JP5054701B2 - 異常特定方法および分析装置 - Google Patents

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Description

この発明は、光学的測定をもとに検体を分析する分析装置の異常の特定に関する。
自動分析装置は、多数の検体に対する分析処理を同時に行い、さらに、多成分を迅速に、かつ、高精度に分析できるため、免疫検査、生化学検査、輸血検査などさまざまな分野での検査に用いられている。たとえば、免疫検査を行う分析装置は、反応容器内で検体と試薬とを反応させる反応機構、反応容器内の未反応物質を除去する機構、各試薬と検体とが反応して生成される免疫複合体から生じる発光を検出する検出機構をそれぞれ複数のターンテーブル上に配置し、さらに検体、試薬および反応液を各機構に分注または移送する複数の分注移送機構を備え、様々な分析内容の免疫検査を行っている(たとえば特許文献1参照)。
特開2003−83988号公報
ところで、従来においては、既知の分析結果を有する標準検体に対し、実際に通常の検体と同様の一連の分析処理を行って得られた分析結果が既知の分析結果と一致するか否かをもとに、分析装置に異常があるかいなかを検証していた。言い換えると、従来においては、分析装置の操作者は、標準検体を実際に分析して得られた分析結果が既知の分析結果と一致する場合には、分析装置は異常なく正常に動作し、標準検体を実際に分析して得られた分析結果が既知の分析結果と一致しない場合には、分析装置に異常があると判断していた。
しかしながら、従来の標準検体を用いる方法においては、操作者は、分析装置に異常があることは認識できるものの、分析装置のいずれの処理およびいずれの機構において異常が発生しているかを正確に特定することは困難であった。特に、免疫検査を行う分析装置は、反応時間、使用する試薬、使用する機構、機構の使用タイミングなどがそれぞれ異なる様々な内容の分析処理を行うために複雑な装置構成を有しており、異常を正確に特定することはたいへん困難であった。また、従来では、分注移送機構における分注精度に関しては、所定の吸光度特性を有する試薬を反応容器内に実際に分注し、比色法を用いた測定結果をもとに検証していた。しかしながら、免疫検査を行う分析装置は比色測定部を持たないため、分注精度を検証するには、操作者は、分析装置とは別個に分光光度計を使用して比色測定を行うという煩雑な処理を行う必要があった。
本発明は、上述した従来技術の欠点に鑑みてなされたものであり、正確かつ簡易に分析装置の異常を特定することができる異常特定方法、分析装置および試薬を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明にかかる異常特定方法は、光学的特性をもとに検体を分析する分析装置の異常を特定する異常特定方法において、前記検体に対する分析処理のうち異常を検証すべき分析処理以外の所定の分析処理を削除して、前記異常を検証すべき分析処理と、異常特定対象物または所定の試薬と所定の反応物質との反応処理とを経て得られた測定結果をもとに前記分析装置の異常を特定することを特徴とする。
また、この発明にかかる異常特定方法は、液体注入機構を用いて所定量の前記異常特定対象物または所定量の前記試薬を反応容器内に注入する第1の注入ステップと、前記異常特定対象物または前記試薬と反応することによって前記異常特定対象物または前記試薬に所定の光学的特性を発揮させる前記反応物質を前記反応容器内に注入する第2の注入ステップと、前記反応容器内の反応液に対して光学的測定を行う測定ステップと、前記測定ステップにおける測定結果が前記分析装置の正常時に予め求められた測定結果に基づく許容範囲を満たさない場合、前記異常特定対象物または前記液体注入機構に異常があると特定する特定ステップと、を含むことを特徴とする。
また、この発明にかかる異常特定方法は、前記第1の注入ステップは、変性時に前記反応物質と反応して異常発光する液体である前記異常特定対象物を注入し、前記測定ステップは、前記第2の注入ステップにおいて注入された前記反応物質と反応した前記異常特定対象物の異常発光を検出し、前記特定ステップは、前記測定ステップにおいて異常発光が検出された場合に前記異常特定対象物が変性したと特定することを特徴とする。
また、この発明にかかる異常特定方法は、第1の注入ステップは、前記反応物質と反応して発光する前記試薬を注入し、前記測定ステップは、前記第2の注入ステップにおいて注入された前記反応物質と反応した前記試薬が発する発光量を測定し、前記特定ステップは、前記測定ステップにおいて測定された発光量が前記許容範囲を満たさない場合、前記液体注入機構に異常があると特定することを特徴とする。
また、この発明にかかる異常特定方法は、前記特定ステップは、前記第1の注入ステップ、前記第2の注入ステップおよび前記測定ステップを複数回繰り返すことによって得られた前記発光量の平均値およびばらつき値をもとに前記液体注入機構における異常内容を特定することを特徴とする。
また、この発明にかかる分析装置は、光学的特性をもとに検体を分析する分析装置において、前記検体に対する分析処理のうち異常を検証すべき分析処理以外の所定の分析処理を削除して、前記異常を検証すべき分析処理と、異常特定対象物または所定の試薬と所定の反応物質との反応処理とを経て得られた測定結果をもとに当該分析装置の異常を特定することを特徴とする。
また、この発明にかかる分析装置は、所定量の前記異常特定対象物または所定量の前記試薬を反応容器内に注入する第1の注入手段と、前記異常特定対象物または前記試薬と反応することによって前記異常特定対象物または前記試薬に所定の光学的特性を発揮させる前記反応物質を前記反応容器内に注入する第2の注入手段と、前記反応容器内の反応液に対して光学的測定を行う測定手段と、前記測定手段による測定結果が前記分析装置の正常時に予め求められた測定結果に基づく許容範囲を満たさない場合、前記異常特定対象物または前記液体注入機構に異常があると特定する特定手段と、を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる分析装置は、前記第1の注入手段は、変性時に前記反応物質と反応して異常発光する液体である前記異常特定対象物を注入し、前記測定手段は、前記第2の注入手段によって注入された前記反応物質と反応した前記異常特定対象物の異常発光を検出し、前記特定手段は、前記測定手段によって異常発光が検出された場合に前記異常特定対象物が変性したと特定することを特徴とする。
また、この発明にかかる分析装置は、前記第1の注入手段は、前記反応物質と反応して発光する前記試薬を注入し、前記測定手段は、前記第2の注入手段によって注入された前記反応物質と反応した前記試薬が発する発光量を測定し、前記特定手段は、前記測定手段によって測定された発光量が前記許容範囲を満たさない場合、前記第1の注入手段に異常があると特定することを特徴とする。
また、この発明にかかる分析装置は、前記特定手段は、前記第1の注入手段、前記第2の注入手段および前記測定手段による各処理を複数回繰り返すことによって得られた前記発光量の平均値およびばらつき値をもとに前記第1の注入手段における異常内容を特定することを特徴とする。
本発明によれば、検体に対する分析処理のうち異常を検証すべき分析処理以外の所定の分析処理を削除して、異常を検証すべき分析処理と、異常特定対象物または所定の試薬と所定の反応物質との反応処理とを経て得られた測定結果をもとに分析装置の異常を特定するため、正確かつ簡易に分析装置の異常を特定することができる。
図1は、実施例にかかる分析装置の構成を示す模式図である。 図2は、図1に示す分析装置における異常特定処理の処理手順を示すフローチャートである。 図3は、図2に示す異常特定用測定処理の処理手順を示す図である。 図4は、図3に示す通常分析を説明する図である。 図5は、図3に示す異常特定用測定処理1を説明する図である。 図6は、図2に示す異常特定処理において使用されるテーブルを例示する図である。 図7は、図2に示す異常特定用測定処理の他の例を説明する図である。 図8は、図7に示す異常特定用測定2Aを説明する図である。 図9は、図7に示す異常特定用測定2Bを説明する図である。 図10は、図2に示す異常特定用測定処理の他の例を説明する図である。 図11は、図10に示す異常特定用測定3を説明する図である。 図12は、図2に示す異常特定用測定処理の他の例を説明する図である。 図13は、図12に示す異常特定用測定4Aを説明する図である。 図14は、図12に示す異常特定用測定4Bを説明する図である。 図15は、図1に示す分析装置の他の構成を示す模式図である。 図16は、図15に示す分析装置において行われる分析処理を説明する図である。 図17は、図16に示す分析処理に対する異常特定用測定処理を説明する図である。 図18は、図16に示す分析処理に対する異常特定用測定処理を説明する図である。 図19は、図15に示す分析装置において行われる分析処理の他の例を説明する図である。 図20は、図19に示す分析処理に対する異常特定用測定処理を説明する図である。 図21は、図19に示す分析処理に対する異常特定用測定処理を説明する図である。
符号の説明
1,201 分析装置
2,202 測定機構
4,204 制御機構
20,20a キュベット
21,212 検体移送部
21a 検体容器
21b 検体ラック
22 チップ格納部
23,214 検体分注移送機構
24 免疫反応テーブル
24a 外周ライン
24b 中周ライン
24c 内周ライン
25 BFテーブル
26,211 第1試薬格納部
27,215 第2試薬格納部
28,212 第1試薬分注移送機構
29,216 第2試薬分注移送機構
30 酵素反応テーブル
31,218 測光機構
32 第1キュベット移送機構
33 第2キュベット移送機構
41,241 制御部
42,242 処理制御部
43 入力部
44,244 分析部
45 特定部
46 記憶部
47 出力部
48 送受信部
210 反応テーブル
217 攪拌機構
以下、図面を参照して、この発明の実施例である分析装置について、生化学検査、輸血検査などの各分野のうち、磁性粒子を固相担体として用いて被検血液の抗原抗体反応などの免疫検査を行う分析装置を例に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付している。
まず、実施例について説明する。検体に対する分析処理のうち、希釈液などとして使用される水や基質液の変性、分注移送機構における異常の有無を特定する場合について説明する。また、実施例においては、異常特定用の所定の試薬を用いて、簡易かつ正確に水や基質液の変性、分注移送機構における異常の有無を特定する。図1は、本実施例にかかる分析装置の構成を示す模式図である。図1に示すように、実施例にかかる分析装置1は、検体と試薬との間の反応によって生じた発光を測定する測定機構2と、測定機構2を含む分析装置1全体の制御を行うとともに測定機構2における測定結果の分析を行う制御機構4とを備える。分析装置1は、これらの二つの機構が連携することによって複数の検体の免疫学的な分析を自動的に行う。
測定機構2は、大別して検体移送部21、チップ格納部22、検体分注移送機構23、免疫反応テーブル24、BFテーブル25、第1試薬格納部26、第2試薬格納部27、第1試薬分注移送機構28、第2試薬分注移送機構29、酵素反応テーブル30、測光機構31、第1キュベット移送機構32および第2キュベット移送機構33を備える。測定機構2の各構成部位は、所定の動作処理を行う単数または複数のユニットを備える。また、制御機構4は、制御部41、入力部43、分析部44、特定部45、記憶部46、出力部47および送受信部48を備える。測定機構2および制御機構4が備えるこれらの各部は、制御部41に電気的に接続されている。
まず、測定機構2について説明する。検体移送部21は、検体を収容した複数の検体容器21aを保持し、図中の矢印方向に順次移送される複数の検体ラック21bを備える。検体容器21aに収容された検体は、検体の提供者から採取した血液または尿などである。
チップ格納部22は、複数のチップを整列したチップケースを設置しており、このケースからチップを供給される。このチップは、感染症項目測定時のキャリーオーバー防止のため、検体分注移送機構23のノズル先端に装着され、検体分注ごとに交換されるディスポーザブルのサンプルチップである。
検体分注移送機構23は、検体の吸引および吐出を行うプローブが先端部に取り付けられ鉛直方向への昇降および自身の基端部を通過する鉛直線を中心軸とする回転を自在に行うアームを備える。検体分注移送機構23は、検体移送部21によって所定位置に移動された検体容器21a内の検体をプローブによって吸引し、アームを旋回させ、BFテーブル25によって所定位置に搬送されたキュベットに分注して検体を所定タイミングでBFテーブル25上のキュベット内に移送する。
免疫反応テーブル24は、それぞれ配置されたキュベット内で検体と分析項目に対応する所定の試薬とを反応させるための反応ラインを有する。免疫反応テーブル24は、免疫反応テーブル24の中心を通る鉛直線を回転軸として反応ラインごとに回動自在であり、免疫反応テーブル24に配置されたキュベットを所定タイミングで所定位置に移送する。免疫反応テーブル24においては、図1に示すように、前処理、前希釈用の外周ライン24a、検体と固相担体試薬との免疫反応用の中周ライン24bおよび検体と標識試薬との免疫反応用の内周ライン24cを有する3重の反応ライン構造を形成してもよい。
BFテーブル25は、所定の洗浄液を吸引吐出して検体または試薬における未反応物質を分離するBF(bound−free)分離を実施するBF洗浄処理を行う。BFテーブル25は、BFテーブル25の中心を通る鉛直線を回転軸として反応ラインごとに回動自在であり、BFテーブル25に配置されたキュベットを所定タイミングで所定位置に移送する。BFテーブル25は、BF分離に必要な磁性粒子担体を集磁する集磁機構とBF分離を実施するBF洗浄ノズルと集磁された担体を分散させる攪拌機構を有する。
第1試薬格納部26は、BFテーブル25に配置されたキュベット内に分注される第1試薬が収容された試薬容器を複数収納できる。第2試薬格納部27は、BFテーブル25に配置されたキュベット内に分注される第2試薬が収容された試薬容器を複数収納できる。第1試薬格納部26および第2試薬格納部27は、図示しない駆動機構が駆動することによって、時計回りまたは反時計回りに回動自在であり、所望の試薬容器を第1試薬分注移送機構28または第2試薬分注移送機構29による試薬吸引位置まで移送する。
第1試薬分注移送機構28は、第1試薬の吸引および吐出を行うプローブが先端部に取り付けられ鉛直方向への昇降および自身の基端部を通過する鉛直線を中心軸とする回転を自在に行うアームを備える。第1試薬分注移送機構28は、第1試薬格納部26によって所定位置に移動された試薬容器内の試薬をプローブによって吸引し、アームを旋回させ、BFテーブル25によって所定位置に搬送されたキュベットに分注する。
第2試薬分注移送機構29は、第1試薬分注移送機構28と同様の構成を有し、第2試薬格納部27によって所定位置に移動された試薬容器内の試薬をプローブによって吸引し、アームを旋回させ、BFテーブル25によって所定位置に搬送されたキュベットに分注する。
酵素反応テーブル30は、基質液が注入されたキュベット内において光を発生させる酵素反応を行うための反応ラインである。測光機構31は、キュベット内の反応液から発する発光を測定する。測光機構31は、たとえば、化学発光で生じた微弱な発光を検出する光電子倍増管を備えて、発光量を測定する。また、測光機構31は、光学フィルターを保持し、発光強度に応じて光学フィルターにより減光された測定値によって真の発光強度を算出する。
第1キュベット移送機構32は、鉛直方向への昇降および自身の基端部を通過する鉛直線を中心軸とする回転を自在に行い、液体を収容したキュベットを所定タイミングで、免疫反応テーブル24、BFテーブル25、酵素反応テーブル30、図示しないキュベット供給部および図示しないキュベット廃棄部の所定位置に移送するアームを備える。また、第2キュベット移送機構33は、鉛直方向への昇降および自身の基端部を通過する鉛直線を中心軸とする回転を自在に行い、液体を収容したキュベットを所定タイミングで、酵素反応テーブル30、測光機構31、図示しないキュベット廃棄部の所定位置に移送するアームを備える。
つぎに、制御機構4について説明する。制御機構4は、一または複数のコンピュータシステムを用いて実現され、測定機構2に接続する。制御機構4は、分析装置1の各処理にかかわる各種プログラムを用いて、測定機構2の動作処理の制御を行うとともに測定機構2における測定結果の分析を行う。
制御部41は、制御機能を有するCPU等を用いて構成され、分析装置1の各構成部位の処理および動作を制御する。制御部41は、これらの各構成部位に入出力される情報について所定の入出力制御を行い、かつ、この情報に対して所定の情報処理を行う。制御部41は、記憶部46が記憶するプログラムをメモリから読み出すことにより分析装置1の制御を実行する。制御部41は、処理制御部42を有する。
ここで、分析装置1は、検体に対して通常行われる分析処理のうち、異常を検証すべき分析処理以外の分析処理を削除して、異常を検証すべき分析処理と水、基質液または所定の試薬と所定の反応物質との反応処理を経て得られた測定結果をもとに、分析装置の異常を特定する。処理制御部42は、異常特定処理を行うために、分析対象である検体に対して行われる一連の分析処理のうち、異常を検証すべき分析処理以外の所定の分析処理を削除して、異常を検証すべき分析処理と水、基質液または所定の試薬と所定の反応物質との反応処理とを行うよう各機構を制御する。
入力部43は、種々の情報を入力するためのキーボード、出力部47を構成するディスプレイの表示画面上における任意の位置を指定するためのマウス等を用いて構成され、検体の分析に必要な諸情報や分析動作の指示情報等を外部から取得する。入力部43は、分析装置のいずれに対して異常を検証するかを指示する指示情報を入力する。分析部44は、測定機構2から取得した測定結果に基づいて検体に対する分析処理等を行う。
特定部45は、検体に対する分析処理に関し、分析処理に使用される液体の変性の有無を特定する。また、特定部45は、分注移送機構における異常の有無を特定する。特定部45は、異常を検証すべき分析処理と水、基質液または所定の試薬と所定の反応物質との反応処理を経て得られた測定結果が、分析装置の正常時に予め求められた測定結果に基づく許容範囲を満たさない場合に、分析処理に使用される液体が変性し、または、分注移送機構における異常があると特定する。
記憶部46は、情報を磁気的に記憶するハードディスクと、分析装置1が処理を実行する際にその処理にかかわる各種プログラムをハードディスクからロードして電気的に記憶するメモリとを用いて構成され、検体の分析結果等を含む諸情報を記憶する。記憶部46は、CD−ROM、DVD−ROM、PCカード等の記憶媒体に記憶された情報を読み取ることができる補助記憶装置を備えてもよい。
出力部47は、ディスプレイ、プリンタ、スピーカー等を用いて構成され、処理制御部42の制御のもと、分析に関する諸情報を出力する。送受信部48は、図示しない通信ネットワークを介して所定の形式にしたがった情報の送受信を行うインターフェースとしての機能を有する。
つぎに、図2を参照して、分析装置1による異常特定処理の処理手順について説明する。図2に示すように、入力部43は、操作者による操作のもと、分析装置のいずれに対して異常を検証するかを指示する指示情報を制御部41に入力し、処理制御部42は、入力部43から入力された指示情報をもとに異常検証対象に対応した異常特定用測定を測定機構2の各機構に対して指示する(ステップS2)。そして、測定機構2の各機構は、処理制御部42の制御のもと、指示された異常特定用測定を行い(ステップS4)、特定部45は、異常特定用測定処理において取得された測定結果が各異常特定用測定処理に対応する許容範囲を満たすか否かをもとに分析装置1の異常を特定する異常特定処理を行う(ステップS6)。ここで、異常特定用測定処理として、基質液の変性を特定するための異常特定用測定1、水の変性を特定するための異常特定用測定2A、水を使用し希釈された洗浄液の変性を特定するための異常特定用測定2B、検体分注移送機構23の異常を特定するための異常特定用測定3、第1試薬分注移送機構28の異常を特定するための異常特定用測定4A、第2試薬分注移送機構29の異常を特定するための異常特定用測定4Bが設定されている。
つぎに、図3〜図5を参照して、各異常特定用測定のうち基質液の変性を特定するための異常特定用測定1について説明する。図3は、異常特定用測定1の処理手順を示す図である。この図3においては、異常特定用測定1とともに検体に対して通常行われる通常分析についても示している。図4は、図3に示す通常分析を説明する図である。
まず、通常分析において説明する。通常分析は、図3および図4(1)に示すように、図1に図示しないキュベット供給部より、BFテーブル25の所定位置に第1キュベット移送機構32によってキュベット20が移送され、このキュベット20内に磁性粒子61を含む第1試薬が第1試薬分注移送機構28によって分注される第1試薬分注処理が行われる(ステップS11)。その後、図4(2)に示すように、検体移送部21によって所定位置に移送された検体容器21a内から、チップ格納部22から供給されたチップを装着した検体分注移送機構23によって、BFテーブル25上のキュベット20内に検体62が分注される検体分注処理が行われる(ステップS12)。そして、キュベット20は、BFテーブル25の攪拌機構によって攪拌された後、第1キュベット移送機構32によって、免疫反応テーブル24の中周ライン24bに移送される。この場合、一定の反応時間経過によって、検体中の抗原と磁性粒子61とが結合した磁性粒子担体が生成する。
そして、キュベット20は第1キュベット移送機構32によってBFテーブル25に移送され、図4(3)に示すように、BFテーブル25の集磁機構25aによる磁性粒子担体集磁およびBF洗浄ノズル25cによるBF分離が実施される1回目の第1BF洗浄処理が行われる(ステップS13)。この結果、図4(3)に示すように、キュベット20内の未反応物質63が除去される。
そして、図4(4)に示すように、BF分離後のキュベット20内に第2試薬である標識抗体65を含む標識試薬が第2試薬として第2試薬分注移送機構29によって分注され、攪拌機構によって攪拌される第2試薬分注処理が行われる(ステップS14)。この結果、磁性粒子担体と標識抗体65とが結合した免疫複合体67が生成される。その後、このキュベット20は、第1キュベット移送機構32によって免疫反応テーブル24の内周ライン24cに移送され、一定の反応時間が経過した後、BFテーブル25に移送される。
そして、図4(5)に示すように、キュベット20に対して、集磁機構25bによる磁性粒子担体集磁およびBF洗浄ノズル25dによるBF分離が実施される2回目の第2BF洗浄処理が行われる(ステップS15)。この結果、図4(5)に示すように、磁性粒子担体と結合していない標識抗体65がキュベット20から除去される。
そして、キュベット20には、酵素66を含む基質液が分注され再度攪拌される基質注入処理が行われる(ステップS16)。つぎに、キュベット20は、第1キュベット移送機構32によって酵素反応テーブル30に移送され、酵素反応に必要な一定の反応時間が経過した後、第2キュベット移送機構33によって測光機構31に移送される。酵素反応を経て酵素66と免疫複合体67とが結合することによって、免疫複合体67から光Lが発せられる。このため、測光機構31によってキュベットから発せられる光Lが測定される測定処理が行われる(ステップS17)。通常分析においては、分析対象の抗原が検体中に含まれる量を検出するために、抗原と磁性粒子を結合させた後、さらに標識抗体と磁性粒子担体とを結合させて免疫複合体を生成し、この免疫複合体を酵素と反応させることによって光を発生させ、この発生した光量を測定する。そして、分析部44は、測定された光量に応じて抗原量を求めている。
このように、検体に対して行われる通常の分析処理においては、第1試薬分注処理(ステップS11)、検体分注処理(ステップS12)、第1BF洗浄処理(ステップS13)、第2試薬分注処理(ステップS14)、第2BF洗浄処理(ステップS15)、基質注入処理(ステップS16)および測定処理(ステップS17)が行われる。
つぎに、図3および図5を参照して、異常特定用測定1について説明する。図6は、図3に示す異常特定用測定1を説明する図である。異常特定用測定1においては、通常分析における第1試薬分注処理、検体分注処理、第1BF洗浄処理、第2試薬分注処理および第2BF洗浄処理を削除して、図3および図5(6)に示すように、基質液自体の変性の有無を特定するために、空のキュベット20に酵素66を含む基質液を注入する基質注入処理を行い(ステップS16)、図5(7)に示すように、基質液からの発光を測定する測定処理を行う(ステップS17)。
つぎに、異常特定用測定1を行った場合の異常特定処理について説明する。特定部45は、予め設定された許容範囲として、記憶部46内に記憶された図5に例示するテーブルT1を参照して異常特定処理を行う。このテーブルT1には分析装置の正常時に予め求められた各異常特定用測定における測定結果に基づいて設定された許容範囲をもとに、各異常特定用測定の測定結果に対して特定できる異常内容が示されている。
ここで、基質液が正常であれば基質液単体では自然崩壊光量以上の光を発することはない。しかしながら、基質液が劣化した場合や、基質液が収容された容器内に外部汚染物が混入した場合には、基質液は、自然崩壊光量以上の光を発し、異常発光する。このため、特定部45は、テーブルT1における異常特定用測定1に対応する欄R1に示すように、異常特定用測定処理1における測定結果において、異常発光が検出されない場合には、基質注入処理において使用される基質液に異常は無いと判断する。一方、特定部45は、異常特定用測定処理1における測定結果において、自然崩壊光量以上の異常発光が検出された場合には、基質注入処理において使用される基質液の変性または測光機構31における測光異常があると判断する。
つぎに、図7〜図9を参照して、各異常特定用測定のうち、試薬などの希釈液などとして使用される水自体の変性を特定するための異常特定用測定2Aおよび水を使用し希釈されたBF洗浄処理用の洗浄液の変性を特定するための異常特定用測定2Bについて説明する。図7は、異常特定用測定2A,2Bの処理手順を示す図である。この図7においては、異常特定用測定2A,2Bとともに検体に対して通常行われる通常分析についても示している。図8は、図7に示す異常特定用測定2Aを説明する図であり、図9は、図7に示す異常特定用測定2Bを説明する図である。
まず、異常特定用測定2Aについて説明する。異常特定用測定2Aにおいては、図7および図8(1)に示すように、水自体の変性の有無を特定するために、通常分析における第1試薬分注処理に代えて、異常特定対象である水を空のキュベット20に注入する水注入処理を行う(ステップS21A)。そして、異常特定用測定2Aにおいては、通常分析における検体分注処理、第1BF洗浄処理、第2試薬分注処理および第2BF洗浄処理を削除して、図8(6)に示すように、通常分析と同様に反応物質である酵素66を含む基質液を注入する基質注入処理を行い(ステップS16)、図8(7)に示すように、キュベット20内の液体からの発光を測定する測定処理を行う(ステップS17)。
つぎに、異常特定用測定2Aを行った場合の異常特定処理について説明する。ここで、水自体が正常であれば、水に基質液が注入された場合であっても自然崩壊光量以上の光を発することはない。しかしながら、水が変性した場合には、基質液内の酵素と反応し自然崩壊光量以上の光を発する。具体的には、水が収容された容器内におけるバクテリアの繁殖や外部汚染物の混入によって水が変性した場合には、水は、これらのバクテリアまたは外部汚染物と基質液内の酵素とが反応し、自然崩壊光量以上の光を発し異常発光する。このため、特定部45は、図6のテーブルT1における異常特定用測定2Aに対応する欄R21に示すように、異常特定用測定処理2Aにおける測定結果において、自然崩壊光量以上の異常発光が検出されない場合には、分析装置1において使用される水に異常は無いと判断する。一方、特定部45は、異常特定用測定処理2Aにおける測定結果において、自然崩壊光量以上の異常発光が検出された場合には、分析装置1において使用される水が変性したと判断する。
つぎに、異常特定用測定2Bについて説明する。異常特定用測定2Bにおいては、図7および図9(5)に示すように、BF洗浄処理において使用される洗浄液の変性の有無を特定するために、通常分析における第1試薬分注処理、検体分注処理、第1BF洗浄処理および第2試薬分注処理を削除して、通常分析における第2BF洗浄処理に代えて、異常特定対象である洗浄液を空のキュベット20に注入するBF洗浄液注入処理を行う(ステップS25B)。そして、異常特定用測定2Bにおいては、図9(6)に示すように、通常分析と同様に反応物質である酵素66を含む基質液を注入する基質注入処理を行い(ステップS16)、図9(7)に示すように、キュベット20内の液体からの発光を測定する測定処理を行う(ステップS17)。
つぎに、異常特定用測定2Bを行った場合の異常特定処理について説明する。ここで、洗浄液に使用される水が正常であれば、洗浄液に基質液が注入された場合であっても自然崩壊光量以上の光を発することはない。しかしながら、洗浄液に使用される水がバクテリアの繁殖や外部汚染物の混入によって変性した場合には、水は、基質液内の酵素と反応し自然崩壊光量以上の光を発し、異常発光する。このため、特定部45は、図6のテーブルT1における異常特定用測定2Bに対応する欄R22に示すように、異常特定用測定処理2Bにおける測定結果において、自然崩壊光量以上の異常発光が検出されない場合には、BF洗浄処理において使用される洗浄液に異常は無いと判断する。一方、特定部45は、異常特定用測定処理2Bにおける測定結果において、自然崩壊光量以上の異常発光が検出された場合には、BF洗浄処理において使用される洗浄液が変性したと判断する。
つぎに、図10および図11を参照して、各異常特定用測定のうち、検体を分注する検体分注移送機構の異常を特定するための異常特定用測定3について説明する。異常特定用測定3においては、基質液内の酵素66と反応して発光する標識抗体65aが所定量含まれた特定用試薬を用いる。図10は、異常特定用測定3の処理手順を示す図である。この図10においては、異常特定用測定3とともに検体に対して通常行われる通常分析についても示している。図11は、図10に示す異常特定用測定3を説明する図である。
異常特定用測定3においては、図10および図11(1)に示すように、攪拌機構でのキュベット20内の液体量不足による液体飛散を防止するために、所定量の希釈液を注入する希釈液注入処理を行う(ステップS31)。そして、異常特定用測定3においては、通常分析における検体分注処理に代えて、検体分注移送機構23におけるプローブ23aを用いて、標識抗体65aを含む所定量の特定試薬をキュベット20内に分注する特定試薬分注処理を行う(ステップS32)。そして、異常特定用測定3においては、通常分析における第1BF洗浄処理、第2試薬分注処理および第2BF洗浄処理を削除して、図11(6)に示すように、反応物質である酵素66を含む基質液を注入する基質注入処理を行い(ステップS16)、図11(7)に示すように、標識抗体65aと酵素66とが反応した反応体67aが発する発光量を測定する測定処理を行う(ステップS17)。
つぎに、異常特定用測定3を行った場合の異常特定処理について説明する。異常特定処理においては、特定部45は、異常特定用測定3を複数回繰り返すことによって、すなわち異常特定用測定3における希釈液注入処理、特定用試薬注入処理、基質注入処理および測定処理を複数回繰り返すことによって得られた複数の発光量の平均値およびばらつき値を演算する。そして、特定部45は、演算した平均値およびばらつき値をもとに、検体分注移送機構23における異常内容を特定する。なお、発光量のばらつき値は、複数の発光量の測定結果における標準偏差を発光量の平均値で除算したCV%である。
本来であれば、所定量の特定試薬がキュベット20内に分注された場合、所定量の特定試薬内の標識抗体65aと酵素66との反応によって、所定光量の光が測定される。しかしながら、発光量のばらつき値であるCV%が大きい場合、検体分注移送機構23のプローブ23aによる検体の吸引量および吐出量が分注処理ごとにばらついてしまっているものと考えられる。ここで、臨床学的に問題ない測定結果を出力できる範囲として、たとえばCV%の許容範囲が1%未満と設定されている場合を例に説明する。この場合、特定部45は、演算したCV%が1%未満である場合には、図6のテーブルT1における異常特定用測定3に対応する欄R31に示すように、検体分注移送機構23による分注処理に異常はないものと判断する。一方、特定部45は、CV%が1%以上である場合には、テーブルT1の欄R31に示すように、検体分注移送機構23におけるプローブ23aにおいて吸引吐出量がばらつく吸引吐出異常があると判断する。
また、発光量の平均値が本来測定されるべき所定の発光量と異なる場合、検体分注移送機構23によって分注される検体量が本来分注されるべき検体量と異なり、検体分注移送機構23における分注量制御が正確に行われていないものと考えられる。ここで、臨床学的に問題ない測定結果を出力できる範囲として、たとえば発光量の平均値の許容範囲が、異常特定用測定3において分注された所定量の特定試薬に対応する発光量K3±1%と設定されている場合を例に説明する。この場合、特定部45は、発光量の平均値がK3±1%である場合には、図6のテーブルT1における異常特定用測定3に対応する欄R32に示すように、検体分注移送機構23による異常はないものと判断する。一方、特定部45は、発光量の平均値がK3±1%でない場合には、テーブルT1の欄R32に示すように、検体分注移送機構23における分注量制御に異常があると判断する。
つぎに、図12〜図14を参照して、各異常特定用測定のうち、試薬を分注する第1試薬分注移送機構28および第2試薬分注移送機構29の異常を特定するための異常特定用測定4A,4Bについて説明する。異常特定用測定4A,4Bにおいては、異常特定用測定3と同様に、基質液内の酵素66と反応して発光する標識抗体65aを特定用試薬として用いる。図12は、異常特定用測定4A,4Bの処理手順を示す図である。この図12においては、異常特定用測定4A,4Bとともに検体に対して通常行われる通常分析についても示している。図13は、図12に示す異常特定用測定4Aを説明する図であり、図14は、図12に示す異常特定用測定4Bを説明する図である。
異常特定用測定4Aにおいては、図12および図13(1)に示すように、通常分析における第1試薬分注処理に代えて、第1試薬分注移送機構28におけるプローブ28aを用いて、キュベット20内に標識抗体65aを含む所定量の特定試薬を分注する特定試薬分注処理を行う(ステップS41A)。そして、異常特定用測定4Aにおいては、通常分析における検体分注処理、第1BF洗浄処理、第2試薬分注処理および第2BF洗浄処理を削除して、図13(6)に示すように、通常分析と同様に反応物質である酵素66を含む基質液を注入する基質注入処理を行い(ステップS16)、図13(7)に示すように、標識抗体65aと酵素66とが反応した反応体67aが発する発光量を測定する測定処理を行う(ステップS17)。
つぎに、異常特定用測定4Aを行った場合の異常特定処理について説明する。異常特定処理においては、異常特定用測定4Aを複数回繰り返すことによって、すなわち異常特定用測定4Aにおける特定用試薬注入処理、基質注入処理および測定処理を複数回繰り返すことによって得られた複数の発光量の平均値およびばらつき値であるCV%を演算する。そして、特定部45は、演算した平均値およびばらつき値をもとに、第1試薬分注移送機構28における異常内容を特定する。
本来であれば、所定量の特定試薬がキュベット20内に分注された場合、所定量の特定試薬内の標識抗体65aと酵素66との反応によって、所定光量の光が測定される。このため、発光量のばらつき値であるCV%が大きい場合、第1試薬分注移送機構28のプローブ28aによる第1試薬の吸引量および吐出量が分注処理ごとにばらついてしまっているものと考えられる。特定部45は、演算したCV%が1%未満である場合には、図6のテーブルT1における異常特定用測定4Aに対応する欄R41に示すように、第1試薬分注移送機28による分注処理に異常はないものと判断する。しかしながら、特定部45は、CV%が1%以上である場合には、テーブルT1の欄R41に示すように、第1試薬分注移送機構28におけるプローブ28aにおいて吸引吐出量がばらつく吸引吐出異常があると判断する。
また、発光量の平均値が本来測定されるべき所定の発光量と異なる場合、第1試薬分注移送機構28によって分注される第1試薬量が本来分注されるべき第1試薬量と異なる場合であるため、第1試薬分注移送機構28における分注量制御が正確に行われていないものと考えられる。ここで、臨床学的に問題ない測定結果を出力できる範囲として、たとえば発光量の平均値の許容範囲が、異常特定用測定4Aにおいて分注された所定量の特定試薬に対応する発光量K4±1%と設定されている場合を例に説明する。この場合、特定部45は、発光量の平均値がK4±1%である場合には、図6のテーブルT1における異常特定用測定4に対応する欄R42に示すように、第1試薬分注移送機28による異常はないものと判断する。一方、特定部45は、発光量の平均値がK4±1%でない場合には、テーブルT1の欄R42に示すように、第1試薬分注移送機構28における分注量制御に異常があると判断する。
また、異常特定用測定4Bにおいては、図12および図14(4)に示すように、通常分析における第1試薬分注処理、検体分注処理および第1BF洗浄処理を削除して、通常分析における第2試薬分注処理に代えて、第2試薬分注移送機構29におけるプローブ29aを用いて、キュベット20内に標識抗体65aを含む所定量の特定試薬を分注する特定試薬分注処理を行う(ステップS44B)。そして、異常特定用測定4Bにおいては、通常分析における第2BF洗浄処理を削除して、図14(6)に示すように、通常分析と同様に反応物質である酵素66を含む基質液を注入する基質注入処理を行い(ステップS16)、図14(7)に示すように、標識抗体65aと酵素66とが反応した反応体67aが発する発光量を測定する測定処理を行う(ステップS17)。
つぎに、異常特定用測定4Bを行った場合の異常特定処理について説明する。異常特定処理においては、異常特定用測定4Aの場合と同様に、異常特定用測定4Bを複数回繰り返すことによって得られた複数の発光量の平均値およびばらつき値であるCV%を演算する。そして、特定部45は、演算した平均値およびばらつき値をもとに、第2試薬分注移送機構29における異常内容を特定する。
そして、特定部45は、異常特定用測定4Aを行った場合の異常特定処理と同様に、CV%が1%以上である場合には、テーブルT1の欄R43に示すように、第2試薬分注移送機構29におけるプローブ29aにおいて吸引吐出量がばらつく吸引吐出異常があると判断する。また、特定部45は、異常特定用測定4Aを行った場合の異常特定処理と同様に、発光量の平均値が、異常特定用測定4Bにおいて分注された所定量の特定試薬に対応する発光量K5±1%でない場合には、テーブルT1の欄R44に示すように、第2試薬分注移送機構29における分注量制御に異常があると判断する。
このように、実施例にかかる分析装置1においては、異常を検証すべき分析処理以外の分析処理を削除して、異常を検証すべき分析処理と水、基質液または所定の試薬と所定の反応物質との反応処理を経て得られた測定結果をもとに、水や基質液の変性、分注移送機構における異常の有無を特定する。このため、本実施例によれば、異常を検証すべき分析処理以外の他の処理の異常に関する寄与を考慮する必要がなく、異常を検証すべき水や基質液の変性、分注移送機構における異常のみを正確に検証することができる。また、本実施例によれば、測光機構31によって測定された測定結果を用いて異常の有無を特定できるため、従来において必要であった分析装置本体とは別個の分光光度計を用いて比色測定を行う必要がない。したがって、本実施例によれば、正確かつ簡易に分析装置の異常を特定することができる。
なお、本実施例は、免疫検査を行う分析装置のみならず、反応容器内の反応液の吸光度を測定して検体濃度を取得する生化学検査を行う分析装置に対しても応用可能である。図15は、生化学検査を行う分析の構成を示す模式図である。
図15に示すように、生化学検査を行う分析装置201は、キュベット20aを搬送する反応テーブル210と、第1試薬が収容された試薬容器211aを格納する第1試薬格納部211と、試薬容器211aから所定量の第1試薬をキュベット20a内に分注する第1試薬分注移送機構212と、検体移送部212が移送した検体ラック21bの検体容器21a内から所定量の検体をキュベット20a内に分注する検体分注移送機構214と、第2試薬が収容された試薬容器215aを格納する第2試薬格納部215と、試薬容器215aから所定量の第2試薬をキュベット20a内に分注する第2試薬分注移送機構216と、キュベット20a内の液体を攪拌する攪拌機構217と、所定波長の光をキュベット20aに発しキュベット20内を通過した光を測定する測光機構218とを有する測定機構202を備える。分析装置201は、処理制御部42と同様に異常特定処理を行うために分析対象である検体に対して行われる一連の分析処理のうち異常を検証すべき分析処理以外の所定の分析処理を削除して所定の試薬と所定の反応物質との反応処理とを行うよう各機構を制御する処理制御部242を有する制御部241と、入力部43と、測光機構218の測定結果をもとに検体濃度などを分析する分析部244と、分析装置201の異常を特定する特定部245と、記憶部46と、出力部47と、送受信部48とを有する制御機構204を備える。
たとえば、図16を参照して、検体262a内の「A」の濃度を分析する場合の分析処理について説明する。図16に示すように、分析対象である「A」は「A」単体では吸光せず「C」と結合することによって所定波長の光を吸光し、また、検体262a内には、「A」と「C」との結合物が吸光する波長と同じ波長の光を吸光する「B」も含まれる。このため、図16(1)に示すように、キュベット20a内に検体262aを分注する検体分注処理後、図16(2)に示すように、第1試薬分注移送機構212のプローブ212aを用いて、「B」を消去する第1試薬R1を分注する第1試薬分注処理を行う。つぎに、図16(3)に示すように、第2試薬分注移送機構216のプローブ216aを用いて、「C」と、「A」および「C」との反応を促進する第2試薬R2とを分注する第2試薬分注処理を行い、図16(4)に示すように、光Laをキュベット20aに発し吸光度測定を行う。
図16における分析処理の異常のうち第1試薬分注移送機構における異常を特定するには、図17(1)に示すように、所定量の「A」および「B」を含む特定試薬265aを所定量分注し、図17(2)に示すように、第1試薬R1を分注する第1試薬分注処理を行い、第2試薬分注処理を削除して、図17(4)に示すように、吸光度測定処理を行う。第1試薬分注移送機構212が所定量の第1試薬R1を正確に分注できない場合、図17(4)に示すように、キュベット20a内に「B」が残存するため、「B」による所定波長の光の吸光が認められる。このため、特定部245は、「B」による所定波長の吸光の有無をもとに第1試薬分注移送機構212の異常を特定することができる。
図16における分析処理の異常のうち第2試薬分注移送機構における異常を特定するには、図18(1)に示すように、所定量の「A」および「C」を含む特定試薬265bを所定量分注し、第1試薬分注処理を削除して、図18(3)に示すように、第2試薬R2を分注する第2試薬分注処理を行い、図18(4)に示すように、吸光度測定処理を行う。第2試薬分注移送機構216が所定量の第2試薬R2を正確に分注できない場合、図18(4)に示すように、特定試薬265b内の「A」全てが「C」と結合できないため、分析装置201が正常である場合に特定試薬265bを使用して予め求められた吸光度とは異なる吸光度が得られる。このため、特定部245は、分析装置201が正常である場合の吸光度との一致度をもとに第2試薬分注移送機構216の異常の有無を特定することができる。
また、図19を参照して、検体262b内の「D」の濃度を分析する場合の分析処理について説明する。図19に示すように、分析対象である「D」は「D」単体では吸光せず「F」と結合することによって所定波長の光を吸光し、また、「D」と「F」とは「G」を介して結合できる。このため、図19(1)に示すように、キュベット20a内に検体262bを分注する検体分注処理後、図19(2)に示すように、第1試薬分注移送機構212のプローブ212aを用いて、「G」と、「F」および「G」との反応を促進する第1試薬R12とを分注する第1試薬分注処理を行い、「F」と「G」とを結合させた「F=G」を生成する。つぎに、図19(3)に示すように、第2試薬分注移送機構216のプローブ216aを用いて、「D」と「F=G」との反応を促進する第2試薬R22を分注する第2試薬分注処理を行い、図19(4)に示すように、光Laをキュベット20aに発し吸光度測定を行う。
図19における分析処理の異常のうち第1試薬分注移送機構における異常を特定するには、図20(1)に示すように、「G」と置き換わることが可能である「X」を介して「D」と「F」とが結合した「F=X=D」が所定量含まれる特定試薬265cを所定量分注し、図20(2)に示すように、「G」と、「G」と「X」との置き換えを促進する試薬R12aを所定量分注する第1試薬分注処理を行う。この結果、「F=X=D」内の「X」が「G」と置き換わり、「F=G=D」が生成される。このため、第2試薬分注処理を削除して、図20(4)に示すように、吸光度測定処理を行う。ここで、第1試薬分注移送機構212が試薬R12aを正確に分注できない場合には、図20(4)に示すように、キュベット20a内に「F=X=D」が残存するため、分析装置201が正常である場合に特定試薬265cを使用して予め求められた吸光度とは異なる吸光度が得られる。このため、特定部245は、分析装置201が正常である場合の吸光度との一致度をもとに第1試薬分注移送機構212の異常の有無を特定することができる。
図19における分析処理の異常のうち第2試薬分注移送機構における異常を特定するには、図21(1)に示すように、所定量の「F=G」および「D」を含む特定試薬265dを所定量分注し、第1試薬分注処理を削除して、図21(3)に示すように、第2試薬R22を分注する第2試薬分注処理を行い、図21(4)に示すように、吸光度測定処理を行う。第2試薬分注移送機構216が所定量の第2試薬R22を正確に分注できない場合、図21(4)に示すように、特定試薬265d内の「F=G」全てが「D」と結合できないため、分析装置201が正常である場合に特定試薬265dを使用して予め求められた吸光度とは異なる吸光度が得られる。このため、特定部245は、分析装置201が正常である場合の吸光度との一致度をもとに第2試薬分注移送機構216の異常の有無を特定することができる。このように、生化学検査を行う分析装置201においても、異常特定用の所定の試薬を用いて、簡易かつ正確に分注移送機構における異常の有無を特定することができる。
また、上記実施例で説明した分析装置は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータシステムで実行することによって実現することができる。このコンピュータシステムは、所定の記録媒体に記録されたプログラムを読み出して実行することで分析装置の処理動作を実現する。ここで、所定の記録媒体とは、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MOディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」の他に、コンピュータシステムの内外に備えられるハードディスクドライブ(HDD)などのように、プログラムの送信に際して短期にプログラムを保持する「通信媒体」など、コンピュータシステムによって読み取り可能なプログラムを記録する、あらゆる記録媒体を含むものである。また、このコンピュータシステムは、ネットワークを介して接続した他のコンピュータシステムからプログラムを取得し、取得したプログラムを実行することで分析装置の処理動作を実現する。
以上のように、本発明にかかる分析装置は、比色測定部を有しない医療用分析装置に有用であり、特に、分析装置の異常を簡易かつ迅速に取得したい場合に適している。

Claims (10)

  1. 光学的特性をもとに検体を分析する分析装置の異常を特定する異常特定方法において、
    前記検体に対する分析処理のうち異常を検証すべき分析処理以外の所定の分析処理を削除して、前記異常を検証すべき分析処理と、異常特定対象物または所定の試薬と所定の反応物質との反応処理とを経て得られた測定結果をもとに前記分析装置の異常を特定することを特徴とする異常特定方法。
  2. 液体注入機構を用いて所定量の前記異常特定対象物または所定量の前記試薬を反応容器内に注入する第1の注入ステップと、
    前記異常特定対象物または前記試薬と反応することによって前記異常特定対象物または前記試薬に所定の光学的特性を発揮させる前記反応物質を前記反応容器内に注入する第2の注入ステップと、
    前記反応容器内の反応液に対して光学的測定を行う測定ステップと、
    前記測定ステップにおける測定結果が前記分析装置の正常時に予め求められた測定結果に基づく許容範囲を満たさない場合、前記異常特定対象物または前記液体注入機構に異常があると特定する特定ステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の異常特定方法。
  3. 前記第1の注入ステップは、変性時に前記反応物質と反応して異常発光する液体である前記異常特定対象物を注入し、
    前記測定ステップは、前記第2の注入ステップにおいて注入された前記反応物質と反応した前記異常特定対象物の異常発光を検出し、
    前記特定ステップは、前記測定ステップにおいて異常発光が検出された場合に前記異常特定対象物が変性したと特定することを特徴とする請求項2に記載の異常特定方法。
  4. 前記第1の注入ステップは、前記反応物質と反応して発光する前記試薬を注入し、
    前記測定ステップは、前記第2の注入ステップにおいて注入された前記反応物質と反応した前記試薬が発する発光量を測定し、
    前記特定ステップは、前記測定ステップにおいて測定された発光量が前記許容範囲を満たさない場合、前記液体注入機構に異常があると特定することを特徴とする請求項2に記載の異常特定方法。
  5. 前記特定ステップは、前記第1の注入ステップ、前記第2の注入ステップおよび前記測定ステップを複数回繰り返すことによって得られた前記発光量の平均値およびばらつき値をもとに前記液体注入機構における異常内容を特定することを特徴とする請求項4に記載の異常特定方法。
  6. 光学的特性をもとに検体を分析する分析装置において、
    前記検体に対する分析処理のうち異常を検証すべき分析処理以外の所定の分析処理を削除して、前記異常を検証すべき分析処理と、異常特定対象物または所定の試薬と所定の反応物質との反応処理とを経て得られた測定結果をもとに当該分析装置の異常を特定することを特徴とする分析装置。
  7. 所定量の前記異常特定対象物または所定量の前記試薬を反応容器内に注入する第1の注入手段と、
    前記異常特定対象物または前記試薬と反応することによって前記異常特定対象物または前記試薬に所定の光学的特性を発揮させる前記反応物質を前記反応容器内に注入する第2の注入手段と、
    前記反応容器内の反応液に対して光学的測定を行う測定手段と、
    前記測定手段による測定結果が前記分析装置の正常時に予め求められた測定結果に基づく許容範囲を満たさない場合、前記異常特定対象物または前記液体注入機構に異常があると特定する特定手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項6に記載の分析装置。
  8. 前記第1の注入手段は、変性時に前記反応物質と反応して異常発光する液体である前記異常特定対象物を注入し、
    前記測定手段は、前記第2の注入手段によって注入された前記反応物質と反応した前記異常特定対象物の異常発光を検出し、
    前記特定手段は、前記測定手段によって異常発光が検出された場合に前記異常特定対象物が変性したと特定することを特徴とする請求項7に記載の分析装置。
  9. 前記第1の注入手段は、前記反応物質と反応して発光する前記試薬を注入し、
    前記測定手段は、前記第2の注入手段によって注入された前記反応物質と反応した前記試薬が発する発光量を測定し、
    前記特定手段は、前記測定手段によって測定された発光量が前記許容範囲を満たさない場合、前記第1の注入手段に異常があると特定することを特徴とする請求項7に記載の分析装置。
  10. 前記特定手段は、前記第1の注入手段、前記第2の注入手段および前記測定手段による各処理を複数回繰り返すことによって得られた前記発光量の平均値およびばらつき値をもとに前記第1の注入手段における異常内容を特定することを特徴とする請求項9に記載の分析装置。
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