JP6679128B2 - いびき防止器具 - Google Patents

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本発明は、口腔前部に装着し下顎全体を数mm〜10mm程度前方に移動させて気道を拡げることでイビキ及び睡眠時無呼吸症を防止または緩和させようとする、一枚の板から形成され慨略T字型を成すポリプロピレンなど合成樹脂で形設されたT字型イビキ防止器具(4)をコアとして、該器具の全体をゴム弾性を有するシリコンゴム、ウレタンゴム、ゴム、エラストマーなどで被包する包袋を形設し、該包袋にT字型器具(4)を嵌装して図6、図7に示すように使用することでT字形イビキ防止器具、及び、T字型歯ぎしり防止器具の使用時の違和感等による不都合を排除する、包袋型イビキ防止器具、及び、包袋型歯ぎしり防止器具に関する。
本件の出願者が発明した、従来のいびき防止器具(特許第3551294号)は、略T字型を呈する連続した一枚の板状の合成樹脂で構成されていた。
従来のいびき防止器具(特許第3551294号)は、係いびき防止器具を口腔内に装着することで、下顎部全体を数mm〜10mm程度、前方へ移動させることによって気道を拡げて、呼気が気道を通過することを容易にしてイビキを防止することを目途とする構成であるため、係器具を装着して睡眠中に、下顎部が元の位置に戻らないために器具本体に一定の硬度及び強度が必要であり、器具本体に硬質の合成樹脂を使用することが常であった。
いびき防止器具(特許第3551294号)
従来のいびき防止器具(特許第3551294号)には、以下のような問題点があった。
その1は、本体を構成する素材が、硬質の合成樹脂であるために硬く、器具の本体が着接する、歯茎、及び、歯に負担がかかり、該器具の使用時において、時として、歯茎及び歯に痛みを生じてさせると共に違和感を生じさせていた。
その2は、当該する従来の発明は、あらまし、T字型を呈するものであり、その略T字型本体の縦に延設された部分を下前歯の裏側の下顎部に挿入して使用するものであるが、その使用時において、下顎部に挿入した略T字型本体の縦に延設された部位の先端が下顎底部に接触する場合があり、本体全体が硬質であるために、接触した下顎底部から痛みを生じ、また、下顎底部を損傷する場合があり、違和感を生じさせることがあった。
その3は、本体が硬質の合成樹脂で構成されているので、歯、及び、歯茎が本体と着接する部分が、面で着接するのではなく、点で着接するために、摩擦係数が低く、口腔に装着しての使用時に、本来の設置部位から左右、及び、上下に移動することが、しばしば見られ、該器具の目的とするいびき防止の効果を減じる原因となっていた。
その4は、従来のいびき防止器具(特許第3551294号)は、歯並びについての考慮がなされていなかった点である。従来のイビキ防止器具の全体が硬質の合成樹脂で構成されるために、歯並びの悪い上下前歯に使用された場合、器具と着接する歯並びの悪い前歯に、痛みや圧迫感などの負担をかけることになっていた。
解決しようとする問題点は、いびき防止器具(特許第3551294号)の、以上の問題点であり、それら不都合を取り除くことを課題とする。
本発明は、従来のいびき防止器具(特許第3551294号)の以上のような問題点を、従来のいびき防止器具(特許第3551294号)の全体または部分を、ゴム弾性を有するシリコンゴム、ウレタンゴム、ゴム、エラストマーで成型した包袋で被包することにより取り除くとともに、従来のいびき防止器具(特許第3551294号)のいびき防止効果を、より高めることを最も主要な特徴とする。
本発明は、いびき防止器具(特許第3551294号)の本体の全体または部分を、ゴム弾性を有するシリコンゴム、ウレタンゴム、ゴム、エラストマーにより被包するように形成された器具で被装することで、従来のいびき防止器具の使用時の痛み等による違和感を取り除き、装着感をソフトにし、いびき防止の効果を高めると共に、睡眠の質を良好にして、健康に寄与する利点がある。
また、当該発明は歯ぎしりにおいても効果を表すものである。従来歯ぎしりの治療には、クッションとなる緩衝材を奥歯のかみ合わせに挟むことで処方してきたのである。しかし、下顎を後方に残した通常の状態では奥歯の強い噛み締めは継続して行われることになる。ところが、下顎を前方に数mm出すと噛む筋肉に力が入らず、奥歯を力強く噛み締めることができない。当該器具を装着すると下顎は自然に数mm前に出るので、奥歯の噛み締めができず歯ぎしりを防止または軽減することができる。歯ぎしりによって、奥歯がすり減って健康を害している人や、歯ぎしりの音で安眠を妨げられている人にとって非常に有効な発明である。
当該発明の正面図である。 当該発明の俯瞰図である。 当該発明の側面図である。 当該発明の斜視図である。 当該発明の斜視図である。 当該発明の使用図である。 当該発明の使用図である。
本発明は、従来のいびき防止器具(特許第3551294号)が、硬質の合成樹脂で構成されていたために、該器具の本体が着接する、歯茎、及び、歯、及び、下顎底部に負担がかかり、使用時において、時として、歯茎、及び、歯、及び、下顎底部に痛みを生じてさせると共に違和感を生じさせる問題と、それらの部位と器具が面で着接するのではなく、点で着接するために摩擦係数が低く、口腔に装着しての使用時に、本来の設置部位から左右、及び、上下に移動するという問題点を、従来のいびき防止器具(特許第3551294号)の全体または部分を、ゴム弾性を有するシリコンゴム、ウレタンゴム、ゴム、エラストマーで被包することにより排除し、従来のいびき防止器具の使用感を良くする目的を実現した。
図5は従来の器具(特許第3551294号)の慨貌を包袋状に形成した本発明の斜視図である。
図6は従来の器具(特許第3551294号)を本発明に嵌挿しようとすることを示す使用説明図である。
図7は従来の器具(特許第3551294号)を本発明に嵌挿しての、本発明の実施状態を示す使用図で、当該器具の口腔内への装着によって下顎が自然に数mm前に移動することを示すものである。
「イビキ」と「睡眠時無呼吸症候群」は同列にあるもので、「イビキ」が重症化して睡眠中に呼吸が止まるようになった状態が「睡眠時無呼吸症候群」である。元来、「イビキ」は多くの問題を含んでいたのであるが、我が国では従来から「大イビキ」で寝ていることを「熟睡している状態」を表現するのに使われたりしており、健康面で問題視されることはなかった。
「睡眠時無呼吸症候群」が、世界的に問題視されだしたのは、1990年頃だが、日本では、2003年の2月26日の山陽新幹線で起きた居眠り運転が報道されてからで、それ以前は、「イビキ」及び「睡眠時無呼吸症候群」の専門医はほとんどいない状態であった。しかし、元来肥満人口が多いアメリカ合衆国では、1990年代から、様々な大きな事故の原因が、「睡眠時無呼吸症候群」にあるとして、また、「睡眠時無呼吸症候群」による産業上の損失が莫大であるとして「WakeUpAmerica」というプロジェクトを組んで、国を挙げて対策に乗り出したのである。
最近になって、日本でも「睡眠時無呼吸症候群」による産業上の損失が試算されて、東洋経済オンラインで年間3,5兆円という莫大な金額の損失が報告されている。それほど、「イビキ」及び「睡眠時無呼吸症候群」は、産業全体に深くかかわる事柄であることが認識されてきた。
ところで、従来の該イビキ防止器具(特許No.3551294)は、特許審査の過程で効果を認められたことが特許庁の記録に残されており、10年以上以前に製品化し、販売され、耳鼻咽喉科の専門医から「有用である」との証明書を受けていて、その効果を認められている器具であるが、前述のように、「イビキ症」及び「睡眠時無呼吸症候群」の人々の使用時において、しばしば生じる、痛み、違和感、及び、口中での器具の移動等の問題点により、係器具の効果を損じさせていた。
現在、国内において、「無呼吸」を伴わないイビキの場合には、それが「大イビキ」であっても「単純イビキ症」と判断されて、健康保険の適用を受けることができない。
また、「10秒以上の無呼吸」を伴う場合であっても、呼吸の停止が1時間に5回以下である場合には、「疾病」とは認められておらず、健康保険の適用を受けることができず、専門医の処方するイビキ用のマウスピース(スリープスプリント)やシーパップ(CPAP)等のイビキ防止器具は使用することはできない。
また、「イビキ」及び「睡眠時無呼吸症候群」の検査は、簡易検査を除いて、入院して睡眠中に行うので、検査費用は数万円以上かかっており、「睡眠時無呼吸症候群」が、2006年に健康保険の適用になった以後も、高額な費用負担となっている。その高額な費用を捻出できない多くの人々にとっても、当該発明は寄与すると思われる。
平成21年3月16日に公正取引委員会から発令された『いびき軽減等を標榜する商品の製造販売業者らに対する排除命令』でほとんどのイビキ防止器具はドラッグストアから排除されてしまった。にもかかわらず、規制の無い通信販売およびWEBサイト上には現在もなお、効果を認められていない様々なイビキ防止器具があふれている。それらの器具の多くは、専門医が評価するイビキ防止器具ではないのが現状であり、「単純イビキ症」で悩まれている人々にとって、採ることのできる選択肢は非常に少ないと言わなければならない。「単純イビキ症」の防止対策として、専門医は「ダイエット」と「横向き寝」を方法として挙げているが、簡単にできることではないし、またそれが出来てもイビキ解消に結びつくとは限らない。
50歳代になると男女を問わず多くなる「イビキ」は、国内に1000万人とも2000万人ともいわれているが、「イビキ」を防止しようとしても、どうすればいいのか、途方に暮れるのが現状である。
しかし、今回の当該発明により、使用感、装着感が良くなることで、継続使用率が上がり、人々の生活面、及び、健康面において、また、産業上の効率の向上においても寄与するものと思われる。
尚、元関西医科大学耳鼻咽喉科教授で現くまざわ耳鼻咽喉科クリニック院長の熊沢博文先生、また、現関西医科大学教授の木村譲(ゆたか)医学博士の了解を得て、専門医が当該いびき防止器具を推奨している事を申し述べる。
1 本体
2 支持部
3 作用部
4 硬質コア部
5 上顎部前歯
6 下顎部前歯
7 口腔底

Claims (2)

  1. 口腔前部に装着し下顎全体を数mm〜10mm程度前方に移動させて気道を拡げることでイビキ及び睡眠時無呼吸症を防止または緩和させようとする一枚の薄い板状で概略T字形を成す、ポリプロピレンなど合成樹脂で形設されたT字型イビキ防止器具(4)の使用時において、該T字型イビキ防止器具(4)の形状を模して、ゴム弾性を有するシリコンゴム、ウレタンゴム、ゴム、エラストマーで、該T字型イビキ防止器具(4)の全体を被装する包袋状の本体(1)を形設し、該本体(1)内に硬質であるT字型イビキ防止器具(4)をコアとして本体(1)に嵌挿し該T字型イビキ防止器具の全体を被包することで、該T字形イビキ防止器具(4)の使用時の違和感等による不都合を排除した包袋型イビキ防止器具。
  2. 請求項1のT字形イビキ防止器具(4)と同じ構成からなる器具(4)を歯ぎしり防止に使用する際において、硬質である該T字型歯ぎしり防止器具(4)をコアとして、該T字型歯ぎしり防止器具(4)の全体を被包する、ゴム弾性を有するシリコンゴム、ウレタンゴム、ゴム、エラストマーで包袋である本体(1)を形設し、該包袋(1)内に硬質である該T字型歯ぎしり防止器具(4)をコアとして嵌挿した、T字型歯ぎしり防止器具使用する際の違和感等による不都合を排除した包袋型歯ぎしり防止器具。
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