JP2019062686A - モータ駆動回路 - Google Patents

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佑一 妹尾
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Abstract

【課題】スイッチのオープン故障、負荷線、又は、モータ巻線の断線時に信頼性良く起動・回転継続できるモータ駆動回路を提供する。【解決手段】Y型結線された3相のモータMを駆動する駆動回路3に用いるインバータ回路7は、高電位側電源線N1と低電位側電源線N2との間の一対の上下アーム5uu、5ud,5vu、5vd,5wu、5wdが3相接続されると共に、これらの上下アーム5uu、5ud,5vu、5vd,5wu、5wdの共通接続ノードがモータMのそれぞれの駆動ノードに接続された3つのレグ6u,6v,6wを備える。そして非常用レグ6eは、レグ6u,6v,6wに並列接続されると共にモータMの中性点に共通接続ノードを接続した上下アーム5eu及び5edを備える。この非常用レグ6eは、インバータ回路7の各アームの故障時、負荷線4の故障時、又は、モータMの巻線の故障時に故障したレグ(例えば6u)の代わりに用いられる。【選択図】図1

Description

本発明は、Y型結線されたモータを駆動するモータ駆動回路に関する。
従来より、この種のモータ駆動回路に関する様々な技術が提案されている(例えば、特許文献1〜4参照)。この特許文献1記載の技術によれば、モータを駆動制御するためのスイッチング素子が故障したときに制御内容を変更し負荷を継続して駆動制御している。その他の関連技術としては特許文献2〜4記載の技術が挙げられる。例えば、特許文献2記載の技術によれば、Y結線モータのインバータの一部が故障した場合に電流ゲインの補正をすることで制御を継続している。また、特許文献3記載の技術によれば、Y結線モータにおいて、電流切替回路により短絡故障時に回転継続できるようにしている。特許文献4記載の技術によれば、スイッチング素子の故障時に制御を変更することで負荷を継続して駆動している。
特開2015−092795号公報 特開2012−222881号公報 特開2009−177915号公報 特開2015−192526号公報
特許文献1記載の技術においては、スイッチング素子の故障時に制御内容を変更することで負荷を継続制御できるようにしているが、スイッチング素子のオープン故障時、または、モータの負荷線又はモータ巻線が1相でも断線故障した場合には、モータ内の磁路が一部方向に生成できなくなり、停止状態から起動することができない。同様に、特許文献2記載の技術においても、スイッチング素子のオープン故障時に起動することができない。特許文献3記載の技術では、スイッチの短絡故障時に回転継続することはできるが、断線故障時に対応することができず、しかも起動することができない。特許文献4記載の技術においても同様に、スイッチング素子のオープン故障時の起動に対処することができない。
本発明の目的は、スイッチのオープン故障、負荷線、又は、モータ巻線が断線の何れかの故障を生じた場合において、信頼性良く起動・回転継続できるようにしたモータ駆動回路を提供することにある。
請求項1記載の発明は、Y型結線された3相のモータを駆動制御するモータ駆動制御装置を対象としている。この請求項1記載の発明によれば、インバータ回路は、高電位が与えられる高電位側電源線と低電位側電源線との間に接続された一対の第1スイッチが3相接続された3つのレグをインバータ回路として備えている。これらの3つのレグは、モータのそれぞれの駆動ノードに一対の第1スイッチの共通接続ノードが接続されている。これに加えて非常用レグが一対の第2スイッチを備えて構成されている。一対の第2スイッチは、レグに並列接続されると共にモータの中性点に共通接続ノードが接続されている。この非常用レグは、レグの第1スイッチの故障時、インバータ回路からモータに接続される負荷線の故障時、レグの第1スイッチ及びモータを通じて通電される通電経路の故障時、又は、モータの巻線の故障時にレグの代わりに用いられる。
したがって、非常用レグが、Y型結線モータの中性点に通電できるようになっているため、たとえレグの一対の第1スイッチのうち一方の第1スイッチが故障したとしても、非常用レグと他方の第1スイッチとを用いてモータの中性点と他の2相の駆動ノードとの間に通電できるようになる。このため、例えば、第1スイッチのオープン故障発生時において、モータの内部の磁路をモータ起動に必要な方向に生成できるようになり、故障後にたとえ停止したとしても、モータを起動開始できる。しかもその後に回転継続できるようになる。また、負荷線の故障時においても、非常用レグを用いて中性点と故障対象以外の駆動ノードに通電できるようになり、モータを起動できるようになることを期待でき、また回転継続できるようになる。モータ巻線の断線故障を生じた場合でも同様の作用効果を奏する。
第1実施形態におけるモータ駆動回路を概略的に示す電気的構成図 処理内容を概略的に示すフローチャート 故障箇所の特定方法の説明図(その1) U相上アームがオープン故障したときの電気的構成図 U相の負荷線がオープン故障したときの電気的構成図 故障箇所の特定方法の説明図(その2) センサ付きモータの駆動時においてU相上アームがオープン故障したときの起動時の位置決め方法の説明図 センサ付きモータの駆動時においてU相上アームがオープン故障したときの通電パターンの説明図 センサ付きモータの駆動時においてU相の負荷線がオープン故障したときの起動時の位置決め方法の説明図 センサ付きモータの駆動時においてU相の負荷線がオープン故障したときの通電パターンの説明図 センサレスモータの駆動時においてU相上アームがオープン故障したときの起動時の位置決め方法の説明図 センサレスモータの駆動時においてU相の負荷線がオープン故障したときの起動時の位置決め方法の説明図 センサレスモータの駆動時においてU相の負荷線がオープン故障したときに故障診断後に惰性回転が維持されているときの位置決め方法の説明図 第2実施形態における処理内容の一部を概略的に示すフローチャート 第3実施形態におけるモータ駆動回路を概略的に示す電気的構成図 第4実施形態におけるモータ駆動回路を概略的に示す電気的構成図
以下、モータ駆動回路の幾つかの実施形態について図面を参照しながら説明する。以下の説明では、各実施形態で説明した構成と同一又は類似機能を備えた構成について同一符号又は類似符号を付し、第2実施形態以降では必要に応じて説明を省略する。
(第1実施形態)
図1から図13は第1実施形態の説明図を示す。図1は、モータ駆動システム1の電気的構成を概略的に示すブロック図である。このモータ駆動システム1は、例えば車載用フューエルポンプのアクチュエータの駆動用に設けられる。このモータ駆動システム1は、CPU、ROM及びRAMによるメモリを備えるマイクロコンピュータ(何れも図示せず)を主として構成されるECU2と、モータ駆動回路3と、を備える。モータ駆動回路3の外部には車両内ネットワークを通じてECU2が接続されている。
モータ駆動回路3は、車載バッテリ(図示せず)から高電位側電源線N1及び低電位側電源線N2を通じて直流電圧+Bの供給を受けて動作し、負荷線4を通じてY型結線されたブラシレス3相直流モータ(以下、モータと略す)Mに交流電圧を出力する。したがって高電位側電源線N1には例えば電源電圧+Bが与えられ、低電位側電源線N2には例えばグランド電位が与えられる。モータMは、電機子及び電機子に対して回転する回転子を備える。またモータMは、回転子の位置を検出するためのホール素子などの半導体磁気センサを備えたセンサ付きモータであっても良いし、当該ホール素子を備えていないセンサレス構成であっても良い。
モータ駆動回路3は、例えばU、V、Wの3相アームを構成する6個のNチャネル型のスイッチング素子としてMOSトランジスタ5uu、5ud、5vu、5vd、5wu、5wdを備える。これらのトランジスタ5uu、5ud、5vu、5vd、5wu、5wdは第1スイッチとして3相接続して構成され、以下では、上アーム5uu,5vu,5wu、下アーム5ud,5vd,5wdと称し、必要に応じて、これらの一部又は全部を総称してアーム5と称して説明を行う。
U相〜W相の各相の各上アーム5uu、5vu、5wu及び下アーム5ud、5vd、5wdは、それぞれ一対の第1スイッチとして各相のレグ6u、6v、6wを構成する。3相インバータ回路7は、高電位側電源線N1と低電位側電源線N2との間にレグ6u、6v、6wを接続して構成される。
上アーム5uuと下アーム5udとの間の共通接続ノードNuは、モータMのU相の駆動ノードとなり、上アーム5vuと下アーム5vdとの間の共通接続ノードNvは、モータMのV相の駆動ノードとなり、上アーム5wuと下アーム5Wdとの間の共通接続ノードNuは、モータMのW相の駆動ノードとなるように接続されている。
またモータ駆動回路3は、2個のNチャネル型のMOSトランジスタ5eu、5edを非常用に備える。これらのトランジスタ5eu、5edによるモータMの駆動相をE(Emergency)相と称する。これらのトランジスタ5eu、5edは第2スイッチとして用いられるものであり、以下では、それぞれ上アーム5eu、下アーム5edと称して説明する。このE相の上アーム5eu及び下アーム5edは、一対の第2スイッチとしてレグ6eを構成する。このレグ6eは、高電位側電源線N1と低電位側電源線N2との間においてレグ6u、6v、6wに並列接続されている。上アーム5euと下アーム5edとの間の共通接続ノードNeは、モータMの中性点に接続されている。
これらの上アーム5eu及び下アーム5edのインピーダンスは、半導体スイッチとしての特性上、インバータ回路7の各アーム5のインピーダンス特性より高く設定されていることが望ましい。これは非常用レグ6eの共通接続ノードNeが、モータMの中性点に接続されているためである。すなわち、非常時にこの非常用レグ6eを使用すると、各相の駆動ノードと中性点との間に電圧が印加されることになるが、この電圧印加対象となるモータMの巻線インピーダンスが通常動作時におけるモータMの巻線インピーダンスに比較して低下することから、仮に同一電圧が印加されると電流振幅が通常時に比較して上昇してしまうためである。
このため、この非常時における各相組合せスイッチング動作における振幅変動の影響を極力防ぐため、上アーム5eu又は下アーム5edがオンしたときのインピーダンス、すなわちオン抵抗を、インバータ回路7の各アーム5のインピーダンスよりも高く設定して構成することが望ましい。これにより、通常動作時と同一電圧をモータMに印加したとしても、各相のスイッチング素子の組合せオン・オフ動作において電流振幅を同一範囲に一律揃えることができ、故障時においてもモータMを信頼性良く動作させることができる。
上アーム5uu、5vu、5wu、5eu及び下アーム5ud、5vd、5wd、5edのドレインソース間の電流経路には、例えば1個のシャント抵抗8が接続されている。このシャント抵抗8は、例えばインバータ回路7から低電位側電源線N2の側に向けて接続されている。
またモータ駆動回路3は、モータMを主体的に駆動する駆動回路9、所定ノードの電圧を検出して取得する検出部10、及び記憶部11を備える。検出部10は、前述の所定ノードとして、例えば、高電位側電源線N1、レグ6u、6v、6w、6eの各アームの共通接続ノードNu、Nv、Nw、Ne、シャント抵抗8の端子ノードNsの電圧を検出する。
記憶部11は、例えばROM、RAM、EEPROMなどの半導体メモリによる。この記憶部11は非遷移的実体的記録媒体として用いられる。検出部10は、シャント抵抗8の端子電圧値に応じてモータMに通電される電流値を検出可能になっている。駆動回路9は、CPUや制御ロジックなどの制御主体により構成され、記憶部11に記憶されたプログラムに基づいてインバータ回路7の各アーム6、非常用レグ6eの上下アーム5eu及び5edをオン・オフ駆動可能になっている。この駆動回路9は、故障時制御切替部、故障時制御部、及び故障特定部として機能する。
上記構成の作用、動作について図2以降の図面を参照しながら説明する。
図2は、駆動回路9により行われる処理内容をフローチャートにより概略的に示している。図2のS1において、駆動回路9はまず通常モードにおいて通常制御を行う。このとき駆動回路9は、ECU2から与えられる指令信号を受け付けると、検出部10により検出された電圧に応じてインバータ回路7の各アーム5にオン・オフ制御信号を出力することで当該インバータ回路7を駆動する。
モータ駆動回路3は、S2において通常制御から逸脱していない限り、S1において通常通りモータMを制御するが、何らかの影響により通常制御から逸脱したときには、S2において逸脱したと判断する。この逸脱判定条件は、例えば、脱調、モータ駆動回路3の保護のための緊急停止、モータMの回転子の手止などの外乱、を判定するための条件であり、この逸脱条件を満たしたときにはS2にて逸脱と判定し、故障判定処理を実行する。そして駆動回路9は、図2のS3において故障を生じたことを検出したときには、通常モードから故障箇所特定モードに移行し、図2のS4〜S8に示す処理を行うことで故障箇所の特定処理、故障時回転子の位置決め処理、及び、故障時制御処理を実行する。
駆動回路9は、例えば検出部10の検出値が所定の正常範囲を1回逸脱したときにS2にて逸脱と判定するが、モータMの駆動時に故障を生じると、これら検出部10の検出値が所定の正常範囲を逸脱する期間が所定時間以上に大きくなったり、逸脱回数が所定回数以上に多くなる。そこで、駆動回路9は、これらの条件を総合した所定の故障条件を満たしたときにS3において故障を生じたと判定する。
駆動回路9は、故障を生じたと判定するとモータMの駆動制御を停止し、S4において故障箇所を判定する。モータMの惰性回転が継続している最中に故障箇所の特定処理を行っても良いし、惰性回転が停止してから故障箇所の特定処理を行っても良い。
<故障箇所の特定方法>
図3は故障箇所の特定方法の説明図である。この故障箇所の特定方法は、インバータ回路7の上下アーム5、又は、負荷線4の断線故障を判別するための方法である。このときの故障箇所を特定するための通電パターンは、工場出荷時などに記憶部11に予め記憶されている定められたパターンである。
駆動回路9は、図3の期間T1に示すように、E相下アーム5edをオンした状態を保持しつつ、U相上アーム5uu、V相上アーム5vu、W相上アーム5wu、を順に1つづつオンし、シャント抵抗8に流れる電流を検出する。次いで、駆動回路9は、図3の期間T2に示すように、E相上アーム5euをオンした状態を保持しつつ、U相下アーム5ud、V相下アーム5vd、W相下アーム5wd、を順に1つずつオンし、シャント抵抗8に流れる電流を検出する。このとき、アーム5のオープン故障を生じていると、当該オープン故障箇所に対応したアーム5をオンしたとしても当該故障対象アーム5には電流が流れない。
例えば図4のバツ印に示すように、U相上アーム5uuがオープン故障したときには、たとえU相上アーム5uuをオンしたとしてもシャント抵抗8には電流が流れない。このため、図3の期間T1中の破線に示すように、U相上アーム5uuをオンしたときのシャント抵抗8に流れる電流が概ね0となる。このため、駆動回路9は、シャント抵抗8に電流が流れなかったU相上アーム5euがオープン故障していると判別できる。その他の期間T1及び期間T2中の通電パターンではシャント抵抗8に電流が所定値以上流れているため、U相上アーム5uu以外の他のアーム5は故障していないと判断できる。
このため駆動回路9は、検出部10の検出結果に応じてU相上アーム5uuがオープン故障したことを判別でき、これにより故障箇所を特定できる。このようなときには、図2のS5においてオープン故障時の位置決め処理を実行し、その後、図2のS6においてオープン故障時の制御処理を実行する。これらの図2のS5及びS6の制御処理は後述する。
また例えば図5のバツ印に示すように、U相の負荷線4の駆動ノードがオープン故障した場合、前述と同様の通電パターンで各アーム5、5eu、5edをオン・オフしたときには、図6の破線に示すように、期間T1にてU相上アーム5uu、期間T2にてU相下アーム5udをそれぞれオンしたときだけシャント抵抗8に流れる電流が概ね0となり、その他の通電パターンでは、シャント抵抗8に電流が流れる。
このため駆動回路9は、検出部10の検出結果に応じてU相の負荷線4の駆動ノードがオープン故障したことを判別できる。このようなときには、図2のS7において負荷線断線故障時の位置決め処理を実行し、その後、図2のS8において負荷線断線故障時の制御処理を実行する。これらの図2のS7及びS8の制御処理は後述する。
<回転子の位置決め処理、起動方法、及び故障時の制御処理>
前述したように、モータMは、例えばホール素子を用いて回転子の位置を検出可能なセンサ付きモータと、誘起電圧を検出して回転子の位置を推定するセンサレスモータと、がある。回転子の位置決め方法、起動方法、及び故障時における制御処理は、前述の故障の種類と、モータMの種類すなわちセンサ付き/センサレスによって異なる。したがって、モータ駆動回路3が、駆動対象負荷とするモータMの種類に応じて、位置決め処理方法、並びに起動方法、故障時における制御処理をプログラムとして記憶部11に予め実装しておくことが望ましい。
以下では、前述した場合分けをして、図2のS5及びS7の故障時における回転子の位置決め処理と、その後の図2のS6及びS8の故障時における制御処理を説明する。
<センサによりモータMの回転子を位置決め可能な場合>
<<U相上アーム5uuがオープン故障している場合>>
モータMが、例えばホール素子などの半導体磁気センサを用いて回転子の位置を検出可能である場合について説明する。モータMが惰性回転している場合には、回転子の位置はこのセンサを用いて検出できるためその説明を省略する。モータMの回転が停止している場合、例えば、前述したようにU相上アーム5uuがオープン故障した場合には、駆動回路9は、起動時において図7に示すように、他の故障していない1相又は2相のV相上アーム5vu及び/又はW相上アーム5wuをオン切替制御すると共に、E相下アーム5edをオン継続制御すると良い。
このとき駆動回路9は、例えばE相下アーム5edを継続的にオン制御しつつV相上アーム5vu→V相W相上アーム5vu及び5wu→W相上アーム5wu→V相W相上アーム5vu及び5wu→V相上アーム5vu→…をオンに順次切り替える。これにより、たとえモータMが回転停止していたとしても、回転子は徐々に回転開始することになり、回転子の回転に応じてホール素子、例えばU相センサが反応する。これにより回転子の位置を検出できる。位置決め完了タイミング参照。なお前述においては、故障したU相のレグ6uを用いることなく、他の2相、すなわちV相のレグ6v、W相のレグ6wを用いて位置決めする形態を示したが、回転子の位置を特定できるようであれば何れの相に通電しても良い。
駆動回路9は、図2のS5において回転子の位置を検出完了した後には図2のS6において故障時における制御処理を実行する。図8に通電パターンを示すように、駆動回路9は、この故障時制御処理において故障しているU相のレグ6uに代えてE相のレグ6eを用いて通電制御する。このときの制御処理を図8のNo.1〜No.12に示しているように、U相のレグ6uに代えてE相のレグ6eを用いて通電制御すると良い。すると駆動回路9は、断線故障した相の代わりに、新たに実装したレグ6eを使用することで断線した相の磁界を疑似的に生成できるようになり起動でき、図8のNo.1〜No.12に示した対応アーム5、5eu、5edのオン制御処理を繰り返し行うことで、No.1〜No.12の通電パターンを繰り返してモータMの故障時の制御処理を継続できる。
U相上アーム5uu以外の他のアーム(例えば、U〜W相下アーム5ud、5vd、5wd、V〜W相上アーム5vu、5wu)が故障した場合についても同様であるためその説明を省略する。また、各レグ6u、6v、6wの各アーム5及びモータMを通じて通電される通電経路が、例えば断線によりオープン故障した場合にも、前述した症状と同一の症状が現れる。この通電経路は、各アーム5とモータMの各相駆動ノードNu、Nv、Nwとの間の通電経路、各アーム5と低電位側電源線N2との間の通電経路、の何れを対象と考えても良い。このため、アーム5がオープン故障した場合と同様の位置決め処理、故障時の制御処理を行うことで、モータMを起動、回転継続できるようになる。
<<U相の負荷線4がオープン故障している場合>>
また、U相の負荷線4がオープン故障している場合の起動方法を説明する。負荷線4の故障相がU相である場合には、図9に示すように、駆動回路9は、起動時においてE相下アーム5edを継続的にオン制御すると共に、他の故障していない1相又は2相のV相上アーム5vu及び/又はW相上アーム5wuをオン切替制御すると良い。
このとき駆動回路9は、例えばE相下アーム5edをオン継続制御しつつV相上アーム5vu→V相W相上アーム5vu及び5wu→W相上アーム5wu→V相W相上アーム5vu及び5wu、V相上アーム5vu→…をオンに順次切り替える。これにより、回転子は徐々に回転開始することになり、回転子の回転に応じて例えばU相〜W相センサのうち何れか一つ以上のホール素子が反応する。位置決め完了タイミング参照。これにより回転子の位置を検出できる。特に、故障した相以外のレグによる通電、この場合、W相レグ6w及びV相レグ6vを用いて通電開始できるようにすると良い。なお回転子の位置を特定できるようであれば何れの相に通電しても良い。
駆動回路9は、図2のS7において回転子の位置を検出完了した後には図2のS8において故障時の制御処理を実行する。故障時の制御処理を実行開始すると、図10に通電パターンを示すように、駆動回路9は、故障しているU相のレグ6uに代えてE相のレグ6eを用いて通電制御する。すなわち例えば、図10のNo.1〜No.12に示すようにU相のレグ6uに代えてE相のレグ6eを用いて通電制御すると良い。前述したように、W相レグ6w及びV相レグ6vを用いて通電開始できるように回転子を位置決めしていれば、図10のNo.1に示した所謂WV通電のタイミングから起動することができ、その後、継続制御できる。すると駆動回路9は、断線故障した相の代わりに、新たに実装したレグ6eを使用することで断線した相の磁界を疑似的に生成して起動でき、図10のNo.1〜No.12に示した対応アーム5、5eu、5edのオン制御処理を繰り返し行うことで、当該No.1〜No.12の通電パターンを繰り返してモータMの故障時の制御処理を継続できる。
なお、負荷線4のオープン故障、モータMの巻線の断線故障については、前述の判別処理を行うことで同様の症状が現れる。このため、モータMの巻線が断線した場合においても、前述と同様の方法で判別処理することで負荷線4のオープン故障と同等の症状を検出できると共に、起動方法及び故障時の制御方法についても、負荷線4のオープン故障時と同様の方法を適用できる。
<モータMがセンサレス構成の場合>
<<U相上アーム5uuがオープン故障している場合>>
モータMがセンサレス構成であり、モータMの回転が停止している場合、電機子の巻線に誘起電圧が発生しておらず回転子の位置を検知できない。このとき、駆動回路9は、いわゆる強制転流することでモータMの巻線に誘起電圧を発生させることができる。
U相上アーム5uuがオープン故障したと判別した場合には、駆動回路9は、図11に示すように、起動時において他の故障していない1相又は2相のV相上アーム5vu及び/又はW相上アーム5wuをオン切替制御すると共に、E相下アーム5edをオン継続制御し、回転子がモータMの巻線に誘起電圧を発生させた後に、非常用レグ6eを含む全アーム5、5eu、5edをオフ制御する。
駆動回路9が、E相下アーム5edをオン継続制御している期間T3には、U相上アーム5uuがオープン状態となるため、U相の駆動ノードNuの電位も中性点電位も共にグランド電位になる。このため、この期間T3中には回転子の位置を検出することが困難となるが、全アーム5、5eu、5edをオフ制御する期間T4では、回転子が惰性回転しているため、検出部10がU相の駆動ノードNuの検出電圧を検出することでU相誘起電圧が変化していることを検出できる。
そこで駆動回路9は、この期間T4において検出部10によりノードNeの中性点電位VneとU相の駆動ノードNuの電位Vneとを検出し、中性点電位VneとU相の駆動ノード電位Vnuとが一致するタイミングを検出する。図11には中性点電位VneとU相の駆動ノード電位Vnuとを合わせて示しているが、これらの電位Vne、Vnuが交差するタイミングを検出することで回転子の位置を特定する位置決めタイミングにできる。
したがって、駆動回路9が、E相下アーム5edをオンしながら、V相上アーム5vu及びW相上アーム5wuをオン・オフすることで回転子を回転させながら、全アーム5、5eu、5edをオフしたときに惰性回転しながら変化する各ノードNu、Neの電位Vnu、Vneを検出することで回転子の位置を把握し、当該各ノード電位Vnu、Vneが交差したタイミングを位置決めタイミングとして用いることができる。図11の位置決め完了タイミング参照。このような場合においても、故障したU相のレグ6uを用いることなく、他の2相、すなわちV相のレグ6v、W相のレグ6wを用いて位置決めすることが望ましいが、回転子の位置を特定できるようであれば何れの相に通電しても良い。
駆動回路9は、図2のS5において回転子の位置決めを完了した後には図2のS6において故障時の制御処理に移行する。故障時の制御処理に移行すると、図8にこの制御例を示すように、駆動回路9は、故障しているU相のレグ6uに代えてE相のレグ6eを用いて通電制御する。この図8の処理内容は前述と同様であるためその説明を省略する。
<<U相の負荷線4がオープン故障している場合>>
同様に、モータMがセンサレス構成であり、モータMの回転が停止している場合、電機子の巻線に誘起電圧が発生しておらず回転子の位置を検知できない。このとき駆動回路9は、所謂強制転流することでモータMの巻線に誘起電圧を発生させることもできるが、故障した相の誘起電圧を確認できないため、回転子の位置を特定することは原理的に不可能である。この場合、駆動回路9は、図12に示すように、起動時において他の故障していない1相又は2相のV相上アーム5vu及び/又はW相上アーム5wuをオン切替制御すると共に、E相下アーム5edをオン継続制御し、この制御処理を一定時間だけ実施した後に位置予測した状態で通常制御に移行させると良い。これにより、回転子の位置を推定して回転起動できることが期待できる。
例えば、図13に示すように、U相の負荷線4がタイミングt1において断線故障して通常駆動を停止したときに、タイミングt2において故障診断完了した後にも回転子が惰性回転を維持できているのであれば、故障相以外の相の誘起電圧を検出できるため、回転子の位置を特定できる。例えば、U相の負荷線4がオープン故障しているときには、検出部10は、U相の駆動ノードの電位Vnuを検出不可となっていても、V相及びW相の誘起電圧を駆動ノードの電位Vnv、Vnwにより検出可能できるため、タイミングt3において誘起電圧を用いて回転子の位置を特定できる。これにより、モータMの回転を継続できる。
<本実施形態の概念的なまとめ>
要するに、本実施形態によれば、非常用のレグ6eが、インバータ回路7のU相〜W相の各レグ6u〜6wに並列接続されていると共に、モータMの中性点に共通接続ノードが接続されている。このレグ6eは、U〜W相の各レグ6u〜6wを構成する各アーム5のそれぞれのオープン故障時、また、負荷線4の断線故障時、または、モータMの巻線の断線故障時において、故障したレグ(例えば6u)の代わりに用いられている。これにより断線故障した相の代わりに、新たに実装した回路を使用することで断線した相の磁界を疑似的に生成できるようになる。このため、上述の故障を生じた場合においても、モータMを起動することができ、さらに、回転継続できるようになる。
また、駆動回路9は、各アーム5の何れが故障したか、負荷線4が故障したか、その故障箇所を判別し、故障時の制御方法を切り替えている。このため、アーム5の故障箇所に応じて、故障していないアーム5を用いて起動、回転継続できるようになる。例えば、レグ6uの上アーム5uuがオープン故障したときには、この故障したレグ6uを用いることなく、レグ6v,6w,非常用レグ6eを用いて、信頼性良く起動して回転継続できるようになる。また、モータMが動作中であるときには、非常用レグ6eを用いて回転制御を継続しているため、信頼性良く回転継続できる。
非常用レグ6eの上下アーム5eu,5edは、インバータ回路7の各アーム5のインピーダンスよりも高いインピーダンスを備えているため、異常を生じていないレグ(例えば6v〜6w)と非常用レグ6eとを用いて通常動作時と同一電圧をモータMに印加したとしても電流振幅を各相間で同一範囲に一律揃えることができ信頼性良く動作させることができる。
(第2実施形態)
図14は第2実施形態の追加説明図を示している。図14は図2のS1及びS2に代わる処理内容を概略的に示している。第1実施形態では図2のS2において通常制御から逸脱した際に故障判定し、このとき故障ありと判定されたことを条件としてS3にて故障箇所を特定するようにしたが、これに限定されるものではなく、図14に示すように、S10においてモータMの回転が停止した後、S11にて起動失敗したと判定したことを条件としてS12において故障と断定して図2のS4において故障箇所を特定し、故障箇所に応じて処理内容を図2のS5〜S6又はS7〜S8に分別するようにしても良い。このS11の起動失敗の判定条件としては、位置決め処理にてセンサ信号を入力できず回転信号を判定できない、また誘起電圧が上昇しないなどの要因で当該誘起電圧を検知できずに回転切替処理が不能である、などの要因を挙げることができ、このような要因でモータMを再起動できないときにS11にてYESと判定し、S12において故障と断定することになる。この起動失敗の判断処理は前述に限られず、前述の判定条件を複数の所定回数以上繰り返したときに故障と断定するようにしても良い。
本実施形態によれば、モータ停止した後、起動失敗したことを条件として故障箇所を特定しているため、起動失敗したことを情報として取得した上で故障箇所を特定することができる。
(第3実施形態)
図15は第3実施形態の追加説明図を示している。図15は、図1のモータ駆動回路3に代わるモータ駆動回路103の電気的構成を概略的に示している。
図15に示すように、各上アーム5uu,5vu,5wuとU〜W相の駆動ノードNu,Nv,Nwとの間にヒューズパターンHuu,Hvu,Hwuがそれぞれ設けられている。また、各下アーム5ud,5vd,5wdとU〜W相の駆動ノードNu,Nv,Nwとの間にヒューズパターンHud,Hvd,Hwdがそれぞれ設けられている。これらのヒューズパターンHuu,Hvu,Hwu,Hud,Hvd,Hwdは、それぞれ所定値以上の電流が通電されると切断するように構成され、この切断後には上下アーム5とU〜W相の駆動ノードNu,Nv,Nwとのそれぞれの間に流れる電流を遮断できる。ヒューズパターンHuu,Hvu,Hwu,Hud,Hvd,Hwdの何れか一部又は全部を、以下では必要に応じてヒューズパターンHと略して示す。
したがって、上下アーム5の何れかがたとえショート故障を生じたとしても、故障したアーム5に対応して設けられたヒューズパターンHが切断されることになり、ショート故障を生じた場合に、当該故障したアーム5のオープン故障に切替えることができる。このため、第1実施形態にて説明した各アーム5のオープン故障の判別方法を用いることで当該アーム5のオープン故障を認識できるようになり、ヒューズパターンHの切断状態を確認することでショート故障である旨を判別できる。
すなわち、インバータ回路7の各アーム5とモータMの巻線の駆動ノードNu、Nv、Nwとの間にヒューズパターンHが介在して構成されているため、各アーム5の何れかがショート故障を生じたとしても当該対応したアーム5のオープン故障の状態に切り替えることができる。しかも、ヒューズパターンHの状態を確認すればショート故障である旨を判別できる。
(第4実施形態)
図16は第4実施形態の追加説明図を示している。第1実施形態の図1においては、上アーム5eu及び下アーム5edのインピーダンスを各アーム5よりも高くする形態を示したが、この代わりに、図16のモータ駆動回路203に示すように、上アーム5euと駆動ノードNeとの間に電流制限抵抗Ruを直列接続すると共に、下アーム5edと駆動ノードNeとの間に電流制限抵抗Rdを直列接続しても良い。すると、インバータ回路7の各アーム5と非常用レグ6eの上下アーム5eu及び5edとを同一のオン抵抗のものを適用することもできる。このとき、第1実施形態に説明したように上アーム5eu及び下アーム5edのオン抵抗を高くした効果と同等の効果を得られるようになる。また各相アーム5及び5eu、5edのインピーダンスを互いに調整するため、上アーム5eu及び下アーム5edのインピーダンスを各アーム5よりも高く構成しつつ電流制限抵抗Ru、Rdを接続しても良い。
(他の実施形態)
本発明は前述実施形態に係る技術に限定されるものではなく、例えば、以下に示す変形又は拡張が可能である。
「第1スイッチ、第2スイッチ」としてNチャネル型のMOSトランジスタを例示したが、必要に応じてIGBTを用いても良いし、バイポーラトランジスタを用いても良い。シャント抵抗8を用いて1シャント方式で電流を検出する形態を示したが、3シャント方式で各相毎にシャント抵抗8を接続して相毎に電流を検出する形態を適用しても良い。駆動回路9の機能はECU2が備えていても良いし、ECU2及びモータ駆動回路3又は103が協働して行うようにしても良い。
前述実施形態の構成、処理内容を組み合わせて構成することもできる。また、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、本発明の一つの態様として前述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。前述実施形態の一部を、課題を解決できる限りにおいて省略した態様も実施形態と見做すことが可能である。また、特許請求の範囲に記載した文言によって特定される発明の本質を逸脱しない限度において、考え得るあらゆる態様も実施形態と見做すことが可能である。
また本発明は、前述した実施形態に準拠して記述したが、本発明は当該実施形態や構造に限定されるものではないと理解される。本発明は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範畴や思想範囲に入るものである。
図面中、3,103,203はモータ駆動回路、4は負荷線、5uu,5vu,5wuは上アーム(第1スイッチ)、5ud,5vd,5wdは下アーム(第1スイッチ)、6u,6v,6wはレグ、7はインバータ回路、9は駆動回路(故障時制御切替部、故障時制御部、故障特定部)、Mはモータ、N1は高電位側電源線、N2は低電位側電源線、Nu、Nv、Nwはノード(各相の駆動ノード、一対のアームの共通接続ノード)、Neはノード(非常時の駆動ノード、非常用レグの各アームの共通接続ノード)を示す。

Claims (5)

  1. Y型結線された3相のモータ(M)を駆動するモータ駆動回路(3,103,203)であって、
    高電位が与えられる高電位側電源線(N1)と前記高電位よりも低い低電位が与えられる低電位側電源線(N2)との間に接続された一対の第1スイッチ(5uu、5ud,5vu、5vd,5wu、5wd)が3相接続され、前記モータのそれぞれの駆動ノードに前記一対の第1スイッチの共通接続ノードが接続された3つのレグ(6u,6v,6w)を備えるインバータ回路(7)と、
    前記高電位側電源線と前記低電位側電源線との間において前記レグに並列接続されると共に前記モータの中性点に共通接続ノードが接続される一対の第2スイッチ(5eu,5ed)を備え、前記レグの第1スイッチの故障時、前記レグの第1スイッチ及び前記モータを通じて通電される通電経路の故障時、前記インバータ回路から前記モータに接続される負荷線(4)の故障時、又は、前記モータの巻線の故障時に前記レグの代わりに用いられる非常用レグ(6e)と、
    を備えるモータ駆動回路。
  2. 前記インバータ回路の第1スイッチの何れが故障したか、前記負荷線が故障したかを特定する故障特定部(S4)と、
    前記故障特定部により特定された故障箇所に応じて制御方法を切り替える故障時制御切替部(S5〜S6、S7〜S8)と、
    を備える請求項1記載のモータ駆動回路。
  3. 前記インバータ回路の第1スイッチ、又は、前記負荷線の何れが故障箇所であるかを特定する故障特定部(S4)と、
    前記故障特定部により故障箇所を特定した後、前記非常用レグを用いて前記モータを起動する、又は、前記モータが動作中であるときには前記非常用レグを用いて制御を継続する故障時制御部(S5〜S6、S7〜S8)と、
    をさらに備える請求項1または2記載のモータ駆動回路。
  4. 前記非常用レグの第2スイッチ(5eu、5ed)は、前記インバータ回路の第1スイッチのインピーダンスよりも高いインピーダンス特性を備えたスイッチであるか、又は/及び、当該第2スイッチに電流制限抵抗(Ru、Rd)を直列接続して構成される請求項1から3の何れか一項に記載のモータ駆動回路。
  5. 前記インバータ回路の第1スイッチと前記モータの駆動ノードとの間にそれぞれ介在して構成されたヒューズパターン(Huu、Hvu、Hwu、Hud、Hvd、Hwd)をさらに備える請求項1から4の何れか一項に記載のモータ駆動回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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