JP2019160238A - メモリインタフェース及びメモリシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】一つの実施形態は、メモリインタフェースの面積を容易に低減できるメモリインタフェース及びメモリシステムを提供することを目的とする。【解決手段】一つの実施形態によれば、第1の出力回路と第1の入力回路と第1のライト回路とリード回路と第1の遅延調整回路と第1の切換回路と第2の切換回路とを有するメモリインタフェースが提供される。第1の遅延調整回路は、第1のライト回路の出力側に配されている。第1の切換回路は、第1のライト回路と第1の遅延調整回路との間に電気的に配されている。第1の切換回路は、第1の入力回路と第1の遅延調整回路との間に電気的に配されている。第2の切換回路は、第1の遅延調整回路と第1の出力回路との間に電気的に配されている。第2の切換回路は、第1の遅延調整回路とリード回路との間に電気的に配されている。【選択図】図2
Description
本実施形態は、メモリインタフェース及びメモリシステムに関する。
メモリデバイスに接続可能であるメモリインタフェースは、信号に対して遅延量を調整してメモリデバイスへ出力したり、メモリデバイスから入力された信号に対して遅延量を調整したりする。このとき、メモリインタフェースの面積が小さいことが望まれる。
一つの実施形態は、メモリインタフェースの面積を容易に低減できるメモリインタフェース及びメモリシステムを提供することを目的とする。
一つの実施形態によれば、第1の出力回路と第1の入力回路と第1のライト回路とリード回路と第1の遅延調整回路と第1の切換回路と第2の切換回路とを有するメモリインタフェースが提供される。第1の出力回路は、メモリデバイスに接続可能である。第1の入力回路は、メモリデバイスに接続可能である。第1のライト回路は、ライトデータを処理する。リード回路は、リードデータ及びリードストローブを処理する。第1の遅延調整回路は、第1のライト回路の出力側に配されている。第1の切換回路は、第1のライト回路と第1の遅延調整回路との間に電気的に配されている。第1の切換回路は、第1の入力回路と第1の遅延調整回路との間に電気的に配されている。第2の切換回路は、第1の遅延調整回路と第1の出力回路との間に電気的に配されている。第2の切換回路は、第1の遅延調整回路とリード回路との間に電気的に配されている。
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかるメモリインタフェース及びメモリシステムを詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。
(実施形態)
実施形態に係るメモリインタフェース100は、パラレル方式でメモリデバイス120にアクセスするインタフェースであり、例えば図1に示すメモリシステム300に適用され得る。図1は、実施形態にかかるメモリインタフェース100が適用されたメモリシステム300の構成を示す図である。
実施形態に係るメモリインタフェース100は、パラレル方式でメモリデバイス120にアクセスするインタフェースであり、例えば図1に示すメモリシステム300に適用され得る。図1は、実施形態にかかるメモリインタフェース100が適用されたメモリシステム300の構成を示す図である。
メモリシステム300は、ホスト200に接続可能であり、ホスト200の外部記憶媒体として機能し得る。ホスト200は、例えば、パーソナルコンピュータであり、メモリシステム300は、例えば、SSDである。メモリシステム300は、コントローラ110及びメモリデバイス120を有する。コントローラ110は、ホストインタフェース111、信号処理回路112、及びメモリインタフェース100を有する。メモリデバイス120は、揮発性の半導体メモリ(例えば、DRAM)でもよいし、不揮発性の半導体メモリ(例えば、NAND型フラッシュメモリ)でもよい。
メモリインタフェース100は、コントローラ110の内部回路(例えば、信号処理回路112)とメモリデバイス120との間に配され、内部回路とメモリデバイス120との間におけるインタフェース動作を行う。メモリインタフェース100は、内部回路から供給されたライトデータをメモリデバイス120へ送信したり、メモリデバイス120から受信されたリードデータを内部回路へ転送したりする。
このとき、メモリインタフェース100は、ストローブのエッジタイミングがライトデータのレベルが安定している期間(データ有効ウィンドウ)の中央付近になるように、ライトデータ及び/又はストローブのスキューを調整してそれぞれメモリデバイス120へ送信する。これにより、ライトデータのセットアップ・ホールドのタイミングマージンを確保でき、送信先のメモリデバイス120においてライトデータがストローブに同期して取り込まれるようにすることができる。
また、メモリインタフェース100は、ストローブのエッジタイミングがリードデータのレベルが安定している期間(データ有効ウィンドウ)の中央付近になるように、リードデータ及び/又はストローブのスキューを調整してそれぞれ内部回路へ転送する。これにより、リードデータのセットアップ・ホールドのタイミングマージンを確保でき、転送先の内部回路においてリードデータがストローブに同期して取り込まれるようにすることができる。
メモリインタフェース100は、例えば図2に示すように構成され得る。図2は、実施形態にかかるメモリインタフェース100の構成の一例を示す図である。メモリインタフェース100は、双方向バス方式を採用しており、メモリライト回路1,2及びメモリリード回路3を有する。図2では、図示の簡略化のため、各ラインを一本の線で示しているが、各ラインは、複数ビットの伝送ラインとして構成されてもよい。すなわち、メモリインタフェース100は、1ビット又は複数ビット間でスキューを調整するように構成され得る。
メモリインタフェース100において、メモリライト回路1,2及びメモリリード回路3は、ライトアクセスタイミング及びリードアクセスタイミングを通知するストローブ信号など一部を除き排他で動作させるのにもかかわらず、それぞれ専用の遅延調整回路が実装されていると、回路面積が増大しやすい。
そこで、実施形態では、メモリインタフェースにおいて、メモリライト回路1とメモリリード回路3とで遅延調整回路4を共有させることで、回路面積の低減化を図る。
具体的には、メモリインタフェース100において、メモリライト回路1とメモリリード回路3で遅延調整回路4が共用されてどちらにより使用されるのかを選択できるようにする。通常時は、メモリライト回路1もしくはメモリリード回路3のいずれかを選択し、かつ適した遅延設定を行った状態にしておくことで、メモリアクセスすることができる。メモリアクセス方向を切り替えたい場合、必要であれば遅延調整回路4の入力もしくは出力をマスクした状態で、メモリライト回路1もしくはメモリリード回路3のいずれかに切り換えかつ適した遅延設定に変更したうえで、遅延調整回路4の入力もしくは出力のマスクを解除することで、切り替えに伴う誤作動なく、異なる方向のメモリアクセスすることができる。このため、メモリインタフェース100において、遅延調整回路4に関する切換回路7,8を実装する。
より具体的には、メモリインタフェース100は、図2に示すように、メモリライト回路(第1のライト回路)1、メモリライト回路(第2のライト回路)2、メモリリード回路3、遅延調整回路(第1の遅延調整回路)4、遅延調整回路5、遅延調整回路6、切換回路(第1の切換回路)7、切換回路(第2の切換回路)8、切換制御回路9、双方向IO回路10、双方向IO回路20、及び遅延段数演算回路30を有する。また、メモリインタフェース100は、データ端子TMdt、ストローブ端子TMst、クロック端子TMck、ライトデータ端子TMwd、ライトストローブ端子TMwst、リードデータ端子TMrdt、リードデータイネーブル端子TMren、ライト/リードフラグ端子TMf1、ライト時遅延設定端子TMdw、及びリード時遅延設定端子TMdrを有する。
双方向IO回路10は、出力バッファ(第1の出力回路)11及び入力バッファ(第1の入力回路)12を有する。出力バッファ11は、入力側が切換回路8に接続され、出力側がノードN1を介してデータ端子TMdtに接続されている。入力バッファ12は、入力側がノードN1を介してデータ端子TMdtに接続され、出力側が切換回路7に接続されている。データ端子TMdtには、双方向バスを介してメモリデバイス120のデータ端子が接続され得る。出力バッファ11は、切換回路8から転送されたライトデータをノードN1、データ端子TMdt、及び双方向バス経由でメモリデバイス120へ送信することができる。入力バッファ12は、メモリデバイス120から双方向バス、データ端子TMdt、及びノードN1経由でリードデータを受信して切換回路7へ転送することができる。
双方向IO回路20は、出力バッファ(第2の出力回路)21及び入力バッファ(第2の入力回路)22を有する。出力バッファ21は、入力側が遅延調整回路5に接続され、出力側がノードN2を介してストローブ端子TMstに接続されている。入力バッファ22は、入力側がノードN2を介してストローブ端子TMstに接続され、出力側が遅延調整回路6に接続されている。ストローブ端子TMstには、双方向バスを介してメモリデバイス120のストローブ端子が接続され得る。出力バッファ21は、遅延調整回路5から転送されたライトストローブをノードN2、ストローブ端子TMst、及び双方向バス経由でメモリデバイス120へ送信することができる。入力バッファ22は、メモリデバイス120から双方向バス、ストローブ端子TMst、及びノードN2経由でリードストローブを受信して遅延調整回路6へ転送することができる。
メモリライト回路1は、入力側がクロック端子TMck及びライトデータ端子TMwdに接続され、出力側が切換回路7に接続されている。メモリライト回路1は、ライトデータを処理して切換回路7へ出力する。メモリライト回路1は、例えばラッチ回路を有し、ライトデータ端子TMwd経由で受けたライトデータを、クロック端子TMck経由で受けたクロックの立ち上がり又は立ち下がりをトリガーとしてラッチして、切換回路7へ出力する。
メモリライト回路2は、入力側がクロック端子TMck及びライトストローブ端子TMwstに接続され、出力側が遅延調整回路5に接続されている。メモリライト回路2は、ライトストローブを処理して遅延調整回路5へ出力する。メモリライト回路2は、例えばラッチ回路を有し、ライトストローブ端子TMwst経由で受けたライトストローブを、クロック端子TMck経由で受けたクロックの立ち上がり又は立ち下がりをトリガーとしてラッチして、遅延調整回路5へ出力する。
メモリリード回路3は、入力側が切換回路8及び遅延調整回路6に接続され、出力側がリードデータ端子TMrdt及びリードデータイネーブル端子TMrenに接続されている。メモリリード回路3は、リードデータを処理してリードデータ端子TMrdtへ出力し、リードストローブを処理してリードデータイネーブル端子TMrenへ出力する。メモリリード回路3は、切換回路8から転送されたリードデータをリードデータ端子TMrdt経由でコア112側へ出力し、遅延調整回路6から転送されたリードストローブをリードデータイネーブル端子TMren経由でコア112側へ出力する。
遅延調整回路4は、メモリライト回路1の出力側に配されている。遅延調整回路4は、入力側が切換回路7に接続され、出力側が切換回路8に接続されている。遅延調整回路4は、切換回路7からライトデータが転送された場合、ライトデータに対して第1の遅延量を付与して切換回路8へ転送する。遅延調整回路4は、切換回路7からリードデータが転送された場合、このリードデータに対して第2の遅延量を付与して切換回路8へ転送する。遅延調整回路4は、複数段の遅延素子を含む。第1の遅延量と第2の遅延量とは例えば異なるレジスタ等により個別に設定できる。
遅延調整回路5は、メモリライト回路2の出力側に配されている。遅延調整回路5は、入力側がメモリライト回路2に接続され、出力側が出力バッファ21に接続されている。遅延調整回路5は、メモリライト回路2からライトストローブが転送された場合、このライトストローブに対して第3の遅延量を付与して出力バッファ21へ転送する。遅延調整回路5は、複数段の遅延素子を含む。
遅延調整回路6は、入力バッファ22の出力側に配されている。遅延調整回路6は、入力側が入力バッファ22に接続され、出力側がメモリリード回路3に接続されている。遅延調整回路6は、入力バッファ22からリードストローブが転送された場合、このリードストローブに対して第4の遅延量を付与してメモリリード回路3へ転送する。遅延調整回路6は、複数段の遅延素子を含む。
遅延段数演算回路30は、遅延調整回路4に対して出力バッファ11と反対側に配されている。遅延段数演算回路30は、入力側がライト時遅延設定端子TMdw及びリード時遅延設定端子TMdrに接続され、出力側が遅延調整回路4〜6に接続されている。遅延段数演算回路30は、所望の遅延量に対応した遅延素子の段数を予め求め、その段数で遅延動作を行うように遅延調整回路4〜6を設定することができる。遅延段数演算回路30は、ライト時遅延設定端子TMdw経由で受けた制御信号に応じて、遅延調整回路4における第1の遅延量に対応した第1の遅延段数を求め、第1の遅延段数で遅延動作を行うように遅延調整回路4を設定する。また、遅延段数演算回路30は、ライト時遅延設定端子TMdw経由で受けた制御信号に応じて、遅延調整回路5における第3の遅延量に対応した第3の遅延段数を求め、第3の遅延段数で遅延動作を行うように遅延調整回路5を設定する。遅延段数演算回路30は、リード時遅延設定端子TMdr経由で受けた制御信号に応じて、遅延調整回路4における第2の遅延量に対応した第2の遅延段数を求め、第2の遅延段数で遅延動作を行うように遅延調整回路4を設定する。また、遅延段数演算回路30は、リード時遅延設定端子TMdr経由で受けた制御信号に応じて、遅延調整回路6における第4の遅延量に対応した第4の遅延段数を求め、第4の遅延段数で遅延動作を行うように遅延調整回路6を設定する。
切換回路7は、メモリライト回路1と遅延調整回路4との間に電気的に配されていると共に、入力バッファ12と遅延調整回路4との間に電気的に配されている。切換回路7は、切換制御回路9から受ける制御信号に応じて、メモリライト回路1が遅延調整回路4に電気的に接続された状態(第1の状態)と入力バッファ12が遅延調整回路4に電気的に接続された状態(第2の状態)とのいずれかに切り換える。切換回路7は、第1の状態に切り換えている場合、メモリライト回路1から転送されたライトデータを遅延調整回路4へ転送できる。切換回路7は、第2の状態に切り換えている場合、入力バッファ12から転送されたリードデータを遅延調整回路4へ転送できる。切換回路7の回路規模は、遅延調整回路4の回路規模に比べて小さい。
切換回路8は、遅延調整回路4と出力バッファ11との間に電気的に配されていると共に、遅延調整回路4とメモリリード回路3との間に電気的に配されている。切換回路8は、切換制御回路9から受ける制御信号に応じて、遅延調整回路4が出力バッファ11に電気的に接続された状態(第3の状態)と遅延調整回路4がメモリリード回路3に電気的に接続された状態(第4の状態)とのいずれかに切り換える。切換回路8は、第3の状態に切り換えている場合、遅延調整回路4で第1の遅延量が付与されたライトデータを出力バッファ11へ転送できる。切換回路8は、第4の状態に切り換えている場合、遅延調整回路4で第2の遅延量が付与されたリードデータをメモリリード回路3へ転送できる。切換回路8の回路規模は、遅延調整回路4の回路規模に比べて小さい。
切換制御回路9は、入力側がライト/リードフラグ端子TMf1に接続され、出力側が切換回路7及び切換回路8に接続されている。切換制御回路9は、ライト/リードフラグ端子TMf1経由で受けたフラグがライトを示している場合、第1の状態に切り換えるように切換回路7を制御すると共に第3の状態に切り換えるように切換回路8を制御する。切換制御回路9は、ライト/リードフラグ端子TMf1経由で受けたフラグがリードを示している場合、第2の状態に切り換えるように切換回路7を制御すると共に第4の状態に切り換えるように切換回路8を制御する。
以上のように、実施形態では、メモリインタフェース100において、切換回路7,8の切換によりライトデータに対する遅延量の付与とリードデータに対する遅延量の付与とをともに遅延調整回路4で行わせる。これにより、メモリライト回路1とメモリリード回路3とで遅延調整回路4を共有する。この結果、ライトデータ用の遅延調整回路とリードデータ用の遅延調整回路とをそれぞれ設ける場合に比べて、メモリインタフェース100の回路面積を低減できる。
また、実施形態では、メモリインタフェース100において、メモリライト回路1とメモリリード回路3とで遅延調整回路4を共有するので、動作させる遅延調整回路の個数を低減できる。これにより、ライトデータ用の遅延調整回路とリードデータ用の遅延調整回路とをそれぞれ設ける場合に比べて、メモリインタフェース100の消費電力を低減できる。
なお、メモリインタフェース100iにおいて、メモリライト回路1とメモリリード回路3とで遅延調整回路4を共有することに伴い、自己テスト(BIST:Built In Self Test)動作を行うための構成上の工夫を加えてもよい。
例えば、メモリインタフェース100iは、図3に示すように構成され得る。図3は、実施形態の第1の変形例における自己テスト動作のための構成を示す図である。メモリインタフェース100iは、バイパスライン31、バイパスライン32、バイパスライン33をさらに有する。バイパスライン31は、切換回路7と切換回路8との間に遅延調整回路4に対して並列に電気的に配され、切換回路7と切換回路8との間で遅延調整回路4をバイパスして電気的に接続している。バイパスライン32は、メモリライト回路1と切換回路8との間に切換回路7及び遅延調整回路4に対して並列に電気的に配され、メモリライト回路1と切換回路8との間で切換回路7及び遅延調整回路4をバイパスして電気的に接続している。バイパスライン33は、入力バッファ12と切換回路8との間に切換回路7及び遅延調整回路4に対して並列に電気的に配され、入力バッファ12と切換回路8との間で切換回路7及び遅延調整回路4をバイパスして電気的に接続している。
切換回路7は、セレクタ(第1のセレクタ)7aを有する。セレクタ7aは、入力バッファ12に接続された第1の入力ノード「0」とメモリライト回路1に接続された第2の入力ノード「1」と遅延調整回路4の入力側及びバイパスライン31の一端に接続された出力ノードとを有する。セレクタ7aは、切換制御回路9から制御信号としてセレクト信号φSELを受け、セレクト信号φSEL=0の期間に第1の入力ノード「0」を選択して入力バッファ12を出力ノードへ電気的に接続し、セレクト信号φSEL=1の期間に第2の入力ノード「1」を選択してメモリライト回路1を出力ノードへ電気的に接続する。
切換回路8は、セレクタ(第2のセレクタ)8a、セレクタ(第3のセレクタ)8b、及びセレクタ(第4のセレクタ)8cを有する。セレクタ8aは、遅延調整回路4の出力側に接続された第1の入力ノード「0」とバイパスライン31の他端に接続された第2の入力ノード「1」とセレクタ8b及びセレクタ8cに接続された出力ノードとを有する。セレクタ8aは、切換制御回路9から制御信号としてバイパス信号φBPを受け、バイパス信号φBP=0の期間に第1の入力ノード「0」を選択して遅延調整回路4の出力側を出力ノードへ電気的に接続し、バイパス信号φBP=1の期間に第2の入力ノード「1」を選択してバイパスライン31の他端を出力ノードへ電気的に接続する。
セレクタ8bは、バイパスライン32に接続された第1の入力ノード「0」とセレクタ8aの出力ノードに接続された第2の入力ノード「1」と出力バッファ11に接続された出力ノードとを有する。セレクタ8bは、切換制御回路9から制御信号としてセレクト信号φSELを受け、セレクト信号φSEL=0の期間に第1の入力ノード「0」を選択してバイパスライン32を出力ノードへ電気的に接続し、セレクト信号φSEL=1の期間に第2の入力ノード「1」を選択してセレクタ8aの出力ノードを自身の出力ノードへ電気的に接続する。
セレクタ8cは、セレクタ8aの出力ノードに接続された第1の入力ノード「0」とバイパスライン33に接続された第2の入力ノード「1」とメモリリード回路3に接続された出力ノードとを有する。セレクタ8cは、切換制御回路9から制御信号としてセレクト信号φSELを受け、セレクト信号φSEL=0の期間に第1の入力ノード「0」を選択してセレクタ8aの出力ノードを自身の出力ノード側へ電気的に接続し、セレクト信号φSEL=1の期間に第2の入力ノード「1」を選択してバイパスライン33を出力ノード側へ電気的に接続する。
自己テスト(BIST)動作は、例えば、切換制御回路9からセレクト信号φSEL=0及びバイパス信号φBP=1が供給されることで、図4に示すように行われ得る。図4は、実施形態の第1の変形例における自己テスト動作を示す図である。自己テスト動作は、例えば、コア112(図1参照)の制御で行われ得る。自己テスト動作は、メモリデバイス120の接続がない(非接続の)状態で行われ得る。信号処理回路112からライトデータ端子TMwd経由でメモリライト回路1へ転送されたテストデータは、図4に破線の矢印で示すように、バイパスライン32→切換回路8(セレクタ8b)→出力バッファ11→ノードN1→入力バッファ12→切換回路7(セレクタ7a)→バイパスライン31→切換回路8(セレクタ8a→セレクタ8c)→メモリリード回路3→リードデータ端子TMrdt→信号処理回路112と転送される。信号処理回路112は、転送されてきたテストデータの値と期待値とを比較し、一致すれば不良なしと判断し、不一致であればメモリインタフェース100i内に断線等の不良があると判断する。
このように、メモリインタフェース100iが自己テスト動作を行うように構成されているので、メモリインタフェース100iにおいて、後発的に発生した故障を診断し、エラー報知(例えば、LED等によるエラー表示)を行うことができる。
あるいは、メモリインタフェース100jは、自己テスト動作のために、図5に示すように構成され得る。図5は、実施形態の第2の変形例における自己テスト動作のための構成を示す図である。
メモリインタフェース100jは、図5に示すように、図4に示す構成に対してバイパスライン31及び切換回路8内のセレクタ8aが省略されタイミング調整回路34が追加された構成を有している。タイミング調整回路34は、セレクタ7aとセレクタ8b,8cとの間のセレクト動作のタイミングを調整し、図4に示す自己テスト動作と同様の動作が行われるようにすることができる。
タイミング調整回路34は、ORゲート34a、ANDゲート34b、及びインバータ34cを有する。ORゲート34aは、バイパス信号φBPとセレクト信号φSELとの論理和を演算し、演算結果をセレクト信号φSELcとしてセレクタ8cへ供給する。ANDゲート34bは、バイパス信号φBPがインバータ34cで論理反転された信号とセレクト信号φSELとの論理積を演算し、演算結果をセレクト信号φSELbとしてセレクタ8bへ供給する。
セレクタ8bは、バイパスライン32に接続された第1の入力ノード「0」と遅延調整回路4の出力側に接続された第2の入力ノード「1」と出力バッファ11に接続された出力ノードとを有する。セレクタ8bは、タイミング調整回路34からセレクト信号φSELbを受け、セレクト信号φSELb=0の期間に第1の入力ノード「0」を選択してバイパスライン32を出力ノードへ電気的に接続し、セレクト信号φSELb=1の期間に第2の入力ノード「1」を選択して遅延調整回路4の出力側を自身の出力ノードへ電気的に接続する。
セレクタ8cは、遅延調整回路4の出力側に接続された第1の入力ノード「0」とバイパスライン33に接続された第2の入力ノード「1」とメモリリード回路3に接続された出力ノードとを有する。セレクタ8cは、タイミング調整回路34からセレクト信号φSELcを受け、セレクト信号φSELc=0の期間に第1の入力ノード「0」を選択して遅延調整回路4の出力側を自身の出力ノードへ電気的に接続し、セレクト信号φSELc=1の期間に第2の入力ノード「1」を選択してバイパスライン33を出力ノードへ電気的に接続する。例えば、φBP=0且つφSEL=0とすることで、メモリライト回路1→バイパスライン32→セレクタ8b(0)→出力バッファ11→入力バッファ12→セレクタ7a(0)→遅延調整回路4→セレクタ8c(0)→メモリリード回路3のパスが設定できる。
このように、メモリインタフェース100jが自己テスト動作を行うように構成されているので、メモリインタフェース100jにおいて、後発的に発生した故障を診断し、エラー報知(例えば、LED等によるエラー表示)を行うことができる。
あるいは、メモリインタフェース100kにおいて、さらに回路面積を低減するための工夫を加えてもよい。例えば、メモリインタフェース100kは、図6に示すように構成され得る。図6は、実施形態の第3の変形例に係るメモリインタフェース100kの構成を示す図である。
メモリインタフェース100kは、図6に示すように、図2に示した遅延調整回路5及び遅延調整回路6が遅延調整回路33kとして共通化されるとともに切換回路31k及び切換回路32kが追加された構成を有している。
遅延調整回路33kは、メモリライト回路2の出力側に配されている。遅延調整回路33kは、入力側が切換回路31kに接続され、出力側が切換回路32kに接続されている。遅延調整回路33kは、切換回路31kからライトストローブが転送された場合、ライトストローブに対して第3の遅延量を付与して切換回路32kへ転送する。遅延調整回路33kは、切換回路31kからリードストローブが転送された場合、このリードストローブに対して第4の遅延量を付与して切換回路32kへ転送する。遅延調整回路33kは、複数段の遅延素子を含む。遅延調整回路33kにおける遅延素子の段数は、遅延調整回路5(図2参照)における遅延素子の段数及び遅延調整回路6(図2参照)における遅延素子の段数に対応した段数とすることができる。第3の遅延量と第4の遅延量とは、例えば、異なるレジスタ等により個別に設定できる。
切換回路31kは、メモリライト回路2と遅延調整回路33kとの間に電気的に配されていると共に、入力バッファ22と遅延調整回路33kとの間に電気的に配されている。切換回路31kは、切換制御回路9から受ける制御信号に応じて、メモリライト回路2が遅延調整回路33kに電気的に接続された状態(第5の状態)と入力バッファ22が遅延調整回路33kに電気的に接続された状態(第6の状態)とのいずれかに切り換える。切換回路31kは、第5の状態に切り換えている場合、メモリライト回路2から転送されたライトストローブを遅延調整回路33kへ転送できる。切換回路31kは、第6の状態に切り換えている場合、入力バッファ22から転送されたリードストローブを遅延調整回路33kへ転送できる。切換回路31kの回路規模は、遅延調整回路33kの回路規模に比べて小さい。
切換回路32kは、遅延調整回路33kと出力バッファ21との間に電気的に配されていると共に、遅延調整回路33kとメモリリード回路3との間に電気的に配されている。切換回路32kは、切換制御回路9から受ける制御信号に応じて、遅延調整回路33kが出力バッファ21に電気的に接続された状態(第7の状態)と遅延調整回路33kがメモリリード回路3に電気的に接続された状態(第8の状態)とのいずれかに切り換える。切換回路32kは、第7の状態に切り換えている場合、遅延調整回路33kで第3の遅延量が付与されたライトストローブを出力バッファ21へ転送できる。切換回路32kは、第8の状態に切り換えている場合、遅延調整回路33kで第4の遅延量が付与されたリードストローブをメモリリード回路3へ転送できる。切換回路32kの回路規模は、遅延調整回路33kの回路規模に比べて小さい。
このように、メモリインタフェース100kでは、切換回路31k,32kの切換によりライトストローブに対する遅延量の付与とリードストローブに対する遅延量の付与とをともに遅延調整回路33kで行わせる。これにより、メモリライト回路2とメモリリード回路3とで遅延調整回路33kを共有する。この結果、図2のように、ライトストローブ用の遅延調整回路5とリードストローブ用の遅延調整回路6とをそれぞれ設ける場合に比べて、メモリインタフェース100kの回路面積を低減できる。
あるいは、メモリインタフェース100pにおいて、メモリアクセス中に遅延設定を更新可能にするための工夫が加えられてもよい。例えば、メモリインタフェース100pは、図7に示すように構成される。図7は、実施形態の第4の変形例に係るメモリインタフェース100pの構成を示す図である。
メモリインタフェース100pは、図7に示すように、図6に示す構成に対して遅延調整回路35pが追加された構成を有する。遅延調整回路35pは、切換回路7p及び切換回路8pの間に遅延調整回路4に対して並列に電気的に配されている。遅延調整回路35pは、メモリライト回路1の出力側に配されている。遅延調整回路35pは、入力側が切換回路7pに接続され、出力側が切換回路8pに接続されている。遅延調整回路35pは、複数段の遅延素子を含む。なお、遅延調整回路35pの構成は遅延調整回路4の構成と同じであってもよい。
メモリインタフェース100pにおいて、例えば、図8に示すように、メモリデバイス120に対するライトアクセス動作が完了してからリードアクセス動作が開始されるまでのアイドル期間TPidが存在する。遅延段数演算回路30は、アイドル期間TPidに、ライト動作用の設定からリード動作用の設定に変更して遅延調整回路4に遅延量を設定できる。しかし、例えばリードエラーが発生しより信頼性の高い条件でリトライリードを行う場合などリードアクセス中(図8の場合、タイミングt1,t2)に遅延量を更新する必要が生じることがある。
そのため、図7に示すように、切換回路7p及び切換回路8pの間に遅延調整回路4と遅延調整回路35pとを並列に接続し、遅延調整回路4及び遅延調整回路35pの一方を定常的に遅延量付与に使用しながら他方を用いて遅延量の更新設定を行う。このとき、切換回路7p及び切換回路8pは、図9に示すように構成され得る。図9は、切換回路7p,8pの内部構成を示す図である。
図9に示す切換回路7pは、セレクタ7b及びセレクタ7cを有する。セレクタ7bは、入力バッファ12に接続された第1の入力ノード「0」とメモリライト回路1に接続された第2の入力ノード「1」と遅延調整回路4の入力側に接続された出力ノードとを有する。セレクタ7bは、切換制御回路9から制御信号としてセレクト信号φSEL7bを受け、セレクト信号φSEL7b=0の期間に第1の入力ノード「0」を選択して入力バッファ12を出力ノードへ電気的に接続し、セレクト信号φSEL7b=1の期間に第2の入力ノード「1」を選択してメモリライト回路1を出力ノードへ電気的に接続する。
セレクタ7cは、メモリライト回路1に接続された第1の入力ノード「0」と入力バッファ12に接続された第2の入力ノード「1」と遅延調整回路35pの入力側に接続された出力ノードとを有する。セレクタ7cは、切換制御回路9から制御信号としてセレクト信号φSEL7cを受け、セレクト信号φSEL7c=0の期間に第1の入力ノード「0」を選択してメモリライト回路1を出力ノードへ電気的に接続し、セレクト信号φSEL7c=1の期間に第2の入力ノード「1」を選択して入力バッファ12を出力ノードへ電気的に接続する。
図9に示す切換回路8pは、セレクタ8d及びセレクタ8eを有する。セレクタ8dは、遅延調整回路35pに接続された第1の入力ノード「0」と遅延調整回路4に接続された第2の入力ノード「1」と出力バッファ11に接続された出力ノードとを有する。セレクタ8dは、切換制御回路9から制御信号としてセレクト信号φSEL8dを受け、セレクト信号φSEL8d=0の期間に第1の入力ノード「0」を選択して遅延調整回路35pを出力ノードへ電気的に接続し、セレクト信号φSEL8d=1の期間に第2の入力ノード「1」を選択して遅延調整回路4を出力ノードへ電気的に接続する。
セレクタ8eは、遅延調整回路4に接続された第1の入力ノード「0」と遅延調整回路35pに接続された第2の入力ノード「1」とメモリリード回路3に接続された出力ノードとを有する。セレクタ8eは、切換制御回路9から制御信号としてセレクト信号φSEL8eを受け、セレクト信号φSEL8e=0の期間に第1の入力ノード「0」を選択して遅延調整回路4を出力ノードへ電気的に接続し、セレクト信号φSEL8e=1の期間に第2の入力ノード「1」を選択して遅延調整回路35pを出力ノードへ電気的に接続する。
切換回路7p及び切換回路8pが別々のセレクト信号で切換を行う図9に示す構成により、切換回路7p及び切換回路8pをそれぞれ独立したタイミングで切り換えることができる。これにより、図10に示すように、切換回路7pを切り換えた後に切換回路8pを切り換えるような切換動作が可能である。図10は、実施形態の第4の変形例における切換動作を示す図である。
例えば、遅延段数演算回路30は、図10(a)に示すように、リードデータに対する遅延量の付与が、遅延調整回路4に対して古い遅延量を設定している旧遅延設定が行われている状態で、遅延調整回路35pに対して新しい遅延量を設定する新遅延設定を行う。このとき、図10(a)に破線で示すように、切換回路7pは入力バッファ12を遅延調整回路4に接続し、切換回路8pは遅延調整回路4をメモリリード回路3に接続している。
タイミングt1(図8参照)より所定の時間前のタイミングになると、切換回路7pは、図10(a)に破線で示すように、入力バッファ12を遅延調整回路4に接続している状態から、図10(b)に一点鎖線で示すように、入力バッファ12を遅延調整回路35pへも接続する。このとき、切換回路8pは、図10(b)に破線で示すように、遅延調整回路4を選択的にメモリリード回路3に接続したままである。所定の時間は、図10(b)に一点鎖線で示す切換が行われてから遅延調整回路35p内のノイズ(グリッチ)が安定するまでの時間として実験的に取得され得る。
タイミングt1になると、切換回路7pは、図10(c)に一点鎖線で示すように、入力バッファ12を選択的に遅延調整回路35pへ接続したまま、切換回路8pは、遅延調整回路35pを選択的にメモリリード回路3に接続する。これにより、リードデータに対する遅延量の付与が新遅延設定の遅延調整回路35pで新しい遅延量により行われる状態になる。
このように、メモリインタフェース100pにおいて、切換回路7pと切換回路8pとの間に遅延調整回路4と並列に遅延調整回路35pを追加挿入することで、メモリアクセス中における遅延量の更新が可能になるので、タイミングパス遅延を所定のタイミング範囲内に収束させるタイミングクロージャが容易になる。
また、切換回路7pと切換回路8pとを独立に切り替え可能に構成することで、遅延量付与に用いる回路を遅延調整回路4と遅延調整回路35pとの間で適切なタイミングで切り替えることができる。これにより、切換回路7pを切り換えた後に切換回路8pを切り換えるような切換動作を行うことができるので、切換に伴うグリッチの発生を抑止できる。
あるいは、メモリインタフェース100sにおいて、切換回路7pを切り換えた後に切換回路8pを切り換えるような切換動作を、図11に示す構成で実現してもよい。図11は、実施形態の第5の変形例における切換回路及び遅延調整回路の構成を示す図である。
メモリインタフェース100sは、図11に示すように、図7に示す構成に対して遅延調整回路4,35pと切換回路8との間にタイミング調整回路36が電気的に配された構成を有する。タイミング調整回路36は、ORゲート36a、フリップフロップ36b、フリップフロップ36c、及びラッチ回路36dを有する。ORゲート36aは、遅延調整回路4の出力と遅延調整回路35pの出力とトリガー信号φTRGとの論理和を演算しフリップフロップ36b、フリップフロップ36c、及びラッチ回路36dの各クロック端子へ供給する。フリップフロップ36bは、ORゲート36aの出力の立ち上がりエッジに同期してセレクト信号φSELを保持しフリップフロップ36cへ出力する。フリップフロップ36cは、ORゲート36aの出力の立ち上がりエッジに同期してフリップフロップ36bからのセレクト信号φSELを保持しラッチ回路36dへ出力する。ラッチ回路36dは、ロースルーラッチ回路であり、ORゲート36aの出力がLレベルの期間にフリップフロップ36cの出力のレベルをセレクト信号としてセレクタ8dへ転送し、Lレベル→Hレベルのタイミングにおけるフリップフロップ36cの出力のレベルを保持し、ORゲート36aの出力がHレベルの期間に保持しているレベルをセレクト信号としてセレクタ8dへ出力する。
タイミング調整回路36は、メモリアクセス中において、セレクタ7b,7c,8eについて共通化されたセレクト信号φSELを用いて、遅延調整回路4の出力と遅延調整回路35pの出力との変化に応じて切換回路7pを切り換えた後に切換回路8pを切り換えるようなセレクト信号(=ラッチ回路36dの出力)を生成できる。また、アイドル時に切り換えるときは、外部からトリガ信号φTRGを用いて切り替えることができる。
図11に示す構成により、メモリインタフェース100sは、例えば図12に示すように動作する。図12は、実施形態の第5の変形例におけるメモリインタフェース100sの動作を示す波形図である。
例えば、タイミングt11〜t12の期間において、遅延段数演算回路30は、ライトデータに対する遅延量の付与が遅延調整回路4に対して古い遅延量を設定している旧遅延設定が行われている状態で、遅延調整回路35pに対して、新しい遅延量を設定する新遅延設定を行う。このとき、セレクト信号φSEL=1に応じて、切換回路7pはメモリライト回路1を遅延調整回路4に接続し、切換回路8pは遅延調整回路4を出力バッファ11に接続している(図11参照)。
タイミングt1(図8参照)より所定の時間前のタイミングt13になると、セレクト信号φSEL=0になることに応じて、切換回路7pは、メモリライト回路1を遅延調整回路35pへ接続する。このとき、切換回路8pは、セレクト信号(ラッチ回路36dの出力)=1のままであるので、遅延調整回路4を出力バッファ11に接続したままである。所定の時間は、タイミングt13の切換が行われてから遅延調整回路35p内のノイズ(グリッチ)が安定するまでの時間として実験的に取得され得る。
タイミングt1になると、セレクト信号(ラッチ回路36dの出力)=0となるので、切換回路8pは、遅延調整回路35pを出力バッファ11に接続する。これにより、ライトデータに対する遅延量の付与が新遅延設定の遅延調整回路35pで新しい遅延量により行われる状態になる。
このように、メモリインタフェース100sにおいて、切換回路7pを切り換えた後に切換回路8pを切り換えるような切換動作を行うことができるので、切換に伴うグリッチの発生を抑止できる。
また、データが複数ビットである場合、切替回路7と遅延調整回路4と切替回路8との組み合わせがデータの各ビット用に複数あってもよい。
また、データが複数ビットである場合、切替回路7と遅延調整回路4と切替回路8との組み合わせがデータの各ビット用に複数あってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100,100i,100j,100k,100p,100s メモリインタフェース、300 メモリシステム。
Claims (11)
- メモリデバイスに接続可能である第1の出力回路と、
前記メモリデバイスに接続可能である第1の入力回路と、
ライトデータを処理する第1のライト回路と、
リードデータ及びリードストローブを処理するリード回路と、
前記第1のライト回路の出力側に配された第1の遅延調整回路と、
前記第1のライト回路と前記第1の遅延調整回路との間に電気的に配されると共に、前記第1の入力回路と前記第1の遅延調整回路との間に電気的に配された第1の切換回路と、
前記第1の遅延調整回路と前記第1の出力回路との間に電気的に配されると共に、前記第1の遅延調整回路と前記リード回路との間に電気的に配された第2の切換回路と、
を備えたメモリインタフェース。 - 前記第1の切換回路及び前記第2の切換回路の間に前記第1の遅延調整回路に対して並列に電気的に挿入された第2の遅延調整回路をさらに備えた
請求項1に記載のメモリインタフェース。 - 前記第1の遅延調整回路は、複数段の遅延素子を含み、
前記第2の遅延調整回路は、複数段の遅延素子を含み、
前記メモリインタフェースは、前記第1の遅延調整回路に対して前記第1の出力回路と反対側に配された遅延段数演算回路をさらに備えた
請求項2に記載のメモリインタフェース。 - 前記第2の遅延調整回路と前記第2の切換回路との間に配された切換タイミング調整回路をさらに備えた
請求項3に記載のメモリインタフェース。 - 前記メモリデバイスに接続可能である第2の出力回路と、
前記メモリデバイスに接続可能である第2の入力回路と、
ライトストローブを処理する第2のライト回路と、
前記第2のライト回路の出力側に配された第2の遅延調整回路と、
前記第2のライト回路と前記第2の遅延調整回路との間に電気的に配されると共に、前記第2の入力回路と前記第1の遅延調整回路との間に電気的に配された第3の切換回路と、
前記第2の遅延調整回路と前記第2の出力回路との間に電気的に配されると共に、前記第2の遅延調整回路と前記リード回路との間に電気的に配された第4の切換回路と、
をさらに備えた
請求項1に記載のメモリインタフェース。 - 前記第1の切換回路と前記第2の切換回路との間に前記第1の遅延調整回路に対して並列に電気的に挿入された第1のバイパスラインと、
前記第1のライト回路と前記第2の切換回路との間に前記第1の切換回路及び前記第1の遅延調整回路に対して並列に電気的に挿入された第2のバイパスラインと、
前記第1の入力回路と前記第2の切換回路との間に前記第1の切換回路及び前記第1の遅延調整回路に対して並列に電気的に挿入された第3のバイパスラインと、
をさらに備え、
前記第1の切換回路は、前記第1の入力回路に接続された第1の入力ノードと前記第1のライト回路に接続された第2の入力ノードと前記第1の遅延調整回路の入力側及び前記第1のバイパスラインの一端に接続された出力ノードとを有する第1のセレクタを有し、
前記第2の切換回路は、
前記第1の遅延調整回路の出力側に接続された第1の入力ノードと前記第1のバイパスラインの他端に接続された第2の入力ノードと出力ノードとを有する第2のセレクタと、
前記第2のバイパスラインに接続された第1の入力ノードと前記第2のセレクタの前記出力ノードに接続された第2の入力ノードと前記第1の出力回路に接続された出力ノードとを有する第3のセレクタと、
前記第2のセレクタの前記出力ノードに接続された第1の入力ノードと前記第3のバイパスラインに接続された第2の入力ノードと前記リード回路に接続された出力ノードとを有する第4のセレクタと、
を有する
請求項1から5のいずれか1項に記載のメモリインタフェース。 - 前記第1のライト回路と前記第2の切換回路との間に前記第1の切換回路及び前記第1の遅延調整回路に対して並列に電気的に挿入された第1のバイパスラインと、
前記第1の入力回路と前記第2の切換回路との間に前記第1の切換回路及び前記第1の遅延調整回路に対して並列に電気的に挿入された第2のバイパスラインと、
をさらに備え、
前記第1の切換回路は、前記第1の入力回路に接続された第1の入力ノードと前記第1のライト回路に接続された第2の入力ノードと前記第1の遅延調整回路の入力側に接続された出力ノードとを有する第1のセレクタを有し、
前記第2の切換回路は、
前記第1の遅延調整回路の出力側に接続された第1の入力ノードと前記第1のバイパスラインの一端に接続された第2の入力ノードと前記第1の出力回路に接続された出力ノードとを有する第2のセレクタと、
前記第1の遅延調整回路の出力側に接続された第1の入力ノードと前記第2のバイパスラインの一端に接続された第2の入力ノードと前記リード回路に接続された出力ノードとを有する第3のセレクタと、
を有する
請求項1から5のいずれか1項に記載のメモリインタフェース。 - 前記第1のセレクタに第1のセレクト信号を出力し、前記第2のセレクタに第2のセレクト信号を出力し、前記第3のセレクタに第3のセレクト信号を出力するタイミング調整回路をさらに備えた
請求項7に記載のメモリインタフェース。 - nを2以上の整数とするとき、
前記ライトデータは、nビットで構成され、
前記第1の第1の切換回路と前記第1の遅延調整回路と前記第2の切換回路とをn組備える
請求項1に記載のメモリインタフェース。 - nを2以上の整数とするとき、
前記リードデータは、nビットで構成され、
前記第1の第1の切換回路と前記第1の遅延調整回路と前記第2の切換回路とをn組備える
請求項1に記載のメモリインタフェース。 - メモリデバイスと、
前記メモリデバイスに接続可能である請求項1から10のいずれか1項に記載のメモリインタフェースと、
を備えたメモリシステム。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20180905 |