JP2019056183A - ズボン - Google Patents
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Abstract
【課題】歩行支援装置用の装着具としても使用可能な機能を備えるとともに、日常的に着用可能で、使用への抵抗感を少なくしたズボンを提供する。【解決手段】本発明に係るズボン1は、人Aの腰から脚部にかけて左右の脚部を別々に覆う形状に構成されたズボン本体部2と、ズボン本体部2を穿いた人の腿回りを締め付けるための締付力を調整可能な締付力調整手段(右左の脚部締付力調整手段3A,3B)とを備えたことを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明は、歩行支援装置用の装着具としても使用可能な機能を備えたズボンに関する。
歩行支援装置の一例としての体重免荷式の歩行支援装置は、例えば図5に示すように、キャスター(車輪)99を備えたベースフレーム100より立ち上がる左右の支柱101,101の上端にヒンジ102を介してU字状の支持テーブル103が揺動可能に設けられており、支持テーブル103の前端部の下面には機構吊下げ点104が設けられ、支持テーブル103の後端部の左右の下面にはそれぞれ人体吊下げ点105,105が設けられているとともに、体重免荷装置106を備え、一端が体重免荷装置106に連結されたロープ107の他端が機構吊下げ点104にフックなどの連結具108を介して連結されている。そして、高齢者、要介護者、リハビリ訓練者等の人Aがズボン等の下衣Bの上に装着する人体吊り上げ用の装着具110の左右の吊部111,111がフックなどの連結具112,112を介して人体吊下げ点105,105に連結されることにより、当該歩行支援装置を使用する人Aは、体重免荷装置106により、体重負荷が軽減された状態で歩行可能となる。
上述した装着具として、股下が痛くならず、長時間の使用に耐えられるように構成された装着具が知られている(特許文献1参照)。
上述した装着具として、股下が痛くならず、長時間の使用に耐えられるように構成された装着具が知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、上述した装着具は、装着具が下衣の上に露出するため、人が羞恥心を抱いて、使用に抵抗を感じることもあった。
本発明は、上述した課題を解消すべく、歩行支援装置用の装着具としても使用可能な機能を備えるとともに、日常的に着用可能で、使用への抵抗感を少なくしたズボンを提供するものである。
本発明は、上述した課題を解消すべく、歩行支援装置用の装着具としても使用可能な機能を備えるとともに、日常的に着用可能で、使用への抵抗感を少なくしたズボンを提供するものである。
本発明に係るズボンは、人の腰から脚部にかけて左右の脚部を別々に覆う形状に構成されたズボン本体部と、ズボン本体部を穿いた人の腿回りを締め付けるための締付力を調整可能な締付力調整手段とを備えたので、歩行支援装置用の装着具としても使用可能な機能を備えるとともに、日常的に着用可能で、使用への抵抗感を少なくしたズボンを提供できる。
また、締付力調整手段は、ズボン本体部の腰回り部から腿回り部の膝上位置まで延長するように設けられたので、歩行支援装置の支持力が左右の腿回り部を介して人の腿回りのほぼ全体に伝達されるようになり、支持力が人の股下に伝達されにくくなるため、股下が痛くならず、歩行支援装置の長時間の使用に耐えられるズボンを提供できる。
また、締付力調整手段は、ズボン本体部の左右の側部にそれぞれ設けられたので、通常のズボンと比べて外観の違いを少なくでき、例えば介護必要者が日常生活において装着していても介護用として認識されにくくなるので、介護必要者の羞恥心を取り除けるようになる。
締付力調整手段は、ズボン本体部の脚回り部の周方向に所定間隔を隔てて設けられた一対の紐通し穴付き縦ベルト部と、当該一対の紐通し穴付き縦ベルト部の紐通し穴に通された紐と、一対の紐通し穴付き縦ベルト部の紐通し穴に通された紐の両端側を固定する紐固定具とを備えて構成されたので、ズボン本体部を穿いた人の腿の太さに合わせて、紐の引張り具合を調整することにより、ズボン本体部を穿いた人の腿回りを締め付けるための締付力を簡単に調整できる。
また、締付力調整手段は、ズボン本体部の腰回り部から腿回り部の膝上位置まで延長するように設けられたので、歩行支援装置の支持力が左右の腿回り部を介して人の腿回りのほぼ全体に伝達されるようになり、支持力が人の股下に伝達されにくくなるため、股下が痛くならず、歩行支援装置の長時間の使用に耐えられるズボンを提供できる。
また、締付力調整手段は、ズボン本体部の左右の側部にそれぞれ設けられたので、通常のズボンと比べて外観の違いを少なくでき、例えば介護必要者が日常生活において装着していても介護用として認識されにくくなるので、介護必要者の羞恥心を取り除けるようになる。
締付力調整手段は、ズボン本体部の脚回り部の周方向に所定間隔を隔てて設けられた一対の紐通し穴付き縦ベルト部と、当該一対の紐通し穴付き縦ベルト部の紐通し穴に通された紐と、一対の紐通し穴付き縦ベルト部の紐通し穴に通された紐の両端側を固定する紐固定具とを備えて構成されたので、ズボン本体部を穿いた人の腿の太さに合わせて、紐の引張り具合を調整することにより、ズボン本体部を穿いた人の腿回りを締め付けるための締付力を簡単に調整できる。
実施形態1
実施形態1のズボン1は、図1乃至図4に示すように、例えば、歩行支援装置の一例としての体重免荷式の歩行支援装置(例えば図5参照)の装着具としても使用可能な機能を備えたズボンであって、人Aの腰から脚部にかけて左右の脚部を別々に覆う形状に形成されたズボン本体部2と、ズボン本体部2を穿いた人Aの腿回りを締め付けるための締付力を調整可能な締付力調整手段3とを備えている。
実施形態1のズボン1は、図1乃至図4に示すように、例えば、歩行支援装置の一例としての体重免荷式の歩行支援装置(例えば図5参照)の装着具としても使用可能な機能を備えたズボンであって、人Aの腰から脚部にかけて左右の脚部を別々に覆う形状に形成されたズボン本体部2と、ズボン本体部2を穿いた人Aの腿回りを締め付けるための締付力を調整可能な締付力調整手段3とを備えている。
ズボン本体部2は、人Aの腰から脚部にかけて左右の脚部を別々に包む形で下半身に穿く一般的な通常のズボンと同じ機能を有した下衣(下半身に着る服)であり、人Aの腰の周囲A1を覆う腰回り部21と、人Aの下腹A2を覆う下腹覆い部22と、人Aの脚A3の周囲を覆う脚回り部23と、人Aの尻A4を覆う尻覆い部24と、脚回り部23と尻覆い部24との境界部分に位置される尻下覆い部25とを備える。
脚回り部23は、人Aの腿(大腿部)A5の周囲を覆う腿回り部23aと、人Aの脛(下腿部)A6の周囲を覆う脛回り部23bとを備える。
脚回り部23は、人Aの腿(大腿部)A5の周囲を覆う腿回り部23aと、人Aの脛(下腿部)A6の周囲を覆う脛回り部23bとを備える。
ズボン本体部2は、伸び率の異なる複数種の生地を縫い合わせて構成される。
ズボン本体部2は、例えば、伸び率の異なる複数種類のデニム(denim)を縫い合わせて形成された所謂ジーンズに構成される。
図4に示すように、ズボン本体部2において、腰回り部21、下腹覆い部22、脚回り部23は、矢印Aで示すように、ズボン本体部2の長さ方向と直交する横方向に伸縮しやすいデニム(生地)が使用され、尻覆い部24は、矢印Bで示すように、ズボン本体部2の長さ方向に沿った縦方向に伸縮しやすいデニムが使用されている。尚、図4では、後述する紐34、紐固定具35の図示を省略している。
そして、図4においてハッチングで示すように、ズボン本体部2の尻下覆い部25、及び、後述する一対(前後)の紐通し穴付き縦ベルト部31,32は、縦方向及び横方向の伸び率が、腰回り部21、下腹覆い部22、脚回り部23、尻覆い部24を形成するデニムよりも伸び率の小さいデニム、即ち、伸縮し難いデニムが使用されている。
即ち、ズボン本体部2は、歩行支援装置による吊上げ力及び支持力を連結手段を介して人Aの下半身に伝達する力伝達部位となる尻下覆い部25の生地が、その他の部位となる腰回り部21、下腹覆い部22、脚回り部23、尻覆い部24の生地よりも伸び率の小さい生地で形成され、かつ、連結手段は、ズボン本体部2のその他の部位の生地よりも伸び率の小さい生地で形成されて力伝達部位となる尻下覆い部25に繋がるようにズボン本体部2に縫い付けられている。
連結手段は、例えば、ズボン本体部2の左側部にズボン本体部2の長さ方向に延長するようにズボン本体部2及び尻下覆い部25の左端側に縫い付けられた左側帯状体としての後述する後側の紐通し穴付き縦ベルト部32と、ズボン本体部2の右側部にズボン本体部2の長さ方向に延長するようにズボン本体部2及び尻下覆い部25の右端側に縫い付けられた右側帯状体としての後述する後側の紐通し穴付き縦ベルト部32とを備え、これら連結手段として機能する後側の紐通し穴付き縦ベルト部32,32の上端側に着脱不能又は着脱可能に取付けられた溶接リング(丸環)等の連結部36,36と体重免荷式の歩行支援装置の人体吊下げ点とが連結されることによって、当該ズボン1を穿いた人Aは、体重免荷装置により、体重負荷が軽減された状態で歩行可能となる。
ズボン本体部2は、例えば、伸び率の異なる複数種類のデニム(denim)を縫い合わせて形成された所謂ジーンズに構成される。
図4に示すように、ズボン本体部2において、腰回り部21、下腹覆い部22、脚回り部23は、矢印Aで示すように、ズボン本体部2の長さ方向と直交する横方向に伸縮しやすいデニム(生地)が使用され、尻覆い部24は、矢印Bで示すように、ズボン本体部2の長さ方向に沿った縦方向に伸縮しやすいデニムが使用されている。尚、図4では、後述する紐34、紐固定具35の図示を省略している。
そして、図4においてハッチングで示すように、ズボン本体部2の尻下覆い部25、及び、後述する一対(前後)の紐通し穴付き縦ベルト部31,32は、縦方向及び横方向の伸び率が、腰回り部21、下腹覆い部22、脚回り部23、尻覆い部24を形成するデニムよりも伸び率の小さいデニム、即ち、伸縮し難いデニムが使用されている。
即ち、ズボン本体部2は、歩行支援装置による吊上げ力及び支持力を連結手段を介して人Aの下半身に伝達する力伝達部位となる尻下覆い部25の生地が、その他の部位となる腰回り部21、下腹覆い部22、脚回り部23、尻覆い部24の生地よりも伸び率の小さい生地で形成され、かつ、連結手段は、ズボン本体部2のその他の部位の生地よりも伸び率の小さい生地で形成されて力伝達部位となる尻下覆い部25に繋がるようにズボン本体部2に縫い付けられている。
連結手段は、例えば、ズボン本体部2の左側部にズボン本体部2の長さ方向に延長するようにズボン本体部2及び尻下覆い部25の左端側に縫い付けられた左側帯状体としての後述する後側の紐通し穴付き縦ベルト部32と、ズボン本体部2の右側部にズボン本体部2の長さ方向に延長するようにズボン本体部2及び尻下覆い部25の右端側に縫い付けられた右側帯状体としての後述する後側の紐通し穴付き縦ベルト部32とを備え、これら連結手段として機能する後側の紐通し穴付き縦ベルト部32,32の上端側に着脱不能又は着脱可能に取付けられた溶接リング(丸環)等の連結部36,36と体重免荷式の歩行支援装置の人体吊下げ点とが連結されることによって、当該ズボン1を穿いた人Aは、体重免荷装置により、体重負荷が軽減された状態で歩行可能となる。
尚、伸び率は、例えば、「JIS L 1096 織物及び編物の生地試験方法」に基づくB法(織物の定荷重法)で求められる伸び率である。即ち、幅50mm、長さ300mmの試験片をたて方向及びよこ方向に3枚ずつ調整し、全幅をつかむように引張試験機又はこれと同等の性能を持つ装置にセットした後、200mm間隔(L0)に印を付けて14.7Nの荷重を加えることによって、1分間保持後の印間の長さ(L1)を測定し、この測定した値を用いて次式(1)によって求められる伸び率(%)である。
伸び率(%)={(L1−L0)/L0}×100…(1)
伸び率(%)={(L1−L0)/L0}×100…(1)
締付力調整手段3は、右腿部締付力調整手段3Aと左腿部締付力調整手段3Bとを備える。
図3に示すように、右腿部締付力調整手段3Aは、ズボン本体部2の腰回り部21の右側部から腿回り部23aの右側部にかけて延長するように設けられた前後の紐通し穴付き縦ベルト部31,32と、当該前後の紐通し穴付き縦ベルト部31,32の紐通し穴33,33…に、下から上方向に交互に通された紐34と、締め付けた紐34の両方の端部34a,34a側を固定するコードストッパー等の紐固定具35とを備えて構成される。
同様に、図1に示すように、左腿部締付力調整手段3Bは、ズボン本体部2の腰回り部21の左側部から腿回り部23aの左側部にかけて延長するように設けられた前後の紐通し穴付き縦ベルト部31,32と、当該前後の紐通し穴付き縦ベルト部31,32の紐通し穴33,33…に、下から上方向に交互に通された紐34と、締め付けた紐34の両方の端部34a,34a側を固定するコードストッパー等の紐固定具35とを備えて構成される。
図3に示すように、右腿部締付力調整手段3Aは、ズボン本体部2の腰回り部21の右側部から腿回り部23aの右側部にかけて延長するように設けられた前後の紐通し穴付き縦ベルト部31,32と、当該前後の紐通し穴付き縦ベルト部31,32の紐通し穴33,33…に、下から上方向に交互に通された紐34と、締め付けた紐34の両方の端部34a,34a側を固定するコードストッパー等の紐固定具35とを備えて構成される。
同様に、図1に示すように、左腿部締付力調整手段3Bは、ズボン本体部2の腰回り部21の左側部から腿回り部23aの左側部にかけて延長するように設けられた前後の紐通し穴付き縦ベルト部31,32と、当該前後の紐通し穴付き縦ベルト部31,32の紐通し穴33,33…に、下から上方向に交互に通された紐34と、締め付けた紐34の両方の端部34a,34a側を固定するコードストッパー等の紐固定具35とを備えて構成される。
ズボン本体部2の左右にそれぞれ設けられた、前後の紐通し穴付き縦ベルト部31,32は、腰回り部21から腿回り部23aの膝上位置まで延長するように、それぞれ、ズボン本体部2の左右の側部に縫い付けられている。
図3に示すように、前側の紐通し穴付き縦ベルト部31と後側の紐通し穴付き縦ベルト部32とがズボン本体部2の脚回り部23の周方向(図3に示す前後方向)に所定間隔を隔てて設けられ、前側の紐通し穴付き縦ベルト部31の一方の長辺縁側及び上端縁側がズボン本体部2の側部の前側寄りの部分に縫い付けられるとともに、後側の紐通し穴付き縦ベルト部32の一方の長辺縁側及び上端縁側がズボン本体部2の側部の後側寄りの部分に縫い付けられることにより、前側の紐通し穴付き縦ベルト部31の縫い付けられていない他方の長辺縁と後側の紐通し穴付き縦ベルト部32の縫い付けられていない他方の長辺縁とが互いに向かい合うように位置される。
このようにズボン本体部2に縫い付けられた前後の紐通し穴付き縦ベルト部31,32の間に存在するズボン本体部2の側部の生地は、腿回り部23aの一部、及び、下腹覆い部22と尻覆い部24との境界部を形成し、これら腿回り部23a、下腹覆い部22、尻覆い部24と同様の横方向に伸縮しやすいデニムが使用される。
図3に示すように、前側の紐通し穴付き縦ベルト部31と後側の紐通し穴付き縦ベルト部32とがズボン本体部2の脚回り部23の周方向(図3に示す前後方向)に所定間隔を隔てて設けられ、前側の紐通し穴付き縦ベルト部31の一方の長辺縁側及び上端縁側がズボン本体部2の側部の前側寄りの部分に縫い付けられるとともに、後側の紐通し穴付き縦ベルト部32の一方の長辺縁側及び上端縁側がズボン本体部2の側部の後側寄りの部分に縫い付けられることにより、前側の紐通し穴付き縦ベルト部31の縫い付けられていない他方の長辺縁と後側の紐通し穴付き縦ベルト部32の縫い付けられていない他方の長辺縁とが互いに向かい合うように位置される。
このようにズボン本体部2に縫い付けられた前後の紐通し穴付き縦ベルト部31,32の間に存在するズボン本体部2の側部の生地は、腿回り部23aの一部、及び、下腹覆い部22と尻覆い部24との境界部を形成し、これら腿回り部23a、下腹覆い部22、尻覆い部24と同様の横方向に伸縮しやすいデニムが使用される。
紐通し穴付き縦ベルト部31,32には、それぞれ、図4に示すように、例えば、ズボン本体部2の長さ方向(縦方向)に所定の間隔を隔てて5つの紐通し穴33,33…が形成されている。
そして、紐34の一端側から、前側の紐通し穴付き縦ベルト部31の下から一番目に位置される紐通し穴33、後側の紐通し穴付き縦ベルト部32の下から二番目に位置される紐通し穴33、前側の紐通し穴付き縦ベルト部31の下から三番目に位置される紐通し穴33、後側の紐通し穴付き縦ベルト部32の下から四番目に位置される紐通し穴33、前側の紐通し穴付き縦ベルト部31の下から五番目(一番上)に位置される紐通し穴33に通すとともに、紐34の他端側から、後側の紐通し穴付き縦ベルト部32の下から一番目に位置される紐通し穴33、前側の紐通し穴付き縦ベルト部31の下から二番目に位置される紐通し穴33、後側の紐通し穴付き縦ベルト部32の下から三番目に位置される紐通し穴33、前側の紐通し穴付き縦ベルト部31の下から四番目に位置される紐通し穴33、後側の紐通し穴付き縦ベルト部32の下から五番目(一番上)に位置される紐通し穴33に通して、紐34の両方の端部34a,34a側を引っ張ることにより、前側の紐通し穴付き縦ベルト部31の縫い付けられていない他方の長辺縁と後側の紐通し穴付き縦ベルト部32の縫い付けられていない他方の長辺縁とが互いに近付く方向に引っ張られて、腿回り部23aが人Aの腿回りを締め付ける(図3参照)。
当該ズボン1を穿いた人Aに合った締め付け状態に設定した後、紐34の両方の端部34a,34a側をコードストッパー等の紐固定具35で固定することにより、当該締め付け状態が維持される。
つまり、締付力調整手段3は、ズボン本体部2を穿いた人Aの腿の太さに合わせて、紐34の引張り具合を調整することにより、ズボン本体部2を穿いた人Aの腿回りを締め付けるための締付力を簡単に調整できるように構成されている。
そして、紐34の一端側から、前側の紐通し穴付き縦ベルト部31の下から一番目に位置される紐通し穴33、後側の紐通し穴付き縦ベルト部32の下から二番目に位置される紐通し穴33、前側の紐通し穴付き縦ベルト部31の下から三番目に位置される紐通し穴33、後側の紐通し穴付き縦ベルト部32の下から四番目に位置される紐通し穴33、前側の紐通し穴付き縦ベルト部31の下から五番目(一番上)に位置される紐通し穴33に通すとともに、紐34の他端側から、後側の紐通し穴付き縦ベルト部32の下から一番目に位置される紐通し穴33、前側の紐通し穴付き縦ベルト部31の下から二番目に位置される紐通し穴33、後側の紐通し穴付き縦ベルト部32の下から三番目に位置される紐通し穴33、前側の紐通し穴付き縦ベルト部31の下から四番目に位置される紐通し穴33、後側の紐通し穴付き縦ベルト部32の下から五番目(一番上)に位置される紐通し穴33に通して、紐34の両方の端部34a,34a側を引っ張ることにより、前側の紐通し穴付き縦ベルト部31の縫い付けられていない他方の長辺縁と後側の紐通し穴付き縦ベルト部32の縫い付けられていない他方の長辺縁とが互いに近付く方向に引っ張られて、腿回り部23aが人Aの腿回りを締め付ける(図3参照)。
当該ズボン1を穿いた人Aに合った締め付け状態に設定した後、紐34の両方の端部34a,34a側をコードストッパー等の紐固定具35で固定することにより、当該締め付け状態が維持される。
つまり、締付力調整手段3は、ズボン本体部2を穿いた人Aの腿の太さに合わせて、紐34の引張り具合を調整することにより、ズボン本体部2を穿いた人Aの腿回りを締め付けるための締付力を簡単に調整できるように構成されている。
そして、ズボン本体部2と体重免荷式の歩行支援装置の人体吊下げ点とを連結するための連結手段として機能する左右の後側の紐通し穴付き縦ベルト部32,32の上端側にそれぞれ取付けられた溶接リング(丸環)等の連結部36,36と、例えば、図5に示した歩行支援装置の人体吊下げ点とが連結されることにより、当該歩行支援装置を使用する人Aは、体重免荷装置により、体重負荷が軽減された状態で歩行可能となる。
実施形態1のズボン1では、締付力調整手段3、即ち、ズボン本体部2の右側部に右腿部締付力調整手段3Aを備えるとともにズボン本体部2の左側部に左腿部締付力調整手段3Bを備えているので、これら右左の脚部締付力調整手段3A,3Bにより、ズボン本体部2を穿いた人Aの腿回りを締め付けるための締付力を調整することによって、左右の腿回り部23a,23aが人Aの腿A5を締め付けた状態となり、連結部36,36が歩行支援装置の人体吊下げ点に連結された場合に、吊上げ力及び支持力が左右の腿回り部23a,23aを介して人Aの腿A5に伝達され、体重免荷装置により、体重負荷が軽減された状態での歩行が可能となるズボン1を提供できる。即ち、体重免荷式の歩行支援装置の人体吊り上げ用の装着具として使用可能な機能を備えたズボン1を提供できる。
また、実施形態1のズボン1では、通常のズボンに相当するズボン本体部2の右側部に右腿部締付力調整手段3Aを備えるとともにズボン本体部2の左側部に左腿部締付力調整手段3Bを備えた構成であるので、通常のズボンと比べて外観の違いを少なくでき、例えば介護必要者が日常生活において装着していても介護用として認識されにくくなるので、介護必要者の羞恥心を取り除けるようになる。
即ち、体重免荷式の歩行支援装置の人体吊り上げ用の装着具としても使用可能な機能を備えるとともに、日常的に着用可能で、使用への抵抗感を少なくしたズボン1を提供できるようになる。
即ち、体重免荷式の歩行支援装置の人体吊り上げ用の装着具としても使用可能な機能を備えるとともに、日常的に着用可能で、使用への抵抗感を少なくしたズボン1を提供できるようになる。
さらに、実施形態1のズボン1では、右腿部締付力調整手段3A及び左腿部締付力調整手段3Bにおける、前後の紐通し穴付き縦ベルト部31,32が、腰回り部21から腿回り部23aの膝上位置まで延長するように設けられているので、右左の脚部締付力調整手段3A,3Bで締付力を調整することで左右の腿回り部23a,23aが人Aの腿A5のほぼ全体を締め付けた状態となる。従って、連結部36,36が歩行支援装置の人体吊下げ点に連結された場合に、吊上げ力及び支持力が左右の腿回り部23a,23aを介して人Aの腿回りのほぼ全体に伝達されるようになり、吊上げ力及び支持力が人Aの股下に伝達されにくくなるため、股下が痛くならず、歩行支援装置の長時間の使用に耐えられるズボン1を提供できる。
また、実施形態1のズボン1では、連結手段として機能する後側の紐通し穴付き縦ベルト部32、及び、歩行支援装置の吊上げ力及び支持力を連結手段を介して人の下半身に伝達する力伝達部位となるズボン本体部2の尻下覆い部25の生地が、ズボン本体部2のその他の部位となる腰回り部21、下腹覆い部22、脚回り部23、尻覆い部24の生地よりも伸び率の小さい生地で形成されて、連結手段として機能する後側の紐通し穴付き縦ベルト部32の下部側と尻下覆い部25とが縫い付けられているので、連結部36,36が歩行支援装置の人体吊下げ点に連結された場合に、伸縮しにくい丈夫なデニムにより形成された後側の紐通し穴付き縦ベルト部32と尻下覆い部25とによって吊上げ力及び支持力が人Aの尻下に確実に伝達される。また、尻下覆い部25は伸びにくいため、尻下覆い部25が尻下に食い込みにくくなって、尻下が痛くなりにくくなり、歩行支援装置の長時間の使用に耐えられるズボン1を提供できるようになる。
また、吊上げ力及び支持力が左右の腿回り部23a,23aと尻下覆い部25とを介して人Aの腿回りと尻下とに伝達されて、股下に伝達されにくくなるため、股下が痛くならず、歩行支援装置の長時間の使用に耐えられるズボン1を提供できる。
また、吊上げ力及び支持力が左右の腿回り部23a,23aと尻下覆い部25とを介して人Aの腿回りと尻下とに伝達されて、股下に伝達されにくくなるため、股下が痛くならず、歩行支援装置の長時間の使用に耐えられるズボン1を提供できる。
また、実施形態1のズボン1では、ズボン本体部2の下腹覆い部22及び脚回り部23が、ズボン本体部の長さ方向と直交する横方向に伸縮しやすいデニムにより形成されているため、人Aの下半身の動きに応じて、ズボン本体部2の下腹覆い部22及び脚回り部23が伸縮しやすくなり、動き易いズボンとなる。
さらに、実施形態1のズボンでは、尻を覆う尻覆い部24が、ズボン本体部2の長さ方向に沿った縦方向に伸縮しやすいデニムにより形成されているため、人Aの座る動作に応じて、尻覆い部24が伸縮しやすくなり、人Aの着座時の動作が容易なズボンとなる。
さらに、実施形態1のズボンでは、尻を覆う尻覆い部24が、ズボン本体部2の長さ方向に沿った縦方向に伸縮しやすいデニムにより形成されているため、人Aの座る動作に応じて、尻覆い部24が伸縮しやすくなり、人Aの着座時の動作が容易なズボンとなる。
実施形態2
締付力調整手段は、ズボン本体部2に設けられた空気給排装置であってもよい。
当該空気給排装置は、例えば、ズボン本体部2の左右の側部にそれぞれ設けられた、腰回り部21から腿回り部23aの膝上位置まで延長して空気の給排により横方向に伸縮する空気室を形成する伸縮袋体により形成され、当該伸縮袋体内に空気を充填することによより、空気室が横方向に膨張して左右の腿回り部23a,23aが人Aの腿(大腿部)A5を締め付けるように構成されている。
即ち、実施形態2の締付力調整手段は、上述した伸縮袋体内への空気の充填量を調整することにより、ズボン本体部2を穿いた人Aの腿回りを締め付けるための締付力を調整可能とした構成である。
締付力調整手段は、ズボン本体部2に設けられた空気給排装置であってもよい。
当該空気給排装置は、例えば、ズボン本体部2の左右の側部にそれぞれ設けられた、腰回り部21から腿回り部23aの膝上位置まで延長して空気の給排により横方向に伸縮する空気室を形成する伸縮袋体により形成され、当該伸縮袋体内に空気を充填することによより、空気室が横方向に膨張して左右の腿回り部23a,23aが人Aの腿(大腿部)A5を締め付けるように構成されている。
即ち、実施形態2の締付力調整手段は、上述した伸縮袋体内への空気の充填量を調整することにより、ズボン本体部2を穿いた人Aの腿回りを締め付けるための締付力を調整可能とした構成である。
実施形態3
締付力調整手段は、ズボン本体部2に設けられた面ファスナーであってもよい。
例えば、腰回り部21から腿回り部23aの膝上位置まで延長するように、ズボン本体部2の左右の側部に縫い付けられた縦ベルト部にフックと呼ばれるかぎ爪状の突起を設けるとともに、当該縦ベルトからズボン本体部2の脚回り部23の周方向に間隔を隔てた位置にループと呼ばれる起毛部を設けて、フックとループとの結合位置を調整することにより、ズボン本体部2を穿いた人Aの腿回りを締め付けるための締付力を調整可能とした構成である。
ズボン本体部2の縦方向に間隔を隔てて、ズボン本体部2の脚回り部23の周方向に延長する複数の横ベルト部にフックを設けるようにしてもよい。
尚、ベルト部にループを設けて、当該ベルトからズボン本体部2の脚回り部23の周方向に間隔を隔てた位置にフックを設けても良い。
締付力調整手段は、ズボン本体部2に設けられた面ファスナーであってもよい。
例えば、腰回り部21から腿回り部23aの膝上位置まで延長するように、ズボン本体部2の左右の側部に縫い付けられた縦ベルト部にフックと呼ばれるかぎ爪状の突起を設けるとともに、当該縦ベルトからズボン本体部2の脚回り部23の周方向に間隔を隔てた位置にループと呼ばれる起毛部を設けて、フックとループとの結合位置を調整することにより、ズボン本体部2を穿いた人Aの腿回りを締め付けるための締付力を調整可能とした構成である。
ズボン本体部2の縦方向に間隔を隔てて、ズボン本体部2の脚回り部23の周方向に延長する複数の横ベルト部にフックを設けるようにしてもよい。
尚、ベルト部にループを設けて、当該ベルトからズボン本体部2の脚回り部23の周方向に間隔を隔てた位置にフックを設けても良い。
実施形態4
締付力調整手段は、ズボン本体部2に設けられたボタン掛け部であってもよい。
例えば、ズボン本体の縦方向に間隔を隔てて複数のボタンを備えたボタン付き縦ベルト部を腰回り部21から腿回り部23aの膝上位置まで延長するようにズボン本体部2の左右の側部に設けるとともに、ボタン付き縦ベルト部からズボン本体部2の脚回り部23の周方向に間隔を隔てた複数の位置にボタン掛け孔を設け、ボタンを留めるボタン掛け孔の位置を選択することによって、ズボン本体部2を穿いた人Aの腿回りを締め付けるための締付力を調整可能とした構成とすればよい。
あるいは、ズボン本体の縦方向に間隔を隔てて複数のボタンを備えたボタン付き縦ベルト部を腰回り部21から腿回り部23aの膝上位置まで延長するようにズボン本体部2の左右の側部に設けるとともに、ボタン付き縦ベルト部の各ボタンからズボン本体部2の脚回り部23の周方向に所定間隔を隔てた位置にそれぞれボタン掛け孔を設け、ボタン掛け孔に留めるボタンの数によって、ズボン本体部2を穿いた人Aの腿回りを締め付けるための締付力を調整可能とした構成としてもよい。
尚、ボタンは、ズボン本体部2の縦方向に間隔を隔ててズボン本体部2の脚回り部23の周方向に延長する複数の横ベルト部に設けるようにしてもよい。
締付力調整手段は、ズボン本体部2に設けられたボタン掛け部であってもよい。
例えば、ズボン本体の縦方向に間隔を隔てて複数のボタンを備えたボタン付き縦ベルト部を腰回り部21から腿回り部23aの膝上位置まで延長するようにズボン本体部2の左右の側部に設けるとともに、ボタン付き縦ベルト部からズボン本体部2の脚回り部23の周方向に間隔を隔てた複数の位置にボタン掛け孔を設け、ボタンを留めるボタン掛け孔の位置を選択することによって、ズボン本体部2を穿いた人Aの腿回りを締め付けるための締付力を調整可能とした構成とすればよい。
あるいは、ズボン本体の縦方向に間隔を隔てて複数のボタンを備えたボタン付き縦ベルト部を腰回り部21から腿回り部23aの膝上位置まで延長するようにズボン本体部2の左右の側部に設けるとともに、ボタン付き縦ベルト部の各ボタンからズボン本体部2の脚回り部23の周方向に所定間隔を隔てた位置にそれぞれボタン掛け孔を設け、ボタン掛け孔に留めるボタンの数によって、ズボン本体部2を穿いた人Aの腿回りを締め付けるための締付力を調整可能とした構成としてもよい。
尚、ボタンは、ズボン本体部2の縦方向に間隔を隔ててズボン本体部2の脚回り部23の周方向に延長する複数の横ベルト部に設けるようにしてもよい。
実施形態5
実施形態1乃至実施形態4のズボンでは、ズボン本体部2を、伸び率の異なる複数種の生地を縫い合わせて形成した例を示したが、ズボン本体部2は、同じ生地で形成されたものであってもよい。
実施形態5の構成のズボンであっても、締付力調整手段を備え、かつ、通常のズボンと比べて外観の違いが少ないので、体重免荷式の歩行支援装置の人体吊り上げ用の装着具としても使用可能な機能を備えるとともに、日常的に着用可能で、使用への抵抗感を少なくしたズボンを提供できる。
実施形態1乃至実施形態4のズボンでは、ズボン本体部2を、伸び率の異なる複数種の生地を縫い合わせて形成した例を示したが、ズボン本体部2は、同じ生地で形成されたものであってもよい。
実施形態5の構成のズボンであっても、締付力調整手段を備え、かつ、通常のズボンと比べて外観の違いが少ないので、体重免荷式の歩行支援装置の人体吊り上げ用の装着具としても使用可能な機能を備えるとともに、日常的に着用可能で、使用への抵抗感を少なくしたズボンを提供できる。
実施形態6
また、実施形態1乃至実施形態5では、締付力調整手段が、ズボン本体部の左右の側部にそれぞれ設けられた構成のズボンを例示したが、締付力調整手段が、例えば、ズボン本体部の左右の腿回り部の前側、又は、ズボン本体部の左右の腿回り部の後側に設けられた構成のズボンであってもよい。即ち、締付力調整手段は、ズボン本体部を穿いた人の腿回りを締め付けるための締付力を調整可能な構成であればよい。
また、実施形態1乃至実施形態5では、締付力調整手段が、ズボン本体部の左右の側部にそれぞれ設けられた構成のズボンを例示したが、締付力調整手段が、例えば、ズボン本体部の左右の腿回り部の前側、又は、ズボン本体部の左右の腿回り部の後側に設けられた構成のズボンであってもよい。即ち、締付力調整手段は、ズボン本体部を穿いた人の腿回りを締め付けるための締付力を調整可能な構成であればよい。
実施形態7
また、実施形態1乃至実施形態6では、ズボン本体部2の腰回り部21から腿回り部23aの膝上位置まで延長するように設けられた締付力調整手段を例示したが、締付力調整手段は、ズボン本体部2を穿いた人の腿回りを締め付けるための締付力を調整可能な構成であればよいので、例えば、腿回り部23aにだけ設けられていても良い。
また、実施形態1乃至実施形態6では、ズボン本体部2の腰回り部21から腿回り部23aの膝上位置まで延長するように設けられた締付力調整手段を例示したが、締付力調整手段は、ズボン本体部2を穿いた人の腿回りを締め付けるための締付力を調整可能な構成であればよいので、例えば、腿回り部23aにだけ設けられていても良い。
尚、上記では、連結部36,36が、左右の後側の紐通し穴付き縦ベルト部32,32の上端側にそれぞれ取付けられた構成のズボンを例示したが、連結部36,36が、左右の前側の紐通し穴付き縦ベルト部31,31の上端側に着脱不能又は着脱可能にそれぞれ取付けられた構成のズボンであってもよい。即ち、連結部が、締付力調整手段の上端側に設けられていればよい。
また、連結手段は、ズボン本体部と力伝達部位とに接着剤等の固定手段で取付けられた構成としてもよい。
また、生地は、デニム以外の生地を用いてもよいことはもちろんである。
また、各図では、ズボンとして長ズボンを例示したが、半ズボンであってもよい。
また、生地は、デニム以外の生地を用いてもよいことはもちろんである。
また、各図では、ズボンとして長ズボンを例示したが、半ズボンであってもよい。
また、各実施形態においては、ズボン1を体重免荷式の歩行支援装置の装着具として使用する場合を説明したが、本発明のズボン1は、体重免荷機能を備えない歩行支援装置、例えば、所謂一般的な歩行器を使用する際の装着具としても使用可能である。この場合でも、歩行支援装置の支持力を連結手段及び力伝達部位を介して人の下半身に伝達することができるので、歩行支援装置を使用している人が膝落ち等で体勢を崩した場合でも、体重が支えられ、転倒を防止できるようになる。
1 ズボン、2 ズボン本体部、3 締付力調整手段、21 腰回り部、
23 脚回り部、23a 腿回り部、31 前側の紐通し穴付き縦ベルト部、
32 後側の紐通し穴付き縦ベルト部、33 紐通し穴、34 紐、35 紐固定具、
A 人。
23 脚回り部、23a 腿回り部、31 前側の紐通し穴付き縦ベルト部、
32 後側の紐通し穴付き縦ベルト部、33 紐通し穴、34 紐、35 紐固定具、
A 人。
Claims (4)
- 人の腰から脚部にかけて左右の脚部を別々に覆う形状に構成されたズボン本体部と、ズボン本体部を穿いた人の腿回りを締め付けるための締付力を調整可能な締付力調整手段とを備えたことを特徴とするズボン。
- 締付力調整手段は、ズボン本体部の腰回り部から腿回り部の膝上位置まで延長するように設けられたことを特徴とする請求項1に記載のズボン。
- 締付力調整手段は、ズボン本体部の左右の側部にそれぞれ設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のズボン。
- 締付力調整手段は、ズボン本体部の脚回り部の周方向に所定間隔を隔てて設けられた一対の紐通し穴付き縦ベルト部と、当該一対の紐通し穴付き縦ベルト部の紐通し穴に通された紐と、一対の紐通し穴付き縦ベルト部の紐通し穴に通された紐の両端側を固定する紐固定具とを備えて構成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のズボン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017179434A JP2019056183A (ja) | 2017-09-19 | 2017-09-19 | ズボン |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2017
- 2017-09-19 JP JP2017179434A patent/JP2019056183A/ja active Pending
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