JP2019056302A - 水洗大便器 - Google Patents
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Abstract
Description
図1(a)、(b)は、第1の実施形態に係る水洗大便器100の斜視図である。図1(a)は機能ユニット12およびカバー13が浮上していない状態を示し、図1(b)は機能ユニット12およびカバー13が浮上している状態を示す。図2は、水洗大便器100の断面図である。図2は、機能ユニット12が浮上していない状態を示す。また、図1(a)、(b)および図2では、便座、便座カバー、機能ユニット12を覆うカバーなどが取り外された状態を示す。また、図2では、カバー13の表示を省略する。
図8は、第2の実施の形態に係る水洗大便器100を示す斜視図である。図8は、図1(a)に対応する。水洗大便器100は、便器本体10と、機能ユニット12と、を備える。便器本体10は、便鉢14と、上面部16と、便器排水路(不図示)と、外周壁部20と、を含む。本実施の形態では、水洗大便器100は、カバー13を有しない。代わりに、外周壁部20が水洗大便器100の意匠性を確保するよう前後左右を覆い隠す。
実施の形態では、凹部22第1側面24と突出部12aの第1側面12bとの間の弾性部材32と、凹部22の第2側面26と突出部12aの第2側面12cとの間の弾性部材32とが連なっている場合について説明したが、これに限られない。少なくとも凹部22第1側面24と突出部12aの第1側面12bとの隙間と、凹部22の第2側面26と突出部12aの第2側面12cとの隙間に弾性部材32が設けられればよく、これらが連なっている必要はない。すなわち、凹部22の底面28と突出部12aの下面12dとの間に弾性部材32が存在していなくてもよい。
実施の形態では、機能ユニット12が、局部洗浄装置34と、乾燥装置36と、および脱臭装置38とを含む場合について説明したが、これに限られない。機能ユニット12は、便鉢14を洗浄するための機能とは別の機能をそれぞれ提供する少なくとも2つの装置を含み、機能ユニット12が進入位置(下降位置)にあるとき、その2つの装置それぞれの少なくとも一部が凹部22内に位置すればよい。例えば、機能ユニット12は、局部洗浄装置34、乾燥装置36、脱臭装置38、便座を暖めるための便座暖房装置、およびトイレルームを暖めるための室内暖房装置のうちの少なくとも2の装置を含み、その2つの装置それぞれの少なくとも一部が凹部22内に位置すればよい。
実施の形態では、機能ユニット12のベースプレート42の下面42bには弾性部材32が固着されるべき溝42cが形成されている場合について説明したが、これに限られない。弾性部材32が固着されるべき位置が分かればよく、例えば、ベースプレート42の下面42bに弾性部材32が固着されるべき位置を示すシールが貼り付けられても、固着されるべき位置を示すマークが塗装されていてもよい。
実施の形態では、機能ユニット12が上下に昇降することにより、その一部が凹部22内に位置する進入位置と、その全体が凹部22外に位置する退避位置とを移動する場合について説明したが、これに限られない。機能ユニット12が、その一部が凹部22内に位置する進入位置と、その全体が凹部22外に位置する退避位置とを移動可能であればよい。例えば機能ユニット12は、その後方側が、左右方向に延びる支持軸に回動自在に支持されてもよい。この場合、機能ユニット12の前方側が持ち上がるよう機能ユニット12を回動させることにより、機能ユニット12の全体が凹部22外に位置する退避位置に移動されてもよい。
実施の形態では、凹部22の底面28の左右方向の長さが、便器排水路18の左右方向の幅よりも長くてもよいこと、または開口部40の左右方向の最大幅の1/2倍より長くてもよいことについて説明したが、これに限られない。凹部22の左右方向の長さ(すなわち凹部22の上端縁の左右方向の最大幅)が、便器排水路18の左右方向の幅よりも長くてもよい。あるいは、凹部22の左右方向の長さが開口部40の左右方向の最大幅の1/2倍より長くてもよい。
実施の形態では、凹部22と、凹部22の左右外側の上面部16の部分とに、弾性部材32が設けられる場合について説明したが、これに限られない。図10は、変形例に係る水洗大便器の便器本体の凹部22とその周辺を示す正面図である。図10は図6(b)に対応する。本変形例では、弾性部材32は、凹部22の左右外側の上面部16に対応する部分にだけ弾性部材32が設けられる。つまり、弾性部材32は、凹部22に対応する部分には弾性部材32は設けられない。この場合、凹部22では、便鉢14からの汚水等が後方に流れるのを背面30により抑止し、凹部22の左右外側の上面部16の部分では、便鉢14からの汚水等が後方に流れるのを弾性部材32により抑止する。本変形例によれば、凹部22に弾性部材32を設けなくてよいため、弾性部材32を減らすことができる。
実施の形態では、凹部22は、正面視において、逆台形状を有する場合について説明したが、これに限られない。凹部22は、正面視において、U字状、V字状、円弧状、その他の形状を有していてもよい。つまり、第1側面24および第2側面26は曲面状に形成されてもよい。また、凹部22の第1側面24および第2側面26は、連続した1つの面の一部であってもよい。あるいはまた、第1側面24および第2側面26は、連続した1つの面を形成してもよい。また、凹部22は、凹部内に1つまたは複数の凹部を形成された形状であってもよい。つまり、凹部22の第1側面24および第2側面26の少なくとも一方は、1つまたは複数の段部を有していてもよい。
本発明のある態様の水洗大便器は、便鉢と、凹部が形成された上面部と、を有する便器本体と、便鉢の後方に設けられ、便鉢を洗浄するための機能とは別の機能を提供する機能ユニットと、を備える。機能ユニットは、少なくとも一部が凹部内に位置する進入位置と、その全体が凹部外に位置する退避位置とを移動可能である。
この態様によると、機能ユニットと上面部との間に手を入れるスペースができる。ユーザは、このスペースから手を入れ、上面部の後方側を拭き掃除できる。つまり、この態様によると、背の高さを比較的抑えつつ、掃除しやすい水洗大便器を実現できる。
この態様によれば、凹部は、第1装置および第2装置それぞれの少なくとも一部を収容する大きさに形成される。すなわち、凹部22は比較的大きく形成される。このため、ユーザは、比較的容易に凹部22を掃除できる。また、比較的大きく形成された凹部22に機能ユニットの一部が収容されるため、水洗大便器の背の高さは抑えられる。つまり、この態様によれば、背の高さを比較的抑えつつ、掃除しやすい水洗大便器を実現できる。
この態様によれば、凹部22は左右方向(すなわち水平方向)に比較的大きく形成されるため、ユーザは、より容易に凹部22を掃除できる。
一般に、平坦な底面を有する凹部は、水平方向に大きくなる。したがって、この態様によれば、凹部は、水平方向に比較的大きく形成されるため、ユーザはより容易に凹部22を掃除できる。
ここで、「2つの傾斜面」には、平坦な傾斜面、曲面状の傾斜面等が含まれる。また、「2つの傾斜面」はそれぞれ、連続した1つの面の一部であってもよい。あるいはまた、「2つの傾斜面」は、連続した1つの面を形成してもよい。
この態様によれば、凹部22内で掃除具を例えば左右方向に滑らせることによって、比較的容易に凹部22内を掃除できる。
この態様によれば、便鉢から凹部に入り込んだ汚水等が背面を越えて後方に流れ込むのを抑止できる。その結果、凹部の後方の上面部などが汚れるのを抑止できる。
この態様によれば、空洞部がない分、凹部を深くでき、水洗大便器の背の高さをより抑えられる。
Claims (6)
- 便鉢と、前記便鉢に対応する開口部を有する上面部と、を有する便器本体と、
前記便鉢の後方に設けられ、前記便鉢を洗浄するための機能とは別の機能を提供する機能ユニットと、を備え、
前記上面部には、前方側が前記開口部に臨む、底面が水平面と略平行な凹部が形成されており、
前記機能ユニットは、少なくとも一部が前記凹部内に位置することを特徴とする水洗大便器。 - 前記機能ユニットは、
前記便鉢を洗浄するための機能とは別の機能をそれぞれ提供する第1装置および第2装置を含み、
前記第1装置および前記第2装置それぞれの少なくとも一部が前記凹部内に位置することを特徴とする請求項1に記載の水洗大便器。 - 前記第1装置と前記第2装置は左右方向に並んでいることを特徴とする請求項2に記載の水洗大便器。
- 前記凹部は、下側となるほど互いに近づくように傾斜する2つの側面を有し、
前記2つの側面は前記底面を挟んで配置されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の水洗大便器。 - 前記凹部は、前後が開口した切欠状の凹部であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の水洗大便器。
- 前記底面は、左右方向の長さが、前記開口部の左右方向の最大幅の1/2倍より長く形成されたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の水洗大便器。
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-
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