JP2019058245A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸収体を固定しつつ吸収体の膨潤を許容し、吸収体の容量の限界まで使用できる吸収性物品を提供する。【解決手段】 液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、トップシートとバックシートの間に設けられた吸収体を備えた吸収性物品において、吸収体を、吸収材を有する吸収性コアと、吸収性コアの外周を包むコアラップで形成し、コアラップにおける吸収性コアの幅方向の両側部に対向する部位に上下方向及び幅方向に伸長する第1伸長部を形成することにより解決する。【選択図】図5

Description

本発明は、吸収体の膨潤に追従してラップ内の自由空間を拡大可能である吸収性コアのラップ形状によって、吸収体の容量を増す吸収性物品に関する発明である。
尿とりパッドのような吸収性物品は、吸収体がラップに収納された吸収性コアがトップシート、バックシートと立体ギャザーに囲まれ閉塞されるのが一般的である。そして、夜用パッドに使用されるようなとき、排出される尿量が多いためパッド゛自体の大きさが大きく、吸収性材料であるパルプ量やポリマー量も多い構成となっており、使用時に吸収体が大きく膨潤する。この形態では、トップシート、バックシートと立体ギャザーに囲まれた空間領域内(以下で閉塞領域という)で、尿の吸収によって吸収体が膨潤すると、この閉塞領域は初期の幾何学的に限られた容量の限度で吸収体の膨潤を許容するだけであった。場合により、吸収体は吸収能力を余し、この閉塞領域の容量がボトルネックとなり、吸収体の吸収能力を活かしきれないという問題があった。
上記問題の対応として、吸収体を2層構成として、下層吸収体は下層吸収体単体が被覆シートで包まれ、被覆シートが左右の端部が重なり、下層吸収体肌面側と被覆シートは非接合であって、被覆シートは固定されていないため、被覆シートの重なりがずれて下層吸収体の膨潤スペースが生成できるという発明が特許文献1に開示されている。この開示発明では、吸収体の主たる膨潤方向は幅方向であり、厚み方向の膨潤対応には特段の工夫はされず、吸収体を容量の限界まで使用できる膨潤スペースの確保に不十分である。
次に、肌側に向かって凸の凹凸領域がある上側コアラップと下側コアラップで吸収性コアが包まれ、サイズに余裕をもたせ予め吸収性コアの膨潤スペースを用意し、吸収体幅方向中央域で肌側シートと上側コアラップを接着し、側部領域は接着せず、吸収体が膨潤した時に上側コアラップの側部領域の凹凸シートが延びて膨潤を許容するという発明が特許文献2に開示されている。トップシートと上側コアラップが製品幅中央域でしか接着されていないため、上側コアラップの側部領域の凹凸シートが延びて膨潤を許容するとしても、接着箇所の中央部は拘束されるため、吸収体を容量の限界まで使用できるほど膨潤を許容するものではないし、一方、非接着領域の面積が大きく、トップシートが剥がれてヨレ皺が発生する問題を引き起こす。
特許第6117408号公報 特開2015−116360号公報
上記のように従来品は、吸収体を容量の限界まで使用できる膨潤スペースの確保に不十分であり、吸収性コアの固定と膨潤の自由度の確保と相反する要求を解決するものではなかった。
そこで、本発明の主たる課題は、吸収体を固定しつつ吸収体の膨潤を許容し、吸収体の容量の限界まで使用できる吸収性物品を提供することにある。
上記課題を解決した発明は次記のとおりである。
第1手段は、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記トップシートとバックシートの間に設けられた吸収体を備えた吸収性物品において、前記吸収体を、吸収材を有する吸収性コアと、前記吸収性コアの外周を包むコアラップで形成し、前記コアラップにおける吸収性コアの幅方向の両側部に対向する部位に上方向に伸長する第1伸長部を形成したことを特徴とする。
第1手段によれば、吸収体を、吸収材を有する吸収性コアと、吸収性コアの外周を包むコアラップで形成し、コアラップにおける吸収性コアの幅方向の両側部に対向する部位に上方向に伸長する第1伸長部を形成したので、吸収性コアの上方向への膨潤がコアラップに阻害されるのを防止する。
第2手段は、第1手段の構成において、伸長部を上方向に伸長させた場合における第1伸長部の長さを、吸収性コアの上下方向の厚みに対して150〜200%に設定したことを特徴とする。
第2手段は、第1手段による効果に加えて、伸長部を上方向に伸長させた場合における第1伸長部の長さを、吸収性コアの上下方向の厚みに対して150〜200%に設定したので、吸収性コアにおける最大時膨潤時までコアラップによって膨潤が阻害されるのを防止することができる。
第3手段は、第1又は2手段の構成において、断面視において、第1伸長部を連続する波状に形成したことを特徴とする。
第3手段は、第1又は2手段による効果に加えて、断面視において、第1伸長部を連続する波状に形成したので、第1伸長部に上方向の力が作用する場合、波形の山部及び谷部には応力集中が発生し、局部の応力が増すので山部谷部の歪が増し、山部及び谷部はより小さな力でより大きく開口し易く、コアラップが吸収性コアの膨潤に対して、吸収性コアの上方向への100%以上の大きな伸長に対しても、より小さな伸長力でより大きな変形が可能である。
第4手段は、第1〜3のいずれか1項の手段の構成において、トップシートの幅方向の両側部に、液の漏洩用の立体ギャザーを設け、断面視において、立体ギャザーを形成するギャザーシートにおけるバックシートに固定される基部とトップシートに固定される先端部の基部の間の部位を、基部から幅方向の中心に向けて延在させる第1シート部と、第1シート部の先端部から幅方向の外側の上方に向けて延在させる第2シート部と、第2シート部の先端部から幅方向の中心に向けて延在させる第3シート部で形成したことを特徴とする。
第4手段は、第1〜3のいずれか1項の手段による効果に加えて、ギャザーシートにおけるバックシートに固定される基部とトップシートに固定される部位にかけて、基部から幅方向の中心に向けてバックシート上面へ延在させる第1シート部と、第1シート部の先端部から幅方向の外側の上方に向けて自由に延在させる第2シート部と、第2シート部の先端部から幅方向の中心に向けてトップシート上面へ延在させる第3シート部で形成したので、第1シート部、第2シート部と第3シート部で上下方向の折り返し構造が形成され、吸収性コアがコアラップの第1伸長部の伸長によって大きく変形しても、ギャザーシートの折り返し構造が解かれ、立体ギャザーシートも吸収体を包みつつ、吸収体の上方向及び幅方向の大変形に追従可能であり、立体ギャザーシートによって吸収性コアの膨潤が阻害されるのを防止する。
第5手段は、第1〜3のいずれか1項の手段の構成において、立体ギャザーを形成するギャザーシートにおけるバックシートに固定される基部とトップシートに固定される先端部の基部の間の部位を、前記基部から幅方向の外側の上方に向けて延在させる第4シート部と、第4シート部の先端部から幅方向の中心に向けて延在させる第5シート部で形成し、断面視において、前記第4シート部に上方向に伸長する第2伸長部を形成したことを特徴とする。
第5手段は、第1〜3のいずれか1項の手段による効果に加えて、立体ギャザーを形成するギャザーシートにおけるバックシートに固定される基部とトップシートに固定される部位にかけて、基部から幅方向の外側の上方に向けて延在させる第4シート部と、第4シート部の先端部から幅方向の中心に向けてトップシート上面へ延在させる第5シート部で形成し、第4シート部に上方向に伸長する第2伸長部を形成したので、上方向及び幅方向の吸収体変形はギャザーシートの第2伸長部の伸長によって許容され、吸収性コアの膨潤が立体ギャザーによって阻害されるのを防止する。
第6手段は、第5手段の構成において、断面視において、前記第2伸長部を連続する波状に形成したことを特徴とする。
第6手段は、第5手段による効果に加えて、第2伸長部は連続する波状に形成されているので、第2伸長部に上下方向又は幅方向の力が作用する場合、波形の山部、谷部には応力が集中し、局部の応力が増すので山部谷部の歪が増し、山部谷部はより小さな力でより大きく開口し易く、吸収性コアの膨潤に関し、吸収性コアの第1伸長部による厚み方向100%以上の膨潤に対しても、立体ギャザーはより小さな伸長力で上方向及び幅方向へ変形可能とされ、立体ギャザーによって吸収性コアの膨潤が阻害されるのを防止する。
以上のとおり、本発明によれば、吸収体の膨潤スペースがうまれ、吸収体を容量の限界まで使用できる吸収性物品を提供する。
展開状態の吸収性物品の平面図である。 要部のみを示す平面図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 第1実施形態の吸収性物品の断面図であり吸収性コアの非膨潤時のコアラップとギャザーシートの説明図である。 第1実施形態の吸収性物品の断面図であり吸収性コアの膨潤時のコアラップとギャザーシートの説明図である。 第2実施形態の吸収性物品の断面図であり吸収性コアの非膨潤時のギャザーシートの説明図である。
図1〜4に示すように、吸収性物品は、股間部11と、股間部11の前側に延在する前身部10と、股間部11の後側に延在する後身部12から形成されている。各部の寸法は、適宜定めることができ、例えば、吸収性物品の前後方向の長さを350〜700mm、幅方向の幅を130〜400mm、前身部10の前後方向の長さを50〜350mm、股間部11の前後方向の長さを10〜150mm、後身部12の前後方向の長さを50〜350mm、股間部11の最狭幅を200〜260cmに形成することができる。なお、本明細書においては前後方向と幅方向に直交する方向を上下方向と言うものとする。
吸収性物品は、液不透過性のバックシート21と、透液性のトップシート22と、バックシート21とトップシート22の間に配置された吸収体23と、トップシート22の幅方向の両側部に設けられた立体ギャザー24で形成されている。
吸収体23の外側には、バックシート21が吸収体23の外周縁から若干はみ出すように設けられている。バックシート21としては、ポリエチレンフィルム等の他、ムレ防止の点から遮水性を損なわずに透湿性を備えたシートも用いることができる。この遮水・透湿性シートは、例えばポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸又は二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートを用いることができる。
バックシート21の外側には、不織布からなる外装体27がバックシート21の外周縁から若干はみ出すように設けられている。外装体27としては、各種の不織布を用いることができる。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレン又はポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができる。
吸収体23の内側には、トップシート22が設けられている。トップシート22の幅方向の幅は、吸収体23の幅方向の幅よりも狭く形成されているが、トップシート22の幅方向の幅を吸収体23の幅方向の幅よりも広く形成することもできる。トップシート22としては、有孔又は無孔の不織布や穴あきプラスチックシートなどが用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレン又はポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができる。
トップシート22と吸収体23の間には、中間シート25が設けられている。中間シート25としては、保水性が低く、かつ透液性の高い素材、例えば各種の不織布やメッシュフィルム等を用いることができる。
トップシート22の幅方向の両側部には、立体ギャザー24が設けられ、立体ギャザー24は、外装体27の幅方向の側部に固定された固定部と、固定部から吸収体23等の幅方向の側部を超えてトップシート22の内面の側部まで延在する本体部から形成されている。また、本体部の前後方向の前後端部は、トップシート22に固定され、本体部の前後方向の中央部は、トップシート22に固定されず内側に向かって起立する。なお、図1に立体ギャザー24の固定部を斜線で示している。
立体ギャザー24は、2重のギャザーシート24Aと前後方向に延在する細長状の弾性部材24Bから形成されている。ギャザーシート24Aの素材としては、プラスチックシートやメルトブローン不織布を使用することもできるが、肌への感触性の点で、不織布にシリコーンなどにより撥水処理を用いることができる。また、弾性部材24Bとしては、糸状、紐状、帯状等に形成された、スチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコーン、ポリエステル等、通常使用される素材を用いることができる。なお、図4に示すように、弾性部材24Bは、その伸縮力によって立体ギャザー24を内側に向かって起立させる。
吸収性物品の前後方向の前後端部では、トップシート22と外装体27が固定されてエンドフラップ部EFを形成し、吸収性物品の幅方向の両側端部では、ギャザーシート24Aと外装体27が固定されてサイドフラップ部SFを形成している。なお、エンドフラップ部EFとサイドフラップ部SFには、吸収体23は延在していない。
吸収体23は、装着者の身体面側である内側に位置する内側吸収体23Aと、外側に位置する外側吸収体23Bから形成されているが、内側吸収体23Aと外側吸収体23Bを一体として形成することもできる。吸収体23は、吸収材として、例えばパルプ繊維の積繊体、セルロースアセテート等のフィラメントの集合体、あるいは不織布を基本とし、必要に応じて粒子状等の高吸収性ポリマー粒子を混合、固着等して形成された吸収体コア26を、高吸収性ポリマー粒子の脱落等を防止するために、クレープ紙等のコアラップ28により包んで形成されている。
<第1実施形態>
次に、本発明の第1実施形態について説明する。
図5,6に示すように、第1実施形態の吸収性物品1の吸収体23は、吸収性コア26がコアラップ28に包まれて形成されている。1枚のコアラップで包まれていてもよいが、吸収性物品1では、吸収性コア26は下側コアラップ28Aによって下方から包まれ、上方から上側コアラップ28Bが被せられ、両者は接着部31によって接合され、吸収性コア26はコアラップ28に全体として包まれている。下側コアラップ28Aは、吸収性コア26の上面高さで略水平向きに折り曲げられ、上側コアラップ28Bと、例えば、HM(ホットメルト,以下同じ)面接着等の接着手段によって接着され、前後方向に延びる接着部31が形成されている。また、吸収性コア26の最下面と下側コアラップ28Aの上面も同様に、例えば、HM面接着等の接着手段によって、接着部45で接着されている。上側コアラップ28Bの下面も吸収性コア26の上面と、例えば、HM面接着等の接着手段によって、接着部46で接合されており、このように吸収体23は、吸収性コア26がコアラップ28に包まれ、さらにバックシート21と、例えば、HM接着等の接着手段によって、接着部32等で接合され、バックシート21は、その反対面で不織布から成る外装体27に接合されている。
下側コアラップ28Aは、吸収性コア26の側面を覆うように第1伸長部28Cがバックシート21と接着されている部位の縁から上方に向け立ち上がるように形成され、吸収性コア26の側面で第1伸長部28Cが形成されている。第1伸長部28Cは上方向又は上下方向及び幅方向へ双方向へも伸長可能であり、吸収性コア26の膨潤につれて増す厚みに追随し第1伸長部28Cは上方へ伸長される。このような上方への下側コアラップ28Aの側面の伸長はバックシート21に接する面積に比例して膨潤スペースを増加させるから、幅方向への膨潤スペースの拡大に比して飛躍的に膨潤スペースが増加させる効果を得る。厚み方向への膨潤スペースの生成の利点は、幅方向への膨潤スペースの生成と比較し、スペースの生成領域がより大きな比率でとれる点にある。この利点は、吸収性コア26の上方からバックシート21面への平面視投影面積を仮想的に2倍にするような吸収性コア26の膨潤後形態が構成し難いのに対し、吸収性コア26の厚みを2倍にするような吸収性コア26の膨潤後形態は、その可能性が認められ、少なくとも課題解決に向けての解決手段を見出し得る点からも理解されよう。コアラップ28は、好ましくは、内包する吸収性コア26の厚み方向、すなわち上下のみならず、幅方向の伸長を許容可能に伸長部が形成され、この場合には、上下方向と幅方向と双方向への膨潤を可能とするのが好適である。好ましくは、上下方向、幅方向の二つの次元で伸長可能であり、文字通り、相乗効果によって著しい吸収性能の向上が提供可能とされる。
第1伸長部は、様々な性状の選択肢があるが、コアラップの素材は、体液の透過性や吸収体の保持能力を確保する必要性、もともとある程度の伸長性のあるクレープ紙等が用いられることが多いことを鑑みれば、伸長部は材質の選択よりも形態によって伸長性能を確保することが好ましい。第1伸長部28Cの形態は、伸長性を与える形態であれば、凹凸形、折り目の折り畳み構造等どのような形態でもよい。凹凸形、折り目は、表裏が反転する繰返し構造で蛇腹状に形成されて伸長可能であればよい。その形態の折り畳み構造の中でも連続する波状に形成された伸長部は、吸収性物品を製品パックする場合の梱包性、上下方向の厚みに対して150〜200%もの伸長性を獲得するのに好適である。第1伸長部は、コアラップ28において前後方向の一部に形成されていてもよいし、前後方向の前端から後端にかけ全部に形成されていてもよい。
上側コアラップ28B上面と中間シート25下面とは、例えば、HM面接着等の接着手段によって、接着部47で接合されており、中間シート25上面とトップシート22下面とは、例えば、HM面接着等の接着手段によって、接着部48で接合されている。
トップシート22の幅方向の両側部に設けられている液の漏洩用の立体ギャザー24は、立体ギャザー24を形成するギャザーシート24Aにおけるバックシート21に固定される基部とトップシート22に固定される先端部の基部の間の部位が、基部から幅方向の中心に向けて延在させる第1シート部24Cと、第1シート部の先端部から幅方向の外側の上方に向けて延在させる第2シート部24Dと、第2シート部の先端部から幅方向の中心に向けて延在させる第3シート部24Eで形成されてもよい。
次に、吸収性物品1の吸収体23の膨潤時の機能について説明する。吸収性コア26は下面と側面が下側コアラップ28Aで包まれ、上面には上側コアラップ28Bが被せられている。使用時には、吸収性コア26は膨潤につれて図中矢印Aのように上方へ膨潤する。吸収性コア26を包む下側コアラップ28Aの側方部位に含まれる、伸長可能な第1伸長部28Cも吸収性コア26の膨潤に連れて上方へ立ち上がり、トップシート22を持ち上げ、さらに立体ギャザーシート24も押し上げ、吸収体23を容量の限界まで使用できる膨潤スペースの確保に足りる伸長余裕を提供可能である。また、図中の幅方向矢印Cが示すように、吸収性コア26の幅方向への膨潤には、立体ギャザー24とバックシート21の接着していない部位30が伸長余裕を提供し、右側立体ギャザー24は第2シート部24D、第3シート部24Eのなす角は垂直に向けて断面視Z字形から逆さL字形に変形され、同様に、左側立体ギャザー24は左右反転Z字形から左右反転逆さL字形へ向けて変形され、吸収性コア26の膨潤スペースは幅方向にも確保される。
上方向への所望の伸長性があれば、第1伸長部28Cは、凹凸形でも折り目のように蛇腹形を含むものでよいが波形が好適である。このような下側コアラップ28Aの波形を含む第1伸長部28Cの伸長によって生成される膨潤スペースは、上方向への伸長を許容し、吸収体23を容量の限界まで使用するに足りるスペースを提供し得る。
具体的には、下側コアラップ28Aの波形を有する第1伸長部28Cは、吸収性コア26の厚みの2倍まで上方へ伸長可能である。この厚みは、吸収性コア26厚みの1.5倍〜2倍の範囲から選択されてもよい。下側コアラップ28Aの波形を有する第1伸長部28Cの一方の側の波の間隔は1mm以上5mm以下が好適である。すなわち、間隔が広すぎると波形の斜面が広くなり、吸収体が膨潤する時に、波の山部谷部の開口が十分でなくなる。逆に、間隔が狭すぎると加工に難があり、それ自体で嵩張る。したがって、波形の波の間隔は1mm以上5mm以下が好適である。同様に、第1伸長部28Cが凹凸形の場合凹形の間隔は1mm以上5mm以下が好適である。同様に、第1伸長部28Cが複数の折り目を含む形態の場合、折り目の間隔は、一方の側で1mm以上5mm以下が好適である。
立体ギャザー24における断面がバックシート21から上側コアラップ28BにかけてZ字形(右側のみ説明する。左側は左右反転形である。以下同じ)となるように、立体ギャザー24は前後方向に二本の折り目を有し、基部から第1シート部24C、第2シート部24D、第3シート部24Eと3つの面を有する。この結果、吸収性コア26の膨潤時には、立体ギャザー24もトップシート22の上方向へ容易に押し上げ可能となる。下側コアラップ28Aとバックシート21間の接着部32と、立体ギャザー24のZ字形状の底面となる第1シート部24Cの接着部40との間には幅方向外側に向けて所定幅の非接着部30を配し、下側コアラップ28Aの波形を含む第1伸長部28Cが幅方向に延びる程度まで吸収体23が膨潤する場合には、立体ギャザー24は、バックシート21から上側コアラップ28B又はトップシート22にかけて、例えば、右側立体ギャザー24は、第2シート部24D、第3シート部24Eのなす角は垂直に向けて断面視Z字形から逆さL字形へ変形可能であり、この場合、図6中の矢印C方向のような、シート面に沿った方向への変形によってシート面内方向の吸収体コア26の膨潤を許容し、吸収体23の厚み方向の変形との調和によって、吸収体23を容量の限界まで使用できる膨潤スペースの確保に足りる伸長余裕を提供可能とされてもよい。
立体ギャザー24は断面視において、トップシート22上からバックシート21にかけてZ字形となるように表裏が転換する部位24C,24D,24Eを複数有する。断面視において、立体ギャザー24を形成するギャザーシートにおけるバックシート21に固定される基部とトップシート22に固定される先端部の基部の間の部位を、基部から幅方向の中心に向けて延在させる第1シート部24Cは、Z字形の下辺部を提供し、第1シート部の24C先端部から幅方向の外側の上方に向けて延在させる第2シート部24Dは、表裏の位相を転換しバックシート21の右端部でZ字形の斜め部位24Dを提供し、第2シート部24Dの先端部から幅方向の中心に向けて延在させる第3シート部24Eは、さらに表裏の位相を転換しZ字形の上辺部を提供し、第1シート部24C、第2シート部24D、第3シート部24Eによって、謂わば、折り畳み構造を現出する。このようなZ字形の断面形状を有する立体ギャザー24はトップシート22上からバックシート21にかけてこの折り畳み構造が拡がる形態変化を可能とする。この形態変化は、吸収体23が膨潤し下側コアラップ28Aの第1伸長部28Cが伸びた時に、この伸びに追随し立体ギャザー24の折り畳み構造が立ち上がり、大きな膨潤スペースが生まれ、吸収体23の容量の限界まで使用できる吸収性物品1の提供を可能とする利点がある。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
図7に示すように、第2実施形態の吸収性物品2は、立体ギャザー24を形成するギャザーシート24Aにおけるバックシート21に固定される基部とトップシート22に固定される先端部の基部の間の部位を、基部から幅方向の外側の上方に向けて延在させる第4シート部24Fと、第4シート部24Fの先端部から幅方向の中心に向けて延在させる第5シート部24Hで形成し、第4シート部24Fに上方向に伸長する第2伸長部が形成されている。なお、第4シート部24Fは、断面視波形であってもよい。
吸収性物品2は、第1の伸長部28Cの伸長によって吸収体23の吸収性コア26の膨潤にあたりコアラップ28が制約とならないと共に、第2の伸長部の伸長によって立体ギャザー24が制約とならない。すなわち、吸収体23の吸収性コア26の膨潤スペースが容易に形成され、吸収体23を容量の限界まで使用できる。
第2伸長部は、様々な性状の選択肢があるが、立体ギャザーの伸長性は肌へのフィット性、触感等を鑑みると材質の選択よりも形態によって伸長性能を確保することが好ましい。その形態の中でも連続する波状に形成された伸長部は、吸収性物品を製品パックする場合の梱包性、第1伸長部の伸長性に追随するのに好適である。
本発明は、おむつパッド等の吸収性物品に利用できるものである。
21 バックシート
22 トップシート
23 吸収体
24 立体ギャザー
24A ギャザーシート
24C 第1シート部
24D 第2シート部
24E 第3シート部
24F 第4シート部
24H 第5シート部
26 吸収性コア
28 コアラップ
28A 下側コアラップ
28B 上側コアラップ
28C 第1伸長部
本発明は、吸収体の膨潤に追従してラップ内の自由空間を拡大可能である吸収性コアのラップ形状によって、吸収体の容量を増す吸収性物品に関する発明である。
尿とりパッドのような吸収性物品は、吸収体がラップに収納された吸収性コアがトップシート、バックシートと立体ギャザーに囲まれ閉塞されるのが一般的である。そして、夜用パッドに使用されるようなとき、排出される尿量が多いためパッド゛自体の大きさが大きく、吸収性材料であるパルプ量やポリマー量も多い構成となっており、使用時に吸収体が大きく膨潤する。この形態では、トップシート、バックシートと立体ギャザーに囲まれた空間領域内(以下で閉塞領域という)で、尿の吸収によって吸収体が膨潤すると、この閉塞領域は初期の幾何学的に限られた容量の限度で吸収体の膨潤を許容するだけであった。場合により、吸収体は吸収能力を余し、この閉塞領域の容量がボトルネックとなり、吸収体の吸収能力を活かしきれないという問題があった。
上記問題の対応として、吸収体を2層構成として、下層吸収体は下層吸収体単体が被覆シートで包まれ、被覆シートが左右の端部が重なり、下層吸収体肌面側と被覆シートは非接合であって、被覆シートは固定されていないため、被覆シートの重なりがずれて下層吸収体の膨潤スペースが生成できるという発明が特許文献1に開示されている。この開示発明では、吸収体の主たる膨潤方向は幅方向であり、厚み方向の膨潤対応には特段の工夫はされず、吸収体を容量の限界まで使用できる膨潤スペースの確保に不十分である。
次に、肌側に向かって凸の凹凸領域がある上側コアラップと下側コアラップで吸収性コアが包まれ、サイズに余裕をもたせ予め吸収性コアの膨潤スペースを用意し、吸収体幅方向中央域で肌側シートと上側コアラップを接着し、側部領域は接着せず、吸収体が膨潤した時に上側コアラップの側部領域の凹凸シートが延びて膨潤を許容するという発明が特許文献2に開示されている。トップシートと上側コアラップが製品幅中央域でしか接着されていないため、上側コアラップの側部領域の凹凸シートが延びて膨潤を許容するとしても、接着箇所の中央部は拘束されるため、吸収体を容量の限界まで使用できるほど膨潤を許容するものではないし、一方、非接着領域の面積が大きく、トップシートが剥がれてヨレ皺が発生する問題を引き起こす。
特許第6117408号公報 特開2015−116360号公報
上記のように従来品は、吸収体を容量の限界まで使用できる膨潤スペースの確保に不十分であり、吸収性コアの固定と膨潤の自由度の確保と相反する要求を解決するものではなかった。
そこで、本発明の主たる課題は、吸収体を固定しつつ吸収体の膨潤を許容し、吸収体の容量の限界まで使用できる吸収性物品を提供することにある。
上記課題を解決した発明は次記のとおりである。
第1手段は、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記トップシートとバックシートの間に設けられた吸収体を備えた吸収性物品において、前記吸収体を、吸収材を有する吸収性コアと、前記吸収性コアの外周を包むコアラップで形成し、前記コアラップにおける吸収性コアの幅方向の両側部に対向する部位に上方向に伸長する第1伸長部を形成し、前記トップシートの幅方向の両側部に、液の漏洩用の立体ギャザーを設け、断面視において、前記立体ギャザーを形成するギャザーシートにおけるバックシートに固定される基部とトップシートに固定される先端部の基部の間の部位を、前記基部から幅方向の中心に向けて延在させる外側シート部と、外側シート部の先端部から幅方向の外側の上方に向けて延在させる中間シート部と、中間シート部の先端部から幅方向の中心に向けて延在させる内側シート部で形成し、断面視において、前記中間シート部に上方向に伸長する第2伸長部を形成し、前記外側シート部にバックシートに接合されていない非接着部位を形成し、前記第2伸長部を、前記第1伸長部の外側に対向させたことを特徴とする。
第1手段によれば、吸収体を、吸収材を有する吸収性コアと、吸収性コアの外周を包むコアラップで形成し、コアラップにおける吸収性コアの幅方向の両側部に対向する部位に上方向に伸長する第1伸長部を形成したので、吸収性コアの上方向への膨潤がコアラップに阻害されるのを防止する。
また、トップシートの幅方向の両側部に、液の漏洩用の立体ギャザーを設け、断面視において、立体ギャザーを形成するギャザーシートにおけるバックシートに固定される基部とトップシートに固定される先端部の基部の間の部位を、基部から幅方向の中心に向けて延在させる外側シート部と、外側シート部の先端部から幅方向の外側の上方に向けて延在させる中間シート部と、中間シート部の先端部から幅方向の中心に向けて延在させる内側シート部で形成し、断面視において、中間シート部に上方向に伸長する第2伸長部を形成し、外側シート部にバックシートに接合されていない非接着部位を形成し、第2伸長部を、第1伸長部の外側に対向させたので、外側シート部、中間シート部と内側シート部で上下方向の折り返し構造が形成され、吸収性コアがコアラップの第1伸長部の伸長によって大きく変形しても、ギャザーシートの折り返し構造が解かれ、立体ギャザーシートも吸収体を包みつつ、吸収体の上方向及び幅方向の大変形に追従可能であり、立体ギャザーシートによって吸収性コアの膨潤が阻害されるのを防止する。また、上方向及び幅方向の吸収体変形はギャザーシートの第2伸長部の伸長によって許容され、吸収性コアの膨潤が立体ギャザーによって阻害されるのを防止する。さらに、吸収性コアの膨潤スペースを幅方向にも確保することができる。
第2手段は、第1手段の構成において、前記第1伸長部を上方向に伸長させた場合における第1伸長部の長さを、前記吸収性コアの上下方向の厚みに対して150〜200%に設定したことを特徴とする。
第2手段は、第1手段による効果に加えて、第1伸長部を上方向に伸長させた場合における第1伸長部の長さを、吸収性コアの上下方向の厚みに対して150〜200%に設定したので、吸収性コアにおける最大時膨潤時までコアラップによって膨潤が阻害されるのを防止することができる。
第3手段は、第1又は2手段の構成において、断面視において、前記第1伸長部を連続する波状に形成したことを特徴とする。
第3手段は、第1又は2手段による効果に加えて、断面視において、第1伸長部を連続する波状に形成したので、第1伸長部に上方向の力が作用する場合、波形の山部及び谷部には応力集中が発生し、局部の応力が増すので山部谷部の歪が増し、山部及び谷部はより小さな力でより大きく開口し易く、コアラップが吸収性コアの膨潤に対して、吸収性コアの上方向への100%以上の大きな伸長に対しても、より小さな伸長力でより大きな変形が可能である。
手段は、第1〜3のいずれか1項の手段の構成において、断面視において、前記第2伸長部を連続する波状に形成したことを特徴とする。
手段は、第1〜3のいずれか1項の手段による効果に加えて、第2伸長部は連続する波状に形成されているので、第2伸長部に上下方向又は幅方向の力が作用する場合、波形の山部、谷部には応力が集中し、局部の応力が増すので山部谷部の歪が増し、山部谷部はより小さな力でより大きく開口し易く、吸収性コアの膨潤に関し、吸収性コアの第1伸長部による厚み方向100%以上の膨潤に対しても、立体ギャザーはより小さな伸長力で上方向及び幅方向へ変形可能とされ、立体ギャザーによって吸収性コアの膨潤が阻害されるのを防止する。
以上のとおり、本発明によれば、吸収体の膨潤スペースがうまれ、吸収体を容量の限界まで使用できる吸収性物品を提供する。
展開状態の吸収性物品の平面図である。 要部のみを示す平面図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 第1実施形態の吸収性物品の断面図であり吸収性コアの非膨潤時のコアラップとギャザーシートの説明図である。 第1実施形態の吸収性物品の断面図であり吸収性コアの膨潤時のコアラップとギャザーシートの説明図である。 第2実施形態の吸収性物品の断面図であり吸収性コアの非膨潤時のギャザーシートの説明図である。
図1〜4に示すように、吸収性物品は、股間部11と、股間部11の前側に延在する前身部10と、股間部11の後側に延在する後身部12から形成されている。各部の寸法は、適宜定めることができ、例えば、吸収性物品の前後方向の長さを350〜700mm、幅方向の幅を130〜400mm、前身部10の前後方向の長さを50〜350mm、股間部11の前後方向の長さを10〜150mm、後身部12の前後方向の長さを50〜350mm、股間部11の最狭幅を200〜260cmに形成することができる。なお、本明細書においては前後方向と幅方向に直交する方向を上下方向と言うものとする。
吸収性物品は、液不透過性のバックシート21と、透液性のトップシート22と、バックシート21とトップシート22の間に配置された吸収体23と、トップシート22の幅方向の両側部に設けられた立体ギャザー24で形成されている。
吸収体23の外側には、バックシート21が吸収体23の外周縁から若干はみ出すように設けられている。バックシート21としては、ポリエチレンフィルム等の他、ムレ防止の点から遮水性を損なわずに透湿性を備えたシートも用いることができる。この遮水・透湿性シートは、例えばポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸又は二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートを用いることができる。
バックシート21の外側には、不織布からなる外装体27がバックシート21の外周縁から若干はみ出すように設けられている。外装体27としては、各種の不織布を用いることができる。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレン又はポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができる。
吸収体23の内側には、トップシート22が設けられている。トップシート22の幅方向の幅は、吸収体23の幅方向の幅よりも狭く形成されているが、トップシート22の幅方向の幅を吸収体23の幅方向の幅よりも広く形成することもできる。トップシート22としては、有孔又は無孔の不織布や穴あきプラスチックシートなどが用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレン又はポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができる。
トップシート22と吸収体23の間には、中間シート25が設けられている。中間シート25としては、保水性が低く、かつ透液性の高い素材、例えば各種の不織布やメッシュフィルム等を用いることができる。
トップシート22の幅方向の両側部には、立体ギャザー24が設けられ、立体ギャザー24は、外装体27の幅方向の側部に固定された固定部と、固定部から吸収体23等の幅方向の側部を超えてトップシート22の内面の側部まで延在する本体部から形成されている。また、本体部の前後方向の前後端部は、トップシート22に固定され、本体部の前後方向の中央部は、トップシート22に固定されず内側に向かって起立する。なお、図1に立体ギャザー24の固定部を斜線で示している。
立体ギャザー24は、2重のギャザーシート24Aと前後方向に延在する細長状の弾性部材24Bから形成されている。ギャザーシート24Aの素材としては、プラスチックシートやメルトブローン不織布を使用することもできるが、肌への感触性の点で、不織布にシリコーンなどにより撥水処理を用いることができる。また、弾性部材24Bとしては、糸状、紐状、帯状等に形成された、スチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコーン、ポリエステル等、通常使用される素材を用いることができる。なお、図4に示すように、弾性部材24Bは、その伸縮力によって立体ギャザー24を内側に向かって起立させる。
吸収性物品の前後方向の前後端部では、トップシート22と外装体27が固定されてエンドフラップ部EFを形成し、吸収性物品の幅方向の両側端部では、ギャザーシート24Aと外装体27が固定されてサイドフラップ部SFを形成している。なお、エンドフラップ部EFとサイドフラップ部SFには、吸収体23は延在していない。
吸収体23は、装着者の身体面側である内側に位置する内側吸収体23Aと、外側に位置する外側吸収体23Bから形成されているが、内側吸収体23Aと外側吸収体23Bを一体として形成することもできる。吸収体23は、吸収材として、例えばパルプ繊維の積繊体、セルロースアセテート等のフィラメントの集合体、あるいは不織布を基本とし、必要に応じて粒子状等の高吸収性ポリマー粒子を混合、固着等して形成された吸収体コア26を、高吸収性ポリマー粒子の脱落等を防止するために、クレープ紙等のコアラップ28により包んで形成されている。
<第1実施形態>
次に、本発明の第1実施形態について説明する。
図5,6に示すように、第1実施形態の吸収性物品1の吸収体23は、吸収性コア26がコアラップ28に包まれて形成されている。1枚のコアラップで包まれていてもよいが、吸収性物品1では、吸収性コア26は下側コアラップ28Aによって下方から包まれ、上方から上側コアラップ28Bが被せられ、両者は接着部31によって接合され、吸収性コア26はコアラップ28に全体として包まれている。下側コアラップ28Aは、吸収性コア26の上面高さで略水平向きに折り曲げられ、上側コアラップ28Bと、例えば、HM(ホットメルト,以下同じ)面接着等の接着手段によって接着され、前後方向に延びる接着部31が形成されている。また、吸収性コア26の最下面と下側コアラップ28Aの上面も同様に、例えば、HM面接着等の接着手段によって、接着部45で接着されている。上側コアラップ28Bの下面も吸収性コア26の上面と、例えば、HM面接着等の接着手段によって、接着部46で接合されており、このように吸収体23は、吸収性コア26がコアラップ28に包まれ、さらにバックシート21と、例えば、HM接着等の接着手段によって、接着部32等で接合され、バックシート21は、その反対面で不織布から成る外装体27に接合されている。
下側コアラップ28Aは、吸収性コア26の側面を覆うように第1伸長部28Cがバックシート21と接着されている部位の縁から上方に向け立ち上がるように形成され、吸収性コア26の側面で第1伸長部28Cが形成されている。第1伸長部28Cは上方向又は上下方向及び幅方向へ双方向へも伸長可能であり、吸収性コア26の膨潤につれて増す厚みに追随し第1伸長部28Cは上方へ伸長される。このような上方への下側コアラップ28Aの側面の伸長はバックシート21に接する面積に比例して膨潤スペースを増加させるから、幅方向への膨潤スペースの拡大に比して飛躍的に膨潤スペースが増加させる効果を得る。厚み方向への膨潤スペースの生成の利点は、幅方向への膨潤スペースの生成と比較し、スペースの生成領域がより大きな比率でとれる点にある。この利点は、吸収性コア26の上方からバックシート21面への平面視投影面積を仮想的に2倍にするような吸収性コア26の膨潤後形態が構成し難いのに対し、吸収性コア26の厚みを2倍にするような吸収性コア26の膨潤後形態は、その可能性が認められ、少なくとも課題解決に向けての解決手段を見出し得る点からも理解されよう。コアラップ28は、好ましくは、内包する吸収性コア26の厚み方向、すなわち上下のみならず、幅方向の伸長を許容可能に伸長部が形成され、この場合には、上下方向と幅方向と双方向への膨潤を可能とするのが好適である。好ましくは、上下方向、幅方向の二つの次元で伸長可能であり、文字通り、相乗効果によって著しい吸収性能の向上が提供可能とされる。
第1伸長部は、様々な性状の選択肢があるが、コアラップの素材は、体液の透過性や吸収体の保持能力を確保する必要性、もともとある程度の伸長性のあるクレープ紙等が用いられることが多いことを鑑みれば、伸長部は材質の選択よりも形態によって伸長性能を確保することが好ましい。第1伸長部28Cの形態は、伸長性を与える形態であれば、凹凸形、折り目の折り畳み構造等どのような形態でもよい。凹凸形、折り目は、表裏が反転する繰返し構造で蛇腹状に形成されて伸長可能であればよい。その形態の折り畳み構造の中でも連続する波状に形成された伸長部は、吸収性物品を製品パックする場合の梱包性、上下方向の厚みに対して150〜200%もの伸長性を獲得するのに好適である。第1伸長部は、コアラップ28において前後方向の一部に形成されていてもよいし、前後方向の前端から後端にかけ全部に形成されていてもよい。
上側コアラップ28B上面と中間シート25下面とは、例えば、HM面接着等の接着手段によって、接着部47で接合されており、中間シート25上面とトップシート22下面とは、例えば、HM面接着等の接着手段によって、接着部48で接合されている。
トップシート22の幅方向の両側部に設けられている液の漏洩用の立体ギャザー24は、立体ギャザー24を形成するギャザーシート24Aにおけるバックシート21に固定される基部とトップシート22に固定される先端部の基部の間の部位が、基部から幅方向の中心に向けて延在させる第1シート部(請求項の「外側シート部」)24Cと、第1シート部の先端部から幅方向の外側の上方に向けて延在させる第2シート部24Dと、第2シート部の先端部から幅方向の中心に向けて延在させる第3シート部24Eで形成されてもよい。
次に、吸収性物品1の吸収体23の膨潤時の機能について説明する。吸収性コア26は下面と側面が下側コアラップ28Aで包まれ、上面には上側コアラップ28Bが被せられている。使用時には、吸収性コア26は膨潤につれて図中矢印Aのように上方へ膨潤する。吸収性コア26を包む下側コアラップ28Aの側方部位に含まれる、伸長可能な第1伸長部28Cも吸収性コア26の膨潤に連れて上方へ立ち上がり、トップシート22を持ち上げ、さらに立体ギャザーシート24も押し上げ、吸収体23を容量の限界まで使用できる膨潤スペースの確保に足りる伸長余裕を提供可能である。また、図中の幅方向矢印Cが示すように、吸収性コア26の幅方向への膨潤には、立体ギャザー24とバックシート21の接着していない部位(請求項の「非接着部位」)30が伸長余裕を提供し、右側立体ギャザー24は第2シート部24D、第3シート部24Eのなす角は垂直に向けて断面視Z字形から逆さL字形に変形され、同様に、左側立体ギャザー24は左右反転Z字形から左右反転逆さL字形へ向けて変形され、吸収性コア26の膨潤スペースは幅方向にも確保される。
上方向への所望の伸長性があれば、第1伸長部28Cは、凹凸形でも折り目のように蛇腹形を含むものでよいが波形が好適である。このような下側コアラップ28Aの波形を含む第1伸長部28Cの伸長によって生成される膨潤スペースは、上方向への伸長を許容し、吸収体23を容量の限界まで使用するに足りるスペースを提供し得る。
具体的には、下側コアラップ28Aの波形を有する第1伸長部28Cは、吸収性コア26の厚みの2倍まで上方へ伸長可能である。この厚みは、吸収性コア26厚みの1.5倍〜2倍の範囲から選択されてもよい。下側コアラップ28Aの波形を有する第1伸長部28Cの一方の側の波の間隔は1mm以上5mm以下が好適である。すなわち、間隔が広すぎると波形の斜面が広くなり、吸収体が膨潤する時に、波の山部谷部の開口が十分でなくなる。逆に、間隔が狭すぎると加工に難があり、それ自体で嵩張る。したがって、波形の波の間隔は1mm以上5mm以下が好適である。同様に、第1伸長部28Cが凹凸形の場合凹形の間隔は1mm以上5mm以下が好適である。同様に、第1伸長部28Cが複数の折り目を含む形態の場合、折り目の間隔は、一方の側で1mm以上5mm以下が好適である。
立体ギャザー24における断面がバックシート21から上側コアラップ28BにかけてZ字形(右側のみ説明する。左側は左右反転形である。以下同じ)となるように、立体ギャザー24は前後方向に二本の折り目を有し、基部から第1シート部24C、第2シート部24D、第3シート部24Eと3つの面を有する。この結果、吸収性コア26の膨潤時には、立体ギャザー24もトップシート22の上方向へ容易に押し上げ可能となる。下側コアラップ28Aとバックシート21間の接着部32と、立体ギャザー24のZ字形状の底面となる第1シート部24Cの接着部40との間には幅方向外側に向けて所定幅の非接着部30を配し、下側コアラップ28Aの波形を含む第1伸長部28Cが幅方向に延びる程度まで吸収体23が膨潤する場合には、立体ギャザー24は、バックシート21から上側コアラップ28B又はトップシート22にかけて、例えば、右側立体ギャザー24は、第2シート部24D、第3シート部24Eのなす角は垂直に向けて断面視Z字形から逆さL字形へ変形可能であり、この場合、図6中の矢印C方向のような、シート面に沿った方向への変形によってシート面内方向の吸収体コア26の膨潤を許容し、吸収体23の厚み方向の変形との調和によって、吸収体23を容量の限界まで使用できる膨潤スペースの確保に足りる伸長余裕を提供可能とされてもよい。
立体ギャザー24は断面視において、トップシート22上からバックシート21にかけてZ字形となるように表裏が転換する部位24C,24D,24Eを複数有する。断面視において、立体ギャザー24を形成するギャザーシートにおけるバックシート21に固定される基部とトップシート22に固定される先端部の基部の間の部位を、基部から幅方向の中心に向けて延在させる第1シート部24Cは、Z字形の下辺部を提供し、第1シート部の24C先端部から幅方向の外側の上方に向けて延在させる第2シート部24Dは、表裏の位相を転換しバックシート21の右端部でZ字形の斜め部位24Dを提供し、第2シート部24Dの先端部から幅方向の中心に向けて延在させる第3シート部24Eは、さらに表裏の位相を転換しZ字形の上辺部を提供し、第1シート部24C、第2シート部24D、第3シート部24Eによって、謂わば、折り畳み構造を現出する。このようなZ字形の断面形状を有する立体ギャザー24はトップシート22上からバックシート21にかけてこの折り畳み構造が拡がる形態変化を可能とする。この形態変化は、吸収体23が膨潤し下側コアラップ28Aの第1伸長部28Cが伸びた時に、この伸びに追随し立体ギャザー24の折り畳み構造が立ち上がり、大きな膨潤スペースが生まれ、吸収体23の容量の限界まで使用できる吸収性物品1の提供を可能とする利点がある。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
図7に示すように、第2実施形態の吸収性物品2は、立体ギャザー24を形成するギャザーシート24Aにおけるバックシート21に固定される基部とトップシート22に固定される先端部の基部の間の部位を、基部から幅方向の外側の上方に向けて延在させる第4シート部(請求項の「中間シート部」)24Fと、第4シート部24Fの先端部から幅方向の中心に向けて延在させる第5シート部(請求項の「内側シート部」)24Hで形成し、第4シート部24Fに上方向に伸長する第2伸長部が形成されている。なお、第4シート部24Fは、断面視波形であってもよい。
吸収性物品2は、第1の伸長部28Cの伸長によって吸収体23の吸収性コア26の膨潤にあたりコアラップ28が制約とならないと共に、第2の伸長部の伸長によって立体ギャザー24が制約とならない。すなわち、吸収体23の吸収性コア26の膨潤スペースが容易に形成され、吸収体23を容量の限界まで使用できる。
第2伸長部は、様々な性状の選択肢があるが、立体ギャザーの伸長性は肌へのフィット性、触感等を鑑みると材質の選択よりも形態によって伸長性能を確保することが好ましい。その形態の中でも連続する波状に形成された伸長部は、吸収性物品を製品パックする場合の梱包性、第1伸長部の伸長性に追随するのに好適である。
本発明は、おむつパッド等の吸収性物品に利用できるものである。
21 バックシート
22 トップシート
23 吸収体
24 立体ギャザー
24A ギャザーシート
24C 第1シート部(外側シート部)
24D 第2シート部
24E 第3シート部
24F 第4シート部(中間シート部)
24H 第5シート部(内側シート部)
26 吸収性コア
28 コアラップ
28A 下側コアラップ
28B 上側コアラップ
28C 第1伸長部

Claims (6)

  1. 液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記トップシートとバックシートの間に設けられた吸収体を備えた吸収性物品において、
    前記吸収体を、吸収材を有する吸収性コアと、前記吸収性コアの外周を包むコアラップで形成し、
    前記コアラップにおける吸収性コアの幅方向の両側部に対向する部位に上方向に伸長する第1伸長部を形成したことを特徴とする吸収性物品。
  2. 前記伸長部を上方向に伸長させた場合における第1伸長部の長さを、前記吸収性コアの上下方向の厚みに対して150〜200%に設定した請求項1記載の吸収性物品。
  3. 断面視において、第1伸長部を連続する波状に形成した請求項1又は2記載の吸収性物品。
  4. 前記トップシートの幅方向の両側部に、液の漏洩用の立体ギャザーを設け、
    断面視において、前記立体ギャザーを形成するギャザーシートにおけるバックシートに固定される基部とトップシートに固定される先端部の基部の間の部位を、前記基部から幅方向の中心に向けて延在させる第1シート部と、第1シート部の先端部から幅方向の外側の上方に向けて延在させる第2シート部と、第2シート部の先端部から幅方向の中心に向けて延在させる第3シート部で形成した請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  5. 前記トップシートの幅方向の両側部に、液の漏洩用の立体ギャザーを設け、
    断面視において、前記立体ギャザーを形成するギャザーシートにおけるバックシートに固定される基部とトップシートに固定される先端部の基部の間の部位を、前記基部から幅方向の外側の上方に向けて延在させる第4シート部と、第4シート部の先端部から幅方向の中心に向けて延在させる第5シート部で形成し、
    断面視において、前記第4シート部に上方向に伸長する第2伸長部を形成した請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  6. 断面視において、前記第2伸長部を連続する波状に形成した請求項5記載の吸収性物品。
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