JP2019073057A - 鉄道車両の車体支持構造及び鉄道車両の車体高さ調整方法 - Google Patents

鉄道車両の車体支持構造及び鉄道車両の車体高さ調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】専用の特殊な機器や治具を用いることなく、踏面削正後の車体の高さ調整作業を容易に行うことができる鉄道車両の車体支持構造及び鉄道車両の車体高さ調整方法を提供する。【解決手段】空気ばね11の上側部材12の上面を窪ませて凹部17を形成し、上側部材の上面を車体15の下面に当接させた状態において、凹部の底面17aと車体の下面との間に形成される空間に車体を押し上げるための押し上げ手段18を出し入れ可能にする開口部19を設けた。【選択図】図1

Description

本発明は、鉄道車両の車体支持構造及び鉄道車両の車体高さ調整方法に関し、詳しくは、鉄道車両の車体と台車との間に介装されて、走行時に台車から車体に伝わる振動を吸収する空気ばねを備えた鉄道車両の車体支持構造及び鉄道車両の車体高さ調整方法に関する。
鉄道車両は、一般に、車体と台車との間に空気ばねを介装して走行時に台車から車体に伝わる振動を吸収している。このような空気ばねを備えた鉄道車両は、踏面の削正によって車輪の直径が小さくなると車体高が下がるので、台車と空気ばねとの間に隙間を設け、該隙間にスペーサを挿入して車体の高さを調整している。このため、台車と空気ばねとの間に設置したシリンダ装置で車体と共に空気ばねを押し上げ、台車と空気ばねとの間にスペーサ挿入用隙間を形成することが行われている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2009−18758号公報
しかしながら、特許文献1に記載された高さ調整方法では、空気ばね下面と台車上面との間の狭隘部にシリンダ装置を配置するので、専用の特殊な機器や治具を用意する必要があるだけでなく、スペーサの挿入作業にかなりの手間と時間を要していた。
そこで本発明は、専用の特殊な機器や治具を用いることなく、踏面削正後の車体の高さ調整作業を容易に行うことができる鉄道車両の車体支持構造及び鉄道車両の車体高さ調整方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の鉄道車両の第1の車体支持構造は、筒状のダイヤフラムと、該ダイヤフラムの上部開口に取り付けられた上側部材と、前記ダイヤフラムの下部開口に取り付けられた下側部材とを備え、前記上側部材が車体側に取り付けられ、前記下側部材が台車側に取り付けられた空気ばねにより、前記車体を前記台車に対して弾性的に支持した鉄道車両の車体支持構造において、前記上側部材の上面を窪ませて凹部を形成し、該上側部材の上面を前記車体の下面に当接させた状態において、前記凹部の底面と前記車体の下面との間に形成される空間に前記車体を押し上げるための押し上げ手段を出し入れ可能にする開口部を設けたことを特徴としている。
また、本発明の鉄道車両の第2の車体支持構造は、筒状のダイヤフラムと、該ダイヤフラムの上部開口に取り付けられた上側部材と、前記ダイヤフラムの下部開口に取り付けられた下側部材とを備え、前記上側部材が車体側に取り付けられ、前記下側部材が台車側に取り付けられた空気ばねにより、前記車体を前記台車に対して弾性的に支持した鉄道車両の車体支持構造において、前記上側部材の上面に、該上側部材の外径よりも小さい外径を有する円板形状の凸部を形成し、該凸部の上面を前記車体の下面に当接させた状態において、前記上側部材の上面と前記車体の下面との間に形成される空間に前記車体を押し上げるための押し上げ手段を前記凸部の周壁面に沿って載置可能にする載置部を設けたことを特徴としている。
さらに、本発明の鉄道車両の第3の車体支持構造は、筒状のダイヤフラムと、該ダイヤフラムの上部開口に取り付けられた上側部材と、前記ダイヤフラムの下部開口に取り付けられた下側部材とを備え、前記上側部材が車体側に取り付けられ、前記下側部材が台車側に取り付けられた空気ばねにより、前記車体を前記台車に対して弾性的に支持した鉄道車両の車体支持構造において、前記車体の下面に、前記上側部材の外径よりも小さい外径を有する円板形状の凸部を形成し、該凸部の下面を前記上側部材の上面に当接させた状態において、前記上側部材の上面と前記車体の下面との間に形成される空間に前記車体を押し上げるための押し上げ手段を前記凸部の周壁面に沿って載置可能にする載置部を設けたことを特徴としている。
また、前記第1の車体支持構造を備えた鉄道車両における本発明の第1の車体高さ調整方法は、前記押し上げ手段を前記凹部の底面に載置する押し上げ手段載置工程と、該押し上げ手段載置工程の終了後に前記押し上げ手段を作動させることにより前記車体を押し上げて、前記車体の下面を前記上側部材の上面から離間させる車体押し上げ工程と、該車体押し上げ工程の終了後に前記上側部材の上面と前記車体の下面との間に形成される隙間にスペーサを挿入するスペーサ装着工程と、該スペーサ装着工程の終了後に前記押し上げ手段を作動させることにより前記車体の押し上げを解除する車体押し上げ解除工程と、該車体押し上げ解除工程の終了後に前記凹部の底面から前記押し上げ手段を除去する押し上げ手段除去工程とを含むことを特徴としている。
さらに、前記第2の車体支持構造を備えた鉄道車両における本発明の第2の車体高さ調整方法は、前記押し上げ手段を前記上側部材の上面に載置する押し上げ手段載置工程と、該押し上げ手段載置工程の終了後に前記押し上げ手段を作動させることにより前記車体を押し上げて、前記車体の下面を前記凸部の上面から離間させる車体押し上げ工程と、該車体押し上げ工程の終了後に前記凸部の上面と前記車体の下面との間に形成される隙間にスペーサを挿入するスペーサ装着工程と、該スペーサ装着工程の終了後に前記押し上げ手段を作動させることにより前記車体の押し上げを解除する車体押し上げ解除工程と、該車体押し上げ解除工程の終了後に前記上側部材の上面から前記押し上げ手段を除去する押し上げ手段除去工程とを含むことを特徴としている。
また、前記第3の車体支持構造を備えた鉄道車両における本発明の第3の車体高さ調整方法は、前記押し上げ手段を前記上側部材の上面に載置する押し上げ手段載置工程と、該押し上げ手段載置工程の終了後に前記押し上げ手段を作動させることにより前記車体を押し上げて、前記凸部の下面を前記上側部材の上面から離間させる車体押し上げ工程と、該車体押し上げ工程の終了後に前記凸部の下面と前記上側部材の上面との間に形成される隙間にスペーサを挿入するスペーサ装着工程と、該スペーサ装着工程の終了後に前記押し上げ手段を作動させることにより前記車体の押し上げを解除する車体押し上げ解除工程と、該車体押し上げ解除工程の終了後に前記上側部材の上面から前記押し上げ手段を除去する押し上げ手段除去工程とを含むことを特徴としている。
本発明によれば、第1の構成では、上側部材を窪ませた凹部の底面と車体下面との間に形成される空間に開口部を設けているので、押し上げ手段を開口部を通じて容易に出し入れすることが可能となり、スペーサの装着を迅速に行うことができる。また、第2及び第3の構成では、上側部材と車体下面のいずれか一方に凸部を設けるだけで、押し上げ手段を上側部材の上面と車体の下面との間に形成される空間内に載置することもできるので、簡単な構造でスペーサの装着を迅速に行うことができる。
本発明の鉄道車両の車体支持構造の第1形態例を示す斜視図並びに鉄道車両の車体高さ調整方法における押し上げ手段載置工程及び車体押し上げ工程を示す説明図である。 同じくスペーサ装着工程を示す説明図である。 同じく車体押し上げ解除工程を示す説明図である。 同じく第1形態例の変形例を示す車体支持構造の斜視図である。 本発明の第2形態例を示す車体支持構造の断面図並びに車体高さ調整方法における押し上げ手段載置工程及び車体押し上げ工程を示す説明図である。
まず、図1乃至図3は、本発明の鉄道車両の車体支持構造及び鉄道車両の車体高さ調整方法の第1形態例を示すもので、本形態例に示す鉄道車両の車体支持構造は、いわゆるボルスタレス台車を備えた鉄道車両の車体側と台車側との間に介装された空気ばね11により、走行時に車体側及び台車側間に伝わる振動を吸収するためのものである。
空気ばね11は、図1(A)及び(B)に示すように、鉄道車両の車体側に取り付けられる上側部材12と、鉄道車両の台車側に取り付けられる下側部材13と、上側部材12及び下側部材13に上下両端部をそれぞれ止着された筒状のダイヤフラム14とを備えている。
上側部材12は、金属製で厚肉の円板状に形成され、中央上面側には、車体15の下面に設けた車体側支持孔15aに内嵌される金属製で円筒形状の上支持突起16が突設されている。また、上側部材12の上面側には、凹部17が上支持突起16の中心軸線周りの円周上の4箇所に等間隔で形成されている。
凹部17は、上側部材12の上面を平坦状に窪ませたL字状の底面17aと、垂直方向の壁面17bとにより形成され、車体15を押し上げるための押し上げ手段18を収容可能な幅と高さを有している。また、上側部材12の上面を車体15の下面に当接させた状態において、底面17aと車体15の下面との間に形成される空間に、押し上げ手段18を出し入れ可能にする水平方向の開口部19が設けられている。
押し上げ手段18は、図1(C)に示すように、底面17aに載置された状態で、ピストンロッド18aを伸長させることにより車体15の下面を直接押し上げるものであり、その押し上げ量に従って車体15の下面を上側部材12の上面から離間させることができ、高さ調整用のスペーサ20を挿入する隙間21を確保できるストローク(例えば30mm)を有した小型の油圧シリンダ装置である。
ダイヤフラム14は、ゴム製筒体を繊維で補強した可撓性を有する筒状体であり、その上下端を上側部材12及び下側部材13にそれぞれ止着されて内部に圧縮空気が充填され、車体側の上下動に対して所定のばね特性を発揮しつつ、上側部材12が取り付けられた車体側を弾性的に支持している。
下側部材13は、台車側に載置される円筒形状の積層ゴム22を主要構成部品とするものであり、積層ゴム22の下端に接着されたフランジ23の中央下面側には、台車24の枠体に設けた台車側支持孔(図示せず)に内嵌される金属製で円筒形状の下支持突起(図示せず)が突設されている。
なお、上支持突起16及び車体側支持孔15aは、ダイヤフラム14内に空気を供給する空気供給路を介して車体15の高さを調整するための車体高さ調整弁(図示せず)に繋がっている。また、下支持突起及び台車側支持孔は、通気路を介して補助空気タンク(図示せず)に繋がっている。場合によっては、前記車体高さ調整弁(図示せず)に繋がる経路の間に補助空気タンク(図示せず)が設置される。
このような車体支持構造を備えた鉄道車両は、踏面の削正によって車輪の直径が小さくなり、車体15の高さが所定量(例えば10〜20mm)低下すると、車両メンテナンスの際に車体高さの調整が行われる。この高さ調整方法は、押し上げ手段載置工程、車体押し上げ工程、スペーサ装着工程、車体押し上げ解除工程及び押し上げ手段除去工程の順に行われる。
ここで、図1乃至図3を参照しながら、前記車体支持構造を備えた車体の高さ調整を行う手順を説明する。まず、車両をピットなどの保守位置に移動させて、図1(B)に示すように、押し上げ手段18を開口部19を通じて底面17aに載置する。この押し上げ手段載置工程では、開口部19がL字状の凹部17の両端に設けられているので、一端側の開口部19から挿入された押し上げ手段18を他端側の開口部19から目視することにより、押し上げ手段18が底面17aの適正な位置に載置された状態、すなわち、4個の押し上げ手段18が上支持突起16の中心軸線周りの円周上にそれぞれ等間隔に載置された状態であることを容易に判断することができる。
押し上げ手段載置工程の終了後に、図1(C)に示すように、油圧装置(図示せず)を操作して押し上げ手段18のピストンロッド18aを伸長させる。このとき、車体15の下面が上側部材12の上面から離間し、車体15の下面と上側部材12の上面との間にスペーサ20を挿入するための隙間21が形成される。
続いて、図2(A)乃至(C)に示すように、スペーサ20を隙間21に挿入するスペーサ装着工程を実行する。スペーサ20は、所定の厚さの円形鋼板であり、上側部材12と同じ外径に形成されるとともに、中心から周縁方向に延びた切欠き部20aに上支持突起16を通過させて上側部材12の上面に載置される。また、スペーサ20の挿入時に、ピストンロッド18aに干渉することを防止するための切欠き部20bが形成されている。なお、必要に応じて、複数のスペーサ20を積み重ねて厚さを調節することもできる。
スペーサ装着工程の終了後に、図3(A)及び(B)に示すように、油圧装置を操作して押し上げ手段18のピストンロッド18aを収縮させる。この車体押し上げ解除工程を実行することにより、空気ばね11の押圧力によってスペーサ20の上面が車体15の下面に押し付けられる。この結果、車体15が空気ばね11を介して台車24によって所定高さで弾性的に支持された状態になる。なお、上支持突起16の長さが、スペーサ20の厚さに対応させて長く形成されているので、上支持突起16の先端部が車体側支持孔15aから抜け出ることはなく、内嵌部の気密状態も良好に確保されている。
車体押し上げ解除工程の終了後に、押し上げ手段載置工程と逆の手順で押し上げ手段除去工程を実行することにより、高さ調整の作業が完了する。
このように、上側部材12の上面を窪ませた凹部17の底面17aと車体15下面との間に形成される空間に開口部19を設けているので、押し上げ手段18を開口部19を通じて容易に出し入れすることが可能となり、スペーサ20の装着を迅速に行うことができる。また、従来の高さ調整方法では必要であった、空気ばね11下面と台車24の上面との間の狭隘部に、シリンダ装置を配置する際に使用する専用の特殊な機器や治具を用意する必要がなくなるので、踏面削正時における車体高さの調整作業をより容易に行うことができる。
図4は、前述の第1形態例における変形例をそれぞれ示している。図4(A)及び(B)に示す変形例は、上側部材12の上面と車体15の下面との当接部に過大な応力を発生させることなく、上側部材12の上面を適宜な形状に窪ませることによって凹部17を形成したものである。図4(A)は、上支持突起16の中心軸線周りの円周上の4箇所を略三角形状に窪ませた底面17aを有している。また、図4(B)は、上支持突起16の中心軸線を挟んだ対称位置の2箇所を直線状に窪ませた底面17aを有している。これらの底面17aは、押し上げ手段18を安定して載置できる幅と奥行きを有して形成され、壁面17bは、ピストンロッド18aを収縮させた状態の押し上げ手段18の高さよりも僅かに高く形成されているので、押し上げ手段18を出し入れする際の作業性を低下させることなく、安定した押し上げを実現することができる。
図4(C)に示す変形例は、上側部材12の上面に、上側部材12の外径よりも小さい外径を有する円板形状の凸部25が形成されている。この場合、凸部25の上面を車体15の下面に当接させた状態において、上側部材12の上面と車体15の下面との間に形成される空間に、押し上げ手段18を凸部25の周壁面25aに沿って載置可能にする載置部26が形成されている。なお、上側部材12の上面外周を一定の幅でリング状に窪ませることによっても同様に載置部26を形成することができる。
図5は、車体支持構造の第2形態例を示している。なお、以下の説明において、前記第1形態例に示した車体支持構造の構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
本形態例に示す車体支持構造は、図5(A)に示すように、円板形状からなる上側部材31の上面を全体に亘り平坦状に形成した空気ばね32と、車体15の下面に突設した円板形状からなる凸部33とにより構成されるものであり、空気ばね32は、上側部材31の上面を凸部33の下面に当接した状態で車体側と台車側との間に介装されている。
また、凸部33は、外径が上側部材31の外径よりも小さく形成されるとともに、中央に上支持突起16が挿通可能な丸孔33aが形成されることにより、凸部33の下面を上側部材31の上面に当接させた状態において、上側部材31の上面と車体15の下面との間に形成される空間に、押し上げ手段18を凸部33の周壁面33bに沿って載置可能にする載置部34が形成されている。
押し上げ手段18を周壁面33bに沿って等間隔に載置させた後に、図5(B)に示すように、油圧装置を操作して押し上げ手段18のピストンロッド18aを伸長させると、凸部33の下面が上側部材31の上面から離間し、スペーサ20を挿入するための隙間35が形成される。
このように、上側部材31の上面と車体15の下面との間に形成される空間に、押し上げ手段18を凸部33の周壁面33bに沿って載置可能にする載置部34が形成されているので、押し上げ手段18を容易に出し入れすることが可能となり、スペーサ20の装着を迅速に行うことができる。また、上側部材31に施す切削等の機械加工を大幅に減らすことができるので、製造コストの低減を図ることができる。
なお、本形態例では、ボルスタレス台車を示したが、ボルスタ付き台車であってもよい。この場合、車体とボルスタとの間に空気ばねが介装される。また、押し上げ手段を水平方向から出し入れすることができれば、開口部及び載置部の形状は任意である。
11…空気ばね、12…上側部材、13…下側部材、14…ダイヤフラム、15…車体、15a…車体側支持孔、16…上支持突起、17…凹部、17a…底面、17b…壁面、18…押し上げ手段、18a…ピストンロッド、19…開口部、20…スペーサ、20a,20b…切欠き部、21…隙間、22…積層ゴム、23…フランジ、24…台車、25…凸部、25a…周壁面、26…載置部、31…上側部材、32…空気ばね、33…凸部、33a…丸孔、33b…周壁面、34…載置部、35…隙間

Claims (6)

  1. 筒状のダイヤフラムと、該ダイヤフラムの上部開口に取り付けられた上側部材と、前記ダイヤフラムの下部開口に取り付けられた下側部材とを備え、前記上側部材が車体側に取り付けられ、前記下側部材が台車側に取り付けられた空気ばねにより、前記車体を前記台車に対して弾性的に支持した鉄道車両の車体支持構造において、前記上側部材の上面を窪ませて凹部を形成し、該上側部材の上面を前記車体の下面に当接させた状態において、前記凹部の底面と前記車体の下面との間に形成される空間に前記車体を押し上げるための押し上げ手段を出し入れ可能にする開口部を設けたことを特徴とする鉄道車両の車体支持構造。
  2. 筒状のダイヤフラムと、該ダイヤフラムの上部開口に取り付けられた上側部材と、前記ダイヤフラムの下部開口に取り付けられた下側部材とを備え、前記上側部材が車体側に取り付けられ、前記下側部材が台車側に取り付けられた空気ばねにより、前記車体を前記台車に対して弾性的に支持した鉄道車両の車体支持構造において、前記上側部材の上面に、該上側部材の外径よりも小さい外径を有する円板形状の凸部を形成し、該凸部の上面を前記車体の下面に当接させた状態において、前記上側部材の上面と前記車体の下面との間に形成される空間に前記車体を押し上げるための押し上げ手段を前記凸部の周壁面に沿って載置可能にする載置部を設けたことを特徴とする鉄道車両の車体支持構造。
  3. 筒状のダイヤフラムと、該ダイヤフラムの上部開口に取り付けられた上側部材と、前記ダイヤフラムの下部開口に取り付けられた下側部材とを備え、前記上側部材が車体側に取り付けられ、前記下側部材が台車側に取り付けられた空気ばねにより、前記車体を前記台車に対して弾性的に支持した鉄道車両の車体支持構造において、前記車体の下面に、前記上側部材の外径よりも小さい外径を有する円板形状の凸部を形成し、該凸部の下面を前記上側部材の上面に当接させた状態において、前記上側部材の上面と前記車体の下面との間に形成される空間に前記車体を押し上げるための押し上げ手段を前記凸部の周壁面に沿って載置可能にする載置部を設けたことを特徴とする鉄道車両の車体支持構造。
  4. 請求項1記載の車体支持構造を備えた鉄道車両の車体高さ調整方法において、前記押し上げ手段を前記凹部の底面に載置する押し上げ手段載置工程と、該押し上げ手段載置工程の終了後に前記押し上げ手段を作動させることにより前記車体を押し上げて、前記車体の下面を前記上側部材の上面から離間させる車体押し上げ工程と、該車体押し上げ工程の終了後に前記上側部材の上面と前記車体の下面との間に形成される隙間にスペーサを挿入するスペーサ装着工程と、該スペーサ装着工程の終了後に前記押し上げ手段を作動させることにより前記車体の押し上げを解除する車体押し上げ解除工程と、該車体押し上げ解除工程の終了後に前記凹部の底面から前記押し上げ手段を除去する押し上げ手段除去工程とを含むことを特徴とする鉄道車両の車体高さ調整方法。
  5. 請求項2記載の車体支持構造を備えた鉄道車両の車体高さ調整方法において、前記押し上げ手段を前記上側部材の上面に載置する押し上げ手段載置工程と、該押し上げ手段載置工程の終了後に前記押し上げ手段を作動させることにより前記車体を押し上げて、前記車体の下面を前記凸部の上面から離間させる車体押し上げ工程と、該車体押し上げ工程の終了後に前記凸部の上面と前記車体の下面との間に形成される隙間にスペーサを挿入するスペーサ装着工程と、該スペーサ装着工程の終了後に前記押し上げ手段を作動させることにより前記車体の押し上げを解除する車体押し上げ解除工程と、該車体押し上げ解除工程の終了後に前記上側部材の上面から前記押し上げ手段を除去する押し上げ手段除去工程とを含むことを特徴とする鉄道車両の車体高さ調整方法。
  6. 請求項3記載の車体支持構造を備えた鉄道車両の車体高さ調整方法において、前記押し上げ手段を前記上側部材の上面に載置する押し上げ手段載置工程と、該押し上げ手段載置工程の終了後に前記押し上げ手段を作動させることにより前記車体を押し上げて、前記凸部の下面を前記上側部材の上面から離間させる車体押し上げ工程と、該車体押し上げ工程の終了後に前記凸部の下面と前記上側部材の上面との間に形成される隙間にスペーサを挿入するスペーサ装着工程と、該スペーサ装着工程の終了後に前記押し上げ手段を作動させることにより前記車体の押し上げを解除する車体押し上げ解除工程と、該車体押し上げ解除工程の終了後に前記上側部材の上面から前記押し上げ手段を除去する押し上げ手段除去工程とを含むことを特徴とする鉄道車両の車体高さ調整方法。
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