JP2019065539A - 鉄筋用保持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 交差する鉄筋への取り付け動作が容易でかつ位置決めも可能とする鉄筋用保持具の提供。【解決手段】 交差する2本の鉄筋をこれらの交差点で固定保持するための鉄筋用保持具である。2本の鉄筋のうちの一方において、その中心線に対して右側から当接する右側部材と、この2本の鉄筋のうちの一方において、その中心線に対して左側から当接する左側部材と、右側部材及び左側部材を一体に接続する接続部材と、により構成される。右側部材及び左側部材は、2本の鉄筋のうちの一方に対して側部に当接する側部当接部及び底部に当接する底部当接部と、2本の鉄筋のうちの他方を内側に収容する断面略C字状の屈曲部と、を備える。そして、右側部材、左側部材及び接続部材は、いずれも線材として一体に形成される。【選択図】図1

Description

本発明は、コンクリートの基礎に埋入される複数の鉄筋を固定保持する鉄筋用保持具に関し、特に、複数の鉄筋の交差点において簡易にこれらを固定保持できる鉄筋用保持具に関する。
建造物等に適用されるコンクリートの基礎に複数の鉄筋を埋入させる場合、まず所定の方向に略平行に並ぶように複数の鉄筋を配置し、これらの並べられた鉄筋と交差する方向に、別の複数の鉄筋を略平行に並ぶように配置して互いの位置決めをした後、これらの鉄筋の交差点に針金等の線材を巻き付けて結束して固定保持する手法が知られている。そして、このように鉄筋を結束した後、型枠内にコンクリートを打ち込んで乾燥させることにより、鉄筋とコンクリートとを一体化して構造物とする。
このような手法で鉄筋を固定保持する場合、鉄筋どうしを交差点で結束する作業を人手で行うため、所定の位置に正確かつ安定して固定保持するのが困難であり、作業性が悪くなるという問題があった。このような問題を解決するために、例えば特許文献1では、主筋としての異形棒鋼とフープ筋との交差点において、複数本の針金を束ねて針金束とし、この針金束を異形棒鋼とフープ筋とに対角状に襷掛けで巻き付けた後、端部同士を捩って縛ることにより結束する方法、が開示されている。
特開2004−92248号公報
上記特許文献1に記載された異形棒鋼とフープ筋とを針金束で結束する方法においては、異形棒鋼とフープ筋との交差点に直接針金束を巻き付けるため、両者を確実に結束できるものの、その作業を人力で行わなければならないため、結束点数が増加すると、多くの人手を要するとともに作業時間も増加してしまうという問題がある。また、いったん針金束を巻き付けた後に針金束を捩って固定するため、異形棒鋼とフープ筋との微妙な位置ずれを修正することが困難であるという問題もあった。
そこで、本発明の目的は、交差する鉄筋への取り付け動作が容易でかつ位置決めも可能とする鉄筋用保持具を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明による交差する2本の鉄筋をこれらの交差点で固定保持するための鉄筋用保持具は、前記2本の鉄筋のうちの一方において、その中心線に対して右側から当接する右側部材と、前記2本の鉄筋のうちの一方において、その中心線に対して左側から当接する左側部材と、前記右側部材及び前記左側部材を一体に接続する接続部材と、により構成され、前記右側部材及び前記左側部材は、前記2本の鉄筋のうちの一方に対して側部に当接する側部当接部及び底部に当接する底部当接部と、前記2本の鉄筋のうちの他方を内側に収容する断面略C字状の屈曲部と、を備え、前記右側部材、前記左側部材及び前記接続部材は、いずれも線材として一体に形成されていることを特徴とする。
かかる発明によれば、2本の鉄筋のうちの一方を保持する側部当接部及び底部当接部と、上記2本の鉄筋のうちの他方を保持する屈曲部と、をそれぞれ備えた右側部材及び左側部材を接続部材とともに線材として一体に形成した構造を有するため、交差する鉄筋の交差点において、一連の押し込み動作(いわゆる「ワンタッチ」作業)で容易に取り付けることができ、かつ取り付け後に個々の鉄筋の長手方向に位置調整が可能となる。
本発明の代表的な一例による鉄筋用保持具の概要を示す図であって、図1(a)は上面図、図1(b)は正面図、図1(c)は側面図、をそれぞれ示す。 図1に示した鉄筋用保持具を用いた鉄筋の固定保持方法の概略を示す図であって、図2(a)は鉄筋を交差させた状態、図2(b)は鉄筋用保持具を配置した状態、図2(c)は鉄筋用保持具を押し込んでいる状態、図2(d)は固定保持が終了した状態をそれぞれ示す。
以下、本発明の代表的な一例による鉄筋用保持具と、これを用いた複数の鉄筋の固定保持方法の具体的な構成について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の代表的な一例による鉄筋用保持具の詳細を示す図であって、図1(a)は上面図、図1(b)は正面図、図1(c)は側面図、をそれぞれ示す。なお、図1(b)は、図1(c)の図示上左側すなわち右側部材110の側から見た状態を示しており、図1(b)において図示を省略する左側部材120も右側部材110と同様の構成を備えるものとする。
図1(a)に示すように、鉄筋用保持具100は、当該保持具の右側に位置する右側部材110と、左側に位置する左側部材120と、これらの部材を接続する接続部材130と、を含み、上記右側部材110、左側部材120及び接続部材130は、いずれも1本の線材として一体に形成されている。ここで、鉄筋用保持具100は、例えば金属製の線材を曲げ成形する手法や、あるいは硬質の樹脂材料を金型で成形する手法等の、任意の手法で製造することができる。
右側部材110は、交差する2本の鉄筋(後述する図2の符号10参照)のうちの一方に対して、その中心線を挟んだ両側部に当接する側部当接部112及び底部に当接する底部当接部114と、上記した2本の鉄筋のうちの他方を内側に収容する断面略C字状の屈曲部116と、を備える。同様に、左側部材120も、側部当接部122及び底部当接部124と、断面略C字状の屈曲部126と、を備える。そして、図1(c)に示すように、右側部材110の側部当接部112及び底部当接部114と、左側部材120の側部当接部122及び底部当接部124と、により、幅D1の内部空間S1が形成される。ここで、内部空間S1の幅D1は図2に示す鉄筋20の外径d1とほぼ同一であり、対向する側部当接部112及び122の上端部の間隔L1は幅D1より小さくなるように設定される。これらの構成により、内部空間S1に鉄筋20が収容されると、対向する側部当接部112及び122が抜け止めとして機能する。
図1(b)に示すように、右側部材110の屈曲部116は、内面が直径D2である円の一部となっており、当該円弧の一端は上記底部当接部114に接続され、他端には上記円の外側に向けて折り曲げられた折曲部118が形成されている。ここで、屈曲部116の内面の直径D2は図2に示す鉄筋30の外径d2と同一であり、上記した円弧の両端(すなわち、屈曲部116と底部当接部114との接点P1と折曲部118の折り曲げ点P2)の間隔L2は直径D2より小さいものとする。この形状は、左側部材120の屈曲部126についても同様である。これらの構成により、対向する屈曲部116及び126の内側の領域には、内部空間S2が形成される。
図2は、図1に示した鉄筋用保持具を用いた鉄筋の固定保持方法の概略を示す図であって、図2(a)は鉄筋を交差させた状態、図2(b)は鉄筋用保持具を配置した状態、図2(c)は鉄筋用保持具を押し込んでいる状態、図2(d)は固定保持が終了した状態をそれぞれ示す。なお、図2(b)及び図2(c)は、それぞれ図2(a)に示した鉄筋の配置を図示上左側すなわち鉄筋用保持具100の右側部材110の側から見た状態を示しており、図示を省略する左側部材120の側でも同様の構成を備えるものとして、繰り返しての説明は省略する。
本発明の代表的な一例による鉄筋用保持具100を用いた鉄筋10の固定保持方法は、図1で示した鉄筋用保持具100を準備する工程と、複数の鉄筋20、30を交差させる工程と、これら複数の鉄筋10の交差点に上記鉄筋用保持具100を内部空間S1及びS2のそれぞれの開口側に鉄筋20、30が位置するように配置する工程と、鉄筋用保持具100を回動させて上記内部空間S1及びS2内に鉄筋20及び30をそれぞれ押し込む工程と、を含む。
図2(a)に示すように、鉄筋用保持具100で固定保持される鉄筋10は、2本の鉄筋すなわち鉄筋20に略直交する態様で鉄筋30が載置された状態で配置される。このように交差した2本の鉄筋20、30の交差点において、図2(b)に示すように、鉄筋用保持具100を、内部空間S1の開放側が下側に位置する鉄筋20と対向し、かつ内部空間S2の開放側が上側に位置する鉄筋30と対向するように配置する。
続いて、図2(c)に示すように、側部当接部112を矢印F1の方向に、同時に屈曲部116をF2の方向に、鉄筋20及び30が内部空間S1及びS2にそれぞれ押し込まれるように回動させる。このとき、鉄筋用保持具100の構成要素は、それぞれ1本の線材として一体に形成されているため、内部空間S1を形成する側部当接部112及び122の間の間隔L1に外径d1の鉄筋20が押し込まれると、対向する側部当接部112及び122はそれぞれ外側に開くように弾性変形し、鉄筋20が内部空間S1に完全に収容されると元の間隔L1に戻る。同様に、内部空間S2を形成する対向した屈曲部116及び126の開放する間隔L2に外径d2の鉄筋30が押し込まれると、円弧の一部である屈曲部116及び126は上記間隔L2が開く方向にそれぞれ弾性変形し、鉄筋30が内部空間S2に完全に収容されると元の間隔L2に戻る。これにより、図2(d)に示すように、交差する2本の鉄筋20及び30が、本発明による鉄筋用保持具100によって強固に位置決め保持される。
ここで、鉄筋用保持具100の内部空間S1に収容される鉄筋20は、その最外周となる節部22が、当該鉄筋20に沿って配置される側部当接部112及び122並びに底部当接部114及び124の内面とそれぞれ接触しているため、鉄筋20の長手方向に微小にスライドが可能となる。一方、内部空間S2に収容される鉄筋30は、自重により上記屈曲部116及び126の下部に優先的に接触する。このため、鉄筋30の節部32の側面が屈曲部116又は126の側面に接触することとなり、鉄筋30の長手方向においては、鉄筋用保持具100は隣り合う上記節部32どうしの間隔内でのみスライド自在となる(言い換えれば、鉄筋用保持具100は、鉄筋30の長手方向では節部32がストッパの機能を果たす)。
かかる構成により、上記した鉄筋用保持具100は、右側部材110と左側部材120と接続部材130とを線材として一体に形成し、対向する側部当接部112、122と底部当接部114、124とで内部空間S1を構成するとともに、対向する屈曲部116、126で内部空間S2を構成することにより、交差する鉄筋10の交差点において、一連の押し込み動作(いわゆる「ワンタッチ」作業)のみで2本の鉄筋を固定保持できるため、取り付け動作が容易となる。また、交差する鉄筋のそれぞれにおいて微小なスライドを可能としているため、取り付け後に個々の鉄筋の長手方向に位置調整が可能となる。
以上、本発明による実施例及びこれに基づく変形例を説明したが、本発明は必ずしもこれらの例に限定されるものではない。また、当業者であれば、本発明の主旨又は添付した特許請求の範囲を逸脱することなく、様々な代替実施例及び改変例を見出すことができるであろう。
10 (複数の)鉄筋
20、30 鉄筋
22、32 節部
100 鉄筋用保持具
110 右側部材
112 側部当接部
114 底部当接部
116 屈曲部
118 折曲部
120 左側部材
122 側部当接部
124 底部当接部
126 屈曲部
128 折曲部
130 接続部材



Claims (1)

  1. 交差する2本の鉄筋をこれらの交差点で固定保持するための鉄筋用保持具であって、
    前記2本の鉄筋のうちの一方において、その中心線に対して右側から当接する右側部材と、
    前記2本の鉄筋のうちの一方において、その中心線に対して左側から当接する左側部材と、
    前記右側部材及び前記左側部材を一体に接続する接続部材と、
    により構成され、
    前記右側部材及び前記左側部材は、前記2本の鉄筋のうちの一方に対して側部に当接する側部当接部及び底部に当接する底部当接部と、前記2本の鉄筋のうちの他方を内側に収容する断面略C字状の屈曲部と、を備え、
    前記右側部材、前記左側部材及び前記接続部材は、いずれも線材として一体に形成されている
    ことを特徴とする鉄筋用保持具。



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