JPH11262407A - 携帯用物入れ - Google Patents

携帯用物入れ

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JPH11262407A
JPH11262407A JP10183090A JP18309098A JPH11262407A JP H11262407 A JPH11262407 A JP H11262407A JP 10183090 A JP10183090 A JP 10183090A JP 18309098 A JP18309098 A JP 18309098A JP H11262407 A JPH11262407 A JP H11262407A
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storage bag
medicine
portable
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JP10183090A
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English (en)
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Soichi Matsumoto
倉一 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出張、旅行、行楽、出勤等の出掛けるとき
に、薬、釣り針等の小物を入れて携帯するための入れ物
がなく不便であった。 【解決手段】 折り畳み可能な基材に、複数の収容袋を
設けて、個々の収容袋に薬、釣り針等を所望量づつ、種
類別等に収容し、基材を折り畳んで小型にして携帯可能
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯用物入れに関す
るものであり、数日間自宅から離れる旅行や出張のとき
に、薬や小物を入れて携帯するのに便利なものであり、
例えば、多くの小袋に薬を一回の服用分づつに分けて収
納しておくことにより、薬の2度飲みとか、飲み忘れ等
を防止できるようにしたり、二以上の小袋に数日分の薬
を種類別に分けて収納して携帯できるようにしたり、釣
りに出掛けるときに釣針や釣糸等を種類別に小袋に入れ
て携帯したり、女性が身の回りの小物を入れて携帯した
りするのに便利な様にしたものである。
【0002】
【従来の技術】近年は風邪とか腹痛等の一寸した病気で
医者にかかっても、多くの種類の薬が数日分支給され
る。この薬を服用するときは、貰ってきた薬袋に表示さ
れている用法に従って、朝、昼、晩とか、食前、食後等
の所定時に、所定の種類と数の薬を取り出して服用して
いた。
【0003】出掛けるときに携帯する物には薬以外にも
種々の物があり、例えば、釣りに出掛けるときは数種類
の釣針や釣糸等を携帯し、女性は出勤時やお出掛け時に
様々な身の回り品を携帯している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の薬の用法では次
の様な諸問題があった 1.薬袋から服用する種類と数の薬を、服用の度に一々
取り出さなければならず、面倒であり、薬の種類が多く
なればなるほど面倒であった。 2.薬の種類が多くなると飲み間違えたり、飲み忘れた
りすることもあった。これは、特に子供や老人或は仕事
の忙しい人に多い。 3.薬の種類が多くなると服用したか、しなかったかが
わからなくなることがある。それを確認するためには袋
の中の薬の残量を確認するしかなく、それも面倒であっ
た。 4.子供や老人の場合は薬袋を何処に収納したか忘れて
しまうことがあり、服用することができないことがあっ
た。 5.前記諸問題を解決するためには、薬を一回服用する
種類と数に分けて、仕切のある小箱とか整理箱等に入れ
ておくことが考えられるが、この場合は、薬をいつ服用
したか確認することができないため、所定時に飲んだに
もかかわらず服用していないと勘違いして2度飲みして
しまったり、服用していないにも拘らず服用したつもり
で服用しないでしまうといったことがある。 6.旅行や出張の様に数日間自宅から離れる場合、医院
や薬局から貰ってきた薬袋ごと出先に持っていくと薬の
量が多くなってかさばるとか、出先で一々服用分の薬を
取り出すのが面倒であるといった不便がある。また、旅
行や出張時に薬を持って出掛けても、通常は旅行バック
の中に入れておくため、旅行バックを置いた宿泊室から
離れた場所で宴会を行なう場合、宴会場に薬を持参しな
いと飲み忘れる事が多い。しかし、従来は、1回の服用
分だけ薬を入れて宴会場に持参するのに適した入れ物が
ないため、薬を宴会場に持っていかなかったり、持って
いくのを忘れたりすることが多く、そのため、飲み忘れ
も多くなるという問題があった。
【0005】釣りに出掛けるときに、数種類の釣針や釣
糸等を携帯する場合、従来はそれらを小さな小物入れに
分けて収納していたが、小物入れがバラバラであるた
め、リュックサックやバックに入れ忘れるとか、それら
の中から所望の小物入れを探しにくいといったことがあ
った。
【0006】女性の身の回り品を種類別に分散して収納
でき、しかも、それらを一つにまとめて携帯できる小物
入れがないため、各種身の回り品をハンドバックにバラ
バラに入れているのが現状であり、ハンドバックに入れ
忘れるとか、その中から探しにくいといったことがあっ
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、前記課
題を解決するために開発されたものであり、数日分の薬
や身の回り品等を種類別とか用途別等に分けて収容袋に
収容でき、しかも、複数の収容袋をコンパクトに一つに
まとめて、洋服のポケットや和服の懐、ハンドバック等
に収納して携帯することができ、旅先や出先で所定時に
必要なものを手軽に取り出すことができる携帯用物入れ
を提供することにある。また、収容袋に薬を収容すれば
携帯用薬入れとして使用することができ、必要なとき
に、必要な量の薬を確実に服用することができ、薬の飲
み忘れや2度飲みを防止することができ、更には、いつ
の分まで服用したか、次に服用する薬はどれか、といっ
たことを一目で確認することもできる携帯用物入れを提
供することにある。
【0008】本発明の第1の携帯用物入れは、薬、身の
回り品等の物を出し入れ可能な収容袋を、縦又は横に一
列に、又は縦横に二列以上づつ、固定又は着脱可能に設
け、基材を収容袋が内側になるように折畳み可能とした
ものである。
【0009】本発明の第2の携帯用物入れは、収容袋を
基材に回転可能に取り付けたものである。
【0010】本発明の第3の携帯用物入れは、収容袋の
出し入れ口の前面シートの口縁部を斜めに、又は、下方
に向けて弧状又はV字状に形成したものである。
【0011】本発明の第4の携帯用物入れは、収容袋の
出し入れ口に、出し入れ口を開閉可能な蓋又は開閉具を
設けたものである。
【0012】本発明の第5の携帯用物入れは、収容袋を
一回服用分の薬を収容可能な大きさとしたものである。
【0013】本発明の第6の携帯用物入れは、収容袋を
数日服用分の薬を種類別に収容可能な大きさとしたもの
である。
【0014】本発明の第7の携帯用物入れは、収容袋を
一回服用分の薬を収容可能な大きさとし、縦列と横列の
いずれか一方の列の収容袋を一日の服用回数分とし、他
方の列の収容袋を服用日数分としたものである。
【0015】本発明の第8の携帯用物入れは、基材を、
折り畳むと洋服のポケットに収納可能なサイズとしたも
のである。
【0016】本発明の第9の携帯用物入れは、収容袋を
内側にして折り畳んだ基材を、折り畳み状態に係止する
基材止具を基材に設けたものである。
【0017】本発明の第10の携帯用物入れは、2以上
の収容袋を一枚のシートに固定又は着脱自在とし、その
シートの外周縁を基材に固定して、シートと基材との間
に、シートの上縁が開口する収容空間を形成したもので
ある。
【0018】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の携帯用
物入れを携帯用薬入れとした場合の第1の例を図1〜図
3に基づいて詳細に説明する。この携帯用物入れは折畳
み可能な基材1と、それとは別体に形成されて、基材1
の内側に着脱可能に取付けられる二以上の収容袋3から
なる。図示した携帯用物入れは図1(a)の様に収容袋
3を縦に3列、横に3列に配置して、横列の収容袋3を
朝、昼、晩の1日3回服用分の収容袋とし、縦列の収容
袋3を1日目、2日目、3日目の3日服用分の収容袋と
し、夫々の収容袋3を1回服用分の薬を収容できる大き
さにし、それを図2(a)、図3の様に2箇所で折畳み
できるようにしたものである。
【0019】図1の基材1は任意の箇所で縦横に折曲げ
可能な軟質樹脂シート製であり、この基材1には縦に3
列、横に3列、合計9個の基材係止部4を取付けてあ
る。この基材係止部4にはマジックバンド(登録商標)
が使用され、9個のマジックバンドを一枚の樹脂製シー
ト7に縦に3列、横に3列の計9個を接着剤で接着し、
その樹脂製シート7を図1(b)の様に基材1の内面に
重ね、同樹脂製シート7の周縁部8を基材1に接着剤で
接着してある。
【0020】収容袋3は上方に出し入れ口10が形成さ
れ、少なくとも1回の服用分の薬2を収容可能な大きさ
にしてある。薬2によっては厚みがあるため、収容袋3
はそのような薬2をも出し入れできるようにするため
に、前面シート11の出し入れ口10側に奥行き(ま
ち)を持たせてある。収容袋3の前面シート11は透明
にして内部にどのような薬2が入っているかを外から確
認できるるようにしてある。収容袋3の裏面にはマジッ
クバンド(登録商標)を取付けて袋係止部5とし、この
袋係止部5を基材1の基材係止部4に係止・剥離(着
脱)可能としてある。基材係止部4、袋係止部5を円板
状、角板状等にして面積を広くすれば係止し易くなり、
両者の係止時に位置合わせを気にすることなく手軽に係
止することができる。
【0021】図1では上段の横一列の3個の収容袋3よ
り左に「朝」と表示して、その横一列の3個の収容袋3
を朝の分とし、中段の横一列の3個の収容袋3より左に
「昼」と表示して、その横一列の3個の収容袋3を昼の
分とし、下段の横一列の3個の収容袋3より左に「晩」
と表示して、その横一列の3個の収容袋3を晩の分と
し、更に、左端の縦一列の3個の収容袋3より上方に
「1日目」と表示してその縦列の収容袋3を旅行、出張
等の1日目の分とし、真中の縦一列の3個の収容袋3よ
り上方に「2日目」と表示してその縦列の収容袋3を旅
行、出張等の2日目の分とし、右端の縦一列の3個の収
容袋3より上方に「3日目」と表示してその縦列の収容
袋3を旅行、出張等の3日目の分としてある。即ち、図
1では横3列、縦3列の収容袋3のうち、縦3列の収容
袋3を服用日数分、横3列の収容袋3を一日の服用回数
分としてある。この様に、横列と縦列のいずれか一方に
服用時(例えば、朝、昼、晩)を表示し、他の列に服用
日(例えば第何日目)を表示すれば、いつ、どの収容袋
3の薬2を服用すれば良いかがすぐに分かり、2度飲み
や飲み忘れがない。
【0022】前記基材1には、基材1を図3の様に3つ
折りに折畳んだ状態で、基材1を折畳み状態に係止可能
な基材止具6を設けてある。この基材止具6にもマジッ
クバンド(登録商標)が使用されており、この止具6を
図1(b)の様に基材1の外面の折曲げ方向一端寄り
と、基材1の外面の他端寄りに取り付けたバンド12と
に一つづつ取付けて、図3の様に折畳んだときに、両基
材止具6を互いに係止して、折曲げられた基材1が開か
ないようにすることができ、両基材止具6の係止を外せ
ば基材1が図1、2の様に開くことができるようにして
ある。
【0023】(実施の形態2)本発明の携帯用物入れを
携帯用薬入れとした場合の第2の例を図4に基づいて詳
細に説明する。図4の携帯用薬入れの基本的構成は図1
の携帯用物入れと同じであり、異なるのは、基材1を2
つ折りにしたことと、その基材1の左半分と右半分の夫
々に縦に2列づつ収容袋3を着脱可能に設けたこと、そ
して、収容袋3の前面シート11に奥行(まち)を設け
ないことである。図4に示すものは横列の収容袋3を
朝、昼、晩の分とし、縦列の収容袋3を1日目、2日
目、3日目、4日目分の収容袋としてあるが、横列の収
容袋3を1日目、2日目、3日目分の収容袋とし、縦列
の収容袋3を朝、昼、晩、寝る前の4回の服用分の収容
袋とすることもできる。
【0024】(実施の形態3)本発明の携帯用物入れを
携帯用薬入れとした場合の第3の例を図5に基づいて詳
細に説明する。図5の携帯用薬入れの基本的構成は図1
の携帯用物入れと同じであり、異なるのは、基材1の内
面の上端に透明或は半透明の被覆カバー14を、縦横3
列の計9個の収容袋3の全体に被さるように設けたこと
である。この被覆カバー14を被せると収容袋3が上下
逆さになっても、収容袋3内の薬2が落下しなくなり、
被覆カバー14を上方にめくると収容袋3内の薬2を取
出すことができる。
【0025】(実施の形態4)本発明の携帯用物入れを
携帯用薬入れとした場合の第4の実施形態を図6に基づ
いて詳細に説明する。図6の携帯用薬入れの基本的構成
は図1の携帯用物入れと同じであり、異なるのは、基材
1の折畳み箇所を3箇所にして4つ折りにし、その基材
1の右端に2つの収納部15を上下に2つ設けたこと
と、各収容袋3の上にそれらの出し入れ口10の上に被
さる透明或は半透明の蓋16を設けたことである。この
蓋16を出し入れ口10の上に被せると収容袋3が上下
逆さになっても収容袋3内の薬2が落下しなくなり、蓋
16を上方にめくると収容袋3内の薬2を取出すことが
できる。収納部15はメモ用紙とか、住所録、体温計、
名刺、鋏、バンドエイド、小銭等の小物を収納可能な大
きさにしてある。また、下段の収納部15の前面シート
17の口縁部18を外側に向けて右下り傾斜にして、収
納部15内に小物を出し入れし易くしてある。
【0026】(実施の形態5)本発明の携帯用物入れを
携帯用薬入れとした場合の第5の実施形態を図7に基づ
いて詳細に説明する。図7の携帯用薬入れの基本的構成
は図1の携帯用物入れと同じであり、異なるのは、基材
1に取付けた収容袋3が図7(c)の様に回転するよう
にしたものである。この携帯用物入れは図7(a)の様
に、基材1の裏面から表面にピン状の回転子20を回転
可能に貫通し、その回転子20の表面にマジックバンド
(登録商標)を取付けて基材係止部4とし、この基材係
止部4に収容袋3の裏面にマジックバンド(登録商標)
を取付けて袋係止部5とし、それを基材係止部4に係止
できるようにしたものである。この様な構造とすること
により、収容袋3を基材係止部4に図7(c)に仮想線
で示す様に斜めに係止しても、収容袋3の自重により回
転子20が回転して収容袋3が自動的に実線で示す様に
下向きになるため、収容袋3をその向きを気にすること
なく基材係止部4に係止することができる。回転子20
はピンではなく、鳩目とかカシメ等の様に基材1に回転
自在に取付け可能なものであればよい。
【0027】(実施の形態6)本発明の携帯用物入れを
携帯用薬入れとした場合の第6の実施形態を図8に基づ
いて詳細に説明する。図8の携帯用薬入れの基本的構成
は図1の携帯用物入れと同じであり、異なるのは収容袋
3の周縁部を溶着、接着剤等により固定したことと、収
容袋3を横一列に4個取り付け、基材1を収容袋3が内
側になるように3箇所で折り畳み可能としたものであ
る。更に、左端の収容袋3はその出し入れ口10の前面
シート11の口縁部を、両側から中央部下方に向けて円
弧状に開いてあり、その右の収容袋3はその出し入れ口
10の前面シート11の口縁部を右下り斜めに形成して
あり、その右の収容袋3はその出し入れ口10の前面シ
ート11の口縁部の幅方向中央部を下方に向けて円弧状
に開いてあり、右端の収容袋3はその出し入れ口10の
前面シート11の口縁部を、両側から中央部下方に向け
てV字状に開いてある。これらのように円弧状に開いた
り、斜めにしたり、V字状に開いたりすることにより出
し入れ口10からの薬2の出し入れが容易になるように
してある。図8の携帯用薬入れでは、薬局からもらって
きた薬2を種類別に収容袋3に入れておき、服用時に所
望の収容袋3から必要な薬2を服用分だけ取り出して服
用することができる。この場合は、服用の度に、所望の
収容袋3から必要な薬2を服用分だけ取り出して服用す
ることになる。また、収容袋3が4個あるため、4種類
の薬2を夫々の収容袋3に収容することができる。
【0028】(実施の形態7)本発明の携帯用物入れを
携帯用薬入れとした場合の第7の実施形態を図9に基づ
いて詳細に説明する。図9の携帯用薬入れの基本的構成
は図8の携帯用物入れと同じであり、異なるのは収容袋
3を上下に2列に設けたことである。図9の携帯用薬入
れでは、薬局からもらってきた薬2を種類別に収容袋3
に入れておき、服用時に所望の収容袋3から必要な薬2
を服用分だけ取り出して服用することができる。この場
合は、収容袋3が6つあるため、夫々の収容袋3に6種
類の薬2を収容しておくことができ、服用の度に所望の
収容袋3から必要な薬2を服用分だけ取り出して服用す
ることになる。また、収容袋3が6個あるため、6種類
の薬を夫々の収容袋3に収容することができる。図9の
携帯用薬入れは、横列の収容袋3を1日目、2日目分と
し、縦列の収容袋3を朝、昼、晩の3回の服用分とする
こともできる。
【0029】(実施の形態8)本発明の携帯用物入れを
携帯用薬入れとした場合の第8の実施形態を図10に基
づいて詳細に説明する。図10の携帯用薬入れの基本的
構成は図9の携帯用物入れと同じであり、異なるのは収
容袋3を縦横に3列づつ設けたことと、収容袋3の背部
と一体をなし、出し入れ口10の上に被さる透明又は半
透明の蓋16を設けたことである。この蓋16を出し入
れ口10の上に被せると収容袋3が上下逆さになって
も、収容袋3内の薬2が落下しにくくなり、蓋16を上
方にめくると収容袋3内の物を取出すことができる様に
なる。この場合は縦列の収容袋3を服用日数分とし、横
列の収容袋3を服用回数分として、夫々の収容袋3に1
回の服用分の薬2を収容できるようにしてある。
【0030】(実施の形態9)本発明の携帯用物入れを
携帯用薬入れとした場合の第9の実施形態を図11に基
づいて詳細に説明する。図11に示すものは、個々の収
容袋3の出し入れ口10にそれを開閉可能な開閉具30
を設けたものである。この開閉具30は前面シート11
の口縁部内面に丸棒状の雄止め具31を取り付け、それ
と対向する位置に略U字状の雌止め具32を取り付け
て、両止め具31、32を押し合わせると雄止め具31
が雌止め具32内に嵌合して出し入れ口10が密閉さ
れ、両止め具31、32を引き離すと雄止め具31が雌
止め具32から外れて、出し入れ口10が開口されるよ
うにしたものである。図11の開閉具30を閉じると収
容袋3内の気密性が確保されるため、カプセルの薬をア
ルミ製の包装材から取り出して収容袋3内に収容してお
くこともできる。
【0031】(実施の形態10)本発明の携帯用物入れ
を携帯用薬入れとした場合の第10の実施形態を図12
に基づいて詳細に説明する。図12に示すものは、2以
上の収容袋3を一枚のシート7に溶着により固定し、そ
のシート7の左右及び下部の外周縁40を基材1に溶
着、或は接着により固定して、シート7と基材1との間
に、シート7の上縁41が開口する収容空間42を形成
したものである。2以上の収容袋3は前記してあるよう
に、シート7にマジックバンドとか磁石等で着脱可能と
してもよい。収容空間42を設けると、そこに、健康保
険証、診察券、或は所望の小物、例えば、運転免許証等
を入れることができて便利である。
【0032】(他の実施の形態)前記の基材1にはボー
ル紙を軟質樹脂フィルムでカバーしたものとか、折曲げ
可能な軟質の皮革、和紙等とすることができる。ボール
紙を軟質樹脂フィルムでカバーしたものの場合は、一枚
の大きなボール紙をカバーするとボール紙が邪魔をして
折曲げることができなくなるため、例えば、数枚のボー
ル紙を離して並べて、その外側を軟質樹脂フィルムでカ
バーして、ボール紙の離れた箇所で折曲げ可能なるよう
にするのが望ましい。
【0033】基材1の寸法は携帯に便利な様に任意に選
定することができるが、例えば図3の様に折畳んだとき
のサイズが、手帳サイズとか2つ折りのサイフサイズの
ようにすると、洋服のポケットに入れたり、和服の懐に
入れたりすることができるので携帯に便利であるが、そ
のサイズに限定されるものではない。図8の様に収容袋
3を横一列にしたり、図9の様に収容袋3を横二列にし
たりすると、折り畳んだときにより一層コンパクトにな
り、女性がハンドバックに入れて携帯するのにより一層
便利になる。
【0034】図1の基材係止部4は一旦、一枚の樹脂製
シート7に縦3列、横3列の計9個を接着剤で接着し、
その樹脂製シート7を図1(b)の様に基材1の内面に
重ねて接着剤で接着することにより基材1に取り付けて
あるが、基材1に接着剤で直接接着することもできる。
ちなみに、基材係止部4を基材1の内面に接着剤で直接
接着すると、基材1が薄い場合は、その裏面に接着剤で
皺が寄ったり、変形したりすることがあるが、図1の様
に樹脂製シート7を使用した場合はそれを防止すること
ができる。接着剤ではなく、縫付けたり、熱溶着したり
することもできる。
【0035】基材係止部4、袋係止部5はマジックバン
ド(登録商標)ではなく、例えば磁石、ホック等の他の
接着具にすることもできる。また、図11の開閉具30
も収容袋3内を気密にする必要がない場合は、ホックと
かボタン等を使用することもできる。
【0036】基材1の表面、基材1の内面の空きスペー
ス、収容袋3の表面等には所望の文字、例えば、宣伝用
の広告文、かかりつけの病院、自宅、連絡先等の電話番
号、装飾用の絵や図柄等を表示することもできる。
【0037】図1に示すものは収容袋3を縦に3列、横
に3列設けて、1日3回服用する薬を、3日分収容でき
るようにしてあるが、収容袋3の列と数はこれ以外にし
ても良く、例えば縦に7列、横に3列に設けて、縦の7
列を1週間分、横の3列を朝、昼、晩の1日3回の服用
分としてもよい。また、横は3列であるが、縦の列を1
0列にして10日分としたり、14列にして2週間分と
したりすることもできる。いずれの場合も横の3列のう
ち、例えば上段の横列の収容袋3を青色、真ん中の横列
の収容袋3を赤色、下段の横列の収容袋3を茶色といっ
たように列毎に色を変えて、青色は朝の分、赤色は昼の
分、茶色は晩の分といったように識別し易くしたり、縦
列毎に収容袋3の色を変えて、青色は1日目の分、赤色
は2日目昼の分、茶色は3日目の分といったように識別
し易くすることができる。また、収容袋3自体の前面に
服用の曜日(日曜日、月曜日、火曜日)や服用時(朝、
昼、晩)の文字を表示するようにすることもできる。服
用の曜日や服用時は漢字ではなく、子供や老人にもわか
り易いように平仮名とか片仮名にしてもよい。
【0038】(使用例1)図1の携帯用物入れを使用す
るには次のようにする。 .病院や薬局からもらってきた薬2を一回の服用分づ
つに分けて数日分の収容袋3の夫々に入れておく。 .出掛けた第1日目の朝はそれに相当する列の収容袋
3(例えば図1の左縦列上段の収容袋3内の薬2を、そ
の日の昼には同じ縦列の真ん中の収容袋3内の薬2を、
その日の晩には同じ縦列の下段の収容袋3内の薬2を夫
々服用する。 .2日目の朝は、例えば図1の中央縦列上段の収容袋
3内の薬2を、その日の昼には同じ縦列の真ん中の収容
袋3内の薬2を、その日の晩には同じ縦列の下段の収容
袋3内の薬2を服用する。 .3日目の朝は、例えば図1の右縦列上段の収容袋3
内の薬2を、その日の昼には同じ縦列の真ん中の収容袋
3内の薬2を、その日の晩には同じ縦列の下段の収容袋
3内の薬2を服用する。
【0039】各収容袋3内の薬2を取り出すには例えば
次のようにする。薬2が入っている収容袋3の裏面の袋
係止部5を基材係止部4から剥離して収容袋3を基材1
から取り外し、その収容袋3を手に取って上下を逆さに
して収容袋3内の薬2を取り出し口10から手にあけ
る。空になった収容袋3はその裏面の袋係止部5を基材
係止部4に係止して元に戻す。
【0040】(使用例2)収容袋3が基材1に回転可能
に係止されている場合は、収容袋3を一々基材1から取
り外すことなく、収容袋3を基材1に取りつけたまま回
転させて上下を逆さにし、下向きになった出し入れ口1
0からその内部の薬2を取り出すこともできる。薬2を
取出して空になった収容袋3は回転させて元の状態に戻
す。
【0041】(使用例3)これまでの説明は、いずれ
も、収容袋3内に薬を収容する場合であるが、収容袋3
内には、種類の異なる釣針や釣糸等を各収容袋に個別に
収容したり、女性の身の回り品とか、その他、所望とす
るものを個別に収容することができる。
【0042】
【発明の効果】本発明の携帯用物入れは次のような効果
がある。 1.薬を一回の服用分づつ収容袋に入れておけば、飲む
度に一々薬袋から服用分だけ取り出す必要がなく、手間
が省ける。また、薬の種類が多くても服用時に必要量を
確実に飲むことができ、服用し過ぎるとか、服用し忘れ
るといったことがない。 2.収容袋を基材に着脱可能とすれば収容袋への薬の出
し入れが容易になる。 3.横列と縦列のいずれかを服用日とし、他方の列を服
用回数としたので、服用日と服用回数が自動的に定ま
り、定められた順番に収容袋内の薬を服用すると、所定
日の所定時に、所定種類の薬を所定量だけ確実に服用す
ることができる。このため薬を飲んだか、飲まなかった
かを記憶していなくても、服用し忘れたり、2度飲みし
たりすることがなくなる。 4.基材に基材係止部を取付け、収容袋の裏面に基材係
止部に着脱可能な袋係止部を取付けたので、基材への収
容袋の着脱が容易になる。 5.折曲げ可能な基材に、基材を折曲げ状態に係止可能
な基材止具を設けたので、折曲げた基材が不用意に開い
て、物が収容袋から落下することがない。 6.収容袋が基材に取付けられたまま回転もするため、
基材に取付けた収容袋が傾いていても、取付けたまま傾
きを手軽に直すことができる。従って、基材に収容袋を
取付けるときに、収容袋の傾きを気にすることなく手軽
に取付けることができ、着脱が容易である。 7.薬以外の物でも、収容袋に個別に収容することがで
きる。 8.収容袋の出し入れ口の前面シートの口縁部を斜め
に、又は、下方に向けて弧状又はV字状に形成したの
で、収容袋への収容物の出し入れが容易になる。 9.収容袋の出し入れ口に蓋又は開閉具を設けたので、
収容袋内の収容物が落下したり、湿気たりしにくくな
る。 10.収容袋を、数日服用分の薬を種類別に収容可能な
大きさとしたので、薬局、病院からもらってきた薬を、
1回の服用分づつに分けて収容しておかなくとも、服用
時に必要な薬を、必要量だけ取り出して服用することが
できる。 11.基材を、折り畳むと洋服のポケットに収納可能な
サイズとしたので、薬をポケットに入れて携帯すること
もでき、携帯し易くなる。 12.折り畳んだ基材を折り畳み状態に係止する基材止
具を設けたので、基材が不用意に開くことがなく、収容
袋に収容してある物が携帯中に落下する虞れもない。 13.シートと基材との間に収容空間が形成されている
ので、その収容空間に所望の小物を入れることができて
便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の携帯用物入れの第1の実施形
態を示す斜視図、(b)は(a)のY−Y断面矢視図。
【図2】(a)は本発明の携帯用物入れの第1の実施形
態の左側を折畳んだ状態の斜視図、(b)は収容袋の表
側斜視図、(c)は収容袋の裏側斜視図、(d)は
(b)のX−X断面矢視図。
【図3】本発明の携帯用物入れの第1の実施形態を3つ
折りに折畳んだ状態の斜視図。
【図4】本発明の携帯用物入れの他の例を示すものであ
り、基材を開いた状態の斜視図。
【図5】本発明の携帯用物入れの更に他の例を示すもの
であり、基材を開いた状態の斜視図。
【図6】(a)は本発明の携帯用物入れの更に他の例を
示すものであり、基材を開いた状態の斜視図、(b)は
(a)のY−Y断面矢視図。
【図7】(a)は本発明の携帯用物入れの更に他の例の
収容袋を基材から取外した状態の縦断側面図、(b)は
収容袋を基材に取付けた状態の断面図、(c)は収容袋
の回転説明図。
【図8】本発明の携帯用物入れの更に他の例を示すもの
であり、基材を開いた状態の斜視図。
【図9】本発明の携帯用物入れの更に他の例を示すもの
であり、基材を開いた状態の斜視図。
【図10】本発明の携帯用物入れの更に他の例を示すも
のであり、基材を開いた状態の斜視図。
【図11】本発明の携帯用物入れの収容袋の他例を示す
縦断面図。
【図12】本発明の携帯用物入れの他例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 基材 2 物 3 収容袋 6 基材止具 10 出し入れ口 11 前面シート 16 蓋 30 開閉具 40 シート7の外周縁 41 シート7の上縁 42 収容空間

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薬、身の回り品等の物(2)を出し入れ可
    能な収容袋(3)を、縦又は横に一列に、又は縦横に二
    列以上づつ、固定又は着脱可能に設け、基材(1)を収
    容袋(3)が内側になるように折畳み可能としたことを
    特徴とする携帯用物入れ。
  2. 【請求項2】収容袋(3)が基材(1)に回転可能に取
    り付けられてなることを特徴とする請求項1記載の携帯
    用物入れ。
  3. 【請求項3】収容袋(3)の出し入れ口(10)の前面
    シート(11)の口縁部が斜めに、又は、下方に向けて
    弧状又はV字状に形成されてなることを特徴とする請求
    項1又は請求項2記載の携帯用物入れ。
  4. 【請求項4】収容袋(3)の出し入れ口(10)にそれ
    を開閉可能な蓋(16)又は開閉具(30)を設けたこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3記載のいずれかの
    携帯用物入れ。
  5. 【請求項5】収容袋(3)を一回服用分の薬を収容可能
    な大きさとしたことを特徴とする請求項1乃至請求項4
    記載のいずれかの携帯用物入れ。
  6. 【請求項6】収容袋(3)を数日服用分の薬を種類別に
    収容可能な大きさとしたことを特徴とする請求項1乃至
    請求項4記載のいずれかの携帯用物入れ。
  7. 【請求項7】収容袋(3)を一回服用分の薬を収容可能
    な大きさとし、縦列と横列のいずれか一方の列の収容袋
    (3)を一日の服用回数分とし、他方の列の収容袋
    (3)を服用日数分としたことを特徴とする請求項1乃
    至請求項4記載のいずれかの携帯用物入れ。
  8. 【請求項8】基材(1)が、折り畳むと洋服のポケット
    に収納可能なサイズであることを特徴とする請求項1乃
    至請求項7記載のいずれかの携帯用物入れ。
  9. 【請求項9】収容袋(3)を内側にして折り畳んだ基材
    (1)を折り畳み状態に係止する基材止具(6)が基材
    (1)に設けられてなることを特徴とする請求項1乃至
    請求項8記載のいずれかの携帯用物入れ。
  10. 【請求項10】2以上の収容袋(3)を一枚のシート
    (7)に固定又は着脱自在とし、そのシート(7)の外
    周縁(40)を基材(1)に固定して、シート(7)と
    基材(1)との間に、シート(7)の上縁(41)が開
    口する収容空間(42)を形成したことを特徴とする請
    求項1乃至請求項9記載のいずれかの携帯用物入れ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010119824A (ja) * 2008-04-01 2010-06-03 King Jim Co Ltd 収納ファイル
CN104305684A (zh) * 2014-11-24 2015-01-28 刘小凤 一种具有手机配件袋的手机套
JP2019068929A (ja) * 2017-10-06 2019-05-09 株式会社湯山製作所 薬剤セット具及び薬剤セット具とケースとの組み合わせ
JP2019136449A (ja) * 2018-02-15 2019-08-22 長 京子 収容ケース
JP2019155033A (ja) * 2018-03-07 2019-09-19 株式会社アートデータ 服薬管理装置、その処理方法及びプログラム

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