JP2021107282A - 給紙装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シートの種類や使用環境等に応じて変化するシートの積載状態を正確に把握すると共に、その積載状態に合わせてシートを1枚ずつ捌くための最適なエアー風量に適宜設定可能な制御手段を備えた給紙装置を提供することである。【解決手段】 複数のシートを積載する昇降トレイ21と、この昇降トレイ21に積載された複数のシートからなるシート束の側面に向けて所定風量のエアーを吹き付ける送風ユニット40と、前記シート束の積載方向に沿った複数個所の光反射量を検出する検出部35と、前記複数個所の光反射量に基づいてエアーの風量を制御する制御部36と、を備えた給紙装置12であって、前記制御部36は、前記複数個所の反射光量の総和に対して、最小及び最大となる光反射量の比率を算出し、この算出された結果に基づいて、前記送風ユニット40によるエアー風量を調整する。【選択図】 図3

Description

本発明は、エアーの吹き付けによるシート捌き機構を備えた給紙装置に関するものである。
従来、複写機やプリンタ等の画像形成装置に大量のシートを給送可能な給紙装置において、シートにエアーを吹き付けることにより、シートの捌き機能を向上させる技術が知られている。しかしながら、シートに吹き付けるエアーの風量は、同じシートサイズ、坪量、紙種であっても、そのときのコンディションなどによって最適値が異なり、最適な風量を予測して設定するのは非常に困難であるという課題があった。
このため、積載シートにおいて、エアーが吹き付けられる最上位のシートと、その次に位置しているシートとの間隔を表す情報を画像データとして取得し、その画像データからシート間の距離を算出して風量の調整を行う技術が特許文献1に開示されている。
さらに、エアー吹付け方式の給紙装置において、シート束の積載方向に複数の光センサを配置して、各箇所の輝度の差分が判定基準値以下であるか否かを判定して適正な風量に制御する技術が特許文献2に開示されている。
特開2010−254462号公報 特開2014−047062号公報
特許文献1では、最上位にあるシートと次に位置しているシートとの間隔を表す画像データを基にした風量調整であるため、その風量調整が搬送動作に間に合わず、その結果、依然として最適にシートを1枚ずつ分離させられないという問題があった。また、画像データを取得して風量制御を行うため、画像データ処理に時間を要することや、画像データ取得のために高価なセンサを必要とするため、装置のコストが上昇するという問題もあった。
さらに、使用環境などの影響により積載シート束の密着度合いが強い場合、最上位シート付近の分離具合を画像として取得し、そのデータを解析しても精度よく、分離具合を特定するのは困難であった。その結果、適切な風量調整もできなくなってしまうといった問題があった。
特許文献2では、シートの種類によって反射率が異なり、判定所定値をシート種類、サイズ、坪量などのパラメータごとに設定する必要がある。そのため、適正風量を決める際、これらのパラメータを加味した評価が必要となり、多くの評価時間、評価工数がかかるといった問題があった。
さらに、シートの種類が変更されるたびに、そのシートに対応させた判定所定値を設定する必要があり、制御プログラムの交換が必要になるなど、最終的な実機投入までは多大な時間、工数を要することが想定される。
そこで本発明は、シートの種類や使用環境等に応じて変化するシートの積載状態を正確に把握すると共に、その積載状態に合わせてシートを1枚ずつ捌くための最適なエアー風量に適宜設定可能な制御手段を備えた給紙装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、複数のシートを積載する積載手段と、前記積載手段に積載された複数のシートからなるシート束の側面に向けて所定風量のエアーを吹き付ける送風手段と、前記シート束の積載方向に沿った複数個所の光反射量を検出する検出手段と、前記複数個所の光反射量に基づいて前記送風手段におけるエアー風量を制御する制御手段と、を備えた給紙装置であって、前記制御手段は、前記複数個所の反射光量の総和に対して、最小及び最大となる光反射量の比率を算出し、この算出された結果に基づいて、前記送風手段でエアーの風量を調整する。
本発明の給紙装置によれば、積載されたシート束の積載方向に沿った複数箇所の光反射量を監視するので、シートの種類や使用環境等に応じて変化するシートの積載状態を把握することができる。また、そのときの各箇所の光反射量の総和に対して、最小及び最大となる光反射量の比率を算出し、この算出された結果に基づいて、前記送風手段でエアーの風量を調整するので、最適なシート捌きを行うことができる。
本発明に係る給紙装置を備えた画像形成処理システムの断面図である。 給紙装置内部の主要構成を示す断面図である。 給紙装置のブロック図である。 第1実施形態の検出部の概略図である。 第1実施形態の第1の判定例に基づく算出表である。 第1実施形態の第2の判定例に基づく算出表である。 第1実施形態の第3の判定例に基づく算出表である。 第1実施形態の制御のフロー図である。 第2実施形態の検出部の概略図である。 第2実施形態の検出部と算出部との接続回路図である。 第2実施形態の第1の判定例に基づく算出表である。 第2実施形態の第2の判定例に基づく算出表である。 第2実施形態の第3の判定例に基づく算出表である。 第2実施形態の制御のフロー図である。
以下、本発明に係る給紙装置の実施形態を詳細に説明する。図1は大量のシート処理に対応した画像形成処理システム10の構成例を示したものである。この画像形成処理システム10は、画像形成装置11に本発明の給紙装置12を組み合わせた構成となっている。画像形成装置11は、プラテンガラス14及びADF15からなる読取手段16、画像形成手段17及び内蔵カセット18からシートを給紙して搬送する搬送手段19を備えている。給紙装置12は、画像形成装置11に対して外部から大量のシートを連続して供給するためのものである。この給紙装置12は、大量のシートPを積載した状態で昇降可能な昇降トレイ21を備え、この昇降トレイ21からの給紙路22を画像形成装置11の搬送手段19に繋げることによって、連続した画像形成処理が行われる。
図2に示すように、給紙装置12は、昇降可能な昇降トレイ21と、この昇降トレイ21に積載されているシート束の最上位のシートPに当接する繰出ローラ31と、画像形成装置11に向かう給紙路22の上流側に設けられる分離ローラ対32と、給紙路22の下流側に設けられる搬送ローラ対34とを備える。前記昇降トレイ21には、積載されるシート束の側面を規制するサイド規制板23と、シート束の後端側を規制する後端規制板24がスライド可能に設けられている。また、前記繰出ローラ31と分離ローラ対32との間には、シートの積載状態を検出するための検出部35が設けられている。
上記構成からなる給紙装置12は、起動と同時に、昇降トレイ21上のシートの最上位面が前記繰出ローラ31によって繰出可能な繰出位置に向けて上昇し、繰出ローラ31でシートを繰り出し、分離ローラ対32でシートを1枚ずつ分離した後、搬送ローラ対34によって画像形成装置11に向けて搬送制御される。前記昇降トレイ21は、繰出ローラ31が所定枚数のシートを繰り出すごとに、シートの最上面が前記繰出位置に上昇するように制御される。
前記昇降トレイ21には、積載されたシート間の密着を解消するための送風手段(送風ユニット)40が設けられている。この送風ユニット40は、送風用のダクト(図示せず)内に外部からエアーを送り込むファン41を備える。また、前記ダクト内にヒータを設け、このヒータによって温められたエアーを前記ファン41によって送り込む場合もある。前記ダクトは、送風口45に向けて延びており、前記ファン41によって送り込まれたエアーが前記シート束の最上位面に当たるように構成されている。後述するように、給紙装置12には、ファン41の回転を検出部35で検出されたシートの積載状態に応じて調整することで、重送等が発生しないように、適度なシート捌きを実現するための制御手段を備えている。
図3は給紙装置12の構成をブロック図で示したものである。制御部36は、風量制御を行う算出部37及び判定部38と、その他CPU、ROM、RAM、外部機器と接続し信号の送受を行うインタフェース等からなる制御基板を備え、図1に示した操作部13によって入力されたユーザからの指示を画像形成装置11を介して入力し、各処理部に対して指示を行う。操作部13から印刷等のジョブが入力されると、昇降トレイ21を駆動し、昇降トレイ21に積載された最上位のシートが繰出ローラ31に達するまで上昇させる。次に、繰出ローラ31と分離ローラ対32を駆動して、積載されたシートの最上位からピックアップして分離ローラ対32へと給送すると、分離ローラ対32は給送されてきたシートを1枚ずつ分離した状態で給紙路22へと搬送する。このようなシートの給送・分離・搬送動作を実行する際には、検出部35によって検出されるシートの分離状態に基づいて、ファン41によるエアーの風量を調整する。
図4は第1実施形態における検出部35の構成をシートの積載状態に対応して示したものである。この実施形態の検出部35は、発光部及び受光部からなる反射型の光センサをシートの積載方向に沿って複数配置している。本実施形態では、3個の光センサを使用したが、少なくとも2個以上であればよく、配置数を多くするほどより正確なシートの積載状態を検出することができる。3個の光センサのうちの上層部の光センサ35aは、積載されたシート束の上層部にあるシートが、ファン41によって吹き上がることが可能な上層領域からの反射光を検出できるように配置し、下層部の光センサ35cは、シート束の下層領域からの反射光を検出できるように配置される。3個の光センサはそれぞれの間隔が均等になるように、残りの光センサ35bは、光センサ35a,35cの略中層部に配置するのが好ましい。以下の説明において、最大光反射量を(Vmax)、最小光反射量を(Vmin)として示す。また、シート捌き(分離)に要するエアーの風量が不足あるいは過多の判定となる判定基準値については、シートの厚みやサイズ等に応じて適宜設定されるものであるが、以下の各実施形態においては、判定基準値を15%として説明する。
図4(a)は積載されたシートPが適正な風量によって捌かれている(適度な間隔でシートが吹き上がり領域に位置する)状態を示す模式図である。このように、適正に捌かれていれば、図5に示すように、検出位置R1〜R3に対応する光センサ35a〜35cの光反射量は同程度となる。算出部37では、前記光反射量に対応した光センサ35a〜35cの出力電圧値の総和を算出し、この出力電圧値の総和に対する各光センサ35a〜35cの出力電圧値の比率を求める。その中で最も高い比率をVmaxとし、最も低い比率をVminとする。そして、その比率の差分(Vmax−Vmin)を判定対象値として、前記判定基準値と比較することによって、送風ユニット40におけるエアー風量が設定される。図5(a)は理想的に捌かれて状態の例であり、光センサ35a〜35cはいずれも33%程度となるため判定対象値は0となる。また、図5(b)、(c)のように、光センサ35a〜35cの出力電圧値にバラツキがあるが、支障なくシートがある程度均一に捌かれていれば、判定対象値は、判定基準値より小さくなり、判定部38において適正に捌かれたものと判定される。
図4(b)は風量過多によって、積載されたシートPに上溜りが発生している状態を示す模式図である。このような風量過多の状態では、図6に示すように、検出位置R1〜R3に対応する光センサ35a〜35cの光反射量は差異が大きくなるので、算出部37において算出された判定対象値は判定基準値より大きくなる。シートは吹き上がり領域の上部に溜まるため、VmaxとなるセンサはVminとなるセンサよりもシート積載方向Xで上部に位置する。つまり、判定対象値が判定基準値より大きく、且つVmaxとなる光センサ35aがVminとなる光センサ35cよりもシート積載方向Xで上部に位置するときは風量過多として判定部38で判定される。図6(a)〜(c)のように、風量過多の場合は、光センサ35a、35bのいずれかがVmaxとなり、光センサ35b、35cのいずれかがVminとなる。
図4(c)は風量不足によって、積載されたシートPが吹き上がっていない状態を示す模式図である。このような風量不足の状態では、図7に示すように、検出位置R1〜R3に対応する光センサ35a〜35cの光反射量は風量過多の場合と同様に大きくなるので、算出部37において算出された判定対象値は判定基準値より大きくなる。シートは吹き上がり領域の下部に溜まるため、VmaxとなるセンサはVminとなるセンサよりもシート積載方向Xで下部に位置する。つまり、判定対象値が判定基準値より大きく、且つVmaxとなるセンサがVminとなるセンサよりもシート積載方向Xで下部に位置するときは風量不足と判定する。図7(a)〜(c)のように、風量不足の場合は、光センサ35b、35cのいずれかがVmaxとなり、光センサ35a、35bのいずれかがVminとなる。
図8は上記構成による第1の制御のフローを示したものである。最初に、印刷等のジョブ実行の指示によりシート給送動作が開始されると、給紙装置12は、ユーザにより設定されたシート種類に応じた初期設定風量にてファン41を駆動し、積載されたシート束の側面にエアーの吹き付けを開始する(ST11)。次に、エアーを吹き付けた状態でシート束の側面のR1からR3に対応する反射光を光センサ35a〜35cで検出し、その出力電圧値を取得する(ST12)。そして、光センサ35a〜35cの出力電圧値の総和に対する最小の光反射量と最大の光反射量の比率を算出して、その結果(判定対象値)を予め定められた判定基準値(一例として15%)と比較する(ST13)。その比較結果、判定対象値が予め定められた判定基準値以下と判定された場合は、適正風量と判定され(ST14)、その時点での設定風量を保存した後、ファン41の駆動を停止(ST15)して制御を終了する。この制御が終了すると、積載された最上部のシートを繰出ローラ31を用いてピックアップして給送を開始する。
一方、(ST13)での比較において、判定対象値が判定基準値より大きい値であった場合は、(ST16)の処理に進む。この(ST16)において、光センサ35a〜35cの光反射量の中でVmaxとなるセンサの位置が、Vminとなるセンサの位置よりもシート積載方向Xの上層側にある場合は、風量過多と判定され、ファン41の風量を減少させる処理を行う(ST17)。風量減少後は、再び(ST12)の処理に戻り、適正風量と判定されるまで本フローを繰り返す。
上記(ST16)の処理において、光センサ35a〜35cの光反射量の中でVmaxとなるセンサの位置が、Vminとなるセンサの位置よりもシート積載方向Xの下層側にある場合は、風量不足と判定され、ファン41の風量を増加させる処理を行う(ST18)。風量増加後は、再び(ST12)に戻り、適正風量と判定されるまで本フローを繰り返す。
次に、図9乃至図14に基づいて、第2実施形態の制御手段について説明する。なお、制御の全体構成は、図3に示した第1実施形態と同様であるので、図3を参照しつつ本実施形態における検出部35の構成及びその制御について説明する。
図9は本実施形態の検出部35の構成を示したものである。その構成は、積載されたシート束の側面の所定範囲を照射する発光素子やLED等の発光部51と、反射された反射光を集光する集光レンズ52と、集光された光を受光し、その光の入射位置と光反射量を検出する光位置センサ53とによって構成されている。光位置センサ53では、集光レンズ52を介した反射光が入射されると、その入射位置には光反射量に比例した電荷が発生する。この電荷は光電流として抵抗層に到達し、それぞれの電極までの距離に逆比例して分割されて出力電極より取り出される。この光位置センサは、積載されたシート束の最上位にあるシートがファン41により吹き上がることが可能な領域までの反射光を集光して導くように配置するのが望ましい。
図10は検出部35における光位置センサ53と算出部37との接続回路の一例を示したものである。光位置センサ53から出力された電流IL1、IL2が増幅器54を通して算出部37に入力して所定の演算を行い、判定対象値(Vout)を算出する。以下に本実施形態における算出条件及び計算式を示す。
<条件>
Vcc=5[V]
IL1+IL2=IC
<計算式>
IL=(IL1−IL2)/(IL1+IL2)
Vout=0.5Vcc×IL+0.5Vcc
図9(a)は積載されたシートPが適正な風量によって捌かれている(適度な間隔でシートが吹き上がり領域に位置する)状態を示す模式図である。このように、適正に捌かれていれば、図11に示すように、光位置センサ53は全ての入射位置において光反射量が同程度となる。ここでの判定基準値Vout0の範囲を(2.2[V]<Vout0<2.8[V])とすると、光位置センサ53から出力された電流IL1、IL2を元に演算された判定対象値(Vout)は前記判定基準値内となる。これによって、判定部38において適正に捌かれたものと判定される。
図9(b)は風量過多によって、積載されたシートPに上溜りが発生している状態を示す模式図である。このような風量過多の状態においては、図12に示すように、光位置センサ53の光反射量は入射位置によって差異が大きくなる。ここでの判定基準値Vout0の範囲を(Vout≦2.2[V])とすると、光位置センサ53から出力された電流IL1、IL2を元に演算された判定対象値(Vout)は前記判定基準値外となる。これによって、判定部38において風量過多と判定される。
図9(c)は風量不足によって、積載されたシートPが上層部まで吹き上がっていない状態を示す模式図である。このような風量不足の状態においては、図13に示すように、風量過多と同様に光位置センサ53の光反射量は入射位置によって差異が大きくなる。ここでの判定基準値Vout0の範囲を(2.8[V]≦Vout)とすると、光位置センサ53から出力された電流IL1、IL2を元に演算された判定対象値は前記判定基準値外となる。これによって、判定部38において風量不足と判定される。
図14は上記構成による第2の制御のフローを示したものである。最初に、印刷等のジョブ実行の指示によりシート給送動作が開始されると、給紙装置12は、ユーザにより設定されたシート種類に応じた初期設定風量にてファン41を駆動し、積載されたシート束の側面にエアーの吹き付けを開始する(ST21)。次に、エアーを吹き付けた状態でシート側面からの反射光を光位置センサ53により検出し算出部37にて演算を行い、演算結果を光位置センサの判定対象値として取得する(ST22)。
(ST23)では、(ST22)にて演算された判定対象値Voutが予め定められた判定基準値の範囲(一例として、2.2[V]<Vout<2.8[V])と比較する。
その比較結果、予め定められた判定基準値の範囲内と判定された場合、処理は(ST24)に進み、その時点での設定風量を保存した後、ファン41の駆動を停止(ST25)して制御を終了する。この制御が終了すると、積載された最上部のシートを繰出ローラ31を用いてピックアップして給送を開始する。
一方、(ST23)での比較処理において、判定対象値が予め定められた判定基準値の範囲外であった場合は、(ST26)に進む。この(ST26)において、光位置センサ53の判定対象値が判定基準値より小さい場合は、風量過多と判定され、ファン41の風量を減少させる制御を行う(ST27)。風量減少後は、再び(ST22)の処理に戻り、適正風量と判定されるまで本フローを繰り返す。
上記(ST26)の処理において、光位置センサ53の判定対象値が判定基準値より大きい場合は風量不足と判定され、ファン41の風量を増加させる制御を行う(ST28)。風量増加後は、再び(ST22)に戻り、適正風量と判定されるまで本フローを繰り返す。
なお、上記第1及び第2の制御は、制御部36におけるプログラム処理の他、外部回路等のハードウェアによって構成することも可能である。
10 画像形成処理システム
11 画像形成装置
12 給紙装置
13 操作部
14 プラテンガラス
15 ADF
16 読取手段
17 画像形成手段
18 内蔵カセット
19 搬送手段
21 昇降トレイ
22 給紙路
23 サイド規制板
24 後端規制板
31 繰出ローラ
32 分離ローラ対
34 搬送ローラ対
35 検出部
35a、35b、35c 光センサ
36 制御部(制御手段)
37 算出部
38 判定部
40 送風ユニット(送風手段)
41 ファン
45 送風口
51 発光部
52 集光レンズ
53 光位置センサ
54 増幅器

Claims (8)

  1. 複数のシートを積載する積載手段と、
    前記積載手段に積載された複数のシートからなるシート束の側面に向けて所定風量のエアーを吹き付ける送風手段と、
    前記シート束の積載方向に沿った複数個所の光反射量を検出する検出手段と、
    前記複数個所の光反射量に基づいて前記送風手段におけるエアー風量を制御する制御手段と、を備えた給紙装置であって、
    前記制御手段は、前記複数個所の反射光量の総和に対して、最小及び最大となる光反射量の比率を算出し、この算出された結果に基づいて、前記送風手段でエアーの風量を調整する給紙装置。
  2. 前記制御手段は、前記複数個所の反射光量の総和に対して、最大及び最小となる光反射量の比率とを減算する算出部と、この算出部によって算出された判定対象値と予め定められた判定基準値とを比較する判定部と、を備え、前記判定対象値が前記判定基準値以下となるように前記送風手段によってエアーの風量を調整する請求項1に記載の給紙装置。
  3. 前記検出手段は、発光部及び受光部を有し、前記シート束の積載方向に沿って配置される複数の反射型の光センサによって構成されている請求項1に記載の給紙装置。
  4. 前記制御手段は、前記算出部にて減算された前記最大及び最小となる光反射量の比率が予め定められた判定基準値より大きく、且つ、前記最大の光反射量が検出された位置が前記最小の光反射量が検出された位置よりもシート積載方向の上層側にある場合に、風量過多と判定し、前記送風手段によってエアーの風量を減少させる請求項1又は2に記載の給紙装置。
  5. 前記制御手段は、前記算出部にて減算された前記最大及び最小となる光反射量の比率が予め定められた判定基準値より大きく、且つ、前記最大の光反射量が検出された位置が前記最小の光反射量が検出された位置よりもシート積載方向の下層側にある場合に、風量不足と判定し、前記送風手段によってエアーの風量を増加させる請求項1又は2に記載の給紙装置。
  6. 複数のシートを積載する積載手段と、
    前記積載手段に積載された複数のシートからなるシート束の側面に向けて所定風量のエアーを吹き付ける送風手段と、
    前記シート束の積載方向に沿った複数個所の光反射量を検出する検出手段と、
    前記複数個所の光反射量に基づいて前記送風手段におけるエアー風量を制御する制御手段と、を備えた給紙装置であって、
    前記検出手段は、シート束の積載方向を照射する発光部と、前記シート束の積載方向から反射された光を集光する集光レンズと、この集光レンズによって集光された光を受けて、最大及び最小となる光反射量が検出された位置を検出する光位置センサによって構成されている給紙装置。
  7. 前記制御手段は、前記最大の光反射量が検出された位置が、前記最小の光反射量が検出された位置よりもシート積載方向の上層側にある場合に、風量過多と判定し、前記送風手段によってエアーの風量を減少させる請求項6に記載の給紙装置。
  8. 前記制御手段は、前記最大の光反射量が検出された位置が、前記最小の光反射量が検出された位置よりもシート積載方向の下層側にある場合に、風量不足と判定し、前記送風手段によってエアーの風量を増加させる請求項6に記載の給紙装置。
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