JP2019068298A - 画像投写装置およびその制御方法 - Google Patents

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拓也 岩田
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Abstract

【課題】光学ユニットを用いることなく、投写画像の重なりによる視認性低下を軽減可能な走査型の画像投写装置およびその制御方法を提供する。【解決手段】表示画像の画素値に応じた光を投写面150上で2次元走査することにより投写面上に投写画像を形成する画像投写装置100であって、投写モードの変更に応じて、投写画像を構成する投写画素間の距離を変更することにより、投写画素間の重なりを制御する。重なりが所定の閾値を超えると判定された場合に、重なりが閾値以下になるように投写画素間の距離を変更する。【選択図】図1

Description

本発明は画像投写装置およびその制御方法に関し、特には光を走査して画像を投写する画像投写装置およびその制御方法に関する。
画素値に応じた色と明るさを有するビーム状の光を投写面上で2次元走査することにより、投写面に画像を表示する走査型の画像投写装置が知られている。ビーム状の光とは、レーザ光に代表される、直進性および集光性の高い光束である。走査型の画像投写装置では、画素ごとの走査時間が予め定められているため、投写面上に形成される光学像(投写画像)を構成する画素(投写画素)のサイズは、投写面までの距離によらず基本的に固定である。
通常、光の走査は、光の進行方向に対する角度が連続的に変化する光反射部材で光を反射させることによって実現される。そのため、隣接する投写画素の中心間距離(投写画素間の距離)は、画像投写装置から投写面までの距離(投写距離)によって決まり、投写距離が短くなれば、投写画素間の距離も短くなる。そして、投写距離が小さく、投写画素間の距離が投写画素サイズよりも小さくなると、隣接する投写画素が重なり合い、投写画像の視認性が低下するという問題があった。
特許文献1では、走査ミラーの反射面形状を変化させる伸縮素子を用い、投写距離が短いときには反射面を凹状に変形させて、レーザ光の広がりを抑制ことが提案されている。
特開2014−85605号公報
しかしながら、特許文献1で提案される方法は走査ミラーの反射面を動的に変形させるために走査ミラーの構造や変形制御が複雑であり、画像投写装置のコストや規模が増加する。また、反射面を物理的に変形させるため、耐久性や安定した制御の面で懸念がある。
本発明の目的は、特別な付加構成を用いることなく、投写画像の重なりによる視認性低下を軽減可能な走査型の画像投写装置およびその制御方法を提供することにある。
上述の目的は、表示画像の画素値に応じた光を投写面上で2次元走査することにより投写面上に投写画像を形成する画像投写装置であって、投写画像を構成する投写画素間の距離を変更することにより、投写画素間の重なりを制御する制御手段を有することを特徴とする画像投写装置によって達成される。
本発明によれば、特別な付加構成を用いることなく、投写画像の重なりによる視認性低下を軽減可能な走査型の画像投写装置およびその制御方法を提供することができる。
第1実施形態に係る画像投写装置の機能構成例を示すブロック図 第1実施形態に係る画像投写装置の動作に関するフローチャート 第1実施形態における画像投写装置と投写面との位置関係に関する模式図 第1実施形態における投写画素の大きさに関する模式図 第1実施形態の効果を説明するための図 第2実施形態に係る画像投写装置の機能構成例を示すブロック図 第2実施形態に係る画像投写装置の動作に関するフローチャート 第2実施形態における投写モードに関する図 第3実施形態に係る画像投写装置の機能構成例を示すブロック図 第3実施形態に係る画像投写装置の動作に関するフローチャート 第3実施形態における投写モードに関する図 第3実施形態の効果を説明するための図 第3実施形態における投写モード決定方法に関する図 第4実施形態に係る画像投写装置の動作に関するフローチャート 第4実施形態の効果を説明するための図
以下、本発明の例示的な実施形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。以下では、レーザ光源を用いた走査型の画像投写装置に本発明を適用した実施形態を説明する。しかし、本発明はLEDなど他の光源を用いた走査型の画像投写装置に適用可能である。また、実施形態にかかる走査型投写装置はパーソナルコンピュータ、デジタルカメラ、スマートフォン、タブレットコンピュータなど、任意の電子機器の一部を構成してもよい。実施形態の説明において、「画素」は投写対象の画像(表示画像)を構成する画素を意味し、「投写画素」は、投写面に投写された光学像を構成する画素を意味する。
●(第1実施形態)
図1は、本発明に係る走査型の画像投写装置の一例としてのレーザスキャンプロジェクタ(以下、単にプロジェクタと呼ぶ)100の機能構成例を示すブロック図である。
プロジェクタ100は、DCI 4K解像度(水平方向4096画素、垂直方向2160画素)以下の所定の解像度の投写画像を形成可能であるものとする。以下、画像の解像度としてX×Y画素と記載する場合、水平方向X画素×垂直方向Y画素を意味する。例えば、プロジェクタ100は、4K UHD解像度(3840×2160画素)やDCI 2K解像度(2048×1080画素)の投写画像を形成可能である。なお、プロジェクタ100の投写画像の最大解像度はDCI 4K解像度に限定されず、例えば8K解像度(7680×4320画素)の投写画像を形成可能であってもよい。
CPU101は、メモリ113に含まれる不揮発性メモリに記憶されたプログラムを、メモリ113のシステム領域に読み込んで実行することにより、プロジェクタ100の各機能ブロックの動作を制御する。CPU101は、プロジェクタ100の投写モード(第2実施形態)も管理する。なお、後述する映像処理部102、レーザ制御部103、および走査ミラー制御部110はCPU101がプログラムを実行することによって実現されてもよい。
映像処理部102は、入力映像に対して所定の処理を適用し、投写対象の映像(表示画像)を生成する。所定の処理としては、映像のフレーム数、画素数、画像形状を変更する処理、映像の色や階調を補正する処理などを例示できるが、これらに限定されない。入力映像は、有線または無線通信により、パーソナルコンピュータ、ファイルサーバ、スマートフォン、クラウドストレージ、デジタルカメラなど、プロジェクタ100と通信可能な任意の電子機器から入力されうる。また、入力映像は、プロジェクタ100に接続可能なメモリカード、USBメモリや、プロジェクタ100のメモリ113などから入力されてもよい。また、入力映像は動画であっても静止画であってもよい。なお、入力映像は、予め定められたデータ形式を有する信号として入力され、入力映像に加え、水平/垂直同期信号やメタデータといった付随情報を含みうる。
映像処理部102は、入力映像の解像度を例えば入力映像のメタデータから取得し、CPU101に出力する。さらに、映像処理部102は、CPU101から指示される投写画素の解像度に応じた解像度の表示画像を生成する。
光源制御部であるレーザ制御部103は、表示画像の画素値に基づいて、対応する投写画素を投写するための光源制御信号を生成する。光源制御信号は光源の種類や数に応じて異なる。プロジェクタ100は3つの光源を有するため、レーザ制御部103は個々の光源に対する光源制御信号を生成する。また、レーザ光源の場合、レーザ制御部103は例えば駆動電流レベルおよび駆動波形パターンを光源制御信号として生成する。駆動電流レベルはレーザ光源を駆動する電流値に対応し、瞬間的な明るさを制御する。レーザ制御部103は、例えば画素値が高いほど高い駆動電流レベルを決定することができる。また、駆動波形パターンは、1画素の走査期間内のレーザの駆動タイミングを制御する信号である。駆動時間が長いパターンほど、投写画素は明るくなる。したがって、投写画素の明るさは、駆動電流レベル(発光輝度)と駆動波形パターン(発光時間)との積算値で決定される。駆動波形パターンは固定であってよい。レーザ制御部103は、例えば、光源の最大輝度と固定の駆動波形パターンで得られる明るさでは不十分な場合に、駆動時間がより長い駆動波形パターンを用いてもよい。画素値と対応する光源制御信号との関係は、メモリ113に含まれる不揮発性メモリに算出式またはテーブルとして予め登録しておくことができる。
レーザドライバ104は、レーザ制御部103から出力された光源制御信号に基づいて、対応するレーザ光源の駆動電流を変調し、レーザ光源に出力する。
レーザ光源105、106、107は、レーザドライバ104から供給される駆動電流によってレーザ光を出射する。レーザ光源105は赤色光(R)、レーザ光源106は緑色光(G)、レーザ光源107は青色光(B)を出射する。
ダイクロイックミラー108は、特定波長の光を透過し、それ以外の波長の光を反射する性質を有する。この性質を利用し、3つのレーザ光源105〜107より出射された各色のレーザ光をダイクロイックミラー108で合成し、RGB成分を含んだレーザ光を得る。
ダイクロイックミラー108が出射するレーザ光は、レンズ109で集光され、走査ミラー110に入射される。
走査ミラー110はレンズ109から入射したレーザ光を反射し、投写面方向に光路を変更する。走査ミラー110の反射面の角度は可変である。走査ミラー制御部111によって走査ミラー110の反射面の角度を変化させることにより、走査ミラー110が反射したレーザ光を投写面上で2次元走査することができる。
走査ミラー制御部111は、映像処理部102から入力される水平および垂直同期信号に基づいて、水平方向および垂直方向について予め定められた角度範囲で走査ミラー110を駆動するための駆動信号を生成し、走査ミラー110に供給する。具体的には、走査ミラー制御部111は、投写画素の解像度の設定値に応じて走査ミラー110を駆動してレーザ光を走査する角度範囲を決定することができる。例えば、投写画素の解像度が4096×2160画素である場合、走査ミラー制御部111は、走査ミラー110の水平方向における最大走査角度θMAXを60°、垂直方向における最大走査角度φMAXを46.5°と決定する。
ここでは、走査ミラー110で反射されたレーザ光が投写面と直交する状態の走査角度を水平方向および垂直方向とも0°とし、水平方向に±θMAX、垂直方向に±φMAXの範囲を、レーザ光の走査角度範囲とする。走査角度範囲は走査角度0°に対して非対称な角度範囲としてもよく、この場合、正の最大走査角度と負の最大走査角度とは異なる値となる。投写画像の解像度と走査ミラー110の最大走査角度との関係は、例えばメモリ113に含まれる不揮発性メモリにテーブルとして予め登録しておくことができる。なお、走査ミラー制御部111は、映像処理部102がメタデータから抽出した表示画像のアスペクト比に基づいて、走査角度範囲を決定してもよい。なお、最大走査角度は、走査ミラー110の特性(最小および/または最大振れ角など)による制限値を超えない範囲で任意の値を設定することができる。走査ミラー制御部111は、決定した走査角度範囲を示す情報(走査角度情報)を、投写条件情報の1つとしてメモリ113に保存する。
設定部112は、例えばユーザが投写画素の解像度や投写面距離Lを投写条件情報として設定可能な任意のユーザーインターフェースであってよい。投写面距離Lは、プロジェクタ100から投写面までの距離である。なお、投写面距離Lは、測距センサによって計測された投写面距離や、投写面を撮影した画像を解析して投写面距離を算出可能なカメラによって得られる投写面距離を用いて設定されてもよい。設定部112は、取得した投写条件情報をメモリ113に保存する。
投写条件情報としてメモリ113に保存されるのは、投写画像の解像度、投写面距離L、走査角度情報、投写スポット径dなどである。投写スポット径dは走査ミラー110で反射されるレーザ光の直径であり、レーザ光源105〜107やレンズ109の特性によって定まる。ここでは投写スポット径dが0.5mmであるとものとする。
メモリ113は、書き換え可能な不揮発性メモリを含み、プロジェクタ100の動作に必要な情報を記憶する記憶媒体である。メモリ113が記憶する情報には、CPU101が実行するためのプログラム、プロジェクタ100の設定値、GUI画像データなどが含まれる。また、メモリ113は、CPU101がプログラムを実行するために用いるシステムメモリとして用いられたり、入力映像や表示画像のバッファメモリなどとしても用いられたりする。メモリ113は、揮発性メモリと不揮発性メモリとの組み合わせであってもよい。
次に、プロジェクタ100の動作について、図2のフローチャートを用いて説明する。ここで説明するプロジェクタ100の動作は、電源が投入され、初期化処理などが終了し、入力映像の表示が可能な状態で実行される。
例えば、映像処理部102で入力映像が検出されると、映像処理部102はCPU101に通知し、CPU101はS12の動作を開始する。あるいは、設定部112からのユーザ指示をCPU101が検出したことによって、CPU101がS12の動作を開始してもよい。
S12でCPU101は、入力映像の解像度を取得する。入力映像の解像度は、映像処理部102がCPU101に通知してもよいし、CPU101が映像処理部102から取得してもよい。ここでは、入力映像の解像度が4096×2160画素であり、映像処理部102が生成する表示画像の解像度は入力映像の解像度に等しいものとする。
次に、S13でCPU101は投写画像の解像度を決定する。ここでは、CPU101が、入力映像の解像度と等しい投写画像の解像度(4096×2160画素)と決定するものとする。なお、投写画像の解像度が設定部112を通じてユーザ設定されている場合には、ユーザ設定値を優先する。なお、投写画像の解像度を、入力映像や表示画像の解像度と異ならせてもよい。例えば、投写画像の解像度を入力映像や表示画像の解像度の整数倍(2倍以上)と決定してもよい。また、投写画像の解像度を、入力映像や表示画像の解像度に依存しない固定解像度としてもよい。
次に、S14でCPU101は、メモリ113に保存された投写条件情報を取得する。ここでは、投写面距離Lが1m、水平方向の最大走査角度θMAXが60°、垂直方向の最大走査角度φMAXが46.5°、スポット径dが0.5mmであるとものとする。また、最大走査角度は正および負で同じ値をとるものとする。
S15でCPU101は、投写画素が重なるか否かを投写条件情報に基づいて判定し、投写画素が重なると判定された場合には投写画素が重ならないような投写画素間距離となるように投写画像の解像度を補正する。投写画像の解像度の変更は、隣接する投写画素の距離を変更する方法の1つである。したがって、投写画像の解像度補正処理は、投写画素の距離変更処理に相当する。
図3は、プロジェクタ100、投写面150、および投写面150上で投写画像が表示される領域(投写領域)の関係を模式的に示した図である。図3(a)はプロジェクタ100を垂直上方から見た状態、図3(b)はプロジェクタ100を水平側方から見た状態を示している。図3では、走査ミラー110の走査角度が水平方向および垂直方向の両方について0°の状態を示し、この状態でプロジェクタ100が出力するレーザ光は投写面150と直交する。
図3(a)に示す、水平方向における投写領域の長さHは、投写面距離Lと水平方向の最大走査角度θMAXとを用いて以下のように定まる。
H=2Ltan(θMAX)
同様に、図3(b)に示す、垂直方向における投写領域の長さVは、投写面距離Lと垂直方向の走査角φMAXとを用いて以下のように定まる。
V=2Ltan(φMAX)
水平方向および垂直方向において、投写画素が均等に配置されるようにレーザ光の走査を制御する。したがって、投写画像の解像度がX×Y画素である場合、隣接する投写画素の中心間の水平方向の距離lh、および垂直方向の距離lvは、以下の式1で示される。なお、本明細書において、隣接する投写画素の距離(投写画素間の距離ともいう)は、特に記載の無い限り、中心間距離である。
Figure 2019068298
図4は、図3(a)の領域Aにおいて、スポット径dのレーザ光が投写面150に入射する様子を示した模式図である。水平方向の走査角度θ、垂直方向の走査角度φで出力されたレーザは、投写面上にスポットS(θ,φ)を形成する。走査ミラー110で反射されるレーザ光のスポット形状が円形であり、スポット径dであるとすると、投写面上のスポットS(θ,φ)の水平方向の長さDhおよび垂直方向の長さDvは、以下の式2で示される。DhおよびDvは、投写画素の水平方向および垂直方向の径でもある。
Figure 2019068298
式2より、スポットS(θ,φ)の面積が最大となるのは、水平方向の走査角度θ、および垂直方向の走査角度φがそれぞれ±θMAX、±φMAXの場合である。
隣接する投写画素(レーザ光のスポット)が重なると、投写画像の鮮鋭度を低下させる場合がある。そのため、CPU101は、投写条件情報に基づいて投写画素の解像度を変更することにより、隣接する投写画素が重ならないように投写画素間の距離を変更する。具体的には、CPU101は、投写画素の解像度を変更することにより、隣接する投写画素の距離を、水平方向の距離lhがスポットの長さDhを超えず、かつ垂直方向の距離lvがスポットの長さDvを超えないように変更する。つまり、CPU101は、以下の式3を満たすように、投写解像度X´×Y´を決定する。
Figure 2019068298
例えば、θMAX=60°、φMAX=46.5°、L=0.5m、d=0.5mmである場合、水平方向の投写画素の解像度X´は、3464画素以下である必要がある。また、同様に、垂直方向の投写画素の解像度Y´は、2901画素以下である必要がある。S13で決定した投写画像の解像度は、4096×2160画素であるから、水平方向において式3の条件を満たさない。したがって、CPU101はS15において、S13で決定した投写画像の水平方向の解像度が式3の条件を満たすように例えば1/2(2048画素)に補正する。垂直方向の解像度については、式3の条件を満たしているので補正しなくてもよいが、投写画素の密度を水平方向と合わせるために水平方向と同じ割合で補正してもよい。ここでは、垂直方向についても補正を行い、補正後の投写画像の解像度が2048×1080画素であるものとする。このように、CPU101はS15で、水平方向および垂直方向の解像度のうち、少なくとも、式3の条件を満たさない方向についての解像度を補正する。
CPU101は、S15で決定した補正後の投写画像の解像度をメモリ113に記憶する。なお、CPU101は、S13で決定した補正前の投写画像の解像度を補正後の解像度で上書きしてもよいし、別個に記憶してもよい。補正が不要な場合、CPU101は補正後の投写画像の解像度をメモリ113に記憶しなくてもよいし、S13で決定した解像度をそのまま補正後の投写画像の解像度として記憶してもよい。
S16で映像処理部102は、メモリ113から、CPU101が最終的に決定した投写画素の解像度(S13で決定した解像度またはS15で補正した解像度)を取得する。そして、映像処理部102は、投写画像の解像度が表示画像の解像度(ここでは入力映像の解像度に等しい)と異なる場合、表示画像の解像度を投写画像の解像度に変換する。したがって、映像処理部102は、上述のように投写画素の解像度が補正された場合、表示画像の解像度を、4096×2160画素から2048×1080画素に変換する。映像処理部102は、投写画像の解像度を有する表示画像を、レーザ制御部103と走査ミラー制御部111とに出力する。
S17で、レーザ制御部103および走査ミラー制御部111は、映像処理部102から供給される表示画像に基づいてレーザ光源105〜107および走査ミラー110を駆動する。
S18でCPU101は、例えば設定部112を通じて投写終了指示が入力されたか否かを判定し、入力されたと判定されれば動作を終了し、入力されたと判定されなければ処理をS19に進める。なお、映像処理部102が外部装置から映像入力がなくなったことを検出した場合も、投写終了指示の入力と見なしてもよい。
S19でCPU101は、S12〜S15の再実行を必要とするパラメータ変更が検出されたか否かを判定し、検出されたと判定されればS12に、検出されたと判定されなければS16に、それぞれ処理を戻す。ここで、S12〜S15の再実行を必要とするパラメータ変更とは、入力映像のアスペクト比の変化や、投写条件情報に含まれる複数の情報のいずれかの変化であってよい。
本実施形態のS15で実行する解像度補正処理の効果について図5を用いて説明する。図5は、図3(a)の投写面150の領域Aにおける隣接する投写画素のスポットを模式的に示した図である。図5(a)は補正前の解像度(4096×2160画素)、図5(b)は補正後の解像度(2048×1080画素)による隣接投写画素のスポットを示している。
補正前の投写画素の解像度では、水平方向の解像度が式3の条件を満たさない。そのため、スポットの水平方向の大きさDhが大きくなる領域(水平方向の走査角度が最大走査角度θMAXに近い領域)において、隣接する投写画素に重なりが生じる。隣接する投写画素が重なっている領域は画素値が混ざり合うため、本来とは異なる色や明るさで観察され、投写画像の視認性低下などの画質低下が発生する。これに対し、投写画像の解像度が水平および垂直方向の両方で式3の条件を満たすように補正することにより、スポットの水平方向の大きさDhが大きくなる領域であっても隣接する投写画素に重なりが生じなくなる(図5(b))。つまり、S15において投写画像の解像度を補正することにより、投写画像の鮮鋭度が特定の領域で低下することを抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態では、隣接する投写画素に重なりが生じると判定される場合には、投写画像の解像度を低下させることにより、隣接する投写画素に重なりが生じないように投写画素の距離を広げるようにした。これにより、至近距離における投写時における画質低下を、特別な追加部材を用いることなしに抑制することができる。
なお、本実施形態では投写画像の解像度を補正することにより、隣接する投写画素の距離を拡大して投写画素の重なりを抑制した。しかし、解像度を補正する代わりに、走査ミラー110の最大走査角度やレーザ光のスポット径を制御することによって、隣接する投写画素の距離を拡大してもよい。例えば、S13で決定した(補正前の)投写画像の解像度に対応する最大走査角度が、走査ミラー110を駆動可能な最大走査角度未満であるとする。この場合、式3の左辺を補正前の解像度であるX,Yとした式を満たすように最大走査角度θMAXおよび/またはφMAXを拡大することで、隣接する投写画素の重なりを無くすことができる。最大走査角度の拡大に伴い、投写画像の拡大が観察される。
あるいは、波形駆動パターンを制御して、式3の左辺を補正前の解像度であるX,Yとした式を満たすようにレーザのスポット径dを低下させることで、隣接する投写画素の重なりを無くすことができる。この場合、隣接する投写画素の中心間距離は変化しないが、投写画素間の最短距離(間隔)は拡大する。なお、スポット径dの縮小に伴う輝度の低下を補うため、レーザ光の輝度を上昇させるように駆動電流レベルを上昇させてもよい。
投写画像の解像度、走査ミラー110の最大走査角度、およびレーザ光のスポット径dの変更は、2つ以上組み合わせて実行してもよい。例えば、走査ミラー110の最大走査角度およびレーザ光のスポット径dの変更を優先的に行い、投写画像の解像度の補正(低下)はできるだけ行わないようにしてもよい。
●(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図6は、本実施形態に係るプロジェクタ600の機能構成例を示すブロック図であり、図1のプロジェクタ100と同様の構成には同じ参照数字を付してある。以下、第1実施形態と異なる部分に関して重点的に説明する。プロジェクタ600には、投写する画素数(解像度)を制御する画素数制御部114が設けられている。なお、画素数制御部114はCPU101がプログラムを実行することによって実現されてもよい。
次に、プロジェクタ600の動作について、図7のフローチャートを用いて説明する。ここで説明するプロジェクタ600の動作は、電源が投入され、初期化処理などが終了し、入力映像の表示が可能な状態で実行される。図7において、第1実施形態と同様の工程においては図2と同じ参照数字を付してある。
S12〜S14は第1実施形態と同様である。S12、S13とS14、S701とが並列に図示されているが、S12、S13、S14、S701の順で処理してもよい。
S701でCPU101は、取得した投写条件情報に基づいて、プロジェクタ600が有する複数の投写モードの1つを決定する。本実施形態のプロジェクタ600は投写モードとして、「通常投写モード」、「近距離投写モード1−1」、および「近距離投写モード1−2」を備える。「通常投写モード」は投写画素数(解像度)を制限しない。一方、「近距離投写モード1−1」および「近距離投写モード1−2」は投写画素数を制限し、「近距離投写モード1−1」よりも「近距離投写モード1−2」の方が、投写画素数を少ない値(より低解像度)に制限する。つまり、本実施形態において、投写モードの変更は、隣接する投写画素の距離の変更に相当する。なお、投写モードの数や対応する制御内容はここで説明したものに限定されない。
図8(a)に、CPU101が投写条件情報のうち走査角度範囲と投写面距離とに基づいて投写モードを決定する場合に使用するテーブルの一例を示す。投写面距離が短いほど、またレーザ光の走査角度範囲が狭いほど、投写領域が小さく、投写画素の密度が高くなるため、隣接する投写画素の重なりが生じやすくなる。CPU101は、投写画素の重なりが生じない投写面距離と走査角度範囲との組み合わせについては「通常投写モード」を決定する。また、CPU101は、投写画素の重なりが生じる投写面距離と走査角度範囲との組み合わせについては、重なりの程度が閾値未満であれば「近距離投写モード1−1」を、閾値以上であれば「近距離投写モード1−2」を決定する。図8(a)に示すテーブルは、このような決定を投写面距離と走査角度範囲との組み合わせからCPU101が行えるよう、メモリ113に含まれる不揮発性メモリに予め記憶されている。図8(a)に示すテーブルの作成方法については、図11を用いて後述する。
S702で画素数制御部114は、S13で決定した投写画像の解像度を、S701でCPU101が決定した投写モードに基づいて補正する。画素数制御部114は補正した解像度をメモリ113に記憶する。なお、S701で「通常投写モード」が決定された場合、解像度の補正は行わないため、S702をスキップしてもよい。
図8(b)に、S13で決定した投写画像の解像度が1920×1080画素である場合の、投写モードに応じた解像度補正の具体例を示す。
例えば、「近距離投写モード1−1」が決定された場合、投写画像の解像度を水平および垂直方向の両方について1/2にする。同様に、「近距離投写モード1−2」が決定された場合は、投写画像の解像度を水平および垂直方向の両方について1/3にする。したがって、隣接する投写画素の距離は、近距離投写モード1−1で通常投写モード時の2倍、近距離投写モード1−2で通常投写モード時の3倍となる。
したがって、画素数制御部114は、S701で「近距離投写モード1−1」が決定されていれば、投写画像の解像度を960×540画素に補正し、「近距離投写モード1−1」が決定されていれば、投写画像の解像度を640×360画素に補正する。
S16以降は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
続いて、図8(a)に示したテーブルの作成方法の例を説明する。第1実施形態で説明したように、隣接する投写画素間の距離lおよび投写画素の大きさDは、レーザ光の走査角度、スポット径、投写面距離、投写画像の解像度などによって決まる。ここで、本実施形態においても第1実施形態と同様、レーザ光の走査角度範囲が最大走査角度の2倍であるとする。
本実施形態では、投写画像の水平方向および垂直方向の解像度を「近距離投写モード1−1」では1/2に、「近距離投写モード1−2」で1/3にする。そのため、隣接する投写画素の重なりをなくす(あるいは抑制する)ためには、以下の様に投写モードを決定すればよい。
・水平方向
lh≧DH 通常投写モード(解像度補正なし)
DH>lh≧DH/2 近距離投写モード1−1(解像度を1/2に補正)
DH/2>lh≧DH/3 近距離投写モード1−2(解像度を1/3に補正)
ここで、DHは、式2において走査角度θをθMAXとしたDh、すなわち投写画素の水平方向の最大サイズに相当する。
垂直方向については、DHをDV、lhをlvに置き換えればよい。DVは、式2において走査角度φをφMAXとしたDv、すなわち投写画素の垂直方向の最大サイズに相当する。
したがって、投写画像の解像度X×Y画素およびスポット径dを既知の値とし、投写面距離Lと走査角度範囲(=最大走査角度×2)との組み合わせに応じて、決定すべき投写モードを水平方向および垂直方向それぞれについて求めることができる。これにより、図8(a)に示したテーブルを水平方向および垂直方向それぞれについて作成することができる。
なお、ここでは原則として、隣接する投写画素の距離が、投写画素の重なりが生じない距離になるように投写画像の解像度を変更する構成について説明した。しかし、隣接する投写画素の重なりをある程度許すようにしてもよい。重なりの許容閾値は例えば投写画素間距離と投写画素の大きさとの比(例えばDH/lh)の値として、予め実験的に定めることができる。この閾値を超える重なりが生じている場合に、重なりが閾値以下となるように投写画像の解像度を変更する。
また、第1実施形態と同様に、解像度を補正する代わりに、走査ミラー110の最大走査角度やレーザ光のスポット径を制御することによって隣接する投写画素の距離を拡大し、投写画素の重なりを抑制してもよい。
また、投写モードを、投写面距離とレーザ光の走査角度範囲との組み合わせ以外の投写条件情報の組み合わせに応じて選択するようにしてもよい。例えば、上述した投写画素の最大サイズと隣接する投写画素の距離との組み合わせを用いることができる。
また、S701で決定された投写モードが現在の投写モードと異なる場合、投写条件情報の変化がない状態が一定時間継続した時点で投写モードを切り替えてもよい。
また、投写モードをユーザが選択できるように構成し、ユーザによる指定を優先して投写モードを決定するようにしてもよい。例えば、設定部112に含まれる、投写モード切り替えボタンが押下されるごとに、投写モードを順次切り替えるように構成してもよい。この場合、投写モード切り替えボタンを押下するごとに、異なる解像度の投写画像が観察される。
また、ユーザからの画質調整操作に基づいて投写モードの切り替えを行ってもよい。例えば、ユーザからシャープネス補正操作があった場合に、シャープネス補正量が上限に達するまではシャープネス補正処理を行い、補正量が上限に達してからは、投写モードを切り替えるように制御を行ってもよい。
本実施形態によれば、近距離投写モードが設定された場合や、投写画素の重なりが生じる場合に、投写画像の解像度を低下させて投写画素間の距離を拡大するようにした。これにより、第1実施形態と同様、特別な部材を用いることなしに、投写画素の重なりに起因する投写画像の視認性や鮮鋭度の低下を軽減することができる。
●(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図9は、本実施形態に係るプロジェクタ800の機能構成例を示すブロック図であり、図6のプロジェクタ600と同様の構成には同じ参照数字を付してある。以下、第2実施形態と異なる部分に関して重点的に説明する。
映像処理部801は、映像処理部102が実行する処理に加え、後述する画素制御部803が決定する間引きパターンに応じて入力映像もしくは表示画像を補正することができる。
レーザ制御部802は、レーザ制御部103が実行する処理に加え、画素制御部803が決定する間引きパターンに応じて、光源制御信号を間引いて出力する。
画素制御部803は、間引きパターンの決定など、投写画像の解像度に関する制御を行う。
なお、映像処理部801、レーザ制御部802、および画素制御部803はCPU101がプログラムを実行することによって実現されてもよい。
次に、プロジェクタ800の表示動作について、図10のフローチャートを用いて説明する。図10において、第2実施形態と同じ処理を行う工程には、図7と同じ参照数字を付している。
S12〜S14およびS701については第2実施形態と同様であるため説明を省略する。
S901で画素制御部803は、S701で決定した投写モードに応じて、S13で決定した投写画像の解像度を補正するとともに、補正した解像度の表示画像を得るために用いる画素の間引きパターンを決定する。画素制御部803は、補正後の投写画像の解像度と、間引きパターンとを表す情報をメモリ113に記憶する。図11に、S13で決定した投写画像の解像度が1920×1080画素である場合の、投写モードに応じた解像度補正および間引きパターンの具体例を示す。本実施形態においても、「通常投写モード」では投写画像の解像度を補正しない。
例えば、「近距離投写モード2−1」が決定された場合、斜め方向に隣接する画素を間引く(あるいは投写する)ことにより、投写画素の総数が1/2となるように投写画像の解像度を低減する。つまり、パターン1001に示すように、投写画像を2×2画素の領域に分割した場合、各領域で左上と右下(あるいは右上と左下)の画素を間引く(または投写する)。図11では間引く画素をハッチングした丸で、投写する画素を白抜きの丸で示している。
「近距離投写モード2−2」が決定された場合、奇数行かつ奇数列にある画素のみを投写するようにして、投写画像の解像度を水平および垂直方向のそれぞれで1/2に補正(制限)する。パターン1002に示すように、投写画像を2×2画素の領域に分割した場合、各領域で同じ位置に配置された1つの画素だけを投写する。
「近距離投写モード2−3」が決定された場合、近距離投写モード2−2で投写する画素をさらに水平および垂直方向に1/2に間引くことにより、投写画素の総数が1/8になるように投写画像の解像度を低減する。この際、パターン1003に示すように、水平方向に偶数番目の画素を間引く行と、水平方向に奇数番目の画素を間引く行とを交互に配置する。
このように、本実施形態の近距離投写モードでは、表示画像の画素のうち、特定の位置の画素だけを選択的に投写し、他の位置の画素については投写しないことにより、隣接する投写画素の距離を拡大する。本実施形態において「間引き」は「非表示」であり、投写画像の解像度が低下しても投写画像の大きさは変わらないことに留意されたい。
次に、S902で映像処理部801は、S13で決定した投写画像の解像度を有する表示画像を生成し、レーザ制御部802に出力する。また、映像処理部801は、水平および垂直同期信号を走査ミラー制御部111に出力する。例えば、入力映像の解像度が960×540画素で、S13で決定された投写画像の解像度が1920×1080画素の場合、入力映像の画素数を水平および垂直方向についてそれぞれ2倍にする。なお、解像度変換には、バイキュービック法など一般的な方法を使用することができる。なお、映像処理部801は、表示画像の画素のうち、投写に用いる画素の値を投写に用いられない(間引かれる)画素の値を用いて補正してもよい。
S903でレーザ制御部802および走査ミラー制御部111は、S13で決定された投写画像の解像度を有する表示画像と、S901で決定された間引きパターンとに基づいて、レーザ光源105〜107および走査ミラー110を制御し、画像を投写する。
具体的には、レーザ制御部802は、S902で生成された表示画像の画素値に基づいて、各画素を投写するためのレーザ駆動電流レベルとレーザ駆動波形パターンとを決定する。このとき、レーザ制御部802は、S901で決定された間引きパターンに基づいて、投写を行わない画素に対してはレーザ駆動電流レベルまたはレーザ駆動波形パターンをゼロに補正して出力する。
また、走査ミラー制御部111は、S14で取得した走査角度範囲に従って走査ミラー110を駆動する。
これにより、投写モードに応じた解像度を有する投写画像が、投写面上の同じ大きさの投写領域に投写される。
以下の処理は第2実施形態と同様であるため説明を省略する。
本実施形態の動作により、どのように投写画素の重なりが軽減されるかを、図12を用いて説明する。図12において、1つの円が投写画素を表し、投写画素の重なりをハッチングで示している。また、投写時に間引かれる画素は点線の円を示している。なお、便宜上、図12では走査角による投写画素サイズの変化は無視している。
図12(a)は投写画素数を制限していない「通常投写モード」において、画像全体で投写画素の重なりが生じている状態を模式的に示している。
図12(b)は「近距離投写モード2−1」において、投写画素の総数が1/2に削減された状態を模式的に示している。隣接する投写画素の重なりは残っているが、図12(a)の状態よりも大幅に減少している。
図12(c)は「近距離投写モード2−2」において、奇数行かつ奇数列にある投写画素のみを投写に使用した状態を示している。隣接する投写画素の重なりは無くなっている。ただし、図12(b)と比較すると投写画素の数が半分であるため、投写面上で光が投写されない領域が増加し、投写画像の明るさが低下する。
また、レーザ光の走査角度範囲は変更されていないため、図12に示すように、投写画像のサイズは投写モードが変化しても基本的に変化しない。
第2実施形態では、表示画像の解像度を補正して投写画素の間隔を制御する構成であったため、本実施形態のように特定の位置の画素を投写する制御はできない。一方、本実施形態では、光源の駆動信号を制御することにより、表示画像の画素を選択的に投写することが可能である。そのため、図11のパターン1001〜1003のように特定の位置にある画素のみを投写することができる。
続いて、図13を用いて、図11に示した投写モードの1つをS701で決定するために用いることのできる方法について説明する。ここでは一例として、水平方向、垂直方向、および斜め方向における隣接する投写画素の距離と、投写画素のサイズ(径)との関係によって投写モードを決定する方法について説明する。
図13は、隣接する投写画素の重なりの状態と、決定される投写モードとの関係を模式的に示した図である。図13の横軸は隣接する投写画素の水平方向または垂直方向における距離であり、右へ向かう程、距離が短い状態を示している。
図13の横軸上の点1201は、1211に示すように、水平方向に隣接する投写画素の距離が、投写画素の径Dと等しい。また、点1202は、1212に示すように、斜め方向に隣接する投写画素の距離が、投写画素径Dと等しい。さらに、点1203では、1213に示すように、水平方向に隣接する投写画素の距離が、投写画素径Dの半分に等しい。なお、1211および1213の画素パターンにおいて、隣接する投写画素の重なりをハッチングで示している。
本実施形態では、隣接する投写画素の水平方向および垂直方向の距離がいずれも点1201の距離以上であれば「通常投写モード」を決定する。
また、隣接する投写画素の水平方向および垂直方向の少なくとも一方の距離が点1201の距離未満で、点1202の距離以上であれば「近距離投写モード2−1」を決定する。これにより、投写画素は1221で示すパターンとなり、投写画素の重なりをなくすことができる。
同様に、隣接する投写画素の水平方向および垂直方向の少なくとも一方の距離が点1202の距離未満で、点1203の距離以上であれば「近距離投写モード2−2」を決定する。これにより、投写画素は1222で示すパターンとなり、投写画素の重なりをなくすことができる。
さらに、隣接する投写画素の水平方向および垂直方向の少なくとも一方の距離が点1203の距離未満であれば「近距離投写モード2−3」を決定する。これにより、投写画素は1223で示すパターンとなり、投写画素の重なりをなくすことができる。
第1実施形態での式を用いると、以下のように表すことができる。
・ lh≧DH かつ lv≧DV 通常投写モード
・(lh<DH または lv<DV)
かつ ld≧DD 近距離投写モード2−1
・(lh<DH または lv<DV)
かつ ld<DD
かつ lh≧DH/2
かつ lv≧DV/2 近距離投写モード2−2
・DH/2>lh またはDV/2>lv 近距離投写モード2−3
ここで、DHは、式2において走査角度θをθMAXとしたDh、すなわち投写画素の水平方向の最大サイズに相当する。DVは、式2において走査角度φをφMAXとしたDv、すなわち投写画素の垂直方向の最大サイズに相当する。また、DD=√(DV+DH)であり、投写画素の斜め方向の最大サイズに相当する。また、ld=√(lh+lv)であり、斜め方向に隣接する投写画素の中心間距離に相当する。なお、計算負荷を軽減するため、ここで用いるDDおよびldは投写画素の形状が真円である場合に相当する簡易的な値としている。DHおよびDVを長径と短径とする楕円として中心角45の径の長さDDとして求めてもよい。
したがって、投写画像の解像度X×Y画素、スポット径d、走査角度範囲(=最大走査角度×2)を既知の値としてDH、DV、DDを予め求めておき、投写面距離Lに応じて、lh,lv,ldを算出することにより、投写モードを決定することができる。
なお、本実施形態では、投写画素が互いに斜めに配置されるように制御することが可能であるため、水平方向および垂直方向に画素を間引く場合よりも、投写画素間の隙間(レーザ光が投写されない領域)を削減することができる。そのため、投写画素の削減に起因する投写画像の明るさの低下を抑制することができる。
なお、本実施形態でも原則として隣接する投写画素の重なりをなくすように投写画像の解像度を低下(投写画素の数を削減)する構成について説明したが、隣接する投写画素の重なりをある程度許すようにしてもよい。
具体的には、「通常投写モード」から「近距離投写モード2−1」への切り替えの閾値となる距離を図13における点1201の距離ではなく、点1201と点1202の間の距離としてもよい。同様に、「近距離投写モード2−1」から「近距離投写モード2−2」への切り替えの閾値となる距離を点1202の距離ではなく、点1202と点1203の間の距離としてもよい。また、「近距離投写モード2−2」から「近距離投写モード2−3」への切り替えの閾値となる距離を点1203の距離ではなく、点1203より右側の距離としてもよい。
また、第1実施形態と同様に、投写画像の解像度を低下(投写画素の数を削減)する代わりに、走査ミラー110の最大走査角度やレーザ光のスポット径を制御することによって、隣接する投写画素の重なりを抑制してもよい。
本実施形態においても、近距離投写モードが設定された場合や、投写画素の重なりが生じる場合に、投写画像の解像度を低下させることにより、投写画素の重なりに起因する投写画像の視認性低下を軽減することができる。特に、本実施形態ではレーザ光の駆動信号を制御することにより投写画像の解像度を低下させるため、表示画像中の特定の位置の画素を投写するように制御することができる。そのため、投写画素の間隔が少なくなるように投写画像の解像度を低下させることが可能となるという特有の利点がある。
●(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態は、第3実施形態と同様の機能構成を有するプロジェクタで実施可能であるため、以下ではプロジェクタ600の構成を用いて説明する。第1〜第3実施形態では、投写画素の総数を削減することによって投写画像の解像度を低減させ、投写画素間の重なりを低減させる構成であった。これに対し本実施形態は、投写画素の総数は削減せずに、表示画像の画素値を変更することにより、視認される投写画素の距離を実質的に拡大(投写画像の解像度を実質的に低減)させる。
画素制御部803は、投写画素の重なりによる視認性低下を軽減するために、表示画像に補正処理を適用する。なお、本実施形態は投写画素数が固定のプロジェクタであっても実施できる。
次に、プロジェクタの動作について、図14のフローチャートを用いて説明する。ここで説明するプロジェクタの動作は、電源が投入され、初期化処理などが終了し、入力映像の表示が可能な状態で実行される。図14において、第1〜第3実施形態と同様の工程においては図2、図7、図10と同じ参照数字を付してある。
S12〜S14は第1実施形態と同様である。S12、S13とS14、S701とが並列に図示されているが、S12、S13、S14、S701の順で処理してもよい。
S701でCPU101は、第3実施形態と同様にして、プロジェクタが有する複数の投写モードの1つを決定する。ただし、本実施形態では、近距離投写モードが選択されても投写画素の数は制限されない。近距離投写モードに応じて表示画像の画素値を変更することにより、見かけ上の投写画像の解像度を低下させる(見かけ上の投写画素の距離を拡大させる)。
S1401で画素制御部803は、S701で決定した投写モードに基づいて、表示画像の補正方法を決定し、補正方法を示す情報を映像処理部801に通知する。映像処理部801は、通知された情報に従った補正方法で表示画像を補正する。
具体的には、画素制御部803は、決定された投写モードが近距離投写モード2−1〜2−3の場合、図11の1001〜1003に示したパターンとなるような補正方法を決定し、映像処理部801に通知する。映像処理部801は、表示画像について、パターンにおいて白抜きの画素については補正せず、白抜きの画素以外の、ハッチングされた画素については投写していることが視認され難い画素値に補正する。視認され難い画素値とは、例えばゼロ(黒画素)や黒に近い無彩色(グレー)に対応する画素値である。
つまり、本実施形態では、第3実施形態において投写を行わないように間引いた画素について、投写していることが認知され難い画素値に補正した上で投写することで、視覚的な間引きを実現する。この結果、投写画素の重なりが視認され難くなるため、投写画素の重なりを実質的に軽減することができる。また、投写画素数は削減されていないが、表示画像のうち、実際に投写される画素に着目すれば、投写画像は実質的に表示画像の解像度を低下させた画像に相当する。
なお、パターン1001〜1003でハッチングされた、視覚的に間引かれる画素の値を補正する際に、間引かれない画素の値を補正してもよい。例えば、間引かれない画素の値を、自身の値と、隣接する、視覚的に間引かれる1つ以上の画素の値との平均値に置き換えてもよい。
なお、入力映像の解像度より投写画像の解像度が高い場合、入力映像に視認され難い値の画素を挿入することによって、表示画像を生成してもよい。この際、決定された投写モードに対応するパターンが実現できるような位置に画素を挿入する。
表示画像が生成された後の処理(S17以降)は先に説明した通りであるため省略する。
以上のような処理によっても、第3実施形態において間引き処理を行った投写画素を使用する代わりに、その画素値を、投写していることが認知され難い画素値に補正することができる。
また、視覚的に間引く画素の補正後の値は一律としてもよいが、補正前の画像の特徴等に応じた値に補正してもよい。例えば、補正前の表示画像を分割した領域ごとに周波数スペクトルや平均輝度を解析し、高周波成分を多く含む領域内では黒画素に補正し、低周波領域を多く含み、平均輝度が高い領域はグレー画素に補正してもよい。なお、ある領域が高周波成分を多く含むか低周波成分を多く含むかは、DCT係数の分布などによって判定することができる。
また、視覚的に間引く画素を、黒やグレーといった視認し難い色の画素に補正する代わりに、近傍にある間引かれない画素値に置き換えてもよい。例えば、近距離投写モード2−2のパターン1002であれば、2×2画素の領域ごとに、間引かれない画素1つと視覚的に間引かれる画素3つが含まれる。このうち、視覚的に間引かれる3画素の値を、間引かれない画素の値で置き換える。このようにして表示画像を補正することで、表示画像の解像度を水平および垂直方向で1/2にした投写画像を、元の4倍の大きさの投写画素で構成することと実質的に同等になる。具体例を、図15に示す。
図15(a)は、表示画像の補正前において投写画素に重なりが生じている状態を示し、ハッチング部分が投写画素の重なりを示す。一方、図15(b)は、表示画像の2×2画素の領域ごとに、視覚的に間引かれる3画素1502の値を、間引かれない画素の値1501で置き換える補正を適用した表示画像に基づく投写画像を模式的に示している。近距離投写モード2−2が決定された場合の投写画像の1例である。
これにより、4つの投写画素により、表示画像における2×2画素の領域の代表画素(間引かれない画素)を表す1つの複合投写画素1511を形成する。投写画素の数を削減せずに、表示画像の解像度を実質的に水平方向および垂直方向で1/2にした投写画像が得られる。
同一の複合投写画素1511を構成する投写画素間で画素値の混合は生じない。そのため、同一の複合投写画素1511を構成する投写画素間の重なりが解消され、図15(a)の状態よりも投写画素間の重なりを削減することができる。また、投写画素の総数も投写画素間の距離も変化しないため、投写画素の重なりが無くなるように投写画素の総数を削減する構成と比較すると、投写画素の重なりを軽減する効果は低下するが、投写画素間の隙間が増加することがない。そのため、投写画素の隙間による投写画像の明るさ低下を抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態では、表示画像を補正することにより、視覚的に画素を間引くことにより、投写画素の数を変更することなしに、投写画素の重なりを実質的に軽減することができる。
本実施形態では、投写画像の解像度を低減させる場合であっても、表示画像の補正以外は解像度を低減させない通常の投写と同様の動作でよい。つまり、光源の駆動信号や走査ミラーの駆動パターンを変更する必要がない。そのため、簡易に投写画素の重なりを軽減することができる。また、投写画素数が固定のプロジェクタであっても実施可能である。
以上、本発明をその例示的な実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲で規定される範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100…プロジェクタ、101…CPU、102…映像処理部、103…レーザ制御部、104…レーザドライバ、105〜107…レーザ光源、109…レンズ、110…走査ミラー、111…走査ミラー制御部、113…メモリ、114…画素数制御部。

Claims (17)

  1. 表示画像の画素値に応じた光を投写面上で2次元走査することにより前記投写面上に投写画像を形成する画像投写装置であって、
    前記投写画像を構成する投写画素間の距離を変更することにより、前記投写画素間の重なりを制御する制御手段を有することを特徴とする画像投写装置。
  2. 前記制御手段は、前記画像投写装置の投写モードの変更に応じて前記投写画素間の距離を変更することを特徴とする請求項1に記載の画像投写装置。
  3. 前記投写面上に形成されている前記投写画像において、隣接する投写画素の重なりが閾値を超えるか否かを判定する判定手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記判定手段によって、前記重なりが前記閾値を超えると判定された場合に、前記重なりが前記閾値以下になるように前記投写画素間の距離を変更する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像投写装置。
  4. 前記制御手段は、前記投写画像を形成する投写画素の数を変更することにより、前記投写画素間の距離を変更することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像投写装置。
  5. 前記制御手段は、前記投写画素あたりの走査期間のうち、前記光を投写する期間を変更することにより、前記投写画素間の距離を変更することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像投写装置。
  6. 前記制御手段は、前記表示画像を構成する画素のうち、特定のパターンに従った位置の画素を選択的に投写するように前記光を制御することにより、前記投写画素間の距離を変更することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像投写装置。
  7. 前記制御手段は、前記投写画素間の距離を、第1の投写面距離では第1の距離とし、前記第1の投写面距離より短い第2の投写面距離では前記第1の距離より長い第2の距離とすることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像投写装置。
  8. 表示画像の画素値に応じた光を投写面上で2次元走査することにより前記投写面上に投写画像を形成する画像投写装置であって、
    前記投写画像の解像度を変更することにより、前記投写画像を構成する投写画素間の重なりを制御する制御手段を有することを特徴とする画像投写装置。
  9. 前記制御手段は、前記画像投写装置の投写モードの変更に応じて前記投写画像の解像度を変更することを特徴とする請求項8に記載の画像投写装置。
  10. 前記制御手段は、前記投写画像の解像度を、第1の投写面距離では第1の解像度とし、前記第1の投写面距離より短い第2の投写面距離では前記第1の解像度より低い第2の解像度とすることを特徴とする請求項8に記載の画像投写装置。
  11. 前記制御手段は、前記表示画像を構成する画素のうち、特定のパターンに従った位置の画素を選択的に投写するように前記光を制御することにより、前記投写画像の解像度を変更することを特徴とする請求項8から請求項10のいずれか1項に記載の画像投写装置。
  12. 前記制御手段は、前記投写画像を構成する投写画素の数を変更することにより、前記投写画像の解像度を変更することを特徴とする請求項8から請求項11のいずれか1項に記載の画像投写装置。
  13. 前記制御手段は、前記表示画像の画素のうち、特定のパターンに従った位置の画素以外の画素を、黒またはグレー画素に補正した画像の画素値に応じた光を前記投写面上で2次元走査することにより、前記投写画像を構成する投写画素の数を変更せずに前記投写画像の解像度を変更することを特徴とする請求項8から請求項11のいずれか1項に記載の画像投写装置。
  14. 前記制御手段は、前記表示画像の全体について、隣接する複数の画素からなる領域ごとに、1つの画素の値で残りの画素の値を置き換えた画像の画素値に応じた光を前記投写面上で2次元走査することにより、前記投写画像を構成する投写画素の数を変更せずに前記投写画像の解像度を変更することを特徴とする請求項8から請求項11のいずれか1項に記載の画像投写装置。
  15. 表示画像の画素値に応じた光を投写面上で2次元走査することにより前記投写面上に投写画像を形成する画像投写装置の制御方法であって、
    前記投写画像を構成する投写画素間の距離を変更することにより、前記投写画素間の重なりを制御する制御工程を有することを特徴とする画像投写装置の制御方法。
  16. 表示画像の画素値に応じた光を投写面上で2次元走査することにより前記投写面上に投写画像を形成する画像投写装置の制御方法であって、
    前記投写画像の解像度を変更することにより、前記投写画像を構成する投写画素間の重なりを制御する制御工程を有することを特徴とする画像投写装置の制御方法。
  17. 画像投写装置が有するコンピュータを、請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の画像投写装置の制御手段として機能させるためのプログラム。
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