JP2019067864A - プリント配線板の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】プリント配線板の外部の配線板との接続品質の向上。【解決手段】本発明の方法は、ベース板上の金属箔上に導体層2dを形成することと、導体層2d上に樹脂絶縁層および導体層を積層することにより、外部の配線板との接続面である第2面10Sを有し、かつ、第2面10Sと反対側に電子部品の実装面となる第1面10Fを有する積層体10を形成することと、積層体10の第1面10F上に形成したソルダーレジスト層5を介して支持板7を設けることと、ベース板を除去し、金属箔をエッチングにより除去することとを含んでいる。そして、積層体10形成することは、第1面10F側の最表層の導体層に、電子部品との接続位置に合わせて、第1導体パッド21を形成することを含み、金属箔上に導体層2dを形成することは、外部の配線板Sとの接続位置に合わせて、第2導体パッド22を形成することを含んでいる。【選択図】図1
Description
本発明は、支持板を備えているプリント配線板の製造方法に関する。
特許文献1には、コア基板を有さない多層配線基板が開示されている。多層配線基板は、接続パッドなどの配線パターン、ならびに、絶縁層および保護膜だけで構成されている。
特許文献1の多層配線基板は、コア基板を有さず、かつ、薄い配線パターンと、主に樹脂からなる絶縁層および保護膜とだけで構成されているため、外部の配線板との接合時などに反りが生じ易いと考えられる。良好な接続品質で安定して外部の配線板などに接続するのが困難であると考えられる。
本発明のプリント配線板の製造方法は、ベース板上に設けられている金属箔上に導体層を形成することと、前記導体層上に少なくとも1組の樹脂絶縁層および導体層を積層することにより、前記金属箔側に外部の配線板との接続面である第2面を有し、かつ、前記第2面と反対側に電子部品の実装面となる第1面を有する導体層と樹脂絶縁層との積層体を形成することと、前記積層体の第1面上にソルダーレジスト層を形成することと、前記積層体の第1面に前記ソルダーレジスト層を介して支持板を設けることと、前記ベース板を除去することと、前記金属箔をエッチングにより除去することとを含んでいる。そして、前記積層体を形成することは、前記第1面側の最表層の導体層に、前記電子部品との接続位置に合わせて、第1導体パッドを形成することを含んでおり、前記金属箔上に導体層を形成することは、前記外部の配線板との接続位置に合わせて、複数の第2導体パッドを形成することを含んでいる。
本発明の実施形態によれば、支持板によりプリント配線板の反りや撓みが抑制されるので、プリント配線板は外部の配線板に適切に実装され得る。
本発明の一実施形態のプリント配線板の製造方法が、図面を参照しながら説明される。図1には、一実施形態によって製造されるプリント配線板の一例の断面図が示されている。プリント配線板1は、交互に積層されている導体層および樹脂絶縁層からなる積層体10を有している。積層体10は、少なくとも1層の樹脂絶縁層と樹脂絶縁層の両面に形成される導体層とを有している。図1の例では、積層体10は、第1〜第4の導体層2a、2b、2c、2d、および第1〜第3の樹脂絶縁層3a、3b、3cが交互に積層されることにより形成されている。積層体10は、第1面10Fおよび第1面10Fと反対側の第2面10Sを有している。第1面10Fは、積層体10の積層方向の一方側に露出する樹脂絶縁層(図1の例では第1樹脂絶縁層3a)の面からなり、第2面10Sは、積層体10の積層方向の他方側に露出する樹脂絶縁層(図1の例では第3樹脂絶縁層3c)の面からなる。そして、積層体10は、第1面10Fに形成されている複数の第1導体パッド21、および、第2面10Sに形成されている複数の第2導体パッド22を有している。第2導体パッド22は、積層体10の第2面10Sを構成する第3樹脂絶縁層3c内に埋め込まれて一面22aを第2面10S側に露出している。そして、第2導体パッド22の一面22aは積層体10の第2面10Sから凹んでいる。また、積層体10の第1面10Fにはソルダーレジスト層5が形成されている。ソルダーレジスト層5は、第1導体パッド21を露出する開口5aを有している。そして、ソルダーレジスト層5を介して積層体10の第1面10F上に支持板7が設けられている。
プリント配線板1では、支持板7が積層体10の第1面10F上に設けられているので、プリント配線板1の反りや撓みが抑制される。たとえば、積層体10の第2面10Sに形成されている第2導体パッド22が外部の配線板Sと接続される場合に、配線板Sの複数の接続パッドのそれぞれと、複数の第2導体パッド22のそれぞれとがほぼ均一に近接し得る。第2導体パッド22の外部の配線板Sの接続パッドからの浮きが生じ難いと考えられる。積層体10の第2面10Sの平坦性が維持されるため、外部の配線板Sとの位置ずれなども生じ難いと考えられる。また、このような実装工程や、プリント配線板1自身の製造工程において、プリント配線板1の取り扱いが容易であると考えられる。
積層体10は、ビルドアップ配線板における所謂ビルドアップ部と同様の積層構造を有している。図1の積層体10では、第1面10F側から、第1導体層2a、第1樹脂絶縁層3a、第2導体層2b、第2樹脂絶縁層3b、第3導体層2c、第3樹脂絶縁層3c、そして第4導体層2dという並びで導体層および樹脂絶縁層が積層されている。しかし、一実施形態により提供されるプリント配線板の積層体10は、任意の数の導体層および樹脂絶縁層により構成され得る。たとえば、積層体10は、1つの樹脂絶縁層と、その両面にそれぞれ設けられる導体層だけで構成されてもよく、4層より多い導体層を含んでいてもよい。
図2には、複数の第3導体パッド23を有する、一実施形態によって製造されるプリント配線板の他の例が示されている。プリント配線板1aは、第3導体パッド23および配線パターン24を有している点と、第3導体パッド23との接続のために図1と異なる導体パターンを含む第2および第3の導体層2b、2cを有している点とを除いて、図1のプリント配線板1と同じ構造を有している。プリント配線板1と同じ構成要素には図1内の符号と同じ符号が付され、それらの構成要素についての説明は省略される。
プリント配線板1aの第3導体パッド23は、第1導体パッド21と共に、第1導体層2a内に形成されている。図2に示されるように、第3導体パッド23は、積層体10の第1面10Fの中央部に形成されている複数の第1導体パッド21よりも第1面10Fの外周側に形成されている。複数の第3導体パッド23は、たとえば、複数の第1導体パッド21を取り囲むように、第1導体パッド21の周囲全周にわたって形成され得る。複数の第3導体パッド23は、第1面10Fに沿った一方向(たとえば図2における左右方向)における第1導体パッド21の両側だけに形成されていてもよい。
図2のプリント配線板1aでは、一部の第1導体パッド21と第3導体パッド23とが配線パターン24によって接続されている。配線パターン24も、第1および第3の導体パッド21、23と同様に、第1導体層2aに形成されている。
図3には、外部の配線板S1に接続されているプリント配線板の一例が示されている。図3の例では、積層体10の第2導体パッド22と略同じピッチで配置されている複数の接続パッド(図示せず)を有する配線板S1に、図2のプリント配線板1aが実装されている。配線板S1の図示されない接続パッドは、各接続パッドに設けられている導電性部材B1を介して、第2導体パッド22に接続されている。図3に示される導電性部材B1としては、はんだボールやはんだバンプなどが例示される。導電性部材B1は、これらに限定されず、導電性を有する他の任意の材料で形成され得る。
図3に示される第1導体パッド21および第3導体パッド23は、未だ外部の要素と接続されていないが、後述するように、支持体7が積層体10から剥離され、第1導体パッド21および第3導体パッド23が露出された後に、任意の電子部品と接続され得る。たとえば、比較的サイズの小さいCSPやベアチップ形態の半導体素子などが、電子部品として第1導体パッド21に実装される。そして、第1導体パッド21に実装された電子部品を跨ぐように、外周部だけに端子を有する電子部品が、第3導体パッド23に実装されてもよい。階層的に実装された複数の半導体装置などを含むパッケージ・オン・パッケージ形態の電子部品が形成され得る。このように、プリント配線板1aでは、電子部品を高密度に実装できることがある。
図2に示されるプリント配線板1aを例に、一実施形態のプリント配線板の製造方法の一例が、図4A〜4Nを参照して以下に説明される。
図4Aに示されるように、表面に金属箔11が設けられているベース板6が用意される。金属箔11は一面に接着されたキャリア金属箔12を備えており、キャリア金属箔12の金属箔11と反対側の面がベース板6の一面に熱圧着などにより接合されている。金属箔11とキャリア金属箔12とは、たとえば、熱可塑性接着剤などの分離可能な接着剤で接着されている。金属箔11とキャリア金属箔12とは、外周付近の余白部分だけで接着されてもよい。ベース板6には、たとえば、ガラス繊維などの芯材にエポキシ樹脂などの樹脂材料を含浸してなるプリプレグが用いられる。このプリプレグは、キャリア金属箔12との熱圧着時に本硬化され得る。銅などの金属板がベース板6に用いられてもよい。また、両面銅張積層板が、キャリア金属箔12を備えたベース板6として用いられてもよい。金属箔11およびキャリア金属箔12は好ましくは銅箔である。ニッケル箔などの他の金属箔が用いられてもよい。金属箔11の厚さは、たとえば3μm以上、10μm以下である。なお、図4A〜4Nにおいて各構成要素の厚さの正確な比率を示すことは意図されていない。
図4Aの例では、ベース板6の一面6aおよび一面6aと反対側の他面6bの両方に金属箔11が設けられている。ベース板6の表裏両面において、積層体10(図2参照)が同時に形成され得る。プリント配線板1aを効率よく製造することができる。しかし、金属箔11は、必ずしもベース板6の表裏両面に設けられていなくてもよい。図4B〜4Jおよび以下の説明では、ベース板6の他面6b側の図示および説明は省略されている。また、図4B〜4Jには、ベース板6の一面6a側に1つの積層体10だけが示されている。しかし、複数の積層体10が、ベース板6の一面6a側および他面6b側それぞれに形成されてもよい。
積層体10は、第4導体層2d側から形成される。まず、図4Bに示されるように、第4導体層2d形成用のめっきレジスト41が金属箔11上に形成される。めっきレジスト41には、たとえばフォトリソグラフィ技術により第4導体層2dの各導体パターンの形成領域に開口41aが形成される。そして、金属箔11をシード層とする電解めっきにより開口41a内に電解めっき膜が形成される。その結果、開口41a内の電解めっき膜からなり、所定の導体パターンを含んでいる第4導体層2dが金属箔11上に形成される。パターンめっき法を用いるので、第4導体層2dには、プリント配線板1aが用いられる電気機器のマザーボードや、外部の電子部品のパッケージを構成する配線板などの外部の配線板と接続される第2導体パッド22がファインピッチで形成され得る。第4導体層2dの形成後、めっきレジスト41が除去される。第4導体層2dは、好ましくは、金属箔11と同じ材料で形成される。後述のように、第2導体パッド22の一面を積層体10の第2面10S(図2参照)より凹ませることが容易になり得る。第4導体層2dは、たとえば、無電解めっきなどの他の方法で形成されてもよい。
図4C〜4Gに示されるように、第4導体層2d上に、樹脂絶縁層と導体層とを交互に積層することにより、積層体10が形成される。一般的なビルドアップ配線板の製造方法が用いられ得る。まず、図4Cに示されるように、第4導体層2dを被覆する第3樹脂絶縁層3cが金属箔11上に形成される。第3樹脂絶縁層3cは、たとえば、第4導体層2d、および金属箔11の露出部分上にフィルム状のエポキシ樹脂などを熱圧着することにより形成される。第3樹脂絶縁層3cは積層体10(図2参照)の第2面10Sを構成する。第3樹脂絶縁層3cは、金属箔11側の一面を除いて第2導体パッド22を覆うように形成される。
図4Dに示されるように、第3ビア導体4c(図2参照)の形成場所に第3樹脂絶縁層3cを貫通する導通用孔4caが形成される。たとえばCO2レーザー光が第3樹脂絶縁層3c上の所定の位置に照射される。第3樹脂絶縁層3cのベース板6と反対側からのレーザー光の照射により、第2面10S側に向って縮径するテーパー形状の導通用孔4caが形成される。続いて、導通用孔4ca内および第3樹脂絶縁層3cの表面上に、無電解めっきもしくはスパッタリングなどにより金属層2caが形成される。
図4Eに示されるように、電解めっき膜2cbが、金属層2caをシード層とする電解めっきにより形成される。電解めっき膜2cbは、第3導体層2cの導体パターンの形成領域および導通用孔4caの位置に所定の開口を有するめっきレジスト(図示せず)を用いて、所謂パターンめっき法などにより形成される。電解めっき膜2cbの形成後、図示しないめっきレジストが除去される。そして、めっきレジストの除去により露出する金属層2caの電解めっき膜2cbに覆われていない部分がエッチングにより除去される。その結果、第3樹脂絶縁層3c上の金属層2ca、ならびに、第3樹脂絶縁層3c上および導通用孔4ca上の電解めっき膜2cbにより第3導体層2cが形成される。また、導通用孔4ca内の金属層2caおよび電解めっき膜2cbにより第3ビア導体4cが形成される。導通用孔4caは第2面10S側に向って縮径するテーパー形状を有しているため、導通用孔4caの形状に沿って第2面10S側に向って縮径する形状を有する第3ビア導体4cが形成され得る。たとえば、第3ビア導体4cの第2面10S側の端面が小さいため、第2導体パッド22の小径化が可能となることがある。第2導体パッド22間のギャップが拡がるため、ショート不良の発生が抑制されると考えられる。なお「縮径」という語は便宜上用いられているに過ぎず、ビア導体の断面形状は円形や楕円形に限定されない。
図4Fに示されるように、第3導体層2cおよび第3樹脂絶縁層3c上に、図4C〜4Eの工程と同様の工程を繰り返すことにより、第2樹脂絶縁層3b、第2導体層2b、および、第2面10S側に向って縮径する形状を有する第2ビア導体4bが形成される。なお、図4Fには、第3導体層2cおよび第2導体層2bは、1層に簡略化して示されている。図4G〜4Nにおいても各導体層は同様に簡略化されている。
さらに、図4C〜4Eの工程と同様の工程を繰り返すことにより、図4Gに示されるように、第2樹脂絶縁層3bおよび第2導体層2b上に、第1樹脂絶縁層3a、第1導体層2a、および、第2面10S側に向って縮径する形状を有する第1ビア導体4aが形成される。
以上の導体層および樹脂絶縁層の形成によって、積層体10が金属箔11上に形成される。積層体10は、金属箔11上に形成されている第4導体層2dを含み、金属箔11側の第2面10Sおよび第2面10Sと反対側の第1面10Fを有している。最も第1面10F側に位置する第1導体層2aには、複数の第1導体パッド21、第3導体パッド23および配線パターン24が形成されている。プリント配線板1aが、図2に示される積層体10と異なる数の導体層を有するときは、図4C〜4Eに示される工程の繰り返し数が適宜加減される。たとえば、1つの樹脂絶縁層およびその両面に設けられている導体層だけを有するプリント配線板が製造される場合は、図4C〜4Eの工程は繰り返されない。
第1〜第4の導体層2a〜2dおよび第1〜第3のビア導体4a〜4cの材料は、良好な導電性を有し、めっきによる形成やエッチングによる除去の容易な材料であれば特に限定されない。各導体層および各ビア導体の材料としては、銅やニッケルなどが例示され、好ましくは、銅が用いられる。第1〜第3の樹脂絶縁層3a〜3cの材料は、前述のように、良好な絶縁性などを有するものであれば特に限定されない。前述のエポキシ樹脂の他、ビスマレイミドトリアジン樹脂(BT樹脂)、フェノール樹脂などが用いられ得る。各樹脂絶縁層を形成する樹脂材料は、シリカなどの無機フィラーを含んでいてもよい。
図4Hに示されるように、第1導体パッド21および第3導体パッド23上に開口5aを有するソルダーレジスト層5が形成される。ソルダーレジスト層5は、第1導体層2aに覆われずに露出する第1樹脂絶縁層3aの表面上、および、第1導体パッド21、第3導体パッド23の外縁部上に形成される。ソルダーレジスト層5により、第1導体パッド21、第3導体パッド23間のショート不良が高い確率で防止されると考えられる。たとえば、感光性のエポキシ樹脂からなる層が、第1導体層2a上および第1樹脂絶縁層3a上に印刷やスプレーコーティングなどにより形成され、フォトリソグラフィ技術により開口5aが形成される。
図4Iに示されるように、積層体10の第1面10Fにソルダーレジスト層5を介して支持板7が設けられる。剛性を有する材料で形成される支持板7によって、後述するベース板6の除去後の積層体10が支持される。支持板7には、たとえば、金属板や、ガラス繊維などの補強材にエポキシ樹脂を含浸してなるガラスエポキシ板などが用いられるが、これら以外にも、適度な剛性を有する任意の材料が使用され得る。支持板7および/またはソルダーレジスト層5に、ソルダーレジスト層5に対する適度な接着性(密着性)を有する接着層8が設けられ、接着層8の接着性により支持板7とソルダーレジスト層5とが貼り合わされる。その後、必要に応じて加熱などにより接着層8が硬化される。接着層8を構成する材料は、支持板7およびソルダーレジスト層5と密着し得るものであれば特に限定されない。少なくとも、ソルダーレジスト層5や第1導体層2aとの間よりも、支持板7との間に強い接着力を発現し得る材料が、接着層8の材料として好ましい。接着層8を構成する材料は、紫外線照射や加熱などの特定の処理によりソルダーレジスト層5や第1導体層2aとの接着性を喪失するものであってもよい。たとえば、アクリル系樹脂が接着層8の材料として例示される。
図4Jに示されるように、ベース板6と積層体10とが分離され、ベース板6が除去される。具体的には、ベース板6に接合されているキャリア金属箔12と金属箔11とが分離される。すなわち、金属箔11が積層体10の第2面10S上に残るように、ベース板6と積層体10とが分離される。たとえば、金属箔11とキャリア金属箔12とを接着している熱可塑性接着剤が加熱されることにより軟化し、その状態で、金属箔11とキャリア金属箔12とが引き離される。金属箔11とキャリア金属箔12とが外周部分だけで接着されている場合は、接着部分が除去されるように、その接着部分よりも内周側で金属箔11およびキャリア金属箔12それぞれが切断されてもよい。単にベース板6と積層体10とを互いに逆方向に引っ張ることにより両者が分離されてもよい。図4Jに示されるように、キャリア金属箔12と金属箔11との分離により金属箔11が積層体10の第2面10S上に露出する。
キャリア金属箔12との分離により露出する金属箔11がエッチングなどにより除去される。金属箔11の除去により、積層体10の第2面10Sが露出する。同時に、複数の第2導体パッド22は互いから分離され、第3樹脂絶縁層3cに覆われていない一面22aがそれぞれ露出する。第4導体層2dが金属箔11用のエッチング液でエッチングされ得る材料で形成されている場合、金属箔11の消失後もエッチングが継続される。その場合、図4Kに示されるように、積層体10の第2面10Sよりも凹んでいる一面22aを有する第2導体パッド22が形成される。第2導体パッド22同士の間に第2面10Sを構成する第3樹脂絶縁層3cによる絶縁性の隔壁が介在することになり、第2導体パッド22上に供されるはんだなどの濡れ広がりが抑制され得る。これにより隣接する第2導体パッド22同士の間でショート不良が発生し難いと考えられる。
以上の工程を経ることにより、図2に示されるプリント配線板1aが完成する。図示されていないが、積層体10の第2面10S上にも、ソルダーレジスト層5の形成方法と同様の方法で、第2導体パッド22を露出する開口を有するソルダーレジスト層が形成されてもよい。
図3に示されるように、外部の配線板にプリント配線板1aが実装される場合には、図4Kに示されるプリント配線板1aが、図4Lに示されるように、外部の配線板S1に実装される。第2導体パッド22の一面22aの下に導電性部材B1が位置するように、外部の配線板S1が積層体10の第2面10Sに対向させて配置される。外部の配線板S1と共にプリント配線板1aがリフロー炉や高温槽などで加熱され、外部の配線板S1に第2導体パッド22が接続される。支持板7に積層体10が支持されている状態で外部の配線板S1に実装されるので、プリント配線板1aが適切に配線板S1に実装され得る。
外部の配線板S1への実装後、たとえば第1導体パッド21に電子部品が実装されてもよい。その場合、まず、図4Mに示されるように、支持板7が積層体10から剥離され、それにより、第1導体パッド21および第3導体パッド23が露出する。そして、図4Nに示されるように導電性部材B2を介して電子部品E1が実装されてもよい。
支持板7と積層体10とを密着させる接着層8は、前述のように、好ましくはソルダーレジスト層5と強固な接着性を有さない材料で構成されている。その場合、支持板7と積層体10とは、互いに逆方向に引っ張られることにより容易に分離され得る。接着層8の接着特性に応じて紫外線照射や加熱を伴いながら、または、紫外線照射や加熱の後に、支持板7と積層体10とが引き離されてもよい。支持板7は、プリント配線板の外部の配線板S1への実装後、たとえば、第1導体パッド21および/または第3導体パッド23と電子部品との接続工程までの適切なタイミングで除去され得る。
一実施形態のプリント配線板の製造方法の他の例によれば、プリント配線板1aへの電子部品E1の実装は、プリント配線板1aの第1面10Fにソルダーレジスト層5が形成された後に、支持板7が取り付けられる前に行われてもよい。図5Aに示されるように、積層体10の第1面10F側の導体パッドへの電子部品E1の接続は、第1面10F上にソルダーレジスト層5が形成された後に導電性部材B2を介して行なわれる。その後、電子部品E1の周囲を覆う樹脂封止層Mが形成され、樹脂封止層Mを介して支持板7が設けられる。樹脂封止層Mは、たとえば、主にエポキシ樹脂などからなる流動性のモールド樹脂を電子部品E1の上面や周囲に供給し、必要に応じて加熱をすることにより形成され得る。樹脂封止層Mは、樹脂フィルムの電子部品E1上への積層および加熱など、他の任意の方法で形成されてもよい。支持板7は、たとえば、樹脂封止層Mに接着層8を用いて接着される。好ましくは、支持板7は、後工程において除去され得るように、比較的弱い接着力を有する接着層を介して樹脂封止層Mに接着される。
支持板7が設けられた後、金属箔11が積層体10の第2面10S上に残るように、ベース板6と積層体10とが分離され、ベース板6が除去される。積層体10の第2面10S上に露出する金属箔11はエッチングなどにより除去され、積層体10の第2面10Sが露出すると同時に、第2導体パッド22の、第3樹脂絶縁層3cに覆われていない一面22aもそれぞれ露出する。金属箔11の消失後もエッチングが継続され、積層体10の第2面10Sよりも凹んでいる一面22aを有する第2導体パッド22が形成されてもよい。
樹脂封止層Mを有するプリント配線板1aの第2導体パッド22は、図5Bに示されるように、外部の配線板S1と導電性部材B1を介して接続される。支持板7は、プリント配線板の外部の配線板S1への実装後、必要に応じて除去され得る。
次に、本発明の他の実施形態のプリント配線板の製造方法が図面を参照しながら説明される。図6には、外部の配線板S1に実装された、他の実施形態によって製造されるプリント配線板の一例の断面図が示されている。プリント配線板1bは、積層体10の第1面10F側の最表層の第1導体層2aの複数の第3導体パッド23上に導体ポスト9を有している点で図2のプリント配線板1aと異なる。また、プリント配線板1bは、積層体10に、導体ポスト9を介して支持板7が設けられている点でもプリント配線板1aとは異なる。図1および図2のプリント配線板1、1aと同じ構成要素については、図1などに付されている符号と同じ符号が付され、その説明は適宜省略される。
導体ポスト9は、その端面に外部の電子部品を接続するために形成される。たとえば、支持板7が除去された後に、導体ポスト9の端面に外部の電子部品が接続されることで、積層体10と外部の電子部品とが導体ポスト9を介して接続され得る。
導体ポスト9は、第3導体パッド23に接している金属層9aと金属層9a上に形成されているめっき膜層9bとによって構成されている。金属層9aは、たとえば、銅やニッケルなどの無電解めっき膜やスパッタリング膜からなる。めっき膜層9bの材料としても、銅やニッケルなどが例示されるが、特にこれらに限定されない。好ましくは、めっき膜層9bは電解銅めっき膜からなる。
図6のプリント配線板1bの第1導体パッド21には、たとえば、図4Nの例と同様に、電子部品E1が、導電性部材B2を介して接続される。そして、たとえば、図7に示されるように導体ポスト9の先端面に半導体装置などの外部の電子部品E2を接続することにより、階層状に実装された2つの半導体装置を含むパッケージ・オン・パッケージ形態の電子部品を得ることができる。
導体ポスト9は、積層体10と外部の電子部品との間に必要となる間隔に応じた任意の高さに形成され得る。外部の電子部品などとの間に必要な間隔は、たとえば、第1導体パッド21上に実装される電子部品の厚さに応じて規定される。
次に、図6に示される他の実施形態のプリント配線板の製造方法の一例が、図8A〜8Bを参照して説明される。まず、図4A〜4Hに示される工程と同様の工程を経ることにより、積層体10およびソルダーレジスト層5が形成される。そして、プリント配線板1bが製造される場合は、導体ポスト9はベース板が除去される前の工程で形成される。
図8Aに示されるように、ソルダーレジスト層5および開口部5aから露出する第1導体パッド21および第3導体パッド23の一面上に、導体ポスト形成用のシード層となる金属層9aが無電解めっきやスパッタリングなどにより形成され、さらにめっきレジスト42が形成される。めっきレジスト42には、導体ポスト9の形成位置、すなわち、第3導体パッド23上に、たとえばフォトリソグラフィ技術により、開口42aが設けられる。続いて、金属層9aをシード層とする電解めっきにより開口42a内にめっき膜層9bが形成される。その後、めっきレジスト42が除去される。
次に、図8Bに示されるように、めっき膜層9bに覆われずに露出している金属層9aがエッチングなどにより除去される。金属層9aのめっき膜層9bに覆われている部分は、除去されずに第3導体パッド23とめっき膜層9bとの間に残存する。金属層9aの残存部分と、めっき膜層9bとからなる導体ポスト9が形成される。
導体ポスト9に、支持板7(図6参照)が取り付けられた後に、ベース板6と積層体10とが分離され、分離により露出する金属箔11がエッチングなどにより除去される。積層体10の第2面10Sが露出すると共に、第2導体パッド22の、第3樹脂絶縁層3cに覆われていない一面22aも露出する。金属箔11の除去後に、第2導体パッド22の一面22aがエッチングされ、積層体10の第2面10Sよりも凹んでいる一面22aを有する第2導体パッド22が形成されてもよい。第2導体パッド22が導電性部材B1を介して外部の配線板S1(図6参照)に接続される。その後に、支持板7が取り外されてもよい。
他の実施形態のプリント配線板の製造方法の他の例によれば、図9に示されるプリント配線板1cが提供される。図9には、外部の配線板に実装された、他の実施形態によって製造されるプリント配線板の他の例の断面図が示されている。プリント配線板1cでは複数の第3導体パッド23それぞれの一面23a上に導体ポスト13が形成されている。
導体ポスト13には、外部の電子部品(図示せず)が接続される。すなわち、積層体10と図示されない外部の電子部品とが導体ポスト13を介して接続され得る。導体ポスト13は、積層体10の第1導体層2a内に形成されている第1導体パッド21および第3導体パッド23のうち、外部の電子部品と接続させる必要のある導体パッドの上にのみ形成される。図9に示される例では、導体ポスト13は第3導体パッド23上のみに形成されており、第1導体パッド21は樹脂絶縁層13aによって覆われている。
導体ポスト13は、図4Gに示されるように第1導体パッド21、第3導体パッド23および配線パターン24が形成された後に、図4C〜4Eに示される工程と同様の工程を経ることによって形成され得る。導体ポスト13が形成された後に、導体ポスト13上に開口5aを有するソルダーレジスト層5が形成され、ソルダーレジスト層5を介して支持板7が設けられる。剛性を有する材料で形成される支持板7によって、ベース板6の除去後の積層体10が支持される。支持板7は、外部の配線板S1へのプリント配線板1cの実装後、たとえば、導体ポスト13と電子部品との接続工程までの適切なタイミングで除去され得る。
実施形態によって製造されるプリント配線板は、図1、2、6および9に示される構造に限定されない。第1導体層2aや第4導体層2dが、第1〜第3の導体パッド21〜23の他にも導体パターンを含んでいてもよい。第1〜第3のビア導体4a〜4cは、必ずしも第2面10S側に向って縮径していなくてもよい。また、実施形態のプリント配線板の製造方法は、図4A〜4Nおよび図8A〜8Bを参照して説明された方法に限定されない。実施形態のプリント配線板の製造方法には、前述の各工程以外に任意の工程が追加されてもよく、前述の説明で説明された工程のうちの一部が省略されてもよい。
1、1a、1b、1c プリント配線板
2a 第1導体層
2b 第2導体層
2c 第3導体層
2d 第4導体層
3a 第1樹脂絶縁層
3b 第2樹脂絶縁層
3c 第3樹脂絶縁層
4a 第1ビア導体
4b 第2ビア導体
4c 第3ビア導体
5 ソルダーレジスト層
5a 開口
6 ベース板
7 支持板
8 接着層
9、13 導体ポスト
10 積層体
10F 第1面
10S 第2面
11 金属箔
21 第1導体パッド
22 第2導体パッド
22a 第2導体パッドの一面
23 第3導体パッド
23a 第3導体パッドの一面
E1、E2 電子部品
S、S1 外部の配線板
B1、B2 導電性部材
2a 第1導体層
2b 第2導体層
2c 第3導体層
2d 第4導体層
3a 第1樹脂絶縁層
3b 第2樹脂絶縁層
3c 第3樹脂絶縁層
4a 第1ビア導体
4b 第2ビア導体
4c 第3ビア導体
5 ソルダーレジスト層
5a 開口
6 ベース板
7 支持板
8 接着層
9、13 導体ポスト
10 積層体
10F 第1面
10S 第2面
11 金属箔
21 第1導体パッド
22 第2導体パッド
22a 第2導体パッドの一面
23 第3導体パッド
23a 第3導体パッドの一面
E1、E2 電子部品
S、S1 外部の配線板
B1、B2 導電性部材
Claims (6)
- ベース板上に設けられている金属箔上に導体層を形成することと、
前記導体層上に少なくとも1組の樹脂絶縁層および導体層を積層することにより、前記金属箔側に外部の配線板との接続面である第2面を有し、かつ、前記第2面と反対側に電子部品の実装面となる第1面を有する導体層と樹脂絶縁層との積層体を形成することと、
前記積層体の第1面上にソルダーレジスト層を形成することと、
前記積層体の第1面に前記ソルダーレジスト層を介して支持板を設けることと、
前記ベース板を除去することと、
前記金属箔をエッチングにより除去することとを含むプリント配線板の製造方法であって、
前記積層体を形成することは、前記第1面側の最表層の導体層に、前記電子部品との接続位置に合わせて、第1導体パッドを形成することを含み、
前記金属箔上に導体層を形成することは、前記外部の配線板との接続位置に合わせて,複数の第2導体パッドを形成することを含んでいる。 - 請求項1記載のプリント配線板の製造方法であって、前記積層体を形成することは、さらに、前記第2面を構成する樹脂絶縁層で前記金属箔側の一面を除いて前記第2導体パッドを覆うことを含んでいる。
- 請求項1記載のプリント配線板の製造方法であって、前記金属箔を除去することは、さらに、複数の第2導体パッドを互いから分離することを含んでいる。
- 請求項3記載のプリント配線板の製造方法であって、前記金属箔を除去することは、さらに、前記金属箔の除去により露出する前記第2導体パッドの一面を前記積層体の第2面よりも凹ませることを含んでいる。
- 請求項1記載のプリント配線板の製造方法であって、前記積層体を形成することは、さらに、前記第一面側の最表層の導体層に複数の第3導体パッドを形成することを含み、
前記方法は、さらに、前記第3導体パッド上に導体ポストを形成することを含んでいる。 - 請求項5記載のプリント配線板の製造方法であって、前記第3導体パット上の前記導体ポストは、前記ベース板が除去される前の工程で形成されることを含んでいる。
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JP2017190352A JP2019067864A (ja) | 2017-09-29 | 2017-09-29 | プリント配線板の製造方法 |
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WO2022137443A1 (ja) * | 2020-12-24 | 2022-06-30 | 三菱電機株式会社 | プリント配線板の製造方法およびレーザ加工機 |
-
2017
- 2017-09-29 JP JP2017190352A patent/JP2019067864A/ja active Pending
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