JP2019063336A - 口腔内装着具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ほうれい線の予防や改善をより効果的に行うことができると共に、いつでも長時間に亘って使用することができる口腔内装着具を得る。【解決手段】人の口腔内に装着される口腔内装着具において、口腔内の上顎歯列と上唇との間に着脱自在として装着可能とされ、装着される箇所の形状と適合するように形状が整えられた押圧部本体1と、押圧部本体1に一体的に形成され、押圧部本体1の外側に表面から上方へ向いて突き出した複数の突起(1a−1〜1a−4、1b−1〜1b−4)と、を有し、少なくとも一部の突起(1a−1〜1a−4、1b−1〜1b−4)の先端がほうれい線を内側から伸ばすように口腔内に装着される。【選択図】図1

Description

本発明は、口腔内装着具に係り、特に顔回りの筋肉を鍛えることにより、ほうれい線の予防や改善を行う口腔内装着具に関する。
ほうれい線ができる大きな原因の一つが、頬の筋肉の衰えと言われており、顔における頬の筋肉が下に落ちてしまうことで、それが溝としてほうれい線が表れる。ほうれい線となるたるみは、顔のリンパの流れが滞ったり、水分がたまったりしてむくみとなること、顔の目や口、鼻などを動かす30種類以上の筋肉である表情筋が衰えること、が原因とされている。
リンパの流れを良くするために、下唇のすぐ下の部分、口角の部分、鼻の下、小鼻の脇、頬骨に沿った耳の前まで等を人差し指で押して刺激することが良いとされている。表情筋の衰えを防止するためには、表情筋を刺激したり、鍛えたり、することが効果的であり、それによって、血行を良くする結果、ほうれい線の予防や解消になることが知られている。
また、表情筋を鍛える器具を使うことによって、内側(口腔内側)からほうれい線をマッサージし、筋肉の緊張をほぐして血行を良くすることも行われている。このような器具として、上顎側マウスピースの前面側に突起を設け、マウスピースを口の中に入れ、唇を上下左右に動かすようにしてほうれい線を内側から伸ばすこと、さらにはマウスピースの下面側に噛み締め部材を設け、噛み締め部材を顎で噛んで緩める動作を繰り返すことが特許文献1に記載されている。
実用新案登録第3193538号公報
上記特許文献1に記載のものは、口唇回りの筋肉、顔の筋肉を鍛えるためには、噛み締め部材を顎で噛んで緩める動作を繰り返す必要があり、使用するタイミングが限られる。また、突起は上部マウスピースの前側側面に設けられ、円弧に沿った凹凸となっているので、下顎骨の運動(主に咀嚼運動)に関わる咀嚼筋群をマッサージするに過ぎない。したがって、ほうれい線の原因として大きく係っている口角を外側に引く働きと、頬を歯の方向に引きつける頬筋を鍛えるには不十分である。さらに、長時間に渡る使用を考慮してなく、ほうれい線の改善のみならず、口の中をきれいにする自浄作用や抗菌作用がある唾液の分泌を維持することは困難である。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、ほうれい線の予防や改善をより効果的に行うことができると共に、いつでも長時間に亘って使用することができる口腔内装着具を得る。
上記目的を達成するため、本発明は、人の口腔内に装着される口腔内装着具において、前記口腔内装着具は、前記口腔内の上顎歯列と上唇との間に着脱自在として装着可能とされ、装着される箇所の形状と適合するように形状が整えられた押圧部本体と、前記押圧部本体に形成され、前記押圧部本体の外側に表面から上方へ向いて突き出した複数の突起と、を有し、少なくとも一部の前記突起の先端がほうれい線を内側(口腔内)から伸ばすように形成され、前記口腔内に装着されるものである。
また、上記において、複数の前記突起の先端は、少なくとも口角位置の内側(口腔内側)となる粘膜を押圧するよう形成され、装着されることが望ましい。
さらに、前記突起は棒状であり、前記押圧部本体から林立して形成されていることが望ましい。
さらに、前記上顎歯列に嵌合可能とされたマウスピースを有することが望ましい。
さらに、上記において、前記マウスピースへ前記押圧部本体が着脱可能とされたことが望ましい。
さらに、上記において、前記突起よりも突き出し高さが小さくされた歯肉突起を有することが望ましい。
さらに、上記において、前記歯肉突起は前記マウスピースに形成されたことが望ましい。
さらに、上記において、前記歯肉突起は棒状であり、前記マウスピースから林立して形成されていることが望ましい。
本発明の口腔内装着具によれば、外側に表面から上方へ向いて突き出した複数の突起を有する押圧部本体を上顎歯列と上唇との間に装着し、突起の先端がほうれい線を口腔内側から伸ばすので、ほうれい線に対して、十分なしわ伸ばし効果を与えることができる。また、ほうれい線の原因として大きく係っている口角を外側に引く働きと、頬を歯の方向に引きつける頬筋などの表情筋を鍛え、血行促進効果を与えてほうれい線を予防、改善することができる。
本発明の実施の形態に係わる口腔内装着具を示す斜視図 一実施の形態における押圧部本体を示す側面図 一実施の形態における押圧部本体を示す上面図 一実施の形態における押圧部本体とマウスピースを示す斜視図 一実施の形態における押圧部本体とマウスピースを合体させた上面図 図5における側面図 図6における正面図 表情筋の例を示す説明図
図8は表情筋の例を示し、表情筋は喜怒哀楽などの表情を作り出す要素であり、皮膚に付着して微妙な動きをするのが特徴である。そして、この筋肉がこわばることで顔のシワやたるみの原因になる。その中でも見た目に大きく影響する筋肉が、前頭筋、眼輪筋、頬筋、大頬骨筋、咬筋、小頬骨筋、笑筋、口輪筋、口角下制筋、広頚筋などである。口角が下がると口元がたるんでほうれい線がより目立つことになり、口角を上げることは、たるみやほうれい線の予防・改善になると言われている。
頬筋は、口角を外側に引く働きと頬を歯の方向に引きつける役割を持ち、衰えることで口角が下がり、頬のたるみ、ほうれい線の原因となる。大頬骨筋は、こめかみの周辺から口角や唇につながっている筋肉で、口角を上や外側へ引っ張る役割をしており、衰えると頬のたるみの原因となる。
小頬骨筋は、人間の頭部の浅頭筋のうち、口唇周囲にかけての口筋のなかで上唇を後上方に引き上げる働きをする。口輪筋は、口筋のなかで口を閉じ、口の周囲を前方にとがらせる筋肉であり、口角下制筋は、上唇と口角を下方に引く筋肉である。広頚筋は、下顎から肩、胸部にかけてまである大きな筋肉であり、口角下制筋とつながっている。
ほうれい線を薄くするには、ほうれい線を内側(口腔内側を単に内側とも称する)から伸ばすようにマッサージすること、顔の筋肉を鍛えることで、顔の内部に張りを与え、リンパ液や血流の流れをよくすることが有用である。そこで、長時間に渡る使用が可能な口腔内装着具を用いることによって、表情筋を鍛えることとした。以下添付図面にしたがって、本発明に係る口腔内装着具の好ましい実施の形態について説明する。
図1は、口腔内装着具の斜視図、図2は側面図、図3は上面図である。1は肉厚な樹脂で成型された口腔内装着具としての押圧部本体であり、人の口中の空間である口腔内で上顎歯列の外側、歯列と上唇との間に着脱自在として装着可能とされる。
そして、押圧部本体1は違和感がないように装着される箇所の形状と適合するように形状が整えられる。例えば、押圧部本体1は、図3に示すように長手方向が湾曲するように形成されており、厚さ方向の端部等は、図示はされていないが口腔内を傷つけることがないように適宜、エッジが丸められている。
また、押圧部本体1の外側に表面から突き出して突起部1A(突起:1a−1〜1a−4)、1B(突起:1b−1〜1b−4)がそれぞれ形成されている。口腔内装着具として押圧部本体1が装着されている間は、突起部1A、1Bはその先端が上顎歯列から30〜50°上方へ向いている。そして、少なくとも突起部1A、1Bの一部における先端がほうれい線を内側から伸ばすように口腔内に装着される。
特に、突起1a−1と1a−2及び1b−1と1b−2の中間位置がほぼ口角位置とすれば、ほうれい線を内側から伸ばす上で望ましい。つまり、ほうれい線は口角位置を起点として生じるので、突起部1A、1Bが少なくとも口角位置近辺の内側となる粘膜を複数個所で押圧することが良い。
突起部1A、1Bとして突き出している突起(1a−1〜1a−4及び1b−1〜1b−4)を複数としたこと、さらには押圧部本体1を図3に示すように湾曲させたこと、突起部1A、1Bの先端が上へ向いていること、によりほうれい線の原因となる頬筋、その他、口角を上げることに関連する大頬骨筋、小頬骨筋、口輪筋、口角下制筋、広頚筋、をマッサージするように刺激することになる。
また、1Cは、突き出す量が突起部1A、1Bの突起(1a−1〜1a−4及び1b−1〜1b−4)に比べて突き出す量が小さくされた微細突起部(微細突起:1c−1〜1c−8)である。そして、微細突起(1c−1〜1c−8)は、歯茎側へ押圧するので、歯茎に対する抵抗となって押圧部本体1が歯列から外れ難くなる。
また、歯茎を刺激することで、唾液腺をマッサージすることになる。さらに、微細突起部1C(微細突起:1c−1〜1c−8)の形状は歯茎を傷つけない形状であり、例えば、少なくとも先端が半円形状とされたことが望ましい。
突起部1A、1B(突起:1a−1〜1a−4及び1b−1〜1b−4)は棒状であり、押圧部本体1から林立して形成される。そして、その先端部は口腔内面の粘膜を押圧して刺激を与えるが、口腔内面を傷つけないように丸みを帯びている。
突起部1A、1B(突起1a−1〜1a−4及び1b−1〜1b−4)は、太さが2〜3mm、根本からの長さが3〜8mmであり、根本が先端に比べて太くなっている。また、棒状あるいは柱状であるので、屈曲するように柔軟性あるいは弾性を持たすことで口腔内面を程よくマッサージすることができる。さらに、押圧部本体1を装着したままで口を動かせばより効果的にほうれい線の内側をマッサージすることになる。
押圧部本体1は、歯列にぴったり嵌合する必要はないが、嵌合させる場合は、例えば肉厚な熱可塑性樹脂で形成し、歯列形状を内面のみに転写(外面は平坦)としても良い。あるいは肉薄な熱可塑性樹脂で形成して、歯列形状を全体に転写(内面と外面が同一形状)すれば良い。この場合、人の体温を超えた温度で軟化する熱可塑性樹脂で形成することが望ましい。
人の体温を超えた温度で軟化するとは、口腔内装着具を形成する熱可塑性樹脂を、人の体温を超えた温度に加温して上顎歯列または下顎歯列に押し付けたときに歯列形状が転写される程度に軟化することを意味する。軟化温度は一般的に加熱水が好ましいことから、現実的な温度として水の沸点である100℃以下であることが好ましい。
また、使用される熱可塑性樹脂としては、衛生面の安全性が保証され、かつ歯や歯茎へのアレルギー等の影響のない樹脂材料であればどのような樹脂でも良い。
例えば、エチレンー酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン)、ポリビニルアセテート(PVA)、ポリウレタンエラストマー等が含まれる。これらの樹脂のうち、軟化温度が人の体温を超えた50℃以上、上限が水の沸点温度100℃以下を満足するエチレンー酢酸ビニル共重合体(EVA)が特に好ましい。
図4は、図1に示した口腔内装着具をマウスピース2に合体させることを示す斜視図である。図5はその上面図、図6は側面図、図7は正面図であり、人の上顎歯列全体に嵌合するようにしたものである。マウスピース2は前方に突起1a−1〜1a−4及び1b−1〜1b−4と嵌合する穴2Dが同じ数となるように開けられている。そして、図1から図3に示した押圧部本体1をマウスピース2へ図4の矢印方向に差し込むことにより組み合わされる。
マウスピース2は、歯肉突起2A、2B、穴2Dを一体的に形成している。そして、マウスピース2を上顎歯列に嵌合し、歯肉突起2A、2Bで奥歯近傍の唾液腺近傍の口腔内面部分に押圧させることで、唾液腺を刺激して唾液の分泌を促進する。押圧部本体1が挿入されたマウスピース2の全体の大きさ、形状は使用者の装着箇所と違和感がないような形状に整えられている。歯肉突起2A、2Bは奥歯部分の頬の粘膜を押圧し、前歯付近は押圧部本体1が組み合わせられている。
そして、突起1a−1〜1a−4及び1b−1〜1b−4の先端が上へ向いているので、衰えることによりほうれい線の原因となる頬筋、その他、口角を上げることに関連する大頬骨筋、小頬骨筋、口輪筋、口角下制筋、広頚筋を刺激することができる。特に、突起1a−1と1a−2及び1b−1と1b−2の中間位置がほぼ口角位置となることで、ほうれい線を内側から伸ばすようにマッサージする。
歯肉突起2A、2Bの突き出している高さは、突起部1A、1Bよりも小さくなっている。これにより、それぞれの刺激する押圧力が口腔内の動きに応じて調整され、適切なマッサージ力となる。そして、押圧部本体1を装着したままで口を動かせば、ほうれい線の内側のみならず、唾液腺もマッサージすることになる。
なお、歯肉突起2A、2Bは、唾液腺のみならず、口角を上げることに関連する口輪筋、口角下制筋、広頚筋を刺激するので、顔の筋肉を鍛えることで、顔の内部に張りを与え、リンパ液や血流の流れをよくして、ほうれい線の予防、改善に効果がある。
図4、5に示すようにマウスピース2の嵌合部2Cは、コの字状に折り曲げられ、上方の開口部が上顎の歯列に跨るように嵌合させる。この状態で下顎歯列と噛み合わせることにより歯列形状を転写させて形成しても良い。そして、図1と同様に、突起部1A、1Bにおける突起1a−1と1a−2及び1b−1と1b−2の中間位置がほぼ口角位置となる。
ほうれい線は口角位置から小鼻に向けて生じること、突起部1A、1B(突起:1a−1〜1a−4及び1b−1〜1b−4)は棒状あるいは柱状であること、マウスピース2が上顎歯列に固定されること、により、特に突起部1A、1Bにおける突起1a−1と1a−2及び1b−1と1b−2は、屈曲して、ほうれい線を内側から伸ばすように働く。
ほうれい線の内側へ向かった突起部1A、1Bにおける突起1a−1と1a−2及び1b−1と1b−2の先端は、特にほうれい線を内側(口腔内側)から伸ばすように働く。そして、その他の突起1a−3と1a−4及び1b−3と1b−4を含めて、口角を上げることに関連する表情筋を押圧する。歯肉突起2A、2Bは、主に奥歯部分の頬の粘膜を押圧して唾液腺を刺激して唾液の分泌を促進する。
これにより、ほうれい線の改善のみならず、口の中をきれいにする自浄作用や抗菌作用がある唾液の分泌を維持すること、押圧部本体1がマウスピース2によって、しっかりと固定されること、により、長時間に渡る使用が可能となる。これにより、表情筋を刺激したり、鍛えたり、する使用のみならず、ほうれい線を伸ばすことによる美容効果としても使用が適している。また、特に強く口を動かすことなく、通常の会話程度で、血行を良くして、ほうれい線の予防や解消になる。
さらに、奥歯嵌合タイプのマウスピース2によれば、装着したままでも無理なくしゃべることができ、口を開けても外部から装着していることが分かり難い。また、唾液の分泌を促進するように、歯肉突起2A、2Bの外面に唾液によってガルバニック電流を発生させる金属を被服しても良い。
ガルバニック電流(ガルバニー電流ともいう)は、通常、異なる種類の金属が触れ合うことで発生する。しかし、口腔内においては唾液で電気の伝導性が高まっているため、一種類の金属(例えば、アマルガム、金、銀、パラジウム、銅合金、ニッケルクロム合金、コバルト合金、アルミニウム等)が唾液でイオン化して口腔内で電位差を生じ、微弱電流であるガルバニック電流が発生する。このガルバニック電流が発生すると、ピリッとした刺激を感じる。これにより、口腔内面部分の刺激する力が強くなり、唾液の分泌を一層促進することができる。
使用者は、マウスピース2を加熱容器に貯留された加熱水の中に浸漬して軟化させる。材質として、エチレンー酢酸ビニル共重合体(EVA)の場合には、50〜100℃の加熱温度の範囲において、歯列に対する転写精度が良い温度を適宜選択する。
次に、使用者は軟化状態のマウスピース2の嵌合部2Cを上顎歯列の下から上方に向かって押さえつけ、この状態で下顎歯列と噛み合わせる。これにより、マウスピース2に奥歯形状を転写させる。この状態で十分冷却するまで待ち、体温まで冷却したところで上顎歯列から取り外す。これにより、内側面には、歯列の形状が転写される。
転写後、口腔内で当たって違和感のある箇所等があれば、例えばナイフ等で削り取り、形状を整える。その後必要に応じ、再度軟化点以上の温度の湯に入れて軟化させ、軟らかいうちに再び上顎歯列に嵌合させて口腔内にて噛み合わせて微調整を行い、使用者の口腔内形状に適合したマウスピース2を形成する。
マウスピース2を用いれば、押圧部本体1を歯列に装着したままでも無理なく喋ることができ、口を開けても外部から装着していることが分かり難い。そして、唾液の分泌も促進するので、特に口臭が気になる他人との会話中のように人前でも使用することができ、使用するタイミングが限られることなくいつでも使用することができる。
なお、上記した本実施の形態では、使用者が、マウスピース2を軟化させて歯列形状を取るようにしたが、歯医者に依頼し、より精巧な歯列形状を取ることでも良い。歯医者に依頼して作製する場合には、非熱可塑性樹脂の材料を使用することも可能である。
また、マウスピースは、一般的に石膏模型の作製などを経て作製されるが、3Dプリンタで次のようにして作製することも可能である。すなわち、上顎歯列をカメラでそれぞれ少なくとも2方向から撮影し、これらの撮影画像から上顎歯列の三次元画像を取得する。そして、この三次元画像から得られる三次元座標データを用いて3Dプリンタによりマウスピース2を作製する。
本実施の形態によれば、ほうれい線が内側からしっかり浮きあがり、十分なしわ伸ばし効果を与えることができる。また、口角位置に屈曲性のある柱状の突起がほうれい線を内側から伸ばすように押圧する。したがって、ほうれい線の原因として大きく係っている口角を外側に引く働きと、頬を歯の方向に引きつける頬筋などの表情筋を鍛え、血行促進効果を与えることができる。さらに、唾液の分泌を維持することにより、ほうれい線の改善、予防のみならず、口の中をきれいにする自浄作用や抗菌作用を促進し、長時間に渡る使用が可能となる。
1 押圧部本体
1A、1B 突起部
1a−1〜1a−4、1b−1〜1b−4 突起
1C 微細突起部
1c−1〜1c−8 微細突起
2 マウスピース
2A、2B 歯肉突起
2C 嵌合部
2D 穴

Claims (8)

  1. 人の口腔内に装着される口腔内装着具において、
    前記口腔内装着具は、前記口腔内の上顎歯列と上唇との間に着脱自在として装着可能とされ、装着される箇所の形状と適合するように形状が整えられた押圧部本体と、
    前記押圧部本体に形成され、前記押圧部本体の外側に表面から上方へ向いて突き出した複数の突起と、を有し、
    少なくとも一部の前記突起の先端がほうれい線を口腔内から伸ばすように形成されたことを特徴とする口腔内装着具。
  2. 請求項1に記載の口腔内装着具において、複数の前記突起の先端は、少なくとも口角位置の口腔内側となる粘膜を押圧するように形成されたことを特徴とする口腔内装着具。
  3. 請求項1又は2に記載の口腔内装着具において、前記突起は棒状であり、前記押圧部本体から林立して形成されていることを特徴とする口腔内装着具。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の口腔内装着具において、前記上顎歯列に嵌合可能とされたマウスピースを有することを特徴とする口腔内装着具。
  5. 請求項4に記載の口腔内装着具において、前記マウスピースへ前記押圧部本体が着脱可能とされたことを特徴とする口腔内装着具。
  6. 請求項4又は5に記載の口腔内装着具において、前記突起よりも突き出し高さが小さくされた歯肉突起を有することを特徴とする口腔内装着具。
  7. 請求項6に記載の口腔内装着具において、前記歯肉突起は前記マウスピースに形成されたことを特徴とする口腔内装着具。
  8. 請求項6又は7に記載の口腔内装着具において、前記歯肉突起は棒状であり、前記マウスピースから林立して形成されていることを特徴とする口腔内装着具。
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