1、292a2を構成する後壁に2つの引出口292a3が切欠き形成されている。
さらに、カバー部292aの内面にはシート状の断熱材292cが貼り付けられている。
実施形態3の前記構成によれば、第1および第2配管101、102を内側カバー部材292の2つの引出口292a3に通しながらプレート部292bを取付部材70のスリット(断熱部74)に差し込んで取り付けることができると共に、内側カバー部材292に干渉することなくカバー部材191を筐体10の右側板13に取り付けることができる。
これにより、実施形態1と同様に、内側カバー部材292によってカバー部材191内への水の侵入が阻止され、さらに、取付部材70のスリット(断熱部74)が内側カバー部材292のプレート部292bによって塞がれるため、室外機1の内部への水の侵入がより一層防止される。
さらに、内側カバー部材292の上部および下部スペース292a1、292a2の内部空間に二方弁81および三方弁82が個別に収納されることに加え、二方弁81および三方弁82が断熱材292cによってそれぞれ覆われるため、内側カバー部材292の内部における二方弁81と三方弁82との間の空気を媒介にした熱交換が防止される。なお、取付部材70のスリット(断熱部74)によって取付部材70を媒介とした二方弁81および三方弁82の間の熱交換も抑制されることは言うまでもない。
内側カバー部材292は金属製よりも断熱効果が高い樹脂製であることが好ましい。内側カバー部材292が金属製であっても、プレート部292bとスリット(断熱部74)との間に多少の隙間ができるため断熱効果があるが、金属は樹脂に比べると熱伝導性が高いため、内側カバー部材292は樹脂製であることが好ましい。
(実施形態4)
図12(A)は実施形態4の室外機に用いられる取付部材を示す正面図であり、(B)は室外機の筐体に実施形態4の取付部材、第1および第2接続部材を介して第1および第2配管が取り付けられた状態を示す部分側面図である。なお、図12(A)および(B)において、図5中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
実施形態4の室外機は、実施形態1の室外機に設けられていた取付部材70の代わりに図12(A)および(B)で示した取付部材170を用いること以外は、実施形態1の室外機と同様である。
以下、実施形態4における実施形態1とは異なる点を主に説明する。
実施形態4における取付部材170は、第1支持部171aを構成する第1支持部材171と、第1支持部171aと分離した第2支持部172aを構成する第2支持部材172と、第1および第2支持部171a、172a間に設けられた断熱部174とを有し、第1および第2支持部171a、172aには実施形態1と同様に大径孔部171a1、172a1およびネジ孔部171a2、172a2が設けられている。
つまり、実施形態4における取付部材170は、実施形態1における取付部材70のスリット(断熱部74)を真っ直ぐに延設して取付部材70を2分割して別体としたものであり、この取付部材170の断熱部174は、筐体10に取り付けられた取付部材170における第1支持部材171と第2支持部材172との間に設けられた隙間部である。なお、図12(A)中の符号171b、172bは第1および第2支持部材171、172の各平板部である。
この取付部材170のように、本発明における取付部材は2つの部品から構成されてもよく、実施形態4の場合では取付部材170を媒介にした二方弁81と三方弁82との間の熱伝導が完全に遮断される。
また、実施形態4においても、実施形態1〜3で説明したカバー部材91、191、蓋部材192、内側カバー部材292を選択的に用いることが好ましく、特に、蓋部材192のプレート部192bまたは内側カバー部材292のプレート部292a3を隙間部(断熱部174)に差し込んで隙間部を塞ぐことにより室外機内への水の侵入を防止することが好ましい。
(実施形態5)
図13は実施形態5の室外機に用いられる取付部材を示す正面図である。
実施形態1〜5では取付部材が金属製である場合を例示したが、図13で示す実施形態5のように取付部材270は全体が樹脂にて形成されてもよい。この場合、実施形態1(図4参照)で説明した取付部材70における断熱部74としてのスリットが省略される。なお、図13において、符号273は平板部、271aおよび272aは大径孔部、271bおよび272bはネジ孔部である。
すなわち、実施形態5における取付部材270は、二方弁を支持する第1支持部271と三方弁を支持する第2支持部272との間が樹脂部分で繋がっており、その第1および第2支持部271、272間の樹脂部分が断熱部274となっている。換言すると、実施形態5における取付部材270は、金属よりも熱伝導率が大幅に低い断熱性の樹脂にて全体が構成されており、取付部材270全体が断熱部274としての機能を有する。
実施形態5における取付部材270を形成する樹脂としては、耐熱性に優れた樹脂が好ましく、例えば、PES(ポリエーテルサルフォン)、PEI(ポリエーテルイミド)、PAI(ポリアミドイミド)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PPS(ポリフェニレンスルファイド)等のスーパーエンプラと呼ばれる熱可塑性樹脂、PF(フェノール樹脂)、MF(メラミン樹脂)、SI(シリコン樹脂)、EP(エポキシ樹脂)等の熱硬化性樹脂が挙げられる。なお、取付部材270の強度を上げるために、特に、第1および第2支持部271、272の内側(凹部)にリブを設けてもよい。
実施形態5の場合、取付部材270には実施形態1〜4のような断熱部としてのスリットまたは隙間部を有さないため、スリットまたは隙間部からの室外機内への水の侵入が生じないため蓋部材192や内側カバー部材292は必ずしも必要ではないが、カバー部材91または191は室外機内への水の侵入を阻止する以外の役割も有しているため用いる方が好ましい。
(他の実施形態)
実施形態2(図8、図9(A))で説明した蓋部材192の代わりに、そのプレート部192bを省略して蓋部192aのみを用いてもよい。この場合、図9(B)で説明したカバー部材191の開口部191cに蓋部192aを嵌め込んで取り付ける構造にすればよい。
あるいは、蓋部材192の蓋部192aを省略してプレート部192bのみを用いてもよい。この場合、実施形態1(図7)で説明したカバー部材91を併用することが好ましい。
(まとめ)
本発明の空気調和機の室外機は、圧縮機および熱交換器と、室内機の熱交換器と連結される第1配管および第2配管をそれぞれ接続する第1接続部材および第2接続部材と、前記第1接続部材を支持する第1支持部および前記第2接続部材を支持する第2支持部を有する取付部材とを備え、
前記取付部材は、前記第1および第2支持部間に断熱部が設けられている。
本発明の空気調和機の室外機は、次のように構成されてもよく、それらが適宜組み合わされてもよい。
(1)前記取付部材は、一体の部材であり、
前記断熱部は、前記第1支持部と前記第2支持部との間に形成されたスリットであってもよい。
この構成によれば、部品点数を増加させることなく容易に断熱部を形成することができる。なお、この構成は、特に、取付部材が金属製である場合に有効である。
(2)前記取付部材は、前記第1支持部を有する第1支持部材と、前記第2支持部を有する第2支持部材とから少なくとも構成され、
前記断熱部は、前記第1支持部材と前記第2支持部材との間に設けられた隙間であってもよい。
この構成によれば、第1支持部材にて支持された第1接続部材と第2支持部材にて支持された第2接続部材との間の熱伝導を大幅に低減することができる。なお、この構成は、特に、取付部材が金属製である場合に有効である。
(3)前記取付部材は樹脂で形成され、
前記断熱部は、前記樹脂からなる前記第1支持部と前記第2支持部との間の部分であってもよい。
この構成によれば、金属よりも熱伝導率が大幅に小さい樹脂にて取付部材を形成することにより、第1支持部材にて支持された第1接続部材と第2支持部材にて支持された第2接続部材との間の熱伝導を大幅に低減することができる。
(4)前記取付部材、前記第1接続部材および前記第2接続部材を覆うカバー部材と、蓋部材とをさらに備え、
前記カバー部材は、前記第1および第2配管を通す開口部を有し、
前記蓋部材は、前記カバー部材の前記開口部に配置されかつ前記第1および第2配管を個別に通す2つの引出口が設けられた蓋部と、前記取付部材の前記断熱部としての前記スリットまたは前記隙間に差し込んで取り付け可能に前記蓋部に連設されたプレート部とを有してもよい。
この構成によれば、カバー部材および蓋部材によって取付部材のスリットまたは隙間部から室外機内部への雨といった水の侵入を阻止することができる。
(5)前記取付部材、前記第1接続部材および前記第2接続部材を覆う内側カバー部材と、前記内側カバー部材を覆うカバー部材とをさらに備え、
前記カバー部材は、前記第1および第2配管を通す開口部を有し、
前記内側カバー部材は、前記第1および第2配管を個別に通す2つの引出口を有するカバー部と、前記取付部材の前記断熱部としての前記スリットまたは前記隙間に差し込んで取り付け可能に前記カバー部に連設されたプレート部とを有してもよい。
この構成によれば、内側カバー部材のプレート部を取付部材のスリットまたは隙間部に差し込んで取り付けることができると共に、取付部材のスリットまたは隙間部から室外機内部への雨といった水の侵入を効果的に阻止することができる。
(6)前記内側カバー部材は、前記カバー部の内面に設けられた断熱材をさらに有してもよい。
この構成によれば、第1支持部材にて支持された第1接続部材の周囲と第2支持部材にて支持された第2接続部材の周囲を断熱材にて覆うことができるため、第1および第2接続部材間の熱伝導をより低減することができる。
なお、開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 室外機
10 筐体
20 熱交換器
40 圧縮機
70
170、270 取付部材
71、171a、271 第1支持部
72、172a、272 第2支持部
74 断熱部(スリット)
81 第1接続部材(二方弁)
82 第2接続部材(三方弁)
91、191 カバー部材
91c、192a1、292a3 引出口
101 第1配管
102 第2配管
171 第1支持部材
172 第2支持部材
174 断熱部(隙間部)
191c 開口部
192 蓋部材
192a 蓋部
192b、292b プレート部
274 断熱部(樹脂部分)
292 内側カバー部材
292a カバー部
292c 断熱材

Claims (7)

  1. 圧縮機および熱交換器と、室内機の熱交換器と連結される第1配管および第2配管をそれぞれ接続する第1接続部材および第2接続部材と、前記第1接続部材を支持する第1支持部および前記第2接続部材を支持する第2支持部を有する取付部材とを備え、
    前記取付部材は、前記第1および第2支持部間に断熱部が設けられていることを特徴とする空気調和機の室外機。
  2. 前記取付部材は、一体の部材であり、
    前記断熱部は、前記第1支持部と前記第2支持部との間に形成されたスリットである請求項1に記載の室外機。
  3. 前記取付部材は、前記第1支持部を有する第1支持部材と、前記第2支持部を有する第2支持部材とから少なくとも構成され、
    前記断熱部は、前記第1支持部材と前記第2支持部材との間に設けられた隙間である請求項1に記載の室外機。
  4. 前記取付部材は樹脂で形成され、
    前記断熱部は、前記樹脂からなる前記第1支持部と前記第2支持部との間の部分である請求項1に記載の室外機。
  5. 前記取付部材、前記第1接続部材および前記第2接続部材を覆うカバー部材と、蓋部材 とをさらに備え、
    前記カバー部材は、前記第1および第2配管を通す開口部を有し、
    前記蓋部材は、前記カバー部材の前記開口部に配置されかつ前記第1および第2配管を個別に通す2つの引出口が設けられた蓋部と、前記取付部材の前記断熱部としての前記スリットまたは前記隙間に差し込んで取り付け可能に前記蓋部に連設されたプレート部とを有する請求項2または3に記載の室外機。
  6. 前記取付部材、前記第1接続部材および前記第2接続部材を覆う内側カバー部材と、前記内側カバー部材を覆うカバー部材とをさらに備え、
    前記カバー部材は、前記第1および第2配管を通す開口部を有し、
    前記内側カバー部材は、前記第1および第2配管を個別に通す2つの引出口を有するカバー部と、前記取付部材の前記断熱部としての前記スリットまたは前記隙間に差し込んで取り付け可能に前記カバー部に連設されたプレート部とを有する請求項2または3に記載の室外機。
  7. 前記内側カバー部材は、前記カバー部の内面に設けられた断熱材をさらに有する請求項6に記載の室外機。
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