JP2019069478A - ロボットアーム機構及び直動伸縮機構 - Google Patents

ロボットアーム機構及び直動伸縮機構 Download PDF

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Wookeun Yoon
祐根 尹
啓明 松田
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啓明 松田
一輝 飯田
Kazuki Iida
一輝 飯田
光 佐野
Hikari Sano
光 佐野
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Abstract

【課題】ロボットアーム機構のメンテナンスの容易性を向上すること。【解決手段】ロボットアーム機構は、基台1に関節部J1を備えた支柱部2が支持され、支柱部2上には関節部J2を備えた起伏部4が載置され、起伏部4には直動伸縮性のアーム部5を備えた直動伸縮機構が設けられ、アーム部の先端にはエンドエフェクタを装着可能な手首部6が装備される。アーム部は、複数の第1コマ53と複数の第2コマ54と複数の第1コマの先頭と複数の第2コマの先頭とを結合する先頭ブロック55とを有する。第1、第2コマが接合されたとき直線状に硬直してアーム部を構成する。先頭ブロックは、手首部が接続されるフランジ553と第1、第2コマが接続されるブロック本体551とを有し、フランジ553はブロック本体551と別体で分離可能に構成される。【選択図】 図3

Description

本発明の実施形態はロボットアーム機構及び直動伸縮機構に関する。
従来から多関節ロボットアーム機構が産業用ロボットなど様々な分野で用いられている。発明者らが実用化した直動伸縮機構は、それを備えた垂直多関節型のロボットアーム機構の肘関節を不要とし、作業員の近傍へのロボットの配置を実現し得る有効な機構である。
直動伸縮機構を構成するアーム部は、例えば、平板形状のコマが屈曲自在に連結されてなるコマ列と溝状体のコマが屈曲自在に連結されてなるコマ列とが互いに接合することにより構成される。アーム部の接合状態は、アーム部の後端がローラユニットにより堅持されることで維持され、このときアーム部は一定の剛性を備える。アーム部を構成する複数のコマは、アーム部が伸縮する度に互いに接触し、またローラにより強固に挟まれるため損傷する可能性があり、定期的に又は損傷する度に交換する必要がある。さらに、第1、第2コマを支持するローラは第1、第2コマよりも表面硬度が低いため、第1、第2コマよりも高い頻度で交換する必要がある。
目的は、ロボットアーム機構のメンテナンスの容易性を向上することにある。
本実施形態に係るロボットアーム機構は、基台に旋回回転関節部を備えた支柱部が支持され、前記支柱部上には起伏回転関節部を備えた起伏部が載置され、前記起伏部には直動伸縮性のアーム部を備えた直動伸縮機構が設けられ、前記アーム部の先端にはエンドエフェクタを装着可能な手首部が装備され、前記手首部には前記エンドエフェクタの姿勢を変更するための少なくとも一の回転関節部が装備されてなる。前記アーム部は、平板形状の複数の第1コマと断面コ字形の溝形状を有する複数の第2コマと前記複数の第1コマの先頭と前記複数の第2コマの先頭とを結合する先頭ブロックとからなる。前記第1コマは互いに前後端において屈曲可能に連結される。前記第2コマは互いに底板前後端において屈曲可能に連結される。前記第1、第2コマが接合されたとき直線状に硬直して前記アーム部を構成し、前記第1、第2コマは互いに分離されたとき屈曲状態に復帰する。前記先頭ブロックは、前記手首部が接続されるフランジと前記第1、第2コマが接続されるブロック本体とを有し、前記フランジは前記ブロック本体と別体で分離可能に構成される。
図1は、本実施形態に係るロボットアーム機構の外観斜視図である。 図2は、図1のロボットアーム機構の内部構造を示す側面図である。 図3は、図2のアーム部の先頭ブロックの構造を示す図である。 図4は、図2の手首部とアーム部との接合部分の構造を示す斜視図である。 図5は、本実施形態に係るロボットアーム機構の効果を説明するための図である。 図6は、本実施形態に係るロボットアーム機構の効果を説明するための他の図である。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係るロボットアーム機構を説明する。本実施形態に係るロボットアーム機構としてここでは直動伸縮機構を備えた垂直多関節型のロボットアーム機構を説明するが、他のタイプのロボットアーム機構であってもよい。また、本実施形態に係るロボットアーム機構が装備する直動伸縮機構は単独の機構として使用することができる。以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
図1は本実施形態に係る直動伸縮機構を備えた垂直多関節型のロボットアーム機構の外観を示している。図2は、図1のロボットアーム機構の内部構造を示す側面図である。ロボットアーム機構は、基台1、旋回部2、起伏部、アーム部5及び手首部6を備える。旋回部2、起伏部4、アーム部5及び手首部6は、基台1から順番に配設される。複数の関節部J1,J2,J3,J4,J5,J6は基台1から順番に配設される。基台1には円筒体をなす旋回部2(支柱部)が典型的には鉛直に設置される。旋回部2は旋回回転関節部としての第1関節部J1を収容する。第1関節部J1はねじり回転軸RA1を備える。回転軸RA1は鉛直方向に平行である。旋回部2は下部フレーム21と上部フレーム22とを有する。下部フレーム21は第1関節部J1の固定部に接続される。下部フレーム21は円筒形状のハウジング31により覆われる。上部フレーム22は第1関節部J1の回転部に接続され、回転軸RA1を中心に軸回転する。上部フレーム22は円筒形状のハウジング32により覆われる。第1関節部J1の回転に伴って下部フレーム21に対して上部フレーム22が回転し、それによりアーム部5は水平に旋回する。円筒体をなす旋回部2の内部中空には後述する直動伸縮機構としての第3関節部J3の第1、第2コマ列51、52が収納される。旋回部2の上部には起伏部4が設置される。
起伏部4は起伏回転関節部としての第2関節部J2を収容する。第2関節部J2は曲げ回転関節である。第2関節部J2の回転軸RA2は回転軸RA1に垂直である。上部フレーム22上には、一対のサイドフレーム23が連結される。一対のサイドフレーム23は鞍形状のハウジング33により覆われる。一対のサイドフレーム23にモータハウジングを兼用する第2関節部J2の回転部としてのドラム体24が軸支される。ドラム体24の一端は一方のサイドフレーム23に回転自在に軸支されている。ドラム体24の内部にはモータとギアボックスとを備えたモータユニットが固定される。モータユニットの出力軸(駆動軸)が他方のサイドフレーム23に固定されている。出力軸の回転に伴ってドラム体24が回転軸RA2を中心として回転する。
第3関節部J3は直動伸縮機構により提供される。直動伸縮機構は発明者らが新規に開発した構造を備えており、いわゆる直動関節とは明確に区別される。第3関節部J3はアーム部5を有する。アーム部5は後述の送り出し機構25とともに、第3関節部J3の主要部分を構成する。送り出し機構25は、円筒形状のハウジング34により覆われる。送り出し機構25を覆うハウジング34の後端とサイドフレーム23を覆うカバー33の上端との間は、横断面U字形状の蛇腹カバー14(以下、U字蛇腹カバー14という)で覆われる。U字蛇腹カバー14は、第2関節部J2の起伏動とともに伸縮し、これにより起伏動に伴う上記間隙の幅の変動に追従する。
アーム部5は第1コマ列51と第2コマ列52と先頭ブロック55とを有する。第1コマ列51は屈曲自在に連結された複数の第1コマ53からなる。前後の第1コマ53は、互いの端部箇所においてピンにより屈曲自在に列状に連結される。第1コマ53は略平板形に構成される。第1コマ53の背面の幅中央には連結方向に沿ってリニアギアが形成されている。複数の第1コマ53が直線状に整列されたときに隣り合うリニアギアは直線状につながって、長いリニアギアを構成する。このリニアギアにドライブギア29が噛合する。第2コマ列52は複数の第2コマ54からなる。第2コマ54は横断面コ字形状の溝状体をなす。ここでは、第2コマ54は、その横断面がコ字形状としたが、他の形状、例えばU字形状であってもよい。また、第2コマ54は、その横断面がロ字形状の筒状体であってもよい。前後の第2コマ54は、底板の端部箇所においてピンにより屈曲自在に連結される。第2コマ列52の屈曲は、第2コマ54の側板の端面どうしが当接する位置で制限される。その位置では第2コマ列52は直線的に配列する。詳細は後述するが、先頭ブロック55は第1コマ列51のうち先頭の第1コマ53と、第2コマ列52のうち先頭の第2コマ54とを結合する。
送り出し機構25はドラム体24の周面に取り付けられる。ドラム体24の回転に伴って送り出し機構25は回転し、それにより送り出し機構25に支持されたアーム部5が起伏する。送り出し機構25はローラユニット27とドライバユニット26とを有し、これらは別体で構成される。ドライバユニット26がドラム体24の周面に着脱自在に連結され、ローラユニット27はドライバユニット26に対して着脱自在に連結される。ローラユニット27はアーム部5を上下左右の四方位から強固に且つ移動自在に支持するための複数のローラ30を備える。ローラ30は、第1、第2コマ53、54を損傷しないために、第1、第2コマ53、54のコマ材よりも硬度が低いローラ材製である。例えば、ローラ30はアルミニウム製又は樹脂製である。一方、第1、第2コマ53、54は、ハードアルマイト処理がなされたアルミニウム製である。ドライバユニット26は、第1コマ53背面のリニアギアに噛合されるドライブギア29と、ドライブギア29とともに第1コマ53を挟むガイドローラ28とを備える。ドライブギア29が順回転するとき、第1コマ53とともにアーム部5は前方に送り出される。このとき、第1、第2コマ列51、52はローラユニット27を通過する際に互いに押圧されて接合し柱状のアーム部5を構成する。アーム部5の接合状態はアーム部5の後端がローラユニット27により堅持されることで維持される。接合状態が維持されたアーム部5は直線的剛性を備える。アーム部5は伸縮性を有する横断面ロ字形状の蛇腹カバー15により覆われる。蛇腹カバー15の後端は、送り出し機構25を収納するハウジング34の前方開口に取り付けられる。蛇腹カバー15の前端は後述のアーム部5の先端のフランジ553の背面に取り付けられる。蛇腹カバー15は、アーム部5の伸縮軸RA3に沿った伸縮に伴って、伸縮する。ドライブギア29が逆回転するとき、第1コマ53とともにアーム部5は後方に引き戻される。引き戻された第1、第2コマ列51、52はローラユニット27後方で分離される。分離された第1コマ列51、第2コマ列52はそれぞれ屈曲可能な状態に復帰する。屈曲可能な状態に復帰した第1、第2コマ列51、52は、ともに同じ方向(内側)に屈曲し、旋回部2の内部に鉛直に収納される。このとき、第1コマ列51は第2コマ列52に略平行にほぼ揃った状態で収納される。
先頭ブロック55の先端には手首部6が取り付けられる。手首部6は第4〜第6関節部J4〜J6を装備する。第4〜第6関節部J4〜J6はそれぞれ直交3軸の回転軸RA4〜RA6を備える。第4関節部J4は伸縮中心軸RA3と略一致する第4回転軸RA4を中心としたねじり回転関節であり、この第4関節部J4の回転によりエンドエフェクタは揺動回転される。第5関節部J5は第4回転軸RA4に対して垂直に配置される第5回転軸RA5を中心とした曲げ回転関節であり、この第5関節部J5の回転によりエンドエフェクタは前後に傾動回転される。第6関節部J6は第4回転軸RA4と第5回転軸RA5とに対して垂直に配置される第6回転軸RA6を中心としたねじり回転関節であり、この第6関節部J6の回転によりエンドエフェクタは軸回転される。
エンドエフェクタ(手先効果器)は、手首部6の第6関節部J6の回転部下部に設けられたアダプタ7に取り付けられる。エンドエフェクタはロボットが作業対象(ワーク)に直接働きかける機能を持つ部分であり、例えば把持部、真空吸着部、ナット締め具、溶接ガン、スプレーガンなどのタスクに応じて様々なツールが存在する。このエンドエフェクタにはそのツールの種類に応じて電力ケーブル、制御コード、エアチューブ、水冷ケーブルなど各種ラインが接続されている。エンドエフェクタは、第1、第2、第3関節部J1,J2,J3により任意位置に移動され、第4、第5、第6関節部J4,J5,J6により任意姿勢に配置される。特に第3関節部J3のアーム部5の伸縮距離の長さは、基台1の近接位置から遠隔位置までの広範囲の対象にエンドエフェクタを到達させることを可能にする。第3関節部J3はそれを構成する直動伸縮機構により実現される直線的な伸縮動作とその伸縮距離の長さとが従前の直動関節と異なる特徴的な点である。
図3は、図2のアーム部5の先頭ブロック55の構造を示す図である。図4は、図2のアーム部5と手首部6と締結構造を示す斜視図である。先頭ブロック55の後端には、第1、第2コマ53,54が接続され、先頭ブロック55の先端には手首部6が接続される。先頭ブロック55はブロック本体551とフランジ553とから構成される。ブロック本体551は角筒状体に構成される。ブロック本体551の後方部分は、縦断面L字形状に構成される。第1コマ列51の先頭の第1コマ53は、ブロック本体551の後方に突出した部分に屈曲自在に連結される。第2コマ列52の先頭の第2コマ54は、先頭の第1コマ53に対して前方に、例えば第2コマ54の長さの1/2長オフセットした位置でブロック本体551に屈曲自在に連結される。ブロック本体551の前端面には複数のネジ孔552が空けられている。複数のネジ孔552は、ブロック本体551の中心軸を中心とした円周上に等間隔に空けられている。第1、第2コマ列51、52が直線状に整列したとき、ブロック本体551の側面は第1、第2コマ53、54の表面に連続する。
フランジ553はブロック本体551と別体で分離可能に構成される。フランジ553は、板状の円環フレームの背面に短角筒フレームが一体成形されてなる。短角筒フレームの内径は円環フレームのそれよりも短く、円環フレームの内腔(内径部分)に短角筒フレームの前端面が露出する。フランジ553には、フランジ553をブロック本体551に接続するための複数の第1貫通孔554とフランジ553に手首部6を接続するための複数の第2貫通孔555とが空けられている。具体的には、複数の第1貫通孔554は、円環フレームの内腔に露出した短角筒フレームの前端面に空けられている。複数の第2貫通孔555は、円環フレームの縁近傍に空けられている。複数の第1、第2貫通孔554,555は、フランジ553の中心軸を中心とした半径の異なる2つの円周上にそれぞれ等間隔に配置される。
第1貫通孔554とブロック本体551のネジ孔552とは、フランジ553の後端面をブロック本体551の前端面に突き合わせ、接合した状態で連続的につながる。この連続的につながった孔に挿入されたネジ556により、フランジ553はブロック本体551に螺着される。フランジ553がブロック本体551に螺着された状態で、ブロック本体551の内腔とフランジ553の内腔とは連通する。フランジ553の後端面をブロック本体551の前端面に突き合わせた状態でブロック本体551にフランジ553を締結することは、ブロック本体551の内腔にフランジ553の後端部分を入れ子にした状態でブロック本体551にフランジ553を締結する場合に比べて、先頭ブロック55の内径を大きくできる。先頭ブロック55の内径を大きくすることは、手首部6に収納される第4関節部J4を駆動するモータユニットを、先頭ブロック55の内腔に配置することを可能にし、それにより手首部6を小型化できる。しかしながら、これは、ブロック本体551の内腔にフランジ553の後端部分をさし込んだ状態でブロック本体551にフランジ553を締結する構造を否定するものではない。ブロック本体551の内腔にフランジ553(角筒状体)の後端部分をさし込んだ状態でブロック本体551にフランジ553を締結することにより、フランジ553をブロック本体551に強固に締結できる。
フランジ553には手首部6が装着される。具体的には、手首部6に収納される第4関節部J4の固定部がフランジ553の円環フレームに接続される。第4関節部J4は、固定部として円筒フレーム56を備える。円筒フレーム56の後端外周面には、円環状のフランジ561が一体成形されている。円筒フレーム56後端のフランジ561は、先頭ブロック55のフランジ553と同一の大きさ、形状に構成される。また、円筒フレーム56後端のフランジ561には、先頭ブロック55のフランジ553と同じように、複数の貫通孔562が空けられている。円筒フレーム56のフランジ561の貫通孔562と先頭ブロック55のフランジ553の第2貫通孔555とは、円筒フレーム56の後端面を先頭ブロック55の前端面に合わせた状態で連続的につながる。この連続的につながった貫通孔に通したボルトをナットで締めることで、手首部6がフランジ553に装着される。
なお、フランジ553はネジによりブロック本体551に締結され、手首部6はボルトとナットとによりフランジ553に締結される。ネジを挿入する第1貫通孔554は、ボルトが通される第2貫通孔555よりも内側に配置される。したがって、第1貫通孔554に挿入されたネジ556を取り外すためには、手首部6をフランジ553から脱着させなければならない。先頭ブロック55の中空部分の径を大きくするために、フランジ553をブロック本体551に締結するためのネジ556は、手首部6をフランジ553に締結するためのボルトに比べて細く、その強度は低い。フランジ553から手首部6が脱着された状態でフランジ553をブロック本体551から脱着させることは、フランジ553をブロック本体551から脱着する作業中にネジ556にかかる荷重を小さくし、これにより作業員によるフランジ553の脱着作業を容易にするとともに、ネジ556が損傷するリスクを低減する。
上記説明したように、本実施形態に係るロボットアーム機構において、アーム部5の先端の先頭ブロック55がフランジ553とブロック本体551とを別体で分離可能に構成される。本実施形態に係るロボットアーム機構の効果について、図5,図6を参照して説明する。図5、図6は、本実施形態に係るロボットアーム機構の効果を説明するための図である。本実施形態に係るロボットアーム機構において、アーム部5を構成する第1、第2コマ53、54は、定期的又は損傷する度に交換される。損傷したコマを交換するためには、アーム部5を覆う蛇腹カバー15を外す必要がある。しかしながら、アーム部5の先端には手首部6を締結するためのフランジ553が設けられるため、蛇腹カバー15をアーム部5の先端から引き抜くためにはフランジ553が邪魔となる。従来、先頭ブロック55はブロック本体551とフランジ553とが一体に成形されていたため、アーム部5の先端のフランジ553をアーム部5から取り外すときには、蛇腹カバー15を手で押し縮めた状態で、ブロック本体551の後方に対してピンにより留められた第1、第2コマ53、54を取り外す必要があり、この作業は作業員にとって負担であった。図5に示すように、本実施形態では、先頭ブロック55はフランジ553とブロック本体551との別体で構成され、フランジ553は、ネジ556によりブロック本体551に締結される。そのため、作業員はフランジ553の前端面のネジ556を取り外すだけで、フランジ553をブロック本体551から脱着でき、これによりアーム部5を覆う蛇腹カバー15をアーム部5の先端から引き抜くことができる。
また、本実施形態に係るロボットアーム機構のローラユニット27を構成するローラ30は、第1、第2コマ53、54を損傷しないために、第1、第2コマ53、54よりも表面硬度が低い。そのため、ローラユニット27のローラ30は第1、第2コマ53、54よりも交換頻度が高い。従来、ローラユニット27を分解して損傷したローラ30毎に交換作業が行われていた。しかしながら、この作業は作業員にとって負担であった上、多くの時間を費やしていた。上記で説明したように、本実施形態に係るロボットアーム機構は、アーム部5を覆う蛇腹カバー15とアーム部5の先端のフランジ553とを容易に取り外すことができる。これにより、図6に示すように、ローラユニット27をドライバユニット26から脱着した状態で、アーム部5の先端から引き抜くことができる。つまり、損傷したローラ30毎に新しいローラ30に交換するのではなく、ローラユニット27を交換することができるようになり、これにより、損傷したローラ30毎に新しいローラ30に交換するときに比べて、ダウンタイムを短くできる。
上記説明した本実施形態に係るロボットアーム機構によれば、ロボットアーム機構のメンテナンスを容易にする。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
5…アーム部、53…第1コマ、54…第2コマ、55…先頭ブロック、551…ブロック本体、552…ネジ孔、553…フランジ、554,555…貫通孔、556…ネジ。

Claims (6)

  1. 基台に旋回回転関節部を備えた支柱部が支持され、前記支柱部上には起伏回転関節部を備えた起伏部が載置され、前記起伏部には直動伸縮性のアーム部を備えた直動伸縮機構が設けられ、前記アーム部の先端にはエンドエフェクタを装着可能な手首部が装備され、前記手首部には前記エンドエフェクタの姿勢を変更するための少なくとも一の回転関節部が装備されてなるロボットアーム機構において、
    前記アーム部は、
    平板形状の複数の第1コマと、前記第1コマは互いに前後端において屈曲可能に連結される、
    断面コ字形の溝形状を有する複数の第2コマと、前記第2コマは互いに底板前後端において屈曲可能に連結される、前記第1、第2コマが接合されたとき直線状に硬直して前記アーム部を構成し、前記第1、第2コマは互いに分離されたとき屈曲状態に復帰する、
    前記複数の第1コマの先頭と前記複数の第2コマの先頭とを結合する先頭ブロックとを具備し、
    前記先頭ブロックは、前記手首部が接続されるフランジと前記第1、第2コマが接続されるブロック本体とを有し、前記フランジは前記ブロック本体と別体で分離可能に構成されることを特徴とするロボットアーム機構。
  2. 前記ブロック本体は角筒状体に構成され、前記フランジは円環状体に短角筒状体が結合した形状に構成され、前記ブロック本体の前記角筒状体の内腔と前記フランジの前記短角筒状体の内腔とは連通することを特徴とする請求項1記載のロボットアーム機構。
  3. 前記フランジの前記短角筒状体の後端面が前記ブロック本体の前記角筒状体の先端面に接合され螺着されることを特徴とする請求項2記載のロボットアーム機構。
  4. 前記フランジの前記短角筒状体の後端部分が前記ブロック本体の前記角筒状体の内腔に差し込まれ螺着されることを特徴とする請求項2記載のロボットアーム機構。
  5. 前記フランジの前記円環状体に前記手首部が螺着されることを特徴とする請求項3記載のロボットアーム機構。
  6. 平板形状の複数の第1コマと、前記第1コマは互いに前後端において屈曲可能に連結される、
    断面コ字形の溝形状を有する複数の第2コマと、前記第2コマは互いに底板前後端において屈曲可能に連結される、前記第1、第2コマが接合されたとき直線状に硬直して柱状体を構成し、前記第1、第2コマは互いに分離されたとき屈曲状態に復帰する、
    前記複数の第1コマの先頭と前記複数の第2コマの先頭とを結合する先頭ブロックとを具備し、
    前記先頭ブロックは、手首部が接続されるフランジと前記第1、第2コマが接続されるブロック本体とを有し、前記フランジは前記ブロック本体と別体で分離可能に構成されることを特徴とする直動伸縮機構。
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