JP2019071170A - 燃料電池制御システム、燃料電池制御方法及び燃料電池システム - Google Patents
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Abstract
Description
これにより、光熱費の効果的削減、CO2排出量の効果的低減が可能である。
少なくとも一つの燃料電池システムと、管理装置と、がネットワークを介して通信可能に接続された燃料電池制御システムにおいて、
前記燃料電池システムは、燃料の供給を受けて電力を発電する燃料電池と、運転制御部とを有し、
前記管理装置又は前記運転制御部は、前記燃料電池システムと関連づけられている少なくとも一人のユーザについて、現在時刻と、前記現在時刻における前記ユーザの現在位置とを含むユーザ位置情報を、前記ネットワークを介して取得し、
前記管理装置又は前記運転制御部は、前記現在時刻における前記ユーザの現在位置に基づいて、前記燃料電池システムが備えられた建物に到着する到着予定時刻を算出し、
前記管理装置又は前記運転制御部は、
前記到着予定時刻までに、前記燃料電池システムから生成される熱を湯水として貯める貯湯タンクの貯める湯水を増加するように前記燃料電池システムを制御し、
又は、
前記到着予定時刻までに、前記燃料電池による発電電力を最大発電電力に、あるいは前記最大発電電力に近づくように前記燃料電池システムを制御する点にある。
そして、管理装置又は運転制御部は、ユーザ位置情報に基づいて算出した建物への到着予定時刻までに、貯湯タンクに湯水を確保するように燃料電池システムを制御するか、あるいは、到着予定時刻までに最大発電電力に近づけるように燃料電池システムを制御する。
少なくとも一つの燃料電池システムと、管理装置と、がネットワークを介して通信可能に接続された燃料電池制御システムにおける燃料電池制御方法において、
前記燃料電池システムは、燃料の供給を受けて電力を発電する燃料電池と、運転制御部とを有し、
前記管理装置又は前記運転制御部は、前記燃料電池システムと関連づけられている少なくとも一人のユーザについて、現在時刻と、前記現在時刻における前記ユーザの現在位置とを含むユーザ位置情報を、前記ネットワークを介して取得し、
前記管理装置又は前記運転制御部は、前記現在時刻における前記ユーザの現在位置に基づいて、前記燃料電池システムが備えられた建物に到着する到着予定時刻を算出し、
前記管理装置又は前記運転制御部は、
前記到着予定時刻までに、前記燃料電池システムから生成される熱を湯水として貯める貯湯タンクの湯水を増加するように前記燃料電池システムを制御し、
又は、
前記到着予定時刻までに、前記燃料電池による発電電力を最大発電電力に、あるいは前記最大発電電力に近づくように前記燃料電池システムを制御する点にある。
燃料の供給を受けて電力を発電する燃料電池と、運転制御部とを有する燃料電池システムであって、
前記燃料電池システムは、前記燃料電池システムと関連づけられている少なくとも一人のユーザについて、現在時刻と、前記現在時刻における前記ユーザの現在位置とを含むユーザ位置情報を保持する情報収集装置とネットワークを介して通信可能に接続されており、
前記運転制御部は、
前記ユーザ位置情報を前記ネットワークを介して前記情報収集装置から取得し、
前記現在時刻における前記ユーザの現在位置に基づいて、前記燃料電池システムが備えられた建物に到着する到着予定時刻を算出し、
前記到着予定時刻までに、前記燃料電池システムから生成される熱を湯水として溜める貯湯タンクの湯水を増加するように制御し、
又は、
前記到着予定時刻までに、前記燃料電池による発電電力を最大発電電力に、あるいは前記最大発電電力に近づくように制御する点にある。
本発明に係る燃料電池制御システムの実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、燃料電池制御システムの構成図である。
燃料電池制御システム100は、情報収集サイト10と、管理装置20と、複数の燃料電池システム30(30a、30b、30c・・・)とが、ネットワーク40を介して接続されて構成されている。ネットワーク40は、装置間でデータの通信が可能な通信網であり、例えばWAN(Wide Area Network)などが挙げられるが、その形態は無線及び有線を問わない。
(2−1)情報収集サイト
情報収集サイト10は、情報収集部11と、記憶部13とを備えている。
情報収集部11は、例えば、ユーザの現在位置を取得可能なサービス業者等から、ユーザ位置情報を収集する。
例えば、ユーザが電車及びバス等に乗るためにユーザ固有のカードを用いた場合に、また、ユーザが会社への出退勤の際に出退勤カードを用いた場合等に、カードが利用された装置は各ユーザのユーザ位置情報を取得する。また、ユーザが所有する機器が、学校への登下校を管理する装置を通過した場合等に、その装置は各ユーザのユーザ位置情報を取得する。
そして、情報収集部11は、このように取得したユーザ位置情報を記憶部13に出力しており、記憶部13は、ユーザ位置情報を記憶している。なお、このユーザ位置情報は、例えば数分起き毎に随時更新されており、情報収集部11は記憶部13のユーザ位置情報を随時更新している。
図2のユーザ位置情報によると、例えば、現在時刻が2017.4.1の15時において、ユーザA1が位置A1aに位置しており、ユーザA2が位置A2aに位置している。また、現在時刻が2017.4.1の16時のユーザ位置情報によると、ユーザA1が位置A1bに位置しており、ユーザA2が位置A2bに位置している。2017.4.1の16時のユーザ位置情報は、2017.4.1の15時の位置情報に代えて、あるいは追加的に、記憶部13に記憶されている。
以下に、燃料電池システム30について説明するが、まずは、分散電源として燃料電池システム30が各家庭に配置されている構成について説明する。図3は、分散電源として燃料電池システムを各家庭に配置した場合の構成図である。
図3に示すように、各家庭45には、後述の電力を発電する燃料電池50を含む電力発電部300aと貯湯タンク300bとを備える燃料電池システム30が設置されている。また、各家庭45内で使用される設備としては、図3に示すように、例えば、給湯器45a及びお風呂45bなどの給湯設備と、エアコン45c、照明45d、テレビ45e及び冷蔵庫45fなどの家電機器とが挙げられる。給湯器45a及びお風呂45bなどの給湯設備は、燃料電池システム30の貯湯タンク300bに接続されて、貯湯タンク300bから湯水の供給を受ける。
以下に、各家庭に備えられている燃料電池システム30(30a、30b、30c・・・)について説明する。図4は、燃料電池システムの構成図である。
燃料電池システム30は、前述の通り電力発電部300aと貯湯タンク300bとを備えている。電力発電部300aは、基本的に、燃料ガス及び酸素ガスを反応させて発電する燃料電池50と、燃料電池50から排出される燃焼排ガスの熱を回収する熱交換器60と、熱交換器60による熱回収後の燃焼排ガスからの凝縮水を回収して精製する水精製器70と、水精製器70により精製された凝縮水を回収する改質水タンク80と、凝縮水とは独立に、改質水タンク80へ水を供給可能な水供給部90とを備えている。
以下、燃料電池システム30の各部の構成について説明する。
次に、管理装置20について説明する。管理装置20は、管理制御部21と、記憶部23とを備えている。
図5は、家と、配備されている燃料電池システムとの対応関係を示す対応図である。記憶部23は、図5に示すように、家ごとに、家の所在を示すアドレスと、配備されている燃料電池システムと、燃料電池システムに関連づけられているユーザとを対応づけて記憶している。例えば、アドレスAで特定される家Aには、燃料電池システムAが備えられており、燃料電池システムAに関連づけられた利用者としてユーザA1、A2、A3が対応づけられている。
これらの関連づけにより、各家ごとに、アドレス、配備されている燃料電池システムと、ユーザとが対応づけられる。
次に、燃料電池システム30のユーザ位置情報に基づいた準備制御について説明する。図7は、ユーザ位置情報に基づいた準備制御の流れの一例を示すフローチャートである。
なお、管理制御部21は、その他の各ユーザについても上記と同様の処理を順次または並列的に行う。
X時間は、貯湯タンク300bに温度の高い湯水を確保するのに要する時間であり、例えば、貯湯タンク300bを温度の高い湯水で満水にするのに要する時間である。X時間は、例えば貯湯タンク300bを温度の高い湯水で満水にするのに要する平均時間で定義され、例えば4時間と定義されている。
貯湯タンク300b内の温度の高い湯水の量が貯湯閾値以上である場合(ステップS3においてYes)は、運転制御部33は、ステップS5に処理を進める。一方、そうでない場合(ステップS3においてNo)は、ステップS4に処理を進める。
なお、貯湯タンク300bに湯水を貯めるにはある程度の時間を要するため、貯湯タンク300bに湯水を貯める処理(ステップS2〜S4)は、後述の発電出力を上げる処理(ステップS5〜S7)よりも前に行われているのが好ましい。
Y時間は、燃料電池50の発電出力を出力閾値以上とするのに要する時間である。出力閾値は、例えば、燃料電池システム30の発電電力を用いてユーザが即座に所望の機器を利用可能である程度の電力値である。例えば、出力閾値は定格出力(最大発電電力)であり、Y時間は30分である。
なお、ステップS4において貯湯タンク300bに湯水を貯める時間よりも、燃料電池50の発電出力を上げるのに要する時間の方が一般的に早いため、ここでは、一例としてY時間はX時間よりも短く定義されている。
(1)上記実施形態では、管理制御部21は、各ユーザのユーザ位置情報に基づいて到着時間長さを算出している。そして、管理制御部21は、各ユーザに対応する燃料電池システム30の運転制御部33に、到着時間長さに基づいて準備制御するように指令している、ここで、各家に備えられた燃料電池システム30を利用するユーザが複数人いる場合がある。この場合、この複数人のユーザのうち、最も早く家に到着する人に応じて、燃料電池システム30を準備制御するようにするのが好ましい。
なお、到着時間長さは、現在時刻が推移するにつれて変化する場合もある。よって、現在時刻の推移ごとに到着時間長さの変化を把握し、複数のユーザの中で最も短い到着時間長さに応じて運転制御部33に準備制御するように指令するのが好ましい。
また、処理の順序は上記順序に限定されず、燃料電池50の発電出力を出力閾値以上にし(図7のステップS5〜S7)、その後、貯湯タンク300bを貯湯閾値以上にしてもよい(図7のステップS2〜S4)。
同様に、管理制御部21が、図7に示すステップS5〜S7の燃料電池50の発電出力を出力閾値以上にする処理を、運転制御部33に具体的に指令する。運転制御部33は、この指令に基づいてステップS5〜S7の処理を行う。
しかし、管理制御部21が到着予定時刻を算出し、到着予定時刻に基づいて運転制御部33に準備制御の指令を出してもよい。この場合、運転制御部33は、管理制御部21から受信した到着予定時刻と現在時刻とから到着時間長さを算出し、到着時間長さに基づいて燃料電池システム30を準備制御する。具体的な準備制御は上記実施形態と同様であるので省略する。
同様に、燃料電池システム30の運転制御部33が、各ユーザの携帯電話等からユーザ位置情報を取得してもよい。この場合、運転制御部33が、到着予定時刻及び到着時間長さの両方を算出してもよい。
なお、管理装置20が燃料電池システム30に接近しているユーザのユーザ位置情報を取得するのではなく、当該燃料電池システム30そのものが、当該ユーザについて、携帯電話等又は情報収集サイト10からユーザ位置情報を取得してもよい。
11 :情報収集部
13 :記憶部
20 :管理装置
21 :管理制御部
23 :記憶部
30 :燃料電池システム
33 :運転制御部
35 :商用電力系統
40 :ネットワーク
50 :燃料電池
100 :燃料電池制御システム
Claims (3)
- 少なくとも一つの燃料電池システムと、管理装置と、がネットワークを介して通信可能に接続された燃料電池制御システムにおいて、
前記燃料電池システムは、燃料の供給を受けて電力を発電する燃料電池と、運転制御部とを有し、
前記管理装置又は前記運転制御部は、前記燃料電池システムと関連づけられている少なくとも一人のユーザについて、現在時刻と、前記現在時刻における前記ユーザの現在位置とを含むユーザ位置情報を、前記ネットワークを介して取得し、
前記管理装置又は前記運転制御部は、前記現在時刻における前記ユーザの現在位置に基づいて、前記燃料電池システムが備えられた建物に到着する到着予定時刻を算出し、
前記管理装置又は前記運転制御部は、
前記到着予定時刻までに、前記燃料電池システムから生成される熱を湯水として貯める貯湯タンクの湯水を増加するように前記燃料電池システムを制御し、
又は、
前記到着予定時刻までに、前記燃料電池による発電電力を最大発電電力に、あるいは前記最大発電電力に近づくように前記燃料電池システムを制御する、燃料電池制御システム。 - 少なくとも一つの燃料電池システムと、管理装置と、がネットワークを介して通信可能に接続された燃料電池制御システムにおける燃料電池制御方法において、
前記燃料電池システムは、燃料の供給を受けて電力を発電する燃料電池と、運転制御部とを有し、
前記管理装置又は前記運転制御部は、前記燃料電池システムと関連づけられている少なくとも一人のユーザについて、現在時刻と、前記現在時刻における前記ユーザの現在位置とを含むユーザ位置情報を、前記ネットワークを介して取得し、
前記管理装置又は前記運転制御部は、前記現在時刻における前記ユーザの現在位置に基づいて、前記燃料電池システムが備えられた建物に到着する到着予定時刻を算出し、
前記管理装置又は前記運転制御部は、
前記到着予定時刻までに、前記燃料電池システムから生成される熱を湯水として貯める貯湯タンクの湯水を増加するように前記燃料電池システムを制御し、
又は、
前記到着予定時刻までに、前記燃料電池による発電電力を最大発電電力に、あるいは前記最大発電電力に近づくように前記燃料電池システムを制御する、燃料電池制御方法。 - 燃料の供給を受けて電力を発電する燃料電池と、運転制御部とを有する燃料電池システムであって、
前記燃料電池システムは、前記燃料電池システムと関連づけられている少なくとも一人のユーザについて、現在時刻と、前記現在時刻における前記ユーザの現在位置とを含むユーザ位置情報を保持する情報収集装置とネットワークを介して通信可能に接続されており、
前記運転制御部は、
前記ユーザ位置情報を前記ネットワークを介して前記情報収集装置から取得し、
前記現在時刻における前記ユーザの現在位置に基づいて、前記燃料電池システムが備えられた建物に到着する到着予定時刻を算出し、
前記到着予定時刻までに、前記燃料電池システムから生成される熱を湯水として溜める貯湯タンクの湯水を増加するように制御し、
又は、
前記到着予定時刻までに、前記燃料電池による発電電力を最大発電電力に、あるいは前記最大発電電力に近づくように制御する、燃料電池システム。
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