JP2019054693A - 固定子の製造方法、回転電機の製造方法、固定子、回転電機 - Google Patents

固定子の製造方法、回転電機の製造方法、固定子、回転電機 Download PDF

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Abstract

【課題】太いコイルを用いる場合でも固定子の変形を抑制できる。【解決手段】複数のスロットが円周上に設けられる固定子鉄心と、複数のスロットのそれぞれに挿入されるセグメント導体と、複数のスロットのそれぞれにおいてセグメント導体同士を溶接して構成される固定子コイルとを備える固定子の製造方法であって、セグメント導体同士を溶接する順番は、円周上の少なくとも一か所で不連続である。【選択図】図6

Description

本発明は、固定子の製造方法、回転電機の製造方法、固定子、および回転電機に関する。
昨今の地球温暖化に関連して、回転電機は小型高出力が求められている。このような回転電機として、たとえば内周側に開口する多数のスロットを備える固定子鉄心を有し、各スロットに複数の略U字形状のセグメント導体を挿入する事で占積率を向上させて性能を向上させたものが知られている。
特許文献1には、コアの異なる各スロットにそれぞれ挿通された多数の導体セグメントの端部を一対ずつ溶融接合して接合端部を形成することにより巻線を構成する導体セグメント接合型の回転電機の製造方法において、前記接合端部は、前記導体セグメント対の端部の溶融部を前記コアの周方向一方側に付勢しつつ固化することにより、前記接合端部を周方向一方側に偏って膨設された形状に形成することを特徴とする導体セグメント接合型の回転電機の製造方法が開示されている。
特許第3769990号
特許文献1に記載されている発明では、太いコイルを用いる場合に固定子の変形を抑制できない。
本発明の第1の態様による固定子の製造方法は、複数のスロットが円周上に設けられる固定子鉄心と、前記複数のスロットのそれぞれに挿入されるセグメント導体と、前記複数のスロットのそれぞれにおいて前記セグメント導体同士を溶接して構成される固定子コイルとを備える固定子の製造方法であって、前記セグメント導体同士を溶接する順番は、前記円周上の少なくとも一か所で不連続である。
本発明の第2の態様による回転電機の製造方法は、固定子を備える回転電機の製造方法であって、前記固定子は、複数のスロットが円周上に設けられる固定子鉄心と、前記複数のスロットのそれぞれに挿入されるセグメント導体と、前記複数のスロットのそれぞれにおいて前記セグメント導体同士を溶接して構成される固定子コイルとを備え、前記セグメント導体同士を溶接する順番は、前記円周上の少なくとも一か所で不連続である。
本発明の第3の態様による固定子は、上述する固定子の製造方法によって製造される。
本発明の第4の態様による回転電機は、上述する回転電機の製造方法によって製造される。
本発明によれば、太いコイルを用いる場合でも固定子の変形を抑制できる。
回転電機10を搭載する車両500の構成図 回転電機10の断面図 固定子20の外観図 固定子コイル60の巻線方法を示す図。図4(a)はセグメント導体28を示す図、図4(b)はセグメント導体28同士の接続を示す図、図4(c)はスロット21Sに4本のセグメント導体28が挿入された例を示す図 一相分のコイル40を示す図 本実施の形態における溶接の順番を示す図 比較例における溶接の順番を示す図 本実施の形態および比較例において溶接部28Eの固定子コイル60の中心からの距離を示す概念図
―実施の形態―
以下、図1〜図8を参照して、本発明にかかる回転電機の実施の形態を説明する。
(全体構成)
図1は、本発明にかかる回転電機10を搭載する車両500の構成図である。車両500は、ハイブリッド自動車であり、エンジン501、回転電機10、変速機502、前輪503、後輪504、電力変換装置505、およびバッテリ506を備える。エンジン501および回転電機10が発生する動力は、変速機502により変速され、前輪503に伝達される。後輪504は、後輪504側に配置された回転電機10と後輪504が機械的に接続されて、動力が伝達される。回転電機10は、車両500の走行状態に応じて、駆動力の発生と、車両500の減速時のエネルギーを電気エネルギーとして回収する発電力の発生とを切り換える。
回転電機10の駆動および発電動作は、車両500の運転状況にあわせて、トルクおよび回転数が最適になるように電力変換装置505により制御される。回転電機10の駆動に必要な電力は、電力変換装置505を介してバッテリ506から供給される。また、回転電機10が発電動作を行う場合は、電力変換装置505を介してバッテリ506に電気エネルギーが充電される。以下、回転電機10の構成および製造方法を説明する。
(定義)
本実施の形態では、回転電機10の回転軸に沿った方向を「軸方向」と呼び、回転電機10の回転方向に沿った方向を「周方向」と呼ぶ。また回転電機10の回転軸を中心としたときの動径方向(半径方向)を「径方向」と呼ぶ。回転電機10の径方向内側(内径側)を「内周側」と呼び、その逆方向である径方向外側(外径側)を「外周側」と呼ぶ。
(回転電機10の構成)
図2は回転電機10の断面図である。回転電機10は、ハウジング50と、固定子20と、回転子11とを備える。固定子20は、固定子鉄心21と、固定子コイル60とを備える。ハウジング50の内周側には、固定子20が固定される。固定子20の内周側には、回転子11が回転可能に支持される。ハウジング50は、炭素鋼など鉄系材料の切削により、または、鋳鋼やアルミニウム合金の鋳造により、または、プレス加工によって円筒状に成形される。ハウジング50は、回転電機10の外被を構成する。ハウジング50は、枠体またはフレームとも称される。
ハウジング50の外周側には、液冷ジャケット130が固定される。液冷ジャケット130の内周壁とハウジング50の外周壁とで、油などの液状の冷媒RFの冷媒通路153が構成され、この冷媒通路153は液漏れしないように形成される。液冷ジャケット130は、軸受144,145を収納しており、液冷ジャケット130は軸受ブラケットとも称される。なお直接液体冷却の場合は、冷媒RFは冷媒通路153を通り、冷媒出口154,155から固定子20へ向けて流出し、固定子20を冷却する。冷媒RFは、冷媒貯蔵空間150に貯蔵される。
固定子20は、固定子鉄心21と、固定子コイル60とから構成される。固定子鉄心21は、珪素鋼板の薄板を積層したものである。固定子コイル60は、固定子鉄心21の内周部に多数個設けられているスロット21Sに巻回され、ワニス等で固定される。固定子コイル60からの発熱は固定子鉄心21を介して液冷ジャケット130に伝熱され、液冷ジャケット130内を流通する冷媒RFにより放熱される。
回転子11は、回転子鉄心12と、回転軸13とから構成される。回転子鉄心12は、珪素鋼板の薄板を積層したものである。回転軸13は、回転子鉄心12の中心に固定される。回転軸13は、液冷ジャケット130に取り付けられた軸受144,145により回転自在に保持され、固定子20内の所定の位置で、固定子20に対向した位置で回転する。また回転子11には、永久磁石18と不図示のエンドリングとが設けられる。
回転電機10の組立は、予め、固定子20をハウジング50の内側に挿入してハウジング50の内周壁に取付けておき、その後、固定子20内に回転子11を挿入する。次に、回転軸13に軸受144,145が嵌合するようにして液冷ジャケット130に組み付ける。符号61および62については後述する。
(固定子20)
図3は、固定子20の外観図である。以下では固定子20の構成を説明する。固定子鉄心21には、U相、V相、W相の三相の固定子巻線40が分布巻きで捲回される。固定子鉄心21の内周には、その中心軸に平行に延在する例えば72個のスロット21Sが、周方向に等間隔に形成される。すなわちU相、V相、W相の三相の固定子巻線40は、絶縁紙200で絶縁されつつスロット21S内に挿入される。固定子巻線40には、断面が略矩形形状の導体、たとえば銅線が使用される。固定子巻線40の断面は、たとえば短辺と長辺がそれぞれ2mmと3mmの略矩形形状であり容易には変形されない。固定子巻線40の断面が略矩形形状なので、スロット21S内の占積率が向上され、回転電機10の効率が向上する。
絶縁紙200が各スロット21Sに配設され、固定子鉄心21と固定子コイル60との電気的絶縁を確実にしている。絶縁紙200は、銅線を包装するようにB字形状や、S字形状に成形される。なお、図3に示す回転電機100は例えば三相交流を二系統備えた2Yモータであり、U相、V相、W相の巻線が計6個設けられる。図3に示すように、固定子コイル60における一方のコイルエンド61には、UVW三相それぞれ二系統の入出力用コイル導体42U、42V、42Wが各相2系統の6つのコイル巻き初め端部から6本引き出されている。また、各相2系統の6つのコイル巻き終わり端部から中性点結線用導体41(図5参照)が6本引き出されている。
(固定子コイル60の巻線方法)
図4は、固定子コイル60の巻線方法を示す図である。なお前述のとおり回転電機10は三相の固定子巻線が設けられているが、図4においては、理解を容易にするために、一相の一系統のみの固定子巻線40を示し、固定子鉄心21や絶縁紙200を省略して示している。
固定子コイル60の巻線方法は、まず、断面が略矩形の銅線を図4(a)に示す略U字形状のセグメント導体28に成型し、そのセグメント導体28の先端部28Eを軸方向からスロット21Sに挿入する。セグメント導体28はスロット21Sよりも長いので、挿入した先端部28Eはスロット21Sを貫通する。次に先端部28E付近を捻る捻り加工を行い、図4(b)に示すように導体斜行部28Dを形成する。なお実際には捻り加工を施すと図3に示すような形状となるが、図4(b)では捻りの影響を排除して図示している。導体斜行部28Dの形成が完了すると、所定の数だけ離れたスロット21Sに挿入された他のセグメント導体28と導体端部28Eにおいて溶接により接続する。なお図4(b)では図示の都合により隣接するスロット21Sに挿入されたセグメント導体28同士を溶接しているように図示しているが、実際には所定のセグメント数だけ離れているセグメント導体28同士が溶接される。
溶接が完了すると、セグメント導体28には、スロット21Sに挿入されている部位である導体直線部28Sと、接続相手のセグメント導体の導体端部28Eへ向かって傾斜する部位である導体斜行部28Dと、屈曲部28Kとが形成される。Nを正の整数とすると、それぞれのスロット21Sには2N本のセグメント導体28が挿入される。図4(c)は、Nが2の場合、すなわち1つのスロット21Sに、28R1〜28R4の4本のセグメント導体28が挿入された例を示す図である。セグメント導体28は断面が略矩形の導体のため、スロット内の占積率を向上させることができ、回転電機10の効率が向上する。
図5は、図4(b)の接続作業をセグメント導体28が環状となるまで繰り返し、一相分、たとえばU相の固定子コイル60を形成した図である。一相分の固定子コイル60は導体端部28Eが軸方向のある一方に集まるように構成され、導体端部28Eの集まる溶接側コイルエンド62と、反溶接側コイルエンド61とを形成する。セグメント導体28は両端の溶接部28Eが隣接するセグメント導体28に溶接されると、環状である固定子コイル60の一部、すなわち円弧を形成する。しかしセグメント導体28の形状が所定の円弧形状とは異なる場合や、溶接された際の隣接するセグメント導体28との位置や姿勢の関係が理想的な状態と異なる場合は、溶接されたセグメント導体28には残留応力が生じる。さらにセグメント導体28には、溶接による温度変化などを原因とする残留応力が生じる。
仮に固定子巻線40が細く剛性が弱ければ、残留応力を受けたセグメント導体28が局所的に変形し、セグメント導体28自体の位置ずれは生じにくい。しかし本実施の形態における固定子コイル60は断面が大きく剛性が高いので、残留応力が生じても局所的な変形は起こりにくく残留応力によりセグメント導体28の位置がずれる。この位置のずれが溶接により接続された隣接するセグメント導体28に影響し、特段の工夫を行わない場合は位置のずれが累積してしまう。そのため本実施の形態では、後述するように溶接の順番を工夫してこの問題を解決している。
(溶接の順番)
図6は本実施の形態における溶接の順番を示す図である。図6は72個のスロット21Sを有するコイル40の平面図に相当する。図6における丸囲みの数字は溶接を実行する順番を示す。図6における丸囲みの数字の脇に記載した序数は、図示上部を1番とし時計回りにそれぞれのスロット21Sに割り当てたスロット番号である。以下ではスロット番号を固定子コイル60の円周上の位置とも呼ぶ。ただしここでは、スロット番号1番から溶接を開始し、溶接の順番は対角とする。具体的には図6に示すように、本実施の形態ではスロット番号1番、スロット番号37番、スロット番号19番、スロット番号55番、スロット番号10番・・という順番で溶接を行う。
すなわち溶接を行う位置は、溶接位置が可能な限り全周にわたって均等に分布するように決定される。これにより、図6に示すように全ての溶接個所において次の溶接個所とスロット21Sが隣接しない。換言すると、ある溶接個所と次の溶接個所は少なくとも2つのスロット21S以上離れる。なお図6では図示の都合により10番目〜71番目の溶接個所を省略しているが、溶接を行うスロット番号を改めて最初から記載すると以下のとおりである。ただしここでは序数の数字部分のみを記載する。
1,37,19,55,10,46,28,64,5,41,23,59,14,50,32,68,3,39,21,57,12,48,30,66,7,43,25,61,16,52,34,70,2,38,20,56,11,47,29,65,8,44,26,62,17,53,35,71,4,40,22,58,13,49,31,67,6,42,24,60,15,51,33,69,9,45,27,63,18,54,36,72
また上記の数字の列から明らかなように、セグメント導体28同士を溶接する順番は、円周上の全てで不連続である。なおこの溶接の順番は、フランジのボルトの締め付け順番、いわゆる「回し締め」の順番として知られている。上述した順番で溶接することにより、固定子コイル60を構成するそれぞれのセグメント導体28に生じた残留応力が累積することを回避し、固定子コイル60の変形を低減することができる。
(比較例)
図7は比較例における溶接の順番を示す図である。作業効率の観点から連続して溶接を行うことが一般的なので、この比較例では固定子コイル60の円周を順番に溶接する。すなわち図1に示すように、比較例ではスロット番号と溶接の順番とが一致する。換言すると、ある溶接個所に隣接するスロット21Sが次の溶接個所である。
(効果)
図8は、本実施の形態および比較例において、それぞれの溶接部28Eの固定子コイル60の中心からの距離を示す概念図である。図8の横軸はスロット番号を示し、図8の縦軸は溶接部28Eの固定子コイル60の中心からの距離を示す。図8では、丸のプロットが本実施の形態を示し、三角のプロットが比較例を示す。スロット番号1番では、本実施の形態および比較例に固定子コイル60の中心からの距離に差はない。比較例では、隣接するセグメント導体28同士が順番に溶接されるので、位置のずれが累積する。そのため比較例ではスロット番号72番目とスロット番号1番の距離の差は大きく、固定子コイル60が大きなゆがみを有する。一方で本実施の形態によれば、対角線に溶接を行うので位置のずれが累積しにくく、固定子コイル60の全周にわたって回転軸からの距離が変動しにくい。
上述した実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)複数のスロット21Sが円周上に設けられる固定子鉄心21と、複数のスロット21Sのそれぞれに挿入されるセグメント導体28と、複数のスロット21Sのそれぞれにおいてセグメント導体28同士を溶接して構成される固定子コイル60とを備える固定子20の製造方法は、セグメント導体28同士を溶接する順番は、円周上の少なくとも一か所で不連続である。上述した比較例のように、セグメント導体28同士を溶接する順番が円周上ですべて連続である場合は、位置のずれが累積して固定子コイル60が大きな歪を有する。しかし少なくとも一か所でセグメント導体28同士を溶接する順番を不連続にすることでずれの累積を低減して、太い固定子巻線40を用いる場合でも固定子20の変形を抑制することができる。このようにこの固定子20の製造方法によれば、断面が大きい矩形の固定子巻線40を用いる小型高出力の固定子20であって、溶接部の信頼性が優れた固定子を製造できる。
なお図4(b)に示したように導体端部28Eはスロット21Sの外部に存在するため溶接はスロット21Sの内部では行われない。しかしいずれの導体端部28Eの溶接を行うかは、セグメント導体28が挿入されているスロット21Sを基準として決定することができる。そのため本実施の形態における溶接は、複数のスロット21Sのそれぞれにおいてセグメント導体28同士を溶接している、と表現することができる。
(2)セグメント導体28同士を溶接する順番は、円周上の全てで不連続である。そのためセグメント導体28の位置ずれの累積を排除し、固定子20の変形を抑制することができる。
(3)セグメント導体28同士を溶接する順番は、円周上のセグメント導体28同士の溶接位置が全周にわたって均等に分布するように決定される。そのため固定子20の変形をさらに抑制することができる。
(4)固定子20は、上述した固定子20の製造方法によって製造される。そのため固定子20の変形が抑制される。
(5)回転電機10は、上述した固定子20の製造方法によって製造される固定子20を備える。そのため固定子20の変形が抑制されており、固定子20への回転子11の挿入が容易である。
(変形例1)
上述した実施の形態において図6に示した溶接の順番は、円周上のセグメント導体28同士の溶接位置が全周にわたって均等に分布するように決定された。しかし溶接位置の分布の均等性は考慮せず、単に円周上の全てで溶接の順番が不連続となるように決定してもよい。さらに、円周上の全てで不連続であることは必須の条件ではなく、円周上の少なくとも一か所でセグメント導体28同士を溶接する順番が不連続であればよい。
(変形例2)
上述した実施の形態では、図5に示すように溶接部28Eはコイル導体42Uとは軸方向で反対側にのみ存在している。しかし、溶接部28Eがコイル導体42Uと軸方向で同じ側にのみ存在してもよいし、溶接部28Eが軸方向の両側に分布してもよい。
(変形例3)
回転電機10は、車両500に1つのみ備えられてもよい。また回転電機10は、内燃機関を備えない電気自動車に備えられてもよい。さらに回転電機10は、自動車以外に備えられてもよい。
上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
10…回転電機
11…回転子
20…固定子
21…固定子鉄心
28…セグメント導体
40…固定子巻線
40…コイル
41…中性点結線用導体
42U…入出力用コイル導体
42U…コイル導体
50…ハウジング
60…固定子コイル
100…回転電機

Claims (6)

  1. 複数のスロットが円周上に設けられる固定子鉄心と、
    前記複数のスロットのそれぞれに挿入されるセグメント導体と、
    前記複数のスロットのそれぞれにおいて前記セグメント導体同士を溶接して構成される固定子コイルとを備える固定子の製造方法であって、
    前記セグメント導体同士を溶接する順番は、前記円周上の少なくとも一か所で不連続である固定子の製造方法。
  2. 請求項1に記載の固定子の製造方法において、
    前記セグメント導体同士を溶接する順番は、前記円周上の全てで不連続である固定子の製造方法。
  3. 請求項2に記載の固定子の製造方法において、
    前記セグメント導体同士を溶接する順番は、前記円周上の前記セグメント導体同士の溶接位置が全周にわたって均等に分布するように決定される固定子の製造方法。
  4. 固定子を備える回転電機の製造方法であって、
    前記固定子は、
    複数のスロットが円周上に設けられる固定子鉄心と、
    前記複数のスロットのそれぞれに挿入されるセグメント導体と、
    前記複数のスロットのそれぞれにおいて前記セグメント導体同士を溶接して構成される固定子コイルとを備え、
    前記セグメント導体同士を溶接する順番は、前記円周上の少なくとも一か所で不連続である回転電機の製造方法。
  5. 請求項1に記載の固定子の製造方法によって製造された固定子。
  6. 請求項4に記載の回転電機の製造方法によって製造された回転電機。
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