JP2019064860A - ガラス基板の製造方法、及びガラス基板製造装置 - Google Patents

ガラス基板の製造方法、及びガラス基板製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ガラス板を冷却するときにガラス板の変形が発生することを抑制する。【解決手段】ガラス基板の製造方法は、溶融ガラスを、オーバーフローダウンドロー法を用いて成形し、ガラス板を形成する成形工程と、ガラス板の幅方向の両側の領域を、ガラス板の搬送方向に設けられた複数の搬送ローラ対で挟持しつつ、ガラス板を下方向に搬送させて冷却する冷却工程と、を有している。冷却工程では、ガラス板の温度が徐冷点以下となる温度領域で、熱伝達による搬送ローラの冷却を行うことなくガラス板の搬送を行い、ガラス板の温度を制御する複数の温度調整装置を用いて、ガラス板の温度が搬送方向に沿って順次下がるよう、ガラス板を冷却する。温度調整装置は、搬送ローラ対のローラの回転軸同士を結ぶ直線に沿った方向に、ローラよりも、ガラス板から遠ざかる側に配置されている。【選択図】図3

Description

本発明は、ガラス基板の製造方法、及びガラス基板製造装置に関する。
ダウンドロー法を用いてガラス板(シートガラス)を製造する方法が知られている。ダウンドロー法により成形されるシートガラスは、板厚がほぼ一定の幅方向の中央領域と、中央領域の幅方向外側に位置し、中央領域より板厚が厚い端部(耳部)と、を有している。中央領域は、製品領域である。ダウンドロー法では、成形されたシートガラスを下方向に安定して搬送するために、シートガラスの中央領域と端部との境界に位置する領域(挟持領域)を搬送ローラにより挟持している。
ところで、シートガラスは、反り、歪が一定の品質基準を満たすように冷却(徐冷)される。このため、シートガラスの流れ方向に沿って幅方向の温度分布(温度プロファイル)が予め設計され、この温度プロファイルがシートガラスにおいて実現されるよう、冷却装置や温度調整装置(ヒータ)などを用いて厳密な温度管理が行われている(特許文献1)。
特開2013−212987号公報
搬送ローラは、高温のシートガラスと接するため、シートガラスから受ける熱によって変形しないよう、風冷等によって冷却されている。このため、シートガラスの端部を含む、シートガラスの両側の領域は急冷され、体積が大きいまま固まるのに対し、シートガラスの端部と接する幅方向内側のシートガラスの領域は、ゆっくりと冷却され、体積が小さくなる。このように、シートガラスの両側の領域と、その幅方向内側の領域との間で、冷却速度が異なることで熱収縮量の差が生じ、これに起因して、特にシートガラスの両側の領域の付近でシートガラスがうねる、曲がりと呼ばれる変形が生じることがある。ディスプレイ用ガラス基板などに用いられるガラス板には、高い平坦度が求められるため、ガラス板に曲がりが生じると、歩留まりが低下するおそれがある。
そこで、本発明は、ガラス板を冷却するときにガラス板の変形が発生することを抑制できるガラス基板の製造方法及びガラス基板製造装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、ガラス基板の製造方法であって、
溶融ガラスを、オーバーフローダウンドロー法を用いて成形し、ガラス板を形成する成形工程と、
前記ガラス板の幅方向の両側の領域を、前記ガラス板の搬送方向に設けられた複数の搬送ローラ対で挟持しつつ、前記ガラス板を下方向に搬送させて冷却する冷却工程と、を有し、
前記冷却工程では、前記ガラス板の温度が徐冷点以下となる温度領域で、熱伝達による前記搬送ローラの冷却を行うことなく前記ガラス板の搬送を行い、前記ガラス板の温度を制御する複数の温度調整装置を用いて、前記ガラス板の温度が搬送方向に沿って順次下がるよう、前記ガラス板を冷却し、
前記温度調整装置は、前記搬送ローラ対のローラの回転軸同士を結ぶ直線に沿った方向に、前記ローラよりも、前記ガラス板から遠ざかる側に配置されている、ことを特徴とする。
前記ローラの回転軸中心の位置は、前記搬送方向に沿った方向において、前記温度調整装置が位置する範囲の外側に位置していることが好ましい。
前記搬送ローラ対のうち少なくとも一部の搬送ローラ対は、前記搬送方向に隣り合う前記温度調整装置の間に回転軸中心が位置するよう配置され、前記搬送方向の下流側に位置する前記搬送ローラ対であるほど、当該搬送ローラ対のローラと、当該ローラの上方に当該ローラと最も接近して配置された温度調整装置との前記搬送方向に沿った距離が小さくてもよい。
前記冷却工程では、前記ガラス板の幅方向中央領域の温度が前記ガラス板の幅方向端部の温度より高くなるよう、前記ガラス板の冷却を行うことが好ましい。
本発明の別の一態様は、ガラス基板製造装置であって、
溶融ガラスを、オーバーフローダウンドロー法を用いて成形し、ガラス板を形成する成形装置を備え、
前記成形装置は、
前記ガラス板の搬送方向に間隔をあけて設けられ、前記ガラス板の幅方向の両側の領域を挟持しつつ、前記ガラス板を下方向に搬送させる複数の搬送ローラ対と、
前記ガラス板の温度を制御する複数の温度調整装置と、を有し、
前記ガラス板の温度が徐冷点以下となる温度領域で、熱伝達による前記搬送ローラの冷却を行うことなく前記ガラス板を搬送しながら、前記ガラス板の温度が搬送方向に沿って順次下がるよう、前記ガラス板を冷却し、
前記温度調整装置は、前記搬送ローラ対のローラの回転軸同士を結ぶ直線に沿った方向に、前記ローラよりも、前記ガラス板から遠ざかる側に配置されている。
本発明によれば、ガラス板を冷却するときにガラス板の変形が発生することを抑制できる。
本実施形態に係るガラス板の製造方法のフローチャートである。 ガラス板の製造方法で用いられるガラス板の製造装置を示す模式図である。 成形装置の概略の概略図(断面図)である。 成形装置の概略の概略図(側面図)である。 制御装置の制御ブロック図である。 本実施形態のディスプレイ用ガラス基板の製造方法の冷却工程で用いる温度プロファイルの例を示す図である。
本実施形態に係るガラス基板の製造方法では、例えばTFTディスプレイ用のガラス基板を製造する。ガラス板は、オーバーフローダウンドロー法を用いて製造される。以下、図面を参照しながら、本実施形態に係るガラス基板の製造方法について説明する。
(1)ガラス基板の製造方法の概要
まず、図1および図2を参照して、ガラス基板の製造方法に含まれる複数の工程および複数の工程に用いられるガラス基板の製造装置100を説明する。ガラス基板の製造方法は、図1に示すように、主として、溶融工程S1と、清澄工程S2と、成形工程S3と、冷却工程S4と、切断工程S5とを含む。
溶融工程S1は、ガラスの原料が溶融される工程である。ガラスの原料は、所望の組成になるように調合された後、図2に示すように、上流に配置された溶融装置11に投入される。ガラス原料は、例えば、SiO,Al,B,CaO,SrO,BaO等の組成からなる。具体的には、歪点が660℃以上となるガラス原料を用いる。ガラスの原料は、溶融装置11で溶融されて、溶融ガラスFG(図3及び図4参照)になる。溶融温度は、ガラスの種類に応じて調整される。本実施形態では、ガラス原料が1500℃〜1650℃で溶融される。溶融ガラスFGは、上流パイプ23を通って清澄装置12に送られる。
清澄工程S2は、溶融ガラスFG中の気泡の除去を行う工程である。清澄装置12内で気泡が除去された溶融ガラスFGは、その後、下流パイプ24を通って、成形装置40へと送られる。
成形工程S3は、溶融ガラスFGをシート状のガラス(シートガラス)SGに成形する工程である。具体的に、溶融ガラスFGは、成形装置40に含まれる成形体41(図3及び図4参照)に連続的に供給された後、成形体41からオーバーフローする。オーバーフローした溶融ガラスFGは、成形体41の表面に沿って流下する。溶融ガラスFGは、その後、成形体41の下端部41a(図3及び図4参照)で合流してシートガラスSGへと成形される。シートガラスSGは、幅方向の端に位置する側部(耳部、端部)と、側部に挟まれた幅方向の中央領域と、を有する。シートガラスSGの側部の板厚は、中央領域の板厚と比べて厚く成形される。シートガラスSGの中央領域は、一定の板厚からなるガラス基板の製品となる領域である。シートガラスSGの中央領域の板厚は、例えば0.4mm以下の薄板に成形される。なお、シートガラスSGの幅方向は、シートガラスSGが流下する方向(流れ方向、搬送方向)及びシートガラスSGの厚み方向、と直交する方向である。
冷却工程S4は、シートガラスSGの幅方向の両側の領域を、シートガラスSGの搬送方向に設けられた、後述する引下げローラで挟持しつつ、シートガラスSGを下方向に搬送させて冷却(徐冷)する工程である。引下げローラによって挟持される領域は、中央領域と側部との境界に位置する挟持領域である。シートガラスSGは、冷却工程S4を経て室温に近い温度へと冷却される。なお、冷却工程S4における、冷却の状態に応じて、ガラス基板の厚み(板厚)、ガラス基板の反り量、およびガラス基板の歪量が決まる。
切断工程S5は、室温に近い温度になったシートガラスSGを、所定の大きさに切断する工程である。
なお、所定の大きさに切断されたシートガラスSGは、その後、端面加工等の工程を経て、ガラス基板となる。
次に、図3〜図5を参照して、ガラス基板の製造装置100に含まれる成形装置40の構成を説明する。
(2)成形装置の構成
図3および図4に、成形装置40の概略構成を示す。図3は、成形装置40の断面図である。図4は、成形装置40の側面図である。
成形装置40は、シートガラスSGが通過する通路と、通路を取り囲む空間とを有する。通路を取り囲む空間は、オーバーフローチャンバー20、フォーミングチャンバー30、および冷却チャンバー80で構成されている。
オーバーフローチャンバー20は、清澄装置12から送られる溶融ガラスFGをシートガラスSGに成形する空間である。溶融ガラスFGは、成形体41の表面に沿って流下し、成形体41の下端部41aで合流してシートガラスSGへと成形される。
フォーミングチャンバー30は、オーバーフローチャンバー20の下方に配置され、シートガラスSGの厚みおよび反り量を調整するための空間である。フォーミングチャンバー30では、冷却工程ST4の一部が実行される。シートガラスSGの温度は、成形体41の下端部41aより下流において徐々に下げられる。
冷却チャンバー80は、オーバーフローチャンバー20の下方に配置され、シートガラスSGの歪量を調整するための空間である。具体的に、冷却チャンバー80では、フォーミングチャンバー30内を通過したシートガラスSGが、徐冷点、歪点を経て、室温近傍の温度まで冷却される。なお、冷却チャンバー80の内部は、シートガラスSGの搬送方向に間隔をあけて配置された複数の断熱部材80bによって、複数の空間に区分けされている。
また、成形装置40は、主として、成形体41と、仕切り部材50と、冷却ローラ51と、冷却ユニット60と、引下げローラ(搬送ローラ)81a〜81gと、ヒータ(温度調整装置)82a〜82gと、切断装置90と、から構成されている。さらに、成形装置40は、制御装置500を備える(図5参照)。制御装置500は、成形装置40に含まれる各構成の駆動部を制御する。
以下、成形装置40に含まれる各構成について詳細に説明する。
(2−1)成形体
成形体41は、オーバーフローチャンバー20内に設けられる。成形体41は、溶融ガラスFGをオーバーフローさせることによって、溶融ガラスFGをシートガラスSGへと成形する。
図3に示すように、成形体41は、断面形状で略5角形の形状(楔形に類似する形状)を有する。略5角形の先端は、成形体41の下端部41aに相当する。
また、成形体41は、第1端部に流入口42(図4参照)を有する。流入口42は、上述の下流パイプ24と接続されており、清澄装置12から流れ出た溶融ガラスFGは、流入口42から成形体41に流し込まれる。成形体41には、溝43が形成されている。溝43は、成形体41の長手方向(図4の左右方向)に延びている。具体的には、溝43は、第1端部から、第1端部の反対側の第2端部に延びている。溝43は、流入口42近傍において最も深く、第2端部に近づくにつれて徐々に浅くなるように形成されている。成形体41に流し込まれた溶融ガラスFGは、成形体41の一対の頂部41b,41bからオーバーフローし、成形体41の一対の側面(表面)41c,41cに沿って流下する。その後、溶融ガラスFGは、成形体41の下端部41aで合流してシートガラスSGになる。
このとき、成形体41の下端部41aでのシートガラスSGの液相温度は1100℃以上であり、液相粘度は2.5×10poise以上であり、より好ましくは、液相温度は1160℃以上であり、液相粘度は1.2×10poise以上である。また、成形体41の下端部41aでのシートガラスSGの側部(耳部、端部)の粘度は105.7Poise未満である。
(2−2)仕切り部材
仕切り部材50は、オーバーフローチャンバー20からフォーミングチャンバー30への熱の移動を遮断する部材である。仕切り部材50は、溶融ガラスFGの合流ポイントの近傍に配置されている。また、図3に示すように、仕切り部材50は、合流ポイントで合流した溶融ガラスFG(シートガラスSG)の厚み方向両側に配置される。仕切り部材50は、断熱材である。仕切り部材50は、溶融ガラスFGの合流ポイントの上側雰囲気および下側雰囲気を仕切ることにより、仕切り部材50の上側から下側への熱の移動を遮断する。
(2−3)冷却ローラ
冷却ローラ51は、フォーミングチャンバー30内に設けられる。より具体的に、冷却ローラ51は、仕切り部材50の直下に配置されている。また、冷却ローラ51は、シートガラスSGの厚み方向両側、及び、シートガラスSGの幅方向両側に配置される。シートガラスSGの厚み方向両側に配置された冷却ローラ51は対で動作する。すなわち、シートガラスSGの両側の領域のうち挟持領域が、二対の冷却ローラ51,51,・・・によって挟み込まれる。
冷却ローラ51は、内部に通された空冷管により空冷されている。冷却ローラ51は、シートガラスSGの側部(耳部、端部)R,Lに接触し、熱伝導によりシートガラスSGの側部(耳部、端部)R,Lを急冷する(急冷工程)。冷却ローラ51に接触したシートガラスSGの側部R,Lの粘度は、所定値(具体的には、109.0poise)以上である。
冷却ローラ51は、冷却ローラ駆動モータ390(図5を参照)により回転駆動される。冷却ローラ51は、シートガラスSGの側部R,Lを冷却すると共に、シートガラスSGを下方に引き下げる機能も有する。
(2−4)冷却ユニット
冷却ユニット60は、オーバーフローチャンバー20内及びフォーミングチャンバー30内に設けられ、シートガラスSGを徐冷点近傍まで冷却するユニットである。冷却ユニット60は、複数の冷却要素61〜65を有する。図4において、冷却ユニット60はフォーミングチャンバー30内にのみ示されている。複数の冷却要素61〜65は、シートガラスSGの幅方向及びシートガラスSGの流れ方向に沿って配置されている。具体的に、複数の冷却要素61〜65には、中央領域冷却要素61〜63と、側部冷却要素64,65とが含まれる。
中央領域冷却要素61〜63は、空冷され、シートガラスSGの中央領域CAを冷却する。ここで、シートガラスSGの中央領域とは、シートガラスSGの幅方向中央部分であって、シートガラスSGの有効幅およびその近傍を含む領域である。言い換えると、シートガラスSGの中央領域は、シートガラスSGの両側部(両耳部、両端部)の間に位置する領域である。中央領域冷却要素61〜63は、シートガラスSGの中央領域CAの表面と対向する位置に、流れ方向に沿って配置される。中央領域冷却要素61〜63に含まれる各ユニットは、独立して制御可能である。
また、側部冷却要素64,65は、水冷され、シートガラスSGの側部(耳部、端部)R,Lを冷却する。側部冷却要素64,65は、シートガラスSGの側部R,L(幅方向の両端部)の表面と対向する位置に、流れ方向に沿って配置される。側部冷却要素64,65に含まれる各ユニットは、独立して制御可能である。
(2−5)引下げローラ
引下げローラ81a〜81gは、冷却チャンバー80内に設けられ、フォーミングチャンバー30内を通過したシートガラスSGを、シートガラスSGの流れ方向へ引き下げ、シートガラスSGの搬送を行う。引下げローラ81a〜81gは、冷却チャンバー80の内部で、流れ方向に沿って間隔をあけて配置される。図3及び図4に示される例において、引下げローラ81a〜81gは、断熱部材80bによって仕切られた空間ごとに配置されている。なお、引下げローラ81a〜81gは、シートガラスSGの温度が徐冷点以下となる、冷却チャンバー80内の領域に配置されている。シートガラスSGの温度が徐冷点以下となる領域とは、シートガラスSGの中央領域の温度が徐冷点以下となる領域であり、シートガラスSGが徐冷点、歪点を経て、室温近傍の温度まで冷却される領域をいう。徐冷点は、粘度が1013ポワズとなるときの温度であり、ここでは、715.0℃である。図3及び図4に示す例において、シートガラスSGの温度が徐冷点となる位置は、搬送方向の最も上流側にある断熱部材80bと、引下げローラ81aとの搬送方向の間にある。
引下げローラ81a〜81gは、それぞれ、シートガラスSGの厚み方向両側(図3参照)、および、シートガラスSGの幅方向両側(図4参照)配置されている。これにより、引下げローラ81a〜81gは、シートガラスSGの幅方向の両側部(両耳部、両端部)R,Lの、シートガラスSGの厚み方向の両側の表面に接触しながらシートガラスSGを下方に引き下げる。シートガラスSGの厚み方向両側に配置された引下げローラ81a〜81gは、対で動作し、対の引下げローラ(搬送ローラ対)81a,81a,・・・が、シートガラスSGを下方向に引き下げる。
引下げローラ81a〜81gは、引下げローラ駆動モータ391(図5参照)によって駆動される。また、引下げローラ81a〜81gは、それぞれ、上流側の部分がシートガラスSGに対して近づく方向に回転する。引下げローラ81a〜81gの周速度は、下流側に位置する引下げローラ程、大きい。すなわち、複数の引下げローラ81a〜81gのうち、引下げローラ81aの周速度が最も小さく、引下げローラ81gの周速度が最も大きい。
引下げローラ81a〜81gは、熱伝達による冷却が行われることなくシートガラスSGの搬送を行う。熱伝達による冷却とは、外部から引下げローラ81a〜81gに供給される空気、水等の媒体に、引下げローラ81a〜81gが保有する熱を伝達し、当該媒体が排出されることで行われる冷却をいう。引下げローラ81a〜81gは、上述したように、シートガラスSGの温度が徐冷点以下となる温度領域に配置されているため、熱伝達による冷却を行わなくても、シートガラスSGの熱による変形を抑制することができる。この観点から、引下げローラ81a〜81gは、少なくとも、シートガラスSGと接する部分(外周部)が、耐熱性材料からなることが好ましい。耐熱性材料として、例えば、JIS G0203に規定される耐熱鋼が挙げられる。
本実施形態では、熱伝達による引下げローラ81a〜81gの冷却を行わないことによって、シートガラスSGの両側の領域と、その幅方向内側の領域との間で、冷却速度の差が生じて熱収縮量の差が生じることが抑制される。このため、シートガラスSGに曲がりが生じることが抑制される。曲がりとは、シートガラスSGの面外方向に突出するあるいは凹むようなシートガラスSGの変形をいう。曲がりは、特に、引下げローラ81a〜81gによって挟持されるシートガラスSGの挟持領域の付近で生じやすい。シートガラスSGの中央領域の板厚が薄い(例えば0.4mm以下)場合は、シートガラスSGの保有熱量が小さく、熱伝達による引下げローラ81a〜81gの冷却を行った場合に、特に曲がりが生じやすいが、本実施形態によれば、熱伝達による引下げローラ81a〜81gの冷却を行わないため、板厚が薄い場合であっても曲がりの発生が抑制される。
なお、シートガラスSGと接触しない引下げローラ81a〜81gの部分(内周部)は、空洞になっていてもよい。内周部が空洞である場合、風冷を行わなくても、外周部の熱が空洞内に放熱されるが、空洞内の空気は、上記媒体のように移動しないため、引下げローラ81a〜81gは、熱伝達によって冷却されない。
(2−6)ヒータ(温度調整装置)
ヒータ82(82a〜82g)は、冷却チャンバー80の内部に設けられ、冷却チャンバー80の内部空間の温度を調整する。具体的に、ヒータ82a〜82gは、シートガラスSGの流れ方向およびシートガラスSGの幅方向に複数配置される。図3及び図4に示す例では、シートガラスSGの流れ方向に、7つのヒータ82a〜82gが間隔をあけて配置され、断熱部材80bによって仕切られた空間ごとに配置されている。各空間に配置されたヒータは、例えば7つのヒータ要素(図示せず)がシートガラスの幅方向に並ぶよう配置されて構成される。ヒータ要素は、シートガラスSGの両側の領域及び両側の領域の間の領域と対向する位置に配置される。
ヒータ82は、引下げローラ81a〜81gのうち、シートガラスSGを挟んで対向する2つのローラの回転軸同士を結ぶ直線Lに沿った方向(図3において水平方向)に、シートガラスSGに対して、引下げローラ81a〜81gよりも、シートガラスSGから遠ざかる側(図3において左側又は右側)に配置されている。言い換えると、ヒータ82は、引下げローラ81a〜81gよりも、シートガラスSGから離れて配置されている。引下げローラ81a〜81gは、上述したように、熱伝達による冷却が行われないため、ヒータ82とシートガラスSGの間に配置されていても、ヒータ82からの輻射熱の熱量が低減することが抑制される。このため、ヒータ82を用いたシートガラスSGの温度制御を容易に行える。
ヒータ82a〜82gは、後述する制御装置500によって出力が制御される。これにより、冷却チャンバー80内部を通過するシートガラスSGの近傍の雰囲気温度が制御され、シートガラスSGの温度制御が行われる。これによって、シートガラスSGの温度が搬送方向に沿って順次下がるよう、シートガラスSGは冷却される。この温度制御により、シートガラスSGは、粘性域から粘弾性域を経て弾性域へと推移する。冷却チャンバー80では、ヒータ82a〜82gの制御により、シートガラスSGの温度が、徐冷点近傍の温度から室温近傍の温度まで冷却される。
ヒータ要素は、制御装置500によって出力が独立して制御され、シートガラスSGにおいて、予め設計された温度プロファイルが実現されるよう、シートガラスSG近傍の雰囲気温度を調整する。図6は、冷却工程における目標温度プロファイルの一例である温度プロファイルTP1〜TP10を説明する図である。温度プロファイルTP1では、シートガラスSGの中央領域CAの温度が均一であり、シートガラスSGの両端部R,Lは、中央領域CAの温度よりも低い。この温度プロファイルTP1になるように、冷却ローラ51を用いてシートガラスSGの両端部R,Lの冷却が行なわれる。温度プロファイルTP2〜TP5では、シートガラスSG全体の温度を下げながら、中央領域CAの温度分布を矩形形状から上に凸の略放物線形状にし、略放物線形状の凸の程度を徐々に小さくする。温度プロファイルTP6において両端部R,L及び中央領域CAにおける温度を一定にする。この後、温度プロファイルTP7〜TP10では、下に凸の略放物線形状の温度分布にし、シートガラスSG全体の温度を下げながら、中央領域CAの温度分布を下に凸の程度を大きくする。シートガラスSGの温度が、このような温度プロファイルになるように、冷却ユニット60及びヒータ82a〜82gを用いてフォーミングチャンバー30および冷却チャンバー80の温度調整を行なう。
なお、フォーミングチャンバー30および冷却チャンバー80の温度調整を行なう場合、シートガラスSGの温度は、シートガラスSGの温度の実測値を用いてもよく、また、ヒータ82a〜82gによって制御されるシートガラスSGの雰囲気温度に基づいてシミュレーションにより算出された値を用いてもよい。
ここで、温度が均一であるとは、少なくとも挟持領域及び中央領域における幅方向の温度分布をなす温度が、挟持領域及び中央領域の平均温度に対して±20℃の範囲内にあることをいう。本実施形態によれば、挟持領域及びその周辺領域の加熱量を増加させる必要がないため、理想の温度プロファイルに近い温度プロファイルを得やすい。本実施形態では、上述したように、熱伝達による引下げローラ81a〜81gの冷却を行わないため、シートガラスSGの端部領域R,L及び挟持領域と、中央領域CAとの間で冷却速度差の発生が抑制されており、このような温度プロファイルを実現しやすい。シートガラスSGの温度が幅方向に均一になるよう冷却されることで、シートガラスSGの挟持領域、及び、挟持領域に隣接する領域において歪が発生することが抑制される。
これに対し、熱伝達による引下げローラ81a〜81gの冷却を行う場合、シートガラスSGの温度が幅方向に均一になるようにするためには、例えば、シートガラスSGの両側の領域が急冷されることを考慮して、シートガラスSGの両側の領域の温度が、中央領域の温度より高くなる温度プロファイルを設計し、この温度プロファイルに基づいて、ヒータ要素の加熱量を調節する必要がある。引下げローラ81a〜81gによる冷却の影響は、挟持領域だけでなく、挟持領域に隣接する中央領域の部分及び側部にも及ぶため、例えば、挟持領域に対する加熱量を最も大きく、挟持領域に隣接する中央領域の部分及び側部に対する加熱量をそれより小さくする温度制御をする必要がある。
各ヒータ82a〜82gの近傍には、雰囲気温度を検出する手段として、例えば、熱電対380が設けられている。具体的には、複数の熱電対380が、シートガラスSGの流れ方向およびシートガラスSGの幅方向に間隔をあけて配置されている。熱電対380は、シートガラスSGの中心部Cの温度と、シートガラスSGの側部R,Lの温度とをそれぞれ検出する。ヒータ82a〜82gの出力は、熱電対380によって検出される雰囲気温度に基づいて制御される。
(2−7)切断装置
切断装置90は、冷却チャンバー80内で室温近傍の温度まで冷却されたシートガラスSGを、所定のサイズに切断する。切断装置90は、所定の時間間隔でシートガラスSGを切断する。これにより、シートガラスSGは、複数のガラス板になる。切断装置90は、切断装置駆動モータ392(図5を参照)によって駆動される。
(2−8)制御装置
制御装置500は、CPU、RAM、ROM、およびハードディスク等から構成されており、ガラス基板の製造装置100の各部の制御を行う。図5は、一実施形態における制御装置500の構成の一例を示すブロック図である。
具体的には、図5に示すように、制御装置500は、ガラス基板の製造装置100に含まれる各種のセンサ(例えば、熱電対380)やスイッチ(例えば、主電源スイッチ381)等による信号を受けて、冷却ユニット60、ヒータ82a〜82g、冷却ローラ駆動モータ390、引下げローラ駆動モータ391、切断装置駆動モータ392等の制御を行う。
本実施形態では、熱伝達による引下げローラ81a〜81gの冷却を行わないことによって、シートガラスSGの両側の領域と、その幅方向内側の領域との間で、冷却速度の差が生じて熱収縮量の差が生じることが抑制される。このため、シートガラスSGに曲がりが生じることが抑制される。また、引下げローラ81a〜81gが、ヒータ82とシートガラスSGの間に配置されていても、熱伝達による冷却が行われないので、ヒータ82からの輻射熱の熱量が低減することが抑制される。このため、ヒータ82を用いたシートガラスSGの温度制御を容易に行える。
引下げローラ81a〜81gの回転軸中心の位置は、図3及び図4に示されるように、搬送方向に沿った方向において、ヒータ82が位置する範囲の外側に位置していることが好ましい。例えば、引下げローラ81aの回転軸中心の位置は、ヒータ82aの下端の下方で、かつ、ヒータ82bの上端の上方に位置している。このように、引下げローラ81a〜81gの回転軸中心の位置と、ヒータ82が位置する範囲とが、搬送方向に重なっていない(ずれている)ことで、ヒータ82からの輻射熱が引下げローラ81a〜81gによって遮られ難く、シートガラスSGの両側の領域で温度が低下することを抑制できる。このため、シートガラスSGにおいて幅方向に均一な温度プロファイルを効果的に実現することができる。また、熱伝達による引下げローラ81a〜81gの冷却が行われないため、引下げローラ81a〜81gの回転軸中心の位置と、ヒータ82が位置する範囲とが、搬送方向に重なっていなくても、シートガラスSGの両側の領域の温度が過度に冷却されることが抑制される。
この場合において、引下げローラ81a〜81fの回転軸中心の位置は、搬送方向の上方及び下方に接近して配置される2つのヒータ82のうち、上方に接近して配置されるヒータ82との間隔が、下方に接近して配置されるヒータ82との間隔よりも長いことが好ましい。シートガラスSGは、搬送方向に沿って順次温度が下がるよう冷却されるため、上流側に位置するヒータ82であるほど、輻射熱が大きくなるよう制御される。引下げローラ81a〜81fは下方のヒータ82とは断熱部材80bによって仕切られているため、引下げローラ81a〜81fと下方のヒータ82との距離が、引下げローラ81a〜81fと上方のヒータ82との距離より短くても、引下げローラ81a〜81fが下方のヒータ82から受け取る熱量が抑制される。これにより、引下げローラ81a〜81fがヒータ82によって過度に加熱されることを抑制できる。
なお、図3及び図4に示されるように、引下げローラ81a〜81fが位置する搬送方向位置が、断熱部材の高さ位置と重なっている場合は、断熱部材とシートガラスSGとの間の隙間は、少なくとも、シートガラスSGの両側の領域において、引下げローラの直径よりも大きいことが好ましい。
また、引下げローラ81a〜81gは、搬送方向の下流側に位置する引下げローラであるほど、当該引下げローラと、当該引下げローラの上方に当該引下げローラと最も接近して配置されたヒータ82との間隔が小さくてなっていてもよい。要するに、引下げローラ81a〜81gは、上方に接近して配置されるヒータ82との間隔が、下流側に位置する引下げローラであるほど小さくなっていてもよい。ヒータ82は、下流側に位置するものであるほど、輻射熱が小さくなるよう制御されるため、このようにヒータ82と引下げローラ81a〜81gとの距離を小さくすることができる。
以上、本実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、上記の実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、引下げローラ81a〜81gは、搬送方向に等間隔に配置されていてもよいが、搬送方向に異なる間隔で配置されていてもよい。例えば、搬送方向に隣り合う引下げローラ81a〜81gの間隔は、下流側に位置するものであるほど、大きくてもよい。
11 溶解装置
12 清澄装置
40 成形装置
41 成形体
51 冷却ローラ
60 冷却ユニット
81a〜81g 引下げローラ
82a〜82g ヒータ(温度調整装置)
90 切断装置
100 ガラス基板製造装置
500 制御装置

Claims (5)

  1. 溶融ガラスを、オーバーフローダウンドロー法を用いて成形し、ガラス板を形成する成形工程と、
    前記ガラス板の幅方向の両側の領域を、前記ガラス板の搬送方向に設けられた複数の搬送ローラ対で挟持しつつ、前記ガラス板を下方向に搬送させて冷却する冷却工程と、を有し、
    前記冷却工程では、前記ガラス板の温度が徐冷点以下となる温度領域で、熱伝達による前記搬送ローラの冷却を行うことなく前記ガラス板の搬送を行い、前記ガラス板の温度を制御する複数の温度調整装置を用いて、前記ガラス板の温度が搬送方向に沿って順次下がるよう、前記ガラス板を冷却し、
    前記温度調整装置は、前記搬送ローラ対のローラの回転軸同士を結ぶ直線に沿った方向に、前記ローラよりも、前記ガラス板から遠ざかる側に配置されている、ことを特徴とするガラス基板の製造方法。
  2. 前記ローラの回転軸中心の位置は、前記搬送方向に沿った方向において、前記温度調整装置が位置する範囲の外側に位置している、請求項1に記載のガラス基板の製造方法。
  3. 前記搬送ローラ対のうち少なくとも一部の搬送ローラ対は、前記搬送方向に隣り合う前記温度調整装置の間に回転軸中心が位置するよう配置され、前記搬送方向の下流側に位置する前記搬送ローラ対であるほど、当該搬送ローラ対のローラと、当該ローラの上方に当該ローラと最も接近して配置された温度調整装置との前記搬送方向に沿った距離が小さい、請求項2に記載のガラス基板の製造方法。
  4. 前記冷却工程では、前記ガラス板の幅方向中央領域の温度が前記ガラス板の幅方向端部の温度より高くなるよう、前記ガラス板の冷却を行う、請求項1から3のいずれか1項に記載のガラス基板の製造方法。
  5. 溶融ガラスを、オーバーフローダウンドロー法を用いて成形し、ガラス板を形成する成形装置を備え、
    前記成形装置は、
    前記ガラス板の搬送方向に間隔をあけて設けられ、前記ガラス板の幅方向の両側の領域を挟持しつつ、前記ガラス板を下方向に搬送させる複数の搬送ローラ対と、
    前記ガラス板の温度を制御する複数の温度調整装置と、を有し、
    前記ガラス板の温度が徐冷点以下となる温度領域で、熱伝達による前記搬送ローラの冷却を行うことなく前記ガラス板を搬送しながら、前記ガラス板の温度が搬送方向に沿って順次下がるよう、前記ガラス板を冷却し、
    前記温度調整装置は、前記搬送ローラ対のローラの回転軸同士を結ぶ直線に沿った方向に、前記ローラよりも、前記ガラス板から遠ざかる側に配置されている、ことを特徴とするガラス基板製造装置。
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