JP6866267B2 - 測定システム、測定方法及び測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、生体成分を測定する測定システム、測定方法及び測定装置に関する。
ヘモグロビン類、なかでもヘモグロビンがグルコースと結合した糖化タンパクであるヘモグロビンA1c(以下、「HbA1c」とする。)は、過去1〜2ヶ月間の平均血糖レベルを反映しているため、糖尿病やメタボリックシンドロームを含む生活習慣病の検査および血糖管理などに広く利用されている。
臨床検査の現場においては、糖尿病患者の測定項目として、血糖値(グルコース)およびHbA1cが挙げられ、診断前検査として、上記項目の測定が行われている。
検査作業の効率化のため、血液中のHbA1cの濃度を測定可能な測定装置と、血液中のグルコースの濃度を測定可能な測定装置との2台を接続部材を介して組み合わせて使用する場合がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−233924号公報
グルコースは他の自動分析器等で代替測定が容易であるが、HbA1c測定装置(HPLC法)は専用の測定装置が必要であるため、HbA1c測定装置の故障や不具合時に備えてバックアップ機を導入していることが多い。
ここで、臨床検査の現場においては、同一患者から同時期に採取した生体試料におけるHbA1cの値と、グルコースの値とには、所定の対応関係である相関性があるとされており、診断前検査において、重要な指標となっている。
特に臨床検査の現場において、グルコース(血糖値)の数値が高いと、不安定化HbA1cの濃度が高くなる傾向があることから、測定対象の安定化HbA1cの数値が予想される数値よりも低くなる傾向にあるとされており、診断前検査において、上記影響を考慮することが重要とされている。
よって、生体試料のHbA1cの値と、グルコースの値が異常に高い場合は、HbA1cの値において、不安定化HbA1cの影響を考慮し、HbA1cの再検査を行うことがある。
HbA1cの再検査において、検査作業の効率化のため、上述したバックアップ機を組み合わせて利用することが考えられ、バックアップ機も含めた複数台の測定装置を組み合わせて、より効率的な測定作業の実行が望まれている。
本発明は、HbA1cの再検査に関して、複数の測定装置の連携をとることで、測定作業をより効率的に実行することができるとともに、HbA1cの再検査の判定を簡易且つ確実に実行することができる測定方法、測定装置及び測定システムを提供することを目的とする。
本発明に係る測定システムは、検体容器に収容された生体試料のHbA1cを測定する第1のHbA1c測定装置及び第2のHbA1c測定装置と、前記検体容器に収容された前記生体試料のグルコースを測定するグルコース測定装置とを備えた測定システムであって、前記第1のHbA1c測定装置、前記第2のHbA1c測定装置及び前記グルコース測定装置の間で前記検体容器を搬送させる搬送手段と、前記第1のHbA1c測定装置により、前記生体試料のHbA1cを測定する第1のHbA1c測定手段と、前記グルコース測定装置により、前記生体試料のグルコースを測定するグルコース測定手段と、ある患者の前記グルコース測定手段における測定値が所定の閾値以上である場合は、前記搬送手段を用いて前記第2のHbA1c測定装置に前記検体容器を搬送させて前記第2のHbA1c測定装置による前記生体試料のHbA1cの再検査を指示する指示手段と、前記指示手段の前記指示に基づいて、当該患者の前記生体試料のHbA1cを前記第2のHbA1c測定装置で測定する第2のHbA1c測定手段と、を含む。
本発明では、ある患者のグルコース測定手段における測定値が所定の閾値以上である場合は、搬送手段により検体容器が第2のHbA1c測定装置に搬送させられ、指示手段により第2のHbA1c測定装置による当該患者の生体試料のHbA1cの再検査が指示される。そして、当該指示に基づいて、第2のHbA1c測定装置によりHbA1cの再検査が実行される。
例えば、2台のHbA1c測定装置を個別に作動させて、その都度、測定結果に基づいて、医師又は検査担当者等が判断するようなものと本発明とを比較した場合、本発明では、医師又は検査担当者等の判断をその都度介さずとも2台のHbA1c測定装置を連携させることが可能となり、HbA1cの再検査を一律に短時間で処理することが可能となる。
すなわち、本発明によれば、ある患者のグルコース測定手段における測定値が所定の閾値以上である場合は、搬送手段を用いて、検体容器を第2のHbA1c測定装置に搬送させ、第2のHbA1c測定装置による当該患者の生体試料のHbA1cの再検査をしている。測定結果を医師又は検査担当者がその都度判断していないため、人為的な判断ミス等の影響を受けることなく、一律に精度良く、大量に処理することが可能となる。
上述したように測定結果の比較結果に基づいて、生体試料の搬送、再検査の指示、実行までを一連の処理として実行可能としたことで、HbA1cの測定作業を効率的に実行することができ、HbA1cの再検査の判定を簡易且つ確実に実行することができる。
更に、前記第1のHbA1c測定装置及び前記第2のHbA1c測定装置間で測定値のデータを送受信可能な通信手段が設けられ、前記指示手段は、前記第1のHbA1c測定装置及び前記第2のHbA1c測定装置のいずれかに設けられるようにしてもよい。
このようにすると、第1のHbA1c測定装置及び第2のHbA1c測定装置のいずれかに指示手段を設けて、両者間で測定結果の送受信が可能であることで、これらを管理するホストコンピュータを別途設けることなく、複数の測定装置を1つのシステムとして作動及び管理することができる。
また、前記第1のHbA1c測定装置及び前記第2のHbA1c測定装置が接続されるホストコンピュータを備え、前記第1のHbA1c測定装置及び前記第2のHbA1c測定装置から前記ホストコンピュータへ測定値のデータを送信可能であり、前記指示手段は、前記ホストコンピュータに設けられるようにしてもよい。
このようにすると、測定装置から測定結果が送信されると共に指示手段を有するホストコンピュータを設けたことで、ホストコンピュータにより、これらの測定装置の測定結果を記憶し、纏めて管理することが可能となる。
次に、本発明を測定方法の側面から捉えることも可能である。
本発明に係る測定方法は、検体容器に収容された生体試料のHbA1cを測定する第1のHbA1c測定装置及び第2のHbA1c測定装置と、前記検体容器に収容された前記生体試料のグルコースを測定するグルコース測定装置とを備えた測定方法であって、前記第1のHbA1c測定装置により、ある患者の前記生体試料のHbA1cを測定する第1のHbA1c測定工程と、前記グルコース測定装置により、当該患者の前記生体試料のグルコースを測定するグルコース測定工程と、前記グルコース測定工程の測定値が所定の閾値以上である場合は、前記検体容器を搬送させる搬送手段を用いて前記第2のHbA1c測定装置に前記検体容器を搬送させて前記第2のHbA1c測定装置による当該患者の当該生体試料の再検査を指示する指示工程と、前記指示に基づいて、当該患者の前記生体試料のHbA1cを前記第2のHbA1c測定装置で測定する第2のHbA1c測定工程と、を含む。
このように、第1のHbA1c測定装置及び第2のHbA1c測定装置と、グルコース測定装置とを備え、第1のHbA1c測定装置により、ある患者の生体試料を測定する第1のHbA1c測定工程と、当該患者のグルコース測定装置によるグルコース測定工程と、グルコース測定工程の測定値が所定の閾値以上である場合は、搬送手段を用いて第2のHbA1c測定装置に生体試料を搬送させて第2のHbA1c測定装置により再検査を指示する指示工程と、指示に基づいて、生体試料のHbA1cを第2のHbA1c測定装置で測定する第2のHbA1c測定工程とを含むことで、上述した測定方法の場合と同様に、HbA1cの測定作業を効率的に実行することができ、HbA1cの再検査の判定を簡易且つ確実に実行することが可能となる。
また、上述した測定システムについて開示した技術的思想は、同様に本発明に係る測定方法にも適用可能である。
次に、本発明を測定装置の側面から捉えることも可能である。
本発明に係る測定装置は、検体容器に収容された生体試料のHbA1cを測定する第1のHbA1c測定手段及び第2のHbA1c測定手段と、前記検体容器に収容された前記生体試料のグルコースを測定するグルコース測定手段と、前記第1のHbA1c測定手段、前記第2のHbA1c測定手段及び前記グルコース測定手段の間で前記検体容器を搬送させる搬送手段と、ある患者の前記グルコース測定手段における測定値が所定の閾値以上である場合は、前記搬送手段を用いて前記第2のHbA1c測定手段に前記検体容器を搬送させて前記第2のHbA1c測定手段による当該患者の前記生体試料のHbA1cの再検査を指示する指示手段と、を含む。
このように、第1のHbA1c測定手段及び第2のHbA1c測定手段と、グルコース測定手段と、これらの間で検体容器を搬送させる搬送手段と、ある患者の前記グルコース測定手段における測定値が所定の閾値以上である場合は、搬送手段を用いて第2のHbA1c測定手段に検体容器を搬送させて第2のHbA1c測定手段による当該患者の生体試料のHbA1cの再検査を指示する指示手段とを含むことで、上述した測定方法の場合と同様に、HbA1cの測定作業を効率的に実行することができ、HbA1cの再検査の判定を簡易且つ確実に実行することが可能となる。
また、上述した測定方法について開示した技術的思想は、同様に本発明に係る測定装置にも適用可能である。
本発明によれば、HbA1cの再検査に関して、複数の測定装置の連携をとることで、測定作業をより効率的に実行することができるとともに、HbA1cの再検査の判定を簡易且つ確実に実行することができる、という効果を有する。
本発明の第1の実施の形態であって、生体試料のHbA1cを測定する第1のHbA1c測定装置及び第2のHbA1c測定装置と、生体試料のグルコースを測定するグルコース測定装置とを含む測定システムにおける検体ラックの搬送経路の概略上面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、第1のHbA1c測定装置、グルコース測定装置、第2のHbA1c測定装置を有する測定システムにおける概略の回路構成及び記憶手段に記憶されている内容の一部を示す概念図である。 本発明の第1の実施の形態であって、第1のHbA1c測定装置、グルコース測定装置、第2のHbA1c測定装置を有する測定システムを示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態であって、再検査の制御処理の概要を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態であって、ホストコンピュータ、第1のHbA1c測定装置、グルコース測定装置、第2のHbA1c測定装置を有する測定システムにおける概略の回路構成及び記憶手段に記憶されている内容の一部を示す概念図である。 本発明の第2の実施の形態であって、ホストコンピュータ、第1のHbA1c測定装置、グルコース測定装置、第2のHbA1c測定装置を有する測定システムを示すブロック図である。
以下、本発明の具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。本実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に記載がない限りは発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
なお、ここでは、本発明を、HbA1c測定装置及びグルコース測定装置に適用した場合を例に挙げて説明する。ただし、本発明は、上記測定装置以外のもの、生体試料の他の成分分析を行うための測定装置等にも適用することができる。また、以下に説明する本発明に係る測定システム10の各実施形態の説明は、本発明に係る測定方法や、測定装置の実施形態の説明も兼ねるものである。
図1に示すように、本実施の形態における測定システム10は、第1のHbA1c測定装置30と第2のHbA1c測定装置70とグルコース測定装置50とを有している。
本実施の形態における第1のHbA1c測定装置30及び第2のHbA1c測定装置70は、高速液体クロマトグラフィ(High Performance Liquid Chromatography:HPLC)を利用しているものであって、検体容器140を検体ラック150にセットして、血液中のHbA1cの濃度を自動で測定するように構成されたものである。検体ラック150には、生体試料として血液等が収容された複数(具体的には、10本)の検体容器140が起立保持されている。
第1のHbA1c測定装置30及び第2のHbA1c測定装置70の基本的構成は、従来既知のHbA1c測定装置と同様の構成とすることが可能である。測定実行時には、カラム、溶離液・洗浄液などの消耗品を使用することになる。
第2のHbA1c測定装置70は、第1のHbA1c測定装置30と同じ装置(測定項目及び構成が同じ装置)である。なお、第1のHbA1c測定装置30及び第2のHbA1c測定装置70は、同じ装置に限定されず、一方を簡易な装置にすることも可能である。なお、後述する指示手段等は、簡易な装置ではない方の装置に設けられることが望ましい。
本実施の形態では、図1に示すように、第1のHbA1c測定装置30とグルコース測定装置50と第2のHbA1c測定装置70とが一列に配置されている。
本実施の形態に係る測定システム10には、検体容器140を収容する検体ラック150を搬送する搬送手段94を備えている。具体的には、搬送手段94は、第1のHbA1c測定装置30が有する搬送手段34と、グルコース測定装置50が有する搬送手段54と、第2のHbA1c測定装置70が有する搬送手段74とを有している。
第1のHbA1c測定装置30と、グルコース測定装置50との間には、第1のHbA1c測定装置30からグルコース測定装置50への検体ラック150の搬送が可能な接続部材42が設けられている。また、グルコース測定装置50と、第2のHbA1c測定装置70との間には、グルコース測定装置50から第2のHbA1c測定装置70への検体ラック150の搬送が可能な接続部材62が設けられている。
搬送手段34は、第1のHbA1c測定装置30内でHbA1cを測定するために検体ラック150を搬送する搬送手段34aと、更に、第1のHbA1c測定装置30からグルコース測定装置50へ検体ラック150を接続部材42を経由して搬送する搬送手段34bとを有している。
搬送手段54は、グルコース測定装置50内でグルコースを測定するために検体ラック150を搬送する搬送手段54aと、更に、グルコース測定装置50から第2のHbA1c測定装置70へ検体ラック150を接続部材62を経由して搬送する搬送手段54bとを有している。
搬送手段74は、第2のHbA1c測定装置70内でHbA1cを測定するために検体ラック150を搬送するためのものである。
なお、第1のHbA1c測定装置30、グルコース測定装置50、第2のHbA1c測定装置70の一列の配置は、上述したグルコース測定装置50を3台の中央に配置したものに限定されるものではない。例えば、一列の配置を、グルコース測定装置50、第1のHbA1c測定装置30、第2のHbA1c測定装置70の順に配置して、先頭にグルコース測定装置50を配置し、第1のHbA1c測定装置30を3台の中央に配置するようにしてもよい。
本明細書において「HbA1c」とは、赤血球のタンパク質成分の1つであり、ヘモグロビンのβ鎖のN末にグルコースが結合したものをいい、特に言及しない限り、安定型HbA1c(s−HbA1c)のことをいう。血液又は血液由来の試料を分離分析法で分析した場合に検出されうる安定型HbA1c以外の成分としては、ヘモグロビンA0(HbA0)、ヘモグロビンA1a(HbA1a)、ヘモグロビンA1b(HbA1b)、ヘモグロビンA2(HbA2)、ヘモグロビンS(HbS、鎌状赤血球ヘモグロビン)、ヘモグロビンF(HbF、胎児ヘモグロビン)、ヘモグロビンM(HbM)、ヘモグロビンC(HbC)、ヘモグロビンD(HbD)、ヘモグロビンE(HbE)、メト化ヘモグロビン、カルバミル化ヘモグロビン、アセチル化ヘモグロビン、不安定型HbA1c(l−HbA1c)等が挙げられる。
本明細書において「生体試料のHbA1cを測定する」とは、生体試料中のHbA1cの濃度を測定することいい、例えば生体試料である血液におけるヘモグロビンA全体に占めるHbA1cの割合(HbA1c(モル)/ヘモグロビンA(モル))を測定するこという。なお、測定結果の単位は%である。
搬送手段94(34、54、74)は、複数の検体容器140を起立保持する検体ラック150を一定の経路で搬送するためのものである。この搬送手段94(34、54、74)の下面には、1又は複数の駆動ベルトが配置されていること等により、検体ラック150の搬送が可能なものである。
搬送手段34aにおいては、第1のHbA1c測定装置30の最も手前側の右側に検体ラック150が供給されると、この検体ラック150が矢印で示す経路で奥方向に搬送可能とされている。
そして、検体ラック150は奥側に搬送された後に、矢印方向の左側に搬送され、この搬送過程において、バーコードリーダ33により各検体容器の側面に貼付されているバーコードが読み取られるとともに、図示しない吸引ノズルによるサンプリングが行われ、第1のHbA1c測定装置30の後述するHbA1c測定手段31(図3参照)によるHbA1cの測定が行われる。その後、検体ラック150は、矢印方向の手前側に駆動ベルトにより搬送されて、第1のHbA1c測定装置30の最も手前側の左側に到達する。
検体ラック150は、第1のHbA1c測定装置30の最も手前側の左側に到達すると、搬送手段34bにより矢印方向の左側(グルコース測定装置50側)に搬送され、接続部材42を経由してグルコース測定装置50の手前側の右側に到達する。
グルコース測定装置50においても、搬送手段54により第1のHbA1c測定装置30と同様に検体ラック150を搬送させる。すなわち、グルコース測定装置50の最も手前側の右側に検体ラック150が供給されると、搬送手段54aにより、この検体ラック150が矢印で示す経路で奥方向に搬送される。
そして、検体ラック150は奥側に搬送された後に、矢印方向の左側に搬送され、この搬送過程において、バーコードリーダ53により検体容器140の側面に貼付されているバーコードが読み取られるとともに、図示しない吸引ノズルによるサンプリングが行われ、後述するグルコース測定手段51によるグルコースの測定が行われる。その後、検体ラック150は、矢印方向の手前側に駆動ベルトにより搬送されて、グルコース測定装置50の最も手前側の左側に到達する。
ある患者のグルコース測定手段における測定値が後述する所定の閾値以上である場合には、後述する指示手段120により第2のHbA1c測定装置70による再検査が指示され、当該閾値以上でない場合には、再検査は指示されない。
以下に第2のHbA1c測定装置70によりHbA1cを再検査する場合を説明する。
検体ラック150は、グルコース測定装置50の最も手前側の左側に到達すると、搬送手段54bにより矢印方向の左側(第2のHbA1c測定装置70側)に搬送され、接続部材62を経由して、第2のHbA1c測定装置70の手前側の右側に到達する。
第2のHbA1c測定装置70では、第1のHbA1c測定装置30と同様に、搬送手段74により検体ラック150を搬送させる。すなわち、第2のHbA1c測定装置70の最も手前側の右側に検体ラック150が供給されると、搬送手段74により、この検体ラック150が矢印で示す経路で奥方向に搬送される。
そして、検体ラック150は奥側に搬送された後に、矢印方向の左側に搬送され、この搬送過程において、バーコードリーダ73により検体容器140の側面に貼付されているバーコードが読み取られるとともに、図示しない吸引ノズルによるサンプリングが行われ、第2のHbA1c測定装置70におけるHbA1cの測定が行われる。その後、検体ラック150は、矢印方向の手前側に駆動ベルトにより搬送されて、第2のHbA1c測定装置70の最も手前側の左側に到達する。
なお、指示手段120によりHbA1cの再検査が指示されない場合、第2のHbA1c測定装置70での再検査は行われないが、搬送手段74による検体ラック150の搬送は同様に行われ、最終的には、第2のHbA1c測定装置70の手前側の左側に到達する。もちろん、第2のHbA1c測定装置70まで搬送せずに、グルコース測定装置50の最終の搬送位置(手前側の左側)で検査作業者が検体ラック150を外部に取り出すようにしてもよい。
図2に示すように、第1のHbA1c測定装置30と第2のHbA1c測定装置70との間、第1のHbA1c測定装置30とグルコース測定装置50との間、第2のHbA1c測定装置70とグルコース測定装置50との間には、通信手段92(図3参照)により相互に通信可能に接続されており、測定結果や、測定状況のデータが送受信可能に形成されている。
ここで、本実施の形態に係る測定システム10には、各種データ等を記憶するための記憶手段98を有している(図3参照)。具体的には、記憶手段98は、第1のHbA1c測定装置30が有する記憶手段38と、グルコース測定装置50が有する記憶手段58と、第2のHbA1c測定装置70が有する記憶手段78とを有している。なお、本実施の形態では、各測定装置に過去の測定結果を記憶する記憶手段98を有しているが、各測定装置は通信手段92で接続されて測定結果等のデータの送受信が可能であるため、記憶手段98のうち過去の測定結果を記憶する領域部分はいずれかの測定装置、例えば第1のHbA1c測定装置30だけに設けるようにしてもよい。
第1のHbA1c測定装置30が有する記憶手段38には、本実施の形態に係る測定システム10が設けられている医療機関において測定する患者の患者識別情報(患者ID:P1〜Pn)と、参考データ用としての当該患者の前回のHbA1cの測定値(H1〜Hn)とが記憶されている。
第1のHbA1c測定装置30と第2のHbA1c測定装置70との間では、測定データは互いに送受信され、同一のデータを共有できるようにしている。もちろん、第1のHbA1c測定装置30だけにおいて当該データを記憶するようにしてもよい。
また、グルコース測定装置50が有する記憶手段58には、患者の識別情報(患者ID:P1〜Pn)と、参考データ用としての前回のグルコースの測定値(G1〜Gn)とが記憶されている。
本実施の形態では、現在のHbA1c及びグルコースの測定値の対応関係に基づいて、HbA1cの再検査の有無を判断しているため、上述したような過去の測定結果である前回の測定値データは再検査の判断には直接、利用しないものであるが、参考データとして記憶しているものである。
なお、第1のHbA1c測定装置30、第2のHbA1c測定装置70及びグルコース測定装置50の記憶手段98(38、58、78)は、患者の識別情報及び前回の測定結果だけでなく、患者の識別情報及び当該患者の過去に測定した全ての測定結果を記憶するようにしてもよい。
図3に示すように、本実施の形態に係る測定システム10には、各測定装置間でデータのやり取りが通信により可能な通信手段92を有している。具体的には、通信手段92は、第1のHbA1c測定装置30に設けられた通信手段32と、グルコース測定装置50に設けられた通信手段52と、第2のHbA1c測定装置70に設けられた通信手段72とを有している。
図3に示すように、第1のHbA1c測定装置30の制御手段40には、指示手段120を有するCPU37と、記憶手段38とが設けられ、この制御手段40には、通信手段32、HbA1c測定手段31(第1のHbA1c測定手段)、バーコードリーダ33、搬送手段34、入力手段35、表示手段36が接続されている。
指示手段120は、ある患者のグルコース測定手段51における測定値が所定の閾値以上である場合は、搬送手段94(34、54、74)を用いて第2のHbA1c測定装置70に検体容器140を有する検体ラック150を搬送させて第2のHbA1c測定装置70による生体試料のHbA1cの再検査を指示する。
上記「所定の閾値以上である場合」は、具体的には、グルコースの値が異常に大きい場合、例えば500mg/dL以上、好ましくは、400mg/dL以上、さらに好ましくは、300mg/dL以上である。この場合にはHbA1cの測定に関して、再検査する。なお、上述した500mg/dL等のグルコースの値(閾値)は、上述した数値に限定されるものではなく、任意に設定することができる。
また、「所定の閾値」は、当該測定システム10を利用する医療機関により個別に設定することも可能である。
第1のHbA1c測定装置30の通信手段32は、グルコース測定装置50の通信手段52及び第2のHbA1c測定装置70の通信手段72との間でデータ等を送受信可能なものである。
第1のHbA1c測定装置30のHbA1c測定手段31(第1のHbA1c測定手段)は、第1のHbA1c測定装置30において、生体試料のHbA1cを測定するためのものであり、既に説明しているようにHPLC法により、HbA1c濃度を測定するものである。
第1のHbA1c測定装置30のバーコードリーダ33は、搬送手段34aにより当該バーコードリーダ33の正面側に検体ラック150に起立保持された検体容器140が搬送されてきた場合に、当該検体容器140の側面に貼付された患者識別情報が記載されたバーコードを読み込むためのものである。
第1のHbA1c測定装置30の搬送手段34bは、既に説明しているように第1のHbA1c測定装置30の搬送方向の上流側からグルコース測定装置50へ検体ラック150を搬送させるものである。
第1のHbA1c測定装置30の入力手段35は、分析に必要なデータを入力したり、表示手段36に表示された選択項目を選択したりするために使用される部分である。入力手段35の具体例としては、キーボード、マウス、タッチパネル等が挙げられる。入力データの具体例としては、例えば、患者のID番号、分析項目、分析に必要なパラメータ等が挙げられる。
第1のHbA1c測定装置30の表示手段36は、例えば、分析に必要な選択事項や分析結果を表示するものである。表示手段36としては、液晶モニタが用いられているが、複数の7セグメントLEDを用いた簡単な表示装置でもよい。
グルコース測定装置50の制御手段60には、CPU57と、記憶手段58とが設けられ、この制御手段60には、通信手段52、グルコース測定手段51、バーコードリーダ53、搬送手段54、入力手段55、表示手段56が接続されている。
グルコース測定装置50のCPU57は、グルコース測定装置50における演算処理装置であって、上述したような指示手段120は有していない。なお、指示手段120を第1のHbA1c測定装置30の代わりにグルコース測定装置50が有するようにしてもよい。
グルコース測定装置50の記憶手段58は、参照用データとしての患者毎の過去のグルコースの測定結果を記憶しているものである。なお、記憶手段58は、前回の測定結果を記憶しているが、特にこれに限定されるものではなく、当該患者に関して過去に測定された全ての測定結果を記憶させるようにしてもよい。
グルコース測定装置50の通信手段32は、第1のHbA1c測定装置30の通信手段32及び第2のHbA1c測定装置70の通信手段72との間でデータ等を送受信可能なものである。
グルコース測定装置50のグルコース測定手段51は、生体試料のグルコースを測定するためのものであり、具体的には、グルコース濃度をグルコースオキシダーゼ固定化酵素膜と、過酸化水素電極を組み合わせた酵素電極法で測定するものである。なお、グルコース濃度は、いわゆる血糖値であって、単位はmg/dLとなる。
グルコース測定装置50の搬送手段54は、既に説明しているようにグルコース測定装置50の搬送方向の上流側から第2のHbA1c測定装置70へ検体ラック150を搬送させるものである。
グルコース測定装置50のバーコードリーダ53、入力手段55、表示手段56は、第1のHbA1c測定装置30で説明したバーコードリーダ33、入力手段35、表示手段36と同様のものである。
第2のHbA1c測定装置70の制御手段80には、CPU77と、記憶手段78とが設けられ、この制御手段80には、通信手段72、HbA1c測定手段71(第2のHbA1c測定手段)、バーコードリーダ73、搬送手段74、入力手段75、表示手段76が接続されている。
第2のHbA1c測定装置70のCPU77は、第2のHbA1c測定装置70における演算処理装置であって、上述したような指示手段120は有していないが、指示手段120を第1のHbA1c測定装置30の代わりに第2のHbA1c測定装置70が有するようにしてもよい。
第2のHbA1c測定装置70の記憶手段78、通信手段72、HbA1c測定手段71(第2のHbA1c測定手段)、バーコードリーダ73、搬送手段74、入力手段75、表示手段76は、第1のHbA1c測定装置30で説明した各手段と同様のものである。なお、第2のHbA1c測定装置70の記憶手段78は、第1のHbA1c測定装置30の記憶手段38と同様に過去のHbA1cの測定結果を記憶しているが、第1のHbA1c測定装置30の記憶手段38へ測定データを送信して記憶させることで、この第2のHbA1c測定装置70の記憶手段78には、過去の測定結果を記憶しないようにしてもよい。
図4に示すフローチャートに基づいて、本実施の形態に係る測定システム10が実行する再検査の制御処理の概要について説明する。なお、当該処理は、同一の患者の生体試料に関する処理である。
先ず、ステップ110において、第1のHbA1c測定装置30で検体ラック150の検体容器140に収容された生体試料の中のある患者の血液中のHbA1cを測定する。その後、搬送手段34により検体ラック150がグルコース測定装置50へ搬送され、グルコース測定装置50で当該患者の血液中のグルコースを測定する。そして、次のステップ111に進む。なお、HbA1cとグルコースとの測定順番は逆でもよい。
ステップ111において、ある患者のグルコース測定装置50のグルコース測定手段における測定値が所定の閾値以上であるか否かが判定される。所定の閾値以上であると判定された場合、次のステップ112に進み、所定の閾値以上でないと判定された場合、当該処理は終了する。
ステップ112において、指示手段120により第2のHbA1c測定装置70に検体容器140を搬送させてHbA1cの再検査が指示される。そして、次のステップ113に進む。
ステップ113において、第2のHbA1c測定装置70でHbA1cの測定(再検査)が実行される。そして、当該処理が終了する。
なお、前記ステップ111において、所定の閾値以上でないと判定された場合、当該患者の検体容器140は第2のHbA1c測定装置70に搬送させるが搬送するだけでHbA1cの測定は実行されない。もちろん、所定の閾値以上でないと判定された場合、第2のHbA1c測定装置70に搬送させないようにして、グルコース測定装置50の手前の左側で取り出すようにしてもよい。
上述した処理手順は、同一患者に関する処理であって、検体ラック150中に異なる患者の検体容器140が複数含まれている場合であっても、同一患者に関する処理手順は、上述した処理手順となるものである。
なお、検体ラック150中に異なる患者の検体容器140が複数含まれている場合には、各測定装置において、検体ラック150が各測定位置に搬送されると、当該測定位置で全ての検体容器140の生体試料に関してサンプリング及び測定が行われる。その結果、いずれかの検体容器140が再検査になり、他の検体容器140では再検査にならなかった場合には、検体ラック150は、再検査になった場合の搬送ルートを搬送されることになるが、各検体容器140毎にバーコードリーダ73で再検査するものと再検査しないものとが区別され、再検査する検体容器140だけHbA1cの再検査が実行されることになる。
本実施の形態では、上述したような構成を有することにより、以下に示すような作用及び効果を奏する。
本実施の形態では、ある患者のグルコース測定手段51における測定値が所定の閾値以上である場合は、搬送手段94(34、54、74)により検体容器140が第2のHbA1c測定装置70に搬送させられ、指示手段120により第2のHbA1c測定装置70による当該患者の生体試料のHbA1cの再検査が指示される。そして、当該指示に基づいて、第2のHbA1c測定装置70によりHbA1cの再検査が実行される。
例えば、2台のHbA1c測定装置を個別に作動させてその都度、測定結果に基づいて、医師又は検査担当者等が判断するようなものと本実施の形態とを比較した場合、本実施の形態では、医師又は検査担当者等の判断をその都度介さずとも2台のHbA1c測定装置を連携させることが可能となり、HbA1cの再検査を一律に短時間で処理することが可能となる。
すなわち、本実施の形態によれば、ある患者のグルコース測定手段51における測定値が所定の閾値以上である場合は、搬送手段94を用いて検体容器140を第2のHbA1c測定装置70に搬送させ、指示手段120が第2のHbA1c測定装置70による当該患者の生体試料のHbA1cの再検査を指示している。測定結果を医師又は検査担当者がその都度判断していないため、人為的な判断ミス等の影響を受けることなく、一律に精度良く、大量に処理することが可能となる。
上述したように、測定結果に基づいて、同一患者の生体試料の搬送、再検査の指示、実行までを一連の処理として実行可能としていることで、HbA1cの測定作業を効率的に実行することができ、HbA1cの再検査の判定を簡易且つ確実に実行することができる。
本実施の形態では、第1のHbA1c測定装置30及び第2のHbA1c測定装置70間で測定結果を送受信可能な通信手段92(32、52、72)が設けられ、記憶手段38及び指示手段120は、第1のHbA1c測定装置30に設けられていることで、これらを管理するための専用のホストコンピュータ20を別途設けることなく、複数の測定装置を1つのシステムとして作動及び管理することができる。
なお、記憶手段98及び指示手段120を第1のHbA1c測定装置30ではなく、グルコース測定装置50に設けてもよく、また、第2のHbA1c測定装置70に設けてもよい。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について、図5、図6を用いて説明する。
上述した第1の実施の形態では、指示手段120を第1のHbA1c測定装置30に備えたが、本実施の形態に係る測定システム10では、第1のHbA1c測定装置30、第2のHbA1c測定装置70及びグルコース測定装置50が接続されるホストコンピュータ20を設け、当該ホストコンピュータ20に記憶手段98、指示手段120を備えた点で異なる。
なお、上述した第1の実施の形態と異なる部分を中心に説明し、重複する部分については説明を簡略又は省略する。
図5示すように、ホストコンピュータ20と、第1のHbA1c測定装置30と、第2のHbA1c測定装置70と、グルコース測定装置50との間には、相互に通信可能に接続されており、測定結果や、測定状況のデータが送受信可能に形成されている。
なお、本実施の形態でも、参考データとして使用するために、ホストコンピュータ20の後述する記憶手段110には、本実施の形態に係る測定システム10が設けられている医療機関において測定する患者の患者識別情報(患者ID:P1〜Pn)と、当該患者の前回のHbA1cの測定値(H1〜Hn)及び前回のグルコースの測定値(G1〜Gn)が記憶されている。
なお、HbA1cのデータは、第1のHbA1c測定装置30及び第2のHbA1c測定装置70にも参考データとして記憶されている。
また、グルコース測定装置50においても、参考データとしてグルコースに関するデータは記憶されている。
図6に示すように、第1のHbA1c測定装置30と、第2のHbA1c測定装置70と、グルコース測定装置50とは、各装置が設置されている医療機関内に構築された医療機関内情報通信網(LAN)やインターネット等の回線を通じて、ホストコンピュータ20に接続される。
そして、ホストコンピュータ20は、指示手段120、記憶手段110を備える。
なお、指示手段120を全てホストコンピュータ20が備えるようにしたが、これに限定されず、指示手段120の一部をホストコンピュータ20が備え、残りを第1のHbA1c測定装置30等が備えるようにしてもよい。
本実施の形態によれば、第1のHbA1c測定装置30、第2のHbA1c測定装置70、グルコース測定装置50をホストコンピュータ20に接続し、これらの測定装置からホストコンピュータ20へ測定結果が送信されると共に、記憶手段110及び指示手段120を有するホストコンピュータ20を設けたことで、ホストコンピュータ20により、これらの測定装置の測定結果を記憶し、纏めて管理することが可能となる。
その他の構成や作用及び効果は、第1の実施の形態で略同様であるため説明を省略する。
10 測定システム 20 ホストコンピュータ
30 第1のHbA1c測定装置 31 第1のHbA1c測定手段
32 通信手段 33 バーコードリーダ
34(34a,34b) 搬送手段 35 入力手段
36 表示手段 37 CPU
38 記憶手段 40 制御手段
42 接続部材 50 グルコース測定装置
51 グルコース測定手段 52 通信手段
53 バーコードリーダ 54(54a,54b) 搬送手段
55 入力手段 56 表示手段
57 CPU 58 記憶手段
60 制御手段 62 接続部材
70 第2のHbA1c測定装置 71 第2のHbA1c測定手段
72 通信手段 73 バーコードリーダ
74 搬送手段 75 入力手段
76 表示手段 77 CPU
78 記憶手段 80 制御手段
92 通信手段 94 搬送手段
98 記憶手段 110 記憶手段
120 指示手段 140 検体容器
150 検体ラック

Claims (5)

  1. 検体容器に収容された生体試料のHbA1cを測定する第1のHbA1c測定装置及び第2のHbA1c測定装置と、前記検体容器に収容された前記生体試料のグルコースを測定するグルコース測定装置とを備えた測定システムであって、
    前記第1のHbA1c測定装置、前記第2のHbA1c測定装置及び前記グルコース測定装置の間で前記検体容器を搬送させる搬送手段と、
    前記第1のHbA1c測定装置により、前記生体試料のHbA1cを測定する第1のHbA1c測定手段と、
    前記グルコース測定装置により、前記生体試料のグルコースを測定するグルコース測定手段と、
    ある患者の前記グルコース測定手段における測定値が所定の閾値以上である場合は、前記搬送手段を用いて前記第2のHbA1c測定装置に前記検体容器を搬送させて前記第2のHbA1c測定装置による前記生体試料のHbA1cの再検査を指示する指示手段と、
    前記指示手段の前記指示に基づいて、当該患者の前記生体試料のHbA1cを前記第2のHbA1c測定装置で測定する第2のHbA1c測定手段と、を含む測定システム。
  2. 前記第1のHbA1c測定装置及び前記第2のHbA1c測定装置間で測定値のデータを送受信可能な通信手段が設けられ、
    前記指示手段は、前記第1のHbA1c測定装置及び前記第2のHbA1c測定装置のいずれかに設けられることを特徴とする請求項1に記載の測定システム。
  3. 前記第1のHbA1c測定装置及び前記第2のHbA1c測定装置が接続されるホストコンピュータを備え、
    前記第1のHbA1c測定装置及び前記第2のHbA1c測定装置から前記ホストコンピュータへ測定値のデータを送信可能であり、
    前記指示手段は、前記ホストコンピュータに設けられることを特徴とする請求項1に記載の測定システム。
  4. 検体容器に収容された生体試料のHbA1cを測定する第1のHbA1c測定装置及び第2のHbA1c測定装置と、前記検体容器に収容された前記生体試料のグルコースを測定するグルコース測定装置とを備えた測定方法であって、
    前記第1のHbA1c測定装置により、ある患者の前記生体試料のHbA1cを測定する第1のHbA1c測定工程と、
    前記グルコース測定装置により、当該患者の前記生体試料のグルコースを測定するグルコース測定工程と、
    前記グルコース測定工程の測定値が所定の閾値以上である場合は、前記検体容器を搬送させる搬送手段を用いて前記第2のHbA1c測定装置に前記検体容器を搬送させて前記第2のHbA1c測定装置による当該患者の当該生体試料の再検査を指示する指示工程と、
    前記指示に基づいて、当該患者の前記生体試料のHbA1cを前記第2のHbA1c測定装置で測定する第2のHbA1c測定工程と、を含む測定方法。
  5. 検体容器に収容された生体試料のHbA1cを測定する第1のHbA1c測定手段及び第2のHbA1c測定手段と、
    前記検体容器に収容された前記生体試料のグルコースを測定するグルコース測定手段と、
    前記第1のHbA1c測定手段、前記第2のHbA1c測定手段及び前記グルコース測定手段の間で前記生体試料を搬送させる搬送手段と、
    ある患者の前記グルコース測定手段における測定値が所定の閾値以上である場合は、前記搬送手段を用いて前記第2のHbA1c測定手段に前記検体容器を搬送させて前記第2のHbA1c測定手段による当該患者の前記生体試料のHbA1cの再検査を指示する指示手段と、を含む測定装置。
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