JP2019062726A - モータ駆動システム及びオープン巻線構造モータの結線切り替え方法 - Google Patents
モータ駆動システム及びオープン巻線構造モータの結線切り替え方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019062726A JP2019062726A JP2018133235A JP2018133235A JP2019062726A JP 2019062726 A JP2019062726 A JP 2019062726A JP 2018133235 A JP2018133235 A JP 2018133235A JP 2018133235 A JP2018133235 A JP 2018133235A JP 2019062726 A JP2019062726 A JP 2019062726A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- side inverter
- switch
- secondary side
- open
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Control Of Ac Motors In General (AREA)
Abstract
【課題】低出力時における効率の低下を防止できるモータ駆動システム及びオープン巻線構造モータの結線切り替え方法を提供する。【解決手段】実施形態のモータ駆動システムは、3オープン巻線構造のモータの6つの出力端子に接続される1次側及び2次側インバータと、閉状態になることで2次側インバータの各相出力端子を短絡するように配置される開閉器と、開閉器の開閉を制御すると共に、1次側及び2次側インバータそれぞれの線間デューティ比に基づいてモータに通電する電流及び回転速度を制御する制御部と、モータに通電される電流を検出する電流検出器とを備え、制御部は、開閉器の開閉状態を切り替える際に前記2次側インバータより出力される線間電圧をゼロにすると共に、開閉器を開から閉に切り替えた際に、モータに通電される電流の基本周波数の3倍となる周波数の電流がゼロになるタイミングで2次側インバータのスイッチング動作を停止させる。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、オープン巻線構造モータを駆動するシステム,及び前記モータの結線を切り替える方法に関する。
例えば永久磁石同期モータ等の交流モータを駆動する際には、インバータを用いて直流電源を3相交流電力に変換する必要がある。しかし、モータが大容量化するのに伴いインバータに流れる電流も増加するので、インバータを構成するパワーデバイスに発熱等の問題が発生する。
この問題に対して、非特許文献1や特許文献1等では、3相モータの巻線をスター状に結線することなくオープン状態として、3相巻線の両端にそれぞれインバータを接続して駆動するシステムが提案されている。このシステムによれば、2台のインバータを用いることで、3相巻線の両端に印加できる電圧が2倍程度に拡張できるため、モータをより高速に駆動できる。または、巻線の巻数を増やすことで、少ない電流で高いトルクを出力するモータを駆動できる。
オープン巻線モータの駆動システムは、その回路構成により図13から図15に示す3つの形態をとることが多い。図13に示す構成は、互いに絶縁された直流電源を2つ設ける必要があるが、インバータの直流電圧を2倍にでき、3相の巻線に共通に流れる零軸電流が原理上は流れないという利点がある。図14に示す構成は、2台のインバータが直流リンク電圧を共有している。この構成は、電源は1つで良いが、零軸電流が互いのインバータの直流部を介して流れる問題がある。図15に示す構成は、一方のインバータの電源をコンデンサで構成しているので、やはり電源は1つで良い。しかし、前記コンデンサを充電するために無効電力の制御が必要となる。
2002年5月,電気学会D部門論文誌Vol.122,No.5,p430-438,「オープン巻線交流電動機と2台の空間電圧ベクトル変調インバータを用いた高効率低騒音電動機駆動方式」,川畑良尚,那須基志,川畑隆夫
上述した各構成では、モータを高速で回転させる等インバータの出力電圧を高くする際には有効であるが、逆に、電圧をそれほど必要としない低出力時では2台のインバータにおける導通損失が大きくなるため、インバータの効率が低下する問題がある。このため、機械的スイッチ又は半導体で構成されるスイッチを用いることでインバータとモータの結線方式を切替え、低出力の際にはインバータ1台で運転することでインバータの損失を抑えることが望まれる。しかしながら、モータの駆動中に結線を切り替える際には、電流の不連続性によるトルクリップル,振動などを引き起こす問題がある。
そこで、低出力時における効率の低下を防止できるモータ駆動システム,及びオープン巻線構造モータの結線切り替え方法を提供する。
そこで、低出力時における効率の低下を防止できるモータ駆動システム,及びオープン巻線構造モータの結線切り替え方法を提供する。
実施形態のモータ駆動システムは、3相巻線がそれぞれ独立であり、6つの出力端子を備えるオープン巻線構造のモータと、前記モータの6つの出力端子のうち3つの出力端子に接続される1次側インバータと、前記モータの出力端子の残り3つの出力端子に接続される2次側インバータと、閉状態になることで、前記2次側インバータの各相出力端子を短絡するように配置される開閉器と、この開閉器の開閉を制御すると共に、PWM制御における前記1次側及び2次側インバータそれぞれの線間デューティ比に基づいて、前記モータに通電する電流及び回転速度を制御する制御部と、前記モータに通電される電流を検出する電流検出器とを備える。
前記制御部は、前記開閉器の開閉状態を切り替える際に前記2次側インバータより出力される線間電圧をゼロにすると共に、前記開閉器を開から閉に切り替えた際に、前記モータに通電される電流の基本周波数の3倍となる周波数の電流がゼロになるタイミングで前記2次側インバータのスイッチング動作を停止させる。
また、実施形態のモータ駆動システムは、3相巻線がそれぞれ独立であり、6つの出力端子を備えるオープン巻線構造のモータと、前記モータの6つの出力端子のうち3つの出力端子に接続される1次側インバータと、前記モータの出力端子の残り3つの出力端子に接続される2次側インバータと、閉状態になることで、前記2次側インバータの各相出力端子を短絡するように配置される開閉器と、この開閉器の開閉を制御すると共に、前記開閉器が閉の場合には、前記1次側インバータのみを動作させて前記モータの回転速度を制御し、前記開閉器が開の場合には、前記1次側インバータ及び前記2次側インバータを動作させて前記モータの回転速度を制御する制御部と、前記モータに通電される電流を検出する電流検出器とを備える。
前記制御部は、前記開閉器の開閉状態を切り替える際に前記2次側インバータより出力される線間電圧をゼロにすると共に、前記開閉器を開から閉に切り替えた際に、前記モータに通電される電流の基本周波数の3倍となる周波数の電流がゼロになるタイミングで前記2次側インバータのスイッチング動作を停止させる。
さらに、実施形態のオープン巻線構造モータの結線切り替え方法は、3相巻線がそれぞれ独立であり、6つの出力端子を備えるオープン巻線構造のモータと、前記モータの6つの出力端子のうち3つの出力端子に接続される1次側インバータと、前記モータの出力端子の残り3つの出力端子に接続される2次側インバータと、閉状態になることで、前記2次側インバータの各相出力端子を短絡するように配置される開閉器とを備える構成において、前記モータの各相巻線を、前記開閉器を開にしているオープン巻線状態からスター結線状態に切り替える際に、前記2次側インバータで行っている正弦波変調の振幅をゼロに減少させると共に、前記振幅の減少分を前記1次側インバータで行っている正弦波変調の振幅に加算し、前記2次側インバータが出力する線間電圧がゼロになると、前記開閉器を閉にし、前記モータに通電される電流の基本周波数の3倍となる周波数の電流がゼロになるタイミングで、前記2次側インバータを構成する全てのスイッチング素子に与える通電信号をオフにする。
また、実施形態のオープン巻線構造モータの結線切り替え方法は、上記と同じ構成において、前記モータの各相巻線を、前記開閉器を閉にしているスター結線状態からオープン巻線状態に切り替える際に、前記1次側インバータのみで通電を行い、前記2次側インバータがオフしている状態から、前記2次側インバータが出力する線間電圧をゼロにして前記開閉器を開にし、前記2次側インバータで行っている正弦波変調の振幅をゼロから増加させると共に、前記振幅の増加分を、前記1次側インバータで行っている正弦波変調の振幅より減少させる。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について図1から図9を参照して説明する。図1は、本実施形態のモータ駆動システムの回路構成を示す図である。モータMは、3相の永久磁石同期モータや誘導機などが想定されるが、本実施形態では永久磁石同期モータとする。モータMの3相巻線は、それぞれが互いに結線されず両端子がオープン状態となっている。つまり、モータMは6つの巻線端子Ua,Va,Wa,Ub,Vb,Wbを備えている。
以下、第1実施形態について図1から図9を参照して説明する。図1は、本実施形態のモータ駆動システムの回路構成を示す図である。モータMは、3相の永久磁石同期モータや誘導機などが想定されるが、本実施形態では永久磁石同期モータとする。モータMの3相巻線は、それぞれが互いに結線されず両端子がオープン状態となっている。つまり、モータMは6つの巻線端子Ua,Va,Wa,Ub,Vb,Wbを備えている。
1次側インバータ1及び2次側インバータ2はそれぞれ、スイッチング素子であるNチャネルMOSFET3を3相ブリッジ接続して構成されており、これらは直流電源4に並列に接続されている。直流電源4は、交流電源を直流に変換したものでも良い。インバータ1の各相出力端子はモータMの巻線端子Ua,Va,Waにそれぞれ接続され、インバータ2の各相出力端子はモータMの巻線端子Ub,Vb,Wbにそれぞれ接続されている。
巻線端子Ub,Vb間には第1開閉器5(1)が接続され、巻線端子Vb,Wb間には第2開閉器5(2)が接続されている。開閉器5は、リレーやマグネットスイッチ等で構成される切替スイッチであり、オン状態になるとモータMの2相間巻線の一端をショートさせる。位置センサ6は、モータMのロータ回転位置や回転速度を検出するセンサであり、電流センサ7(U,V,W)は、モータMの各相電流Iu,Iv,Iwを検出するセンサであり、電流検出器に相当する。電圧センサ8は、直流電源4の電圧VDCを検出する。
制御装置11には、モータを駆動するシステムにおける上位の制御装置から速度指令値ωRefが与えられ、速度指令値ωRefに検出したモータ速度ωが一致するように制御を行う。制御装置11は、電流センサ7が検出した各相電流Iu,Iv,Iwと、電圧センサ8が検出した直流電圧VDCとに基づいて、インバータ1及び2を構成する各FET3のゲートに与えるスイッチング信号を生成する。制御装置11は制御部に相当する。
電流検出・座標変換部12は、検出した各相電流Iu,Iv,Iwを、ベクトル制御に用いるd,q及び0の各軸座標の電流Id,Iq,I0に(1)式により変換する。
速度・位置検出部13は、位置センサ6が検出した信号からモータ速度ωとロータ回転位置θを検出する。回転位置θは、電流検出・座標変換部12及びdq0/3相変換部17に入力される。また、速度・位置検出部13は、モータMの電圧・電流から速度及び位置を推定する構成でも良い。速度制御部14は、入力された速度指令ωRefと速度ωとから、例えば両者の差をPI演算することでq軸電流指令IqRefを生成して出力する。d軸電流指令生成部15は、弱め界磁制御のためのd軸電流指令値を、直流電圧VDCとdq軸の電圧振幅Vdqとから、例えば同様に両者の差をPI演算することで生成して出力する。
電流制御部16は、入力されるd,q,0軸の電流指令IdRef,IqRef,I0Refと検出した電流Id,Iq,I0とから、d,q,0軸電圧指令Vq,Vd,V0を生成して出力する。dq0/3相変換部17は、dq軸電圧指令Vq,Vd,V0を、2つのインバータ1及び2の3相電圧指令値Vu1,Vv1,Vw1,Vu2,Vv2,Vw2に(2)式により変換する。
切替制御部18は、前述の制御装置より入力される開閉器5の切替指令に基づいて、インバータ1及び2に対する電圧指令値の割合を変更すると共に、開閉器5に切替信号を出力する。切替制御部18が割合を変更した電圧指令値はVu1’,Vv1’,Vw1’,Vu2’,Vv2’,Vw2’として変調部19に入力される。変調部19は、入力された電圧指令値よりインバータ1及び2を構成する各FET3のゲートに与えるスイッチング信号,PWM信号U1±,V1±,W1±,U2±,V2±,W2±を生成して出力する。
図2は、本実施形態のモータ駆動システムを適用した空調機30の構成を示す。ヒートポンプシステム31を構成する圧縮機32は、圧縮部33とモータMを同一の鉄製密閉容器35内に収容して構成され、モータMのロータシャフトが圧縮部33に連結されている。そして、圧縮機32、四方弁36、室内側熱交換器37、減圧装置38、室外側熱交換器39は、熱伝達媒体流路たるパイプにより閉ループを構成するように接続されている。尚、圧縮機32は、例えばロータリ型の圧縮機である。空気調和機30は、上記のヒートポンプシステム31を有して構成されている。
暖房時には、四方弁36は実線で示す状態にあり、圧縮機32の圧縮部33で圧縮された高温冷媒は、四方弁36から室内側熱交換器37に供給されて凝縮し、その後、減圧装置38で減圧され、低温となって室外側熱交換器39に流れ、ここで蒸発して圧縮機32へと戻る。一方、冷房時には、四方弁36は破線で示す状態に切り替えられる。このため、圧縮機32の圧縮部33で圧縮された高温冷媒は、四方弁6から室外側熱交換器39に供給されて凝縮し、その後、減圧装置38で減圧され、低温となって室内側熱交換器37に流れ、ここで蒸発して圧縮機32へと戻る。そして、室内側、室外側の各熱交換器37,39には、それぞれファン40,41により送風が行われ、その送風によって各熱交換器37,39と室内空気、室外空気の熱交換が効率良く行われるように構成されている。
次に本実施形態の作用について図3から図10を参照して説明する。オープン巻線モータMを動作させるには、2つのインバータ1及び2により各端子Ua,Va,Wa,Ub,Vb,Wbに電圧を印加する。速度制御及び電流制御の結果得られた電圧は、dq0/3相変換部17でインバータ1及び2への電圧指令に(2)式で分割される。(2)式においてθinv2=0で変換した電圧が、1次側インバータ1への電圧指令Vu1,Vv1,Vw1となる。そして、例えば逆位相であるθinv2=πで変換した電圧が、2次側インバータ2への電圧指令Vu2,Vv2,Vw2となる。これら6つの電圧指令値を、変調部19で上下アームに対する計12のスイッチング信号に変換する。このようにして、2つのインバータ1及び2でモータMに逆位相の電圧を印加することで1相当たりの電圧振幅を増加でき、より高速で回転させることができる。
空調機30として室温を急激に上げ下げする運転では、圧縮機32を構成するモータMを高出力で駆動する必要がある。この場合、開閉器5を開にしてモータMをオープン巻線状態で駆動する。一方、室温が指定した温度に達した状態では、空調機30は温度を一定に保つためにモータMを低出力で運転する。この場合、モータMの回転数は低速域となるので、駆動に必要な電圧も低下する。このように電圧がそれほど必要でない運転領域では、開閉器5を閉じて端子Ub,Vb,Wbをショートさせ、モータMをスター結線状態にしてインバータ1のみで通電し運転を行う。
このような状態で通電を行い、インバータ2を停止させる,オフ状態にすることでインバータ2側の導通損失及びスイッチング損失をゼロにでき、効率向上が図れる。高回転数域では2つのインバータ1及び2を連携して動作させることでモータMの回転数を可変速し、低回転数領域においては、インバータ1のみを動作させることでモータMの回転数を可変速する。また、モータ電流は開閉器5を通して流れるが、マグネットスイッチ等の機械式スイッチを用いることで導通損失を大幅に低減できる。
図3は、開閉器5の開閉制御を中心に示すフローチャートである。ステップS1では、空調機30出力が例えば1kW以下であり、且つインバータ1及び2で印加する電圧が最大で与えられる電圧,つまり変調率の0.5以下であることを条件として「低出力」と判断する。ここで低出力と判断すると(YES)、その時点でモータMがオープン巻線状態か否かを判断し(S2)、オープン巻線状態でなければ(NO)スター結線状態となっているので処理を終了する。オープン巻線状態であれば(YES)、オープン巻線からスター結線への切替シーケンスを実行し(S3)、モータMをスター結線状態にする(S4)。
一方、ステップS1において空調機30が「高出力」、つまり変調率が0.5より大きければ(NO)、その時点でモータMがスター結線状態か否かを判断し(S5)、スター結線状態でなければ(NO)オープン巻線状態となっているので処理を終了する。スター結線状態であれば(YES)、スター結線からオープン巻線への切替シーケンスを実行し(S6)、モータMをオープン巻線状態にする(S7)。
ここで、モータMの運転中に高出力運転と低出力運転とが切り替わり、その度にモータMを停止させて結線状態を切り替えると、モータMの運転、すなわち空調機30の運転が一時的に停止してしまうため望ましくない。そこで、本実施形態では、ステップS3,S6の切替シーケンスにおいて、モータMに通電しながら開閉器5により結線を切り替える。以下、この切替シーケンスについて説明する。
<オープン巻線状態からスター結線状態への切替え>
ステップS3における切替の場合、初期状態では、オープン巻線状態のモータMを両インバータ1及び2で駆動しているので、インバータ1及び2のFET3がPWM信号により正弦波変調されスイッチングしている。この状態から、先ず図4に示すように(ステップA)、2次側インバータ2の正弦波変調の振幅をゼロまで変化させていく。そして、その分だけ不足する振幅を、1次側インバータ1の変調信号に加算して出力する。つまり、元々両インバータ1及び2で均分していた変調指令を、2次側はゼロに、1次側は倍になるまで変化させる。この結果,2次側インバータ2のU,V,W各相のデューティ比は全て50%になる。これは2次側インバータ2の線間電圧がゼロになる状態である。
ステップS3における切替の場合、初期状態では、オープン巻線状態のモータMを両インバータ1及び2で駆動しているので、インバータ1及び2のFET3がPWM信号により正弦波変調されスイッチングしている。この状態から、先ず図4に示すように(ステップA)、2次側インバータ2の正弦波変調の振幅をゼロまで変化させていく。そして、その分だけ不足する振幅を、1次側インバータ1の変調信号に加算して出力する。つまり、元々両インバータ1及び2で均分していた変調指令を、2次側はゼロに、1次側は倍になるまで変化させる。この結果,2次側インバータ2のU,V,W各相のデューティ比は全て50%になる。これは2次側インバータ2の線間電圧がゼロになる状態である。
次に、モータMの2次側に接続されている開閉器5を、図5に示すように閉じて(ステップB)U−V相間,V−W相間をショートさせ、モータMをスター結線状態に変換する。このとき、2次側インバータ2の線間電圧がゼロの状態で開閉器5を閉じるので、電圧差が無い状態のスイッチング,すなわちゼロ電圧スイッチングとなる。したがって、大きな電流や電圧の脈動,損失や開閉器5へのダメージ等が無い状態での切り替えが可能となる。
更に次のステップCでは、開閉器5が閉じた状態において、図6に示すように2次側インバータ2の全てのFET3に対する通電信号をオフする。この際に、電流センサで検出し、(1)式にて変換した零軸電流I0がゼロとなるタイミングで2次側インバータ2の通電をオフする。本動作中には、モータMに流れる線間電流は、2次側インバータ2からオンした開閉器5へと連続して流れ続けることができるが、モータMの3相を同方向に流れる零軸電流I0は、2次側インバータ2をオフした際に通流経路を失い、急激にゼロとなる。そこで、この動作による電流脈動,トルクリップルを軽減するために零軸電流I0がゼロとなるタイミングで通電オフ動作を行う。尚、零軸電流I0の周波数は、モータMに流れる各相電流の基本周波数の3倍となる。
一般に、機械的なスイッチのオンオフ動作は遅延が大きく、厳密なタイミングでオンオフ動作を制御することが難しい場合もあるが、2次側インバータ2はIGBTやMOSFETなどの半導体スイッチで構成されるため、本実施形態のように厳密なタイミングで通電オフ動作を行うことは比較的容易である。そして、これにより3相のモータ電流は開閉器5のみを流れることになり、2次側インバータ2の損失がゼロになる。
<スター結線状態からオープン巻線状態への切替え>
逆に、ステップS6においてスター結線状態からオープン巻線状態に切り替える際には、以下のような手順となる。
ステップA’:スター結線状態で1次側インバータ1のみが通電している初期状態から、オフ状態の2次側インバータ2を全相のデューティ比50%で通電を開始する。
ステップB’:開閉器5を開にする。
ステップC’:2次側インバータ2の正弦波変調振幅をゼロから増加させると共に、1次側インバータ1の正弦波変調振幅を減少させる。
逆に、ステップS6においてスター結線状態からオープン巻線状態に切り替える際には、以下のような手順となる。
ステップA’:スター結線状態で1次側インバータ1のみが通電している初期状態から、オフ状態の2次側インバータ2を全相のデューティ比50%で通電を開始する。
ステップB’:開閉器5を開にする。
ステップC’:2次側インバータ2の正弦波変調振幅をゼロから増加させると共に、1次側インバータ1の正弦波変調振幅を減少させる。
以上の手順により、やはり電気的変動やショック無しに、モータMをスター結線からオープン巻線状態に切替えることができる。図7から図10は、本実施形態の手法によりモータMをオープン巻線状態からスター結線状態に切替えた際の、各部の変調信号やモータ電流波形を示す。何れも同じ図であり、縦長の矩形枠で示す部分がステップA〜Cの遷移状態を示している。図7は初期状態であり、2つのインバータ1及び2の変調信号が互いに逆相となる関係で通電している。図8は、この変調信号を1次側は増加,2次側はゼロまで減少させている過程,ステップAである。
図9はステップBであり、マグネットスイッチを用いた開閉器5をオンしているがモータの速度や電流に大きな影響は無い。図10はステップCであり、2次側インバータ2へのスイッチング信号を全相オフし、スター結線状態のモータMを1台のインバータ1で駆動する状態への移行を完了している。
以上のように本実施形態によれば、3相巻線がそれぞれ独立であり、6つの出力端子Ua〜Wbを備えるオープン巻線構造のモータMを、1次側インバータ1及び2次側インバータ2により駆動する構成において、開閉器5(1)及び5(2)を、2次側インバータの出力端子のU−V相間,V−W相間に配置する。制御装置11は、開閉器5の開閉を制御すると共に、インバータ1及び2それぞれの線間デューティ比に基づいて、モータMに通電する電流及びモータMの回転速度を制御する。
このように構成すれば、モータMが高出力・高速回転する場合は,2台のインバータ1及び2でオープン巻線モータとして運転させ、低出力・低速運転する場合は,スター巻線モータとして1台のインバータ1のみで運転することで、広い出力範囲と高効率運転を両立させることができる。
そして、制御部は、開閉器5の開閉状態を切り替える際に、2次側インバータ2より出力される線間電圧をゼロにする。具体的には、モータMの各相巻線を、開閉器5を開にしているオープン巻線状態からスター結線状態に切り替える際には、上述したステップA〜Cの手順で行い、各相巻線を、開閉器5を閉にしているスター結線状態からオープン巻線状態に切り替える際には、上述したステップA’〜C’の手順で行うようにした。これにより、ゼロ電圧スイッチングを行い、大きな電流や電圧の脈動,損失や開閉器5へのダメージ等が無い状態で切り替えを行うことができる。
また、本実施形態のモータ駆動システムを空調機30に適用することで、室温を急激に上げ下げする高出力運転と、室温が指定した温度に達した状態での低出力運転とに対応してモータMの結線状態を切替えて運転し、空調運転を高効率で行うことができる。
(第2実施形態)
以下、第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。図11に示す第2実施形態のモータ駆動システムは、1次側インバータ2が直流電源4(1)に接続され、2次側インバータ2が直流電源4(2)に接続されており、それぞれ個別に直流電源が供給されている。すなわち、従来例の図13と同様の構成となっている。
以下、第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。図11に示す第2実施形態のモータ駆動システムは、1次側インバータ2が直流電源4(1)に接続され、2次側インバータ2が直流電源4(2)に接続されており、それぞれ個別に直流電源が供給されている。すなわち、従来例の図13と同様の構成となっている。
(第3実施形態)
図12に示す第3実施形態のモータ駆動システムは、第2実施形態の構成における直流電源4(2)を、コンデンサ9に置き換えたものであり、従来例の図15と同様の構成となっている。
図12に示す第3実施形態のモータ駆動システムは、第2実施形態の構成における直流電源4(2)を、コンデンサ9に置き換えたものであり、従来例の図15と同様の構成となっている。
(その他の実施形態)
電流センサ7を2相分のみ配置し、残り1相の電流は演算で求めても良い。
電流センサ7は、シャント抵抗でもCTでも良い。
開閉器は必ずしも2個用いる必要は無く、2次側インバータの各相出力端子を短絡するように配置すれば良い。
開閉器を、半導体素子で構成しても良い。
交流電源は単相であっても良い。
スイッチング素子はMOSFETに限ることなく、その他IGBT,パワートランジスタ、SiC,GaN等のワイドギャップ半導体等を使用しても良い。
空調機に限ることなく、その他の製品等に適用しても良い。
電流センサ7を2相分のみ配置し、残り1相の電流は演算で求めても良い。
電流センサ7は、シャント抵抗でもCTでも良い。
開閉器は必ずしも2個用いる必要は無く、2次側インバータの各相出力端子を短絡するように配置すれば良い。
開閉器を、半導体素子で構成しても良い。
交流電源は単相であっても良い。
スイッチング素子はMOSFETに限ることなく、その他IGBT,パワートランジスタ、SiC,GaN等のワイドギャップ半導体等を使用しても良い。
空調機に限ることなく、その他の製品等に適用しても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、Mはオープン構造巻線モータ、1は1次側インバータ,2は2次側インバータ、5は開閉器、11は制御装置、30は空調機を示す。
Claims (4)
- 3相巻線がそれぞれ独立であり、6つの出力端子を備えるオープン巻線構造のモータと、
前記モータの6つの出力端子のうち3つの出力端子に接続される1次側インバータと、
前記モータの出力端子の残り3つの出力端子に接続される2次側インバータと、
閉状態になることで、前記2次側インバータの各相出力端子を短絡するように配置される開閉器と、
この開閉器の開閉を制御すると共に、PWM制御における前記1次側及び2次側インバータそれぞれの線間デューティ比に基づいて、前記モータに通電する電流及び回転速度を制御する制御部と、
前記モータに通電される電流を検出する電流検出器とを備え、
前記制御部は、前記開閉器の開閉状態を切り替える際に前記2次側インバータより出力される線間電圧をゼロにすると共に、前記開閉器を開から閉に切り替えた際に、前記モータに通電される電流の基本周波数の3倍となる周波数の電流がゼロになるタイミングで前記2次側インバータのスイッチング動作を停止させるモータ駆動システム。 - 3相巻線がそれぞれ独立であり、6つの出力端子を備えるオープン巻線構造のモータと、
前記モータの6つの出力端子のうち3つの出力端子に接続される1次側インバータと、
前記モータの出力端子の残り3つの出力端子に接続される2次側インバータと、
閉状態になることで、前記2次側インバータの各相出力端子を短絡するように配置される開閉器と、
この開閉器の開閉を制御すると共に、前記開閉器が閉の場合には、前記1次側インバータのみを動作させて前記モータの回転速度を制御し、前記開閉器が開の場合には、前記1次側インバータ及び前記2次側インバータを動作させて前記モータの回転速度を制御する制御部と、
前記モータに通電される電流を検出する電流検出器とを備え、
前記制御部は、前記開閉器の開閉状態を切り替える際に前記2次側インバータより出力される線間電圧をゼロにすると共に、前記開閉器を開から閉に切り替えた際に、前記モータに通電される電流の基本周波数の3倍となる周波数の電流がゼロになるタイミングで前記2次側インバータのスイッチング動作を停止させるモータ駆動システム。 - 3相巻線がそれぞれ独立であり、6つの出力端子を備えるオープン巻線構造のモータと、
前記モータの6つの出力端子のうち3つの出力端子に接続される1次側インバータと、
前記モータの出力端子の残り3つの出力端子に接続される2次側インバータと、
閉状態になることで、前記2次側インバータの各相出力端子を短絡するように配置される開閉器とを備え、前記モータの各相巻線を、前記開閉器を開にしているオープン巻線状態からスター結線状態に切り替える際に、
前記2次側インバータで行っている正弦波変調の振幅をゼロに減少させると共に、前記振幅の減少分を前記1次側インバータで行っている正弦波変調の振幅に加算し、
前記2次側インバータが出力する線間電圧がゼロになると、前記開閉器を閉にし、
前記モータに通電される電流の基本周波数の3倍となる周波数の電流がゼロになるタイミングで、前記2次側インバータを構成する全てのスイッチング素子に与える通電信号をオフにするオープン巻線構造モータの結線切り替え方法。 - 3相巻線がそれぞれ独立であり、6つの出力端子を備えるオープン巻線構造のモータと、
前記モータの6つの出力端子のうち3つの出力端子とに接続される1次側インバータと、
前記モータの出力端子の残り3つの出力端子とに接続される2次側インバータと、
閉状態になることで、前記2次側インバータの各相出力端子を短絡するように配置される開閉器とを備え、前記モータの各相巻線を、前記開閉器を閉にしているスター結線状態からオープン巻線状態に切り替える際に、
前記1次側インバータのみで通電を行い、前記2次側インバータがオフしている状態から、
前記2次側インバータが出力する線間電圧をゼロにして前記開閉器を開にし、
前記2次側インバータで行っている正弦波変調の振幅をゼロから増加させると共に、前記振幅の増加分を、前記1次側インバータで行っている正弦波変調の振幅より減少させるオープン巻線構造モータの結線切り替え方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CN201811121131.XA CN109560744B (zh) | 2017-09-26 | 2018-09-26 | 马达驱动系统及开路绕组构造马达的接线切换方法 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017184755 | 2017-09-26 | ||
JP2017184755 | 2017-09-26 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019062726A true JP2019062726A (ja) | 2019-04-18 |
Family
ID=66177851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018133235A Pending JP2019062726A (ja) | 2017-09-26 | 2018-07-13 | モータ駆動システム及びオープン巻線構造モータの結線切り替え方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019062726A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020191753A (ja) * | 2019-05-23 | 2020-11-26 | 東芝キヤリア株式会社 | モータ駆動装置用の回路基板およびモータ駆動装置 |
JP2020205708A (ja) * | 2019-06-18 | 2020-12-24 | 株式会社東芝 | オープン巻線モータ駆動装置及び冷凍サイクル装置 |
WO2021019751A1 (ja) | 2019-07-31 | 2021-02-04 | 東芝キヤリア株式会社 | 電動機、圧縮機、冷凍サイクル装置および電動機の製造方法 |
JPWO2021181640A1 (ja) * | 2020-03-12 | 2021-09-16 | ||
WO2021181641A1 (ja) * | 2020-03-12 | 2021-09-16 | 東芝キヤリア株式会社 | モータ駆動装置および冷凍サイクル装置 |
WO2021181639A1 (ja) * | 2020-03-12 | 2021-09-16 | 東芝キヤリア株式会社 | モータ駆動装置及び冷凍サイクル装置 |
JP7516284B2 (ja) | 2021-02-05 | 2024-07-16 | 日本キヤリア株式会社 | モータ駆動装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008005688A (ja) * | 2006-05-23 | 2008-01-10 | Fuji Electric Systems Co Ltd | 誘導電動機の可変速駆動装置 |
JP2009273348A (ja) * | 2008-04-07 | 2009-11-19 | Mitsubishi Electric Corp | 電動機駆動装置および冷凍空気調和装置ならびに電動機駆動方法 |
-
2018
- 2018-07-13 JP JP2018133235A patent/JP2019062726A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008005688A (ja) * | 2006-05-23 | 2008-01-10 | Fuji Electric Systems Co Ltd | 誘導電動機の可変速駆動装置 |
JP2009273348A (ja) * | 2008-04-07 | 2009-11-19 | Mitsubishi Electric Corp | 電動機駆動装置および冷凍空気調和装置ならびに電動機駆動方法 |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020191753A (ja) * | 2019-05-23 | 2020-11-26 | 東芝キヤリア株式会社 | モータ駆動装置用の回路基板およびモータ駆動装置 |
JP7258654B2 (ja) | 2019-05-23 | 2023-04-17 | 東芝キヤリア株式会社 | モータ駆動装置用の回路基板およびモータ駆動装置 |
JP7237746B2 (ja) | 2019-06-18 | 2023-03-13 | 株式会社東芝 | オープン巻線モータ駆動装置及び冷凍サイクル装置 |
JP2020205708A (ja) * | 2019-06-18 | 2020-12-24 | 株式会社東芝 | オープン巻線モータ駆動装置及び冷凍サイクル装置 |
WO2021019751A1 (ja) | 2019-07-31 | 2021-02-04 | 東芝キヤリア株式会社 | 電動機、圧縮機、冷凍サイクル装置および電動機の製造方法 |
JPWO2021181640A1 (ja) * | 2020-03-12 | 2021-09-16 | ||
JPWO2021181641A1 (ja) * | 2020-03-12 | 2021-09-16 | ||
JPWO2021181639A1 (ja) * | 2020-03-12 | 2021-09-16 | ||
WO2021181640A1 (ja) * | 2020-03-12 | 2021-09-16 | 東芝キヤリア株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
WO2021181639A1 (ja) * | 2020-03-12 | 2021-09-16 | 東芝キヤリア株式会社 | モータ駆動装置及び冷凍サイクル装置 |
JP7255015B2 (ja) | 2020-03-12 | 2023-04-10 | 東芝キヤリア株式会社 | モータ駆動装置及び冷凍サイクル装置 |
WO2021181641A1 (ja) * | 2020-03-12 | 2021-09-16 | 東芝キヤリア株式会社 | モータ駆動装置および冷凍サイクル装置 |
JP7305867B2 (ja) | 2020-03-12 | 2023-07-10 | 東芝キヤリア株式会社 | モータ駆動装置および冷凍サイクル装置 |
JP7322279B2 (ja) | 2020-03-12 | 2023-08-07 | 東芝キヤリア株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
JP7516284B2 (ja) | 2021-02-05 | 2024-07-16 | 日本キヤリア株式会社 | モータ駆動装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN109560744B (zh) | 马达驱动系统及开路绕组构造马达的接线切换方法 | |
JP2019062726A (ja) | モータ駆動システム及びオープン巻線構造モータの結線切り替え方法 | |
EP3163742B1 (en) | Inverter control device and air-conditioner | |
JP3971979B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JP6755845B2 (ja) | モータ駆動システム | |
JP6991336B2 (ja) | 電動機駆動装置及び冷凍サイクル適用機器 | |
US10756666B2 (en) | Electric-motor driving apparatus, electric motor system and refrigeration cycle apparatus | |
CN111264026B (zh) | 电动机驱动装置、冷冻循环装置、空调、热水器以及冰箱 | |
JP3644391B2 (ja) | インバータ装置、圧縮機制御装置、冷凍・空調装置の制御装置、モータの制御方法、圧縮機、冷凍・空調装置 | |
US11601076B2 (en) | Motor driving apparatus and refrigeration cycle equipment | |
JP2022173520A (ja) | オープン巻線モータ駆動装置及び冷凍サイクル装置 | |
WO2020035926A1 (ja) | 電動機駆動装置及び空気調和機 | |
WO2022009270A1 (ja) | モータ駆動装置及び空気調和装置 | |
WO2022149207A1 (ja) | 電力変換装置、モータ駆動装置及び冷凍サイクル適用機器 | |
CN108736754B (zh) | 电力转换装置以及空调机 | |
WO2020170302A1 (ja) | 電動機駆動装置および空気調和装置 | |
CN111919377B (zh) | 电机驱动装置以及冷冻循环应用设备 | |
EP4300810A1 (en) | Electric motor drive device and refrigeration cycle application device | |
JP7486656B2 (ja) | 電動機駆動装置、冷凍サイクル装置、空気調和機、給湯器および冷蔵庫 | |
CN114204868B (zh) | 开口绕组马达驱动装置以及冷冻循环装置 | |
WO2021144869A1 (ja) | ヒートポンプ装置 | |
JP2014166044A (ja) | 冷蔵庫 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210408 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220329 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20221004 |