JP3193717U - Tch防止具 - Google Patents
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Abstract
【課題】装着感が良好で使用者に違和感を与え難く、長時間の装着でも使用者に苦痛を与え難いTCH防止具を提供する。【解決手段】TCH防止具1は板状部2と、板状部2の中央で突出する突出部3とからなり、板状部2を上顎模型の前部の表面形状に合わせて密着可能とされており、密着した状態において板状部2の外側周縁が上顎模型の歯列全体の内側の周縁に接触するようになっている。突出部3を口内上顎に装着した場合、突出部3は切歯乳頭の位置から下方であって、やや後方に傾斜するように突出して設けられている。突出部3の先端は滑らかな曲面形状とされている。【選択図】図2
Description
本考案は、歯牙接触癖(Tooth Contact Habit、略称:TCH)を防止するためのTCH防止具に関する。
人は、元来、口を閉じたときに上下の歯が接触しないのが普通であり、上下の歯が接触するのは、食事をするとき等の限られた場合のみである。ところが、さまざまな理由により、口を閉じた時に上下の歯を接触させた状態を維持する癖を有する人がいる。また、就寝時に上下の歯を強くかみしめてしまう、いわゆる「歯ぎしり」をする人もいる。
こうした歯牙接触癖(以下「TCH」ということがある)によって長時間上下の歯を接触させ続けた場合、たとえ、その接触力が弱くても、顎の周りの筋肉(咬筋)が緊張し続けることによって疲労する。さらには、咬筋の疲れを胸鎖乳突筋や僧帽筋が補おうとして、それらの筋肉にも負担がかかる。このため、肩が凝ったり、腰痛や冷え性、頭痛や目の疲れ等の原因になるといわれている。また、自律神経失調症や顎関節症の原因になるともいわれている。また、TCHと関連が深い歯ぎしりを行う場合には、歯や歯茎やあごに大きな負担がかかり、歯が擦り減ったり、歯周組織が損傷したり、外骨症が起こったりする等の問題が生じる。
TCHによる上記問題を軽減するために、さまざまなTCH防止具が提案されている。例えば、特許文献1の咬みしめ抑制具は、歯の内側面に当接する第1板部と、前記歯の外側面に当接する第2板部と、前記第1板部と前記第2板部とを連結する第3板部とで門形として前記歯に装着可能とした咬みしめ抑制具であって、前記第1板部及び前記第2板部の下端縁には、歯との接触面側に向けて突出させた係合片であって、当該係合片の両側縁には前記接触面側に向けて膨出させた膨出部が形成された係合片を設け、前記第3板部は弾性材で構成されていることを特徴としている。
また、歯ぎしりによる歯列の乱れや、歯の摩耗を防止するため、柔らかい樹脂でできたマウスピースによって歯列を覆うということも行われている。
また、歯ぎしりによる歯列の乱れや、歯の摩耗を防止するため、柔らかい樹脂でできたマウスピースによって歯列を覆うということも行われている。
しかし、上記従来のTCH防止具は装着感が悪く、使用者に違和感を与え、長時間の装着は苦痛すら感じさせるものであった。
本考案は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであり、装着感が良好で使用者に違和感を与え難く、長時間の装着でも使用者に苦痛を与え難いTCH防止具を提供することを目的とする。
本考案のTCH防止具は、口内上顎の表面形状に合わせて密着可能とされた板状部を備え、該板状部は該口内上顎に装着した場合に歯列を覆うことはなく、接歯乳頭が当接する位置から下方に向かって突出する突出部が設けられていることを特徴とする。
本考案のTCH防止具では、板状部が口内上顎の表面形状に合わせて密着可能とされているため、板状部全体が均等に荷重を担い、口内上顎の表面の一部に圧力がかかることないため、使用者に痛覚や違和感を与え難い。また、板状部が歯列を覆うことはないため、歯に物が挟まったような違和感を与えることもない。さらには、着脱も手や舌を使って容易に行うことができる。
また、板状部には、切歯乳頭に当接する位置から下方に向かって突出する突出部が設けられているため、舌先が突出部に当接しやすく、上下の歯が接触することを無意識に防止することができる。これは、次のような理由による。
歯牙接触癖(TCH)を有しておらず、口内の舌の位置が正常である人は、図1(a)に示すように、安静時において、舌103は口蓋の形に沿った位置にあり、舌尖は切歯乳頭102に軽く触れるか、近接している。そして、上下の臼歯105a、bは、ごくわずか離れていて当たっていない。
一方、歯牙接触癖(TCH)を有する人は、図1(b)に示すように、舌103の位置が下方に下がるという、いわゆる「低位舌」になっていることが多く、舌103と口内上顎200との隙間が大きくなり、舌先も切歯乳頭102に接触しづらくなっている。このため口内上顎200と舌103との間の隙間が大きくなり、この隙間を補正しようと、無意識に下顎201を挙上させようとする傾向がある。その結果、上下の臼歯105a、bや門歯等の上下の歯列101,104が接触することとなる。
ところで哺乳類であるヒトは乳児期に母親の乳首を舌先と切歯乳頭との間に挟んで授乳するという本能を有しており、たとえ成人になっても無意識に舌先で切歯乳頭を触ろうとする本能を有しているが、その本能を利用した本考案のTCH防止具では、切歯乳頭102に当接する位置から下方に向かって突出する突出部が設けられているため、これを口内上顎200に装着すれば、「低位舌」になっている人でも舌先が突出部に当接することにより、舌本来の口内位置を取り戻しやすくなる。結果として「低位舌」が矯正され易く、上下の歯が接触することを無意識に防止することができるのである。
したがって、本考案のTCH防止具を口内上顎に装着すれば、それほどの違和感を伴うことなく、上下の歯が接触することを防止することができる。このため、装着感が良好となり、長時間の装着でも使用者に苦痛を与え難くなる。
また、板状部には、切歯乳頭に当接する位置から下方に向かって突出する突出部が設けられているため、舌先が突出部に当接しやすく、上下の歯が接触することを無意識に防止することができる。これは、次のような理由による。
歯牙接触癖(TCH)を有しておらず、口内の舌の位置が正常である人は、図1(a)に示すように、安静時において、舌103は口蓋の形に沿った位置にあり、舌尖は切歯乳頭102に軽く触れるか、近接している。そして、上下の臼歯105a、bは、ごくわずか離れていて当たっていない。
一方、歯牙接触癖(TCH)を有する人は、図1(b)に示すように、舌103の位置が下方に下がるという、いわゆる「低位舌」になっていることが多く、舌103と口内上顎200との隙間が大きくなり、舌先も切歯乳頭102に接触しづらくなっている。このため口内上顎200と舌103との間の隙間が大きくなり、この隙間を補正しようと、無意識に下顎201を挙上させようとする傾向がある。その結果、上下の臼歯105a、bや門歯等の上下の歯列101,104が接触することとなる。
ところで哺乳類であるヒトは乳児期に母親の乳首を舌先と切歯乳頭との間に挟んで授乳するという本能を有しており、たとえ成人になっても無意識に舌先で切歯乳頭を触ろうとする本能を有しているが、その本能を利用した本考案のTCH防止具では、切歯乳頭102に当接する位置から下方に向かって突出する突出部が設けられているため、これを口内上顎200に装着すれば、「低位舌」になっている人でも舌先が突出部に当接することにより、舌本来の口内位置を取り戻しやすくなる。結果として「低位舌」が矯正され易く、上下の歯が接触することを無意識に防止することができるのである。
したがって、本考案のTCH防止具を口内上顎に装着すれば、それほどの違和感を伴うことなく、上下の歯が接触することを防止することができる。このため、装着感が良好となり、長時間の装着でも使用者に苦痛を与え難くなる。
本考案のTCH防止具では、板状部は上顎の歯列内側に沿ったU字形状をなし、装着した状態において上顎の歯列内側の周縁に接触していることが好ましい。
こうであれば、板状部が切歯乳頭近辺を覆うこととなるため、必要最小限の大きさで、突出部を切歯乳頭の位置に設けることができる。さらには、装着状態において板状部が上歯列内側の周縁に接触しているため、舌先で突出部及び板状部を押した場合でも、歯列が板状部の移動を阻止し、不用意にTCH防止具が外れるのを防止することができる。
なお、板状部は上顎の歯列内側全体に沿うものでもよいが、板状部が上顎の歯列内側の一部に沿うものであってもよい。板状部が顎の歯列内側全体に沿うものであれば、装着されたTCH防止具が外れにくいという利点を有する。このため、就寝中にも外れにくいことから、歯軋防止や無呼吸症候群の症状緩和(低位舌が矯正されることにより、気道が広がりやすくなり、その結果、無呼吸症候の症状が緩和される)の目的に好適に用いることができる。一方、板状部が顎の歯列内側の一部に沿うものであれば、装着感が良好で使用者に違和感を与え難く、長時間の装着でも使用者に苦痛を与え難く、さらには着脱が極めて容易であり、舌によっても容易に着脱をおこなうことができるという利点を有する。このため、就寝時以外の時間にTCHを防止する目的として好適に用いることができる。
こうであれば、板状部が切歯乳頭近辺を覆うこととなるため、必要最小限の大きさで、突出部を切歯乳頭の位置に設けることができる。さらには、装着状態において板状部が上歯列内側の周縁に接触しているため、舌先で突出部及び板状部を押した場合でも、歯列が板状部の移動を阻止し、不用意にTCH防止具が外れるのを防止することができる。
なお、板状部は上顎の歯列内側全体に沿うものでもよいが、板状部が上顎の歯列内側の一部に沿うものであってもよい。板状部が顎の歯列内側全体に沿うものであれば、装着されたTCH防止具が外れにくいという利点を有する。このため、就寝中にも外れにくいことから、歯軋防止や無呼吸症候群の症状緩和(低位舌が矯正されることにより、気道が広がりやすくなり、その結果、無呼吸症候の症状が緩和される)の目的に好適に用いることができる。一方、板状部が顎の歯列内側の一部に沿うものであれば、装着感が良好で使用者に違和感を与え難く、長時間の装着でも使用者に苦痛を与え難く、さらには着脱が極めて容易であり、舌によっても容易に着脱をおこなうことができるという利点を有する。このため、就寝時以外の時間にTCHを防止する目的として好適に用いることができる。
考案者の試験結果によれば、記突出部の突出高さは2mm以上12mm以下以下であることが好ましい。突出部の突出高さが2mm未満では、本考案の効果が小さくなる。また、突出部の突出高さが12mmを超えた場合も違和感が強くなる。さらに好ましいのは3mm以上8mm以下であり、最も好ましいのは4mm以上7mm以下である。ただし、開咬など咬合異常のある場合は、突出部の突出高さが8mmを超えたほうが良い場合もあるなど、使用者の歯列の形状や咬合異常の状況等に応じて、適宜突出高さや全体の形状をカスタマイズすることが好ましい。
以下、本考案を具体化した実施例を図面を参照しつつ説明する。
(実施例1)
図2に実施例1のTCH防止具1を示す。このTCH防止具1は即時重合レジンからなり、上顎の歯列内側に沿うようにU字形状をなす板状部2と、板状部2の中央で突出する突出部3とからなる(なお、即時重合レジンの替りに加熱重合レジンを用いることも可能である)。
このTCH防止具1は、図3に示すように、板状部2を上顎模型100の前部の表面形状に合わせて密着可能とされており、密着した状態において板状部2の外側周縁が上顎模型100の歯列101全体の内側の周縁に接触するようになっている。突出部3はその周縁からの高さが5mm程度とされており、口内上顎200に装着した場合、図4(b)に示すように、突出部3は切歯乳頭102の位置から下方であって、やや後方に傾斜するように突出して設けられている。突出部3の先端は滑らかな曲面形状とされている。ただし反対咬合や過蓋咬合の場合は、その形状に合わせて、適宜、形状を調整することが好ましい。
(実施例1)
図2に実施例1のTCH防止具1を示す。このTCH防止具1は即時重合レジンからなり、上顎の歯列内側に沿うようにU字形状をなす板状部2と、板状部2の中央で突出する突出部3とからなる(なお、即時重合レジンの替りに加熱重合レジンを用いることも可能である)。
このTCH防止具1は、図3に示すように、板状部2を上顎模型100の前部の表面形状に合わせて密着可能とされており、密着した状態において板状部2の外側周縁が上顎模型100の歯列101全体の内側の周縁に接触するようになっている。突出部3はその周縁からの高さが5mm程度とされており、口内上顎200に装着した場合、図4(b)に示すように、突出部3は切歯乳頭102の位置から下方であって、やや後方に傾斜するように突出して設けられている。突出部3の先端は滑らかな曲面形状とされている。ただし反対咬合や過蓋咬合の場合は、その形状に合わせて、適宜、形状を調整することが好ましい。
・作製方法
実施例1のTCH防止具1は、矯正の床装置の作成方法と同様の方法によって作製することができる。すなわち、歯の印象を採るためのトレーで上下顎の歯列の型を採り、さらにその石膏模型を作製する。こうして作製した上顎の石膏型の表面に分離剤を塗布してから、下顎の石膏型の歯との咬合干渉を起こさないように留意しながら、即時重合レジンを石膏面に盛り、U字形状をなす板状部2の部分と、板状部2の中央で突出する突出部3の部分を作成する。即時重合レジンが硬化したら石膏型から離形し、滑沢になるよう研磨して実施例1のTCH防止具1を得る。
実施例1のTCH防止具1は、矯正の床装置の作成方法と同様の方法によって作製することができる。すなわち、歯の印象を採るためのトレーで上下顎の歯列の型を採り、さらにその石膏模型を作製する。こうして作製した上顎の石膏型の表面に分離剤を塗布してから、下顎の石膏型の歯との咬合干渉を起こさないように留意しながら、即時重合レジンを石膏面に盛り、U字形状をなす板状部2の部分と、板状部2の中央で突出する突出部3の部分を作成する。即時重合レジンが硬化したら石膏型から離形し、滑沢になるよう研磨して実施例1のTCH防止具1を得る。
・作用及び効果
図4は、歯牙接触癖(TCH)のある使用者に対し、実施例1のTCH防止具1を口内上顎200に装着しない場合と装着した場合の安静時における口内模式断面図である。
図4は、歯牙接触癖(TCH)のある使用者に対し、実施例1のTCH防止具1を口内上顎200に装着しない場合と装着した場合の安静時における口内模式断面図である。
TCH防止具1を口内上顎200に装着しない場合(図4(a)参照)、舌103の先端部分が切歯乳頭102に接触しづらい低位舌になっていることが多く、口内上顎200の歯列101と、口内下顎201の歯列104とが接触する時間が長くなる。このため、たとえ、その接触力が弱くても、顎の周りの筋肉(咬筋)は無意識に長時間にわたり緊張し続けることによって疲労する。さらには、咬筋の疲れを胸鎖乳突筋や僧帽筋が補おうとして、それらの筋肉にも負担がかかる。このため、肩が凝ったり、腰痛や冷え性、頭痛や目の疲れ等の原因になるといわれている。また、自律神経失調症や顎関節症の原因になる。また、食いしばりや歯ぎしりを行うことによって、歯や歯茎やあごに大きな負担がかかり、歯が擦り減ったり、歯周組織が損傷したり、外骨症が起こったりする等の問題が生ずるおそれがある。
これに対して、TCH防止具1を口内上顎200に装着した場合(図4(b)参照)、使用者は無意識に舌103の先端部分が接歯乳頭102の位置に存在するTCH防止具1の突出部3の内面斜面に接触しやすくなることにより、舌103は本来の位置近くへ誘導され、自然に低位舌の状態が改善する。その結果、口内上顎200の歯列101と、口内下顎201の歯列104とが離れやすくなる。このため、顎の周りの筋肉(咬筋)が緊張することが減り、咬筋の疲れを胸鎖乳突筋や僧帽筋が補おうとすることもないので、それらの筋肉にも負担がかかることもない。このため、肩が凝ったり、腰痛や冷え性、頭痛や目の疲れ等を防止することができる。また、自律神経失調症や顎関節症を防止することもできる。さらには、食いしばりや歯ぎしりを防止することもでき、歯ぎしりによる歯や歯茎やあごへの負担を軽減することができる。このため、歯が擦り減ったり、歯周組織が損傷したり、外骨症が起こったりする等の問題を防止することができる。
また、実施例1のTCH防止具1は、口内上顎200の表面形状に合わせて密着可能とされているため、板状部2全体が均等に荷重を担い、口内上顎200の表面の一部に大きな圧力がかかることがないため、使用者に痛覚や違和感を与え難い。また、板状部2が歯列を覆うことはないため、歯に物が挟まったような違和感を与えることも少ない。さらには、着脱も手や舌を使って容易に行うことができる。また、板状部2は上顎200の歯列101内側に沿ったU字形状をなしており、装着した状態において上顎200の歯列101内側の周縁に接触しているため、板状部2が切歯乳頭102近辺を覆うこととなり、必要最小限の大きさで、突出部3を接歯乳頭102の位置に設けることができる。さらには、装着状態において板状部2が上顎200の歯列101内側の周縁に接触しているため、舌先で突出部3及び板状部2を押した場合でも、歯列101が板状部2の移動を阻止し、不用意にTCH防止具1が外れるのを防止することができる。
したがって、実施例1のTCH防止具1を口内上顎200に装着すれば、それほどの違和感なく上下の歯が接触することを防止することができる。このため、装着感が良好となり、長時間の装着でも使用者に苦痛を与え難くなる。
したがって、実施例1のTCH防止具1を口内上顎200に装着すれば、それほどの違和感なく上下の歯が接触することを防止することができる。このため、装着感が良好となり、長時間の装着でも使用者に苦痛を与え難くなる。
(実施例1の変形例)
実施例1において、板状部2は上顎100の歯列101内側全体に沿ったものであったが、変形例として、板状部が図5の点線部分と密着するもの(すなわち、上顎の歯列内側一部に沿ったもの)であってもよい。こうであれば、装着感がさらに良好で使用者に違和感を与え難く、長時間の装着でも使用者に苦痛を与え難く、さらには着脱が容易であるという利点を有する。このため、就寝時以外の時間に、TCHを防止する目的として好適に用いることができる。
実施例1において、板状部2は上顎100の歯列101内側全体に沿ったものであったが、変形例として、板状部が図5の点線部分と密着するもの(すなわち、上顎の歯列内側一部に沿ったもの)であってもよい。こうであれば、装着感がさらに良好で使用者に違和感を与え難く、長時間の装着でも使用者に苦痛を与え難く、さらには着脱が容易であるという利点を有する。このため、就寝時以外の時間に、TCHを防止する目的として好適に用いることができる。
この考案は上記考案の実施の態様及び実施例の説明に何ら限定されるものではない。実用新案登録請求の範囲を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変例様もこの考案に含まれる。
1…TCH防止具、2…板状部、3…突出部、102…切歯乳頭、200…上顎、201…下顎、101,104…歯列
Claims (3)
- 口内上顎の表面形状に合わせて密着可能とされた板状部を備え、
該板状部は該口内上顎に装着した場合に歯列を覆うことはなく、切歯乳頭が当接する位置から下方に向かって突出する突出部が設けられていることを特徴とするTCH防止具。 - 前記板状部は上顎の歯列内側に沿ったU字形状をなし、装着した状態において上顎の歯列内側の周縁に接触していることを特徴とする請求項1に記載のTCH防止具。
- 前記突出部の突出高さは2mm以上12mm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載のTCH防止具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014004176U JP3193717U (ja) | 2014-08-06 | 2014-08-06 | Tch防止具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014004176U JP3193717U (ja) | 2014-08-06 | 2014-08-06 | Tch防止具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3193717U true JP3193717U (ja) | 2014-10-16 |
Family
ID=78225981
Family Applications (1)
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JP2014004176U Expired - Fee Related JP3193717U (ja) | 2014-08-06 | 2014-08-06 | Tch防止具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3193717U (ja) |
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2014
- 2014-08-06 JP JP2014004176U patent/JP3193717U/ja not_active Expired - Fee Related
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