JP5877267B1 - 口腔内装着具 - Google Patents

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Abstract

【課題】特に口臭が気になる他人との会話中のように人前でも使用することができ、使用するタイミングが限られることなくいつでも使用することができ、唾液分泌をより一層効果的に促進する口腔内装着具を得る。【解決手段】人の口腔内に装着して唾液の分泌を促進する口腔内装着具において、口腔内装着具は、口腔内の一部に着脱自在として装着可能とされ、装着される箇所の形状と適合するように形状が整えられた本体部1と、本体部1に一体的に形成され、本体部1の表面から突出した複数の突起部2と、を有し、複数の突起部2の先端が口腔内の粘膜を押圧するように装着される。【選択図】図1

Description

本発明は口腔内装着具に係り、特に口腔内に装着して唾液の分泌を効果的に促進することにより、口臭を防止する口腔内装着具に関する。
他人との会話の際に、口臭を気にする人は多く、食後の歯磨きの励行、口臭防止洗浄液、口臭防止スプレー、口臭防止サプリメント等の口臭防止対策が一般的に行われている。
また、口臭防止のための消臭剤や芳香剤等を違和感や嫌悪感を生じさせること無く持続的に自然な感じで拡散投与するための装置が例えば特許文献1に記載されている。
また、マウスピースを口腔内の両頬の内側に当て、両頬を押し上げる状態にし、口腔内全体に刺激を与え唾液が多量に出るようにすることが特許文献2に記載されている。
さらに、唾液分泌促進具を口腔内上顎歯茎部と上唇の間に挿入し、舌で噛み部を上歯、下歯の間に出し入れしてかるく噛むことで唾液分泌を促し口臭を抑制し、会話も支障なくできるようにすることが特許文献3に記載されている。
さらに、噛むことで通常よりも多くの唾液が分泌されるため、下側の歯列に沿って装着する噛みしめ運動用具が特許文献4に記載されている。
特開2001−258910号公報 実用新案登録第3167198号公報 特開2011−417号公報 特開2001−128994号公報
特許文献1に記載のものは、薬剤を投与することにより口臭を防止するものであって、装着中に大唾液腺の導管をマッサージして唾液の分泌を促すものではない。したがって、唾液の分泌を効果的に促進することは困難である。
特許文献2に記載のものは、柔軟性のあるマウスピースを口腔内に装着することで、両頬を押し上げる状態にするものであり、マッサージのように刺激の強弱を行うものではなく、特許文献1に記載のものと同様に唾液の分泌を効果的に促進するには不十分である。
特許文献3に記載のものは、噛み部を噛むことで唾液分泌を促すものであり、唾液腺を刺激するものとは根本的に異なり、装着中に唾液の分泌を効果的に促進できるものではない。特許文献4に記載のものも同様であり、噛むことで通常よりも多くの唾液が分泌されるものであり、装着中に唾液の分泌を促すものではない。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、特に口臭が気になる他人との会話中のように人前でも使用することができ、使用するタイミングが限られることなくいつでも使用することができ、唾液分泌をより一層効果的に促進することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、人の口腔内に装着して唾液の分泌を促進する口腔内装着具において、前記口腔内装着具は、前記口腔内の一部に着脱自在として装着可能とされ、装着される箇所の形状と適合するように形状が整えられた本体部と、前記本体部に一体的に形成され、前記本体部の表面から突出した複数の突起部と、を有し、複数の前記突起部の先端が前記口腔内の粘膜を押圧するように装着されるものである。
また、上記において、複数の前記突起部の先端が、少なくとも、頬の粘膜である前記口腔の内面部、下顎の歯列と舌の付け根間の顎下部、前記口腔の床であり歯列と舌の付け根間の舌下部、のいずれかを押圧するように装着されることが望ましい。
さらに、上記において、前記突起部は棒状であり、前記本体部から林立して形成されていることが好ましい。
さらに、上記において、前記歯列に嵌合可能とされた嵌合部を有することが好ましい。
さらに、上記において、前記本体部は前記歯列に嵌合可能とされた嵌合部を複数有し、前記嵌合部は紐状の連結部により連結されたことが望ましい。
さらに、上記において、前記突起部は、前記内面部を押圧する頬突起部と、歯肉を押圧する歯肉突起部と、をそれぞれ複数有し、前記歯肉突起部は前記頬突起部よりも前記本体部からの突出し高さが小さくされたことが好ましい。
さらに、上記において、唾液腺の1つである耳下腺近傍の部分を押圧する耳下腺突起を有することが好ましい。
さらに、上記において、少なくとも前記歯列の奥歯に嵌合可能とされた嵌合部を有することが望ましい。
さらに、上記において、前記本体部は舌、あるいは舌の付け根の形状に適合するように広がった形状となった口腔前庭部を有することが好ましい。
さらに、上記において、前記本体部及び前記突起部は樹脂で一体的に形成されていることが好ましい。
さらに、上記において、前記突起部には、唾液によってガルバニック電流を発生させる金属が被服されていることが好ましい。
本発明の口腔内装着具によれば、口腔内の一部に着脱自在として装着される本体部の表面から突出した複数の突起部を有し、複数の突起部の先端が口腔内の粘膜を押圧するので、口腔内の粘膜に広く分布する唾液腺をマッサージするように刺激するので、唾液分泌をより一層効果的に促進する。また、装着される箇所の形状と適合するように形状が整えられているので、使用するタイミングが限られることなくいつでも使用することができ、特に口臭が気になる他人との会話中のように人前でも使用することができる。
本発明の実施の形態に係わる口腔内装着具を示す斜視図 一実施の形態における突起部の形状を示す態様図 人の顔の唾液腺位置を説明する説明図 他の実施の形態に係わる口腔内装着具を示す斜視図及び側面図 さらに、他の実施の形態に係わる口腔内装着具を示す平面図 本発明の一つの実施の形態による唾液腺を刺激する例を説明する説明図 奥歯嵌合タイプの実施の形態を示す平面図 耳下腺近傍の部分を押圧する実施の形態を示す斜視図 さらに、他の実施の形態に係わる口腔内装着具を示す斜視図 口腔内装着具を歯列に嵌合させた状態を示す説明図
唾液には粘膜保護・自浄・水分平衡・潤滑・緩衝・抗菌・消化・組織修復・再石灰化・発ガン予防などの作用があり、口腔のみならず身体が正常な機能を発揮するため無くてはならないものである。また、唾液腺は、唾液を分泌する腺であり、導管は口腔に開口している、大唾液腺と小唾液腺とに分類される。つまり、唾液腺には大唾液腺(耳下腺・顎下腺・舌下腺)と多数の小唾液腺があり、大唾液腺は口腔内に開口する管を持ち、管を通じて唾液を口に流出する。小唾液腺は口腔内の粘膜に広く分布し、唾液の出口が粘膜に開いている。
そして、唾液は大唾液腺(耳下腺、顎下腺、舌下腺)と、無数の小唾液腺(口唇腺、頬腺、口蓋腺、臼歯腺、舌腺)から分泌される。小唾液腺は、口唇粘膜中の口唇腺、頬粘膜中にある頬腺、舌尖の下部にある前舌腺、舌根及び舌の側縁の後部にある後舌腺、その他、臼歯腺、口蓋腺などがある。
唾液には、口腔内をきれいにする自浄作用や抗菌作用があり、リゾチームなどの酵素が細菌の繁殖を抑えて、口臭が発生するのを防ぐ。したがって、唾液の分泌が少なくなると、口腔内が不潔になり口臭が発生しやすくなる。本実施の形態のポイントは、サラサラの唾液の分泌を長時間に渡って維持することにある。
以下添付図面にしたがって、本発明に係る口腔内装着具の好ましい実施の形態について説明する。
図1は、人の口中の空間である口腔内に装着する口腔内装着具を示す斜視図であり、肉厚な樹脂である本体部1は、歯列と下唇との間、あるいは歯列の外側となる口腔前庭部と下唇との間、特に奥歯の歯列と歯茎を介して舌の付け根の間、口腔の床で歯列と舌の付け根の間など口腔内の一部に着脱自在として装着可能とされる。図1(A)は口腔内装着具を例えば歯列の外側に装着した場合の外側から見た斜視図(口腔部分は不図示)、図1(B)は、図1(A)の反対側から見た斜視図(口腔部分は不図示)である。
そして、本体部1は違和感がないように、装着される箇所の形状と適合するように形状が整えられる。例えば、本体部1は、図1(A)に示すように外側へ向けて(図面視左側が凸になるように)やや湾曲しており、四隅は丸みを持ってR付けされている。また、厚さ方向の端部は、口腔内を傷つけることがないように適宜、エッジが丸められている。
また、本体部1に一体的に表面から突出して突起部2、3がそれぞれ複数形成されている。口腔内装着具が装着されている間は、突起部2、3はその先端が口腔内の粘膜を複数個所で押圧する。突起部2、3を複数としたこと、さらには本体部1を湾曲させたことで口腔内の粘膜に広く分布する唾液腺をマッサージするように刺激することになる。
口腔内装着具の装着は、複数の突起部2あるいは3の先端が、少なくとも、頬の粘膜である口腔の内面部、下顎の歯列と舌の付け根間の顎下部、口腔の床であり歯列と舌の付け根間の舌下部、のいずれかを押圧するように装着される。また、突起部2は棒状であり、本体部1から林立して形成され、その先端部は口腔内面の粘膜を押圧して刺激を与えることで唾液の分泌を促進するが、図2に示すように口腔内面を傷つけないように丸みを帯びていることが好ましい。
図2は突起部2の先端形状を示し、図2(A)に示すように半円板状、図2(B)に示すように半球状、図2(C)に示すように棒の先端が球状をした形状のものが望ましく、棒状あるいは柱状であるので、屈曲するように柔軟性あるいは弾性を持たすことで口腔内面の粘膜を程よくマッサージすることができる。また、口腔内装着具を装着したままで口を動かせばより効果的に唾液腺をマッサージすることになる。しかしながら、本発明の突起部2の形状は、これらの形状に限定されるものではなく、球状、蒲鉾状等様々な形状を採用することができる。要するに口腔内の粘膜をその先端で押圧可能な形状であれば良い。
一方、突起部3は、突起部2よりも本体部1からの突出し高さが小さくされた微少突起とされ、突起部2を口腔内面部となる頬を押圧する頬突起部とし、突起部3は歯肉を押圧する歯肉突起部となる。
図3は、人の顔の唾液腺位置を示す図であり、唾液腺は主として、耳下腺16、舌下腺18、顎下腺20の3つから構成される。符号22は咬筋である。
耳下腺16は、耳下の頬部分に広がって存在する唾液腺であり、唾液を出す導管16Aが頬の粘膜に開口している。舌下腺18は、口腔の床で舌の付け根間の粘膜下に存在する唾液腺で歯茎近傍に複数の導管18Aが開口している。顎下腺20は、下顎骨になかば隠れるように存在する唾液腺で、導管20Aが下顎の歯列と舌の付け根との間に開口している。
微少突起とされた突起部3により、歯茎(歯肉)28部分(歯茎については図6参照)、特に奥歯近傍を刺激することで、舌下腺18の口腔内面部分及び顎下腺20の導管20Aを効果的に刺激できる。突起部3の形状は歯茎を傷つけない形状であることが好ましい。例えば、先端が丸くされた棒状微少突起、半円形状の微少突起、蒲鉾状の山が複数配列された線状微少突起等を採用することができる。線状微少突起の場合には、歯列に平行に蒲鉾状の山が複数配列される形状を採用しても良い。これにより、線状微少突起が歯茎に対する抵抗となって口腔内装着具が外れ難くなる。
口腔内装着具は、歯列にぴったり嵌合するマウスピースのような形状(例えば図4、図5、図7、図8、図9のような形状)でも良いが、必ずしもそうである必要なく、例えば図1のような形状であっても良い。歯列に嵌合させる場合は、例えば肉厚な熱可塑性樹脂で形成し、歯列形状を内面のみに転写(外面は平坦)としても良いし、あるいは肉薄な熱可塑性樹脂で形成され、歯列形状を全体に転写(内面と外面が同一形状)すれば良い。この場合、人の体温を超えた温度で軟化する熱可塑性樹脂で形成することが望ましい。
人の体温を超えた温度で軟化するとは、口腔内装着具を形成する熱可塑性樹脂を、人の体温を超えた温度に加温して上顎歯列又は下顎歯列に押し付けたときに歯列形状が転写される程度に軟化することを意味する。軟化温度は一般的に加熱水が好ましいことから、現実的な温度として水の沸点である100℃以下であることが好ましい。
また、使用される熱可塑性樹脂としては、衛生面の安全性が保証され、且つ歯や歯茎へのアレルギー等の影響のない樹脂材料であればどのような樹脂でも良い。
例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン)、ポリビニルアセテート(PVA)、ポリウレタンエラストマー等が含まれる。これらの樹脂のうち、軟化温度が人の体温を超えた50℃以上、上限が水の沸点温度100℃以下を満足するエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)が特に好ましい。
図4は、他の実施の形態を示し、歯列に嵌合可能とされた嵌合部を有する口腔内装着具の斜視図(A)、側面図(B)を示している。本体部1はコの字状に折り曲げられ、下方の開口部が歯列に嵌合するように上から見て湾曲した形状に整えられている。口腔内装着具は、矢視側が歯列の外側となるa側、つまり頬の粘膜に向かい、反対側が歯列の内側となるb側に向かって装着される。したがって、コの字状凹部の側部が歯茎部分へ被さるようになる。
外側に向かって複数の突起部2が本体部1から林立して形成され、その先端は横側歯列に嵌合させた場合は、頬の粘膜である口腔の内面部を押圧する。凹部には突起部2よりも本体部1からの突出し高さが小さく微少突起とされた突起部3が設けられている。突起部3は歯茎部(下顎の歯列に装着した場合は、下顎の歯列と舌の付け根間の顎下部)を押圧する。前側歯列に嵌合させた場合は、b側を前方向に装着する。このとき、突起部2は、口腔の床であり歯列と舌の付け根間の舌下部を押圧する。突起部3は歯茎部を押圧する。
図5は口腔内装着具をマウスピース12にしたものであり、人の下顎歯列又は上顎歯列全体に嵌合するようにしたものであり、図1又は2に示したものにおいて、嵌合部を連結部により連結し、突起部2、3(突起部2は第1突状部14A、突起部3は微少突起a)を一体的に形成している。そして、本体部1のマウスピース12を、図3における上顎歯列24又は下顎歯列26の少なくとも奥歯部分に嵌合し、突起部14で奥歯近傍の歯茎部分及び唾液腺近傍の口腔内面部分の少なくとも一方に押圧させることで、唾液を分泌する3つの唾液腺を刺激して唾液の分泌を促進する。
なお、図3における耳下腺16を刺激する場合には、マウスピース12は上顎歯列24又は下顎歯列26のいずれに嵌合するタイプでも良い。しかし、図3から分かるように、舌下腺18及び顎下腺20の唾液を出す導管18A,20Aが下顎の歯列部分に存在するため、舌下腺18及び顎下腺20の唾液分泌を促進するには、下顎歯列26に嵌合するタイプが好ましい。
図5の(A),(B),(C)は、突起部2、3を突状部として好ましい3態様を示し、図5(A)のマウスピース12は、突起部2である第1突状部14Aが、マウスピース12の奥歯位置から唾液腺の1つである耳下腺16の口腔内面部分方向に突起されている態様である。なお、図5(A)では、マウスピース12の左右奥歯位置にそれぞれ1つの第1突状部14Aを形成した図で示したが、第1突状部14Aを複数形成しても良い。
図5(A)のマウスピース12によれば、図6(A)に示すように、第1突状部14Aが耳下腺16に対応する口腔内面部分を刺激し、耳下腺16からの唾液分泌を促進することができる。なお、図6において、符号28は歯茎である。
図5(B)のマウスピース12は、第2突状部14Bが、マウスピース12の奥歯位置から奥歯の歯茎に被さるように跨設されたスカート状部材とされ、奥歯の歯茎部分に接触するスカート状部材の内側面に突起部3に相当する微少突起aが複数形成されている。
図5(B)のマウスピース12によれば、図6(B)に示すように、第2突状部14Bが舌下腺18に対応する口腔内面部分及び顎下腺20の導管20Aを刺激し、舌下腺18及び顎下腺20からの唾液分泌を促進する。
図6(C)のマウスピース12は、奥歯位置から耳下腺16に対応する口腔内面部分方向に突起された第1突状部14Aと、マウスピース12の奥歯位置から奥歯の歯茎28部分に被さるように跨設されたスカート状部材が設けられ、奥歯に接触するスカート状部材の内側面に微少突起aが形成された第2突状部14Bが構成されている態様である。
図5(C)のマウスピース12は、図5(A)の第1突状部14Aと、図5(B)の第2突状部14Bとの両方を備えた場合である。これにより、図5(C)のマウスピース12によれば、図6(C)に示すように、耳下腺16、舌下腺18、及び顎下腺20の3つの唾液腺を同時に刺激することができる。
図7は、マウスピース12の変形例であり、奥歯のみにマウスピース12の嵌合部12Aを設けた実施例である(以下「奥歯嵌合タイプ」という)。図7(A)はマウスピース12の外面図であり、図7(B)は内面図である。図7に示すように、奥歯嵌合タイプのマウスピース12は、左右の奥歯のみに嵌合される一対の嵌合部12A,12Aと、一対の嵌合部12A,12Aを連結する円弧状をした紐状の連結部12Bとから構成される。
図7(A)に示すように、嵌合部12Aの外面は平坦になっており、図7(B)に示すように、嵌合部12Aの内面に歯列形状が形成される。嵌合部12Aを嵌合する奥歯は、第1大臼歯、第2大臼歯、第3大臼歯の3本が好ましい。
奥歯嵌合タイプのマウスピース12によれば、左右の奥歯のみに嵌合される一対の嵌合部12A,12Aを紐状の連結部12Bで連結したマウスピース12とすることで、装着したままでも一層無理なく喋ることができ、口を開けても外部から装着していることが分かり難い。
奥歯嵌合タイプのマウスピース12にも、唾液の分泌を促進する突起部14が一体的に形成されている。図7(A)、(B)は図5(A)の第1突状部14Aと同様である。
第1突状部14Aに加えて、更に唾液の分泌を促進するように、第1突状部14Aの外面に唾液によってガルバニック電流を発生させる金属が被覆しても良い。なお、ガルバニック電流を発生させる金属は、本発明のすべての実施形態の突起部2,3、耳下腺突起5(後述)または本体部1の全部または一部に被覆されることができる。
ガルバニック電流(ガルバニー電流ともいう)は、通常、異なる種類の金属が触れ合うことで発生する。しかし、口腔内においては唾液で電気の伝導性が高まっているため、一種類の金属(例えば、アマルガム、金、銀、パラジウム、銅合金、ニッケルクロム合金、コバルト合金、アルミニウム等)が唾液でイオン化して口腔内で電位差を生じ、微弱電流であるガルバニック電流が発生する。このガルバニック電流が発生すると、ピリッとした刺激を感じる。
このように、唾液によってガルバニック電流を発生させる金属を被服させることにより、奥歯近傍の歯茎28部分及び唾液腺近傍の口腔内面部分の少なくとも一方を刺激する刺激力が強くなる。これにより、唾液の分泌を一層促進することができる。
図8は、図4で示した口腔内装着具において、唾液腺の1つである耳下腺近傍の部分を押圧する耳下腺突起5を設けたものであり、図8(A)は、本体部1から耳のすぐ前あたりに広がる唾液腺である耳下腺方向へ球形状の球形部を複数個連ねて延長したものである。この球形状の耳下腺突起5で耳下腺近傍の部分を押圧してマッサージすることができる。
また、この耳下腺突起5は、第2大臼歯または第3大臼歯(親知らず)の奥の歯茎上面(下顎の場合)、または歯茎下面(上顎の場合)を押圧することができる。本発明者の鋭意研究により、第3大臼歯が生えていない場合は、第2大臼歯の奥の歯茎上面(下顎の場合)、または歯茎下面(上顎の場合)、即ち、第3大臼歯が生えてくる部分を突起の先端で押圧することにより、唾液の分泌が促進されることを見いだした。また、第3大臼歯が生えている場合は、その奥の歯茎上面(下顎の場合)、または歯茎下面(上顎の場合)を突起の先端で押圧することにより、唾液の分泌が促進されることを見いだした。このとき、突起は必ずしも棒状である必要は無く、図8の耳下腺突起5に示すように球状または蒲鉾状の突起の曲面で押圧しても同様の効果が得られる。
ここで、図8(B)は、耳下腺突起5の球形部を蒲鉾形状の蒲鉾部としたもので、図8(A)の球形部又は図8(B)の蒲鉾部の間に溝があり、一つずつ切り離すことができ、これにより、各自の口腔の大きさに応じて容易に長さを調整することができる。
奥歯嵌合タイプの使用方法を説明する。使用者は、口腔内装着具を、加熱容器に貯留された加熱水の中に浸漬して軟化させる。材質として、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)の場合には、50〜100℃の加熱温度の範囲において、歯列に対する転写精度が良い温度を適宜選択する。
次に、使用者は軟化状態の口腔内装着具の嵌合部12Aを下顎歯列26の左右奥歯の上から下方に向かって押さえつけ、この状態で上顎歯列24と噛み合わせることにより、本体部1の内側面に奥歯形状を転写させる。この状態で十分冷却するまで待ち、体温まで冷却したところで下顎歯列26から取り外す。これにより、内側面には、例えば、第1大臼歯、第2大臼歯、第3大臼歯の3本の奥歯形状が溝状に転写される。
転写後、口腔内で当たって違和感のある箇所等があれば、例えばナイフ等で削り取り、形状を整える。その後必要に応じ、再度軟化点以上の温度の湯に入れて軟化させ、軟らかいうちに再び下顎歯列26の奥歯に嵌合させて口腔内にて噛み合わせて微調整を行い、使用者の口腔内形状に適合した口腔内装着具を形成する。
また、使用者は、本体部1が軟化状態にあるうちに、耳下腺16に対応する口腔内面部分を適切に刺激するように、突起部2、3の方向や長さを指で矯正し、矯正した状態で自然冷却して固化する。さらに、使用者は、本体部1が軟化状態にあるうちに、奥歯の歯茎28の表面との隙間をなくして、突起部3の微少突起aが歯茎28の表面に適切に接触するように矯正する。
これにより、口腔内装着具を歯列に装着したままでも無理なく喋ることができ、口を開けても外部から装着していることが分かり難い。そして、特に口臭が気になる他人との会話中のように人前でも使用することができ、使用するタイミングが限られることなくいつでも使用することができる。
なお、上記した本実施の形態では、使用者が、本体部1を軟化させて歯列形状を取るようにしたが、歯医者に依頼し、より精巧な歯列形状を取ることでも良い。歯医者に依頼して作製する場合には、非熱可塑性樹脂の材料を使用することも可能である。また、マウスピースは、一般的に石膏模型の作製などを経て作製されるが、3Dプリンタで次のようにして作製することも可能である。即ち、上顎歯列24及び下顎歯列26をカメラでそれぞれ少なくとも2方向から撮影し、これらの撮影画像から上顎歯列24及び下顎歯列26の三次元画像を取得する。そして、この三次元画像から得られる三次元座標データを用いて3Dプリンタにより口腔内装着具を作製することができる。
図9は、口腔内装着具を本体部1が歯列全体に嵌合するようなマウスピースとした実施例であり、図9(A)は側面から見た斜視図、図9(B)は(A)を視点を変えて見た斜視図、図9(C)は(A)を斜め下から見た斜視図である。本体部1は左側における歯列の奥部1aから口腔前庭部1bを通り、右側に歯列の奥部1aに至って一体に形成されている。口腔前庭部1bは、その上に舌が重ねられるように装着され、舌、あるいは舌の付け根の形状に適合するように広がった形状となっている。そして、口腔前庭部1bの上下、裏表の面に突起部2cが設けられ、舌、あるいは舌の付け根と接触する。
本体部1の全体の大きさ、形状は使用者の装着箇所と違和感がないような形状に整えられている。奥部1aには外側に向かって頬の粘膜を押圧する突起部2a、舌あるいは舌の付け根を刺激する突起部2cが本体部1からそれぞれ複数突出し、前歯付近には、同様に口腔前庭部1bから下唇の内側を押圧する突起部2bが複数設けられており、突起部2b、突起部2cは突起部2aよりも本体部1より突出している高さが小さくなっている。これにより、それぞれの刺激する押圧力が口腔内の動きに応じて調整され、適切なマッサージ力となる。
歯列全体に渡って、歯茎と嵌合する内側部には突起部2bよりも本体部1からの突出し高さが小さくされた微少突起である突起部3が複数設けられる。本体部1の口腔前庭部1bには突起部2bと同程度の突出し高さとされた突起部2cが上下に設けられている。また、突出している高さは、2a、2b、2c、3の順に小さくすることも良い。
さらに、唾液腺の1つである耳下腺近傍の部分を押圧する耳下腺突起5を設けている。
耳下腺突起5は、本体部1から耳のすぐ前あたりに広がる唾液腺である耳下腺方向へ球形状の球形部を複数個連ねている。球形部で耳下腺近傍の部分を押圧してマッサージすることができる。球形部は、蒲鉾形状の蒲鉾部としても良い。また、球形部又は蒲鉾部は一つずつ切り離すことができるように溝が入れてあり、口腔の大きさに対して調整できる。
図10は、図9で示した口腔内装着具を下顎歯列に嵌合させた状態を示し、本体部1はコの字状に折り曲げられ、下方の開口部が下顎の歯列の奥歯に跨るように嵌合させている。この状態で上顎歯列24(図3参照)と噛み合わせることにより奥歯形状を転写させても良い。頬側へ向かった突起部2aの先端は、頬の粘膜である口腔の内面部を押圧する。歯茎側は突起部2よりも本体部1からの突出し高さが小さく微少突起とされた突起部3(図9参照)が歯茎を押圧する。突起部2bは前歯付近で下唇の内側を押圧し、口腔前庭部1b(図9参照)の上に舌が重ねられ、突起部2cが舌、あるいは舌の付け根と接触する。
また、本実施形態の口腔内装着具は、上顎歯列に装着することもできる。この場合、図10に示した状態から口腔内装着具を上下ひっくり返した向きで上顎歯列に装着する。これにより、舌の上面を図9(A)に示す突起部2cにより押圧して刺激し、唾液の分泌を促進することができる。
本実施の形態によれば、大唾液腺(耳下腺・顎下腺・舌下腺)のみならず、口腔内の粘膜に広く分布している多数の小唾液腺、口唇粘膜中の口唇腺、頬粘膜中にある頬腺、舌尖の下部にある前舌腺、舌根及び舌の側縁の後部にある後舌腺、その他、臼歯腺、口蓋腺などを適切に刺激することができ、違和感なく唾液分泌をより一層効果的に促進することができる。
1…本体部、1a …奥部、1b…口腔前庭部、2…突起部、2a…突起部、2b…突起部、2c…突起部、3…突起部、5…耳下腺突起、12…マウスピース、12A…嵌合部、12B…連結部、14…突起部、14A…第1突状部、14B…第2突状部、16…耳下腺、16A…導管、18…舌下腺、18A…導管、20…顎下腺、20A…導管、22…咬筋、24…上顎歯列、26…下顎歯列、28…歯茎(歯肉)、a…微少突起

Claims (9)

  1. 人の口腔内に装着して唾液の分泌を促進する口腔内装着具において、
    前記口腔内装着具は、前記口腔内の一部に着脱自在として装着可能とされ、装着される箇所の形状と適合するように形状が整えられた本体部と、
    前記本体部に一体的に形成され、前記本体部の表面から突出した複数の突起部と、
    を有し、
    前記突起部は、唾液腺の1つである耳下腺近傍の部分を押圧する耳下腺突起を有し、複数の前記突起部の先端が前記口腔内の粘膜を押圧するように装着されることを特徴とする口腔内装着具。
  2. 請求項1に記載の口腔内装着具において、前記突起部は棒状であり、前記本体部から林立して形成されていることを特徴とする口腔内装着具。
  3. 請求項1またはに記載の口腔内装着具において、前記口腔内の歯列に嵌合可能とされた嵌合部を有することを特徴とする口腔内装着具。
  4. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の口腔内装着具において、前記本体部は前記口腔内の歯列に嵌合可能とされた嵌合部を複数有し、前記嵌合部は紐状の連結部により連結されたことを特徴とする口腔内装着具。
  5. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の口腔内装着具において、前記突起部は、口腔の内面部を押圧する頬突起部と、歯肉を押圧する歯肉突起部と、をそれぞれ複数有し、前記歯肉突起部は前記頬突起部よりも前記本体部からの突出し高さが小さくされたことを特徴とする口腔内装着具。
  6. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の口腔内装着具において、少なくとも前記口腔内の歯列の奥歯に嵌合可能とされた嵌合部を有することを特徴とする口腔内装着具。
  7. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の口腔内装着具において、前記本体部は舌、あるいは舌の付け根の形状に適合するように広がった形状となった口腔前庭部を有することを特徴とする口腔内装着具。
  8. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の口腔内装着具において、前記本体部及び前記突起部は樹脂で一体的に形成されていることを特徴とする口腔内装着具。
  9. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の口腔内装着具において、前記突起部には、唾液によってガルバニック電流を発生させる金属が被されていることを特徴とする口腔内装着具。
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