JP2019054399A - Ad変換器、および固体撮像素子 - Google Patents

Ad変換器、および固体撮像素子 Download PDF

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Abstract

【課題】符号用のビットを用いることなくAD変換する。【解決手段】画素信号線の電位と、時間とともに変化するランプ波形の電位である参照電位とを比較する比較器(54)と、比較器(54)の出力の変化をトリガーとしてカウント処理を停止するカウンタ(58)と、第2のカウント期間におけるカウント処理停止後のカウント値を全ビット保持する第2ラッチ部(592)とを備え、カウンタJ(58)は、第1のカウント期間におけるカウント処理の初期値を負の値に設定し、第1のカウント期間における、カウント処理停止後のカウント値を、上記第2のカウント期間における、カウント処理開始前に全ビット反転させる。【選択図】図1

Description

本発明はAD変換器、および固体撮像素子に関する。
画素リセット電位に対応した第1のカウント処理、および画素シグナル電位に対応した第2のカウント処理をし、第1のカウント処理結果、および第2のカウント処理を減算処理してAD変換することが従来技術として知られている(例えば特許文献1)。
図14に示すように、第1のカウント処理の初期値をゼロに設定し、ダウンカウントによる第1のカウント処理、およびアップカウントによる第2のカウント処理をするカウンタ(以下、「アップダウンカウンタ」ともよぶ)を用いる場合、または、アップカウントによる第1のカウント処理、およびアップカウントによる第2のカウント処理をするカウンタ(以下、「アップアップカウンタ」ともよぶ)を用いる場合が多い。
特開2011−234326号公報(2011年11月17日公開)
図14に示すように、アップダウンカウンタを用いる場合も、アップアップカウンタを用いる場合も、出力値が、負の値をとり得る。このため、第1のカウント処理の初期値をゼロに設定したAD変換において、例えばNビットの精度のAD変換をする場合には、符号用の1ビットを追加した、N+1ビットのカウンタが必要である。したがって、回路規模が拡大すること、消費電力が増加することが懸念される。
本発明の一態様は、符号用のビットを用いることなくAD変換することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るAD変換器は、画素信号線の電位を、第1のカウント期間と、当該第1のカウント期間に引き続く第2のカウント期間とによりデジタル信号に変換するAD変換器において、上記画素信号線の電位と、時間とともに変化するランプ波形の電位である参照電位とを比較する比較器と、上記比較器の出力の変化をトリガーとしてカウント処理を停止するカウンタと、上記第2のカウント期間におけるカウント処理停止後のカウント値を全ビット保持する全ビットラッチ部とを備え、上記カウンタは、上記第1のカウント期間におけるカウント処理の初期値を負の値に設定し、上記第1のカウント期間における、カウント処理停止後のカウント値を、上記第2のカウント期間における、カウント処理開始前に全ビット反転させる。
本発明の一態様によれば、符号用のビットを用いることなくAD変換することができる、という効果を奏する。また、本発明の一態様によれば、符号用のビットを用いないので、回路規模の縮小、および消費電力の減少を実現することができる、という効果を奏する。
本発明の実施形態1に係る固体撮像素子の構成を示すブロック図である。 画素構成の一例として一般的な4トランジスタ構成を示す図である。 クランプ電位の制御例を示す図である。 本発明の実施形態1に係る固体撮像素子のカウンタラッチ部の構成を示す図である。 本発明の実施形態1に係る固体撮像素子に含まれるTFFの構成を示す図である。 本発明の実施形態1に係る固体撮像素子のカウンタの駆動例である。 4ビットカウンタの駆動例である。 通常時のカウンタラッチ部の駆動例である。 異常時のカウンタラッチ部の駆動例である。 カウンタ値の具体的な変化例である。 本発明の実施形態2に係る固体撮像素子のカウンタラッチ部の構成を示す図である。 本発明の実施形態3に係る固体撮像素子の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態3に係る固体撮像素子のカウンタの駆動例である。 従来のカウンタラッチ部の駆動例である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図10に基づいて詳細に説明する。
(固体撮像素子の構成)
図1は本実施形態に係る固体撮像素子の構成例を示すブロック図である。
本実施形態に係る固体撮像素子1は、画素部10、垂直走査回路20、水平走査回路30、クランプ部40、およびAD変換部50を備えている。
画素部10は、光電変換する複数の画素12が行列配置されている。同じ画素行方向に並んだ画素12は同じ配線22に接続され、垂直走査回路20に接続され制御される。同じ画素列方向に並んだ画素12は、同じ画素信号線32に接続される。画素12は、入射光をアナログ信号に光電変換する。アナログ信号は、画素信号線32によりAD変換部50へ転送される。AD変換部50は、列毎に、アナログ信号をAD変換する。水平走査回路30は、AD変換され、第1ラッチ部591、および第2ラッチ部592に保持された値を順次選択して読み出す。また、水平走査回路30は、読み出し結果を、第1センサアンプ601、第2センサアンプ602に出力する。なお、画素12は、3トランジスタ構成、4トランジスタ構成、グローバルシャッタ画素構成等の一般的な構成をとり得る。
画素の取り得る構成の一例として、図2を参照して4トランジスタ構成について説明する。画素12aは、4つのトランジスタで構成されるCMOSイメージセンサの単位画素である。
この画素12aは、光電変換素子としてたとえばフォトダイオード200を有している。
画素12aは、1個のフォトダイオード200に対して、転送素子としての転送トランジスタ201、リセット素子としてのリセットトランジスタ202、増幅トランジスタ203、および選択トランジスタ204の4トランジスタを能動素子として有する。
フォトダイオード200は、入射光をその光量に応じた量の電荷(ここでは電子)に光電変換する。
転送トランジスタ201は、フォトダイオード200と出力ノードとしてのフローティングディフュージョンFDとの間に接続されている。
転送トランジスタ201は、転送制御線LTxを通じてそのゲート(転送ゲート)に駆動信号TXが与えられることで、光電変換素子であるフォトダイオード200で光電変換された電子をフローティングディフュージョンFDに転送する。
リセットトランジスタ202は、電源ラインPVDDとフローティングディフュージョンFDとの間に接続されている。
リセットトランジスタ202は、リセット制御線LRSTを通してそのゲートにリセットRSTが与えられることで、フローティングディフュージョンFDの電位を電源ラインPVDDの電位にリセットする。
フローティングディフュージョンFDには、増幅トランジスタ203のゲートが接続されている。増幅トランジスタ203は、選択トランジスタ204を介して画素信号線205に接続され、画素部外の定電流源とソースフォロアを構成している。
そして、選択制御線LSELを通して制御信号(アドレス信号またはセレクト信号)SELが選択トランジスタ204のゲートに与えられ、選択トランジスタ204がオンする。
選択トランジスタ204がオンすると、増幅トランジスタ203はフローティングディフュージョンFDの電位を増幅してその電位に応じた電圧を画素信号線205に出力する。画素信号線205を通じて、各画素から出力された電圧は、画素信号読み出し部としてのカラムADCに出力される。
これらの動作は、たとえば転送トランジスタ201、リセットトランジスタ202、および選択トランジスタ204の各ゲートが行単位で接続されていることから、1行分の各画素について同時並列的に行われる。
画素12aに配線されているリセット制御線LRST、転送制御線LTx、および選択制御線LSELが一組として画素配列の各行単位で配線されている。
これらのリセット制御線LRST、転送制御線LTx、および選択制御線LSELは、画素駆動部としての垂直走査回路により駆動される。
クランプ部40は、比較器54のオートゼロ期間において、画素信号線32の電位が所定以下にならないようクランプする。比較器54のオートゼロ期間とは、比較器54の入出力をショートして、比較器54のオフセットをキャンセルする期間である。比較器54のオートゼロ期間の間、画素信号線をクランプすることにより、第1のAD変換期間(後述する)における、強烈光の受光により画素信号線32の電位が低下することを防ぐことができる。
クランプ部40は、クランプ電圧生成器42、および画素列毎に設けられたスイッチ部44を含んでいる。スイッチ部44は、比較器54のオートゼロ期間、もしくは比較器54のオートゼロ期間の前後を含む期間において、クランプ電圧生成器42を画素信号線32に接続させ、それ以外の期間において、クランプ電圧生成器42を画素信号線32に接続させないよう動作する。クランプ電圧生成器42は、クランプ部40のクランプ電位を、画素リセット電位より高く、画素部10の電源電圧より低くなるように生成する。図3に示すように、ランプ波形の参照電位を高い電位から低い電位へ変化させているためである。ここで、画素リセット電位とは、後述する第1のAD変換期間においてAD変換される電位を指す。
また、クランプ電位は、AD変換における基準電位の役割をする。第1のAD変換期間、第2のAD変換期間のそれぞれにおいて、画素信号線32の電位とクランプ電位との電位差がAD変換される。このため、第1のAD変換期間のカウント結果にも、第2のAD変換期間のカウント結果にもオフセット値が含まれている。
また、図3に示すように、クランプ電圧生成器42は、クランプ部40のクランプ電位を、ランプ波形の傾きに応じて変化させる。クランプ電位を変化させず、ランプ信号の傾きが小さくなる場合、同じクランプ電位と画素信号の電位差をAD変換すると、比較器が判定する時間が長くなるので、カウント結果のオフセット値が増加する。このため、ランプ信号の傾きに応じてクランプ電位を調整する。これにより、カウント結果のオフセット値を一定にすることができる。そして、カウント結果のオフセット値が増加し過ぎて、強烈光の受光があったか否かの判定を誤ることを防ぐことができる。クランプ電圧生成器42は、クランプ部40のクランプ電位を、当該クランプ電位と画素リセット電位との電位差が、ランプ波形の傾きに比例するように変化させる。カウント結果のオフセット値はクランプ電位と関係しているので、画素リセット電位とクランプ電位との電位差に応じてカウント結果のオフセット値を増減させることができる。
AD変換部50は、画素信号線32の電位を、第1のカウント期間と、当該第1のカウント期間に引き続く第2のカウント期間とによりデジタル信号に変換する。AD変換部50は、ランプ生成器52、ならびに画素列毎に比較器54、カウンタラッチ部56を含んでいる。カウンタラッチ部56は、カウンタ58、第1ラッチ部591、および第2ラッチ部592を含んでいる。
ランプ生成器52は、時間とともに変化するランプ波形を生成する。
比較器54は、画素信号線32の電位と、ランプ波形の参照電位とを比較する。
カウンタ58は、参照電位の変化をトリガーとしてカウント処理を開始する。なお、参照電位の変化開始前、もしくは開始後にカウント処理を開始してもよい。また、カウンタ58は、比較器54の出力の変化をトリガーとしてカウント処理を停止する。具体的には、後述するクロック信号XCIが変化しないように制御することで、カウンタ58のカウント処理は停止する。
また、カウンタ58は、第1のカウント期間において、カウント値が第1の所定値になるまでカウント処理でき、さらに上記第2のカウント期間において、カウント値が第2の所定値になるまでカウント処理をすることができる。
つまり、カウンタ58は、第1の所定値までカウントすることができ、第1の所定値を超えるカウントができない。同様に、カウンタ58は、第2の所定値までカウントすることができ、第2の所定値を超えるカウントができない。したがって、第1の所定値となっても比較器54の出力変化がない場合は、カウンタ58のカウント処理は停止する。同様に、第2の所定値となっても比較器54の出力変化がない場合は、カウンタ58のカウント処理は停止する。これにより、異常が発生して、比較器54の出力がない場合も、カウンタ58はカウント処理を停止することができる。第1の所定値は、後述する第1のAD変換期間の最大値(Drmax)にすることができる。第2の所定値は、第2のAD変換期間の最大値(Dsmax)にすることができる。
第1のカウント期間における、カウンタ58のカウント処理の開始から停止までの期間を第1のAD変換期間とよぶ。また、第2のカウント期間における、カウンタ58のカウント処理の開始から停止までの期間を第2のAD変換期間とよぶ。
第1ラッチ部591は、第1のカウント期間における、カウント処理停止後のカウンタ58のカウント値の最上位ビットを保持する最上位ビットラッチ部である。画素列毎の第1ラッチ部591の各々は、第1センサアンプ601に接続する。
第2ラッチ部592は、第2のカウント期間におけるカウント処理停止後のカウント値を全ビット保持する全ビットラッチ部である。画素列毎の第2ラッチ部592の各々は、第2センサアンプ602に接続する。
(カウンタラッチ部の構成)
図4は、カウンタラッチ部56の構成例を示す。
カウンタラッチ部56は、NANDゲート580、1ビットカウンタ581,582,583,584,…,58N、第1ラッチ部591、および第2ラッチ部5921,5922,5923,5924,…,592Nを含んでいる。
NANDゲート580は、クロック信号XCIと、比較器54の出力信号XCMPOとが各々入力される。
1ビットカウンタ581,582,583,584,…,58Nの各々は、リップルカウンタで構成される。リップルカウンタは、リセット時に出力がLowとなるトグルフリップフロップ(以下、「TFF−IL」ともよぶ)とリセット時に出力がHighとなるトグルフリップフロップ(以下、「TFF−IH」ともよぶ)とを含む。本実施形態において、1ビットカウンタ581,582,583,584に含まれるTFF(トグルフリップフロップ)701,702,703,704は、TFF−ILである。また、1ビットカウンタ58Nに含まれるTFF70Nは、TFF−IHである。
なお、図4に例示する、リップルカウンタのTFF−ILとTFF−IHとの組み合わせは、あくまでも一例であり、他の任意の組み合わせ方をすることができる。
(リップルカウンタの構成)
図5の(a)は、TFF−ILを含む1ビットカウンタ581の構成を示す。1ビットカウンタ581は、TFF701、および複合(OR−NAND)ゲート721を含む。
TFF701は、DFF(D型フリップフロップ)741、およびNORゲート761を含む。DFF741の入力には、NORゲート761が接続される。NORゲート761の入力にはDFF741の出力と初期化信号INITが各々接続される。
複合ゲート721は、ORゲート、およびNANDゲートを含む。ORゲートには、クロック信号XCI、および信号XCIENが入力される。信号XCIENは、カウンタ値を保持し、TFFへのクロック入力を遮断する信号である。NANDゲートには、ORゲートの出力、および信号XINVが入力される。複合ゲート721の出力は、DFF741に入力される。信号XINVは、カウンタ値を反転させる信号である。
図5の(b)は、TFF−IHを含む1ビットカウンタ58Nの構成を示す。1ビットカウンタ58Nは、TFF70N、および複合ゲート72Nを含む。
TFF70Nは、DFF74N、およびNANDゲート76Nを含む。DFF74Nの入力には、NANDゲート76Nが接続される。NANDゲート76Nの入力にはDFF74Nの出力と初期化信号INITが各々接続される。
複合ゲート72Nは、ORゲート、およびNANDゲートを含む。ORゲートには、クロック信号XCI、および信号XCIENが入力される。NANDゲートには、ORゲートの出力、および信号XINVが入力される。複合ゲート72Nの出力は、DFF74Nに入力される。
図4に示すように、NORゲート761,762,763,764の出力は、第2ラッチ部7921,7922,7923,7924に接続する。また、NANDゲート76Nの出力は、第2ラッチ部792Nに接続する。すなわち、第2ラッチ部792は、全ての1ビットカウンタ581,582,583,584,…,58Nに接続する。
また、NANDゲート76Nの出力は、第1ラッチ部791にも接続する。すなわち、第1ラッチ部791は、最上位の1ビットカウンタ58Nに接続する。
(カウンタの駆動例)
図6に、各々の信号の時間変化例を示す。
矢印1に示されるタイミングで、カウンタ58は、第1のカウント期間におけるカウント処理の初期値を負の値に設定する。本実施形態においては、カウント値に初期値−Diが設定される。クロック信号XCIがHighになることに応じて、カウント値は1ずつ増加する。比較器54の出力信号XCMPOがLowに変化して第1のカウント値が確定した後、矢印2に示されるタイミングで、カウント値を、全ビット反転させ、1の補数とする。すなわち、カウンタ58は、第1のカウント期間における、カウント処理停止後のカウント値を、第2のカウント期間における、カウント処理開始前に反転させ、1の補数に変換した値を、第2のカウント期間におけるカウント処理の初期値に設定する。
(4ビットカウンタにおける駆動例)
図7の(a)に示すカウンタラッチ部56は、図4に示すカウンタラッチ部56の構成例の具体例であり、4つの1ビットのカウンタ581,582,583,584を含む4ビットカウンタである。
図7の(b)に、図7の(a)に示す4ビットカウンタの駆動例を示す。
(初期化動作)
まず、初期化動作を説明する。
TFF−ILの場合、まず、信号XCIENをHighにし、初期化信号INITをHigh(有効状態)に変化させる。これにより、DFF741の入力Dが強制的にLowに固定する。この状態で、信号XINVをLowに変化させると、DFF741のCK入力がLowからHighに変化し、DFF741の入力Dの値(Low)が出力Qに伝わる。その後、初期化信号INITをLow(解除状態)に戻し、信号XCIENをLowに戻し、信号XINVをHighに順に戻すことを順に行うことでCO(0)にLowが保持され、初期値としてLowが設定される。
同様に、TFFがTFF−IHの場合、まず、信号XCIENをHighにし、初期化信号XINITをLow(有効状態)に変化させる。これにより、DFF744の入力Dが強制的にHighに固定される。この状態で、信号XINVをLowに変化させると、DFF744のCK入力がLowからHighに変化し、DFF744の入力Dの値(High)が出力Qに伝わる。その後、初期化信号XINITをHigh(解除状態)に戻し、信号XCIENをLowに戻し、信号XINVをHighに戻すことを順に行うことで、CO(3)にHighが保持され、初期値としてHighが設定される。
このTFF−IHとTFF−ILの組合せにより、リップルカウンタの初期値の負の値が決まる。
例えば、図7の(a)に示す例では、3ビット目がTFF−IH、2〜0ビット目がTFF−ILであるので、初期化動作により、初期値(−Di)は−8(1000b)になる。
(カウント動作)
次に、カウント動作を説明する。
矢印1に示されるタイミングで、初期値(−Di)が−8(=−24−1)に設定される。
比較器54の出力信号XCMPOはHigh状態になり、NANDゲート580にクロック信号XCIが入力すると、カウンタ58の内部にクロック信号XCIが伝わり、カウント処理が開始され、第1のAD変換期間が開始する。また、比較器54の出力信号XCMPOがLowに変化すると、クロック信号XCIが遮断される。この時点でのカウント値は、−5である。
そして、矢印2に示されるタイミングで、全ビットCO(0),CO(1),CO(2),CO(3)が反転させる。
(全ビット反転動作)
全ビット反転動作を説明する。
信号XCIENをHighに変化させ、信号XINVをLowに変化させると、各ビットのDFF741,742,743,744のCK入力がLowからHighに変化するので、DFF741,742,743,744の出力Qの反転値が、DFF741,742,743,744の入力Dに伝わり、DFF741,742,743,744の出力Qが更新される。この動作により、カウンタの全ビットの出力が反転する。
図7の(b)に示す場合では、カウント値は、−5(1011b)から4(0100b)に変換される。
この反転動作後、信号XCIENをLowに戻し、信号XINVをHighに戻して、カウント処理が可能な状態に戻る。
比較器54の出力信号XCMPOがHighとなり、第2のAD変換期間が開始し、クロック信号XCIが入力されることで、カウンタ58は、反転値(図7の(b)に示す場合は4)を初期値としてカウント処理を開始する。第1のAD変換期間と同様に、比較器54の出力信号XCMPOがLowに変化した時点でのカウント値(図7の(b)の場合は13)が保持される。
この保持されたカウント値は、初期値(−Di)に、第1のAD変換期間でカウントアップされた値(Dr)を加算した値(−Di+Dr)を反転した値(−(−Di+Dr)−1)に、第2のAD変換期間でカウントアップされた値(Ds)を加算した値(−(−Di+Dr)−1+Ds)=(Ds−Dr)+(Di−1)である。
得たい値は、第2のAD変換期間でカウントアップされた値(Ds)と第1のAD変換期間でカウントアップされた値(Dr)との差分(Ds−Dr)である。したがって、保持されたカウント値と初期値(−Di)を反転した値(Di−1)との差分を求めればよい。図7の(b)に示す例では、Ds−Drは、6(=13−(8−1))と算出される。
カウンタ58の負の初期値は、Nビットカウンタ構成の場合、−2N−1以上に設定することができる。したがって、図7の(b)に示す例では、初期値が−24−1(−8)であることがわかる。
(通常時のカウンタの駆動例)
図8は、本実施形態に係る固体撮像素子1の通常時の駆動例を示す図である。図8の(a)は、固体撮像素子1の制御例を示し、図8の(b)は、通常時の出力例を示す。
カウンタ58は、第1のカウント期間の初期値を、負の値(−Di)に設定する。そして、カウンタ58は、第1のAD変換期間において、画素リセット電位をAD変換する。
カウンタ58は、画素リセット電位に対応した第1のカウント処理し、比較器54の出力信号の変化をトリガーとして第1のカウント処理を停止する。ここで、第1ラッチ部591は、第1のカウント期間のカウント処理の停止時の第1のカウンタ値(−Di+Dr)の最上位ビットを保持する。
カウンタ58は、第1のカウント値を全ビット反転した値(Di−Dr−1)を、第2のカウント期間の初期値とする。そして、カウンタ58は、第2のAD変換期間において、画素シグナル電位をAD変換する。カウンタ58は、画素シグナル電位に対応した第2のカウント処理し、比較器54の出力信号の変化をトリガーとして第2のカウント処理を停止する。ここで、第2ラッチ部592は、第2のカウント値(Di−Dr−1+Ds)の全ビットを保持する。
上述した通り、第2のカウント値((Ds−Dr)+(Di−1))は、画素リセット電位と画素シグナル電位との差分と、反転した初期値とを加算した値である。
本実施形態においては、初期値を負の値とし、第1のカウント値を反転するので、通常時は、第2のカウント値が負の値を取り得ない。したがって、Nビットカウンタに対して符合用の1ビットを追加する必要がなく、回路規模縮小、および消費電流低減を実現することができる。
(異常時のカウンタの駆動例)
図9は、本実施形態に係る固体撮像素子1の異常時の駆動例を示す図である。図9の(a)は、固体撮像素子1の制御例を示し、図9の(b)は、異常時の出力例を示す。
ここで、第1のAD変換期間の最大値(Drmax)は、第1のカウント期間における初期値が−Di(Di:自然数)の場合、1クロックを単位としてDi+1以上とすることができる。すなわち、異常時の第1のカウント値は、Drmaxとなり得る。
図9の(b)に示すように、異常時には、比較器54の出力が変化しないので、第1のAD変換期間の最大値(Drmax)となるまで、第1のカウント処理を行う。DrmaxはDi以上であるので、第1のカウント値は0以上である。このため、第1ラッチ部591に保持される第1のカウンタ値の最上位ビットは0である(通常時は必ず負の値が保持される為、最上位ビットは1である。)。このように、第1ラッチ部591に保持された値により、強烈光の受光等の異常が発生したか否かを判定することができる。すなわち、強烈光の受光等の異常の発声の検出が容易に実現できる。また、強烈光の受光等の異常の発生を検出するための回路や検出期間を追加する必要がなく、回路規模縮小、および低消費電力にも繋がる。
また、固体撮像素子1は、ラッチ部等の出力を受ける後段ロジック回路を搭載している。この後段ロジック回路は、強烈光判定のフラグとなる第1ラッチ部の出力を判定し、強烈光であると判定した場合は、ラッチ部の出力に関係なく該当画素の出力をフルコードに置き換える処理をする。また、後段ロジック回路は、強烈光であると判定しない場合は、ラッチ部の出力を置換せずそのまま出力する。
以上のように、第2ラッチ部592に保持された値により画素リセット電位とシグナル電位の差分値を取得することができ、かつ第1ラッチ部591に保持された値により以上の発生を判定することができる。
図10を参照して、カウンタ値の具体的な変化例を説明する。図10の(a)は、本実施形態に係るAD変換部50のカウンタ58によるカウント値の変化例であり、図10の(b)は、比較例のカウンタによるカウント値の変化例である。
図10の(a)、(b)の各々において、(1)画素リセット電位に対応した第1のカウント処理の結果が525であり、画素シグナル電位に対応した第2のカウント処理の結果が3000の明時の場合と、(2)画素リセット電位に対応した第1のカウント処理の結果が523であり、画素シグナル電位に対応した第2のカウント処理の結果が323の暗時の場合の各々について説明する。
まず、本実施形態の場合について説明する。
図10の(a)の(1)に示すように、カウンタ58は、第1のカウント期間におけるカウント処理の初期値を負の値である「−1024」に設定し、第1のカウント期間におけるカウント処理を開始し、比較器54の出力の変化をトリガーとしてカウント処理を停止する。第1のカウント期間におけるカウント処理停止後のカウント値は「−501(=−1024+523)」である。カウンタ58は、カウント処理停止後のカウント値を反転させ、カウント値を「500(=−(−501+1)」にする。カウンタ58は、反転させたカウント値を初期値とし、第2のカウント期間におけるカウント処理を開始し、比較器54の出力の変化をトリガーとしてカウント処理を停止する。第2のカウント期間におけるカウント処理停止後のカウント値は「3500(=500+3000」である。
図10の(a)の(2)に示すように、カウンタ58は、第1のカウント期間におけるカウント処理の初期値を負の値である「−1024」に設定し、第1のカウント期間におけるカウント処理を開始し、比較器54の出力の変化をトリガーとしてカウント処理を停止する。第1のカウント期間におけるカウント処理停止後のカウント値は「−501(=−1024+523)」である。カウンタ58は、カウント処理停止後のカウント値を反転させ、カウント値を「500(=−(−501+1)」にする。カウンタ58は、反転させたカウント値を初期値とし、第2のカウント期間におけるカウント処理を開始し、比較器54の出力の変化をトリガーとしてカウント処理を停止する。第2のカウント期間におけるカウント処理停止後のカウント値は「823(=500+323」である。
このように、本実施形態においては、明時の場合も、暗時の場合も、第2のカウント期間におけるカウント処理停止後のカウント値は正の値になる。したがって、符号用の1ビットは不要であり、12ビット精度のAD変換をする場合は、12ビットのカウンタを用いればよい。
次に、比較例の場合について説明する。
図10の(b)の(1)に示すように、カウンタは、第1のカウント期間におけるカウント処理の初期値をゼロに設定し、ダウンカウント処理を開始し、比較器の判定に応じてダウンカウント処理を停止する。第1のカウント期間におけるカウント処理停止後のカウント値は「−523」である。カウンタは、第1のカウント期間におけるカウント処理停止後のカウント値を初期値とし、第2のカウント期間におけるアップカウント処理を開始し、比較器の判定に応じてアップカウント処理を停止する。第2のカウント期間におけるカウント処理停止後のカウント値は「2477(=−523+3000」である。
図10の(b)の(2)に示すように、カウンタは、第1のカウント期間におけるカウント処理の初期値をゼロに設定し、ダウンカウント処理を開始し、比較器の判定に応じてダウンカウント処理を停止する。第1のカウント期間におけるカウント処理停止後のカウント値は「−523」である。カウンタは、第1のカウント期間におけるカウント処理停止後のカウント値を初期値とし、第2のカウント期間におけるアップカウント処理を開始し、比較器の判定に応じてアップカウント処理を停止する。第2のカウント期間におけるカウント処理停止後のカウント値は「−200(=−523+323」である。
このように、比較例においては、明時の場合は、第2のカウント期間におけるカウント処理停止後のカウント値は正の値になるが、暗時の場合は、第2のカウント期間におけるカウント処理停止後のカウント値は負の値になる。したがって、符号用の1ビットが必要であり、12ビット精度のAD変換をする場合は、13ビットのカウンタを用いる必要がある。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図11に基づいて説明する。本実施形態においては、カウンタの構成が実施形態1と異なる。
図11は、本実施形態に係るカウンタ58aの構成を示す。本実施形態においては、DFF74a1,74a2,74a3,74a4,…,74aNの出力Qは、第2ラッチ部7921,7922,7923,7924,…,792N、および複合ゲート721,722,723,724,…,72Nの各々にも接続する。本実施形態の構成においても、実施形態1と同様に動作する。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、図12〜図13に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
(固体撮像素子の構成)
図12は本実施形態に係る固体撮像素子1bの構成例を示したブロック図である。
本実施形態においては、カウンタラッチ部56bが、カウンタラッチ部56bの上位ビットにおいては、リップルカウンタである上位ビットカウンタ58b、上位ビット第1ラッチ部591b、および上位ビット第2ラッチ部592bを含む。また、カウンタラッチ部56bの下位ビットにおいては、グレイコードカウンタである下位ビットカウンタ80、下位ビット第1ラッチ部821、および下位ビット第2ラッチ部822を含む。
画素列毎の上位ビット第1ラッチ部591aの各々は、上位ビット第1センサアンプ601aに接続する。また、画素列毎の上位ビット第2ラッチ部592aの各々は、上位ビット第2センサアンプ602aに接続する。また、画素列毎の下位ビット第1ラッチ部821の各々は、下位ビット第1センサアンプ841に接続する。また、画素列毎の下位ビット第2ラッチ部822の各々は、下位ビット第2センサアンプ842に接続する。
(上位ビットカウンタの構成)
図13の(a)は、上位ビットカウンタ58bの具体例として、4ビットのリップルカウンタを示している。この4ビットのリップルカウンタは、図7に示す4ビットのリップルカウンタと同じ構成である。
(下位ビットカウンタの駆動例)
図13の(b)は、上位ビットカウンタ58bが4ビットのリップルカウンタであり、下位ビットカウンタ80が4ビットのグレイコードカウンタである場合の駆動例を示す。この駆動例において、初期値(−Di)は−128であり、リセットADカウント値(Dr)は56であり、シグナルADカウント値(Ds)は152である。
図13の(b)を参照して、下位ビットカウンタ80の動作を説明する。
カウンタラッチ部56bの下位ビットにおいて、下位ビット第1ラッチ部821、および下位ビット第2ラッチ部822は、下位ビットカウンタ80の値を保持する。下位ビットカウンタ80は、1つまたは複数の画素列単位に配置される。
下位ビットカウンタ80は、上位ビットカウンタ58bから入力したクロック信号XCIに連動したタイミングでカウント処理を開始し、第1のAD変換期間、および第2のAD変換期間のそれぞれで、初期値0からカウントアップする。
下位ビット第1ラッチ部821は、第1のAD変換期間でカウントされた第1のカウント値の下位ビット部を保持する。また、下位ビット第2ラッチ部822は、第2のAD変換期間でカウントした第2のカウント値の下位ビット部を保持する。
図13に示す例では、第1のカウント値と第2のカウント値の差分の上位4ビットの出力値(208)、第1のカウント値の下位4ビットの出力値(8)、および第2のカウント値の下位4ビットの出力値(8)から、以下のように、8ビットの第1のカウント値と第2のカウント値との差分値を算出する。
<上位4ビット>
初期値:−Di(上位)=−8、
カウンタ出力値:Di(上位)+Ds(上位)−Dr(上位)−1=13
から、
Ds(上位)−Dr(上位)=6
が求まる。
<下位4ビット>
Dr(下位)=8、
Ds(下位)=8
から、
Ds(下位)−Dr(下位)=0
が求まる。
<上位4+下位4ビット合成>
Ds−Dr={Ds(上位)−Dr(上位)}×2
−{Ds(下位)−Dr(下位)}=96−0=96
なお、上記本実施形態においては、画素列毎にAD変換を行う構成であるが、画素毎、または画素グループ(所定行×所定列)単位毎にAD変換を行う構成であってもよい。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係るAD変換器(AD変換部50,50b)は、画素信号線32の電位を、第1のカウント期間と、当該第1のカウント期間に引き続く第2のカウント期間とによりデジタル信号に変換するAD変換器(AD変換部50,50b)において、上記画素信号線32の電位と、時間とともに変化するランプ波形の電位である参照電位とを比較する比較器54と、上記比較器54の出力の変化をトリガーとしてカウント処理を停止するカウンタ58,58a,58bと、上記第2のカウント期間におけるカウント処理停止後のカウント値を全ビット保持する全ビットラッチ部(第2ラッチ部592,592b)とを備え、上記カウンタ58,58a,58bは、上記第1のカウント期間におけるカウント処理の初期値を負の値に設定し、上記第1のカウント期間における、カウント処理停止後のカウント値を、上記第2のカウント期間における、カウント処理開始前に全ビット反転させる。
上記の構成によれば、符号用のビットを用いることなくAD変換することができる。
本発明の態様2に係るAD変換器(AD変換部50,50b)は、上記態様1において、上記カウンタ58,58a,58bは、上記参照電位の変化をトリガーとしてカウント処理を開始してもよい。
本発明の態様3に係るAD変換器(AD変換部50,50b)は、上記態様1または2において、上記第1のカウント期間における、カウント処理停止後の上記カウンタ58,58a,58bのカウント値の最上位ビットを保持する最上位ビットラッチ部(第1ラッチ部591,591b)を更に備えてもよい。
上記の構成によれば、異常の発生を検出することができる。
本発明の態様4に係るAD変換器(AD変換部50b)は、上記態様1〜3において、上記カウンタ58,58a,58bは、上記第1のカウント期間において、カウント値が第1の所定値になるまでカウント処理をしてもよい。同様に上記カウンタ58,58a,58bは、上記第2のカウント期間において、カウント値が第2の所定値になるまでカウント処理をしてもよい。
つまり、カウンタ58,58a,58bは、第1の所定値までカウントすることができ、第1の所定値を超えるカウントができない。同様にカウンタ58,58a,58bは、第2の所定値までカウントすることができ、第2の所定値を超えるカウントができない。したがって、カウント値が第1の所定値となっても比較器の出力変化がない場合は、カウンタ58,58a,58bは、カウント処理を停止する。同様にカウント値が第2の所定値となっても比較器の出力変化がない場合は、カウンタ58,58a,58bは、カウント処理を停止する。すなわち、上記の構成によれば、異常が発生し、比較器54の出力がない場合も、第1のカウント期間では、カウント値が第1の所定値になるまでカウント処理をし、その後、カウント処理を停止することができる。異常発生の検出は、第1のカウント期間で行うことができる。
本発明の態様5に係るAD変換器(AD変換部50)は、上記態様1〜4において、上記カウンタ58,58aは、リップルカウンタで構成されてもよい。
上記の構成によれば、簡易な構成でカウントすることができる。
本発明の態様6に係るAD変換器(AD変換部50b)は、上記態様1〜4において、上記カウンタ58bは、上位ビットがリップルカウンタで構成され、下位ビットがグレイコードカウンタで構成されていてもよい。
上記の構成によれば、態様1と同様の効果が得られる。
本発明の態様7に係るAD変換器(AD変換部50,50b)は、上記態様5または6において、上記リップルカウンタは、TFFおよび複合(OR−NAND)ゲートを含み、当該TFFの入力クロックに当該複合(OR−NAND)ゲートが接続され、当該TFFは、DFFの入力にNANDゲートまたはNORゲートが接続され、当該NANDゲートまたはNORゲートの入力に、当該DFFの出力と初期化信号が接続されてもよい。
上記の構成によれば、態様1と同様の効果が得られる。
本発明の態様8に係るAD変換器(AD変換部50,50b)は、上記態様1〜7において、上記第1のカウント期間における上記カウンタ58,58a,58bの初期値は、上記カウンタ58,58a,58bがNビットの場合、−2N−1以上であってよい。
上記の構成によれば、異常の発生をより正確に検出することができる。
本発明の態様9に係る変換器(AD変換部50,50b)は、上記態様1〜8において、上記第1のカウント期間における上記カウンタ58,58a,58bの初期値が−Diの場合、上記第1のカウント期間は、1クロックを単位としてDi+1以上であり、上記Diは自然数であってよい。
上記の構成によれば、異常の発生をより正確に検出することができる。
本発明の態様10に係る固体撮像素子1,1bは、態様1〜7のAD変換器(AD変換部50,50b)と、光電変換する複数の画素が配列された画素部10と、上記ランプ波形を生成するランプ生成器52と、上記比較器54のオートゼロ期間において、上記画素信号線32の電位が所定以下にならないように保つクランプ部40と、を備え、上記比較器54は、所定単位の画素毎に、上記画素信号線32の電位を読み出す。
上記の構成によれば、態様1〜9と同様の効果を得られる。
本発明の態様11に係る固体撮像素子1,1bは、上記態様10において、上記クランプ部40のクランプ電位は、上記第1のカウント期間における画素信号線32の電位より高く、上記画素部10の電源電圧より低くてよい。
上記の構成によれば、ランプ波形の参照電位を高い電位から低い電位へ変化させることができる。
本発明の態様12に係る固体撮像素子1,1bは、上記態様10または11において、上記クランプ部40のクランプ電位は、上記ランプ波形の傾きに応じて変化してもよい。
ランプ信号の傾きが小さくなると、カウント結果のオフセット値が増加するので、ランプ信号の傾きに応じてクランプ電位を調整する。上記の構成によれば、カウント結果のオフセット値を一定にすることができる。そして、カウント結果のオフセット値が増加し過ぎて、強烈光があったか否かの判定を誤ることを防ぐことができる。
本発明の態様13に係る固体撮像素子1,1bは、上記態様10〜12において、上記クランプ部40のクランプ電位は、当該のクランプ電位と上記第1のカウント期間における画素信号線32の電位との電位差が、上記ランプ波形の傾きに比例するように変化してもよい。
カウント結果のオフセット値はクランプ電位と関係しているので、上記の構成によれば、画素リセット電位とクランプ電位との電位差に応じてカウント結果のオフセット値を増減させることができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1,1b 固体撮像素子
40 クランプ部
50,50b AD変換部(AD変換器)
52 ランプ生成器
54 比較器
58,58a,58b カウンタ
591,591b 第1ラッチ部(最上位ビットラッチ部)
592,592b 第2ラッチ部(全ビットラッチ部)

Claims (13)

  1. 画素信号線の電位を、第1のカウント期間と、当該第1のカウント期間に引き続く第2のカウント期間とによりデジタル信号に変換するAD変換器において、
    上記画素信号線の電位と、時間とともに変化するランプ波形の電位である参照電位とを比較する比較器と、
    上記比較器の出力の変化をトリガーとしてカウント処理を停止するカウンタと、
    上記第2のカウント期間におけるカウント処理停止後のカウント値を全ビット保持する全ビットラッチ部と
    を備え、
    上記カウンタは、
    上記第1のカウント期間におけるカウント処理の初期値を負の値に設定し、
    上記第1のカウント期間における、カウント処理停止後のカウント値を、上記第2のカウント期間における、カウント処理開始前に全ビット反転させる
    ことを特徴とするAD変換器。
  2. 上記カウンタは、上記参照電位の変化をトリガーとしてカウント処理を開始する
    ことを特徴とする請求項1に記載のAD変換器。
  3. 上記第1のカウント期間における、カウント処理停止後の上記カウンタのカウント値の最上位ビットを保持する最上位ビットラッチ部を更に備える
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のAD変換器。
  4. 上記カウンタは、上記第1のカウント期間において、カウント値が第1の所定値になるまでカウント処理し、上記第2のカウント期間において、カウント値が第2の所定値になるまでカウント処理する
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のAD変換器。
  5. 上記カウンタは、リップルカウンタで構成される
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のAD変換器。
  6. 上記カウンタは、上位ビットがリップルカウンタで構成され、下位ビットがグレイコードカウンタで構成される
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のAD変換器。
  7. 上記リップルカウンタは、TFFおよび複合(OR−NAND)ゲートを含み、
    当該TFFの入力クロックに当該複合(OR−NAND)ゲートが接続され、
    当該TFFは、DFFの入力にNANDゲートまたはNORゲートが接続され、
    当該NANDゲートまたはNORゲートの入力に、当該DFFの出力と初期化信号が接続される
    ことを特徴とする請求項5または6のAD変換器。
  8. 上記第1のカウント期間における上記カウンタの初期値は、上記カウンタがNビットの場合、−2N−1以上である
    ことを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載のAD変換器。
  9. 上記第1のカウント期間における上記カウンタの初期値が−Diの場合、上記第1のカウント期間は、1クロックを単位としてDi+1以上であり、
    上記Diは自然数である
    ことを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載のAD変換器。
  10. 請求項1〜9の何れか1項に記載のAD変換器と、
    光電変換する複数の画素が配列された画素部と、
    上記ランプ波形を生成するランプ生成器と、
    上記比較器のオートゼロ期間において、上記画素信号線の電位が所定以下にならないように保つクランプ部と、
    を備え、
    上記比較器は、所定単位の画素毎に、上記画素信号線の電位を読み出す
    ことを特徴とする固体撮像素子。
  11. 上記クランプ部のクランプ電位は、上記第1のカウント期間における画素信号線の電位より高く、上記画素部の電源電圧より低い
    ことを特徴とする請求項10に記載の固体撮像素子。
  12. 上記クランプ部のクランプ電位は、上記ランプ波形の傾きに応じて変化する
    ことを特徴とする請求項10または11に記載の固体撮像素子。
  13. 上記クランプ部のクランプ電位は、当該のクランプ電位と上記第1のカウント期間における画素の電位との電位差が、上記ランプ波形の傾きに比例するように変化する
    ことを特徴とする請求項10〜12の何れか1項に記載の固体撮像素子。
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