JP2019062637A - 電動アクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】センサに対するモータ部や減速機からの熱や異物の影響を低減できる電動アクチュエータを提供する。【解決手段】モータ部2と、モータ部2の回転運動を減速して伝達する減速機3と、モータ部2及び減速機3を収容するケーシング5と、ケーシング5に設けられモータ部2又は減速機3の回転角度を検出するセンサ19と、を備える電動アクチュエータであって、ケーシング5における、モータ部2及び減速機3が収容されている領域Tとセンサ19が設けられている領域Sとを隔離する隔壁部20をケーシング5に設けた。【選択図】図1

Description

本発明は、電動アクチュエータに関する。
バルブや産業ロボット等を回転操作する電動アクチュエータとして、例えば、特許文献1では、ステータ及びロータ等から成るモータ部と、モータ部の回転運動を減速して伝達する減速機と、モータ部の回転角度を検出するセンサ(ロータリーエンコーダ)とを備える回転式のアクチュエータが提案されている。
特開2013−72773号公報
ところで、特許文献1に記載のアクチュエータは、モータ部や減速機、センサがケーシングの同じ空間内に収容されているため、センサがモータ部や減速機からの熱の影響を受けたり、センサにグリースや摩耗粉等の異物が付着したりすることで、センサの性能が低下したり、故障したりする可能性がある。
そこで、本発明は、センサに対するモータ部や減速機からの熱や異物の影響を低減できる電動アクチュエータを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、モータ部と、モータ部の回転運動を減速して伝達する減速機と、モータ部及び減速機を収容するケーシングと、ケーシングに設けられモータ部又は減速機の回転角度を検出するセンサと、を備える電動アクチュエータであって、ケーシングにおける、モータ部及び減速機が収容されている領域とセンサが設けられている領域とを隔離する隔壁部をケーシングに設けたことを特徴とする。
このように、本発明に係る電動アクチュエータにおいては、隔壁部によって、モータ部及び減速機が収容されている領域とセンサが設けられている領域とが隔離されていることで、センサがモータ部や減速機からの熱の影響を受けたり、モータ部や減速機から飛散した異物がセンサに付着したりすることによるセンサ機能の低下や故障の虞を低減できるようになる。
また、隔壁部があることで、センサが設けられている領域内にポッティング材を充填しても、ポッティング材がモータ部や減速機に付着するのを防止できる。このため、センサが設けられている領域内にポッティング材を充填し、センサがポッティング材で覆われるようにすることで、外部からセンサが設けられている領域内への埃等の異物や水の侵入を防止できると共に、振動によるセンサへの影響も低減できるようになる。
また、センサとしては、減速機に設けられた磁石の磁束を検出して、正弦波の出力信号と余弦波の出力信号が得られるように構成された磁気センサを採用するのが望ましい。斯かるセンサを用いることで、レゾルバ等の回転角センサに比べて設置スペースを小さくすることができるので、電動アクチュエータの小型化を図れるようになる。磁石を設ける箇所は、減速機の入力回転体でもよいし、出力回転体であってもよい。
隔壁部を、断熱性を有する材料で構成することで、センサがモータ部や減速機から受ける熱の影響をより効果的に低減することが可能である。
モータ部は、360°未満の範囲で回転角度を制御されるものであってもよい。その場合、本発明に係る電動アクチュエータを、例えば、流体通路の開度を調整するバタフライバルブを回転駆動させる電動アクチュエータとして用いることができる。
本発明によれば、センサに対するモータ部や減速機からの熱や異物の影響を低減できるので、センサの性能を長期に亘って良好に維持することができるようになり、信頼性が向上する。
本発明の実施の一形態に係る電動アクチュエータの縦断面図である。 図1のA−A線で矢視した減速機の縦断面図である。 磁気センサが出力する正弦波の出力信号及び余弦波の出力信号の波形図である。 正弦波の出力信号及び余弦波の出力信号から算出される逆正接の波形図である。 本発明の他の実施形態に係る電動アクチュエータの縦断面図である。
以下、添付の図面に基づき、本発明について説明する。なお、本発明を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
図1は、本発明の実施の一形態に係る電動アクチュエータの縦断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る電動アクチュエータ1は、駆動源としてのモータ部2と、モータ部2回転運動を減速して伝達する減速機3と、モータ部2又は減速機3の回転角度を検出する回転角度検出装置4と、ケーシング5とを主要な構成要素とする。
モータ部2は、ステータ6とロータ7とからなる電動モータで構成される。ステータ6は、ケーシング5の内周面に回転しないように固定されており、軸方向に積層した複数の電磁鋼板で形成されたステータコア6aと、ステータコア6aに装着された絶縁材料からなるボビン6bと、ボビン6bに巻回されたステータコイル6cとで構成されている。ロータ7は、ステータ6の径方向内側に隙間を介して対向するように配置されており、環状のロータコア7aと、ロータコア7aの外周面に取り付けられた複数のマグネット7bと、ロータコア7aの内周面に固定された環状のインナヨーク(モータ部の出力軸)7cとで構成されている。インナヨーク7cは、ロータコア7aの内周側に配置された円筒部7c1と、円筒部7c1の軸方向一端部から外径方向に延びるフランジ部7c2と、円筒部7c1の軸方向他端部から内径方向に延びる円盤部7c3とで構成されている。ロータコア7aは、例えば軸方向に積層した複数の電磁鋼板で形成される。
ケーシング5は、組み立ての都合上、二分割されており、モータ部2や減速機3を収容する筒状のケース本体部8と、ケース本体部8の一端部(図1における左端部)の開口部を閉鎖するケース蓋部9とで構成されている。インナヨーク7cの円筒部7c1の内周面と、ケース本体部8内に設けられた円筒部8aの外周面との間には、軸受部材としてのすべり軸受10が配置されている。このように、インナヨーク7cとケース本体部8との間に介在するすべり軸受10によって、インナヨーク7cはケース本体部8に対して回転可能に支持されている。また、インナヨーク7cは、その円盤部7c3がケース蓋部9から軸方向に突出する凸部9aに対して接触することで、軸方向の位置決めがなされている。
ここで、図2は、図1のA−A線で矢視した減速機3の横断面図である。
以下、図1及び図2を参照しつつ減速機3の構成について説明する。
減速機3は、入力回転体としての太陽ギヤ11と、太陽ギヤ11の外周に配置された軌道リングとしてのリングギヤ12と、太陽ギヤ11とリングギヤ12との間に回転可能に配置された遊星回転体しての複数の遊星ギヤ13と、各遊星ギヤ13を保持するキャリア14と、キャリア14に対して一体的に設けられた出力回転体15とを有する、遊星ギヤ減速機である。
太陽ギヤ11は、インナヨーク7cに対して同軸上に固定され、インナヨーク7cと一体的に回転する。リングギヤ12は、ケース本体部8の円筒部8aの内周面に対して回転しないように固定されている。各遊星ギヤ13は、太陽ギヤ11とリングギヤ12との間に配置され、これらと噛み合うように組み付けられている。また、各遊星ギヤ13は、ピン16を介してキャリア14に対して回転可能に取り付けられている。キャリア14は、半径方向に延び、ピン16を介して遊星ギヤ13が取り付けられた円盤部14aと、円盤部14aの中央部から太陽ギヤ11と同軸上に延びる筒状の軸部14bとを有する。軸部14bの一端部は、ケーシング5から軸方向外側へ突出しており、この外側へ突出する端部に出力回転体15が一体的に回転するように取り付けられている。出力回転体15には、操作対象となる使用機器に設けられた操作軸等が連結される。
キャリア14の軸部14b内には、太陽ギヤ11の軸部11bが挿入されている。この太陽ギヤ11の軸部11bは、外周面に遊星ギヤ13と噛み合う歯が形成されたギヤ部11aとは別に設けられている部分である。このように、太陽ギヤ11の軸部11bがキャリア14の軸部14b内に挿入されていることで、キャリア14は、太陽ギヤ11によって回転可能に支持されている。また、太陽ギヤ11の軸部11bの外周面には、凹部11cが形成されている。この凹部11cの箇所では、キャリア14の軸部14bに対して太陽ギヤ11の軸部11bが非接触となる。このように、凹部11cを形成することで、太陽ギヤ11とキャリア14との接触面積が少なくなり摩擦抵抗が低減するので、太陽ギヤ11とキャリア14との相対的回転がより円滑に行えるようになる。また、キャリア14の軸部14bの外周面とケース本体部8の内周面との間には環状のシール部材26が設けられ、外部からの異物が電動アクチュエータ1内に入らないように封止されている。
上記の如く構成された電動アクチュエータ1において、モータ部2が駆動を開始し、ロータ7(インナヨーク7c)が回転すると、インナヨーク7cと一体的に太陽ギヤ11が回転する。そして、太陽ギヤ11が回転すると、複数の遊星ギヤ13が自転しながらリングギヤ12に沿って公転することで、キャリア14及び出力回転体15が減速されて回転する。
続いて、回転角度検出装置4の構成について説明する。
図1に示すように、回転角度検出装置4は、太陽ギヤ11に設けられ回転方向にS極とN極の異なる磁極に着磁された一対の磁石17,18と、センサ基板22を介してケース蓋部9に設けられた磁気センサ19とを有する。本実施形態では、ケース蓋部9に予め樹脂製の円柱部分(突起部)9bが設けられており、この円柱部分9bをセンサ基板22に設けられた貫通孔に挿通した状態で、円柱部分9bの先端部に加熱された専用の工具を押し当てて、円柱部分9bの先端部を溶かして変形させることで、センサ基板22をケース蓋部9に対して固定している。
一対の磁石17,18は、太陽ギヤ11に設けられているので、モータ部2が駆動してインナヨーク7cと太陽ギヤ11とが回転すると、各磁石17,18が太陽ギヤ11と一体的に回転する。このとき、回転する各磁石17,18の磁束を磁気センサ19が検出する。磁気センサ19は、回転方向に所定の位相差(例えば、90°)を設けて配置された2つの磁気検出素子を有しており、これらによって検出された磁束から図3に示すような正弦波αの出力信号と余弦波βの出力信号が得られる。そして、これらの出力信号の大小関係から場合分けをして、回転角度を算出する。詳しくは、図3に示す正弦波αの出力信号と余弦波βの出力信号から逆正接Arctanθ(=tan−1(sinθ/cosθ))を算出する。この逆正接Arctanθは、図4に示すように、実角度に対する算出角度の波形γが直線性を有する特性を有することから、これを用いて角度演算を行うことで、太陽ギヤ11又はインナヨーク7cの回転角度を把握することができる。
また、本実施形態に係る電動アクチュエータでは、その出力軸(減速機3の出力回転体15)の可動範囲(最大回転角度)をθ°とすると、減速機の減速比は360°/θ°未満となるように設定されている。例えば、電動アクチュエータの出力軸の可動範囲が90°であるとすると、減速機の減速比は360°/90°=4未満に設定される。
このように、本実施形態に係る電動アクチュエータでは、減速機の減速比を360°/θ°未満となるように設定することで、操作対象の回転操作に必要なモータ部の回転範囲を、360°未満の範囲で制御できるようになる。この場合、モータ部の絶対角度位置を検出することで操作対象の絶対値(回転角度)を推定することができるようになるので、回転角度検出装置として、上記のような正弦波の出力信号と余弦波の出力信号とが得られる磁気センサを用いることができるようになる。斯かるセンサは、レゾルバ等の回転角センサに比べて設置スペースを小さくすることができるので、電動アクチュエータの小型化に有利となる。また、本実施形態のように、モータ部の回転範囲を360°未満の範囲で制御する構成は、例えば、流体通路の開度を調整するバタフライバルブなどを駆動させる電動アクチュエータに適用が可能である。
ここで、図1に示すように、本実施形態に係る電動アクチュエータ1においては、一対の磁石17,18と磁気センサ19との間に隔壁部20が設けられている。そして、この隔壁部20によって、ケーシング5における、モータ部2及び減速機3が収容されている領域Tと磁気センサ19が設けられている領域Sとが空間を共有しないように隔離されている。
このような隔壁部20を設けることで、モータ部2から発熱があったり、操作対象である使用機器からの熱が減速機3を介して電動アクチュエータ1内に伝達されたりしても、これらの熱による磁気センサ19への影響を低減することができる。また、モータ部2や減速機3からグリースや摩耗粉等の異物が飛散したとしても、磁気センサ19への異物の付着も防止できる。特に、本実施形態のように、インナヨーク7cがケース蓋部9の凸部9aに対して摺動する構成においては、磁気センサ19の付近で摩耗粉が発生することが考えられるが、隔壁部20があることで、磁気センサ19への摩耗粉の付着を確実に防止できる。
このように、隔壁部を設けることで、モータ部や減速機からの熱や異物が磁気センサへ与える影響を低減することができるので、磁気センサの性能を長期に亘って良好に維持することができ、信頼性の高い電動アクチュエータを提供することができる。なお、隔壁部を設けても、回転角度検出用の磁石の磁束は隔壁部によって完全に遮断されることはないので、磁気センサによる磁束の検出は可能である。また、本実施形態では、ケース蓋部に隔壁部が一体に設けられているが、ケース蓋部と隔壁部とを別体で構成してもよい。また、磁気センサへの熱の影響をより効果的に低減するために、隔壁部は、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PA(ポリアミド)等の断熱性を有する材料で構成されることが好ましい。
また、隔壁部を設けることの別の利点として、図1に示すように、磁気センサ19が設けられている領域Sにポッティング材21を充填することができる。すなわち、隔壁部20があることで、ポッティング材21がモータ部2や減速機3に付着するのを防止できる。ポッティング材21を充填することで、外部からの埃等の異物や水の侵入を防止できると共に、振動による磁気センサ19への影響(故障等)も低減できる。
本実施形態では、図1に示すように、磁気センサ19が隔壁部20に対して隙間をあけて(非接触に)配置されており、ポッティング材21が磁気センサ19の周囲及び隔壁部20との隙間に充填されることで磁気センサ19を覆っている。また、ポッティング材21は、センサ基板22に設けられた図示しない充填口から磁気センサ19が設けられている領域S内に充填される。ポッティング材21としては、一液硬化性又は二液硬化性のエポキシ樹脂やウレタン樹脂等を用いることができ、ポッティング材21は充填された後、常温で放置される、あるいは加熱されることで硬化する。
続いて、本発明の電動アクチュエータの他の実施形態について、上記実施形態とは異なる部分を中心に説明する。なお、以下に説明する実施形態において、上記実施形態と基本的に同様の機能あるいは形状の部材については、同一の符号を付すことによりその説明を省略する。
図5は、本発明の他の実施形態に係る電動アクチュエータの縦断面図である。
図5に示す電動アクチュエータ1は、出力回転体15を、太陽ギヤ11のギヤ部11aの内周にまで延ばし、その延ばした部分の先端部に、上記回転角度検出用の磁石17,18を設けている。このように、磁石17,18が出力回転体15に設けられていることで、出力回転体15の回転角度を直接検出することができるようになる。
また、図5に示す電動アクチュエータ1においては、モータ部2の回転角度を検出するために、S極とN極の異なる磁極に着磁された別の磁石23,24がインナヨーク7cに設けられ、ケース蓋部9に磁石23,24の磁束を検出するセンサとしてのホールIC25が設けられている。このように、本実施形態では、出力回転体15の回転角度を検出する磁気センサ19に加え、モータ部2の回転角度を検出するホールIC25が設けられていることで、出力回転体15の回転角度の制御をより高精度に行うことができるようになる。
また、図5に示すように、本実施形態では、ホールIC25が磁気センサ19と同じ空間S内に設けられており、これらセンサが設けられている領域Sと、モータ部2及び減速機3が収容されている領域Tとが隔壁部20によって隔離されている。これにより、モータ部や減速機からの熱や異物などの各センサ(磁気センサ及びホールIC)への影響を低減することができ、各センサの性能を長期に亘って良好に維持することができる。
また、磁気センサ19及びホールIC25は、共にポッティング材21によって覆われているので、外部から各センサが設けられている領域への異物や水の侵入を防止できると共に、振動による各センサへの影響も低減することができる。
以上のように、本発明の各実施形態に係る電動アクチュエータにおいては、隔壁部によって、モータ部及び減速機が収容されている領域とセンサが設けられている領域とが隔離されていることで、センサがモータ部や減速機からの熱の影響を受けたり、モータ部や減速機から飛散した異物がセンサに付着したりすることによるセンサ機能の低下や故障の虞を低減できるようになる。また、隔壁部があることで、センサが設けられている領域内にポッティング材を充填することができるので、外部からセンサが設けられている領域内への埃等の異物や水の侵入を防止できると共に、振動によるセンサへの影響も低減できるようになる。このように、上記各実施形態に係る電動アクチュエータにおいては、センサの性能を長期に亘って良好に維持することができるようになり、信頼性が向上する。
以上、本発明に係る電動アクチュエータの実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことである。
上記実施形態では、電動モータとして、ステータとロータとが径方向に隙間を介して対向するように配置されたラジアルギャップ型の電動モータを例示したが、任意の構成のモータを採用することができる。例えば、ステータとロータとが軸方向に隙間をもって対向するように配置されたアキシャルギャップ型の電動モータであってもよい。また、上記実施形態では、電動モータを中空モータで構成し、その内周側に減速機を配置することで、電動アクチュエータ全体の軸方向寸法を小型化しているが、中空モータ以外の電動モータを用いてもよい。
また、上記実施形態では、減速機として遊星ギヤ減速機を例示したが、減速機はこれに限らない。例えば、モータ部と一体的に回転する入力回転体としての太陽ローラと、太陽ローラの外周に配置された軌道リングと、太陽ローラと軌道リングとの間に回転可能に配置された遊星回転体しての複数の遊星ローラと、各遊星ローラを保持するキャリアとを有する、トラクションドライブ式の遊星減速機を採用してもよい。また、遊星減速機以外の構成を有する減速機を使用することも可能である。
1 電動アクチュエータ
2 モータ部
3 減速機
4 回転角度検出装置
5 ケーシング
17 磁石
18 磁石
19 磁気センサ
20 隔壁部
21 ポッティング材
23 磁石
24 磁石
25 ホールIC(センサ)

Claims (8)

  1. モータ部と、前記モータ部の回転運動を減速して伝達する減速機と、前記モータ部及び前記減速機を収容するケーシングと、前記ケーシングに設けられ前記モータ部又は前記減速機の回転角度を検出するセンサと、を備える電動アクチュエータであって、
    前記ケーシングにおける、前記モータ部及び前記減速機が収容されている領域と前記センサが設けられている領域とを隔離する隔壁部を前記ケーシングに設けたことを特徴とする電動アクチュエータ。
  2. 前記センサが設けられている領域内にポッティング材が充填され、前記センサが前記ポッティング材で覆われている請求項1に記載の電動アクチュエータ。
  3. 前記センサを、前記減速機に設けられた磁石の磁束を検出して、正弦波の出力信号と余弦波の出力信号が得られるように構成された磁気センサとした請求項1又は2に記載の電動アクチュエータ。
  4. 前記磁石を、前記減速機の入力回転体に設けた請求項3に記載の電動アクチュエータ。
  5. 前記磁石を、前記減速機の出力回転体に設けた請求項3に記載の電動アクチュエータ。
  6. 前記隔壁部を、断熱性を有する材料で構成した請求項1から5のいずれか1項に記載の電動アクチュエータ。
  7. 前記モータ部は、360°未満の範囲で回転角度を制御されるものである請求項1から6のいずれか1項に記載の電動アクチュエータ。
  8. 流体通路の開度を調整するバタフライバルブを回転駆動させる電動アクチュエータとして用いられる請求項1から7に記載の電動アクチュエータ。
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