JP2019056733A - 記録媒体 - Google Patents

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Kojiro Tsutsumi
康次郎 堤
勝巳 原田
Katsumi Harada
勝巳 原田
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Abstract

【課題】手差しトレイに乗り切らない長尺用紙を、予めロール状に巻かれていない場合に比べて、長尺用紙の後端側の影響による搬送不良の発生を抑制することができる記録媒体を提供する。【解決手段】画像形成装置本体の側面に設けられ記録媒体を給紙する手差しトレイ上に載置される収容箱に収容された記録媒体であって、収容箱は、一枚ずつロール状に巻かれて収容箱に収容された記録媒体が引き出されながら通過できる通過口を有し、通過口は、収容箱の手差しトレイと接触する底面よりも高い位置に形成されている。【選択図】図6

Description

本発明は、記録媒体に関する。
矩形状の用紙本体と、用紙本体の一端部から他端部に向う途中までに設けられ、用紙本体を二つ折りするための折れ部と、用紙本体が折れ部で折り返されて二つ折りされた状態で、折れ部の一端部を挟む、用紙本体の一方辺と他方辺とが解き離し可能に固定された固定部と、折れ部の他端部から折れ部の延長線上で、用紙本体の他端部まで形成され、延長線を境に用紙本体の一方側と他方側とを分離する分離部と、を備え、用いられる画像形成装置で許容される最大の記録用紙より、大きな記録用紙に、シワが生じるのを抑制した上で画像を形成することができる記録用紙が知られている(特許文献1)。
ロール状に巻かれた状態の記録媒体を巻き解きながら該記録媒体の搬送経路に沿って下流側へ搬送する搬送手段と、搬送手段によって巻き解かれた記録媒体の巻き癖による該記録媒体の先端部のカール量を取得するカール量取得手段と、搬送経路の途中位置にある記録領域にて記録媒体に記録処理を施す記録手段と、カール量取得手段によって取得したカール量に基づいて、記録媒体が記録手段によって記録処理が施される際における記録媒体の先端部の記録領域からの下流側への突出量が変化するように、搬送手段を制御する制御手段と、を備えた記録装置も知られている(特許文献2)。
特開2013−129535号公報 特開2013−1061号公報
本発明は、手差しトレイに乗り切らない長尺用紙を、予めロール状に巻かれていない場合に比べて、長尺用紙の後端側の影響による搬送不良の発生を抑制することができる記録媒体を提供する。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の記録媒体は、
画像形成装置本体の側面に設けられ記録媒体を給紙する手差しトレイ上に載置される収容箱に収容された記録媒体であって、
前記収容箱は、一枚ずつロール状に巻かれて前記収容箱に収容された前記記録媒体が引き出されながら通過できる通過口を有する、
ことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の記録媒体において、
前記通過口は、前記収容箱の前記手差しトレイと接触する底面よりも高い位置に形成されている、
ことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2に記載の記録媒体において、
前記通過口は、前記記録媒体が前記画像形成装置本体に給紙される給紙位置までの搬送経路が前記手差しトレイの上方で斜め下方に傾斜するように配置されている、
ことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の記録媒体において、
前記通過口は、使用時に前記収容箱を形成する壁面部の一部を一端を基端として外側に折り曲げて形成される、
ことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の記録媒体において、
前記記録媒体は、定形用紙よりも長い長尺用紙であり、芯がない形態で一枚ずつロール状に巻かれて前記収容箱に収容されている、
ことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5に記載の記録媒体において、
前記記録媒体は、前記収容箱の前記通過口から引き出される際に、前記通過口が形成された壁面部の内面とは離れた位置から巻き解かれるようにロール状に巻かれて前記収容箱に収容されている、
ことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の記録媒体において、
前記収容箱は、前記記録媒体の幅方向における断面視で多角形である、
ことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項7に記載の記録媒体において、
前記多角形は、四角形である、
ことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項7に記載の記録媒体において、
前記多角形は、六角形である、
ことを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の記録媒体において、
前記収容箱は、前記手差しトレイに前記記録媒体のサイズに応じて移動可能に立設された一対のサイドガイド壁の間に嵌まり込んで固定される、
ことを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項10に記載の記録媒体において、
前記収容箱は、前記記録媒体の幅方向における両端部に凹みを有し、前記凹みが前記サイドガイド壁で固定される、
ことを特徴とする。
請求項12記載の発明は、請求項10又は11に記載の記録媒体において、
前記収容箱は、前記サイドガイド壁で固定される、
ことを特徴とする。
請求項13記載の発明は、請求項10に記載の記録媒体において、
前記収容箱は、前記サイドガイド壁に前記記録媒体の搬送方向における上流側から接触して固定される、
ことを特徴とする。
請求項14記載の発明は、請求項1ないし13のいずれか1項に記載の記録媒体において、
前記記録媒体は、布である、
ことを特徴とする。
請求項15記載の発明は、請求項14に記載の記録媒体において、
前記記録媒体は、布は不織布である、
ことを特徴とする。
請求項16記載の発明は、請求項1ないし15のいずれか1項に記載の記録媒体において、
前記記録媒体は、ロール状に巻かれ前記収容箱に仕切り壁で区画されて複数収容されている、
ことを特徴とする。
請求項17記載の発明は、請求項16に記載の記録媒体において、
前記記録媒体は、定形用紙よりも長い複数枚の長尺用紙が連続するようにロール状に巻かれている、
ことを特徴とする。
請求項18記載の発明は、請求項16又は17に記載の記録媒体において、
前記収容箱は、ロール状に巻かれたそれぞれの記録媒体ごとに前記記録媒体が引き出されながら通過できる通過口を有する、
ことを特徴とする。
請求項19記載の発明は、請求項16ないし18のいずれか1項に記載の記録媒体において、
前記記録媒体は、前記収容箱が一方向に回転された場合、現在引き出されていた記録媒体の次の記録媒体が引き出される前記通過口が引き出し位置に位置する、
ことを特徴とする。
請求項20記載の発明は、請求項16ないし19のいずれか1項に記載の記録媒体において、
前記仕切り壁は前記収容箱の内部で互いに交差して配置され、前記記録媒体は前記通過口よりも低い位置で交差する前記仕切り壁に2点で接触して支持される、
ことを特徴とする。
請求項21記載の発明は、請求項20に記載の記録媒体において、
前記仕切り壁の前記記録媒体と接触する表面は前記収容箱の前記壁面部の内面よりも摩擦係数が低くなるように形成されている、
ことを特徴とする。
請求項22記載の発明は、請求項20に記載の記録媒体において、
前記仕切り壁は、前記記録媒体と接触する表面に前記記録媒体の幅方向に沿って切り起こしが形成されている、
ことを特徴とする。
請求項23記載の発明は、請求項20に記載の記録媒体において、
前記仕切り壁は、前記記録媒体と接触する表面に前記記録媒体の幅方向と交差する方向に延在するフルートが形成されている、
ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、手差しトレイに乗り切らない長尺用紙を、予めロール状に巻かれていない場合に比べて、長尺用紙の後端側の影響による搬送不良の発生を抑制することができる。
請求項2に記載の発明によれば、収容箱の中での記録媒体のたわみの発生を抑制することができる。
請求項3に記載の発明によれば、記録媒体の後端の搬送方向下流側の記録媒体上への落下を抑制することができる。
請求項4に記載の発明によれば、収容箱から引き出された記録媒体の収容箱の壁面部への接触を抑制することができる。
請求項5、6に記載の発明によれば、記録媒体の引き出し抵抗を軽減することができる。
請求項7、8、9に記載の発明によれば、収容箱を安定して載置することができる。
請求項10、11、12に記載の発明によれば、手差しトレイ上で収容箱の幅方向を位置決めしてセットすることができる。
請求項13に記載の発明によれば、手差しトレイ上で収容箱を記録媒体の引き込み方向を位置決めしてセットすることができる。
請求項14、15に記載の発明によれば、紙に比べて、記録媒体の強度を高くすることができる。
請求項16、17に記載の発明によれば、省スペースで複数の記録媒体を収容することができる。
請求項18、19に記載の発明によれば、複数の記録媒体を一定の搬送経路で引き出すことができる。
請求項20、21、22、23に記載の発明によれば、記録媒体の引き出し抵抗を軽減することができる。
画像形成装置の内部構成を示す断面模式図である。 (a)は伸展された用紙を示す図、(b)はロール状に巻かれた状態の用紙を示す断面模式図である。 (a)は記録媒体の通過口を示す収容箱の正面図、(b)は(a)におけるA−A線断面を示す断面模式図である。 手差し給送装置の手差しトレイの構成を示す斜視図である。 記録媒体の手差しトレイへのセットを説明する説明図である。 記録媒体が手差しトレイに載置された状態を示す断面模式図である。 変形例1に係る記録媒体を示す断面模式図である。 手差しトレイにセットされた変形例1に係る記録媒体を示す断面模式図である。 手差しトレイにセットされた変形例2に係る記録媒体を示す断面模式図である。 八角形の収容箱を有する記録媒体の例を示す断面模式図である。
次に図面を参照しながら、以下に実施形態及び具体例を挙げ、本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施形態及び具体例に限定されるものではない。
また、以下の図面を使用した説明において、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
(1)画像形成装置の全体構成及び動作
図1は本実施形態に係る記録媒体を用いて画像形成する画像形成装置1の内部構成を示す断面模式図、図2は手差し給紙装置25の手差しトレイ26を示す斜視図である。
以下、図面を参照しながら、画像形成装置1の全体構成及び動作を説明する。
(1.1)画像形成装置の全体構成
画像形成装置1は、画像形成部10と、画像形成部10の底部に装着された給紙装置20と、操作表示部30と、画像処理部40と、を備えて構成され、定形の用紙Pに比べて用紙長が長い長尺用紙を給送して画像を印刷する長尺印刷機能を有している。
画像形成部10は、システム制御装置11、露光装置12、感光体ユニット13、現像装置14、転写装置15、定着装置16、を備えて構成され、画像処理部40から受け取った画像情報を給紙装置20から送り込まれた用紙P上にトナー像として形成する。
画像形成部10の底部には、用紙トレイ21、22を有する給紙装置20が設けられ、更に給紙装置20の下方には、上下方向に多段(本実施形態においては2段)に配置され、用紙Pを収容する用紙トレイT1、T2からなるトレイモジュールTMが接続されて画像形成部10に対する用紙供給を行う。
画像形成部10の左側には、手差し給紙装置25が設けられ、不定サイズの用紙、長尺用紙、厚紙等の用紙供給を行う。また、本実施形態に係る記録媒体は、手差し給紙装置25から給送される。
操作表示部30は、いわゆるユーザーインターフェースに相当するもので、液晶表示パネル、各種操作ボタン、タッチパネル等を組み合わせて構成され各種の設定や指示の入力及び情報表示に用いられる。
画像処理部40は、外部機器(例えばパーソナルコンピュータ等)から送信された印刷情報から画像データを生成する。
(1.2)画像形成部10の構成及び動作
このような構成の画像形成装置1では、画像形成のタイミングに合わせて給紙装置20又は手差し給紙装置25から、印刷ジョブで指定された用紙Pが画像形成部10へ送り込まれる。
感光体ユニット13は、給紙装置20の上方に、それぞれが並列して設けられ、回転駆動する感光体ドラム31を備えている。露光装置12により静電潜像が形成されたそれぞれの感光体ドラム31上には、それぞれの現像装置14によってイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像が形成される。
各感光体ユニット13の感光体ドラム31に形成された各色トナー像は、転写装置15の中間転写ベルト51上に順次静電転写(一次転写)され、各色トナーが重畳された重畳トナー像が形成される。中間転写ベルト51上の重畳トナー像は、レジストローラ対24から送り出され、搬送ガイドにより案内された用紙Pに二次転写ローラ52によって一括転写される。
定着装置16は一対の加熱モジュール61と加圧モジュール62の圧接領域によって定着ニップ部NP(定着領域)が形成される。
転写装置15においてトナー像が一括転写された用紙Pは、トナー像が未定着の状態で搬送ガイド53を介して定着装置16の定着ニップ部NPに搬送され、一対の加熱モジュール61と加圧モジュール62により、圧着と加熱の作用でトナー像が定着される。
定着トナー像が形成された用紙Pは、搬送ガイドによってガイドされ、排出ローラ対63から画像形成装置1上面の排紙トレイ部TR1に排出・収容される。
(2)記録媒体の構成
図2(a)は伸展された記録媒体100を示す図、(b)はロール状に巻かれた状態の記録媒体100を示す断面模式図、図3(a)は記録媒体100の通過口を示す収容箱110の正面図、(b)は(a)におけるA−A線断面を示す断面模式図、図4は手差し給紙装置25の手差しトレイ26の構成を示す斜視図、図5は記録媒体100の手差しトレイへのセットを説明する説明図、図6は記録媒体100が手差しトレイ26に載置された状態を示す断面模式図である。
以下、図面を参照しながら記録媒体100の構成について説明する。
(2.1)記録媒体の全体構成
記録媒体100は、画像形成装置1本体の側面に設けられた手差し給紙装置25の手差しトレイ26上に載置される収容箱110と、一枚ずつロール状に巻かれて収容箱110に収容された用紙Sから構成されている。
用紙Sは、図2(a)に示すように、定形用紙に比べて、給紙方向と交差する方向の幅に対して給紙方向の用紙長が大幅に長い長尺シートであり、図2(b)に示すように一枚ずつ連続して芯がない状態でロール状に巻かれて、後述する収容箱110に収容されている。尚、用紙Sは、一枚ずつロール状に巻かれていてもよい。
用紙Sのサイズは、画像形成装置1で通紙可能なサイズであれば特に限定されないが、本実施形態においては、一例として幅がSRA3サイズ(用紙幅320mm)または最大用紙サイズであるA3フルノビサイズ(用紙幅330mm)で、用紙長は画像形成装置1において画像形成可能な用紙長であり、一例として1200mmの定尺シートとなっている。そのために、連続したロール紙に比べて、印刷後に使用者が裁断する必要がない。
用紙Sの材質は、特に限定されないが、例えば、のぼり旗として使用する場合には、基材層、熱可塑性樹脂製多孔質層及び受像層がこの順に積層されていることが好ましい。基材層は、主として天然紙、半合成紙或いは合成紙、ポリエステル系クロス等が用いられ、熱可塑性樹脂製多孔質層としては、不織布が挙げられる。不織布は、空孔が細かく、均一で孔径分布が狭く、また表面の平滑性にも優れている点で特に好ましい。不織布を構成する繊維は、短繊維、長繊維、合成繊維、半合成繊維、再生繊維或いは複合繊維等が用いられ、これらの繊維が混合したものであっても良い。コシのないポリエステル系クロス等は搬送を安定させるために、台紙貼着を施しても良い。
受容層に用いられる樹脂としては、ポリエステル樹脂、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル樹脂、ポリアマイド樹脂、ブチラール樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体などの熱可塑性の樹脂が挙げられる。
収容箱110は、図3に示すように、所定の厚さを有する段ボール、紙、プラスチック等から成る矩形断面を有する長尺な箱体として形成されている。
収容箱110は、図3(b)に示すように、内部にロール状に巻かれた用紙Sを芯がない状態で収容している。
収容箱110の壁面部110aには、収容された用紙Sが引き出されながら通過する通過口111が設けられている。通過口111は、壁面部110aに予めミシン目(不図示)が設けられて、ミシン目を切り離して折り曲げ部111aを基端として外側に折り曲げることにより形成される。
また、外側に折り曲げられたフラップ112は壁面部110aから収容箱110の外側に延びるように突出して、通過口111から引き出されて手差し給紙装置25に搬送される用紙Sの案内ガイドとなり、収容箱110から引き出された用紙Sの壁面部110aへの接触を抑制することができる。
(2.2)手差しトレイへのセットと給送
図4に示すように、手差し給紙装置25は、画像形成装置1本体の側方に手差しトレイ26が開閉可能に設けられている。手差しトレイ26は給紙される用紙のサイズ(用紙幅)に応じて移動可能に立設された一対のサイドガイド27を有している。
記録媒体100(図4において破線で示す)は、手差しトレイ26上に用紙搬送方向における下流側になる壁面部110aがサイドガイド27に接触して用紙Sの引き込み方向が固定されるように載置してセットされる(図6中 A参照)。
記録媒体100は、図5に示すように、収容箱110の底面部に凹部114を設けて、凹部114がサイドガイド27の間に嵌まり込んで固定してもよい。これにより、記録媒体100の搬送方向と交差する幅方向を位置決めして固定することができる。
このように手差しトレイ26にセットされた記録媒体100は、図6に示すように、通過口111から用紙Sが引き出されてサイドガイド27で案内されながらナジャーロール28で引き込まれる。
記録媒体100が手差しトレイ26上に載置された状態では、収容箱110の通過口111は、手差しトレイ26の底面26aよりも高い位置に位置するようになっている。これにより、収容箱110の中での用紙Sのたわみの発生を抑制することができる。
また、図6に示すように、通過口111は、用紙Sがナジャーロール28で引き込まれる給紙位置までの搬送経路が手差しトレイ26の上方で斜め下方(ナジャーロール28側:図6中 二点鎖線より右側)に傾斜するように配置されている。これにより、用紙Sの後端SR(図6中 破線参照)の搬送方向下流側の用紙S上への落下を抑制することができる。
また、用紙Sは、図6に示すように、収容箱110の通過口111から引き出される際に、通過口111が形成された壁面部110aの内面110bとは離れた位置(図中 矢印A参照)から巻き解かれるようにロール状に巻かれて収容箱110に収容されている。これにより、用紙Sは巻き解かれる方向(図6中 矢印R参照)に引き出され、引き出し抵抗を軽減することができる。
「変形例1」
図7は変形例1に係る記録媒体100Aを示す断面模式図、図8は手差しトレイ26にセットされた変形例1に係る記録媒体100Aを示す断面模式図である。
記録媒体100Aは、図7に示すように、収容箱110Aが、断面視で多角形、具体的には四角形に形成され、用紙Sは収容箱110Aの内部で仕切り壁120で区画された収容部113ごとに複数収容されている。用紙Sは、複数の収容部113にロール状で収容されるように、一枚ずつ芯がない状態でロール状に巻かれている。
図7に示すように、仕切り壁120は、収容箱110Aの内部で互いに交差して配置され、用紙Sはロール状に巻かれて通過口111Aよりも低い位置で交差する仕切り壁120に2点(図7中 P1、P2参照)で接触して支持される。収容箱110Aは、所定の厚さを有する段ボール、紙、プラスチック等から成る矩形断面を有する長尺な箱体として形成されている。
仕切り壁120の表面120aは、収容箱110Aの壁面部110Aaの内面110Abよりも摩擦係数が低くなるように形成されている。具体的には、仕切り壁120の表面120aにポリエチレン樹脂をコートしたり、ポリエチレンシートを貼付することで摩擦係数を低くすることができる。
また、図7(a)、(b)に示すように、仕切り壁120にロール状に巻かれた用紙Sと接触する表面120aに切り起こし121を設けて用紙Sの外周面と接触する面積を減らして、仕切り壁120の表面120aと用紙Sの外周面との間に作用する摩擦力を減少させてもよい。切り起し121は、用紙Sの幅方向に沿って仕切り壁120の一部を部分的に(交互に)切り起こして形成される。
また、図7(c)に示すように、仕切り壁120を段ボールで形成して、表面120aにフルート122を形成することで、用紙Sの外周面と接触する面積を減らして、仕切り壁120の表面120aと用紙Sの外周面との間に作用する摩擦力を減少させてもよい。
このように、仕切り壁120の用紙Sの外周面と接触する表面120aと用紙Sの外周面との間に作用する摩擦力を減少させて、用紙Sの引き出し抵抗を軽減することができる。
収容箱110Aには、仕切り壁120で区画された収容部113ごとに、それぞれ通過口111Aが設けられている。収容箱110Aは、ひとつの収容部113に収容された用紙Sが引き出されて、次の用紙Sを給紙するために一方向に回転された場合、図8に示すように、次の収容部113から用紙Sを引き出すための通過口111Aが引き出し位置に位置する。それぞれの通過口111Aは、壁面部110Aaに予めミシン目(不図示)が設けられて、ミシン目を切り離して折り曲げ部111Aaを基端として外側に折り曲げることにより形成される。
このようにして、手差しトレイ26にセットされた記録媒体100Aは、図8に示すように、通過口111Aから用紙Sが引き出されてサイドガイド27で案内されながらナジャーロール28で引き込まれる。
変形例1による記録媒体100Aによれば、仕切り壁120で区画された複数の収容部113に、一枚ずつロール状に巻かれた用紙Sを収容して、それぞれの用紙Sの給紙に伴って、収容箱110Aを手差しトレイ26上で一方向に回転させる(図8中 矢印R参照)ことで、収容された用紙Sを給紙することができる。それぞれの収容部113にロール状で収容される用紙Sは、同一サイズの用紙Sであっても、異なるサイズの用紙Sであってもよい。
「変形例2」
図9は手差しトレイ26にセットされた変形例2に係る記録媒体100Bを示す断面模式図である。
記録媒体100Bは、図9に示すように、収容箱110Bが、断面視で六角形に形成され、用紙Sは収容箱110Bの内部で仕切り壁130で区画された収容部115ごとに複数収容されている。用紙Sは、複数の収容部115にロール状で収容されるように、一枚ずつ芯がない状態でロール状に巻かれている。
収容箱110Bは、断面視で六角形に形成されているために、図9に示すように、手差しトレイ26上にセットされた状態で通過口111Bが形成された壁面部110Baが、用紙搬送方向下流側に突出するように傾斜した傾斜面になる。そのために、通過口111Bから引き出される用紙Sの後端SRは傾斜面に沿って降下して(図中 破線と矢印で示す)、用紙Sの後端SRの搬送方向下流側の用紙S上への落下を抑制することができる。また、通過口111Bには、外側に折り曲げられたフラップが設けられていないために、用紙Sの引き出し抵抗の増加が抑制されている。
本実施形態においては、多角形の収容箱110A、110Bを有する記録媒体100A、100Bについて説明したが、多角形としては、図10に示すように、八角形の収容箱110Cとして、仕切り壁140で多数(8つ)の収容部116を区画して、より多数の用紙Sを収容することもできる。
また、用紙Sとして、不織布からなる長尺シートについて説明したが、用紙Sは不織布に限らず、紙、クロス、プラスチックフィルム、金属蒸着シートであってもよい。
1・・・画像形成装置
10・・・画像形成部
20・・・給紙装置
25・・・手差し給紙装置
26・・・手差しトレイ
27・・・サイドガイド
28・・・ナジャーロール
30・・・操作表示部
40・・・画像処理部
100、100A、100B、100C・・・記録媒体
110、110A、110B、110C・・・収容箱
111、111A、111B・・・通過口
112・・フラップ
113、115、116・・・収容部
120、130、140・・・仕切り壁
S・・・用紙

Claims (23)

  1. 画像形成装置本体の側面に設けられ記録媒体を給紙する手差しトレイ上に載置される収容箱に収容された記録媒体であって、
    前記収容箱は、一枚ずつロール状に巻かれて前記収容箱に収容された前記記録媒体が引き出されながら通過できる通過口を有する、
    ことを特徴とする記録媒体。
  2. 前記通過口は、前記収容箱の前記手差しトレイと接触する底面よりも高い位置に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体。
  3. 前記通過口は、前記記録媒体が前記画像形成装置本体に給紙される給紙位置までの搬送経路が前記手差しトレイの上方で斜め下方に傾斜するように配置されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の記録媒体。
  4. 前記通過口は、使用時に前記収容箱を形成する壁面部の一部を一端を基端として外側に折り曲げて形成される、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の記録媒体。
  5. 前記記録媒体は、定形用紙よりも長い長尺用紙であり、芯がない形態で一枚ずつロール状に巻かれて前記収容箱に収容されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の記録媒体。
  6. 前記記録媒体は、前記収容箱の前記通過口から引き出される際に、前記通過口が形成された壁面部の内面とは離れた位置から巻き解かれるようにロール状に巻かれて前記収容箱に収容されている、
    ことを特徴とする請求項5に記載の記録媒体。
  7. 前記収容箱は、前記記録媒体の幅方向における断面視で多角形である、
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の記録媒体。
  8. 前記多角形は、四角形である、
    ことを特徴とする請求項7に記載の記録媒体。
  9. 前記多角形は、六角形である、
    ことを特徴とする請求項7に記載の記録媒体。
  10. 前記収容箱は、前記手差しトレイに前記記録媒体のサイズに応じて移動可能に立設された一対のサイドガイド壁で固定される、
    ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の記録媒体。
  11. 前記収容箱は、前記記録媒体の幅方向における両端部に凹みを有し、前記凹みが前記サイドガイド壁で固定される、
    ことを特徴とする請求項10に記載の記録媒体。
  12. 前記収容箱は、前記サイドガイド壁に嵌り込むことで固定される、
    ことを特徴とする請求項10又は11に記載の記録媒体。
  13. 前記収容箱は、前記サイドガイド壁に前記記録媒体の搬送方向における上流側から接触して固定される、
    ことを特徴とする請求項10に記載の記録媒体。
  14. 前記記録媒体は、布である、
    ことを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1項に記載の記録媒体。
  15. 前記記録媒体は、布は不織布である、
    ことを特徴とする請求項14に記載の記録媒体。
  16. 前記記録媒体は、ロール状に巻かれ前記収容箱に仕切り壁で区画されて複数収容されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし15のいずれか1項に記載の記録媒体。
  17. 前記記録媒体は、定形用紙よりも長い複数枚の長尺用紙が連続するようにロール状に巻かれている、
    ことを特徴とする請求項16に記載の記録媒体。
  18. 前記収容箱は、ロール状に巻かれたそれぞれの記録媒体ごとに前記記録媒体が引き出されながら通過できる通過口を有する、
    ことを特徴とする請求項16又は17に記載の記録媒体。
  19. 前記記録媒体は、前記収容箱が一方向に回転された場合、現在引き出されていた記録媒体の次の記録媒体が引き出される前記通過口が引き出し位置に位置する、
    ことを特徴とする請求項16ないし18のいずれか1項に記載の記録媒体。
  20. 前記仕切り壁は前記収容箱の内部で互いに交差して配置され、前記記録媒体は前記通過口よりも低い位置で交差する前記仕切り壁に2点で接触して支持される、
    ことを特徴とする請求項16ないし19のいずれか1項に記載の記録媒体。
  21. 前記仕切り壁の前記記録媒体と接触する表面は前記収容箱の前記壁面部の内面よりも摩擦係数が低くなるように形成されている、
    ことを特徴とする請求項20に記載の記録媒体。
  22. 前記仕切り壁は、前記記録媒体と接触する表面に前記記録媒体の幅方向に沿って切り起こしが形成されている、
    ことを特徴とする請求項20に記載の記録媒体。
  23. 前記仕切り壁は、前記記録媒体と接触する表面に前記記録媒体の幅方向と交差する方向に延在するフルートが形成されている、
    ことを特徴とする請求項20に記載の記録媒体。
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