JP2019060654A - 測定システム、測定方法及び測定装置 - Google Patents

測定システム、測定方法及び測定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】使用頻度の差を生じさせることなく、2台のHbA1c測定装置を効率よく使用できる測定システム、測定方法及び測定装置を提供する。【解決手段】第1のHbA1c測定装置及び第2のHbA1c測定装置とグルコースを測定するグルコース測定装置とを備え、第1のHbA1c測定装置で測定を終了した検体容器をグルコース測定装置へ搬送する第1の搬送手段と、グルコース測定装置で測定を終了した検体容器を第2のHbA1c測定装置へ搬送する第2の搬送手段と、第1のHbA1c測定装置と第2のHbA1c測定装置との使用状況に応じて、検体容器を設置する位置を決定する位置決定手段と、位置決定手段による決定結果に基づき、第1のHbA1c測定装置又はグルコース測定装置のいずれに検体容器を設置するかを報知する報知手段と、を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、生体成分を測定する測定システム、測定方法及び測定装置に関する。
従来、異なる種類の検体の分析を行うためのシステムとして、分析処理内容が相違する複数の分析装置を接続し、これら複数の分析装置同士の間において複数の検体容器を順次受け渡すように構成されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、臨床検査の現場においては、糖尿病患者の測定項目として、グルコースおよびHbA1cが挙げられ、診断前検査として、上記項目の測定が行われている。この際に、グルコースは他の自動分析器等で代替測定が容易であるが、HbA1cを測定するHbA1c測定装置は専用の測定装置が必要であるため、代替測定が不可能であるため、装置のダウン時に備えてバックアップ機を導入していることが多い。
また、グルコース測定装置とHbA1c測定装置とが搬送手段で繋がった測定システムも運用されており、具体的には、グルコース測定装置1台に対して、HbA1c測定装置が2台繋がったシステムが運用されている。搬送手段は生体試料を収納する検体ラックを搬送するシステムで、第1のHbA1c測定装置からグルコース測定装置、グルコース測定装置から第2のHbA1c測定装置の順に搬送される。よって、かかるシステムでは、検体ラックを第1のHbA1c測定装置に置いて測定をスタートする場合は、HbA1c測定後グルコース測定となり、グルコース測定装置に検体ラックを置いた場合は、グルコース測定後HbA1c測定となる。
特開2009−229232号公報
HbA1c測定装置のダウンに備えてバックアップ機を設けた場合は、当該バックアップ機は使用頻度が低く、装置の有効活用が図れないという問題があった。
また、グルコース測定装置1台に対して、HbA1c測定装置が2台繋がったシステムを採用した場合は、HbA1c測定装置の一方の第2のHbA1c測定装置は、バックアップ機としての要素が大きく、測定をスタートする検体ラックの位置がいつも同じであることが多く、第1のHbA1c測定装置と第2のHbA1c測定装置との使用頻度の差が大きくなるため、装置の使用の効率が悪いことが問題であった。さらに、測定装置の消耗品の劣化等に差が出来やすくなり、測定データの測定装置間差の要因のひとつとなるなどの問題があった。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
すなわち、本発明は、使用頻度の差を生じさせることなく、2台のHbA1c測定装置を効率よく使用できる測定システム、測定方法及び測定装置を提供することを目的とする。
本発明に係る測定システムは、検体容器に収容された生体試料のHbA1cを測定する第1のHbA1c測定装置及び第2のHbA1c測定装置と、前記検体容器に収容された前記生体試料のグルコースを測定するグルコース測定装置と、を備え、
前記第1のHbA1c測定装置から前記グルコース測定装置への第1経路又は前記グルコース測定装置から前記第2のHbA1c測定装置への第2経路のいずれかにより前記生体試料のHbA1c及びグルコースを測定する測定システムであって、
前記第1経路によって前記第1のHbA1c測定装置で測定を終了した前記検体容器を前記グルコース測定装置へ搬送する第1の搬送手段と、
前記第2経路によって前記グルコース測定装置で測定を終了した前記検体容器を前記第2のHbA1c測定装置へ搬送する第2の搬送手段と、
前記第1のHbA1c測定装置と前記第2のHbA1c測定装置との使用状況に応じて、前記検体容器を設置する位置を決定する位置決定手段と、
前記位置決定手段による決定結果に基づき、前記第1のHbA1c測定装置又は前記グルコース測定装置のいずれに前記検体容器を設置するかを報知する報知手段と、
を含む。
また、前記第1のHbA1c測定装置と前記第2のHbA1c測定装置とは、測定実行時に消耗品を用いるものであり、前記使用状況は、当該消耗品の交換後からの使用回数であることを特徴とする。
また、前記使用状況は、使用者が設定した所定の時間に関する要因であることを特徴とする。
また、前記第1のHbA1c測定装置と前記第2のHbA1c測定装置とは、測定実行時に消耗品を用いるものであり、所定の間隔ごとにコントロール溶液を用いて測定結果を記録し、
前記使用状況は、当該コントロール溶液を用いた測定結果が当該コントロール溶液の規定値から離れていく傾向であることを特徴とする。
また、前記第1のHbA1c測定装置と前記第2のHbA1c測定装置とは、所定の間隔ごとにキャリブレーションが行われ、当該キャリブレーションがされた時期を記録し、
前記使用状況は、前回の前記キャリブレーションがされた時期であることを特徴とする。
また、前記第1のHbA1c測定装置と前記第2のHbA1c測定装置との間で前記使用状況のデータを送受信する通信手段を備え、
前記位置決定手段は、少なくとも前記第1のHbA1c測定装置及び前記第2のHbA1c測定装置のいずれかに設けられることを特徴とする。
また、前記第1のHbA1c測定装置及び前記第2のHbA1c測定装置と前記グルコース測定装置とを接続し、前記第1のHbA1c測定装置及び前記第2のHbA1c測定装置から前記グルコース測定装置へ前記使用状況のデータを送信する通信手段を備え、
前記位置決定手段は、前記グルコース測定装置に設けられることを特徴とする。
また、前記第1のHbA1c測定装置及び前記第2のHbA1c測定装置が接続されるホストコンピュータを備え、
前記第1のHbA1c測定装置及び前記第2のHbA1c測定装置から前記ホストコンピュータへ前記使用状況のデータを送信し、
前記位置決定手段は、前記ホストコンピュータに設けられることを特徴とする。
また、前記使用回数が、所定の閾値以上の回数である場合に、前記消耗品の交換のアラームを表示する警告手段を備えることを特徴とする。
また、前記コントロール溶液を用いた測定結果が当該コントロール溶液の規定値から離れていく傾向が、所定の閾値以上である場合に、前記消耗品の交換のアラームを表示する警告手段を備えることを特徴とする。
また、前回の前記キャリブレーションの時期から所定の閾値以上経過している場合は、当該キャリブレーションを実行する旨のアラームを表示する警告手段を備えることを特徴とする。
次に、本発明を測定方法の側面から捉えることも可能である。
本発明に係る測定方法は、検体容器に収容された生体試料のHbA1cを測定する第1のHbA1c測定装置及び第2のHbA1c測定装置と、前記検体容器に収容された前記生体試料のグルコースを測定するグルコース測定装置と、を備え、搬送手段を用いて、前記第1のHbA1c測定装置から前記グルコース測定装置へ、又は、前記グルコース測定装置から前記第2のHbA1c測定装置へ前記生体試料を搬送することで前記HbA1cと前記グルコースとの測定が可能な測定方法であって、
前記第1のHbA1c測定装置及び前記第2のHbA1c測定装置の使用状況を記憶する記憶工程と、
前記記憶工程における前記使用状況を比較する比較工程と、
前記比較工程における比較結果により、前記検体容器を設置する位置を決定する位置決定工程と、
前記位置決定工程の前記決定に基づいて、前記位置を報知する報知工程と、
を含む。
また、前記第1のHbA1c測定装置と前記第2のHbA1c測定装置とは、測定実行時に消耗品を用いる測定方法であって、
前記消耗品の交換後からの使用回数が、所定の閾値以上の回数である場合に、前記消耗品の交換のアラームを表示する警告工程を含む。
また、前記第1のHbA1c測定装置と前記第2のHbA1c測定装置とは、測定実行時に消耗品を用いるものであり、所定の間隔ごとにコントロール溶液を用いて測定結果が記録される測定方法であって、
前記コントロール溶液を用いた測定結果が当該コントロール溶液の規定値から離れていく傾向が、所定の閾値以上である場合に、前記消耗品の交換のアラームを表示する警告工程を含む。
また、前記第1のHbA1c測定装置と前記第2のHbA1c測定装置とは、所定の間隔ごとにキャリブレーションが行われ、当該キャリブレーションがされた時期を記録される測定方法であって、
前回の前記キャリブレーションの時期から所定の閾値以上経過している場合は、当該キャリブレーションを実行する旨のアラームを表示する警告工程を含む。
次に、本発明を測定装置の側面から捉えることも可能である。
本発明に係る測定装置は、検体容器に収容された生体試料のHbA1cを測定する第1のHbA1c測定部及び第2のHbA1c測定部と、前記検体容器に収容された前記生体試料のグルコースを測定するグルコース測定部と、を備え、
前記第1のHbA1c測定部から前記グルコース測定部への第1経路又は前記グルコース測定部から前記第2のHbA1c測定部への第2経路のいずれかにより前記生体試料のHbA1c及びグルコースを測定する測定装置であって、
前記第1経路によって前記第1のHbA1c測定部で測定を終了した前記検体容器を前記グルコース測定部へ前記生体試料を搬送する第1の搬送手段と、
前記第2経路によって前記グルコース測定部で測定を終了した前記検体容器を前記第2のHbA1c測定部へ搬送する第2の搬送手段と、
前記第1のHbA1c測定部と前記第2のHbA1c測定部との使用状況に応じて、前記生体試料を設置する位置を決定する位置決定手段と、
前記位置決定手段による決定結果に基づき、前記第1のHbA1c測定部又は前記グルコース測定部のいずれに前記検体容器を設置するかを報知する報知手段と、
を含む。
本発明によれば、第1のHbA1c測定装置と第2のHbA1c測定装置との使用頻度の差を生じさせることなく、2台のHbA1c測定装置を効率よく使用できる、という効果を有する。
また、本発明によれば、第1のHbA1c測定装置と第2のHbA1c測定装置との使用状況が所定の状況である場合に、消耗品の交換やコントロール溶液を用いた精度の管理、キャリブレーションによる校正などを行わせることが可能となり、第1のHbA1c測定装置と第2のHbA1c測定装置との測定精度の管理を容易にすることができる、という効果を有する。
本発明の第1の実施の形態であって、生体試料のHbA1cを測定する第1のHbA1c測定装置及び第2のHbA1c測定装置と、生体試料のグルコースを測定するグルコース測定装置とを含む測定システムにおける検体ラックの搬送経路の概略上面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、第1のHbA1c測定装置、グルコース測定装置、第2のHbA1c測定装置を有する測定システムを示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態であって、検体ラック150の設置位置を決定する処理の概要を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施の形態であって、ホストコンピュータ、第1のHbA1c測定装置、グルコース測定装置、第2のHbA1c測定装置を有する測定システムを示すブロック図である。
以下、本発明の具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。本実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に記載がない限りは発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
なお、ここでは、本発明を、HbA1c測定装置及びグルコース測定装置に適用した場合を例に挙げて説明する。ただし、本発明は、上記測定装置以外のもの、生体試料の他の成分分析を行うための測定装置等にも適用することができる。また、以下に説明する本発明に係る測定システム10の各実施形態の説明は、本発明に係る測定方法や、測定装置の実施形態の説明も兼ねるものである。
図1に示すように、本実施の形態における測定システム10は、第1のHbA1c測定装置30と第2のHbA1c測定装置70とグルコース測定装置50とを有している。
本実施の形態における第1のHbA1c測定装置30(第1のHbA1c測定部)及び第2のHbA1c測定装置70(第2のHbA1c測定部)は、高速液体クロマトグラフィ(High Performance Liquid Chromatography:HPLC)を利用しているものであって、検体容器140を検体ラック150にセットして、血液中のHbA1cの濃度を自動で測定するように構成されたものである。検体ラック150には、生体試料として血液等が収容された複数(具体的には、10本)の検体容器140が起立保持されている。
第1のHbA1c測定装置30及び第2のHbA1c測定装置70の基本的構成は、従来既知のHbA1c測定装置と同様の構成とすることが可能である。測定実行時には、カラム、溶離液・洗浄液などの消耗品を使用することになる。
そして、後述するように、第1のHbA1c測定装置30と第2のHbA1c測定装置70との使用状況として、消耗品であるカラムや溶離液の交換からの使用回数がそれぞれ計数されており、当該計数された使用回数が記録手段38に記録される。
第2のHbA1c測定装置70は、第1のHbA1c測定装置30と同じ装置(測定項目および構成が同じ装置)である。
なお、第1のHbA1c測定装置30及び第2のHbA1c測定装置70は、同じ装置に限定されず、一方を簡易な装置にすることも可能である。この場合には、後述する位置決定手段120、報知手段121、警告手段122などは、簡易な装置ではない方の装置に設けられることが望ましい。一方を簡易なHbA1c測定装置にすることにより、同じHbA1c測定装置を2つ備えるよりも安価に測定システムを構築することが可能となる。
本実施の形態では、図1に示すように、第1のHbA1c測定装置30とグルコース測定装置50と第2のHbA1c測定装置70とが一列に配置されている。
本実施の形態に係る測定システム10には、検体容器140を収容する検体ラック150を搬送する搬送手段94を備えている。具体的には、搬送手段94は、第1のHbA1c測定装置30が有する搬送手段34(第1の搬送手段)と、グルコース測定装置50が有する搬送手段54(第2の搬送手段)と、第2のHbA1c測定装置70が有する搬送手段74とを有している。
第1のHbA1c測定装置30と、グルコース測定装置50との間には、第1のHbA1c測定装置30からグルコース測定装置50への検体ラック150の搬送が可能な接続部材42が設けられている。また、グルコース測定装置50と、第2のHbA1c測定装置70との間には、グルコース測定装置50から第2のHbA1c測定装置70への検体ラック150の搬送が可能な接続部材62が設けられている。
搬送手段34は、第1のHbA1c測定装置30内でHbA1cを測定するために検体ラック150を搬送すると共に、第1のHbA1c測定装置30からグルコース測定装置50へ当該第1のHbA1c測定装置30で測定を終了した検体ラック150をグルコース測定装置50へ搬送するものである。
搬送手段54は、グルコース測定装置50内でグルコースを測定するために検体ラック150を搬送すると共に、グルコース測定装置50から第2のHbA1c測定装置70へ当該グルコース測定装置50で測定を終了した検体ラック150を第2のHbA1c測定装置70へ搬送するものである。
搬送手段74は、第2のHbA1c測定装置70内でHbA1cを測定するために検体ラック150を搬送するものである。
本明細書において「HbA1c」とは、赤血球のタンパク質成分の1つであり、ヘモグロビンのβ鎖のN末にグルコースが結合したものをいい、特に言及しない限り、安定型HbA1c(s−HbA1c)のことをいう。血液又は血液由来の試料を分離分析法で分析した場合に検出されうる安定型HbA1c以外の成分としては、ヘモグロビンA0(HbA0)、ヘモグロビンA1a(HbA1a)、ヘモグロビンA1b(HbA1b)、ヘモグロビンA2(HbA2)、ヘモグロビンS(HbS、鎌状赤血球ヘモグロビン)、ヘモグロビンF(HbF、胎児ヘモグロビン)、ヘモグロビンM(HbM)、ヘモグロビンC(HbC)、ヘモグロビンD(HbD)、ヘモグロビンE(HbE)、メト化ヘモグロビン、カルバミル化ヘモグロビン、アセチル化ヘモグロビン、不安定型HbA1c(l−HbA1c)等が挙げられる。
本明細書において「生体試料のHbA1cを測定する」とは、生体試料中のHbA1cの濃度を測定することいい、例えば生体試料である血液におけるヘモグロビンA全体に占めるHbA1cの割合(HbA1c(モル)/ヘモグロビンA(モル))を測定するこという。なお、測定結果の単位は%である。
搬送手段94(34、54、74)は、複数の検体容器140を起立保持する検体ラック150を一定の経路で搬送するためのものである。この搬送手段94(34、54、74)の下面には、1又は複数の駆動ベルトが配置されていることにより、検体ラック150の搬送が可能なものである。
そして、第1のHbA1c測定装置30からグルコース測定装置50への第1経路R1では第1のHbA1c測定装置30の搬送手段34とグルコース測定装置50の搬送手段54とにより、グルコース測定装置50から第2のHbA1c測定装置70への第2経路R2ではグルコース測定装置50の搬送手段54と第2のHbA1c測定装置70の搬送手段74とにより、検体ラック150が搬送される。
まず、第1のHbA1c測定装置からグルコース測定装置50への第1経路R1における搬送の流れについて説明する。
搬送手段34においては、第1のHbA1c測定装置30の最も手前側の右側である第1設置位置P1に検体ラック150が設置されると、図示しないが第1のHbA1c測定装置30のセンサにより当該設置が検出され、この検体ラック150が矢印で示す経路で奥方向に搬送可能とされている。
そして、検体ラック150は奥側に搬送された後に、矢印方向の左側に搬送され、この搬送過程において、バーコードリーダ33により各検体容器の側面に貼付されているバーコードが読み取られるとともに、図示しない吸引ノズルによるサンプリングが行われ、第1のHbA1c測定装置30の後述するHbA1c測定手段31(図2参照)によるHbA1cの測定が行われる。その後、検体ラック150は、矢印方向の手前側に駆動ベルトにより搬送されて、第1のHbA1c測定装置30の最も手前側の左側に到達する。
検体ラック150は、第1のHbA1c測定装置30の最も手前側の左側に到達すると、搬送手段34により矢印方向の左側(グルコース測定装置50側)に搬送され、接続部材42を経由してグルコース測定装置50の手前側の右側に到達する。
グルコース測定装置50においても、搬送手段54により第1のHbA1c測定装置30と同様に検体ラック150を搬送させる。すなわち、グルコース測定装置50の最も手前側の右側に第1のHbA1c測定装置30の搬送手段34から検体ラック150が供給された場合に、図示しないがグルコース測定装置50のセンサにより当該供給されたことが検出され、搬送手段54により、この検体ラック150が矢印で示す経路で奥方向に搬送される。
そして、検体ラック150は奥側に搬送された後に、矢印方向の左側に搬送され、この搬送過程において、バーコードリーダ53により検体容器140の側面に貼付されているバーコードが読み取られるとともに、図示しない吸引ノズルによるサンプリングが行われ、グルコース測定装置50におけるグルコースの測定が行われる。その後、検体ラック150は、矢印方向の手前側に駆動ベルトにより搬送されて、グルコース測定装置50の最も手前側の左側に到達する。
つぎに、グルコース測定装置50から第2のHbA1c測定装置70への第2経路R2における搬送の流れについて説明する。
搬送手段54においては、グルコース測定装置50の最も手前側の右側である第2設置位置P2に検体ラック150が設置された場合に、図示しないがグルコース測定装置50のセンサにより当該設置されたことが検出され、搬送手段54により、この検体ラック150が矢印で示す経路で奥方向に搬送される。
そして、検体ラック150は奥側に搬送された後に、矢印方向の左側に搬送され、この搬送過程において、バーコードリーダ53により検体容器140の側面に貼付されているバーコードが読み取られるとともに、図示しない吸引ノズルによるサンプリングが行われ、グルコース測定装置50におけるグルコースの測定が行われる。その後、検体ラック150は、矢印方向の手前側に駆動ベルトにより搬送されて、グルコース測定装置50の最も手前側の左側に到達する。
検体ラック150は、グルコース測定装置50の最も手前側の左側に到達すると、搬送手段54により矢印方向の左側(第2のHbA1c測定装置70側)に搬送され、接続部材62を経由して、第2のHbA1c測定装置70の手前側の右側に到達する。
第2のHbA1c測定装置70では、第1のHbA1c測定装置30と同様に、搬送手段74により検体ラック150を搬送させる。すなわち、第2のHbA1c測定装置70の最も手前側の右側に検体ラック150が供給され場合に、図示しないがグルコース測定装置50のセンサにより当該供給されたことが検出され、搬送手段74により、この検体ラック150が矢印で示す経路で奥方向に搬送される。
そして、検体ラック150は奥側に搬送された後に、矢印方向の左側に搬送され、この搬送過程において、バーコードリーダ73により検体容器140の側面に貼付されているバーコードが読み取られるとともに、図示しない吸引ノズルによるサンプリングが行われ、第2のHbA1c測定装置70におけるHbA1cの測定が行われる。その後、検体ラック150は、矢印方向の手前側に駆動ベルトにより搬送されて、グルコース測定装置50の最も手前側の左側に到達する。
なお、既に、第1経路において、第1のHbA1c測定装置30によりHbA1cが測定されている場合、すなわち、第1のHbA1c測定装置30に検体ラック150が設置された場合は、バーコードリーダ73により検体容器140の側面に貼付されているバーコードを読み取ることで、第1のHbA1c測定装置30により測定されていると判定された場合は、第2のHbA1c測定装置70を用いた測定は行われないが、搬送手段74による検体ラック150の搬送は同様に行われ、最終的には、第2のHbA1c測定装置70の手前側の左側に到達する。もちろん、第2のHbA1c測定装置70まで搬送せずに、グルコース測定装置50の最終の搬送位置(手前側の左側)で検査作業者が検体ラック150を外部に取り出すようにしてもよい。
図2に示すように、第1のHbA1c測定装置30と第2のHbA1c測定装置70との間、第1のHbA1c測定装置30とグルコース測定装置50との間、第2のHbA1c測定装置70とグルコース測定装置50との間には、通信手段92により相互に通信可能に接続されており、測定結果や、各装置の使用状況のデータが送受信可能に形成されている。
ここで、本実施の形態に係る測定システム10には、各種データ等を記憶するための記憶手段98を有している(図2参照)。具体的には、記憶手段98は、第1のHbA1c測定装置30が有する記憶手段38と、グルコース測定装置50が有する記憶手段58と、第2のHbA1c測定装置70が有する記憶手段78とを有している。
第1のHbA1c測定装置30が有する記憶手段38には、本実施の形態に係る測定システム10が設けられている医療機関において測定する患者の患者識別情報と、当該患者の過去のHbA1cの測定値、第1のHbA1c測定装置30の使用状況、第2のHbA1c測定装置70から受信した第2のHbA1c測定装置70の使用状況などが記憶されている。また、これらのデータは、第2のHbA1c測定装置70が有する記憶手段78にも送信されてあり、同一のデータを共有している。もちろん、第1のHbA1c測定装置30だけにおいて当該データを記憶するようにしてもよい。そして、後述するように、第1のHbA1c測定装置30の使用状況と第2のHbA1c測定装置70の使用状況とに応じて、検体容器140を設置する位置が決定される。
また、グルコース測定装置50が有する記憶手段58には、患者の識別情報と、過去のグルコースの測定値などが記憶されている。
なお、第1のHbA1c測定装置30、第2のHbA1c測定装置70及びグルコース測定装置50の記憶手段98(38、58、78)は、患者の識別情報及び過去の測定結果だけで無く、患者に関する他の情報を記憶するようにしてもよい。
図2に示すように、本実施の形態に係る測定システム10には、各測定装置間でデータのやり取りが通信により可能な通信手段92を有している。具体的には、通信手段92は、第1のHbA1c測定装置30に設けられた通信手段32と、グルコース測定装置50に設けられた通信手段52と、第2のHbA1c測定装置70に設けられた通信手段72とを有している。
図2に示すように、第1のHbA1c測定装置30の制御手段40には、位置決定手段120、報知手段121及び警告手段122を有するCPU37と、記憶手段38とが設けられ、この制御手段40には、通信手段32、HbA1c測定手段31、バーコードリーダ33、搬送手段34、入力手段35、表示手段36が接続されている。
位置決定手段120は、記憶手段38に記憶されている第1のHbA1c測定装置30と第2のHbA1c測定装置70との使用状況に応じて、検体容器140を設置する位置、具体的には、第1設置位置P1にするか第2設置位置P2にするか、を決定するものである。
ここで、使用状況は、本実施の形態では、測定に使用される消耗品の交換後からの使用回数である。
第1のHbA1c測定装置30と第2のHbA1c測定装置70との消耗品の交換後からの使用回数として、例えば、消耗品であるカラムの交換からの検体の測定数が比較され、使用回数が少ない方のHbA1c測定装置を使用するように、検体容器140を設置する位置が決定される。
具体的には、第1のHbA1c測定装置30のカラムの使用回数が500回で、第2のHbA1c測定装置70のカラムの使用回数が400回の場合は、第2のHbA1c測定装置70が使用される第2経路における第2設置位置P2が決定される。
また、消耗品の使用回数は、検体の測定数ではなく、電源投入回数などを使用回数とすることも可能である。
また、消耗品を溶離液とした場合は、使用回数から残量を計測し、当該残量の多い方のHbA1c測定装置を使用するように、検体容器140を設置する位置が決定されるようにしても良い。
また、位置決定手段120は、第1のHbA1c測定装置30に備えられているが、これに限定されず、第2のHbA1c測定装置70やグルコース測定装置50に備えられても良いし、又、第1のHbA1c測定装置30と第2のHbA1c測定装置70とグルコース測定装置50とのすべてに備えられても良い。
報知手段121は、位置決定手段120による決定結果に基づき、第1のHbA1c測定装置30の第1設置位置P1又はグルコース測定装置50の第2設置位置P2のいずれに検体容器140を設置するかを報知するものである。
報知の具体的な方法は、第1のHbA1c測定装置30の表示手段36に表示することや、第2のHbA1c測定装置70の表示手段76に表示すること、グルコース測定装置50の表示手段56に表示すること、図示しないが、第1設置位置P1及び第2設置位置P2にランプを備え、生体試料を設置する方のランプを点灯すること、又、図示しないが、スピーカを備え当該スピーカで検体容器140を設置する位置を音声で出力することなどがある。
また、第1のHbA1c測定装置30と接続された他の装置、例えばランプを備えた外部報知装置などを用いて当該ランプの点灯により設置する位置を報知するようにしても良い。
また、報知手段121は、位置決定手段120が備えられる第1のHbA1c測定装置30に備えられることが望ましいが、これに限定されず、位置決定手段120が備えられていない第2のHbA1c測定装置70やグルコース測定装置50に備えられても良いし、又、第1のHbA1c測定装置30と第2のHbA1c測定装置70とグルコース測定装置50とのすべてに備えられても良い。
警告手段122は、位置決定手段120により計測される第1のHbA1c測定装置30と第2のHbA1c測定装置70の消耗品の使用回数が、所定の閾値以上の回数である場合に、当該消耗品の交換のアラームを表示するものである。
具体的には、警告手段122は、消耗品が予め定められた消耗品ごとの交換回数の所定の閾値、例えば、消耗品がカラムの場合は2500回の測定、消耗品が溶離液の場合は50回の測定、以上の回数を使用された場合は、当該消耗品を交換する旨のアラームを表示するものである。
また、警告手段122は、消耗品の交換のアラームを表示するものに限定されず、第1のHbA1c測定装置30と第2のHbA1c測定装置70とのコントロール溶液を用いた精度の管理や、キャリブレーションによる校正などを行われるアラームを表示するようにしても良い。
アラームを表示する具体的な方法は、第1のHbA1c測定装置30の表示手段36に表示することや、第2のHbA1c測定装置70の表示手段76に表示すること、グルコース測定装置50の表示手段56に表示することや、第1のHbA1c測定装置30と第2のHbA1c測定装置70とのうち、交換する消耗品がある方の表示手段に表示することや、図示しないが、ランプを備え当該ランプを点灯すること、又、図示しないが、スピーカを備え当該スピーカで音声を出力することなどがある。
なお、警告手段122は、第1のHbA1c測定装置30に備えられたが、これに限定されず、第2のHbA1c測定装置70に備えられても良いし、又、グルコース測定装置50に備えられても良い。また、第1のHbA1c測定装置30、第2のHbA1c測定装置70、グルコース測定装置50のすべてに備えられても良い。
第1のHbA1c測定装置30の通信手段32は、グルコース測定装置50の通信手段52及び第2のHbA1c測定装置70の通信手段72との間でデータ等を送受信可能なものである。
第1のHbA1c測定装置30のHbA1c測定手段31は、第1のHbA1c測定装置30において、生体試料のHbA1cを測定するためのものであり、既に説明しているようにHPLC法により、HbA1c濃度を測定するものである。
第1のHbA1c測定装置30のバーコードリーダ33は、搬送手段34により当該バーコードリーダ33の正面側に検体ラック150に起立保持された検体容器140が搬送されてきた場合に、当該検体容器140の側面に貼付された患者識別情報が記載されたバーコードを読み込むためのものである。
第1のHbA1c測定装置30の搬送手段34は、既に説明しているように第1のHbA1c測定装置30の搬送方向の上流側からグルコース測定装置50へ検体ラック150を搬送させるものである。
第1のHbA1c測定装置30の入力手段35は、分析に必要なデータを入力したり、表示手段36に表示された選択項目を選択したりするために使用される部分である。入力手段35の具体例としては、キーボード、マウス、タッチパネル等が揚げられる。入力データの具体例としては、例えば、患者のID番号、分析項目、分析に必要なパラメータ等が挙げられる。
第1のHbA1c測定装置30の表示手段36は、例えば、分析に必要な選択事項や分析結果を表示するものである。表示手段36としては、液晶モニタが用いられているが、複数の7セグメントLEDを用いた簡単な表示装置でもよい。
また、表示手段36は、本実施の形態では、報知手段121により生体試料を設置する位置を報知する際に使用され、又、警告手段122により消耗品を交換する際のアラームを表示する際に使用される。
グルコース測定装置50の制御手段60には、CPU57と、記憶手段58とが設けられ、この制御手段60には、通信手段52、HbA1c測定手段51(グルコース測定手段)、バーコードリーダ53、搬送手段54、入力手段55、表示手段56が接続されている。
グルコース測定装置50のCPU57は、グルコース測定装置50における演算処理装置であって、上述したような位置決定手段120、報知手段121、警告手段122は有していないが、位置決定手段120、報知手段121、警告手段122を第1のHbA1c装置30の代わりにグルコース測定装置50が有するようにしてもよい。
グルコース測定装置50の記憶手段58は、患者毎の過去のグルコースの測定結果を記憶しているものである。なお、記憶手段58は、前回の測定結果を記憶しているが、特にこれに限定されるものではなく、当該患者に関して過去に測定された全ての測定結果を記憶させるようにしてもよい。
グルコース測定装置50の通信手段32は、第1のHbA1c測定装置30の通信手段32及び第2のHbA1c測定装置70の通信手段72との間でデータ等を送受信可能なものである。
グルコース測定装置50のグルコース測定手段51は、生体試料のグルコースを測定するためのものであり、具体的には、グルコース濃度をグルコースオキシダーゼ固定化酵素膜と、過酸化水素電極を組み合わせた酵素電極法で測定するものである。
グルコース測定装置50の搬送手段54は、既に説明しているようにグルコース測定装置50の搬送方向の上流側から第2のHbA1c測定装置70へ検体ラック150を搬送させるものである。
グルコース測定装置50のバーコードリーダ53、入力手段55、表示手段56は、第1のHbA1c測定装置30で説明したバーコードリーダ33、入力手段35、表示手段36と同様のものである。
第2のHbA1c測定装置70の制御手段80には、CPU77と、記憶手段78とが設けられ、この制御手段80には、通信手段72、HbA1c測定手段71、バーコードリーダ73、搬送手段74、入力手段75、表示手段76が接続されている。
第2のHbA1c測定装置70のCPU77は、第2のHbA1c測定装置70における演算処理装置であって、上述したような位置決定手段120、報知手段121、警告手段122は有していないが、位置決定手段120、報知手段121、警告手段122を第1のHbA1c測定装置30の代わりに第2のHbA1c測定装置70が有するようにしてもよい。
第2のHbA1c測定装置70の記憶手段78、通信手段72、HbA1c測定手段71、バーコードリーダ73、搬送手段74、入力手段75、表示手段76は、第1のHbA1c測定装置30で説明した各手段と同様のものである。
図3に示すフローチャートに基づいて、本実施の形態に係る測定システム10が実行する検体ラック150の設置位置を決定する処理の概要について説明する。また、消耗品としてカラムを例にして説明する。
ステップ110において、第1のHbA1c測定装置30と第2のHbA1c測定装置70とのカラムの使用回数がカウントされ、記憶される。そして、次のステップ111に進む。
ステップ111において、位置決定手段120により、第1のHbA1c測定装置30のカラムの使用回数が第2のHbA1c測定装置70のカラムの使用回数より多いか否かが判定される。第1のHbA1c測定装置30のカラムの使用回数の方が第2のHbA1c測定装置70のカラムの使用回数よりも多いと判定された場合は、次のステップ112に進む。
ステップ112において、報知手段121により、グルコース測定装置50(第2経路R2における第2設置位置P2)に検体容器140を設置するように報知がされる。そして、次のステップ113に進む。
ステップ113において、警告手段122により、第1のHbA1c測定装置30のカラムの使用回数が所定の閾値以上であるか否かが判定される。第1のHbA1c測定装置30のカラムの使用回数が所定の閾値以上であると判定された場合は、次のステップ114に進み、所定の閾値以上であると判定されない場合は、処理を終了する。
ステップ114において、警告手段122により、表示手段36に第1のHbA1c測定装置30のカラムを交換する旨のアラームが表示される。そして、処理を終了する。
また、上述したステップ111において、第1のHbA1c測定装置30のカラムの使用回数の方が第2のHbA1c測定装置70のカラムの使用回数よりも多いと判定されない場合は、次のステップ115に進む。
ステップ115において、報知手段121により、第1のHbA1c測定装置30(第1経路R1における第1設置位置)に検体容器140を設置するように報知がされる。そして、次のステップ116に進む。
ステップ116において、警告手段122により、第2のHbA1c測定装置70のカラムの使用回数が所定の閾値以上であるか否かが判定される。第2のHbA1c測定装置70のカラムの使用回数が所定の閾値以上であると判定された場合は、次のステップ117に進み、所定の閾値以上であると判定されない場合は、処理を終了する。
ステップ117において、警告手段122により、表示手段36に第2のHbA1c測定装置70のカラムを交換する旨のアラームが表示される。そして、処理を終了する。
本実施の形態では、上述したような構成を有することにより、以下に示すような作用及び効果を奏する。
本実施の形態では、第1のHbA1c測定装置30と第2のHbA1c測定装置70との使用頻度の差を生じさせることなく、2台のHbA1c測定装置を効率よく使用することが可能である。
また、本実施の形態では、第1のHbA1c測定装置30と第2のHbA1c測定装置70との使用回数が多くなった場合に、消耗品の交換が可能となり、第1のHbA1c測定装置30と第2のHbA1c測定装置70との測定精度の管理を容易にすることが可能である。
(第2の実施の形態)
つぎに、第2の実施の形態について説明する。
上述した第1の実施の形態では、位置決定手段120が検体容器140を設置する位置を決定する際に参照する使用状況が消耗品の使用回数であるが、本実施の形態では、使用者が設定した所定の時間に関する要因である点で異なる。
なお、上述した第1の実施の形態と異なる部分を中心に説明し、重複する部分については説明を簡略又は省略する。
位置決定手段120は、第1のHbA1c測定装置30と第2のHbA1c測定装置70との使用状況に応じて、検体容器140を設置する位置を第1設置位置P1にするか第2設置位置P2にするかを決定するものである。
ここで、使用状況は、本実施の形態では、使用者が設定した所定の時間に関する要因である。
使用者は、入力手段35を用いて、第1のHbA1c測定装置30と第2のHbA1c測定装置70とを使用する時間に関する要因を設定可能にされ、当該要因を判定することで使用するHbA1c測定装置に対応した検体容器140を設置する位置が決定される。
具体的には、使用者が時間で使用するHbA1c測定装置が決定されるように設定した場合、例えば、午前中は第1のHbA1c測定装置30を使用し、午後は第2のHbA1c測定装置70を使用すると設定された場合は、午前中は第1のHbA1c測定装置30が使用される第1経路R1における第1設置位置P1が決定され、午後は第2のHbA1c測定装置70が使用される第2経路R2における第2設置位置P2が決定される。また、同様に、1時間ごとに使用するHbA1c測定装置を切り替えることが設定された場合は、時間ごとに使用されるHbA1c測定装置に対応した設置位置が決定される。さらに、同様に、曜日によって使用するHbA1c測定装置を切り替えることが設定された場合は、月曜日は第1のHbA1c測定装置30、火曜日は第2のHbA1c測定装置70というように、使用するHbA1c測定装置に対応した設置位置が決定される。
また、使用者が所定の使用回数ごとに使用するHbA1c測定装置が切り替えるように設定した場合、例えば、500回測定するごとに使用するHbA1c測定装置を切り替えるように設定された場合は、500回ごとに使用するHbA1c測定装置に対応した設置位置が決定される。
本実施の形態によれば、測定装置の使用者の好みや、測定装置が設置されている医療機関の診療時間や患者数の日時による偏りなどの、個別の測定装置の測定状況に応じて使用する測定装置を決定することが可能となる。
その他の構成や作用及び効果は、第1の実施の形態と略同様であるため説明を省略する。
(第3の実施の形態)
つぎに、第3の実施の形態について説明する。
上述した第1の実施の形態では、位置決定手段120が検体容器140を設置する位置を決定する際に参照する使用状況が消耗品の使用回数であるが、本実施の形態では、コントロール溶液を用いた測定結果の劣化である点で異なる。
なお、上述した第1の実施の形態と異なる部分を中心に説明し、重複する部分については説明を簡略又は省略する。
第1のHbA1c測定装置30と第2のHbA1c測定装置70とは、所定の間隔ごとにコントロール溶液を用いた測定が行われ、第1のHbA1c測定装置30と第2のHbA1c測定装置70との使用状況として、当該コントロール溶液を用いた測定の測定結果が記録手段38に記録される。
位置決定手段120は、記憶手段38に記憶されている第1のHbA1c測定装置30と第2のHbA1c測定装置70との使用状況に応じて、検体容器140を設置する位置を第1経路R1における第1設置位置P1にするか第2経路R2における第2設置位置P2にするかを決定するものである。
ここで、使用状況は、本実施の形態では、コントロール溶液を用いた測定結果が当該コントロール溶液の規定値から離れていく傾向(劣化)である。
第1のHbA1c測定装置30と第2のHbA1c測定装置70とのいずれか一方に、コントロール溶液を用いた測定結果が当該コントロール溶液の規定値から劣化していく傾向、すなわち、期待値から離れていく傾向、が記録されている場合に、劣化していく傾向が記録されていない方のHbA1c測定装置を使用するように、検体容器140を設置する位置が決定される。
具体的には、第1のHbA1c測定装置30に劣化していく傾向が記録されている場合は、第2のHbA1c測定装置70が使用される第2設置位置P2が決定される。
警告手段122は、第1のHbA1c測定装置30と第2のHbA1c測定装置70とのコントロール溶液を用いた測定結果が、当該コントロール溶液の規定値から離れていく傾向が、所定の閾値以上である場合に、消耗品の交換のアラームを表示するものである。
具体的には、警告手段122は、コントロール溶液を用いた測定結果が当該コントロール溶液の規定値を超えた場合は、消耗品の交換や、キャリブレーションなどを実行させる旨のアラームを表示するものである。
アラームを表示する具体的な方法は、第1のHbA1c測定装置30の表示手段36に表示することや、第2のHbA1c測定装置70の表示手段76に表示すること、グルコース測定装置50の表示手段56に表示することや、第1のHbA1c測定装置30と第2のHbA1c測定装置70とのうち、測定結果が劣化している方の表示手段に表示することや、図示しないが、ランプを備え当該ランプを点灯すること、又、図示しないが、スピーカを備え当該スピーカで音声を出力することなどがある。
なお、警告手段122は、第1のHbA1c測定装置30に備えられたが、これに限定されず、第2のHbA1c測定装置70に備えられても良いし、又、グルコース測定装置50に備えられても良い。また、第1のHbA1c測定装置30、第2のHbA1c測定装置70、グルコース測定装置50のすべてに備えられても良い。
本実施の形態によれば、測定精度が高い測定装置を使用することが可能となり、又、測定精度を高い状態で維持することが可能となる。
その他の構成や作用及び効果は、第1の実施の形態と略同様であるため説明を省略する。
(第4の実施の形態)
つぎに、第4の実施の形態について説明する。
上述した第1の実施の形態では、位置決定手段120が検体容器140を設置する位置を決定する際に参照する使用状況が消耗品の使用回数であるが、本実施の形態では、キャリブレーションの時期である点で異なる。
なお、上述した第1の実施の形態と異なる部分を中心に説明し、重複する部分については説明を簡略又は省略する。
第1のHbA1c測定装置30と第2のHbA1c測定装置70とは、所定の間隔ごとにキャリブレーションが行われ、第1のHbA1c測定装置30と第2のHbA1c測定装置70との使用状況として、当該キャリブレーションがされた時期、例えば日時が記録手段38に記録される。
位置決定手段120は、記憶手段38に記憶されている第1のHbA1c測定装置30と第2のHbA1c測定装置70との使用状況に応じて、検体容器140を設置する位置を第1設置位置P1にするか第2設置位置P2にするかを決定するものである。
ここで、使用状況は、本実施の形態では、キャリブレーションの時期である。
第1のHbA1c測定装置30と第2のHbA1c測定装置70とに記録されている前回のキャリブレーションがされた時期が比較され、キャリブレーションがされた時期が近い方のHbA1c測定装置を使用するように、検体容器140を設置する位置が決定される。
具体的には、第1のHbA1c測定装置30が前回のキャリブレーションから10日経過しており、第2のHbA1c測定装置70が前回のキャリブレーションから20日経過している場合は、第1のHbA1c測定装置30が使用される第1設置位置P1が決定される。
警告手段122は、第1のHbA1c測定装置30と第2のHbA1c測定装置70と前回のキャリブレーションの時期から所定の閾値以上経過している場合に、キャリブレーションを実行する旨のアラームを表示するものである。
具体的には、警告手段122は、前回のキャリブレーションの時期から所定の閾値、例えば30日以上経過している場合に、キャリブレーションなどを実行させる旨のアラームを表示させる。
アラームを表示する具体的な方法は、第1のHbA1c測定装置30の表示手段36に表示することや、第2のHbA1c測定装置70の表示手段76に表示すること、グルコース測定装置50の表示手段56に表示することや、第1のHbA1c測定装置30と第2のHbA1c測定装置70とのうち、測定結果が劣化している方の表示手段に表示することや、図示しないが、ランプを備え当該ランプを点灯すること、又、図示しないが、スピーカを備え当該スピーカで音声を出力することなどがある。
なお、警告手段122は、第1のHbA1c測定装置30に備えられたが、これに限定されず、第2のHbA1c測定装置70に備えられても良いし、又、グルコース測定装置50に備えられても良い。また、第1のHbA1c測定装置30、第2のHbA1c測定装置70、グルコース測定装置50のすべてに備えられても良い。
本実施の形態によれば、測定精度が高い測定装置を使用することが可能となり、又、測定精度を高い状態で維持することが可能となる。
その他の構成や作用及び効果は、第1の実施の形態と略同様であるため説明を省略する。
(その他)
なお、第1の実施の形態から第4の実施の形態において、使用状況を分けて説明したが、使用状況は、これらに限定されず、又、これらの使用状況を組み合わせても良い。
(第5の実施の形態)
つぎに、第5の実施の形態について、図4を用いて説明する。
上述した第1の実施の形態から第4の実施の形態では、位置決定手段120、報知手段121、警告手段122を第1のHbA1c測定装置30に備えられたが、本実施の形態における測定システム10では、第1のHbA1c測定装置30、第2のHbA1c測定装置70及びグルコース測定装置50が接続されるホストコンピュータ20を設け、当該ホストコンピュータ20に位置決定手段120、報知手段121、警告手段122を備えた点で異なる。
なお、上述した第1の実施の形態と異なる部分を中心に説明し、重複する部分については説明を簡略又は省略する。
図4に示すように、第1のHbA1c測定装置30と、第2のHbA1c測定装置70と、グルコース測定装置50とは、各装置が設置される医療機関内に構築された構内情報通信網(LAN)やインターネットなどの回線を介して、ホストコンピュータ20に接続される。
そして、ホストコンピュータ20と、第1のHbA1c測定装置30と、第2のHbA1c測定装置70と、グルコース測定装置50との間で、測定結果や、各装置の使用状況のデータが送受信可能に形成されている。
ホストコンピュータ20は、位置決定手段120、報知手段121、警告手段122、記憶手段110を備える。
なお、位置決定手段120、報知手段121、警告手段122をすべてホストコンピュータが備えるようにしたが、これに限定されず、位置決定手段120、報知手段121、警告手段122の一部をホストコンピュータ20が備え、残りを第1のHbA1c測定装置30などが備えるようにしても良い。
位置決定手段120は、記憶手段110に記憶されている第1のHbA1c測定装置30と第2のHbA1c測定装置70との使用状況に応じて、検体容器140を設置する位置を第1経路R1における第1設置位置P1にするか第2経路R2における第2設置位置P2にするかを決定するものである。
ここで、使用状況は、本実施の形態では、上述した第1の実施の形態から第4の実施の形態のいずれも採用することが可能である。
アラームを表示する具体的な方法は、第1のHbA1c測定装置30の表示手段36に表示することや、第2のHbA1c測定装置70の表示手段76に表示すること、グルコース測定装置50の表示手段56に表示することや、図示しないが、ホストコンピュータ20の表示手段に表示することや、図示しないが、ランプを備え当該ランプを点灯すること、又、図示しないが、スピーカを備え当該スピーカで音声を出力することなどがある。
本実施の形態によれば、使用状況や、検体容器140の設置位置の決定をホストコンピュータ20によりまとめて管理することが可能となる。
また、第1のHbA1c測定装置30、グルコース測定装置50及び第2のHbA1c測定装置70を従来既知の測定装置を採用した場合に、ホストコンピュータ20を接続することで、各装置の改良・修正を最小限に抑えて、本測定システムへの移行を行うことが可能となる。
その他の構成や作用及び効果は、第1の実施の形態〜第4の実施の形態と略同様であるため説明を省略する。
10 測定システム 20 ホストコンピュータ
30 第1のHbA1c測定装置 31 HbA1c測定手段
32 通信手段 33 バーコードリーダ
34 搬送手段 35 入力手段
36 表示手段 37 CPU
38 記憶手段 40 制御手段
42 接続部材
50 グルコース測定装置 51 グルコース測定手段
52 通信手段 53 バーコードリーダ
54 搬送手段 55 入力手段
56 表示手段 57 CPU
58 記憶手段 60 制御手段
62 接続部材
70 第2のHbA1c測定装置 71 HbA1c測定手段
72 通信手段 73 バーコードリーダ
74 搬送手段 75 入力手段
76 表示手段 77 CPU
78 記憶手段 80 制御手段
92 通信手段 94 搬送手段
98 記憶手段 110 記憶手段
120 位置決定手段 121 報知手段
122 警告手段
140 検体容器 150 検体ラック
R1 第1経路 P1 第1設置位置
R2 第2経路 P2 第2設置位置

Claims (16)

  1. 検体容器に収容された生体試料のHbA1cを測定する第1のHbA1c測定装置及び第2のHbA1c測定装置と、前記検体容器に収容された前記生体試料のグルコースを測定するグルコース測定装置と、を備え、
    前記第1のHbA1c測定装置から前記グルコース測定装置への第1経路又は前記グルコース測定装置から前記第2のHbA1c測定装置への第2経路のいずれかにより前記生体試料のHbA1c及びグルコースを測定する測定システムであって、
    前記第1経路において前記第1のHbA1c測定装置で測定を終了した前記検体容器を前記グルコース測定装置へ搬送する第1の搬送手段と、
    前記第2経路において前記グルコース測定装置で測定を終了した前記検体容器を前記第2のHbA1c測定装置へ搬送する第2の搬送手段と、
    前記第1のHbA1c測定装置と前記第2のHbA1c測定装置との使用状況に応じて、前記検体容器を設置する位置を決定する位置決定手段と、
    前記位置決定手段による決定結果に基づき、前記第1のHbA1c測定装置又は前記グルコース測定装置のいずれに前記検体容器を設置するかを報知する報知手段と、
    を含む測定システム。
  2. 前記第1のHbA1c測定装置と前記第2のHbA1c測定装置とは、測定実行時に消耗品を用いるものであり、前記使用状況は、当該消耗品の交換後からの使用回数であることを特徴とする請求項1に記載の測定システム。
  3. 前記使用状況は、使用者が設定した所定の時間に関する要因であることを特徴とする請求項1に記載の測定システム。
  4. 前記第1のHbA1c測定装置と前記第2のHbA1c測定装置とは、測定実行時に消耗品を用いるものであり、所定の間隔ごとにコントロール溶液を用いて測定結果を記録し、
    前記使用状況は、当該コントロール溶液を用いた測定結果が当該コントロール溶液の規定値から離れていく傾向であることを特徴とする請求項1に記載の測定システム。
  5. 前記第1のHbA1c測定装置と前記第2のHbA1c測定装置とは、所定の間隔ごとにキャリブレーションが行われ、当該キャリブレーションがされた時期を記録し、
    前記使用状況は、前回の前記キャリブレーションがされた時期であることを特徴とする請求項1に記載の測定システム。
  6. 前記第1のHbA1c測定装置と前記第2のHbA1c測定装置との間で前記使用状況のデータを送受信する通信手段を備え、
    前記位置決定手段は、少なくとも前記第1のHbA1c測定装置及び前記第2のHbA1c測定装置のいずれかに設けられることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載の測定システム。
  7. 前記第1のHbA1c測定装置及び前記第2のHbA1c測定装置と前記グルコース測定装置とを接続し、前記第1のHbA1c測定装置及び前記第2のHbA1c測定装置から前記グルコース測定装置へ前記使用状況のデータを送信する通信手段を備え、
    前記位置決定手段は、前記グルコース測定装置に設けられることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載の測定システム。
  8. 前記第1のHbA1c測定装置及び前記第2のHbA1c測定装置が接続されるホストコンピュータを備え、
    前記第1のHbA1c測定装置及び前記第2のHbA1c測定装置から前記ホストコンピュータへ前記使用状況のデータを送信し、
    前記位置決定手段は、前記ホストコンピュータに設けられることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載の測定システム。
  9. 前記使用回数が、所定の閾値以上の回数である場合に、前記消耗品の交換のアラームを表示する警告手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の測定システム。
  10. 前記コントロール溶液を用いた測定結果が当該コントロール溶液の規定値から離れていく傾向が、所定の閾値以上である場合に、前記消耗品の交換のアラームを表示する警告手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の測定システム。
  11. 前回の前記キャリブレーションの時期から所定の閾値以上経過している場合は、当該キャリブレーションを実行する旨のアラームを表示する警告手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の測定システム。
  12. 検体容器に収容された生体試料のHbA1cを測定する第1のHbA1c測定装置及び第2のHbA1c測定装置と、前記検体容器に収容された前記生体試料のグルコースを測定するグルコース測定装置と、を備え、搬送手段を用いて、前記第1のHbA1c測定装置から前記グルコース測定装置へ、又は、前記グルコース測定装置から前記第2のHbA1c測定装置へ前記生体試料を搬送することで前記HbA1cと前記グルコースとの測定が可能な測定方法であって、
    前記第1のHbA1c測定装置及び前記第2のHbA1c測定装置の使用状況を記憶する記憶工程と、
    前記記憶工程における前記使用状況を比較する比較工程と、
    前記比較工程における比較結果により、前記検体容器を設置する位置を決定する位置決定工程と、
    前記位置決定工程の前記決定に基づいて、前記位置を報知する報知工程と、
    を含む測定方法。
  13. 前記第1のHbA1c測定装置と前記第2のHbA1c測定装置とは、測定実行時に消耗品を用いる測定方法であって、
    前記消耗品の交換後からの使用回数が、所定の閾値以上の回数である場合に、前記消耗品の交換のアラームを表示する警告工程を含む請求項12に記載の測定方法。
  14. 前記第1のHbA1c測定装置と前記第2のHbA1c測定装置とは、測定実行時に消耗品を用いるものであり、所定の間隔ごとにコントロール溶液を用いて測定結果が記録される測定方法であって、
    前記コントロール溶液を用いた測定結果が当該コントロール溶液の規定値から離れていく傾向が、所定の閾値以上である場合に、前記消耗品の交換のアラームを表示する警告工程を含む請求項12に記載の測定方法。
  15. 前記第1のHbA1c測定装置と前記第2のHbA1c測定装置とは、所定の間隔ごとにキャリブレーションが行われ、当該キャリブレーションがされた時期を記録される測定方法であって、
    前回の前記キャリブレーションの時期から所定の閾値以上経過している場合は、当該キャリブレーションを実行する旨のアラームを表示する警告工程を含む請求項12に記載の測定方法。
  16. 検体容器に収容された生体試料のHbA1cを測定する第1のHbA1c測定部及び第2のHbA1c測定部と、前記検体容器に収容された前記生体試料のグルコースを測定するグルコース測定部と、を備え、
    前記第1のHbA1c測定部から前記グルコース測定部への第1経路又は前記グルコース測定部から前記第2のHbA1c測定部への第2経路のいずれかにより前記生体試料のHbA1c及びグルコースを測定する測定装置であって、
    前記第1経路において前記第1のHbA1c測定部で測定を終了した前記検体容器を前記グルコース測定部へ前記生体試料を搬送する第1の搬送手段と、
    前記第2経路において前記グルコース測定部で測定を終了した前記検体容器を前記第2のHbA1c測定部へ搬送する第2の搬送手段と、
    前記第1のHbA1c測定部と前記第2のHbA1c測定部との使用状況に応じて、前記生体試料を設置する位置を決定する位置決定手段と、
    前記位置決定手段による決定結果に基づき、前記第1のHbA1c測定部又は前記グルコース測定部のいずれに前記検体容器を設置するかを報知する報知手段と、
    を含む測定装置。
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