JP2000249701A - 核酸アッセイの読取り値を分析するためのコンピュータ化した方法とその装置 - Google Patents

核酸アッセイの読取り値を分析するためのコンピュータ化した方法とその装置

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 所定の特性の試料がどれかを決定するため
の、核酸分析のような生物学的又は化学的分析におい
て、それぞれの試料からの読取値のセットを分析する電
算化方法と装置の提供。 【解決手段】 少なくとも1つの生物学的又は化学的な
試料に対して実施する試料分析に関する数値データの分
析システムを制御するための電算化した方法で、前記数
値データが前記試料分析に関するデータセットを含み、
これがそれぞれの読取り時間における前記サンプルの各
状態を表示する複数のデータ値を含むことと、前記各デ
ータセットに対しそれぞれの前記各データ値にそれぞれ
の数値を割当てるステップと、少なくとも前記数値のい
くつかを数学的に結合して合計値を算出するステップ
と、前記合計値を閾値との比較を実行するステップと、
前記合計値の比較結果に基き、前記試料が所定の特性を
有しているかどうかを表示するようにシステムを制御す
るステップとを含んでなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の関連事項は、1997年
9月15日に出願したJeffrey P. Andrews、Christian V.
O'Keefe、Brian G. Scrivens、Willard C. Pope、Timot
hy HansenとFrankL. Failingの「Automated Optical Re
ader for Nucleic Acid Assays」という名称の同時係属
中の米国特許出願第08/929,895号で開示されており、こ
こではその全体を引用することにより本明細書の一部を
なすものとする。
【0002】本発明は、一般的に、ある所定の特性を持
っているサンプルがどれかを決定するための核酸アッセ
イのような生物学的または化学的なアッセイにおいて、
それぞれのサンプルから読取った値のセットを分析する
コンピュータ化した方法と装置に関する。さらに詳しく
は、本発明は、読取り過程における異なった時刻で取り
出した生物学的または化学的なサンプルの光学的読取り
値を集め、読取り値中の異常の値を補正し、またいくつ
かの読取り値を結合してサンプルインジケータ値を計算
するコンピュータ化した方法と装置に関する。このサン
プルインジケータ値は、例えばサンプルに標的とされて
いる病原体が存在するというサンプルの特性を示す。
【0003】
【従来の技術】淋病(GC:Neisseria gonorrhea)とト
ラコーマクラミジア(CT:chlamydia trachomatis)な
どの伝染する性的な病気を含む感染症の臨床診断におい
て、患者から得られた体液のサンプルを培養して、関心
ある特定の病原体の存在を検出するテストを行うことが
できる。残念なことに、これは比較的に時間がかかるプ
ロセスであり、一般的では、最終的な結果を得るまで数
日がかかる。この期間中、この病気がさらに拡がらない
ように、このような病気にかかっている疑いのある患者
を隔離しなければならないことがある。
【0004】患者から得られたサンプル内に存在する唯
一のDNA配列を検出するテストによって、特定の微生
物を識別できるDNAプローブの出現は、臨床診断テス
トのスピードと信頼性とを大いに向上させてきた。例え
ば、サンプル内のCTまたはGCの存在を検出するテスト
は、DNAプローブの技術を用いて、数時間以内で終え
ることができる。これによってより迅速に治療を開始で
きる。
【0005】臨床診断の目的にDNAプローブを使用す
る場合、標的たる核酸を大量のコピーあるいはアンプリ
コン(amplicon)に増殖させるために、核酸増幅反応が
通常実行される。核酸増幅反応の例には、ストランド置
換増幅(SDA)とポリメラーゼ連鎖反応(PCR)がある。
いくつかの方法で核酸アンプリコンを検出できる。その
方法には大抵、増幅した標的DNAと特定のプローブと
の間のハイブリダイゼーション(結合)が含まれる。
【0006】多くの共通するDNAプローブ検出方法に
は、蛍光染料の使用が含まれる。1つ周知の検出方法
は、蛍光エネルギー転移によるものである。この方法で
は、検出用プローブは、外部のソースによって励起され
たときに、光を発生する蛍光染料と、本来の状態では蛍
光染料からの放光を抑制するクエンチャーとの両方で標
識付けされる。特定のDNAアンプリコンが存在すると
き、蛍光で標識されたプローブはこれらのアンプリコン
と結合し、増幅され、また蛍光の放出を可能にする。こ
の蛍光の増加は、病気の原因となる微生物が患者のサン
プルの中に存在することを示すものと考えられる。
【0007】光で液体のサンプルを励起し、次にこの励
起に応答して液体サンプルが発生した何れの光も検出で
きる、何種類かの光学リーダまたはスキャナが存在す
る。例えば、PerSeptive Biosystemsが製造したCytoFlu
or Series 4000のようなX−Y平面スキャニング装置
は、マイクロウェルのアレイの中に蓄積された複数の液
体サンプルをスキャンできる。この装置は、特定のサン
プルに向かって光を放射し、またこのサンプルが発生し
た光を検出するためのスキャニングヘッドを備えてい
る。この装置の操作においては、光学ヘッドをサンプル
のウェルの1つの適当な位置に移動する。発光ディバイ
スを起動して、光学ヘッドを通ってサンプルのウェルに
向かって光を送る。ウェルの中の液体サンプルが放射光
に応答して蛍光を発すると、この蛍光の光をスキャニン
グヘッドによって受光し、光学検出器に送る。検出され
たこの光を光学検出器によって電気信号に変換する。電
気信号の大きさは検出された光の輝度を示している。こ
の電気信号をコンピュータによって処理して、その電気
信号の大きさに基づいて液体サンプル中に標的のDNA
が存在するかどうかを決定する。マイクロウェルのトレ
イ(例えば、合計96個のマイクロウェル)内のそれぞ
れのウェルを、この方法で読み取ることができる。
【0008】さらに効率的で用途が広い別のサンプルウ
ェル読取り装置は、上述した同時係属中の米国特許出願
第08/929,895号の中に記載されている。そのシステムで
は、マイクロウェルのトレイ、例えば、それぞれ8つの
マイクロウェルを有する12のコラム(合計96個のマ
イクロウェル)を含む標準的なマイクロウェルのトレイ
は、スキャニングバーを通るように駆動される移動可能
なステージ内に配置される。このスキャニングバーは、
各コラムのマイクロウェルが互いに離間して配置されて
いる距離にほぼ対応する距離で互いに間隔を空けて配置
されている8つの発光・受光ポートを備えている。この
ため、コラム全体のサンプルマイクロウェルは、ステー
ジの移動ごとに読み取られうる。
【0009】以下に一層詳細に説明するように、ステー
ジが光センサーバーを前後に移動できるので、各サンプ
ルマイクロウェルに対して複数回の読取りが所望の期間
間隔で行われる。ある例では、各マイクロウェルの読取
りを1分の間隔で1時間行うことができる。従って、ウ
ェル読取り期間中、各マイクロウェルに対し60回の読
取りが行われている。次いで、この読取りデータを使用
して、どのサンプルに特定の標的の病気(例えば、CTま
たはGCもしくはその両方)が含まれるかを決定する。
【0010】サンプルウェルの読取りデータを分析し
て、サンプルウェルの中に含まれているサンプルに標的
の病気を含んでいるかどうかを決定するいくつかの方法
が知られている。例えば、前述のように、核酸増幅反応
は、標的の核酸(例えば、CTまたはGC)を多数のアンプ
リコンに増殖できるようにする。アンプリコンに結合す
る蛍光で標識されたプローブは、光で励起されると蛍光
を発する。核酸増幅反応が進行する間に、アンプリコン
の数は時間と共に増加するので、蛍光の量もそれに相応
じて増加する。このため、所定測定時間(例えば、1時
間)が経過した後、標的の病気を持つサンプル(陽性サ
ンプル)からの蛍光の発光量は、標的の病気を持たない
サンプル(陰性サンプル)からの蛍光の発光量よりもず
っと大きい。事実、陰性サンプルの蛍光の発光量は、テ
スト期間を通してほとんど変化しない。
【0011】従って、それぞれのサンプルから取った最
後の読取り値は、前もって決めておいた既知の閾値(th
reshold value)と比較できる。このサンプル値が閾値
を超えた場合、そのサンプルは標的病気をもつ陽性サン
プルと認められる。しかしながら、サンプルから読み取
った最後の値が閾値より低い場合は、そのサンプルは標
的病気をもたない陰性サンプルと確認される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】この“エンドポイント
検出”(endpoint detection)法は一般に、陽性サンプ
ルと陰性サンプルとの識別に効果があるけれども、この
方法が陰性サンプルを陽性と間違って識別したり、また
はその逆に識別したりすることは珍しくはない。つま
り、サンプル内のバブルの形成や、光学リーダ上に異物
の存在による励起光またはサンプルからの蛍光発光もし
くはその両方の妨害などの要因によって、いずれかのサ
ンプルの読取り値の精度が悪影響を受けることがある。
このため、特定のサンプルの最終読取り値に誤りがあ
り、しかもその読取り値のみを使用して分析する場合に
は、偽陽性または偽陰性の結果を得る可能性が比較的に
高い。
【0013】さらに、ある場合では、サンプルからの蛍
光発光量は、例えば、患者のサンプルのクエンチング、
汚染物による副反応、または未知の効果による蛍光生成
物の破壊により、時間の経過と共に減少する。従って、
サンプルから取り込んだ最終読取り値は、サンプルから
その信号がピークにある時に取込んだ読取り値よりも小
さくなることがある。ある場合において、その信号の値
が所定の閾値よりも低くなることがあるため、陽性サン
プルは陰性サンプルと誤って識別される。
【0014】これらの欠点を避けるために、別の方法が
開発されてきた。ある方法では、サンプルからの全読取
り値の変化を計算し、陽性であることを示す既知値と比
較する。これにより、変化の幅が所定の値よりも大きい
場合、このサンプルは標的病気を持つ陽性サンプルと識
別される。他方、変化の幅が所定の値よりも小さい場
合、このサンプルは陰性サンプルと識別される。
【0015】この方法は、前述したエンドポイント検出
方法よりもさらに効果的であるが、この方法にもいくつ
かの欠点が存在する。例えば、サンプルが特に大量の標
的DNAを含んでいる場合において、増幅プロセスにより
生成されたアンプリコンの量は、最初の読取りが行われ
るときすでに最大となり、その後の読取りの継続期間内
に、例えあったとしても、ごく僅かの増加しかないか、
またはその期間を通して減少していくことさえもある。
この場合、例えサンプルが陽性であっても、初期読取り
と最終読取りとの間に起こる読み取り値の変化の幅は最
小となる。このため、このサンプルは陰性サンプルと間
違って識別されうる。従って、サンプルウェルから取り
込んだ読取り値の代表的なデータを分析して、そのサン
プルが特定の病気に対して陽性であるかまたは陰性であ
るかを正確に識別する方法とその装置に対する継続的要
求が存在する。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、生物学
的または化学的なサンプルの読取り値から得たデータの
値を正確に解釈して、それらのデータの値に基づいてサ
ンプル内に特定の病気の存在を確かめる方法とその装置
を提供することである。本発明の別の目的は、光学サン
プルウェルのリーダの使用と共に、所定の期間内にサン
プルから検出した蛍光の発光量を示すデータを正確に解
釈して、サンプル内に特定の病気の存在を確かめる方法
とその装置を提供することである。本発明のさらに別の
目的は、サンプルウェル内に含まれた生物学的または化
学的なサンプルの読み取り値から得たデータを分析し
て、複雑な計算を用いずに、分析結果に悪影響を及ぼす
データ内のエラーを補正する方法とその装置を提供する
ことである。
【0017】これらおよび他の本発明の目的は、少なく
とも1つの生物学的または化学的なサンプルを備えたサ
ンプルアッセイに属する数値データを分析するコンピュ
ータ化された方法とその装置を提供することによって実
質的に達成される。このサンプルアッセイのデータが、
それぞれのサンプルに属するデータセットを含み、また
それぞれのデータセットは、それぞれのサンプルがある
時点におけるそれらの状態を示す複数の値を含んでい
る。この方法と装置は、各数値データをそれぞれのデー
タ値に割当て、いくつかの数値データを数学的に結合し
て合計値を計算し、この合計値を閾値と比較し、また比
較の結果に基づいて、このサンプルが所定の特性を有し
ているかどうかを示す。さらに、サンプル値を計算する
前に、フィルタリング、正規化と別の補正演算をデータ
に対して行って、結果の精度に悪影響を及ぼすデータ中
の外来値を補正したり取り除いたりすることができる。
【0018】本発明の方法とその装置は、データ値の大
きさを示す縦軸と、これらの複数のデータ値を得るサン
プルの読取り時間を示す横軸とを有するグラフの上にポ
イントとしてそれぞれの複数のデータ値を示し、誤りの
ある特性を有するそのグラフ上のポイントを識別し、そ
のグラフ上のポイントの補正したプロットを作成するた
めに、このグラフ上のポイントの補正したプロットのそ
れぞれのポイントが対応するデータ値の1つの大きさを
示すことによって、上記間違ったポイントを取り除いた
り補正したりすることにより、上記のすべての機能をな
し遂げる。そして、このグラフ上のポイントの補正プロ
ットの一部と上記横軸と縦軸との間からなる面積の概算
値を計算し、この値を閾値と比較して、データのセット
が属するサンプル中に特定の状態が存在するか否かを決
定する。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施態様によるウェル読
取り装置100を図1に示す。この読取り装置100は
キーパッド102を備えており、このキーパッドを介し
てオペレータが、データを入力することで装置100の
動作をコントロールできる。装置100はさらに、LCD
ディスプレイスクリーンなどのディスプレイスクリーン
104を備えている。このディスプレイスクリーンは、
オペレータがデータを入力して装置100の動作をコン
トロールすることを可能にする「ソフトキー」を表示
し、また以下に説明する方法で、サンプルから収集した
スキャニング情報に属するデータ並びにオペレータのコ
マンドに応答する情報を表示するためである。この装置
はディスクドライブ106も備えており、このディスク
ドライブに装置100が収集したデータを保管するフロ
ッピーディスク107を挿入でき、またこの装置はこの
ディスクドライブからデータまたはコントロールプログ
ラムを読み取ることができる。
【0020】さらに、この装置100は、ステージアセ
ンブリー110を利用できるようにドア108を備えて
おり、また、このステージアセンブリーにはサンプルト
レイのアセンブリー112を装填できる。図2に示すよ
うに、サンプルトレイのアセンブリー112には、マイ
クロウェルのアレイ116をその中に装填するトレイ1
14を備えている。そのマイクロウェルのアレイ116
は、それぞれ8つのマイクロウェルを持つ12のコラム
が配置され、計96個の独立したマイクロウェル118
を有する標準的なマイクロウェルのアレイとなる。トレ
イ114には、このトレイを完全に通り抜け、かつ、そ
れぞれ8つのマイクロウェルを持つ12のコラムに配置
されている開口部120を持っているので、これらの開
口部120がマイクロウェルのアレイ116のマイクロ
ウェル118を収容できる。測定するサンプルをマイク
ロウェル118の中に入れた後、カバー122をマイク
ロウェル118上に固定するので、それぞれの液体サン
プルを各マイクロウェル118内に保持できる。サンプ
ルトレイのアセンブリー112とそのサンプルデータ収
集技術のの詳細は、前述した同時係属中の米国特許出願
第08/929,895号に記載されている。
【0021】前述したような特定の病気(例えば、GCま
たはCT)を鑑定するために、それぞれのマイクロウェル
に1種類以上の検出プローブを備えることができる。マ
イクロウェルのアレイ116を使用して、それぞれの患
者のサンプルに対しGCとCTの両方をテストする場合に
は、3つのマイクロウェルを1つのグループとしてマイ
クロウェル118を分ける。すなわち、グループ中の1
つのマイクロウェルにGCの存在を識別するために使用す
る試薬を、別のマイクロウェルにCTの存在を識別するた
めに使用する試薬を、またその目的が以下に一層詳細に
説明するとして、3番目のマイクロウェルに増幅コント
ロール試薬ACを含ませる。そして、特定の患者からの液
体サンプルを、上記ウェルに分けられている特定のグル
ープのすべてのウェル内に入れる。
【0022】さらに、マイクロウェルのアレイ116に
ある96個のマイクロウェル118のいくつかを、CTな
どの特定の病気用のコントロールサンプルウェルとして
指定することができる。コントロールサンプルウェルの
1つは、陽性のコントロールサンプルを含み、別のコン
トロールウェルは陰性のコントロールサンプルを含んで
いる。この目的については後で詳細に説明する。同様
に、マイクロウェル118を、GC用のコントロールサン
プルウェルとして指定することもできる。これらのコン
トロールサンプルウェルの1つは陽性サンプルを含み、
別のコントロールウェルは陰性サンプルを含んでいる。
【0023】患者の液体サンプルをサンプルトレイのア
センブリー112内のマイクロウェルアレイ116の適
当なマイクロウェル118に入れた後、このサンプルト
レイのアセンブリー112をウェル読取り装置100の
ステージアセンブリー110に装填する。このステージ
アセンブリー110は、図3に一層詳細に示されるよう
に、サンプルトレイのアセンブリー112を受け入れる
開口部124を備えている。このステージアセンブリー
110はさらに複数のコントロールウェル126を備え
ている。これらのコントロールウェル126は、ウェル
読取り装置100の読取り用の各構成成分の完全性を較
正したり検証するために使用される。これらのコントロ
ールウェル126の中には、1コラムの8つの正規化ウ
ェル127のコラムがあるが、この目的は後で一層詳細
に説明する。ステージアセンブリー110はさらにカバ
ー128を備えている。このカバー128は、サンプル
トレイのアセンブリー112が開口部124の中に装填
されて、サンプルの読取りが始まるとき、サンプルトレ
イのアセンブリー112とコントロールウェル126を
カバーする。ステージアセンブリー110のさらなる詳
細は、前に参照した同時係属中の米国特許出願第08/92
9,895号に記載されている。
【0024】ステージアセンブリー110内に装填され
たサンプルトレイのアセンブリー112のマイクロウェ
ル118の中に含まれたサンプルを読み取るため、図4
に示すように、ステージアセンブリー110は光感知バ
ー130を通って搬送される。この光感知バー130
は、複数の発光/受光ポート132を含んでなる。これ
らの発光/受光ポート132は、ステージアセンブリー
110がマイクロウェル118を発光/受光ポートの上
に位置するとき、8つのマイクロウェル118のコラム
に向かって光を放射し、またマイクロウェル118内に
含まれているサンプルから放射された蛍光を検出するよ
うにコントロールされている。この例において、光感知
バー130は8つの発光/受光ポート132からなる。
これらの発光/受光ポート132は、マイクロウェル1
18のコラムが発光/受光ポート132の上に位置する
とき、マイクロウェルのアレイ116のコラム内の8つ
のマイクロウェル118とほぼ整列するように配置され
る。
【0025】各発光/受光ポート132は、それぞれ光
ファイバーケーブル134によって、それぞれLEDな
どの発光装置136に接続されている。さらに、各発光
/受光ポート132は、それぞれ光ファイバーケーブル
138によって、光電子増倍管などの光学検出器140
に接続されている。発光装置136と光学検出器140
は、例えばメモリ144に記憶されたソフトウェアのコ
マンドに基づいて、コントローラ142によってコント
ロールされている。マイクロウェル118内に含まれた
サンプルを読み取るため、ステージアセンブリー110
が光感知バー130を通って搬送される方法、ならび
に、光感知バー130とその関連構成部品の詳細につい
ては、前に参照した同時継続中の米国特許出願第08/92
9,895号に記載されている。
【0026】一般に、各マイクロウェルに対する1回の
読取りが特定の時間間隔で行われ、そして、各マイクロ
ウェルの追加読取りがそれぞれの時間間隔で所定の継続
時間にわたって行われる。この例では、1つのマイクロ
ウェルに対する読取りが、それぞれのマイクロウェル1
18に対して約1分の間隔で1時間にわたって行われ
る。それぞれの発光/受光ポート132に対する1つの
「ダーク」読取り(“dark”reading)、ならびに、それ
ぞれの正規化ウェル127に対する1回の読取りは、1
分間隔ごとに行われる。従って、各正規化ウェル127
の60個の読取り値、60個のダーク読取り値と各マイ
クロウェル118の60個の読取り値は、1時間で得ら
れる。前述したように、読取り値とは、サンプルに向か
って放射された励起光に応答して、マイクロウェルのサ
ンプルが生成した蛍光発光の強度を測定した値である。
これらの強度は、相対蛍光ユニット(RFU)の大きさで
記憶される。蛍光発光強度が高いサンプルからの読取り
値によるRFU値は、蛍光発光強度が低いサンプルからのR
FU値より高い。
【0027】いったん、各サンプルウェルについての全
読取り(例えば、60回の読取り)が行われると、特定
の病気(例えば、CTまたはGC)に対するサンプルテスト
が陽性であるかまたは陰性であるかを、ウェル読取り装
置100が示すことができるように、ウェル読取り装置
100が各サンプルについての読取り値を解釈する必要
がある。ソフトウェアによってコントロールされたウェ
ル読取り装置100のマイクロプロセシングユニット
は、サンプルウェルの読取り値を表すデータについて各
種の処理を施す。ここで説明される処理は、ほぼ同じ方
法で各サンプルマイクロウェル118の読取り値に対し
て適用される。このため、その一例として、最初のサン
プルマイクロウェル118として参照されたサンプルマ
イクロウェル118の読取り値に関する処理を説明す
る。
【0028】前述したように、サンプルトレイのアセン
ブリー112内のすべてのマイクロウェル118が読み
取られる各1分間隔の間に、光感知バー130は正規化
ウェルを一度読み取ることになる。このため、各マイク
ロウェルのサンプルに対し60回の読取りが行われた
後、それぞれの正規化ウェル127は、光感知バー13
0のそれぞれの発光/受光ポート132によって60回
読み取られて、結果として60個の正規化ウェルの読取
り値が8セット発生する。具体的には、現在説明してい
る最初のサンプルのマイクロウェル118も読み取って
いる発光/受光ポート132によって読み取られている
正規化ウェル127の正規化読取り値を、n1〜n60
表す。
【0029】さらに、前述したように、それぞれの1分
間隔の間に、いずれの発光装置136も動作させずに
「ダーク」読取りを行うように、光学検出器140がコ
ントロールされる。これにより光学検出器140は、シ
ステム内に存在可能性のあるどのような周囲光の電子的
オフセットの人工物も検出できる。従って、すべてのマ
イクロウェル118の60回の読取りを行った後には、
60個のダーク読取り値が得られる。具体的には、現在
説明している最初のサンプルマイクロウェル118を読
み取る発光/受光ポート132より得られたダーク読取
り値をd1〜d60と表す。
【0030】図5は、1つのウェルについて1時間の読
取り期間の間に得られた60個の読取り値の具体的な関
係を示すグラフである。具体的に、これらの読取り値を
1〜r60として示す。これらの読取り値は、分単位の
読取り期間に対応する、縦軸上に示されているRFU値を
用いて図5のグラフ上にプロットされている。このグラ
フから分かるように、一般に、読取り期間の後半で行わ
れた読取りのRFU値は、前半に行われた読取りのRFU値よ
りも大きい。この例において、テストしている特定の病
気(例えば、CTまたはGC)を含むウェルについての
読取り値の典型的な傾向を示している。また、図5から
分かるように、「生」の読取り値のグラフには、図示の
ように、スパイクノイズ(noise spike)やステップ(s
tep)が含まれる。今から説明するプロセスは、一般に
サンプルウェルから取り込んだ間違った読取り値の結果
によるグラフ内のスパイクノイズ、ステップ、または別
の明白な異常値を取り除く。
【0031】図6に示すフローチャートは、テストの対
象とされている特定の標的病気をウェルのサンプルが含
んでいるかどうかを決定するために使用されるウェルの
サンプルの結果を提供するために、図5に示した生の読
取り値r1〜r60のグラフを解釈する全体的なプロセス
を示している。これらのプロセスは、ウェル読取り装置
100にあるソフトウェアでコントロールされるコント
ローラ142によって実行される。このソフトウェア
は、ウェル読取り装置100に内蔵のメモリ144また
はディスクドライブ106に挿入されたディスク107
に記憶されうる。
【0032】図6に示すように、このソフトウェアは最
初にコントローラをコントロールして、ノーマライザデ
ータの読取り値n1〜n60とウェルの読取り値r1〜r60
についてダーク補正を実行する。このステップの詳細
は、図7のフローチャートと添付した付属書内に記載し
た擬似コードのステップ1に示す。特に、図7のステッ
プ1010では、ダーク読取り値d1〜d60をそれぞれ
対応するノーマライザの読取り値n1〜n60から減算し
て、それぞれ補正されたノーマライザの読取り値cn1
〜cn60を提供する。すなわち、ダーク読取り値d1
ノーマライザの読取り値n1から減算して補正したノー
マライザの読取り値cn1を、ダーク読取り値d2をノー
マライザの読取り値n2から減算して補正したノーマラ
イザの読取り値cn2を提供し、その他値も同様とす
る。
【0033】プロセスは次にステップ1020に進む。
このステップでは、ダーク読取り値d1〜d60をそれら
の対応するウェルの読取り値r1〜r60からそれぞれ減
算して、補正したウェルの読取り値をc1〜c60とす
る。すなわち、ダーク読取り値d1をウェルの読取り値
1から減算して補正したウェル読取り値c1を、ダーク
読取り値d2をウェルの読取り値r2から減算して補正し
たウェル読取り値c2を提供しその他の値も同様とす
る。補正したすべてのノーマライザの読取り値と補正し
たすべてのウェルの読取り値を得た後、プロセスは図6
に示すフローチャートのステップ1100のフィルタリ
ング処理へ進む。このステップでは、前述したステップ
1010の間で得られた補正したノーマライザの読取り
値cn1〜cn60から、ノイズをフィルタ処理する。図
8と添付した擬似コードのステップ2にステップ110
0の詳細を示す。特に、この例においては、5点の移動
中央値(five-point running median)が補正したノー
マライザの読取り値cn1〜cn60に適用される。
【0034】図8のステップ1110に示すように、初
めの2つの平滑化したノーマライザ値xn1とxn2とを
初めの2つの補正したノーマライザ値cn1とcn2とそ
れぞれ等しくなるように設定し、同時に最後の2つの平
滑化したノーマライザ値xn 59とxn60とを最後の2つ
の補正したノーマライザ値cn59とcn60とも等しくな
るように設定する。次に、ステップ1120において、
平滑化したノーマライザ値xn3〜xn58が、それぞれ
対応する補正したノーマライザ値cn3〜cn58とその
前後の補正したノーマライザ値の中央値として得られ
る。例えば、平滑化したノーマライザ値xn3は、補正
したノーマライザ値cn1、cn2、cn3、cn4とcn
5の中央値に等しく設定する。同様に、平滑化したノー
マライザ値xn 4は、補正したノーマライザ値cn2、c
3、cn4、cn5とcn6の中央値に等しく設定し、ま
た補正したノーマライザ値xn5〜xn58は、同様な方
法で計算されうる。
【0035】すべての補正したノーマライザ値xn1
xn60を得ると、プロセスは図6のフローチャートに示
すダイナミック正規化ステップ1200に進む。このダ
イナミック正規化ステップの詳細は、添付の擬似コード
のステップ3と図9のフローチャートに示されている。
特に、この例では、補正したウェルの読取り値cr1
cr60と平滑化したノーマライザ値xn1〜xn60を使
用して、ダイナミック正規化値nr1〜nr60を計算す
る。
【0036】ステップ1210においては、計算で使用
する値の大きさをコントロールするために用いるスカラ
ー値を設定する。この例においては、このスカラー値は
3000であるが、任意の適当な値であってもよい。次
いで、プロセスは、スカラー値、補正したウェル読取り
値と平滑化したノーマライザ値を使用して、ダイナミッ
ク正規化値を計算するステップ1220に進む。特に、
ダイナミック正規化値を計算するために、対応する補正
したウェル値はスカラー値によって乗算され、次にその
合計が対応する平滑化したノーマライザ値によって除算
される。例えば、ダイナミック正規化値nr1を得るた
めに、補正したウェルの読取り値cr1は3000(ス
カラー値)で乗算され、次にその合計が平滑化したノー
マライザ値xn1の値で除算される。同様に、ダイナミ
ック正規化値nr2は、補正したウェルの読取り値cr2
を3000で乗算して、次にその合計を補正したノーマ
ライザ値xn2によって除算して計算する。このプロセ
スは、すべての60個のダイナミック正規化値nr1
nr60が得られるまで継続する。
【0037】次に、プロセスは前進して、図6のフロー
チャートのステップ1300で示すように、ウェルのデ
ータに対して入力ノイズのフィルタリング処理を実行す
る。この処理の詳細を、添付の擬似コードのステップ4
と図10のフローチャートに示す。ステップ1300に
おいて、ダイナミック正規化値nr1〜nr60に3点移
動中央値(three-point running median)を適用して、
平滑して正規化した値x1〜x60を得る。この処理を実
行するために、図10のステップ1310に示すよう
に、初めの平滑して正規化した値x1を初めのダイナミ
ック正規化値nr1に等しくなるように設定し、最後の
平滑して正規化した値x60を最後のダイナミック正規化
値nr60に等しくなるように設定する。次いで、プロセ
スは、平滑して正規化した値x2〜x59が得られるステ
ップ1320に進む。ダイナミック正規化値に3点移動
中央値を適用することによってこれらの値を得て、これ
により平滑して正規化した値x2〜x59は、それらが対
応するそれぞれのダイナミック正規化値nr2〜nr59
とその前後の正規化値の中央値を計算することによって
得られる。
【0038】すなわち、この例において、ダイナミック
正規化値nr1、nr2とnr3の中央値を計算すること
によって、平滑して正規化した値x2が得られる。同様
に、ダイナミック正規化値nr2、nr3とnr4の中央
値を計算することによって、平滑して正規化した値x3
が得られる。平滑して正規化した値x4〜x59は同様な
方法で得られる。
【0039】平滑して正規化した値x1〜x60が得られ
ると、これらの値に3点移動中央値を適用して平滑して
正規化した値z1〜z60を得る。すなわち、ステップ1
330において、平滑して正規化した値z1を平滑して
正規化した値x1に等しくなるように設定し、平滑して
正規化した値z60を平滑して正規化した値x60に等しく
なるように設定する。次に、ステップ1340におい
て、平滑して正規化した値z2〜z59は、それらの対応
する平滑して正規化した値x2〜x59とその前後の平滑
して正規化した値の中央値を計算することによって得ら
れる。すなわち、平滑して正規化した値z2は、平滑し
て正規化した値x1、x2とx3の中央値を計算すること
によって得られる。同様に、平滑して正規化した値z3
は、平滑して正規化した値x2、x3とx4の中央値を計
算することによって得られる。次に、平滑して正規化し
た値z4〜z59は、同様の方法で得られる。
【0040】図6のフローチャートのステップ1000
から1300を前述したように実行した後に、平滑化し
て正規化されたウェルの読取り値はz1〜z60によって
表される。このため、図11のグラフで示すように、平
滑して正規化された値z1〜z60を、関連するウェルの
読取り値が得られた時間間隔に対応してプロットしたと
き、スパイクノイズが取り除かれている図5のグラフの
ようになる。しかしながら、これらの平滑化と正規化処
理は、図11に示したグラフにまだ存在するステップを
取り除くことはしなかった。読取り値の急激な増加は、
結果としてかかるグラフに表れるステップになったが、
恐らくウェル内のバブルの存在によっるものである。こ
のバブルは、30回目のウェル読取りが行われた後(す
なわち、経過時間が30分後)に、31回目のウェル読
取りが行われた前に形成、消散、または移動されたもの
である。このため、ウェル読取り値r31〜r60の大きさ
と平滑して正規化した値z31〜z60の大きさとは、かか
るバブルのあるなしに基づいて増加した。従って、ステ
ップの大きさに比例した値によって平滑して正規化した
値z31〜z60を減少または増加させる必要がある。
【0041】このステップを取り除く処理は、図6のフ
ローチャートに示したステップ1400で行われる。こ
のステップを取り除く処理の詳細は、図12のフローチ
ャートと添付した擬似コードのステップ5に記載されて
いる。一般に、これらのタイプのグラフは、恐らくわず
か1つまたは2つのステップしか持たなく、また5つ以
上のステップを持つことはほとんどないことが分かって
いる。このため、グラフ内のすべてのステップは、ステ
ップ位置決めプロセスを5回実行した後に突き止められ
て除去される可能性がある。従って、図12のフローチ
ャートのステップ1405において、カウント値を設定
して、プロセスが最大5回繰り返すことができるように
して、次のステップ1410に進む。このステップで
は、差分値dr1〜dr59が計算される。これらの差分
値は隣接した平滑して正規化した値z1〜z60間の差分
を示すものである。すなわち、第1の差分値dr1は、
平滑して正規化した値z2から平滑して正規化した値z1
を引いた値として計算される。第2の差分値dr2は、
平滑して正規化した値z3から平滑して正規化した値z2
を引いた値として計算される。このプロセスは、59個
の差分値dr1〜dr59が得られるまで反復される。
【0042】次に、プロセスは、差分値dr1〜dr59
が全部加算されて平均合計を求め、この平均合計を59
で割て差分平均値‘drを計算するステップ1415に
進む。そして、プロセスは、変動値var(dr)を計
算するステップ1420に進む。この変動値は、各差分
値dr1〜dr59からの差分平均値‘drを減算し、各
減算の値を二乗し、次に二乗した値の合計をとることに
よって計算される。例えば、差分平均値‘drを第1の
差分値dr1から減算して得た合計値を二乗する。次
に、差分平均値‘drを第2の差分値dr2から減算し
て得た合計値を二乗する。このプロセスは、残りすべて
の差分値dr3〜dr59について行われる。次に、59
個の二乗した合計値を加算して58で除算すると、変動
値(dr)が得られる。
【0043】次に、プロセスは、合計値sが計算される
ステップ1425に進む。この合計値は、差分平均値
‘drをそれぞれの差分値dr1〜dr59から減算し、
それぞれの結果を4乗して59個の値のセットを得、次
にこれらの59個の値を全部加算することによって計算
される。すなわち、差分平均値‘drを第1の差分値d
1から減算して求めた結果を4乗して第1の値を得
る。差分平均値‘drを第2の差分値dr2から減算し
て求めた結果を4乗して第2の値を得る。59個すべて
の値を計算するまで、このプロセスは残りの差分値dr
3〜dr59に対して繰り返される。次に、この59個の
値を加算すると合計値sが得られる。
【0044】図12のステップ1430において、プロ
セスが関数var(dr)がゼロに等しいかどうかを決定す
る。この関数var(dr)がゼロに等しい場合、プロセス
は、前記カウント値を1増加し、ステップ1410〜1
425を前述したように繰り返すステップ1433に進
む。しかしながら、関数var(dr)の値がゼロに等しくな
い場合、プロセスは、臨界値としてCRIT-VALが4.9に等
しく設定されるステップ1435に進む。次に、プロセ
スは、前記関数var(dr)を二乗して59を乗算した合計
で合計値sを除算した値が、CRIT-VALの値よりも大きい
かどうかが決定されるステップ1440に進む。この計
算値がCRIT-VALよりも大きくない場合にステップの位置
修復プロセスは完了し、プロセスは、図6のフローチャ
ートに示すステップ1500の周期的ノイズフィルタ処
理に進む。
【0045】しかしながら、前記計算値がCRIT-VALの値
よりも大きい場合にプロセスは、ステップの位置の決定
を行う1445に進む。これは、差分平均値‘drを1
〜59個のそれぞれの差分値dr1〜dr59から減算し
て、それぞれの減算の値の絶対値を取り、どの絶対値が
最大かを決定することによって達成される。例えば、こ
のプロセスは、まず、差分平均値‘drを第1の差分値
dr1から引いて得た値の絶対値を取る。この絶対値
は、最初にゼロと設定されている最大値と比較される。
絶対値が大きい場合、その絶対値を最大値に設定し、変
数maxpt_drを差分値の番号に等しく設定する。この場
合、この差分値は1である。
【0046】このプロセスは、次に、差分平均値‘dr
を第2の差分値dr2から引いて得た値の絶対値を取
る。このプロセスは、その絶対値が新しい最大値よりも
大きいかどうかを決定する。絶対値が大きい場合、その
絶対値を最大値に設定し、変数maxpt_drを2に設定す
る。このプロセスが残りすべての差分値dr3〜dr59
に対して繰り返されて終了した後に、変数maxpt_drは、
最大のステップが発生した平滑して正規化した値の番号
になる。前述したように、この例において、ステップが
値z30で発生したと仮定されているため、maxpt_drは3
30に設定される。
【0047】このプロセスは、次に、差分値dr1〜d
59の中央値が決定されるステップ1450に進む。こ
の後のステップ1455において、前記ステップの後に
生じている平滑して正規化した値は、そのステップが発
生する平滑して正規化した値に対して計算された差分値
により減少され、次のステップ1450で計算された差
分値の中央値により増加される。例えば、平滑して正規
化した値z31〜z60は、それぞれ差分値dr30の大きさ
により減少され(ステップは30番目の読取りの後に発
生したのより)、次に平滑して正規化した値z31〜z60
は、それぞれステップ1450において計算された差分
値の中央値により増加される。図13に示すように、こ
のプロセスは、z31〜z60のRFU値を示す曲線の部分を
下側にシフトした結果によりそのステップを取り除く。
【0048】このプロセスは、次に、プロセス自身が5
回繰り返されたか否かが決定されるステップ1460に
進む。前記カウント値が5でない場合、このカウント値
はステップ1465で1増加され、前記プロセスがステ
ップ1410に戻って前述のような動作を繰り返され
る。しかしながら、カウント値が5の場合、プロセスは
図6のフローチャートの周期的ノイズフィルタ処理のス
テップ1500に進む。これまでの説明において、取り
除こうとするステップは、時間と共にRFU値が急激に増
加するときに発生する正のステップであると仮定してき
た。しかしながら、このステップ除去プロセスは、RFU
値が時間と共に急激に減少するときに発生する負のステ
ップを取り除くこともできる。この周期的ノイズフィル
タリング処理1500は、ステップはすでに補正され図
13に示しているグラフに存在する可能性がある間違っ
た値を、さらにフィルタリングして除去できる。この周
期的ノイズフィルタリング処理の詳細は、図14のフロ
ーチャートと添付した擬似コードのステップ6とに示さ
れている。
【0049】具体的に、5点移動平均(5-point moving
average)を図13のグラフに示したウェル読取り値z
1〜z60に適用し、フィルタ処理した値f1〜f60を提供
する。ステップ1510において、最初の2つのフィル
タ処理した値f1とf2を、それぞれ平滑して正規化した
値z1とz2に等しくなるように設定し、最後の2つのフ
ィルタで処理した値f59とf60を、それぞれ平滑して正
規化した値z59とz60に等しくなるように設定する。次
に、ステップ1520において、フィルタ処理した値f
3〜f58は、それぞれ対応する平滑して正規化した値z3
〜z58とその前後の平滑して正規化した値の平均を取る
ことによって決定される。例えば、フィルタ処理した値
3は、平滑して正規化した値z1、z2、z3、z4とz5
の合計を5で割ることによって決定される。フィルタ処
理した値f4は、平滑して正規化した値z2、z3、z4
5とz6の合計を5で割ることによって決定される。こ
のプロセスは、残りすべてのフィルタ処理した値f3
58が得られるまで繰り返される。
【0050】次に、プロセスは図6に示すステップ16
00に進む。このステップにおいて、プロセスは、それ
ぞれ生のウェル読取り値r1〜r60から前述したステッ
プによって得られたフィルタ処理した値f1〜f60が実
際にウェルから得られたのかどうかを決定する、すなわ
ち換言すると、ウェルがサンプルトレイのアセンブリー
112のマイクロウェルのアレイ116内のその位置に
実際に存在するかどうかを決定する。ウェルの存在を決
定する処理の詳細は、図15のフローチャートと擬似コ
ードのステップ7で示されている。
【0051】具体的に、図15のステップ1610にお
いて、フィルタ処理した値f10、f 20、f30、f40とf
50を加算した値を5で割ることによって、ウェル存在平
均値wpavgを決定する。この例において、このウェル存
在平均値wpavgは、125.0に設定されているウェル閾値WP
_THRESと比較される。ステップ1620において、ウェ
ル存在平均値wpavgがゼロより大きく、また閾値WP_THRE
Sよりも小さいとの結果を得ると、プロセスは、ウェル
が存在しなく得られたデータが完全に間違っていると判
断する。次に、プロセスは、そのウェルに対する判断を
終え、エラーメッセージを発生する、図6に示すフロー
チャートのステップ1900に進む。しかしながら、プ
ロセスがステップ1620で、ウェルが存在すると決定
する場合、プロセスは図6に示すフローチャートのステ
ップ1700に進む。
【0052】図6のステップ1700において、プロセ
スは、フィルタ処理した値f15〜f 20による平均値を計
算するベースラインのバックグラウンド補正を行う。次
に、この平均値はすべてのフィルタ処理した値f21〜f
60から減算される。バックグラウンド補正動作のこれ以
上の詳細は、図16のフローチャートと擬似コードのス
テップ8に示されている。すなわち、図16のステップ
1710において、フィルタ処理した値f15〜f 20は加
算されて合計値を計算する。次に、この例では、この合
計値を6で割って、初期調整値IAを計算する。次に、プ
ロセスは、初期調整値IAをそれぞれのフィルタ処理した
値f21〜f60から減算するステップ1720へ進む。こ
の減算を行って、フィルタ処理した値がゼロより小さく
なった場合、このフィルタ処理した値をゼロに設定す
る。図17のグラフに示すように、このプロセスは、フ
ィルタ処理値f21〜f60間のグラフの部分を横軸に向か
って下側にシフトする。次に、プロセスは、図6のフロ
ーチャートのステップ1800に示す面積計算処理に進
む。
【0053】この面積計算処理について、図18に示す
フローチャートと擬似コードのステップ9に一層詳細に
記載されている。具体的に、ステップ1810におい
て、フィルタ処理値f21〜f60のプロットの下側の面
積、言い換えると、図17に示したグラフの横軸とフィ
ルタ処理値f21〜f60のプロットとの間の面積は、フィ
ルタ処理値f21〜f60を加算することによって概算値と
して計算される。ステップ1820でにおいて、サンプ
ルウェル決定値sample-value1が設定され、プロセス
は、図6のフローチャートのステップ1900で終了す
る。従って、この得られたsample-value1は、ウェルの
中のサンプルが病気の原因となる病原体(そのために、
サンプルがテストされている)を含んでいるかどうかを
決定するために使用する値である。
【0054】上述したように、プロセスは、患者サンプ
ル1に関連する3つのウェル(すなわち、第1のサンプ
ルのマイクロウェル、第2のサンプルのマイクロウェル
と第3のサンプルのマイクロウェル)の1つである、最
初のサンプルのマイクロウェルに対して実行された。前
記構成において、第1のサンプルのマイクロウェルは、
ある特定の病原体(例えば、CT)をテストできる試薬
を、第2のサンプルのマイクロウェルは、別の病原体
(例えば、GC)をテストできる試薬を含んでいる。そし
て、第3のサンプルのマイクロウェルは、他のすべての
ウェルと同様に60回読み込まれる増幅コントロールAC
サンプルを含んでいる。
【0055】この第1のサンプルのマイクロウェル内の
サンプルが標的の病原体を含んでいるかどうかを決定す
る、ステップ2000で始まるプロセスは、図19のフ
ローチャートに示されている。特に、ステップ2010
において、前記のプロセスで取得されているsample-val
ue1が、所定の上位閾値(upper threshold value)と比
較される。sample-value1の大きさが上位閾値よりも大
きい場合、プロセスは、コントローラがウェル読取り装
置100に対して、テストしたウェル内のサンプルが標
的の病原体に対して陽性であるとの表示を行うようにコ
ントロールする、ステップ2020へ進む。この表示
は、ディスプレイスクリーン104上に表示される形
式、ディスクドライブ106内のディスクにデータとし
て記録される形式、または、ウェル読取り装置100に
内蔵のまたは取り付けられたプリンタにデータとしてプ
リント出力される形式のいずれであってもよい。
【0056】しかしながら、プロセスがステップ201
0で、sample-value1の大きさが上位閾値よりも大きく
ないと判断された場合、プロセスは、sample-value1
大きさが所定の下位閾値(lower threshold value)よ
りも大きいかどうかを決定するステップ2030へ進
む。このステップ2030において、sample-value1
大きさが下位閾値よりも大きいと決定される場合、プロ
セスは、ウェル読取り装置100がテストの結果を不正
確な範囲にあると表示するようコントロールするステッ
プ2040に進む。このとき、新しいsample-value1
得るために、ユーザにはステップ1000〜1900に
ついて前述したプロセスを再度実行するオプションが与
えられる。その後、上述したように、新しいsample-val
ue1は上位と下位閾値と比較される。その結果が再度不
正確の場合、ウェル読取り装置100は、マイクロウェ
ル内のこのサンプルが未知であると表示するようにコン
トロールされている。このとき、番号1の患者は、別の
サンプルを提供するように連絡を受ける。この別のサン
プルは、上述した方法で再度テストされる。
【0057】しかしながら、ステップ2030におい
て、sample-value1の大きさが下側のスレショルド値よ
りも大きくないと決定する場合、プロセスはプロセスは
ステップ2050に進む。ステップ2050において、
AC-value1の大きさは別の所定の閾値と比較される。こ
のAC-value1は、サンプルトレイのアセンブリー112
内の、上述の第1のサンプルのマイクロウェルに属する
第3のサンプルのマイクロウェルのAC値から得たウェル
読取り値に、ステップ1000〜1900で説明したプ
ロセスを適用して計算される。正常な状態において、AC
-value1の大きさは常に所定の上位閾値よりも大きくな
ければならない。
【0058】このため、ステップ2050において、AC
-value1の大きさが所定の上位閾値よりも大きいと判断
した場合、プロセスはステップ2060に進む。このス
テップにおいて、ウェル読取り装置100は、マイクロ
ウェルの番号1内のサンプルが陰性である、言い換える
と、標的の病原体(例えば、CT)を含んでいないと表示
するようにコントロールされる。しかしながら、ステッ
プ2050において、AC-value1の大きさが所定の上位
閾値よりも大きくないと判断した場合、プロセスはステ
ップ2070に進む。このステップにおいて、ウェル読
取り装置100は、マイクロウェルの番号1内のサンプ
ルのテスト結果が特定できないことを表示するようにコ
ントロールされる。このとき、図6のフローチャートの
ステップ1000〜1900を参照して前述したような
方法においてマイクロウェル1から得た読取り値を再度
処理するオプションがユーザに与えられる。再テストの
結果が再び不正確または特定できないと判明した場合、
番号1の患者に対し、別のサンプルを提供するように連
絡をする。そして、この別のサンプルは上述した方法で
再度テストされる。
【0059】前述したように、第2のサンプルのマイク
ロウェル内にある番号1の患者からのサンプルが読み取
られ分析される方法は、第1のサンプルのマイクロウェ
ル内のサンプルについて前述した方法とほぼ同様であ
る。具体的に、前述したように、第2のサンプルのマイ
クロウェル内のサンプルから得た60個の読取り値を、
図6のステップ1000〜1900に従って処理し、sa
mple-value2を計算する。次に、図19のフローチャー
トに示す方法と同様な方法で、このsample-value 2を処
理する。しかしながら、マイクロウェル番号2には、異
なる病原体(例えば、GC)についてのテストを可能にす
る試薬を備えているので、sample-value2の大きさは、
その特定の病原体に関連する上位と下位閾値と比較され
る。比較の結果に基づいて、テストの結果は、陽性、陰
性、不正確、または特定できないとして報告される。
【0060】次に、上述のプロセスは、残りすべての患
者のサンプルに対してほぼ同じ方法で実施できる。上述
したように、それぞれの患者のサンプルを、2つの病原
体に対してテストする場合、マイクロウェルのアレイ1
16とサンプルトレイのアセンブリー112は、最大3
0人の患者からのサンプルを受け入れることができる。
しかしながら、ある場合には、すべてのウェル内の内部
存在するコントロール(internal control present)と
して、増幅コントロールACを含むことができる。この増
幅コントロールは、光感知バー130の発光/受光ポー
ト132によって放射された異なる周波数の光により、
または前に参照した同時係属中の米国特許出願第08/92
9,895号に一層詳細に記載されているように、二重光感
知バー(図示せず)による照射を受けることができる。
その場合、2つの異なる病原体(例えば、CTとGC)につ
いてテストするために、それぞれの患者について2つの
マイクロウェルのセットが必要となるが、また1つの病
原体(例えば、CTまたはGC)についてテストするために
は、患者あたり1つのマイクロウェルしか必要としな
い。
【0061】何らかのテスト結果を患者に報告する前
に、CTとGCの陽性と陰性のコントロールサンプルから得
られた値を、図6のステップ1000〜1900に関し
て前述した方法で処理して発生した値を分析した結果よ
り、既知の陽性と陰性のコントロールサンプルが、実際
それぞれ陽性サンプルと陰性サンプルとして確実に読み
込まれていることを注意すべきである。これらのコント
ロールサンプルのいくつかの読取り値が正しくない場合
(すなわち、陰性のコントロールサンプルが陽性サンプ
ルとして識別された、またはその逆の場合)、マイクロ
ウェルトレイの全体についてそのタイプのテストに対し
て行われたすべてのサンプルの読取り値は疑問視され
る。すべてのサンプルデータを廃棄して、サンプルを再
評価すべきである。
【0062】本発明のわずか数例の典型的な実施態様を
詳細に説明してきたが、当業者は本発明の新規な教示や
利点に基づき、多くの変形や置換が一般的な実施態様に
おいて可能であることは容易に理解されよう。従って、
すべてのそのような変形や置換は、請求の範囲において
定義するように、本発明の範囲に含まれると意図され
る。
【図面の簡単な説明】
本発明のこれらのまた他の目的は、以下の詳細の説明を
添付の図面を参照して読むとき、一層容易に理解されよ
う。
【図1】サンプルウェルの読取り値を解釈する本発明の
実施形態を使用している、サンプルウェルのアレイ内の
サンプルウェルを光学的に読み取る装置の概略図であ
る。
【図2】図1に示すサンプルウェル読取り装置内で使用
するサンプルウェルのトレイの分解した斜視図である。
【図3】図2に示すサンプルウェルのトレイのアセンブ
リーを収容しまた搬送する、図1に示す装置内で使用す
るステージアセンブリーの詳細な斜視図である。
【図4】図3に示すステージアセンブリーによって光セ
ンサバーを通過して搬送されるサンプルウェルのトレイ
に関連して、図1に示す装置内で使用する光センサバー
と対応する光ファイバーケーブル、発光ダイオードと光
検出器のレイアウトを示す図である。
【図5】図1に示す装置によって図2に示すサンプルウ
ェルのトレイのサンプルウェルから検出された蛍光発光
の輝度の値を、これらの値は対応する蛍光発光が検出さ
れた時間の関数としてプロットされているグラフであ
る。
【図6】本発明の実施形態に基づいて、図5に示すグラ
フ内のデータを正規化、フィルタリング、調整、および
解釈する方法のステップを示すフローチャートである。
【図7】図6に示すフローチャートのダーク補正処理の
ステップを示すフローチャートである。
【図8】図6に示すフローチャートのノーマライザのデ
ータ処理ステップに対する、インパルスノイズフィルタ
のステップを示すフローチャートである。
【図9】図6に示すフローチャートのダイナミック正規
化処理ステップのステップを示すフローチャートであ
る。
【図10】図6に示すフローチャートのウェルデータ処
理ステップに対するインパルスノイズフィルタのステッ
プを示すフローチャートである。
【図11】図5に示すグラフ上で、図6〜図10に示す
フローチャート内のダーク補正ステップ、インパルスノ
イズフィルタのステップとダイナミック正規化ステップ
を実行した後の結果を示すグラフである。
【図12】図6に示すフローチャートのステップ位置決
め取外し処理ステップのステップを示すフローチャート
である。
【図13】図11に示すグラフ上で、図6に示すフロー
チャートのステップ位置決め取外しステップを実行した
結果を示すグラフである。
【図14】図6に示すフローチャートの周期的ノイズフ
ィルタ処理のステップを示すフローチャートである。
【図15】図6に示すフローチャートのウェル存在決定
ステップを示すフローチャートである。
【図16】図6に示すフローチャートのバックグラウン
ド補正ステップを示すフローチャートである。
【図17】図13に示すグラフ上で図6に示すフローチ
ャートのバックグラウンド補正ステップを実行した結果
を示すグラフである。
【図18】図6に示すフローチャートの面積計算ステッ
プを示すフローチャートである。
【図19】図18のフローチャートで示した面積計算ス
テップで計算した面積の値に基づいて、ウェル読取り値
を分析するために実行したステップを示すフローチャー
トである。
【符号の説明】 100 ウェル読取り装置 102 キーパッド 104 ディスプレイスクリーン 106 ディスクドライブ 108 ドア 110 ステージアセンブリー 112 サンプルトレイのアセンブリー 114 トレイ 116 マイクロウェルのアレイ 118 マイクロウェル 120 開口部 122 カバー 124 開口部 126 コントロールウェル 127 正規化ウェル 128 カバー 130 光感知バー 132 発光/受光ポート 134 光ファイバーケーブル 136 発光装置 138 光ファイバーケーブル 140 光学検出器 142 コントローラ 144 メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 595117091 1 BECTON DRIVE, FRA NKLIN LAKES, NEW JE RSEY 07417−1880, UNITED STATES OF AMERICA (72)発明者 ハリー・ヤン アメリカ合衆国メリーランド州20850,ロ ックヴィル,ウィロウ・トゥリー・ドライ ヴ 13909 (72)発明者 ダニエル・エル・シュワーツ アメリカ合衆国メリーランド州21009,ア ビンドン,ミルフォード・コート 635 (72)発明者 クリストファー・エム・エンブレス アメリカ合衆国メリーランド州21015,ベ ル・エア,ラングリー・コート 302 (72)発明者 リチャード・エル・ムーア アメリカ合衆国メリーランド州21228,ケ イトンズヴィル,グリーンロウ・ロード 356 (72)発明者 ペリー・ディー・ハーランド アメリカ合衆国ノースカロライナ州27516, チャペル・ヒル,ローレル・スプリング ス・ドライヴ 8914 (72)発明者 ポーラ・ヴイ・ジョンソン アメリカ合衆国メリーランド州21209,ボ ルチモア,マーナット・ロード 2951

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの生物学的または化学的
    なサンプルに対して実施されるサンプルアッセイに属す
    る数値データを分析するシステムをコントロールするた
    めのコンピュータ化した方法であって、前記数値データ
    が前記サンプルアッセイに属するデータセットを含み、
    このデータセットがそれぞれの読み取り時間における前
    記サンプルの各状態を表示する複数のデータ値を含むこ
    とと、 前記各データセットに対し、 前記各データ値にそれぞれの数値を割り当てるステップ
    と、 少なくともいくつかの前記数値を数学的に結合して合計
    値を計算するステップと、 前記合計値を閾値との比較を実行するステップと、 前記合計値を比較した結果に基づいて、前記サンプルが
    所定の特性を有しているかどうかを表示するようにシス
    テムをコントロールするステップとを含んでなることと
    を特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記割り当てるステップが、 前記データ値を前記各読み取り時間順の配列にするステ
    ップと、 前記配列内の少なくともいくつかの前記データ値を他の
    前記データ値と比較するステップと、 前記データ値を比較するステップで得た結果に基づい
    て、前記それぞれの数値をこれらのデータ値に割り当て
    るステップとを含んでなることを特徴と請求項1に記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 前記割り当てるステップが、 前記データ値を前記各読み取り時間順の配列にするステ
    ップと、 前記配列内の前記各データ値の大きさを前記配列内の隣
    接するデータ値の大きさと比較して、前記データ値の大
    きさと前記隣接するデータ値の大きさとの間の差分が所
    定の値よりも大きいかどうかを判断し、この差分が前記
    所定の値よりも大きい場合、前記データ値をステップデ
    ータ値として識別するステップと、 前記配列内の前記ステップデータ値に後続する前記各デ
    ータ値の大きさを、前記後続する各データ値に割り当て
    られた前記それぞれの数値を計算する前記大きさに基づ
    く調整量によって調整するステップとを含んでなること
    を特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記割り当てるステップが、 少なくともいくつかの前記数値に基づいて平均値を計算
    するステップと、 前記平均値に基づいて少なくともいくつかの前記データ
    値の大きさを調整して、前記データ値に割り当てられた
    前記数値を割り出すステップとを含んでなることを特徴
    とする請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記サンプルアッセイは複数の前記サン
    プルを含んでなり、前記数値データが前記各サンプルの
    それぞれの1つに属する複数のデータセットを含み、 前記複数データセットのそれぞれに対して、前記割り当
    てるステップと、数学的に結合するステップと、合計値
    を比較するステップとコントロールするステップとを実
    行することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 少なくとも1つの生物学的または化学的
    なサンプルに対して実施されるサンプルアッセイに属す
    る数値データを分析するシステムをコントロールするた
    めのコンピュータ化した方法であって、前記数値データ
    が前記サンプルアッセイに属するデータセットを含み、
    このデータセットがそれぞれの読み取り時間における前
    記サンプルの各状態を表示する複数のデータ値を含むこ
    とと、 前記各データセットに対して、 前記値の大きさを示す縦軸と、前記サンプルの読取り値
    を取り込み前記複数のデータ値を得る時間を示す横軸と
    を有するグラフ上のポイントとして、それぞれの前記複
    数のデータ値を表示するステップと、 前記グラフ上にある異常の性質を有するポイントを識別
    し、この異常なポイントを補正して、前記グラフ上のポ
    イントを補正したプロットを作り、前記補正したポイン
    トのプロット上の各前記ポイントが前記値の一つ値に対
    応する大きさを示すステップと、 前記グラフ上のポイントを補正したプロットの少なくと
    も一部と前記横軸との間にある領域のおおよその面積を
    計算するステップと、 前記面積を閾値と比較して、前記データセットが属する
    前記サンプル内特定の状態が存在するかどうかを決定す
    るステップとを実行するステップを含んでなることとを
    特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 前記識別と補正するステップが、前記ポ
    イントのプロット内のステップ特性を識別して、前記グ
    ラフ上に前記補正したポイントのプロットを作る場合
    に、前記ステップ特性を取り除くことを特徴とする請求
    項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 少なくとも1つの生物学的または化学的
    なサンプルに対して実施されるサンプルアッセイに属す
    る数値データを分析するシステムをコントロールするた
    めのコンピュータが読取り可能な命令媒体であって、前
    記数値データが前記サンプルに属するデータセットを含
    み、このデータセットがそれぞれの読み取り時間におけ
    る前記サンプルの各状態を表示する複数のデータ値を含
    む命令媒体において、 前記システムをコントロールして、それぞれの数値をそ
    れぞれの前記データ値に割り当てる第1命令グループ
    と、 前記システムをコントロールして、少なくともいくつか
    の前記数値を数学的に結合して、その合計を計算する第
    2命令グループと、 前記システムをコントロールして、前記合計値を閾値と
    比較する第3命令グループと、 前記システムをコントロールして、前記合計値と前記閾
    値との前記比較の結果に基づいて、前記サンプルが所定
    の特性を有しているかどうかを表示する第4命令グルー
    プとを含んでなることを特徴とするコンピュータが読取
    り可能な命令媒体。
  9. 【請求項9】 前記第1命令グループが、 前記システムをコントロールして、前記それぞれの読み
    取り時間を表す配列に前記データ値を配置する第5命令
    グループと、 前記システムをコントロールして、前記配列内の少なく
    ともいくつかの前記データ値を他の前記データ値と比較
    する第6命令グループと、 前記システムをコントロールして、前記他のデータ値に
    対する前記データ値の前記比較の結果に基づいて、前記
    それぞれの数値を前記各データ値に割り当てる第7命令
    グループとを含んでなることを特徴とする請求項8に記
    載の命令媒体。
  10. 【請求項10】 前記命令の第1のグループが、 前記システムをコントロールして、前記それぞれの時間
    を表す配列内の前記データ値を配置する第8命令グルー
    プと、 前記システムをコントロールして、前記配列内のそれぞ
    れの前記データ値の大きさを前記配列内の隣接する前記
    データ値の大きさと比較して、前記データ値の大きさと
    前記隣接するデータ値の大きさとの間の差分が所定の大
    きさよりも大きいかどうかを決定し、前記大きさが前記
    所定の大きさよりも大きい場合、前記データ値をステッ
    プデータ値として識別する第9命令グループと、 前記システムをコントロールして、前記配列内の前記ス
    テップデータ値に後続する前記各データ値の大きさを、
    前記後続する各データ値に割り当てられた前記それぞれ
    の数値を計算する前記大きさに基づく調整量によって調
    整する第10命令グループとを含んでなることを特徴と
    する請求項8に記載の命令媒体。
  11. 【請求項11】 前記システムをコントロールして、少
    なくともいくつかの前記数値を平均して平均値を計算す
    る第11命令グループと、 前記システムをコントロールして、前記平均値を平均閾
    値と比較して、前記データセット内に異常な状態が存在
    するかどうかを決定する第12命令グループと、 前記システムをコントロールして、前記異常な状態が存
    在すると決定された場合、前記数学的に結合するステッ
    プと、第1の比較するステップと、コントロールするス
    テップとを削除して、前記システムをコントロールして
    エラー表示を発生させる第13命令グループとを更に含
    んでなることを特徴とする請求項8に記載の命令媒体。
  12. 【請求項12】 前記第1命令グループが、 前記システムをコントロールして、少なくともいくつか
    の前記数値に基づいて平均値を計算する第14命令グル
    ープと、 前記システムをコントロールして、前記平均値に基づく
    削減量によって少なくともいくつかの前記データ値の大
    きさを削減して前記データ値に割り当てられた前記数値
    を計算する第15命令グループとを含んでなることを特
    徴とする請求項8に記載の命令媒体。
  13. 【請求項13】 前記命令の第2のグループが前記シス
    テムをコントロールして、前記数値を加算して前記合計
    値を計算ことを特徴とする請求項8に記載の命令媒体。
  14. 【請求項14】 前記サンプルアッセイが複数の前記サ
    ンプルから成り、前記数値データがそれぞれが前記サン
    プルのそれぞれに属する複数のデータセットを含み、 前記命令の第1、第2、第3と第4のグループが、前記
    システムをコントロールして、それぞれの前記複数のデ
    ータセットに対して、前記割り当てるステップと、数学
    的に結合するステップと、第1の比較するステップと、
    コントロールするステップとを実行することを特徴とす
    る請求項8に記載の命令媒体。
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