JP2019061537A - 情報処理システム及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
一方で、従端末を操作するユーザの利便性の観点から、1台の従端末の1つの表示画面を複数の領域に分割し、主端末の画像に同期制御された画像と主端末の画像とは非同期の画像(拡張画像)とを並列表示する技術も考えられている。
請求項2に記載の発明は、前記他の画像は、主端末の画像に対して補助的に使用される画像であり、ネットワークシステムより取得される、請求項1に記載のプログラムである。
請求項3に記載の発明は、前記他の画像は、主端末の画像に対して投稿されたコメント、又は、主端末の画像に付属する文書、又は、主端末の画像の表示範囲の外側に位置する画像、又は、主端末の画像に含まれるリンク情報に紐付けられた画像、又は、主端末の画像に関連するアノテーションである、請求項2に記載のプログラムである。
請求項4に記載の発明は、前記第1の従端末に主端末と同期した画像を表示する、請求項2に記載のプログラムである。
請求項5に記載の発明は、前記第3の機能は、前記第1の従端末に、前記他の画像とは異なる、主端末の画像に対して補助的に使用される画像を表示する、請求項2に記載のプログラムである。
請求項6に記載の発明は、部分集合に属する他の端末からの操作の内容を表示に反映するか決定する第4の機能を、前記コンピュータに実行させる請求項1に記載のプログラムである。
請求項7に記載の発明は、前記第4の機能は、前記操作の内容が表示対象の変更である場合、当該操作の内容を表示に反映する、請求項6に記載のプログラムである。
請求項8に記載の発明は、前記第4の機能は、前記操作の内容が表示位置の変更である場合、当該操作の内容を表示に反映する、請求項6に記載のプログラムである。
請求項9に記載の発明は、前記第4の機能は、前記表示位置の変更を伴う移動量が予め定めた閾値より小さい場合には、前記操作の内容を表示に反映しない、請求項8に記載のプログラムである。
請求項10に記載の発明は、前記第1の従端末からの操作の内容の通知と主端末からの操作の内容の通知が競合するとき、前記第4の機能は、当該第1の従端末からの操作の内容を前記第2の従端末の表示に反映させない、請求項6に記載のプログラムである。
請求項11に記載の発明は、前記第1の従端末から通知のあった操作の内容が予め定めた特定の操作の内容に合致しないとき、前記第4の機能は、当該第1の従端末からの操作の内容を前記第2の従端末の表示に反映しない、請求項6に記載のプログラムである。
請求項12に記載の発明は、前記第2の従端末は複数であり、前記他の画像として互いに異なる画像を表示する、請求項1に記載のプログラムである。
請求項13に記載の発明は、複数の情報端末によって構成され、複数の前記情報端末のうちの1台は、主端末から指示を受けて動作する従端末が特定の部分集合に属するか判定する第1の機能と、前記従端末が部分集合内の他の従端末に指示を出す第1の従端末か、当該第1の従端末の指示を受けて動作する第2の従端末か判定する第2の機能と、主端末の画像とは異なる他の画像を前記第2の従端末に表示する第3の機能とを実行する情報処理システムである。
請求項2記載の発明によれば、複数台の従端末を使用するユーザの操作性を向上させることができる。
請求項3記載の発明によれば、複数台の従端末を使用するユーザの操作性を向上させることができる。
請求項4記載の発明によれば、複数台の従端末を使用するユーザの操作性を向上させることができる。
請求項5記載の発明によれば、複数台の従端末を使用するユーザの操作性を向上させることができる。
請求項6記載の発明によれば、複数台の従端末を使用するユーザの操作性を向上させることができる。
請求項7記載の発明によれば、複数台の従端末を使用するユーザの操作性を向上させることができる。
請求項8記載の発明によれば、複数台の従端末を使用するユーザの操作性を向上させることができる。
請求項9記載の発明によれば、複数台の従端末を使用するユーザの操作性を向上させることができる。
請求項10記載の発明によれば、複数台の従端末を使用するユーザの操作性を向上させることができる。
請求項11記載の発明によれば、複数台の従端末を使用するユーザの操作性を向上させることができる。
請求項12記載の発明によれば、複数台の従端末を使用するユーザの操作性を向上させることができる。
請求項13記載の発明によれば、独立に動作する複数台の従端末を個別に操作する場合に比して、複数台の従端末を使用するユーザの操作性を向上させることができる。
以下では、ネットワークシステム上での複数台の情報端末どうしの通信を通じて実現される情報処理システムの一例として電子会議システムを例に説明する。
ここでの電子会議システムは、ネットワークシステムに接続された情報端末を使用して資料の配布や意見の交換を実現する場合を想定する。電子会議システムには、いわゆるテレビ会議システムやいわゆるウェブ会議システムも含まれる。
また、情報処理システムの他の一例には、ネットワークシステムを使用した説明会、発表会、報告会、議会、授業なども含まれる。
図1は、ネットワークシステムを構成する情報端末の一例を説明する図である。
図1には、1台のサーバ装置11と、10台の端末12とが描かれている。
サーバ装置11は、プログラムの実行を通じて情報やサービスの提供を一元的に管理するコンピュータであり、端末12は、ユーザが操作するコンピュータである。ここでの端末12は、サーバ装置11に対するクライアント端末として機能する。
これらのコンピュータは、不図示のネットワークを通じて接続されている。ネットワークとの接続は有線方式でも無線方式でも構わない。
ただし、図1の段階では、いずれの端末12もサーバ装置11が提供する電子会議サービスにログインしていない。
図2の例では、10台の端末12のうちの7台が電子会議システム10を構成している。7台の端末12のうち1台が主端末Mとして使用され、残りの6台が従端末S1〜S6として使用される。
なお、電子会議システム10において、主端末Mとして動作する端末12は各時点で1台であるが固定でなく、従端末Sとして機能している他の端末12と交代することが可能である。
ただし、主端末Mとして使用される端末12は固定である必要はない。すなわち、従端末Sとして動作していた端末12を別の時点では主端末Mとして動作させ、主端末Mとして動作していた端末12を別の時点では従端末Sとして動作させることも可能である。
サーバ装置11は、電子会議で使用される資料や電子会議システム10に参加している個々の端末12から各種の情報(例えば指示、コメント、端末の状態等)を収集して記憶し、端末12に対して各種のサービスを提供する。
図3に示す電子会議システム10では、電子会議システム10を構成している6台の従端末S1〜S6を、2台ずつ3つの部分集合SUBG_1〜SUBG_3に分類している。以下では、部分集合SUBG_1〜SUBG_3を総称して部分集合SUBGという。
図3の例では、従端末S1、S2で部分集合SUBG_1を構成し、従端末S3、S4で部分集合SUBG_2を構成し、従端末S5、S6で部分集合SUBG_3を構成している。
なお、図3では部分集合SUBG_1〜SUBG_3のそれぞれを2台の従端末Sで構成しているが、部分集合SUBGを構成する従端末Sの台数は2台に限らず、1台でも3台以上でも構わない。また、部分集合SUBG_1を構成する従端末Sの台数と部分集合SUBG_2を構成する従端末Sの台数が異なっていてもよい。
部分集合SUBG内における従端末の役割も主端末と従端末に分けられる。本実施の形態では、部分集合SUBG内で主端末として機能する従端末Sを第1の従端末GMとよび、部分集合SUBG内で従端末として機能する従端末Sを第2の従端末GSとよぶ。
例えば部分集合SUBG_1では、従端末S1が第1の従端末GMとして機能し、従端末S2が第2の従端末GSとして機能する。また、部分集合SUBG_2では、従端末S3が第1の従端末GMとして機能し、従端末S4が第2の従端末GSとして機能する。部分集合SUBG_3では、従端末S5が第1の従端末GMとして機能し、従端末S6が第2の従端末GSとして機能する。
ただし、本実施の形態の場合、第1の従端末GMは主端末Mからの指示を受け付けて動作し、第2の従端末GSは第1の従端末GMからの指示を受け付けて動作するように制御される。なお、この制御は原則であり、指示の種類や内容によっては例外がある。制御の詳細については後述する。
図4に示すように、第1の従端末GMは、主端末Mからの指示を優先的に受け付けて動作する。第1の従端末GMの画面は、主端末Mの画面に追従する関係にある。換言すると、第1の従端末GMの画面は主端末Mの画面に連動する。
例えば主端末Mの画面として資料の1頁目が表示されている場合に、第1の従端末GMの画面として資料の2頁目が表示されていてもよい。
また例えば主端末Mの画面として資料の1頁目が表示されている場合に、第1の従端末GMの画面として資料の1頁目に関連するコメント、付属する文書(例えばメモ)、リンクされている情報、アノテーション等が表示されていてもよい。
図4の例では、第1の従端末GMと主端末Mとで同じ画面が表示されている。すなわち、第1の従端末GMの画面が主端末Mの画面に同期している。
この操作子21及び22の操作を通じ、第1の従端末GMのユーザは、第1の従端末GMだけでなく第2の従端末GSも操作できる。このため、独立に動作する複数台の従端末Sを個別に操作する場合に比して、ユーザの操作性が向上される。
ここで、操作子21及び22は、表示する画像の選択、頁の切り替え、ポインタの位置の指定、テキストの入力等に使用される。
連動すればよいので、第2の従端末GSの画面が第1の従端末GMの画面と同じである必要はない。
例えば第1の従端末GMの画面として資料の1頁目が表示されている場合に、第2の従端末GSの画面として資料の2頁目が表示されていてもよい。
また例えば第2の従端末GSには、主端末Mの画面又は第1の従端末GMの画面の一部が各画面とは異なる倍率で表示されていてもよい。
図4の例では、第1の従端末GMでは画面1が表示される一方、第2の従端末GSでは画面2が表示されている。すなわち、第1の従端末GMと第2の従端末GSとで異なる画面が表示されている。ここで、異なるとは、表示の対象である資料が異なる場合だけでなく、資料の一部分が拡大又は縮小されている場合を含む。
図5は、第1の従端末GMと2台の第2の従端末GS1、GS2のそれぞれで異なる画面(画面1、2、3)を表示する例を表している。
また、図5における第1の従端末GMの画面には、第1の従端末GMの画面に対する操作用の操作子21と、第2の従端末GS1の操作用の操作子22Aと、第2の従端末GS2の操作用の操作子22Bと、第2の従端末GS1及びGS2に共通の操作子23とが表示されている。すなわち、1つの画面上に4つの操作子21、22A、22B、23が表示されている。
この操作子21、22A、22B、23の操作を通じ、第1の従端末GMのユーザは、部分集合SUBG_1を構成する3台の従端末Sを操作できる。
図6は、本実施の形態におけるサーバ装置11のハードウェア構成例を示した図である。図6に示すように、サーバ装置11は、演算手段であるCPU31と、基本ソフトウェア(Operating System)などを記憶するROM(Read Only Memory)32と、プログラムの実行領域として用いられるRAM(Random Access Memory)33と、資料等を記憶するハードディスク装置(HDD)34と、ネットワークシステムとの通信に使用される通信インターフェース(IF)35と、ユーザによる操作を受け付ける入力デバイス36と、ユーザインタフェース等を表示する表示デバイス37と、を有している。
サーバ装置11の場合、ハードディスク装置34はネットワークなどを通じて接続されていてもよい。また、ハードディスク装置34は仮想の記憶装置であってもよい。
なお、図6に示したハードウェア構成は、端末12のハードウェア構成としても捉えられる。もっとも、端末12の場合には、ハードディスク装置34に代えて、記憶容量が大きい半導体記憶装置が用いられることがある。
図7は、本実施の形態における電子会議システム10を構成する情報端末の機能構成例を示すブロック図である。
図7では、電子会議システム10の機能構成のうち、サーバ装置11と、主端末Mと、部分集合SUBG_1を構成する第1の従端末GMと、部分集合SUBG_1を構成する第2の従端末GSの部分について表している。部分集合SUBG_2及び3の機能構成は、部分集合SUBG_1と共通である。
例えば主端末Mから資料の要求があった場合、送信部41は、要求された資料を主端末Mに宛てて送信する。資料の送信はファイル単位でもよいし、指定された部分(例えば特定の頁)単位でもよい。第1の従端末GMから要求があった場合や第2の従端末GSから特定の資料が要求された場合や特定の情報が要求された場合も同様である。
ここでの資料とは、発表に使用される個々の資料だけでなく、各資料に含まれる写真、図、表、テキスト文などの情報、各資料に関連付けられている付属の資料、電子会議システム10に参加している端末12から収集される各種の情報も含まれる。
また、主端末Mの画面に変化を与える指示などが検知された場合、送信部41は、検知された指示などを従端末Sに宛てて送信する。
また、主端末Mや従端末Sから収集された端末の状態を示す情報に変化があった場合、送信部41は、該当する情報を主端末Mや従端末Sに宛てて送信する。端末の状態を示す情報には、個々の端末を識別する端末情報、個々の端末の状態を示す状態情報、個々の端末における操作を示す操作情報などが含まれる。操作情報には、画面上のポインタの座標、表示位置の変更、倍率の指定、コメントの入力などが含まれる。
資料記憶部43は、ハードディスク装置(HDD)34との間で資料を読み書きする機能を提供する。
送信管理部44は、個々の端末に対する資料の送信や情報の送信などを管理する機能を提供する。ここでの送信には、指示や情報の転送も含まれる。送信管理部44の機能の詳細については後述する。
端末登録部45は、電子会議システム10に参加する個々の端末の登録を管理する機能を提供する。端末登録部45の機能の詳細については後述する。
送信部51は、会議で使用する資料を特定する情報(識別情報)の送信に用いられる他、操作の内容を特定する情報、端末を識別する情報、状態を表す情報などの送信にも使用される。また、送信部51は、従端末Sに対する指示の送信にも使用される。
受信部52は、サーバ装置11から資料や情報を受信する。
操作受付部53は、画面に対するユーザの操作の受け付けに使用される。
表示制御部54は、表示デバイス37(図6参照)に表示される画面の内容を制御する。
なお、前述した主端末Mの機能構成は、従端末Sの機能構成とも共通する。
以下では、電子会議システム10で実行される動作を時系列に説明する。
サーバ装置11、主端末M、第1の従端末GM及び第2の従端末GSは、プログラムの実行を通じて後述する通信や画面の表示等を実現する。
ここで、主端末M、第1の従端末GM及び第2の従端末GSが実行するプログラムは、各端末12に予めインストールされていてもよいし、各端末12が電子会議システム10の管理画面にログインした段階などにジャバスクリプト等の形態で提供されてもよい。
なお、後述する説明で、特定の端末12が実行している処理を別の端末12が実行してもよい。例えば第2の従端末GSに表示される画面の決定に関する処理を第1の従端末GMで実行されるプログラムが決定してもよい。
また、後述する各機能を実現するプログラムは、各端末12で個別に実行されてもよいが、サーバ装置11上で実行され、処理結果がウェブ画面を通じて各端末12に提供される方式を採用してもよい。
まず、部分集合SUBGの登録動作について説明する。
図8は、電子会議システム10に参加する端末12を部分集合SUBGとして登録する動作の一例を示す図である。ただし、図8に示す端末12には、登録が完了した後の役割を括弧付きで示している。
まず、ある端末12がサーバ装置11にログインする(ステップ101)。より正確には、端末12は、電子会議システム10の管理画面(Uniform Resource Locator:URL)にログインする。本実施の形態の場合、サーバ装置11は、電子会議システム10に最初にログインした端末12を主端末Mとして登録する(ステップ102)。この登録動作は、端末登録部45(図7参照)により実行される。
この段階での状態が図2である。
通知を受けたサーバ装置11は、部分集合SUBGを生成し、その構成要素として端末12を登録する(ステップ108)。図8の例では、最初の登録であるので部分集合1(SUBG_1)との名前を付している。2番目以降の部分集合には部分集合2(SUBG_2)、部分集合3(SUBG_3)…が付される。勿論、部分集合に付する名前の付け方は一例に過ぎない。
ここでは、部分集合1内の主端末として動作する旨がサーバ装置11に対して通知される(ステップ110)。
この通知を受信したサーバ装置11は、該当する端末12を、部分集合1(SUBG_1)内での主端末を意味する第1の従端末GMに登録する(ステップ111)。
部分集合内の役割が登録されるまでは、個々の端末12を操作する必要がある。
なお、2台目の従端末Sが新規の部分集合SUBGの登録を指示することも可能である。
ここでは、登録済みの部分集合SUBG_1への参加であるので、サーバ装置11は、該当する端末12を部分集合SUBG_1の構成要素として登録すると共に(ステップ113)、新たに参加した端末12に部分集合SUBG1内での役割を問い合わせる(ステップ114)。
この通知を受信したサーバ装置11は、該当する端末12を、部分集合1(SUBG_1)内での従端末を意味する第2の従端末GSに登録する(ステップ116)。
この登録が完了すると、同じ部分集合SUBG_1に登録された1台又は複数台の第2の従端末GSは、第1の従端末GMの側から操作可能になる。なお、部分集合SUBG_1内の役割は、サーバ装置11から第1の従端末GM及びGSに通知される。この通知により、各端末12は自端末の役割を知ることができる。
なお、前述した登録も、端末登録部45(図7参照)により実行される。
本実施の形態では、部分集合SUBG_2、SUBG_3についても順番に登録される。この段階での状態が図3である。
まず、ステップ107(図8参照)やステップ112(図8参照)において、従端末Sとして登録された端末12の表示デバイス37(図6参照)には操作画面61が表示される。
操作画面61には、例えば「部分集合に登録しますか?」との問い合わせと共に、応答用の肯定ボタン(YES)62と否定ボタン(NO)63とが表示される。
操作画面64には、例えば「参加する部分集合名を指定してください」との問い合わせと共に、新規ボタン65と登録済みの部分集合の選択欄66とが表示される。
新規ボタン65は、新たな部分集合SUBGを生成する場合に使用されるボタンである。
選択欄66には、チェックボックスと登録済みの部分集合SUBGの名前が併記されている。例えば新規ボタン65がクリックされた後やチェックボックスにチェックを入れた後に不図示の確定ボタン(OK)がクリックされると、部分集合SUBGの作成の指示や選択した部分集合SUBGの名前がサーバ装置11(図8参照)に通知される。
操作画面67には、例えば「部分集合内の役割を指定してください」との問い合わせと共に、主端末ボタン68と従端末ボタン69とが表示される。
この操作画面67において、いずれかの役割を選択した後に不図示の確定ボタン(OK)がクリックされると、選択した役割がサーバ装置11(図8参照)に通知される。
ここでは、前述した登録動作の例1よりもユーザの操作を簡略化した動作例について説明する。
図10は、電子会議システム10に参加する端末12を部分集合SUBGとして登録する動作の他の例を示す図である。
図10には、図8との対応部分に対応する符号を付して示している。
まず、ある端末12がサーバ装置11にログインすると(ステップ101)、サーバ装置11は、電子会議システム10に最初にログインした端末12を主端末Mとして登録する(ステップ102)。
次に、別の端末12がサーバ装置11にログインすると(ステップ103、105)、サーバ装置11は、電子会議システム10に2番目以降にログインした端末12をいずれも従端末Sとして登録する(ステップ104、106)。
本実施の形態の場合、通知を受けたサーバ装置11は、新たな部分集合SUBG_1を生成し、その構成要素として端末12を登録する(ステップ108)。次に、サーバ装置11は、部分集合SUBG_1に最初に登録された端末12を第1の従端末GMとして登録する(ステップ111)。
ここでは、登録済みの部分集合SUBG_1に参加する場合を考える。この場合、サーバ装置11は、該当する端末12を部分集合SUBG_1の構成要素として登録すると共に(ステップ113)、新たに参加した端末12を、従端末を意味する第2の従端末GSに登録する(ステップ116)。
なお、登録動作の例2では、部分集合SUBGへの登録の順番に基づいて部分集合内の役割を決定しているが、電子会議システム10(図2参照)へのログインが先か後かに基づいて部分集合内の役割を決定してもよい。この場合は、部分集合SUBGへ参加した端末12のログインの時点の方が、同じ部分集合SUBGに登録されている他の端末12のログインの時点よりも早い場合、部分集合内の役割が入れ替わることになる。
ここでも、前述した登録動作の例1よりもユーザの操作を簡略化した動作例について説明する。
図11は、電子会議システム10に参加する端末12を部分集合SUBGとして登録する動作の他の例を示す図である。
図11には、図8との対応部分に対応する符号を付して示している。
まず、ある端末12がサーバ装置11にログインすると(ステップ101)、サーバ装置11は、電子会議システム10に最初にログインした端末12を主端末Mとして登録する(ステップ102)。
次に、別の端末12がサーバ装置11にログインすると(ステップ103、105)、サーバ装置11は、電子会議システム10に2番目以降にログインした端末12をいずれも従端末Sとして登録する(ステップ104、106)。
本実施の形態では、電子会議システム10にログインした個々の端末12において、自端末が従端末Sであるか否かを判定する(ステップ121)。図11では、3台の端末12がそれぞれ判定処理を実行している。ステップ121は第1の機能の一例である。
ここで、自端末が従端末Sであるか否かの判定は、個々の端末12からサーバ装置11への問い合わせに基づいて実行してもよいし、ログインの際にサーバ装置11から通知されている情報に基づいてサーバ装置11への通信無しに実行してもよい。
図11の例では、電子会議システム10へのログインが先であった端末12が操作に用いられている。
この後、サーバ装置11は、新たな部分集合SUBG_1を生成し、又は、既存の部分集合SUBG_1に通知のあった複数の端末12を登録する(ステップ123)。
部分集合SUBG_1への端末12の登録を受け付けると、サーバ装置11は、部分集合内の役割を部分集合SUBG_1への登録に使用した端末12に問い合わせる(ステップ124)。
この通知を受けたサーバ装置11は、通知に従って部分集合内における役割を登録する(ステップ126)。なお、部分集合SUBG_1内の役割は、サーバ装置11から第1の従端末GM及び第2の従端末GSに通知される。この通知により、各端末12は自端末の役割を知ることができる。
まず、従端末Sとして登録されている端末12の表示デバイス37(図6参照)には、操作画面61が表示される。
操作画面61には、例えば「部分集合に登録しますか?」との問い合わせと共に、応答用の肯定ボタン(YES)62と否定ボタン(NO)63とが表示される。
操作画面64には、例えば「参加する部分集合名を指定してください」との問い合わせと共に、新規ボタン65と登録済みの部分集合の選択欄66とが表示される。新規ボタン65は、新たな部分集合SUBGを生成する場合に使用されるボタンである。
参加する部分集合SUBGが特定されると、端末12の表示デバイス37には操作画面70が表示される。
操作画面70には、例えば「部分集合に登録する端末を指定してください」との問い合わせと共に、候補としての端末名71とが表示される。図12の場合、個々の端末名71にはチェックボックスが用意されており、不図示の確定ボタン(OK)が操作されると、チェックが入れられた端末12が部分集合SUBGに登録される。
この操作画面72において、役割を選択した後に不図示の確定ボタン(OK)がクリックされると、選択した役割がサーバ装置11(図11参照)に通知される。
このため、動作の例1よりもユーザの操作の数を減らすことができる。
前述の登録動作の例3では、電子会議システム10に登録されており、かつ、所属する部分集合SUBGが未定の従端末Sが部分集合SUBGの構成要素の候補としてユーザに提示されているが、あるユーザが他のユーザが操作する端末12を使用する可能性は少ない。
そこで、本実施の形態では、部分集合SUBGとして登録する候補を絞り込む機能を搭載する場合について説明する。
図13には、図11との対応部分に対応する符号を付して示している。
まず、ある端末12がサーバ装置11にログインすると(ステップ101)、サーバ装置11は、電子会議システム10に最初にログインした端末12を主端末Mとして登録する(ステップ102)。
次に、別の端末12がサーバ装置11にログインすると(ステップ103、105)、サーバ装置11は、電子会議システム10に2番目以降にログインした端末12をいずれも従端末Sとして登録する(ステップ104、106)。
本実施の形態でも、登録動作の例3と同様、電子会議システム10にログインした個々の端末12において、自端末が従端末Sであるか否かを判定する(ステップ121)。
図13では、3台の端末12がそれぞれ判定処理を実行している。
サーバ装置11は、問い合わせ元の端末12と同じユーザ名でログインされている他の従端末Sを検索し、該当する従端末Sについての情報を通知する(ステップ132)。
通知を受けた従端末Sは、部分集合SUBGへの端末の登録画面を表示する。
前述したように、この登録動作の例4の場合には、候補として表示される端末12の数がログインの際のユーザ名が同じであった従端末Sに絞り込まれている。このため、ユーザは誤った端末12を指定せずに済む。
部分集合SUBG_1への端末12の登録後、サーバ装置11は、部分集合内の役割を端末12に問い合わせる(ステップ124)。
この通知を受けたサーバ装置11は、通知に従って部分集合内における役割を登録する(ステップ126)。
前述の登録動作の例では、部分集合SUBGとして登録する従端末Sや役割をユーザが指定しているが、本動作例では、これらの登録をサーバ装置11が実行する場合について説明する。
図14には、図11との対応部分に対応する符号を付して示している。
まず、ある端末12がサーバ装置11にログインすると(ステップ101)、サーバ装置11は、電子会議システム10に最初にログインした端末12を主端末Mとして登録する(ステップ102)。
次に、別の端末12がサーバ装置11にログインすると(ステップ103、105)、サーバ装置11は、電子会議システム10に2番目以降にログインした端末12をいずれも従端末Sとして登録する(ステップ104、106)。
次に、サーバ装置11は、部分集合SUBGを構成する従端末のうちログインが先(1番初め)の従端末Sを主端末(第1の従端末GM)に登録し、ログインが後(2番目以降)の従端末Sを従端末(第2の従端末GS)に登録する(ステップ142)。
この動作例の場合、部分集合SUBGや役割の登録に、ユーザの操作は必要としない。
そこで、サーバ装置11は、部分集合SUBGを構成する従端末Sに対して登録内容を通知し、部分集合SUBG_1として登録された端末12と各端末の部分集合内での役割の確認を求める(ステップ143)。
図15は、部分集合SUBGとして登録された従端末Sに表示される確認画面の一例を示す図である。
第1の従端末GMの確認画面81には、例えば「部分集合内の主端末として登録されました。登録を変更しますか?」との問い合わせと共に、応答用の肯定ボタン(YES)82と否定ボタン(NO)83とが表示される。
これらの確認画面81及び84を見たユーザは、自分の手元にある2台の端末12がそれぞれ部分集合SUBGとして動作すること、いずれの端末12が第1の従端末GMとして動作し、いずれの端末12が第2の従端末GSとして動作するかを知ることができる。
肯定ボタン82が選択された場合、変更画面85が表示される。
登録内容の変更が部分集合の登録自体である場合、ユーザは、解除用のチェックボックス86にチェックを入れる。一方、登録内容の変更が部分集合内の役割である場合、ユーザは、役割の変更用のチェックボックス87にチェックを入れる。
これらのチェックは、部分集合として登録されたいずれかの端末12で行えばよい。
続いて、部分集合SUBGの登録後に開始される会議中の動作の例を説明する。
図16は、電子会議システム10に参加している端末12の間における指示の伝達の一例を説明する図である。
電子会議システム10の主端末Mとして機能する端末12が受け付けた操作は、指示としてサーバ装置11に送信される(ステップ201)。
サーバ装置11は、主端末Mから受信した指示の内容を解釈し、指示に応じた処理、通知又は転送などを実行する(ステップ202)。
このサーバ装置11の動作は、送信管理部44(図7参照)が制御する。なお、送信管理部44は、端末登録部45(図7参照)と連携して、受信したデータの送信元やデータの送信先である端末12の電子会議システム10内の役割や部分集合内の役割を認識する。
また例えば指示の内容が資料の頁めくりの場合、送信管理部44は、受信部42(図7参照)を通じて受信した指示を第1の従端末GM及び第2の従端末GSに送信する。
第1の従端末GMも第2の従端末GSもネットワーク上の端末12であるので情報の直接の通知が可能である。
もっとも図16に示すように、サーバ装置11は、データの送信先を部分集合内の第1の従端末GMに限定してもよい。この場合、第1の従端末GMは、サーバ装置11を経由して受信した指示を第2の従端末GSに転送する仕組みを採用してもよい(ステップ203、204)。
従って、破線で示す矢印L1のように、主端末Mからの指示を受信した場合でも、指示の内容によっては指示された動作を実行しない場合もある。
このように、本実施の形態では、同じ部分集合SUBGを構成する第2の従端末GSを第1の従端末GMによって操作することができる。因みに、第2の従端末GSの操作には、第1の従端末GMの画面に表示された操作子22(図4参照)や操作子22A(図5参照)が用いられる。
また、第2の従端末GSは、自端末の電子会議システム10への参加、参加の解除、役割の変更などをサーバ装置11に指示することもできる(ステップ221、222)。
なお、第1の従端末GM及び第2の従端末GSは、プログラムの実行を通じて図17〜図20に示す表示の形態を実現する。なお、第2の従端末GSに表示される画面は、第1の従端末GMで実行されるプログラムが決定する場合に限らず、第2の従端末GSで実行されるプログラムが決定してもよい。また、第1の従端末GMからの設定に基づいてサーバ装置11で実行されるプログラムが決定してもよい。
図17の場合、主端末Mの画面91には資料の「頁2」の上半分が表示されている。この場合に、第1の従端末GMの画面92には、主端末Mと同じく資料の「頁2」の上半分が表示される。ここで、第1の従端末GMに主端末Mと同じ画面92を表示させる機能は、第4の機能の一例である。この表示により、第1の従端末GMを操作するユーザは、発表者が操作する主端末Mの画面を手元で確認することができる。
また、第1の従端末GMを操作するユーザは、操作子21や操作子22の操作により、他の参加者(発表者を含む)と共有される質問やコメントを入力することができる。
また、第1の従端末GMを操作するユーザは、操作子22の操作により、第2の従端末GSに表示される画面93を制御することができる。画面93は他の画像の一例である。
第2の従端末GSに表示される画像は、ユーザが補助的に使用する画像の一例である。この表示の形態は、表示上の制約などから、主端末Mの画面91には資料の一部分しか表示されていない場合に、表示範囲の外側に位置する画像などを確認したいというユーザのために用意されている。なお、補助的に表示される画像は、表示されている部分の前後に限らず、ユーザの指定した部位や頁であってもよい。ここでの指定には操作子22が用いられる。
図18の場合、主端末Mの画面91には資料の「頁2」の全体が表示されている。ただし、第1の従端末GMの画面92には同じ資料の「頁1」が表示され、第2の従端末GSの画面93には同じ資料の「頁3」が表示されている。すなわち、第1の従端末GMと第2の従端末GSには主端末Mの画面の前後の頁が表示されている。これら前後の頁の画像も、ユーザが補助的に使用する画像の一例である。
この表示の場合、ユーザは主端末Mに表示されている画像の説明を前後の関係からも理解することができる。
なお、図18に示す表示の形態は一例であり、例えば第1の従端末GMに「頁3」を表示し、第2の従端末GSに「頁4」を表示することもできる。また、主端末Mと部分集合SUBG_1を構成する2つの従端末Sに表示される画像に対応する頁は連続である必要はない。
図19の場合、主端末Mの画面91には資料の「頁1」の全体が表示されている。一方、第1の従端末GMの画面94には「頁1」に付属する関連ノートが表示され、第2の従端末GSの画面95には「頁1」に対して投稿された関連コメントが表示されている。画面95は他の画面の一例である。
ここで、関連ノートとは、例えば発表者が用意した説明文やメモ書きなどを記した文書であり、資料に付属する文書の一例である。
また、関連コメントとは、参加者が従端末Sを使用して入力したコメントであり、サーバ装置11で集約されて管理されている。例えば送信管理部44(図7参照)によって管理される。
ここでの関連ノートや関連コメントも、ユーザが補助的に使用する画像の一例である。
また、関連コメントの参照により、ユーザは他の参加者の疑問、意見などを確認することができる。
図20の場合、主端末Mの画面91には資料の「頁1」の全体が表示されている。一方、第1の従端末GMの画面94には「頁1」に含まれるリンク情報に紐付けられた画像(リンク1)が表示され、第2の従端末GSの画面95には「頁1」に付属するアノテーションが表示されている。
ここで、リンク情報とは、他の頁に移動するための情報であり、例えばハイパーリンクとして文中や属性情報に埋め込まれている。
また、アノテーションとは、資料に現れる文言や文字についての注釈となる情報であり、例えばメタデータとして文中や属性情報に埋め込まれている。
ここでのリンク情報やアノテーション、ユーザが補助的に使用する画像の一例である。
リンク情報に紐付けられた画像やアノテーションの参照により、ユーザは資料の内容の理解度を高めることができる。
図21は、第2の従端末に対して、主端末Mや第1の従端末GMから指示があった場合の第2の従端末GSの動作を説明する図である。
なお、図21には図16との対応部分に対応する符号を付して示している。
図21の例では、例えば第2の従端末GSが他の端末12から受信した操作の内容を自端末の表示に反映するかを決定し(ステップ207、225)、反映するとの決定が得られた場合に限り、自端末における表示に反映する(ステップ208、226)。このステップ207、208及び225及び226は第4の機能の一例である。
ここでの反映には、主端末Mに「頁2」が表示され、第2の従端末GSに「頁3」が表示されている場合(図18参照)に、主端末Mの表示が「頁3」に変更されるのに伴って第2の従端末GSの表示を「頁4」に変更する場合を含む。また、ここでの反映には、主端末Mで表示されている頁の変更に伴って、関連ノート、関連コメント、リンク情報、アノテーションなどを変更することも含む。
なお、図21の例では、第2の従端末GSが主端末Mや第1の従端末GMから指示を受信した場合について説明しているが、この動作は、第1の従端末GMが主端末Mや第2の従端末GSから指示を受信した場合にも適用できる。
図22は、主端末Mからの第2の従端末GSへの指示と第1の従端末GMからの第2の従端末GSへの指示とが競合する場合の指示の伝達の例を説明する図である。
競合とは、複数の端末12で生成された共通する端末12への複数の指示がサーバ装置11において予め定めた時間内に受信される場合をいう。
図22の例では、主端末Mからの指示1(ステップ231)と第1の従端末GMからの指示2(ステップ232)が競合している。この場合、サーバ装置11は、2つの指示の間の優先順位を判定し(ステップ233)、優先順位が高い方の指示を第2の従端末GSに通知する(ステップ234)。ここでのステップ233における判定は、第4の機能の一例である。
一方、主端末Mにおける指示1がページ内におけるカーソルの座標を示す情報であるのに対し、第1の従端末GMにおける指示2が現在の資料や現在の頁に関連する他のユーザのコメントの表示等である場合、サーバ装置11は、第1の従端末GMからの指示を第2の従端末GSに通知する。
なお、優先順位は、予め初期設定として又は電子会議システム10の運用管理者によって登録されているものとする。もっとも、優先順位の内容は電子会議システム10の使用開始後に管理者によって変更できることが好ましい。
もっとも、指示の内容によっては、ステップ235の処理はステップ234よりも前に実行される場合もある。
図23では、主端末Mが電子会議システム10に参加している全ての従端末Sに宛てて会議の終了を指示し(ステップ231)、第1の従端末GMが第2の従端末GSに対する指示2を発生している(ステップ232)。ここでの会議の終了は、通信の終了の一例である。
各端末12の指示は、いずれもサーバ装置11に集約され、優先順位が判定される(ステップ233)。
ここでの会議の終了の指示は、他の指示よりも優先順位が高い指示である。
従って、サーバ装置11は、優先順位の高い指示として会議の終了を第1の従端末GM及び第2の従端末GSに通知する(ステップ234)。
更に、端末登録部45は、従端末Sの登録を解除する(ステップ238)。
図24では、主端末Mが電子会議システム10に参加している全ての従端末Sに宛てて指示1を発行し(ステップ231)、第1の従端末GMがサーバ装置11にログアウトを指示している(ステップ232)。ここで、第1の従端末GMのログアウトは、第2の従端末GSへの直接的な指示ではないが、部分集合内における役割の変更を伴うため、ここでは第2の従端末GSへの指示に準ずるものとして扱う。
第1の従端末GMからのログアウトの指示は、部分集合内の役割の変更を伴うため、第2の従端末GSにとっては他の指示よりも優先順位が高い指示である。
従って、サーバ装置11は、優先順位の高い指示としてログアウトを第2の従端末GSに通知する(ステップ234)。
部分集合SUBGの再設定の場合、サーバ装置11は、例えば部分集合内の役割の変更を実行する(ステップ240)。
この後、サーバ装置11は、変更後の登録情報を第2の従端末GSに通知する(ステップ241)。
前述の動作の例2の場合には、サーバ装置11が優先順位を判定しているが、ここでは優先順位の判定を第2の従端末GS側で実行する場合について説明する。
図25は、主端末Mからの第2の従端末GSへの指示と第1の従端末GMからの第2の従端末GSへの指示とが競合する場合の指示の他の伝達の例を説明する図である。
図25の場合、サーバ装置11は、主端末Mからの指示1(ステップ231)を宛先の1つである第2の従端末GSに転送する(ステップ251)。また、サーバ装置11は、第1の従端末GMからの指示2(ステップ232)を宛先である第2の従端末GSに転送する(ステップ252)。
例えば主端末Mの指示が資料の変更や頁めくりの場合、第2の従端末GSは、第1の従端末GMからの指示よりも主端末Mからの指示を優先する。また例えば主端末Mからの指示1がページ内におけるカーソルの座標を示す情報であるのに対し、第1の従端末GMにおける指示2が現在の資料や現在の頁に関連する他のユーザのコメントの表示等である場合、第2の従端末GSは、第1の従端末GMからの指示を優先する。
ここでは、登録の解除に伴う動作について説明する。前述の会議中の動作の説明では、主端末Mから会議の終了を指示する場合や部分集合内の第1の従端末GMがログアウトする場合の解除について説明しているが、ここでは部分集合内の第2の従端末GSに関する登録の解除について説明する。
図26は、第2の従端末GSから部分集合内の役割を解除する動作について説明する図である。
この動作は、第2の従端末GSとしての使用を中止する場合や第2の従端末GSとして使用する台数を減らす場合に実行される。前述した主端末Mや第1の従端末GMの場合とは異なり、第2の従端末GSの登録を解除する影響は、解除する端末12以外には及ばない。
サーバ装置11の端末登録部45(図7参照)は、受信した指示に基づいて、通知のあった端末12が属している部分集合SUBG_1内の従端末としての登録を解除する(ステップ262)。
本実施の形態では、サーバ装置11から第2の従端末GSとしての登録を解除した端末12に対して、電子会議システム10内での従端末Sであることが通知される(ステップ263)。
図27は、第2の従端末GSが自端末の所属する部分集合SUBGから離脱する場合の動作について説明する図である。
なお、第2の従端末GSが部分集合SUBGから離脱しても部分集合SUBGの登録は残る。
サーバ装置11の端末登録部45(図7参照)は、受信した指示に基づいて、通知元である第2の従端末GSの登録を部分集合SUBG_1から解除する(ステップ272)。この際、端末登録部45は、部分集合内の役割の登録も解除する。
なお、部分集合SUBGを構成していた端末12の電子会議システム10への接続は継続するため従端末Sとしての登録は継続する。
本実施の形態では、サーバ装置11から変更後の登録情報が通知される(ステップ273)。例えばサーバ装置11は、該当する部分集合SUBG_1の第1の従端末GMに対して第2の従端末GSが離脱したことを通知する。またサーバ装置11は、部分集合SUBG_1から離脱した端末12(旧第2の従端末GS)に対して電子会議システム10の従端末Sであることを通知する。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、種々の変更又は改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
図28は、マルチホップ方式による電子会議システム10の通信を説明する図である。
図28では、主端末Mがサーバ装置11の機能を提供している。
また、第1の従端末GMから第2の従端末GSへの指示は、直接伝送される(ステップ282)。
また、第2の従端末GSから主端末Mへの要求は、第1の従端末GMで中継されて主端末Mに伝送され(ステップ283)、主端末Mにおける応答は、第1の従端末GMで中継されて第2の従端末GSに伝送される(ステップ284)。
なお、第1の従端末GMから主端末Mへの要求は直接伝送され(ステップ285)、その応答も主端末Mから第1の従端末GMに直接伝送される(ステップ286)。
Claims (13)
- コンピュータに、
主端末から指示を受けて動作する従端末が特定の部分集合に属するか判定する第1の機能と、
前記従端末が部分集合内の他の従端末に指示を出す第1の従端末か、当該第1の従端末の指示を受けて動作する第2の従端末か判定する第2の機能と、
主端末の画像とは異なる他の画像を前記第2の従端末に表示する第3の機能と
を実行させるためのプログラム。 - 前記他の画像は、主端末の画像に対して補助的に使用される画像であり、ネットワークシステムより取得される、請求項1に記載のプログラム。
- 前記他の画像は、
主端末の画像に対して投稿されたコメント、又は、
主端末の画像に付属する文書、又は、
主端末の画像の表示範囲の外側に位置する画像、又は、
主端末の画像に含まれるリンク情報に紐付けられた画像、又は、
主端末の画像に関連するアノテーションである、請求項2に記載のプログラム。 - 前記第1の従端末に主端末と同期した画像を表示する、請求項2に記載のプログラム。
- 前記第3の機能は、前記第1の従端末に、前記他の画像とは異なる、主端末の画像に対して補助的に使用される画像を表示する、請求項2に記載のプログラム。
- 部分集合に属する他の端末からの操作の内容を表示に反映するか決定する第4の機能を、前記コンピュータに実行させる請求項1に記載のプログラム。
- 前記第4の機能は、前記操作の内容が表示対象の変更である場合、当該操作の内容を表示に反映する、請求項6に記載のプログラム。
- 前記第4の機能は、前記操作の内容が表示位置の変更である場合、当該操作の内容を表示に反映する、請求項6に記載のプログラム。
- 前記第4の機能は、前記表示位置の変更を伴う移動量が予め定めた閾値より小さい場合には、前記操作の内容を表示に反映しない、請求項8に記載のプログラム。
- 前記第1の従端末からの操作の内容の通知と主端末からの操作の内容の通知が競合するとき、前記第4の機能は、当該第1の従端末からの操作の内容を前記第2の従端末の表示に反映させない、請求項6に記載のプログラム。
- 前記第1の従端末から通知のあった操作の内容が予め定めた特定の操作の内容に合致しないとき、前記第4の機能は、当該第1の従端末からの操作の内容を前記第2の従端末の表示に反映しない、請求項6に記載のプログラム。
- 前記第2の従端末は複数であり、前記他の画像として互いに異なる画像を表示する、請求項1に記載のプログラム。
- 複数の情報端末によって構成され、
複数の前記情報端末のうちの1台は、
主端末から指示を受けて動作する従端末が特定の部分集合に属するか判定する第1の機能と、
前記従端末が部分集合内の他の従端末に指示を出す第1の従端末か、当該第1の従端末の指示を受けて動作する第2の従端末か判定する第2の機能と、
主端末の画像とは異なる他の画像を前記第2の従端末に表示する第3の機能と
を実行する情報処理システム。
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JP2021157668A (ja) * | 2020-03-27 | 2021-10-07 | 株式会社Osk | 情報処理システム,コンピュータの制御方法及び制御プログラム |
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