JP2019062050A - 半導体装置およびそれを用いたシステム - Google Patents

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好広 矢野
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Masakatsu Uneme
昌克 釆女
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裕介 庄島
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Abstract

【課題】システムの立ち上がり時間の短縮化を図ることが可能な半導体装置を提供する。【解決手段】複数の機能を備える半導体装置100は、端子101と、複数の状態のうちのいずれか1つの状態を表す第1信号Fuse[n:0]と、複数の機能から機能を特定する第2信号Fsel[m:0]に基づいて動作する選択回路であって、第1信号が第1状態を表すとき、端子を用いる機能を、電源投入直後から、第1信号の第1状態によって選択し、第1信号が第2状態を表すとき、第2信号に従って、端子を用いる機能を選択する選択回路103を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置およびそれを用いたシステムに関し、例えば複数の機能を備えたマイクロコンピュータ(以下、プロセッサと称する)のような半導体装置およびそれを用いたシステムに関する。
半導体装置を用いたシステムは、例えばボードと、ボードに実装された複数の半導体装置と、ボードに形成され、半導体装置の端子間を接続する信号配線を備えており、複数の半導体装置の組合せによって所望の機能を達成する。
複数の機能を備えたプロセッサのような半導体装置においては、小型化を図るために、複数の機能で端子を兼用することが知られている。以下、このような複数の機能で兼用される端子をマルチプレクス端子とも称する。この場合、例えばユーザが、複数の機能から所望の機能を選択し、選択した機能でマルチプレクス端子が使われるようにする。このような技術として、レジスタ選択方式が知られている。レジスタ選択方式においては、複数の機能から機能を選択する選択レジスタが、半導体装置に設けられる。ユーザが選択レジスタに所望の機能を特定する選択データを設定すると、選択データによって特定された機能で、マルチプレクス端子が用いられるようになる。
マルチプレクス端子は、選択した機能に従って、信号を出力する出力端子あるいは信号を入力する入力端子として機能することになる。ボードに実装された半導体装置のマルチプレクス端子を、例えば出力端子として機能させ、信号配線を介して他の半導体装置の入力端子に接続した場合、ボードに実装された半導体装置に給電をした直後では、マルチプレクス端子における電圧が不定となり、誤動作等が発生する可能性がある。そのため、マルチプレクス端子の電圧が、予め定めた電圧となるように、マルチプレクス端子と電源配線(電圧配線または接地電圧配線)との間にプルアップ抵抗あるいはプルダウン抵抗を接続することが知られている。このプルアップ抵抗あるいはプルダウン抵抗も、半導体装置とともにボードに実装される。
また、選択した機能でマルチプレクス端子を用いるようにする技術ではないが、フューズオプション方式を用いた機能選択回路を備えた半導体装置が、例えば特許文献1に記載されている。
特開2005−252060号公報
ボードにプルアップ抵抗あるいはプルダウン抵抗のような電圧設定回路を実装することは、ユーザの負担増加に繋がる。また、電圧設定回路はシステムの価格上昇に繋がる。
また、レジスタ選択方式では、給電時等(電源投入時等)において、所望の機能を特定する選択データを半導体装置に設定することが要求されるため、システムの立ち上がり時間が遅くなると言う課題もある。
特許文献1には、その図1を参照して説明すると、フューズ141を切断することにより機能を切り替え、フューズ241を切断することにより、フューズ141を切断する前の機能に戻す技術が記載されている。しかしながら、マルチプレクス端子は記載されておらず、選択データで動的に機能が変更される半導体装置も記載されていない。そのため、特許文献1では、上記したユーザの負担増加に関する課題および上記したシステムの立ち上がり時間に関する課題も認識されていない。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態に係わる半導体装置を述べると、次のとおりである。
すなわち、複数の機能を備える半導体装置は、端子と、複数の状態のうちのいずれか1つの状態を表す第1信号と、複数の機能から機能を特定する第2信号とに基づいて動作する論理回路を備えている。ここで、論理回路は、第1信号が第1状態を表すとき、端子の特性または端子を用いる機能を、電源投入直後から、第1信号の第1状態によって定める。一方、第1信号が第2状態を表すとき、論理回路は、第2信号に従って、端子の特性または端子を用いる機能を定める。
第1信号が第1状態を表しているとき、端子の特性または端子を用いる機能が、電源投入直後から、第1信号の第1状態によって定められる。そのため、機能を特定する第2信号を用いなくても、端子の特性または端子を用いる機能を定めることが可能となり、システムの立ち上がり時間の短縮化を図ることが可能となる。また、電源投入直後から、端子の特性または端子を用いる機能が定まるため、電源投入直後から、機能に従って端子の電圧を定めることが可能となり、電圧設定回路を端子に接続しなくても、誤動作の発生を防ぐことが可能となる。
一方、第1信号が第2状態を表しているとき、端子の特性または端子を用いる機能が、第2信号によって定められる。そのため、第2信号によって、端子の特性または機能を任意に定めることが可能となる。
一実施の形態においては、端子は、マルチプレクス端子であり、第1信号の状態は、半導体装置に設けられたフューズ等の不揮発性の端子設定回路に予め設定される。一方、第2信号は、半導体装置の外部から供給される。マルチプレクス端子を用いる機能は、半導体装置の外部から供給する第2信号によって、複数の機能から選択することが可能である。
すなわち、端子設定回路に、第1信号の第2状態を設定しておくことにより、マルチプレクス端子を用いる機能を、第2信号によって動的に変更することが可能である。一方、ユーザがシステムを製造する際には、マルチプレクス端子を用いる機能は、既にユーザが定めている。そのため、マルチプレクス端子を用いる機能を動的に変更することは要求されない。一実施の形態においては、システムを製造するのに際して、ユーザが定めた機能を特定する第1信号の第1状態が、端子設定回路に設定される。これにより、製造されたシステムにおいては、システムの立ち上がり時間の短縮化を図ることが可能となり、電圧設定回路を実装しなくても誤動作の発生を防ぐことが可能である。すなわち、マルチプレクス端子を用いる機能を動的に変更することを可能としながら、システムの立ち上がり時間の短縮化とユーザの負担低減を図ることが可能となる。
一実施の形態によれば、システムの立ち上がり時間の短縮化を図ることが可能な半導体装置を提供することができる。
実施の形態1に係わる半導体装置の要部の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係わる選択回路の機能を示す図である。 実施の形態1に係わるシステムの構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係わる半導体装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1の変形例に係わる入出力モジュールの構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係わる半導体装置の要部の構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係わる半導体装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係わる半導体装置を説明するための図である。 実施の形態3に係わる半導体装置を説明するための図である。 実施の形態3に係わる半導体装置の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の各実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、開示はあくまでも一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。
また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
(実施の形態1)
<半導体装置の要部の構成>
図1は、実施の形態1に係わる半導体装置の要部の構成を示すブロック図である。半導体装置100は、プロセッサ等の複数の回路ブロックを備えているが、図1には説明に必要な回路ブロックのみが描かれている。
図1において、101は端子、102は機能選択回路、103は選択回路、104は端子機能選択レジスタ、105は端子設定回路を示している。端子101を介して、半導体装置100内の回路ブロックと半導体装置100の外部との間で、信号の送受信が行われる。機能選択回路102には選択回路103から選択信号Dec_Oが供給され、機能1〜Nのなかから、選択信号Dec_Oによって特定される機能を選択し、選択した機能が端子101を用いることができるようにする。従って、端子101は、複数の機能1〜Nによって兼用されるマルチプレクス端子である。例えば、選択信号Dec_Oによって機能1が特定されている場合、機能選択回路102は、機能1がマルチプレクス端子101を用いることができるようにする。このとき、機能選択回路102は、選択信号Dec_Oによって特定されていない機能、例えば機能2〜Nは、マルチプレクス端子101を用いることができないようにする。すなわち、マルチプレクス端子101は、機能1〜Nによって排他的に用いられることになる。
端子設定回路105は、複数の状態のうちの1つの状態を表す第1信号Fuse[n:0]を出力する。また、端子機能選択レジスタ104は、機能1〜Nから機能を特定する第2信号Fsel[m:0]を出力する。選択回路103は、第1信号Fuse[n:0]と第2信号Fsel[m:0]とに基づいて動作し、選択信号Dec_Oを出力する。
端子設定回路105は、特に制限されないが、この実施の形態では、n+1個(F0〜Fn)のフューズを備えており、フューズF0〜Fnの状態の組み合わせによって、第1信号Fuse[n:0]が表す状態(状態データ)が定まる。
より具体的に述べると、第1信号Fuse[n:0]は、ビットFuse[0]〜ビットFuse[n]までのn+1ビットで構成されており、それぞれのビットの論理値が、対応するフューズの状態によって定まる。例えば、第1信号Fuse[n:0]のビットFuse[0]の論理値は、対応するフューズF0が切断されているか否か(未切断か)によって定まる。フューズF0が切断されていれば、例えば、ビットFuse[0]の論理値は“1”となり、切断されていなければ、ビットFuse[0]の論理値は“0”となる。残りのビットFuse[1]〜Fuse[n]も同様に、対応するフューズF1〜Fnの状態(切断または未切断)によって、論理値が定まる。第1信号Fuse[n:0]におけるn+1ビットの論理値の組合せが、第1信号Fuse[n:0]の表す状態に相当する。n+1ビットの論理値の組合せは、複数存在するが、フューズの状態によって、1つの組合せに定まることになる。そのため、端子設定回路105は、複数の状態のうち、フューズF0〜Fnによって定まる1つの状態を表す第1信号Fuse[n:0]を出力することになる。
端子機能選択レジスタ104は、半導体装置100の外部から選択データが設定され、設定された選択データを、第2信号Fsel[m:0]として出力する。第2信号Fsel[m:0]は、特に制限されないが,第1信号Fuse[n:0]と同様に、複数のビットで構成されている。ここでは、第2信号Fsel[m:0]は、m+1ビットで構成されているものとする。半導体装置100の外部から機能を特定する場合、機能に対応した選択データが、端子機能選択レジスタ104に設定される。これにより、端子機能選択レジスタ104からは、機能を特定する論理値の組合せとなった第2信号Fsel[m:0]が出力される。
選択回路103は、特に制限されないが、この実施の形態においては、デコーダによって構成されている。このデコーダは、後で図2を用いて詳しく説明するが、第1信号の状態を判定し、判定の結果に従って、第1信号Fuse[n:0]のデコード結果または第2信号Fsel[m:0]を、選択信号Dec_Oとして出力する。これにより、機能選択回路102は、第1信号Fuse[n:0]のデコード結果または第2信号Fsel[m:0]によって特定された機能を選択し、選択した機能でマルチプレクス端子101が利用できるようにする。
<<選択回路>>
図2は、実施の形態1に係わる選択回路103の機能を示す図である。選択回路103を構成するデコーダには、デコーダ入力として、第1信号Fuse[n:0]が供給される。上記したように、第1信号Fuse[n:0]は、ビットFuse[0]〜ビットFuse[n]によって構成されており、ビットFuse[0]〜ビットFuse[n]の論理値は、フューズF0〜Fnの状態によって定まる。
同図において、ST0〜STNは、第1信号Fuse[n:0]によって表される状態を示している。例えば、ビットFuse[0]〜ビットFuse[n]の論理値が、全て“0”であれば、第1信号Fuse[n:0]は、状態ST0を表し、ビットFuse[0]〜ビットFuse[n]の論理値が、全て“1”であれば、第1信号Fuse[n:0]は、状態STNを表す。この実施の形態において、デコーダは、第1信号Fuse[n:0]が、状態ST0を表しているか、状態ST0以外の状態ST1〜STNを表しているかを判定し、異なる動作を行う。ここでは、状態ST1〜STNを第1状態S1とし、状態ST0を第2状態S2として説明する。また、図2から理解されるように、第2状態S2に含まれる状態の数は1個であり、第1状態S1に含まれる状態の数(N個)よりも少ない。
第1信号Fuse[n:0]が第1状態S1を表しているとき、デコーダは第1信号Fuse[n:0]をデコードし、デコードの結果を、選択信号Dec_Oとして出力する。例えば、第1信号Fuse[n:0]が状態ST1を表しているとき、デコードにより、デコーダは、機能1を特定する選択信号Dec_Oを出力する。また、第1信号Fuse[n:0]が状態ST2を表しているとき、デコードにより、デコーダは、機能2を特定する選択信号Dec_Oを出力する。以下、同様にして、デコーダは、第1信号Fuse[n:0]によって表される状態ST2〜STNに対応する機能2〜Nを特定する選択信号Dec_Oを出力する。
これに対して、第1信号Fuse[n:0]が第2状態S2を表しているとき、デコーダは、端子機能選択レジスタ104から出力されている第2信号Fsel[m:0]を選択し、選択信号Dec_Oとして出力する。
これにより、第1信号Fuse[n:0]が第1状態S1を表すように、フューズF0〜Fnの状態を設定した場合には、フューズF0〜Fnの状態によって、マルチプレクス端子101を利用する機能が選択されるようになる。一方、第1信号Fuse[n:0]が第2状態S2を表すように、フューズF0〜Fnの状態を設定した場合には、半導体装置100の外部から設定した選択データによって、マルチプレクス端子101を利用する機能が選択することが可能となる。
ここでは、第1信号Fuse[n:0]が第2状態S2を表すとき、第2信号Fsel[m:0]が選択信号Dec_Oとして出力されるように説明したが、これに限定されるものではない。例えば、第2信号Fsel[m:0]を、第1信号Fuse[n:0]と同様に、デコーダでデコードして、デコード結果が選択信号Dec_Oとして出力されるようにしてもよい。
<半導体装置を用いたシステム>
半導体装置100のより具体的な構成を説明する前に、半導体装置100を用いたシステムを説明する。図3は、実施の形態1に係わるシステムの構成を示すブロック図である。同図において、200は、プリント基板のようなボード201と、ボード201に実装された複数の半導体装置とを備えたシステムを示している。同図では説明を容易にするために、2個の半導体装置100_1、100_2のみが示されている。
ここでは、2個の半導体装置100_1、100_2のうち、半導体装置(第1半導体装置)100_1が、図1で示した半導体装置100に相当するものとして説明する。半導体装置100_1および100_2のそれぞれは、複数の端子を備えているが、同図には説明に必要な端子のみが描かれている。101_0〜101_nは、半導体装置100_1に設けられたマルチプレクス端子を示し、202Pおよび202Gは、半導体装置100_1に設けられた電源端子を示している。また、203_0〜203_nは、半導体装置(第2半導体装置)100_2に設けられた端子を示し、203Pおよび203Gは、半導体装置100_2に設けられた電源端子を示している。
ボード201には、電源電圧配線VLPおよび接地電圧配線VLGが形成されている。半導体装置100_1、100_2の電源端子202P、203Pは、電源電圧配線VLPに接続され、半導体装置100_1、100_2の電源端子202G、203Gは、接地電圧配線VLGに接続されている。この電源電圧配線VLPおよび接地電圧配線VLGに電源電圧Vcおよび接地電圧Vsが給電されることにより、半導体装置100_1および100_2に電源電圧Vcおよび接地電圧Vsが給電され、それぞれの半導体装置が動作を開始する。すなわち、電源電圧Vcの投入により、それぞれの半導体装置が動作を開始する。
マルチプレクス端子101_0は、ボード201に形成された信号配線によって端子203_0に接続され、マルチプレクス端子101_1および101_nは、信号配線によって端子203_1および203_nに接続されている。ここでは、マルチプレクス端子(第1端子)101_0は、信号を出力する出力端子として機能するように設定され、マルチプレクス端子(第2端子)101_1および101_nは、信号を入力する入力端子として機能するように設定されているものとして説明する。また、マルチプレクス端子101_0は、出力端子として機能するように設定されたとき、ハイインピーダンス状態を取ることが可能とされているものとする。すなわち、マルチプレクス端子101_0は、出力する信号に応じた電圧またはハイインピーダンスの状態になる。この場合、端子203_0は、信号を入力する入力端子であり、端子203_1および203_nは信号を出力する出力端子である。
電源電圧Vcが給電され、半導体装置100_1および100_2が動作している動作状態では、マルチプレクス端子101_0を介して、半導体装置100_1からの出力信号が、端子203_0を介して半導体装置100_2に入力される。また、動作状態では、半導体装置100_2の端子203_1、203_nを介して、半導体装置100_2からの出力信号が、マルチプレクス端子101_1、101_nを介して半導体装置100_1に入力される。これにより、半導体装置100_1および100_2は、それぞれ入力した信号に応じた動作を実行する。
同図において、Rpはマルチプレクス端子101_1と電源電圧配線VLPとの間に接続されたプルアップ抵抗であり、Rdはマルチプレクス端子101_nと接地電圧配線VLGとの間に接続されたプルダウン抵抗を示している。
電源電圧Vcの投入の直後では、半導体装置100_2の端子202_1および202_nにおける電圧が不定となる恐れがある。入力端子として機能するように設定されるマルチプレクス端子101_1および101_nに、不定の電圧が供給されると、半導体装置100_1が誤動作することが考えられる。そのため、電源電圧Vcの投入時においても、マルチプレクス端子101_1および101_nに、誤動作を防ぐような所定の電圧を供給するように、プルアップ抵抗Rpまたはプルダウン抵抗Rdが、端子の電圧を設定する電圧設定回路としてボード201に実装され、マルチプレクス端子101_1、101_nに接続されている。
誤動作を防ぐために端子に供給する電圧が電源電圧Vcであるか接地電圧Vsであるかは、端子毎に異なるため、システムを製造するユーザが、端子毎にプルアップ抵抗Rpまたはプルダウン抵抗Rdを選択し、選択した抵抗をボード201に実装し、端子に接続すると言う外付けの作業が発生することになる。
この実施の形態においては、第1信号Fuse[n:0]により表される状態が第1状態S1となるように、電源電圧Vcの投入よりも前に、フューズF0〜Fnの状態が設定される。これにより、電源電圧Vcの投入の直後において、マルチプレクス端子101_0は、第1信号Fuse[n:0]により特定される機能の出力端子として動作することになり、マルチプレクス端子101_0における電圧が不定となる期間を短くすることが可能となる。その結果、マルチプレクス端子101_0および端子203_0には、プルアップ抵抗Rpもプリダウン抵抗Rdも接続されていない。これにより、ユーザの外付け作業を低減することが可能となるとともに、コストの低減も図ることが可能である。
<半導体装置の構成>
次に半導体装置100(図3では、100_1)を、より詳しく説明する。図4は、この実施の形態に係わる半導体装置100の構成を示すブロック図である。半導体装置100は、回路ブロックとして、プロセッサCPUと複数の機能モジュールMOD1〜MOD4を備えている。機能モジュールMOD1〜MOD4としては、例えばLCD(Liqiid Crystal Display)を制御するLCDモジュール、シリアル通信を実行するシリアル通信モジュール、タイマー機能を提供するタイマーモジュールおよびSDRAMを制御するSDRAM制御モジュール等がある。これらの機能モジュールMOD1〜MOD4によって、図1および図2に示した機能1〜Nが提供される。
同図において、101_0〜101_nおよび202_0〜202_nは、半導体装置100に設けられた端子を示している。この実施の形態においては、これらの端子のうち、端子101_0〜101_nがマルチプレクス端子である。また、IOM0〜IOMnは、マルチプレクス端子101_0〜101_nと、機能モジュールとの間に接続された入出力モジュールである。より具体的に述べると、入出力モジュールIOM0〜IOMnは、対応するマルチプレクス端子と、対応するマルチプレクス端子を兼用する複数の機能を提供する複数の機能モジュールとの間に接続されている。
同図に示した例では、入出力モジュールIOM0は、マルチプレクス端子101_0に対応し、このマルチプレクス端子101_0を兼用する機能モジュールMOD1〜MOD3とマルチプレクス端子101_0との間に接続されている。また、入出力モジュールIOM1は、マルチプレクス端子101_1に対応し、このマルチプレクス端子101_1を兼用する機能モジュールMOD1〜MOD3とマルチプレクス端子101_1との間に接続されている。さらに、入出力モジュールIOMnは、マルチプレクス端子101_nに対応し、このマルチプレクス端子101_nを兼用する機能モジュールMOD2、MOD4とマルチプレクス端子101_nとの間に接続されている。入出力モジュールIOM0〜IOMnは、同様な構成を有しているので、同図には入出力モジュールIOM0のみ詳しい構成が示されている。
プロセッサCPU、機能モジュールMOD1〜MOD4、入出力モジュールIOM0〜IOMnは、内部バスIBSに接続されている。また、内部バスIBSは端子202_0、202_1が接続されている。プロセッサCPUは、内部バスIBSおよび端子202_0、202_1等を介して半導体装置100の外部との間でデータの送受信を行う。また、プロセッサCPUは、内部バスIBSを介して、機能モジュールMOD1〜MOD4のそれぞれとの間でデータ等の送受信を行い、機能モジュールMOD1〜MOD4を動作させる。さらに、この実施の形態においては、プロセッサCPUは、内部バスIBSを介して、入出力モジュールIOM0〜IOMnのそれぞれに対して選択データの設定を行う。
同図において、端子202_nは、図3で説明した電源電圧端子202Pに相当する。端子202_n(電源電圧端子202P)に電源電圧Vcが給電されると、この電源電圧Vcに基づいた電源電圧が、半導体装置100内に設けられている回路ブロックに給電され、回路ブロックが動作する。なお、図4では、図3に示した接地電圧端子202Gに相当する端子は省略されている。
また、PORは、パワーオン検出回路を示している。パワーオン検出回路PORは、端子202_n(202P)に電源電圧Vcが給電されると、これを検出してリセット信号rstを出力する。このリセット信号rstは、特に制限されないが、プロセッサCPU、機能モジュールMOD1〜MOD4および入出力モジュールIOM0〜IOMnに供給されており、それぞれに対して、電源電圧Vcの投入を通知する。
次に、入出力モジュールIOM0を説明する。入出力モジュールIOM0〜IOMnは、同様の構成を有しているので、入出力モジュールIOM0を代表として、入出力モジュールIOMの構成を説明する。
<<入出力モジュールの構成>>
入出力モジュールIOM0は、図1に示した要部の構成に相当する構成を備えている。すなわち、入出力モジュールIOM0は、機能選択回路102、選択回路103、端子機能レジスタ104および端子設定回路105を備えている。
機能選択回路102は、マルチプレクサ102P、入力バッファIPBおよび出力バッファOPBを備えている。
マルチプレクサ102Pの入力側入出力ノードIO1〜IO3は、機能モジュールMOD1〜MOD3に接続され、マルチプレクサ102Pの出力側入出力ノードI/Oは、入力バッファIPBの出力ノードと出力バッファOPBの入力ノードに接続されている。また、マルチプレクサ102Pの選択ノードSelには、選択信号Dec_sが供給される。マルチプレクサ102Pは、入力側入出力ノードIO1〜IO3のうち、選択ノードSelに供給されている選択信号Dec_sによって特定される入力側入出力ノードを選択し、選択した入力側入出力ノードと出力側入出力ノードとの間を電気的に接続する。
入力バッファIPBの入力ノードと、出力バッファOPBの出力ノードは、マルチプレクス端子101_0に接続されている。入力バッファIPBおよび出力バッファOPBは、制御ノードISおよびOSに供給される選択信号Dec_ioによって、動作が制御される。例えば、制御ノードISに供給されている選択信号Dec_ioが論理値“1”のとき、入力バッファIPBは、入力ノードに供給された信号を出力ノードへ出力するようなバッファ動作を実行する。これに対して、制御ノードISに供給されている選択信号Dec_ioが論理値“0”のとき、入力バッファIPBは、バッファ動作を実行せずに、入力ノードと出力ノードとの間を電気的に分離する。同様に、制御ノードOSに供給されている選択信号Dec_ioが論理値“1”のとき、出力バッファOPBは、入力ノードに供給された信号を出力ノードへ出力するようなバッファ動作を実行する。これに対して、制御ノードOSに供給されている選択信号Dec_ioが論理値“0”のとき、出力バッファOPBは、バッファ動作を実行せずに、入力ノードと出力ノードとの間を電気的に分離し、出力ノードをハイインピーダンス状態にする。
制御ノードISに論理値“1”の制御信号Dec_ioを供給し、制御ノードOSに論理値“0”の制御信号Dec_ioを供給することにより、マルチプレクス端子101_0は入力端子として機能することになる。一方、制御ノードISに論理値“0”の制御信号Dec_ioを供給し、制御ノードOSに論理値“1”の制御信号Dec_ioを供給することにより、マルチプレクス端子101_0は出力端子として機能することになる。
端子設定回路105は、特に制限されないが、複数のフューズF0〜Fnと複数の負荷抵抗R0を備えている。フューズF0〜Fnのそれぞれと負荷抵抗R0は、電源電圧Vcと接地電圧Vsとの間で直列接続され、フューズと負荷抵抗R0との間の接続ノードにおける電圧が、フューズの状態を表し、フューズに対応するビットの論理値として出力される。例えば、フューズF0と負荷抵抗R0との間の接続ノードにおける電圧が、フューズF0の状態を表し、フューズF0に対応するビットFuse「0」の論理値を示す。フューズF0が未切断であれば、接続ノードの電圧は接地電圧Vsとなるため、接地電圧Vsが、ビットFuse[0]の論理値“0”を示すことになる。一方、フューズF0が切断されていれば、接続ノードの電圧は電源電圧Vcとなるため、電源電圧Vcが、ビットFuse[0]の論理値“1”を示すことになる。
フューズF0〜Fnのそれぞれと負荷抵抗R0との間の接続ノードにおける電圧によって表されるビットFuse[0]〜Fuse[n]の論理値が、パラレル信号である第1信号Fuse[n:0]として、選択回路103に出力される。フューズF0〜Fnが、切断されると、第1信号Fuse[n:0]によって表される状態は固定されるため、端子設定回路105は、電源電圧Vcの給電が停止しても、状態が変化しない不揮発性回路と見なすことができる。
端子機能選択レジスタ104は、内部バスIBSに接続されており、内部バスIBSを介してプロセッサCPUから供給される選択データが書き込まれる。また、この端子機能選択レジスタ104には、電源電圧Vcが給電されており、電源電圧Vcが給電されているとき、選択レジスタ104は、書き込まれた選択データを保持し、選択データを第2信号Fsel[m:0]として、選択回路103に出力する。端子機能選択レジスタ104には、特に制限されないがリセット信号rstが供給されている。端子機能選択レジスタ104は、電源電圧Vcの給電が停止したとき、またはリセット信号rstが発生したとき、書き込まれている選択データが消失することになる。そのため、端子機能選択レジスタは、揮発性回路と見なすことができる。
選択回路103は、上記したようにデコーダによって構成されている。選択回路103から出力された選択信号Dec_Oのうちの一部が、上記した選択信号Dec_ioとして、入力バッファIPBおよび出力バッファOPBに供給され、残りの選択信号が、上記した選択信号Dec_sとして、マルチプレクサ102Pに供給される。
<<入出力モジュールの動作>>
次に、入出力モジュールIOM0の動作を説明する。半導体装置100は、特に制限されないが、周知の半導体製造技術によって製造される。フューズF0〜Fnは、特に制限されないが、半導体装置100を製造する製造工程において、半導体装置を製造する半導体メーカによって選択的に切断される。
フューズF0〜Fnのうちの少なくとも1個のフューズを切断し、第1信号Fuse[n:0]が第1状態S1(図2)を示す場合と、フューズF0〜Fnのいずれも切断しないで、第1信号Fuse[n:0]が第2状態S2(図2)を示す場合とで、入出力モジュールIOM0の動作が変わる。
まず、第1信号Fuse[n:0]が第1状態S1を表す場合を説明する。この場合、選択回路103は、図2で説明したように、状態ST1〜STNのうち、第1信号Fuse[n:0]におけるビットの論理値の組み合わせで表される状態に対応する機能を特定する選択信号Dec_Oを出力する。選択信号Dec_Oに含まれる選択信号Dec_sに従って、マルチプレクサ102Pは、入力側入出力ノードIO1〜IO3から入力側入出力ノードを選択し、選択した入力側入出力ノード(例えばIO1)を出力側入出力ノードI/Oと接続する。これにより、マルチプレクサ102Pを介して、機能モジュールMOD1は、入力バッファIPBおよび出力バッファOPBと接続されることになる。また、選択信号Dec_Oに含まれる選択信号Dec_ioに従って、入力バッファIPBまたは出力バッファOPBが動作状態とされる。
選択信号Dec_ioによって、出力バッファOPBが動作状態にされていれば、機能モジュールMOD1が発生した出力信号が、マルチプレクサ102Pおよび出力バッファOPBを介してマルチプレクス端子101_0に出力されることになる。一方、選択信号Dec_ioによって、入力バッファIPBが動作状態にされていれば、マルチプレクス端子101_0に入力された入力信号が、入力バッファIPBおよびマルチプレクサ102Pを介して、機能モジュールMOD1に入力されることになる。すなわち、選択信号Dec_Oで特定される機能モジュールMOD1で、マルチプレクス端子101_0を利用することが可能となる。このとき、他の入力側入出力ノード(IO2およびIO3)は、出力側入出力ノードI/Oから電気的に分離しているため、他の機能ブロックMOD2、MOD3によるマルチプレクス端子101_0の利用は禁止される。なお、図4では、機能モジュールMOD1〜MOD4からの出力信号および入力信号は、FNC1〜FNC4として示されている。
次に、第1信号Fuse[n:0]が第2状態S2を表す場合を説明する。この場合、選択回路103は、図2で説明したように、端子機能選択レジスタ104からの第2信号Fsel[m:0]を選択信号Dec_Oとして出力する。第2信号Fsel[m:0]は、選択データに相当する。この場合、選択データは、機能を特定する機能選択データ部と入力バッファIPBおよび出力バッファOPBを制御する方向データ部を備えている。選択回路103は、機能選択データ部を選択信号Dec_sとして出力し、方向データ部を選択信号Dec_ioとして出力する。
選択信号Dec_ioによって、入力バッファIPBまたは出力バッファOPBが動作状態となる。また、マルチプレクサ102Pは、選択信号Dec_sによって特定される入力側入出力ノード(例えばIO1)を出力側入出力ノードI/Oに接続する。これにより、端子機能選択レジスタ104に書き込まれた選択データによって特定される機能が、第1信号Fuse[n:0]が第1状態S1を表す場合と同様に、マルチプレクス端子101_0を利用することが可能となる。
入出力モジュールIOM0を例にして説明したが、入出力モジュールIOM1〜IOMnについても同様である。
<<マルチプレクス端子の設定>>
この実施の形態においては、マルチプレクス端子101_1〜101_nを利用する機能を設定する方法が、2種類存在する。
まず、第1の設定方法を説明する。この方法では、例えば、半導体装置100を用いたシステム200を製造するユーザから、マルチプレクス端子101_1〜101_nを利用する機能に関する設定情報が、半導体メーカに提供される。この場合、設定情報として、マルチプレクス端子とマルチプレクス端子を利用する機能との対応関係を示す対応情報が提供される。ユーザは、システム200を製造する際には、既にマルチプレクス端子を利用する機能を決定している。例えば、図4において、マルチプレクス端子101_0および101_1は、機能モジュールMOD1が提供する機能で利用し、マルチプレクス端子101_nは、機能モジュールMOD4が提供する機能で利用することを、ユーザは決定している。そのため、ユーザは、マルチプレクス端子とそれを利用する機能との対応関係を示す対応情報を半導体メーカに提供することが可能である。
半導体メーカは、提供された対応情報を基にして、端子設定回路105におけるフューズF0〜Fnの状態を設定する。すなわち、対応情報に従って、端子設定回路105から出力される第1信号Fuse[n:0]が第1状態S1における状態ST1〜STNのいずれかを示すように、フューズF0〜Fnを切断、未切断の状態にする。
例えば、マルチプレクス端子101_0に関する対応情報が、このマルチプレクス端子を機能1である機能モジュールMOD1が利用することを示していた場合を説明すると次のようになる。
すなわち、半導体メーカは、マルチプレクス端子101_1に対応する入出力モジュールIOM0におけるフューズF0〜Fnを、図2に示す状態ST1となるように、フューズF0を切断し、フューズF1〜Fnを未切断にする。これにより、選択回路103からは、機能モジュールMOD1を特定する選択信号Dec_Oが出力され、機能モジュールMOD1とマルチプレクス端子101_0との間は、マルチプレクサ102Pと入力バッファIPBまたは出力バッファOPBを介して接続されるようになり、機能モジュールMOD1でマルチプレクス端子101_0を利用することが可能となる。残りのマルチプレクス端子101_1〜101_nのそれぞれについても、半導体メーカは、提供された対応情報に基づいて同様の設定を実行する。
この場合、半導体メーカは、例えば、半導体装置100を製造する最終工程において、対応情報に基づいて切断すべきフューズを例えば溶断する。その後、溶断によって切断状態となったフューズと未切断状態のフューズを備えた半導体装置を、半導体メーカは、ユーザへ提供する。ユーザは、提供された半導体装置100をボード201に実装して、システム200を製造することになる。
次に、第2の設定方法を説明する。この場合、半導体メーカは、端子設定回路105から出力される第1信号Fuse[n:0]が第2状態S2を示すように、フューズF0〜Fnを未切断の状態にして、ユーザに提供する。
ユーザは、提供された半導体装置100をボード201に実装して、システム200を製造する。この場合、半導体装置100においては、予めマルチプレクス端子101_0〜101_nを利用する機能が設定(固定)されていない。そのため、ユーザが、半導体装置100内の端子機能選択レジスタ104に選択データを設定することにより、マルチプレクス端子を利用する機能を設定することになる。
例えば、電源電圧Vcの投入時または/およびリセット信号rstが発生した時に、プロセッサCPUが、入出力モジュールIOM0〜IOMnの端子機能選択レジスタ104に対して、所望の選択データを書き込むようなプログラムを、ユーザは作成する。これにより、電源電圧Vcの投入時およびリセット信号rstが発生した時、選択データが端子機能選択レジスタ104に設定され、設定された選択データに従って、機能モジュール(例えばMOD1)とマルチプレクス端子(101_0)との間が、マルチプレクサ102Pと入力バッファIPBまたは出力バッファOPBを介して接続され、機能モジュール(機能1)でマルチプレクス端子(101_0)を利用することが可能となる。
第2の設定方法によれば、ユーザは、端子機能選択レジスタ104に書き込む選択データを変更することにより、マルチプレクス端子を利用する機能を変更することが可能である。例えば、システム200を製造した後でも、プログラムを変更することによって、マルチプレクス端子を利用する機能を動的に変更することが可能である。
しかしながら、ユーザは、端子機能選択レジスタ104に対して選択データを書き込むようなプログラムを作成することが要求されることになる。また、電源電圧Vcの投入時およびリセット信号rstが発生した時、すなわちシステム200を立ち上げる時に、端子機能選択レジスタ104に設定されていた選択データは消失しているため、上記したプログラムを実行することが要求される。
上記したプログラムの実行においては、プロセッサCPUは、例えば端子202_0、202_1と内部バスIBSを介して、半導体装置100の外部に対してアクセスを行い、半導体装置100の外部から選択データを読み込み、読み込んだ選択データを、内部バスIBSを介して端子機能選択レジスタ104に書き込む。この場合、半導体装置100の外部から選択データを読み込むのではなく、半導体装置100の内部に予め記憶されている選択データを、内部バスIBSを介して端子機能レジスタ104に書き込むようにしてもよい。いずれの場合であっても、端子機能選択レジスタ104に選択データを書き込むのに時間が要求される。さらに、マルチプレクス端子に対応する複数の端子機能選択レジスタ104に対して、順次選択データを書き込むことが要求されるため、選択データの書き込みが終了するまでの時間が長くなる。そのため、システム200の立ち上げに時間が掛かることになる。すなわち、システム200の立ち上げ時における端子処理に時間が掛かることになる。
さらに、マルチプレクス端子(例えば、101_0)を出力端子として機能させる場合、システム200の立ち上げが完了するまでは、例えば、出力バッファOPBの制御ノードOSにおける電圧が不定となり、マルチプレクス端子101_0はハイインピーダンス状態となることが考えられる。この場合、マルチプレクス端子101_0における電圧は不定となり、このマルチプレクス端子101_0に接続された半導体装置100_2(図3)において誤動作が発生することが考えられる。誤動作を防ぐために、マルチプレクス端子101_0と電源電圧配線VLPまたは接地電圧配線VLGとの間に外付けのプルアップ抵抗(Rp)またはプルダウン抵抗(Rd)を接続することが要求される。すなわち、外付け用素子が増加するとともに、外付け作業が増加することになる。
これに対して、第1の設定方法によれば、フューズF0〜Fnは、電源電圧Vcが遮断されても、リセット信号rstが発生しても、状態を保持している。そのため、システム200の立ち上げ時に、選択回路103は端子設定回路105からの第1信号Fuse[n:0]に従った選択信号Dec_Oを出力することができ、マルチプレクス端子は選択信号Dec_Oで特定される機能で利用できる。従って、ユーザは、上記したようなプログラムを作成することが要求されない。また、システム200の立ち上げ時に、当該プログラムを実行することが要求されないため、立ち上げ時間の短縮化を図ることが可能となる。
さらに、端子設定回路105から出力される第1信号Fuse[n:0]によって、マルチプレクス端子101_0は出力端子として機能するように定められるため、システム200の立ち上げ時に、マルチプレクス端子101_0の電圧が不定となるのを防ぐことが可能である。従って、当該マルチプレクス端子101_0に上記した外付けのプルアップ抵抗(Rp)またはプルダウン抵抗(Rd)を接続しなくても、半導体装置100_2において誤動作が発生するのを防ぐことが可能となる。その結果、外付け用素子および外付け作業の増加を抑制することが可能であり、システム200の価格が上昇するのを抑制することが可能である。
ユーザが第2の設定方法を実行する場合を説明したが、半導体メーカが、例えばテストあるいはデバッグのために、上記した第2の設定方法を実行してもよい。すなわち、ボード201に実装する前の半導体装置100に対して、半導体メーカが上記した第2の設定方法を実行して、半導体装置100のテストあるいはデバッグを実行する。テストあるいはデバッグにより良品と判定した半導体装置100を、半導体メーカは、ユーザへ提供する。あるいは、良品と判定した半導体装置100に対して、半導体メーカが上記した第1の設定方法を実行し、第1の設定方法でマルチプレクス端子の機能を定めた半導体装置をユーザに提供するようにしてもよい。
また、ユーザが第1の設定方法を実行してもよい。この場合、ユーザが、対応情報に基づいてフューズF0〜Fnの状態を定めてから、ボード201に実装することになる。
また、図1、図2および図4では、端子設定回路105がフューズF0〜Fnを備えている例を示したが、これに限定されるものではない。フューズF0〜Fnの代わりに、電気的に書き込み可能な不揮発性メモリを用いるようにしてもよい。この場合、不揮発性メモリは、1回のみ書き換えが可能なワンタイム不揮発性メモリであってもよいし、複数回書き換えが可能なフラッシュメモリ等であってもよい。フューズの代わりに電気的に書き換えが可能な不揮発性メモリを用いる場合には、ボード201に半導体装置100を実装した後で、上記した第1の設定方法を実行することも可能である。
さらに、図4では、入出力モジュールIOM0〜IOMnのそれぞれに、端子設定回路105および端子機能選択レジスタ104が設けられるように描かれているが、これに限定されるものではない。例えば、入出力モジュールIOM0〜IOMnの端子設定回路105および端子機能選択レジスタ104を、半導体装置100の半導体チップにおいて、1箇所に集中的に配置するようにしてもよい。
<変形例>
図5は、実施の形態1の変形例に係わる入出力モジュールの構成を示すブロック図である。同図には、図4に示した入出力モジュールIOM0の要部のみが示されているが、他の入出力モジュールIOM1〜IOMnも同様な構成となっている。ここでは、図4で説明した入出力モジュールIOM0との相異点を主に説明する。
同図において、R1はマルチプレクス端子101_0と電源電圧Vcとの間に接続されるプルアップ抵抗を示し、R2はマルチプレクス端子101_0と接地電圧Vsとの間に接続されるプルダウン抵抗を示している。プルアップ抵抗R1とマルチプレクス端子101_0との間にはスイッチSW1が接続され、プルダウン抵抗R2とマルチプレクス端子101_0との間にはスイッチSW2が接続されている。選択信号Dec_0は、上記した選択信号Dec_sおよびDec_ioの他に、選択信号Dec_pdを含んでいる。この選択信号Dec_pdによって、スイッチSW1およびSW2がオン状態またはオフ状態にされる。
選択信号Dec_Oによって、マルチプレクス端子101_0を、例えば出力端子として機能させるとき、選択信号Dec_pdによって、スイッチSW1またはSW2をオン状態にする。スイッチSW1がオン状態にされた場合には、マルチプレクス端子101_1は、半導体装置100内に設けられたプルアップ抵抗R1によって、電源電圧Vcにプルアップされることになる。これに対して、スイッチSW2がオン状態にされた場合には、マルチプレクス端子101_1は、半導体装置100内に設けられたプルダウン抵抗R2によって、接地電圧Vsにプルダウンされることになる。プルアップ抵抗R1またはプルダウン抵抗R2によって電圧設定回路が構成されるため、外付け素子の低減を図ることが可能である。また、マルチプレクス端子101_0を入力端子として機能させる場合、選択信号Dec_pdによってスイッチSW1およびSW2はオフ状態となる。
見方を変えると、マルチプレクス端子101_0の電気的特性が、プルアップ抵抗R1、プルダウン抵抗R2の接続の有無によって変わることになる。一方、マルチプレクス端子101_0を出力端子として機能させるか、入力端子として機能させるかは、選択信号Dec_Oによって特定される機能によって定まる。また、マルチプレクス端子を出力端子として機能させる場合、プルアップ抵抗R1を接続するか、プルダウン抵抗R2を接続するかも、選択信号Dec_oによって特定される機能によって定まる。また、選択信号Dec_Oは、第1信号Fuse[n:0]または第2信号Fsel[m:0]に基づいている。そのため、第1信号Fuse[n:0]または第2信号Fsel[m:0]の状態に従って、マルチプレクス端子101_0の電気的特性が変化すると見なすことができる。
実施の形態1によれば、端子設定回路105内のフューズに対する設定(切断・未切断)によって、マルチプレクス端子を利用する機能を電源電圧投入直後から固定する第1の設定方法と、マルチプレクス端子を利用する機能を動的に変化させることが可能な第2の設定方法を選択することが可能であり、半導体装置100の用途に応じて、第1の設定方法または第2の設定方法を選択することが可能である。
(実施の形態2)
図6は、実施の形態2に係わる半導体装置100の要部の構成を示すブロック図である。図6を用いて、実施の形態2に係わる半導体装置100の概要を説明する。図6は、図1に類似しているので、ここでは相異点を主に説明する。
図6に示したマルチプレクス端子101、機能選択回路102、選択回路103、端子機能選択レジスタ104、端子設定回路105は、図1に示したものと同じであるため、説明は省略する。この実施の形態2においては、マスク回路300とマスクレジスタ301が、半導体装置100に追加されている。
マスク回路300は、マスクレジスタ301からのマスク制御信号Mcsによって制御される。マスク回路300は、マスク制御信号Mcs(第3信号)に従って、端子設定回路105から出力されている第1信号Fuse[n:0]、または上記した第2状態S2を表す信号を、第1信号Fuse_m[n:0]として、選択回路103へ出力する。選択回路103は、第1信号Fuse[n:0]の代わりに第1信号Fuse_m[n:0]と第2信号Fsel[m:0]に従って動作する。このときの選択回路103の動作は、図2で説明した動作と同じである。
マスクレジスタ301には、第1信号Fuse[n:0]に対するマスクを有効にするか無効にするかを指示するマスク有効/無効データが設定される。この設定されたマスク有効/無効データがマスク制御信号Mcsとして出力される。マスク制御信号Mcsが、マスクを有効にすることを指示していた場合、マスク回路300は、第1信号Fuse[n:0]をマスクして、第2状態S2を示す信号を、第1信号Fuse_m[n:0]として出力する。これに対して、マスク制御信号Mcsが、マスクを無効にすることを指示している場合、言い換えるならば非マスクを指示している場合、マスク回路300は、供給されている第1信号Fuse[n:0]を第1信号Fuse_m[n:0]として出力する。
これにより、マスクレジスタ301にマスクを有効にするマスク有効/無効データを設定すれば、端子設定回路105から出力されている第1信号Fuse[n:0]は、マスク回路300によってマスクされ、第1信号Fuse[n:0]によって表される状態とは無関係に、第1信号Fuse_m[n:0]は第2状態S2を表すようになる。選択回路103は、第2状態を示す第1信号Fuse_m[n:0]が供給されると、端子機能選択レジスタ104に書き込まれた選択データに基づく第2信号Fsel[m:0]を、選択信号Dec_Oとして出力することになる。そのため、機能選択回路102は、端子設定回路105に設定した状態とは無関係に、端子機能選択レジスタ104に書き込んだ選択データによって特定される機能を選択し、選択された機能がマルチプレクス端子101を利用することが可能となる。
実施の形態1で説明した第1の設定方法で、マルチプレクス端子を利用する機能を設定した場合、端子設定回路105内のフューズF0〜Fnのいずれかが切断されることになる。切断したフューズを未切断の状態に戻すことは難しいため、機能選択回路102によって選択されていない機能をテストあるいはデバッグすることが困難となる。この実施の形態によれば、マスクレジスタ301にマスクを有効にするマスク有効/無効データを設定することにより、端子機能選択レジスタ104に書き込んだ選択データによって特定される機能が、マルチプレクス端子101を利用することが可能となる。そのため、端子設定回路105から出力される第1信号Fuse[n:0]によって特定されない機能もテストあるいはデバッグすることが可能となる。この場合、テストあるいはデバッグは、半導体メーカが実施してもよいし、ユーザが実施してもよいし、あるいは両者が実施してもよい。
<半導体装置の構成>
図7は、実施の形態2に係わる半導体装置100の構成を示すブロック図である。同図には、この実施の形態に係わる入出力モジュールIOM0の構成がより詳しく示されている。図7は、図4に示した入出力モジュールIOM0と類似しているので、相異点を主に説明する。相異点は、図6で説明したように、マスクレジスタ301が追加され、さらにマスク回路300が追加されていることである。
マスク回路300は、この実施の形態においては、特に制限されないが、2入力1出力のセレクタによって構成されている。セレクタは、複数の第1入力ノードI1_0〜I1_nと、複数の第2入力ノードI2_0〜I2_nと、複数の出力ノードI/O_0〜I/O_nと選択ノードselを備えている。第1入力ノードI1_0〜I1_nには、端子設定回路105からの第1信号Fuse[n:0]が供給され、第2入力ノードI2_0〜I2_nには、レジスタ有効信号RAC[n:0]が供給されている。このレジスタ有効信号RAC[n:0]は、n+1ビットであり、それぞれのビットが論理値“0”となっている。すなわち、レジスタ有効信号RAC[n:0]は、上記した第2状態S2を示す信号である。出力ノードI/O_0〜I/O_nは、選択回路103に接続され、出力ノードI/O_0〜I/O_nから、並列的に第1信号Fuse_m[n:0]が、選択回路103へ出力される。
マスクレジスタ301は、内部バスIBSに接続され、内部バスIBSを介してプロセッサCPU(図4参照)によって、マスク有効/無効データが書き込まれる。マスクレジスタ301に書き込まれたマスク有効/無効データが、マスク制御信号Mcsとして、セレクタの選択ノードselに供給される。また、このマスクレジスタ301には、リセット信号rstが供給されている。マスクレジスタ301は、電源電圧Vcの投入または/およびリセット信号rstの発生によりリセットされ、マスクを無効とするマスク有効/無効データが書き込まれた状態になる揮発性のレジスタである。すなわち、電源電圧Vcの投入またはリセット信号rstが発生すると、マスクレジスタ301は、マスクを無効にするマスク制御信号Mcsを出力することになる。
マスクレジスタ301にマスクを有効にするマスク有効/無効データが書き込まれると、セレクタは、第2入力ノードI2_0〜I2_nに供給されているレジスタ有効信号RAC[n:0]を出力ノードI/O_0〜I/O_nから、第1信号Fuse_m[n:0]として出力する。これにより、選択回路103は、端子機能選択レジスタ104から出力されている第2信号Fsel[m:0]に基づいた選択信号Dec_Oを出力する。その結果、機能選択回路102は、端子機能選択レジスタ104に書き込まれた選択データによって特定される機能を選択し、選択された機能が、マルチプレクス端子101_0を利用することが可能となる。この場合、端子機能選択レジスタ104に書き込む選択データを変更することにより、任意の機能を選択することが可能となる。
これに対して、マスクレジスタ301にマスクを無効にするマスク有効/無効データが書き込まれると、セレクタは、第1入力ノードI1_0〜I1_nに供給されている第1信号Fuse[n:0]を、出力ノードI/O_0〜I/O_nから第1信号Fuse_m[n:0]として出力する。これにより、選択回路103は、端子設定回路105から出力されている第1信号Fuse[n:0]に基づいた選択信号Dec_Oを出力する。その結果、選択回路102は、端子設定回路105から出力されている第1信号Fuse[n:0]によって特定される機能を選択し、選択された機能が、マルチプレクス端子101_0を利用することが可能となる。
端子設定回路105から出力されている第1信号Fuse[n:0]によって特定される機能以外の機能についてテストあるいはデバッグが終了すると、電源電圧Vcを遮断またはリセットを行うことにより、マスクレジスタ301は、マスクの無効を示すマスク有効/無効データが設定されるため、端子設定回路105から出力されている第1信号Fuse[n:0]によって特定される機能がマルチプレクス端子101_0を利用することが可能となる。
ここでは、入出力モジュールIOM0を例にして説明したが、他の入出力モジュールIOM1〜IOMnについても同様である。また、マスクレジスタ301は、入出力モジュールIOM0〜IOMn毎に設けてもよいが、マスクレジスタ301は、入出力モジュールIOM0〜IOMnに対して共通としてもよい。この場合、入出力モジュールIOM0〜IOMn毎に設けたマスク回路300に対して、共通のマスクレジスタ301から、マスク制御信号Mcsが供給されるようにすればよい。
プロセッサCPUによるマスクレジスタ301へのマスク有効/無効データの書き込みは、特に制限されないが、プロセッサCPUがプログラムを実行することによって実現される。すなわち、プロセッサCPUが、プログラムを実行することにより、端子202_0、202_1(図4)を介して半導体装置100の外部からマスク有効/無効データが読み込まれ、プロセッサCPUは、読み込んだマスク有効/無効データを、内部バスIBSを介してマスクレジスタ301に書き込む。これにより、マスクレジスタ301へのマスク有効/無効データの書き込みが実現される。
(実施の形態3)
例えば実施の形態1において、第1の設定方法でマルチプレクス端子の機能を設定する場合、3個の機能モジュールMOD1〜MOD3から、フューズによって機能モジュールを特定し、特定した機能モジュールでマルチプレクス端子を利用できるようにする。この場合、機能モジュールの数が多くなり、マルチプレクス端子の数も多くなると、半導体装置100に設けるフューズが大量になり、半導体装置100の製造コストが上昇することが危惧される。図8を用いて一例を説明すると次の通りである。
図8は、この実施の形態に係わる半導体装置を説明するための図である。同図において、MPT_sは、1個のマルチプレクス端子に対応した入出力部を模式的に示した入出力部セットである。ここで、101は1個のマルチプレクス端子を示し、102PUはこのマルチプレクス端子101に対応した機能選択回路102を含む選択部を示している。Fuse[2:0]は選択部102PUに対応したフューズを示している。入出力部セットMPT_sは、図示しない7個の機能モジュールに接続され、選択部102PUは、7個の機能モジュールからFuse[2:0]により特定された機能モジュールを選択し、選択された機能モジュールによってマルチプレクス端子101が利用されるものとする。
選択部102PUによって7個の機能モジュールから1個の機能モジュールを特定するために、フューズの組合せにより表せる状態は7個必要とされる。また、実施の形態1では、この7個の状態とは別に、端子機能選択レジスタ104を指定する状態ST0(図2参照)を表せるフューズの組合せが1個必要となる。すなわち、組合せによって、8個の状態を表せるだけの数のフューズが必要とされる。そのため、図8に示すように、3個のフューズF0〜F2(Fuse[2:0]で示した)が必要とされることになる。半導体装置100が、このようなマルチプレクス端子101を100個搭載しているとすると、半導体装置100は、入出力部セットMPT_sを100個搭載することになり、フューズの総数としては、300個が必要となる。
この実施の形態においては、フューズの個数の増加を抑制することが可能な半導体装置が提供される。
この実施の形態においては、半導体装置100に搭載されているマルチプレクス端子を、機能毎にグループ分けし、グループ毎に機能を有効/無効にする有効/無効フューズが、半導体装置100に設けられる。この有効/無効フューズは、機能を有効にするのか無効にするのかを示すだけであるため、1ビット(1個)のフューズで構成することが可能であり、グループに対して共通のフューズとすることができる。そのため、フューズの増加を抑制することが可能となる。
機能毎にグループ分けしたマルチプレクス端子について、図9を用いて一例を説明する。図9は、この実施の形態に係わる半導体装置を説明するための図である。同図には、機能としてLCDに画像を表示させる機能(以下、LCD表示機能とも称する、同図ではLCDコンとロータと記載)が示されており、例えば100個のマルチプレクス端子からのグループ分けにより、このLCD表示機能に割り当てられた30個のマルチプレクス端子が101_0〜101_29として示されている。LCD表示機能を提供するLCDモジュール(図示せず)が、選択部102PU_0〜102PU_29を介して、マルチプレクス端子101_0〜102_29に接続されている。図示しないが、選択部102PU_0〜102PU_29は、他の機能を提供する機能モジュールにも接続されている。
選択部102PU_0〜102PU_29は、対応する端子設定回路105が備えているフューズの状態に従って機能モジュールを選択し、選択された機能がマルチプレクス端子102_0〜102_29を利用する。同図において、Fuse[ed]は、有効/無効フューズを示しており、1個のフューズによって構成されている。この有効/無効フューズFuse[ed]の状態は、選択部102PU_0〜102PU_29に共通に通知される。有効/無効フューズFuse[ed]がLCD表示機能を有効にすることを示していた場合、選択部102PU_0〜102PU_29は、LCD表示を行う機能モジュールを選択し、選択した機能モジュールでマルチプレクス端子101_0〜101_29を利用することができるようにする。これに対して、有効/無効フューズFuse[ed]が無効を示していた場合。選択部102PU_0〜102PU_29は、LCD表示機能を提供する機能モジュール以外の機能モジュールを選択し、選択した機能がマルチプレクス端子101_0〜101_29を利用することなる。
選択部102PU_0〜102PU_29に対応する複数の端子設定回路105のそれぞれに、有効/無効を指示するフューズを設ける必要がないため、フューズの数が増加するのを抑制する可能となる。すなわち、共通の有効/無効フューズFuse[ed]によって、複数の選択部102PU_0〜102PU_29を纏めて制御することが可能となり、フューズの個数の増加を抑制することが可能となる。
図10は、実施の形態3に係わる半導体装置100の構成を示すブロック図である。図10は、図4に類似しているので、主に相異点を説明する。図10において、102_0〜102_nは、機能選択回路を示している。機能選択回路102_0〜102_nは、図4に示した機能選択回路102と同様な構成をしているため、図10では、1個のボックスとして示してある。また、図10における103および104は、選択回路および端子機能選択レジスタを示しており、図4に示した選択回路103および端子機能選択レジスタ104と同様な構成をしている。なお、図10では、端子機能選択レジスタ104に供給されるリセット信号rstおよび電源電圧Vcは省略している。また、端子機能選択レジスタ104と内部バスIBSとの接続も、図10では省略している。
図10において、MOD1〜MOD4は、機能モジュールを示している。特に制限されないが、機能モジュールMOD1はLCDモジュール、機能モジュールMOD2はタイマーモジュール、機能モジュールMOD3はSDRAM制御モジュール、機能モジュールMOD4はシリアル通信モジュールであるとする。また、ここでは、マルチプレクス端子101_0が、LCDモジュールMOD1により提供されるLCD表示機能とタイマーモジュールMOD2により提供されるタイマー機能と、SDRAM制御モジュールにより提供されるSDRAM制御機能によって兼用され、マルチプレクス端子101_1が、LCD表示機能と別の2個の機能とで兼用されているものとする。また、マルチプレクス端子101_n−1および101_nは、シリアル通信モジュールによって提供される通信機能と別の2個の機能によって兼用されているものとする。
図10において、105P_0〜105P_nは、端子設定回路を示しており、マルチプレクス端子101_0〜101_nに一対一で対応している。端子設定回路105P_0〜105P_nは、図4で説明した端子設定回路105と同様にフューズと負荷抵抗R0によって構成されているが、図4に示した端子設定回路105よりもフューズおよび負荷抵抗の数が少なく、n個のフューズF1〜Fnとn個の負荷抵抗によって構成されている。また、有効/無効フューズFuse1[ed]およびFuse2[ed]は、特に制限されないが、1個のフューズF0と負荷抵抗R0との直列回路によって構成されている。
この実施の形態では、上記したように、機能毎にマルチプレクス端子が分けられる。図10に示した例では、マルチプレクス端子101_0〜101_nから、LCD表示機能で兼用されているマルチプレクス端子101_0および101_1が1つのグループ(以下、LCDグループとも称する)として分けられ、通信機能で兼用されているマルチプレクス端子101_n−1および101_nが1つのグループ(以下、通信グループとも称する)として分けられている。
LCDグループに対して共通の1個の有効/無効フューズFuse1[ed]が設けられ、通信グループに対しても共通の1個の有効/無効フューズFuse2[ed]が設けられている。有効/無効フューズFuse1[ed]、Fuse2[ed]から出力されるビットFuse[0]は、フューズF0が切断されているか未切断かによって論理値“1”または“0”となる。
入出力モジュールIOM0においては、端子設定回路105P_0から出力されたビットFuse[n:1]と有効/無効フューズFuse1[ed]から出力されたビットFuse[0]は、組み合わされて、第1信号Fuse[n:0]となり、対応する選択回路103に供給される。同様に、入出力モジュールIOM1においても、ビットFuse[n:1]と有効/無効フューズFuse1[ed]から出力されたビットFuse[0]が、組み合わされて、第1信号Fuse[n:0]となり、対応する選択回路103に供給される。入出力モジュールIOMn−1およびIOMnにおいても、組み合わされるビットFuse[0]を出力する有効/無効フューズがFuse2[ed]と変わるだけで、同様な構成である。すなわち、有効/無効フューズから出力されているビットが、グループに属するマルチプレクス端子に対応する入出力モジュールにおいて、選択回路に供給される第1信号における所定のビットとして共通にされている。
入出力モジュールIOM0およびIOM1においては、選択回路103および機能選択回路102_0、102_1が、第1信号Fuse[n:0]におけるビットFuse[0]が例えば論理値“1”の時に、機能モジュールMOD1(LCD機能モジュール)を選択し、この機能モジュールMOD1がマルチプレクス端子101_0および101_1を利用することができるようにする。同様に、入出力モジュールIOMn−1およびIOMnにおいては、選択回路103および機能選択回路102_n−1、102_nが、第1信号Fuse[n:0]におけるビットFuse[0]が例えば論理値“1”の時に、機能モジュールMOD4(シリアル通信モジュール)を選択し、この機能モジュールMOD4がマルチプレクス端子101_n−1および101_nを利用することができるようにする。
これにより、端子設定回路105Pを構成するフューズの個数が増加することを抑制することが可能となる。図10では、グループを構成するマルチプレクス端子の数が2個の場合を例にして説明したが、グループを構成するマルチプレクス端子の数が増えるほど、フューズの個数の増加を抑制する効果が高くなる。
また、例えばマルチプレクス端子101_nが、LCD表示機能において兼用される場合には、有効/無効フューズFuse1[ed]の出力ビットと、端子設定回路105P_nからの出力ビットと、有効/無効フューズFuse2[ed]の出力ビットによって、入出力モジュールIOMnにおける第1信号Fuse[n:0]が構成されるようにしてもよい。この場合には、端子設定回路105P_nを構成するフューズの個数をさらに減らすことが可能である。
ここでは、フューズを例にして説明したが、実施の形態1で説明したように、フューズは、電気的に書き換えが可能な不揮発性メモリであってもよい。
この実施の形態によれば、フューズの個数が増加するのを抑制することが可能となり、回路規模が大きくなるのを抑制することが可能である。その結果、半導体装置100の製造コストの上昇を抑制することが可能である。
実施の形態1〜3では、マルチプレクス端子が入力端子および出力端子として機能する場合を説明したが、いずれか一方のみとして機能するようにしてもよい。
また、電源投入時に、端子機能選択レジスタ105に選択データを設定する例を述べたが、これに限定されるものではない。例えば、半導体装置100が、低消費電力モードを備えている場合、低消費電力モードへの移行により、端子機能選択レジスタ105に設定されている選択データが消失することが考えられる。この場合、低消費電力モードからの復帰に際して、端子機能選択レジスタ105に選択データを再度設定することが要求され、システム立ち上げが遅くなることが考えられる。この場合、上記した第1の設定方法を適用しておけば、システム立ち上げを早くすることが可能である。
実施の形態1〜3において、入出力モジュールIOM0〜IOMnは、論理回路と見なすことができる。このように見なした場合、入出力モジュールは、選択回路を構成するデコーダと端子機能選択レジスタを備えた第1回路とマルチプレクサを備えていると見なすことができる。また、この場合、実施の形態2におけるマスク回路は第2回路と見なすことができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
100 半導体装置
101、101_0〜101_n、202_0〜202_n 端子
102 機能選択回路
103 選択回路
104 端子機能選択レジスタ
105 端子設定回路
Dec_O 選択信号
IOM0〜IOMn 入出力モジュール
MOD1〜MODn:機能モジュール
Fsel[m:0] 第2信号
Fuse[n:0] 第1信号

Claims (15)

  1. 複数の機能を備える半導体装置であって、
    端子と、
    複数の状態のうちのいずれか1つの状態を表す第1信号と、前記複数の機能から機能を特定する第2信号とに基づいて動作する論理回路であって、前記第1信号が第1状態を表すとき、前記端子の特性または前記端子を用いる機能を、電源投入直後から、前記第1信号の第1状態によって定め、前記第1信号が第2状態を表すとき、前記第2信号に従って、前記端子の特性または前記端子を用いる機能を定める論理回路と、
    を備える、半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記論理回路は、
    前記端子に結合され、前記複数の機能から機能を選択するマルチプレクサと、
    前記第1信号が前記第1状態のとき、前記第1信号を前記マルチプレクサへ供給し、前記第1信号が前記第2状態のとき、前記第2信号を前記マルチプレクサへ供給する第1回路と、
    を備える、半導体装置。
  3. 請求項2に記載の半導体装置において、
    前記第1回路は、前記複数の機能から、前記端子を用いる機能を特定する選択データが設定され、設定された選択データを前記第2信号として出力する端子機能選択レジスタと、前記第1信号と前記第2信号とが供給されるデコーダとを備え、
    前記第1信号の状態は、電源投入前に設定され、前記デコーダの出力が前記マルチプレクサに供給される、半導体装置。
  4. 請求項3に記載の半導体装置において、
    前記半導体装置は、前記複数の機能に対応した複数の機能モジュールと、前記端子に接続され、前記デコーダからの出力に応答して前記端子の電圧を設定する電圧設定回路とを備え、
    前記マルチプレクサは、前記複数の機能モジュールと前記端子との間に接続される、半導体装置。
  5. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記論理回路は、複数のフューズと、端子機能選択レジスタとを備え、前記第1信号の状態は、前記複数のフューズの状態によって定められ、前記第2信号の状態は、前記端子機能選択レジスタに設定された選択データによって定められる、半導体装置。
  6. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記論理回路は、前記第1信号の有効/無効を表す第3信号が、無効を表しているとき、前記第2信号に従って、前記端子の特性または前記端子を用いる機能を定める、半導体装置。
  7. 請求項6に記載の半導体装置において、
    前記論理回路は、前記第3信号が無効を表しているとき、前記第1信号を前記第2状態とし、前記第3信号が有効を表しているとき、前記第1信号を前記第1状態とする第2回路を備える、半導体装置。
  8. 請求項6に記載の半導体装置において、
    前記論理回路は、複数のフューズと、端子機能選択レジスタと、マスクレジスタとを備え、前記第1信号の状態は、前記複数のフューズの状態によって定められ、前記第2信号の状態は、前記端子機能選択レジスタに設定された選択データによって定められ、前記第3信号による有効/無効は、前記マスクレジスタに設定されたマスクデータによって定められる、半導体装置。
  9. 請求項1または6に記載の半導体装置において、
    前記半導体装置は、
    前記端子を含む複数の端子と、
    前記複数の端子に対応した複数の論理回路と、
    を備え、
    前記第1信号は、複数のビットによって前記複数の状態を表し、
    前記第1信号における前記複数のビットのうちの所定のビットは、前記複数の論理回路における第1信号において共通とされている、半導体装置。
  10. 請求項1または6に記載の半導体装置において、
    前記第1信号の前記第2状態の数は、前記第1状態の数よりも少ない、半導体装置。
  11. 複数の機能モジュールと、
    端子と、
    前記複数の機能モジュールと前記端子との間に接続されたマルチプレクサと、
    前記複数の機能モジュールから機能モジュールを特定する選択データが、外部から設定される揮発性の端子機能選択レジスタと、
    前記複数の機能モジュールにおける機能モジュールまたは前記端子機能選択レジスタを指定する状態データが設定される不揮発性の端子設定回路と、
    前記端子機能選択レジスタに設定された選択データと、前記端子設定回路に設定された状態データとに基づいて、前記複数の機能モジュールから機能モジュールを特定する選択信号を前記マルチプレクサへ出力する選択回路と、
    を備え、
    前記端子設定回路に設定されている状態データが、機能モジュールを指定しているとき、前記選択回路は、前記端子設定回路に設定されている状態データに従った選択信号を前記マルチプレクサに出力し、
    前記端子設定回路に設定されている状態データが、前記端子機能選択レジスタを指定しているとき、前記選択回路は、前記端子機能選択レジスタに設定された選択データに従った選択信号を前記マルチプレクサに出力し、
    前記マルチプレクサは、前記複数の機能モジュールから、前記選択信号によって特定される機能モジュールを選択し、前記端子に接続する、半導体装置。
  12. 請求項11に記載の半導体装置において、
    前記不揮発性の端子設定回路は、複数のフューズを備えており、
    前記状態データは、前記複数のフューズの状態により定められ、
    前記揮発性の端子機能選択レジスタは、前記半導体装置への電源遮断により、設定されている選択データが消失する、半導体装置。
  13. 請求項12に記載の半導体装置において、
    前記半導体装置は、前記状態データの有効/無効を定めるマスクデータが、前記半導体装置の外部から設定される揮発性のマスクレジスタを備え、
    前記マスクデータが有効を指定しているとき、前記選択回路には、前記選択データが供給され、前記マスクデータが無効を指定しているとき、前記選択回路には、前記状態データが供給され、
    前記マスクレジスタは、前記半導体装置への電源遮断により、無効を示すマスクデータが設定される、半導体装置。
  14. ボードに実装された第1半導体装置と、前記ボードに実装され、前記第1半導体装置と接続された第2半導体装置と、前記ボードに形成され、前記第1半導体装置および前記第2半導体装置に給電を行う電源配線とを備えたシステムであって、
    前記第1半導体装置は、複数の機能を備える半導体装置であって、
    前記第2半導体装置の入力端子に接続された第1端子と、
    前記第2半導体装置の端子に接続された第2端子と、
    複数の状態のうちのいずれか1つの状態を表す第1信号と、前記複数の機能から機能を特定する第2信号に基づいて動作する論理回路であって、前記第1信号が第1状態を表すとき、前記第1端子を用いる機能を、前記電源配線を介して給電された直後から、前記第1信号の第1状態によって定め、前記第1信号が第2状態を表すとき、前記第2信号に従って、前記第1端子を用いる機能を定める論理回路と、
    を備え、
    前記第1信号の前記第1状態によって定められた機能は、前記第1端子を出力端子として用いる機能であり、
    前記第1半導体装置の前記第2端子には電圧設定回路が接続され、前記第1半導体装置の前記第1端子には電圧設定回路が接続されていない、システム。
  15. 請求項14に記載のシステムにおいて、
    前記電源配線は、接地電圧配線と電圧配線とを備え、
    前記電圧設定回路は、前記接地電圧配線または前記電圧配線と前記第2端子との間に接続された抵抗を備える、システム。
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