JP2019059564A - シート積載装置、給送装置、画像形成装置、及び画像形成システム - Google Patents

シート積載装置、給送装置、画像形成装置、及び画像形成システム Download PDF

Info

Publication number
JP2019059564A
JP2019059564A JP2017183784A JP2017183784A JP2019059564A JP 2019059564 A JP2019059564 A JP 2019059564A JP 2017183784 A JP2017183784 A JP 2017183784A JP 2017183784 A JP2017183784 A JP 2017183784A JP 2019059564 A JP2019059564 A JP 2019059564A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
air volume
feeding
sheets
fan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017183784A
Other languages
English (en)
Inventor
陽佑 澤西
Yosuke Sawanishi
陽佑 澤西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Canon Finetech Nisca Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Finetech Nisca Inc filed Critical Canon Finetech Nisca Inc
Priority to JP2017183784A priority Critical patent/JP2019059564A/ja
Publication of JP2019059564A publication Critical patent/JP2019059564A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

【課題】トレイ上の最上位にあるシートと次に位置しているシートの距離に基づいた風量調整は時間を要するため搬送動作までに間に合わず、シートの分離性向上に繋がらない。【解決手段】シート積載装置は、積載手段に積載された複数のシートの側面にエアを吹きつける送風手段と、その積載された最上部シートを押圧してシートを予め定められた方向に給送する給送手段とを備える。さらに、複数のシートの側面に光を照射し、シート積載方向に複数のシートの側面の異なる複数の領域からその反射光を受光する検出手段と、検出された複数の受光光量が予め定められた範囲内となるように前記送風手段の風量を変更する変更手段を備える。そして、その変更された風量で送風手段を駆動し、給送手段によるシート給送を行う。【選択図】 図4

Description

本発明は積載されたシートをエアを用いて分離して給送するシート積載装置、このシート積載装置を備えた給送装置、その給送装置を備えた画像形成装置、及び、画像形成システムに関する。
従来、複写機やプリンタ等の画像形成装置に大量のシートを給送可能なシート搬送装置において、シートにエアを吹き付けることにより、シートの分離性を向上させる技術が知られている。しかしながら、シートに吹き付ける風量は、同じシートサイズ、同じ坪量、同じ紙種であっても、その時のコンディションなどによって最適値が異なり、最適な風量を予測して設定するのは非常に困難であるという課題があった。
このため、積載シートにおいて、エアが吹き付けられる最上位のシートと、その次に位置しているシートとの間隔を表す情報を画像データとして取得し、その画像データからシート間の距離を算出して風量の調整を行う技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2010−254462号公報
しかしながら上記従来例では、最上位にあるシートと次に位置しているシートとの間隔を表す画像データを基にした風量調整であるため、その風量調整が搬送動作に間に合わず、その結果、依然としてうまくシートを分離させられないという可能性があった。また、画像データを取得して風量制御を行うため、画像データ処理に時間を要することや、画像データ取得のために高価なセンサを必要とするため、装置のコストが上昇するという問題もあった。
さらに、環境などの影響により積載シート束の密着度合いが強い場合、最上位シート付近の分離具合を画像として取得し、そのデータを解析しても精度良く、分離具合を特定するのは困難であった。その結果、適切な風量調整もできなくなってしまう。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、安価な構成でシートの分離を確実に図ることができるシート積載装置、給送装置、画像形成装置、及び画像形成システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明のシート積載装置は次のような構成からなる。
即ち、複数のシートを積載する積載手段と、前記積載手段に積載された複数のシートの側面にエアを吹きつける送風手段と、前記複数のシートの側面に光を照射し、前記複数のシートの積載方向に前記複数のシートの側面の異なる複数の領域から反射した反射光を受光する検出手段と、前記検出手段によって検出された複数の受光光量が予め定められた範囲内となるように前記送風手段の風量を変更する変更手段とを有することを特徴とする。
また本発明を別の側面から見れば、上記構成のシート積載装置と、前記積載手段に積載されたシートを一枚ずつ分離して外部に搬送する搬送手段とを有することを特徴とする給送装置を備える。
さらに本発明を別の側面から見れば、上記構成の給送装置と、前記給送装置から給送されたシートに対して画像を形成する画像形成手段とを有することを特徴とする画像形成装置を備える。
またさらに本発明を別の側面から見れば、上記構成の給送装置と、前記給送装置から給送されたシートに対して画像を形成する画像形成手段を備えた画像形成装置とを有することを特徴とする画像形成システムを備える。
本発明によれば、安価な構成でシートの分離を確実に図ることができるという効果がある。
本発明の代表的な実施例に従うシート搬送装置を備えた画像形成システムの概略構成を示す側断面図である。 シート搬送装置の概略構成を示す側断面図である。 シート積載部の詳細な構成を示す側断面図である。 分離検出部の詳細な構成を示す側断面図である。 シート積載部の制御構成を示すブロック図である。 センサにより検出される受光光量値の範囲を示す図である。 センサにより検出される受光光量の例を示す図である。 シート給送動作を示すフローチャートである。 動作風量変更設定の処理の詳細を示すフローチャートである。 初期風量設定処理を示すフローチャートである。 初期風量変更設定の処理の詳細を示すフローチャートである。 給紙動作(風量自動設定)の処理を示すフローチャートである。 動作風量変更(風量自動設定)の詳細を示すフローチャートである。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施例について、さらに具体的かつ詳細に説明する。しかしながら、本発明は以下に説明する実施例により限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での変更や追加があっても構わない。
なお、この明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わない。さらに人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かも問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、「記録媒体(シート)」とは、一般的な画像形成装置で用いられる記録紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム(OHP)、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、搬送の可能な媒体も含むものである。
<画像形成システムの概要(図1〜図7)>
図1は本発明の代表的な実施例である電子写真方式に従って画像を形成するプリンタエンジンを用いた画像形成システムの概要構成を示す側断面図である。
図1に示すように、画像形成システムは、シートに画像を形成する画像形成装置200と、画像形成装置200へ大量のシートを給送するシート搬送装置100と、画像形成後のシートの後処理を行うシート排紙装置300を含む。さらに、画像形成システムは、シート搬送装置100、画像形成装置200及びシート排紙装置300に対するユーザからの操作入力を受け付ける操作部201を含む。
図2はシート搬送装置100の概略構成を示す側断面図である。
シート搬送装置100は、シートの積載保持するシート積載部101、積載されたシートを給送する給送ローラ102、シートを一枚一枚分離する分離ローラ対103、分離されたシートを画像形成装置200まで搬送する搬送ローラ対104により構成される。給送ローラ102は積載されたシートのうち、最上位のシートを押圧し、その押圧したシートをピックアップして分離ローラ対の方向に給送する。
図3はシート積載部101の詳細な構成を示す側断面図である。
図3に示すように、シート積載部101は、昇降トレイ110と側面規制板111と後端規制板112と分離ファン120と分離検出部130と積載制御部140とを含む。昇降トレイ110はシートを積載し搬送口に対して適切な高さへ昇降動作を行う。側面規制板111はシートの搬送方向に対して平行に設けられ、その搬送方向に対して直交する方向へのシートの移動を規制する。後端規制板112は、シートの搬送方向に対して垂直に設けられシート最後端の動きを規制する。分離ファン120は、積載されたシートの分離性を向上するためにエアを吹きつける。分離検出部130は、吹き付けられたエアにより隣接して積載されたシートがどの程度、分離しているかを検出する。積載制御部140は、シート積載部101内の各種制御を行う。
図4は分離検出部130の詳細な構成を示す側断面図である。
図4に示すように、分離検出部130は、積載されたシートへ光を照射する光源131と、シートの側面に照射され反射された反射光量をシート積載方向(上下方向)に複数の領域に分割された各領域で検出する複数のセンサ132〜136により構成される。ここで、センサ132は積載されたシートの最上位にあるシートを含む領域からの反射光を検出し、センサ136のセンサ132〜136による検出領域の最下部にあるシートを含む領域からの反射光を検出する。
分離ファン120からの送風により、シートとシートの間にエアが入り込み、シート間に十分な空間があると、その空間のために照射された光がシートにより反射されず、その結果、センサが検出する受光光量は少なくなる。これに対して、分離ファン120からエアを送風しても、シートとシートが密着していると、照射された光が密着したシートにより反射され、その結果、センサが検出する受光光量は多くなる。
図5はシート積載部101の制御構成を示すブロック図である。
積載制御部140は、CPU、ROM、RAM、外部機器と接続し信号の送受を行うインタフェースを含み、操作部201を介して入力されたユーザからの指示を画像形成装置200を介して入力し、各部に対して指示を行う。操作部201から印刷ジョブが入力されると、積載制御部140は昇降トレイ110を駆動し、昇降トレイ110に積載された最上位のシートが給送ローラ102に達するまで上昇させる。次に、積載制御部140は給送ローラ102と分離ローラ103を駆動して積載されたシートの最上位からピックアップして分離ローラ103へと給送すると、分離ローラ103は給送されてきたシートを一枚一枚分離して搬送路へと搬送する。
このようなシートの給送・分離・搬送動作を実行する際、積載制御部140は光源131から昇降トレイ110に積載されたシートの側面に光を照射し、その反射光をセンサ132〜136で受光する。そして、積載制御部140は各センサの受光光量に基づいて、分離ファン120の駆動を制御する。
図6はセンサにより検出される受光光量値の範囲を示す図である。
この実施例では、光源131により照射された光がシートにより反射された反射光をセンサ132〜136で検出した場合に、各センサからは8ビットで表現される受光光量値が出力される。従って、その値は図6に示すように最大で255、最小で0の値をもつ。図3に示す構成からも分かるように、積載されたシートを側面から光源131が光を照射するとき、シートが適度に捌かれて、固まりが少なく反射光が少ない場合(例えば、図4のA)、センサの受光光量は「0」に近い値を示す。これに対して、複数枚のシートが密着し、固まりとなっている場合(例えば、図4のB)反射光が多い場合、センサの受光光量は「255」に近い値を示す。
図7はセンサにより検出される受光光量の例を示す図である。
図7において、(a)は風量が適切でない(風量が強く、固まりが発生している)場合の積載シートの側面の例を示す図であり、(b)はセンサ132〜136により図7(a)の白枠部を検出し、検出された受光光量値を内挿して曲線化した図を示している。図7(b)において、◇はセンサ132〜136で検出された受光光量値(輝度値)を示し、太い実線は検出平均値を示し、曲線は検出値の内挿曲線を示している。
図7(b)に示すように風量が使用するシート種類に対しての適正風量よりも強く、固まりが多く発生している場合には、各センサにより検出される受光光量値の変動が大きくなり、平均値ライン(太い実線)から乖離していく。この実施例では、この乖離度合いが一定値を超えた場合に、分離ファン120から吹き付けるエアの風量を徐々に低下させることにより、風量が強すぎるがために固まりとなってしまったシート束を分離するように制御する。これにより、各センサにより検出される受光光量値の差が小さくなる。
一方、風量が弱すぎる場合には、シートとシートの間にエアを吹き込むことができないので、シートの浮き上がりが発生せず、最上位に位置するセンサ132の検出値が一定値以下となる。このような場合、なんらかの原因により分離することが不可能なシート束がシート搬送装置100に積載されていることが想定される為、操作部201を介してユーザにシート分離不能である旨の通知を行う。
次に、以上の構成の画像形成システムにおける分離ファンの駆動を伴うシートの給送動作について説明する。
・通常のシート給送動作(図8〜図9)
図8はシート給送動作を示すフローチャートである。
ユーザからの印刷ジョブ実行の指示によりシート給送動作が開始されると、ステップS101では、シート搬送装置100はユーザにより設定されたシート種類に応じた風量で分離ファン120を駆動し、積載されたシート束の側面にエアの吹きつけを開始する。エアの吹きつけと同時に、ステップS102では、ユーザにより設定されたシート種類に応じた風量変更閾値Xchangeを設定する。
次に、ステップS103では、エアを吹きつけた状態で光源131によりシート側面へ光を照射し、シートによる反射光をセンサ132〜136により検出し、反射光の受光光量値をX132〜X136と設定する。さらにステップS104では、反射光の受光光量値X132〜X136それぞれと風量変更閾値Xchangeを比較する。
その比較結果、X132〜X136の値の何れかが所定範囲内(Xchangeの80%を越え、120%未満)でないと判断された場合、処理はステップS105に進み、動作風量変更設定の処理を実行する。動作風量変更設定の処理については後述する。なお、動作風量変更設定の処理が終了すると、処理はステップS107に進む。これに対して、X132〜X136の全ての値が上記所定範囲内に収まったと判断された場合、処理はステップS106に進み、積載された最上部のシートを給送ローラ102を用いてピックアップして給送を開始する。
さらにステップS107ではシート給送動作において、印刷ジョブが指定する印刷枚数分のシート給送が終了したかどうかを調べる。ここで、印刷枚数分の給送が終了していないと判断された場合、処理はステップS103に戻り、前述の処理を繰り返す。これに対して。印刷枚数分の給送が終了したと判断された場合、処理はステップS108に進み、分離ファン120の駆動を停止し、給送動作を終了する。
図9は動作風量変更設定の処理の詳細を示すフローチャートである。
ここでは、まずステップS110において、分離ファン120の駆動を停止させ、エアの吹き付けによりシート分離の動作を一時的に停止する。その後、ステップS111で、所定時間、処理を待ち合わせ、その時間が経過後、処理はステップS112において、分離ファン120の駆動量(例:回転速度、トルクなど)をこれまでより5%低下させるよう設定し、その駆動を再開させる。
ステップS113では、この状態でセンサ132による受光光量値X132と所定の閾値TH(ここでは、TH=“25”)を比較する。ここで、X132≧TH(=25)である(最上位シートを含む領域からの受光光量が多い)場合、処理はステップS114に進み、エアによるシート分離は不可能と判定する。そして、ステップS115では操作部201に警告メッセージを表示して、その旨をユーザに通知する。この時の警告内容は、分離不可能判定もしくは、適応外シート搭載通知などがある。この場合、動作風量変更設定の処理を異常終了する。このような場合、ユーザは、例えば、昇降トレイ110に積載されたシート束を取り出して、マニュアルで捌き、シート間にエアが入り込み易くするなどして、再び昇降トレイ110にそのシート束を積載する。あるいは、装置に適応可能なシートに交換するなどの作業を行う。
これに対して、X132<TH(=25)である(最上位シートを含む領域からの受光光量が少ない)場合、処理はステップS116に進み、センサ132〜136により再度、受光光量の検出を行い、これをX132〜X136と設定する。さらに、ステップS117では、再度検出された受光光量値X132〜X136と風量変更閾値Xchangeを比較する。その比較の結果、X132〜X136の値の何れかが上記所定範囲内でないと判断された場合、処理はステップS110に戻り、動作風量変更設定の処理を再度、やり直す。これに対して、X132〜X136の全ての値が上記所定範囲内に収まったと判断された場合、処理はステップS118に進み、最上部シートを給送ローラ102を用いて給送を開始する。その後、ステップS119では、その風量をユーザ設定紙種風量に設定し、動作風量変更設定の処理を終了する。
そして、処理は図8のステップS107へと進む。
以上、図8〜図9を参照して説明したように、センサにより検出された受光光量に基づいて分離ファンの動作風量を動的に変更する。
・シート給送動作の初期風量設定(図10〜図11)
図10は初期風量設定処理を示すフローチャートである。
まず、ステップS201において、シート搬送装置100の電源がOFFからON、もしくはOPEN状態であったドアがCLOSE状態となった場合に、昇降トレイ110を駆動して、積載されたシートが搬送口に対して適切な高さになるように移動させる。
次に、ステップS202では、適切な高さへ移動されたシート束に対して、分離ファン120を駆動して、その最大風量でエアを吹きつけることで、シートとシートの間へエアを吹き込みシートを一枚一枚分離するよう試みる。エアを吹きつけた状態で、ステップS203では、光源131からシート束へ光を照射し、シートによる反射光をセンサ132〜136で検出し、その検出された受光光量値をX132〜X136と設定する。さらに、ステップS204では、センサ132で検出した受光光量値X132と所定の閾値TH(ここでは、TH=“25”)を比較する。
ここで、X132≧TH(=25)である(最上位シートを含む領域からの受光光量が多い)場合、処理はステップS205に進み、エアによるシート分離は不可能と判定する。そして、ステップS206では操作部201に警告メッセージを表示して、その旨をユーザに通知する。この時の警告内容は、分離不可能判定もしくは、適応外シート搭載通知などがある。この場合、初期風量設定の処理を異常終了する。このような場合の対応は上述の通りである。
これに対して、X132<TH(=25)である(最上位シートを含む領域からの受光光量が少ない)場合、処理はステップ207に進み、センサ132〜136により検出された受光光量値X132〜X136の平均値Xaveを設定する。さらに、ステップS208では、各センサによって検出された受光光量値X132〜X136それぞれが所定範囲内(Xaveの80%を越え、120%未満)にあるかどうかを調べる。ここで、X132〜X136の何れかが所定範囲内でないと判断された場合、処理はステップS209に進み、初期風量変更設定の処理を実行する。初期風量変更設定の処理については後述する。なお、初期風量変更設定の処理が終了すると、処理はステップS211に進む。
これに対して、X132〜X136の全ての値が上記所定範囲内に収まったと判断された場合、処理はステップS210に進み、その時の風量を分離風量として設定する。そして、ステップS211では分離ファン120の駆動を停止し、初期風量の設定処理を終了する。
図11は初期風量変更設定の処理の詳細を示すフローチャートである。なお、図11において、既に図9を参照して説明したのと同じ処理ステップについては、同じステップ参照番号を付し、その説明は省略する。ステップS110〜S115は図9を参照して説明した処理と同様である。
さて、ステップS113において、X132<TH(=25)である(最上位シートを含む領域からの受光光量が少ない)と判断された場合、処理はステップS113aに進む。そして、ステップS113aでは、センサ132〜136により検出された受光光量値X132〜X136の平均値Xaveを設定する。
さらに、ステップS117aでは、各センサによって検出された受光光量値X132〜X136それぞれが所定範囲内(Xaveの80%を越え、120%未満)にあるかどうかを調べる。ここで、X132〜X136の何れかが所定範囲内でないと判断された場合、処理はステップS110に戻り、ステップS110からの処理を繰り返す。これに対して、X132〜X136の全ての値が上記所定範囲内に収まったと判断された場合、処理はステップS120に進み、その時の風量を分離風量として設定する。そして、初期風量変更設定の処理を終了する。
従って以上説明した実施例に従えば、シート側面にエアを吹き付けながら、シート側面に光を照射し、シート側面の積載方向に異なる領域から複数のセンサにより検出された受光光量が所定範囲内にある場合の風量を適切な値として設定することができる。これにより、適切な風量でシート分離を行うことができ、良好なシート給送を行うことが可能になる。
また、この実施例によれば、センサによる受光光量から適切な風量を設定するので、従来のような画像データ処理を行うことがないので、より高速にシートの給送動作を行うよりも前に適切な風量設定を行うことができる。さらに、この実施例では、シートの積載方向に複数設けられたセンサを用い、シートの積載方向に複数領域単位でのまとまったシート密度に基づいた判定を行うので、装置構成をより単純になり、その結果、装置を安価にすることができる。
さらに、この実施例では、給送ローラ102の位置制御については言及しなかったが、給送動作の実行にあたり、分離ファン120を駆動する前に給送ローラ102を最上部のシート面からリフトアップして離間し、シート押圧状態を解放するようにしても良い。そして、その後、設定又は変更された風量でファンを駆動してシート分離を行いつつ、最上部のシート給送開始直前に給送ローラ102をダウンしてシートを押圧するようにしても良い。
なお、画像形成装置200まで搬送されたシートは、画像形成装置200によりユーザの設定した各種の画像形成処理が行われる。各種の画像形成処理が行われたシートは、画像形成装置200の後段に配置されたシート排紙装置300へ搬送され、ユーザにより指定された後処理をシート排紙装置300により施した後にシートを排出する。
なお、分離ファンの風量は自動設定しても良い。
<他の実施例>
・風量自動設定のシート給送動作(図12〜図13)
図12は給紙動作(風量自動設定)の処理を示すフローチャートである。なお、図12において、既に図8、図11を参照して説明したのと同じ処理ステップについては、同じステップ参照番号を付し、その説明は省略する。
ユーザからの印刷ジョブ実行の指示に応じて、ステップS101aでは、シート搬送装置100は前述の実施例とは異なり、装置に設定された初期風量で分離ファン120を駆動し、積載されたシート束の側面にエアの吹きつけを開始する。次に、ステップS103でセンサ132〜136により検出された受光光量値をX132〜X136に基づいて、ステップS103aでは、受光光量値の平均値Xaveを設定する。
そして、ステップS104’では、反射光の受光光量値X132〜X136それぞれが所定範囲内にあるかどうかを調べる。ここで、X132〜X136の値の何れかが所定範囲内(Xaveの80%を越え、120%未満)でないと判断された場合、処理はステップS105’に進み、動作風量変更(風量自動設定)の処理を実行する。その処理については後述する。なお、動作風量変更(風量自動設定)の処理が終了すると、処理はステップS107に進む。これに対して、X132〜X136の全ての値が上記所定範囲内に収まったと判断された場合、処理はステップS106に進む。
ステップS106〜S108については、図8を参照して説明した通りである。
図13は動作風量変更(風量自動設定)の詳細を示すフローチャートである。なお、図13において、既に図9を参照して説明したのと同じ処理ステップについては、同じステップ参照番号を付し、その説明は省略する。ステップS110〜S116は図9を参照して説明した処理と同様である。
ステップS116において、センサ132〜136により受光光量の検出を行い、これをX132〜X136と設定した後、ステップS116aではその平均値Xaveを算出して設定する。このような処理により、適切な風量が自動的に設定される。
次に、ステップS117aとステップS118の処理を実行後、ステップS119aでは、設定されている風量を初期設定風量に設定し、動作風量変更(風量自動設定)を終了する。
従って以上説明した実施例に従えば、分離ファンの風量を適切に自動設定することができる。
なお、いずれの実施例でも最上部のシートが給送ローラ102により給送開始後、分離ローラ対103により1枚ずつに分離する動作が行われ、後続の搬送ローラ対104へシート搬送が行われる。更に、搬送ローラ対104により、シート搬送が行われることで画像形成装置200への給紙動作を行う。
上記説明した実施例では、独立構成のシート給紙装置を例に説明しているが、本発明はこれにより限定されるものではなく、簡易的な原稿給紙機構を用いることも可能である。
またさらに、以上説明した実施例では、シート搬送装置と画像形成装置が別体である構成としたが、本発明はこれによって限定されるものではなく、シート搬送装置が画像形成装置内に内蔵されている構成でも良い。
100 シート搬送装置、101 シート積載部、102 給送ローラ、
103 分離ローラ、104 搬送ローラ、110 昇降トレイ、120 分離ファン、
130 分離検出部、131 光源、132〜136 センサ、140 積載制御部、
200 画像形成装置、201 操作部、300 シート排紙装置

Claims (12)

  1. 複数のシートを積載する積載手段と、
    前記積載手段に積載された複数のシートの側面にエアを吹きつける送風手段と、
    前記複数のシートの側面に光を照射し、前記複数のシートの積載方向に前記複数のシートの側面の異なる複数の領域から反射した反射光を受光する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された複数の受光光量が予め定められた範囲内となるように前記送風手段の風量を変更する変更手段と、
    を有することを特徴とするシート積載装置。
  2. 前記エアの風量は、ユーザによって設定されるシート種類に従って設定され、
    前記予め定められた範囲は、前記設定されるシート種類に従って設定されることを特徴とする請求項1に記載のシート積載装置。
  3. 前記エアの風量は、積載されたシートサイズに応じて自動的に設定され、
    前記予め定められた範囲は、前記複数の受光光量の平均値に基づいて設定されることを特徴とする請求項1に記載のシート積載装置。
  4. 前記送風手段は、ファンを含むことを特徴とする請求項2又は3に記載のシート積載装置。
  5. 前記検出手段は、
    光を照射する光源と、
    前記複数のシートの積載方向に関し異なる位置に設けられ、光を受光する複数のセンサとを含むことを特徴とする請求項4に記載のシート積載装置。
  6. 前記変更手段は、
    前記複数のセンサにより検出された前記複数の受光光量それぞれを前記予め定められた範囲と比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果、前記複数の受光光量のいずれかが前記予め定められた範囲にないと判断された場合には、前記複数の受光光量の全てが前記予め定められた範囲となるまで、前記ファンの駆動を一時的に停止し、その後、前記ファンの駆動量を低下させ、前記複数のセンサによる検出と、前記比較手段による比較とを繰り返す繰り返し手段と、
    前記繰り返し手段による繰り返しの後、前記低下させられた駆動量に基づいて前記ファンの風量を設定風量として設定する設定手段を含むことを特徴とする請求項5に記載のシート積載装置。
  7. 装置のドアが閉じられた場合、又は、電源がONとなった場合、前記ファンの初期風量を設定する初期設定手段をさらに有することを特徴とする請求項5又は6に記載のシート積載装置。
  8. 前記初期設定手段は、前記ファンの風量を最大に設定してから、前記複数のセンサすべてによって検出された複数の受光光量が予め定められた範囲内となるように、前記ファンの駆動量を低下させて変更することを特徴とする請求項7に記載のシート積載装置。
  9. 請求項5乃至8のいずれか1項に記載のシート積載装置と、
    前記積載手段に積載されたシートを一枚ずつ分離して外部に給送する給送手段と、を有することを特徴とする給送装置。
  10. 前記給送手段は、最上位シートを押圧し、前記最上位シートからシートを給送する給送ローラを含み、
    前記給送ローラはシート給送動作のために前記ファンを駆動する前に上昇して前記最上位シートから離間し、その後、前記ファンを駆動し、前記複数のセンサによる検出を行った後、シートを給送するために前記最上位シートを押圧することを特徴とする請求項9に記載の給送装置。
  11. 請求項10に記載の給送装置と、
    前記給送装置から給送されたシートに対して画像を形成する画像形成手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項10に記載の給送装置と、
    前記給送装置から給送されたシートに対して画像を形成する画像形成手段を備えた画像形成装置と、を有することを特徴とする画像形成システム。
JP2017183784A 2017-09-25 2017-09-25 シート積載装置、給送装置、画像形成装置、及び画像形成システム Pending JP2019059564A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017183784A JP2019059564A (ja) 2017-09-25 2017-09-25 シート積載装置、給送装置、画像形成装置、及び画像形成システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017183784A JP2019059564A (ja) 2017-09-25 2017-09-25 シート積載装置、給送装置、画像形成装置、及び画像形成システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019059564A true JP2019059564A (ja) 2019-04-18

Family

ID=66177030

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017183784A Pending JP2019059564A (ja) 2017-09-25 2017-09-25 シート積載装置、給送装置、画像形成装置、及び画像形成システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019059564A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021098592A (ja) * 2019-12-23 2021-07-01 キヤノンファインテックニスカ株式会社 シート給送装置
JP2021107282A (ja) * 2019-12-27 2021-07-29 キヤノンファインテックニスカ株式会社 給紙装置
CN113387203A (zh) * 2020-03-11 2021-09-14 理想科学工业株式会社 片材供给装置
JP2021143031A (ja) * 2020-03-11 2021-09-24 理想科学工業株式会社 シート供給装置
JP2022517874A (ja) * 2019-03-20 2022-03-10 プロクマティック・インターナショナル・エービー 動的な浮上調整を備えたシート給送装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022517874A (ja) * 2019-03-20 2022-03-10 プロクマティック・インターナショナル・エービー 動的な浮上調整を備えたシート給送装置
JP7110500B2 (ja) 2019-03-20 2022-08-01 プロクマティック・インターナショナル・エービー 動的な浮上調整を備えたシート給送装置
JP2021098592A (ja) * 2019-12-23 2021-07-01 キヤノンファインテックニスカ株式会社 シート給送装置
JP2021107282A (ja) * 2019-12-27 2021-07-29 キヤノンファインテックニスカ株式会社 給紙装置
JP7523217B2 (ja) 2019-12-27 2024-07-26 キヤノンファインテックニスカ株式会社 給紙装置
CN113387203A (zh) * 2020-03-11 2021-09-14 理想科学工业株式会社 片材供给装置
JP2021143031A (ja) * 2020-03-11 2021-09-24 理想科学工業株式会社 シート供給装置
US11518633B2 (en) 2020-03-11 2022-12-06 Riso Kagaku Corporation Sheet feed device
JP7395391B2 (ja) 2020-03-11 2023-12-11 理想科学工業株式会社 シート供給装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2019059564A (ja) シート積載装置、給送装置、画像形成装置、及び画像形成システム
JP6443724B2 (ja) 給紙装置、画像形成装置および画像形成システム
US8132806B2 (en) Sheet feeding device and image forming apparatus
JP5817759B2 (ja) 用紙積載装置、画像形成装置、用紙処理装置、画像形成システム及び用紙積載制御方法
JP7091028B2 (ja) エア給紙装置、エア給紙装置における給紙台昇降制御方法
JP4819712B2 (ja) シート給送装置および画像形成装置
JP4979515B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP2007308207A (ja) シート給送装置及び画像形成装置
US8262080B2 (en) Sheet feeding apparatus and image forming apparatus
JP2018141844A5 (ja)
JP2014156310A (ja) 給紙装置、および画像形成装置
JP2003312873A (ja) 給紙装置およびその制御方法
JP6965501B2 (ja) 給紙装置および画像形成装置
JP2012106818A (ja) 給紙装置及び画像形成装置
CN111204601B (zh) 介质供给装置
JP2020121864A (ja) シート供給装置
JP2015139951A (ja) 画像形成装置,プログラム,およびシート搬送方法
JP6386628B2 (ja) 原稿搬送装置、および画像読取装置
JP2011162354A (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP6172668B2 (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JP2004142881A (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP6565817B2 (ja) シート給送装置、画像形成装置及びシート給送方法
JP7523217B2 (ja) 給紙装置
US12103804B2 (en) Sheet feeding apparatus
JP2021095272A (ja) シート給送装置