JP2000088856A - 検体搬送システム - Google Patents

検体搬送システム

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JP2000088856A
JP2000088856A JP10258865A JP25886598A JP2000088856A JP 2000088856 A JP2000088856 A JP 2000088856A JP 10258865 A JP10258865 A JP 10258865A JP 25886598 A JP25886598 A JP 25886598A JP 2000088856 A JP2000088856 A JP 2000088856A
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JP
Japan
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remaining amount
reagent
analyzers
rack
analyzer
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JP10258865A
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English (en)
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Masaaki Takeda
雅明 竹田
Nozomi Kosaka
望 高坂
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Aloka Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の分析装置の搬送ラインに接続されたシ
ステムにおいて、試薬不足が発生してもシステムエラー
を未然に回避する。 【解決手段】 搬送制御部30は、残量演算部32を有
している。この残量演算部32によって各分析装置にお
ける各試薬ごとの残量が理論的に演算される。投入先判
定部38は、演算された残量及び蓄積検体数などに基づ
き各ラックごとに投入先の分析装置を決定する。残量検
出部40,42,44によって残量を実測してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は検体搬送システムに
関し、特に搬送ラインに複数の分析装置が接続されたシ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】検体分析システムは、例えば、遠心分離
機、自動分注装置、分析装置、搬送装置などで構成され
る。各装置間には搬送ラインが設けられ、その搬送ライ
ンを利用して複数の検体を保持したラックが搬送され
る。ここで、検体は例えば試験管に収容された血液、血
清、血漿、尿などの試料である。近年、処理検体数の増
加、分析項目数の増加に伴ってシステムが大規模になり
つつあり、複数の分析装置が搬送ラインに接続されたシ
ステムが実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の分析装置には、
いずれかの試薬がなくなった段階でアラームを発生させ
る機能が搭載されている。しかし、複数の分析装置を有
する従来の検体搬送システムにおいて、いずれかの分析
装置でアラームが発生した場合に、他の分析装置へ自動
的にラックを振り分け投入する制御は行われていない。
【0004】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、複数の分析装置を有するシス
テムにおいて、試薬不足に柔軟に対処可能なラック搬送
制御を実現することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、検体を搭載したラックを搬送する搬送ラ
インに対し、複数の分析装置が接続された検体搬送シス
テムにおいて、前記各分析装置における試薬について残
量不足を判定する残量不足判定手段と、前記残量不足の
判定がされた分析装置以外の分析装置へラックを分配投
入する搬送制御手段と、を含むことを特徴とする。
【0006】上記構成によれば、各分析装置について試
薬の残量を直接的に又は間接的に監視して、ある分析装
置で残量不足が生じた場合には(及び残量不足の可能性
がある場合には)、その分析装置以外の分析装置へラッ
クを投入する分配制御が実行される。よって、システム
稼働途中で試薬不足が発生しても、システム全体のダウ
ンを回避して効率的な分析処理を行える。
【0007】望ましくは、前記残量不足判定手段は、予
め登録された試薬の初期量から、分析回数に基づく試薬
の使用量を減算して試薬残量を演算する手段を含み、理
論的に演算された試薬残量に基づいて試薬不足が判定さ
れる。この構成によれば、残量検出機能を有していない
分析装置についても残量管理を行うことができる。
【0008】望ましくは、前記各分析装置は試薬残量を
検出する手段を含み、実測された試薬残量に基づいて試
薬不足が判定される。
【0009】望ましくは、前記各分析装置は分析前ラッ
クを蓄積するバッファエリアを有し、前記残量不足判定
手段は、前記試薬残量から、前記バッファエリア内にお
ける蓄積検体への試薬の割当見込量を減算して有効残量
を演算する手段を含み、前記有効残量に基づいて残量不
足が判定される。この構成によれば、蓄積検体数を考慮
して試薬不足を判断でき、試薬不足によるエラーを未然
に回避できる。
【0010】望ましくは、前記搬送制御手段は、残量不
足でない分析装置の内で最も現状負荷の少ない分析装置
をラック投入先として判定する。このような制御によれ
ば、負荷の均等化を図ってシステム全体としての効率を
上げることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づいて説明する。
【0012】図1には、本発明に係る検体搬送システム
の好適な実施形態が示されており、図1はそのシステム
の全体構成を示す概念図である。
【0013】搬送ライン100は複数の検体を保持した
ラックを搬送する搬送路である。ここで、検体は例えば
試験管内に収容された血液である。搬送ライン100の
上流側端部にはラック受入部102が形成され、一方、
搬送ライン100の下流側端部にはラック排出部104
が形成されている。
【0014】図示されるように、搬送ライン100には
上流から下流にかけて複数の分析装置10,12,14
が接続されている。各分析装置10,12,14はそれ
ぞれ独立して動作するものであり、それらの分析項目は
同一であってもよく、あるいは異なっていてもよい。試
薬不足に対する分配制御の前提条件としては少なくとも
一部の分析項目が複数の分析装置において共通している
必要がある。
【0015】搬送ライン100の上流端にはラベルリー
ダー106が設けられ、そのラベルリーダー106によ
って各ラックラベル及びチューブラベルの内容が読み取
られる。その読み取られた情報は搬送制御部30に送ら
れる。
【0016】搬送制御部30は、各分析装置10,1
2,14からの各種の信号に基づいて搬送ライン100
上における各ラックの搬送制御を実行する手段である。
その具体的な内容については後述する。
【0017】各分析装置10,12,14には、それぞ
れラック蓄積エリア10A,12A,14Aが設けられ
ている。それぞれのラック蓄積エリアは、検査前の検体
を蓄積するためのステーションとして機能する。図示さ
れるように、各ラック蓄積エリア10A,12A,14
Aには搬送ライン100が接続されている。
【0018】各分析装置10,12,14には、ステー
タス出力部20,22,24が設けられている。それら
のステータス出力部20,22,24は分析装置のステ
ータスを表すステータス信号を出力するユニットであ
る。例えば、検体の分析ごとにそれを表すステータス信
号が出力され、あるいは分析回数を表す信号が出力され
る。それらの情報は残量演算部32に入力されており、
この残量演算部32において、各分析装置における各試
薬ごとの残量が理論的に演算される。これについては後
に説明する。
【0019】なお、分析装置10,12,14に残量検
出部40,42,44が設けられている場合、それらの
残量検出部40,42,44において直接的に残量を検
出し、その検出結果を搬送制御部30に出力するように
してもよい。いずれにしても、本実施形態においては、
理論的に残量が演算され、あるいは直接的に残量が検出
され、各試薬ごとの残量に基づいて後述するように各ラ
ックの投入先が判定される。
【0020】次に、搬送制御部30について詳述する。
残量演算部32は、上記のように理論的に各試薬の残量
を演算する手段であり、残量演算部32にはあらかじめ
各試薬ごとの初期量及び分析1回に必要とされる試薬の
単位量が登録されている。その登録は例えば搬送制御部
30に接続された入力装置を利用して行われ、あるいは
分析装置側から提供される。残量演算部32は、ステー
タス出力部20,22,24から出力される情報に基づ
いて分析回数を特定し、初期量から、単位量へ分析回数
を乗算した値を減算することによって現在の残量を演算
する。その残量演算は各分析装置における各試薬ごとに
実行される。
【0021】管理テーブル36には、各分析装置におけ
る各試薬ごとの残量が登録される。そして、登録される
残量は検体分析に伴って逐次的に更新される。
【0022】蓄積検体数演算部34は、各分析装置1
0,12,14ごとにそのラック蓄積エリア10A,1
2A,14A内における検体数を演算する手段である。
蓄積検体数は基本的に各試薬ごとに演算されるその演算
結果は管理テーブル36に登録される。
【0023】投入先判定部38は、管理テーブル36に
格納された上記の情報に基づいて各ラックごとにその投
入先を判定する手段である。その投入先判定に関する動
作例が図2に示されている。
【0024】図2において、S101では搬送制御対象
となる新規ラックの有無が判定される。S102では、
各分析装置における各試薬ごとに蓄積検体数から割当見
込量が計算される。すなわち、現在蓄積されている検体
に対して分析を行った場合に予想される試薬量が割当見
込量として演算されることになる。
【0025】S103では、上述のように演算され、あ
るいは実測された試薬残量から上記の割当見込量を減算
して有効残量が計算される。すなわち、各試薬ごとに有
効残量が計算されることになる。
【0026】S104では、各分析装置における各試薬
ごとの有効残量に基づいて、当該ラックを投入可能な候
補装置が選定される。逆に言えば、試薬不足の分析装置
が候補から除外されることになる。
【0027】S105では、候補装置の中で、最も現状
負荷の少ない分析装置が特定され、その装置が投入先の
分析装置として決定される。この場合、負荷の情報とし
て例えば蓄積検体についての総分析数などを用いること
ができる。
【0028】S106では、最後のラックについての処
理が終了したか否かが判断され、まだラックが存在して
いればS101からの各工程が繰り返し実行される。
【0029】したがって、上記の動作例によれば、各分
析装置における各試薬の残量(有効残量)を考慮してラ
ックを投入可能な分析装置を決定できるので、システム
エラーなどを未然に防止することが可能である。また、
上記のラック分配制御によれば、各分析装置における負
荷を平均化してシステム全体としての処理効率を高める
ことができる。
【0030】上記実施形態のシステムでは、分析装置に
残量検出部が設けられていない場合においても残量管理
を行うことができるという利点もある。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の分析装置を有するシステムにおいて、試薬不足に
柔軟に対応可能なラック搬送制御を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るシステムの全体構成を示す概念
図である。
【図2】 搬送制御における動作を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
10,12,14 分析装置、20,22,24 ステ
ータス出力部、30搬送制御部、32 残量演算部、3
4 蓄積検体数演算部、36 管理テーブル、38 投
入先判定部、40,42,44 残量検出部、100
搬送ライン、102 ラック受入部、104 ラック排
出部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検体を搭載したラックを搬送する搬送ラ
    インに対し、複数の分析装置が接続された検体搬送シス
    テムにおいて、 前記各分析装置における試薬について残量不足を判定す
    る残量不足判定手段と、 前記残量不足の判定がされた分析装置以外の分析装置へ
    ラックを分配投入する搬送制御手段と、 を含むことを特徴とする検体搬送システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記残量不足判定手段は、予め登録された試薬の初期量
    から、分析回数に基づく試薬の使用量を減算して試薬残
    量を演算する手段を含み、 理論的に演算された試薬残量に基づいて試薬不足が判定
    されることを特徴とする検体搬送システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記各分析装置は試薬残量を検出する手段を含み、 実測された試薬残量に基づいて試薬不足が判定されるこ
    とを特徴とする検体搬送システム。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載のシステムにおい
    て、 前記各分析装置は分析前ラックを蓄積するバッファエリ
    アを有し、 前記残量不足判定手段は、前記試薬残量から、前記バッ
    ファエリア内における蓄積検体への試薬の割当見込量を
    減算して有効残量を演算する手段を含み、 前記有効残量に基づいて残量不足が判定されることを特
    徴とする検体搬送システム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のシステ
    ムにおいて、 前記搬送制御手段は、残量不足でない分析装置の内で最
    も現状負荷の少ない分析装置をラック投入先として判定
    することを特徴とする検体搬送システム。
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