JP2019063934A - ロボット - Google Patents

ロボット Download PDF

Info

Publication number
JP2019063934A
JP2019063934A JP2017192072A JP2017192072A JP2019063934A JP 2019063934 A JP2019063934 A JP 2019063934A JP 2017192072 A JP2017192072 A JP 2017192072A JP 2017192072 A JP2017192072 A JP 2017192072A JP 2019063934 A JP2019063934 A JP 2019063934A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output shaft
robot
arm
motor
friction plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017192072A
Other languages
English (en)
Inventor
昭雄 仁宇
Akio Jinu
昭雄 仁宇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2017192072A priority Critical patent/JP2019063934A/ja
Priority to US16/143,622 priority patent/US20190099880A1/en
Priority to CN201811136473.9A priority patent/CN109571429A/zh
Publication of JP2019063934A publication Critical patent/JP2019063934A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/02Programme-controlled manipulators characterised by movement of the arms, e.g. cartesian coordinate type
    • B25J9/04Programme-controlled manipulators characterised by movement of the arms, e.g. cartesian coordinate type by rotating at least one arm, excluding the head movement itself, e.g. cylindrical coordinate type or polar coordinate type
    • B25J9/046Revolute coordinate type
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J19/00Accessories fitted to manipulators, e.g. for monitoring, for viewing; Safety devices combined with or specially adapted for use in connection with manipulators
    • B25J19/0004Braking devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/0009Constructional details, e.g. manipulator supports, bases
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/10Programme-controlled manipulators characterised by positioning means for manipulator elements
    • B25J9/12Programme-controlled manipulators characterised by positioning means for manipulator elements electric
    • B25J9/126Rotary actuators

Abstract

【課題】部品点数の削減、構成の簡素化が図れ、組み立て、メンテナンス等を容易かつ迅速に行うことができるロボットを提供する。【解決手段】回動可能なアームと、回動可能な出力軸を有し、前記アームを回動させる駆動力を発生する駆動源と、前記出力軸とともに回動する出力部材と、前記出力軸とともに回動し、前記出力軸の軸方向に移動可能な摩擦板を有し、前記出力軸の回動を制動することが可能な制動機構とを備え、前記出力部材は、前記摩擦板を前記出力軸の軸方向に移動可能に支持し、前記出力部材に対する前記摩擦板の回動を規制する支持部と、前記駆動力を伝達する動力伝達部とを有し、前記支持部は、前記出力軸の軸周りの方向において前記摩擦板に係合する係合部を有し、前記係合部が前記摩擦板に係合することにより、前記出力部材に対する前記摩擦板の回動が規制され、前記動力伝達部と前記支持部とが一体的に形成されていることを特徴とするロボット。【選択図】図1

Description

本発明は、ロボットに関するものである。
基台と、複数のアーム(リンク)を有するロボットアームとを備えるロボットが知られている。ロボットアームの隣り合う2つのアームのうちの一方のアームは、関節部を介して、他方のアームに回動可能に連結され、最も基端側(最も上流側)のアームは、関節部を介して、基台に回動可能に連結されている。関節部はモーターにより駆動され、その関節部の駆動により、アームが回動する。また、最も先端側(最も下流側)のアームには、エンドエフェクターとして、例えば、着脱可能にハンドが装着される。そして、ロボットは、例えば、ハンドで対象物を把持し、その対象物を所定の場所へ移動させ、組立等の所定の作業を行う。
また、特許文献1には、スカラーロボットが開示されている。このようなスカラーロボットや、垂直多関節ロボット等のロボットには、アームを駆動する駆動機構として、モーターと、2つのプーリーと、その2つのプーリーに掛け渡されたベルトとを備える機構が設けられている。2つのプーリーのうちの一方は、モーターの出力軸に固定されたハブに固定されている。
特開2011−177845号公報
しかしながら、従来のロボットでは、プーリーとハブとが別体であるので、部品点数が多く、構成が複雑である。また、ロボットの組み立て(製造)、メンテナンス等に多大な労力と時間を要する。また、部品管理に負担がかかる。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
本発明のロボットは、回動可能なアームと、
回動可能な出力軸を有し、前記アームを回動させる駆動力を発生する駆動源と、
前記出力軸とともに回動する出力部材と、
前記出力軸とともに回動し、前記出力軸の軸方向に移動可能な摩擦板を有し、前記出力軸の回動を制動することが可能な制動機構と、を備え、
前記出力部材は、前記摩擦板を前記出力軸の軸方向に移動可能に支持し、前記出力部材に対する前記摩擦板の回動を規制する支持部と、前記駆動力を伝達する動力伝達部と、を有し、
前記支持部は、前記出力軸の軸周りの方向において前記摩擦板に係合する係合部を有し、前記係合部が前記摩擦板に係合することにより、前記出力部材に対する前記摩擦板の回動が規制され、
前記動力伝達部と、前記支持部とが一体的に形成されていることを特徴とする。
このような本発明のロボットによれば、動力伝達部と支持部とが一体的に形成(一体化)されているので、部品点数を削減することができ、構成を簡素化することができる。また、ロボットの組み立て(製造)、メンテナンス等を容易かつ迅速に行うことができる。また、部品管理の負担を軽減することができる。また、簡易な構成で適確に出力部材に対する摩擦板の回動を規制することができる。
本発明のロボットでは、前記動力伝達部は、プーリーであることが好ましい。
これにより、もう1つのプーリーと、その2つのプーリーに掛け渡されたベルトとを設けることで、駆動源で発生した駆動力をその駆動力の伝達先に伝達することができる。
本発明のロボットでは、前記出力部材は、前記出力軸に対して前記動力伝達部を位置決めする位置決め部を有することが好ましい。
これにより、組み立ての際、容易かつ迅速に、出力軸に対して動力伝達部を位置決めすることができる。これによって、出力部材の所定部と制動機構の所定部との間の距離の管理を省略することができ、組み立てを容易かつ迅速に行うことができる。
本発明のロボットでは、前記出力部材は、ネジが前記出力軸の先端から前記出力軸に螺合することにより、前記出力軸に連結されていることが好ましい。
これにより、出力軸に対して出力部材を容易かつ迅速に着脱することができる。
本発明のロボットでは、前記制動機構は、前記出力軸の軸方向に移動可能な可動板を有することが好ましい。
これにより、適確に出力軸を制動することができる、すなわち、適確に出力軸が停止した状態を保持することができる。
本発明のロボットでは、前記制動機構は、固定板を有し、前記出力軸の制動時は、前記可動板と前記固定板とで前記摩擦板を挟持することが好ましい。
これにより、適確に出力軸を制動することができる、すなわち、適確に出力軸が停止した状態を保持することができる。
本発明のロボットでは、前記制動機構は、電磁ブレーキであることが好ましい。
これにより、適確に出力軸を制動することができる、すなわち、適確に出力軸が停止した状態を保持することができる。
本発明のロボットの実施形態を示す斜視図である。 図1に示すロボットの概略図である。 図1に示すロボットの主要部を示すブロック図である。 図1に示すロボットの基台および第1アームを示す斜視図である。 図1に示すロボットの基台を示す斜視図である。 図1に示すロボットの基台を示す斜視図である。 図1に示すロボットの基台を示す斜視図である。 図1に示すロボットの基台および第1アームを示す斜視図である。 図1に示すロボットの基台を示す断面図である。 図1に示すロボットの基台の一部を切断してなる切断図である。 図1に示すロボットの基台の一部を切断してなる切断図である。 図1に示すロボットの基台および第1アームの一部を切断してなる切断図である。 図1に示すロボットの基台を示す斜視図である。 図1に示すロボットのモーターユニットを示す斜視図である。 図1に示すロボットのモーターユニットの出力部材を示す斜視図である。 図1に示すロボットのモーターユニットを模式的に示す部分断面図である。 図1に示すロボットのモーターユニットを模式的に示す部分断面図である。 図1に示すロボットのモーターユニットの出力部材の支持部および制動機構の摩擦板を模式的に示す断面図である。
以下、本発明のロボットを添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明のロボットの実施形態を示す斜視図である。図2は、図1に示すロボットの概略図である。図3は、図1に示すロボットの主要部を示すブロック図である。図4は、図1に示すロボットの基台および第1アームを示す斜視図である。図5は、図1に示すロボットの基台を示す斜視図である。図6は、図1に示すロボットの基台を示す斜視図である。図7は、図1に示すロボットの基台を示す斜視図である。図8は、図1に示すロボットの基台および第1アームを示す斜視図である。図9は、図1に示すロボットの基台を示す断面図である。図10は、図1に示すロボットの基台の一部を切断してなる切断図である。図11は、図1に示すロボットの基台の一部を切断してなる切断図である。図12は、図1に示すロボットの基台および第1アームの一部を切断してなる切断図である。図13は、図1に示すロボットの基台を示す斜視図である。図14は、図1に示すロボットのモーターユニットを示す斜視図である。図15は、図1に示すロボットのモーターユニットの出力部材を示す斜視図である。図16および図17は、それぞれ、図1に示すロボットのモーターユニットを模式的に示す部分断面図である。図18は、図1に示すロボットのモーターユニットの出力部材の支持部および制動機構の摩擦板を模式的に示す断面図である。なお、図3には、代表的に、2つの制御基板のうちの1つを図示し、また、代表的に、2つの電源基板のうちの1つを図示している。また、図14では、駆動基板にカバーが設けられた状態が図示されている。
また、以下では、説明の都合上、図1および図2中の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言う。また、図1および図2中の基台側を「基端」または「上流」、その反対側を「先端」または「下流」と言う。また、図1および図2中の上下方向が鉛直方向である。
また、図1に示すように、互いに直交する3つの軸としてX軸、Y軸およびZ軸が図示されている。各軸を示す矢印の先端側を「+(正)」、基端側を「−(負)」とする。また、Z軸方向を「鉛直方向」とする。また、X軸とY軸を含むX−Y平面を「水平面」とし、X−Y平面内の方向(X−Y平面に沿った方向)を「水平方向」とする。また、X軸に平行な方向を「X方向(X軸方向)」とも言い、Y軸に平行な方向を「Y方向(Y軸方向)」とも言い、Z軸に平行な方向を「Z方向(Z軸方向)」とも言う。
また、本明細書において、「水平」とは、完全に水平な場合のみならず、水平に対して±5°以内で傾斜している場合も含む。同様に、本明細書において、「鉛直」とは、完全に鉛直な場合のみならず、鉛直に対して±5°以内で傾斜している場合も含む。また、本明細書において、「平行」とは、2つの線(軸を含む)または面が、互いに完全な平行である場合のみならず、±5°以内で傾斜している場合も含む。また、本明細書において、「直交」とは、2つの線(軸を含む)または面が、互いに完全な直交である場合のみならず、±5°以内で傾斜している場合も含む。
図1に示すロボット1は、例えば、各種のワーク(対象物)の搬送、組立および検査等の各作業で用いることができる。
図1〜図3に示すように、ロボット1は、基台4と、基台4に変位可能に連結された(設けられた)ロボットアーム10とを有するロボット本体2と、第1駆動機構401、第2駆動機構402、第3駆動機構403、第4駆動機構404、第5駆動機構405および第6駆動機構406と、制御基板81と、電源基板82と、駆動基板831、832、833、834、835、836とを備えている。
また、ロボットアーム10は、第1アーム11、第2アーム12、第3アーム13、第4アーム14、第5アーム15および第6アーム16を備えている。また、第5アーム15および第6アーム16によりリストが構成され、第6アーム16の先端には、例えば、ハンド等のエンドエフェクター(図示せず)を着脱可能に取り付ける(接続する)ことができ、そのエンドエフェクターで対象物(図示せず)を把持(保持)することができる。エンドエフェクターで把持(保持)する対象物としては、特に限定されず、例えば、電子部品、電子機器等、各種のものが挙げられる。
また、エンドエフェクターとしては、対象物を保持することが可能なものであれば、特に限定されず、対象物を把持する(掴む)ことが可能なハンド、対象物を吸着することで保持する吸着ヘッド(吸着ハンド)等が挙げられる。
なお、第6アーム16とエンドエフェクターとの間には、図示しない力検出部(力検出装置)が設けられていてもよい。力検出部は、エンドエフェクターに加わる力(並進力、モーメントを含む)を検出する。また、力検出部としては、特に限定されないが、例えば、互いに直交する3軸のそれぞれの軸方向の力成分(並進力成分)と、その3軸のそれぞれの軸周りの力成分(回転力成分)とを検出可能な6軸力覚センサー等が用いられる。
ロボット1は、基台4と、第1アーム11と、第2アーム12と、第3アーム13と、第4アーム14と、第5アーム15と、第6アーム16とが基端側から先端側に向ってこの順に連結された単腕の6軸垂直多関節ロボットである。以下では、第1アーム11、第2アーム12、第3アーム13、第4アーム14、第5アーム15、第6アーム16をそれぞれ「アーム」とも言う。また、第1駆動機構401、第2駆動機構402、第3駆動機構403、第4駆動機構404、第5駆動機構405および第6駆動機構406をそれぞれ「駆動機構」とも言う。なお、アーム11〜16の長さは、それぞれ、特に限定されず、適宜設定可能である。
基台4と第1アーム11とは、関節(ジョイント)171を介して連結されている。そして、第1アーム11は、基台4に対し、鉛直方向と平行な第1回動軸O1を回動中心とし、その第1回動軸O1周りに回動可能となっている。また、第1回動軸O1は、基台4の設置面である床101の上面の法線と一致している。また、第1回動軸O1は、ロボット1の最も上流側にある回動軸である。この第1アーム11は、モーター(第1モーター)401Mおよび減速機6(図8参照)を有する第1駆動機構401の駆動により回動する。モーター401Mは、第1アーム11を回動させる駆動力を発生する駆動源の1例である。また、モーター401Mは、駆動基板831(第1駆動基板)のモータードライバー301(第1モータードライバー)を介して制御基板81により制御される。なお、前記減速機6が省略されていてもよい。
また、ロボット1は、モーター401Mの出力軸410(第1アーム11)の回動を制動する制動機構27を有している(図14、図16参照)。制動機構27は、制御基板81により制御される。この制動機構27により、モーター401Mの出力軸410が回動することを阻止し、第1アーム11の姿勢を適確に保持することができる。
第1アーム11と第2アーム12とは、関節(ジョイント)172を介して連結されている。そして、第2アーム12は、第1アーム11に対し、水平方向と平行な第2回動軸O2を回動中心として回動可能となっている。また、第2アーム12は、第1アーム11の先端部において片持ち支持されている。これにより、ロボット1の小型化、軽量化を図ることができる。また、第2回動軸O2は、第1回動軸O1に直交する軸と平行である。この第2アーム12は、モーター(第2モーター)402Mおよび減速機(図示せず)を有する第2駆動機構402の駆動により回動する。モーター402Mは、第2アーム12を回動させる駆動力を発生する駆動源の1例である。また、モーター402Mは、駆動基板832(第2駆動基板)のモータードライバー302(第2モータードライバー)を介して制御基板81により制御される。なお、前記減速機が省略されていてもよい。また、第2回動軸O2は、第1回動軸O1と直交していてもよい。
また、ロボット1は、モーター402Mの出力軸(第2アーム12)の回動を制動する制動機構(図示せず)を有している。制動機構は、制御基板81により制御される。この制動機構により、モーター402Mの出力軸が回動することを阻止し、第2アーム12の姿勢を適確に保持することができる。
第2アーム12と第3アーム13とは、関節(ジョイント)173を介して連結されている。そして、第3アーム13は、第2アーム12に対して水平方向と平行な第3回動軸O3を回動中心とし、その第3回動軸O3周りに回動可能となっている。また、第3アーム13は、第2アーム12の先端部において片持ち支持されている。これにより、ロボット1の小型化、軽量化を図ることができる。また、第3回動軸O3は、第2回動軸O2と平行である。この第3アーム13は、モーター(第3モーター)403Mおよび減速機(図示せず)を有する第3駆動機構403の駆動により回動する。モーター403Mは、第3アーム13を回動させる駆動力を発生する駆動源の1例である。また、モーター403Mは、駆動基板833(第3駆動基板)のモータードライバー303(第3モータードライバー)を介して制御基板81により制御される。なお、前記減速機が省略されていてもよい。
また、ロボット1は、モーター403Mの出力軸(第3アーム13)の回動を制動する制動機構(図示せず)を有している。制動機構は、制御基板81により制御される。この制動機構により、モーター403Mの出力軸が回動することを阻止し、第3アーム13の姿勢を適確に保持することができる。
第3アーム13と第4アーム14とは、関節(ジョイント)174を介して連結されている。そして、第4アーム14は、第3アーム13に対し、第3アーム13の中心軸方向と平行な第4回動軸O4を回動中心とし、その第4回動軸O4周りに回動可能となっている。第4回動軸O4は、第3回動軸O3と直交している。この第4アーム14は、モーター(第4モーター)404Mおよび減速機(図示せず)を有する第4駆動機構404の駆動により回動する。モーター404Mは、第4アーム14を回動させる駆動力を発生する駆動源の1例である。また、モーター404Mは、駆動基板834(第4駆動基板)のモータードライバー304(第4モータードライバー)を介して制御基板81により制御される。なお、前記減速機が省略されていてもよい。また、第4回動軸O4は、第3回動軸O3に直交する軸と平行であってもよい。
また、ロボット1は、モーター404Mの出力軸(第4アーム14)の回動を制動する制動機構(図示せず)を有している。制動機構は、制御基板81により制御される。この制動機構により、モーター404Mの出力軸が回動することを阻止し、第4アーム14の姿勢を適確に保持することができる。
第4アーム14と第5アーム15とは、関節(ジョイント)175を介して連結されている。そして、第5アーム15は、第4アーム14に対して第5回動軸O5を回動中心とし、その第5回動軸O5周りに回動可能となっている。また、第5アーム15は、第4アーム14の先端部において片持ち支持されている。これにより、ロボット1の小型化、軽量化を図ることができる。また、第5回動軸O5は、第4回動軸O4と直交している。この第5アーム15は、モーター(第5モーター)405Mおよび減速機(図示せず)を有する第5駆動機構405の駆動により回動する。モーター405Mは、第5アーム15を回動させる駆動力を発生する駆動源の1例である。また、モーター405Mは、駆動基板835(第5駆動基板)のモータードライバー305(第5モータードライバー)を介して制御基板81により制御される。なお、前記減速機が省略されていてもよい。また、第5回動軸O5は、第4回動軸O4に直交する軸と平行であってもよい。
また、ロボット1は、モーター405Mの出力軸(第5アーム15)の回動を制動する制動機構(図示せず)を有している。制動機構は、制御基板81により制御される。この制動機構により、モーター405Mの出力軸が回動することを阻止し、第5アーム15の姿勢を適確に保持することができる。
第5アーム15と第6アーム16とは、関節(ジョイント)176を介して連結されている。そして、第6アーム16は、第5アーム15に対して第6回動軸O6を回動中心とし、その第6回動軸O6周りに回動可能となっている。また、第6回動軸O6は、第5回動軸O5と直交している。この第6アーム16は、モーター(第6モーター)406Mおよび減速機(図示せず)を有する第6駆動機構406の駆動により回動する。モーター406Mは、第6アーム16を回動させる駆動力を発生する駆動源の1例である。また、モーター406Mは、駆動基板836(第6駆動基板)のモータードライバー306(第6モータードライバー)を介して制御基板81により制御される。なお、前記減速機が省略されていてもよい。また、第6回動軸O6は、第5回動軸O5に直交する軸と平行であってもよい。
また、ロボット1は、モーター406Mの出力軸(第6アーム16)の回動を制動する制動機構(図示せず)を有している。制動機構は、制御基板81により制御される。この制動機構により、モーター406Mの出力軸が回動することを阻止し、第5アーム15の姿勢を適確に保持することができる。
駆動機構401〜406には、それぞれのモーターまたは減速機に、第1角度センサー411、第2角度センサー412、第3角度センサー413、第4角度センサー414、第5角度センサー415、第6角度センサー416が設けられている。以下では、第1角度センサー411、第2角度センサー412、第3角度センサー413、第4角度センサー414、第5角度センサー415、第6角度センサー416をそれぞれ「角度センサー」とも言う。これらの角度センサーとしては、特に限定されず、例えば、ロータリーエンコーダー等のエンコーダー等を用いることができる。これらの角度センサー411〜416により、それぞれ、駆動機構401〜406のモーターまたは減速機の出力軸(回転軸)の回転(回動)角度を検出する。
また、駆動機構401〜406のモーターとしては、それぞれ、特に限定されないが、例えば、ACサーボモーター、DCサーボモーター等のサーボモーターが好ましい。
また、駆動機構401〜406の減速機としては、それぞれ、特に限定されず、例えば、複数の歯車で構成された所謂「遊星ギア型」の減速機や、ハーモニックドライブ(「ハーモニックドライブ」は登録商標)と呼ばれる波動減速機(波動歯車装置)等が挙げられ、これらのうちでは、波動減速機が好ましい。
なお、モーター401M〜406Mを制動する6つの制動機構のうち、1つ以上、5つ以下の範囲内で、制動機構を省略さしてもよい。
また、駆動機構401〜406、角度センサー411〜416、各制動機構は、それぞれ、制御基板81と電気的に接続されている。
そして、制御基板81は、アーム11〜16をそれぞれ独立して作動させることができる、すなわち、モータードライバー301〜306を介して、駆動機構401〜406をそれぞれ独立して制御することができる。この場合、制御基板81は、角度センサー411〜416、力検出部(図示せず)により検出を行い、その検出結果(検出情報)に基づいて、駆動機構401〜406の駆動、例えば、角速度や回転角度等をそれぞれ制御する。この制御プログラムは、制御基板81のROM等に予め記憶されている。
本実施形態では、基台4は、ロボット1の鉛直方向の最も下方に位置し、設置スペースの床101等に固定(設置)される部分である。この固定方法としては、特に限定されず、例えば、複数本のボルトによる固定方法等が挙げられる。また、基台4が固定されている部分の床101は、水平面と平行な平面(面)であるが、これに限定されるものではない。
このようなロボット1の制御基板81は、作業において、角度センサー411〜416、力検出部(図示せず)の出力、すなわち、角度センサー411〜416の検出結果(検出された角度)、力検出部の検出結果(検出された力)等に基づいて、ロボット1の駆動(動作)を位置制御、力制御等で制御する。
位置制御とは、ロボット1のエンドエフェクターの位置や姿勢に関する情報に基づいて、エンドエフェクターを目標の位置に目標の姿勢になるように移動させるロボット1の動作の制御である。前記エンドエフェクターに代えて、ロボットアーム10の先端部やエンドエフェクターが把持した対象物等でもよい。また、エンドエフェクターの位置や姿勢に関する情報は、角度センサー411〜416の検出結果等に基づいて求めることが可能である。
また、力制御とは、力検出部の検出結果に基づいて、エンドエフェクターの位置や姿勢を変更したり、また、エンドエフェクターを押したり、引っ張ったり、回転させる等のロボット1の動作の制御である。力制御には、例えば、インピーダンス制御と、フォーストリガー制御とが含まれている。
フォーストリガー制御では、力検出部により検出を行い、その力検出部により所定の力を検出するまでロボットアーム10を移動(姿勢の変更も含む)、すなわち、動作させる。
インピーダンス制御は、倣い制御を含む。まず、簡単に説明すると、インピーダンス制御では、ロボットアーム10の先端部に加わる力を可能な限り所定の力に維持、すなわち、力検出部により検出される所定方向の力を可能な限り目標値(0も含む)に維持するようにロボットアーム10(ロボット1)の動作を制御する。これにより、例えば、ロボットアーム10に対してインピーダンス制御を行うと、ロボットアーム10は、エンドエフェクターで把持した対象物(図示せず)が他の対象物(図示せず)に対し、前記所定方向について倣う動作を行う。
以上、ロボット1について簡単に説明した。以下、詳細に説明する。
図4〜図8に示すように、基台4は、箱状をなし、内部に、物を収納(配置)することが可能な収納空間42を有している。この場合、基台4の内部空間(内部)の全体を収納空間42と捉えてもよく、また、一部を収納空間42と捉えてもよい。この基台4は、本体部43と、蓋体44とを備えており、蓋体44は、本体部43の後端面431(Y方向の負側の面)に対して着脱可能に取り付けられている。本実施形態では、蓋体44は、ネジ留めにより、本体部43に着脱可能に取り付けられている。なお、蓋体44を本体部43に取り付ける方法は、ネジ留めに限定されず、例えば、嵌合等が挙げられる。
また、ロボット1は、ロボット本体2の駆動を制御する制御基板81と、制御基板81に電力を供給する電源基板82(図10参照)とを備えている。
制御基板81の数は、特に限定されず、諸条件に応じて適宜設定されるものであるが、本実施形態では、2つであり、その2つの制御基板81は、所定の間隔を隔てて、X方向から見て重なるように配置され、互いに電気的に接続されている。また、各制御基板81は、同一の構成でもよく、また、異なる構成でもよいが、本実施形態では、互いに異なる機能を有している。以下の説明では、代表的に、2つの制御基板81のうちの一方について説明する。なお、制御基板81の数は、1つでもよく、また、3つ以上でもよい。
また、電源基板82の数は、特に限定されず、諸条件に応じて適宜設定されるものであるが、本実施形態では、2つであり、その2つの電源基板82は、所定の間隔を隔ててZ方向に並んでおり、互いに電気的に接続されている。また、各電源基板82は、同一の構成でもよく、また、異なる構成でもよい。以下の説明では、代表的に、2つの電源基板82のうちの一方について説明する。なお、電源基板82の数は、1つでもよく、また、3つ以上でもよい。
制御基板81は、配線が設けられた基板と、その基板に設けられ、プロセッサーの1例であるCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、プログラムが記憶されたROM(Read Only Memory)等を備えている。本実施形態では、CPUにより各種のプログラムを実行することにより、ロボット本体2の駆動を制御する制御部の機能が達成され、また、RAM、ROMにより、各種の情報(データやプログラム等を含む)を記憶する記憶部の機能が達成される。
また、電源基板82は、配線が設けられた基板と、その基板に設けられ、外部から供給される電圧(電力)を所定の値に変換(例えば、降圧)する回路等を備えている。
また、駆動基板831は、制御基板81の指令に基づいてモーター401Mを駆動する回路基板であり、配線が設けられた基板と、その基板に設けられたモータードライバー301等を備えている。
また、駆動基板832は、制御基板81の指令に基づいてモーター402Mを駆動する回路基板であり、配線が設けられた基板と、その基板に設けられたモータードライバー302等を備えている。
また、駆動基板833は、制御基板81の指令に基づいてモーター403Mを駆動する回路基板であり、配線が設けられた基板と、その基板に設けられたモータードライバー303等を備えている。
また、駆動基板834は、制御基板81の指令に基づいてモーター404Mを駆動する回路基板であり、配線が設けられた基板と、その基板に設けられたモータードライバー304等を備えている。
また、駆動基板835は、制御基板81の指令に基づいてモーター405Mを駆動する回路基板であり、配線が設けられた基板と、その基板に設けられたモータードライバー305等を備えている。
また、駆動基板836は、制御基板81の指令に基づいてモーター406Mを駆動する回路基板であり、配線が設けられた基板と、その基板に設けられたモータードライバー306等を備えている。
また、図10および図11に示すように、制御基板81と電源基板82とは、配線921(第2配線)により電気的に接続(以下、単に「接続」とも言う)され、配線922(第2配線)により接続されている。配線921は、外部から制御基板81に入力された電圧(電力)を制御基板81から電源基板82に送出するのに用いられる電源線である。また、配線922は、電源基板82で変換された電圧(例えば、降圧された電圧)を電源基板82から制御基板81に送出するのに用いられる電源線である。配線921、922は、それぞれ、本実施形態では、例えば、絶縁性を有するチューブを備えるケーブルとして設けられる。
また、図12に示すように、制御基板81と駆動基板831とは、配線91(第1配線)により接続されている。配線91は、モーター401Mを駆動する電圧(指令)を制御基板81から駆動基板831に送出するのに用いられる電源線である。また、制御基板81と、各駆動基板832〜836のそれぞれとは、同様に、配線(図示せず)により接続されている。配線91および前記駆動基板832〜836に接続される配線は、それぞれ、本実施形態では、例えば、絶縁性を有するチューブを備えるケーブルとして設けられる。
また、図4〜図6に示すように、ロボット1は、制御基板81および電源基板82をそれぞれ着脱可能に支持する支持部材5を備えている。支持部材5は、基台4に対して着脱可能に収納空間42に設けられている。これにより、制御基板81および電源基板82は、それぞれ、収納空間42に設けられる。また、本実施形態では、支持部材5は、ネジ留めにより、基台4に着脱可能に取り付けられている。なお、支持部材5を基台4に取り付ける方法は、ネジ留めに限定されず、例えば、嵌合等が挙げられる。
このように、ロボット1と、制御基板81および電源基板82(制御装置)とが一体化されているので、ロボット1の小型化(ロボットシステム全体の小型化)を図ることができる。また、支持部材5が基台4に対して着脱可能であるので、ロボット1の組み立て(製造)、制御基板81および電源基板82のメンテナンス等を容易かつ迅速に行うことができる。なお、支持部材5は、他の構造を有していてもよく、また、基台4から取り外すことができなくてもよい。
また、支持部材5の全体形状は、板状をなしている。すなわち、支持部材5は、板状をなす主基板51(板状部)を有している。主基板51の形状は、特に限定されないが、本実施形態では、主基板51の平面視で、長方形(四角形)である。なお、主基板51の形状としては、四角形の他、例えば、三角形、五角形、六角形等の多角形、円、楕円等が挙げられる。
また、主基板51の後部(Y方向の負側)には、後基板52が設けられている。また、後基板52は、主基板51に対して、直角になるように配置されている。また、本実施形態では、主基板51および後基板52は、1つの基板を折り曲げて形成しているが、これに限らず、例えば、別部材で形成してもよい。
後基板52は、基台4にネジ留めされる部材であり、後基板52には、2つの貫通孔521が形成されている。
また、基台4の本体部43の収納空間42内の一方(X方向の正側)の側壁41には、2つのリブ45が形成されている。各リブ45は、それぞれ、Y方向に延在している。また、各リブ45は、所定の間隔を隔ててZ方向に並んでいる。
また、各リブ45には、それぞれ、Y方向の負側の端面に雌ネジ451が形成されている。支持部材5は、2つの雄ネジ(図示せず)が、それぞれ、対応する貫通孔521を挿通し、対応するリブ45の雌ネジ451に螺合することで、基台4に対して着脱可能に取り付けられる。なお、支持部材5は、本体部43に限らず、例えば、蓋体44に着脱可能に取り付けられるようになっていてもよい。
また、支持部材5は、主基板51が第1回動軸O1の軸方向(鉛直方向)に沿うように配置される。本実施形態では、主基板51とZ軸(鉛直線)とが平行、具体的には、主基板51の短辺512とZ軸とが平行で、長辺511とY軸とが平行になるように配置される。これにより、制御基板81および電源基板82を鉛直方向に沿うように配置することができ、これによって、制御基板81および電源基板82に粉塵等が溜まることを抑制することができる。
なお、支持部材5は、他の姿勢、例えば、主基板51が鉛直方向に対して傾斜した姿勢、主基板51とX−Y平面(水平面)とが平行である姿勢等で配置されるようになっていてもよい。
また、図7および図9に示すように、基台4は、収納空間42に取り付けられた(設けられた)支持部材5の姿勢を規制する姿勢規制部47を有している。姿勢規制部47は、本実施形態では、本体部43の収納空間42内の前壁46に形成されたリブで構成されている。
この姿勢規制部47は、収納空間42の上部(Z方向の正側)に配置され、X方向に延在している。また、姿勢規制部47は、支持部材5の主基板51の先端部が挿入される溝471を有している。また、溝471は、Z方向に延在し、Y方向の負側およびZ方向の負側に開放している。したがって、姿勢規制部47は、X方向の正側および負側と、Y方向の正側と、Z方向の正側から、支持部材5の主基板51の先端部を支持し、これにより、支持部材5の姿勢を規制する。これにより、支持部材5の姿勢を安定させることができる。また、支持部材5を基台4に取り付ける際、支持部材5が溝471に挿入されることにより、支持部材5の姿勢が安定し、支持部材5の取り付け作業を容易かつ迅速に行うことができる。なお、溝471は、無底、すなわち、Y方向の正側に開放していてもよく、また、Z方向の正側に開放していてもよい。
また、支持部材5の構成材料としては、特に限定されないが、金属材料(合金を含む)が好ましく、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金等の熱伝導率の高い材料を用いることがより好ましい。熱伝導率の高い材料を用いることにより、制御基板81および電源基板82で発生した熱を支持部材5から基台4に効率良く逃がすことができる。
また、本実施形態では、制御基板81および電源基板82は、それぞれ、ネジ留めにより、支持部材5の主基板51に着脱可能に取り付けられている。また、主基板51の一方の面に、制御基板81が取り付けられ、他方の面に、電源基板82が取り付けられている。なお、制御基板81および電源基板82を支持部材5に取り付ける方法は、それぞれ、ネジ留めに限定されない。
また、支持部材5は、制御基板81を図4、図9に示す第1位置(制御基板81の各貫通孔811と、支持部材5の第1雌ネジ群5130の対応する各雌ネジ513とが一致する位置)と、第1位置とは異なる第2位置(制御基板81の各貫通孔811と、支持部材5の第2雌ネジ群5140の対応する各雌ネジ514とが一致する位置)とにおいて支持可能に構成されている。すなわち、支持部材5における制御基板81の位置(支持位置)は、第1位置と、第2位置とに変更可能である。本実施形態では、第1位置は、第2位置よりもY方向の負側に位置している。これより、目的や用途等に応じて、制御基板81を第1位置と第2位置とのいずれか一方に配置すること(基台4における位置を変更すること)ができる。また、基台4における制御基板81の位置を変更する場合に、基台4に対する支持部材5の位置を変更するのに比べて、支持部材5に対する制御基板81の位置を変更するため、容易かつ迅速に作業を行うことができる。
具体的には、図5に示すように、支持部材5の主基板51には、複数の雌ネジ513で構成された第1雌ネジ群5130と、複数の雌ネジ514で構成された第2雌ネジ群5140とが形成されている。
第1雌ネジ群5130における各雌ネジ513の配置と、第2雌ネジ群5140における各雌ネジ514の配置とは、同じであり、第1雌ネジ群5130は、第2雌ネジ群5140よりもY方向の負側に位置している。
一方、図4および図9に示すように、制御基板81には、各雌ネジ513の位置と、各雌ネジ514の位置との一方に選択的に配置させることが可能な複数の貫通孔811で構成された貫通孔群8110が形成されている。
制御基板81を支持部材5の第1位置に取り付ける場合は、制御基板81の各貫通孔811と、支持部材5の第1雌ネジ群5130の対応する各雌ネジ513とを一致させ、複数の雄ネジ(図示せず)を、それぞれ、対応する貫通孔811に挿入し、対応する雌ネジ513に螺合させる。制御基板81が第1位置に配置された場合は、制御基板81のコネクターは、基台4の蓋体44の開口から外部に突出する。
また、制御基板81を支持部材5の第2位置に取り付ける場合は、制御基板81の各貫通孔811と、支持部材5の第2雌ネジ群5140の対応する各雌ネジ514とを一致させ、複数の雄ネジ(図示せず)を、それぞれ、対応する貫通孔811に挿入し、対応する雌ネジ514に螺合させる。制御基板81が第2位置に配置された場合は、制御基板81のコネクターは、基台4の収納空間42に配置される。
ここで、具体的な使用例について説明すると、制御基板81を第1位置に配置する場合は、ロボット1は、通常に使用される。
また、制御基板81を第2位置に配置する場合は、制御基板81のコネクターに配線を介して防水コネクターを電気的に接続し、その防水コネクターを基台4の蓋体44の開口から外部に突出させる。また、基台4の本体部43と蓋体44との間等の必要な箇所に封止部材(図示せず)を設け、収納空間42を液密に封止する。また、ロボット1の他の必要な箇所にも封止部材(図示せず)を設け、対応する部分を液密に封止する。これにより、例えば、防水機能を有するロボット1を実現することができる。
なお、支持部材5に対する制御基板81の位置は、第1位置および第2位置に限らず、例えば、3つ以上の位置に変更可能であってもよい。また、支持部材5に対する制御基板81の位置は、変更不能であってもよい。
また、前述したように、第1アーム11は、基台4に対し、第1回動軸O1を回動中心とし、その第1回動軸O1周りに回動可能となっている。
図8に示すように、この第1アーム11を回動させる第1駆動機構401は、モーター401Mと、減速機6と、一体的に形成されたプーリー721(駆動プーリー)および支持部722を備える出力部材72と、プーリー73(従動プーリー)と、モーター401Mの駆動力を減速機6を介して基台4に伝達するベルト71(タイミングベルト)とを有している。
出力部材72を有するモーターユニット7(図14参照)については後で詳述するが、出力部材72は、モーター401Mの出力軸410(回転軸)に連結(接続)されている。また、プーリー73は、減速機6の入力軸に連結されている。また、ベルト71は、無端ベルトであり、プーリー721とプーリー73とに掛け渡されている。また、減速機6の出力軸は、基台4に連結されている。そして、モーター401Mの駆動力(回転)は、プーリー721、73およびベルト71により、減速機6に伝達され、減速機6により、回転速度が減速され、基台4に伝達される。
このように、第1駆動機構401は、モーター401Mの駆動力を伝達するベルト71を有しているので、基台4と第1アーム11とを連結する関節から離間した位置にモーター401Mを配置することができ、これによって、モーター401Mを第1アーム11の所望の位置に配置することができる。
また、第1駆動機構401は、第1アーム11の内部に設けられている。具体的には、第1駆動機構401の第1モーター401M、ベルト71、出力部材72(プーリー721、支持部722)およびプーリー73と、減速機6の一部とが、第1アーム11の内部に設けられている。これにより、熱源となる第1駆動機構401が基台4の収納空間42に設けられている場合に比べて、収納空間42の温度を低下させることができ、これによって、制御基板81の熱による影響を低減させることができる。なお、第1駆動機構401のうち、第1モーター401Mが第1アーム11に設けられていればよく、ベルト71、出力部材72、プーリー73および減速機6については、それぞれ、全部または一部が、例えば、基台4の収納空間42に設けられていてもよい。
また、駆動基板831は、第1アーム11の内部に設けられている。また、本実施形態では、駆動基板831は、モーター401Mのハウジングに取り付けられている。これにより、熱源となる駆動基板831が基台4の収納空間42に設けられている場合に比べて、収納空間42の温度を低下させることができ、これによって、制御基板81の熱による影響を低減させることができる。
また、第1モーター401Mに供給される電圧は、特に限定されないが、1V以上、100V以下であることが好ましく、10V以上、100V以下であることがより好ましく、50V以上、60V以下であることがさらに好ましい。これにより、第1モーター401Mおよび電源基板82を小型化することができ、これによって、ロボット1の小型化を図ることができる。
また、図1に示すように、駆動機構402〜406と、駆動基板832〜836(図3参照)とは、それぞれ、ロボットアーム10の所定のアームの内部に設けられている。これにより、熱源となる駆動基板832〜836が基台4の収納空間42に設けられている場合に比べて、収納空間42の温度を低下させることができ、これによって、制御基板81の熱による影響を低減させることができる。本実施形態では、第2モーター402M、第3モーター403Mは、第2アーム12の内部に設けられている。また、第4モーター404Mは、第3アーム13の内部に設けられている。また、第5モーター405M、第6モーター406Mは、第4アーム14の内部に設けられている。なお、第2モーター402M〜第6モーター406Mは、それぞれ、他の位置に配置されていてもよい。
また、モーター402M〜406Mに供給される電圧は、それぞれ、特に限定されないが、1V以上、100V以下であることが好ましく、10V以上、100V以下であることがより好ましく、50V以上、60V以下であることがさらに好ましい。これにより、モーター402M〜406M、電源基板82を小型化することができ、これによって、ロボット1の小型化を図ることができる。
また、基台4には、ファン等の冷却装置は設けられていない。これにより、部品点数を削減することができ、構成を簡素化することができ、また、基台4を小型化することができ、これによって、ロボット1の小型化を図ることができる。なお、ロボット1では、前述したように、第1駆動機構401、駆動基板831〜836を収納空間42に設けないことにより、収納空間42の温度を低下させることができるので、基台4にファン等の冷却装置を設けなくても問題はない。
なお、第1モーター401M(第1駆動機構401)は、第1アーム11に限らず、例えば、基台4に設けられていてもよい。また、駆動基板831は、第1アーム11に限らず、例えば、基台4に設けられていてもよい。また、駆動基板832〜836の一部または全部は、ロボットアーム10に限らず、例えば、基台4に設けられていてもよい。また、基台4に、ファン等の冷却装置が設けられていてもよい。
また、図12に示すように、配線91には、遊びの無い長さに対して、基台4に設けられた状態の支持部材5と、基台4から取り出された状態の支持部材5との距離L1(図13参照)よりも長い余長が設けられている。この配線91の余長は、特に限定されず、諸条件に応じて適宜設定されるものであるが、距離L1の1.2倍以上であることが好ましく、距離L1の1.5倍以上であることがより好ましく、距離L1の2倍以上、3倍以下であることがさらに好ましい。これにより、基台4に対して支持部材5を容易かつ迅速に着脱することができる。ここで、支持部材5が基台4から取り出された状態とは、図13に示すように、支持部材5が基台4の本体部43の後端面431に取り付けられていた蓋体44の位置に位置している状態を言う。
また、図10および図11に示すように、配線921、922には、それぞれ、遊びの無い長さに対して、第1位置と第2位置との距離L2(雌ネジ513とその雌ネジ513に対応する雌ネジ514との中心間距離)(図13参照)よりも長い余長が設けられている。この配線921、922の余長は、それぞれ、特に限定されず、諸条件に応じて適宜設定されるものであるが、距離L2の1.2倍以上であることが好ましく、距離L2の1.5倍以上であることがより好ましく、距離L2の2倍以上、3倍以下であることがさらに好ましい。これにより、容易かつ迅速に、制御基板81の位置を第1位置と第2位置との一方から他方に変更することができる。なお、配線921の余長と配線922の余長とは、同一でもよく、また、異なっていてもよい。
次に、第1駆動機構401、第2駆動機構402、第3駆動機構403、第4駆動機構404、第5駆動機構405および第6駆動機構406がそれぞれ有するモーターユニットについて説明する。
なお、各モーターユニットは同様であるので、以下では、代表的に、第1駆動機構401が有するモーターユニットについて説明する。
第1駆動機構401は、図14に示すモーターユニット7を有している。図14に示すように、モーターユニット7は、回動可能な出力軸410を有するモーター401M(図16参照)と、出力部材72と、制動機構27と、駆動基板831とを備えている。駆動基板831は、モーター401Mのハウジングに取り付けられている。なお、駆動基板831は、モーターユニット7の構成要素から除外してもよい。
図15に示すように、出力部材72は、モーター401Mで発生した駆動力を伝達するプーリー721(動力伝達部)と、モーター401Mの出力軸に着脱可能に連結(固定)された支持部722とを有している。プーリー721と支持部722とは、一体的に形成されている。すなわち、出力部材72は、1部材で構成されている。これにより、部品点数を削減することができ、構成を簡素化することができる。また、ロボット1の組み立て、駆動機構401のメンテナンス等を容易かつ迅速に行うことができる。また、部品管理の負担を軽減することができる。
支持部722は、プーリー721の一方の面(図15中の下側の面)に形成されている。この支持部722は、制動機構27の摩擦板274(図16参照)をモーター401Mの出力軸410の軸方向に移動可能に支持し、出力部材72に対する摩擦板274の出力軸410の軸周りの回動を規制する。これにより、摩擦板274は、支持部722に沿って出力軸410の軸方向に移動することができ、また、出力軸410の軸周りに回動することは規制される。なお、摩擦板274の回動を規制するための構造については後で述べる。
支持部722の形状は、特に限定されないが、本実施形態では、支持部722の外形は、支持部722の平面視で、四角形をなしている(図18参照)。また、その四角形の各角部は、面取りがなされている(図15参照)。
また、図16に示すように、支持部722のプーリー721と反対側の面(図16中の下側の面)の中央部には、有底の穴7221が形成されている。穴7221は、本実施形態では、プーリー721まで延在しているが、これに限らず、例えば、支持部722のみに形成されていてもよい。この穴7221には、モーター401Mの出力軸410が挿入されている。なお、穴7221に出力軸410が嵌入していてもよい。組み立ての際は、穴7221に、モーター401Mの出力軸410を挿入してゆき、穴7221の底面7222に出力軸410の先端を当接させる。これにより、出力軸410に対してプーリー721が位置決めされる。より詳細には、穴7221の底面7222に出力軸410の先端が当接することで、プーリー721は、出力軸410に対し、出力軸410の軸方向に位置決めされる。したがって、穴7221の底面7222により位置決め部が構成される。このような構成により、組み立ての際、容易かつ迅速に、出力軸410に対してプーリー721を位置決めすることができる。これによって、出力部材72の所定部(例えば、プーリー721)と制動機構27の所定部(例えば、固定板275)との間の図16中の上下方向の距離の管理を省略することができ、組み立てを容易かつ迅速に行うことができる。
また、プーリー721の支持部722と反対側の面(図16中の上側の面)の中央部には、有底の穴7211が形成されている。穴7211は、本実施形態では、プーリー721のみに形成されているが、これに限らず、例えば、支持部722まで延在していてもよい。また、穴7211の底面7212には、穴7221に連通する貫通孔7213が形成されている。
また、モーター401Mの出力軸410の先端面には、雌ネジ4101が形成されている。そして、雄ネジ420(ネジ)が、貫通孔7213に挿入され、出力軸410の先端から雌ネジ4101(出力軸410)に螺合することにより、出力部材72は、モーター401Mの出力軸410に連結(固定)される。これにより、出力部材72は、出力軸410とともに回動する。このようにして、出力軸410に対して出力部材72を容易かつ迅速に着脱することができる。
なお、出力部材72をモーター401Mの出力軸410に連結する方法は、ネジ留めに限定されず、例えば、嵌合等が挙げられる。また、出力部材72と出力軸410との一方に、出力軸410の軸周りの方向において他方に係合する係合部を設けてもよい。
次に、制動機構27について説明する。
制動機構27としては、摩擦板274を有していれば、特に限定されないが、本実施形態では、電磁ブレーキを採用している。また、電磁ブレーキとしては、例えば、無励磁動作型、励磁動作型等が挙げられ、本実施形態では、無励磁動作型を採用している。なお、励磁動作型を採用してもよい。
図16に示すように、制動機構27は、電磁石271と、可動板272と、複数のバネ273(付勢部材)と、摩擦板274と、固定板275と、複数のスペーサー276と、複数の雄ネジ277とを備えている。
この制動機構27は、モーター401Mと出力部材72との間に配置され、モーター401Mの図16中の上側の面に連結(固定)されている。この場合、モーター401Mと制動機構27との間に、他の部材、例えば、取り付け板(図示せず)等が介在していてもよい。以下、具体的に説明する。
まず、電磁石271は、モーター401Mの図16中の上側の面に連結(固定)されている。
また、固定板275は、環状(枠状)をなしており、出力部材72のプーリー721と電磁石271との間であって、出力部材72の支持部722の外周部に配置されている。
また、固定板275と電磁石271との間には、複数のスペーサー276が配置されており、固定板275は、各スペーサー276を介して、各雄ネジ277により、電磁石271にネジ留めされている。これにより、固定板275と電磁石271との間には、所定の間隙が形成されている。また、固定板275とプーリー721との間には、所定の間隙が形成されている。また、固定板275の内周部と支持部722の外周部との間には、所定の間隙が形成されている。
また、可動板272は、環状をなしている。この可動板272は、出力軸410に挿入され、その出力軸410の軸方向に移動可能に、固定板275と電磁石271との間に配置されている。また、可動板272は、出力部材72の支持部722の図16中の下側に配置されている。また、可動板272と、固定板275および支持部722との間には、所定の間隙が形成されている。また、可動板272は、磁性体で構成されており、磁力で電磁石271に吸着することが可能になっている。
また、電磁石271には、可動板272を固定板275側に向けて付勢する複数のバネ273が設けられている。各バネ273の一方の端部は、電磁石271に連結され、他方の端部は、可動板272に連結されている。また、バネ273としては、特に限定されないが、例えば、コイルバネ等が挙げられる。
また、摩擦板274は、環状をなしており、出力軸410の軸方向に移動可能に、固定板275と可動板272との間であって、支持部722の外周部に配置されている。また、摩擦板274は、支持部722よりも可動板272側(図16中の下側)に突出している。
また、摩擦板274の形状は、特に限定されないが、本実施形態では、摩擦板274は、環状をなし、摩擦板274の内形は、摩擦板274の平面視で、支持部722の外形に対応した形状、すなわち、四角形をなしている(図18参照)。これにより、出力軸410の軸周りの方向(図18中の矢印210の方向)において支持部722の外周部が摩擦板274の内周部に係合する。これによって、出力部材72に対する摩擦板274の出力軸410の軸周りの回動が規制される。したがって、支持部722の外周部(特に、四角形の角部)により、係合部が構成される。なお、係合部は、前記の構成に限定されず、例えば、支持部722の外周部と摩擦板274の内周部との一方に溝(凹部)を設け、他方に、その溝に係合するリブ(凸部)を設けたものでもよい。また、前記溝およびリブの数は、それぞれ、1つでもよく、また、複数でもよい。
次に、制動機構27の動作について説明する。
まず、制動機構27の電磁石271に通電した状態が、制動機構27の非作動状態(図16参照)であり、電磁石271への通電を解除した状態が、制動機構27の作動状態(図17参照)である。
制動機構27の電磁石271に通電すると、図16に示すように、バネ273の付勢力に抗して、電磁石271に磁力で可動板272が吸着される。これにより、摩擦板274と固定板275との間に間隙が形成され、出力軸410の制動はなされない。すなわち、出力軸410は回動することが可能である。
一方、電磁石271への通電を解除すると、図17に示すように、バネ273の付勢力により、可動板272が固定板275(摩擦板274)側に移動し、可動板272と固定板とで摩擦板274が挟持される。これにより、摩擦板274(出力軸410)が制動される。すなわち、出力軸410が停止した状態が保持される。
以上説明したように、ロボット1によれば、出力部材72は、プーリー721と支持部722とが一体的に形成(一体化)されているので、部品点数を削減することができ、構成を簡素化することができる。また、ロボット1の組み立て(製造)、駆動機構401のメンテナンス等を容易かつ迅速に行うことができる。また、部品管理の負担を軽減することができる。
なお、本実施形態では、すべてのモーター401M〜406Mについて、プーリー721と支持部722とが一体化されているが、これに限定されず、モーター401M〜406Mのうちの少なくとも1つについて、プーリー721と支持部722とが一体化されていればよい。
以上説明したように、ロボット1は、回動可能なアーム11と、回動可能な出力軸410を有し、アーム11を回動させる駆動力を発生するモーター401M(駆動源)と、出力軸410とともに回動する出力部材72と、出力軸410とともに回動し、出力軸410の軸方向に移動可能な摩擦板274を有し、出力軸410の回動を制動することが可能な制動機構27と、を備える。また、出力部材72は、摩擦板274を出力軸410の軸方向に移動可能に支持し、出力部材72に対する摩擦板274の回動を規制する支持部722と、モーター401Mの駆動力を伝達する動力伝達部の1例であるプーリー721と、を有する。また、支持部722は、出力軸410の軸周りの方向において摩擦板274に係合する係合部の1例として四角形の外周部を有し、その外周部(係合部)が摩擦板274に係合することにより、出力部材72に対する摩擦板274の回動が規制される。また、プーリー721(動力伝達部)と、支持部722とが一体的に形成されている。
このようなロボット1によれば、プーリー721(動力伝達部)と支持部722とが一体的に形成(一体化)されているので、部品点数を削減することができ、構成を簡素化することができる。また、ロボット1の組み立て(製造)、メンテナンス等を容易かつ迅速に行うことができる。また、部品管理の負担を軽減することができる。また、簡易な構成で適確に出力部材72に対する摩擦板274の回動を規制することができる。
また、前述したように、動力伝達部は、プーリー721である。これにより、もう1つのプーリー73と、その2つのプーリー721、73に掛け渡されたベルト71とを設けることで、モーター401M(駆動源)で発生した駆動力をその駆動力の伝達先に伝達することができる。
また、出力部材72は、出力軸410に対してプーリー721(動力伝達部)を位置決めする位置決め部の1例である穴7221の底面7222を有する。これにより、組み立ての際、容易かつ迅速に、出力軸410に対してプーリー721(動力伝達部)を位置決めすることができる。これによって、出力部材72の所定部と制動機構27の所定部との間の距離の管理を省略することができ、組み立てを容易かつ迅速に行うことができる。
また、出力部材72は、雄ネジ420(ネジ)が出力軸410の先端から出力軸410に螺合することにより、出力軸410に連結されている。これにより、出力軸410に対して出力部材72を容易かつ迅速に着脱することができる。
また、制動機構27は、出力軸410の軸方向に移動可能な可動板272を有する。これにより、適確に出力軸410を制動することができる、すなわち、適確に出力軸410が停止した状態を保持することができる。
また、制動機構27は、固定板275を有し、出力軸410の制動時は、可動板272と固定板275とで摩擦板274を挟持する。これにより、適確に出力軸410を制動することができる、すなわち、適確に出力軸410が停止した状態を保持することができる。
また、制動機構27は、電磁ブレーキである。これにより、適確に出力軸410を制動することができる、すなわち、適確に出力軸410が停止した状態を保持することができる。
以上、本発明のロボットを、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
また、前記実施形態では、駆動源としてモーターを用いているが、本発明では、これに限定されず、駆動源としては、例えば、エンジン等が挙げられる。また、モーターとしては、電磁モーターに限定されず、例えば、圧電モーター(超音波モーター)、静電モーター等が挙げられる。
また、前記実施形態では、制動機構として電磁ブレーキを用いているが、本発明では、これに限定されず、制動機構の方式としては、例えば、油圧式、空圧式、機械式等が挙げられる。
また、前記実施形態では、制御基板および電源基板(制御装置)が基台の収納空間に配置されているが、本発明では、これに限定されず、制御基板および電源基板は、それぞれ、基台以外の位置に配置されていてもよい。また、ロボットと、制御基板の一部または全部が別体であってもよく、また、ロボットと、電源基板の一部または全部が別体であってもよく、また、ロボットと、制御基板および電源基板(制御装置)のうちの一部または全部が別体であってもよい。また、ロボットと制御装置との通信方式は、例えば、ケーブル等を有する有線方式でもよく、また、無線方式でもよい。
また、前記実施形態では、ロボットの基台の固定箇所は、例えば、設置スペースにおける床であるが、本発明では、これに限定されず、この他、例えば、天井、壁、作業台、地上等が挙げられる。また、基台自体が移動可能であってもよい。
また、本発明では、ロボットは、セル内に設置されていてもよい。この場合、ロボットの基台の固定箇所としては、例えば、セルの床部、天井部、壁部、作業台等が挙げられる。
また、前記実施形態では、ロボット(基台)が固定される平面(面)である第1面は、水平面と平行な平面(面)であるが、本発明では、これに限定されず、例えば、水平面や鉛直面に対して傾斜した平面(面)でもよく、また、鉛直面と平行な平面(面)であってもよい。すなわち、第1回動軸は、鉛直方向や水平方向に対して傾斜していてもよく、また、水平方向と平行であってもよく、鉛直方向と平行であってもよい。
また、前記実施形態では、ロボットアームの回動軸の数は、6つであるが、本発明では、これに限定されず、ロボットアームの回動軸の数は、例えば、1つ、2つ、3つ、4つ、5つまたは7つ以上でもよい。すなわち、前記実施形態では、アーム(リンク)の数は、6つであるが、本発明では、これに限定されず、アームの数は、例えば、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、または、7つ以上でもよい。この場合、例えば、前記実施形態のロボットにおいて、第2アームと第3アームとの間にアームを追加することにより、アームの数が7つのロボットを実現することができる。
また、前記実施形態では、ロボットアームの数は、1つであるが、本発明では、これに限定されず、ロボットアームの数は、例えば、2つ以上でもよい。すなわち、ロボット(ロボット本体)は、例えば、双腕ロボット等の複数腕ロボットであってもよい。
また、本発明では、ロボットは、他の形式のロボットであってもよい。具体例としては、例えば、脚部を有する脚式歩行(走行)ロボット、スカラーロボット等の水平多関節ロボット等が挙げられる。
1…ロボット、2…ロボット本体、4…基台、5…支持部材、6…減速機、7…モーターユニット、10…ロボットアーム、11…第1アーム、12…第2アーム、13…第3アーム、14…第4アーム、15…第5アーム、16…第6アーム、27…制動機構、41…側壁、42…収納空間、43…本体部、44…蓋体、45…リブ、46…前壁、47…姿勢規制部、51…主基板、52…後基板、71…ベルト、72…出力部材、73…プーリー、81…制御基板、82…電源基板、91…配線、101…床、171…関節、172…関節、173…関節、174…関節、175…関節、176…関節、210…矢印、271…電磁石、272…可動板、273…バネ、274…摩擦板、275…固定板、276…スペーサー、277…雄ネジ、301…モータードライバー、302…モータードライバー、303…モータードライバー、304…モータードライバー、305…モータードライバー、306…モータードライバー、401…第1駆動機構、401M…第1モーター、402…第2駆動機構、402M…第2モーター、403…第3駆動機構、403M…第3モーター、404…第4駆動機構、404M…第4モーター、405…第5駆動機構、405M…第5モーター、406…第6駆動機構、406M…第6モーター、410…出力軸、411…第1角度センサー、412…第2角度センサー、413…第3角度センサー、414…第4角度センサー、415…第5角度センサー、416…第6角度センサー、420…雄ネジ、431…後端面、451…雌ネジ、471…溝、511…長辺、512…短辺、513…雌ネジ、514…雌ネジ、521…貫通孔、721…プーリー、722…支持部、811…貫通孔、831…駆動基板、832…駆動基板、833…駆動基板、834…駆動基板、835…駆動基板、836…駆動基板、921…配線、922…配線、4101…雌ネジ、5130…第1雌ネジ群、5140…第2雌ネジ群、7211…穴、7212…底面、7213…貫通孔、7221…穴、7222…底面、8110…貫通孔群、L1…距離、L2…距離、O1…第1回動軸、O2…第2回動軸、O3…第3回動軸、O4…第4回動軸、O5…第5回動軸、O6…第6回動軸

Claims (7)

  1. 回動可能なアームと、
    回動可能な出力軸を有し、前記アームを回動させる駆動力を発生する駆動源と、
    前記出力軸とともに回動する出力部材と、
    前記出力軸とともに回動し、前記出力軸の軸方向に移動可能な摩擦板を有し、前記出力軸の回動を制動することが可能な制動機構と、を備え、
    前記出力部材は、前記摩擦板を前記出力軸の軸方向に移動可能に支持し、前記出力部材に対する前記摩擦板の回動を規制する支持部と、前記駆動力を伝達する動力伝達部と、を有し、
    前記支持部は、前記出力軸の軸周りの方向において前記摩擦板に係合する係合部を有し、前記係合部が前記摩擦板に係合することにより、前記出力部材に対する前記摩擦板の回動が規制され、
    前記動力伝達部と、前記支持部とが一体的に形成されていることを特徴とするロボット。
  2. 前記動力伝達部は、プーリーである請求項1に記載のロボット。
  3. 前記出力部材は、前記出力軸に対して前記動力伝達部を位置決めする位置決め部を有する請求項1または2のいずれか1項に記載のロボット。
  4. 前記出力部材は、ネジが前記出力軸の先端から前記出力軸に螺合することにより、前記出力軸に連結されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載のロボット。
  5. 前記制動機構は、前記出力軸の軸方向に移動可能な可動板を有する請求項1ないし4のいずれか1項に記載のロボット。
  6. 前記制動機構は、固定板を有し、前記出力軸の制動時は、前記可動板と前記固定板とで前記摩擦板を挟持する請求項5に記載のロボット。
  7. 前記制動機構は、電磁ブレーキである請求項1ないし6のいずれか1項に記載のロボット。
JP2017192072A 2017-09-29 2017-09-29 ロボット Pending JP2019063934A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017192072A JP2019063934A (ja) 2017-09-29 2017-09-29 ロボット
US16/143,622 US20190099880A1 (en) 2017-09-29 2018-09-27 Robot
CN201811136473.9A CN109571429A (zh) 2017-09-29 2018-09-28 机器人

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017192072A JP2019063934A (ja) 2017-09-29 2017-09-29 ロボット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019063934A true JP2019063934A (ja) 2019-04-25

Family

ID=65897076

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017192072A Pending JP2019063934A (ja) 2017-09-29 2017-09-29 ロボット

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20190099880A1 (ja)
JP (1) JP2019063934A (ja)
CN (1) CN109571429A (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106945055B (zh) * 2017-04-25 2023-10-10 深圳市优必选科技有限公司 机器人走线结构及机器人
JP7167522B2 (ja) * 2018-07-27 2022-11-09 セイコーエプソン株式会社 ロボットアーム
JP7451889B2 (ja) * 2019-06-27 2024-03-19 セイコーエプソン株式会社 ロボット
US11696806B2 (en) * 2019-07-23 2023-07-11 Verb Surgical Inc. Strain wave gearing with input to output braking
CN112405621B (zh) * 2020-11-13 2022-01-14 东南大学 一种低能耗机器人关节快速锁定装置及使用方法
JP2022084158A (ja) * 2020-11-26 2022-06-07 セイコーエプソン株式会社 回転モーターおよびロボット

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1800809A1 (de) * 2005-12-19 2007-06-27 ABB Technology AG Bremsvorrichtung für einen Roboterantrieb und Verfahren zum Erkennen eines Bremsenzustandes
DE102006045046A1 (de) * 2006-09-21 2008-04-03 Linnig Trucktec Gmbh Generatoren-Antriebsorgan für einen Generator, z.B. eine Lichtmaschine, Generator, Anordnung aus einer Antriebseinheit, einem Generator und einem Generatorantriebsorgan sowie Verfahren zum Antrieb eines Generators in einem Fahrzeug
US9903429B2 (en) * 2015-02-12 2018-02-27 Warner Electric Technology Llc Brake with a reed switch for indicating an operating condition of the brake
JP6457572B2 (ja) * 2017-03-13 2019-01-23 ファナック株式会社 射出装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20190099880A1 (en) 2019-04-04
CN109571429A (zh) 2019-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2019063934A (ja) ロボット
JP2019063935A (ja) ロボット
JP2019063933A (ja) ロボット
JP7130933B2 (ja) ロボット
JP2019084595A (ja) ロボットおよびロボットシステム
JP7027775B2 (ja) ロボット
CN107053252B (zh) 机器人
JP7027774B2 (ja) ロボット
WO2013128542A1 (ja) ロボットシステム
JP5279769B2 (ja) 外付け式人間型手のためのアクチュエータおよび電子機器のパッケージング
JP4959994B2 (ja) ロボット
JP2019076985A (ja) ロボットおよびロボットシステム
JP2017131969A (ja) ロボット
JP2016203344A (ja) ロボット
JP6089695B2 (ja) ロボット
JP2017104939A (ja) 制御装置、ロボットおよびロボットシステム
US20180219461A1 (en) Robot
JP5970713B2 (ja) ロボットコントローラー
JP7069757B2 (ja) 水平多関節ロボット
JP6638327B2 (ja) ロボット
KR20180138259A (ko) 일체형 관절 구동 모듈
JP2018134701A (ja) スカラロボット
JP7006169B2 (ja) ロボット
JP2007237315A (ja) ロボット及びロボットのベースの製造方法
JP2020196061A (ja) ロボット