JP2015049063A - 検体分析装置 - Google Patents

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俊輔 有吉
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Abstract

【課題】微量検体の測定完了を早急に把握することができる検体分析装置を提供する。
【解決手段】通常の検体と、この検体の量よりも少ない量の微量検体とを測定可能な検体分析装置。検体容器から検体を吸引し、測定する測定部と、測定対象が微量検体であることを認識し得る認識手段と、測定完了の報知を実行する報知部と、微量検体であると認識された検体の測定が完了すると、測定完了の報知を実行するよう前記報知部を制御し得る制御部とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は検体分析装置に関する。更に詳しくは、通常量の検体に加え、微量検体の測定が可能な検体分析装置に関する。
従来、被験者の状態(傷病の程度など)を評価するために当該被験者から採取した血液や尿などの検体を測定・分析することが行われている。被験者の中には、例えば乳児や重病患者のように、微量の検体しか採取することができない被験者もいる。そこで、このような被験者にも対応できるように、通常量の検体に加え、微量検体の測定が可能な検体分析装置が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−96776号公報
ところで、検体検査では、得られた測定結果によっては、同じ検体に対して再測定が必要になることがある。そのため、検体検査では、複数回の測定が可能な量の検体を予め被験者から採取しておくことが通常である。
しかし、前述した乳児や重病患者などの場合、複数回の測定が可能な量の検体を採取することが難しく、一度にわずかな量の検体しか採取することができない。微量検体しか採取できない被験者について再測定が必要になると、当該被験者からあらためて検体を採取する必要がある。このため、微量検体しか採取できない被験者の場合、1回目の測定が完了し、再測定が不要であることが判明するまで当該被験者を施設内で待機させる施設もある。
施設内で長時間待機することは、乳児や重病患者などの被験者にとって負担となる。そこで、このような施設では、微量検体の測定結果を早急に把握し、再測定の要否を判断したいという要望があるが、従来の検体分析装置は、このような要望に応えるものではなかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、微量検体の測定完了を早急に把握することができる検体分析装置を提供することを目的としている。
本発明の検体分析装置は、通常の検体と、この検体の量よりも少ない量の微量検体とを測定可能な検体分析装置であって、
検体容器から検体を吸引し、測定する測定部と、
測定対象が微量検体であることを認識し得る認識手段と、
測定完了の報知を実行する報知部と、
微量検体であると認識された検体の測定が完了すると、測定完了の報知を実行するよう前記報知部を制御し得る制御部と
を備える。
また、本発明の他の観点に係る検体分析装置は、所定量の検体を吸引する通常モードと、通常モードよりも少ない量の検体を吸引する微量モードとで動作可能な検体分析装置であって、
検体容器から検体を吸引し、測定する測定部と、
測定完了の報知を実行する報知部と、
微量モードにおいて検体の測定が完了すると、測定完了の報知を実行するよう前記報知部を制御し得る制御部と
を備える。
本発明の検体分析装置では、微量検体の測定が完了すると、報知部によって測定完了が報知されるので、ユーザーは当該測定完了を把握することができる。
また、本発明のさらに他の観点に係る検体分析装置は、種類の異なる検体を測定可能な検体分析装置であって、
検体容器から検体を吸引し、測定する測定部と、
測定対象の検体の種類を認識し得る認識手段と、
複数の方法による報知を実行可能な報知部と、
検体の測定が完了すると、前記報知部に、測定が完了した検体の種類に応じて異なる方法で測定完了の報知を実行させる制御部と
を備える。
本発明の検体分析装置では、検体の種類毎に異なる方法で測定完了が報知されるので、ユーザーは、いずれの種類の検体について測定が完了したかを把握することができる。
本発明の検体分析装置によれば、微量検体の測定完了を早急に把握することができる。
本発明の検体分析装置の一実施形態の斜視図である。 図1に示される検体分析装置の概略平面図である。 本発明の検体分析装置を用いた検体分析フローの一例の前半部である。 本発明の検体分析装置を用いた検体分析フローの一例の後半部である。 検体オーダ登録画面の一例を示す図である。 アラーム設定画面の一例を示す図である。 アラーム設定画面の一例を示す図である。 アラーム設定画面の一例を示す図である。 検体分析装置における制御部の構成を示す図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の検体分析装置の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る検体分析装置1の斜視図であり、図2は、図1に示される検体分析装置1の概略平面図である。
〔装置の全体構成〕
まず、図1〜2を参照しつつ、検体分析装置1の全体構成を説明する。
検体分析装置1は、図1に示されるように、測定装置2と、測定装置2の前面側に配置された搬送装置3とにより構成されている。測定装置2は、筐体4内に収容されている。
測定装置2は、被験者から採取された検体と試薬とを混和して調製された試料を測定し、当該検体の成分を分析する機能を有する。測定装置2は、図2に示されるように、キュベット供給部10と、検体分注部11と、検体プレート設置部12と、容器セット部13〜15と、試薬分注部17と、キュベット移送部18と、検出部19と、制御部20と、表示部21とを含んでいる。
測定装置2は、搬送装置3から供給された検体から調製された試料に対して光学的な測定を行うことにより、当該検体に関する光学的情報を取得することが可能なように構成されている。本実施形態に係る検体分析装置1では、搬送装置3の検体容器Tから測定装置2のキュベット(反応容器)9内に分注された検体に対して光学的な測定が行われる。
キュベット供給部10は、複数のキュベット9を収容しており、キュベット9を1つずつ順次所定位置に供給することが可能なように構成されている。
検体分注部11は、検体を吸引及び吐出するピペット(吸引管)11aを備えており、図示しない移動機構によって検体吸引位置P1と検体分注位置P2とを含む所定領域を移動可能に構成されている。検体分注部11は、搬送装置3の搬送路31上の検体吸引位置P1に搬送された検体容器Tから、当該検体容器T内に収容された検体を吸引する。そして、検体分注位置P2に配置されたキュベット9に検体を分注(吐出)するように構成されている。また、検体分注部11は、容器セット部13にセットされた洗浄液容器5及び容器セット部14にセットされた希釈液容器6から、それぞれ洗浄液及び希釈液を吸引するように構成されている。
検体プレート設置部12には、複数の穴部(ウェル)を有する検体プレートPが並べて設置されている。同一の検体について複数の分析項目が存在する場合(分析項目に応じて複数の試料を調製する場合)などには、検体分注部11は、検体プレート設置部12のウェルに複数回分の検体を分注しておき、そこから各分析項目分の検体分注を行うことが可能なように構成されている。
容器セット部13及び14は、装置の幅方向(X方向)中央部に配置されており、容器セット部15は、検体分析装置1の正面(扉部4a側)に向かって左側(X2方向側)部分にまとめて配置されている。これらの容器は、容器上部の開口を介して試薬分注部17又は検体分注部11のピペット(17a又は11a)が内部に挿入され、内部に収容された液体が吸引される。
試薬分注部17は、試薬を分注するピペット(吸引管)17aを備えており、図示しない移動機構によって容器セット部15の上方(Z1方向)及び試薬分注位置P3を含む領域を移動可能に構成されている。試薬分注部17は、ピペット17aを用いて分注対象の試薬容器8から試薬を吸引し、試薬分注位置P3に配置されたキュベット9に試薬を分注(吐出)するように構成されている。また、検体分注部11は、容器セット部15にセットされた洗浄液容器7から、洗浄液を吸引するように構成されている。
キュベット移送部18は、キュベット供給部10によって供給されたキュベット9を取り出し、検体分注位置P2、試薬分注位置P3及び検出部19などの各部へキュベット9を移送する機能を有する。キュベット移送部18は、キュベット9を把持して移送可能なキャッチャ18aを備えており、図示しない移動機構によってキャッチャ18aを移動させることにより、キュベット9の取出し及び設置を行うほか、キュベット9内の検体と試薬との攪拌なども行う。
検出部19は、検体に試薬を添加して調製された分析用試料の加温を行うとともに、分析用試料の光学的な測定を行うための機能を有している。この検出部19は、キュベット9を挿入して設置可能な複数のキュベット載置穴19aを有する。キュベット載置穴19aに設置されたキュベット9内の試料は、図示しない加温機構によって所定温度に加温され、検体と試薬との反応が進行する。また、検出部19は、光源部から光ファイバなどを介して導入される測定光がキュベット載置穴19a内で試料に照射されるように構成されている。検出部19は、試料に照射された光を受光する受光素子(図示せず)を内蔵し、受光素子により受光された光を検出することにより、受光量に応じた検出信号を出力する。
得られた検出信号は、制御部20に出力される。制御部20は、得られた検出信号に基づき、検体中の特定の物質の量や活性の度合いを分析するように構成されている。また、制御部20は、筐体4の前面においてX1方向側に配置された表示部21に分析結果を含む各種の画面表示を行うとともに、測定装置2の各部及び搬送装置3の動作制御を行う機能を有している。
搬送装置3は、検体を収容した複数(本実施形態では、最大で10本)の検体容器Tが載置されたラックRを測定装置2の検体吸引位置P1まで搬送することにより、測定装置2に検体を供給するように構成されている。搬送装置3は、ラックRを測定装置2に搬送する搬送路31を含んでいる。
搬送路31は、横方向(X方向)に延びるように設けられ、X1方向側のラック供給部31aと、X2方向側のラック貯留部31bとを接続している。検体容器Tを収容したラックRはラック供給部31aにセットされる。ラック供給部31aは、セットされたラックRを順次搬送路31に供給する機能を有する。搬送路31は、ラック供給部31aから供給されたラックRを検体吸引位置P1に搬送する機能を有する。ラック貯留部31bは、検体吸引済みの検体容器Tを収容したラックRを搬送路31から受け入れて貯留する機能を有する。
〔制御部の構成〕
図9は、検体分析装置1における制御部20の構成を示す図である。
制御部20は、パーソナルコンピュータからなり、本体部400と表示入力部410から構成されている。本体部400は、CPU401と、ROM402と、RAM403と、ハードディスク404と、読出装置405と、入出力インターフェース406と、画像出力インターフェース407と、通信インターフェース408を有する。
CPU401は、ROM402に記憶されているコンピュータプログラムおよびRAM403にロードされたコンピュータプログラムを実行する。RAM403は、ROM402およびハードディスク404に記憶されているコンピュータプログラムの読み出しに用いられる。また、RAM403は、これらのコンピュータプログラムを実行するときに、CPU401の作業領域としても利用される。
ハードディスク404には、オペレーティングシステムおよびアプリケーションプログラムなど、CPU401に実行させるための種々のコンピュータプログラムおよびコンピュータプログラムの実行に用いるデータがインストールされている。
読出装置405は、CDドライブまたはDVDドライブ等によって構成されており、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムおよびデータを読み出すことができる。
入出力インターフェース406は、表示入力部410(表示部21)から出力された信号を受け付ける。画像出力インターフェース407は、画像データに応じた映像信号を表示入力部410に出力する。表示入力部410は、画像出力インターフェース407から出力された映像信号をもとに画像を表示するとともに、表示入力部410の画面を介してユーザーから受け付けた指示を入出力インターフェース406に出力する。
〔検体分析フロー〕
つぎに前述した検体分析装置1を用いた検体分析フローの一例について説明する。図3及び4は、それぞれ検体分析フローの一例の前半部及び後半部を示している。
まずステップS1において、表示部21に表示される検体オーダ登録画面を用いて検体の測定オーダの受付けが行われる。図5は、検体オーダ登録画面の一例を示している。この例の検体オーダ登録画面40では、画面の上部にPT、APTTなどの測定項目を表示する領域41が配置され、画面の中央部に検体のラック上の位置、検体番号及び当該検体の測定項目を一覧表示する領域42が配置されている。また、画面の下部には、「ラック番号入力」、「検体番号入力」などのメニューボタン43や、「微量」などのチェックボックス44が配設されている。図示例では、ラック番号000001の位置「01」にある検体番号「12」の微量検体について、「AT3」を測定するオーダが受け付けられている。
ついでステップS2において、検体分析装置1の制御部20によって、ユーザーによる測定開始の指示が受け付けられたか否かが判断される。制御部20は、測定開始の指示が受け付けられた(Yes)と判断すると、ステップS3へ処理を進める。
ついでステップS3において、制御部20によって、測定対象の検体が微量検体であるとの指定が検体オーダ登録画面40においてなされたか否かの判断が行われる。制御部20は、微量検体であるとの指定がなされている(Yes)と判断するとステップS4へ処理を進め、微量検体であるとの指定がなされていない(No)と判断するとステップS13へ処理を進める。
<微量検体の測定>
ステップS3において、測定対象の検体が微量検体の指定を受けていると判断されると、続くステップS4において、検体分注部11は、搬送装置3の搬送路31上の検体吸引位置P1に搬送された検体容器Tから検体をX1(このX1は後述する通常検体の場合の吸引量X2よりも少ない量である)μl吸引し、検体分注位置P2に配置されたキュベット9(キュベットa)に分注する。このステップS4において、検体分注部11が吸引する検体の量は、初検は可能であるが再検は不可能な量である。例えば、PTを測定する場合、一回の測定に必要な検体の量は、通常検体と微量検体とで相違はなく同じ量である。具体的に、一回の測定に必要な検体の量は、通常80〜120μlである。通常検体であると、検体分注部11は、検体容器Tから再検が可能な量(例えば、PTを測定する場合は、1回の測定に必要な検体量の2倍にデッドボリューム(160μL)を加えた320〜400μlである)の検体を吸引する。しかし、微量検体は、そもそも多量の検体を採取することが困難な被験者から採取した検体である。したがって、一回の測定に必要な量よりわずかに多い量の検体しか採取されていない。このため、検体分注部11により吸引される検体の量は、初検は可能であるが再検は不可能な量である。なお、「再検」には、リフレクト測定、再希釈測定及び再測定が含まれる。
ついでステップS5において、試薬分注部17は、試薬容器8から試薬を吸引し、ステップS4の操作後にキュベット移送部18によって試薬分注位置P3に移送されたキュベット9に試薬を添加する。
続くステップS6において、ステップS5において試薬が添加されたキュベット9はキュベット移送部18により検出部19に移送され、当該検出部19において検体の光学的な測定が行われる。測定により得られる検出信号は制御部20に出力される。
ステップS7において、制御部20によって、得られた検出信号に基づいて検体中の特定物質の量や活性の度合いなどが分析される。
ついでステップS8において、制御部20は、ステップS7において分析された測定結果を表示部21に表示させる。
ついでステップS9において、制御部20によって、アラームを発する対象検体として微量検体が指定されているか否かの判断が行われる。制御部20は、アラームを発する対象検体として微量検体が指定されている(Yes)と判断するとステップS10へ処理を進め、報知部22(図2参照)を制御してアラームを発生させる。一方、制御部20は、アラームを発する対象検体として微量検体が指定されていない(No)と判断すると処理を終了させる。
<通常検体の測定>
ステップS3において、測定対象の検体について微量検体であるとの指定がなされていない(No)と判断されると、ステップS13へ進み、通常検体としての測定が行われる。ステップS13において、検体分注部11は、搬送装置3の搬送路31上の検体吸引位置P1に搬送された検体容器Tから検体をX2(このX2は前述した微量検体の場合の吸引量X1より多い量である)μl吸引し、検体プレートPのウェルに分注する。このステップS13において、検体分注部11が吸引する検体の量は再検が可能な量である。検体容器Tから吸引された検体は、キュベットに直接に分注される微量検体の場合と異なり、一旦検体プレートPのウェルに分注される。検体プレートのウェルにはデッドボリュームが残留することがあるため、通常検体の場合の吸引量は、少なくとも(初検に必要な量)+(再検に必要な量)+(デッドボリューム)である。
続くステップS14において、検体分注部11は、ステップS13で検体プレートのウェルに分注された検体の一部(一回の測定に必要な量)を検体分注位置P2に配置されたキュベット9(キュベットb)に分注する。
ついでステップS15において、試薬分注部17は、試薬容器8から試薬を吸引し、ステップS14の後にキュベット移送部18によって試薬分注位置P3に移送されたキュベット9に試薬を添加する。
続くステップS16において、ステップS15において試薬が添加されたキュベット9はキュベット移送部18により検出部19に移送され、当該検出部19において検体の光学的な測定が行われる。測定により得られる検出信号は制御部20に出力される。
ステップS17において、制御部20によって、得られた検出信号に基づいて検体中の特定物質の量や活性の度合いなどが分析される。
ついでステップS18において、制御部20は、ステップS17で得られた分析結果に基づき、再測定が必要であるか否かの判断を行う。ステップS18において、再測定が不要である(No)と判断されるとステップS23へ進み、制御部20は、ステップS17において分析された測定結果を表示部21に表示させる。一方、ステップS18において、再測定が必要である(Yes)と判断されると、ステップS19へ進み再測定が行われる。
ステップS19では、ステップS13において検体プレートPのウェル(当該ウェルからはステップS14において初検用の検体が吸引済みである)に分注しておいた検体の一部が検体分注部11によって吸引され、キュベット9(初検時に用いたキュベットbとは別のキュベットc)に分注される。
ついでステップS20において、試薬分注部17は、所定の試薬容器8から試薬を吸引し、ステップS19の操作後にキュベット移送部18によって試薬分注位置P3に移送されたキュベット9に試薬を添加する。
続くステップS21において、ステップS20において試薬が添加されたキュベット9はキュベット移送部18により検出部19に移送され、当該検出部19において検体の光学的な測定が行われる。測定により得られる検出信号は制御部20に出力される。
ついでステップS22において、制御部20によって、得られた検出信号に基づいて検体中の特定物質の量や活性の度合いなどが分析される。
ついでステップS23において、制御部20は、ステップ22において分析された測定結果を表示部21に表示させる。
<アラームの設定について>
上述の例では、微量検体の測定が完了したときに報知を実行する形態を例示しているが、アラーム(報知)に関する条件を種々設定できるように構成してもよい。かかる条件の設定は、例えば表示部21に表示させた画面を用いて行うことができる。図6は、アラーム設定画面45の一例を示している。この例では、アラームタイプ(鳴動音の種類)を選定することができるようになっており、画面例では、「タイプ1」の音が鳴動するように設定されている。また、図示例では、例えば洗浄液やキュベット9等の残量が所定量を下回った場合や、検体プレートPの空きウェル数が所定数を下回った場合のように、装置による測定を直ちに停止させるほどではないがユーザーによる消耗品の交換など何らかの対応が必要になるエラーが発生したとき(警告エラー発生時)に発するアラームの方式を設定することができる。画面例では、ユーザーによる停止操作がなされるまで音が鳴り続ける「ループ再生」が設定されている。また、図示例では、例えば吸引異常が発生した場合、洗浄液やキュベット9の残量(残テスト数)が0になった場合、検体プレートPの空きウェル数が所定数を下回った場合のように、装置による測定を直ちに停止させるエラーが発生したとき(測定停止エラー発生時)に発するアラームの方式を設定することができる。画面例では、音が鳴り続ける「ループ再生」が設定されている。
また、図6に示される例では、検体の測定が完了した場合(測定完了)にアラームを発生させるか否かを設定することができる。また、装置立上げ後に試料の加温部や試薬の冷却部の各温度が安定状態になった場合(温度安定待ち完了)にアラームを発生させるか否かを設定することができる。さらに、装置の稼働中に試薬の交換を行いたいときに、動作中の機器が待機状態に戻り、試薬交換が可能になったこと(中断移行完了)を知らせるか否かを設定することができる。以上の設定は所定のチェックボックス46a〜46cをクリックすることで行うことができる。なお、図6に示される画面例において、「再生」ボタンが操作されると、設定されたアラーム音がテスト再生される。
また、微量検体や緊急検体などの特定検体の鳴動条件をユーザーの希望に応じて種々選定可能とすることもできる。図6に示されるアラーム設定画面45において、設定ボタン47をクリックすると、図7に示される画面48が表示部21に表示され、ユーザーは、この画面48に示されるような、特定検体の鳴動条件を設定することができる。図7に示される例では、アラームの「対象検体」、アラームの「鳴動タイミング」及びアラームの「鳴動条件」を設定することができる。図7の画面においてアラームが登録されると、「対象検体」において指定された検体について、「鳴動タイミング」において指定されたイベントが終了したとき、「鳴動条件」に合致した段階でアラームが鳴動する。図7に示される画面48における追加ボタン49又は編集ボタン50をクリックすると、図8に示される画面51が表示部21に表示され、前記「対象検体」などを設定することができる。
対象検体としては、上述の実施形態において例示した「微量検体」以外に、さらなる測定や処置が必要であるため早急に測定結果を知る必要がある「緊急検体」や、精度管理のオーダが受け付けられたQC(精度管理)オーダ検体などを例示することができる。
また、鳴動のタイミングとしては、検体容器Tからの検体の吸引が完了した時点でアラームを発する「吸引完了」、検体吸引済みの検体容器Tを収容したラックRが搬送路31からラック貯留部31bに排出された時点でアラームを発する「ラック排出」、及び測定が完了し、分析結果がでた時点でアラームを発する「測定完了」などを例示することができる。
また、鳴動の条件としては、検体単位でアラームを発する「検体単位」と、ラックに搭載されたすべての検体容器Tについて測定が完了したときにアラームを発する「ラック単位」とがある。「ラック単位」を選択すると、「対象検体」に指定された検体を搭載したラックについて「鳴動タイミング」において指定されたイベントが終了したときにアラームが鳴動するように設定できる。また、その他の条件としては、「ログオンユーザー」、「時刻」、「鳴動時間」、「音のパターン」などを挙げることができる。「ログオンユーザー」とは、ユーザー名及びパスワードを入力することで、アラームを発してほしいユーザーだけにアラームを発するという条件設定である。「時刻」とは、アラームを発する時間帯設定のことであり、例えば一日のうちで、専門の技師が常駐する昼間の所定時間帯だけ、あるいは夜間の勤務時間帯だけアラームを発するといった条件設定である。「鳴動時間」とは、アラーム音を鳴動させる時間の長さの条件設定である。「音のパターン」とは、連続音、不連続音、強弱のついた音声など、発する音の種別に関する条件設定である。図8に示される鳴動条件は、微量検体について、検体ごとに、測定が完了した時点でアラームを発するというものである。
〔その他の変形例〕
なお、今回開示された実施の形態はすべての点において単なる例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、前記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内のすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、前述した実施形態では、検体オーダ登録画面上のチェックボックスをユーザーがチェックすることで測定対象の検体が微量検体であることが指定されており、この指定を受けて認識手段としての制御部は測定対象が微量検体であることを認識している。しかし、本発明は、これに限定されるものではなく、例えば検体容器や、当該検体容器を搭載するラックにバーコードなどの識別標識を付し、この識別標識をリーダなどで読み取ることで、測定対象が微量検体であることを認識することも可能である。あるいは、微量検体が収容される検体容器と、微量検体が収容される検体容器とで異なる種類の容器を用いるようにし、検体容器の種類を識別することで、微量検体か否かを識別してもよい。検体容器T内の検体量を光学センサやカメラによって検出することで、微量検体か否かを識別してもよい。
また、前述した実施形態では、測定項目が一つの場合を例にとって分析フローを説明したが、複数の測定項目を測定することが要求されている微量検体についても本発明を適用することができる。この場合は、すべての測定項目の測定が完了したときに測定完了の報知(アラーム)が発せられる。
また、前述した実施形態では、測定完了を知らせるアラームとして音声を出力しているが、アラームの方式としては、例えばランプの点灯や点滅により視覚的に報知してもよいし、また、ユーザーが所持する携帯端末へ通知してもよく、特に限定されるものではない。前述した実施形態では、微量検体について報知を実行する場合だけを例示したが、これに限らず、検体の種類に応じて異なる報知の設定を行うようにしてもよい。例えば微量検体の場合は連続音による報知とし、緊急検体の場合はランプの点滅による報知とすることができる。
また、前述した実施形態では、報知の対象検体として、微量検体以外に緊急検体やQCオーダ検体を例示しているが、本発明は、これらの検体以外にも、例えばキャリブレータ、マーク検体(ユーザーが任意に指定した検体)、コメント付き検体(ユーザーがコメントを入力した検体)、フラグあり検体(測定時に検体分析装置によってフラグが設定された検体)、エラー検体(測定時にエラーが発生した検体)、レビュー検体(再検の検体)などを報知の対象検体とすることができる。
1 検体分析装置
2 測定装置
3 搬送装置
9 キュベット
10 キュベット供給部
11 検体分注部
17 試薬分注部
18 キュベット移送部
19 検出部
20 制御部
21 表示部
22 報知部
T 検体容器
R ラック

Claims (15)

  1. 通常の検体と、この検体の量よりも少ない量の微量検体とを測定可能な検体分析装置であって、
    検体容器から検体を吸引し、測定する測定部と、
    測定対象が微量検体であることを認識し得る認識手段と、
    測定完了の報知を実行する報知部と、
    微量検体であると認識された検体の測定が完了すると、測定完了の報知を実行するよう前記報知部を制御し得る制御部と
    を備える検体分析装置。
  2. ユーザーによる微量検体の指定を受け付ける指定受付手段を更に備えており、
    前記認識手段は、前記指定受付手段により指定された微量検体を認識する、請求項1に記載の検体分析装置。
  3. 前記制御部は、微量検体であると認識された検体について、通常の検体よりも少ない量の検体を検体容器から吸引して測定を実行するよう前記測定部を制御する、請求項1又は2に記載の検体分析装置。
  4. 前記制御部は、通常の検体については、少なくとも初検及び再検が可能な量の検体を検体容器から吸引し、微量検体と認識された検体については、初検は可能であるが再検が不可能な量の検体を検体容器から吸引するよう前記測定部を制御する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の検体分析装置。
  5. 前記制御部は、複数の測定項目を測定することが要求されている微量検体について、全ての測定項目の測定が完了したときに測定完了の報知を実行するよう前記報知部を制御する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の検体分析装置。
  6. 他の検体に優先して測定結果が必要な緊急検体の指定を受け付ける緊急指定受付手段を更に備えており、
    前記制御部は、緊急検体であると指定された検体の測定が完了すると、測定完了の報知を実行するよう前記報知部を制御する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の検体分析装置。
  7. 前記報知部による報知に関する条件の設定を受け付ける報知条件設定手段を更に備える、請求項1〜6のいずれか1項に記載の検体分析装置。
  8. 前記報知条件設定手段は、測定完了の報知を実行するタイミングについて、微量検体の測定が完了する度に測定完了の報知を実行する第1の設定と、微量検体が収容された検体容器を含む複数の検体容器が搭載されたラックの全ての検体の測定が完了したときに測定完了の報知を実行する第2の設定とを受け付け可能である、請求項7に記載の検体分析装置。
  9. 前記報知条件設定手段は、報知を実行する検体の種類に関する条件を受け付け可能である、請求項7又は8に記載の検体分析装置。
  10. 前記報知条件設定手段は、検体の種類に応じて異なる報知の設定を受け付け可能である、請求項9に記載の検体分析装置。
  11. 前記制御部は、前記報知条件設定手段によって微量検体に対して報知を実行するよう条件設定されている場合に、微量検体の測定完了の報知を実行する、請求項7〜10のいずれか1項に記載の検体分析装置。
  12. 前記制御部は、通常検体であると認識された検体の測定が完了しても、測定完了の報知を実行させない、請求項1〜11のいずれか1項に記載の検体分析装置。
  13. 前記報知手段は、音声を出力する音声出力手段、点灯手段、及び携帯端末への通知を行う通知手段の少なくとも1つを含む、請求項1〜12のいずれか1項に記載の検体分析装置。
  14. 所定量の検体を吸引する通常モードと、通常モードよりも少ない量の検体を吸引する微量モードとで動作可能な検体分析装置であって、
    検体容器から検体を吸引し、測定する測定部と、
    測定完了の報知を実行する報知部と、
    微量モードにおいて検体の測定が完了すると、測定完了の報知を実行するよう前記報知部を制御し得る制御部と
    を備える検体分析装置。
  15. 種類の異なる検体を測定可能な検体分析装置であって、
    検体容器から検体を吸引し、測定する測定部と、
    測定対象の検体の種類を認識し得る認識手段と、
    複数の方法による報知を実行可能な報知部と、
    検体の測定が完了すると、前記報知部に、測定が完了した検体の種類に応じて異なる方法で測定完了の報知を実行させる制御部と
    を備える検体分析装置。
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