JP2019062667A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】負荷の力率にかかわらず、安定して負荷へ電力を供給することができる電力変換装置を提供する。【解決手段】実施形態に係る電力変換装置は、第1単位変換器と、前記第1単位変換器にカスケード接続された第2単位変換器と、を含む電力変換器と、前記第1単位変換器を駆動する第1ゲート駆動信号および前記第2単位変換器を駆動する第2ゲート駆動信号を生成して、前記電力変換器を位相シフト制御にもとづく1パルス制御する制御装置と、を備える。前記第1ゲート駆動信号および前記第2ゲート駆動信号は、それぞれ前記電力変換器の出力電圧に対する異なる位相が設定される。前記制御装置は、所定の周期で、前記位相を入れ替える。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、電力変換装置に関する。
交流電圧を入力して異なる電圧や周波数の交流電圧に変換する電力変換装置や、直流電圧を入力して、交流電圧に変換する電力変換装置がある。このような電力変換装置では、入力電圧が高電圧の場合には、複数の単位変換器をカスケード接続して、マルチレベル化し、位相シフト制御を用いて単位変換器を1パルス制御する手法が用いられることがある。マルチレベル化することによって、出力波形の高調波を低減し、出力に接続する高調波フィルタを小型化することが可能になる。
電力変換装置の交流負荷では、力率が1より小さくなる場合があり、位相シフト制御の下で動作する単位変換器では、出力できる有効電力に相違が生じた結果、単位変換器に供給される直流電圧に変動が生じることがある。また、力率と単位変換器の位相によっては、単位変換器が負荷からの電力を吸収しなければならない場合がある。
供給される直流電圧を安定化する機構を単位変換器が有しない場合には、単位変換器が出力するパルスの振幅に変動が生じて高調波の抑制を十分に行えない場合が生じ得る。
電力変換装置が双方向の変換動作に対応していない場合に、負荷からの電力を吸収する必要が生じたときには、入力側に過大な電圧が印加されるおそれがある。
特開2017−85812号公報
実施形態は、負荷の力率にかかわらず、安定して負荷へ電力を供給することができる電力変換装置を提供する。
実施形態に係る電力変換装置は、第1単位変換器と、前記第1単位変換器にカスケード接続された第2単位変換器と、を含む電力変換器と、前記第1単位変換器を駆動する第1ゲート駆動信号および前記第2単位変換器を駆動する第2ゲート駆動信号を生成して、前記電力変換器を位相シフト制御にもとづく1パルス制御する制御装置と、を備える。前記第1ゲート駆動信号および前記第2ゲート駆動信号は、それぞれ前記電力変換器の出力電圧に対する異なる位相が設定される。前記制御装置は、所定の周期で、前記位相を入れ替える。
本実施形態では、第1ゲート駆動信号および第2ゲート駆動信号は、それぞれ電力変換器の出力電圧に対する異なる位相が設定され、制御装置は、所定の周期で、位相を入れ替えるので、負荷の力率にかかわらず、安定して負荷へ電力を供給することができる。
実施形態に係る電力変換装置を例示するブロック図である。 図2(a)〜図2(c)は、電力変換装置の出力電圧、出力電流および各単位変換器の位相を説明するための模式的なベクトル図である。 各単位変換器に設定される位相を例示するテーブルである。 電力変換装置の動作波形の例である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して詳細な説明を適宜省略する。
図1は、本実施形態に係る電力変換装置を例示するブロック図である。
図1に示すように、電力変換装置10は、電力変換器20と、制御装置50と、を備える。電力変換装置10は、入力12を介して交流電源1に接続される。交流電源1は、たとえば電力系統であり、周波数50Hzまたは60Hzの三相交流電圧を出力する。電力変換装置10は、出力14a,14bを介して、負荷(図示せず)に接続される。負荷は、たとえば誘導電動機等の交流負荷である。
電力変換器20は、変圧器22と、単位変換器30a,30bと、を含む。変圧器22の一次側は入力12を介して交流電源1に接続される。変圧器22の二次側22a,22bは、入力31a,31bを介して、単位変換器30a,30bに接続されている。変圧器22の二次巻き線は、互い絶縁されており、同じ巻き数に設定されている。したがって、変圧器22は、交流電源1の一次側の電圧を同一電圧を有する二次側電圧に分圧して、単位変換器30a,30bに供給する。変圧器の一次側と二次側の巻き数比を調整して、一次側の電圧を降圧または昇圧して、二次側でさらに分圧するようにしてもよい。
単位変換器30a,30bには、ほぼ同一の電圧値を有する交流電圧が入力される。
単位変換器30a,30bは、カスケード接続されている。つまり、単位変換器30aの一方の出力37aは、電力変換装置10の一方の出力14aに接続されている。単位変換器30aの他方の出力38aは、単位変換器30bの一方の出力37bに接続されている。単位変換器30bの他方の出力38bは、電力変換装置10の他方の出力14bに接続されている。
単位変換器30aは、整流回路32aと、平滑回路34aと、インバータ回路36aと、を含む。単位変換器30bは、整流回路32bと、平滑回路34bと、インバータ回路36bと、を含む。以下では、単位変換器30aの構成について説明する。単位変換器30bは、単位変換器30aと同一の構成であり詳細な説明は省略する。
整流回路32aは、変圧器22の二次側22aから交流電圧を入力して整流して出力する。整流回路32aは、たとえば、三相全波整流回路である。
平滑回路34aは、整流回路32aの出力に並列に接続されている。平滑回路34aはたとえばコンデンサであり、整流回路32aとともに、整流平滑回路を構成する。平滑回路34aは、整流回路32aから出力された整流電圧を平滑して脈流を有する直流電圧(以下、単に直流電圧ともいう)を出力する。
インバータ回路36aは、平滑回路34aから供給される直流電圧を入力して、方形波の交流電圧を出力する。インバータ回路36aは、たとえばフルブリッジ回路である。フルブリッジ回路は、4つのスイッチング素子ua,va,xa,yaを含む。スイッチング素子ua,xaは直列に接続され、スイッチング素子va,yaは直列に接続されている。スイッチング素子ua,xaの直列回路とスイッチング素子va,yaの直列回路は、並列に接続されている。スイッチング素子ua,xaの接続ノードは、一方の出力37aに接続され、スイッチング素子va,yaの接続ノードは、他方の出力38aに接続されている。
インバータ回路36aの各スイッチング素子ua,va,xa,yaは、制御装置50で生成されたゲート駆動信号VGua,VGva,VGxa,VGyaによって、それぞれ駆動される。インバータ回路36bの各スイッチング素子ub,vb,xb,ybは、制御装置50で生成され供給されたゲート駆動信号VGub,VGvb,VGxb,VGybによって、それぞれ駆動される。
制御装置50は、各単位変換器30a,30bに入力される直流電圧、各単位変換器30a,30bが出力する出力電圧Va,Vbおよび出力電流Ioutに応じて、ゲート駆動信号VGua〜VGya,VGub〜VGybを生成し、各単位変換器30a,30bに供給する。
後に詳述するが、制御装置50が生成するゲート駆動信号は、位相シフト制御の原理にしたがって生成され、生成されるゲート駆動信号のθ1,−θ1(図2)が周期的に切り替えられる。
電力変換装置10は、出力14a,14bを介して、電圧Voutを出力する。電圧Voutは、単位変換器30a,30bが出力する電圧Va,Vbの合成電圧である。電力変換器20が出力する出力電流Ioutは、各単位変換器30a,30bが出力する電流に等しい。
本実施形態の電力変換装置10の動作について説明する。
図2(a)〜図2(c)は、電力変換装置の出力電圧、出力電流および各単位変換器の位相を説明するための模式的なベクトル図である。
図2(a)では、負荷の力率cosφが1である場合の電圧Vout(実線)および出力電流Iout(一点鎖線)の関係が示されている。図2(a)に示すように、単位変換器30aの電圧Vaの位相θaは、電圧Voutに対して+θ1の進み位相に設定されている。単位変換器30bの電圧Vbの位相θbは、電圧Voutに対して、−θ1の遅れ位相に設定されている。
単位変換器30aが出力することができる有効電力Paは、Pa=Va×Iout×cos(θ1)である。単位変換器30bが出力することができる有効電力Pbは、Pb=Vb×Iout×cos(−θ1)=Vb×Iout×cos(θ1)である。Va=Vbであれば、Pa=Pbとなり、正の値を有するので、電力変換器20は、単位変換器30a,30bが正または負の電圧を出力するサイクルにおいて、等しい有効電力Pa,Pbを出力することができる。
電力変換装置10の負荷は、交流負荷であり、力率cosφが1より小さくなることがある。図2(b)に示されたベクトル図は、負荷の力率が0より大きく、90°よりも小さい場合である。この例では、電力変換器20に接続された負荷は、単位変換器30aが出力する電圧Vaから90°の位相遅れを生じている場合が示されている。
単位変換器30aが出力することができる有効電力Pa’は、Pa’=Va×Iout×cos90°=0となる。つまり、単位変換器30aが正または負の電圧を出力できるサイクルでは、負荷に有効電力を供給することができない。
一方、上述の出力電流Ioutの位相は、単位変換器30bの位相に対して90°−2×θ1の位相遅れを生じている。つまり、電圧Vbと出力電流Ioutとの位相差は90°よりも小さい。
単位変換器30bが出力することができる有効電力Pb’は、Pb’=Vb×Iout×cos(90°−2×θ1)となり、正の値を有する。
したがって、このような負荷条件では、単位変換器30aは、負荷に有効電力を供給することができない。一方、単位変換器30bは、出力電流Ioutとの位相差に応じた有効電力を負荷に供給することができる。
出力電流Ioutと単位変換器30aの出力電圧Vaとの位相差が0°〜90°の範囲となるような負荷の場合には、単位変換器30a,30bのそれぞれにおいて、異なる有効電力が負荷に供給されることとなる。
図2(c)には、負荷の力率cosφが0となる場合のベクトル図が示されている。図2(c)に示すように、出力電流Ioutの位相は、単位変換器30aの位相から90°以上遅れているので、単位変換器30aが負荷に供給すべき有効電力Pa’’は、負の値を有する。負の有効電力とは、その有効電力の絶対値を有する電力が単位変換器30aに入力されることを意味する。一方、単位変換器30bでは、出力電流Ioutの位相の遅れは、単位変換器30bの位相から90°よりも小さい。そのため単位変換器30bが出力する有効電力Pb’’は、正の値を有する。
この例の単位変換器30a,30bは、交流電圧の整流平滑によって直流電圧を供給されている。整流回路32a,32bおよび平滑回路34a,34bから供給される直流電圧は、安定化されていないので、単位変換器30a,30bが出力する有効電力に応じて変化する。単位変換器30a,30bに供給される直流電圧が変動した場合には、単位変換器30a,30bが出力する電圧の振幅が変動することになる。そのため、電力変換装置10が出力する電圧波形に歪みが生じ、含有される高調波が増大する。
また、整流回路32a,32bがたとえば全波整流回路の場合には、単位変換器30a,30bは、交流側に電力を回生することができない。そのため、単位変換器30a,30bが出力する電力が負となった場合には、入力される負荷からの電力は、平滑回路34a,34bのコンデンサを充電することとなる。コンデンサへの充電が継続されると、コンデンサの両端の電圧が上昇し、過電圧状態となり、コンデンサが破損するおそれがある。
本実施形態の電力変換装置10では、単位変換器30a,30bに設定される位相θ1,−θ1を所定の周期で切り替える。所定の周期は、たとえば電力変換装置10が出力する交流電圧の周期にもとづいて設定することができる。この周期は、出力電圧Voutのn周期(nは自然数)とすることができる。
図3は、各単位変換器30a,30bに設定される位相を例示するテーブルである。
図3に示すように、各変換器30a,30bに設定される位相θa,θbは、2つのパターンを有する。第1のパターン[1]では、単位変換器30aの位相θa=+θ1に設定され、単位変換器30bの位相θb=−θ1に設定される。第2のパターン[2]では、単位変換器30aの位相θa=−θ1に設定され、単位変換器30bの位相θb=+θ1に設定される。第1のパターン[1]および第2のパターン[2]は、交互に切り替えられる。切り替えるタイミングは、所定の周期であり、たとえば出力電圧Voutのn周期である。
図4は、電力変換装置の動作波形の例である。
図4の最上段から下段に向かって、ゲート駆動信号VGua,VGva,VGub,VGvb、単位変換器30a,30bの出力電圧Va,Vb、電力変換器20の出力電圧Vout、および出力電流Ioutの時間変化の波形例が示されている。なお、出力電圧Voutは、単位変換器30a,30bが出力する電圧Va,Vbの合成電圧である。出力電流Ioutは、各単位変換器30a,30bが出力電流に等しい。
図4には、出力電圧Voutおよび出力電流Ioutの5周期分の波形例が示されている。第1のパターン[1]および第2のパターン[2]は、出力電圧Voutの1周期ごとに切り替えられる。時刻t0〜t4、t8〜t12、t16〜t20の周期では、第1のパターン[1]が設定されており、時刻t4〜t8、t12〜t16の周期では、第2のパターン[2]が設定されている。
時刻t0〜t4、t8〜t12、t16〜t20の周期の第1のパターン[1]では、単位変換器30aの位相設定が+θ1であり、単位変換器30bの位相設定が−θ1である。時刻t4〜t8、t12〜t16の周期の第2のパターン[2]では、単位変換器30aの位相設定が−θ1であり、単位変換器30bの位相設定が+θ1である。
なお、位相設定された位相は、図示するとおり、第1のパターン[1]では、たとえばゲート駆動信号VGuaは、時刻t1から+θ1の進み位相で生成されている。一方、単位変換器30bのゲート駆動信号VGubは、時刻t1から−θ1の遅れ位相で生成されている。
図4に示すように、第1のパターン[1]では、単位変換器30aが出力する電圧Vaの正出力のサイクル(たとえば時刻t8〜t10)のパルス幅は、単位変換器30bが出力する電圧Vbの正出力のサイクルのパルス幅よりも短くなっている。第2のパターン[2]に切り替わると、電圧Vaの正出力のサイクル(たとえば時刻t12〜15)のパルス幅は、電圧Vbの正出力のサイクルのパルス幅よりも長くなっている。
そして、第1のパターン[1]のときの電圧Vaの正周期のサイクルのパルス幅は、隣接する第2のパターン[2]のときの電圧Vbの正周期のサイクルのパルス幅にほぼ等しくなる。第1のパターン[1]のときの電圧Vbの正周期のサイクルのパルス幅は、第2のパターン[2]のときの電圧Vaの正周期のサイクルのパルス幅にほぼ等しい。負周期のサイクルについても同様である。各単位変換器30a,30bが出力する有効電力は、図4中の電圧Va×Iout,Vb×Ioutの面積にほぼ比例するので、単位変換器30a,30bが出力する有効電力は、実質的に等しくなる。
なお、本実施形態の電力変換装置10では、出力電圧および出力電流の生成には、位相シフト制御にもとづく1パルス制御(以下、単に1パルス制御ともいう)を用いる。1パルス制御では、電力変換装置10に出力電圧Voutの1周期を制御の周期とする。たとえば、電圧Voutが正のサイクルでは、電圧Voutから+θだけ位相を進めた上で、スイッチング素子ua,yaをオンさせ、スイッチング素子va,xaは、オフさせる。出力する電圧Voutの値を調整するには、スイッチング素子ua,yaとスイッチング素子va,xaとの位相差を180°から狭めていくように制御する。単位変換器30bのスイッチング素子についても出力電圧Voutから−θだけ位相を遅らせた上で、同様に位相シフト制御する。このように位相シフト制御を行うことによって、電力変換装置10が出力する電圧Voutのたとえば実効値を調整することができる。
図4の例では、ゲート駆動信号VGua,VGvaの位相差およびゲート駆動信号VGub,VGvbの位相差をいずれも180°とすることによって、電力変換器20が最大電圧を出力しているものとした。電力変換器20の出力電圧の振幅を調整するには、位相シフト制御によりゲート駆動信号VGua,VGvaの位相差およびゲート駆動信号VGub,VGvbの位相差を調整すればよい。
上述では、単位変換器が2個の場合の例について説明したが、カスケード接続される単位変換器の個数に制限はない。たとえば単位変換器は、3個でもよいし、それ以上であってもよい。
たとえば、単位変換器が4個の場合には、位相設定のパターンを4つ設ける。各単位変換器の位相がθa,θb,θc,θdのように設定されている場合には、第1のパターンとして、θa,θb,θc,θdとし、第2のパターンとして、θb,θc,θd,θaとし、第3のパターンとして、θc,θd,θa,θbとし、第4のパターンとして、θd,θa,θb,θcとし、各パターンを順番に切り替える。
たとえば、制御装置50は、位相設定のパターンが設定されたテーブルを有している。テーブルに設定されたパターンは、別に設定されたパターンの切替周期に応じて、制御装置50によって切り替えられる。
本実施形態の電力変換装置10の効果について説明する。
本実施形態の電力変換装置10は、カスケード接続された単位変換器30a,30bを含む電力変換器20と、単位変換器30a,30bを動作させるゲート駆動信号を生成する制御装置と、を備える。制御装置は、単位変換器30a,30bのために1パルス制御用のゲート駆動信号の位相をそれぞれ設定し、所定の周期ごとに設定する位相を切り替える。そのため、単位変換器30a,30bごとに出力できる有効電力を実質的に等しくすることができる。
単位変換器30a,30bは、整流回路32a,32bおよび平滑回路34a,34bからなる整流平滑回路によって、入力される交流から安定化されない直流電圧を供給されて動作する。本実施形態の電力変換装置10では、単位変換器30a,30bがそれぞれ出力する有効電力は、実質的に等しいので、安定化されない直流電圧であっても、電圧の変動を少なくすることができるので、低コストで、高調波含有の少ない出力を実現することができる。
インバータ回路36a,36bに供給される直流電圧は、安定化されていなくても、各単位変換器が出力する有効電力が実質的に等しいので、直流電圧の変動を小さくすることができる。そのため、直流電圧の過電圧検出や、過少電圧検出のしきい値を適切に設定することができる。
負荷の力率cosφが1より小さく、負荷から単位変換器に電力の戻りがある場合であっても、本実施形態の電力変換装置10では、電力の戻りを生じる単位変換器を所定の周期で切り替えるので、平滑回路のコンデンサの電圧が上昇し続けることがなく、整流回路や平滑回路に過大な負担を生じることがない。
カスケード接続された単位変換器を有する電力変換器を1パルス制御で制御する場合に、単位変換器の位相設定を適切に行うことによって、出力の高調波成分を実質的にキャンセルすることができる。そのような位相設定を行うことによって、出力の高調波フィルタを小型化したり、削除することができる。このような制御を行った場合に、単位変換器が出力する有効電力に実質的な相違があると、直流電圧に変動が生じ、出力の高調波が増大する。本実施形態の電力変換装置10では、各単位変換器が出力する有効電力を実質的に等しくすることができるので、単位変換器に供給される直流電圧の変動を抑制することができ、効果的に高調波成分をキャンセルすることができる。
以上説明した実施形態によれば、負荷の力率にかかわらず、安定して負荷へ電力を供給することができる電力変換装置を実現することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他のさまざまな形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明およびその等価物の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1 交流電源、10 電力変換装置、20 電力変換器、22 変圧器、30a,30b 単位変換器、32a,32b 整流回路、34a,34b 平滑回路、36a,36b インバータ回路、50 制御装置

Claims (4)

  1. 第1単位変換器と、前記第1単位変換器にカスケード接続された第2単位変換器と、を含む電力変換器と、
    前記第1単位変換器を駆動する第1ゲート駆動信号および前記第2単位変換器を駆動する第2ゲート駆動信号を生成して、前記電力変換器を位相シフト制御にもとづく1パルス制御する制御装置と、
    を備え、
    前記第1ゲート駆動信号および前記第2ゲート駆動信号は、それぞれ前記電力変換器の出力電圧に対する異なる位相が設定され、
    前記制御装置は、所定の周期で、前記位相を入れ替える電力変換装置。
  2. 前記第1単位変換器および前記第2単位変換器は、一方向の電力変換を行う請求項1記載の電力変換装置。
  3. 前記第1単位変換器および前記第2単位変換器は、交流電圧を整流する整流回路と、前記整流回路の出力を平滑する平滑回路と、をそれぞれ含む請求項2記載の電力変換装置。
  4. 前記位相は、相殺する高調波の次数にもとづいて設定された請求項1〜3のいずれか1つに記載の電力変換装置。
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