JP2018084882A - 無効電力補償装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電力系統に注入する無効電流の高調波成分を低減する。【解決手段】無効電力補償装置1は、直流電圧を3相交流電圧に変換する複数の3相PWMインバータ10−1,10−2,10−3,10−4と、オープン巻線構造の複数の低圧巻線301,302と、1つの高圧巻線303とを有する3相トランス30と、を備え、低圧巻線301の両端には2つの3相PWMインバータ10−1,10−2が直列に接続され、低圧巻線302の両端には2つの3相PWMインバータ10−3,10−4が直列に接続され、高圧巻線303は電力系統40に接続される。【選択図】図1
Description
本発明は、電力系統の無効電力を制御する無効電力補償装置に関するものである。
図7に、従来の無効電力補償装置の第1の構成例を示す。図7に示す無効電力補償装置2は、3相PWMインバータ10と、コンデンサ20と、3相トランス31とを備え、電力系統40に接続される。
3相トランス31の低圧巻線311はコンデンサ20を電源とする3相PWMインバータ10の出力に接続され、高圧巻線312は電力系統40に接続される。かかる構成により、3相PWMインバータ10は、3相トランス31を介して電力系統40に所定の無効電流を流すことができる。
しかし、従来の無効電力補償装置2は、出力電流に大きな高調波成分が含まれる。そこで、3相PWMインバータを複数備えて、スイッチングタイミングをずらすことで高調波成分を小さくする無効電力補償装置が知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。
図8に、従来の無効電力補償装置の第2の構成例を示す。例えば、特許文献2の図7に同様の無効電力補償装置が開示されている。図8に示す無効電力補償装置3は、3相PWMインバータ10−1,10−2と、コンデンサ20−1,20−2と、3相トランス32とを備え、電力系統40に接続される。
3相トランス32のオープン巻線構造の低圧巻線321の一方の端子にはコンデンサ20−1を電源とする3相PWMインバータ10−1の出力が接続され、他方の端子にはコンデンサ20−2を電源とする3相PWMインバータ10−2の出力が接続される。3相トランス32の高圧巻線322は電力系統40に接続される。かかる構成により、3相PWMインバータ10−1,10−2は、3相トランス32を介して電力系統40に所定の無効電流を流すことができる。
無効電力補償装置3は、3相PWMインバータを2つ備えるため、3相PWMインバータ10−1と3相PWMインバータ10−2のスイッチングのタイミングを90度ずらすことで、出力電流の高調波成分を低減することができる。具体的には、無効電力補償装置2と比較すると、周波数がスイッチング周波数fcと、その2倍の2fcと、その3倍の3fにおいて、無効電力補償装置2よりも高周波成分を低減することができる。特に周波数が2fcの高周波成分を低減することができる。
図9に、従来の無効電力補償装置の第3の構成例を示す。例えば、特許文献1の図1、及び特許文献2の図3に同様の無効電力補償装置が開示されている。図9に示す無効電力補償装置4は、3相PWMインバータ10−1,10−2,10−3,10−4と、コンデンサ20−1,20−2と、3相トランス33,34とを備え、電力系統40に接続される。
3相トランス33のオープン巻線構造の低圧巻線331の一方の端子にはコンデンサ20−1を電源とする3相PWMインバータ10−1の出力が接続され、他方の端子にはコンデンサ20−2を電源とする3相PWMインバータ10−2の出力が接続される。3相トランス34のオープン巻線構造の低圧巻線341の一方の端子にはコンデンサ20−1を電源とする3相PWMインバータ10−3の出力が接続され、他方の端子にはコンデンサ20−2を電源とする3相PWMインバータ10−4の出力が接続される。また、3相トランス33のオープン巻線構造の高圧巻線332の一方の端子は電力系統40に接続され、他方の端子は3相トランス34の高圧巻線342に接続される。
かかる構成により、3相PWMインバータ10−1,10−2,10−3,10−4は、3相トランス33,34を介して電力系統40に所定の無効電流を流すことができる。無効電力補償装置4は、無効電力補償装置2の4倍、無効電力補償装置3の2倍の数の3相PWMインバータを使用しているので、出力電流の高調波成分をより小さくできる可能性がある。
しかし、上記の無効電力補償装置2,3においては、出力電流に依然として比較的大きな高調波成分が残ってしまうという問題がある。
また、上記の無効電力補償装置4は、高調波成分を低減できる可能性があるが、3相トランスを2台使用しているため、コストや重量が増加してしまうという問題がある。
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、1台の3相トランスを使用して、電力系統に注入する無効電流の高調波成分を低減することが可能な無効電力補償装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る無効電力補償装置は、電力系統の無効電力を制御する無効電力補償装置であって、直流電圧を3相交流電圧に変換する複数の3相PWMインバータと、オープン巻線構造の複数の低圧巻線と、1つの高圧巻線とを有する3相トランスと、を備え、前記低圧巻線の両端にはそれぞれ2つの前記3相PWMインバータが直列に接続され、前記高圧巻線は電力系統に接続されることを特徴とする。
さらに、本発明に係る無効電力補償装置において、前記3相トランスは、オープン巻線構造の第1の低圧巻線及び第2の低圧巻線を有し、前記第1の低圧巻線の両端に接続された前記3相PWMインバータのキャリア波の位相差を90±12度の範囲とし、且つ前記第2の低圧巻線の両端に接続された前記3相PWMインバータのキャリア波の位相差を90±12度の範囲とすることを特徴とする。
さらに、本発明に係る無効電力補償装置において、前記第1の低圧巻線の一方に接続された前記3相PWMインバータと前記第2の低圧巻線の一方に接続された前記3相PWMインバータのキャリア波の位相差を180±33度の範囲とし、且つ前記第1の低圧巻線の他方に接続された前記3相PWMインバータと前記第2の低圧巻線の他方に接続された前記3相PWMインバータのキャリア波の位相差を180±33度の範囲とすることを特徴とする。
本発明によれば、1台の3相トランスを使用して、電力系統に注入する無効電流の高調波成分を低減することができるようになる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
1台の3相トランスを用いて無効電力補償装置の出力電流の高調波成分を低減するために、3相トランスを複数の低圧巻線と1つの高圧巻線とを有する構成とすることが考えられる。図2に、そのような無効電力補償装置の構成例を示す。図2に示す無効電力補償装置5は、3相PWMインバータ10−1,10−2と、コンデンサ20−1,20−2と、3相トランス35とを備え、電力系統40に接続される。3相トランス35は、低圧巻線351及び352と、高圧巻線353とを有する。
低圧巻線351にはコンデンサ20−1を電源とする3相PWMインバータ10−1の出力が接続され、低圧巻線352にはコンデンサ20−2を電源とする3相PWMインバータ10−2の出力が接続される。高圧巻線353は電力系統40に接続される。
かかる構成により、3相PWMインバータ10−1,10−2は、3相トランス35を介して電力系統40に所定の無効電流を流すことができる。無効電力補償装置5は、3相PWMインバータを2つ備えるため、3相PWMインバータ10−1と3相PWMインバータ10−2のスイッチングのタイミングを180度ずらすことで、出力電流の高調波成分を低減することができる。具体的には、無効電力補償装置2と比較すると、周波数がスイッチング周波数fcとその3倍の3fcにおいて、従来の無効電力補償装置2よりも高調波成分を低減することができる。しかし、依然として周波数2fcの高調波成分が無効電力補償装置2と同様に大きな値となる。
そこで、周波数がスイッチング周波数fcと、その2倍の2fcと、その3倍の3fcの全てにおいて高周波成分を低減するために、本発明に係る無効電力補償装置は以下に説明する構成とする。
図1は、本発明の無効電力補償装置の構成例を示す概略図である。図1に示す無効電力補償装置1は、3相PWMインバータ10−1,10−2,10−3,10−4と、コンデンサ(直流電源)20−1,20−2,20−3,20−4と、3相トランス30とを備え、電力系統40に接続される。電力系統40は、例えば6.6kVの配電系統である。
コンデンサ20−1,20−2,20−3,20−4は、無効電力補償装置1の外部に設けられてもよい。また、本実施形態では20−1,20−2,20−3,20−4をコンデンサとしているが、20−1,20−2,20−3,20−4はコンデンサに限定されるものではなく、直流電源であればよい。
3相PWMインバータ10−1は、複数のスイッチング素子を備えており、変調波(指令値)とキャリア波(例えば、三角波)との比較によるPWM制御により、スイッチング素子のオンオフ動作を制御し、コンデンサ20−1から入力された直流電圧を3相交流電圧に変換する。3相PWMインバータ10−2,10−3,10−4についても同様である。
3相トランス30は、オープン巻線構造の低圧巻線である第1の低圧巻線301及び第2の低圧巻線302と、1つの高圧巻線303とを有する。低圧巻線の数は2つに限定されるものではない。ただし、低圧巻線の増加に伴いコストが増加するため、図1に示すように低圧巻線の数は2つとするのが好適である。
低圧巻線の両端にはそれぞれ2つの3相PWMインバータが直列に接続される。すなわち、第1の低圧巻線301は、一方の端子にコンデンサ20−1を電源とする3相PWMインバータである3相PWMインバータ10−1の出力が接続され、他方の端子にコンデンサ20−2を電源とする3相PWMインバータ10−2の出力が接続される。第2の低圧巻線302は、一方の端子にコンデンサ20−3を電源とする3相PWMインバータである3相PWMインバータ10−3の出力が接続され、他方の端子にはコンデンサ20−4を電源とする3相PWMインバータ10−4の出力が接続される。
高圧巻線303は、電力系統40に接続される。なお、図1では高圧巻線303をスター結線として示しているが、デルタ結線であってもよい。
図3に、無効電力補償装置1の低圧巻線に印加される電圧の波形例を示す。図3(a)は、3相PWMインバータ10−1,10−2のスイッチング信号を生成するためのキャリア波において、3相PWMインバータ10−1のキャリア波と3相PWMインバータ10−2のキャリア波との位相差を0度とした場合の、第1の低圧巻線301に印加される電圧の波形例である。図3(b)は、3相PWMインバータ10−1のキャリア波と3相PWMインバータ10−2のキャリア波との位相差を90度とした場合の、第1の低圧巻線301に印加される電圧の波形例である。
図3(a)に比べて、図3(b)の方が電圧の高調波成分が低減されていることが分かる。つまり、オープン巻線構造の低圧巻線の両端に2つの3相PWMインバータを接続することにより、オープン巻線には該2つの3相PWMインバータが直列接続されたのと等価な電圧が印加されることになり、しかも各3相PWMインバータのキャリア波の位相差を90度とすることで、オープン巻線構造の第1の低圧巻線301に印加される電圧の高調波成分を低減することができる。
同様に、3相PWMインバータ10−3,10−4のスイッチング信号を生成するためのキャリア波において、3相PWMインバータ10−3のキャリア波と3相PWMインバータ10−4のキャリア波との位相差を90度とすることで、オープン巻線構造の第2の低圧巻線302に印加される電圧の高調波成分を低減することができる。したがって、無効電力補償装置1は、第1の低圧巻線301の両端に接続された3相PWMインバータ10−1,10−2のキャリア波の位相差を略90度とし、且つ第2の低圧巻線302の両端に接続された3相PWMインバータ10−3,10−4のキャリア波の位相差を略90度とする。
図3(c)は、さらに3相PWMインバータ10−1のキャリア波と3相PWMインバータ10−3のキャリア波との位相差を180度とし、且つ3相PWMインバータ10−2のキャリア波と3相PWMインバータ10−4のキャリア波との位相差を180度とした場合の第1の低圧巻線301及び第2の低圧巻線302の平均電圧の波形例である。この場合、図3(b)よりも更に高調波成分が低減されていることが分かる。この電圧が高圧巻線303に誘導される。
このように、3相トランス30は第1の低圧巻線301及び第2の低圧巻線302を備えることで、高圧側から見れば第1の低圧巻線301及び第2の低圧巻線302が並列接続されていることと等価となる。そのため、キャリア波の位相差を180度とすることで、第1の低圧巻線301に印加される高調波電圧と第2の低圧巻線302に印加される高調波電圧との位相差が180度となり、高圧巻線303から見ると高調波成分は低圧巻線同士でキャンセルしあうこととなり、高圧巻線303に誘導される電圧の高調波成分は非常に小さくなる。その結果、電力系統40に注入する無効電流の高調波成分を低減することができる。したがって、無効電力補償装置1は、第1の低圧巻線301の一方に接続された3相PWMインバータ10−1と第2の低圧巻線302の一方に接続された3相PWMインバータ10−3のキャリア波の位相差を略180度とし、且つ第1の低圧巻線301の他方に接続された3相PWMインバータ10−2と第2の低圧巻線302の他方に接続された3相PWMインバータ10−4のキャリア波の位相差を略180度とする。
図4は、本発明に係る無効電力補償装置1と、上述した無効電力補償装置2,3,5の出力電流の高調波成分を比較したグラフである。縦軸は高圧巻線に流れる電流の高調波成分をパーセントで示している。無効電力補償装置1においては、3相PWMインバータ10−1,10−2のキャリア波の位相差を90度とし、3相PWMインバータ10−3,10−4のキャリア波の位相差を90度とし、3相PWMインバータ10−1,10−3のキャリア波の位相差を180度とし、3相PWMインバータ10−2,10−4のキャリア波の位相差を180度としている。無効電力補償装置3においては、3相PWMインバータ10−1,10−2のキャリア波の位相差を90度としている。無効電力補償装置5においては、3相PWMインバータ10−1,10−2のキャリア波の位相差を180度としている。図4に示すグラフから、本発明に係る無効電力補償装置1は、周波数がスイッチング周波数fcと、その2倍の2fcと、その3倍の3fcの全てにおいて、無効電力補償装置2,3,5よりも高調波成分を低減できていることが分かる。
図5、6は、本発明に係る無効電力補償装置1の、キャリア波の位相差に対する出力電流の高調波成分を示すグラフである。図5は、3相PWMインバータ10−1,10−3のキャリア波の位相差を180度に固定し、3相PWMインバータ10−1,10−2のキャリア波の位相差、及び3相PWMインバータ10−3,10−4のキャリア波の位相差を同じ角度で0度から115度まで変化させた時の高調波成分を示す。横軸は3相PWMインバータ10−1,10−2、及び3相PWMインバータ10−3,10−4のキャリア波の位相差を示し、縦軸は図4と同様に高圧巻線に流れる電流の高調波成分をパーセントで示している。同図には総合歪率も示しており、該総合歪率特性の極小値接線と最大傾き接線との交点を変曲点とすると、変曲点が90±12度に存在することが分かる。よって図5から、3相PWMインバータ10−1,10−2のキャリア波の位相差を90±12度の範囲とするのが好適であることが分かる。同様に、3相PWMインバータ10−3,10−4のキャリア波の位相差も90±12度の範囲とするのが好適である。
図6では、3相PWMインバータ10−1,10−2のキャリア波の位相差を90度に固定し、3相PWMインバータ10−3,10−4のキャリア波の位相差も90度に固定し、3相PWMインバータ10−1,10−3のキャリア波の位相差、及び3相PWMインバータ10−2,10−4のキャリア波の位相差を同じ角度で0度から210度まで変化させた時の高調波成分を示す。横軸は3相PWMインバータ10−1,10−3、及び3相PWMインバータ10−2,10−4のキャリア波の位相差を示し、縦軸は図4と同様に高圧巻線に流れる電流の高調波成分をパーセントで示している。同図には総合歪率も示しており、該総合歪率特性の極小値接線と最大傾き接線との交点を変曲点とすると、変曲点が180±33度に存在することが分かる。よって図6から、3相PWMインバータ10−1,10−3のキャリア波の位相差を180±33度の範囲とするのが好適であることが分かる。同様に、3相PWMインバータ10−2,10−4のキャリア波の位相差も180±33度の範囲とするのが好適である。
また、本発明に係る無効電力補償装置1の3相トランス30の数は1台であるため、従来の無効電力補償装置4のようにコストや重量が増加することもない。また、従来の無効電力補償装置2,3の回路構成と比較すると、3相PWMインバータやコンデンサの数が増加しているが、それぞれの容量は1/4倍となっており、また出力電流の高調波成分を低減できることから、無効電力補償装置の出力端に装着するフィルタの小型化又は削除が可能となり、むしろ装置全体のコストを低減することができる。
さらに、図7〜9に示した従来の無効電力補償装置2,3,4では、3相PWMインバータが1つでも故障すれば運転を停止せざるを得ないが、図1に示した本発明に係る無効電力補償装置1においては、例えば3相PWMインバータ10−1又は10−2が故障しても、これらインバータの動作を停止させた上で、出力容量は半減するが3相PWMインバータ10−3,10−4で運転を継続することが可能となる。
上述の実施形態は代表的な例として説明したが、本発明の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換ができることは当業者に明らかである。例えば、低圧巻線の数が3つの場合も考えられる。その際も各巻線の両端に接続される2つの3相PWMインバータのキャリア波の位相差は90±12度の範囲とするのが好適である。一方、各低圧巻線をそれぞれ301,302,303とした場合で、低圧巻線301に接続された3相PWMインバータのキャリア波と低圧巻線302に接続された3相PWMインバータのキャリア波との位相差は120±22度の範囲が好適であり、低圧巻線302に接続された3相PWMインバータのキャリア波と低圧巻線303に接続された3相PWMインバータのキャリア波との位相差も120±22度の範囲とするのが好適であることは容易に類推できる。したがって、本発明は、上述の実施形態によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
このように、本発明によれば、電力系統に注入する無効電流の高調波成分を低減できるため、電力系統の無効電力を制御する任意の用途に有用である。
1 無効電力補償装置
10−1,10−2,10−3,10−4 3相PWMインバータ
20−1,20−2,20−3,20−4 コンデンサ
30 3相トランス
40 電力系統
301 第1の低圧巻線
302 第2の低圧巻線
303 高圧巻線
10−1,10−2,10−3,10−4 3相PWMインバータ
20−1,20−2,20−3,20−4 コンデンサ
30 3相トランス
40 電力系統
301 第1の低圧巻線
302 第2の低圧巻線
303 高圧巻線
Claims (3)
- 電力系統の無効電力を制御する無効電力補償装置であって、
直流電圧を3相交流電圧に変換する複数の3相PWMインバータと、
オープン巻線構造の複数の低圧巻線と、1つの高圧巻線とを有する3相トランスと、を備え、
前記低圧巻線の両端にはそれぞれ2つの前記3相PWMインバータが直列に接続され、前記高圧巻線は電力系統に接続されることを特徴とする無効電力補償装置。 - 前記3相トランスは、オープン巻線構造の第1の低圧巻線及び第2の低圧巻線を有し、
前記第1の低圧巻線の両端に接続された前記3相PWMインバータのキャリア波の位相差を90±12度の範囲とし、且つ前記第2の低圧巻線の両端に接続された前記3相PWMインバータのキャリア波の位相差を90±12度の範囲とすることを特徴とする、請求項1に記載の無効電力補償装置。 - 前記第1の低圧巻線の一方に接続された前記3相PWMインバータと前記第2の低圧巻線の一方に接続された前記3相PWMインバータのキャリア波の位相差を180±33度の範囲とし、且つ前記第1の低圧巻線の他方に接続された前記3相PWMインバータと前記第2の低圧巻線の他方に接続された前記3相PWMインバータのキャリア波の位相差を180±33度の範囲とすることを特徴とする、請求項2に記載の無効電力補償装置。
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CN115036979A (zh) * | 2022-08-10 | 2022-09-09 | 四川大学 | 基于开绕组电机的新能源发电及传动用电系统及控制方法 |
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CN115036979A (zh) * | 2022-08-10 | 2022-09-09 | 四川大学 | 基于开绕组电机的新能源发电及传动用电系统及控制方法 |
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