JP5430527B2 - 空気調和機の室内機、及びこの室内機を備えた空気調和機 - Google Patents

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本発明は、複数の扁平管状伝熱管を用いた熱交換器を備えた室内機、及びこの室内機を備えた空気調和機に関する。
伝熱管として断面が扁平形状である扁平管を用いた熱交換器は、伝熱管として円管を用いた熱交換器と比較して、熱交換効率が高く、通風抵抗も小さくできる。このため、扁平管状の伝熱管を用いた熱交換器は、より小さい消費電力で、円管状の伝熱管を用いた熱交換器と同等の能力を発揮することができる。このような扁平管状伝熱管を用いた熱交換器としては、例えば「多数平行に配置され、その間を気体が流動する板状フィンと、この各板状フィンへ直角に挿入され、内部を作動冷媒が通過し、気体通過方向に対して直角方向の段方向へ複数段設けられるとともに気体通過方向である列方向に1又は複数列設けられた複数の伝熱管とから構成される熱交換器を2つ備えたフィンチューブ型熱交換器であって、2つの熱交換器11,21のうち、作動冷媒の冷媒クオリティの小さい側の熱交換器11の伝熱管15を扁平管とし、冷媒クオリティの大きい側の熱交換器21の伝熱管23を円管としたものである。」(例えば、特許文献1参照)というものが提案されている。
特開2008−261517号公報(要約、図1)
熱交換器を室内機の筐体内に収容する場合、熱交換器の両端部に設けられた固定部材を介して、熱交換器が筐体に取り付けられる場合がある。この際、両固定部材の間を流れる空気が熱交換器内を流れる冷媒と熱交換する。つまり、両固定部材の間が風路となる。
また、熱交換器の伝熱管の少なくとも一方の端部は、冷媒流路を合流・分岐するために、複雑に配管接続されることとなる。このとき、扁平管では複雑な配管構成が困難なため、扁平管状の伝熱管を用いた熱交換器では、扁平管状伝熱管の少なくとも一方の端部において、その形状(扁平管形状)を管継手等によって円管形状へ移行する箇所が必要となる。これにより、扁平管状の伝熱管を用いた熱交換器は、この形状を移行する管継手にフィンを設けることができないので、フィンと固定部材との間に大きな隙間が生じてしまう。
このため、熱交換器が蒸発器として機能する冷房運転時、固定部材とフィンとの間を通った空気が室内機の風路へ浸入することとなる。つまり、固定部材とフィンとの間を通った空気(フィンで熱交換していない空気)がフィンの間を通った空気(フィンで熱交換した空気)と室内機の風路で混合されることとなる。したがって、これらの空気が室内機の風路で混合して室内機の風路等に着露し、露飛びが発生してしまうという課題があった。
また、従来の空気調和機は、熱交換器全体の重さを支えるため、固定部材を強度のある金属部品としている。このため、熱交換器を筐体に組み付ける際、固定部材のエッジ部分が筐体に引っ掛かり、熱交換器を筐体に組み付けづらいという課題もあった。また、従来の空気調和機は、熱交換器を筐体に組み付ける際、熱交換器の伝熱管やフィンが筐体と接触し、これらが変形してしまうという課題もあった。つまり、従来の空気調和機には、熱交換器の組み付け性が悪いという課題もあった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、扁平管状の伝熱管を用いた熱交換器を備えた室内機及びこの室内機を備えた空気調和機において、熱交換器のフィンで熱交換した空気と熱交換器のフィンで熱交換していない空気とが室内機の風路で混合されることに起因する着露を防止することが可能で、熱交換器の組み付け性を向上させた空気調和機の室内機及びこの室内機を備えた空気調和機を提供することを目的としている。
本発明に係る空気調和機の室内機は、吹出口及び吸込口が形成された筐体と、筐体に収容された熱交換器とを備え、熱交換器は熱交換器の両端部に設けられた固定部材を介して筐体に取り付けられ、これら固定部材の間に風路が形成される空気調和機の室内機であって、熱交換器は、所定の間隙を介して配置された複数の第1のフィンと、第1のフィンを貫通して設けられた複数の扁平管とを備え、扁平管の少なくとも一方の端部には、扁平管側と反対側の端部が円管形状で、固定部材に固定された管継手が設けられ、管継手の風下側には、第1のフィンと固定部材との間の風路を塞ぐ第1の塞ぎ部材が設けられ、第1の塞ぎ部材は、側面視における前記熱交換器の端部に係止して、第1の塞ぎ部材を熱交換器に取り付ける係止部材を少なくとも1つ備え、係止部材は、第1のフィンと前記固定部材との間に配置された管継手又は扁平管に係止され、係止部材と対向する範囲の管継手、扁平管及び第1のフィンの端部を覆うものであり、当該係止部材は、樹脂で形成されており、当該係止部材における固定部材側の端部が固定部材を覆うように係止され、熱交換器を筐体に組み付ける際、当該係止部材における固定部材側の端部と筐体の側面とが摺動し、熱交換器を筐体の取り付け位置へ案内するガイドとなるものである。
また、本発明に係る空気調和機は、この空気調和機の室内機を備えたものである。
本発明においては、第1のフィンと固定部材との間の風路を塞ぐ第1の塞ぎ部材が設けられている。このため、第1のフィンを設けられない領域である第1のフィンと固定部材との間を通る空気(つまり、熱交換器の第1のフィンで熱交換されていない空気)が熱交換器の第1のフィンで熱交換された空気と室内機の風路で混合されることを防止でき、冷房運転時に室内機の風路に着露することを防止できる。
また、本発明においては、塞ぎ部材の係止部材は、熱交換器の端部に位置する管継手、扁平管及び第1のフィンを覆っている。このため、熱交換器を筐体に組み付ける際、熱交換器の端部に位置する管継手、扁平管及び第1のフィンが筐体と接触することを防止でき、これらが変形することを防止できるので、熱交換器の組み付け性を向上させることができる。
また、本発明においては、係止部材は、樹脂で形成されており、当該係止部材における固定部材側の端部が固定部材を覆うように係止され、熱交換器を筐体に組み付ける際、当該係止部材における固定部材側の端部と筐体の側面とが摺動し、熱交換器を筐体の取り付け位置へ案内するガイドとなる。このため、熱交換器を筐体へ組み込む際、固定部材が筐体に引っ掛かることを防止でき、熱交換器の組み付け性能を向上させることができる。
本発明の実施の形態1に係る室内機の分解斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る熱交換器の取り付け状態を示す要部拡大図(斜視図)である。 本発明の実施の形態1に係る室内機の縦断面模式図である。 本発明の実施の形態1に係る熱交換器を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る熱交換器の端部近傍を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る熱交換器の端部近傍を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る熱交換器の端部近傍を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る熱交換器の端部近傍を示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係る熱交換器の端部近傍に設けられる塞ぎ部材を示す説明図である。 本実施の形態1に係る熱交換器の端部近傍に塞ぎ部材が設けられた状態を示す要部拡大図である。 本発明の実施の形態1に係る塞ぎ部材と固定部材の固定方法の一例を示す側面図である。 本発明の実施の形態1に係る塞ぎ部材の取り付け方法を示す側面図である。 本発明の実施の形態1に係る塞ぎ部材の取り付け方法を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る塞ぎ部材の取り付け状態を示す要部拡大図(熱交換器の端部近傍を示す斜視図)である。 本発明の実施の形態1に係る塞ぎ部材の係止部材48近傍を示す要部拡大図(斜視図)である。 本発明の実施の形態1に係る塞ぎ部材の係止部材49近傍を示す要部拡大図(斜視図)である。 本発明の実施の形態1に係る熱交換器の組み付け方法を示す分解側面図である。 本発明の実施の形態1に係る熱交換器の組み付け方法を示す分解側面図である。 本発明の実施の形態1に係る熱交換器の別の一例を示す要部拡大図である。 本発明の実施の形態2に係る熱交換器及び塞ぎ部材を示す要部拡大図である。 図20のA−A断面図である。 本発明の実施の形態3に係る熱交換器及び塞ぎ部材を示す要部拡大図である。 図22のB−B断面図である。 本発明の実施の形態4に係る熱交換器及び塞ぎ部材を示す要部拡大図である。 本発明の実施の形態4に係る第2の塞ぎ部材を示す説明図である。
以下、本発明に係る空気調和機の室内機及びこの室内機を備えた空気調和機の詳細について説明する。ここで、以下の各実施の形態では、室外機と冷媒配管で接続される壁掛け型の室内機を例にして本発明を説明する。また、以下の実施の形態を説明する図面では、各構成部材の大きさや形状が実際のものとは異なる場合がある。なお、本発明は、壁掛け型の室内機に限らず、天井埋め込み型の室内機や床置き型の室内機等、種々の室内機に実施できる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る室内機の分解斜視図である。図2は、この室内機における熱交換器の取り付け状態を示す要部拡大図(斜視図)である。また、図3は、この室内機の縦断面模式図である。
室内機100は、室内の壁面等に据え付けられるものであり、筐体1、送風機10及び熱交換器20等を備えている。
筐体1は、ボックス2、前面枠3、前面開閉パネル4及びノズル5等から構成されている。ボックス2は、筐体1の後面を形成するものである。このボックス2には、筐体1内に収容される送風機10や熱交換器20等を保持する保持板2aが設けられている。また、ボックス2には、熱交換器20の下方に突出したリブ2bも設けられている。熱交換器20に付着して滴下した結露水は、リブ2bによって回収される。前面枠3は、筐体の外郭形状を構成するものであり、上面、前面及び下面に開口部が形成されている。前面枠3の上面側開口部は吸込口1aとなるものであり、前面枠3の下面側開口部は吹出口1bとなるものである。前面開閉パネル4は、筐体1正面部の意匠部となるものであり、前面枠3の前面側開口部に設けられている。ノズル5は、熱交換器20に付着して滴下した結露水を回収するものであり、前面枠3の後方であって熱交換器20の下方に配置されている。つまり、室内機100の露回収機構は、ボックス2のリブ2b及びノズル5によって構成されている。また、このノズル5は吹出口1bの上部壁面にもなっている。
この筐体1の吹出口1bには、上下方向ベーン6aや左右方向ベーン(図示せず)等で構成された風向き調整機構6が設けられている。また、筐体1の吸込口1a(より詳しくは、吸込口1aと熱交換器20との間)には、筐体1内に流入する空気から粉塵等を除去するため、フィルター7が設けられている。また、筐体1には、上述のようにボックス2の保持板2aに保持されて、複数のブレード11を有する送風機10が収容されている。また、筐体1には、送風機10や風向き調整機構6等を制御する制御基板等が設けられた電気品ボックス8も収容されている。
筐体1には、上述のようにボックス2の保持板2aに保持されて、熱交換器20も収容されている。より詳しくは、熱交換器20の両端部には固定部材30が設けられており、これら固定部材30を保持板2aに固定することにより、熱交換器20は筐体1に収容される。熱交換器20が筐体1に収容された状態においては、所定の間隙を介して送風機10の上方を覆うように、熱交換器20は設けられている。そして、熱交換器20が筐体1に収容された状態においては、熱交換器20の固定部材30及びボックス2の保持板2aにより、固定部材30の外側と固定部材30の内側(両固定部材30の間)とが隔離された状態となっている。なお、熱交換器20の詳細構造については後述する。
つまり、室内機100の風路は、吸込口1a、熱交換器20の両固定部材30の間、送風機10及び吹出口1bを順に通る経路となる。換言すると、送風機10の起動により吸込口1aから吸い込まれた空気は、フィルター7で粉塵等が除去された後に熱交換器20の両固定部材30の間を流れる。このとき、この空気は、熱交換器20のフィン(後述のフィン22及びフィン26)を介して、熱交換器20の伝熱管(後述する伝熱管23及び伝熱管27)を流れる冷媒と熱交換する。熱交換した空気は、送風機10を通過した後に吹出口1bから吹き出される。なお、冷房運転時、空気が熱交換器20で冷却される際、熱交換器に結露水が付着する。この結露水は、滴下した際、露回収機構で回収された後に室外に排出される。
(熱交換器の詳細構造)
続いて、熱交換器20の詳細構造について説明する。本実施の形態1に係る熱交換器20は、送風機10の前方を覆う熱交換器20a、送風機10の上方前側を覆う熱交換器20b、及び送風機10の上方後側を覆う熱交換器20cから構成されている。これら熱交換器20a〜20cは同様の構成となっており、円管状の伝熱管23を用いた熱交換器21、及び扁平管状の伝熱管27を用いた熱交換器25を備えている。なお、以下の説明において熱交換器20a〜20cを区別して説明する必要がない場合、アルファベットの記号(a〜c)を省略して説明する場合がある。
熱交換器21は、所定の間隙を介して配置された複数のフィン22と、これらフィン22を貫通する複数の伝熱管23(円管状の伝熱管)と、を備えている。ここで、フィン22が、本発明の第2のフィンに相当する。
熱交換器25は、所定の間隙を介して配置された複数のフィン26と、これらフィン26を貫通する複数の伝熱管27(扁平管状の伝熱管)と、を備えている。これら伝熱管27は、隔壁によってその内部を複数の冷媒流路に分割することにより、伝熱管27内を流れる冷媒と伝熱管27との熱交換面積を増加させている。伝熱管27の内部に設けられた隔壁は、伝熱管27の耐圧性の向上にも寄与している。また、本実施の形態1では、伝熱管27を通風方向に沿って2列に配置しており、1列目の伝熱管27と2列目の伝熱管27が千鳥状に配置されている。また、各伝熱管27は、扁平形状の長手方向が通風方向に沿うように配置されている。ここで、フィン26が、本発明の第1のフィンに相当する。
このように扁平管状の伝熱管27を配置した熱交換器25は、円管状の伝熱管を用いた熱交換器と比較して、通風抵抗が軽減され、送風機10の動力を小さく抑えることができる。このため、送風機10の消費電力を削減することができる。また、このように扁平管状の伝熱管27を配置した熱交換器25は、円管状の伝熱管を用いた熱交換器と比較して、伝熱管を薄くして通風抵抗を減らした分だけ段数(通風方向と直角な方向に並べられた伝熱管の数)を増やすことができ、熱交換効率を高められるという効果が得られる。
また、本実施の形態1に係る熱交換器20a〜20cのそれぞれは、円管状の伝熱管23を用いた熱交換器21を風上側に配置し、扁平管状の伝熱管27を用いた熱交換器25を風下側に配置している。風上側に円管状の伝熱管23を用いた熱交換器21を配置することにより、扁平管状の伝熱管27を配置した熱交換器25に流入する前の空気を、円管状の伝熱管23で整流することができる。このため、扁平管状の伝熱管27を配置した熱交換器25に流入する空気は、扁平管状の伝熱管27の長径方向に対して平行に導かれ、熱交換器20a〜20cの圧力損失を最小の状態に保つことができる。
また本実施の形態1では、熱交換器20a〜20cが凝縮器(放熱器)として機能する暖房運転時、熱交換器25の伝熱管27(扁平管)を通過した冷媒が熱交換器21の伝熱管23(円管)へ流入するように、伝熱管27と伝熱管23とが配管接続されている。そして、伝熱管27と伝熱管23とは、伝熱管23が1系統の冷媒流路となるように配管接続されている。このため、暖房運転時、複数系統の冷媒流路から伝熱管23(円管)に流入した冷媒は、伝熱管23(円管)で合流して冷媒流速が増加する。これにより、円管である伝熱管23によって圧力損失を抑えつつ、伝熱管23に位置する熱伝達率の低い液冷媒(過冷却)部の熱交換効率をより向上させることができる。したがって、熱交換器21と熱交換器25のトータルとして熱交換効率が向上するという効果も得られる。
なお、本実施の形態1に係る室内機100は熱交換器20を流れる冷媒(作動冷媒)の種類について特に限定するものではないが、扁平管状の伝熱管27を用いた熱交換器20には作動冷媒としてR32を用いるとよい。
扁平管状の伝熱管27を用いた熱交換器20は、円管状の伝熱管を用いた熱交換器と比べ、冷媒流路が狭くなる。このため、同一の量の冷媒が循環する場合、扁平管状の伝熱管27を用いた熱交換器20は、円管状の伝熱管を用いた熱交換器と比べ、圧力損失が大きくなる。しかしながら、R32は、R410Aに比べて、同一温度における蒸発潜熱が大きくなるので、より少ない冷媒循環量で同一能力を発揮することが可能となる。このため、扁平管状の伝熱管27を用いた熱交換器20の作動冷媒としてR32を使用すれば、R410Aを作動冷媒とした場合に比べ、同一能力を出すための冷媒循環量を少なくすることができる。つまり、熱交換効率が高いという扁平管状の伝熱管27を用いた熱交換器20の利点を十分に活かしつつ冷媒の圧力損失の増大を緩和することができるという点で、扁平管状の伝熱管27を用いた熱交換器20とR32冷媒の組合せは相性が良い。
ここで、R32は、微燃性により冷媒充填量に制限が設けられている。しかしながら、扁平管状の伝熱管27を用いた熱交換器20は、冷媒流路が狭いので熱交換器20内の内容積を小さく抑えることができ、冷媒量削減の方向にも対応しやすい。環境規制により冷媒が制限されて微燃性を有するR32のような冷媒を選択せざるを得なくなった場合、冷媒量削減の規制をクリアしつつ熱交換性能を落とさない空気調和機を提供するためには、扁平管状の伝熱管27を用いて熱交換器20を構成することが、有力な手段の一つである。
(熱交換器の端部近傍の詳細構造)
続いて、熱交換器20の端部近傍の詳細形状について説明する。
図4は、本発明の実施の形態1に係る熱交換器を示す分解斜視図である。図5〜図7は、この熱交換器の端部近傍を示す斜視図である。図8は、この熱交換器の端部近傍を示す正面図である。図9は、この熱交換器の端部近傍に設けられる塞ぎ部材を示す説明図である。また、図10は、この熱交換器の端部近傍に塞ぎ部材が設けられた状態を示す要部拡大図である。なお、図6は、図4に示す熱交換器20を裏側から見た状態を示している。また、図9は、図9(b)が塞ぎ部材の正面図を示し、図9(a)が図9(b)に示す塞ぎ部材を左側から見た斜視図を示し、図9(c)が図9(b)に示す塞ぎ部材を右側から見た斜視図を示している。
以下、これら図4〜図10を用いて、熱交換器20の端部近傍の詳細形状について説明する。
熱交換器の伝熱管の少なくとも一方の端部は、冷媒流路を合流・分岐するために、複雑に配管接続されることとなる。この配管接続を容易とするため、本実施の形態1に係る熱交換器20では、各伝熱管27(扁平管)の一方の端部に管継手28を接続している。この管継手28は、伝熱管27側の端部が扁平管状の伝熱管27に対応した扁平管形状となっており、伝熱管27側と反対側の端部が円管形状となっている。そして、管継手28の円管部分を円管29で接続することにより、各伝熱管27の冷媒流路を合流・分岐している。
また、熱交換器20の端部に設けられる固定部材30は、固定部材30に形成された開口部に伝熱管23(円管)の端部及び管継手28の円管部分を挿入し、これら伝熱管23及び管継手28の円管部分を拡管することにより、熱交換器20の端部に固定される。なお、図4に示すように、本実施の形態1では固定部材30を複数の固定部材(固定部材31〜35)で構成しているが、固定部材30を1つの固定部材として一体形成しても勿論よい。
ここで、伝熱管27(扁平管)の一方の端部には管継手28が接続されるため、この接続箇所は、伝熱管27とは外形寸法が異なり、各伝熱管27に設けられるフィン26を取り付けることができない。このため、伝熱管27(扁平管)の管継手28が接続された側の端部において、熱交換器25は、固定部材30とフィン26との間隔が大きくなってしまう。このため、熱交換器25が蒸発器として機能する冷房運転時、固定部材30とフィン26との間を通った空気が、室内機100の風路へ浸入することとなる。
冷房運転時、固定部材30とフィン26との間を通った空気が室内機100の風路へ浸入すると、固定部材30とフィン26との間を通った空気(フィン26で熱交換していない空気)がフィン26の間を通った空気(フィン26で熱交換した空気)と室内機100の風路で混合されることとなる。これらの空気が室内機100の風路で混合してしまうと、室内機100の風路や送風機10等に着露し、露飛びが発生することが懸念される。また、冷房運転時、固定部材30とフィン26との間を通った空気が室内機100の風路へ浸入する際、管継手28に付着した露がフィン26を伝わらずに(露回収機構で回収されずに)室内機100の風路へ浸入し、露飛びが発生することが懸念される。
そこで、本実施の形態1では、固定部材30とフィン26との間の風下側に塞ぎ部材40を設けることにより、固定部材30とフィン26との間を通った空気が室内機100の風路へ浸入することを防止している。つまり、固定部材30とフィン26との間の風下側に塞ぎ部材40を設けることにより、室内機100の風路や送風機10等への着露に起因する露飛びや、管継手28に付着した露に起因する露飛びを防止している。ここで、塞ぎ部材40が本発明における第1の塞ぎ部材に相当する。
塞ぎ部材40は、例えば樹脂製であり、ベース41、突出部42、リブ43及びリブ44を備えている。ベース41は、例えば平板形状をしており、固定部材30の内面側(フィン26と対向する側)に取り付けられるものである。本実施の形態1では、例えば図11に示すように、アルミニウム製のねじ50で、ベース41を固定部材30に固定している。より詳しくは、固定部材30に形成された貫通孔30bにねじ50を挿入し、ベース41に形成されたねじ穴41a(貫通孔30bと整合する位置に形成されたねじ穴)へねじ50を螺合することにより、ベース41を固定部材30へ固定する。
突出部42は、ベース41の例えば周縁部からフィン26に向かって突設されている。突出部42は、風下側において、固定部材30とフィン26との間を覆う形状となっている。また、突出部42の端部42aは、露回収機構の近傍まで延設されている。
リブ43は、突出部42の例えば端部から風上側(管継手28側)へ突設されている。リブ43の上端部は、フィン26と対向配置されている。また、フィン26とリブ43との間での流動抵抗を増加させつつ両者が接触しないように、フィン26とリブ43との間にはわずかな間隙が形成されている。ここで、リブ43が、本発明における第2のリブに相当する。リブ43を設けることにより、管継手28に付着した露を、固定部材30、突出部42及びリブ43で形成される溝部で回収し、露回収機構へ導くことができる。また、リブ43とフィン26とが接触していないので、リブ43が冷やされて着露することを防止できる。
リブ44は、フィン26の風下側端部26aと対向するように、リブ43から延設されている。また、フィン26とリブ44との間での流動抵抗を増加させつつ両者が接触しないように、フィン26の風下側端部26aとリブ44との間にはわずかな間隙が形成されている。ここで、リブ44が本発明における第1のリブに相当する。リブ44とフィン26とが接触していないので、リブ44が冷やされて着露することを防止できる。
また、塞ぎ部材40の両端部(例えば突出部42の端部)には、係止部材48及び係止部材49が設けられている。これら係止部材48及び係止部材49は、側面視における熱交換器20の端部(より詳しくは、当該位置における固定部材30とフィン26との間に配置された伝熱管27又は管継手28)に係止されるものである。係止部材48及び係止部材49が係止されて、塞ぎ部材40が熱交換器20に取り付けられることにより、塞ぎ部材40の各構成(ベース41、突出部42、リブ43及びリブ44)と熱交換器20の各構成(フィン26及び伝熱管27等)の位置関係が上記のようになる。ここで、係止部材49が本発明における係止部材に相当する。
係止部材48は、塞ぎ部材40の端部から延設された略板形状の延設部48aと、この延設部48aの先端部に設けられた鈎形状(フック形状)の係止部48bとを備えている。係止部材49も、同様に、塞ぎ部材40の端部から延設された略板形状の延設部49aと、この延設部49aの先端部に設けられた鈎形状(フック形状)の係止部49bとを備えている。なお、これら係止部材48及び係止部材49の詳細は、以下に示す塞ぎ部材40の取り付け方法で説明する。
(塞ぎ部材の取り付け方法)
塞ぎ部材40は、次のように熱交換器20へ取り付けられる。
図12及び図13は、本発明の実施の形態1に係る塞ぎ部材の取り付け方法を示す説明図である。なお、図12は塞ぎ部材40を取り付ける前の状態を示す側面図であり、図13は塞ぎ部材を取り付ける前の状態を示す斜視図である。図13は、図6と同方向から熱交換器を見た斜視図となっている。
また、図14は、この塞ぎ部材の取り付け状態(取り付けた後の状態)を示す要部拡大図であり、熱交換器の端部近傍を示す斜視図である。また、図15及び図16は、塞ぎ部材の係止部材近傍を示す要部拡大図(斜視図)である。
以下、これら図12〜図16を用いて、熱交換器20への塞ぎ部材40の取り付け方法について説明する。
図12及び図13の白抜き矢印に示すように、熱交換器20の風下側から塞ぎ部材40を挿入する。そして、側面視における熱交換器20の前端部(より詳しくは、当該位置における固定部材30とフィン26との間に配置された伝熱管27又は管継手28)に係止部材48の係止部48bを係止し、側面視における熱交換器20の後端部(より詳しくは、当該位置における固定部材30とフィン26との間に配置された伝熱管27又は管継手28)に係止部材49の係止部49bを係止することにより、塞ぎ部材40は熱交換器20に取り付けられる。換言すると、熱交換器20aの下端部(より詳しくは、当該位置における固定部材30とフィン26との間に配置された伝熱管27又は管継手28)に係止部材48の係止部48bを係止し、熱交換器20cの下端部(より詳しくは、当該位置における固定部材30とフィン26との間に配置された伝熱管27又は管継手28)に係止部材49の係止部49bを係止することにより、塞ぎ部材40は熱交換器20に取り付けられる。
塞ぎ部材40が熱交換器20に取り付けられた状態(図14)においては、塞ぎ部材40の係止部材49は、図16に示すようになる。つまり、係止部材49における延設部49aの幅は、固定部材30とフィン26との間の幅よりも大きくなっている。このため、塞ぎ部材40が熱交換器20に取り付けられた状態においては、延設部49aは、フィン26の端部及び固定部材30の端部を覆うように配置されることとなる。また、塞ぎ部材40が熱交換器20に取り付けられた状態においては、塞ぎ部材40の係止部49bは、対向する位置の伝熱管27及び管継手28を覆うように配置される。したがって、熱交換器20をボックス2へ組み付ける際、熱交換器20の後端部が保持板2a等に接触しても、熱交換器20の後端部に配置されたフィン26の端部、伝熱管27及び管継手28の変形を防止することができる。
なお、延設部49aの固定部材30側の端部には、管継手28の固定部材30から突出している部分の一部を覆う突片49cが形成されている。これにより、熱交換器20の後端部が保持板2a等に接触しても、管継手28の固定部材30から突出している部分の変形を防止することもできる。
また、塞ぎ部材40が熱交換器20に取り付けられた状態においては、図15に示すように、塞ぎ部材40の係止部材48(延設部48a及び係止部49b)は、対向する位置の伝熱管27及び管継手28を覆うように配置される。このため、熱交換器20をボックス2へ組み付ける際、熱交換器20の前端部が保持板2a等に接触しても、熱交換器20の前端部に配置された伝熱管27及び管継手28の変形を防止することができる。
なお、係止部材48の延設部48aも、係止部材49の延設部49aと同様に、その幅を固定部材30とフィン26との間の幅よりも大きく形成してもよい。これにより、熱交換器20の前端部が保持板2a等に接触しても、熱交換器20の前端部に配置されたフィン26の端部の変形を防止することができる。
(熱交換器の組み付け方法)
続いて、熱交換器20のボックス2への取り付け方法(収容方法)について説明する。
図17及び図18は、本発明の実施の形態1に係る熱交換器の組み付け方法を示す分解側面図である。
本実施の形態1に係る熱交換器20のボックス2への取り付け方法は、基本的に従来の方法と同様である。例えば、熱交換器20に延長配管51(熱交換器20と室外機の構成部品とを接続する配管)が接続されている場合、図17及び図18の白抜き矢印に示すように、延長配管51のジョイント部51aを支点として熱交換器20を回転させ、熱交換器20をボックス2へ組み付ける。このとき、従来の室内機は、金属製の固定部材がボックスの保持板等に引っ掛かり、熱交換器をボックスに組み付けづらい場合があった。また、熱交換器全体の重さを支える固定部材は一般的に金属部品として形成されているので、従来の室内機は、金属製の固定部材がボックスの保持板等に引っ掛かった際、樹脂製のボックスを削ってしまうという課題もあった。
しかしながら、本実施の形態1に係る室内機100においては、塞ぎ部材40の係止部材49(より詳しくは、係止部材49の延設部49a)の固定部材30側端部が、固定部材30を覆うように設けられている。つまり、本実施の形態1に係る室内機100においては、塞ぎ部材40の係止部材49(より詳しくは、係止部材49の延設部49a)の固定部材30側端部が、固定部材30よりも外側に突設されている。このため、熱交換器20をボックス2へ組み込む際、塞ぎ部材40の係止部材49(より詳しくは、係止部材49の延設部49a)の固定部材30側端部がボックス2の保持板2a内面と摺動し、ガイドとしての機能を果たす。このため、熱交換器20をボックス2へ組み込む際、固定部材30がボックス2の保持板2a等に引っ掛かることを防止でき、熱交換器20の組み付け性能を向上させることができる。また、塞ぎ部材40は樹脂製なので、熱交換器20をボックス2へ組み込む際、ボックスを削ってしまうことも防止できる。
以上、このように構成された室内機100及びこの室内機100を備えた空気調和機においては、固定部材30とフィン26との間の風下側に塞ぎ部材40を設けているので、フィン26で熱交換していない空気が室内機100の風路へ浸入することを防止できる。このため、冷房運転時、固定部材30とフィン26との間を通った空気(フィン26で熱交換していない空気)がフィン26の間を通った空気(フィン26で熱交換した空気)と室内機100の風路で混合されることを防止でき、室内機100の風路や送風機10等に着露して露飛びが発生することを防止できる。また、冷房運転時、管継手28に付着した露が室内機100の風路へ浸入して露飛びが発生することを防止できる。
また、塞ぎ部材40の係止部材49は、熱交換器20の後端部に位置する管継手28、伝熱管27及びフィン26を覆っている。このため、熱交換器20をボックス2に組み付ける際、熱交換器20の後端部に位置する管継手28、伝熱管27及びフィン26がボックス2と接触することを防止でき、これらが変形することを防止できるので、熱交換器20の組み付け性を向上させることができる。
また、塞ぎ部材40の係止部材49は、固定部材30側の端部がガイドとして機能するので、固定部材30がボックス2の保持板2a等に引っ掛かることを防止でき、熱交換器20の組み付け性能をより向上させることができる。また、塞ぎ部材40は樹脂製なので、熱交換器20をボックス2へ組み込む際、ボックスを削ってしまうことも防止できる。
また、塞ぎ部材40にリブ43を設けることにより、管継手28に付着した露を、固定部材30、突出部42及びリブ43で形成される溝部で回収し、露回収機構へ導くことができる。また、塞ぎ部材40にリブ43を設けることにより、フィン26とリブ43との間での流動抵抗を増加させることができ、フィン26で熱交換していない空気が室内機100の風路へ浸入することをより確実に防止できる。
また、塞ぎ部材40にリブ44を設けることにより、フィン26とリブ44との間での流動抵抗を増加させることができ、フィン26で熱交換していない空気が室内機100の風路へ浸入することをより確実に防止できる。
また、このように構成された室内機100及びこの室内機100を備えた空気調和機においては、筐体1を従来の円管状伝熱管を用いた室内機の筐体と共通化することも可能となる。つまり、本実施の形態1に係る固定部材30として従来の室内機に搭載された熱交換器の固定部材を用いることにより、円管状伝熱管を用いた室内機の筐体に、熱交換効率の高い本実施の形態1に係る熱交換器20(扁平管状の伝熱管27を用いた熱交換器)を搭載することが可能となる。このため、円管29の配管構成を決定する際、従来と同じ設計思想で設計することが可能となる。また、設計にかかるコストや負荷を大きく低減することができる。
なお、本実施の形態1に係る熱交換器20の各構成部材の材質は特に限定されないが、熱交換器20の各構成部材の材質を例えば次のようにしてもよい。扁平管状の伝熱管27をアルミニウムやアルミニウム合金等で製作する場合、管継手28や固定部材30等もアルミニウムやアルミニウム合金等で製作するとよい。これにより、異種金属同士の接触による電食によって伝熱管27に穴が開き、作動冷媒が漏洩することを防止することができる。
また、本実施の形態1で示した熱交換器20の構成はあくまでも一例であり、伝熱管23及び伝熱管27の列数や段数は任意である。例えば、図19のように、扁平管状の伝熱管27のみを用いて熱交換器20を構成してもよい。つまり、扁平管状の伝熱管27を用いた熱交換器25のみで熱交換器20を構成してもよい。
なお、本実施の形態1では、
(1)円管状の伝熱管23を用いた熱交換器21は、固定部材30の近傍までフィン22を配置することができる。このため、フィン22で熱交換して除湿した後の空気が固定部材30とフィン26との間を通ることになるので、管継手28に付着する露の量が減少する。
(2)フィン22及び伝熱管23によって管継手28の風上側を覆うことにより、熱交換器の意匠性が向上する。
等の効果も得られるため、扁平管状の伝熱管27を用いた熱交換器25の風上側に円管状の伝熱管23を用いた熱交換器21を配置して熱交換器20を構成している。
実施の形態2.
扁平管状の伝熱管27のみを用いて熱交換器20を構成する場合、塞ぎ部材40の形状を例えば以下のようにしてもよい。なお、本実施の形態2において、特に記述しない項目については実施の形態1と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図20は、本発明の実施の形態2に係る熱交換器及び塞ぎ部材を示す要部拡大図である。また、図21は、図20のA−A断面図である。
図20及び図21に示すように、本実施の形態2に係る熱交換器20は、伝熱管として、扁平管状の伝熱管27のみを用いている。
本実施の形態2に係る塞ぎ部材40は、リブ43の端部が管継手28の風上側まで延設されている。そして、リブ43には、管継手28が挿入される(管継手28をかわすように)切欠き部43aが形成されている。切欠き部43aは、リブ43と熱交換器20とが接触しない寸法となっており、リブ43が冷やされて着露することを防止している。また、リブ43の端部には、固定部材30側へ突出したリブ45が設けられている。リブ45は、管継手28、固定部材30及びフィン26で囲まれた隙間を通過できる寸法となっている。ここで、リブ45が本発明における第3のリブに相当する。
以上、このように構成された室内機100及びこの室内機100を備えた空気調和機においては、リブ45が設けられているので、固定部材30とフィン26との間を通る空気の量を抑制することができる。このため、冷房運転時、固定部材30とフィン26との間を通った空気(フィン26で熱交換していない空気)がフィン26の間を通った空気(フィン26で熱交換した空気)と室内機100の風路で混合されることをより防止でき、室内機100の風路や送風機10等に着露して露飛びが発生することをより防止できる。また、冷房運転時、管継手28に付着した露が室内機100の風路へ浸入して露飛びが発生することをより防止できる。
また、リブ45は管継手28、固定部材30及びフィン26で囲まれた隙間を通過できる寸法となっているので、熱交換器20を組み立てた後に、塞ぎ部材40を熱交換器20の風下側から取り付けることができる。つまり、本実施の形態2に係る塞ぎ部材40は、熱交換器20に固定部材30を取り付けた後に、管継手28、固定部材30及びフィン26で囲まれた隙間にリブ45を通すことができる。このため、伝熱管27と管継手28との接続や管継手28と円管29との接続をロウ付けで行う場合でも、塞ぎ部材40がロウ付け時の高温下に晒されることを防止できる。したがって、塞ぎ部材を樹脂で形成することが可能となる。
なお、リブ45は、必ずしも管継手28の風上側に配置されなければならないことはない。隣接する管継手28の間にリブ45を配置してもよいし、管継手28よりも風下側にリブ45を配置してもよい。つまり、固定部材30とフィン26との間を通る空気の量を抑制することができれば、リブ45の位置は任意である。
実施の形態3.
実施の形態2に係る塞ぎ部材40に次のような板部材を設けることにより、露飛びの発生をより防止することが可能となる。なお、本実施の形態3において、特に記述しない項目については実施の形態1又は実施の形態2と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図22は、本発明の実施の形態3に係る熱交換器及び塞ぎ部材を示す要部拡大図である。また、図23は、図22のB−B断面図である。
本実施の形態3に係る熱交換器20及び塞ぎ部材40の形状は、実施の形態2と同じ形状となっている。しかしながら、本実施の形態3では、塞ぎ部材40のリブ45に板状部材46が設けられている。この板状部材46は、風上側において、固定部材30とフィン26との間を覆う形状となっている。板状部材46には貫通孔46aが形成されており、塞ぎ部材40のリブ45には貫通孔46aと対応する位置にねじ穴45aが形成されている。貫通孔46aに挿入したねじをねじ穴45aに螺入することで、板状部材46は塞ぎ部材40のリブ45に固定されている。ここで、板状部材46が本発明における第2の塞ぎ部材に相当する。
以上、このように構成された室内機100及びこの室内機100を備えた空気調和機においては、実施の形態2と比べ、固定部材30とフィン26との間を通る空気の量をさらに抑制することができる。このため、冷房運転時、固定部材30とフィン26との間を通った空気(フィン26で熱交換していない空気)がフィン26の間を通った空気(フィン26で熱交換した空気)と室内機100の風路で混合されることをさらに防止でき、室内機100の風路や送風機10等に着露して露飛びが発生することをさらに防止できる。また、冷房運転時、管継手28に付着した露が室内機100の風路へ浸入して露飛びが発生することをさらに防止できる。
また、板状部材46によって管継手28の風上側を覆うことにより、熱交換器の意匠性も向上する。
実施の形態4.
複数列に配置された伝熱管27が千鳥状に配置されている場合や、実施の形態1に示したように熱交換器20が断面視略コの字形状となっている場合等、リブ43を管継手28の間に挿入できず、実施の形態3で示した第2の塞ぎ部材(板状部材46)を設けることができない場合がある。また、実施の形態3で示した第2の塞ぎ部材を設けることができても、伝熱管27の配列が制限される場合がある。また、実施の形態3で示した第2の塞ぎ部材を設けることができても、伝熱管27の配列を変更する毎に塞ぎ部材40の形状を変更する必要が生じる場合がある。このような場合、第2の塞ぎ部材を例えば次のように構成してもよい。なお、本実施の形態4において、特に記述しない項目については実施の形態1〜実施の形態3と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図24は、本発明の実施の形態4に係る熱交換器及び塞ぎ部材を示す要部拡大図である。また、図25は、本発明の実施の形態4に係る第2の塞ぎ部材を示す説明図である。
本実施の形態4に係る熱交換器20は、伝熱管27が例えば千鳥状に2列に配置されている。
このような場合、実施の形態3で示したような第2の塞ぎ部材(板状部材46)を設けることは困難である。そこで、本実施の形態4では、第1の塞ぎ部材として、実施の形態1で示した塞ぎ部材40を設けている。つまり、本実施の形態4では、実施の形態1で示した塞ぎ部材40を用い、固定部材30とフィン26との間の風下側を覆っている。そして、第2の塞ぎ部材として塞ぎ部材47を設け、固定部材30とフィン26との間の風上側を覆っている。
この塞ぎ部材47は、断面視略コの字状に形成されている。塞ぎ部材47の一方の端部側には貫通孔47bが形成されており、固定部材30には貫通孔47bと対応する位置にねじ穴30aが形成されている。貫通孔47bに挿入したねじをねじ穴30aに螺入することで、塞ぎ部材47は固定部材30に固定されている。また、塞ぎ部材47の他方の端部には、伝熱管27が挿入される(伝熱管27をかわすように)切欠き部47aが形成されている。塞ぎ部材47は、この他方の端部がフィン26の間に食い込むように、設けられている。
以上、このように構成された室内機100及びこの室内機100を用いた空気調和機においては、熱交換器20の構成(伝熱管27の配列や熱交換器20の形状等)が制限されることがなく、塞ぎ部材47により固定部材30とフィン26との間の風上側を覆うことができる。
なお、塞ぎ部材47を取り付ける部材は固定部材30に限定されるものではない。塞ぎ部材47を熱交換器20の風上側から設置して固定できれば、塞ぎ部材47を取り付ける部材は任意である。
1 筐体、1a 吸込口、1b 吹出口、2 ボックス、2a 保持板、2b リブ、3 前面枠、4 前面開閉パネル、5 ノズル、6 風向き調整機構、6a 上下方向ベーン、7 フィルター、8 電気品ボックス、10 送風機、11 ブレード、20(20a〜20c) 熱交換器、21 熱交換器、22 フィン、23 伝熱管(円管)、25 熱交換器、26 フィン、27 伝熱管(扁平管)、28 管継手、29 円管、30 固定部材、30a ねじ穴、30b 貫通孔、31〜35 固定部材、40 塞ぎ部材、41 ベース、41a ねじ穴、42 突出部、43 リブ、43a 切欠き部、44 リブ、45 リブ、45a ねじ穴、46 板状部材、46a 貫通孔、47 塞ぎ部材、47a 切欠き部、47b 貫通孔、48 係止部材、48a 延設部、48b 係止部、49 係止部材、49a 延設部、49b 係止部、49c 突片、51 延長配管、51a ジョイント部、100 室内機。

Claims (10)

  1. 吹出口及び吸込口が形成された筐体と、該筐体に収容された熱交換器と、を備え、
    前記熱交換器は該熱交換器の両端部に設けられた固定部材を介して前記筐体に取り付けられ、これら固定部材の間に風路が形成される空気調和機の室内機であって、
    前記熱交換器は、所定の間隙を介して配置された複数の第1のフィンと、該第1のフィンを貫通して設けられた複数の扁平管と、を備え、
    該扁平管の少なくとも一方の端部には、該扁平管側と反対側の端部が円管形状で、前記固定部材に固定された管継手が設けられ、
    該管継手の風下側には、前記第1のフィンと前記固定部材との間の風路を塞ぐ第1の塞ぎ部材が設けられ、
    該第1の塞ぎ部材は、側面視における前記熱交換器の端部に係止して、前記第1の塞ぎ部材を前記熱交換器に取り付ける係止部材を少なくとも1つ備え、
    該係止部材は、前記第1のフィンと前記固定部材との間に配置された前記管継手又は前記扁平管に係止され、当該係止部材と対向する範囲の前記管継手、前記扁平管及び前記第1のフィンの端部を覆うものであり、
    当該係止部材は、
    樹脂で形成されており、
    当該係止部材における前記固定部材側の端部が前記固定部材を覆うように係止され、
    前記熱交換器を前記筐体に組み付ける際、当該係止部材における前記固定部材側の端部と前記筐体の側面とが摺動し、前記熱交換器を前記筐体の取り付け位置へ案内するガイドとなることを特徴とする空気調和機の室内機。
  2. 当該係止部材における前記固定部材側の端部に、前記管継手の前記固定部材から外側へ突出した部分の一部を覆う突片が形成されていることを特徴とする請求項に記載の空気調和機の室内機。
  3. 吹出口及び吸込口が形成された筐体と、該筐体に収容された熱交換器と、を備え、
    前記熱交換器は該熱交換器の両端部に設けられた固定部材を介して前記筐体に取り付けられ、これら固定部材の間に風路が形成される空気調和機の室内機であって、
    前記熱交換器は、所定の間隙を介して配置された複数の第1のフィンと、該第1のフィンを貫通して設けられた複数の扁平管と、を備え、
    該扁平管の少なくとも一方の端部には、該扁平管側と反対側の端部が円管形状で、前記固定部材に固定された管継手が設けられ、
    該管継手の風下側には、前記第1のフィンと前記固定部材との間の風路を塞ぐ第1の塞ぎ部材が設けられ、
    該第1の塞ぎ部材は、側面視における前記熱交換器の端部に係止して、前記第1の塞ぎ部材を前記熱交換器に取り付ける係止部材を少なくとも1つ備え、
    該係止部材は、前記第1のフィンと前記固定部材との間に配置された前記管継手又は前記扁平管に係止され、当該係止部材と対向する範囲の前記管継手、前記扁平管及び前記第1のフィンの端部を覆うものであり、
    前記第1の塞ぎ部材は、風上側へ突設された第2のリブをさらに備え、
    前記第2のリブは、前記管継手が挿入される切欠き部が形成され、
    前記第2のリブの風上側端部に、当該管継手が固定された前記固定部材側へ突設された第3のリブを備えたことを特徴とする空気調和機の室内機。
  4. 前記第3のリブは前記管継手よりも風上側に配置され、
    該第3のリブに、前記第1のフィンと前記固定部材との間の風路を塞ぐ第2の塞ぎ部材が設けられていることを特徴とする請求項に記載の空気調和機の室内機。
  5. 吹出口及び吸込口が形成された筐体と、該筐体に収容された熱交換器と、を備え、
    前記熱交換器は該熱交換器の両端部に設けられた固定部材を介して前記筐体に取り付けられ、これら固定部材の間に風路が形成される空気調和機の室内機であって、
    前記熱交換器は、所定の間隙を介して配置された複数の第1のフィンと、該第1のフィンを貫通して設けられた複数の扁平管と、を備え、
    該扁平管の少なくとも一方の端部には、該扁平管側と反対側の端部が円管形状で、前記固定部材に固定された管継手が設けられ、
    該管継手の風下側には、前記第1のフィンと前記固定部材との間の風路を塞ぐ第1の塞ぎ部材が設けられ、
    該第1の塞ぎ部材は、側面視における前記熱交換器の端部に係止して、前記第1の塞ぎ部材を前記熱交換器に取り付ける係止部材を少なくとも1つ備え、
    該係止部材は、前記第1のフィンと前記固定部材との間に配置された前記管継手又は前記扁平管に係止され、当該係止部材と対向する範囲の前記管継手、前記扁平管及び前記第1のフィンの端部を覆うものであり、
    前記管継手よりも風上側に配置され、前記第1のフィンと前記固定部材との間の風路を塞ぐ第2の塞ぎ部材が設けられていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  6. 吹出口及び吸込口が形成された筐体と、該筐体に収容された熱交換器と、を備え、
    前記熱交換器は該熱交換器の両端部に設けられた固定部材を介して前記筐体に取り付けられ、これら固定部材の間に風路が形成される空気調和機の室内機であって、
    前記熱交換器は、所定の間隙を介して配置された複数の第1のフィンと、該第1のフィンを貫通して設けられた複数の扁平管と、を備え、
    該扁平管の少なくとも一方の端部には、該扁平管側と反対側の端部が円管形状で、前記固定部材に固定された管継手が設けられ、
    該管継手の風下側には、前記第1のフィンと前記固定部材との間の風路を塞ぐ第1の塞ぎ部材が設けられ、
    該第1の塞ぎ部材は、側面視における前記熱交換器の端部に係止して、前記第1の塞ぎ部材を前記熱交換器に取り付ける係止部材を少なくとも1つ備え、
    該係止部材は、前記第1のフィンと前記固定部材との間に配置された前記管継手又は前記扁平管に係止され、当該係止部材と対向する範囲の前記管継手、前記扁平管及び前記第1のフィンの端部を覆うものであり、
    前記熱交換器は、所定の間隙を介して配置された複数の第2のフィンと、該第2のフィンを貫通して設けられた複数の円管と、をさらに備え、
    該円管及び前記第2のフィンは前記扁平管及び前記第1のフィンの風上側に配置され、かつ、前記第2のフィンは前記管継手の風上側を覆うように配置されていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  7. 前記管継手は、該管継手を拡管することにより、前記固定部材に固定されていることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の空気調和機の室内機。
  8. 前記第1の塞ぎ部材は、前記第1のフィンの少なくとも一部の風下側端面部と対向した位置に第1のリブが突設されていることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の空気調和機の室内機。
  9. 前記扁平管に流れる冷媒としてR32が用いられることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の空気調和機の室内機。
  10. 請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の空気調和機の室内機を備えたことを特徴とする空気調和機。
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