JP2019068929A - 薬剤セット具及び薬剤セット具とケースとの組み合わせ - Google Patents

薬剤セット具及び薬剤セット具とケースとの組み合わせ Download PDF

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弘和 天野
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Abstract

【課題】輸送の際に嵩張らず、且つ輸送の際に薬剤収容部から薬剤が脱落しにくい薬剤セット具1を提供する。【解決手段】基材2に複数の薬剤収容部3が平面的且つ行列状に分布されていて、前記薬剤収容部3に対応する服用者及び服用タイミングの薬剤が当該薬剤収容部3に保持される。前記薬剤収容部3は薬剤を出し入れする開口15を有し、前記基材2には前記出し入れ可能な方向に対して順方向に延びる折り線10があり、前記折り線10から基材2を折り畳むことが可能である。【選択図】図1

Description

本発明は、お薬カレンダーや投薬カレンダー等の薬剤セット具に関するものである。
高齢の患者(服用者)や、症状が急性期を脱した患者は、在宅で療養する場合が多い。また高血圧症や高脂血圧の様な緊急性を要しない患者についても、在宅で療養する場合が多い。在宅で療養する患者は、自己管理に基づいて服薬を行う必要がある。
例えば医師の処方の内、その用法が、朝にA薬とB薬を服用し、昼にB薬を服用し、夕食後に朝の倍量のA薬とC薬を服用するものであるならば、患者自らが決められた時刻に決められた種類の薬剤を決められた量だけ薬箱等から取り出し、服用する必要がある。
しかしながら、現実問題として、飲むべき薬の種類や量を間違ったり、飲み忘れることがある。また逆に重複して服用してしまうこともある。
特に、高齢者や気力が低下した患者にとっては、決められた種類の薬剤を決められた量だけ薬箱等から取り出すことが困難であり、正確に薬剤を服用できていない場合もある。
この問題を解決する手段として、投薬カレンダー又はお薬カレンダーと称される薬剤セット具が特許文献1,2に提案されている。
特許文献1に開示された発明は、カレンダーに薬剤を収容する薬剤収容部を設けたものである。
特許文献1に開示された発明では、日付けの下方に、それぞれ4個の薬剤収容部が並べられている。4個の薬剤収容部は、それぞれ服用のタイミング(用法)に対応するものであり、特許文献1の記載に基づけば、「朝」「昼」「夜」「ネル前」と表示されている。
そして投薬カレンダー(薬剤セット具)の薬剤収容部に、服用のタイミングに対応した薬剤を収容しておく。服用のタイミングが到来すると、該当する薬剤収容部から薬剤を取り出して服用する。
前記した投薬カレンダーは、個人宅のみならず、高齢者の介護施設等や、入院施設を有する病院でも採用される傾向にある。
特許文献1に開示された投薬カレンダーは、薬剤をセットする薬剤セット具であり、患者の自宅や介護施設等に設置される。
そして薬剤師が自己の薬局(調剤室)で薬剤セット具(投薬カレンダー)の薬剤配置部に薬剤を収容し、薬剤が収容された状態の薬剤セット具を患者の自宅や介護施設に持ち込む。
特開2001−258999号公報 特開2013−248873号公報
前記した様に、薬局(調剤室)で薬剤セット具に薬剤を収容し、患者の自宅や介護施設に薬剤セット具が持ち込まれる。
実際には、薬局において薬剤セット具の薬剤収容部に所定の薬剤を収容し、薬剤セット具をつり下げ姿勢で保持して自動車に積み込み、介護施設等に輸送する。或いは薬剤セット具を平置き状にして自動車に積み込み、介護施設等に輸送することとなる。
従来技術の輸送手段は、薬剤セット具をつり下げ状態や平置き状態とするので、嵩張る。また薬剤セット具がひらひらと動くので、自動車への積み込みや、積み出しが面倒である。
さらに薬剤セット具の積み込み、積み出しや輸送する際に、薬剤配置部から薬剤が脱落する場合がある。
特に、薬剤セット具を平置き状態で輸送する場合に、薬剤配置部から薬剤が脱落しやすい。
例えば介護施設に薬剤セット具を輸送する際には、一度に多数の薬剤セット具を運び込む場合が多いので、薬剤配置部から薬剤が脱落してしまうと、脱落した薬剤がどの薬剤セット具に装着されていたものであるかをさがすのが面倒である。
本発明は、従来技術の上記した問題点に注目し、輸送の際に嵩張らず、且つ輸送の際に薬剤収容部から薬剤が脱落しにくい薬剤セット具を提供することを課題とする。
上記した課題を解決するための態様は、基材に複数の薬剤収容部が平面的且つ行列状に分布されていて、前記薬剤収容部に対応する服用者及び服用タイミングの薬剤が当該薬剤収容部に保持される薬剤セット具において、前記薬剤収容部は薬剤を出し入れする開口を有し、前記基材には前記出し入れ可能な方向に対して順方向に延びる折り線があり、前記折り線から基材を折り畳むことが可能であることを特徴とする薬剤セット具である。
本態様の薬剤セット具では、薬剤収容部に所定の薬剤を収容し、折り線から基材を折り畳んだ状態で薬剤セット具を輸送することができる。
本態様の薬剤セット具は、小さく折り畳まれるので、輸送時に嵩張らない。また本態様の薬剤セット具では、折り線は出し入れ方向に対して順方向に延びている。そのため基材を折り線から折り曲げると、出し入れ口はいずれも同一方向に向くこととなる。従って薬剤セット具を運ぶ際に、出し入れ口を上方向にした状態に保持すれば、薬剤収容部から薬剤が脱落する危険性は低い。
同様の課題を解決するためのもう一つの態様は、基材に複数の薬剤収容部が平面的且つ行列状に分布されていて縦姿勢に設置され、前記薬剤収容部に対応する服用者及び服用タイミングの薬剤が当該薬剤収容部に保持される薬剤セット具において、前記薬剤収容部はポケット状であり、設置姿勢を基準として縦方向に延びる折り線があり、前記折り線から基材を折り畳むことが可能であることを特徴とする薬剤セット具である。
本態様の薬剤セット具についても基材を折り畳んだ状態で薬剤セット具を輸送することができるので輸送時に嵩張らない。また本態様の薬剤セット具についても基材を折り線から折り曲げると、出し入れ口はいずれも同一方向に向くこととなる。従って薬剤セット具を運ぶ際に、出し入れ口を上方向にした状態に保持すれば、薬剤収容部から薬剤が脱落する危険性は低い。
前記した各態様において、前記各薬剤収容部は、基材の一方の表面側に薬剤を出し入れする開口があり、前記開口がある面が向き合う様に折り畳むことが可能であることが望ましい。
本態様によると、基材の開口が対向する基材によって封鎖されるので、薬剤収容部から薬剤が脱落する危険性は低い。
前記した各態様において、薬剤は、所定の薬剤包装に包まれた状態で前記薬剤収容部に収容され、前記薬剤収容部の深さは、収容する薬剤包装よりも浅く、薬剤包装を前記各薬剤収容部に収容した状態においては、薬剤包装の一部が前記各薬剤収容部から露出し、且つ前記露出部分が隣接する前記薬剤収容部の一部に重なることが望ましい。
本態様によると、薬剤セット具の縦方向の全長を短くすることができる。
前記した各態様において、前記薬剤収容部の開口の近傍に、前記薬剤の脱落を防止する脱落防止部材が設けられていることが望ましい。
本態様によると、薬剤収容部から薬剤が脱落する危険性さらに低下する。
同様の課題を解決する他の態様は、前記した薬剤セット具とケースとの組み合わせであって、前記ケースは、少なくとも折り畳んだ状態の前記薬剤セット具の周面を包囲する周壁を有し、前記ケースに前記薬剤セット具を挿入可能であることを特徴とする薬剤セット具とケースとの組み合わせである。
本態様では、折り畳んだ状態の薬剤セット具の周面を包囲する周壁を有している。そのため折り畳まれた状態の薬剤セット具が、輸送中に展開状態となることを防ぐことができる。
前記ケースは、前記周壁の少なくとも一部から内部を観察することが可能であることが望ましい。
本態様によると、ケース内の薬剤セット具に薬剤が装着されていることを確認することができる。
また仮に、ケース内に挿入中の薬剤セット具から薬剤が脱落した様な場合、脱落してケース内に残った薬剤を外部から確認することができる。
さらに本態様によると、薬剤セット具を回収する際に薬の飲み忘れや取り忘れを確認することができる。
前記ケースは袋物であることが望ましい。
本態様によると、輸送時にケースが嵩張らない。
本発明の薬剤セット具は、輸送の際に嵩張らず、且つ輸送の際に薬剤収容部から薬剤が脱落しにくい。
また薬剤セット具とケースとを組み合わせることにより、輸送の際に薬剤セット具が展開状態となることを防ぐことができる。
(a)は本発明の実施形態の薬剤セット具の正面図であって薬剤包装が保持されていない状態を示し、(b)はその拡大図である。 (a)は本発明の実施形態の薬剤セット具の正面図であって薬剤包装が保持されている状態を示し、(b)はその拡大図である。 (a)は図1、図2の薬剤セット具の構成を示す分解斜視図であり、(b)はその拡大図である。 (a)は図1、図2の薬剤セット具の断面図であり、(c)は当該薬剤セット具を折り畳んだ状態を示す断面図であり、(b)は折り畳まれる中途状態を示す断面図である。 図1、図2の薬剤セット具の一部を示す斜視図であり、(a)は薬剤セット具が折り畳まれる中途状態を示し、(b)は薬剤セット具を折り畳んだ状態を示す。 (a)は折り畳まれた状態の薬剤セット具をケースに収容する際の様子を示す斜視図あり、(b)は薬剤セット具がケースに収容された様子を示す斜視図ある。 ケース内において薬剤セット具から薬剤を抜き出す場合の斜視図であり、(a)はケースから薬剤セット具を抜き出す際の様子を示し、(b)はケースから薬剤セット具を抜き出した後の様子を示す。 本発明の他の実施形態の薬剤セット具の要部の拡大図であって(a)は本発明の他の実施形態で使用する薬剤セット具の正面図であって薬剤包装が保持されていない状態を示し、(b)は薬剤包装が保持されている状態を示す。 図8に示す薬剤セット具の拡大斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態の薬剤セット具の正面図であって薬剤包装が保持されていない状態を示す。 本発明のさらに他の実施形態の薬剤セット具の正面図であって薬剤包装が保持されていない状態を示す。 本発明の実施形態の薬剤セット具の用途の一例を説明する分解斜視図である。 本発明の他の実施形態の薬剤セット具の構成を示す分解斜視図である。
以下さらに本発明の実施形態について説明する。
薬剤セット具には各種の形式のものがあるが、大きく分けて個人用の薬剤セット具と、複数の服用者を対象とする一日用薬剤セット具、及び複数の服用者を対象とする服用時点別の薬剤セット具がある。
第一実施形態の薬剤セット具1は、個人用の薬剤セット具1である。薬剤セット具1は、壁等につり下げたり、壁に貼り付けて使用される。
薬剤セット具1には、服用者を表示する文字表示(村松様)と、バーコード25が付されている。
薬剤セット具1は、図1の様に、平面状の基材2に薬剤収容部3が多数、設けられたものである。
薬剤収容部3は、平面的且つ行列状に分布されていてそれぞれ服用者と服用のタイミングに基づいて定められる特定の位置にあり、薬剤収容部3に対応する服用者及び服用タイミングの薬剤包装20が保持されるものである。
薬剤包装20は、図2(b)の様に、同時に服用する薬剤21を、一つの袋状包装22に収容したものである。
ここで図2では、一つの薬剤収容部3に薬剤包装20が一つずつ入れられた状態を図示しているが、一つの薬剤収容部3に複数の薬剤包装20が入れられることも多い。例えば一般の西洋医薬と漢方薬が処方された場合には、薬剤収容部3に複数の薬剤包装20が入れることが多い。漢方薬が処方に加えられた場合には、1服用単位で西洋医薬品が包装された薬剤包装20と、漢方薬の包みが一つの薬剤収容部3に収容されることとなる。
もちろん、薬剤包装20が入らない薬剤収容部3が存在する場合もある。
本実施形態では、薬剤収容部3は、曜日軸と、服用のタイミング軸によって構成されるマトリックス形状(行列状)に配列されたものである。
具体的には、月、火、水、木、金、土、日の7曜を縦軸とし、「朝用」「昼用」「夜用」「寝る前」を横軸とする行列状である。
薬剤セット具(お薬カレンダー)1は、一人の服用者が専用に使用するものであり、例えば服用者の村松が一週間に服用する薬剤が、曜日と服用のタイミングごとに薬剤収容部3に収容される。
即ち薬剤収容部3は、服用者が「村松」一人に定められ、服用のタイミングが「月朝、月昼・・・」等の表示に基づいて定められる特定の位置にあり、薬剤収容部3は、服用者と服用のタイミングに基づいて定められる特定の位置にある。
薬剤収容部3は、基材2に、小型の透明シート5が取り付けられてポケット状の袋を構成したものである。
ここで本実施形態では、基材2の厚みが一様ではなく、縦筋状に厚さの薄い領域8があり、折り線10が形成されている。
具体的には、基材2は、図3、図4の様に、一枚の基礎シート6の一方の表面に、保持シート7が4枚、一定の間隔をおいて、配置・積層させたものである。
基礎シート6は、ビニール樹脂等で作られたものであり、薬剤セット具1の全面積を構成する長方形のシートである。基礎シート6は、比較的薄く、柔らかい。基礎シート6は透明である。
保持シート7は、縦一列の薬剤収容部3を保持する基板を構成するものであり、細長い短冊状の長方形のシートである。
保持シート7は、ポリプロピレン等の樹脂製であり、基礎シート6に比べて厚さが厚く、腰がある。即ち保持シート7は、基礎シート6に比べて硬く、剛性がある。保持シート7は、透明である。
保持シート7は、図3、図4の様に、互いに間隔を開けて基礎シート6の表面に積層されている。
具体的には、第一保持シート7aが基礎シート6と辺を合わせた状態で設置されている。第二保持シート7bは、第一保持シート7aに対して間隔を開けた状態で平行に配置されている。以下同様に、第三保持シート7c、第四保持シート7dが間隔を開けた状態で平行に配置されている。端部の第四保持シート7dの長辺は、基礎シート6の長辺と合致する。
各保持シート7の間の隙間は、基礎シート6のみがあり、前記した様に厚さの薄い領域8となり、折り線10として機能する。
本実施形態では、同じ縦一列に属する薬剤収容部3はいずれも同一の保持シート7に取り付けられている。
具体的には、朝に服用する薬剤が収容される薬剤収容部3はいずれも第一保持シート7aに取り付けられ、昼に服用する薬剤が収容される薬剤収容部3はいずれも第二保持シート7bに取り付けられている。夜に服用する薬剤が収容される薬剤収容部3はいずれも第三保持シート7cに取り付けられ、寝る前に服用する薬剤が収容される薬剤収容部3はいずれも第四保持シート7dに取り付けられている。
本実施形態では、薬剤収容部3は、透明のポケットシート11によって構成されている。具体的には、薬剤収容部3は、透明のポケットシート11の左右辺と下辺が基材2(保持シート7)に接着され、上辺から内部に物を入れることができる構造である。
薬剤収容部3は、内部が透けて見える。
本実施形態では、薬剤収容部3は、上部の辺が開口15となったポケットである。本実施形態では、薬剤収容部3の開口15は薬剤の出し入れ口となるものである。
本実施形態の薬剤セット具1は、壁等につり下げられて使用されるものであるから、設置姿勢を基準とすると、開口15のラインは水平方向に延び、薬剤は天地方向に出し入れされる。図1、図2では、薬剤は縦方向(矢印方向)に出し入れされる。
薬剤の出し入れ方向、より具体的には薬剤を薬剤収容部3から抜き出す方向と、折り線10の方向を比較すると、折り線10が延びる方向は、薬剤を抜き出す方向に対して略平行である。即ち折り線10は、薬剤収容部3の薬剤出し入れ可能な方向に対して順方向に延びている。
また薬剤セット具1の設置姿勢を基準とすると、折り線10は縦方向に延びる。
前記した様に薬剤セット具1は、壁等につり下げたり、壁に貼り付けて使用されるものであるから、薬剤セット具1が壁等に設置された状態においては、折り線10は天地方向(鉛直方向)に向くこととなる。
本実施形態では、縦方向に並べられた薬剤収容部3は、上下の間隔が小さい。薬剤収容部3の開口15に注目すると、開口15の直上であって、ほとんど間隔を開けずに隣接した位置に、上部側の薬剤収容部3の底線16がある。
また本実施形態の薬剤セット具1は、同時に服用する薬剤を、一つの袋状包装に収容した状態で、薬剤収容部3に収容することを想定しているが、薬剤収容部3のポケット状部分の深さHは、袋状包装の長さLよりも浅い。
次に、薬剤セット具1を収容するケース30について説明する。
本実施形態では、ケース30は、透明なシートを展開形状に裁断し、展開形状の各辺を融着して形成されたものである
ケース30は、図6の様に縦封筒に似た概観を呈する袋物である。
ケース30は、図6の姿勢を基準として、周壁部31と、底部32を有する短冊状の袋であり、内部に収容空間33がある。
ケース30の一方の短辺に収容空間33に繋がる開口部35がある。開口部35には蓋片36が設けられている。
またケース30の正面壁と蓋片36には係合片40、41があり、蓋片36で開口部35を閉じて係合片40、41同士を係合することにより、収容空間33を閉鎖することができる。本実施形態では、係合片40、41は、一対のホックであるが、開口部35を閉じた状態を維持することができるものであれば、構造を限定するものではなく、例えばボタンとボタンホール等であってもよい。
次に、本実施形態の薬剤セット具1及びケース30の作用について説明する。
本実施形態の薬剤セット具1は、従来技術と同様に、特定の患者(村松)が専用に使用するものである。薬剤セット具1の各薬剤収容部3には、特定の服用者(村松)が服用すべき薬剤のみが収容される。また各薬剤収容部3には、対応する服用タイミングの薬剤包装20が保持される。即ち対応する服用タイミングの薬剤21が保持される。
ここで前記した様に、本実施形態の薬剤セット具1では、薬剤収容部3のポケット状部分の深さHは、袋状包装の長さLよりも浅い。
そのため各薬剤セット具1に収容された薬剤包装20は、上部側が薬剤収容部3から露出する。また本実施形態では、薬剤収容部3の上下間隔が狭いので、薬剤包装20の薬剤収容部3から露出した部分が、上側に薬剤収容部3と重なる。
ここで薬剤包装20の厚さは、各部が均等ではなく、例えば錠剤がある部分は厚く、他の部分は包装紙だけであるから薄い。散薬が含まれている場合も同様であり、薬剤包装20の散薬がある部分は厚く、他の部分は薄い。また、一つの薬剤収容部3に複数枚の薬剤包装20を収容する場合もある。この場合についても薬剤収容部3の膨らみが不均等となる場合が多い。
常識的に薬剤21は、包装の下部側に集まる傾向があるから、薬剤包装20を縦姿勢にすると、薬剤包装20の下部側は厚く、上部側は薄くなる。
本実施形態では、薬剤包装20の上部側の領域が、上の薬剤収容部3に配置された薬剤包装20の下部と重なることとなるが、前記した様に、薬剤収容部3の下部側は厚く、上部側は薄いので、両者が重なっても、全体の厚さは過度に厚くはならない。
そのため本実施形態によると、薬剤セット具1に薬剤を密に配置することができる。また本実施形態によると、薬剤セット具1を小型化することもできる。
さらに本実施形態によると、薬剤包装の一方の面が上方の薬剤収容部3におし付けられた状態となり、薬剤包装20は薬剤収容部3から脱落しにくい。
薬剤セット具1に薬剤(薬剤包装20)の装着が完了すると、薬剤セット具1を折り畳んでケース30に収容し、運搬する。
本実施形態の薬剤セット具1では、基材2に折り線10が形成されているので、折り線10に沿って薬剤セット具1を折り畳む。本実施形態では、図4、図5の様に、薬剤セット具1の両側の折り線10a、10cを上から見て山折りし、中間の折り線10bを谷折りして、「M」状に折り畳む。
言い換えると、全ての薬剤収容部3が内側に折り込まれる様に折り畳む。
本実施形態では、4枚の保持シート7が間隔を開けて設置されており、保持シート7は剛性を有している。また保持シート7には、縦一列の薬剤収容部3が保持されている。
そのため折り線10に沿って薬剤セット具1を折り畳むと、縦一列の薬剤収容部3が、一体的に折り曲げられることとなる。
前記した様に、両側の折り線10a、10cを上から見て山折りし、中間の折り線10bを谷折りすると、縦一列の薬剤収容部3が、隣の縦一列の薬剤収容部3と向き合う状態となる。
また本実施形態では、各縦一列に属する薬剤収容部3は、折り畳まれても天地方向の姿勢が変わらない。
そのため全ての縦一列に属する薬剤収容部3は、開口15の方向が同一方向に向き、薬剤包装20の出し入れ方向は全て同一の方向に向く。
仮に、図5の様に、薬剤収容部3の開口15を上に向けた状態で、薬剤セット具1を折り線10に沿って折り畳むと、全ての薬剤収容部3の開口15は、上方に向かって開く。そのため薬剤収容部3に収容された薬剤が、自然落下することはない。
また折り畳まれた状態においては、図4(c)の様に、薬剤収容部3が、横方向に隣接する薬剤収容部3によって、面圧される。そのため薬剤包装20は押しつけられた状態となり、移動しにくく、脱落しにくい。
さらに折り畳まれた状態の薬剤セット具1は、広げた状態に比べて、正面視した状態の面積が小さくなる。具体的には、一枚の保持シート7に相当する面積となり、約4分の1に縮小される。そのため輸送の際に嵩張らない。
薬剤セット具1は、図6の様に、折り畳んだ状態でケース30に収容される。薬剤セット具1の挿入方法には注意すべきであり、薬剤収容部3の底側がケース30の底部32側に向く方向に挿入する。そしてケース30の開口部35を蓋片36で閉じ、係合片40、41を係合して開口部35を閉じた状態とする。
ここでケース30は、図6の様に縦封筒に似た概観を呈する袋物であり、周壁部31と、底部32を有する短冊状の袋である。
そのためケース30に薬剤セット具1を収容すると、ケース30の周壁部31が薬剤セット具1の周面を包囲する。そのため、ケース30内において、薬剤セット具1が周壁部31で抑えられ、隣接する保持シート7同士が展開姿勢となる力がケース30の周壁部31で抑えられ、薬剤セット具1の折り畳み状態が維持される。
薬剤師は、例えば自動車にケース30を多数、積み込んで、患者の所に運搬する。
薬剤セット具1をケース30に収容すると、保持シート7同士が展開姿勢となることはないので、ケース30を水平姿勢にしても、薬剤収容部3から薬剤包装20が脱落する危険性は低い。そのため、ケース30を平置きした状態で自動車に積み込んでも、薬剤収容部3から薬剤包装20が脱落する危険性は低い。
またケース30は、短冊状であって専有する面積や体積が小さいので嵩張らない。
患者の自宅等に運ばれたケース30は、開封され、図7(a)の様に保持シート7が引き出される。
ここで仮に薬剤収容部3から薬剤包装20が脱落すると、脱落した薬剤は図7(a)(b)の様にケース30内に残ることとなる。
ここで本実施形態で採用するケース30は透明であるから、内部の残った薬剤包装20を目視することができ、薬剤包装20の脱落の有無を確認することができる。
上記した実施形態の薬剤セット具1によると、輸送中に薬剤収容部3から薬剤包装20が脱落する危険性は低いが、脱落をより完璧に防ぐ方法として、図8に示すが工夫が考えられる。
図8に示す薬剤セット具50では、薬剤収容部3の開口の近傍に、薬剤(薬剤包装20)の脱落を防止する脱落防止部材43が設けられている。
本実施形態では、上部側の薬剤収容部3の表面であって、中間高さの位置に、クッション性を有する直方体の部材が脱落防止部材43として取り付けられている。
本実施形態によると、薬剤包装20の上辺の近傍に脱落防止部材43があり、薬剤包装20の抜け方向の移動を阻止する。そのため薬剤包装20は脱落しにくい。
また薬剤セット具50を折り畳んだ場合、図9の様に横方向に隣接する脱落防止部材43同士が突き当たり、隣接する縦一列に属する薬剤包装20の間に隙間ができる。そのため薬剤セット具50を折り畳んだ際に薬剤包装20同士が過度に圧迫されることがない。
以上説明した実施形態では、面状かつ行列状に分布した薬剤収容部3を4区画の領域に分け、これらの領域の境界に折り線10a、10b、10cを設けて基材2を「M」状に折り畳んだ。他の形式として、薬剤収容部3を2区画の領域に分け、これらの領域の境界に折り線10を設けて基材2を柏折り状に折り畳んでもよい。
例えば、朝に服用する薬剤包装20が収容される縦一列と、昼に服用する薬剤包装20が収容される縦一列を同一の保持シート7の表面に設け、夜に服用する薬剤包装20の列と、寝る前に服用する薬剤包装20列を他の保持シート7の表面に設ける。
そして基材2を折り畳むと、朝と昼に服用すべき薬剤包装20が収容される縦二列の薬剤収容部3が、夜と寝る前に服用すべき薬剤包装20が収容される縦二列の薬剤収容部3と向き合う。
以上説明した第一実施形態は、個人用の薬剤セット具1に本発明を適用したものであるが、複数の服用者を対象とする一日用薬剤セット具51や、複数の服用者を対象とする服用時点別の薬剤セット具55に本発明を適用してもよい。
図10に示す薬剤セット具51は、複数の服用者を対象とする一日用薬剤セット具である。一日用薬剤セット具51は、日めくりカレンダーのごとく、服用すべき曜日が大きく記載されている。また 一日用薬剤セット具51は、服用者名と服用のタイミング軸によって構成される行列状に薬剤収容部3が配置されている。
具体的には、村松、早田、嵐、富士、井手、霧島、諸星の七名の名前を縦軸とし、「朝用」「昼用」「夜用」「寝る前」を横軸とする行列形状である。
一日用薬剤セット具51は、複数の服用者が共同で使用するものであり、例えば7人の服用者が一日に服用する薬剤が、服用者名と服用のタイミングごとに収容される。
例えば、当日の朝には、村松、早田、嵐、富士、井手、霧島、諸星の七名が、それぞれの「朝用」の薬剤収容部3に収容された薬剤を服用する。昼食を終えれば前記した七名が、それぞれの「昼用」の薬剤収容部3に収容された薬剤を服用する。
複数の服用者を対象とする一日用薬剤セット具51は、介護施設や病院で使用される。一日用薬剤セット具51において、何名の服用者を一単位とするかは任意であり、5名であっても10名であってもよい。
本実施形態の薬剤セット具51においても、縦一列の薬剤収容部3が、一つの保持シート7に保持されており、基材2の薬剤収容部3の縦列同士の間に折り線10がある。そして折り線10に沿って折り畳むことができる。
本実施形態の薬剤セット具51は、形式が異なるだけであって、主要構成は前記した実施形態と同一であるから、同一の部材に同一の番号を付して重複した説明を省略する。
図11に示す薬剤セット具55は、複数の服用者を対象とする服用時点別の薬剤セット具55である。
服用時点別薬剤セット具55は、複数の服用者が共同で使用するものであり、介護施設や病院で使用される。例えば28人の服用者それぞれが、一日の特定時期に服用する薬剤が、服用者名別に収容される。
例えば、当日の朝には、薬剤セット具55に名前のある28名が、それぞれの名前が付された薬剤収容部3に収容された薬剤を服用する。
全員が服用を終えると、服用時点別薬剤セット具55を外し、昼用の服用時点別薬剤セット具55を用意する。
服用時点別薬剤セット具55において、何名の服用者を一単位とするかは任意であり、10名であっても30名であってもよい。
本実施形態の薬剤セット具55についても、形式が異なるだけであって、主要構成は、前記した実施形態と同一であるから、同一の部材に同一の番号を付して重複した説明を省略する。
上記した実施形態では、ケース30の構成として袋物の様なソフト構造を採用した。本態様によると、輸送時にケース30が嵩張らず、推奨されるが、箱の様なハード構造のケースを採用してもよい。
即ちケースには、箱の様なハード構造と、袋物の様なソフト構造が考えられる。
ケースの構成としては、いずれを採用してもよいが、袋物の様なソフトケースを採用することが推奨される。
即ち一回に服用する薬剤の量は、患者によってまちまちである。一回に服用する量が多い場合には、薬剤セット具1、50、51、55を折り畳んだ際の厚さが厚くなり、一回に服用する量が少ない場合には、薬剤セット具1、50、51、55を折り畳んだ際の厚さが薄くなる。
一方、薬局は、複数の患者に対して薬剤を供給するので、ケースを多数用意する必要があるが、ケースの大きさを統一したいという要求がある。
仮にケースの構成として、箱の様なハード構造を採用するならば、箱の厚さは、最も服用量の多い患者の薬剤セット具1、50、51、55の薬剤収容時の厚さに合わせる必要がある。ハード構造のケースは、収容されるべき薬剤セット具1、50、51、55の厚さに係わらず一定であるから、大量のケースを輸送する際には、ケースが嵩張るという問題がある。
袋物の様なソフトケース構造を採用する場合も、袋の大きさは、最も服用量の多い患者の薬剤セット具の厚さに合わせる必要があるが、薬剤セット具を収容した状態における全体の厚さは、薬剤セット具の厚さに依存し、薬剤セット具の厚さが薄い場合には、厚さが薄く、嵩張らない。
以上説明した薬剤セット具1、50、51、55は、いずれも壁等に垂直姿勢に設置されて使用されるものである。壁等に対する設置方法は任意であり、例えば紐でつり下げたり、壁に設けられたフックに引っかける方法が考えられる。これに対応して薬剤セット具1、50、51、55につり下げ用の紐を通す孔や、フックに引っかけるための孔を設けてもよい。
また鋲で薬剤セット具1、50、51、55を壁等に取り付けてもよい。また薬剤セット具1、50、51、55にホックやボタン等の係合部を設け、対する壁等にも対応する係合部を設け、係合部同士を接合してもよい。
以上説明した薬剤セット具1、50、51、55は、いずれも単に壁等につり下げる等によって使用されるが、図12に示すように、服用時期等を指示する服用指示装置60と組み合わせて使用することも推奨される。
服用指示装置60は、各薬剤収容部3に対応する位置に発光部材61がある。そして服用時期が到来すると、特定の発光部材61が発光する。上記した薬剤セット具1、50、51、55は、いずれも透明であるから、発光部材61が発する光は、薬剤セット具1、50、51、55を透過して外部で視認される。
患者等は、発光した薬剤収容部3から薬剤を取り出して服用する。
なお薬剤セット具1、50、51、55は、複数のシートが接着接合されたものであるが、シート同士の接合部分、例えば融着ラインは、光の透過性が悪い。そのため、発光部材61の光源の前にはなるべく融着ライン等の接着部が位置しない様に配慮することが望ましい。
図12に示す薬剤セット具56は、基材2の裏面に、ホックやボタン等の係合片26が設けられている。また発光部材61の表面には、前記した係合片26と係合する係合片27が設けられている。
図12に示す薬剤セット具56は、前記した係合片26、27を係合させて発光部材61の表面に取り付けられる。
以上説明した薬剤セット具1、50、51、55は、いすれも薬剤を上下方向に出し入れするものであるが、出し入れ方向は多少傾斜していても構わない。
以上説明した実施形態では、4枚の保持シート7a、7b、7c、7dは、いずれも同じ大きさであるが、大きさは違っていてもよい。
以上説明した実施形態では、ケース30は全体的に透明であるが、患者のプライバシーに配慮して例えば一方の表面だけが透明であったり、部分的に透明であってもよい。またケース30は不透明であってもよい。
以上説明した実施形態では、基材2は、図3、図4の様に、一枚の基礎シート6の一方の表面に、保持シート7が4枚、一定の間隔をおいて、配置・積層させたものであるが、基材2の層構成は、上記した構造に限定されるものではない。
例えば、図13に示す薬剤セット具65で採用する基材66は、第一基礎シート70と、第二基礎シート71の間で4枚の保持シート7を挟んだ構造となっている。
第一基礎シート70と、第二基礎シート71は厚さが薄く、保持シート7は厚さが厚い。本実施形態では、第一基礎シート70と、第二基礎シート71を高周波融着し、第一基礎シート70と第二基礎シート71の間に形成される袋状の空間内に、保持シート7が挟み込まれている。
図13に例示した基材66は、製造が容易であるという利点がある。
即ちポリプロピレン等のオレフィン系の樹脂に対しては有効な接着剤が少なく、熱融着や高周波融着によって接合する場合が多い。さらにシート状のものを融着する場合は、厚さが薄いものの方が接合し易い。
本実施形態に当てはめると、保持シート7は厚さが厚いので、比較的、熱融着や高周波融着を行い難い素材であると言える。
そこで図13に示す薬剤セット具65では、厚さが薄く、融着し易い第一基礎シート70と第二基礎シート71で保持シート7を挟み、保持シート7の周囲で第一基礎シート70と第二基礎シート71を直接的に接触させて融着する構成を採用している。
また図13に示す基材66は、表面側に厚さの薄い第二基礎シート71があるので、薬剤収容部3を融着し易いという利点もある。
図13に示す薬剤セット具65では、帯状シート72によって複数のホケット形状の薬剤収容部3が作られている。
即ち、薬剤セット具65では、帯状シート72を横方向に延ばした状態で基材66に設置している。薬剤セット具65では、帯状シート72が7条平行に配置されている。
各帯状シート72は、いずれも4枚の保持シート7に跨がる状態に配置されている。
そして各帯状シート72の一部を基材66に融着して、各帯状シート72ごとに4個のポケット状の薬剤収容部3が形成されている。
上記した実施形態は、いずれも複数のシートを積層することによって、基材2、66に厚さの厚い部分と、厚さが薄く折り線10となる部分を形成したが、積層によらずに折り線10を形成してもよい。
例えば、一枚の比較的厚いシートやボードの一部を熱溶融して薄い領域8を作る方法や、シートやボードを切削して縦に切れ目や凹溝を設け、当該切れ目等を折り線10としてもよい。
1,50, 51,55,56,65 薬剤セット具
2,66 基材
3 薬剤収容部
6 基礎シート
7 保持シート
10 折り線
15 開口
20 薬剤包装
21 薬剤
30 ケース
31 周壁部
35 開口部
43 脱落防止部材

Claims (8)

  1. 基材に複数の薬剤収容部が平面的且つ行列状に分布されていて、前記薬剤収容部に対応する服用者及び服用タイミングの薬剤が当該薬剤収容部に保持される薬剤セット具において、
    前記薬剤収容部は薬剤を出し入れする開口を有し、
    前記基材には前記開口から薬剤を抜き出す方向に対して略平行な折り線があり、前記折り線から基材を折り畳むことが可能であることを特徴とする薬剤セット具。
  2. 基材に複数の薬剤収容部が平面的且つ行列状に分布されていて縦姿勢に設置され、前記薬剤収容部に対応する服用者及び服用タイミングの薬剤が当該薬剤収容部に保持される薬剤セット具において、
    前記薬剤収容部はポケット状であり、設置姿勢を基準として縦方向に延びる折り線があり、前記折り線から基材を折り畳むことが可能であることを特徴とする薬剤セット具。
  3. 前記各薬剤収容部は、基材の一方の表面側に薬剤を出し入れする開口があり、前記開口がある面が向き合う様に折り畳むことが可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の薬剤セット具。
  4. 薬剤は、所定の薬剤包装に包まれた状態で前記薬剤収容部に収容され、前記薬剤収容部の深さは、収容する薬剤包装よりも浅く、薬剤包装を前記各薬剤収容部に収容した状態においては、薬剤包装の一部が前記各薬剤収容部から露出し、且つ前記露出部分が隣接する前記薬剤収容部の一部に重なることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の薬剤セット具。
  5. 前記薬剤収容部の開口の近傍に、前記薬剤の脱落を防止する脱落防止部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の薬剤セット具。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の薬剤セット具とケースとの組み合わせであって、前記ケースは、少なくとも折り畳んだ状態の前記薬剤セット具の周面を包囲する周壁を有し、前記ケースに前記薬剤セット具を挿入可能であることを特徴とする薬剤セット具とケースとの組み合わせ。
  7. 前記ケースは、前記周壁の少なくとも一部から内部を観察することが可能であることを特徴とする請求項5又は6に記載の薬剤セット具とケースとの組み合わせ。
  8. 前記ケースは袋物であることを特徴とする請求項6又は7に記載の薬剤セット具とケースとの組み合わせ。
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