JP2019055883A - オゾナイザ - Google Patents

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Abstract

【課題】オゾンの生成効率を向上できるオゾナイザを提供すること。【解決手段】ガスgの流路2を挟んで互いに対向する、第1電極3aと第2電極3bとの一対の電極3を備える。個々の電極3は、互いに離間した複数の線状電極30を有する。一対の電極3の対向方向(Z方向)から見たときに、第1電極3aに含まれる複数の線状電極30と、第2電極3bに含まれる複数の線状電極30とが、互いに交差して格子5を構成している。この格子5の交差点は、流路2内に放電が発生する放電部6となっている。格子5の構成単位である単位格子50に含まれる個々の放電部6は、ガスgの流れ方向(X方向)とZ方向との双方に直交する直交方向(Y方向)において、互いに異なる位置に配されている。【選択図】図1

Description

本発明は、放電を用いてオゾンを発生するオゾナイザに関する。
従来から、放電を用いてオゾンを発生するオゾナイザが知られている(下記特許文献1参照)。このオゾナイザは、空気等のガスが流れる流路と、該流路を挟んで互いに対向する一対の電極とを備える。これら一対の電極は、交流電源に接続している。この交流電源を用いて電極間に放電を発生させ、該放電を用いて、上記ガスに含まれる酸素をオゾンに変化させている。
個々の上記電極は、所定間隔をおいて配列した複数の線状電極を有する。上記一対の電極の対向方向から見たときに、一方の電極に含まれる複数の線状電極と、他方の電極に含まれる複数の線状電極とは、格子状に交差している。上記オゾナイザは、上記対向方向から見たときに一対の線状電極が互いに交差する部位(放電部)において、放電が発生するよう構成されている。
特開2011−11106号公報
しかしながら、上記オゾナイザは、オゾンの生成効率に改善の余地があった。すなわち、上記オゾナイザでは、互いに隣り合う複数の放電部が、ガスの流れ方向に並んでいる。そのため、上流側の放電部において発生したオゾンが、すぐに下流側の放電部に入り、この放電部の放電に曝される。したがって、下流側の放電部における放電によってオゾンが分解してしまい、オゾンの生成効率が低下しやすい。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、オゾンの生成効率を向上できるオゾナイザを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、ガス(g)に含まれる酸素を、放電によってオゾンに変化させるオゾナイザ(1)であって、
上記ガスが流れる流路(2)と、
該流路を挟んで互いに対向する、第1電極(3a)と第2電極(3b)との一対の電極(3)とを備え、
個々の該電極は、互いに離間した複数の線状電極(30)を有し、上記一対の電極の対向方向(Z)から見たときに、上記第1電極に含まれる複数の上記線状電極(30a)と、上記第2電極に含まれる複数の上記線状電極(30b)とが、互いに交差して格子(5)をなすよう構成され、該格子の交差点は、上記流路内に上記放電が発生する放電部(6)となっており、
上記格子の構成単位である単位格子(50)に含まれる個々の上記放電部は、上記ガスの流れ方向(X)と上記対向方向との双方に直交する直交方向(Y)において、互いに異なる位置に配されている、オゾナイザにある。
上記オゾナイザでは、上記対向方向から見たときに、上記第1電極に含まれる複数の線状電極と、上記第2電極に含まれる複数の線状電極とが、互いに交差して格子をなすよう構成してある。この格子の交差点(放電部)において、放電が発生する。上記格子の構成単位である単位格子に含まれる個々の放電部は、上記直交方向において、互いに異なる位置に配されている。
そのため、単位格子に含まれる、互いに近接した複数の放電部が、上記ガスの流れ方向に並ばなくなる。したがって、上流側の放電部において発生したオゾンが、すぐに下流側の放電部に入りにくくなり、そのためこのオゾンが、下流側の放電部の放電に曝されて分解する不具合を抑制できる。したがって、オゾンの生成効率を向上させることができる。
以上のごとく、上記態様によれば、オゾンの生成効率を向上できるオゾナイザを提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態1における、オゾナイザの部分拡大平面図。 実施形態1における、第1電極および絶縁基板の平面図。 実施形態1における、第2電極および絶縁基板の平面図。 図1の要部拡大図。 実施形態1における、オゾナイザの一部の分解斜視図。 図1のVI-VI断面図。 実施形態1における、オゾナイザの斜視図。 実施形態1における、オゾナイザの断面図。 実施形態1における、シミュレーションに用いたオゾナイザの説明図であって、オフセット量Dを0.0mmとしたもの。 実施形態1における、シミュレーションに用いたオゾナイザの説明図であって、オフセット量Dを0.1mmとしたもの。 実施形態1における、シミュレーションに用いたオゾナイザの説明図であって、オフセット量Dを0.2mmとしたもの。 実施形態1における、シミュレーションに用いたオゾナイザの説明図であって、オフセット量Dを0.4mmとしたもの。 実施形態1における、シミュレーションに用いたオゾナイザの説明図であって、オフセット量Dを0.5mmとしたもの。 実施形態1における、シミュレーションに用いたオゾナイザの説明図であって、オフセット量Dを1.0mmとしたもの。 実施形態1における、上流からn番目の放電部に入ったガス中のオゾン濃度を表したグラフ。 実施形態1における、放電部のオフセット量D及びtanθと、オゾン濃度との関係を表したグラフ。 実施形態2における、オゾナイザの平面図。 実施形態2における、第1電極および絶縁基板の平面図。 実施形態2における、第2電極および絶縁基板の平面図。
(実施形態1)
上記オゾナイザに係る実施形態について、図1〜図16を参照して説明する。本形態のオゾナイザ1は、ガスgに含まれる酸素を、放電によってオゾンに変化させる。図5、図6に示すごとく、オゾナイザ1は、ガスgが流れる流路2と、第1電極3aと第2電極3bとの一対の電極3とを備える。一対の電極3は、流路2を挟んで互いに対向している。
図2、図3に示すごとく、個々の電極3は、互いに離間した複数の線状電極30を備える。図1に示すごとく、一対の電極3a,3bの対向方向(Z方向)から見たときに、第1電極3aに含まれる複数の線状電極30(以下、第1線状電極30aとも記す)と、第2電極3bに含まれる複数の線状電極30(以下、第2線状電極30b)とが、互いに交差して格子5をなすよう構成されている。この格子5の交差点は、流路2(図6参照)内に放電が発生する放電部6となっている。
図1、図4に示すごとく、格子5の構成単位である単位格子50に含まれる個々の放電部6は、ガスgの流れ方向(X方向)とZ方向との双方に直交する直交方向(Y方向)において、互いに異なる位置に配されている。
本形態では、オゾナイザ1を車両に搭載している。そして、このオゾナイザ1によって生成したオゾンを車両の排管に導入し、排ガスを浄化している。より詳しくは、生成したオゾンを用いて、排ガス中のNOをNO2に酸化し、このNO2を、排ガスの下流に設けられたLNT(Lean NOx Trap)を用いて吸着し、排ガスから除去している。
図7、図8に示すごとく、本形態のオゾナイザ1は、複数の絶縁基板7を備える。これら複数の絶縁基板7の間に、ガスgの流路2が形成されている。本形態では、ガスgとして空気を用いている。図5、図6に示すごとく、絶縁基板7の表面に、電極3が形成されている。この電極3を、誘電体からなるバリア層4によって被覆してある。本形態では、いわゆる誘電体バリア放電によって放電を発生し、オゾンを生成している。
図7、図8に示すごとく、複数の絶縁基板7は、ケース10に収容されている。また、このケース10には、電極3を交流電源(図示しない)に接続するための接続端子11が設けられている。
図2、図3に示すごとく、個々の電極3は、互いに離間した複数本の線状電極30と、該複数の線状電極30を互いに接続する共通部31とを備える。本形態では、複数の線状電極30は互いに平行に配されている。また、互いに隣り合う線状電極30の間隔は全て一定である。第1電極3aにおいて、線状電極3(第1線状電極3a)と、X方向に延びる共通部31とは、第1角度θaで交わっている。また、第2電極3bでは、線状電極3(第2線状電極3b)と、X方向に延びる共通部31とは、第2角度θbで交わっている。これら第1角度θa及び第2角度θbは、互いに異なる値にされている。これにより、図1、図4に示すごとく、1つの単位格子50に含まれる、上流側の放電部6uと、下流側の放電部6dとが、Y方向にずれた位置に形成されるようにしている。
図1、図6に示すごとく、Z方向から見たときに一対の線状電極30a,30bが交差する部位(すなわち放電部6)では、線状電極30a,30bの間隔が最も狭くなる。そのため、この放電部6において、放電が発生する。
上述したように、本形態では、1つの単位格子50(図4参照)内に含まれる、上流側の放電部6uと、下流側の放電部6dとを、Y方向にずれた位置に形成してある。そのため、上流側の放電部6uにおいて発生したオゾンが、すぐに下流側の放電部6dに入ることを抑制でき、この放電部6dの放電に曝されて分解することを抑制できる。また、上記構成を採用すると、図1、図6に示すごとく、上流側の放電部6uから、この放電部6uよりも下流に存在しY方向位置が等しい別の放電部6nまでの距離dを長くすることができる。そのため、上流側の放電部6uにおいて発生したオゾンが次の放電部6nに到達するまでに、オゾンが拡散し、次の放電部6nに入るオゾンの量を減らすことができる。したがって、次の放電部6nにおいて分解されるオゾンの量を低減でき、オゾンの生成効率を高めることができる。
本形態の作用効果を確認するため、シミュレーションを行った。まず、図12に示すごとく、Z方向から見たときに一対の線状電極30(30a,30b)が格子状に交差するシミュレーションモデルを作成した。単位格子50のX方向長さ、及びY方向長さは、それぞれ2mmにした。最も上流に位置する放電部6uからの、各放電部6のX方向における並び順nを、図12に記す。また、上記シミュレーションでは、流路2(図6参照)のZ方向長さが約0.8mmであり、バリア層4が形成されていないオゾナイザ1を疑似的に想定した。
また、上記シミュレーションモデルにおいて、X方向に20個の放電部6を形成し、各放電部6の位置を、X方向における下流側に進むに従って、Y方向に少しずつオフセットさせた。放電部6は、X方向における順番nが1つ増加するごとに、Y方向に一定のオフセット量Dだけずれるようにしてある。
このオフセット量Dを変えて、6個のシミュレーションモデルを作成した。シミュレーションモデル1では、図9に示すごとく、オフセット量Dを0.0mmとした。このシミュレーションモデル1は、本発明の範囲外である。また、シミュレーションモデル2では、図10に示すごとく、オフセット量Dを0.1mmとし、シミュレーションモデル3では、図11に示すごとく、オフセット量Dを0.2mmとした。また、シミュレーションモデル4では、図12に示すごとく、オフセット量Dを0.4mmとし、シミュレーションモデル5では、図13に示すごとく、オフセット量Dを0.5mmにした。さらに、シミュレーションモデル6では、図14に示すごとく、オフセット量Dを1.0mmにした。
図12に示すごとく、上流側の放電部6uと、その下流に配された放電部6dとを繋ぐ直線L2と、X方向に平行な直線L1とのなす角度をθとする。オフセット量Dが0.0mm(図9参照)の場合は、tanθ=0となる。また、オフセット量Dが0.1mm(図10参照)の場合は、tanθ=0.05となり、オフセット量Dが0.2mm(図11参照)の場合は、tanθ=0.1となる。さらに、オフセット量Dが0.4mmの場合(図12参照)は、tanθ=0.2となり、オフセット量Dが0.5mmの場合(図13参照)は、tanθ=0.25となる。また、オフセット量Dが1.0mmの場合(図14参照)は、tanθ=0.5になる。
上記シミュレーションモデルを用いて、上流から数えてn番目に配された放電部6に、上流側から入るオゾンの量を算出した。シミュレーションでは、一対の電極3に加える交流電圧の周波数を40kHzにした。また、ガスgとして酸素濃度20%の空気を用い、このガスgを8m/sで流路2に流した。各放電部6において、1回の放電で40〜100ngのオゾンが発生すると想定した。これは、1個の放電部6において3.2〜8mg/sのオゾンが発生する条件に相当する。また、下流側の放電部6に入ったオゾンの約16%が、1回の放電で破壊されると想定した。さらに、オゾンの拡散係数を0.723cm2/sとした。
図15に、上流からn番目の放電部6に入ったオゾンの濃度を、各シミュレーションモデルについて算出した結果を示す。同図から、オフセット量Dを0.0mmにした場合は、各放電部6に入るオゾンの濃度が多いことが分かる。これは、オフセット量Dが0.0mmの場合(図9参照)、互いに隣り合う複数の放電部6(6u,6d)がX方向に並んでいるためである。そのため、各放電部6において生成されたオゾンの多くが、下流側に配された次の放電部6に入ってしまい、オゾンが破壊されやすくなる。したがって、トータルでのオゾンの生成効率が低くなる。
また、図15に示すごとく、オフセット量Dが0.1〜1.0mm(すなわち0.05≦tanθ≦0.5)の場合は、オフセット量Dが0.0mm(すなわちtanθ=0)の場合よりも、各放電部6に入るオゾンの濃度が低いことが分かる。これは、各放電部6がY方向にオフセットしているため、上流側の放電部6において生成したオゾンが、下流側に配された次の放電部6に入りにくくなり、拡散した少量のオゾンのみが次の放電部6に入るからだと考えられる。そのため、オフセットさせた場合は、オゾンが次の放電部6において分解されにくくなり、オゾンの生成効率を向上できる。
また、図16に、オフセット量D(及びtanθ)と、最上流の放電部6から数えて20番目の放電部6に入ったオゾンの濃度との関係を示す。同図に示すごとく、オフセット量Dが0.2〜0.5mm(すなわちtanθが0.1〜0.25)のときに、20番目の放電部6に入るオゾンの濃度が最も低くなる。
また、図16から、オフセット量Dが0.1mm(tanθ=0.05)と1.0mm(tanθ=0.5)の場合は、オフセット量Dが0.2〜0.5mmの場合よりも、20番目の放電部6に入るオゾンの濃度がわずかに多くなることが分かる。これは、オフセット量Dが0.1mmの場合、オフセット量Dが比較的少ないため、上流の放電部6において発生したオゾンのうち、拡散して次の放電部6に入るオゾンの割合が若干多くなるからだと考えられる。
また、オフセット量Dが1.0mmの場合、図14に示すごとく、n=1の放電部6と、n=3の放電部とが同一直線L1上に存在している。つまり、X方向において1つ隣の放電部6は、Y方向に充分に充分に離すことができるが、2つの隣の放電部6が同一直線L1上に配されてしまう。そのため、n=1の放電部6において発生し、n=3の放電部6に入るオゾンの割合が若干増えるからだと考えられる。しかしながら、図16示すごとく、これらオフセット量Dが0.1mm、1.0mmの場合も、オフセット量Dが0.0mmの場合と比較すると、充分に、20番目の放電部6に入るオゾンの濃度を低減できることが分かる。
本形態の作用効果について説明する。図1に示すごとく、本形態では、Z方向から見たときに、第1電極3aに含まれる複数の線状電極30aと、第2電極3bに含まれる複数の線状電極30bとが、互いに交差して格子5をなすよう構成してある。この格子5の交差点(放電部6)において、放電が発生する。また、図1、図4に示すごとく、格子5の構成単位である単位格子50に含まれる個々の放電部6は、Y方向において、互いに異なる位置に配されている。
そのため、単位格子50に含まれる、互いに近接した複数の放電部6が、X方向に並ばなくなる。そのため、上流側の放電部6において発生したオゾンが、すぐに下流側の放電部6に入りにくくなり、このオゾンが、下流側の放電部6の放電に曝されて分解する不具合を抑制できる。したがって、オゾンの生成効率を向上させることができる。
また、本形態では、図4、図12に示すごとく、一つの単位格子50に含まれる複数の放電部6のうち、Y方向における距離(すなわちオフセット量D)が最も短い2つの放電部(6u,6d)を通る直線L2と、X方向に平行な直線L1とのなす角度θは、下記の式を満たす。
|tanθ|≧0.05
そのため、下流側の放電部6dを、上流側の放電部6uに対してY方向へ充分にずらすことができる。したがって、図15、図16に示すごとく、上流側の放電部6uにおいて発生し、拡散して下流側の放電部6dに入るオゾンの量を低減できる。そのため、オゾンの分解を抑制でき、オゾンの生成効率を高めることができる。
また、上記角度θは、下記の式をさらに満たす。
|tanθ|≦0.5
そのため、図15、図16に示すごとく、下流の放電部6に入るオゾンの濃度を充分に低減することができ、オゾンの生成効率を充分に向上させることができる。
なお、上記角度θは、下記の式を満たすことが、より好ましい。
|tanθ|≦0.25
この場合には、図16に示すごとく、下流側の放電部6に入るオゾンの濃度をより低減できる。そのため、オゾンの生成効率をより高めることができる。
以上のごとく、本形態によれば、オゾンの生成効率を向上できるオゾナイザを提供することができる。
以下の実施形態においては、図面に用いた符号のうち、実施形態1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施形態1と同様の構成要素等を表す。
(実施形態2)
本形態は、線状電極30の形状を変更した例である。図18に示すごとく、本形態では、第1線状電極30aを、Y方向における一方側から他方側に向かうほど、接線TLの傾きが次第に大きくなる形状にしてある。より詳しくは、本形態では、第1線状電極30aを放物線状に形成してある。また、図19に示すごとく、第2線状電極30bを直線状に形成してある。そして、図17に示すごとく、実施形態1と同様に、Z方向から見たときに、一対の線状電極30a,30bが互いに交差して格子5をなすよう構成してある。1個の格子単位50に含まれる個々の放電部6は、Y方向において、互いに異なる位置に配されている。
本形態の作用効果について説明する。上記構成にすると、図17に示すごとく、複数の放電部6の、X方向間隔、およびY方向間隔を不規則にすることができる。そのため、上流側の放電部6において発生し、拡散したオゾンが、下流側の放電部6に入った瞬間に次の放電が発生し、これが繰り返されることを抑制できる。すなわち、オゾンの再被曝が周期的に発生することを抑制できる。そのため、オゾンの分解をより効果的に抑制でき、オゾンの発生効率をより高めることができる。
なお、本形態では、一方の線状電極30aを放物線状に形成したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば指数関数的に変化する形状にしてもよい。また、本形態では、一方の線状電極30aのみ湾曲させたが、一対の線状電極30a,30bを両方とも湾曲させてもよい。
1 オゾナイザ
2 流路
3 電極
30 線状電極
5 格子
50 単位格子
6 放電部
g ガス

Claims (3)

  1. ガス(g)に含まれる酸素を、放電によってオゾンに変化させるオゾナイザ(1)であって、
    上記ガスが流れる流路(2)と、
    該流路を挟んで互いに対向する、第1電極(3a)と第2電極(3b)との一対の電極(3)とを備え、
    個々の該電極は、互いに離間した複数の線状電極(30)を有し、上記一対の電極の対向方向(Z)から見たときに、上記第1電極に含まれる複数の上記線状電極(30a)と、上記第2電極に含まれる複数の上記線状電極(30b)とが、互いに交差して格子(5)をなすよう構成され、該格子の交差点は、上記流路内に上記放電が発生する放電部(6)となっており、
    上記格子の構成単位である単位格子(50)に含まれる個々の上記放電部は、上記ガスの流れ方向(X)と上記対向方向との双方に直交する直交方向(Y)において、互いに異なる位置に配されている、オゾナイザ。
  2. 一つの上記単位格子に含まれる複数の上記放電部のうち、上記直交方向における距離が最も短い2つの上記放電部(6u,6d)を通る直線(L2)と、上記流れ方向に平行な直線(L1)とのなす角度をθとした場合、下記の式を満たす、請求項1に記載のオゾナイザ。
    |tanθ|≧0.05
  3. 上記一対の電極のうち少なくとも一方の上記電極の上記線状電極は、上記直交方向における一方側から他方側へ向かうほど、接線(TL)の傾きが次第に大きくなる形状に形成されている、請求項1又は2に記載のオゾナイザ。
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