JP5030729B2 - オブジェクトの編集方法、データ共有システムおよび電子遠隔会議システム - Google Patents

オブジェクトの編集方法、データ共有システムおよび電子遠隔会議システム Download PDF

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本発明は、双方向通信可能に接続された複数の拠点端末で複数のオブジェクトを持つデータを共有している場合において、それらの共有データに何らかの編集を行う際のオブジェクトの編集方法、データ共有システムおよび電子遠隔会議システムに関する。
双方向通信可能に接続された複数の拠点端末間でオブジェクトを持つデータを共有するシステムでは、データの整合性が問題となる。特に、リアルタイムで複数の端末が同一または同一群のオブジェクトを編集できるシステムの場合、データの一貫性を保障する必要があり、従来、様々な手法が提起されてきた(例えば、特許文献1参照)。
例えば、特許文献1に開示されたサーバ・クライアントシステムでは、サーバ側のオブジェクトをロックし、サーバからクライアントへオブジェクトをコピーして、実行していた処理をクライアント側へ移転するという排他的制御により、データの一貫性を保障している。
しかし、同一または同一群のオブジェクトに対する他のクライアントのアクセスを一時的に制限するという上記の手法は、操作者であるユーザに直感的に理解されにくく、また、データの一貫性を保障するための処理が複雑化すると処理の遅延につながるという問題があった。
ここで、双方向通信可能に接続された複数の拠点端末で構成されるシステムの一例として、電子遠隔会議システムについて上記の問題を具体的に検討する。電子遠隔会議システムは、複数の会議用端末を接続し、映像や音声、プレゼンテーション資料などのデータを送受信して遠隔で会議を行うシステムで、サーバ・クライアント型やピア・ツー・ピア型などがシステムの一般的な構成として知られている。
この電子遠隔会議システムでは、テキストや画像の送受信及びそれらの編集を行う双方向ホワイトボード機能は必須の機能となっているが、従来、本機能におけるデータの送受信は、ほとんどのシステムがラスター方式という画像として処理する方式を採用していた。ラスター方式は描画や貼付画像、またはそれらとテキストの組み合わせを一つの画像として扱うため、一度描画等した内容の一部を拡大・縮小、移動することができず、板書事項(描画)の追加や削除など、議事の進行にしたがって表示内容が時々刻々と変更される電子遠隔会議では不便なものとなっていた。
つまり、電子遠隔会議システムにおいても、オブジェクト方式によるデータの送受信が好ましいが、上述のようにオブジェクトの編集を双方向で行えることによる整合性に係る技術的課題があった。オブジェクトの整合性を解決するための従来の手法を応用したシステムとして、いずれかのオブジェクトが選択されると、選択した拠点(端末)以外でそのオブジェクトへの操作をロックし、データの不整合を防止する電子遠隔会議システムが考えられる。
図1は、上記従来の電子遠隔会議システムにおけるオブジェクト編集動作手順を示すフローチャートである。はじめに、電子遠隔会議システムを構成する任意の1拠点でオブジェクトが選択されると(ステップS501)、システムは、選択されたオブジェクトの中に他拠点で編集中のオブジェクトがあるか否かを判断する(ステップS502)。他拠点で編集中のオブジェクトがない場合、選択されたオブジェクトを選択状態とする(ステップS503)。一方、他拠点で編集中のオブジェクトがある場合、そのオブジェクトの選択を解除し(ステップS504)、他拠点が当該オブジェクトを編集中である旨の報知を行う(ステップS505)。
また、図2は、従来の電子遠隔会議システムにおける具体的なオブジェクトの編集例を示すシーケンス図である。ここでは、オブジェクトの一例として、○、×、△の手書きの描画データを用いている。また、拠点Aと拠点Bの2拠点について示している。はじめに、拠点Bがオブジェクト「○」を選択状態にすると(ステップS601)、拠点Aは、拠点Bでオブジェクト「○」が選択された旨の通知を受信するので、その後、拠点Aがオブジェクト「○」を画面上で選択しようとしても(ステップS602)、当該オブジェクトは他の拠点にて編集中である旨の報知がなされ(ステップS603)、編集することができない。
一方、拠点Aでオブジェクト「×」が選択状態になると(ステップS604)、同様に、拠点Bはオブジェクト「×」が選択された旨の通知を受信するので、その後、拠点Bではオブジェクト「×」を画面上で編集することができなくなる。また、拠点Aにおいてオブジェクト「×」の編集が終了すると、編集内容および編集終了の通知が拠点Bへ送信される。また、オブジェクト「○」の編集が終了した拠点Bからは、編集内容および編集終了の通知が拠点Aへ送信される。拠点Bで編集が終了した後であれば、拠点Aでもオブジェクト「○」が選択可能となるので、「○」を選択すれば編集可能な選択状態となる(ステップS605)。
しかし、この電子遠隔会議システムでは、他の拠点でオブジェクトを選択できない理由を操作者が把握しにくいという問題や、選択状態で放置された場合に他の拠点で全く操作ができなくなるという問題が生じる。また、選択状態で当該拠点が異常終了した場合、選択状態は解除されずそのままになる虞がある問題や、2拠点以上でほぼ同時に同じオブジェクトを選択すると双方にて選択状態になってしまう虞がある問題も生じる。
図3は、双方の拠点で同じオブジェクトがほぼ同時に選択された場合の状況を説明するためのシーケンス図である。はじめに、拠点Aでオブジェクト「○」が選択されてオブジェクト選択状態(ステップS701)になるとほぼ同時に、拠点Bでオブジェクト「○」が選択されてオブジェクト選択状態になると(ステップS702)、選択を示す旨の通知が相互に通知されるが、双方にて編集可能な状態となってしまう。
以上のように、従来のオブジェクト方式ではデータの一貫性に関わる課題があり、これらの課題を解決しようとすると複雑な処理が必要になるという問題や、複雑な処理が操作者に把握されにくいという問題があった。つまり、任意の拠点でオブジェクトの編集を開始するにあたっては、常に他の拠点の状態を把握する必要があり、操作の煩雑さや処理の遅延を生じるものとなっていた。これは、オブジェクトの編集を行う際に、同時に2拠点以上に与えることのない「会議の編集権限」を取得し、その権限がある間のみ会議におけるあらゆるデータを編集可能とするようなシステムでも同様の問題であった。
特開平11−238011号公報(第3頁−第7頁、図5)
本発明が解決しようとする課題としては、データの一貫性が要求されるオブジェクトの編集において、編集を行う操作者が直感的に理解しやすく、またデータ共有システムに係るソフトウェアの開発を容易に行えるオブジェクトの編集方法、データ共有システムおよび電子遠隔会議システムを実現することが一例として挙げられる。
請求項1に記載のオブジェクトの編集方法は、複数の拠点端末間が双方向通信可能に接続され、複数のオブジェクトを持つデータを共有するシステムにおける、オブジェクトを選択した拠点端末に対し、選択したオブジェクトを編集可能とするオブジェクトの編集方法であって、前記オブジェクトの編集権限を、最後に前記オブジェクトを選択した一の前記拠点端末が取得し、前記複数の拠点端末でほぼ同時に同じオブジェクトが選択された場合は、ほぼ同時に選択された当該オブジェクトに対し、いずれの拠点端末においても選択状態を解除することを特徴とする。
請求項4に記載のデータ共有システムは、複数の拠点端末間が双方向通信可能に接続され、複数のオブジェクトを持つデータを共有し、オブジェクトを選択した拠点端末に対し、選択したオブジェクトを編集可能とするデータ共有システムであって、前記オブジェクトの編集権限を、最後に前記オブジェクトを選択した一の前記拠点端末に取得させ、前記複数の拠点端末でほぼ同時に同じオブジェクトが選択された場合は、ほぼ同時に選択された当該オブジェクトに対し、いずれの拠点端末においても選択状態を解除する制御手段を有することを特徴とする。
請求項7に記載の電子遠隔会議システムは、複数の拠点端末間が双方向通信可能に接続され、複数のオブジェクトを持つデータを共有し、オブジェクトを選択した拠点端末に対し、選択したオブジェクトを編集可能とする電子遠隔会議システムであって、前記オブジェクトの編集権限を、最後に前記オブジェクトを選択した一の前記拠点端末に取得させ、前記複数の拠点端末でほぼ同時に同じオブジェクトが選択された場合は、ほぼ同時に選択された当該オブジェクトに対し、いずれの拠点端末においても選択状態を解除する制御手段を有することを特徴とする。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、以下では、複数の拠点端末間が双方向通信可能に接続され、複数のオブジェクトを持つデータを共有するシステムの一例として、電子遠隔会議システムについて説明する。
図4は、本発明の実施の形態における電子遠隔会議システムの概要構成例を示す図である。図4(a)に示す電子遠隔会議システムは、複数の拠点端末11、12がネットワーク20を介して接続される。なお、ネットワーク上にデータの保管等を行うためのサーバ装置30を載置する構成としてもよいし、載置しない構成としてもよい。また、図4(b)に示すように、電子遠隔会議システムは、拠点端末同士を直接接続するいわゆるピア・ツー・ピア型のシステムであってもよい。
次に、図5は、電子遠隔会議システムを構成する拠点端末の内部構成を示す図である。拠点端末11(または12)は、主に、データ会議制御部1、通信部2、データ管理部3、表示部4、入力部5、などで構成される。
データ会議制御部1は、拠点端末11(または12)内の動作全般を統括制御するとともに、電子遠隔会議システム全体としての動作を制御する。通信部2は、ネットワーク20に接続し、他の拠点端末とデータの送受信を行う。データ管理部3は、会議の進行に必要なあらゆるデータを管理する。特に、後述する会議中のオブジェクトの編集に関して、選択オブジェクトIDリスト6でオブジェクトの管理を行う。表示部4は、会議に係る映像や画像を表示する。入力部5は、マウスやキーボードなどの入力手段で構成され、テキストや描画などのオブジェクトの入力などを行う。
次に、電子遠隔会議システムのオブジェクト編集動作について説明する。
はじめに、図6は、本発明の実施の形態における電子遠隔会議システムの、オブジェクト選択動作手順を示すフローチャートである。拠点端末の操作者が、入力部5を介してオブジェクトを選択状態にすると(ステップS101)、データ会議制御部1は、選択したオブジェクトのIDを参照して、データ管理部3に選択オブジェクトIDリスト6を作成する(ステップS102)。このオブジェクトIDは、オブジェクト作成時にユニークに作成され、そのIDはオブジェクトとともに各拠点に配信され各拠点で同じオブジェクトについては、同じIDが共有されている。また、オブジェクトを選択状態にするとは、具体的には、表示部4に表示されているオブジェクト(電子遠隔会議に用いるテキストや描画など)を、例えば、入力部5のマウス等でポイントし、編集可能な状態にすることである。
次に、データ会議制御部1は、当該IDをオブジェクト選択コマンドとして、通信部2を介して接続するその他の拠点へ送信する(ステップS103)。以上で、オブジェクトを編集可能とするための選択動作手順は終了する。オブジェクトの編集動作手順については後述する。
次に、図7は、オブジェクト選択コマンドの受信動作手順を示すフローチャートである。接続する他の拠点端末のいずれかで、オブジェクトが選択された場合、上記のようにオブジェクト選択コマンドが送信されるので、その他の拠点端末は、このオブジェクト選択コマンドを受信する(ステップS201)。受信した端末のデータ会議制御部1は、自拠点端末でオブジェクトを選択中か否かを判断し(ステップS202)、オブジェクトの選択中の場合、データ管理部3の選択オブジェクトIDリスト6を参照して、現在自拠点端末で選択中のオブジェクトに係るIDの中に受信したIDがあるか否かを判断する(ステップS203)。選択オブジェクトIDリスト6の中に同じIDがある場合は、リストから当該IDを削除する(ステップS204)。即ち、自拠点端末で選択中のオブジェクトから、そのオブジェクトを除外する。後述するように、オブジェクトの編集中にオブジェクト選択コマンドを受信した場合も同様な処理が実行される。
図8は、オブジェクトの編集動作手順を示すフローチャートである。図6のフローチャートで示した手順でオブジェクトの選択が行われると、当該オブジェクトについて編集可能な状態となるので、拠点端末の操作者がオブジェクトの編集を開始する(ステップS301)。編集動作とは、具体的には、端末の画面上に表示されたテキストや描画を、入力部5を介して追加、変更、消去、拡大・縮小、移動などすることである。
データ会議制御部1は、オブジェクトの編集中、自拠点端末がオブジェクトを選択して編集動作を開始した以降、他の拠点端末からオブジェクト選択コマンドを受信したか否かを監視し(ステップS302)、オブジェクト選択コマンドを受信した場合(ステップS302のYES)、データ管理部3の選択オブジェクトIDリスト6を参照して、受信したIDが現在自拠点端末で編集中のオブジェクトに係るIDの中にあるか否かを判断する(ステップS303)。選択オブジェクトIDリスト6の中に同じIDがある場合は、リストから当該IDを除外する(ステップS304)。
即ち、オブジェクトの編集権限がオブジェクト選択コマンドを送信した拠点端末へ移行するため、当該オブジェクトは自拠点端末で編集中のオブジェクトから除外され、編集できなくなる。一方、最後にオブジェクトを選択した他の拠点端末では、当該オブジェクトの編集が可能な状態となる。但し、最初に複数のオブジェクトを選択していた場合、編集ができなくなったオブジェクトを除くその他のオブジェクトは依然として自拠点端末で編集可能であるため、操作者はそれらについて編集を続行することができる。
そして、編集作業中(移動中、拡大処理中など)か否かを監視し(ステップS305)、編集作業中は(ステップS305のYES)、ステップS302以降の手順が繰り返される。そして、編集作業中でなくなったとき(ステップS305のNO)、選択オブジェクトIDリスト6に基づいて移動や変更を行う(ステップS306)。そして、データ会議制御部1は、通信部2を介して、編集内容を各拠点端末へ送信する(ステップS307)。
これにより、例えばオブジェクトを移動する場合、オブジェクトを掴んでドラッグしている最中は、この移動中のオブジェクトの情報は他拠点へ送信されないが、ドラッグを放した瞬間に、このオブジェクトの位置情報が他拠点へ送信される。
その後、データ会議制御部1は、オブジェクトの編集操作が更に継続されているか否かを判断し(ステップS308)、編集が継続されている場合はステップS302以降の手順を繰り返す。
なお、ステップS302からステップS304までのオブジェクト選択コマンド受信時の判断処理は、オブジェクト選択コマンドの受信と同時に別スレッドとして処理が実行される。
次に、上記のオブジェクト編集動作が実行された場合に、画面上のオブジェクトが変化する様子を具体的に説明する。図9は、オブジェクト編集動作の進行に従ってオブジェクトが変化する様子を時系列で示した模式図である。なお、図では、複数の拠点のうち2つの拠点(拠点Aおよび拠点B)を代表的に示している。また、オブジェクトとして、「○」、「×」、「△」の手書きの描画データを用いる。
はじめに、拠点Bの操作者が、オブジェクト「○、×、△」を選択すると、オブジェクト選択コマンドが他の拠点(拠点A)へ送信され、拠点Bでオブジェクト「○、×、△」が編集可能な状態となる(図9(a))。
例えば、マウスのドラッグ操作により、選択したオブジェクト「○、×、△」を画面の上方向へ移動させる編集を行う場合において(図9(b))、移動操作中に拠点Aの操作者がオブジェクト「×」を選択すると(図9(c))、オブジェクト「×」の編集権限は最後に「×」を選択した拠点Aへ移行するので、拠点Bの選択オブジェクトから「×」が除外される。一方、拠点Aの画面上では、オブジェクト「×」を画面下へ移動するという編集を開始することができる(図9(d))。
拠点Bの操作者が、画面上の任意の位置でマウスのドラッグ操作を終了すると、即ち、編集操作を確定させると、自拠点端末の画面上に編集結果が反映されると同時に、他の拠点(拠点A)にも編集内容が送信されるので、拠点Aでも同じ編集結果が表示される。但し、オブジェクト「×」は途中で編集対象から除外されたので、「○」と「△」のオブジェクトの編集結果だけが反映される(図9(e))。このとき、オブジェクト「×」はまだ編集中で、編集操作が確定していないため、拠点Bの画面上には、編集開始前の位置でオブジェクト「×」が表示されている。
一方、拠点Aの操作者がオブジェクト「×」の移動操作を終了すると、拠点Aおよび拠点Bにおいて編集内容が反映され、移動後の位置にオブジェクト「×」が表示される。
以上のように、端末の操作者は、オブジェクトをクリックや囲み範囲選択(選択)してドラッグ(移動)するだけでオブジェクトの編集(移動)を行うことができる。例えば、クリックしてもオブジェクトの編集操作ができない(制限される)というようなことがないため、操作者は直感的にオブジェクトの編集操作を行うことができる。つまり、操作者は、他の拠点端末が同じオブジェクトを編集中であるか否かなどを意識することなく、オブジェクトの選択、編集を開始することができる。たとえ、編集中にオブジェクトの編集権限が別の拠点に移行しても、その場合は再び当該オブジェクトを選択すればよい。例えば、図9の例で、拠点Bの操作者が、やはり「×」を「○」や「△」と同じように画面上方へ移動させたいと考える場合は、図9(f)で示す画面表示状態において再度「×」のオブジェクトを選択して移動させればよい。
なお、図9では、便宜上、オブジェクトが選択されたことを明示するため、選択時にオブジェクトを囲む点線の矩形を付加する構成としたが、選択状態を示す画面上の表示は色の変更など、どのようなものであってもよい。また、選択されたことを特に明示しない構成としてもかまわない。オブジェクトの選択は、拠点端末の操作者が自覚できるからである。
次に、本発明の実施の形態における電子遠隔会議システムで、複数の拠点でほぼ同時に同じオブジェクトが選択された場合の動作について説明する。図10は、双方の拠点で同じオブジェクトがほぼ同時に選択された場合の状況を説明するためのシーケンス図である。はじめに、拠点Aでオブジェクト「○」が選択されてオブジェクト選択状態(ステップS401)になるとほぼ同時に、拠点Bでオブジェクト「○」が選択されてオブジェクト選択状態になると(ステップS402)、その後、いずれの拠点も相手の拠点からオブジェクト選択コマンドを受信する。そのため、選択オブジェクトIDリストから「○」のオブジェクトに係るIDが除外され、オブジェクト「○」の選択状態がいずれも解除される(ステップS403およびステップS404)。つまり、双方とも選択を行う前の最初の状態に戻る。従って、両方の拠点で同じオブジェクトが編集可能となる不整合が発生することがない。また、オブジェクトの編集を行いたい場合、拠点端末の操作者は、再度オブジェクトを選択すればよい。
このように、本発明の実施の形態における電子遠隔会議システムでは、オブジェクトの編集権限を、最後にオブジェクトを選択した拠点端末に付与するため、オブジェクトの編集開始にあたって、他の拠点端末の状態を把握するという複雑な処理を行う必要がない。従って、オブジェクトの編集ルールが単純化され、拠点端末の操作者も直感的に理解しやすいものとすることができる。即ち、自ら選択したオブジェクトは、編集中に他の拠点が同じオブジェクトを選択しない限り必ず編集作業を行うことができ、他の拠点が編集中のためオブジェクトの編集操作が制限されるというような状況が生じることがない。また、拠点数が増加した場合にも処理の遅延等が生じることのないので、安定したシステムとすることができる。
以上、詳述したように、本発明の実施の形態に係るオブジェクトの編集方法は、オブジェクトの編集権限を最後にオブジェクトを選択した一の拠点端末が取得するので、オブジェクトの編集ルールが単純化され、拠点端末の操作者が直感的に理解しやすい編集方法を提供することができる。また、他の拠点の編集状況を把握する処理が不要であるため、ソフトウェアの開発を容易に行えるオブジェクトの編集方法を得ることができる。
また、本発明の実施の形態に係る電子遠隔会議システム(データ共有システム)は、オブジェクトの編集権限を最後にオブジェクトを選択した一の拠点端末に取得させるデータ会議制御部1(制御手段)を有し、オブジェクトの編集開始にあたって他の拠点の状況を把握する必要のないオブジェクトの編集方式を構成する。
これにより、オブジェクトの編集ルールが単純化され、拠点端末の操作者が直感的に理解しやすい編集方法を提供することができる。また、他の拠点の編集状況を把握する処理が不要であるため、ソフトウェアの開発を容易に行えるオブジェクトの編集方法を提供することができる。
従来の電子遠隔会議システムにおけるオブジェクト編集動作手順を示すフローチャートである。 従来の電子遠隔会議システムにおける具体的なオブジェクトの編集例を示すシーケンス図である。 双方の拠点で同じオブジェクトがほぼ同時に選択された場合の状況を説明するためのシーケンス図である。 本発明の実施の形態における電子遠隔会議システムの概要構成例を示す図である。 電子遠隔会議システムを構成する拠点端末の内部構成を示す図である。 本発明の実施の形態における電子遠隔会議システムの、オブジェクト選択動作手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における電子遠隔会議システムの、オブジェクト選択コマンドの受信動作手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における電子遠隔会議システムの、オブジェクトの編集動作手順を示すフローチャートである。 オブジェクト編集動作の進行に従ってオブジェクトが変化する様子を時系列で示した模式図である。 双方の拠点で同じオブジェクトがほぼ同時に選択された場合の状況を説明するためのシーケンス図である。
符号の説明
1 データ会議制御部
2 通信部
3 データ管理部
4 表示部
5 入力部
6 選択オブジェクトIDリスト
11,12 拠点端末
20 ネットワーク
30 サーバ装置

Claims (9)

  1. 複数の拠点端末間が双方向通信可能に接続され、複数のオブジェクトを持つデータを共有するシステムにおける、オブジェクトを選択した拠点端末に対し、選択したオブジェクトを編集可能とするオブジェクトの編集方法であって、
    前記オブジェクトの編集権限を、最後に前記オブジェクトを選択した一の前記拠点端末が取得し、
    前記複数の拠点端末でほぼ同時に同じオブジェクトが選択された場合は、ほぼ同時に選択された当該オブジェクトに対し、いずれの拠点端末においても選択状態を解除することを特徴とするオブジェクトの編集方法。
  2. オブジェクトの編集権限を取得した一の拠点端末による当該オブジェクトの編集確定処理によって、当該オブジェクトを持つデータを共有する前記複数の拠点端末に、当該オブジェクトの編集結果が反映されることを特徴とする請求項1に記載のオブジェクトの編集方法。
  3. オブジェクトの編集権限を取得した一の拠点端末が、当該オブジェクトの編集確定処理前に、別の拠点端末が当該オブジェクトを選択した場合、当該オブジェクトの編集権限は前記別の拠点端末が取得することを特徴とする請求項1または2に記載のオブジェクトの編集方法。
  4. 複数の拠点端末間が双方向通信可能に接続され、複数のオブジェクトを持つデータを共有し、オブジェクトを選択した拠点端末に対し、選択したオブジェクトを編集可能とするデータ共有システムであって、
    前記オブジェクトの編集権限を、最後に前記オブジェクトを選択した一の前記拠点端末に取得させ、
    前記複数の拠点端末でほぼ同時に同じオブジェクトが選択された場合は、ほぼ同時に選択された当該オブジェクトに対し、いずれの拠点端末においても選択状態を解除する制御手段を有することを特徴とするデータ共有システム。
  5. 前記制御手段は、オブジェクトの編集権限を取得した一の拠点端末による当該オブジェクトの編集確定処理により、当該オブジェクトを持つデータを共有する前記複数の拠点端末に、当該オブジェクトの編集結果を反映させることを特徴とする請求項4に記載のデータ共有システム。
  6. 前記制御手段は、オブジェクトを選択して当該オブジェクトの編集権限を取得した一の拠点端末が、前記選択の後、当該オブジェクトの編集確定処理前に、別の拠点端末が当該オブジェクトを選択した場合、当該オブジェクトの編集権限を前記別の拠点端末に取得させることを特徴とする請求項4または5に記載のデータ共有システム。
  7. 複数の拠点端末間が双方向通信可能に接続され、複数のオブジェクトを持つデータを共有し、オブジェクトを選択した拠点端末に対し、選択したオブジェクトを編集可能とする電子遠隔会議システムであって、
    前記オブジェクトの編集権限を、最後に前記オブジェクトを選択した一の前記拠点端末に取得させ、
    前記複数の拠点端末でほぼ同時に同じオブジェクトが選択された場合は、ほぼ同時に選択された当該オブジェクトに対し、いずれの拠点端末においても選択状態を解除する制御手段を有することを特徴とする電子遠隔会議システム。
  8. 前記制御手段は、オブジェクトの編集権限を取得した一の拠点端末による当該オブジェクトの編集確定処理により、当該オブジェクトを持つデータを共有する前記複数の拠点端末に、当該オブジェクトの編集結果を反映させることを特徴とする請求項7に記載の電子遠隔会議システム。
  9. 前記制御手段は、オブジェクトを選択して当該オブジェクトの編集権限を取得した一の拠点端末が、前記選択の後、当該オブジェクトの編集確定処理前に、別の拠点端末が当該オブジェクトを選択した場合、当該オブジェクトの編集権限を前記別の拠点端末に取得させることを特徴とする請求項7または8に記載の電子遠隔会議システム。
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