JP2019063960A - 熱変位補正システム - Google Patents

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Abstract

【課題】機械の個体差を考慮した適切な熱変位補正を行なうことを可能とする熱変位補正システムを提供すること。【解決手段】本発明の熱変位補正システム1は、機械の個体差の条件を指定する条件指定部110と、機械の状態を示す状態量を検出する状態量検出部140と、状態量から機械の熱状態を特徴付ける特徴量を作成する特徴量作成部210と、機械の熱変位補正量を推論する推論計算部220と、推論された前記機械の熱変位補正量に基づいて機械の熱変位補正を行なう補正実施部400と、特徴量を用いた機械学習により学習モデルを生成乃至更新する学習モデル生成部500と、学習モデルを機械の個体差の条件の組み合わせと関連付けて記憶する学習モデル記憶部300と、備える。【選択図】図1

Description

本発明は、熱変位補正システムに関し、特に工場内の機械の個体差に応じて学習モデルを切り替えながら補正を実施する熱変位補正システムに関する。
機械において、送りねじや主軸はモータによって駆動されることから、モータの発熱、軸受の回転による摩擦熱、送りねじのボールネジとボールナットの接触部の摩擦熱によって、主軸や送りねじは膨張し機械位置が変化する。また、機械の周囲温度の変化やクーラントの使用によっても、コラムやベッドが温度変化するので、発生した伸びや傾斜によって機械位置が変化する。すなわち、位置決めすべきワークと工具の相対位置関係にずれが生じる。この熱による機械位置の変化は、精度の高い加工を行う場合に問題となる。
この熱による機械位置の変位を除去するため、変位センサを用いて指令位置を補正する技術や、主軸の回転数等の運転条件から熱変位を予測して指令位置を補正する技術、送りねじに初期張力を与えた、熱による膨張の影響を受けない構造等が用いられている(特許文献1〜3等)。
特開2002−086329号公報 特開2006−055919号公報 特開2008−183653号公報
しかしながら、機械の熱変位の状態は、機械自身の動作状態だけでなく、該機械の個体差によっても大きく変化する。例えば、機械の製造ロット、使用頻度、累積稼働時間、保守・改造履歴等によって、同じ動作状態であっても機械の熱変位の状態が異なってくる。その為、機械の熱変位補正を適切に行なうためには、該機械の個体差を考慮することが必要不可欠となる。
機械の熱変位補正を行うために、機械自身の動作状態と個体差を考慮した機械学習器を導入することも考えられるが、上記したような様々な状況に対応できるような汎用的な機械学習器(汎用的な学習モデル)を作成するためには、様々な状況において検出される多くの状態情報が必要であり、また、状況に係るデータを含む多くの媒介変数が必要となるため過学習等の既知の問題が発生することもある。
そこで本発明の目的は、機械の個体差を考慮した適切な熱変位補正を行なうことを可能とする熱変位補正システムを提供することである。
本発明の熱変位補正システムでは、工場内の機械の個体差によって該機械の熱変位補正を決定するために用いる学習モデルを切り替える機構を設けることにより、上記課題を解決する。本発明の熱変位補正システムは、複数の学習モデルを持ち、工場内の機械の個体差等に応じて学習モデルを選択し、選択した学習モデルに対して機械から検出された状態量に基づく機械学習を行い、また、このようにして作成された学習モデルを、工場内の機械の個体差等に応じて使い分けて機械の熱変位補正を行なう。
そして、本発明の一態様は、機械の熱変位補正を行なう熱変位補正システムであって、前記機械の個体差の条件を指定する条件指定部と、前記機械の状態を示す状態量を検出する状態量検出部と、前記状態量から前記機械の熱変位補正量を推論する推論計算部と、前記推論計算部により推論された前記機械の熱変位補正量に基づいて前記機械の熱変位補正を行なう補正実施部と、前記状態量を用いた機械学習により学習モデルを生成乃至更新する学習モデル生成部と、前記学習モデル生成部が生成した少なくとも1つの学習モデルを前記条件指定部により指定された条件の組み合わせと関連付けて記憶する学習モデル記憶部と、を具備し、前記推論計算部は、前記条件指定部が指定する前記機械の個体差の条件に基づいて前記学習モデル記憶部に記憶された学習モデルの中から少なくとも1つの学習モデルを選択的に用いて前記機械の熱変位補正量を推論する、熱変位補正システムである。
本発明の他の態様は、機械の個体差の条件を指定するステップと、前記機械の状態を示す状態量を検出するステップと、前記状態量から前記機械の熱変位補正量を推論するステップと、前記熱変位補正量に基づいて前記機械の熱変位補正を行なうステップと、前記状態量を用いた機械学習により学習モデルを生成乃至更新するステップと、を実行する熱変位補正方法であって、前記推論するステップは、機械の運転動作の条件の組み合わせと予め関連付けられている少なくとも1つの前記学習モデルの中から、前記条件を指定するステップで指定された条件に基づいて使用する学習モデルを選択し、選択した学習モデルを用いて前記機械の熱変位補正量を推論する、熱変位補正方法である。
本発明の他の態様は、複数の学習モデルのそれぞれを、機械の熱変位補正を行なう条件の組み合わせに関連付けて成る学習モデルセットであって、前記複数の学習モデルのそれぞれは、前記機械の個体差の条件の下で行われる前記機械の状態を示す状態量に基づいて生成乃至更新された学習モデルであり、前記複数の学習モデルの中から、機械の個体差の条件に基づいて1つの学習モデルを選択し、選択した学習モデルを前記機械の熱変位補正量の推論の処理に使用させる、学習モデルセットである。
本発明により、工場内の機械の個体差に応じて選択された学習モデルに対して、それぞれの状況において検出された機械の状態量に基づいて機械学習を行なうことができるため、過学習を防ぎながら効率の良い機械学習を行うことができ、また、工場内の機械の個体差等に応じて選択された学習モデルを用いた機械の熱変位補正を行なうため、機械の熱変位補正の精度が向上する。
第1の実施形態による熱変位補正システムの概略的な機能ブロック図である。 機械の個体差の条件を例示する図である。 機械の個体差の条件のクラス分けを例示する図である。 第2の実施形態による熱変位補正システムの概略的な機能ブロック図である。 第3の実施形態による熱変位補正システムの概略的な機能ブロック図である。 第4の実施形態による熱変位補正システムの概略的な機能ブロック図である。 第5の実施形態による熱変位補正システムの概略的な機能ブロック図である。 第5の実施形態による熱変位補正システムの変形例を示す概略的な機能ブロック図である。 第6の実施形態による熱変位補正システムの概略的な機能ブロック図である。 熱変位補正システム上で実行される処理の概略的なフローチャートである。 熱変位補正システム上で実行される処理の概略的なフローチャートである。 一実施形態による数値制御装置及び機械学習装置の要部を示す概略的なハードウェア構成図である。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1は、第1の実施形態による熱変位補正システム1の概略的な機能ブロック図である。図1に示した各機能ブロックは、数値制御装置、セルコンピュータ、ホストコンピュータ、クラウドサーバ等のコンピュータが備えるCPU、GPU等のプロセッサが、それぞれのシステム・プログラムに従って装置の各部の動作を制御することにより実現される。
本実施形態の熱変位補正システム1は、少なくとも状態の観測・推論対象となるエッジデバイスとしての数値制御部100、エッジデバイスの状態に対する推論を行なう推論処理部200、複数の学習モデルを記憶して管理する学習モデル記憶部300を備える。本実施形態の熱変位補正システム1は、更に、エッジデバイスの状態について推論処理部200が推論した結果に基づいて熱変位補正を行なう補正実施部400、学習モデル記憶部300に記憶する学習モデルの作成及び更新をする学習モデル生成部500を備える。
本実施形態の数値制御部100は、図示しないメモリに記憶された加工プログラムのブロックを実行することにより機械を制御する。数値制御部100は、例えば数値制御装置として実装され、図示しないメモリに記憶された加工プログラムのブロックを逐次読み出して解析し、解析した結果に基づいて制御周期毎のモータ120の移動量を算出し、算出した制御周期毎の移動量に従ってモータ120を制御する。数値制御部100により制御される機械は、モータ120により駆動される機構部130を備えており、該機構部130が駆動されることにより、例えば工具とワークとが相対的に移動してワークが加工される。なお、図1では省略しているが、モータ120は工作機械の機構部130が備える軸の数だけ用意される。
数値制御部100が備える条件指定部110は、数値制御部100が制御する機械の個体差の条件を指定する機能手段である。個体差の条件としては、例えば機械の製造ロット、使用頻度、累積稼働時間、保守・改造履歴等が挙げられる。条件指定部110は、作業者が図示しない入力装置を介して数値制御部100に設定した条件、数値制御部100が機械から取得した条件、数値制御部100がネットワーク等を介して取得された条件、加工プログラムにより指令された条件等を必要に応じて数値制御部100の各部に対して指定(出力)すると共に、当該条件を学習モデル記憶部300、学習モデル生成部500に対して指定(出力)する。条件指定部110は、エッジデバイスとしての数値制御部100の現在の加工運転における条件を学習モデルを選択するための条件として熱変位補正システム1の各部に対して知らせる役割を持つ。
数値制御部100が制御する機械の個体差の条件は、例えば図2に示すように、機械の製造ロット、使用頻度、累積稼働時間、保守履歴(例えば、保守を行なう機械の部位毎の前回の保守からの経過時間と保守の頻度の組等で示すことができる)、改造履歴(改造した機械の部位に対して導入した特注部品等で示すことができる)の項目の組み合わせで表現しても良い。また、これらの各項目以外でも、熱変位に対して大きな影響を与える個体差を示す項目であれば、どのような項目でも採用してよい。
数値制御部100が備える状態量検出部140は、数値制御部100が制御する機械の状態を状態量として検出する機能手段である。数値制御部100が制御する機械の状態量としては、例えば機械の周辺温度、機械各所の温度、機械の主軸や送り軸などの動作等が例示される。状態量検出部140は、例えば数値制御部100や該数値制御部100が制御する工作機械の機構部130を駆動するモータ120に流れる電流値や、各部に別途設けられたセンサ等の機器により検出された検出値を状態量として検出する。状態量検出部140が検出した状態量は、推論処理部200、学習モデル生成部500に対して出力される。
本実施形態の推論処理部200は、エッジデバイスとしての数値制御部100(及び該数値制御部100により制御される機械)の状態を観測し、該観測した結果に基づく数値制御部100が制御する機械の各軸の熱変位補正量を推論する。推論処理部200は、例えば数値制御装置やセルコンピュータ、ホストコンピュータ、クラウドサーバ、又は機械学習装置等として実装することができる。
推論処理部200が備える特徴量作成部210は、状態量検出部140が検出した状態量に基づいて、数値制御部100が制御する機械の熱状態の特徴を示す特徴量を作成する機能手段である。特徴量作成部210が作成する数値制御部100が制御する機械の熱状態の特徴を示す特徴量は、該数値制御部100が制御する機械の熱変位量を推論する際の判断の材料として有用な情報である。また、特徴量作成部210が作成する数値制御部100が制御する機械の熱状態の特徴を示す特徴量は、後述する推論計算部220が学習モデルを用いた推論を行う際の入力データである。特徴量作成部210が作成する数値制御部100が制御する機械の熱状態の特徴を示す特徴量は、例えば状態量検出部140が検出した主軸の負荷を、過去の所定の期間分だけ所定のサンプリング周期でサンプリングしたものであってよく、また、状態量検出部140が検出したモータ120の速度の過去の所定の期間分内のピーク値であってもよい。特徴量作成部210は、状態量検出部140が検出した状態量を、推論計算部220が取り扱えるように前処理を行い正規化したものである。
推論処理部200が備える推論計算部220は、現在の数値制御部100が制御する機械の個体差の条件に基づいて学習モデル記憶部300から選択された学習モデルと、特徴量作成部210が作成した特徴量とに基づいて、数値制御部100が制御する機械の各軸の熱変位補正量を推論する機能手段である。推論計算部220は、機械学習による推論処理を実行可能なプラットフォームに対して、学習モデル記憶部300に記憶される学習モデルを適用することにより実現される。推論計算部220は、例えば多層ニューラルネットワークを用いた推論処理を行うためのものであっても良く、また、ベイジアンネットワークやサポートベクタマシン、混合ガウスモデル等の機械学習として公知の学習アルゴリズムを用いた推論処理を行うためのものであっても良い。推論計算部220は、例えば教師あり学習、教師なし学習、強化学習などの学習アルゴリズムを用いた推論処理を行うためのものであって良い。また、推論計算部220は、複数種類の学習アルゴリズムに基づく推論処理をそれぞれ実行可能であっても良い。推論計算部220は、機械学習の学習モデル記憶部300から選択された学習モデルに基づいた機械学習器を構成し、該機械学習器の入力データとして特徴量作成部210が作成した特徴量を用いた推論処理を実行することで数値制御部100が制御する機械の各軸の熱変位補正量を推論する。
本実施形態の学習モデル記憶部300は、条件指定部110により指定された数値制御部100が制御する機械の個体差の条件の組み合わせに関連付けられた複数の学習モデルを記憶することが可能な機能手段である。学習モデル記憶部300は、例えば数値制御部100やセルコンピュータ、ホストコンピュータ、クラウドサーバ、データベースサーバ等の上に実装することができる。
学習モデル記憶部300には、条件指定部110により指定された数値制御部100が制御する機械の個体差の条件の組み合わせに関連付けられた複数の学習モデル1,2,…,Nが記憶される。ここで言うところの数値制御部100が制御する機械の個体差の条件の組み合わせは、それぞれの条件が取り得る値、値の範囲、値の列挙に関する組み合わせを意味し、例えば図3に示すように機械の製造ロットの範囲、使用頻度の範囲、累積稼働時間の範囲、保守履歴の範囲、改造履歴の範囲(機械に組み込み可能な特注部品のリスト等)の組み合わせでクラス分けするようにしても良い。
学習モデル記憶部300に記憶される学習モデルは、推論計算部220における推論処理に適合する1つの学習モデルを構成可能な情報として記憶される。学習モデル記憶部300に記憶される学習モデルは、例えば多層ニューラルネットワークの学習アルゴリズムを用いた学習モデルである場合には、各層のニューロン(パーセプトロン)数、各層のニューロン(パーセプトロン)間の重みパラメータなどとして記憶することができ、また、ベイジアンネットワークの学習アルゴリズムを用いた学習モデルである場合には、ベイジアンネットワークを構成するノードとノード間の遷移確率などとして記憶することができる。学習モデル記憶部300に記憶される学習モデルのそれぞれは、同じ学習アルゴリズムを用いた学習モデルであっても良く、また、異なる学習アルゴリズムを用いた学習モデルであっても良く、推論計算部220による推論処理に利用可能であればどのような学習アルゴリズムを用いた学習モデルであっても良い。
学習モデル記憶部300は、1つの数値制御部100が制御する機械の個体差の条件の組み合わせに対して1つの学習モデルを関連付けて記憶しても良く、また、1つの数値制御部100が制御する機械の個体差の条件の組み合わせに対して2以上の異なる学習アルゴリズムを用いた学習モデルを関連付けて記憶しても良い。学習モデル記憶部300は、その組み合わせの範囲が重畳する複数の数値制御部100が制御する機械の個体差の条件の組み合わせのそれぞれに対して異なる学習アルゴリズムを用いた学習モデルを関連付けて記憶しても良い。この時、学習モデル記憶部300は、数値制御部100が制御する機械の個体差の条件の組み合わせに対応する学習モデルに対して、更に必要処理能力や学習アルゴリズムの種類等の利用条件を定めることにより、例えば数値制御部100が制御する機械の個体差の条件の組み合わせに対して、実行可能な推論処理や処理能力が異なる推論計算部220に応じた学習モデルを選択することが可能となる。
学習モデル記憶部300は、数値制御部100が制御する機械の個体差の条件の組み合わせを含む学習モデルの読み出し/書き込み要求を外部から受けると、当該数値制御部100が制御する機械の個体差の条件の組み合わせに関連付けて記憶された学習モデルに対して読み出し/書き込みを行なう。この時、学習モデルの読み出し/書き込み要求には、推論計算部220が実行可能な推論処理や処理能力の情報を含めるようにしても良く、そのようにした場合、学習モデル記憶部300は、数値制御部100が制御する機械の個体差の条件の組み合わせ、及び、推論計算部220が実行可能な推論処理や処理能力に関連付けられた学習モデルに対して読み出し/書き込みを行なう。学習モデル記憶部300は、外部からの学習モデルの読み出し/書き込み要求に対して、条件指定部110から指定された条件に基づいて、該条件(の組み合わせ)に関連付けられた学習モデルに対して読み出し/書き込みが行なわれるようにする機能を備えていても良い。このような機能を設けることで、推論計算部220や学習モデル生成部500に対して、条件指定部110から指定された条件に基づく学習モデルを要求する機能を設ける必要がなくなる。
なお、学習モデル記憶部300は、学習モデル生成部500が生成した学習モデルを暗号化して記憶し、推論計算部220により学習モデルが読み出される際に暗号化された学習モデルを復号化するようにしても良い。
補正実施部400は、推論処理部200で推論された数値制御部100が制御する機械の各軸の熱変位補正量に基づいて、数値制御部100が制御する機械の熱変位補正を行う機能手段である。補正実施部400は、例えば数値制御部100に対して各軸の補正量を指令することにより、数値制御部100が制御する機械の熱変位補正を行う。
学習モデル生成部500は、条件指定部110により指定された数値制御部100が制御する機械の個体差の条件と、特徴量作成部210により作成された数値制御部100が制御する機械の熱状態の特徴を示す特徴量とに基づいて、学習モデル記憶部300に記憶された学習モデルの生成乃至更新(機械学習)を行なう機能手段である。学習モデル生成部500は、条件指定部110により指定された数値制御部100が制御する機械の個体差の条件に基づいて生成乃至更新の対象となる学習モデルを選択し、選択した学習モデルに対して特徴量作成部210により作成された数値制御部100が制御する機械の熱状態の特徴を示す特徴量による機械学習を行う。学習モデル生成部500が学習を行うタイミングは、例えば、数値制御部100に対して作業者が手動で機械の各軸の熱変位補正量を設定した場合や、他の熱変位補正手段により機械の各軸の熱変位補正量が設定された場合等に行なわれる。この場合において、学習モデル生成部500は、設定された熱変位補正量に基づく機械の運転動作が正常に行なわれた場合(例えば、所定の精度のワークが加工されたことが作業者により確認された場合等)に、数値制御部100が制御する機械の個体差の条件に基づいて選択された学習モデルに対して、特徴量作成部210により作成された数値制御部100が制御する機械の熱状態の特徴を示す特徴量を状態変数とし、設定された各軸の熱変位補正量をラベルデータとした学習モデルの生成乃至更新(機械学習)を行う。
学習モデル生成部500は、条件指定部110により指定された数値制御部100が制御する機械の個体差の条件(の組み合わせ)と関連付けられた学習モデルが学習モデル記憶部300に記憶されていない場合には、当該条件(の組み合わせ)と関連付けた学習モデルを新たに生成し、条件指定部110により指定された数値制御部100が制御する機械の個体差の条件(の組み合わせ)と関連付けられた学習モデルが学習モデル記憶部300に記憶されている場合には、該学習モデルに対する機械学習を行うことで該学習モデルを更新する。学習モデル生成部500は、学習モデル記憶部300に条件指定部110により指定された数値制御部100が制御する機械の個体差の条件(の組み合わせ)に関連付けられた学習モデルが複数記憶されている場合には、それぞれの学習モデルに対して機械学習を行うようにしても良く、また、学習モデル生成部500により実行可能な学習処理や処理能力に基づいて、一部の学習モデルに対してのみ機械学習を行うようにしてもよい。
学習モデル生成部500は、学習モデル記憶部300に記憶された学習モデルに対して改変を加え、新たな学習モデルを生成するようにしても良い。学習モデル生成部500による学習モデルの改変の例としては、例えば蒸留モデルの生成が例示される。蒸留モデルは、学習済みモデルを組み込んだ機械学習器に対する入力に対して得られる出力を用いて、他の機械学習器において1から学習を行うことで得られる学習済みモデルである。学習モデル生成部500は、このような工程(蒸留工程と言う)を経て得られた蒸留モデルを、新たな学習モデルとして学習モデル記憶部300に記憶して利用することができる。一般に、蒸留モデルは元の学習済みモデルよりもサイズが小さく、それでいて元の学習済みモデルと同等の正確度を出せるため、ネットワーク等を介した他のコンピュータに対する配布により適している。学習モデル生成部500による学習モデルの改変の他の例としては、学習モデルの統合が例示される。学習モデル生成部500は、数値制御部100が制御する機械の個体差の条件(の組み合わせ)と関連付けて記憶された2以上の学習モデルの構造が類似している場合、例えば、各重みパラメータの値が予め定めた所定の閾値内にある場合に、これらの学習モデルに関連付けられている数値制御部100が制御する機械の個体差の条件(の組み合わせ)を統合した上で、これに対応付けて構造が類似する2以上の学習モデルのいずれかを記憶するようにしても良い。
図4は、第2の実施形態による熱変位補正システム1の概略的な機能ブロック図である。本実施形態の熱変位補正システム1では、各機能ブロックを1台の数値制御装置2に実装している。このように構成することで、本実施形態の熱変位補正システム1は、数値制御装置2が制御する機械の個体差に応じて異なる学習モデルを用いて数値制御部100が制御する機械の各軸の熱変位補正量を推論し、その推論結果に基づいて機械の各軸の熱変位補正を行なう。また、1台の数値制御装置2で、数値制御部100が制御する機械の個体差の条件に応じたそれぞれの学習モデルを生成/更新することができる。
図5は、第3の実施形態による熱変位補正システム1の概略的な機能ブロック図である。本実施形態の熱変位補正システム1では、数値制御部100、推論処理部200、及び補正実施部400を数値制御装置2の上に実装し、また、学習モデル記憶部300及び学習モデル生成部500を数値制御装置2と標準的なインタフェースやネットワークを介して接続された機械学習装置3の上に実装している。機械学習装置3は、セルコンピュータ、ホストコンピュータ、クラウドサーバ、データベースサーバ上に実装しても良い。このように構成することで、比較的軽い処理である学習済みのモデルを用いた推論処理は数値制御装置2の上で実行し、比較的重い処理である学習モデルの生成/更新の処理を機械学習装置3の上で実行することができるため、数値制御装置2の本来の動作を妨げることなく熱変位補正システム1の運用を行うことができる。
図6は、第4の実施形態による熱変位補正システム1の概略的な機能ブロック図である。本実施形態の熱変位補正システム1では、数値制御部100を数値制御装置2の上に実装し、推論計算部220、学習モデル記憶部300、学習モデル生成部500を数値制御装置2と標準的なインタフェースやネットワークを介して接続された機械学習装置3の上に実装している。また、別途、補正実施部400を用意している。なお、本実施形態の熱変位補正システム1では、状態量検出部140が検出する状態量をそのまま推論計算部220による推論処理や学習モデル生成部500による学習モデルの生成/更新処理に用いることができるデータであるものと想定して、特徴量作成部210の構成を省略している。このように構成することで、学習済みのモデルを用いた推論処理及び学習モデルの生成/更新の処理を機械学習装置3の上で実行することができるため、数値制御装置2の本来の動作を妨げることなく熱変位補正システム1の運用を行うことができる。
図7は、第5の実施形態による熱変位補正システム1の概略的な機能ブロック図である。本実施形態の熱変位補正システム1では、各機能ブロックを1台の数値制御装置2の上に実装している。なお、本実施形態の熱変位補正システム1では、学習モデル記憶部300には数値制御部100が制御する機械の個体差の条件の組み合わせに関連付けられた複数の学習済みの学習モデルが既に記憶されており、学習モデルの生成/更新を行なわないと想定して、学習モデル生成部500の構成を省略している。このように構成することで、本実施形態の熱変位補正システム1は、例えば数値制御装置2が制御する機械の個体差に応じて異なる学習モデルを用いて数値制御部100が制御する機械の各軸の熱変位補正量を推論し、その推論結果に基づいて機械の各軸の熱変位補正を行なう。また、勝手な学習モデルの更新は行われないので、例えば顧客に対して出荷される数値制御装置2の構成として採用することができる。
図8は、第5の実施形態による熱変位補正システム1の変形例を示す概略的な機能ブロック図である。本実施形態の熱変位補正システム1では、第5の実施形態において学習モデル記憶部300を数値制御装置2に接続された外部ストレージ4に実装した例である。本変形例では、容量の大きい学習モデルを外部ストレージ4に記憶することで、多くの学習モデルを利用することが可能となると共に、ネットワーク等を介することなく学習モデルの読み出しができるため、推論処理にリアルタイム性を必要とする場合に有効である。
図9は、第6の実施形態による熱変位補正システム1の概略的な機能ブロック図である。本実施形態の熱変位補正システム1では、数値制御部100を数値制御装置2の上に実装し、推論計算部220、学習モデル記憶部300を数値制御装置2と標準的なインタフェースやネットワークを介して接続された機械学習装置3の上に実装している。機械学習装置3は、セルコンピュータ、ホストコンピュータ、クラウドサーバ、データベースサーバ上に実装しても良い。なお、本実施形態の熱変位補正システム1では、学習モデル記憶部300には数値制御部100が制御する機械の個体差の条件の組み合わせに関連付けられた複数の学習済みの学習モデルが既に記憶されており、学習モデルの生成/更新を行なわないと想定して、学習モデル生成部500の構成を省略している。また、本実施形態の熱変位補正システム1では、状態量検出部140が検出する状態量をそのまま推論計算部220による推論処理に用いることができるデータであるものと想定して、特徴量作成部210の構成を省略している。このように構成することで、本実施形態の熱変位補正システム1は、例えば数値制御装置2が制御する機械の個体差に応じて異なる学習モデルを用いて数値制御部100が制御する機械の各軸の熱変位補正量を推論し、その推論結果に基づいて機械の各軸の熱変位補正を行なう。また、勝手な学習モデルの更新は行われないので、例えば顧客に対して出荷される数値制御装置2の構成として採用することができる。
図10は、本発明の熱変位補正システム1で実行される処理の概略的なフローチャートである。図10に示すフローチャートは、熱変位補正システム1における学習モデルの更新が行われない場合(第5,6の実施形態)の処理の流れを例示している。
●[ステップSA01]条件指定部110は、数値制御部100が制御する機械の個体差の条件を指定する。
●[ステップSA02]状態量検出部140は、数値制御部100が制御する機械の状態を状態量として検出する。
●[ステップSA03]特徴量作成部210は、ステップSA02で検出された状態量に基づいて、数値制御部100が制御する機械の熱状態の特徴を示す特徴量を作成する。
●[ステップSA04]推論計算部220は、ステップSA01で指定された数値制御部100が制御する機械の個体差の条件に対応する学習モデルを推論に使用する学習モデルとして学習モデル記憶部300から選択して読み出す。
●[ステップSA05]推論計算部220は、ステップSA04で読み出した学習モデルとステップSA03で作成された特徴量とに基づいて数値制御部100が制御する機械の各軸の熱変位補正量を推論する。
●[ステップSA06]補正実施部400は、ステップSA05において推論された機械の各軸の熱変位補正量に基づいて熱変位補正を行なう。
図11は、本発明の熱変位補正システム1で実行される処理の概略的なフローチャートである。図11に示すフローチャートは、熱変位補正システム1における学習モデルの生成・更新が行われる場合(第1〜4の実施形態)の処理の流れを例示している。
●[ステップSB01]条件指定部110は、数値制御部100が制御する機械の個体差の条件を指定する。
●[ステップSB02]状態量検出部140は、数値制御部100が制御する機械の状態を状態量として検出する。
●[ステップSB03]特徴量作成部210は、ステップSB02で検出された状態量に基づいて、数値制御部100が制御する機械の熱状態の特徴を示す特徴量を作成する。
●[ステップSB04]推論計算部220は、ステップSB01で指定された数値制御部100が制御する機械の個体差の条件に対応する学習モデルを推論に使用する学習モデルとして学習モデル記憶部300から選択して読み出す。
●[ステップSB05]学習モデル生成部500は、学習モデル記憶部300にステップSB01で指定された数値制御部100が制御する機械の個体差の条件に対応する学習済みの学習モデルが生成されているか否かを判定する。学習済みの学習モデルが生成されている場合にはステップSB07へ処理を移行し、学習済みの学習モデルが生成されていない場合にはステップSB06へ処理を移行する。
●[ステップSB06]学習モデル生成部500は、ステップSB03で作成された特徴量に基づいて、ステップSB01で指定された数値制御部100が制御する機械の個体差の条件に対応する学習モデルの生成・更新を行ない、ステップSB01へ処理を移行する。
●[ステップSB07]推論計算部220は、ステップSB04で読み出した学習モデルとステップSB03で作成された特徴量とに基づいて数値制御部100が制御する機械の各軸の熱変位補正量を推論する。
●[ステップSB08]補正実施部400は、ステップSB07において推論された機械の各軸の熱変位補正量に基づいて熱変位補正を行なう。
図12は本発明の一実施形態による数値制御装置及び機械学習装置の要部を示す概略的なハードウェア構成図である。本実施形態による数値制御装置2が備えるCPU11は、数値制御装置2を全体的に制御するプロセッサである。CPU11は、ROM12に格納されたシステム・プログラムをバス20を介して読み出し、該システム・プログラムに従って数値制御装置2全体を制御する。RAM13には一時的な計算データや表示データ、図示しない入力部を介してオペレータが入力した各種データ等が一時的に格納される。
不揮発性メモリ14は、例えば図示しないバッテリでバックアップされるなどして、数値制御装置2の電源がオフされても記憶状態が保持されるメモリとして構成される。不揮発性メモリ14には、インタフェース15を介して読み込まれた加工プログラムや後述する表示器/MDIユニット70を介して入力された加工プログラムなどが記憶されている。不揮発性メモリ14に記憶された繰返し制御に係る加工プログラムは、利用時にはRAM13に展開されても良い。また、ROM12には、数値制御装置2の動作に必要な各種のシステム・プログラム(後述する機械学習装置3とのやりとりを制御するためのシステム・プログラムを含む)があらかじめ書き込まれている。
インタフェース15は、数値制御装置2とアダプタ等の外部機器72と接続するためのインタフェースである。外部機器72側からは加工プログラムや各種パラメータ等が読み込まれる。また、数値制御装置2内で編集した繰返し制御に係るプログラムや各種パラメータ等は、外部機器72を介して外部記憶手段に記憶させることができる。PMC(プログラマブル・マシン・コントローラ)16は、数値制御装置2に内蔵されたシーケンス・プログラムで加工機の周辺装置(例えば、工具交換用のロボットハンドといったアクチュエータ)にI/Oユニット17を介して信号を出力し制御する。また、機械の本体に配備された操作盤の各種スイッチ等やセンサからの信号を受け、必要な信号処理をした後、CPU11に渡す。
表示器/MDIユニット70はディスプレイやキーボード等を備えた手動データ入力装置であり、インタフェース18は表示器/MDIユニット70のキーボードからの指令,データを受けてCPU11に渡す。インタフェース19は各軸を手動で駆動させる際に用いる手動パルス発生器等を備えた操作盤71に接続されている。
表示器/MDIユニット70には機械の熱変位状態を示す推論評価値の即値や履歴を表示することもできる。提案されるシステムの実現形態としては、しきい値判定方式、トレンドグラフ判定方式、外れ検知方式など種々の方法で最終結果を得ることができるが、その結果が得られる過程の一部が可視化されることによって、工作機械を実際に生産現場で運転している作業者にとっての工業上の直観に一致した結果を与えることができるようになる。
工作機械が備える軸を制御するための軸制御回路30はCPU11からの軸の移動指令量を受けて、軸の指令をサーボアンプ40に出力する。サーボアンプ40はこの指令を受けて、加工機が備える軸を移動させるモータ120を駆動する。軸のモータ120は位置・速度検出器を内蔵し、この位置・速度検出器からの位置・速度フィードバック信号を軸制御回路30にフィードバックし、位置・速度のフィードバック制御を行う。なお、図12のハードウェア構成図では軸制御回路30、サーボアンプ40、モータ120は1つずつしか示されていないが、実際には制御対象となる加工機に備えられた軸の数だけ用意される。
インタフェース21は、数値制御装置2と機械学習装置3とを接続するためのインタフェースである。機械学習装置3は、機械学習装置3全体を統御するプロセッサ80と、システム・プログラム等を記憶したROM81、機械学習に係る各処理における一時的な記憶を行うためのRAM82、及び学習モデル等の記憶に用いられる不揮発性メモリ83を備える。機械学習装置3は、インタフェース84及びインタフェース21を介して数値制御装置2との間で各種データのやり取りを行なう。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上述した実施の形態の例のみに限定されることなく、適宜の変更を加えることにより様々な態様で実施することができる。
1 熱変位補正システム
2 数値制御装置
3 機械学習装置
4 外部ストレージ
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 不揮発性メモリ
15,18,19,21 インタフェース
17 I/Oユニット
20 バス
30 軸制御回路
40 サーボアンプ
70 表示器/MDIユニット
71 操作盤
72 外部機器
80 プロセッサ
81 ROM
82 RAM
83 不揮発性メモリ
84 インタフェース
100 数値制御部
110 条件指定部
120 モータ
130 機構部
140 状態量検出部
200 推論処理部
210 特徴量作成部
220 推論計算部
300 学習モデル記憶部
400 補正実施部
500 学習モデル生成部

Claims (12)

  1. 機械の熱変位補正を行なう熱変位補正システムであって、
    前記機械の個体差の条件を指定する条件指定部と、
    前記機械の状態を示す状態量を検出する状態量検出部と、
    前記状態量から前記機械の熱変位補正量を推論する推論計算部と、
    前記推論計算部により推論された前記機械の熱変位補正量に基づいて前記機械の熱変位補正を行なう補正実施部と、
    前記状態量を用いた機械学習により学習モデルを生成乃至更新する学習モデル生成部と、
    前記学習モデル生成部が生成した少なくとも1つの学習モデルを前記条件指定部により指定された条件の組み合わせと関連付けて記憶する学習モデル記憶部と、
    を具備し、
    前記推論計算部は、前記条件指定部が指定する前記機械の個体差の条件に基づいて前記学習モデル記憶部に記憶された学習モデルの中から少なくとも1つの学習モデルを選択的に用いて前記機械の熱変位補正量を推論する、
    熱変位補正システム。
  2. 前記状態量検出部が検出した状態量から前記機械の熱状態を特徴付ける特徴量を作成する特徴量作成部を更に備え、
    前記推論計算部は、前記特徴量から前記機械の熱変位補正量を推論し、
    前記学習モデル生成部は、前記特徴量を用いた機械学習により学習モデルを生成乃至更新する、
    請求項1に記載の熱変位補正システム。
  3. 前記学習モデル生成部は、前記学習モデル記憶部が記憶する既存の学習モデルに対する改変を実施することによって新しい学習モデルを生成する、
    請求項1または2に記載の熱変位補正システム。
  4. 前記学習モデル記憶部は、前記学習モデル生成部が生成した学習モデルを暗号化して記憶し、前記推論計算部により学習モデルが読み出される際に暗号化された学習モデルを復号する、
    請求項1〜3のいずれか1つ記載の熱変位補正システム。
  5. 機械の熱変位補正を行なう熱変位補正システムであって、
    前記機械の個体差の条件を指定する条件指定部と、
    前記機械の状態を示す状態量を検出する状態量検出部と、
    前記状態量から前記機械の熱変位補正量を推論する推論計算部と、
    前記推論計算部により推論された前記機械の熱変位補正量に基づいて前記機械の熱変位補正を行なう補正実施部と、
    前記機械の運転動作の組み合わせと予め関連付けられている少なくとも1つの学習モデルを記憶する学習モデル記憶部と、
    を具備し、
    前記推論計算部は、前記条件指定部が指定する前記機械の個体差の条件に基づいて前記学習モデル記憶部に記憶された学習モデルの中から少なくとも1つの学習モデルを選択的に用いて前記機械の熱変位補正量を推論する、
    熱変位補正システム。
  6. 前記状態量検出部が検出した状態量から前記機械の熱状態を特徴付ける特徴量を作成する特徴量作成部を更に備え、
    前記推論計算部は、前記特徴量から前記機械の熱変位補正量を推論する、
    請求項5に記載の熱変位補正システム。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つに記載された条件指定部と、状態量検出部と、
    を備えた数値制御装置。
  8. 機械の個体差の条件を指定するステップと、
    前記機械の状態を示す状態量を検出するステップと、
    前記状態量から前記機械の熱変位補正量を推論するステップと、
    前記熱変位補正量に基づいて前記機械の熱変位補正を行なうステップと、
    前記状態量を用いた機械学習により学習モデルを生成乃至更新するステップと、
    を実行する熱変位補正方法であって、
    前記推論するステップは、機械の運転動作の条件の組み合わせと予め関連付けられている少なくとも1つの前記学習モデルの中から、前記条件を指定するステップで指定された条件に基づいて使用する学習モデルを選択し、選択した学習モデルを用いて前記機械の熱変位補正量を推論する、
    熱変位補正方法。
  9. 前記状態量から前記機械の熱状態を特徴付ける特徴量を作成するステップを更に実行し、
    前記推論するステップは、前記特徴量から前記機械の熱変位補正量を推論し、
    前記学習モデルを生成乃至更新するステップは、前記特徴量を用いた機械学習により学習モデルを生成乃至更新する、
    請求項8に記載の熱変位補正方法。
  10. 機械の個体差の条件を指定するステップと、
    前記機械の状態を示す状態量を検出するステップと、
    前記状態量から前記機械の熱変位補正量を推論するステップと、
    前記熱変位補正量に基づいて前記機械の熱変位補正を行なうステップと、
    を実行する熱変位補正方法であって、
    前記推論するステップは、機械の個体差の条件の組み合わせと予め関連付けられている少なくとも1つの学習モデルの中から、前記条件を指定するステップで指定された条件に基づいて使用する学習モデルを選択し、選択した学習モデルを用いて前記機械の熱変位補正量を推論する、
    熱変位補正方法。
  11. 前記状態量から前記機械の個体差による熱状態を特徴付ける特徴量を作成するステップを更に実行し、
    前記推論するステップは、前記特徴量から前記機械の熱変位補正量を推論する、
    請求項10に記載の熱変位補正方法。
  12. 複数の学習モデルのそれぞれを、機械の熱変位補正を行なう条件の組み合わせに関連付けて成る学習モデルセットであって、
    前記複数の学習モデルのそれぞれは、前記機械の個体差の条件の下で行われる前記機械の状態を示す状態量に基づいて生成乃至更新された学習モデルであり、
    前記複数の学習モデルの中から、機械の個体差の条件に基づいて1つの学習モデルを選択し、選択した学習モデルを前記機械の熱変位補正量の推論の処理に使用させる、
    学習モデルセット。
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