JPH03244480A - マウスガード - Google Patents

マウスガード

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JPH03244480A
JPH03244480A JP4351890A JP4351890A JPH03244480A JP H03244480 A JPH03244480 A JP H03244480A JP 4351890 A JP4351890 A JP 4351890A JP 4351890 A JP4351890 A JP 4351890A JP H03244480 A JPH03244480 A JP H03244480A
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JP
Japan
Prior art keywords
hardness
mouth guard
teeth
thermoplastic elastomer
layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP4351890A
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English (en)
Inventor
Masato Ueno
正人 植野
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Molten Corp
Original Assignee
Molten Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、上顎又は下顎に装着されるマウスガードに関
する。
〈従来の技術〉 従来アメリカンフットボール、ラグビーボール等プレー
ヤー同士が接触する競技にあっては、競技中の衝突等に
よる歯牙損傷、舌の咬傷、唇の裂傷等を防止するために
マウスガードが使用されている。
また、ゴルフ、ウェイトリフティング、野球等歯牙に瞬
間的に大きな力が加わる競技においても、順位を適正位
置に調整するために、同様のマウスガートが使用される
ことがある。通常これは、マウスピース或いはテンプレ
ートと呼ばれることが多い。
また就寝時口腔内に装着して、いびきを防止するために
使用される所謂ナイトガードと呼ばれるものも実用化さ
れている。
本発明においてマウスガードとは、上記マウスピース、
テンプレート、ナイトガード等を含む概念として使用す
る。
従来口腔組織の傷害防止を目的とするマウスガートでは
、軟質材料であるエチレンビニルアセテート樹脂、シリ
コンゴムを材料とするものが市販され、また順位調整を
目的とするマウスガードでは、義歯床として使用されて
いるポリメチルメタクリレート樹脂(PMMA樹脂)を
使用したものが実用化されている。
〈発明が解決しようとする課題〉 前述のエチレンビニルアセテート樹脂製マウスガードに
あっては、その材料自体の脆弱さから、耐久性が不充分
であること、咬合圧が加わることにより亀裂が入るおそ
れがあること等の問題がある。またシリコンゴムの場合
、2種の粘調な材料を混練してこれを歯牙に合わせて固
化させるものであり、その作業は面倒なものである。ま
たPMMA樹脂を使用した場合、これが極めて硬いため
に衝撃力の吸収が不充分である。それ故、外部から衝撃
力が加わるラグビー等の競技用マウスガードとしては使
用できないという欠点がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、プ
レーヤーがぶつかり合い外部から加わる衝撃力から歯牙
を保護する場合、或いは順位調整のみを行う場合等何れ
の場合にも使用できるマウスガードを提供するものであ
る。
く課題を解決するための手段〉 本発明に係るマウスガードは、ポリオレフィン系熱可塑
性エラストマーよりなるものである。
また本発明においては上記ポリオレフィン系熱可塑性エ
ラストマーのJIS  A硬度が30ないし100の範
囲で設定される。
また上記ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーよりな
るマウスガートにおいて、歯牙の外側に位置する部分が
、唇側の表面層と歯牙側の内面層とからなり、上記表面
層はJIS  A硬度30ないし80の範囲で設定され
、上記内面層はJISA硬度80ないし100の範囲で
あって上記表面層より硬く設定することができる。
さらに上記ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーより
なるマウスガードは、JIS  A硬度80ないし10
0の範囲の硬度を有する芯部材と、該芯部材を被覆して
形成されたJIS  A硬度30ないし80の範囲の硬
度を有しかつ上記芯部材よりも軟らかく設定された表面
部材とで構成することができる。
さらに本発明に係るマウスガードは、ポリオレフィン系
熱可塑性エラストマーよりなる層とPMMA樹脂よりな
る層を有し、上記ポリオレフィン系熱可塑性エラストマ
ーのJIS  A硬度を30ないし80の範囲に、また
上記PMMA樹脂のヌープ硬度を10ないし20の範囲
に設定することができる。
さらにポリオレフィン系熱可塑性エラストマーよりなる
層とPMMA樹脂よりなる層を有するマウスガードにお
いて、歯牙の外側に位置する部分が唇側の表面層と、歯
牙側の内面層とからなり、表面層はJIS  A硬度3
0ないし80の範囲のポリオレフィン系熱可塑性エラス
トマーにて形成され、内面層はヌープ硬度10ないし2
0の範囲のPMMA樹脂にて形成することができる。
さらにまたポリオレフィン系熱可塑性エラストマーより
なる層とPMMA樹脂よりなる層を有するマウスガード
をヌープ硬度10ないし20の範囲の硬度を有するPM
MA樹脂よりなる芯部材と、該芯部材を被覆して形成さ
れたJIS  A硬度30ないし80の範囲の硬度を有
するポリオレフィン系熱可塑性エラストマーよりなる表
面部材にて構成することができる。
〈作 用〉 第2図において、矢印Aで示す如く横方向から歯牙2に
衝撃力が加わると、この力はマウスガード1の歯牙2外
側部分にて吸収される。また矢印Bで示す如く、上下顎
の歯牙2.5が衝突する方向に衝撃力が加わった場合、
この力は、両歯牙25間のマウスガード1部分で吸収さ
れる。
第3図又は第4図に示すように、硬い内面層8又は芯部
材10を設けた場合、横方向Aから衝撃力が加わったと
き、この衝撃力は、内面層8又は芯部材10の外側の軟
らかい層にて吸収緩和され、その後硬い内面層8又は芯
部材1oに加わる。
緩和された衝撃力は、内面層8又は芯部材1o全体に分
散され、歯牙2に均一に加わる。
く実 施 例〉 第1図及び第2図において、lは上顎に装着されるマウ
スガードで、歯牙2の全表面及び歯ぐき3の唇側部の一
部を覆う如く、また鼓形歯間狭隙aに密着する如く形成
される。このマウスガード1の材料として、硬度30な
いし100、最適には硬度50ないし70を有するポリ
オレフィン系熱可塑性エラトストマーが使用される。
この材料として、例えばタフマー(登録商標、三井石油
化学工業■製)が使用できる。一般にポリオレフィン系
熱可塑性エラストマーの軟化温度は、約70°Cないし
約150°Cの範囲のものが多く、本例の場合、渦中で
の形成を可能とするために、約70°Cないし約100
°C1最適には約80°Cのものが選択される。
マウスガート1は、歯科医師又は歯科技工士によりプレ
ーヤーの顎の型から個人専用のものとして製作される。
しかしながら、簡易的には予め第5図に示すような略馬
蹄形に形成されたマウスガード基本体4を、約80°C
以上の湯中に漬け、軟化させた状態で口腔内に入れ、上
顎に装着する。
続いて、指或いは舌でマウスガード基本体4を押圧し、
歯牙2及び歯ぐき3に沿わせ、その後冷却することによ
り、マウスガード1を完成することができる。5は、下
顎の歯牙である。
第3図は、マウスガード6の他の実施例を示し、歯牙2
の外側に位置する部分が、唇側の表面層7と歯牙側の内
面層8からなり、表面層7の硬度は、30ないし80の
範囲、最適には、約30ないし60に設定され、また内
面層8の硬度は、80ないし100の範囲、最適には約
85ないし95に設定される。ここで内面層8は表面層
7よりも硬くなるよう両者の硬度が調整される。表面層
7の硬度を30ないし80とし、軟らかく設定するのは
、外部から横方向Aの衝撃力が加わったとき、唇が裂傷
を負うのを防止するとともに、衝撃力を吸収緩和し、歯
牙2にかかる負担を軽くするためである。また内面層8
の硬度を、80ないし100とし、硬く設定するのは、
この内面層8で衝撃力を受けとめ、力を内面層8全体に
分散させ、この力を歯牙2全体に均一に加えることで、
特定の歯牙2に局所的に大きな衝撃力が加わるのを防止
するためである。
咬み合わせ方向(矢印B)の衝撃力が加わった場合、前
述の例と同様に衝撃力はマウスガード6の表面層7と同
一硬度を有する軟らかい部分にて吸収され、下顎歯牙5
の損傷或いは下顎骨骨折等の事故は最小限に防止される
尚、上記例では歯牙に加わる衝撃力の緩和に重点を置き
、唇側の表面層を硬くし、歯牙側の内面層を軟らかく設
定することも可能であり、これらは競技の種類等によっ
て任意に設計できる。
第4図は、さらに他の実施例を示し、マウスガード9は
、硬度80ないし100の芯部材10と、この芯部材1
0を被覆する硬度30ないし80の表面部材11を有す
る。かかる構造において、芯部材10は衝撃力の分散、
表面部材11は衝撃力の吸収という機能を果たす。
上記硬質部分を有する2つの実施例にかかるマウスガー
ド6.9の製作は、先に説明した如き、歯科医師等によ
る専用のものまたはプレーヤー自身が口腔内に装着する
簡易型のものとして、形成することができる。
第3図及び第4図に示す実施例において、硬質の内面層
8及び芯部材10の材料を、ヌープ硬度がIOないし2
0の範囲にあるPMMA樹脂に置き換えることができる
。この場合、硬質部分を構成するPMMA樹脂と軟質部
分を構成するポリオレフィン系熱可塑性エラストマーの
接着には、オレフィンとメチルメタクリレート(MMA
)の共重合体例えばポリエチレンとMMAの共重合体が
使用できる。PMMA樹脂は、ヌープ硬度10ないし2
0と、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーに比較し
て格段に高い硬度を有し、かつその強度も優れているか
ら、マウスガードの補強材として最適であり、また軟質
材を共に使用すれば衝撃力を効果的に分散させることが
可能となる。
上記実施例では、上顎に装着するマウスガードについて
説明したが、同様の構成で下顎に装着するものも製作で
きる。
〈発明の効果〉 本発明によれば以下の効果が得られる。
イ、マウスガード材料として、ポリオレフィン系熱可塑
性エラストマーが使用されるので、歯牙と上下顎に加わ
る衝撃を十分緩和することができる口、上記材料は、無
味無臭でありかつ人体に対し為害性がないから、安全で
ありかつ装着中に不快感を覚えることもない。
ハ、上記材料は湯中に浸漬することにより軟化するから
、成形が容易である。
二、上記材料は、強度及び耐久性に優れているから、繰
り返し使用した場合にも変形又は損傷することは殆どな
い。
ホ、上記材料を使用することにより清掃が容易にでき常
に清潔に保つことができる。
へ、軟質のポリオレフィン系熱可塑性エラストマーと硬
質PMMA樹脂を組み合わせて使用することにより、衝
撃力の分散と吸収緩和を効果的に行うことが可能となり
、またマウスガード自体の補強を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明一実施例を説明するための平面図、第
2図は第1図1−1線断面図、第3図は、他の実施例を
説明するための断面図、第4図は、更に他の実施例を説
明するための断面図、第5図は、簡易的にマウスガード
を製作する場合のマウスガード基本体を示す斜視図であ
る。 1.6.9・・・マウスガード 2.5・・・歯牙3・
・・歯ぐき        7・・・表面層8・・・内
面層       10・・・芯部材11・・・表面部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーよりなる
    マウスガード
  2. (2)上記ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーのJ
    IS A硬度が30ないし100の範囲にある請求項1
    記載のマウスガード
  3. (3)歯牙の外側に位置する部分が、唇側の表面層と、
    歯牙側の内面層とからなり、上記表面層は、JIS A
    硬度30ないし80の範囲で設定され、上記内面層は、
    JIS A硬度80ないし100の範囲であって上記表
    面層より硬く設定される請求項1又は2記載のマウスガ
    ード
  4. (4)JIS A硬度80ないし100の範囲の硬度を
    有する芯部材と、該芯部材を被覆して形成されたJIS
     A硬度30ないし80の範囲の硬度を有しかつ上記芯
    部材よりも軟らかく設定された表面部材とからなる請求
    項1又は2記載のマウスガード
  5. (5)ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーよりなる
    層と、ポリメチルメタクリレート樹脂よりなる層を有す
    るマウスガード
  6. (6)上記ポリオレフィン熱可塑性エラストマーのJI
    S A硬度が30ないし80の範囲にあり、かつ上記ポ
    リメチルメタクリレート樹脂のヌープ硬度が10ないし
    20の範囲にある請求項5記載のマウスガード
  7. (7)歯牙の外側に位置する部分が、唇側の表面層と、
    歯牙側の内面層とからなり、上記表面層は、JIS A
    硬度30ないし80の範囲のポリオレフィン系熱可塑性
    エラストマーにて形成され、上記内面層は、ヌープ硬度
    10ないし20の範囲のポリメチルメタクリレート樹脂
    にて形成されてなる請求項5又は6記載のマウスガード
  8. (8)ヌープ硬度10ないし20の範囲の硬度を有する
    ポリメチルメタクリレート樹脂よりなる芯部材と、該芯
    部材を被覆して形成されたJIS A硬度30ないし8
    0の範囲の硬度を有するポリオレフィン系熱可塑性エラ
    ストマーよりなる表面部材とからなる請求項5又は6記
    載のマウスガード
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