JP2021098592A - シート給送装置 - Google Patents

シート給送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2021098592A
JP2021098592A JP2019231889A JP2019231889A JP2021098592A JP 2021098592 A JP2021098592 A JP 2021098592A JP 2019231889 A JP2019231889 A JP 2019231889A JP 2019231889 A JP2019231889 A JP 2019231889A JP 2021098592 A JP2021098592 A JP 2021098592A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
amount
light amount
light
sheets
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019231889A
Other languages
English (en)
Inventor
竜也 高橋
Tatsuya Takahashi
竜也 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Canon Finetech Nisca Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Finetech Nisca Inc filed Critical Canon Finetech Nisca Inc
Priority to JP2019231889A priority Critical patent/JP2021098592A/ja
Publication of JP2021098592A publication Critical patent/JP2021098592A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】積層されているシートに対して風を吹き付けて捌いたシートを精度良く検出可能なシート給送装置を提供する。【解決手段】シート給送装置は、スタックトレイ21の積載したシートPを送風手段40にて捌きながら分離給送機構35により取り出して給送する。第1反射センサ50は、送風手段40の送風で浮き上がるシートPの束に光を照射して、その反射光量から給送位置にあるシートの密度を検知し、密度が低くなるとスタックトレイ21の位置を上昇させて、給送位置でのシートPの密度を高くする。第1反射センサ50が照射する光量は、スタックトレイ21の積載したシートPのうちの、第2反射センサ53が送風手段40の送風で浮き上がることがない部分のシートPの束への光の照射により検出される反射光量に基づき調整される。【選択図】図2

Description

本発明は、シートを連続して供給するシート給紙装置に関し、特に、積層されたシートに風を吹き付けることにより積層されたシートを一枚ずつ分離して供給するようにしたシート給紙装置に関する。
従来から、画像形成装置などにシートを給送する給送装置として、収納部に収納されたシート束の上位用紙に対してエアーを吹き付けることによりシートを浮上させ、この浮上した用紙を分離ローラなどの搬送部材によって搬送することで給送を行う給送装置が知られている。
そこで、シート検知センサの出力値から、シート浮上領域における浮上シートの密度(浮上シートが密に存在するか、或いは疎の状態で存在するか)を検知し、浮上シートの枚数が減った段階で収納部を上昇させることで、規定枚数のシートが浮上状態となるようにシート束の上昇を制御する装置が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
また、収納部のシートに光を照射して、その反射光量からシートを検知するセンサの照射する光量の調整については、シート収納部に反射板を用意しシート収納部にシートが収納されていない場合に反射板を使用しセンサ光量を調整することが知られている(例えば、特許文献2を参照)。
特開2017−105563号公報 特開2007−223740号公報
しかし、特許文献1の装置は、シート収納部に収納されたシートの種類ごとの特性に応じて反射率が異なるため、もともと反射率が小さいシートの場合に、シートが密であっても疎と検出したり、シートの反射率が大きいシートの場合に、シートが疎であっても密と検出するなどシート束の密度の検出が正確でないことがある。
そして、センサの調整に関しては、特許文献2の方法は、シート切れとなったときでしか調整が行えず、適宜に調整できないという課題があった。
上記課題に鑑みて、本発明は、捌かれたシート束の側面を精度良く検出することが可能なシート給送装置を提供することを目的とする。
このため、第1の本発明によるシート給送装置は、シート束を収納する収納手段と、前記収納手段に収納されたシート束の最上シートを含む複数枚のシートに前記シート束の厚み方向と交差する方向から送風する送風処理を施す送風手段と、前記送風手段により前記送風処理を施された前記最上シートを所定の給送位置で給送する給送手段と、前記収納手段を前記給送位置と前記収納手段にシート束を補充する補充位置の間で昇降する昇降手段と、前記収納手段において前記送風手段により前記送風処理を施されて浮き上がっている状態での前記最上シートを含む複数枚のシートに対して前記シート束の厚み方向と交差する方向から光を照射し、そのときの反射光を検出する第1検出手段と、前記収納手段に収納されているシート束の前記最上シートを含む複数枚のシートよりも下方に位置し、前記送風処理を施されていないシートに対して前記シート束の厚み方向と交差する方向から光を照射し、そのときの反射光を検出する第2検出手段と、前記第2検出手段により検出された反射光量が第1基準光量となるように、第2検出手段が照射する照射光量を調整する光量調整手段と、前記光量調整手段により調整された照射光量を前記第1検出手段が照射する光量に反映するフィードバック手段と、前記第1検出手段が前記フィードバック手段により反映された光量を照射した際、前記第1検出手段により検出された反射光量が前記第1基準光量より小さい第2基準光量未満である場合、前記収納手段を上昇させるべく前記昇降手段を制御する制御手段と、を備える。
このとき、前記制御手段は、前記第1検出手段により検出された反射光量が前記第2基準光量となるまで前記収納手段を上昇させるべく、前記昇降手段を制御する。
また、前記フィードバック手段は、前記給送手段が前記送風処理を施された前記最上シートを所定の給送位置で給送する間に、前記光量調整手段により調整された照射光量を前記第1検出手段が照射する光量に反映させることで、処理時間の効率が図れる。
第2の本発明によるシート給送装置は、シート束を収納する収納手段と、前記収納手段に収納されたシート束の最上シートを含む複数枚のシートに前記シート束の厚み方向と交差する方向から送風する送風処理を施す送風手段と、前記送風手段により前記送風処理を施された前記最上シートを所定の給送位置で給送する給送手段と、前記収納手段を前記給送位置と前記収納手段にシート束を補充する補充位置の間で昇降する昇降手段と、前記収納手段において前記送風手段により前記送風処理を施されて浮き上がっている状態での前記最上シートを含む複数枚のシートに対して前記シート束の厚み方向と交差する方向から光を照射し、そのときの反射光を検出する第1検出と、前記収納手段に収納されているシート束の前記最上シートを含む複数枚のシートよりも下方に位置し、前記送風処理を施されていないシートに対して前記シート束の厚み方向と交差する方向から光を照射し、そのときの反射光を検出する第2検出と、を行う検出手段と、前記第2検出により検出された反射光量が第1基準光量となるように、前記検出手段が照射する照射光量を調整する光量調整手段と、前記光量調整手段により調整された照射光量を前記第1検出で照射する光量に反映するフィードバック手段と、前記第1検出で前記フィードバック手段により反映された光量を照射した際、前記検出手段により検出された反射光量が前記第1基準光量より小さい第2基準光量未満である場合、前記収納手段を上昇させるべく前記昇降手段を制御する制御手段と、を備える。
この場合も、前記制御手段は、前記第1検出により検出された反射光量が前記第2基準光量となるまで前記収納手段を上昇させるべく、前記昇降手段を制御する。
また、前記検出手段が前記第2検出を行うとき、前記第1検出を行うときよりも前記収納手段を上昇させるべく前記昇降手段を制御する。
本発明によれば、シート収納手段に収納されたシート束の種類に関らず浮上するシートに合わせた反射光量が検出されるため、シートの反射率のバラつきによるシート側面の検出精度の低下を防ぐことができる。
画像形成システムの構成図を示す。 給送装置の断面図であって、(a)は、給送装置全体構成図を示し、(b)は、センサの配置構成図を示す。 第1反射センサがシート束を検知するときのスタックトレイの位置の説明図を示す。 シート給送装置の制御構成をブロック図で示す。 検出手段の調整の説明図を示し、(a)は、基本となる光量と反射光量の関係を示し、(b)は、シート束の反射率が高い場合の関係図を示し、(c)は、シート束の反射率が低い場合の関係図を示す。 シートの給送動作の処理手順のフローチャートを示す。 1つの反射センサでその発光量を調整する場合の手順を説明するフローチャートを示す。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施形態を詳しく説明する。
図1は、大量のシート処理に対応した画像形成システム10の概略断面図である。画像形成システム10は、画像形成装置11と給送装置12とを備えている。
画像形成装置11は、電子写真方式やインクジェット方式などを用いて画像をシートPに形成するプリンタ、複写機、複合機であって、原稿読取装置16及び画像形成部17を備える。
原稿読取装置16は、プラテンガラス14に載置された原稿や自動給送装置(ADF)15により搬送される原稿を読み取り画像信号を生成する。画像形成部17は、画像信号に応じた画像をシートPに形成する。搬送装置19は、内蔵カセット18からシートPを給送して、画像形成部17に搬送する。
給送装置12は、例えば、画像形成装置11に対して外部から大量のシートPを連続して供給可能な装置である。給送装置12は、大量のシートPを収納した状態で昇降可能なシート収納手段であるスタックトレイ21を備えている。このスタックトレイ21からの給送路22は画像形成装置11の搬送装置19に接続されている。つまり、スタックトレイ21に収納されているシートPは給送路22を通過して搬送装置19に受け渡される。スタックトレイ21は、収納部昇降モータ43の駆動により昇降するラック機構に支持されている。
また、スタックトレイ21は、スタックドアを開けることで引き出し自在に構成されている。操作者はスタックドアを開き、スタックトレイ21を手前に引き出すことでシートPの束を収納する(スタックトレイオープン状態)。そして、スタックトレイ21を奥に押し入れ、スタックドアを閉じる(スタックトレイクローズ状態)。スタックドアとスタックトレイ21とは一体化されていてもよい。また、スタックトレイオープン状態とスタックトレイクローズ状態とを検知するためのドアセンサ48が適宜設けられる。
スタックトレイ21には、収納されたシートPのサイズを検知するためのサイズセンサ49が配置されている。このサイズセンサ49は、大サイズシート(例:A3)かどうかを検知するだけの、簡易なオン/オフセンサであってもよい。
繰出ローラ31は、図示しない昇降機構によって、スタックトレイ21に収納されているシートP束の最上位のシートPに当接したり、離間したりすることが可能なよう配置されている。そして、繰出ローラ31は、最上位のシートPに当接して回転することで、最上位のシートPを繰り出して、分離給送機構35に受け渡す。
分離給送機構35は、繰出された複数のシートPのうち最上位のシートPのみを分離して給送路22に給送する機構であり、給送ローラ32と分離ローラ33とを有している。この分離ローラ33は、分離パッドなどに置き換えられてもよい。そして、分離給送機構35は、画像形成装置11に向かう給送路22の上流側に設けられて、その下流側に配置される搬送ローラ対34は、分離給送機構35から受け渡されたシートPを搬送装置19へ受け渡す。
給送装置12は、起動と同時に、スタックトレイ21上のシートPの束のうち最上位のシートPが繰出ローラ31によって給送可能な給送位置に位置するよう、スタックトレイ21を上昇させる。また、繰出ローラ31が所定枚数のシートPを給送するごとに、最上位のシートPが給送位置に位置するようにスタックトレイ21を上昇させる。
また、給送装置12には、スタックトレイ21の上部に収納されるシートPの束の側部に束の厚み方向と交差する方向からエアーを吹き出す送風手段40が設けられている。送風手段40か吹き出されるエアーは、シートPを浮上させるため、シートP間の密着状態が緩和される。これにより、繰出ローラ31がシートPを取り出す際、積層された束からシートPを取り出しやすくしている。本例では、シートPの4隅の端部にまでエアーが行き渡るよう、送風手段40は、シートPの給送方向に沿ってファンモータ41、42を配置するように構成している。
しかし、給送装置12内の温度や湿度に起因して、積層されたシートP間の密着状態は異なり、エアーにより浮上するシートPの枚数が多い場合には摩擦係数が増加して、複数枚のシートPが取り出される重送が発生することもある。また、浮上するシートPの枚数が少ない場合、給送不良が発生することもある。そこで、シートP束の側面からエアーを吹き出してシートP間の密着状態を緩和した状態でのシートPの密度を検出するための反射型光学センサである第1反射センサ50が設けられている。
図2は、給送装置12の側面図であり、第1反射センサ50は、繰出ローラ31によるシートPの繰出し位置の近傍に配置されている。図2(b)は、スタックトレイ21に収納されたシートPの束を、繰出ローラ31によって取り出される方向と直交する側、すなわち、図2(a)に記載されている矢印A方向から見たものである。
第1反射センサ50は、収納されたシートPの束の側面に光を照射する発光部51と、反射してきた反射光を受光する反射光量検出部52を備えている。第1反射センサ50は、図3(a)に示すように、シートPの繰出し位置の近傍であるシートの給送位置に設けられている。よって、第1反射センサ50は、送風手段40から吹き出されるエアーにより浮上するスタックトレイ21の上位に収納されているシートPの束の側面に発光部51により束の厚み方向と交差する方向から光を照射し、その反射光を反射光量検出部52で検出するもので、本発明に係る第1検出手段である。
第1反射センサ50が送風手段40から吹き出されるエアーにより浮上するシートPに光を照射したとき、検出する反射光量はそのとき浮上するシートの枚数、すなわち密度によって異なる。よって、密度が小さくなれば、給送位置にあるシートPが減少していると判断できる。
さらに、給送装置12は、スタックトレイ21の下方に、第1反射センサ50の発光部51の光量を調整するのに用いられる第2反射センサ53を設けている。第2反射センサ53は、第1反射センサ50と同じく、シートPの束の側面に光を照射する発光部54と、シートPの束の側面から反射してきた反射光を検出する反射光量検出部55とから構成される反射型光学センサである。
第2反射センサ53は、スタックトレイ21にあって、給送装置12のエアーの吹き出しにより浮上することがない下位に収納されたシートPの束に、発光部54により束の厚み方向と交差する方向から光を照射し、シートPからの反射光を反射光量検出部55が検出するもので、本発明に係る第2検出手段である。
図4は、給送装置12の制御構成を示すもので、CPU61はROM60に記憶されている制御プログラムを実行することで、給送装置12の動作を制御する。RAM59は、CPU61が変数などを一時的に記憶させるメモリである。駆動回路66は、CPU61が出力する駆動指示にしたがって、収納部昇降モータ43を昇降させる。CPU61は、給送位置センサ68、収納部シート有無センサ69からの各信号に応じて、収納部昇降モータ43の起動と停止を駆動回路66に指示する。または、CPU61から指定のパルス数を駆動回路66へ指示することにより任意の移動距離を移動させる構成であってもよい。
加えて、CPU61は、第1反射センサ50で検出された反射光量が所定光量(第2基準光量)以下となると、前述したように、給送位置にあるシートPが減少しているとして、反射光量が所定光量(第2基準光量)となるまでスタックトレイ21を上昇させる昇降制御手段の機能を実現している。
発光量調整部62は、CPU61に指示される光量で発光するよう発光部51及び発光部54を駆動する光量調整手段である。そして、反射光量検出部52及び反射光量検出部55がそれぞれ受光した反射光量を表す信号値を出力すると、比較回路64は、この信号値と予め設定されている所定値と比較して、その結果をCPU61へ出力する。
ここで、CPU61による第1反射センサ50における発光部51の発光量の調整について説明する。初期設定では、図5(a)に示すように、発光部51がシートPの束に照射する光量をYとしたとき、シート受光部52が受講する反射光量はXとなるようにしている。
発光量の調整時、CPU61は、発光量調整部62を制御して、発光部51を光量Yで発光させる。そして、反射光量検出部52がシートPの束の側面で反射した反射光量に応じた信号値を比較回路64へ出力すると、比較回路64は、この信号値を予め設定されている所定値と比較して、その結果をCPU61へ戻す。
CPU61は、この比較結果に応じて、反射光量検出部52が受光する反射光量がXとなるように、発光量調整部62を制御して発光部51の光量を調整する。すなわち、シートPの束の側面の反射光量が大きい場合には、図5(b)に示すように、発光部51が発光する光量をYからY´へ減少させるべく、CPU61は発光量調整部62を制御する。よって、CPU61は、発光量調整部62により調整された照射光量を発光部51が照射する光量に反映するフィードバック手段の機能を実現している。
一方、シートPの束の側面の反射光量が小さい場合には、図5(c)に示すように、発光部51が発光する光量はYからY´´へ増加させるべく、CPU61は発光量調整部62を制御する。尚、反射光量Xは許容範囲内の幅があってもよい。第2反射センサ53の場合も同様にして、発光部54の発光量の調整を行う。
発光部51、54が同じ光量で発光しても反射光量検出部52、55が検出する反射光量は、装置内のその時々の環境やシートPの特性によって異なる。特に、シートの特性については、例えば、リサイクル紙では、シートPの束の側面が毛羽立っているため反射率が少なく、多数枚のシートPの束であっても少数枚の束と誤って検知し、上質紙では、シートPの束の側面からの反射率は高くなるため、少数枚のシートPの束であっても多数枚の束と誤って検知する虞がある。よって、CPU61は、適宜のタイミングでかかる発光量の調整を行うことで、一定の検出結果が得られるようにしている。
図6は、CPU61がシートPを給送する動作の制御手順を示すフローチャートである。シートの給送開始でCPU61は、以下の処理を実行する。
St01では、CPU61は、シート収納状況を収納部シート有無センサ69で確認する。シートPが収納されていない場合にはSt02へ進み、CPU61は駆動回路66へ駆動指示を出力して、ユーザーによってシートが補充されるシート補給位置まで移動させて待機する。St01でシートPが収納されていることが確認された場合にはSt03へ進み、CPU61は駆動回路66へ駆動指示を出力して、スタックトレイ21を給送位置まで移動させる。
その後、St04では、CPU61は、シート捌き制御部67へ指示してファンモータ41、42を駆動させる。これにより、スタックトレイ21の最上位に収納されているシートPを含めて、給送位置付近に収納されている各シートPの間にエアーが通ることで浮き上がる捌き動作が開始される。
そして、St05では、CPU61は、第2反射センサ53の発光部54を所定の光量Yで発光させる。St06では、シートPの束の側面で反射した反射光を反射光量検出部55で検出する。St07では、検出された反射光量を表す信号値が比較回路64で予め設定されている所定値(第1基準光量)と比較されて、その結果はCPU61へ出力される。
CPU61は、比較回路64の出力結果をもとに、発光部54の発光量の調整を行う。具体的には、反射光量がX(第1基準光量)未満の場合にはSt08へ進み、CPU61は発光部54の発光量の増加を発光量調整部62へ指示してSt06へ戻る。また、反射光量がX(第1基準光量)以上の場合にはSt09へ進み、CPU61は発光部54の発光量の減少を発光量調整部62へ指示してSt06へ戻る。そして、反射光量がXと等しい場合(或いは、等しくなった場合)は、St10へ進み調整を完了し、CPU61は発光量の変更値をRAM59に記憶する。
St11では、CPU61は、St10で調整した値を第1反射センサ50へフィードバック(反映)する。よって、第1反射センサ50の発光部51は、発光部54と同じ光量で発光するようになる。
そして、St12では、CPU61は、図示しない給送制御部を通じて、繰出ローラ31、給送ローラ32、分離ローラ33を駆動させてシートの給送を開始させる。
かかる一連の処理は、ファンモータ41、42が駆動しても浮き上がることがないスタックトレイ21下方に収納されているシートPの束の側面に、第2反射センサ53の発光部54が束の厚み方向と交差する方向から光を照射し、受光部55は反射光を受光することで、給送動作に先立って、シートPに第反射センサ50の発光部51の発光量を補正している。これにより、収納されたシートPの種類による反射率の違いを補正することができる。
CPU61は、St13では、St11でフィードバック(反映)した発光量で第1反射センサ50を動作させる。St14では、捌かれて浮上したシートPの束の側面から反射した反射光を検出する。St15では、St14で検出された反射光量を表す信号値が比較回路64で予め設定されている所定値(第2基準光量)と比較されて、その結果はCPU61へ出力される。St14おける所定値(第2基準光量)は、St07の所定値(第1基準光量)よりも小さく設定されている。
そして、CPU61は、比較回路64の出力結果をもとに、スタックトレイ21の上昇量を決める。このとき、CPU61は、検出した反射光量がX(第2基準光量)未満の場合には、St16へ進み、積載部昇降モータ43を駆動させて、スタックトレイ21を上昇させる。そして、St17で指示された枚数のシートPの給送を終了するまで、St15で反射光量との比較を繰り返し行い、この間、検出した反射光量がX(第2基準光量)未満であることが検出されると、それに応じて、スタックトレイ21を上昇させる。そして、指示された枚数のシートPを給送すると動作終了となる。スタックトレイ21を上昇させる量は、検出した反射光量がX(第2基準光量)となるまでとしてもよい。
よって、シートが給送されて、ファンモータ41、42からのエアーで浮き上がるシートPの枚数が少なくなり、第1反射センサ50で検出される反射光が少なくなると、CPU61は、スタックトレイ21を上昇させることで、指示された枚数のシートPが給送されるよう制御する。
図6のフローチャートによる制御手順は、第1反射センサ50の発光部51の光量調整を、第2反射センサ53による検知結果に基づいて行っているが、第1反射センサ50だけでも光量調整を行うことができる。この場合は、第2反射センサ53は不要であり、第1反射センサ50で第1及び第2検出手段を兼ねることになる。
図7は、CPU61が第1反射センサ50のみで光量を調整する制御手順を示すフローチャートである。St101では、CPU61は、シート収納状況を収納部シート有無センサ69で確認する。シートPが収納されていない場合にはSt102へ進み、CPU61は駆動回路66へ駆動指示を出力して、シート補給位置へ移動し待機する。
CPU61は、St101でシートPが収納されている場合にはSt103へ進み、駆動回路66へ駆動指示を出力して、給送位置を超える位置までスタックトレイ21を移動させる。その後、St104では、CPU61は、駆動回路66へさらに駆動指示を出力して、図3(b)に示すように、シートPの束の側面と第1反射センサ50の検出範囲が重なるようにスタックトレイ21を移動させて待機する。
CPU61は、St105では、第1反射センサ50の発光部51を光量Yで発光させる。このとき、ファンモータ41、42は停止させており、シートPの捌きは行われていない。St106では、シートPの束の側面で反射した反射光を反射光量検出部52で検出する(第1検出)。St107では、検出された反射光量を表す信号値が比較回路64で予め設定されている所定値(第1基準光量)と比較されて、その結果はCPU61へ出力される。
そして、CPU61は、比較回路64の出力結果をもとに発光部51の発光量を調整する。具体的には、反射光量がX(第1基準光量)未満の場合にはSt108へ進み、CPU61は発光部51の発光量の増加を発光量調整部62へ指示してSt106へ戻る。また、反射光量がX(第1基準光量)以上の場合にはSt109へ進み、CPU61は発光部51の発光量の減少を発光量調整部62へ指示してSt106へ戻る。
これにより、第1反射センサ50が自ら光量調整を行って、次に給送動作が始まると、CPU61は、第1反射センサ50によるファンモータ41、42からのエアーで浮き上がるスタックトレイ21の上部のシートに反射した反射光を反射光量検出部52で検出する(第2検出)。この反射光量が第1基準光量よりも小さい第2基準光量未満となる場合、図6で示されるのと同様にスタックトレイ21の上昇の制御を行う。
図6のフローチャートでは、シート捌き制御中の実施例を記載したが、シートPの束側面による第2反射センサの調整時期は、シート捌き制御していない場合やJOB終了時、スタンバイ中、スタックトレイ21が上昇する動作ごとに実施してもよく、実施例に限定されるものではない。同じく、第1反射センサ50へのフィードバック(反映する)タイミングも給送開始直前に限定するものではなく、給送中に随時フィードバック(反映)する動作も有効である。
以上説明したように、実施例の給送装置によれば、捌かれたシートの精度の高い検出が可能になる効果がある。また、本発明に好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱することのない範囲内において、適宜の変更が可能なものである。また、本発明を画像形成システムの場合で説明したが、これに限らず他の装置におけるシート給送装置にも適用することができる。
P シート
21 スタックトレイ(収納手段)
35 分離給送機構(給送手段)
40 送風手段
41 ファンモータ
42 ファンモータ
50 第1反射センサ(第1検出手段)
53 第2反射センサ(第2検出手段)
61 CPU(フィードバック手段、昇降制御手段)
62 発光量調整部(光量調整手段)

Claims (6)

  1. シート束を収納する収納手段と、
    前記収納手段に収納されたシート束の最上シートを含む複数枚のシートに前記シート束の厚み方向と交差する方向から送風する送風処理を施す送風手段と、
    前記送風手段により前記送風処理を施された前記最上シートを所定の給送位置で給送する給送手段と、
    前記収納手段を前記給送位置と前記収納手段にシート束を補充する補充位置の間で昇降する昇降手段と、
    前記収納手段において前記送風手段により前記送風処理を施されて浮き上がっている状態での前記最上シートを含む複数枚のシートに対して前記シート束の厚み方向と交差する方向から光を照射し、そのときの反射光を検出する第1検出手段と、
    前記収納手段に収納されているシート束の前記最上シートを含む複数枚のシートよりも下方に位置し、前記送風処理を施されていないシートに対して前記シート束の厚み方向と交差する方向から光を照射し、そのときの反射光を検出する第2検出手段と、
    前記第2検出手段により検出された反射光量が第1基準光量となるように、第2検出手段が照射する照射光量を調整する光量調整手段と、
    前記光量調整手段により調整された照射光量を前記第1検出手段が照射する光量に反映するフィードバック手段と、
    前記第1検出手段が前記フィードバック手段により反映された光量を照射した際、前記第1検出手段により検出された反射光量が前記第1基準光量より小さい第2基準光量未満である場合、前記収納手段を上昇させるべく前記昇降手段を制御する制御手段と、
    を備えるシート給送装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1検出手段により検出された反射光量が前記第2基準光量となるまで前記収納手段を上昇させるべく、前記昇降手段を制御する請求項1に記載のシート給送装置。
  3. 前記フィードバック手段は、前記給送手段が前記送風処理を施された前記最上シートを所定の給送位置で給送する間に、前記光量調整手段により調整された照射光量を前記第1検出手段が照射する光量に反映する請求項1又は2に記載のシート給送装置。
  4. シート束を収納する収納手段と、
    前記収納手段に収納されたシート束の最上シートを含む複数枚のシートに前記シート束の厚み方向と交差する方向から送風する送風処理を施す送風手段と、
    前記送風手段により前記送風処理を施された前記最上シートを所定の給送位置で給送する給送手段と、
    前記収納手段を前記給送位置と前記収納手段にシート束を補充する補充位置の間で昇降する昇降手段と、
    前記収納手段において前記送風手段により前記送風処理を施されて浮き上がっている状態での前記最上シートを含む複数枚のシートに対して前記シート束の厚み方向と交差する方向から光を照射し、そのときの反射光を検出する第1検出と、前記収納手段に収納されているシート束の前記最上シートを含む複数枚のシートよりも下方に位置し、前記送風処理を施されていないシートに対して前記シート束の厚み方向と交差する方向から光を照射し、そのときの反射光を検出する第2検出と、を行う検出手段と、
    前記第2検出により検出された反射光量が第1基準光量となるように、前記検出手段が照射する照射光量を調整する光量調整手段と、
    前記光量調整手段により調整された照射光量を前記第1検出で照射する光量に反映するフィードバック手段と、
    前記第1検出で前記フィードバック手段により反映された光量を照射した際、前記検出手段により検出された反射光量が前記第1基準光量より小さい第2基準光量未満である場合、前記収納手段を上昇させるべく前記昇降手段を制御する制御手段と、
    を備えるシート給送装置。
  5. 前記制御手段は、前記第1検出により検出された反射光量が前記第2基準光量となるまで前記収納手段を上昇させるべく、前記昇降手段を制御する請求項4に記載のシート給送装置。
  6. 前記検出手段が前記第2検出を行うとき、前記第1検出を行うときよりも前記収納手段を上昇させるべく前記昇降手段を制御する請求項4又は5に記載のシート給送装置。
JP2019231889A 2019-12-23 2019-12-23 シート給送装置 Pending JP2021098592A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019231889A JP2021098592A (ja) 2019-12-23 2019-12-23 シート給送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019231889A JP2021098592A (ja) 2019-12-23 2019-12-23 シート給送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021098592A true JP2021098592A (ja) 2021-07-01

Family

ID=76540716

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019231889A Pending JP2021098592A (ja) 2019-12-23 2019-12-23 シート給送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021098592A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021134075A (ja) * 2020-02-28 2021-09-13 理想科学工業株式会社 シート供給装置
EP4020470A1 (en) 2020-12-28 2022-06-29 Showa Denko K.K. Ferroelectric recording medium and ferroelectric storage apparatus

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011013230A1 (ja) * 2009-07-30 2011-02-03 株式会社 東芝 束状態検知システム及び分離取出装置
JP2017105563A (ja) * 2015-12-07 2017-06-15 株式会社リコー 給紙装置、画像形成装置および画像形成システム
JP2019011150A (ja) * 2017-06-29 2019-01-24 理想科学工業株式会社 エア給紙装置、エア給紙装置における給紙台昇降制御方法
JP2019059564A (ja) * 2017-09-25 2019-04-18 キヤノンファインテックニスカ株式会社 シート積載装置、給送装置、画像形成装置、及び画像形成システム
JP2019119605A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 株式会社リコー シート給送装置、画像形成装置、画像形成システム、及びシート処理装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011013230A1 (ja) * 2009-07-30 2011-02-03 株式会社 東芝 束状態検知システム及び分離取出装置
JP2017105563A (ja) * 2015-12-07 2017-06-15 株式会社リコー 給紙装置、画像形成装置および画像形成システム
JP2019011150A (ja) * 2017-06-29 2019-01-24 理想科学工業株式会社 エア給紙装置、エア給紙装置における給紙台昇降制御方法
JP2019059564A (ja) * 2017-09-25 2019-04-18 キヤノンファインテックニスカ株式会社 シート積載装置、給送装置、画像形成装置、及び画像形成システム
JP2019119605A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 株式会社リコー シート給送装置、画像形成装置、画像形成システム、及びシート処理装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021134075A (ja) * 2020-02-28 2021-09-13 理想科学工業株式会社 シート供給装置
EP4020470A1 (en) 2020-12-28 2022-06-29 Showa Denko K.K. Ferroelectric recording medium and ferroelectric storage apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7635125B2 (en) Sheet feeding apparatus and image forming apparatus
RU2427522C1 (ru) Устройство формирования изображения
US7744081B2 (en) Image forming apparatus
JP6663591B2 (ja) 給紙装置、及び、画像形成装置
JP2021098592A (ja) シート給送装置
JP2019011150A (ja) エア給紙装置、エア給紙装置における給紙台昇降制御方法
JP2019014581A (ja) シート搬送装置
JP7083252B2 (ja) 給紙装置
JP6043775B2 (ja) 給紙装置および画像形成装置
JP7164453B2 (ja) シート供給装置
JP7066105B2 (ja) 給送装置、及び、画像形成装置
JP2016124653A (ja) シート給紙装置
JP2019077506A (ja) 給紙装置
JP2021187596A (ja) シート給送装置及び画像形成システム
JP7078408B2 (ja) シート給紙装置及び画像形成システム
JP6919840B2 (ja) 給紙装置、及び、画像形成装置
JP2021160858A (ja) 給紙装置
JP7341746B2 (ja) シート給送装置および記録装置
JP7439447B2 (ja) 原稿搬送装置及び原稿読取装置
JP3721571B2 (ja) 排紙装置
JP7417195B2 (ja) 給送装置、及び、画像形成装置
JP6833175B2 (ja) 給送装置、及び、画像形成装置
JP7439446B2 (ja) 原稿搬送装置及び原稿読取装置
JP2008094582A (ja) シート集積装置及びこれを備えた画像形成装置
JP7083251B2 (ja) 給紙装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231011

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20231124

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20240314

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20240315

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20240408