JP2019055827A - エレベーター監視システムおよび保守員管理装置 - Google Patents

エレベーター監視システムおよび保守員管理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】エレベーターの保守点検作業において、作業効率を低下させず、保守点検作業を行う保守員の安全を適正に管理する。【解決手段】エレベーター210の点検を行う保守員250を管理する保守員管理装置330は、保守員携帯端末230から送信された動態により特定される保守員250の最新の状態に応じて、安否確認時刻を決定する保守員状態管理部334と、保守員250の安否確認処理を行う安否確認部335と、を備え、安否確認部335は、安否確認時刻が到来しても、点検中である場合、自動的に安否確認時刻を延長し、初回および2回目の延長時は、管理者に自動延長連絡を行い、2回目の延長時は、保守員250が連絡可能な作業位置で作業を行っている場合、さらに、保守員250にも自動延長連絡を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、エレベーターの保守員が現場で作業する際の安否確認技術に関する。
保守点検作業の安否確認時刻の延長を自動化して作業効率を向上させる技術がある。例えば、特許文献1には、「エレベーターの動作を監視すると共に保守点検作業時にオンに設定される作業スイッチと作業スイッチがオンである時間即ち保守点検作業時間を計測するタイマとを有する通信制御装置に、タイマリセット回路を設ける。タイマによる計測時間が所定の監視時間内である場合にエレベーター制御装置からのエレベーターの走行開始信号を検出したときにタイマリセット回路によりタイマによる計測を初期化して初期値から計測し直す(要約抜粋)」技術が開示されている。
特開平06−016354号公報
しかしながら、特許文献1に開示の技術では、作業スイッチがオンの状態で、エレベーターが走行を開始した信号が検出されると、保守点検作業が適正に行われていると判断して、安否確認時刻が自動的に延長され続ける。自動的に延長されるため、作業効率はよい。しかし、異常が発生した場合であっても、作業スイッチがオフされない限り、延長され続ける。また、延長されたことが管理者に通知されないため、管理者は、それを知ることができない。従って、保守員の安否に異常が発生した場合であっても、延長され続けるとともに、管理者がその状況を把握できないため、適正な保守作業員の安全管理ができない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、エレベーターの保守点検作業において、作業効率を低下させず、保守点検作業を行う保守員の安全を適正に管理可能な安全確認技術を提供することを目的とする。
本発明は、エレベーターと、前記エレベーターの点検を行う保守員が携帯する保守員携帯端末と、当該保守員を管理する保守員管理装置とを備えるエレベーター監視システムであって、前記保守員携帯端末は、前記保守員が設定した動態を前記保守員管理装置に送信し、前記保守員管理装置は、前記保守員携帯端末から送信された動態により特定される前記保守員の最新の状態に応じて、安否確認時刻を決定する保守員状態管理部と、前記保守員の安否確認処理を行う安否確認部と、を備え、前記安否確認部は、前記安否確認時刻が到来しても、前記保守員が前記エレベーターを点検中である場合、自動的に前記安否確認時刻を延長し、初回および2回目の延長時は、管理者に前記安否確認時刻の延長の連絡である自動延長連絡を行い、2回目の延長時は、前記保守員が連絡可能な作業位置で作業を行っている場合、さらに、前記保守員にも前記自動延長連絡を行うことを特徴とするエレベーター監視システムを提供する。
本発明によれば、エレベーターの保守点検作業において、作業効率を低下させず、保守点検作業を行う保守員の安全を適正に管理できる。なお、上述した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施形態のエレベーター監視システムの全体図である。 本発明の実施形態の各装置のハードウエア構成を説明するための説明図である。 本発明の実施形態の作業予定データベースに登録されるレコード例を説明するための説明図である。 (a)は、本発明の実施形態の動態設定画面例を、(b)は、同帰着予定設定画面例を、(c)は、同動態データ例を、それぞれ、説明するための説明図である。 本発明の実施形態の動態履歴データベースに登録されるレコード例を説明するための説明図である。 本発明の実施形態の保守員状態データ例を説明するための説明図である。 本発明の実施形態の動態設定受付処理のフローチャートである。 本発明の実施形態の保守員状態管理処理のフローチャートである。 本発明の実施形態の安否確認処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。本明細書において、同一機能を有するものは、特に断らない限り同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは、実質的に同一のものが含まれる。
一般に、エレベーターの保守点検作業においては、点検対象のエレベーターが設置される現場毎に、点検に係る概略時間(作業期間)が設定される。監視センタでは、作業期間に所定の時間を加え、安否確認時刻を設定する。そして、安否確認時刻までに点検終了の連絡を受けないと、安否確認を行う。しかしながら、作業期間を越えて作業を実施せざるを得ない場合もある。
本実施形態では、安否確認時刻が来ても、点検終了の連絡がない場合、状況に応じて、2回まで、安否確認時刻の延長を自動的に繰り返す。そして、1回目は、管理者にのみ、延長したことを連絡する。2回目は、作業状況に応じて、保守作業員(以下、保守員と呼ぶ)にも連絡する。そして、その後、安否確認時刻が到来しても点検終了の連絡がない場合は、管理者と保守員に加え、近隣の現場に保守員がいれば、当該保守員(近隣保守員)にも連絡する。
これを実現する本実施形態のエレベーター監視システムについて、以下説明する。まず、本実施形態のエレベーター監視システムの全体構成を説明する。図1は、本実施形態のエレベーター監視システム100の全体図である。
本図に示すように、本実施形態のエレベーター監視システム100は、エレベーター210と、保守員携帯端末230と、監視センタサーバ300と、営業所351配置される情報処理装置(営業所PC)350と、を備える。各構成は、公衆回線網101を介して接続される。
なお、営業所PC350は、図1に示すように、監視センタサーバ300に直接接続されていてもよい。また、図1では、保守員携帯端末230およびエレベーター210は、それぞれ1つ備える場合を例示するが、これらの数は、これに限定されない。
[エレベーター]
エレベーター210は、現場201に配置される。エレベーター210は、乗りかご211と、エレベーター制御装置212と、遠隔監視装置213と、ピットスイッチ214と、かご上スイッチ215と、作業スイッチ216と、を備える。
乗りかご211は、建物内に設けられた昇降路内を昇降する。一端が乗りかご211に取り付けられ、他端が釣合錘に取り付けられた主ロープが巻きかけられた巻上機を回転させることにより、乗りかご211は、昇降する。
エレベーター制御装置212は、乗りかご211の運転の制御を行う。具体的には、巻上機を回転させるモータと、回転を制動するブレーキ装置とを制御する。エレベーター制御装置212は、例えば、建物内で乗りかご211が上下する昇降路の上等に配置される機械室内等に配置される。
遠隔監視装置213は、エレベーター制御装置212に接続され、乗りかご211の監視を行う。また、遠隔監視装置213は、通信装置を備え、公衆回線網101経由で監視センタサーバ300に接続され、データの送受信を行う。遠隔監視装置213も、例えば、上述の機械室内等に配置される。
ピットスイッチ214は、保守作業員がビットに入る場合に投入するスイッチである。また、かご上スイッチ215は、保守作業員が乗りかご211の上に乗る場合に投入するスイッチである。作業スイッチ216は、保守員250が、点検作業を行う際に投入するスイッチである。作業スイッチ216は、例えば、停止スイッチ、保守スイッチ等であり、乗りかご211内に配置される操作盤に設けられる。
本実施形態では、作業スイッチ216のON、OFFで、点検開始、点検終了を判別する。すなわち、作業スイッチ216がONされた場合、点検が開始されたものと判断し、OFFされた場合、点検が終了したものと判断する。また、ピットスイッチ214およびかご上スイッチ215のOn,OFFにより、保守員250の作業位置を判別する。
ピットスイッチ214、かご上スイッチ215および作業スイッチ216のON/OFF状態は、エレベーター状態を示す情報(以下、エレベーター状態情報と呼ぶ。)の1つとして、エレベーター制御装置212に出力される。エレベーター制御装置212は、エレベーター状態情報を保持するとともに、監視センタサーバ300からの要求に応じて、あるいは、所定の時間間隔で、遠隔監視装置213を介して監視センタサーバ300に送信する。
エレベーター制御装置212および遠隔監視装置213は、図2に示すように、CPU131とメモリ132と記憶装置133と通信インタフェース(I/F)134と、入出力I/F135と、を備える情報処理装置で実現される。本装置では、CPU131が記憶装置133に格納されたプログラムを、メモリ132にロードして実行することにより、上記機能を実現する。各スイッチは、入出力I/F135として機能する。また、通信I/F134により公衆回線網101を介した他装置とのデータの送受信を実現する。
なお、エレベーター制御装置212と遠隔監視装置213とは、それぞれ独立してCPU131等の各構成を備えてもよいし、1組のCPU等の各構成を両装置で兼用してもよい。
また、本実施形態では、1つの乗りかご211に対し、1つのエレベーター制御装置212および遠隔監視装置213を備える場合を例にあげて説明するが、これに限定されない。例えば、1つのエレベーター制御装置212および遠隔監視装置213の組が、複数の乗りかご211に対し設けられ、制御、監視を行うよう構成されていてもよい。
[保守員携帯端末]
保守員携帯端末230は、通信機能を有する情報処理装置であり、保守員250が保守作業時等に携帯する。保守員携帯端末230は、公衆回線網101を介して監視センタサーバ300とデータの送受信を行う。また、GPS受信器等を備え、自身の現在位置情報を取得する機能を有する。
保守員携帯端末230は、保守員250に作業予定を提示する。また、保守員250から各種の設定、登録を受け付ける。また、外部とデータの送受信を行う。これらの各処理を実現するため、本実施形態の保守員携帯端末230は、表示部231と、設定部232と、送受信部233と、位置情報取得部234と、を備える。
送受信部233は、公衆回線網101を介して監視センタサーバ300とデータの送受信を行う。
表示部231は、保守員携帯端末230で処理したデータ、送受信部を介して受信したデータ等を表示する。本実施形態では、保守員250の作業予定や外部装置から受信したメール等を表示する。作業予定は、送受信部233を介して監視センタサーバ300から受信する。作業予定の詳細は、後述する。
設定部232は、保守員携帯端末230を保持する保守員の250から、各種の入力を受け付ける。本実施形態では、例えば、動態の設定を受け付ける。設定される動態は、例えば、作業前、入館中、終了等の予め定めた保守作業の各イベント情報である。新たな動態の設定を受け付けると、送受信部233を介して、動態データとして監視センタサーバ300に出力する。設定される動態等の詳細は、後述する。
位置情報取得部234は、保守員携帯端末230の、現在位置情報を取得する。位置情報は。例えば、GPS等の測距衛星の電波を用いて取得する。
保守員携帯端末230も、上記エレベーター制御装置212同様、CPU131とメモリ132と記憶装置133と通信I/F134と入出力I/F135とを備える。そして、CPU131が記憶装置133に保持されたプログラムをメモリ132にロードして実行することにより、上記機能を実現する。設定部232は、入出力I/F135により、送受信部233は、通信I/F134により、それぞれ実現される。また、保守員携帯端末230は、GPSアンテナ等をさらに備える。
[監視センタサーバ]
監視センタサーバ300は、監視センタ301に配置され、エレベーターの状態の監視、保守作業員の作業状態の監視等を行う。これらを実現するため、本実施形態の監視センタサーバ300は、エレベーター状態監視装置310と、保守員管理装置330と、を備える。
監視センタサーバ300も、エレベーター制御装置212同様、図2に示すように、CPU131とメモリ132と記憶装置133と通信I/F134と入出力I/F135とを備える情報処理装置により実現される。エレベーター状態監視装置310および保守員管理装置330は、それぞれ、CPU131等の構成を備えてもよいし、1組のCPU131等の構成を兼用してもよい。
[エレベーター状態監視装置]
エレベーター状態監視装置310は、エレベーター210の状態を監視する。本実施形態では、管理対象のエレベーター210からエレベーター状態情報を取得することにより、当該エレベーター210の状態を監視する。監視センタサーバ300が監視対象とするエレベーター210が複数ある場合、全てのエレベーター210のエレベーター状態を、それぞれ、管理する。
これを実現するため、本実施形態のエレベーター状態監視装置310は、送受信部311と、エレベーター状態管理部312と、を備える。
送受信部311は、公衆回線網101を介して、エレベーター210および保守員携帯端末230と、データの送受信を行う。また、保守員管理装置330と、有線または無線を介してデータの送受信を行う。
エレベーター状態管理部312は、送受信部311を介してエレベーター状態情報を取得し、管理する。本実施形態では、取得するエレベーター状態情報は、上述のように、ピットスイッチ214、かご上スイッチ215および作業スイッチ216のON/OFF状態を含む。
なお、本実施形態では、エレベーター状態情報は、定期的にエレベーター210から送信されてもよいし、必要に応じてエレベーター状態管理部312がエレベーター制御装置212にアクセスすることにより取得してもよい。また、取得結果は、自身の記憶装置等に保存する。
[保守員管理装置]
保守員管理装置330は、保守員250を管理し、必要に応じて安否確認を行う。本実施形態では、保守員250が保持する保守員携帯端末230から情報を取得し、保守員250の動態を管理する。監視センタサーバ300が管理対象とする保守員が複数の場合は、全ての管理対象の保守員の動態を、それぞれ、管理する。
これを実現するため、本実施形態の保守員管理装置330は、送受信部331と、作業予定管理部332と、動態管理部333と、保守員状態管理部334と、安否確認部335と、を備える。
また、保守員管理装置330は、自身の記憶装置に、作業予定情報データベース(DB)342と、動態履歴DB343と、保守員状態データ344と、その他のデータ345とを保持する。
送受信部331は、公衆回線網101を介して、エレベーター210および保守員携帯端末230とデータの送受信を行う。また、営業所PC350およびエレベーター状態監視装置310とは、有線または無線を介してデータの送受信を行う。
作業予定管理部332は、予め定めた、各保守員250の作業予定を管理する。作業予定は、保守員250毎の、現場訪問の予定である。本実施形態では、作業予定は、予め作成され、作業予定DB342として管理される。また、作業予定DB342は、保守員250毎に作成され、管理される。作業予定DB342の詳細は、後述する。
また、本実施形態の作業予定管理部332は、保守員250の保守員携帯端末230からの要求に応じて、要求元の保守員携帯端末230に、要求された保守員250の作業予定データを送信する。
動態管理部333は、各保守員250の動態を管理する。本実施形態では、保守員250が、自身の保守員携帯端末230を介して設定した動態を、動態データとして受信し、動態履歴DB343に管理する。動態履歴DB343は、保守員250毎に作成され、管理される。本実施形態では、新たな動態データを受け付ける毎に、動態に変更がある場合、新たなレコードを作成し、動態履歴DB343に追加する。動態履歴DB343の詳細は後述する。
動態管理部333は、各保守員250から動態データを得るため、当該保守員250の保守員携帯端末230からの要求に応じて、動態設定画面410および帰着予定設定画面420を、送受信部331を介して要求元の保守員携帯端末230に送信する。そして、それらの画面を介して、保守員250から動態データを取得する。各画面の詳細および取得する動態データの詳細は、後述する。
保守員状態管理部334は、各保守員250の最新の状態を管理する。各保守員250の最新の状態は、保守員状態データ344として管理される。保守員状態データ344は、保守員250毎に作成され、新たな動態データを受信する毎に、更新される。保守員状態データ344の詳細は、後述する。
保守員状態データ344には、安否確認時刻が含まれる。本実施形態の保守員状態管理部334は、安否確認時刻の管理も行う。本実施形態では、保守員状態管理部334は、保守員携帯端末230から送信された動態データにより特定される保守員250の最新の状態に応じて、管理する安否確認時刻を決定する。
安否確認部335は、安否確認時刻になると、安否確認連絡を行う。本実施形態では、安否確認連絡として、送受信部331を介して保守員携帯端末230および/または営業所PC350に向けて、安否確認メールを送信する。安否確認メールは、例えば、予め保持する定型メールを用いる。定型メールは、処理に必要な各種のデータを保持するDB345に保持される。
また、安否確認部335は、安否確認時刻になった場合、条件に応じて自動的に延長する安否確認自動延長処理を行う。延長する期間は、予め定めておく。本実施形態では、動態履歴DB343に格納される保守員250の動態、エレベーター状態情報等を用いて、延長を行うか否かを判断する。安否確認自動延長処理の詳細は、後述する。
なお、その他のデータ345は、保守員管理装置330が処理を行うために必要なデータや、処理途中に生成されるデータ、処理の結果生成されたデータ等である。例えば、保守員250が、保守員携帯端末230で動態を入力する動態設定画面データ、帰着予定設定画面データ等である。これらの画面データは、保守員250からの要求に応じて、要求元の保守員携帯端末230に送信される。
[営業所PC]
営業所PC350は、営業所351に配置される情報処理装置である。営業所PC350も、CPU131、メモリ132、記憶装置133、通信I/F134、および、入出力I/F135等を備え、保守員の状態を提示する。保守員の状態は、通信部を介して保守員管理装置330から受信する。
なお、本実施形態では、営業所351に滞在し、保守員250の状態を管理する担当者を、管理者と呼ぶ。管理者は、営業所PC350を閲覧することにより、保守員250の状態を把握する。
本実施形態では、後述するように、安否確認時刻を自動的に延長した場合の連絡や安否確認連絡を、管理者にも行う。管理者に連絡を行うとは、営業所PC350にメール等で通知することを意味する。なお、管理者は、監視センタ301に配されてもよい。この場合は、上記連絡を、監視センタサーバ300に対して行う。
[作業予定DB]
次に、作業予定管理部332が管理する作業予定DB342の詳細を説明する。図3は、本実施形態の作業予定DB342の一例を説明するための図である。
本図に示すように、本実施形態の作業予定DB342に格納される各レコードは、それぞれ、保守員特定情報511と、作業予定特定情報512と、現場特定情報513と、作業時間特定情報514と、安否確認時刻情報515と、終了/中止フラグ516と、を備える。
保守員特定情報511は、当該作業を担当する保守員250を特定する情報である。例えば、保守員250を一意に識別する保守員IDと、保守員250の氏名である保守員名と、の少なくとも1つを備える。
作業予定特定情報512は、当該作業予定を一意に識別するための情報であり、例えば、予め付与される作業予定ID等が登録される。
現場特定情報513は、作業を行う現場を特定する情報である。例えば、現場を一意に識別可能に付与される現場IDと、現場名との少なくとも一つを備える。
作業時間特定情報514は、作業時間を特定する情報である。本実施形態では、作業開始予定時刻と、作業終了予定時刻とが登録される。
安否確認時刻情報515は、安否確認時刻である。本実施形態では、各作業について、到着確認のための安否確認時刻と、終了確認のための安否確認時刻とが登録される。例えば、到着確認のための安否確認時刻は、作業開始予定時刻に、終了確認のための安否確認時刻は、作業終了予定時刻に、それぞれ、所定の余裕時間を加え、設定される。
終了/中止フラグ516は、当該作業予定が終了した場合、または、中止された場合に設定されるフラグである。本実施形態では、動態設定領域412を介して、退館が設定された場合に終了フラグが設定され、中止が設定された場合、中止フラグが設定される。なお、終了フラグと中止フラグとは、それぞれ、別個に設けられてもよい。また、中止の指示により終了/中止フラグ516が設定された場合、その後の作業時間特定情報514および安否確認時刻情報515を変更するよう構成してもよい。
作業予定管理部332は、基本的に、予め設定された作業予定DB342を、設定された状態で維持し、他からの要求に応じて提供する。ただし、後述する動態設定画面を介して、動態として退館または中止が登録された動態データを受信すると、終了/中止フラグ516を設定する。
[動態設定画面]
次に、保守員携帯端末230の表示部に表示される動態設定画面について説明する。動態設定画面は、保守員250から、自身の動態を受け付ける画面である。動態設定画面は、保守員携帯端末230からの要求に応じ、動態管理部333がフォームを作成し、要求元に送信する。そして、動態管理部333は、動態設定画面を介して入力(設定)されたデータを受信する。
動態設定画面410は、図4(a)に示すように、作業予定表示領域411と、動態設定領域412とを備える。
作業予定表示領域411は、要求元の保守員携帯端末230のユーザである保守員250の、作業予定が表示される領域である。本実施形態では、保守員250が1回の巡回保守作業で行う全ての作業予定が表示される。
動態設定領域412は、作業予定表示領域411に表示される作業予定毎に設けられ、作業予定毎に、保守員250の動態の設定を受け付ける領域である。
本実施形態では、保守員250の動態として、各作業予定の現場に到着した際に設定を受け付ける入館ボタンと、作業を終了し、当該現場から退出する際に設定を受け付ける退館ボタンと、安否確認時刻の延長指示を受け付ける延長ボタンと、当該作業の中止の指示を受け付ける中止ボタンとを備える。
これらのボタンは、作業予定毎に、それぞれ、設けられる。また、各ボタンは、送信指示も兼ねる。
なお、本実施形態では、延長指示を受け付けると、保守員状態管理部334が、自身が管理する最新の安否確認時刻を延長する。延長する期間(増分ΔTs)は、予め定め、記憶装置等に保持しておく。
また、本実施形態では、退館の指示および中止の指示を受け付けると、作業予定管理部332が、自身が管理する作業予定DB342の、対応するレコードの終了/中止フラグ516を設定する。
また、作業予定毎の上記各ボタンとは別に、各保守員250が出発地を出発した際に設定を受け付ける出発ボタンと、帰着先に帰着した際に設定を受け付ける帰着ボタンとを備える。
これらのボタンは、1回の巡回保守作業毎に、それぞれ、1つずつ設けられる。また、各ボタンは、送信指示も兼ねる。
なお、作業予定表示領域411には、作業予定とともに、保守員250の現在の状態が表示される。動態管理部333は、動態設定領域412を介して設定を受け付けた保守員250の動態に基づいて、現在の状態を表示する。
例えば、初期値として「作業前」が登録される。そして、入館が設定されると「入館中」が、退館が設定されると「終了」が、それぞれ、登録される。また、当該作業予定について、中止が設定されると、「終了」が登録される。これらの表示内容は、予め、各動態に対応づけて、記憶装置等に保持する。
[帰着予定設定画面]
次に、帰着予定設定画面420を説明する。帰着予定設定画面420は、保守員250から、帰着先および交通手段を受け付ける画面である。動態管理部333は、これらの情報を受け付け、保守員250の帰着予定時刻を算出する。なお、帰着予定設定画面420は、動態管理部333が作成し、保守員携帯端末230に送信する。本実施形態では、動態設定画面410において、最後の作業予定の退館ボタンが押下された際、送信される。
帰着予定設定画面420は、図4(b)に示すように、帰着先設定領域421と、交通手段設定領域422と、を備える。帰着先設定領域421は、帰着先の設定を受け付ける領域である。また、交通手段設定領域422は、交通手段を受け付ける領域である。
帰着先は、通常は営業所351とする。しかし、自宅やその他の場所を登録することができるよう構成してもよい。営業所351や自宅については事前に住所情報を登録しておく。その他については、到着予定時刻の指定や、住所、地図から選択し、場所等の指定を行う。
動態管理部333は、これらの設定を用いて、帰着予定時刻を算出し、後述する安否確認時刻の1つとして用いる。
[動態データ]
ここで、各ボタンが押下されると、それに応じたデータ(動態データ)が保守員管理装置330に送信される。送信される動態データ430に含まれる情報例を図4(c)に示す。
本図に示すように、動態データ430は、端末ID431と、保守員ID432と、動態433と、作業予定ID434と、現場ID435と、時刻436と、位置情報437と、帰着予定情報438と、を備える。
端末ID431は、自身の保守員携帯端末230を特定する情報である。保守員ID432は、当該保守員携帯端末230のユーザである保守員250を特定する情報である。本情報は、予め、保守員携帯端末230に登録される。
動態433は、動態設定画面410の動態設定領域412を介して設定された動態の情報である。
作業予定ID434および現場ID435は、設定された動態に対応づけられた作業予定の、それぞれ、作業予定ID512および現場IDである。時刻436は、動態が設定された時刻の情報である。位置情報437は、動態が設定された時点の位置情報である。帰着予定情報438は、帰着予定設定画面420を介して設定された帰着予定に係る情報である。
[動態履歴DB]
次に、動態履歴DB343を説明する。動態履歴DB343は、動態データ430に基づいて作成される保守員250の動態を記録するデータベースである。動態管理部333は、動態データ430を受信し、動態に変化があった場合に、動態履歴DB343に新たなレコードを追加記録する。
動態履歴DB343の各レコードは、図5に示すように、保守員特定情報531と、動態532と、作業予定ID533と、現場特定情報534と、時刻535と、位置情報536と、を備える。
保守員特定情報531、作業予定ID533と、現場特定情報534とは、新たな動態の入力を受け付けた際、対応する作業予定情報の同名のものと同じである。動態データ430の、保守員ID432と、作業予定ID434と、現場ID435と、に基づいて、それぞれ作成される。
動態532は、動態データ430の動態433に基づいて作成される、保守員250の動態を示す情報である。
時刻535は、当該動態の設定を受け付けた時刻である。位置情報536は、当該動態の設定を受け付けた際の、保守員携帯端末230の位置情報である。それぞれ、動態データ430の時刻436および位置情報437に基づいて作成される。
[保守員状態データ]
次に、保守員状態管理部334が作成する保守員状態データ344について説明する。保守員状態データ344は、上述のように、保守員250の最新の状態を管理するデータである。保守員状態データ344は、保守員状態管理部334が、送受信部331および動態管理部333を介して動態データ430を受信する毎に、更新される。更新においては、作業予定DB342も参照する。ただし、終了/中止フラグ516が設定されているレコードは、無視する。
保守員状態データ344は、図6に示すように、保守員特定情報541と、現在状態542と、位置情報543と、安否状態544と、現在の現場名545と、次の現場名546と、安否確認時刻547と、設定延長回数548と、自動延長回数549と、を備える。
保守員特定情報511は、動態433として出発が登録された動態データ430を受信した際、保守員ID432について、新たに作成される。そして、保守員状態管理部334は、この、保守員ID432を含む動態データ430を受信する毎に、他の情報を更新する。
現在状態542、位置情報543および現在の現場名545は、それぞれ、動態433、位置情報437および現場ID435に基づいて登録される。
安否状態544は、保守員250の安否状態が登録される。本実施形態では、安否確認時刻547前であれば、正常が登録される。
次の現場名546には、現在の現場名545で特定される現場の、次の現場名が登録される。保守員状態管理部334は、作業予定DB342を参照して、本情報を登録する。なお、次の作業予定がない場合は、何も登録しない。
安否確認時刻547は、最新(直近)の安否確認時刻が登録される。最新の安否確認時刻は、現在状態542と、現在の現場名545と、次の現場名546と、作業予定DB342とを用いて決定される。
例えば、現在状態542が作業前であれば、次の現場名546に対応づけて登録される安否確認時刻情報515のうち、到着確認のための安否確認時刻が登録される。入館中であれば、現在の現場名545に対応づけて登録される安否確認時刻情報515のうち、終了確認のための安否確認時刻が登録される。また、現在状態542が終了であり、かつ、次の現場名546の登録がある場合、次の現場名546に対応づけて登録される安否確認時刻情報515のうち、到着確認のための安否確認時刻が登録される。一方、次の現場名546の登録がない場合は、何も登録されない。
さらに、安否確認時刻547は、保守員携帯端末230において延長が設定される毎に、予め定めた増分ΔTsだけ増加させた値に変更される。
設定延長回数548および自動延長回数549は、延長回数のカウンタである。保守員250の指示により、安否確認時刻547が延長された場合は、設定延長回数548カウンタを1増加させる。保守員状態管理部334が自動的に延長した場合は、自動延長回数549カウンタを、1増加させる。
[動態設定受付処理]
次に、保守員250が、保守員携帯端末230を用いて、設定する動態を受け付ける際の、動態設定受付処理の流れを、図7を用いて説明する。本処理は、保守員携帯端末230からの動態設定要求を受信することにより、開始される。
動態管理部333は、動態設定要求を受信すると、要求元の保守員携帯端末230に動態設定画面データを送信する(ステップS1101)。そして、保守員250による入力、すなわち、動態データ430の受信を待つ(ステップS1102)。
動態設定領域412を介して、退館以外のいずれかの動態(出発、帰着、入館、延長、中止のいずれか)が設定された動態データ430を受信すると(ステップS1103)、動態管理部333は、動態設定処理を終了する。
一方、退館が設定された動態データ430を受信すると(ステップS1103)、動態管理部333は、次の作業予定があるか否かを確認する(ステップS1105)。ここでは、作業予定DB342を参照し、判別する。
次の作業予定がある場合は、そのまま処理を終了する。一方、次の作業予定がない場合は、動態管理部333は、帰着情報入力画面データを、保守員携帯端末230に送信する(ステップS1106)。そして、保守員250による入力を待ち(ステップS1107)、得られた帰着予定情報438を用いて、帰着予定時刻を算出し(ステップS1108)、処理を終了する。
なお、動態設定処理においては、各動態の設定時に合理性チェックを行うよう構成してもよい。ここで行う合理性チェックは、出発を設定した後でないと入館を設定できない、入館を設定した後でないと退館を設定できない等の設定順のチェックである。
動態管理部333は、以上の処理により作成された動態データ430に基づき、保守員250の動態履歴データを蓄積する。また、動態433に退館または中止が設定されている場合、作業予定管理部332に通知する。
作業予定管理部332は、動態管理部333から、退館または中止の通知を受け付けると、当該動態データ430に格納されている保守員ID432および現場ID435で特定される作業予定の、終了/中止フラグ516を設定する。
[保守員情報管理処理]
次に、保守員状態管理部334による保守員状態管理処理の流れを、図8を用いて説明する。保守員状態管理部334は、保守員携帯端末230から動態データ430を受信する毎に、保守員状態データ344を作成または更新し、保守員状態を管理する。保守員状態データ344は、保守員250毎に、動態が更新される毎に更新される。このとき、動態データ430と、作業予定DB342とを用いて作成される。
保守員状態データ344を作成または更新することにより、保守員状態管理部334は、安否確認時刻を最新の状態に保つ。ここでは、安否確認時刻の更新に主眼をおいて説明する。
まず、動態433として出発が設定されている動態データ430を受信すると(ステップS1301)、動態データ430内の保守員ID432を、保守員特定情報541に有する保守員状態データ344を作成し、処理を終了する。
作成においは、保守員状態管理部334次の現場名546に、作業予定DB342の1番目に登録されている作業予定の、現場特定情報513を登録する。また、安否確認時刻547には、当該作業予定の、安否確認時刻情報515のうちの、到着確認のための安否確認時刻を登録する(ステップS1302)。
その他、保守員特定情報541には、動態データ430内の保守員ID432で特定される保守員の情報を登録する。現在状態には、出発から現場到着までの間であることを示す情報、例えば、移動中等を登録する。位置情報543には、動態データ430内の位置情報437を登録する。
なお、保守員状態データ344作成時は、安否状態544、現在の現場名545、設定延長回数548、自動延長回数549には、何も登録しない。
一方、動態433に入館が設定されている場合(ステップS1303)、既に作成されている保守員ID432を保守員特定情報541に有する保守員状態データ344を抽出して更新し、処理を終了する。
更新においては、現在状態542を、入館した状態であることを示す情報、例えば、入館中等に更新する。位置情報543は、動態データ430の位置情報437に更新する。現在の現場名545には、現場ID435で特定される現場情報を登録する。
また、作業予定DB342を参照し、次の現場名546には、作業予定ID434で特定されるレコードの次のレコードの、現場特定情報513を登録する。また、安否確認時刻547には、作業予定DB342の当該レコードの安否確認時刻情報515の、終了確認時刻を登録する(ステップS1304)。
次に、動態433に退館が設定されている場合(ステップS1305)、既に作成されている保守員ID432を保守員特定情報541に有する保守員状態データ344を抽出して更新し、処理を終了する。
更新においては、まず、動態データ430に帰着予定情報438が格納されているか否かを判別する(ステップS1306)。
格納されていない場合、現在状態542を、移動中を意味する情報に更新し、位置情報543を、動態データ430の位置情報437に更新し、現在の現場名545を削除し、安否確認時刻547を更新し、処理を終了する。このとき、安否確認時刻547は、作業予定DB342において、現場特定情報513が次の現場名546であるレコードの到着確認時刻を設定する(ステップS1307)。
一方、帰着予定情報438が格納されている場合、現在状態542を、移動中を意味する情報に更新し、位置情報543を、動態データ430の位置情報437に更新し、現在の現場名545および次の現場名546を削除し、安否確認時刻547を更新し、処理を終了する。このとき、安否確認時刻547には、動態管理部333が帰着予定情報438から算出した帰着予定時刻を登録する(ステップS1308)。
次に、動態433に延長が設定されている場合(ステップS1309)、既に作成されている保守員ID432を保守員特定情報541に有する保守員状態データ344を抽出して、更新し、処理を終了する。
更新においては、安否確認時刻547を延長する(ステップS1310)とともに、設定延長回数548を1増加させる(ステップS1311)。なお、このとき、安否確認時刻547は、現在値に予め定めた延長時間ΔTsだけ加えた値とする。その他の項目は、現状値とする。
動態433に帰着が設定されている場合は(ステップS1312)、保守員ID432を保守員特定情報541に有する保守員状態データ344の内容を全てクリアし(ステップS1313)、処理を終了する。
なお、動態433にその他の値が設定されている場合、すなわち、中止が設定されている場合は、何も処理を行わず、終了する。これは、保守員250の状態に変化はないためである。
なお、いずれの場合も、安否確認時刻547を設定する場合、作業予定DB342に設定されている該当時刻に、所定の余裕値Nを加えた値としてもよい。
[安否確認処理]
次に、本実施形態の安否確認部335による、安否確認延長処理を含む安否確認処理の流れを説明する。本実施形態の安否確認部335は、基本的には、保守員状態データ344の、安否確認時刻547を監視する。そして、当該時刻が到来しても、点検終了を意味する情報を受信しない場合、保守員250が保持する保守員携帯端末230に、安否確認連絡を行う。しかしながら、単に作業が長引いているだけの場合も多い。従って、本実施形態では、2回まで、自動的に安否確認時刻を延長する。
まず、安否確認部335は、所定の時間間隔で、保守員状態データ344の、安否確認時刻547を参照し、当該時刻を経過したか否かを判別する(ステップS1401)。
経過している場合、安否確認部335は、まず、保守員状態データ344の自動延長回数549を確認し、既に2回延長しているか否かを判別する(ステップS1402)。
2回延長していなければ、安否確認部335は、エレベーター状態情報を取得する(ステップS1403)。ここで、エレベーター状態情報は、エレベーター制御装置212に直接アクセスして取得してもよいし、エレベーター状態管理部312から取得してもよい。
エレベーター状態情報の取得に成功した場合(ステップS1404)、安否確認部335は、取得したエレベーター状態情報を用い、点検中であるか否かを判別する(ステップS1405)。ここでは、作業スイッチ216が投入されているか否かにより判別する。投入されている場合、点検中と判別する。
点検中と判別された場合、安否確認部335は、自動延長を行う(ステップS1406)。ここでは、保守員状態データ344の、安否確認時刻547に、予め定めた延長期間ΔTaを加え、再登録する。
次に、安否確認部335は、安否確認時刻を延長した旨の連絡(自動延長連絡)を行う連絡先を決定する。まず、自動延長回数549の値を参照し、今までの延長回数を確認する(ステップS1407)。
登録されている延長回数が0、すなわち、延長未実施の場合は、保守員250以外の予め定めた管理者に自動延長連絡を行う(ステップS1408)。ここでは、上述したように、監視センタ301または営業所351等にいる人員である。連絡は、例えば、定型メールを送信するなどの手段により行う。
そして、自動延長回数549の値を1、増加させ(ステップS1409)、ステップS1401へ戻り、時刻の監視を続ける。
一方、自動延長回数549の登録値が0でない場合、すなわち、1である場合は、まず、保守員250の作業位置が連絡可能な場所であるか否かを判別する(ステップS1410)。点検作業中に連絡可能でない場所とは、例えば、かご上またはピット内等である。本実施形態では、エレベーター状態情報を参照し、これらのスイッチのいずれかがONであるか否かにより判別を行う。すなわち、いずれもOFFであれば、作業位置は、連絡可能な場所であると判別する。
連絡可能な場所と判別された場合、管理者と保守員250とに連絡し(ステップS1411)、ステップS1409へ移行する。
一方、連絡可能な場所ではないと判別された場合、ステップS1408へ移行し、1回目同様、管理者にのみ連絡する。
なお、ステップS1402で、既に2回延長済みと、判別された場合、ステップS1404で、エレベーター状態情報が取得できない場合、および、ステップS1405エレベーターが点検中である場合、管理者、保守員250本人に、安否確認の連絡を行う(ステップS1413)。
そして、次に、現場の近隣に他の保守員がいるかを判別する(ステップS1414)。判別は、各保守員の保守員状態データ344の位置情報を用いて行う。すなわち、保守員250の位置情報で特定される位置を中心とし、予め定めた範囲の領域内の位置情報を有する保守員がいるか否かを判別する。なお、当該領域内の保守員を近隣保守員と呼ぶ。
近隣保守員がいる場合、当該近隣保守員にも合わせて連絡し(ステップS1415)、自動延長回数549をクリアし(ステップS1416)、処理を終了する。一方、近隣保守員がいない場合は、そのままステップS1416へ移行し、処理を終了する。
その後、安否確認部335は、所定期間中に、安否確認連絡に対する応答がない場合は、さらに、管理者等にアラームを出力してもよい。これにより、管理者は、対策を講じることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、エレベーター210と、前記エレベーター210の点検を行う保守員250が携帯する保守員携帯端末230と、当該保守員250を管理する保守員管理装置330とを備えるエレベーター監視システム100であって、前記保守員携帯端末230は、前記保守員250が設定した動態を前記保守員管理装置330に送信し、前記保守員管理装置330は、前記保守員携帯端末230から送信された動態により特定される前記保守員250の最新の状態に応じて、安否確認時刻を決定する保守員状態管理部334と、前記保守員250の安否確認処理を行う安否確認部335と、を備える。
そして、前記安否確認部335は、前記安否確認時刻が到来しても、前記保守員250が前記エレベーター210を点検中である場合、自動的に前記安否確認時刻を延長し、初回および2回目の延長時は、管理者に前記安否確認時刻の延長の連絡である自動延長連絡を行い、2回目の延長時は、前記保守員250が連絡可能な作業位置で作業を行っている場合、さらに、前記保守員250にも前記自動延長連絡を行う。
このように、本実施形態によれば、保守点検作業が長引いている場合、自動的に安否確認時刻が延長される。そして、保守員を管理する管理者に、延長した旨を連絡する。このため、管理者は、安否確認時刻が延長されたことを、確実に把握することができ、適正な安全管理を行うことができる。
また、2回目の延長時は、保守員250の作業位置に応じて、保守員250にも連絡する。このため、保守員250が、端末操作が難しい作業位置、例えば、かご上やピット内等以外の場所にいる場合は、保守員250にも延長連絡がなされる。従って、保守員250は、自身の作業の進み具合が遅れていることを把握することができる。一方、端末操作が難しい作業位置にいる場合は、特に連絡を受けない。従って、作業が妨げられることが少ない。
そして、2回延長しても、なお、点検終了の状態にならない場合は、管理者と、作業場所によらず保守員とに安否確認連絡を行う。また、近隣に他の保守員がいれば当該他の保守員にも連絡する。これにより、より確実に保守員の安否を確認することができる。
このように、本実施形態によれば、自動的に延長され続けることがないため、保守員250の安否を適切に把握することができる。
従って、本実施形態によれば、作業効率を低下させることなく、保守員の安全を適正に管理できる。
また、保守員250の作業位置は、エレベーター210から送信されるエレベーター状態情報から自動的に判別する。従って、新たな構成を付加することなく、上記効果を得ることができる。
なお、保守員250が自身で延長を設定する場合、すなわち、動態設定画面410を介して延長を設定する場合も、管理者に連絡するよう構成してもよい。例えば、保守員状態管理部334は、動態433に延長が設定されている動態データ430を受け取ると、安否確認部335にその旨通知する。安否確認部335では、通知を受け、保守員250が延長を設定したことを管理者に連絡する。
このように構成することにより、自動延長の場合以外であっても、管理者は、確実に作業時間の延長、すなわち、安否確認時刻が延長されたことを把握できる。また、保守員250が、自ら連絡する必要がない。このため、より、保守員250の作業を妨げることなく、保守員の安全を適正に管理できる。
100:エレベーター監視システム、101:公衆回線網、131:CPU、132:メモリ、133:記憶装置、134:通信I/F、135:入出力I/F、
201:現場、210:エレベーター、211:乗りかご、212:エレベーター制御装置、213:遠隔監視装置、214:ピットスイッチ、215:かご上スイッチ、216:作業スイッチ、230:保守員携帯端末、231:表示部、232:設定部、233:送受信部、234:位置情報取得部、250:保守員、
300:監視センタサーバ、301:監視センタ、310:エレベーター状態監視装置、311:送受信部、312:エレベーター状態管理部、330:保守員管理装置、331:送受信部、332:作業予定管理部、333:動態管理部、334:保守員状態管理部、335:安否確認部、342:作業予定データベース、343:動態履歴データベース、344:保守員状態データ、345:その他のデータ、350:営業所PC、351:営業所、
410:動態設定画面、411:作業予定表示領域、412:動態設定領域、420:帰着予定設定画面、421:帰着先設定領域、422:交通手段設定領域、430:動態データ、431:端末ID、432:保守員ID、433:動態、434:作業予定ID、435:現場ID、436:時刻、437:位置情報、438:帰着予定情報、
511:保守員特定情報、512:作業予定特定情報、513:現場特定情報、514:作業時間特定情報、515:安否確認時刻情報、516:終了/中止フラグ、531:保守員特定情報、532:動態、533:作業予定ID、534:現場特定情報、535:時刻、536:位置情報、541:保守員特定情報、542:現在状態、543:位置情報、544:安否状態、545:現在の現場名、546:次の現場名、547:安否確認時刻、548:設定延長回数、549:自動延長回数

Claims (5)

  1. エレベーターと、前記エレベーターの点検を行う保守員が携帯する保守員携帯端末と、当該保守員を管理する保守員管理装置とを備えるエレベーター監視システムであって、
    前記保守員携帯端末は、前記保守員が設定した動態を前記保守員管理装置に送信し、
    前記保守員管理装置は、
    前記保守員携帯端末から送信された動態により特定される前記保守員の最新の状態に応じて、安否確認時刻を決定する保守員状態管理部と、
    前記保守員の安否確認処理を行う安否確認部と、を備え、
    前記安否確認部は、前記安否確認時刻が到来しても、前記保守員が前記エレベーターを点検中である場合、自動的に前記安否確認時刻を延長し、初回および2回目の延長時は、管理者に前記安否確認時刻の延長の連絡である自動延長連絡を行い、2回目の延長時は、前記保守員が連絡可能な作業位置で作業を行っている場合、さらに、前記保守員にも前記自動延長連絡を行うこと
    を特徴とするエレベーター監視システム。
  2. 請求項1記載のエレベーター監視システムであって、
    前記保守員管理装置は、複数の保守員を管理し、
    前記保守員状態管理部は、前記複数の保守員それぞれの現在位置を管理し、
    前記安否確認部は、自動的に2回延長した後の前記安否確認時刻が到来しても、前記エレベーターの保守員が当該エレベーターを点検中である場合、前記管理者および当該保守員に安否確認連絡を行うとともに、前記複数の保守員それぞれの現在位置を用いて、現在位置が、前記エレベーターの保守員の現在位置から所定の範囲内の保守員である近隣保守員の有無を判別し、当該近隣保守員が有りの場合は、当該近隣保守員にも前記安否確認連絡を行うこと
    を特徴とするエレベーター監視システム。
  3. 請求項1または2記載のエレベーター監視システムであって、
    前記エレベーターの状態を示すエレベーター状態情報を当該エレベーターから受信し、前記保守員管理装置に送信するエレベーター状態監視装置をさらに備え、
    前記エレベーターは、
    当該エレベーターの保守員が乗りかごの上で作業する際に投入されるかご上スイッチと、
    当該保守員がピット内で作業する際に投入されるピットスイッチと、
    前記かご上スイッチおよび前記ピットスイッチの投入状態を含む前記エレベーター状態情報を前記エレベーター状態監視装置に送信する遠隔監視装置と、を備え、
    前記安否確認部は、前記エレベーター状態情報の前記投入状態が、前記かご上スイッチおよび前記ピットスイッチのいずれも投入されていないことを示す場合、前記保守員が連絡可能な作業位置で作業を行っていると判別すること
    を特徴とするエレベーター監視システム。
  4. 請求項3記載のエレベーター監視システムであって、
    前記エレベーターは、さらに、前記保守員が作業中に投入する作業スイッチを備え、
    エレベーター状態情報は、さらに、前記作業スイッチの投入状態を含み、
    前記安否確認部は、前記作業スイッチの投入状態が、投入されていることを示す場合、前記点検中であると判別すること
    を特徴とするエレベーター監視システム。
  5. エレベーターの保守員が携帯する保守員携帯端末から送信された動態により特定される前記保守員の現在の状態に応じて、安否確認時刻を決定する保守員状態管理部と、
    前記保守員の安否確認処理を行う安否確認部と、を備え、
    前記安否確認部は、前記安否確認時刻が到来しても、前記保守員が前記エレベーターを点検中である場合、自動的に前記安否確認時刻を延長し、初回および2回目の延長時は、管理者に前記安否確認時刻の延長の連絡である自動延長連絡を行い、2回目の延長時は、前記保守員が連絡可能な作業位置で作業を行っている場合、さらに、前記保守員にも前記自動延長連絡を行うこと
    を特徴とする保守員管理装置。
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