JP2019056403A - 防火区画壁の貫通構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】断熱材が貫通する防火区画壁であっても耐火性能を発揮できる防火区画壁の貫通構造を提供すること。【解決手段】防火区画壁Wの貫通構造において、耐火部材11は、第1端部が挿入部として貫通孔Waに挿入されるとともに、露出部Rが、防火区画壁Wの外側に露出した状態で断熱材10を囲繞している。貫通孔Waの内面と耐火部材11の外面との間がモルタル19によって埋められている。露出部Rは、防火区画壁Wから離れた位置にて金属製の締結部材40によって締め付けられ、長手方向の両端に位置する合わせ面17を突き合わせた状態が維持されている。【選択図】図8

Description

本発明は、流体管が防火区画壁の貫通孔を貫通する箇所に耐火部材が設置されて構成された防火区画壁の貫通構造に関する。
一般に、大型の冷蔵庫に冷媒を供給する冷媒管(流体管)は、金属製であり、断熱材によって覆われて外気から断熱されている。断熱材で覆われた冷媒管を防火区画壁に貫通させるために、防火区画壁には、該防火区画壁を厚み方向に貫通した貫通孔が形成されている。防火区画壁には、貫通孔と断熱材との間の隙間が、防火区画壁の一方側で発生した火災等の火炎、煙、有毒ガスの他方側への侵入経路となることを阻止するための構造が設けられている。
このような防火区画壁の構造としては、例えば、特許文献1に開示の防火区画貫通部構造が挙げられる。特許文献1の防火区画貫通部構造は、貫通孔を貫通したケーブルや配管の外面に熱膨張性材料からなるテープ状成形体を巻き付け、該テープ状成形体を貫通孔内に配置している。また、ケーブルや配管に固定されたテープ状成形体の外面と、貫通孔の内面との間にモルタル、不燃材料、パテが埋め戻されて防火区画貫通部構造が形成されている。
特許文献1の防火区画貫通部構造において、テープ状成形体は、その粘着面がケーブルや配管の外面に貼着されるとともに、テープ状成形体の長手方向両端部同士を重ね合わせて貼着した状態でケーブルや配管に固定されている。
そして、防火区画壁の一方側で火災等が発生し、ケーブルや配管が熱変形したり、焼失しても、火災等の熱によってテープ状成形体が焼失したケーブルや配管に向かって膨張し、焼失によって生じた隙間を閉塞することで、火炎、煙、有毒ガスが、防火区画壁の他方側へ到達することを抑止する。
特開2003−148658号公報
上記のように、断熱材で覆われた冷媒管が貫通する防火区画壁において、特許文献1のテープ状成形体を断熱材に巻き付けて貫通構造を形成することがある。しかし、一般に、断熱材は独立した微細な気泡を多数有しており、火災等で発生した熱によって加熱されると、気泡の膨張によって膨張してしまう。特に、断熱効果を高めた断熱材は、その膨張量が非常に大きい。また、テープ状成形体の端部同士を貼り付けた粘着面が熱によって融けてしまう。すると、テープ状成形体の長手方向両端部同士を貼り合わせた状態が解除され、テープ状成形体を、隙間を閉塞する方向に膨張させることができなくなり、耐火性能が発揮できなくなる虞がある。
本発明の目的は、断熱材が貫通する防火区画壁であっても耐火性能を発揮できる防火区画壁の貫通構造を提供することにある。
上記問題点を解決するための防火区画壁の貫通構造は、独立発泡材製の断熱材により覆われた金属製の流体管が防火区画壁の貫通孔を貫通する箇所に耐火部材が設置されて構成された防火区画壁の貫通構造であって、前記耐火部材は、可撓性を有する矩形シート状の基材と、前記基材の一面に積層された矩形状の熱膨張性耐火材層を有し、前記耐火部材において、前記基材の一縁の延びる方向を第1方向とし、前記一縁に直交した他縁の延びる方向を第2方向とし、前記耐火部材は、前記第1方向の両端に位置する端部同士を突き合わせた状態、又は重ね合わせた状態で前記断熱材に巻き付けられ、前記基材によって前記断熱材が囲繞されるとともに、前記基材と前記断熱材との間に、該断熱材を囲繞する状態で前記熱膨張性耐火材層が介在し、前記第2方向の一端側に位置した、前記基材及び前記熱膨張性耐火材層の一部が挿入部として前記貫通孔に挿入されるとともに、前記挿入部よりも前記耐火部材の第2方向他端側は、露出部として前記防火区画壁の外側に露出し、前記貫通孔の内面と前記耐火部材の外面との間が充填材によって埋められ、前記露出部は、前記防火区画壁から離れた位置にて、前記熱膨張性耐火材層を覆う前記基材を外側から囲む金属製の締結部材によって前記第1方向に締め付けられ、前記第1方向の両端に位置する端部同士を突き合わせた状態、又は重ね合わせた状態が維持されていることを要旨とする。
また、防火区画壁の貫通構造について、前記露出部において、前記第2方向に沿って前記締結部材よりも前記防火区画壁から離れた箇所は、前記基材を外側から囲む帯状又は紐状の補助用締結部材によって前記第1方向に締め付けられていてもよい。
また、防火区画壁の貫通構造について、前記第2方向への前記基材の長さは、前記第2方向への前記熱膨張性耐火材層の長さより長く、前記耐火部材は、前記第2方向の他端側に前記熱膨張性耐火材層よりもはみ出した前記基材によって形成された延出部を有し、前記補助用締結部材は、前記延出部を前記第1方向に締め付けていてもよい。
また、防火区画壁の貫通構造について、前記第2方向への前記基材の長さは、前記第2方向への前記熱膨張性耐火材層の長さより長く、前記耐火部材は、前記第2方向の他端側に前記熱膨張性耐火材層よりもはみ出した前記基材によって形成された延出部を有し、前記延出部は粘着部材によって前記断熱材に貼り付けられていてもよい。
また、防火区画壁の貫通構造について、前記耐火部材は、前記防火区画壁の厚み方向の両側に設置されているのが好ましい。
本発明によれば、断熱材が貫通する防火区画壁であっても耐火性能を発揮できる。
防火区画壁の貫通構造を示す断面図。 防火区画壁の貫通構造を示す拡大断面図。 耐火部材を展開して示す斜視図。 耐火部材を示す斜視図。 耐火部材を示す図4の5−5線断面図。 防火区画壁に冷媒管及び断熱材が配設された状態を示す斜視図。 断熱材に耐火部材を巻き付けた状態を示す斜視図。 締結部材によって耐火部材を締め付けた状態を示す斜視図。 粘着シートによって延出部を断熱材に貼り付けた状態を示す断面図。
以下、防火区画壁の貫通構造を具体化した一実施形態を図1〜図8にしたがって説明する。
図1又は図2に示すように、コンクリート製の防火区画壁Wには、円孔状の貫通孔Waが防火区画壁Wを厚み方向に貫通して形成されている。この貫通孔Waには、金属により円筒状に形成された流体管Sが挿通されている。流体管Sには、大型冷蔵庫に供給される冷媒が流通している。
流体管Sは円筒状の断熱材10によって覆われている。断熱材10により、流体管S内の冷媒が外気から断熱されている。断熱材10としては、例えば、軽量かつ柔軟な特殊エラストマ(EPDM合成ゴム)製のものがある。このような断熱材10は、独立した微細な気泡を多数有する独立発泡材製であり、独立気泡によって優れた断熱性を有する。大型冷蔵庫の冷蔵機能の低下を抑制するためには、冷媒の温度上昇を抑えることが必要であり、断熱材10としては断熱効果を高めたものが使用されている。独立発泡材製の断熱材10においては、断熱効果を高めると、独立気泡がより微細になり、かつ気泡をより多くした構造となる。
次に、防火区画壁Wの貫通構造を形成するため、貫通孔Waに配置される耐火部材11について説明する。
まず、断熱材10に巻き付けられる前の耐火部材11について説明する。
図2又は図3に示すように、耐火部材11は、矩形シート状である。耐火部材11は、矩形シート状の基材12と、基材12の一面を覆う状態に積層された矩形状の熱膨張性耐火材層22と、熱膨張性耐火材層22の一面を覆う状態に積層されたフィルム32とを備える。耐火部材11は、基材12と、熱膨張性耐火材層22と、フィルム32の3層構造を一部に有する。
基材12は、可撓性を有する。また、基材12は、ガラス繊維強化複合材製である。基材12は、ガラス繊維を平織り、綾織り、朱子織り等して形成されたガラスクロスにマトリックス樹脂を複合化させて形成されている。ガラス繊維は難燃性の高い材料であることから、基材12は難燃性である。
基材12は、互いに平行な一対の基材長縁12aと、一対の基材長縁12aの一端同士又は他端同士を繋ぐ一対の基材短縁12bを備える。基材12の一縁としての基材長縁12aの延びる方向は基材12の長手方向であり、基材12の他縁としての基材短縁12bの延びる方向は基材12の短手方向である。本実施形態では、基材12の長手方向Y1を第1方向とし、基材12の短手方向Y2を、第1方向に直交した第2方向とする。基材12の長手方向Y1は、耐火部材11の長手方向に一致し、基材12の短手方向Y2は、耐火部材11の短手方向に一致する。よって、耐火部材11の長手方向を長手方向Y1で示し、耐火部材11の短手方向を短手方向Y2で示す。
熱膨張性耐火材層22は、熱膨張性耐熱パテ(膨張黒鉛・石油ワックス混入ブチル系ゴム)製である。図2に示すように、熱膨張性耐火材層22は、粘着性を有し、基材12の一面に貼着されている。矩形状の熱膨張性耐火材層22は、互いに平行な一対の長縁22aと、一対の長縁22aの一端同士又は他端同士を繋ぐ一対の短縁22bを備える(図3参照)。一対の長縁22aは、基材12の長手方向Y1に延び、一対の短縁22bは、基材12の短手方向Y2に延びる。短手方向Y2への基材短縁12bの長さは、短手方向Y2への熱膨張性耐火材層22の短縁22bの長さより長い。
熱膨張性耐火材層22の一方の長縁22aは、一方の基材長縁12aから他方の基材長縁12a側に離れた位置にある。一方、熱膨張性耐火材層22の他方の長縁22aは、他方の基材長縁12aよりも短手方向Y2に沿って内側にある。耐火部材11は、熱膨張性耐火材層22の他方の長縁22aからはみ出した部分に、基材12の延出部13を備える。延出部13は、基材12そのもので形成されている。
図3に示すように、フィルム32は、熱膨張性耐火材層22に貼着されている。フィルム32は、互いに平行な一対のフィルム長縁32aと、一対のフィルム長縁32aの一端同士又は他端同士を繋ぐ一対のフィルム短縁32bを備える。短手方向Y2へのフィルム短縁32bの長さは、短手方向Y2への熱膨張性耐火材層22の短縁22bの長さより長く、基材12の短手方向Y2への基材短縁12bの長さより短い。
フィルム32の一方のフィルム長縁32a側は、熱膨張性耐火材層22の一方の長縁22aからはみ出している。一方、他方のフィルム長縁32a側は、熱膨張性耐火材層22の他方の長縁22aと面一である。なお、他方のフィルム長縁32aは、熱膨張性耐火材層22の長縁22aからはみ出していてもよい。
基材12の長手方向Y1の両端側では、それぞれ基材短縁12bと、熱膨張性耐火材層22の短縁22bと、フィルム短縁32bとが面一である。耐火部材11は、基材短縁12bと、短縁22bと、フィルム短縁32bとが揃った面よりなる、合わせ面17を長手方向Y1の両端部に備える。また、耐火部材11は、長手方向Y1の両端部に、合わせ面17を含む重合端部18を備える。重合端部18は、合わせ面17から長手方向Y1へ僅かに内側の部分までである。
また、耐火部材11は、短手方向Y2の一端側に第1端部15を備える。第1端部15は、一方の基材長縁12a、一方の長縁22a、及び一方のフィルム長縁32aが位置する端部である。耐火部材11は、短手方向Y2の他端側に第2端部16を備える。第2端部16は、他方の基材長縁12aが位置する端部である。
耐火部材11の長手方向Y1への長さは、断熱材10の周長と同じ又は僅かに長い。図8に示すように、耐火部材11を断熱材10の周面に沿って巻き付けたとき、耐火部材11の長手方向Y1両端部の合わせ面17を互いに突き合わせ、接触させることができる。詳細には、耐火部材11の長手方向Y1両端に位置する基材短縁12b同士、熱膨張性耐火材層22の短縁22b同士、及びフィルム短縁32b同士を突き合わせ、接触させることができる。耐火部材11の短手方向Y2への長さは、防火区画壁Wの厚みより長い。
図5に示すように、耐火部材11は、フィルム32が断熱材10の外周面に接触するように断熱材10に巻き付けて使用される。断熱材10に巻き付けられた耐火部材11において、基材12は、断熱材10を囲繞する。また、熱膨張性耐火材層22は、フィルム32を介して、基材12と、断熱材10の間に介在する。
図2又は図4に示すように、上記構成の耐火部材11は、締結部材40及び補助用締結部材41によって周方向へ締め付けられることで、断熱材10に巻き付けられる。締結部材40は、耐火部材11を基材12の外側から囲む状態で耐火部材11を締め付け、耐火部材11に対し、縮径方向への力を付与する。また、締結部材40は、耐火部材11において、熱膨張性耐火材層22の存在する部分を締め付け、補助用締結部材41は、熱膨張性耐火材層22の存在しない延出部13を締め付ける。
締結部材40及び補助用締結部材41は、鋼線をポリエチレン樹脂等の樹脂で被覆した紐状のバインド線である。締結部材40及び補助用締結部材41は、鋼線を含むため、熱によって長手方向にほとんど延びない。締結部材40及び補助用締結部材41の長さは、耐火部材11の長手方向Y1への長さより長い。
図4又は図5に示すように、断熱材10の周面に耐火部材11を巻き付け、耐火部材11の合わせ面17同士を突き合わせた状態では、耐火部材11の周面に締結部材40及び補助用締結部材41を沿わせると、締結部材40及び補助用締結部材41の長手方向の両端部が交差する部分より先に余剰部40a,41aが形成される。
そして、余剰部40a,41a同士を巻締めることで、締結部材40及び補助用締結部材41によって耐火部材11を締め付け、耐火部材11に対し、縮径方向への力を付与できる。また、締結部材40及び補助用締結部材41によって、合わせ面17同士を、短手方向Y2全体に亘って突き合わせた状態が維持される。なお、本実施形態において、合わせ面17同士を突き合わせ、接触させた状態とは、基材12の基材短縁12b同士、熱膨張性耐火材層22の短縁22b同士、及びフィルム短縁32b同士を突き合わせ、接触させた状態である。
次に、耐火部材11を用いた防火区画壁Wの貫通構造について説明する。
図2に示すように、防火区画壁Wの貫通構造は、断熱材10に耐火部材11を巻き付けて形成されている。
断熱材10に巻き付けられた耐火部材11は、締結部材40及び補助用締結部材41の余剰部40a,41a同士を巻締めることで、断熱材10の外周面に押し付けられている。詳細には、締結部材40による締め付けにより、耐火部材11の最内層となるフィルム32が断熱材10の外周面に密接し、補助用締結部材41による締め付けにより、延出部13(基材12)が断熱材10の外周面に密接している。このため、耐火部材11の内周面と、断熱材10の外周面との間に隙間がほとんど無い。特に、延出部13については、パテ製の熱膨張性耐火材層22が存在しないため、断熱材10に対する延出部13の密接度が高い。
また、図8に示すように、耐火部材11の周方向においては、締結部材40及び補助用締結部材41により、耐火部材11の合わせ面17同士が突き合わされた状態が維持され、合わせ面17同士の間には、短手方向Y2全体に亘って隙間がない。
図2に示すように、耐火部材11の第1端部15は、挿入部として貫通孔Waに挿入されている。耐火部材11において、短手方向Y2に沿った第1端部15よりも第2端部16側は、貫通孔Waの外に位置している。以降、耐火部材11において、貫通孔Waの外に露出した部位を露出部Rとする。締結部材40は、露出部Rのうち、熱膨張性耐火材層22が存在する部位に巻き付けられ、補助用締結部材41は、熱膨張性耐火材層22の存在しない延出部13に巻き付けられている。露出部Rは、防火区画壁Wの外側で断熱材10の一部を全周に亘って被覆している。
締結部材40を巻き付ける位置、すなわち、防火区画壁Wの外面から締結部材40までの距離は、断熱材10の膨張率によって決められる。膨張率が大きい断熱材10ほど、耐火部材11の合わせ面17が突き合わされた状態を維持するためには、締結部材40は防火区画壁Wに近い方が好ましい。一方、膨張率が小さい断熱材10ほど、締結部材40は防火区画壁Wから離れていても、耐火部材11の合わせ面17を突き合わせた状態を維持できる。本実施形態では、防火区画壁Wの外面からの露出部Rの長さをLとすると、締結部材40は、露出部Rの長さLの半分となる位置よりも防火区画壁W寄りに位置している。
貫通孔Wa内において、耐火部材11の第1端部15(挿入部)の外周面と、この外周面に対向した貫通孔Waの内周面との隙間全体には充填材としてのモルタル19が充填されている。なお、充填材としては、モルタル19以外にも耐熱パテが挙げられる。
次に、防火区画壁Wの貫通構造の形成方法を説明する。
まず、図6に示すように、建物の建築時に、防火区画壁Wに貫通孔Waが形成される。貫通孔Waには流体管Sが挿通される。流体管Sは断熱材10で覆われる。次に、図7に示すように、貫通孔Waより外に位置する断熱材10の外周面に対し、耐火部材11のフィルム32が面するように耐火部材11を配置する。このとき、耐火部材11の第1端部15側が防火区画壁W側に位置し、第2端部16側が防火区画壁Wより離れた側に位置するように耐火部材11を配置する。
次に、断熱材10の周方向に沿って耐火部材11を変形させ、ほぼ円筒状に整形する。そして、断熱材10に沿って耐火部材11をスライド移動させ、第1端部15を防火区画壁Wの貫通孔Waに挿入する。耐火部材11の第1端部15を貫通孔Waに挿入した結果、防火区画壁Wの外側には耐火部材11の露出部Rが形成される。
次に、図8に示すように、耐火部材11の合わせ面17同士を突き合わせた状態で、露出部Rにおいて、熱膨張性耐火材層22を覆った基材12を外側から締結部材40で囲み、締結部材40を耐火部材11に巻き付けるとともに、交差させて余剰部40aを形成する。その後、一対の余剰部40aを巻締める。
同様に、露出部Rにおいて、延出部13を外側から補助用締結部材41で囲み、その補助用締結部材41を耐火部材11に巻き付けるとともに、交差させて余剰部41aを形成する。その後、一対の余剰部41aを巻締める。その結果、耐火部材11が断熱材10に巻き付けられる。
締結部材40及び補助用締結部材41により、耐火部材11の合わせ面17が突き合わされた状態に維持されるとともに、耐火部材11の内周面を構成するフィルム32及び延出部13が断熱材10の外周面に密接し、耐火部材11の内周面と、断熱材10の外周面との間から隙間がほとんどなくなる。
耐火部材11の一部である第1端部15は、貫通孔Wa内に配置されるとともに、その他の部分である露出部Rが防火区画壁Wの外に配置される。第1端部15は、防火区画壁Wの外面から僅かに奥に入った位置にあるため、防火区画壁Wの外側から、第1端部15の状態を視認できる。
防火区画壁Wの一方側に耐火部材11を設置した後、防火区画壁Wの他方側にも、上記と同様の方法で耐火部材11を設置する。最後に、防火区画壁Wの外側で、各耐火部材11の外周面と、貫通孔Waの内周面との間の隙間全体をモルタル19で埋めると、防火区画壁Wの貫通構造が形成される。
上記構成の防火区画壁Wの貫通構造の作用を記載する。
さて、防火区画壁Wの一方側で火災等が発生すると、断熱材10やその他のものの燃焼により煙が発生する。このとき、貫通孔Waは、膨張した耐火部材11及びモルタル19により閉塞されているため、貫通孔Waが煙の経路となることが防止され、防火区画壁Wの他方側へ煙が伝わる不都合がなくなる。
しかし、時間の経過に伴い、防火区画壁Wの一方側の耐火部材11が焼失し、火災等や燃焼により発生した熱により、断熱材10が加熱される。また、流体管Sから断熱材10に熱が伝わる。すると、断熱材10の気泡が膨張し、断熱材10そのものが膨張しようとする。
しかし、防火区画壁Wの他方側において、貫通孔Wa内では断熱材10の拡径方向への膨張はモルタル19及び防火区画壁Wによって防止される。また、防火区画壁Wの外側では、断熱材10の拡径方向への膨張は、締結部材40及び補助用締結部材41によって防止される。そして、耐火部材11の合わせ面17同士が突き合わされているため、合わせ面17同士の間から断熱材10が膨張することも防止される。さらには、流体管Sの軸方向に沿った熱膨張性耐火材層22の長縁22aより先では、補助用締結部材41によって延出部13が断熱材10に密接している。このため、流体管Sの軸方向への断熱材10の膨張が防止される。
その後、熱膨張性耐火材層22が加熱されると膨張する。締結部材40及び補助用締結部材41により、熱膨張性耐火材層22の拡径方向及び軸方向への膨張が規制され、熱膨張性耐火材層22は、断熱材10に向けて膨張する。その結果、膨張した熱膨張性耐火材層22によって断熱材10が押し潰されるとともに、断熱材10が焼失することで形成された隙間が埋められる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)断熱材10に巻き付けられた耐火部材11は、第1端部15のみが貫通孔Waに挿入されている。また、耐火部材11は、防火区画壁Wの外側では、金属製の締結部材40によって締め付けられている。このため、火災等の発生時の熱により断熱材10が拡径方向に膨張しようとしても、耐火部材11のうち、防火区画壁Wから締結部材40が締結された位置までは、それら防火区画壁W及び締結部材40によって、断熱材10の拡径方向への膨張を防止できる。本実施形態のように、断熱効果を高めたために、膨張量が非常に大きい断熱材10であっても、防火区画壁W及び締結部材40によって拡径方向への膨張を防止できる。
その結果、熱膨張性耐火材層22で断熱材10を囲繞した状態を維持し、結果として熱膨張性耐火材層22を断熱材10に向けて膨張させることができ、断熱材10の焼失によって形成された隙間を埋めることができる。よって、耐火部材11を用いた貫通構造により、断熱材10が貫通する防火区画壁Wであっても耐火性能を発揮できる。
(2)締結部材40は鋼線よりなる。このため、火災等の熱を受けても締結部材40が融けたり、延びることがなく、締結部材40によって耐火部材11の合わせ面17を突き合わせた状態を維持できる。したがって、粘着によって耐火部材11の長手方向Y1の両端部同士を重ねて貼り付ける場合のように、粘着面が融けて、耐火部材11が開くこともない。さらには、耐火部材11を断熱材10に何重にも巻き付けて、耐火部材11で断熱材10を囲繞した状態を維持する必要もなく、貫通構造の設置に要するコストを抑えることができる。
(3)耐火部材11は、貫通孔Wa内に第1端部15のみを挿入して設置され、耐火部材11全体を貫通孔Waに挿入しない。このため、耐火部材11を設置する際、耐火部材11の第1端部15における合わせ面17が突き合わされているか否かを防火区画壁Wの外側から視認できる。また、合わせ面17を突き合わせた状態を維持したまま貫通孔Waに断熱材10を挿入する場合と比べると、耐火部材11の貫通孔Waへの挿入が容易となり、設置が容易となる。
(4)耐火部材11の設置は、筒状に整形した状態で第1端部15側を貫通孔Waに挿入した後、防火区画壁Wの外側で締結部材40を耐火部材11に巻き付けて行われる。このため、締結部材40を貫通孔Wa内で耐火部材11に巻き付ける必要がなく、作業性が良い。
(5)締結部材40は、防火区画壁Wの外面から離れ過ぎないように、露出部Rの長さLの半分となる位置よりも防火区画壁W寄りに位置している。このため、断熱材10が拡径方向に膨張しようとしても、耐火部材11の合わせ面17を突き合わせた状態を維持できる。
(6)耐火部材11は、延出部13では、金属製の補助用締結部材41によって締め付けられている。このため、火災等の発生時の熱により断熱材10が拡径方向に膨張しようとしても、耐火部材11のうち、防火区画壁Wから補助用締結部材41が締結された位置までは、それら防火区画壁W、締結部材40及び補助用締結部材41によって、断熱材10の拡径方向への膨張を防止できる。その結果、熱膨張性耐火材層22で断熱材10を囲繞した状態を維持し、結果として熱膨張性耐火材層22を断熱材10に向けて膨張させることができ、断熱材10の焼失によって形成された隙間を埋めることができる。よって、耐火部材11を用いた貫通構造により、断熱材10が貫通する防火区画壁Wであっても耐火性能を発揮できる。
(7)締結部材40は、防火区画壁Wの外面から離れた位置にある。そして、締結部材40を耐火部材11に巻き付けることによって、断熱材10の拡径方向への膨張を防止できる。よって、締結部材40を追加するだけで、防火区画壁Wと締結部材40とで耐火部材11のほぼ全体を貫通孔Waに挿入したときと同じように、断熱材10の拡径方向への膨張を防止できる。その一方で、耐火部材11は、第1端部15のみを貫通孔Waに挿入しているだけであり、貫通孔Waへの耐火部材11の挿入状態を容易に視認できる。よって、締結部材40を用いることで、耐火部材11を設置する際に、耐火部材11の合わせ面17が突き合わされているか否かを容易に視認できながらも、火災等の発生時には、断熱材10の拡径方向への膨張を防止できる。
(8)耐火部材11はフィルム32を備え、フィルム32を断熱材10に接触させた状態で断熱材10に巻き付けられる。フィルム32により熱膨張性耐火材層22が断熱材10に貼着することを防止でき、筒状に整形した耐火部材11を貫通孔Waに向けてスライド移動させる作業を容易に行うことができる。
(9)耐火部材11は、基材12だけで形成された延出部13を備える。延出部13には熱膨張性耐火材層22が存在しないため、延出部13を断熱材10の外周面に沿わせ易い。そして、延出部13を補助用締結部材41によって断熱材10に巻き付けることで、延出部13を断熱材10に密接させることができる。その結果、熱膨張性耐火材層22が加熱されたとき、膨張した熱膨張性耐火材層22が、断熱材10と延出部13の間から洩れ出るように、流体管Sの軸方向へ膨張することを抑制でき、熱膨張性耐火材層22を断熱材10に向けて膨張させることができる。
(10)耐火部材11は、防火区画壁Wを挟んだ両側に設置されている。このため、防火区画壁Wを挟んだいずれの側で火災等が発生しても、貫通孔Waを閉塞できる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 図9に示すように、延出部13は、長尺帯状のアルミテープといった粘着部材50によって断熱材10の外周面に貼り付けられていてもよい。このように構成した場合、粘着部材50の貼り付けにより、延出部13を断熱材10の外周面に沿わせ易い。そして、延出部13を粘着部材50によって断熱材10に貼り付けることで、延出部13を断熱材10に密接させることができる。また、粘着部材50により、延出部13の縁を覆うことができる。その結果、熱膨張性耐火材層22が加熱されたとき、膨張した熱膨張性耐火材層22が、断熱材10と延出部13の間から洩れ出るように、流体管Sの軸方向へ膨張することを抑制でき、熱膨張性耐火材層22を断熱材10に向けて膨張させることができる。
○ 防火区画壁Wの貫通構造は、防火区画壁Wの厚み方向のいずれか一方側のみに設置されていてもよい。
○ 延出部13において、断熱材10の外周面に対向する面に粘着層を設け、粘着層により、延出部13を断熱材10の外周面に直接貼り付けてもよい。
○ 補助用締結部材41は、紐状のバインド線ではなく、帯状のアルミバンドや、紐状の針金、番線等であってもよい。
○ 締結部材40は、紐状のバインド線ではなく、帯状のアルミバンドや、紐状の針金、番線等であってもよい。
○ 補助用締結部材41は、延出部13ではなく、熱膨張性耐火材層22の存在する部分に設けられていてもよい。また、補助用締結部材41は、延出部13に設けられるとともに、その補助用締結部材41と締結部材40の間の位置においてさらに設けられていてもよい。
○ 実施形態では、耐火部材11の長手方向Y1両端の合わせ面17を突き合わせた状態で、締結部材40及び補助用締結部材41によって耐火部材11を締め付けたが、これに限らない。耐火部材11を長手方向Y1へ延長し、耐火部材11の重合端部18同士を重ね合わせた状態で、締結部材40及び補助用締結部材41によって耐火部材11を締め付けてもよい。
○ 締結部材40によって耐火部材11の長手方向Y1両端を突き合わせた状態では、基材12の基材短縁12b同士が突き合わされていればよく、熱膨張性耐火材層22の短縁22bや、フィルム短縁32bは離れていてもよい。
○ 耐火部材11の形状は、実施形態に限らない。耐火部材11の長手方向Y1への長さや、短手方向Y2への長さは適宜変更してもよい。
○ 耐火部材11の延出部13は無くてもよい。
○ 耐火部材11のフィルム32は無くてもよい。
○ 基材12の材質は、可撓性を有し、不燃性であれば、他の材質のものに変更してもよい。
○ 耐火部材11は、断熱材10に巻き付ける方向に沿う縁が、基材12の基材短縁12b、熱膨張性耐火材層22のフィルム短縁32b、及びフィルム短縁32bであってもよい。
○ 流体管Sを流通する流体は、冷媒ではなく、水等のその他の流体であってもよい。
○ 防火区画壁Wは、断熱材10の拡径方向への膨張を防止できれば、コンクリート壁以外であってもよく、例えば、硬質ポリウレタンフォーム製や、ロックウール保湿板製であってもよい。
R…露出部、S…流体管、W…防火区画壁、Wa…貫通孔、Y1…第1方向としての長手方向、Y2…第2方向としての短手方向、10…断熱材、11…耐火部材、12…基材、13…延出部、15…挿入部としての第1端部、19…充填材としてのモルタル、22…熱膨張性耐火材層、40…締結部材、41…補助用締結部材、50…粘着部材。

Claims (5)

  1. 独立発泡材製の断熱材により覆われた金属製の流体管が防火区画壁の貫通孔を貫通する箇所に耐火部材が設置されて構成された防火区画壁の貫通構造であって、
    前記耐火部材は、可撓性を有する矩形シート状の基材と、前記基材の一面に積層された矩形状の熱膨張性耐火材層を有し、
    前記耐火部材において、前記基材の一縁の延びる方向を第1方向とし、前記一縁に直交した他縁の延びる方向を第2方向とし、
    前記耐火部材は、前記第1方向の両端に位置する端部同士を突き合わせた状態、又は重ね合わせた状態で前記断熱材に巻き付けられ、前記基材によって前記断熱材が囲繞されるとともに、前記基材と前記断熱材との間に、該断熱材を囲繞する状態で前記熱膨張性耐火材層が介在し、
    前記第2方向の一端側に位置した、前記基材及び前記熱膨張性耐火材層の一部が挿入部として前記貫通孔に挿入されるとともに、前記挿入部よりも前記耐火部材の第2方向他端側は、露出部として前記防火区画壁の外側に露出し、
    前記貫通孔の内面と前記耐火部材の外面との間が充填材によって埋められ、
    前記露出部は、前記防火区画壁から離れた位置にて、前記熱膨張性耐火材層を覆う前記基材を外側から囲む金属製の締結部材によって前記第1方向に締め付けられ、前記第1方向の両端に位置する端部同士を突き合わせた状態、又は重ね合わせた状態が維持されていることを特徴とする防火区画壁の貫通構造。
  2. 前記露出部において、前記第2方向に沿って前記締結部材よりも前記防火区画壁から離れた箇所は、前記基材を外側から囲む帯状又は紐状の補助用締結部材によって前記第1方向に締め付けられている請求項1に記載の防火区画壁の貫通構造。
  3. 前記第2方向への前記基材の長さは、前記第2方向への前記熱膨張性耐火材層の長さより長く、前記耐火部材は、前記第2方向の他端側に前記熱膨張性耐火材層よりもはみ出した前記基材によって形成された延出部を有し、前記補助用締結部材は、前記延出部を前記第1方向に締め付けている請求項2に記載の防火区画壁の貫通構造。
  4. 前記第2方向への前記基材の長さは、前記第2方向への前記熱膨張性耐火材層の長さより長く、前記耐火部材は、前記第2方向の他端側に前記熱膨張性耐火材層よりもはみ出した前記基材によって形成された延出部を有し、前記延出部は粘着部材によって前記断熱材に貼り付けられている請求項1に記載の防火区画壁の貫通構造。
  5. 前記耐火部材は、前記防火区画壁の厚み方向の両側に設置されている請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の防火区画壁の貫通構造。
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