JP2019061140A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1台の撮像装置で、ダーモスコピー撮影と臨床撮影の一連の撮影を容易にできる撮像装置を提供する。【解決手段】撮像素子31を有し、撮像素子31に入射する光軸上の被写体を撮影する撮像装置1は、本体10と、本体10に光軸上位置と光軸外位置との間を移動可能に設けられ、第1画角を有する第1コンバージョンレンズ21を含む第1レンズユニット20と、第1コンバージョンレンズ21と光軸上で干渉しないように、本体10に光軸上位置と光軸外位置との間を移動可能に設けられ、第1画角とは異なる第2画角を有する第2コンバージョンレンズ62を含む第2レンズユニット60と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、撮像装置に関する。
近年、高齢化やオゾン層破壊によってメラノーマ(悪性黒色腫)などの皮膚疾患の増加が問題となっている。このような皮膚疾患の診断には、皮膚内部の色素分布や色合いを撮影できるダーモスコピーカメラと呼ばれる撮像装置が活用されている。例えば、特許文献1には、ダーモスコープの取り付け及び取り外しが可能なカメラ付携帯電話が開示されている。ダーモスコピー撮影の際には、ダーモスコープを取り付けたカメラ付携帯電話で皮膚疾患部を撮影し、通常撮影の際には、ダーモスコープを取り外したカメラ付携帯電話で皮膚疾患部を撮影する。
しかしながら、特許文献1に開示の発明では、ダーモスコピー撮影と臨床撮影とを切り替える際、それぞれ専用のアタッチメントをその都度取り替えたり、カメラ自体を交換したりしなければならないことにより撮影に時間を要するという問題があった。具体的には、ダーモスコピー診断を行う際、多くの皮膚科医は、下記の手順で撮影を行っている。
1)個人を特定するために、通常のカメラを用いて患者のカルテを撮影する。
2)疾患部の位置を特定するために、臨床撮影として、疾患部及びその周辺を非接触状態で撮影する。
3)ダーモスコピーカメラを用いて疾患部を接触状態で撮影する。
そうすると、上記のような手順で撮影を行う場合、カルテや疾患部及びその周辺を通常のカメラで撮影した後、ダーモスコピーカメラに取り替えて疾患部をダーモスコピー撮影する必要があるので、一連の撮影に手間と時間がかかるという問題があった。
特開2005−192944号公報
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、1台の撮像装置で、ダーモスコピー撮影と臨床撮影の一連の撮影を容易にできる撮像装置を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために本発明の一態様は、撮像素子を有し、前記撮像素子に入射する光軸上の被写体を撮影する撮像装置であって、本体と、前記本体に前記光軸上位置と光軸外位置との間を移動可能に設けられ、第1画角を有する第1コンバージョンレンズを含む第1レンズユニットと、前記第1コンバージョンレンズと前記光軸上で干渉しないように、前記本体に前記光軸上位置と光軸外位置との間を移動可能に設けられ、前記第1画角とは異なる第2画角を有する第2コンバージョンレンズを含む第2レンズユニットと、を備えることを特徴とする。
本発明の他の特徴は、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、1台の撮像装置で、ダーモスコピー撮影と臨床撮影の一連の撮影を容易にできる撮像装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係るダーモスコピーカメラのダーモスコピー撮影時の斜視図である。 本発明の実施形態に係るダーモスコピーカメラの撮影移行時の一部分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るダーモスコピーカメラの臨床撮影時の斜視図である。 本発明の実施形態に係るダーモスコピーカメラのダーモスコピー撮影時の正面図である。 図4中の切断線I−Iで切断したダーモスコピーカメラの断面図である。 本発明の実施形態に係るダーモスコピーカメラの臨床撮影時の正面図である。 図6中の切断線II−IIで切断したダーモスコピーカメラの断面図である。 LEDから出射された光の照度分布の様子を示した概略図であり、(a)は図5に示す照射面における分布を、(b)は図7に示す照射面における分布を、それぞれ示す。
以下、本発明を適用したダーモスコピーカメラの実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本願明細書では、「マイクロスコープ(Microscope):顕微鏡」及び「マイクロスコピー(Microscopy):顕微鏡による検査又は顕微鏡使用(法)」の使い分けに準じ、「ダーモスコープ(Dermoscope)」の用語を「皮膚検査用の拡大鏡(装置)」という意味で、「ダーモスコピー(Dermoscopy)」の用語を「同拡大鏡を用いた皮膚検査又は同拡大鏡使用(行為)」という意味で用いている。
(ダーモスコピーカメラ1の全体構成)
本実施形態に係るダーモスコピーカメラ1は、それぞれ異なる撮影(ダーモスコピー撮影と臨床撮影)のために専用かつ最適化された2つのレンズユニットを設けて、それぞれの撮影時にそれぞれのレンズユニットが撮像素子の中心に配置されるように構成するものである。そして、ダーモスコピー撮影時にはカメラ本体に実装されたLEDをレンズユニットにオーバーラップさせ、LED光を導光板により中央に集光させて撮影する。他方、臨床撮影時にはカメラ本体に実装されたLEDよりも内側にレンズユニットを配置させ、LED光をそのまま直線光として離間した距離(例えば、2m先)まで照射して撮影する。以下、詳しく説明する。
図1は、本発明を適用したダーモスコピーカメラのダーモスコピー撮影時の斜視図である。図2は、本発明を適用したダーモスコピーカメラの撮影移行時の一部分解斜視図である。図3は、本発明を適用したダーモスコピーカメラの臨床撮影時の斜視図である。図4は、本発明を適用したダーモスコピーカメラのダーモスコピー撮影時の正面図である。図5は、図4中の切断線I−Iで切断したダーモスコピーカメラの断面図である。図6は、本発明を適用したダーモスコピーカメラの臨床撮影時の正面図である。図7は、図6中の切断線II−IIで切断したダーモスコピーカメラの断面図である。
図1〜図7に示すように、ダーモスコピーカメラ1は、カメラ本体(撮像装置本体)10と、カメラ本体10に移動可能に設けられた第1レンズユニット20と、第1レンズユニット20と光学的に干渉しないようにカメラ本体10に移動可能に設けられた第2レンズユニット60とによって概略構成されている。以下、詳しく説明する。
なお、以下の説明において、図1に示すように、撮像対象側をダーモスコピーカメラ1の前方(前面、正面)、その反対側を後方とし、ダーモスコピーカメラ1を前方から見たときの上下左右方向をそのまま上下左右方向とした直交座標系に基づいて説明するものとする。また、各部材に関する取り付けは、特に言及がない限り、ネジ、ビス等を用いた取り付けや、嵌合等の取り付け等、適宜の方法で行えばよい。
ダーモスコピーカメラ1は、図1に示すように、第1レンズユニット20をカメラ本体10の前方に配置して(第1位置に配置して)ダーモスコピー撮影が可能なダーモスコピー撮影状態(第1撮影状態)と、図2に示すように、第1レンズユニット20を上方へ回動させて臨床撮影状態へ移行させる状態(撮影移行状態)と、図3に示すように、第2レンズユニット60をカメラ本体10の前方に配置して(第2位置に配置して)臨床撮影が可能な臨床撮影状態(第2撮影状態)とに切り替えることができる。このように、第1レンズユニット20と第2レンズユニット60は、互いに光学的に干渉しないように回動させることができる。なお、臨床撮影とは、例えば皮膚疾患部を含む皮膚表面を撮影するといった一般的なカメラの使用方法による撮影を意味している。
(カメラ本体10の構成について)
カメラ本体10は、図1及び図2に示すように、筐体11を有し、この筐体11の内部にマスターレンズとしてズームレンズ12、光源としての複数のLED(Light Emitting Diode)13aが搭載されたLED基板13、光拡散板14を有している。また、カメラ本体10は、図5に示すように、ズームレンズ12の後方に回路配線基板30及び撮像素子31といった種々の構成部品を収容している。筐体11には、上面にシャッタボタン18(図4参照)、右面に電源ボタン17が設けられている。
さらに、筐体11の内部には、シャッタボタン18の操作に応じて、撮像素子31が読み取った撮影画像を記憶する記憶部と、上述した各部を制御する制御部と、上述した各部に電源を供給するバッテリー部が設けられているが、これらの図示は省略する。
カメラ本体10には、通常の撮影に用いられる公知の撮像装置、例えば市販されているデジタルカメラの構成を採用することができ、例えば、ズームレンズ12、回路配線基板30、及び撮像素子31は、公知の部品を用いることができる。ズームレンズ12は公知の光学レンズを有している。また、撮像素子31としては、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサを用いることができる。また、カメラ本体10には、撮像した画像を表示するとともに、ダーモスコピーカメラ1の各種設定を実行するためのタッチパネル式の画面(不図示)が設けられている。
筐体11には、図2に示すように、ズームレンズ12を取り囲む、円環状の凹部からなる基板収容部11aが形成されている。LED13aを搭載したLED基板13は、基板収容部11aに収容される。また、筐体11には、LED基板13の前方を覆うように光拡散部としての光拡散板14が載置されている。
LED基板13は円環状をなし、その前面には8つのLED13aが搭載されている。8つのLED13aは、図2及び図4に示すように、LED基板13の中心に対して同心円上に等間隔で配置されている。これにより、LED13aを搭載するLED基板13は、ズームレンズ12の外周位置から光を前方に向けて出射するリングフラッシュとして機能する。LED13aは、白色光を発するLEDから構成されている。
光拡散板14は、例えば透光性を有する合成樹脂から構成されており、その表面に微小な凹凸が形成されている。光拡散板14は、LED13aから出射された光を通し、拡散光として前方へと出射する。
ここで、カメラ本体10の上部には、第1レンズユニット20を回動自在に支持する回動支持部191が形成されている。回動支持部191の左右の面にはそれぞれ、第1レンズユニット20の回動軸となる回動突起(不図示)が形成されている。また、図2及び図3に示すように、筐体11の円環状の縁部には、ダーモスコピーカメラ1をダーモスコピー撮影状態(図1参照)にする場合に、第1レンズユニット20とカメラ本体10の相対的な位置決めを行うために前方に向いて突出した上下2つの係合凸部15と、第1レンズユニット20とカメラ本体10の当接した状態を維持するため配置された左右2つの磁性体16が設けられている。
また、カメラ本体10の前方中央の近傍には、第2レンズユニット60を回動自在に支持する回動支持部192が形成されている。回動支持部192の左右の面にはそれぞれ、第2レンズユニット60の回動軸となる回動突起(不図示)が形成されている。
(第1レンズユニット20の構成について)
第1レンズユニット20は、図1から図4に示すように、円錐体の先端がカットされたような筒状体のカバー体40、カバー体40の先端に取り付けられカバー体40と同様に円錐体の先端がカットされたような筒状体の先端カバー体41と、先端カバー体41の開口41bに嵌め込まれたカバーレンズ24と、を有している。
カバー体40は、例えばポリ塩化ビニル誘導体やアクリル系樹脂などの樹脂から構成されている。カバー体40の外形は、前方に向かうにつれて先細形状を有し、その内部は中空である。また、カバー体40の中空部も、前方に向かうにつれて縮径した形状を有している。
図5に示すように、カバー体40には第1コンバージョンレンズ21、導光板22が設けられており、先端カバー体41には偏光フィルタ23が設けられている。第1レンズユニット20は、皮膚疾患部を拡大するためのダーモスコープとして機能する。
第1コンバージョンレンズ21は、両面凸レンズであり、カメラ本体10のズームレンズ12と皮膚疾患部との間に介在し、撮像画像の拡大倍率を増大させる。具体的には、ズームレンズ12の拡大倍率と合わせて、患者の疾患部を10〜30倍に拡大可能なレンズが採用される。第1コンバージョンレンズ21は図示しない支持部を介して、カバー体40の内周面に取り付けられている。第1コンバージョンレンズ21は、皮膚疾患部の拡大に適する画角(第1画角)を有するように構成されている。
導光板22は、入射した光を導光する導光板本体22bと、導光板本体22bの内周面に形成された反射膜22aと、導光板本体22bの外周面に形成された反射膜22cとを有している。導光板22は、前方に向けて縮径した中空の形態を有している。導光板22は、カバー体40の内周面に、自身の外周面を密着させた状態で取り付けられている。導光板本体22bは、例えば、アクリル等の透光性を有する合成樹脂から構成されている。導光板本体22bの後方側の端面は、光入射面22dを形成する。光入射面22dは、ダーモスコピー撮影状態の場合に、LED13aの前方に配され、LED13aから出射された光が入射する面である。
一方、導光板本体22bの前方側の端面は、光出射面22eを形成する。光出射面22eは、導光板本体22bに導光された光が外部へ出射される面である。反射膜22a及び反射膜22cは、例えばアルミ等の金属膜であり、導光板本体22bの表面から導光される光が外部に漏れるのを防止する。これにより、光入射面22dから入射した光を弱めることなく、光出射面22eから出射することができる。
先端カバー体41は、例えばポリ塩化ビニル誘導体やアクリル系樹脂などの樹脂から構成されている。先端カバー体41は、筒状体をなし、外周面には撮影者が指を引っ掛けるための凹部である引掛け部41aが複数形成されている。撮影者は、例えば先端カバー体41をカバー体40にねじ込むことにより、カバー体40の先端に先端カバー体41を装着することができる。このように、先端カバー体41とカバー体40とは螺号や嵌合などの公知の方法によって着脱自在な構成となっている。先端カバー体41の先端には、カバーレンズ24を嵌め込むための開口41bが形成されている。
偏光フィルタ23は、先端カバー体41の中空部に設けられる。先端カバー体41がカバー体40に装着されると、偏光フィルタ23は、導光板22の前方に配される。偏光フィルタ23は、導光板22の光出射面22eから出射された光を通過させる際に偏光する。偏光された光は、皮膚表面での乱反射が抑制されながら皮膚下の物質によって反射される。
カバーレンズ24は、先端カバー体41の先端に形成された開口41bに嵌合されている。カバーレンズ24は、透明の合成樹脂から構成されて、偏光フィルタ23から出射された光を前方へ通過させるとともに、反射光をダーモスコピーカメラ1内に入射させる。また、カバーレンズ24は、第1レンズユニット20内を湿気やほこりから保護する。ダーモスコピー撮影時には、カバーレンズ24は、皮膚疾患部に接触した状態にされる。
ここで、第1レンズユニット20は、カバー体40の頂部に回動部25を有しており、前述したカメラ本体10の頂部に設けられた回動支持部191に軸支されることにより、回動軸R1を中心に回動することができる。そして、第1レンズユニット20の縁部には、ダーモスコピーカメラ1をダーモスコピー撮影状態(図1参照)にする場合に、カメラ本体10の係合凸部15と係合して位置決めを行う上下2つの係合凹部20aと、カメラ本体10に設けられた磁性体16と互いに磁着して当接した状態を維持する左右2つの磁性体26が設けられている。この磁着により、第1レンズユニット20は、ダーモスコピー撮影時にはカメラ本体10を密閉するように固定される。他方、第1レンズユニット20は、カメラ本体10から開放されたときには、その開放状態を維持できるように仮固定される。ここでは図示していないが、仮固定は公知の構成によって達成できる。例えば回動部25に突起を、カメラ本体10の回動支持部191に対応する切欠きをそれぞれ設けておくようにしてもよい。
ダーモスコピー撮影時には、導光板22を含むズームレンズ12を撮像素子31の中心に配置し、LED13aを点灯させて導光板22により撮影面にLED光を集光させてダーモスコピー撮影を可能にする。ダーモスコピー撮影時から臨床撮影に切り替えるときは、第1回動軸R1を中心に第1レンズユニット20を上方部に移動(回動)させる。
(第2レンズユニット60の構成について)
第2レンズユニット60は、図1から図4に示すように、矩形の支持体61と、支持体61の先端の開口62aに嵌め込まれた第2コンバージョンレンズ62と、を有している。支持体61は、例えばポリ塩化ビニル誘導体やアクリル系樹脂などの樹脂から構成されている。第2レンズユニット60は、皮膚疾患部を含む皮膚表面を撮影するといった一般的なカメラの使用方法による臨床撮影として機能する。
ここで、第2レンズユニット60は、支持体61の基部に回動部63を有しており、前述したカメラ本体10の前方中央の近傍に設けられた回動支持部192に軸支されることにより、第2回動軸R2を中心に回動することができる。これらにより、第2レンズユニット60はカメラ本体10に対し回動可能となるが、ダーモスコピー撮影時及び臨床撮影時ともに、その状態を維持できるように仮固定される。ここでは図示していないが、仮固定は公知の構成によって達成できる。例えば回動部63に突起を、カメラ本体10の回動支持部192に対応する切欠きをそれぞれ設けておくようにしてもよい。第1レンズユニット20と第2レンズユニット60は互いに光学的に干渉しないように回動させることができることを前述したが、具体的には、第1レンズユニット20の第1コンバージョンレンズ21と第2レンズユニット60の第2コンバージョンレンズ62が、光軸上で干渉しないようにカメラ本体10にそれぞれ移動可能に設けられている。
すなわち、撮像素子31に入射する光軸上の被写体を撮影するにあたって、第1レンズユニット20は、その第1コンバージョンレンズ21がカメラ本体10に対して光軸上位置と光軸外位置との間を移動可能となるように設けられるとともに、第2レンズユニット60は、その第2コンバージョンレンズ62が第1レンズユニット20の第1コンバージョンレンズ21と光軸上で干渉しないように、カメラ本体10に対して光軸上位置と光軸外位置との間を移動可能に設けられている。そして、第1レンズユニット20と第2レンズユニット60はそれぞれ、前述したように、カメラ本体10の頂部に位置する第1回動軸R1とカメラ本体10の前方中央近傍に位置する第2回動軸R2によって各別に回動することから、ダーモスコピー撮影状態では閉鎖されている(すなわち、光軸上に位置している)第1レンズユニット20が第2レンズユニット60の閉鎖を防止し、臨床撮影状態では閉鎖されている(すなわち、光軸上に位置している)第2レンズユニット60が第1レンズユニット20の閉鎖を防止する。この防止機構によって、第1レンズユニット20と第2レンズユニット60は、同時に光軸上に位置することが防止されることとなる。
臨床撮影時には第1レンズユニット20が回動した方向と反対側から臨床撮影用の第2レンズユニット60が回動して撮像素子31の中心に配置されて臨床撮影を行う。この時に、臨床撮影用の第2コンバージョンレンズ62は径が小さく設計されており、カメラ本体10に設けられたLED13aはそのまま直線光となり、手元〜2m先を照射する。第2コンバージョンレンズ62は、皮膚疾患部を含む皮膚表面を広く撮影するのに適する画角(第2画角)を有するように構成されている。第2レンズユニット60の第2コンバージョンレンズ62の第2画角は、第1レンズユニット20の第1コンバージョンレンズ21の第1画角よりも広角に設定される。
(ダーモスコピー撮影時におけるLED光の進行について)
図5は、図4に示すダーモスコピー撮影時におけるダーモスコピーカメラ1の断面図である。LED13aから出射された光は、光拡散板14を通過し、光入射面22dから導光板本体22bに入射する。導光板本体22bに入射した光は、矢印L1,L2で示すように、反射膜22a、及び反射膜22cで反射されながら導光板本体22b内部で導光される。これにより導光される光は、先端に向かうにつれて第1レンズユニット20の中央に集光されていく。やがて、導光板本体22b内部で導光された光は、矢印L3に示すように、光出射面22eから出射され、偏光フィルタ23を通過する。偏光フィルタ23により偏光された光は、矢印L4に示すように、カバーレンズ24を通り前方へと出射される。
(臨床撮影時におけるLED光の進行について)
図7は、図6に示す臨床撮影時におけるダーモスコピーカメラ1の断面図である。LED13aから出射された光は、光拡散板14を通り、矢印L5に示すように、拡散光として前方へと直線的に出射される。このような光を出射するLED13aは、ズームレンズ12の外側に設けられた円周上に等間隔で配置されており、ズームレンズ12と略同一平面内に配置されている。なお、図7では、ズームレンズ12の下方にあるLED13aから出射された光については、第2レンズユニット60に遮られることから光の矢印L5を記載していないが、図2ほかに示した他のLED13aからの光は前方へと直線的に矢印L5に示すように出射されている。
(LED光の照度分布について)
次に、ダーモスコピーカメラ1のLED13aから出射された光の照度分布について説明する。図8は、LEDから出射された光の照度分布の様子を示した概略図であり、図8(a)は図5に示す照射面における分布図、図8(b)は図7に示す照射面における分布図である。ここで、図5に示す照射面51は、ダーモスコピー撮影時における皮膚疾患部の表面位置に相当する。また、図7に示す照射面52は、臨床撮影時における皮膚疾患部の表面位置に相当する。照射面52は、例えば、ダーモスコピーカメラ1から1メートル離間した位置にある。なお、図8の各図においては、照度が高い領域ほど、白色に近い色で塗りつぶしてある。
上述したように、ダーモスコピー撮影時においては、LED13aから出射された光は、先端に向かうにつれてカバー体40の中央に向けて導光される。そのため、カバーレンズ24から出射される光は、LED13aからの光が集光された強い光となる。また、ダーモスコピー撮影時には、カバーレンズ24は皮膚疾患部に接触した状態にある。そのため、図8(a)に示すように、皮膚疾患部の表面に相当する照射面51に光が強く照射される照射領域51aが形成され、その外側に光が照射されない非照射領域51bが形成される。この照射領域51aの大きさは、カバーレンズ24(図5参照)の大きさとおおよそ同じである。このように、ダーモスコピー撮影時において、導光板22によって集光された強い光を皮膚疾患部に照射することができる。そのため、皮膚下の物質に光を照射、反射させることができ、ダーモスコピー画像を撮影することができる。
一方、臨床撮影時においては、図7に示すように、同心円上に等間隔で設けられたLED13aからの光は光拡散板14により拡散されて前方へと出射される。これにより、照射面52に到達する光の照射範囲は、ダーモスコピー撮影時よりも広くなる一方、照射する光の強さは弱くなる。例えば、臨床撮影時においては、図8(b)に示すように、照射面52に、照射領域51aよりも面積が大きいが低い照度の照射領域52aと、照射領域52aよりも面積が大きく照度が低い照射領域52bと、照射領域52bよりも面積が大きく照度が低い照射領域52cと、その外側に光が照射されない非照射領域52dが形成される。このことから、臨床撮影時には、皮膚疾患部を中心として広範囲に光を照射することができる。また、臨床撮影時には、ダーモスコピー撮影時よりも照度の低い照明での撮影が可能であることから、皮膚疾患部を含めた広い範囲を臨床撮影することができる。
(ダーモスコピーカメラ1の使用例)
ダーモスコピーカメラ1を用いてダーモスコピー撮影を行う場合、撮影者は、図1に示すように、第1レンズユニット20を図中下方向D10に回動させて、カメラ本体10に第1レンズユニット20を当接させた第1位置に移動させる。その際、カメラ本体10に形成された係合凸部15(図2参照)を第1レンズユニット20に形成された係合凹部20aに挿入させるとともに、カメラ本体10の磁性体16と第1レンズユニット20の磁性体26とを磁着させる。これにより、カメラ本体10の前方を第1レンズユニット20で覆ったダーモスコピー撮影状態を保持することができる。このとき、第2レンズユニット60は、図中下方向D60に回動させておく。
そして、撮影者は、電源ボタン17を押して電源を入れ、例えばシャッタボタン18を半押しすることによりLED13aを発光させる。そして、皮膚疾患部にカバーレンズ24を接触させる。これにより、偏光フィルタ23により偏光されカバーレンズ24から出射される光は、皮膚疾患部の表面での乱反射を抑制しながら皮膚下に到達し、皮膚下の物質によって反射される。この反射光は、カバーレンズ24及び偏光フィルタ23を介してダーモスコピーカメラ1内に取り込まれる。取り込まれた光は、第1コンバージョンレンズ21及びズームレンズ12を介して10〜30倍に拡大され、カメラ本体10の撮像素子31上に結像される。任意のタイミングでカメラ本体10のシャッタボタン18を全押しすると、撮像素子31が読み取った撮像画像がカメラ本体10の記憶部に記憶される。このように記憶された撮像画像は、例えば、色素細胞母斑、悪性黒色腫、脂漏性角化症、基底細胞癌、血管病変及びボーエン病などの検査、及び診断に用いることができる。
続いて、ダーモスコピーカメラ1を用いて臨床撮影を行う場合、撮影者は、図3に示すように、第1レンズユニット20を図中上方向U10に回動させ、カメラ本体10の前方から第1レンズユニット20を移動させて、カメラ本体10の前方を開放する。そして、撮影者は、第2レンズユニット60を図中上方向U60に回動させて第2位置に配置し、皮膚疾患部から所定距離離間させて、ズームレンズ12を皮膚疾患部に向ける。続いて、撮影者は、例えばシャッタボタン18を半押しすることによりLED13aを発光させる。LED13aから出射された光は、拡散光となって、皮膚疾患部を中心とした広い範囲を照射する。照射した光は、皮膚疾患部の表面で反射され、ズームレンズ12に取り込まれて、カメラ本体10の撮像素子31上に結像される。任意のタイミングでカメラ本体10のシャッタボタン18を全押しすると、撮像素子31が読み取った撮像画像がカメラ本体10の記憶部に記憶される。
(実施形態の効果について)
以上説明したように、本実施形態に係るダーモスコピーカメラ1においては、カメラ本体10の前面を第1レンズユニット20で覆った状態でダーモスコピー撮影ができるとともに、第2レンズユニット60で覆った状態で臨床撮影をすることができる。そして、ダーモスコピー撮影と臨床撮影との切り替えを、カメラ本体10の回動可能に取り付けられた第1レンズユニット20と第2レンズユニット60を回動させることだけで実現することができる。これにより、1台のダーモスコピーカメラ1において、ダーモスコピー撮影と臨床撮影とを容易に切り替えることができる。
ダーモスコピー撮影時に、LED13aから出射された光を導光し集光する導光板22を、第1レンズユニット20の内部に設けている。この導光板22により、LED13aから出射された光を弱めることなくダーモスコピーカメラ1から集光して出射することができる。これにより、鮮明なダーモスコピー画像を得ることができる。
ズームレンズ12の外側の円周上に、等間隔でLED13aを配置することで、臨床撮影時において、皮膚疾患部を中心として広範囲に光を直線的に照射することができる。さらに、LED13aの前方に光拡散板14を設置することによっても、臨床撮影時に広範囲に光を照射することができる。これにより、臨床撮影時に、皮膚疾患部とその周辺を含めた広い範囲の画像を撮影することができる。
第1レンズユニット20に導光板22を設けることにより、ダーモスコピー撮影時及び臨床撮影時における光の照射を、共通のLED13aによって実現することができる。これにより、異なる撮影に合わせて複数種類の光源を設ける必要はなく、ダーモスコピーカメラ1の構成を簡略化することができる。さらに、ダーモスコピー撮影及び臨床撮影を1台のダーモスコピーカメラ1で実現できることから、撮影媒体も1媒体に集約され、かつ、撮影によってカメラを代える必要が無いために診療時間の短縮が可能になる。
(実施形態の変形について)
本実施形態は上述した態様に限定されず、様々な変形及び応用が可能である。上述の実施形態では、カメラ本体10に対して第1レンズユニット20及び第2レンズユニット60を回動させることで、ダーモスコピー撮影と臨床撮影とを切り替える形態について説明したが、第1レンズユニット20及び第2レンズユニット60の移動態様は、このような回動だけでなく、例えば、カメラ本体10に対してスライドさせる態様であってもよい。ダーモスコピー撮影の際は、ズームレンズ12の前方を第1レンズユニット20で覆うように配置し、臨床撮影の際は、第2レンズユニット60をスライドさせてズームレンズ12の前方を覆うようにすればよい。なお、マスターレンズとしてのズームレンズ12は、ダーモスコピーカメラ1の用途等を勘案して、固定焦点レンズとして構成しても差し支えない。また、第1レンズユニット20と第2レンズユニット60は、第1レンズユニット20の第1コンバージョンレンズ21と第2レンズユニット60の第2コンバージョンレンズ62が光軸上で干渉しないようにカメラ本体10にそれぞれ移動可能であれば、第1レンズユニット20と第2レンズユニット60が構造的に重層するような配置となっていても差し支えない。
また、ダーモスコピー撮影に際して、偏光作用を有するジェルを皮膚疾患部に塗布して撮影する場合には、先端カバー体41に設けた偏光フィルタ23は省略することができる。なお、偏光フィルタ23を有する先端カバー体41と偏光フィルタ23を有しない先端カバー体41とを準備しておくことで、ダーモスコピー撮影時の撮影対応を状況に応じて選択することができる。
また、上記実施形態では、光源は、円周上に配されたLED13aであると説明したが、他の光源を採用してもよい。例えば、ハロゲンランプなどの高輝度ライト、半導体発光素子、及び有機エレクトロルミネッセンスなどの発光素子を用いることができる。さらに、撮像素子31の感度がよく照明無しで撮影できるような場合には、光源のLED13aを設けないようにすることもできる。
また、LED13aは、白色光を発するLEDから構成されていると説明したが、例えば紫外線光源、青色光光源、あるいは緑色光光源を採用してもよい。また発する光の色が互いに異なる光源を設けるようにして、異なる色の光源ごとに独立して発光できる態様であってもよい。このように、異なる色の光を照射して撮像画像を得ることで、異なる像をえることができ、異なる像を比較したり、像を重ね合わせたりすることで、皮膚疾患部の検査及び診断を容易なものとすることができる。
また、上記実施形態では、LED13aの前方に光拡散板14を設置したが、臨床撮影時に、照射面52(図7参照)に広範囲に光を照射可能な光源を採用して、光拡散板14を省略してもよい。また、光拡散板14の代わりに、入射した光をそのまま透過する透明板を設置してもよい。
また、ダーモスコピー撮影時には、カバーレンズ24は、皮膚疾患部に接触した状態にされると説明した。しかしながら、十分な照度の光を照射できるのであれば、カバーレンズ24を皮膚疾患部に近づけることで、ダーモスコピー撮影が可能である。この場合、ダーモスコピー撮影後の洗浄作業が不要となり、診療時間の短縮を図ることができる。
また、第1コンバージョンレンズ21、第2コンバージョンレンズ62は、一つの両面凸レンズであると説明したが、他の形態のものも採用することができる。例えば、第1コンバージョンレンズ21、第2コンバージョンレンズ62は、2つ又は複数の凸レンズを組み合わせたレンズ、1つのアクロマートレンズ、2つ又は複数のアクロマートレンズを組み合わせたいずれかであってもよい。また、第1コンバージョンレンズ21、第2コンバージョンレンズ62は、無収差レンズであってもよいし、球面レンズに非球面レンズを組み込んだものでもよい。また、これらのレンズが、反射防止膜やカラーフィルタを含むものであってもよい。
また、第1レンズユニット20に、LED13aからの光を先端に向けて集光する導光部材としての導光板22を設置したが、導光板22の代わりに他の公知の導光部材を設けるようにしてもよい。例えば、先端に向けて光を導光する光ファイバーを設けてもよい。
また、本実施形態に係る撮像装置は、上記実施形態で説明したダーモスコピーカメラ1のように、ダーモスコピー撮影状態と臨床撮影状態との切り替え可能な撮像装置に限定されない。また、被写体としても皮膚疾患部に限定されない。例えば、構造物等に形成された穴の内部に光を照射して、光を照射した穴の内部を拡大して撮影する撮影状態(第1レンズユニット20をカメラ本体10の前方に位置させた状態)と、穴から離間した位置から穴の周辺を含めた範囲を撮影する撮影状態(第1レンズユニット20をカメラ本体10の前方から開放して第2レンズユニット60を前方に位置させた状態)とを切り替え可能な撮像装置等にも、本発明を適用することができる。
また、上記のダーモスコピーカメラ1においては、カメラ本体10に、シャッタボタン18や、ダーモスコピーカメラ1の各種設定を実行するためのタッチパネル式の画面(不図示)が設けられていると説明した。しかしながら、シャッタボタン18やタッチパネル式の画面(不図示)等の操作受付部を、カメラ本体とは物理的に分離した操作部に設けるようにしてもよい。カメラ本体と操作部とは、既存の通信技術を用いて双方向に通信可能である。撮影者は、操作部を操作することにより、カメラ本体の各種設定やシャッタ操作等を行うことができる。また、第1レンズユニット20と第2レンズユニット60の移動に連動させて、ダーモスコピー撮影をしたか臨床撮影をしたかを撮影画像にフラグとして記録するようにしてもよい。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲のとおりである。
[請求項1]
撮像素子を有し、前記撮像素子に入射する光軸上の被写体を撮影する撮像装置であって、
本体と、
前記本体に前記光軸上位置と光軸外位置との間を移動可能に設けられ、第1画角を有する第1コンバージョンレンズを含む第1レンズユニットと、
前記第1コンバージョンレンズと前記光軸上で干渉しないように、前記本体に前記光軸上位置と光軸外位置との間を移動可能に設けられ、前記第1画角とは異なる第2画角を有する第2コンバージョンレンズを含む第2レンズユニットと、を備えることを特徴とする撮像装置。
[請求項2]
前記本体がマスターレンズを有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
[請求項3]
前記第1コンバージョンレンズは、前記マスターレンズと被写体の間に介在し、前記撮像素子による撮像画像の拡大倍率を増大させ、前記第2コンバージョンレンズは、前記第1コンバージョンレンズと排他的に前記マスターレンズと被写体の間に介在し、前記マスターレンズの拡大倍率を広角化させることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
[請求項4]
前記マスターレンズはズームレンズ又は固定焦点レンズとして構成されたことを特徴とする請求項2又は3に記載の撮像装置。
[請求項5]
前記本体が光源を有し、
前記第1レンズユニットが前記光源からの光を集光して出射する導光部材を有し、
前記第2レンズユニットが前記光源からの光が直線的に出射することを許容するように構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
[請求項6]
前記第1レンズユニットがダーモスコピー撮影に対応し、前記第2レンズユニットが臨床撮影に対応することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の撮像装置。
[請求項7]
前記第1レンズユニットは、先端部に人体と密着させるためのカバー部材と、前記カバー部材と第1コンバージョンレンズの間に偏光フィルタとをさらに有することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
[請求項8]
前記第1レンズユニットと前記第2レンズユニットが同時に前記光軸上に移動することを防止する防止機構をさらに備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の撮像装置。
1…ダーモスコピーカメラ
10…カメラ本体、11…筐体、11a…基板収容部、12…ズームレンズ、13…LED基板、13a…LED、14…光拡散板、15…係合凸部、16…磁性体、17…電源ボタン、18…シャッタボタン、191,192…回動支持部
20…第1レンズユニット、20a…係合凹部、21…コンバージョンレンズ、22…導光板、22a,22c…反射膜、22b…導光板本体、22d…光入射面、22e…光出射面、23…偏光フィルタ、24…カバーレンズ、25…回動部、26…磁性体
30…回路配線基板、31…撮像素子
40…カバー体、41…先端カバー体、41a…引掛け部、41b…開口
51,52…照射面、51a,52a,52b,52c…照射領域、51b,52d…非照射領域
60…第2レンズユニット、61…支持体、62…コンバージョンレンズ、62a…開口、63…回動部

Claims (8)

  1. 撮像素子を有し、前記撮像素子に入射する光軸上の被写体を撮影する撮像装置であって、
    本体と、
    前記本体に前記光軸上位置と光軸外位置との間を移動可能に設けられ、第1画角を有する第1コンバージョンレンズを含む第1レンズユニットと、
    前記第1コンバージョンレンズと前記光軸上で干渉しないように、前記本体に前記光軸上位置と光軸外位置との間を移動可能に設けられ、前記第1画角とは異なる第2画角を有する第2コンバージョンレンズを含む第2レンズユニットと、を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記本体がマスターレンズを有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第1コンバージョンレンズは、前記マスターレンズと被写体の間に介在し、前記撮像素子による撮像画像の拡大倍率を増大させ、前記第2コンバージョンレンズは、前記第1コンバージョンレンズと排他的に前記マスターレンズと被写体の間に介在し、前記マスターレンズの拡大倍率を広角化させるよう構成されたことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記マスターレンズはズームレンズ又は固定焦点レンズとして構成されたことを特徴とする請求項2又は3に記載の撮像装置。
  5. 前記本体が光源を有し、
    前記第1レンズユニットが前記光源からの光を集光して出射する導光部材を有し、
    前記第2レンズユニットが前記光源からの光が直線的に出射することを許容するように構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  6. 前記第1レンズユニットがダーモスコピー撮影に対応し、前記第2レンズユニットが臨床撮影に対応することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記第1レンズユニットは、先端部に人体と密着させるためのカバー部材と、前記カバー部材と前記第1コンバージョンレンズの間に偏光フィルタとをさらに有することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記第1レンズユニットと前記第2レンズユニットが同時に前記光軸上に移動することを防止する防止機構をさらに備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の撮像装置。
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