JP2019058354A - ベッド - Google Patents

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大西 洋
Hiroshi Onishi
洋 大西
恵太 天野
Keita Amano
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Abstract

【課題】寝台における背上げ部と背上げ部とは異なる他部とを単一のアクチュエータで昇降可能なベッドを提供する。【解決手段】支持枠部10と支持枠部10に支持される寝台20を備えるベッド100であって、寝台20は、支持枠部10に対して揺動可能な背上げ部21と背上げ部21とは異なる膝部22(他部)とを有し、背上げ部21を押し上げる方向にのみ駆動力を発揮する単一のアクチュエータ31を有し、背上げ部21と膝部22(他部)とは、リンク機構30によって連結されており、背上げ部21又は膝部22(他部)とリンク機構30とは、連結位置が変更自在であるとともに、連結状態と非連結連結とは切替自在である。【選択図】図2

Description

本発明は、ベッドに関する。
従来、背上げ部と膝部とを備える寝台において、背上げ部の昇降と同時に、膝部も昇降させることが可能なベッドがある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来のベッドは、背上げ部と膝部とをそれぞれ独立して昇降させるための別々のアクチュエータを要していた。
特開2017−158779号公報
本発明は、上述のような課題に鑑みなされたものであり、寝台における背上げ部と背上げ部とは異なる他部とを単一のアクチュエータで昇降可能なベッドを提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、以下の構成によって把握される。
(1)本発明のベッドは、支持枠部と前記支持枠部に支持される寝台を備えるベッドであって、前記寝台は、前記支持枠部に対して揺動可能な背上げ部と前記背上げ部とは異なる他部とを有し、前記背上げ部を押し上げる方向にのみ駆動力を発揮する単一のアクチュエータを有し、前記背上げ部と前記他部とは、リンク機構によって連結されており、前記背上げ部又は前記他部と前記リンク機構とは、連結位置が変更自在であるとともに、連結状態と非連結状態とは切替自在である。
(2)上記(1)の構成において、前記寝台は、前記背上げ部又は前記他部と前記リンク機構とが前記連結状態である場合、前記連結位置によって異なる複数の動作モードで動作する。
(3)上記(1)又は(2)の構成において、前記支持枠部は、基枠部と、前記基枠部に対してガススプリングによって昇降自在に支持される昇降枠と、を有し、前記昇降枠の位置は、前記ガススプリングを操作することによって調節自在である。
本発明によれば、設定された複数の動作モードの中から使用者が切替操作で好みの動作モードを選択できるとともに、寝台における背上げ部と背上げ部とは異なる他部とを単一のアクチュエータで昇降可能なベッドを提供できる。
ベッドを上から見下げた斜視図である。 ベッドの一部を下から見上げた拡大斜視図である。 (a)から(e)は、背膝連動モードにおける寝台の動作モードの説明図である。 (a)から(e)は、背膝連動膝上げ固定モードにおける寝台の動作モードの説明図である。 (a)から(e)は、背膝非連動モードにおける寝台の動作モードの説明図である。
(実施形態)
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という)を、添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下では、特に説明のない限り、図1における右側を頭側と呼び、左側を足側と呼び、図1における左右方向を頭足方向と呼ぶ。
図1は実施形態に係るベッド100を上から見下げた斜視図である。なお、図1は、寝台20が最高位置にある状態である。図1において、後述する受けプレート25、ヘッドボード41、サイドガードカバー42及びメッシュ26の図示は省略されている。
図1に示すように、本実施形態に係るベッド100は、支持枠部10と支持枠部10に支持される寝台20を備える。
支持枠部10は、ベッド100が設置される居室の床等の上に直接的に載置される。
寝台20は、頭側の端部と足側の端部に、それぞれヘッドボード41(不図示)を備えている。また、寝台20は、幅方向の両側に、使用者や障害物が寝台20の下に入り込まないように規制するためのサイドガードカバー42(不図示)を備えている。寝台20の上には、適宜、敷布団又はマットレス(不図示)が載置される。
そして、通常、使用者は、ベッド100の頭側に使用者の頭を向け、ベッド100の足側に使用者の足を向けた状態で、ベッド100の寝台20の上にマットレスを介して横たわるようにして、ベッド100を使用する。
(支持枠部)
詳細には、支持枠部10は、ベッド100が設置される居室の床等の上に直接的に載置される基枠部11と、基枠部11に対してガススプリング12によって垂直に昇降自在に支持され、寝台20を支持する昇降枠13と、を有する。
ガススプリング12は、シリンダとシリンダの内部を往復運動するピストンロッドとを有し、シリンダの内部には、ピストンロッドを押し上げるためのガスが封入されている。
支持枠部10は、基枠部11に支持された状態で、基枠部11に対して相対的に頭足方向(水平方向)にスライド可能なスライド枠14を有する。
基枠部11は、ベッド100の全体の重量及び使用者の体重等を支持する略矩形状のフレームであり、適宜の本数の縦梁及び横梁が互いに交差して組み合わされている。
スライド枠14は、略矩形状のフレームであり、基枠部11に対してスライド可能に支持されている。
スライド枠14には、ガススプリング12のシリンダの頭側端が支持されている。一方、基枠部11には、ガススプリング12のピストンロッドの足側端が支持されている。これにより、ガススプリング12の伸縮に応じて、基枠部11に対してスライド枠14がスライドするようになっている。
また、支持枠部10には、両側に2つずつ、合計4つのYリンク15が配置されている。各Yリンク15は、長部材と、長部材の略中間に上端が軸支される短部材とを有している。長部材の上端は、例えば、長部材の上端に軸支されたローラを介して、昇降枠13に対して軸支されている。長部材の下端は、基枠部11及びスライド枠14の一方に軸支されており、短部材の下端は、基枠部11及びスライド枠14の他方に軸支されている。
そして、ガススプリング12が操作されてガススプリング12のピストンロッドが伸びると、基枠部11に対してスライド枠14がスライドし、長部材の下端と短部材の下端との間の距離が短縮し、長部材の上端の位置が上方向に移動する。これとは逆に、ガススプリング12が操作されてガススプリング12のピストンロッドが縮むと、基枠部11に対してスライド枠14がスライドし、長部材の下端と短部材の下端との間の距離が拡大し、長部材の上端の位置が下方向に移動する。このように、ガススプリング12の操作により、支持枠部10に対して昇降枠13が昇降できる。
ガススプリング12は、寝台20の周縁近傍に設けられた操作レバー60を操作することにより操作される。
操作レバー60は、ケーブル61を介してロック装置62に連動している。そして、使用者が操作レバー60を操作した状態では、ガススプリング12が昇降枠13を含む寝台20を押し上げるように付勢した状態となり、使用者が操作レバー60を操作していない状態では、寝台20の上下方向の位置を維持するように、基枠部11に対するスライド枠14のスライドをロックした状態にできるようになっている。したがって、昇降枠13を含む寝台20の位置は、ガススプリング12を操作することによって調節自在である。
よって、使用者は、寝台20の上に載っていない状態で操作レバー60を操作することで、寝台20の位置をより高い位置に上昇させることができ、その途中で操作レバー60から手を離して操作レバー60の操作を辞めると、その時点の寝台20の位置に維持できる。また、使用者は、寝台20の上に載った状態で操作レバー60を操作することで、寝台20の位置をより低い位置に下降させることができ、その途中で操作レバー60から手を離して操作レバー60の操作を辞めると、その時点の寝台20の位置に維持できる。このように、使用者は、寝台20の上下方向の位置を、操作レバー60の簡単な操作によって調節できる。
(寝台)
寝台20は、支持枠部10に対して揺動可能な背上げ部21と背上げ部21とは異なる他部となる膝部22とを有する。なお、他部は、膝部22に限らない。
寝台20は、詳細には、頭側から足側に向けて順に、背上げ部21と、膝部22と、臀部23と、足部24とを有する。背上げ部21、膝部22、臀部23及び足部24は、それぞれ、使用者の体重を受ける平板状の受けプレート25(不図示)を支持するため、所定の剛性を有する略矩形状のフレームであり、適宜の本数の縦梁及び横梁が互いに交差して組み合わされている。なお、受けプレート25は、寝台20に支持されたメッシュ26(不図示)を介して支持されてもよい。
メッシュ26は、背上げ部21と、膝部22と、臀部23と、足部24とに、各別に設けられてもよい。受けプレート25は、メッシュ26の網目に嵌る形状の下向きの凸部を有してもよい。これにより、受けプレート25を寝台20又はメッシュ26に固定することなく、メッシュ26の上に載せて位置合わせをするだけで、簡単に取り付けることができ、受けプレート25が、寝台20に対して横方向に移動することを規制できる。
背上げ部21は、足側端21bが昇降枠13のヒンジAに軸支され、頭側端21aは自由端になっており、昇降枠13に対して、略水平な水平状態から傾斜した傾斜状態の間で揺動できるようになっている。背上げ部21の頭側端21aは、水平状態において、昇降枠13に当接して支持され、傾斜状態において、昇降枠13から離れた状態になる。
また、ベッド100は、背上げ部21を押し上げる方向にのみ駆動力を発揮するアクチュエータ31を有する。これにより、背上げ部21が傾斜状態から水平状態に揺動する際、背上げ部21の移動軌跡上に障害物があった場合でもアクチュエータ31の力で挟み込まれることがなく、安全である。また、これにより、使用者は、寝台20に横たわった状態で体重を寝台20に預けたまま、背上げ部21の動作に伴って上体を起こすことができる。
臀部23は、昇降枠13に着脱自在に固定されている。これにより、組立及び解体が容易になっている。臀部23の足側端23bは、膝部22の頭側端22aをヒンジBで軸支している。
膝部22は、膝部22の頭側端22aが臀部23の足側端23bにヒンジBで軸支されており、膝部22の足側端22bが足部24の頭側端24aにヒンジCで軸支されている。これにより、膝部22は、足部24と連動して揺動できるようになっている。
足部24は、頭側端24aが膝部22の足側端22bにヒンジCで軸支され、足側端24bは自由端になっており、昇降枠13に常に当接した状態で頭足方向に擦動できるようになっている。これにより、足部24は、昇降枠13に対して、略水平な水平状態から傾斜した傾斜状態の間で、膝部22と連動して揺動できるようになっている。
(リンク機構)
次に、リンク機構30について説明する。
図2は、ベッド100の一部を下から見上げた拡大斜視図である。なお、図2は、背膝連動モードにおけるリンク機構30の連結状態を示している。図2において、Yリンク15、受けプレート25、ヘッドボード41、サイドガードカバー42及びメッシュ26等の図示は省略されている。
図2に示すように、背上げ部21と膝部22(他部)とは、リンク機構30によって連結されている。そして、背上げ部21又は膝部22とリンク機構30とは、連結位置が変更自在であるとともに、連結状態と非連結状態とは切替自在である。これにより、背上げ部21の揺動と連動して膝部22を揺動(背膝連動モード又は背膝連動膝上げ固定モード)させたり、膝部22と連動させずに背上げ部21を単独で揺動(非背膝連動モード)させたりするいくつかの動作モード(図3、図4及び図5参照)に切り替えることができる。そして、寝台20は、背上げ部21又は膝部22(他部)とリンク機構30とが連結状態である場合、連結位置によって異なる複数の動作モードで動作する。動作モードについては、後で詳述する。
詳細には、リンク機構30は、図2に示すように、昇降枠13に固定された頭側固定部13hの下端に軸支されるアクチュエータ31と、背上げ部21に固定される背上げ部レバー21sと、背上げ部レバー21sに対してヒンジHで軸支されるシャフト32と、シャフト32に対してヒンジJで軸支されるとともに、昇降枠13に固定される足側固定部13fの足側端に軸支されてヒンジKを中心に揺動する膝部レバー33と、膝部レバー33の上端に軸支されたヒンジローラLが下面に当接し、膝部22に固定される膝部プレート22sと、を備える。
アクチュエータ31は、電動モータと、電動モータの回転に連動して進退するロッドとを有する。そして、アクチュエータ31は、不図示のスイッチコントローラの操作に応じて、ロッドが伸縮するようになっている。
背上げ部レバー21sには、ヒンジG及びヒンジHのそれぞれを形成するための孔が設けられており、ヒンジG及びヒンジHのそれぞれに対応する各孔には、係止軸が着脱自在に設けられている。これにより、シャフト32の頭側端32aを軸支する箇所を、ヒンジHへの軸支とヒンジGへの軸支との間で切り替えたり、ヒンジHにもヒンジGにも軸支させずに自由端にしたりすることができる。すなわち、背上げ部21とリンク機構30とは、連結位置が変更自在であるとともに、連結状態と非連結状態とは切替自在である。これにより、背上げ部21の移動量に対して、膝部22の移動量の比率を変えることができたり、膝部22と連動させずに背上げ部21を単独で揺動させたりできるので、簡単に寝台20の動作モードを切り替えることができる。そして、使用者は、切替操作で、設定された複数の動作モードの中から好みの動作モードを選択できる。なお、本実施形態においては、シャフト32の頭側端32aを軸支する箇所が2箇所、すなわち、2箇所の連結位置の間で切替可能なもので説明したが、これに限らず、連結位置を3箇所以上とし、3箇所以上の連結位置の間で切替可能なものとしてもよい。
シャフト32は、足側固定部13fに設けられた係止孔βと同心になった状態で、別途の係止ピン(不図示)が挿通される係止孔αを有する。そして、係止孔αと係止孔βとを同心に合わせた状態で係止孔α及び係止孔βの両方に係止ピンを挿通した状態にすると、シャフト32の頭側端32aをヒンジGにもヒンジHにも軸支しない非連結状態においても、シャフト32がヒンジJを中心に垂れ下がって床に接したり、寝台20の昇降動作を邪魔したりしないようにできる。
(背膝連動モード)
次に、寝台20の動作モードを説明する。
背上げ部21の揺動に応じて膝部22も揺動する背膝連動モードを説明する。
図3の(a)から(e)は、背膝連動モードにおける寝台20の動作モードの説明図である。図3の各図は、ベッド100の側面図である。図3の各図においては、昇降枠13に対するリンク機構30及び寝台20の動きに着目するため、基枠部11やYリンク15の図示は省略されている。
図3(a)に示すように、ベッド100の初期状態では、寝台20にリンク機構30が、あらかじめ組み合わせられており、寝台20の背上げ部21、臀部23、膝部22及び足部24は、それぞれ、水平状態になっている。
ここで、使用者の操作により、シャフト32の頭側端32aを背上げ部レバー21sのヒンジHに連結して連結状態にする。これにより、シャフト32の頭側端32aは、背上げ部レバー21sに対してヒンジHで軸支された状態となる。なお、係止孔αと係止孔βとは係合していない。
(A1)そして、図3(a)に示す状態を初期状態として、使用者によってスイッチコントローラ(不図示)が操作されると、アクチュエータ31が駆動し、アクチュエータ31のロッドが伸びる。
(A2)すると、ロッドの足側端により背上げ部レバー21sのヒンジEが押されて、背上げ部レバー21sが反時計回りに回転するので、アクチュエータ31の全体が昇降枠13に固定された頭側固定部13hのヒンジDを中心として揺動するとともに、昇降枠13に対してヒンジAを中心に、背上げ部レバー21sと一体となっている背上げ部21が揺動する(図3(b)参照)。
(A3)同時に、背上げ部レバー21sが反時計回りに回転するので、シャフト32の頭側端32aが軸支されたヒンジHの位置も、ヒンジAの位置を中心に反時計回りに回転するので、シャフト32の足側端が軸支されたヒンジJの位置が、膝部レバー33のヒンジKを中心とする反時計回りの回転に伴い、ヒンジKを中心に反時計回りに回転する。
(A4)同時に、膝部レバー33のヒンジKを中心とする反時計回りの回転に伴い、ヒンジローラLの位置がヒンジKを中心として反時計回りに回転する。
(A5)すると、ヒンジローラLの移動により、膝部22に固定される膝部プレート22sが押し上げられ、それに伴って、昇降枠13に固定された臀部23との軸支部となるヒンジBを中心として、膝部22が時計回りに揺動する。
(A6)膝部22が時計回りに揺動する動きに連動して、膝部22に対してヒンジCで軸支された足部24が反時計回りに揺動する。
(A7)ここで、膝部レバー33がヒンジKを中心に反時計回りに回転して、鉛直な姿勢となると、昇降枠13に対して膝部22が最も傾斜した状態となるが、この状態から更に、膝部レバー33が反時計回りに回転して、鉛直な姿勢を過ぎる(図3(c)参照)と、背上げ部21の傾斜が急になっていくのに反して、膝部22の傾斜及び足部24の傾斜は緩やかになっていき(図3(d)参照)、最終的には、背上げ部21の傾斜は最も急な状態となり、膝部22、臀部23及び足部24は水平状態になる(図3(e)参照)。
このように、背膝連動モードによれば、背上げ部21の傾斜が緩やかな状態では、膝部22も傾斜するので、使用者の膝が上がることによって体が足側に押し出されないようにでき、背上げ部21の傾斜が急な状態では、使用者の膝が下がることによって腹部への圧迫感をなくすことができる。
(背膝連動膝上げ固定モード)
背上げ部21の揺動に応じて膝部22も揺動し、背上げ部21の傾斜の緩急に合わせて膝部22も傾斜する背膝連動膝上げ固定モードを説明する。
図4の(a)から(e)は、背膝連動膝上げ固定モードにおける寝台20の動作モードの説明図である。図4の各図は、ベッド100の側面図である。図4の各図においては、昇降枠13に対するリンク機構30及び寝台20の動きに着目するため、基枠部11やYリンク15の図示は省略されている。
(B0)図4(a)に示すように、ベッド100の初期状態では、寝台20にリンク機構30が、あらかじめ組み合わせられており、寝台20の背上げ部21、臀部23、膝部22及び足部24は、それぞれ、水平状態になっている。
ここで、使用者の操作により、シャフト32の頭側端32aを背上げ部レバー21sのヒンジGに連結して連結状態にする。なお、ヒンジAからヒンジGまでの距離は、ヒンジAからヒンジHまでの距離より短い。これにより、シャフト32の頭側端32aは、背上げ部レバー21sに対してヒンジGで軸支された状態となる。なお、係止孔αと係止孔βとは係合していない。
(B1)そして、図4(a)に示す状態を初期状態として、使用者によってスイッチコントローラ(不図示)が操作されると、アクチュエータ31が駆動し、アクチュエータ31のロッドが伸びる。
(B2)すると、ロッドの足側端により背上げ部レバー21sのヒンジEが押されて、背上げ部レバー21sが反時計回りに回転するので、アクチュエータ31の全体が昇降枠13に固定された頭側固定部13hのヒンジDを中心として揺動するとともに、昇降枠13に対してヒンジAを中心に、背上げ部レバー21sと一体となっている背上げ部21が揺動する(図4(b)参照)。
(B3)同時に、背上げ部レバー21sが反時計回りに回転するので、シャフト32の頭側端32aが軸支されたヒンジGの位置も、ヒンジAの位置を中心に反時計回りに回転するので、シャフト32の足側端が軸支されたヒンジJの位置が、膝部レバー33のヒンジKを中心とする反時計回りの回転に伴い、ヒンジKを中心に反時計回りに回転する。
(B4)同時に、膝部レバー33のヒンジKを中心とする反時計回りの回転に伴い、ヒンジローラLの位置がヒンジKを中心として反時計回りに回転する。
(B5)すると、ヒンジローラLの移動により、膝部22に固定される膝部プレート22sが押し上げられ、それに伴って、昇降枠13に固定された臀部23との軸支部となるヒンジBを中心として、膝部22が時計回りに揺動する。
(B6)膝部22が時計回りに揺動する動きに連動して、膝部22に対してヒンジCで軸支された足部24が反時計回りに揺動する。
(B7)ここで、膝部レバー33がヒンジKを中心に反時計回りに回転していくと(図4(b)、図4(c)及び図4(d)参照)、やがて鉛直な姿勢となる(図4(e)参照)。そして、最終的には、図4(e)に示すように、背上げ部21の傾斜は最も急な状態となり、膝部22及び足部24の傾斜も最も急な状態になる。
このように、背膝連動膝上げ固定モードによれば、背上げ部21の傾斜に応じて膝部22も傾斜するので、使用者の膝が上がることによって体が足側に押し出されないようにできる。
(背膝非連動モード)
背上げ部21の揺動に応じて膝部22も揺動する背膝連動モードを説明する。
図5の(a)から(e)は、背膝非連動モードにおける寝台20の動作モードの説明図である。図5の各図は、ベッド100の側面図である。図5の各図においては、昇降枠13に対するリンク機構30及び寝台20の動きに着目するため、基枠部11やYリンク15の図示は省略されている。
(C0)図5(a)に示すように、ベッド100の初期状態では、寝台20にリンク機構30が、あらかじめ組み合わせられており、寝台20の背上げ部21、臀部23、膝部22及び足部24は、それぞれ、水平状態になっている。
ここで、使用者の操作により、シャフト32の頭側端32aを背上げ部レバー21sのヒンジHにもヒンジGにも連結せず、非連結状態にする。これにより、シャフト32は、足側端でヒンジJに軸支された状態となる。
しかしながら、シャフト32の頭側端32aは自由であるので、そのままではシャフト32がヒンジJを中心に垂れ下がってしまう。そこで、膝部レバー33を、ヒンジKを中心に回転させることにより、シャフト32に設けられた係止孔αと足側固定部13fに設けられた係止孔βとを同心にし、その状態で、別途の係止ピン(不図示)を両方に挿通する。これにより、係止孔αと係止孔βとを同心に合わせた状態で係止孔α及び係止孔βの両方に係止ピンを挿通した状態として床に接したり、寝台20の昇降動作を邪魔したりしないようにできる。
(C1)そして、図5(a)に示す状態を初期状態として、使用者によってスイッチコントローラ(不図示)が操作されると、アクチュエータ31が駆動し、アクチュエータ31のロッドが伸びる。
(C2)すると、ロッドの足側端により背上げ部レバー21sのヒンジEが押されて、背上げ部レバー21sが反時計回りに回転するので、アクチュエータ31の全体が昇降枠13に固定された頭側固定部13hのヒンジDを中心として揺動するとともに、昇降枠13に対してヒンジAを中心に、背上げ部レバー21sと一体となっている背上げ部21が揺動する(図5(b)参照)。
(C3)この際、背上げ部レバー21sとシャフト32とは非連結状態であるので、背上げ部レバー21sが反時計回りに回転しても、シャフト32は移動せず、膝部レバー33は連動せず、膝部22も足部24も連動しない。すなわち、背上げ部21が揺動しても、膝部22も足部24も連動しない。つまり、アクチュエータ31が駆動すると、背上げ部21が単独で揺動する。
(C4)そして、背上げ部レバー21sがヒンジEを中心に反時計回りに回転していき(図5(c)及び図5(d)参照)、最終的には、図5(e)に示すように、背上げ部21の傾斜は最も急な状態となる。なお、この際、膝部22及び足部24は初期状態と同じ水平状態のままである。
このように、背膝非連動モードによれば、背上げ部21の傾斜に関わらず膝部22はフラットな水平状態であるので、背上げ部21の傾斜がどのような状態であっても、使用者が立ち上がり易くできる。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
本発明のベッド100は、支持枠部10と支持枠部10に支持される寝台20を備えるベッド100であって、寝台20は、支持枠部10に対して揺動可能な背上げ部21と背上げ部21とは異なる膝部22(他部)とを有し、背上げ部21を押し上げる方向にのみ駆動力を発揮する単一のアクチュエータ31を有し、背上げ部21と膝部22(他部)とは、リンク機構30によって連結されており、背上げ部21又は膝部22(他部)とリンク機構30とは、連結位置が変更自在であるとともに、連結状態と非連結連結とは切替自在であるので、単一のアクチュエータ31であっても、寝台20の動作モードを切り替えることができ、寝台20における背上げ部21と背上げ部21とは異なる膝部22(他部)とを単一のアクチュエータ31で昇降可能なベッド100を提供できる。
10 支持枠部
11 基枠部
12 ガススプリング
13 昇降枠
13f 足側固定部
13h 頭側固定部
14 スライド枠
15 Yリンク
20 寝台
21 背上げ部
21a 背上げ部の頭側端
21b 背上げ部の足側端
21s 背上げ部レバー
22 膝部
22a 膝部の頭側端
22b 膝部の足側端
22s 膝部プレート
23 臀部
23b 臀部の足側端
24 足部
24a 足部の頭側端
24b 足部の足側端
25 受けプレート
26 メッシュ
30 リンク機構
31 アクチュエータ
32 シャフト
32a シャフトの頭側端
33 膝部レバー
41 ヘッドボード
42 サイドガードカバー
60 操作レバー
61 ケーブル
62 ロック装置
100 ベッド
A ヒンジ
B ヒンジ
C ヒンジ
D ヒンジ
E ヒンジ
G ヒンジ
H ヒンジ
J ヒンジ
K ヒンジ
L ヒンジローラ
α 係止孔
β 係止孔

Claims (3)

  1. 支持枠部と前記支持枠部に支持される寝台を備えるベッドであって、
    前記寝台は、前記支持枠部に対して揺動可能な背上げ部と前記背上げ部とは異なる他部とを有し、
    前記背上げ部を押し上げる方向にのみ駆動力を発揮する単一のアクチュエータを有し、
    前記背上げ部と前記他部とは、リンク機構によって連結されており、
    前記背上げ部又は前記他部と前記リンク機構とは、連結位置が変更自在であるとともに、連結状態と非連結状態とは切替自在である
    ことを特徴とするベッド。
  2. 前記寝台は、前記背上げ部又は前記他部と前記リンク機構とが前記連結状態である場合、前記連結位置によって異なる複数の動作モードで動作する
    ことを特徴とする請求項1に記載のベッド。
  3. 前記支持枠部は、基枠部と、前記基枠部に対してガススプリングによって昇降自在に支持される昇降枠と、を有し、
    前記昇降枠の位置は、前記ガススプリングを操作することによって調節自在である
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のベッド。
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